吉井英勝 衆議院議員
42期国会発言一覧

吉井英勝[衆]在籍期 : 39期-40期-41期-|42期|-43期-44期-45期
吉井英勝[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉井英勝衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院42期)

吉井英勝[衆]本会議発言(全期間)
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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 衆議院本会議 第5号(2001/02/16、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、租税特別措置法など三法案について質問します。  これまで重要な予算の歳入にかかわる法案の質疑は総理出席のもとに行ってまいりましたが、今回、総理が本会議質疑に出席していないことは許せないことです。厳しく抗議をいたします。(拍手)  まず最初に、米原潜によるえひめ丸衝突沈没事件の行方不明者の速やかな捜索と事故原因の究明を求め、被害者の皆さんにお見舞い申し上げます。  米原潜がえひめ丸に衝突して沈没させた事件が発生し、行方不明となった人が九名も出ているという報告が、ゴルフ中の森総理に伝えられました。本来なら、最高責任者として国民の命のかかった緊急の捜索、救助……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 衆議院本会議 第9号(2002/02/19、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、公債特例法案、租税特別措置法改正案について、関係大臣に質問いたします。(拍手)  昨年四月の小泉内閣発足以来、小泉構造改革による景気の悪化とあわせて、戦後初めてのデフレ、物価の持続的下落という現象が同時並行であらわれています。日本経済は、深刻で重大な危機に陥っています。  この原因は、自民党政治が長期にわたって国民の暮らしを痛めつけ、日本経済の六割を占める家計消費、個人消費を痛めつけ、需要を冷え込ませてしまったことにあります。  ところが、昨日の日米首脳会談では、米大統領の悪の枢軸発言に欧州の同盟国からも批判が高まっている中で、小泉総理は、この戦争拡大……

第154回国会 衆議院本会議 第27号(2002/04/23、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に反対の討論を行います。(拍手)  法案に反対する理由の第一は、法案で設置される民営化推進委員会には、むだな高速道路建設をやめさせるという権限も保障もないことであります。  小泉総理は、むだに道路はつくらないと言いながら、高速道路建設の個別路線決定権を国土交通省の国土開発幹線自動車道建設会議に譲り、道路建設費の借金返済期間を五十年上限とすることで、高速道路の残りの計画を建設可能とする条件をつくりました。  これに対して、民営化推進委員会の所掌事務は、民営化した道路関係四公団の採算性の確保について調査審議するとされて……

第154回国会 衆議院本会議 第28号(2002/04/25、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、個人情報の保護に関する法律案及び関連四法案について、総理並びに総務大臣に質問します。(拍手)  初めに、基本法的位置づけを持つ、個人情報の保護に関する法律案についてですが、この法案の最大の問題は、国民の表現、報道の自由を脅かす危険な法律だというところにあります。  第一に、基本原則について質問します。  法案は、基本原則の中で、「個人情報は、適法かつ適正な方法で取得されなければならない。」とか、個人情報を取り扱うときに「本人が適切に関与し得るよう配慮されなければならない。」などとしています。これは、一見したところ、当たり前のように見えますが、マスコミの……


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第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 衆議院本会議 第8号(2002/11/08、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました構造改革特別区域法案について、小泉総理に質問いたします。(拍手)  初めに、今なぜ構造改革特区なのかということについてお聞きします。  政府が閣議決定した構造改革特区推進のための基本方針では、全国的な規制改革の実施はさまざまな事情により進展が遅い分野があるのが現状である、構造改革特区の導入により全国的な構造改革へと波及して我が国全体の経済の活性化を図るとしています。  特区で規制緩和しようとしている内容は、これまで政府が全国一律で規制緩和を行おうとしてきたものとほとんど同じです。  総理に伺いますが、この法案は、政府の思うように進……

