吉井英勝 衆議院議員
40期国会発言一覧

吉井英勝[衆]在籍期 : 39期-|40期|-41期-42期-43期-44期-45期
吉井英勝[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉井英勝衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院40期)

吉井英勝[衆]本会議発言(全期間)
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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 衆議院本会議 第5号(1993/10/14、40期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、昨日の総理への質疑を踏まえ、政治改革関連法案について質問します。  まず、総理の改革に取り組む基本姿勢について伺いたい。  細川総理は、予算委員会での志位書記局長への答弁で、企業の政治活動や政治献金について、一概に悪とは言えないと容認しつつ、節度のある態度が必要、度を超したものが多過ぎた、透明性の確保が必要などと述べました。  そこで、佐川急便と細川総理の関係について、まず第一に、佐川急便の政界への数百億円と言われるわいろ・献金攻勢を節度のあるものと考えているのか。二つ目に、佐川から総理への五、六年間で二千五百万円の政治献金は、度を超したものとは考えて……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 衆議院本会議 第7号(1996/02/20、40期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して質問いたします。  初めに、北海道豊浜トンネル事故の犠牲者に哀悼の意を表し、御家族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。  昨年十二月八日に発生した高速増殖炉「もんじゅ」の事故は、発電運転中に起こしたもので、世界最大規模のナトリウム漏えい火災事故でありました。ナトリウムの大規模な漏えいとそれによる火災が発生すると、原子炉のコンクリートから出てくる水とナトリウムが爆発的に反応して原子炉を破壊することにつながりかねない事故でありました。もしプルトニウムなど放射性物質の放出に至っていたら、地域住民に多大の被害を及ぼす危険なものでした。それなのに事故隠しやビデオ改……

吉井英勝[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院40期)

吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 商工委員会 第3号(1993/10/26、40期、日本共産党)

○吉井委員 細川総理は、さきの日米首脳会談で、日米間の不均衡は認識している、日本の黒字を中期的に意味のある形で縮小すると約束をしてきました。通産大臣は、せんだっての委員会でも文春三月号を使われた方がおられて配付されておりましたが、我が国の巨大な経常収支黒字は、世界の撹乱要因とみなされ始めているとして、我が国が一方的に貿易黒字をふやし続けなくとも成長できるように、日本経済の構造改革に取り組む必要があると述べておられます。  そこで、まず大臣に伺いたいのですが、このそもそも異常な貿易不均衡をつくり出してきた我が国内部の要因というのは、自動車、電機などごく一部の巨大企業による異常な輸出攻勢にあったと……

第128回国会 商工委員会 第4号(1993/10/29、40期、日本共産党)

○吉井委員 私が本日の最後の質問者ということになりますので、これまでの質問された方と若干の重複というものを避けがたいところがありますが、そのことを承知した上でお聞きしていきたいと思います。  今、中小業者の皆さんは本当に深刻な事態に置かれております。一昨日、十月二十七日にもテレビで大きく放映されておりました。私も、その集会にもごあいさつに行けば、テレビでもまた改めて見ましたが、日比谷の公会堂で、「つぶされてたまるか!仕事よこせ、資金よこせ 不況打開・営業とくらしを守る全国中小業者総決起大会」――今本当に中小業者の皆さんは、もう生きるか死ぬかというところで深刻な状態に置かれております。それだけに……

第128回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第4号(1993/10/19、40期、日本共産党)

○吉井委員 まず、政治改革の原点というのは佐川、ゼネコン疑惑です。  総選挙後のNHKの世論調査によりましても、八五%の声、これは政治腐敗の防止であり、政治資金の規制強化です。この国民の声にこたえることこそ第一になすべき課題だと思います。最近、ゼネコン汚職が広がり、電力・ガス業界から自民党機関紙誌への広告費という名目でのやみ献金の問題なども発覚し、金権腐敗政治の解明というのは、まさに国家にとっていよいよ緊急かつ焦眉の課題になっていると思います。  そこで、私はまず最初に電気事業連合会の広告費問題からお聞きしたいと思いますが、そもそも電力というのは国民生活にとって不可欠なものでありますし、そうし……

第128回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第13号(1993/11/02、40期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。本日はどうも御苦労さまでございます。  岡原参考人に主としてお伺いしたいと思うのですが、先ほど八幡製鉄判決について、企業献金は個人から個人へ、本来そういうふうに改めるべきだという御発言など、関心を持って聞かせていただきました。これまでいろいろこの関係で書かれたものなども若干読ませていただきましたけれども、政治腐敗の防止に随分関心を持っておられるように伺っております。  そこで伺いたいのですが、この一年間ほどの世界の動きを見ておりましても、小選挙区制度のフランスでも、比例代表制度のイタリアでも、小選挙区併用制のドイツでも、小選挙区並立制の韓国でも、ど……

第128回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第15号(1993/11/05、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、まず、せんだっての本会議でも、総理に法定ビラの問題について質問しました。総理は、所信表明の中などで、政党本位、政策本位の選挙にすると言ってこられたわけでありますし、これまで政党の法定ビラの配布について制限が全くなかったのに、今度は制限をする規定を持ち込んできました。本会議での私の質問に対する答弁というのは、私としては、あれは答弁とは言いがたいと思うのです。なぜ、こういう新たに法定ビラについて制限を持ち込もうとするのか、これをまず最初に伺いたいと思うのです。
【次の発言】 要約すると、小選挙区の選挙に関して、政党の法定ビラであっても候補者の名前を出して支持を訴えることができるか……

第128回国会 地方分権に関する特別委員会 第3号(1993/11/17、40期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。本日は御苦労さまでございます。  後ほと最終答申の「地方分権の推進」については宇野さんの方から伺いたいと思うのですが、最初に鈴木さんの方にお伺いしたいのは、今地方分権ということで、それぞれの方からさまざまな語り方がされるものですから、随分内容は論者によっていろいろあるわけです。中には、例えば三 百程度の一層性の自治体を中心とした地方制度に変えていこうという発想とか、あるいは警察司法というものは国の方で一元的な国家警察ともいうべき体制というお考え方、また国民生活にかかわるものについては思い切って地方へということで、憲法二十五条、二十六条関係の国の責務……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 規制緩和に関する特別委員会 第4号(1994/06/21、40期、日本共産党)

○吉井委員 今回の許認可一括法全体としては、四十の法律のうち四法の廃止を初め多くの法改正というのは行政事務の簡素化になるものであり、賛成できるものでありますが、一括法に含まれている鉄道事業法改正は、近郊線を中心に設定されているB特急料金など、多くの料金が認可から届け出に緩和されるという問題があります。こうした鉄道料金の規制緩和は鉄道運賃の自由化につながるおそれがありますし、国民生活に影響を与える重大な問題でもあり、これは現行法どおり原則認可制とすべきものであると思うわけです。  そこで、初めに鉄道料金の緩和について伺っておきたいのですが、許認可一括法の第三十条関係、鉄道事業法改正案の第十六条第……

第129回国会 商工委員会 第1号(1994/03/24、40期、日本共産党)

