吉井英勝 衆議院議員
41期国会発言一覧

吉井英勝[衆]在籍期 : 39期-40期-|41期|-42期-43期-44期-45期
吉井英勝[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉井英勝衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院41期)

吉井英勝[衆]本会議発言(全期間)
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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 衆議院本会議 第29号(1997/04/22、41期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、科学技術庁長官近岡理一郎君不信任決議案についで、賛成討論を行います。  動燃の東海再処理工場火災・爆発事故は、我が国の原子力分野での最悪の事故となりました。消火確認という報告がうそであり、最初の被曝者数十人が三十七人まで次々と変えられ、放射能漏れなしが七十キロ先でも検出されるなど、組織ぐるみの虚偽報告が繰り返されました。さらに、新型転換炉「ふげん」で重水漏れ事故が起こり、ここでも事故隠しが発覚しました。これらは、高速増殖炉「もんじゅ」事故とビデオ改ざんに続く許しがたい事態であります。  国民の不安と怒りが高まる中で、近岡長官がこのような動燃に対するみず……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 衆議院本会議 第30号(1998/04/16、41期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、大規模小売店舗立地法案外二法案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  我が党は、既に政府案に先立って、大規模小売店舗法改正案をこの国会に提出しています。  その特徴の第一は、大店法の目的にある「中小小売業の事業活動の機会を適正に確保し、」「消費者利益の保護」を行うという規定に加えて、「良好な都市環境の形成」「地域社会の健全な進展」を追加して、大店法を町づくりの観点からも補強するものです。  第二に、現行の届け出制を許可制に変えることで、ヨーロッパでは当然のこととなっている大型店の出店に許可制度を導入し、グローバルスタンダードに立った大店法へと……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 衆議院本会議 第40号(1999/06/24、41期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、小渕総理のケルン・サミット報告等に対して質問いたします。  初めに、コソボ問題についてです。  今回のサミットの最大の問題の一つは、人道問題を理由にして強行されたユーゴスラビアへの空爆を事実上正当化して、こうした軍事干渉を今後の世界政策の基本にしたことであります。  それは、クリントン大統領が、サミット後のテレビ会見で、大きな民族・宗教対立が起き、それが戦争に発展したような場合、一国の国内にとどまるにせよ、そうした事態をとどめるべきだと述べて、一国の内政に対しても軍事介入することを公然と示しました。しかし、今回のコソボ型武力介入は、内政不干渉、自衛反撃……

第145回国会 衆議院本会議 第47号(1999/07/22、41期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、産業活力再生特別措置法案について、総理並びに関係大臣に質問します。  今、日本経済は、二年連続のマイナス成長、完全失業者は三百三十四万人、完全失業率は四・六%という戦後最悪の状況の中にあります。これに対して、総理は、日本経済の再生、経済の自律的回復を達成するには供給側における効率性の向上と競争力の強化を図ることだとして、本法案を出してきました。法案では、企業が生産性向上を目的に、中核事業への経営資源の集中とその他不採算部門の廃棄、縮小を事業再構築、すなわちリストラと定義し、その支援策を盛り込んだものとなっています。  ところで、ことし二月の予算委員会で……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 衆議院本会議 第4号(1999/11/16、41期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  政府は、今回のジェー・シー・オー東海事業所における臨界事故を契機に、原子力防災に関する二つの法案を出してきました。  それは、原子炉規制法改正案の方で、核燃料加工事業にも国の定期検査を行おうとすること、原子力施設従事者が安全に関する内部告発をできるようにしようというものであります。  また、原子力災害対策特別措置法案の方では、国が原子力災害対策本部をつくり、自治体とは合同協議会をつくること、防災専門官を原子力施設に配置するなどの体制の強化、そして事業者に放射線測定設備を設置することを義務づけることなどとしています……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 衆議院本会議 第11号(2000/03/14、41期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、内閣提出の消費者契約法案について、経済企画庁長官並びに外務大臣に質問いたします。  法案に先立って、まず堺屋長官のディジタルアーカイブズ社問題について質問いたします。  堺屋長官の私設秘書と言われている伊東明子さんが代表取締役を務め、堺屋長官の所有するビルにオフィスを構えるディジタルアーカイブズ社が、経企庁が著作権を持つ経済白書のDVD化を請け負い、さらに、経企庁長官提唱による政府のインターネット博覧会の有識者懇談会技術部会にも同社の古瀬取締役が入っています。  大臣がみずから責任を持つ経済白書や博覧会に、公募や競争入札でない形で請負や参画をさせること……

吉井英勝[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院41期)

吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 科学技術委員会 第3号(1997/02/25、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、最初に「もんじゅ」の問題から伺いたいと思います。  一年余り前の「もんじゅ」事故の後調査に行きまして、特に私が非常に頭の中にひっかかりましたといいますか、注目をいたしましたのは、一九九二年六月にフランスのスーパーフェニックスの事故に対する調査報告書というのが出されておりまして、実はそれを思い起こしたわけです。  その報告書の中では、「高温下で水素放出が起こる可能性を否定することはできない。あらゆる爆発の危険を排除できるように、このような放出の大きさを制限する必要がある。」つまり、ナトリウム・コンクリート反応の後の水素爆発の問題について随分注目をしていたわけです。  それで、昨……

第140回国会 科学技術委員会 第4号(1997/03/18、41期、日本共産党)

○吉井委員 三月十一日に動燃東海事業所でアスファルト固化施設での爆発火災事故が発生しましたが、この事故の状況というのは、発表されるたびに汚染施設が広がっていく、それから被曝者の数もふえてくる、放射線測定値も変わってくるという事態で、一体何を信じよというのかというのが率直に言って国民の皆さんの声だと思います。  そこで、私は、放射能汚染の問題から伺っていきたいと思いますが、アスファルト固化体が爆発によって飛散したときのアルファ線の核種についてです。  それで、プルトニウム239の場合は半減期が二万四千年余りということになりますが、そのプルトニウム239はもとより、238、239、240、242、……

第140回国会 科学技術委員会 第5号(1997/04/01、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、最初に、東海再処理工場のせんだっての事故にかかわって質問をしたいと思います。  アスファルト固化施設へ混入する直前の放射性廃液の成分と、そのそれぞれの濃度とか温度、やはりこれらをきちっと検出して、それをきっちりコントロールするということがないと、アスファルトの中での硝酸ナトリウムの反応なり、あるいはアスファルトの分解の問題とか、その他の反応が進んでいくという問題は当然あり得るわけで、それを防止するということはできないわけですね。それは、ベルギーのユーロケミック社の同様の事故以来、ある意味では国際的な経験であったというふうに言えると私は思うわけです。  そこで、成分組成とか濃度……

第140回国会 科学技術委員会 第6号(1997/04/24、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井でございます。  本日午前中、中野参考人の答弁でも、委員会への提出資料に記載されていたとおりに、三月十一日十時十三分、運転員が目視にて火が消えていると認識したので水噴霧を停止したという表現がありました。同じ表現だったわけですね。  これまでに私は、質疑の中で、アスファルト固化施設のドラム缶などの温度とか部屋のガス組成や濃度などを検出する機器がなかったということ、したがって、消火なり鎮火なりを確認する手段がもともとなかったのだということを明らかにしてまいりました。十時二十二分消火確認というのも、これは虚偽報告で問題なんですが、同時に、この十時十三分の消火を確認というの……

第140回国会 科学技術委員会 第7号(1997/05/15、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、きょうは、三月十一日の動燃東海再処理工場の二十時四分の爆発があったわけですが、それ以降の問題について伺っていきたいと思います。  それで、私は、事故の後、二日後、三日後と続けて現場の方へ寄せていただきましたけれども、あの事故の二日後に調査に入っだときに、爆発で壊れた窓をよく見ると、上の方に少しすすけた色が、破れたところがよく見られるものですから、これはやはり爆発に引き続いて火災があったのではないのかということを現場で伺いました。たしかあのとき樫原副所長さんらから伺ったのは、その可能性も含めて今後事故調で調べられていくでありましようということであったわけです。  それが、最近、……

第140回国会 科学技術委員会 第10号(1997/06/05、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、参考人の皆さん、どうも御苦労さまでございます。  後ほど自由質疑のときに藤家参考人と茅参考人に伺いたいと思うのですが、最初五分ということなので、荒木参考人の方に最初に伺いたいと思います。  最近、原子力委員会の懇談会でも話題になっております最終処分地の問題ですね。あれを電力のコストに入れていくということを考えますと、せんだって日刊工業で紹介されているところでは、電力料金一キロワット時当たり数銭から十銭が大体試算される。  それからもう一つ、六ケ所の再処理工場、日本原燃の分ですね、あれが一兆八千八百億ほどになってきまして、電事連としても……

第140回国会 科学技術委員会 第12号(1997/09/16、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  「もんじゅ」事故とそれからビデオの改ざんとか事故隠し、さまざまなことがありました。再処理工場の爆発、火災以降もさまざまなことがありました。事故が繰り返されて、その真実が隠ぺいされたり改ざんされたりとか、あるいはうその報告が出てきたりとか、なぜこういうことが繰り返されるのであろうか。私は、これは、やはり日本の原子力研究開発とかエネルギーの開発利用、そういう分野において非常に重要な問題だと思うのです。これは、ただ組織改革をやればいいとか、そういう問題以前に、なぜこういうことが起こってくるのか、やはりそのことについてきちんと検討しておく、解明しておく……

第140回国会 商工委員会 第2号(1997/02/21、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井でございます。  私は、きょうは中小小売商店街の問題などについて、大臣の見解を伺っていきたいというふうに思います。  大スーパーの身勝手なやり方が、地域社会に深刻な問題を今引き起こしてきております。  例えば、福岡県で、ジャスコ飯塚店の比較的近いところの穂波というところに、駐車台数千八百台の郊外型のジャスコ穂波店というのが開店した結果、同じジャスコの飯塚店は売り上げが激減してしまって閉鎖ということになり、このジャスコのビルそのものを解体撤去してしまいました。そのために、飯塚市中心商店街では、最初にジャスコが進出してきたときには大変打撃を受けたわけですが、その打撃から……

第140回国会 商工委員会 第3号(1997/02/28、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、JIS表示を許可しているのを見てみますと、中小企業が多いように思うのですね。それは、JIS製品をつくっているということでユーザーの方から安心、信頼が得られる、そういうことにつながっているように思うわけです。  そこで、資本金別、従業員別に見てJIS表示はどのように許可されているのか、初めに実態についてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 今のお話を聞かせていただきまして、大体九割が中小企業の方でJIS表示許可を受けている。JISマークというのが、表示許可を受けた業者とそれからユーザーの双方にとってそれぞれにメリットがあるというふうに思うわけです。今のお答えも伺って特……