第155回国会 衆議院本会議 第12号(2002/11/21、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました、預金保険法及び金融機関等更生手続特例法の一部改正案並びに地域金融機関組織再編特別措置法案の二案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  小泉内閣は、不良債権処理を二年間で一気に加速させる方針を決定して、中小企業の倒産と失業を増加させ、デフレを一層加速する政策を進めています。国民の暮らしを応援して最終需要を拡大する景気対策をとらないで不良債権処理を進めれば、不良債権がさらにふえるという悪循環をもたらすことは、これまでの実績でも明らかであります。経済危機を深刻化させる政策をとりながら、その結果、金融機関が破綻したときにペイオフを行っ……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 衆議院本会議 第2号(2003/01/21、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、小泉総理に、二〇〇二年度補正予算案について質問します。(拍手)  初めに、今、世界の平和にとって焦眉の課題であるイラク戦争をどのようにして回避させるかについて質問します。  イラクの大量破壊兵器の査察を行っている国連監視検証査察委員会が安保理に報告を提出する期限である二十七日を節目に、アメリカのブッシュ政権は、イラク攻撃の準備を進めています。  これに対して、世界の世論は、ブッシュ大統領はイラク攻撃をやめよ、戦争を回避せよとの声を上げ、首都ワシントンで五十万人の大規模な集会を初め、アメリカ、カナダ、欧州、中東、アジア、中南米、そして日本と、世界三十カ国……

第156回国会 衆議院本会議 第21号(2003/04/08、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 春名直章議員の御質問にお答えいたします。  第一点目は、個人情報を取り扱う監督機関である第三者機関の設置についてのお尋ねです。  野党案は、監督機関として、現行の公正取引委員会と同じように、行政から強い独立性を持った個人情報保護委員会を提案しています。  この設置には、二つの重要な意義があります。  一つは、表現、報道の自由の侵害を排除するためです。  表現、報道の自由は、言うまでもなく、民主主義の基盤をなし、国民の知る権利に奉仕する基本的人権であり、その保障は憲法第二十一条で規定されています。このため、報道目的の個人情報の取り扱いを義務規定から適用除外するだけでなく、さらに、監……

第156回国会 衆議院本会議 第36号(2003/05/30、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、保険業法の一部改正案について質問します。(拍手)  第一に、本法案の最大の問題は、保険契約者が受け取る保険金を大幅にカットして、国民の生活設計に大打撃を与えるという問題であります。  予定利率引き下げの対象となるのは九五年以前に契約した方であり、生保が積み立てた責任準備金の比率でいえば、全契約の七〇%という膨大な保険契約が対象となります。金融庁の限られた試算でも、最大四〇%も保険金がカットされてしまいます。しかも、解約が制限される間は、解約して生活費に充てることもできず、当座の生活にも悪影響が及ぶのであります。  総務省の調査でも、国民の八割が老後の生……

第156回国会 衆議院本会議 第40号(2003/06/12、42期、日本共産党)

○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、保険業法一部改正案に反対する討論を行います。(拍手)  本法案に反対する最大の理由は、契約者が受け取る保険金を大幅に削減し、国民の生活設計に大打撃を与えるものだからであります。  委員会審議を通じて、本法案による予定利率引き下げの対象となる契約が、五千百四十四万件という膨大な数に上ることが明らかになりました。終身保険の四七・五%、養老保険の五二%、個人年金保険の六〇・四%、定期付養老保険の七五・九%など、国民が老後に備えて積み立てた貯蓄性の高い保険契約の大多数が引き下げの対象となり、金融庁の試算によっても、最大四〇%も保険金がカットされる方が出てくるの……

吉井英勝[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院42期)

吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第148回国会(2000/07/04〜2000/07/06)