○吉井委員 吉井でございます。  日本の繊維産業というのは、日本の経済の中、それから産業史の中でも非常に大事な役割を果たしてきたと思うわけです。戦後の日本の経済が立ち直っていく過程におきましても、日本の産業全体の中で繊維産業は極めて大きな位置を占めてきました。  例えば戦争が終わって十年ほどたった一九五五年で見ましても、製造業に占める繊維の製造業の事業所の中での割合というのは二〇・四%でありますし、当時の従業員数で見ますと、四人に一人に当たる二三%は繊維であった、こういうふうに非常に大きな役割を果たしてきたわけでありますが、これが八五年のプラザ合意の後、円高政策がとられ、円高不況が来て、前川レ……

第129回国会 商工委員会 第3号(1994/05/31、40期、日本共産党)

○吉井委員 かなり深夜になってまいりましたので、皆さんお疲れのところと思いますが、最後の質問者でございますので、御協力をお願いいたします。  私は、原子力発電所とか再処理施設など、原子力施設の安全確保というのは、政府にとって極めて重い責任のある課題だと思うわけです。そのために、美浜原発の事故の調査はもとより、TMIであるとかチェルノブイリであるとかトムスク7であるとか、これらについての事故の調査と深い検討とその教訓を生かした政府の取り組みというものが極めて大事であるというふうに思うわけです。  この原子力の安全性をどう確保するかという点についての羽田政権の取り組みというものを、通産大臣の方から……

第129回国会 商工委員会 第4号(1994/06/01、40期、日本共産党)

○吉井委員 連日にわたる深夜の委員会でございまして、皆さん大変お疲れのところでございますが、最後の質問者ですので、よろしくお願いいたします。  私は、まず最初にガス・電気料金の円高差益の還元の問題をお聞きしておきたいと思うのです。  電気・ガス料金については、昨年十一月から本年九月までの期限つきで、原油値下がりと円高差益の還元ということで暫定措置が実施されておりますが、一世帯当たり、電気で月百円、ガスで月百三十八円ということですが、もともと八九年の料金改定時の算定基準が不当に高く設定され過ぎているという問題があります。それは、大幅な円安、原油高であった一九九〇年度にも各社は高い利益を上げて内部……

第129回国会 商工委員会 第5号(1994/06/03、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、石油公団法の一部を改正する法律案及びガス事業法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  まず、石油公団法改正案であります。  反対理由の第一は、本法案が大企業優遇の現行制度をさらに拡充するものだからであります。石油・ガス油田の探査に対し、成功払い融資制度となっている現行制度に上乗せして、リスクが高いとは認めがたい天然ガスの採取、液化の事業段階に対してまで出資等の優遇制度を拡充するものであり、大企業優遇と言わざるを得ないものであります。  第二に、法案は、石油審議会部会の民間主導の三原則と称する原則のもとで、制度の利用に当たって、国は口を出す……

第129回国会 商工委員会 第8号(1994/06/15、40期、日本共産党)

○吉井委員 ただいま議題となりました、政府提出、製造物責任法案に対する日本共産党の修正案について、その趣旨と提案理由を御説明いたします。  お手元に配付してございます修正案要綱と法案にございますように、抜本的な消費者被害の救済を図る立場から、以下の五項目について政府案を修正しようとするものであります。  その第一は、目的条項である第一条から「国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする」という、いわば経済調和条項を削除し、本法案の目的を製造物の欠陥による被害から消費者の保護と救済を図ることを明確に定めようとするものであります。  第二は、第二条第二項の「欠陥」の定義を、「製造物が、その通常予……

第129回国会 予算委員会 第15号(1994/06/02、40期、日本共産党)

○吉井委員 不況の中で日本の産業が今空洞化していることに、多くの国民が大変心配をしております。  我が国の輸出の五〇%以上というのは大企業三十社が占めておりますが、中心は自動車、電機です。黒字が円高圧力となり、その黒字を生んだ自動車、電機などの大企業が生産拠点を海外へ移転して、国内では人減らしで大きな黒字を出して、一層円高をひどくしてきた。この悪循環を断ち切ることが、今我が国経済にとって重要な問題になっていると思うわけです。  ところで、今大企業は、不況の中でリストラと称して一層の人減らしと下請いじめをやりながら、海外移転をさらに進めて不況を加速している、こういう事態にあります。総理はこの現状……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 商工委員会 第2号(1994/10/21、40期、日本共産党)

○吉井委員 最後の質問者となりましたので、大臣もお疲れのところと思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。  私、昨日、米包括経済協議の問題について、合意内容の質問通告をしておりましたけれども、時間の都合でこちらの方は省略をさせていただきたいというふうに思います。  ただ一点、アメリカの国内法にすぎないスーパー三〇一条による制裁の実施をおどしに使いながら日米包括協議の交渉を進めようとする、こういう手法というものは許しちゃならないと思うわけです。自動車と同部品にとどまらず、そういうやり方は今後同協議の対象となるあらゆる分野に及ぶ危険性がありますし、こういう点では、今回のアメリカの決定に対して欧……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号(1994/11/21、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、まず、食品の安全問題にかかわるところから質問に入りたいと思いますが、現行ガットは、第二十条(d)で「人、動物又は植物の生命又は健康の保護のために必要な措置」はガット協定の一般的例外にすることにしております。これは、自国民の生命保護または健康を守るために各国が採用する食品安全基準措置を妨げてはならないと規定しているものであります。これは、自国民保護の観点から当然のことだと思うのですね。  ところが、今度のWTO協定では、例えば附属書一A物品の貿易に関する多角的協定、衛生植物検疫措置の適用に関する協定の第二条でどううたっているか。衛生植物検疫措置をとる権利を「この協定に反しないこ……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第8号(1994/11/29、40期、日本共産党)

○吉井委員 この委員会で村山総理は、米だけで反対だと言えば日本は貿易立国として成り立たないという、そういう答弁などをしておられましたけれども、逆に言いますと、貿易立国論でもって米とか中小企業などを犠牲にして構わないとするような、そういう合理化をしてしまっていいのかということにもなるわけです。私は、きょうはサービス貿易の問題その他を含めて、少しそこのところを議論をしていきたいというふうに思います。  まず、これまでのガットは物の貿易中心ですが、サービス貿易も含めてという点では、新しいガットをつけ加えたとでもいいますか、そういうところへ来ていると思うのですね。これまでと違って、ですから、物とサービ……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1995/05/31、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、最初にサハリン地震に関連して伺いたいと思います。  まず、犠牲となられた方に哀悼の意を表し、そして被害者の方に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  このサハリンの地震については、北米プレートとユーラシアプレートのちょうどプレートの境界に沿ってということは、マスコミ報道でも、どの新聞なども載せておりましたから大臣もごらんになっておられると思うのですが、このプレート沿いのちょうど地震の空白域と言われるところで、空白域というのは大きな地震と地震の起こったちょうど真ん中あたりですね、そういうところで百年、二百年の関大きな地震がなかったというふうなところですが、そこで巨大な地震が……