第140回国会 商工委員会 第6号(1997/03/21、41期、日本共産党)

○吉井委員 この法律案を考える基礎として、我が国のエネルギーの自給率が今どうなっているかということを初めに見ておきたいというふうに思います。  人形峠から採掘されるウランというのはわずかですから、原子燃料の方は輸入に頼っているわけです。ですから、もちろん原子力は自給に含めないということにして、一九六〇年、七〇年、八〇年、九〇年そして現在、自給率がどのように推移してきたのか、これをまず最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いずれにしろ、世界のウラン資源の埋蔵量そのものからしても、それはそう長いものではないわけですから、今おっしゃったように、五六・六%が今や六・〇%というふうに急速に日本……

第140回国会 商工委員会 第10号(1997/04/16、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は最初に、この法律案の理解を深める上でといいますか、環境庁に聞いておきたいと思いますが、二月の中環審の答申の基本的考え方というのを大体私なりに理解をして要約すると、通常のアセスメントというのは、まず事業者がアセスメントを行う、それに対して住民や地方自治体が意見を出して、事業者が直接声を聞いてアセスメントをやり直したり、手直しをしたり、そういうことも行って、そうして審議や評価をする機関の評価を得て、国が許認可等によって事業に関与する際に、アセスメントの結果を事業の許可あるいは不許可を含めて適切に反映させる仕組みになっている、大体これが中環審の考……

第140回国会 商工委員会 第12号(1997/05/07、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、電気事業法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  反対理由の第一は、改正案で示された仕組みが、一般のアセスメントの手続を定めた環境影響評価法から発電所アセスメントだけを切り離し、発電所の立地推進主体である事業者と通産省の合作による自作自演のアセスメントを行うものであり、公正で厳格なアセスメントを侵害するものだからであります。  通産省は、発電所建設の許認可官庁であるだけでなく、推進官庁としての性格を持っています。その通産省が、環境影響評価の最初の段階である、どんな調査をするかという方法書、そして調査結果とその評価を載せた準備書及び評価書の……

第140回国会 商工委員会 第13号(1997/05/09、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、まず、現行独禁法の第四章、とりわけ九条が独禁法の背骨をなすものですが、これについてはやはり経済民主主義の方向を示しているものであり、これは既にいろいろな方から御発言がありましたように、経済分野の憲法九条という非常に重たい意味があって、まずこのことに非常に重要な意義というものを今日も持っている、ますます大事になってきているということを最初に申し上げたいと思います。  この第一条の目的の中で、やはり大事な点、私的独占、不当な取引制限及び不公正取引方法の禁止、事業支配力の過度の集中防止というのがありますが、同時に、公正かつ自由な競争の促進、さらには雇用及び国民実所得の水準を高めるこ……

第140回国会 商工委員会 第14号(1997/05/13、41期、日本共産党)

○吉井委員 私、最初に根來委員長にお伺いしていきたいと思います。  これまで独禁法が持ち株会社を禁止してきた理由、これまでいろいろ議論がありましたが、沿革的理由とあわせて、財閥の再現を防止する、それから、持ち株会社の性格として、その機能が他の会社の事業活動の支配そのものでありへそれ自体が経済力集中の手段となりやすい、それから企業による株式所有、持ち合い等が海外からの参入障壁、投資障壁として指摘される、企業集団、系列の中核となり、経済力集中の手段となりやすい持ち株会社を禁止することは、市場や取引慣行を閉鎖的、不透明なものにしない点で意義がある、大体この四章研報告の言っていることで、これまでの持ち……

第140回国会 商工委員会 第18号(1997/06/11、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、きょうは中小企業問題について質問したいと思います。  せんだって発表されました中小企業白書で、政府も第一ページ目から「第一章 力強さを欠いた中小企業の景気回復」と評価をしております。つまり、中小企業の経営が非常に厳しいということを指摘しているわけですが、九六年の経済白書で、「四年間にわたる「驚くべき例外的な低成長」にあえいでいる。」とも指摘をして、この間の月例経済報告で、ずっと政府の方は景気は緩やかな回復傾向と言ってから久しいわけですが、九六年版中小企業白書を見てみましても、大企業は、確かに総資本経常利益率も売上高経常利益率も、製造業で見ればはっきり上向いているという状況を読……

第140回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1997/03/04、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、二月十四日の予算委員会で、既に日本のエネルギー政策とそれから三井三池問題について総括的に取り上げました。三井三池が閉山となれば、産業への影響は三百二十五億円、三千人強の雇用対策が必要、人口への影響は七千八百人とされている問題なども紹介して、長期の不況、地域経済の沈下の進んでいる中で地域の住民や自治体にとって深刻な問題だ、それだけに、日本のエネルギーセキュリティーを考えても、地域経済と社会への影響を考えても、私は、国として今回の会社の閉山提案、方針を認めるべきでない、撤回を求めるべきだということを主張しました。そのときに、三井グループの今日あるのは三池のおかげだということ、また……

第140回国会 予算委員会 第13号(1997/02/14、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  一昨日、三井石炭鉱業の久保社長の方が、三池鉱業所を閉山する日程がことし三月三十日と確定しましたと通知に来ました。直接的には、まず雇用と地域経済に大きな影響が出るわけですが、日本のエネルギー政策そのものにもこれは大きくかかわってくる問題です。三井石炭鉱業だけでなく、三井グループには、これは日本のエネルギーと雇用と地域社会や経済に対して、私は大きな社会的責任というものがあるというふうに思います。政府には、日本のエネルギー政策として国内炭をどうするのか、どう守るのか、こういう点についての政治的に大きな責任があります。きょうは、そのことについて質問をし……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 科学技術委員会 第2号(1997/11/06、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井でございます。  十二月に気候変動枠組み条約第三回締約国会議、温暖化防止京都会議がいよいよ開かれるということになってきておりますが、これからも非常に長い時代にわたって存在する可能性を持つ私たちのこの地球と、そしてそこに住む人類の将来を考えたときに、地球温暖化のメカニズムの解明と温暖化防止のために科学技術の果たす役割は極めて大きいというふうに思います。  現に今、科学技術庁は、「地球変動の解明と予測を目指して」という取り組みなどを進めていらっしゃいますし、そういう点で、地球温暖化のためにもつと科学技術的取り組みを強化して、CO2の固定化の技術であるとか、あるいは一次エ……

第141回国会 科学技術委員会 第3号(1997/12/02、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、大臣にお伺いする前に、吉川参考人に二、三お伺いしたいと思います。  動燃改革という問題で、やはり一番国民の皆さんが不審に思ったり問題にしてこられた一つは、虚偽報告であるとかあるいはうそつき体質とまでマスコミに呼ばれた問題だったと思うのですね。ですから、改革する議論に当たって、なぜそういう虚偽報告なりうそつき体質なりが生まれてきたのか、その辺についてどんな議論をなさったのかを初めに伺いたいと思います。
【次の発言】 当然、事故が起こったときに、その解明そのものは、これは技術者、研究者は内部的には検討されたと思うのです。しかし、表に出なかった……

第141回国会 商工委員会 第7号(1997/12/05、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょう私は、大店法、大型店問題について質問をしたいと思います。  けさほど来、十二月二日、三日の全国紙各紙での報道についてと、そして、大臣の方からお答えがありましたから、私はそれ自身は繰り返しません。ただ、大規模小売店舗法の規制緩和はこれ以上やらない、そういうはっきりした姿勢を政府の方が示さないものですから、私は、そういう点では全国紙の報道というのが、政府の態度からして全く根拠のないものだとは考えられないというふうに思います。  そこで、この新聞報道に驚いて、全国各地の商工会議所から一斉に、大店法が廃止されれば地域経済社会に重大な影響を及ぼすこ……

第141回国会 消費者問題等に関する特別委員会 第5号(1997/11/27、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、参考人の皆さんには、お忙しいところ本当にありがとうございます。  私の基本的な立場を最初に申し上げますと、憲法二十一条の要請という点から見ても、文化という問題は規制緩和万能論、市場経済万能論になじむ話じゃない、そういう立場に立っておりますから、著作物の再販制度は維持するべきであるという立場をとっております。  そこで、私は三人の方に順番にお聞きしていきたいのですが、最初に、田中参考人に伺っておきたいのです。  まず、今の著作物の再販制度の問題などを議論しております公取の鶴田委員会、あの委員会、鶴田さんのお説が当初言っておられたことから……

第141回国会 予算委員会 第4号(1997/10/30、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょうは景気対策の問題について伺いたいと思います。  ことし九月に発表されました国民所得統計速報によりますと、GDPは年率換算で一一・二%のマイナス成長となり、翌日のマスコミ各紙は「消費低迷、予想超す」あるいは「予想以上の厳しさ」と書きました。景気が深刻な事態にあることははっきりしております。  九六年の経済白書で、政府も、景気牽引力の二大主役として消費と設備投資を挙げてきました。景気を回復するには、日本経済の景気牽引力の二大主役である個人消費と中小企業の活力を取り戻すこと、ここに直接の対策を進めるということが必要であります。  そこで、……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 科学技術委員会 第2号(1998/03/11、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井でございます。  科学技術を本当に基礎的なところからどんなふうに発展させていくか、こういうふうな問題につきまして、きょうは大臣と御一緒に議論もし、考えていきたい、そんなふうに思います。  そこで、一九九六年七月二日の閣議決定で科学技術基本計画というのが決められたわけですが、その中で「政府研究開発投資の早期倍増」ということをうたっておりまして、「二十一世紀初頭に対GDP比率で欧米主要国並みに引き上げる」、それで、一九九六年度より二〇〇〇年度までの科学技術関係経費の総額の規模を約十七兆円とする、五カ年間で十七兆円で、早く倍増しよう、こういう決定がされました。  この達成……

第142回国会 科学技術委員会 第3号(1998/03/20、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  西澤先生には、きょうは大変お忙しいところ、ありがとうございます。  私も、ちょうど三十年ほど前になりますが、電通研の先生のお隣の研究室の方へ、スパッター方式という、金属薄膜をつくったりシリコンなんかの絶縁体をどう薄膜をつくるかということで、ちょうど先生のお近くの研究室で、高周波をかけてやっていらっしゃったところの門をたたきまして、いろいろお教えいただいたりしたことがあるものですから、きょうは懐かしく先生のお話を聞かせていただきました。  それで早速ですが、先ほど、動燃の事故などについて、エンジニアの技術を疑うような事故であったというお話とか、そ……