第148回国会 大蔵委員会 第2号(2000/07/17、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  森内閣は、六月三十日に、そごうの二千億円の債権を新生銀行から買い取って、そのうちの九百七十億円分の債権を放棄すること、すなわち、そごうという一私企業の乱脈経営の後始末のために国民の税金を投入するということを決めました。その後、事態の変化は生まれましたが、そごう問題で大事なことは、任意整理による自主再建であれ、民事再生法を使った法的整理であれ、民間企業の乱脈経営の後始末に国民の税金を使おうとすることはけしからぬというのが国民の怒りであります。  私は、その立場で順次聞いていきたいと思います。  そこで、乱脈経営の後始末に税金が使われるのか使われな……


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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 科学技術委員会 第1号(2000/08/04、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初にエネ庁の方から来ていただいておりますから、長期エネルギー需給見通しについて、九八年度に立てたものですね、この見通しどおり進んでいるのかどうか、そのところから質問をしていきたいと思います。
【次の発言】 長期エネルギー需給見通し、二年前に立てたものがもう検討し直さなきゃいけなくなってきている。原発の基数についても全然違ってきているわけですね。ですから、この点では総合エネルギー調査会の二年前の判断、見通しが合っていなかった、合わないものだった、判断の誤りがあったといいますか、そういうことは既に出ていると思うのですね。  二年前のメンバーの……

第149回国会 商工委員会 第1号(2000/08/04、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょうは最初に、去る八月一日午後十時〇九分ですが、実は地震計からすると〇八分に発生したようですが、日本油脂の武豊工場の爆発事故で、住民の負傷が六十四人、家屋は全壊が十二棟を含めて八百十七棟、大変な事故が発生いたしました。  私は、最初に、被災された皆さんに心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  一昨日、八月二日ですが、私は現地調査に入りまして、実際、火薬庫はもう跡形もなく吹き飛んでしまっていて、そして二百メートル以上離れた民家でも全壊するなど、すさまじい被害の状況でした。実際、この火薬庫の鉄骨が二百メートル近く吹き飛んでいって田んぼに……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 科学技術委員会 第2号(2000/11/08、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、私は、最初の質問ですから、政府のお考え、それから民主党提案者の皆さんのお考えというものを、既にいろいろ議論されておりますが、少し確認をする意味での質問から始めていきたいと思います。  まず一つは、人クローン個体の産生を禁止する理由は何かということですね。これについて、政府はどういうお考えか、民主党提案者はどういうお考えか、まずこのことを最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 この点では、政府案、民主党案ともに、人の尊厳の保持、人の生命及び身体の安全の確保並びに社会秩序の維持という問題などにかんがみ禁止ということで、若干の違いはあるか……

第150回国会 科学技術委員会 第4号(2000/11/14、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  四人の参考人の皆様、きょうは本当にお忙しい中、ありがとうございます。  私、最初に西川参考人に伺いたいと思いますが、非常に初歩的なところでまず伺っておきたいのですが、体細胞クローンなり受精卵クローンなりで人クローン個体をつくったときに、特定の人と一〇〇%同一の遺伝子構造を持つものとなるのか、生物学的にそう言い切れるのかどうか。あるいは、一〇〇%近く、つまり近似的に同一の遺伝子構造になり得るということなのか、この点をまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 次に、国会でせんだって質疑をやったときに政府の方から示されたのは、法律上は、人クローン……

第150回国会 科学技術委員会 第5号(2000/11/15、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、まず、人クローン個体の産生を禁止する理由について、法律の第一条目的のところで、人の尊厳の保持、人の生命及び身体の安全の確保、社会秩序の維持に重大な影響を与える可能性があるとしている、この問題から質問に入っていきたいと思います。  クローン人間の産生について、人間の尊厳をどう考えるか。前回に続いて、人間の尊厳について医学や生物学、倫理の世界でどのように定義ないし議論しているかということを見ていきたいと思うんです。  それで、人間の尊厳については、まとまって論じられてきたというのはルネサンス期のことのようなんですね。西洋思想大事典では、ルネサ……