第132回国会 科学技術委員会 第2号(1995/02/15、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、きょうは地震観測、予知体制の強化の問題を最初に伺いたいと思うのですが、実は先日、京大の防災研へ行きまして、地震学を初めとする学者の皆さんから、地震のメカニズムなど初歩的なところから、地盤とか構造物の地震応答、耐震性、その他なかなか興味ある問題、分野について見学したりレクチャーを受けてきました。  私が日ごろから思っております一つは、地球の四十六億年ほどの歴史の中で地震など自然現象というものをとらえていくということが大事な視点の一つだと思っているのです。ですから、一万年に一回の割合ということになれば、人間の歴史では気の遠くなるような話ですが、地球の歴史からすれば頻繁に地震が起こ……

第132回国会 科学技術委員会 第3号(1995/02/21、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、昨年八月二十八日のきく六号が衛星のアポジエンジンの故障で静止軌道に入れなかったという問題で、九月十四日、特別調査委員会がつくられて、きょう来ていただいております前田先生が座長を務めていただいて、また分科会の主査も務めていただいて、十一回の分科会で検討されたということを伺っております。  その報告の要旨の中には、アポジエンジンの出力が十分でなかった原因についての検討とか、アポジエンジンの出力を停止できなかった原因について二つばかり挙げての検討といいますか、可能性についての追求といいますか、ありました。その中で、そういうところからの考察として、「地上試験は飛行環境よりも厳しい条件……

第132回国会 科学技術委員会 第5号(1995/03/16、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、まず、放射線とそれから法律案の問題について最初に伺っておきたいと思います。  地球の約四十六億年、NHKの特集番組などによりますと、生命四十億年の族とかそういう特集等も今行われておりますが、そういう歴史の長い中で、宇宙放射線とか大地放射線とのバランスの中で生物は生きてきたというのがこれまでの経過だと思うのです。例えば単細胞のゾウリムシを考えてみますと、自然放射線を断ち切ると増殖は進まないのですね。一度断ち切ったのを自然放射線にさらしますと、また増殖は進んでいく。  それから、別なことを少し考えてみますと、私などは新幹線で東京へ来るわけですが、浜名湖の上を走っているときというの……

第132回国会 科学技術委員会 第6号(1995/06/08、40期、日本共産党)

○吉井委員 原発の推進の人であれ、反対の人であれ、慎重な立場をとる人であれ、原発の危険から国民の安全を守るという点ではみんな一致できますし、一致して取り組まなければいけない課題だと思うのです。  原発の安全性ということを考えるときに、日本で一つの重要な画期をなしたのは、九一年二月の美浜原発二号機の事故ではなかったかというふうに私は思うわけです。それは、加圧水型原発の心臓部に当たる蒸気発生器細管でのギロチン破断が起こったということが一つ。もう一つは、このときに原子炉の中の冷却水温度が飽和温度に極めて接近した。つまりそれは、一時的に核燃料棒のところで膜沸騰が起こったり炉心溶融が起こりかねない、そう……

第132回国会 規制緩和に関する特別委員会 第3号(1995/02/21、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、最初に特殊法人見直し問題から長官に伺っていきたいと思いますが、村山内閣は、行革は内閣の最重要の課題であると言ってきました。  本来、行革と言えば、手をつけなければいけないのは、公共投資をめぐる政財官の癒着とか大手ゼネコンの不正談合問題、軍事費拡大など、そういう肝心なところにまずメスを入れなければいけないと思うのですが、それを特殊法人の統廃合に矮小化してしまうということになれば、これは私は筋が違うことになると思います。行革というのは、本来、国民の立場に立って行政のむだと浪費にメスを入れるということですから、この点は恐らく総務庁長官と本来なら一致していいところだと思うのです。  ……

第132回国会 規制緩和に関する特別委員会 第5号(1995/03/15、40期、日本共産党)

○吉井委員 島田参考人が二十分には出られるというふうに伺っておりますので、約十分間ほどで基本的な議論というのは物理的に無理な話であります。ですから、それは少しおいておくといたしまして、最初に、まず島田参考人に幾つかのことを伺っておきたいと思うのです。  きょういただきましたレジュメのところでも、規制緩和について、物価引き下げを通じての問題とか、種々一ページのところでまず述べていらっしゃって、それから「緩和や撤廃の対象となるべき規制は、そのうち自由な競争を妨げる規制である。」そういう御趣旨に続いて、こういうやり方が世界最高コスト国となったという御指摘ですね。ですから、やはり規制緩和を十分やってい……

第132回国会 規制緩和に関する特別委員会 第7号(1995/04/27、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は最初に、独禁法第九条、持ち株会社の禁止について伺っておきたいと思います。  戦後の民主化の中で、財閥解体と財閥復活阻止のねらいから独禁法がつくられました。中でも、特に民主化の中では、持ち株会社の禁止を想定した独禁法第九条というのは、これは憲法九条と並んで顕著な特質をなすものでありました。  今、経団連、経済同友会などから持ち株会社の禁止を解除するように求めてきておりますが、まず公正取引委員会の見解を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 重ねて伺っておきますが、三月六日の参議院での小粥委員長の答弁も今の御趣旨と大体同じで、三年間研究するということはあるにしても、「私どもといた……

第132回国会 規制緩和に関する特別委員会 第9号(1995/05/24、40期、日本共産党)

○吉井委員 三人の参考人の皆様には、きょうはどうも御苦労さまでございます。  お話を伺っておりまして、特に、日本に比べて公有地比率のうんと高いヨーロッパの町がなぜあんなにきれいにうまくいっているのかなと常々思っておりましたところ、日本に比べて都市計画の面では規制がむしろかなり厳しい、そうしてあ の美しい町をつくるということに随分努力をしてきたということを伺って、なるほどなということも思った次第です。  それで、長谷川参考人のお話の中で、新しい土地の供給としては、一つは市街化区域などの農地に着目をしていらっしゃるような印象も受けたのですが、同時に、今もお話ありましたバブル時代買い集めた遊休地もあ……

第132回国会 規制緩和に関する特別委員会 第10号(1995/06/07、40期、日本共産党)

○吉井委員 最後の質問者でございます。  この通常国会、予算委員会でもこの規制緩和委員会その他におきましても、私は、円高問題などについて随分やりとりしてまいりましたが、円高には三つの要因があるということなどもやってきました。もうそれはきょうは繰り返しません。こうした要因を取り除いて円高の是正そのものをやらないと、産業空洞化の問題など、日本は大変深刻な事態をもたらすことは明らかです。  ところが、円高そのものの是正でなく、規制緩和が最近叫ばれているというのが一つの特徴でありますが、当然、明治以来の古ぼけた、これは実態にそぐわないとかあるいは国民にとってマイナスになる規制を撤廃しなきゃいけない、こ……