第142回国会 科学技術委員会 第5号(1998/04/01、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  動燃事業団法の改正案について、きょうは大きく言って四つの観点でこの法律案にかかわって質問をしていきたいと思います。  最初に、今度の法律改正で事業団を機構というふうに名称を変えるわけですが、名称変更以外に、特にこれが変わるというものを一つ挙げるとすれば、それは何ですか。
【次の発言】 名称の変更だけはよくわかったのですよ。けさほど来の議論を私も聞いておりまして、魂を入れる議論もありました、それから経営責任の明確化とか透明性とかいうこともありました。しかし、これは、経営責任の明確化とか透明性の確保などということは現行の法律によっても本来きちんとな……

第142回国会 科学技術委員会 第6号(1998/04/03、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  前回に続きまして、動燃事業団法についていろいろ質問をしたいというふうに思います。  最初に、この前もやりとりしたわけですが、核燃料サイクルを技術的に確立するために必要な業務を行う、これが今度の新しい法律案で進めようとしている業務の方向なんです。そうすると、核燃料サイクル、もちろん「もんじゅ」などを中心としてですからプルトニウムサイクル、あるいはよく使われる言葉で言えばプルトニウムリサイクル、こういう言葉も使えようかと思いますが、サイクルなんですから、高速増殖炉で、FBRの場合大体何回のサイクルを考えていらっしゃるのか、この辺のところから伺っていきたいと……

第142回国会 科学技術委員会 第7号(1998/04/10、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  せんだっての質問に続きまして、きょうは私は最初に、高レベル廃棄物の処理の技術とか処分地にかかわる問題とか、その辺から質問に入っていきたいと思います。  今、岐阜県の東濃地域で動燃の東濃地科学センターは超深地層研究所計画を進めていますが、高レベル放射性廃棄物の最終処分をここでやる、こういう立場ですか。
【次の発言】 持ち込まないということですが、少し確認しておきたいのですけれども、未来永劫持ち込まない、こういう立場ですか。
【次の発言】 そこだけもう一遍確認しておきたいのだけれども、未来永劫持ち込む考えはないということですね。

第142回国会 科学技術委員会 第9号(1998/05/06、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、きょう、この研究交流促進法についていろいろ御質問いたしたいと思いますが、大学と大学であれ、大学と国立研究所との関係であれ、あるいはまた大学や国研と民間の研究者との間であれ、さまざまな形で基礎的に研究が行われて、その成果が新しい形で応用につながっていったりとか、そういう研究の交流ということ自体は、これは非常に人類の進歩にとっても大事な問題だというふうに考えております。  そのときに、同時に、大学のあるべき姿といいますか、これについて我々は、また一面で非常に深く考えた対応というものが必要じゃないかというふうに思っているわけです。  私、こういう研究交流の問題が出ているときですから……

第142回国会 科学技術委員会 第12号(1998/05/22、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  先日、またきょうも、この間の事故について皆さんからいろいろな御議論がありました。  ちょっと振り返ってみますと、九四年八月の「きく六号」が軌道変更用アポジエンジンの事故で静止軌道への投入を断念することになったということで、これはかつてこの委員会でも参考人の方にも来ていただいて議論をしたことがありました。  そして、近いところでは、昨年の六月三十日の地球観測衛星「みどり」の太陽電池パネル破断事故で衛星としての運用を断念することになったこと、昨年十一月二十八日の技術試験衛星「きく七号」が太陽電池パネル制御系に故障を来して姿勢制御が不能になったという……

第142回国会 科学技術委員会 第13号(1998/06/05、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  日本の原子力基本法におきましては、原子力の研究、開発、利用について、平和目的に限るというふうにしていること、また、平和利用のため、あるいは原子力の持つマイナスの要素、国民の安全とか健康障害とか、そういうことにかかわるものについて、そういうことを防ぐためにも、自主、民主、公開と、公開ということを非常に大事にして、平和利用の点でも安全を守る上でもその点を特にうたっているというのは、日本のいろいろな法律の中でも非常に大事な法律だなというふうに私は思っているわけです。  それで、これまでから、一般的に公開ということを議論する、主張するだけではなくて、具……

第142回国会 商工委員会 第3号(1998/03/11、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、きょうは景気対策の問題について大臣に質問したいと思います。  二月二十三日に経済企画庁は昨年十二月の景気動向指数というのを発表しましたが、景気の後退はさらに深刻、そういう状況にあることが明らかになりました。また、せんだって、ちょうど二月二十八日でしたが、NHKの不況問題についての三時間番組というのをたまたま見ておりましたが、経済界の人たちが一様に、九兆円負担増が消費を冷え込ませたということを語っておりました。実際、九七年度国内総生産は、政府の見通しと違って、GDPの六割を占める民間最終消費支出、個人消費が二・八%からマイナス〇・四%へ落ち込み、全体として一・九%の見込みが〇・……

第142回国会 商工委員会 第5号(1998/03/18、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井でございます。  私、最初にアジア経済研究所の問題から質問をしたいと思います。  アジアの一国である日本にとって、当面の貿易や投資の振興のためという事業目的だけでなくて、二十一世紀のアジアにどのようにかかわり、どのように貢献していくかということを考えたときに、現地に精通した継続的な基礎研究が非常に重要だと思うわけです。この点では、アジア経済研究所のような、お聞きしているところでは研究者だけで百八十名ほどいらっしゃるということですが、これだけの陣容を持った研究所はまず国内にありません。  世界的に見て、アジアを初めとする発展途上地域全体を対象として取り組んでいる研究所……

第142回国会 商工委員会 第7号(1998/04/03、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  本来、大学や国研での研究成果が特許など知的所有権として結実し、産業技術の向上を初め広く社会的に活用されることは、大変有意義なことだと考えております。しかし、そのことが、大学が本来果たすべき真理の探究を通じて人類社会の進歩に貢献するという役割を見失って、大学の研究を産業活動に直結させたり、研究内容や研究活動を民間の新製品開発に従属させるものとなってしまっては、これは長期的に見て大学の学問研究の荒廃と社会的貢献を衰退させるものになってしまう、そういう問題が出てこようかと思うわけです。  大学等における研究成果や技術を民間に移転するときには、このこと……

第142回国会 商工委員会 第8号(1998/04/10、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。私は、前回のジェトロ法のときに引き続きまして、天下りの問題について最初に少し伺いたいと思います。  東京工業品取引所の歴代の常勤役員は、八四年十一月の発足以来、通産省OBの天下り指定席と言われておりますが、理事長ポストは、これは一貫して通産省OBです。この理事長、専務、常務を含む理事になった十九人中九人、約半数がOBということではないかと思いますが、まずこの点を最初に確認しておきたいと思います。
【次の発言】 私、ちゃんとこの歴代常勤役員を既にあらかじめいただいているわけですが、数を数えますと、これは十九人中九人、約半数がOBということ、これは間違いないで……

第142回国会 商工委員会 第10号(1998/04/24、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、大店法廃止関連三法案が提出されて以来、三月三日の予算委員会と四月十六日の本会議で‘欧米各国が大型店の無秩序な出店とそれによる地域経済や地域社会の崩壊に対して規制を強化していること、これと逆に規制緩和をして中心商店街を衰退させることをやっているのは日本だけだという問題、また、今回の立地法など大店法廃止関連三法案を強行すれば事態を一層悪くするということなどを明らかにしてまいりました。きょうは、私はそういう上に立って質問をしたいと思います。  最初にWTOの問題について取り上げたいと思いますが、時間を合理的に使用するために、通産省それから外務省の方から……

第142回国会 商工委員会 第11号(1998/05/06、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、参考人の皆さんには大変お忙しいところ、ありがとうございます。  私、最初に一丸参考人にお伺いしたいと思いますが、全国商店街振興組合連合会の方から出されておりました意見とか、追加意見とか、他の団体のものもそうですが、これまでずっと読ませていただいてまいりました。そこで、ことしの四月に出された要望書にかかわって少しお伺いしたいと思うのですが、今度の立地法についての要望書の中で、第十三条の地方公共団体の施策に関する規定で、「地域的な需給状況を勘案することなく、」とあるのは、国際協定上問題ないものまで禁ずるものではなく云々ということで、皆さん……

第142回国会 商工委員会 第12号(1998/05/07、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、中心市街地活性化事業について中心的に質問したいと思います。  それで、中心市街地活性化事業、あるいは法律についてもそうですし、どんな法律についても、やはり現場の実態に即してよく見ていくということが非常に大事な問題だというふうに思います。そこで、これは予算委員会のときにも取り上げましたので大臣によく知ってもらっている話なんですが、念のために、きょう、福岡県の飯塚市を中心とするジャスコの具体の事例について簡潔にまとめてお話をして、後で伺いたいと思うのです。  ここは、一九七六年にジャスコ飯塚店が一万四千平方メートルの売り場面積で出店したときに、こ……

第142回国会 商工委員会 第13号(1998/05/12、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私、きょうは、株式所有報告制度について最初に伺いたいと思います。  改正案によりますと、国内の親子会社加算後総資産百億円超の会社が、総資産十億円超の会社の株式を一定割合を超えて取得した場合に、三十日以内に報告義務を負うということとなっておりますが、その政令で定める一定割合とは何なのか、まずこのことを最初に伺います。
【次の発言】 そうしますと、現在二%の株式を所有している会社が株を買収して九%まで取得しても、報告する義務はないということになります。現行法では、総資産二十億円超の会社は、年一回全所有株式の報告義務を負うこととなっているのじゃありませんか。

第142回国会 商工委員会 第15号(1998/05/15、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  提案されております家電リサイクル法案は、テレビなど家電四品目の廃棄物を排出するときに消費者が数千円の負担金を支払って指定引き取り場所に持ち込むと、製造業者がこれを引き取って再商品化する義務を負う、こういうものであります。  ここでリサイクルを本当にうまくいくようにするためには何が大事なんだろうか、私はそういう角度からきょうは質問したいと思うのですが、製品開発とそれから商品化の段階、ここで商品の最終処分段階まで見通した製品アセスメントというものを事業者に義務づけて、商品化するときには再利用しやすい材質を選ぶとか形状とか寸法の採用など、再利用、それを考えさ……