第150回国会 商工委員会 第5号(2000/11/08、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  傍聴席にいらっしゃる方お一人お一人が、パソコンを使って物を買ったり、そういう取引、契約をしていく、こういう国民生活にかかわる法律なんですね。五十本の法律で各省庁にまたがるものを一本の法律にまとめて議論するわけですから、各省庁の方に来ていただいて十分な議論を尽くす必要があると私は思っておるのですが、これがわずか四時間弱の短い審議しかしないというのは本当にとんでもないことだ。私は、まずそのことを冒頭に指摘しておきたいと思います。  最初に、電子商取引と下請保護、BツーBの問題について伺います。  現在、下請取引における書面交付の状況は、三条違反、五……

第150回国会 商工委員会 第6号(2000/11/17、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょうは最初に、物づくりを中心とする産業と国民の暮らしの問題から議論をしていきたいと思うんです。  日本の企業が輸出するときに、そのコスト計算の基礎になるのは為替レートですから、円高になれば外国と比べて人件費が高いとかいう話が出てくるわけですが、しかし、国民の暮らしの方は、購買力平価で決まってくるわけですから、暮らしは楽じゃない。そこで、コスト計算が購買力平価でなされておれば、日本製品は、同じドルの価格で値をつけたときの話になりますが、今の価格を維持するなら賃金をもっと引き上げても大丈夫ということにもなってくるわけです。  そこで、配付資……

第150回国会 商工委員会 第7号(2000/11/21、42期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、中小企業信用保険法及び中小企業総合事業団法の一部を改正する法律案に対する修正案について、その提案理由及び要旨を御説明いたします。  今回提案された法案には、無担保保証の限度額の拡大や倒産関連保証の拡充など、我が党も要求してきた中小企業の資金調達に資する内容が含まれています。しかし、こうした部分的な改善があったとしても、現在倒産関連保証の大部分を占めている貸し渋り条項の削除による中小企業金融安定化特別保証制度の打ち切りで、結果的に保証対象が大きく狭められるものとなります。  中小企業をめぐる金融環境は依然厳しく、資金調達に関する各種の調査結果を見ても、融資……

第150回国会 商工委員会 第8号(2000/11/28、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に提案者の方に伺っておきたいと思いますのは、原子力発電等に関する請願というのは九三年の通常国会までは採択されることはありませんでしたが、九三年七月の細川内閣成立以降、昨年の九九年まで九回この請願が採択されてきております。今回の法案は、この請願にこたえるという内容も持ったものなのか、あるいは全く別なものとして考えられていったものなのか、まずこの点から伺っていきたいと思います。
【次の発言】 今お答えになったように、電源地域の振興を図るための総合的な施策の確立という請願の内容も含め、さらにそのほかの要望も含めてつくったということです。あわ……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 財務金融委員会 第4号(2001/02/27、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私はきょう両大臣に伺いたいと思うのですが、最初に、宮澤財務大臣は予算委員会などで歳入面での消費税増税の議論もしてきておられますが、一方、歳出の面では、政府の方はこの間、問題になっておりました機密費の削減はしないと言っているわけですが、これは歳入歳出両面で国民にとって納得できる話ではないというふうに思います。  きょうは最初に機密費の問題から伺いたいのですが、宮澤財務大臣、鈴木内閣の時代には官房長官を務められたわけですが、これは少し古くて八〇年七月から八二年十一月ということになりますが、その後、官房長官経験者からいろいろなお話が証言その他で、ある……

第151回国会 財務金融委員会 第5号(2001/02/28、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。私は、最初に法人税制と、それから景気の問題などについて伺っていきたいと思います。  九九年の八月の国会で産業活力再生法がつくられましたが、大企業の方が、事業再構築計画を所管大臣に提出し、認定を受けたら税その他優遇措置を受ける、こういうことになっております。  このときにも、随分実はいろいろな議論をやりまして、一つの企業のリストラは、確かにその企業のバランスシートをよくすることにはなるが、しかし、全部の企業がリストラをやり出したときには、これは合成の誤謬で、景気にとっては大変大きな、いわば不況大運動をやるのと同じことになるじゃないかという議論で、当時……