第132回国会 商工委員会 第2号(1995/02/07、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、一昨年来、予算委員会また商工委員会等におきまして、産業空洞化と雇用、リストラ問題について取り上げてまいりました。最近、NHKや民放などでも特集番組がよく見られますが、今日、雇用不安それから失業、卒業即就職浪人と、非常に深刻な社会問題が生まれてきております。既に完全失業者は二百万人を超えてきておるというふうに言われております。  その中で永野日経連会長は、非効卒部門の効率化が必要だとして、「その効率化の期間を通じて、かなりの雇用の減少が起きる」「数百万人あるいは千数百万人といった規模のものになると思われます」「アメリカ並みに生産性を上げれば二千万人が余剰となる単純計算も成り立つ……

第132回国会 商工委員会 第4号(1995/02/21、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、まず事業革新円滑化法案について、その基本的な問題から質問に入っていきたいと思うのです。  今回のこの法案というのは、自動車、家庭電器、鉄鋼、化学、繊維など、我が国製造業の約三割を対象業種と想定して、しかもその業種に属する世界有数の巨大企業をも軒並み特定事業者として、それら企業の行う事業革新計画を支援していこうとする、そういうところがあります。これは、これまでのさまざまな産業育成法とか支援法などに比べてみまして例を見ないというのが一つの特徴だと思うわけです。  これまで国の方から支援を受けて、今まさにこれら企業、産業が異常に強い国際競争力を生み出してきたということ、それから日本……

第132回国会 商工委員会 第6号(1995/03/24、40期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井でございます。  きょうの四人の参考人の皆さんのお話を聞かせていただきまして、異常円高の原因ということについて、伺ったお話も考え起こしながら、少し私なりにまとめて理解をさせていただくといたしますと、ドルを基軸通貨としてやってきた国際通貨制度の危機、その根本原因としては、やはり一つには、アメリカがこのドルの基軸通貨としての地位は維持しようとしているのだけれども、しかし、みずからの国際通貨制度安定のための努力というのを払っていない、責任を果たしていないという問題が、伺っておりましても、かなり大きな問題の一つだ、これは私もそういうふうに思っているわけです。  それはまた、……

第132回国会 商工委員会 第7号(1995/03/28、40期、日本共産党)

○吉井委員 私はまず電力料金の問題から伺っていきたいと思います。  今回の法律案の提出に伴いまして、電気事業審議会料金制度部会中間取りまとめを資料として出していただいておりますが、その中で電気料金の国際比較ということについての資料を見せていただきました。この比較の産業用電力料金というところについて伺いたいと思うのです。  日本の場合についてこれを一〇〇とすると、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスについてそれぞれの値というのが示されておりますが、この場合、とりわけ産業用の中の大口の三割を占めている需給調整契約の加入者については、ここに三〇%から四〇%安いという、その注意書きも載っております。で……

第132回国会 商工委員会 第8号(1995/03/30、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、まず初めに、地下鉄サリン事件それから松本サリン事件で犠牲となった方に対しまして御冥福をお祈りいたしますとともに、今も入院されている方など被害者の方に対して心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  そこで、最初に警察庁に伺いたいのですが、三点伺います。一つは、地下鉄サリン事件は、首都中枢機能が集中する霞が関へ三つの路線、五本の電車が大体ほぼ同じ時刻に集中するときに発生した同時多発の事件でしたが、当然組織的犯行というふうに推察されます。仮谷さん拉致事件で強制捜査が行われておりますが、捜査が続けられているオウム真理教に対する強制捜査というのは、地下鉄サリン事件も視野に入れた捜査で……

第132回国会 商工委員会 第9号(1995/05/17、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日米自動車問題に絡むアメリカの対日経済制裁リスト発表について最初に質問したいと思います。  カンターUSTR代表が米国通商法三〇一条に基づく対日制裁リストを発表したわけですが、その内容というのは、既に伝えられておりますように、高級車十三車種、二十万台に一〇〇%の輸入関税をかけ、制裁総額は五十九億ドルに上るというものであります。大体、日米貿易摩擦については、これは日米双方の構造的問題にメスを入れることが不可欠でありますが、問題は、アメリカの国内法にすぎない三〇一条による一方的制裁を前提としたこのアメリカの不当性について、これはこれまで繰り返し指摘をしてまいりました。これは日本の……

第132回国会 商工委員会 第11号(1995/05/30、40期、日本共産党)

○吉井委員 新しい法案をつくる上で、参考人の皆さんから御陳述をいただき、質疑をするということは、法案の審議の上で大変大事な意味を持っていると思います。  私はきょう、持ち時間は一分間ということであります。そこで、三つの質問を固めて、少し早口で申し上げたいと思いますが、ぜひ参考人の皆さんにはよろしくお願いいたします。  第一の質問ですが、厚生省の廃棄物減量化・再利用専門委員会の委員でもありました松田、小豆畑両参考人に伺います。  昨年十月の報告書で、「特に廃棄物の減量化を効果的に進めるためには、製品の開発から再生利用に至る各過程において、排出抑制・再生利用を促す仕組みを整備する」ことが大事だとい……

第132回国会 商工委員会 第12号(1995/06/01、40期、日本共産党)

○吉井委員 この法案は、第一条の目的条項や趣旨説明でも明らかなように、瓶、缶、紙、プラスチックなどの容器包装廃棄物を分別収集して再商品化することによって、最終処分場へのごみ投棄量を減らそうというものであります。住民と自治体の責任で分別収集された一般廃棄物の中から効率的に再資源化、再利用化を進めようという制度でありますが、それはそれとして、最終処分場へ埋め立てられるごみの一定量が減少するものと思います。  問題は、机上の計画を現場で本当に生かしていくには今どういう点をさらに解決していかなければいけないかという問題、そこのところにやはりあると思うのです。  私はせんだって、分別収集をやっております……

第132回国会 地方行政委員会 第12号(1995/04/11、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、最後の質問者になりましたので、古物営業法につきましてはお聞きしたいところ、かなりこれまでの方と重複いたしますので、それで、きょうはこの機会に愛知県豊橋市にある有限会社中部レジャーが経営するパチンコ店、夢広場豊橋店とか夢広場西店などなど七店舗が実は先月開店いたしましたが、これについて少し伺っておきたいと思うのです。  これはたしか沖縄でスロットマシンに違法ROMを取りつけたとして十七店舗の営業許可が取り消されたオーダという会社の店で、このオーダ関連会社は全部で三十店舗が営業許可取り消しとなっておりますが、昨年十二月に県の公安委員会から営業許可の取り消しがあった店で、それが今度有……

第132回国会 予算委員会 第6号(1995/02/01、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、阪神大震災で犠牲となった方々及び被災された方々に哀悼の意を表し、心よりお見舞いを申し上げます。  そして、今回の地震で国民は、新幹線とか高速道路それから鉄筋コンクリートのビルなど、これまで安全だと思っていたものの崩壊に驚き、それとともに、安全だと説明されてきた日本の原発の安全性に大きな疑念を持っています。  先日、実は静岡の浜岡町の総総代、連合自治会長に当たる方ですね、この方が我が党の町会議員に、原発でも安全神話が崩れてしまった、何を信頼していいのか、そういう言葉を語っておられます。政治は、今の国民の疑問や不安にこたえなければならないと私は思うわけです。そこで、きょうは最初に……