第142回国会 大蔵委員会 第4号(1998/01/23、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、きょうは特別減税の問題について、議題となっておりますこの問題で、いろいろ質問もし、深めていきたいというふうに思います。  まず、今日の景気の現状の方ですが、帝国データバンクの調査によりますと、九七年の不況型倒産というのは一万七百四十八件。一万件突破は八五年以来十二年ぶりということです。構成比で見れば過去最悪を更新する六五・七%。五年連続して六〇%を超えています。販売不振による不況型倒産の増加というのは、これは消費購買力の低下によるものであり、消費の落ち込みが今いかに深刻になっているかということをよく示しているというふうに思うんです。  また、九七……

第142回国会 予算委員会 第5号(1998/01/20、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  九兆円負担増で景気が落ち込んでいるのに加えて、大銀行の貸し渋りで中小企業はさらに深刻な事態に今追い込まれています。景気悪化の悪循環を深めているという状況にあると思います。まず最初に、民間金融機関の貸し渋りの問題から質問したいと思います。  この貸し渋りという言葉は、実態からすると、余り正確ではないと思います。実態は貸し渋りどころの話ではなくて、どの銀行でも、貸し付けた金の回収を含めて、資産の圧縮を第一目標に掲げて各支店ごとにノルマを設けて取り組んでいる。大蔵大臣はこういう事態を具体的につかんでいらっしゃるか、まずここのところから伺いたいと思いま……

第142回国会 予算委員会 第17号(1998/03/03、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  せんだって、一月ほど前ですが、NHKの「クローズアップ現代」で、郊外に大型の小売店舗が出店して、既存の商店街がすっかり店を閉じシャッター通りになっている静岡県掛川市と群馬県伊勢崎市を紹介していました。そこでは、高齢化していく社会で、地域のお年寄りの買い物の場がなくなってきて暮らしが大変になってきていること、そのために、市がお金を出して無料の巡回バスを配車して、郊外の大スーパーまでお年寄りを運ぶようになっていることを生々しい映像で見ることができました。  今、全国どこを歩いておりましても、かつての商店街が多くのところでシャッター通りになり、そして……

第142回国会 予算委員会 第30号(1998/03/30、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  昨年の十月の予算委員会以来、最近の消費税五%へアップ後の深刻な不況の問題、景気対策の問題について、何度か橋本総理と議論をしてまいりました。  昨年の九兆円負担増が消費を冷え込ませ、景気を落ち込ませた問題について、総理は、予想した以上にその影響が尾を引いたということをあえて言えとおっしゃるなら、その影響が現実にあったことを認めておりますと私に答弁されました。しかし、ちょっと影響があったなどという生易しいものじゃないというのが現実の姿です。  ところで、この点では、きょうも先ほど同僚委員の質問に対する中で、総理は、消費税導入の問題について、昨年一―三月期は……


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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 科学技術委員会 第2号(1998/09/11、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、初めに、科学技術の振興に当たってその土台となる基礎研究の問題について最初に伺っていきたいというふうに思います。  九八年度予算では、財政構造改革法の縛りなどもありまして、特に科学技術の発展にとって大事な土台をなしている部分の一つに大学がありますけれども、国立学校特別会計への一般会計からの繰り入れが制限されまして、大学等の研究は非常に厳しい状況に置かれております。特に、大学の共同利用研究の基礎的経費では、最大一五%の削減という事態となりました。  これについては、日本学術会議の方も、ことしの五月七日ですが、吉川会長の方から会長談話という……

第143回国会 科学技術委員会 第4号(1998/09/30、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、四人の先生方には、大変お忙しいところありがとうございます。  座って質問させていただきます。  最初に角田先生にお伺いしたいのですけれども、先ほどクローン牛の約半数近くが比較的早くに亡くなったというお話などありましたけれども、これは、未受精卵の細胞質に含まれているミトコンドリアを除いていることによる問題によって細胞のエネルギー生産にかかわる力がうせてしまっているといいますか、そういうふうな問題にかかわるものなのかとか、そういったことを含めて研究中なのかと思いますけれども、今の時点で非常に生存率が低いということもありまして、どうしてなのかなとい……

第143回国会 科学技術委員会 第6号(1998/10/19、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、せんだって、十月十三日の日に、この問題につきましては商工委員会の方でも間宮局長に来ていただいて質問をいたしておりますので、余り重複するようなことにならないように質問していきたいと思います。  それで、最初に確認をしておきたいと思うのですが、一番早く製作に取り組んだ輸送容器が二つあります。それは、九四年十二月に製造を開始して九六年三月にレジンを充てんしたNFT―22B型とNFT―12B型で、いずれも三井造船でつくられたものです、ただし、前者の方は日本製鋼所でも製作されているものですが。これが最終検査を受けたのは九六年十二月十一日、後者は九六年八月六……

第143回国会 金融安定化に関する特別委員会 第15号(1998/09/14、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、長銀を吸収合併するに当たっての正常債権の扱いについて、最初に伺いたいと思います。  住友信託銀行の高橋社長は、六月二十六日の記者会見で、私どもは正常債権のみで合併を考えている、正常債権には第二分類の債権は含まれないと言っていました。  そこで、それでは正常債権の方は承継されるのかということをきょうは聞きたいと思うんですが、八月に野党の要求で当委員会理事会に提出された長銀の自己査定を見てみますと、総額で十八兆七千三百五十四億円、第一分類十五兆九千百十四億円、第二分類二兆三千七百九十六億円、第三分類四千四百四十四億円ということでありました。自己査定で……

第143回国会 商工委員会 第4号(1998/09/08、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  国内の取引であれ、国際的な取引であれ、入札、契約をめぐって曇りのないものにする、公正なものにしていくということは極めて大事な問題だと思っております。そういう立場から、この法律案について、時間が限られておりますので、順次伺っていきたいと思います。  行為の主体について、日本企業の海外子会社は不正競争防止法の対象にならないと説明を受けておりますが、海外子会社の行為が日本親会社の意思と資金によるということが立証されれば適用ということになるし、海外子会社の行為が日本親会社の意思と資金によることが立証できない場合にはこれは適用にならない、こういうことなんですが、……

第143回国会 商工委員会 第5号(1998/09/18、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  午前中の連合審査のときにも申し上げましたが、きょう最初に、金融監督庁に質問する前に少しポイントを絞って申し上げますと、要するに、貸し渋り問題があって、それで今回の貸し渋り対策ということで出てきたのが、法律の改正と予算措置を含めて信用保証協会の基本財産等財政基盤を厚くし、そして中小企業信用保険法の改正、こういうことで対応していこうとしているわけですね。これは非常にいいことで、ただ、これを逆手にとったらといいますか、対策ができたことでもって安心して銀行の方が貸し渋りをどんどんやってくれては、これは本来この立法の趣旨にも反してくるというふうに思うんですよ。 ……

第143回国会 商工委員会 第6号(1998/09/25、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、先ほど太田議員からも、今西川議員からもお話がありましたけれども、やはり私も、今回のこの法律案の扱い方というのは本当にちょっとひど過ぎると思っているんです。  昨日、持ち回り閣議で決定されたということで、本当にきちっとした閣議を開いて、そして議論もして通すべき内容だというふうに思っているんですよ。そして、九月三十日までにということで、実は当初は、きょうの昼から本会議を開いて緊急上程するから、午前中時間が余りないんだと。全く審議の面でもどたばたなんですね。  そして、そういう急な話になってきたものですから、一昨々日でしたか、私どもの党の方でも、急な話……

第143回国会 商工委員会 第8号(1998/10/13、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井です。私は、きょうは原電工事のデータ改ざんが行われた問題について質問をしていきたいというふうに思います。  問題のデータの改ざんが行われた時期なんですが、モックアップ試験と言われているものについては、実は一九九六年の二月ごろから行われております。  この九六年の二月という時期は、九五年の十二月に例の動燃の高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏えい火災事故があって、それに対して、特にビデオの改ざん問題とか、原子力分野が、データだ、ビデオの改ざんだ、でっち上げたなんだというので大変な信頼を失った時期なんですよ。そして、そういう大変な時期に、データの改ざんなんというようなも……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 科学技術委員会 第2号(1998/12/11、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初に、輸送容器のデータ改ざん問題の方から質問をしたいと思います。  十二月三日に検討委員会の最終報告書が出ておりますが、その中の、私、非常に大事だなと思ったポイントの一つは、こういうことがありますね。「レジンの成分の変化による線量当量率への影響は少ないとの結論が得られた。」とあります。ですから、原子炉規制法や政令などに示す安全基準という点では、これはレジンの中のボロンと水素などの濃度、こういうものが相当変わっていても、表現としてはかなり変わっていてもと言う方が適切かもしれませんが、法令上は安全基準はクリアできるんだ、こういう意味だと思うん……

第144回国会 商工委員会 第1号(1998/12/04、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、新事業創出促進法案について、まず伺っていきたいと思うのです。  この法律というのは、地域の産業資源を有効に活用して地域産業の自律的発展を促す、その仕掛けをつくっていくというところに一つの大きな目的を持っているものというふうに説明も伺いましたし、理解もしているつもりです。  そこで、この立場から、テクノポリス法とか頭脳立地法、地域ソフトウェア法などを廃止して新法に発展的に移行するとしているわけですが、そうすると、これまでの法律が、まずテクノポリス法ならテクノポリス法について見たときに、どのように機能してきたのか、そしてどんな課題にぶつかっているのか、それを解明していくことが今非……

第144回国会 商工委員会 第2号(1998/12/08、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました新事業創出促進法案並びに小規模企業共済法及び中小企業事業団法の一部改正案に対する反対討論を行います。  まず、小規模企業共済法及び中小企業事業団法の一部改正案についてですが、長期にわたる低金利を理由に共済金支給額を削減することは、低金利政策を進めてきた政府の責任を棚上げし、そのツケを小規模事業者である加入者に押しつけるものであり、反対します。  次に、新事業創出促進法案です。  我が党は、新規事業の創出を促進すること自体は中小企業と地域経済の発展にとって必要なことであると考えています。本法案は個人に対する創業支援など評価できる部分も……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 科学技術委員会 第2号(1999/02/09、41期、日本共産党)

○吉井委員 私、日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、けさの大臣の所信にもありました原子力の問題と、それから宇宙の研究開発の問題について、きょうは質問をしていきたいと思います。  それで、動燃の方にも参考人として来ていただいておりますので、最初に、原子力の関係から聞きたいと思います。  日本原燃の六ケ所ウラン濃縮工場の遠心分離法を使った機械というのは、動燃の人形峠事業所で開発されたもので、一度運転を始めたらメンテナンスフリーで、定期的に運転をとめての点検をする必要がないものだということでありますし、また、動燃の人形峠事業所では、ウラン濃縮原型プラントは、これは八九年五月の全面運転開始以来……