第151回国会 財務金融委員会 第6号(2001/03/01、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。きょうは最初に、速水総裁に来ていただいておりますので、二つのことを伺っておきたいと思います。  一つは、今回の追加利下げでどれぐらいの民間の資金需要が出ると思っておられるのか、大いに疑問なところもあります。今回の措置は、これにとどまらないで今後の金融の量的緩和、ひいてはインフレ政策への地ならしとも言えるものになるのではないか。この点について最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 もう一言お聞きしておきたいと思うのですが、今回の公定歩合、短期金利の誘導目標、両引き下げとも民間銀行に対して利ざやを拡大させる優遇措置という面がありますが、これによ……

第151回国会 財務金融委員会 第7号(2001/03/02、42期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の公債発行特例法案、法人税法等の一部改正案及び租税特別措置法等の一部改正案の三案に反対する討論を行います。  公債特例法案は、二〇〇一年度政府予算案の歳入不足対策として、十九兆五千五百八十億円もの赤字国債を発行するためのものであり、ゼネコン型公共事業や軍事費の増額などで財政の浪費を拡大した結果です。これは、我が国財政を先進国中最悪の危機的状況に追い込むものであり、反対です。  宮澤大臣は、本会議の答弁等で消費税の増税を示唆する発言を行いましたが、景気対策の名のもとに巨額の国債発行政策をとり続け、景気も財政も悪化させたみずからの財政運営を反省するこ……

第151回国会 財務金融委員会 第8号(2001/03/14、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、特恵関税制度について、これが開発途上国や後発開発途上国の発展に役割を果たすということとともに、国内産業の発展に役立つこととの両立をどのように進めていくかということが大事な問題だと考えておりますので、そういう問題について、最初に質問していきたいと思います。  今から二十三年ほど前になりますが、七八年二月の予算委員会で、日本共産党の不破委員が、日本国内では最賃制度をつくっているのに、海外では人件費が極端に安くても構わない、そういう国への海外投資で国内産業を壊しても構わないとする日本の資本の行動という問題を取り上げました。私は、この問題は今日的……

第151回国会 財務金融委員会 第12号(2001/05/25、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。私は最初に、書面添付と税理士への事前通知、意見聴取の制度について聞いていきたいと思います。  昨日も、財務省の方のレクチャーを聞いておりまして、申告から要するに課税額の決定、それまでの間における書面添付を求めるのも、あるいは添付書面について税理士に事前通知を行い意見聴取を求めるのも、税務調査の全体の過程の中の一部なんだ、こういう考え方というものを伺っているのですが、まずこれはそのとおりでいいですね、最初に確認しておきたいと思います。
【次の発言】 長く説明いただいたのだけれども、要するに、申告から課税の決定までの間の、ですから、税務調査の全体の過程……

第151回国会 財務金融委員会 第14号(2001/06/05、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょう最初に、租税特別措置法一部改正案にかかわって、今度、上限百万円まで一年以上保有の株式の譲渡益について所得控除ということですが、現行の税制上の扱いと比べてみますと、所得税の人的控除なら三十八万円から、特定扶養親族控除六十三万円、贈与税の非課税枠は百十万円、独身者の課税最低限が百十四万四千円など考えられるわけですが、今度の百万円というのが何を基準に百万円という水準にしたのか、ここのところから伺っていきたいと思います。
【次の発言】 百万円というと、今もおっしゃったパート収入の百三万円、このことが頭に浮かぶんですが、家庭の主婦がパートで年……