第132回国会 予算委員会 第26号(1995/04/20、40期、日本共産党)

○吉井委員 昨日、一ドル七十九円七十五銭というふうに、史上最高値をまた更新いたしました。地場産業それから輸出関連の産業、そして農水産業などは、まさに存亡の危機に今立たされております。  十四日に、日銀は公定歩合を一%に引き下げましたが、これで、年金暮らしの老人世帯にとっては、預貯金の目減りで生活設計が狂ってくるという深刻な事態になっております。  総理は、考えられるあらゆる範囲の対策をすべて盛り込んでつくったと語ったわけですが、政府の対策には、一番肝心なドル安・円高の是正にメスを入れるということが抜けております。  昨日、記者会見で、クリントン大統領は、強いドルということは口にはいたしておりま……

第132回国会 予算委員会 第28号(1995/05/17、40期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党は、私たちは、八九年の坂本弁護士一家拉致事件を初めとする一連のオウム事件の徹底捜査を要求して、また、上九一色村など関係する地元で住民の闘いの先頭に立って、彼らのどんな脅迫や妨害にも屈しないで奮闘してまいりました。昨日、オウム真理教の麻原教祖が逮捕されたことは、全容の解明に向かっての第一歩であります。今国民の最大の関心事は、残存サリンはどうなっているのかということであります。  そこで、国家公安委員長に最初に伺いますが、昨日井上警視総監は、これまでの捜査で、残っているサリンはまずないのではないかと語っていますが、具体的な何か根拠があるのでしょうか。あるいは証明されているのか……

第132回国会 予算委員会 第29号(1995/05/18、40期、日本共産党)

○吉井委員 今回の異常円高で、不況からようやく脱出できるという光が見えてきたかなというところで出ばなをくじかれてしまった、こういうふうなことで全国の中小企業産地、下請中小企業、農業、漁業者の皆さん方はもう声も出ないほど不安に陥れられております。また、日本経済を支えてきた世界にも誇る高い技術力を持った中小企業の一大集積地、東京の蒲田などですね、金属機械加工業の社長さんにもお会いしましたが、仕事をすればするほど赤字になる、物づくりができなくなるという本当に悲痛な声であります。  そこで、総理に私はこの円高の実態をどれだけ深刻にとらまえていらっしゃるかということをお聞きしたいので、少しその観点から御……


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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 科学技術委員会 第2号(1995/10/31、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、科学技術の発展に役立つ法律の立法に当たっては、研究に携わる学者とか、また試験研究機関などの研究者、研究支援者などの、これは非常にすぐれて学問研究の自由や、あるいは研究の自主性、自立性の尊重や保障が求められる分野であるだけに、日本学術会議が六二年の三十六回総会、七六年の七十回総会の二度にわたって勧告を出しております。「科学研究基本法の制定について」という、そのときに法律試案を出しておりますが、それらをたたき台などにして、学者や、あるいは研究にかかわる、識見を持つ方々を国会へ招いての意見陳述などを求めながら法律に仕上げていくというのが最善の道であるというふうに考えているものです。……

第134回国会 科学技術委員会 第3号(1995/11/07、40期、日本共産党)

○吉井委員 十月の十八日からの奄美群発地震に、島民の皆さんの中で不安が大変高まりました。もともとここはユーラシアプレートとフィリピン海プレートのプレートがぶつかって沈み込んでいっている境界に近いところです。今世紀に入ってからは、少し見てみますと、この地域ではマグニチュード七以上が四回、マグニチュード六以上が二十八回、マグニチュード四から六は最近の二十年間に至っては非常に頻繁に起こっているわけですね。特に主な被害地震というのを少し見てみますと、一九〇一年に奄美大島近海地震でマグニチュード七・五、一九一一年には喜界島近海地震でマグニチュード八、そして一九二三年の種子島付近地震でマグニチュード七・一……

第134回国会 科学技術委員会 第5号(1995/12/27、40期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井でございます。  けさほど来の質疑の中で、大石理事長の方からは、すべての情報を積極的に公開するように指示しているという答弁がありました。それから、大臣の方からも、速やかな情報公開が必要だと答弁がありました。  この情報公開の問題というのは一般論で議論をしても余り意味がありませんから、私、特に今回の事故については、あの事故からおよそ二十日間たっているのに一番はっきりしていないことの一つは、一体幾らのナトリウムが漏えいしたのか、このことがあると思うのです。  これについては、既に提出していただいております資料等をずっと読んでおりまして、二次冷却系のCループの配管の分は、……

第134回国会 規制緩和に関する特別委員会 第3号(1995/11/01、40期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、ポール・ホフさんとアラン・コワンヌさんに参考人としてお忙しいところ御出席いただきまして、どうも御苦労さまでございます。  最初にポール・ホフさんに一、二お伺いしたいと思うのですが、実は昨年の秋、トーマス・ジョルダン台頭に日本共産党の本部へも来ていただいて、規制緩和について御要望等お伺いをいたしました。そのとき不破哲三委員長の方から規制緩和についての考え方というものをお話しいたしましたけれども、少し要約的に申しますと、明治以来の実態に合わない数々の規制というものについては、これを撤廃するというのは当然のことだというふうに考えているわけで……

第134回国会 規制緩和に関する特別委員会 第4号(1995/11/08、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、きょうは大店法の規制緩和の問題について質問したいと思うのですが、ただ、その答弁をいただく大臣のけさほどの新聞報道などを見まして、やはりこれは政治姿勢についても、大臣の場合によっては資格や資質にかかわってくる問題ですから、一言お聞きをしておかなければならぬ、こう思いますので、最初に伺いたいと思います。  マスコミ報道によると、日韓併合が無効だったと言い出せば国際協定は成り立たない、あのときは自分の国が弱くてやられたときだから仕方がなかった、植民地時代には日本は韓国によいことをしたなどという発言があったと報道されておりました。  これは十月十一日の記者懇談会での発言で、オフレコ発……

第134回国会 商工委員会 第4号(1995/10/18、40期、日本共産党)

○吉井委員 橋本通産大臣はあしたから四極通商会議に行かれるわけですが、自動車交渉をめぐるCIAの盗聴活動が国会で問題になった直後にカンター代表と会われることになります。九月十五日付のニューヨーク・タイムズの前に七月二十三日付のロサンゼルス・タイムズで、カンター通商代表は、日本や他国との貿易交渉においてCIAが正確な報告をもたらした能力に満足したとしているのを私読みました。国会では、外交ルートを通じて現在照会中だというお話もありましたが、あなたが当のカンター代表と会うというまたとない機会となるわけでありますから、盗聴行為というのは大変不愉快であるという意思表示をやはりきちっとされるとともに、とに……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 科学技術委員会 第2号(1996/02/22、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、「もんじゅ」事故でナトリウムが大体どれぐらい漏れたのかということが一番大事な問題の一つでもあると思うのです。実はこれは十二月の二十七日のこの委員会でも取り上げました。それに先立って十二月の二十六日以前に、最初にナトリウムを装荷した量と事故後回収した量が明らかになれば、差し引きすれば漏れた量というのは出るという一つの考え方が生まれるわけですね、それで資料をお願いしたのです。  科学技術庁の方で随分頑張っていただいて、実は動燃と科学技術庁が随分すったもんだやり合いして、数時間か、もっとかかったかもしれません、委員会の前日の二十六日の夜十時半ごろだったと思うのですが、わざわざ原子炉……