第145回国会 科学技術委員会 第3号(1999/03/11、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、後ほど、大変お忙しいところをお願いいたしました原研の松浦理事長の方にも伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最初に、きょうのテーマでありますキャスクのデータ改ざんの問題から伺いたいと思うんですが、これは、法令基準に照らしただけであれば、問題になった輸送容器はもともと基準値内であったわけですよね。設計変更承認申請書の値も当然法令基準をクリアしているものです。中性子遮へい材の材料仕様値を、初めから設計変更承認申請の値を使っておれば、いわばデータ改ざんを考えなくても製作後の容器承認を得られたというものであります。  そこで、……

第145回国会 科学技術委員会 第5号(1999/03/16、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、原賠法につきましては科学技術庁の皆さんからもいろいろレクチャーも伺いまして、それで、日本の原発等、原子力施設における災害に当たってはその損害を賠償していくという仕掛けが大体つくられていると。金額等につきましては、これはもちろん時代の変化等によってまた考えていかなければいけないでしょうし、そのことにつきましては大体レクチャーを伺ってよくわかったつもりなんですが、ただ、一つ穴があいているんじゃないかなというふうに思っているんです。  それは、例えば横須賀などに原子力艦船が入港してきたとき、入港中にそこで原子炉の事故を起こしたときにどうなるかと……

第145回国会 科学技術委員会 第8号(1999/04/27、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に電事連の前田参考人に伺いたいというふうに思います。  実は、けさの陸奥新報などに、あるいはデーリー東北とか東奥日報に紹介されておりますが、六ケ所の再処理工場の操業二年半延期の問題ですね。これによって、当初八千四百億円に考えられていたものが一兆八千八百億円、とうとうこれが二・五倍の二兆一千四百億円へ膨らみ、最終的には三兆円ぐらいかかるものになるんじゃないかとも言われているわけですね。それで、二〇〇三年一月から操業を二〇〇五年七月からと、これは六回目の先送りということで、どうも六ケ所の再処理工場というのはなかなかうまくいっているような見通しは……

第145回国会 科学技術委員会 第9号(1999/05/07、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、この原子炉規制法改正案の審議に当たりまして、最初に、原発がどんどん増設されていく、増加に伴って使用済みの核燃料がふえるのは当たり前の話です。その発生量、これは各原発サイトごとに、暦年で使用済み燃料が幾ら発生したのか、毎年の総合計で何トン・ウランかをまず聞きたいというふうに思うわけです。六六年に日本で原発の運転が開始されて以来のデータ、持っていらっしゃったら国会へ出してもらうことができるわけなんですが、まず、これは国会の方へ出せますか。
【次の発言】 それは、各原発サイトごとに暦年のデータで出してもらえますね。これを確認しておきたいんです。

第145回国会 科学技術委員会 第10号(1999/05/12、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、前回の質問におきまして、原子力長期計画の基本的な考え方、つまり、使用済み核燃料を全量再処理して、取り出したプルトニウムを全量使っていくという立場に立ったサイクルを考えてきたわけですが、そのサイクルそのものが今実態として破綻をしている、だから、使用済み燃料の形でだぶつくか、再処理を進めればプルトニウムの形でだぶついてしまうかという問題に直面しているという角度からの質問をいたしました。  きょうは、そのサイクルを考えたときに、いわば濃縮工程から燃料につくって、そして原子炉の中で燃やすわけですが、そのサイクルの中の原子炉にかかわるものについて伺……

第145回国会 科学技術委員会 第11号(1999/07/01、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょうは最初に、「もんじゅ」事故から学ぶべきものは何なのかということを大臣と御一緒に少し考えてみたいと思うわけです。  高速増殖炉で一番やはり問題になってくるのは、プルトニウムとナトリウムの技術の問題であること、これは共通の認識だというふうに思っておりますが、実はせんだって、電力中研の服部さんという方が指摘しておられるのを見ていまして、これはなかなか当を得ているなと思ったのです。  ちょっと御紹介しますと、ナトリウム機器の各要素の故障率は時間当たり十のマイナス三乗から十のマイナス五乗、これに対して、水というのは数千年の歴史的経験を積んでい……

第145回国会 科学技術委員会 第12号(1999/08/10、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  この敦賀二号機につきましては、ちょうど今回と同じ化学体積制御系配管での冷却水漏えい事故というのは九六年の十二月二十四日にも起こりまして、年末年始の休みに入った時期ですが、私はあのときも十二月二十九日に調査に入りました。それは、一次冷却水が失われるということは極めて深刻な問題に発展しかねない、そういう認識から行ったのですが、原電の会社側の人たちも、これは非常に深刻なものだという認識を持っているというお話でした。このときに、私はこの部分の点検が十年に一回だという回答をいただいてびっくりしたのですが、そのときに、一次系はすべてやはり点検をやるべきだ、……

第145回国会 科学技術委員会 第14号(1999/10/19、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  参考人の皆さんには、朝からどうも御苦労さまでございます。  私は、最初に、今回の事故について、臨界事故の判断の時期とその根拠はどこに求めて進められてきたかというその問題から入っていきたいと思うのです。  最初に、ジェー・シー・オーの越島所長には、臨界事故だと判断したのは発生から十分後のことだった、こういうお話を以前にもあなたの会社へお訪ねしてお聞きもいたしておりますし、現地の方でも公式にもそういうお話をしておられますが、事故発生から十分後に臨界事故だと判断されたその根拠はどこにあったのか、これをまず最初に伺いたいと思います。

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第10号(1999/06/02、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょうは、地方分権一括法の中での条例制定の問題について、今、全国、大都市部であれ地方都市であれ、問題になっております大型店の問題にかかわって見ていきたいというふうに思います。  私も、本当に、商工委員もやらせていただいておりますから、全国各地を見ていて、この間も山形県の酒田、新庄とかに行ったときもそうでしたが、大臣の熊本の八代市、隣の小川町、ああいうところの、いわゆるダイヤモンドシティの進出による商店街の問題とか、各地を見ておりまして、その影響たるや本当に深刻な問題がさまざま広がっております。それは、今日、規模が十万平米、二十万平米、三十……

第145回国会 商工委員会 第3号(1999/02/10、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  先日の予算委員会で、我が党の志位書記局長の質問に対して、地方財政の危機の一つの重要な原因が公共事業の膨張にあったという事実については、小渕総理が、事実であると思いますと認めました。また、財政危機をもたらした責任について、国もその責任の側面というものは持っておるという答弁もありました。  そこで、きょうは私は、国の政策誘導によってどのように地方の負担や借金が膨らんでいったのか、こういう角度から少し見ていきたいというふうに思います。  まず、国と地方の公共事業、これは行政投資の実績ということになりますが、最初に自治省の方に確認しておきたい。  行政投資は、……

第145回国会 商工委員会 第5号(1999/03/10、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  最初に、中小企業総合事業団法案の中小企業金融にかかわる貸し渋り問題から質問をしていきたいと思います。  皆さんのお手元の方に資料を配付させていただいております。  これを見ましても、昨年の十月以降、これは本当は一月、二月も入れたかったのですが、銀行の方の貸出残高実績が十二月まで、一番新しいデータになりますので、一応そこで切らせていただいております。そうすると、明らかに、都銀に係る特別保証承諾はこの三カ月間で二兆四千七百十四億円、信金の方については三兆五千五百八十七億円、それだけこの特別保証は非常に大きな役割を果たしていたというふうに思うわけです。全体で……

第145回国会 商工委員会 第7号(1999/03/19、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  本日の訪問販売法、割賦販売法一部改正案などの審議に当たって、私は、やはり消費者団体などの意見を国会として聴取する参考人質疑の時間をとることなどが必要だというふうに考えてもまいりましたし、日本共産党としてはそのことを提起もしてまいりました。本来、時間をかけて議論できるはずのものなんですが、しかし、何か急に出してこられたという形で、十分そういうことができないようになってしまった。こういう点では、政府としてこういうやり方というのはいいやり方じゃないと思うんです。  やはり、こういうものは国会としても十分時間をかけてやれるように、政府として、法案の提出の時期と……

第145回国会 商工委員会 第8号(1999/03/23、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私、最初にアジア危機の原因について質問しようというふうに考えておりましたが、先ほど堺屋長官の、質疑への、八〇年代以来の、かなり御丁寧な答弁も聞いておりましたので、それで、端的に伺っておきたいと思いますのは、経済企画庁の「アジア経済一九九八」で、真実の成功と見せかけの成功ということを指摘して、金融システムの強化を図ることなく対外資本の流入規制を緩和した、規制緩和によって短期資本中心の流入が起こり、バブル的不動産投資、過大投資、その後外資が一挙に逆流し、巨額の不良債権の発生、通貨の下落、通貨・金融危機によって経済困難に陥った、こういう指摘があります。  今……

第145回国会 商工委員会 第10号(1999/04/20、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは私、まず、九五年に卸電力の自由化というのをやって以降の問題を最初に少し見ておきたいと思います。  せんだって四月一日の朝日新聞なんですが、「各社が「卸電」安値にゃ感謝 でもどないしょ近所に発電所」というので、実はこれは神戸製鋼神戸製鉄所のところの問題について、三十四歳の主婦の方がちょうど新聞に投書をしておられて、その問題から問題提起をしてマスコミ等でも紹介されたわけですが、私、そこでまず、神戸製鋼の発電所について、主婦の方が御心配しておられる向きもありますので、若干最初に伺っておきたいと思います。  環境庁に伺いますが、現在の神戸製鋼神戸製鉄所……

第145回国会 商工委員会 第11号(1999/04/27、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは特許法について最初に、早い、強い、広い保護を目指すということで、今回の法律改正に当たってもいわゆるプロパテント政策を進めていくということで法案の提出ということになっているわけであります。  そこで、少し最初に伺っておきたいのは、日本とアメリカの出願に伴う審査請求の数、それから、審査官の数が八五年と九五年で見たときにどういうふうになっているのかということ。それから、調査室が出していらっしゃる資料を見ていますと、九七年と九八年でアメリカでは審査官が四百七十二名ふえている。日本の場合は同じ九七年から九八年の一年間でふえた数が十三人ということになります……