第136回国会 科学技術委員会 第3号(1996/03/27、40期、日本共産党)

○吉井委員 法案の第一条で、新技術の創製に資する基礎的研究というのをうたっておりますが、応用研究、そしてもっと直接の開発を考える場合でも、大学とか国公立の試験研究機関の基礎的分野を、すそ野を広く厚くしてこそうまくいくというふうに思うわけです。  この点で、大学、国立研究所の経常研究費というのを見てみますと、実は先日も京大工学部の附属研究所へ行ってびっくりしたのですが、工学部の一講座当たり積算校費が七百九十九万四千円、理学部の教授一人当たり積算校費が二百七万六千円、理学部の学生一人当たりの積算校費が五万七千三百円、それから理学部の教授の研究旅費、一人当たり十二万四千九百七十円。湯川秀樹博士が活躍……

第136回国会 科学技術委員会 第5号(1996/05/16、40期、日本共産党)

○吉井委員 海洋を放射性物質の汚染から守るための今回の法律改正案ですから、これは非常に大事な意味を持っているというふうに思います。この点で、これからの投棄を禁止するということも大切ですが、これまでに投棄された放射性物質による汚染の問題についてもきっちり調査もすれば安全のための監視体制も強めておく、このことが私はまた一面大事な問題だというふうに思うわけであります。  それで、日本も過去、房総半島沖における放射性物質の投棄の問題などもありましたが、最近では日本海におけるロシアの原子炉投棄の問題が大きな問題になり、この委員会でも三年前に私も質問をいたしました。  特にその点で、世界でこれまで沈没した……

第136回国会 科学技術委員会 第7号(1996/06/13、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、二月二十一日の衆議院の予算委員会の方で、一九八五年に大洗工学センターでナトリウム漏えい燃焼実験を行ったあのビデオ、動燃のビデオを繰り返し繰り返し何度も見せていただいて、それを踏まえて質問をいたしました。このときに大石前理事長は、百数十回のナトリウム漏えい実験をやって安全を確認したという答弁でありました。  私は、実はこの八五年のビデオも、それから「動燃技報」九十二号も、これは漏えい実験をまとめた論文等が載っているものでありますが、読ませていただきました。しかし、六月七日の実験ビデオ、今度の再現ビデオもしっかり見せていただきましたが、その六月七日の実験ビデオにあるような熱電対の……

第136回国会 規制緩和に関する特別委員会 第4号(1996/03/27、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、時間が余りありませんので、田中参考人に最初に伺いたいと思うのです。  規制緩和というのは、本来当然廃止するべきものもあれば、維持すべきもの、逆に強化すべきものとかありますから、それぞれにきちっと議論をすべきものであって、そういう点では緩和一色に塗りつぶすような感じというのは、私は余り感心しないと思っているのです。  ただ、その点で最初に伺っておきたいのは、行革委の構成です。実は昨年十二月十四日の行革委員長談話を見ていますと、通常であれば利害調整を行うため規制維持派の代弁者たることを期待された人にも参画していただくところであろうが、今回は猪突猛進、ひたすら規制緩和に邁進していた……

第136回国会 規制緩和に関する特別委員会 第6号(1996/04/10、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、せんだって予算委員会の方で住専と独禁法の問題を質問もいたしましたので、それできょうは、最初にそちらの方から質問に入りたいと思います。  大臣は、我が国経済社会の抜本的な構造改革を図り、国際的に開かれ、自己責任原則と市場原理に立つ自由な経済社会としていくための不可欠の政策課題であり、内閣の最重要課題の一つというふうに、この間もあいさつをされました。改定計画の方では、「我が国経済における公正かつ自由な競争を一層促進することにより、我が国市場をより競争的かつ開かれたものとするとの観点から、規制緩和とともに競争政策の積極的展開を図る」として、それで金融分野における独禁政策について触れ……

第136回国会 規制緩和に関する特別委員会 第7号(1996/04/17、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、きょうはタクシー事業の分野について少しいろいろお聞きしたいと思うのです。  実は昨年五月二十四日の当委員会の参考人質疑のときには全国乗用自動車連合会理事長にも来ていただいて、タクシー分野に関して陳述を求めたことがあります。そのときにこの理事長は、他の産業に比べて年間労働時間三百十二時間多く、平均年収百三十八万円低いのがタクシー事業の分野だ、そういう紹介がありました。  中西長官の出身地であります福岡県、タクシー事業の分野で、ここは、北九州市とか福岡市が非常に自動車の台数が多過ぎるというので有名なところで、私も東京や大阪におりまして、そして福岡、北九州に行ったときに本当に多いな……

第136回国会 規制緩和に関する特別委員会 第8号(1996/05/22、40期、日本共産党)

○吉井委員 本日は、お二人の参考人の先生方にはお忙しいところどうもありがとうございます。  これまでのこの委員会に出席していただいた参考人の方々は、どちらかといいますと規制緩和推進のお考えの方、あるいは行革委や小委員会のメンバーの方たちでありましたので、批判的見地というのはきょう内橋参考人のお話がほとんど初めて、こういうことにもなりますので、そこで私、十五分の私の持ち時間の中で、主に内橋参考人の方にせっかくの機会ですのでお聞きしておきたいと思います。  一つは、規制緩和万能論とでもいいますか、そういう中で、従来航空の問題などがよく論じられ、それに対する批判的な見解もありましたが、最近この航空問……

第136回国会 規制緩和に関する特別委員会 第9号(1996/06/05、40期、日本共産党)

○吉井委員 きょうは参考人の皆様には御苦労さまでございます。  私は新聞を含めまして著作物の再販制度というのは維持をするべきであると考えているものであります。よく業者サイドの議論もありますが、私は国民や消費者、読者の立場に立って考えてみたときに、再販制度がなくなったときにまず著作物の扱いについてどうなっていくか。これは中小出版社等が淘汰されてしまいますと、国民がみずからの意見を表現したいという、つまり著作物を出したいというそのアクセスの道が絶えてしまうということになるわけですね。  それから、そういう点では中小出版社の存在が非常に大事だということになりますが、一方読者、消費者の側が多種多様な著……

第136回国会 規制緩和に関する特別委員会 第10号(1996/06/12、40期、日本共産党)