第145回国会 商工委員会 第12号(1999/05/14、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、四人の参考人の皆さん方に、順番にお伺いしたいと思いますが、初めに、浦野参考人にお伺いしたいと思います。  いろいろな書籍、雑誌等にいろいろ書いていらっしゃるのも読ませていただきまして、非常にわかりやすいお話で始まったものとしては、昨年十一月の週間東洋経済の方に書かれたもので、読んでおりまして、PRTRの出発としては、そもそも絶対安全な化学物質などはない、だから、化学物質は、強弱の差はあれ本質的に有害性というリスクを持っていることをしっかり認識し、企業も、安全性を疑われたら経営危機に陥るということを自覚して、自分の使う化学物質の情報を把握し……

第145回国会 商工委員会 第14号(1999/05/19、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初に伺っておきたいと思いますのは、九二年の国連環境開発会議で採択されたアジェンダ21の十九章で、PRTRについて、有害化学物質の適切な管理を明記して、九六年にOECD理事会が加盟各国に対して、PRTRの実施勧告と附属書「PRTR制度構築に係る原則」を出したわけです。もちろん日本政府も参加しているわけですが、日本の今回のPRTR法は、この一連の国際的取り決めや約束に基づいて始まっているものであります。  一方、その内容の方については、勧告に先駆けてアメリカ、カナダ、オランダ、英国などのPRTR制度の構築と、中でもアメリカのTRI、有害化学物質排出……

第145回国会 商工委員会 第15号(1999/05/21、41期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表し、政府提出の特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律案に対する修正案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。  化学物質の排出、移動の把握と公表、いわゆるPRTR制度は、国民の健康と環境汚染の未然防止にとって一定の役割を持つ制度であり、その創設には積極的意義があります。  しかし、政府提出の法案には、一つ、営業秘密の判断が所管省庁の権限とされ、所管する事業者への公正な対応ができなくなるおそれがあること、二つ、地方自治体の責任と権限が不明確で、事業所データが十分生かされないおそれがあること、三つ、ファイル記録事項の開示……

第145回国会 商工委員会 第17号(1999/06/11、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  今回のこの法案について考える上で、規制緩和万能論が横行する中で、国民の安全を守る上で必要な検査から国が手を引くことがあれば、それは重大な問題だというふうに思うわけです。そこで、溶接検査が原発でも自主検査になる問題を例にとって、少し吟味していきたいというふうに思います。  原発の検査は従来どおり国がやると言いつつ、溶接検査からは手を引くということでありますが、九〇年代に入ってから原発における溶接部のトラブル、あるいはそれによる冷却水漏えい事故が起こったりとか、そういう問題は件数でいえば何件あったのか、まずこのことから伺いたいと思います。

第145回国会 商工委員会 第18号(1999/06/15、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  まず、大企業の圧倒的な支配力のもとで、中小企業が協同組合等をつくって、共同して公正な取引や自由競争の基礎的条件を実現している独禁法適用除外の部分は維持されることになりますので、この法案については賛成するという立場を最初に明らかにしておきたいと思います。  その上に立って、独禁法の厳格な運用が必要な問題について見ていきたいと思います。  今、子供たちに人気の高いゲーム機、そしてソフトの販売をめぐって、市場占有率が五〇%をはるかに超えているSCE、ソニー・コンピュータエンタテインメントのPSと言われているプレイステーションや、バンダイのワンダースワ……

第145回国会 商工委員会 第21号(1999/07/27、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初に、産業活力再生特別措置法案の目的について、供給面の体質強化として、「経営資源の効率的な活用を通じて生産性の向上を実現するため、」というふうにしておりますが、まず、これに先立つ議論の方を少ししておきたいと思うのです。  ことし一月二十九日に閣議決定した産業再生計画の中では、今日の日本経済の問題を「民間需要の大幅な落ち込みによる有効需要の減少に起因する実体経済の悪化が金融システムの機能低下を通じて実体経済をさらに悪化させるという悪循環の中にあり、需要面が経済活動のネックとなる状況」だと指摘をしておりました。  この法案でもそうですし、九九年版経……

第145回国会 商工委員会 第22号(1999/07/28、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは五人の参考人の皆さんに御苦労をいただきまして、私はまず、そのことに対して、御苦労さまですということを申し上げたいと思います。その上で、時間が限られておりますから、せっかく五人の方に来ていただきながら、お一人お一人にという、ちょっとそこはなかなかまいりませんので、質問できない方についてはひとつ御容赦いただきたいと思います。  私は、きょうは、この法律に一番かかわりのある労働界の参考人の方と、それから産業競争力会議の参考人の方に質問をいたしたい、こういうふうに思います。  最初に野口参考人に伺いたいわけですが、法案第三条六項六号「従業員の地……

第145回国会 予算委員会 第8号(1999/02/02、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、私は、景気対策について質問をいたしたいというふうに思います。  先日、我が党の志位書記局長の質問では、この大不況の中で庶民にさらなる増税をかぶせて経済に何の影響もないと考えるのか、こういうふうに問うたのに対して、総理や各大臣から直接の答弁はなくて、消費マインドはわからないとか、気の持ちようだとも受け取れるお話もありました。  後ほどそういうマインドのことも触れてまいりますが、いずれにいたしましても、まず最初に、政府の九八年経済の回顧と課題、いわゆるミニ経済白書において書いてあるところから入っていきたいと思うんですが、世帯主にも雇用不安が広がっ……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 科学技術委員会 第1号(1999/11/10、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  せんだって、この委員会での資料要求が他の委員の皆さんから行われまして、けさほどの理事会で確認して科学技術庁の方から提出していただいたわけですが、実は、これは私の分だけ欠落しているのかと思ったら、全部欠けているんですね。それはどこが欠けているかというと、核燃料物質加工事業変更許可申請書の一番大事なページが抜けているんですね。「臨界による事故の程度、影響」で、「臨界事故については当施設では、「変更後における加工施設の安全設計に関する説明書」に示した様にいかなる場合でも安全であるよう十分な設計がなされているので臨界事故は起り得ない。」この変更許可申請……

第146回国会 科学技術委員会 第3号(1999/11/17、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、きょうは、今度の防災関係の二法について、やはり立法府として新しい法律をつくる、あるいは一部改正にしても、法律ができてしまいますと法律がそのまま生きてきますから、いわば逐条解説的に、大事な部分についてはしっかりその部分ごとに議論をして、将来、法が執行されるときに生きてくるような、そういうことが大事だなと思いまして、それで最初に、原子炉規制法の六十六条の二に関連して、ここは、主務大臣に対する申告、いわゆる内部告発の問題ですが、この問題について伺っておきたいと思います。  国内では、この内部告発という考え方ですが、どういうふうな法律とか理論に基づ……

第146回国会 科学技術委員会 第4号(1999/11/19、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。私は、先日に引き続きまして、原子力防災二法について幾つかの角度から質問をしていきたいと思います。  最初に政府参考人の方に一、二、確認的に伺っておきたいと思うのですが、それは、旧動燃、現在の核燃料サイクル機構の再処理事業についてです。  原子炉規制法第五章では、再処理の事業に関する規制について定めておりますが、原子炉規制法四十四条の四の第三項で、核燃料サイクル開発機構、旧動燃は、「第四十四条第二項第二号から第四号まで又は第六号に掲げる事項を変更しようとするときは、」「内閣総理大臣の承認を受けなければならない。」として、再処理の事業所の名称、使用済み……

第146回国会 科学技術委員会 第5号(1999/11/24、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に、今度の法律を通じて、地元の自治体の取り組みとか、それから、災害のとき一番大事なことは、現地性と申しますか、地元の、そこに住んでいる方が一番そこの専門家ですから、そういう人たちの声がどれぐらい生かされてくるかということが非常に大事だというふうに思っているのです。その点では、午前中の公述人の方からもそういうお話もありましたけれども、実は、せんだっての事故の後、東海村の、きょうも来ていただいた村上村長さんにお会いしたときに、防災無線を各戸に設置して、これは非常によかったわけですよ、しかし、学校や事業所にはまだできていなかったので、そうい……

第146回国会 商工委員会 第2号(1999/11/09、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に、今日の景気の見方について、多分両大臣の間で同じお考えと思いますが、確認しておきたいという意味で最初に伺いたいのは、せんだっての大臣所信の中で深谷大臣は、雇用情勢は依然厳しい、設備投資は大幅な減少基調、民間需要の回復力は弱い、景気は厳しい状況だという見方を示されました。堺屋長官の方は、厳しい状況を脱していないとはおっしゃったのですが、雇用、設備投資、民間需要についての見方には触れておられませんでした。そこで、当然通産大臣とこの点では見方は一緒だと思うんですが、念のため、一言で結構ですから確認をしておきたいと思います。

第146回国会 商工委員会 第3号(1999/11/10、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は最初に、大臣にまず伺っておきたいと思いますのは、現行の中小企業基本法の出発時点での問題としては、昨日取り上げましたように、自動車、電機、機械などの戦略産業の国際競争力強化のために、ピラミッドの頂点を支える下請中小企業の上からの近代化、高度化、そういうことを進めていくねらいもあったことは確かです。しかし同時に、一九四八年の中小企業庁設置法に示された、健全な独立の中小企業が、国民経済を健全にし、及び発達させ、経済力の集中を防止し、公平な事業活動の機会を確保するものであることにかんがみ、中小企業を育成するという、やはり戦後の中小企業政策の基本理念……

第146回国会 商工委員会 第4号(1999/11/11、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。きょうは、四人の参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。  最初に、清成参考人に伺いたいというふうに思います。  今、中小企業基本法の改正というこの問題を考えていくときに、やはり私は、現実に中小企業が置かれているこの現状から出発して、その抱えている問題を、当面の緊急対策として解決していくべき問題と、もう一つやはり、中長期的に見てどのように日本の中小企業を丸ごと全体として支援していくのかという、そういう基本的な観点が大事かというふうに思うんです。  この点では、今日深刻な不況に置かれている、特に中小企業が苦しんでいる中には、一つは、九〇年代不況……

第146回国会 商工委員会 第5号(1999/11/16、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、中小企業政策、これがどういうふうになっていこうとしているのかということが今国民の皆さんの間で非常に関心の高まっているときでありますから、最初に堺屋長官のお考えというものをお聞きしておきたいと思います。  長官は、十月十日の朝日新聞でもそうだったんですが、十月十七日のNHK討論に出られたとき、私も見せていただきまして、ちょっと関係したところだけ一応起こしてみたんです。  中小企業は今まで弱者であった。中小企業と大企業の格差をいかに縮めるか、そのために中小企業、零細企業は保護しなくてはいけない、こういう扱いだったんですね。それを今回は、中小企……