○吉井委員 きょうは土地問題を中心に議論する日でありますが、日本の土地の問題というのは、これは国土政策全体にかかわる問題でもあって、六〇年代の高度成長の時期に、三大都市圏を初めとする大都市への人口集中、過密過疎を同時につくり出してきた、そういう中で日本の国土全体が非常に大きなゆがみ、ひずみを生み出しているわけですから、そのゆがみ、ひずみをどう取り除いていくのかという視点から論ずる立場もあれば、ゆがみ、ひずみは出てしまっているのだから、それを一応前提とした上で、かつてのものをどう規制を緩和したり法律を取りかえてしまうかという立場で物を考えるのかという、この点は非常に議論の分かれるところで、実はそ……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第6号(1996/05/31、40期、日本共産党)

○吉井委員 住専の予算が通った後でも、九割近い国民の皆さんが、税金投入は反対だという強い意思を示しております。それで、国民の意思は極めて明確だと思うわけです。  衆参の予算委員会を通じて、総理も大蔵大臣も母体行に追加負担を求めると繰り返し答弁をしてこられました。それは国民の負担を減らそうということで口にされたと思うのですが、まずそのことを確認しておきたいというふうに思います。
【次の発言】 それで、国民負担を減らそうということで追加負担について繰り返し答弁をされたわけですが、そこで、その問題についてきょうは少し伺っていきたいと思うのです。  まず、今度の法律によって、これまでの議論の中でも、回……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第10号(1996/06/06、40期、日本共産党)

○吉井委員 予算が強行された後でも、国民の九割近い世論というものは住専に税金を投入するなという声であります。  住専法案を強行したら国民負担はどうなるのか。  例えば東京共同銀行の債権回収の実績は一五%だ、八五%は回収不能と六月二日付のマスコミ報道がありましたように、担保の土地を売って債権回収を図るというのは、これはなかなか大変なことです。  それで、伊藤忠の不動産関係部門の地価動向調査報告というのによりますと、九五年一月一日の路線価に対することし四月の実勢地価は、東京都心部及び全国主要都市の商業地において、圧倒的に、〇・五ないし〇・八。つまり、売買実例、売買実績というのは、大体路線価の半値前……

第136回国会 商工委員会 第3号(1996/02/21、40期、日本共産党)

○吉井委員 私はまず、きょうは産地中小企業対策について大臣のお考えを伺うようにしたいと思います。  政府は二月九日に、「景気には緩やかながら再び回復の動き」と景気回復宣言を発しましたけれども、中小業者の現状というのは、これはもう景気回復にはほど遠い深刻な事態です。  それで、これまでは自動車、電機など基幹産業における産業空洞化問題、そして下請中小企業問題をこの委員会で取り上げてまいりましたが、きょうはそういう点で、産地中小企業対策、これを中心に伺いたいと思います。  先日、室町時代以来四百六十年を超える伝統を持ち、日本一の家具産地でもあります福岡県の大川市を訪ねて実情を聞いてきました。  この……

第136回国会 商工委員会 第4号(1996/03/13、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、最初に、委員会の持ち方についての日本共産党の見解というものを申し述べておきたいと思います。  日本共産党は、審議拒否とか物理的抵抗で阻止する、そういう立場に立つものではありません。しかし、委員会を構成するかなりの部分が理事会にも委員会にも出席していないもとで委員会を設定し開会するという、こうしたやり方については同意をするものではありません。  問題の出発は、御承知のように、三月一日に、三月四日の日に予算委員会で採決を強行するというその設定が行われたという点では与党の側のルール違反の問題がありますし、同時に、三月四日以降、新進党が議会制民主主義に対するルール違反というやり方を進……

第136回国会 商工委員会 第5号(1996/03/25、40期、日本共産党)

○吉井委員 中小企業新分野進出等円滑化法というのがこの創造法に先立って既につくられておりますが、この法律で新分野への進出を計画して承認されたのは全国で千九百四十六件。その中で支援事業費補助金を支給されたのは全国で四十七件というふうに報告をいただいております。  実は、中小企業新分野進出等円滑化法について、せんだって長崎県へ調査に行きまして聞いてみますと、ここの県では承認は十四件、しかし制度が生かされたのは補助金で一件、償還延長で二件の合計三件だけだ、融資は申し込んでもなかなか受けられないのが実情だということを伺いました。同様のことを実は福岡県へも行って聞いてみたのですが、そうするとやはり同様の……

第136回国会 商工委員会 第6号(1996/03/27、40期、日本共産党)

○吉井委員 昨年の五月三十日に、川崎の東燃の石油精製装置の一部、硫黄回収装置で事故が発生しました。死者三名、現在も意識不明の方が一名、その他重軽傷四十三名という非常に大きな惨事でした。地元の川崎市消防局に聞きますと、三名の亡くなった方はすべて六次の下請であったということなんですが、まず、このとおりなのかどうかを最初に確認したいと思います。
【次の発言】 第六次の下請ですね。そこをちょっと聞いておきたいと思います。
【次の発言】 コンビナート災害が起こるたびに、定期点検の強化、それから日常点検の強化、社員、下請教育の徹底などが言われてきました。しかし、教育の中に入っているのは社員と一次下請まで、……

第136回国会 商工委員会 第8号(1996/04/11、40期、日本共産党)

○吉井委員 参考人の皆さんには、きょうはお忙しいところどうもありがとうございます。  私は、宇都宮参考人にお伺いしたいと思うのですが、先ほどもお話に出ておりましたけれども、自己責任原則ということになりますと、これはやはり業者の方の持っている情報量が圧倒的に多くて、その情報がよく提供されるかどうか、それによって消費者、情報の受け手側の方がきちんと判断されるかどうかという点がやはり非常に大事な点だというふうに思うわけです。  それで、法律に明記するという部分と、その法律を実際にどれだけ積極的に活用したり運用していくかという、その両面からかかわる問題として少し伺いたいと思うのです。  電話の場合です……

第136回国会 商工委員会 第9号(1996/04/22、40期、日本共産党)

○吉井委員 最近、電話勧誘による被害とかマルチによる被害など、いろいろな取り組みがあった中でも依然としてこれがふえてきておる、そういう中で、消費者行政をどう進めていくのか、消費者保護をどう進めるのかということは非常に大事な課題になってきていると思います。そういうときに出されてまいりました訪販法の改正案ですから、これが実効のあるものとなっていくように、そういう立場から質問を幾つかしたいと思います。  一九九四年度の特殊販売に係る相談件数というのは、これは国民生活センターの扱い分で十万二千三百十二件ということになっておりますし、警察庁生活経済対策室の訪問販売等に関する検挙の状況というのを見てみます……

第136回国会 商工委員会 第10号(1996/05/17、40期、日本共産党)

○吉井委員 八七年の国会審議に照らして、この産転法、九年の実績を評価して、そして問題を浮き彫りにして今後の立法政策に生かしていく、このことが今大事な問題の一つだと私は思います。  それで、八七年の議論を少し振り返ってみますと、設備処理中心のスクラップ優先でビルド案が極めて少ないと。これは今与党になっていらっしゃる党の方からの指摘でありましたが、それに対して当時の杉山産業政策局長は、どの程度の雇用機会を新しく提供できるかは確固たることは言えない、事業者自身の計画の中でつなぎとめること、自治体の地域振興計画を応援したいという答弁でありました。  大体この答弁どおりやってきていますか。簡単で結構です……