第146回国会 商工委員会 第7号(1999/12/03、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。きょうは、四人の参考人の皆さんには、大変お忙しいところをありがとうございます。  私は、最初にタカコの石崎参考人にお伺いしたいと思いますが、ことしの九月に、インテックス大阪でテクノフェアが開かれたときに、私も見に行きまして、東大阪を初め大阪の皆さんが新幹線の先頭車両のRをつくる部分から、あるいは磁気マグネットの非常にすぐれた製品をつくられたりとか、さまざまな分野でたくさんの皆さんが頑張っていらっしゃるのを見せていただきまして、心強く思いました。  私自身も、かつて百名そこそこのベンチャービジネスへ入って、開発なんかやっていたんですが、その後、そこは……

第146回国会 商工委員会 第8号(1999/12/07、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は最初に、今回の法律について、調査室の方でも、最近の創業・ベンチャーの促進政策体系ということで一応整理しておりますが、いずれにしても、今回改めて創業・ベンチャーについての金融を初めとするさまざまな仕組みを整理しようということでこの法律が出てきているわけでありますから、ベンチャーというものについての定義を、こちらの方は政府参考人の方から伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今そのままでは、この法律を具体的に議論する上で、どこをどうしようかということがはっきりしてまいりませんから、一応、中小企業庁の方で、店頭公開型ベンチャー企業あるいは優良中……

第146回国会 商工委員会 第9号(1999/12/08、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、最初に堺屋長官の方に中小企業政策についてお伺いをすることにして、それで長官への質問が済んだら、長官の方には何か後の日程もおありと聞いておりますから、御退席いただいて結構です。  実は、昨日の質疑の中で、労働省の方は、八六年のILOの中小企業の促進に関する決議、九〇年の自営業の促進に関する決議、九八年の中小企業における雇用の創出奨励のための一般的条件についての決議、こういう一連の決議がなされておりますが、各国政府の政策は、ベンチャー企業だけに特化するのでなくて、あらゆる形の中小企業の発展を目指すということ、それから、中小企業の社会的経済……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 科学技術委員会 第2号(2000/03/14、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、きょうは最初に宇宙開発の問題からお聞きをしていきたいというふうに思います。せんだってH2ロケット八号機の打ち上げ失敗があり、その原因はこれから解明される部分、もちろんたくさんあるわけですが、問題の液体水素燃料をエンジンに送るターボポンプ入り口の羽根、インデューサーの部分の金属疲労による破壊という問題について伺っていきたいと思うんです。  液体酸素ターボポンプについては、航空宇宙技術研究所で、キャビテーションと言われる低圧部に発生する液の沸騰現象に伴う軸振動、その抑制機構を実験と理論考察を行って、こちらの方から報告論文も出されております。実際……

第147回国会 科学技術委員会 第3号(2000/03/29、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は最初に、技術士の方たちが分野別に見てかなり偏りがありますから、このあたりから少し質問したいと思います。  一九八六年三月卒から九九年三月卒までの中で、いわゆる土木系、これは水道や衛生工学も含めてですが、卒業者が二十五万二千三百九十四人、全部が重なるわけじゃありませんけれども、その数字と比較しての比率でいきますと、土木系分野の技術士の方の比率は九・一八%と圧倒的に高いわけですね。それから、全体の四万百四十人の中で見ても五七・五%と非常に高い。それは、逆に言えば他の分野が少ないということになりますが、建設部門が四七・二%と言われておりますけれど……

第147回国会 科学技術委員会 第6号(2000/05/18、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  二年前の九月にも岡田参考人には来ていただきましたけれども、本日は、大変お忙しい中、四人の参考人の皆さん方には大変貴重な御意見を賜りまして、どうもありがとうございます。  私は、ヒトクローンというものについては禁止をするべきだというふうに考えております。同時に、ただ、それをどういうふうに進めていくかということについては、うんと時間をかけて、いろいろな角度からよく研究もすれば議論もして、そして法律につくり上げていく、そういうことが大事だろうというふうに考えているものでございます。  そこで、最初に位田参考人と米本参考人にお伺いしたいと思いますが、生……

第147回国会 商工委員会 第2号(2000/02/24、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。私は、せんだっての衆議院予算委員会で取り上げました、二十一世紀を展望したエネルギー政策について、いま少し議論をしたいと思います。その後、不況打開と中小企業支援策ということで質問をしていきたいというふうに思います。  まず最初に、中部電力の三重県芦浜原発計画の断念という問題です。巻原発も、既に住民投票では反対だということになっております。東北電力はまだ断念ということは言っていないようでありますが。  一九七七年、二十三年前に要対策重要電源として芦浜原発が閣議決定されて、二十三年間経過してきたわけでありますが、今各地で原発問題について、さまざまな皆さん……

第147回国会 商工委員会 第4号(2000/03/21、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、今日の中小企業が置かれている経済の状況というところから質問をしていきたいと思います。  昨年の七―九月期、十―十二月期のGDPは、御承知のように連続マイナスで、十―十二月期はマイナス一・四%、年率換算でマイナス五・五%となりましたが、四半期で見た年率換算のGDPの落ち込みというのは、第一次石油ショック、消費税率アップ直後に次ぐ過去三番目の大きな落ち込みという状況です。アメリカの基準でいいますと、二期連続GDPの減少というのは景気後退と判断されるということになっております。  その中で、民間最終消費支出、これがGDPの六割を占めるわけです……

第147回国会 商工委員会 第5号(2000/03/22、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、産業技術力というものは、これを強めていくということは非常に大事なことだと考えているものです。そのことを考えるときに、最近の事故から教訓を学び取っていくということも非常に大事じゃないか、実はかねがねそういうことを思っているんです。  例えば、HIIロケットであるとかミューVのロケットの打ち上げの失敗とか、巨大科学技術挙げての分野での失敗が続いておりますが、これは、少し詳しい話は科学の委員会の方でもやりましたからきょうはそれを繰り返すつもりはありませんが、例えばロケットのエンジンにしても、前回故障したところについて幾つかの可能性が考えられる。……

第147回国会 商工委員会 第7号(2000/04/04、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は最初に、さまざまな消費者の皆さんの運動の中からこういうふうな消費者契約法ということに至った、これまでの問題を少し整理して考えてみたいというふうに思うわけです。  森永砒素ミルクとかカネミ油症とか薬害エイズとか、それは一般市民であったり乳幼児であったり患者さんとか、そういうさまざまな消費者が被害に遭った。それから、被害の受け方ですが、内容の面でも、朝鮮ニンジン茶や印鑑や多宝塔などの霊感商法から、豊田商事事件、あるいはこの数年来問題になっております英会話教材であるとか、あるいは三万円ぐらいのものが八十万円とか百数十万円とかの絵画販売、あるいはエ……

第147回国会 商工委員会 第8号(2000/04/05、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。五人の参考人の皆さんには、大変お忙しいところ、きょうはどうもありがとうございます。  私、最初に落合参考人と野々山参考人に伺いたいと思いますが、落合参考人の方には、アメリカ、EUにおける情報提供義務の法律、法理の実情についてお聞かせいただきたいと思います。それから、野々山参考人の方には、ドイツ、フランス、オランダなどEU諸国における団体訴権の法律制定状況と訴訟の実例、実態などについてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 落合参考人にもう一つお聞きしたいと思うのですが、契約内容に関する規制として、不公正条項のリストを定めて無効とされる場合の……

第147回国会 商工委員会 第9号(2000/04/12、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。私、前回に引き続きまして質問を行いたいと思います。  きょう最初に、パソコン商法とでも申しますか、あるいは電子商取引などについて伺いたいと思います。  あらかじめ経済企画庁の方にはこういう、最近よく配られているチラシについてお渡しをしてありますので、ごらんになっていらっしゃるかもしれませんが、要するに「インターネットでお店を開こう」というチラシです。「売上げゼロに近いお店がインターネット通販で大繁盛」「手作りの子供服販売している主婦がいます 自分でデザインした鉢植えを販売している主婦がいます」と。ですから、この範囲では、これをやって半年間で何万円売……

第147回国会 商工委員会 第10号(2000/04/14、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  これまでの委員会の中で、法律案に即しまして、問題点であるとか、あるいはどのようにこれを生かしていくかという、いわば逐条解説にも生きてくる、そういうものという立場からの質問も進めてまいりました。きょうは、この法律を実効性あるものにするための取り組みについて伺っていきたいと思います。  裁判外処理機能を果たすものとしての消費生活センターの役割は大事ですが、そのためには、一つは、身近なところに消費生活センターを配置していくという問題、もう一つは、実際に第一線で相談に乗り、献身的に頑張っておられる消費生活相談員の待遇を抜本的に改善していくように取り組ん……

第147回国会 商工委員会 第11号(2000/04/18、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、弁理士さんのお仕事がどういうものかというのは、実はもう三十年ほど前になりますが、サラリーマンの時代に特許を申請するので弁理士事務所をお訪ねして、そこで、大体、自分が申請しようとしている特許の内容について、まずよく理解してもらわなきゃなりませんから、機械工学の分野から応用物理の分野に至るまで、原理から、どこがどう新しい工夫であるかとか、かなりお話をして、弁理士さんというのはかなり広い範囲をしっかり学び取り習得しなきゃいけないだけに、なかなか大変な仕事だなということを実は理解した次第です。  今回、この弁理士の皆さんの活躍分野を拡充しようとい……

第147回国会 商工委員会 第12号(2000/04/19、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  新聞を含めて著作物の再販制度というのは、知る権利と、それから表現の自由を物質的に支えることによって民主主義社会の発展を進めるということと、もう一つ、文化政策的見地からこれがあるわけですが、これを維持していくことは非常に重要だと考えているわけです。これに逆らって、あるいはまた、真の消費者利益を裏切って行われているのが、悪質な拡張販売、拡販と言われている問題です。  そこで最初に、新聞の不当拡販の問題、そして、独禁法、不当景品類及び不当表示防止法にかかわる問題について質問したいと思います。  新聞社が販売店に押し紙を強制していたことで、公取が調査に……

第147回国会 商工委員会 第14号(2000/04/26、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、四人の参考人の皆さんには、大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。  私は、最初に、永田参考人にお聞きいたしたいと思います。  きょういただきました資料の三ページ目の一番上の図にありますように、総物質需要量を全体として減らしていくという努力は非常に大事な課題だというふうに私も思っておりますが、その中のオランダが再生可能資源の比率が非常に高い。ですから、これは確かに総需要量としてはかなり使っていても、再生可能資源であればこれまたリサイクルをしながら、持続的に発展していくといいますか、そういう方向も出てこようかと思……

第147回国会 商工委員会 第15号(2000/04/28、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に、前回どういうことを取り上げたかということを少し整理して発言しておきたいと思います。  一つは、下流側の問題として、埼玉県久喜市のような先進自治体で十五分類の分別収集を行っても資源類とごみの総量は減らないこと。だから、数値目標を立てて、引き取り責任を明確にし、設計段階から発生抑制に徹底して取り組むということが必要だということを一つ取り上げました。  それから二つ目に、容器包装リサイクル法で、PETボトルの生産量が減少するのでなくて逆に急増して、回収PETの野積みがふえているということ。一方、処理工場を増設しただけでは、再生ペレットは……

第147回国会 商工委員会 第17号(2000/05/10、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。きょうは、四人の参考人の皆さんには大変ありがとうございます。  ところで、国会解散前の時期ですが、非常に密に審議に付してということになっているのですが、私などは、やはり時間をかけてきちんと議論をして、法律はつくるからには粗製乱造はいかぬと思っているのです。野党は皆出席なんですが、ちょっと与党の皆さんは、これは参考人の皆さんに対しても大変失礼なことだと思うし、果たして委員会が成立しているのかなと。野党の数で何とか成立しているのかもしれませんが、私はまずそのことはぜひ委員長の方に、よくお図りいただいてきちんとしないとこれは問題だなというふうに思っていま……

第147回国会 商工委員会 第18号(2000/05/12、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。昨日の最後の質問に引き続いて、その後をきょう続けていきたいというふうに思います。  それで、昨日は、私が安定した地層はどの地域にあると見ているのかと言うのに対して、第二次取りまとめの話を出されて、要するにそこでは、専門家の検討により、地震断層や火山の問題はあるが、それらは限られた地域のことであり、今後も基礎的な研究が必要であるが、安定した地層はあるということで、しかしどの地域と個別に指摘はされていない、こういう趣旨の答弁がありました。  そこで、日本で、断層、火山のこともありますが、数十万年間全く変動しなかったという安定した地層はどの地域にあるのか……

第147回国会 予算委員会 第11号(2000/02/22、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょうは、二十一世紀に向けてどういうエネルギー政策を進めていくのか、そういう問題について取り上げていきたいというふうに思います。  最初に、何といっても、今日原子力問題を考えるときには、今も出ておりましたが、昨年のジェー・シー・オーの事故ということがありますので、科学技術庁長官に先に伺っておきたいと思います。  昨年九月三十日のジェー・シー・オー臨界事故の直後に、当時の官房長官は記者会見で、原子力の安全神話が壊れることがあってはならないと言ったわけですが、しかし、原子力安全委員会のウラン加工工場臨界事故調査委員会の報告書の中では、安全神話……


吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
39期-40期-|41期|-42期-43期-44期-45期

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各種会議発言一覧(衆議院41期)

吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
39期-40期-|41期|-42期-43期-44期-45期
第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 決算委員会第三分科会 第2号(1997/05/27、41期、日本共産党)

○吉井分科員 私は、日本共産党の九州・沖縄比例ブロック代表の吉井でございます。ですから、きょうは、私の選挙区にかかわる問題について質問をしたいと思います。  まず、日本の農業の現状から少し見ていきたいと思うのですが、米の減反面積は大体三割に及び、長崎県で見ても、九六年の米の作付面積一万七千六百ヘクタールに対して減反面積は六千八百九十ヘクタール、作付の三九%に相当する、減反率で二八%という状況です。ですから、米がつくらせてもらえない。  そこで、野菜はどうかということを見ていきますと、八〇年代と違って輸入が急増しているというのが今日の状況です。例えば、八〇年代にはなかったバレイショの輸入が九三年……

第140回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1997/03/03、41期、日本共産党)

○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝でございます。  世界貿易機関、WTOの昨年十一月の税率是正勧告を理由にして、政府の方はしょうちゅうの税率を引き上げる法律案を今国会に提出しております。これが強行されると、沖縄の泡盛、それから芋じょうちゅうの鹿児島、宮崎を初めとして、しょうちゅうには米も麦もありますが、熊本から大分からと随分、中小地場産業であるしょうちゅうメーカーが打撃を受けることになります。それだけにとどまらないで、原料生産農家にも大きな打撃が及ぶことになります。  そこで、鹿児島県の例について見てみますと、大島つむぎとか仏壇など、主要特産品九品目の生産額千九百八十四億円の実に三分の一、六百……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 商工委員会建設委員会連合審査会 第1号(1998/04/28、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、中心部の空洞化問題について最初に伺いたいと思いますが、大型店が郊外に進出して、そして中心部から大型店が撤退する、そういうことで特に中心商店街が空洞化していくことが加速されてきているという問題については、午前中からもずっと議論がありました。  国民金融公庫の調査月報では、主任研究員の村上さんという方が、総務庁と東洋経済のデータをもとに、九〇年代に入ってから立地類型が郊外型にシフトしてきている、そういう計量的なデータも示して述べております。それからまた、巨大規模化している大型店の用地確保の良好な条件となる、まとまった広大な土地で、しかも地権者が、権利……

第142回国会 予算委員会第八分科会 第2号(1998/03/20、41期、日本共産党)

○吉井分科員 本当は大臣に聞いておいてもらった方がいいのですけれども、人道的配慮ということでちょっと抜けてもらって、私は、きょうは公共事業見直し問題について見ていきたいというふうに思います。  最初に具体の例として、川辺川ダム建設問題についてます農水省の方に少し確認をしておきたいのですが、三十三年前のダム計画当初、八三年の土地改良事業計画の時点、そして九六年で、流域で現に耕作している農地面積というのはそれぞれ幾らですか、これをます最初に確認的に聞きたいと思います。
【次の発言】 今お聞かせいただきました数字からすると、ダム計画当初の六五年に比べて、現在では農地全体で見ても七%既に減少しているの……


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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 商工委員会金融安定化に関する特別委員会連合審査会 第1号(1998/09/18、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、きょうはまず大臣の方にお伺いしたいと思うのですが、今日の深刻な不況の中で、中小企業の経営というのは非常に大変な状況であります。ですから、そういう深刻な状況にある中小企業に対して貸し渋りが行われる、これに対する対策をとっていこう、これは当然のことだというふうに考えているのです。その貸し渋り対策として、信用保証協会の基金を上積みするなど財政的基盤を厚くしていくこととか、それからまた中小企業信用保険法を改正して一層いいものにしていく、これは非常に大事なものだと思っているのです。  貸し渋りがあり、その対策としてそれを考えて、逆に、その対策をと……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 商工委員会環境委員会連合審査会 第2号(1999/05/18、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初に林野庁の方に伺っておきたいと思うんですが、二月十七日の予算委員会で、ダイオキシンを含む枯れ葉剤、除草剤2・4・5Tについて質問をしました。これは、焼却場から発生するいわば二次的なダイオキシンと違って、製品としてダイオキシンそのものをつくって販売し、使用したものでした。  七一年の四月に使用中止措置をとって以来、その時点であった2・4・5Tは、この二十八年間に林野庁が二十五トンを埋立処分にし、残りの十七トンは民間流通分でありました。このダイオキシンを含む2・4・5T剤の五つのメーカーはどこであったのか。それから、それぞれの事業所ごとに、幾ら生……

第145回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1999/02/17、41期、日本共産党)

○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、きょうは、ダイオキシン類の問題について質問をしたいというふうに思います。  世界的にこのダイオキシンの問題が取り上げられるようになったその出発点は、これはやはりベトナム戦争でアメリカが使った枯れ葉剤による二重胎児の誕生とか、また、アメリカの中でも、ベトナム帰還兵の人たちのがんの発生率が非常に高い、こういう問題からであったというふうに思うんです。  実は、私自身、ベトナム戦争の時代、一九七一年ですが、非常に激しい戦争の時代に北ベトナムに比較的長期にわたって滞在したことがありますから、あの戦争のすさまじさというのは、みずから実感してきた者の一人です……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 科学技術委員会公聴会 第1号(1999/11/24、41期、日本共産党)

○吉井委員 四人の公述人の皆さん、きょうはどうも御苦労さまでございます。  私、最初に村上公述人に、大体基本的に皆さんからも御質問ございましたし、最初の陳述でもお聞かせいただきましたけれども、一つは、避難勧告をしたりする権限は地方自治体の長、それを専門的、技術的な面で、現地でもそうですし、それから本庁からも迅速にやはりサポートしていく、そういう専門的、技術的な面で迅速な対応ができるようにサポートする、その点について、今回の経験を通じてさらにお感じになっていらっしゃる御意見などあれば、追加的にお聞かせいただければというふうに思います。
【次の発言】 次に、私は森公述人の方に伺いたいと思うのですが……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 商工委員会科学技術委員会連合審査会 第1号(2000/05/11、41期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、昨日の質問に続いて、きょうは最初に通産大臣にまず伺っておきたいと思いますが、この法律は、使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出して、高速炉が未完成ですから通常の軽水炉でMOX燃料として使用するという、いわゆるプルトニウム循環方式を進めるために、厄介な高レベル放射性廃液をガラス固化して、それを深地層に埋め立てることで高レベル廃棄物問題を解決しようという、そこから出発しているものです。  このプルトニウム利用というのは、それ自体の毒性が強い上に、MOX等の使用で一層厄介なダーティープルトニウムなどを生じてしまいます。しかも、その再処理……

第147回国会 予算委員会第四分科会 第2号(2000/02/28、41期、日本共産党)

○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょうは、ホームレス、野宿生活者の人々の問題、これは、国民の基本的人権をどのようにしっかり守っていく国をつくっていくか、そういう非常に大事な問題だと思いますので、これを質問したいと思います。  最初に、今月の八日に宇都宮市のアパートで、住んでいた二十九歳の母親と二歳の女のお子さんが、収入がなくなって、水道、ガスなど、すべてをとめられて、食べるものもなく、子供は衰弱した体で凍死をしてしまった、母親の方も衰弱して危険な状態だったという本当に痛ましい出来事がありました。アパート代の滞納で追い出されていたら、文字どおりホームレスとなり、行旅死亡……



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データ更新日:2023/02/05

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