第136回国会 商工委員会 第13号(1996/06/14、40期、日本共産党)

○吉井委員 昨年末の「もんじゅ」の事故以来、改めて日本の原発政策あるいはプルトニウム政策について国民的な関心も高まり、また同時に、これまでのやり方でいいのだろうかという見直しの議論が随分進んでおります。  そういう中で、「もんじゅ」の事故の後、例えば三県の知事の方たちが出された、福島、新潟、福井ですが、「今後の原子力政策の進め方についての提言」という中でも、「核燃料リサイクルの今後のあり方など原子力政策の基本的な方向について、」「これまでの経緯にとらわれることなく幅広い議論を」というのもありましたし、またその中では、「必要な場合には次の改定時期にこだわることなく原子力長期計画を見直すこと。」そ……

第136回国会 内閣委員会 第8号(1996/06/11、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は改正内容について最初に伺いたいと思うのですが、改正点の一つは、内閣総理大臣補佐官を三人以内置くということと、もう一つは、内閣官房副長官の職務に、命を受けて、内閣官房長官の職務を助けることができ、官房長官不在のとき職務を代行することができる、これを追加するということであります。  最初に、補佐官の職務について確認をしておきたいと思うのです。  改正案十四条の二の二項で、「内閣の重要政策に関し、内閣総理大臣に進言し、及び内閣総理大臣の命を受けて、内閣総理大臣に意見を具申する。」とされています。総合調整や指揮監督の権限は以前出されていたものなどとは違って明記されておりません。つまり、……

第136回国会 予算委員会 第17号(1996/02/21、40期、日本共産党)

○吉井委員 最初に住専の処理の問題について伺いたいと思いますが、住専処理スキームというのは住専七社の資産を昨年一月一日現在の路線価で算定することが基礎になっている、これが出発になっていると思うのですが、まず、これは間違いありませんね。この確認から始めたいと思います。
【次の発言】 八月の発表というのは、昨年の一月一日現在のものが路線価については発表されている、そういうことでしょう。まず、その入り口からきちんとしておかないと。
【次の発言】 ことしの一月一日現在のは、ですから、発表はことしの大体八月ごろになるのですよ。私が言っているのは、あなたのおっしゃった直近のという意味は、昨年の一月一日のも……

第136回国会 予算委員会 第24号(1996/04/03、40期、日本共産党)

○吉井委員 一昨日、我が党の佐々木陸海議員の方も、この間の議論の整理というものを少しいたしましたが、私、昨年十月号の「リージョナルバンキング」における西村銀行局長の講演も読ませていただきました。それから、一昨日の佐々木議員の質問に対する答弁など少し整理してみると、直系ノンバンクについては完全母体行主義で処理をする、独立系ノンバンクは貸し手責任で処理、中間領域に住専は当たる、それは大体中間的な物の考え方になる、大体こういうふうなお考えというふうに理解しました。果たして住専というのが中間なのか、あるいは直系というべきものではないのか、その辺のところをきょうは考えていきたいと思うわけであります。  ……

第136回国会 予算委員会 第29号(1996/04/10、40期、日本共産党)

○吉井委員 昨日の矢島議員の質疑などで、母体行に十分なる体力があるということが明らかになったと思います。また、これまでの質疑で大蔵大臣は、母体行の責任を軽視することは許されないと責任を認めた上で、それにこたえるべき負担をすべきであるという立場で銀行に当たっているということも明らかにしておられます。銀行局長が銀行にどういう主張をしているかということなどについても、これは週刊ダイヤモンドなどにも掲載されておりますし、いろいろなところである程度のことは承知しているつもりであります。  大体、銀行の抵抗している論拠というのは、住専は銀行直系のノンバンクと違って、貸し手責任論との中間のものだという主張と……


吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
39期-|40期|-41期-42期-43期-44期-45期

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各種会議発言一覧(衆議院40期)

吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 商工委員会消費者問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1994/06/06、40期、日本共産党)

○吉井委員 私は、せんだっての六月三日に続いて、まず推定規定の問題から質問に入りたいと思います。  私も土曜、日曜と大阪へ戻っておりまして、生協その他私の知り合いの消費者団体、消費者保護の運動に携わっている方とか、それから「欠陥商品一一〇番」を初めとしてこうしたことに当たっておられる弁護士会やまた個々の単位の法律事務所などにも伺っていろいろ御意見その他聞いてまいりましたが、さまざまな相談が今持ち込まれております。  例えば、大阪で四月に二日間行われた「欠陥商品一一〇番」だけでも、電気で三十七件、自動車の二十四件を含めて、百二十一件の相談がありました。こういう相談事も、かなりいろいろ具体的にお聞……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1995/02/20、40期、日本共産党)

○吉井分科員 せんだっての阪神大震災というのは、これまで大丈夫と思っていた新幹線、高速道路などが次々と破壊されて、本当に安全神話が吹き飛んでしまった、そういう事態であったと思うわけです。  これを機会に、そこから何を学ぶかということになりますと、一つは、災害に強い町づくりをどう進めるかという問題、それから、実際に災害が起こったときに即応していける消防消火力をどのように強化していくかという問題、また、地震全体についての観測、予知の体制を強化するということ、これは私たちが今一番酌み取らなければいけないことだと思うのです。きょうは自治省・消防庁の範囲で、これに関連した立場から伺っていきたいというふう……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1996/03/01、40期、日本共産党)

○吉井分科員 この部屋に入ってまいりましたら随分暑いのでさっきから汗をふきふきなんですが、大臣は早場米の地域の方ですから、この部屋で早場米の栽培でもお考えで暑いのかななんということを思いながらやってきました。  最初に、今も最後の御質問でありましたけれども、私も一問、二百海里経済水域の設定、確立について質問したいと思います。  一昨日、日本武道館で、日本の食糧と漁業、漁村を守るため二百海里経済水域の全面確立を求めるとする全国漁民決起大会が、六千人の代表で開かれました。国連海洋法条約の批准に合わせ二百海里経済水域を設定するということ、これは遅きに失したとはいえ、主権国家として当然のことだというふ……

第136回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1996/02/29、40期、日本共産党)

○吉井分科員 私は、今もお話ありましたが、最初に大店法の問題について伺いたいと思います。  九〇年代に入ってからの三度にわたる法律その他の緩和によりまして、昨年発表された九四年の商業統計速報によれば、九一年からの三年間に全国の小売店が六・六%減、十万五千六百六十店減少ということになっております。特に、従業者規模四名以下の零細商店が一〇・九%減、十三万八千七百八十七店も減少をしております。その従業員も三十一万四千六百八人減となるんですが、実は、この十三万八千店余りの減少というのは、今東京の全商店数が十三万二千四百五十店ですから、東京の全商店がつぶれたこと以上に相当するわけです。本当に深刻な事態で……



吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2023/02/05

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