第151回国会 財務金融委員会 第17号(2001/06/13、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  一昨年、特定融資枠契約法を制定した際に、法律の適用対象は大企業に限定されました。その理由について、提出者であった塩崎議員は、弱者保護のために利息制限法などで上限利息は定められているが、商法監査特例法上の大会社であれば、銀行と対等に交渉する力を持っているので弱者保護の必要はない、こういうお答えでした。だから大企業に限って、コミットメントライン契約の手数料をみなし利息の適用除外としたんだ、こういう答弁であったわけですが、法制定時には弱者保護の観点から適用対象を大企業に限定したわけですが、今回は適用対象を中堅企業にまで広げる。  中堅企業は、大企業に……

第151回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(2001/06/06、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  片山大臣とは参議院以来の国会での顔合わせかと思いますが、一つ、今の議論にかかわって、私は、まず拘束名簿式について、順番を決めるということに、日本共産党はKSDの幽霊党員も金も全く関係のないものですから、本来、政党が責任を持って、きちっと政党を中心とする比例代表でやるべきだという考え方でおりましたから、なお非拘束名簿式への例の、昨年来の問題ですが、あなたはそうおっしゃったけれども、しかし、参議院の本会議で我が党の山下芳生議員が、本会議討論できちんと代表者懇での問題など事実関係を述べておりますので、それはあなたのお考えとはまた違うんだということをは……

第151回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(2001/06/11、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  この委員会は、名前のとおり、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会ですから、政治倫理の確立という点で、何といっても、まず今問題になってくるのはKSD汚職の問題ですね。これはきちんとしていく。  KSD汚職の核心というのは、一つは、中小企業経営者の共済掛金を食い物にしたという問題であること。二つ目には、幽霊党員をつくり、党費名目で自民党に多額の金が流れたということ。それから三つ目に、村上正邦元議員らが金で質問をつくったり圧力をかけたということや、監督官庁からはKSDが天下り先に行っておったり、KSDは自民党に金を出し、選挙をやる、まさ……


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第152回国会(2001/08/07〜2001/08/10)

第152回国会 財務金融委員会 第2号(2001/09/21、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  過日の同時多発テロにおきまして、金融関係者を初め多数の犠牲者、被害者が生まれておりますが、心より哀悼の意を表し、そしてお見舞いを申し上げたいと思います。法と理性に基づいて解決するという国際的な世論の力を大きくして、そしてテロの根絶というその方向に向かって私たちも全力を尽くしてまいりたいというふうに思います。  さて、きょうは、骨太方針の不良債権の早期最終処理に関する問題について最初に質問したいと思います。  全銀協と経団連などで構成する研究会が公表した私的整理に関するガイドラインでは、条件を満たす企業が提出する再建計画について、債権放棄後三年以……


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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 財務金融委員会 第2号(2001/10/17、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  銀行法について、さきの国会で、我が党の佐々木憲昭議員が、参入規制の対象が極めて狭い範囲に限定されている問題を取り上げました。改正案では、認可制となり監督対象となる銀行主要株主を原則二〇%以上保有の株主に限定する一方で、圧倒的多数で経営に相応の影響力を及ぼし得る五%から二〇%までの株主を単なる届け出制にしていること、これは金融審の報告からも後退して、一〇%というハードルのヨーロッパと比べても明らかに甘いという問題、銀行経営の健全性と公共性を確保することが第一義的なのに、これは事業会社等の銀行業への参入意欲を阻害しないという、その姿勢をすべてに最優先させて……

第153回国会 財務金融委員会 第5号(2001/10/31、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  まず最初に、先日の参考人質疑の中で、佐々木憲昭議員の質問に対して、全国銀行協会山本会長、地銀協会平澤会長、第二地銀の一色会長、そして奥本証券業協会会長の皆さんから、銀行等保有株式取得機構をつくってほしいと政府に要請したことはないという皆さんのお答えでした。  そこで、柳澤大臣の方に先に伺いたいんですけれども、そうすると、これらの業界の方はないと言っているんですが、この業界の方から銀行等保有株式取得機構をつくってほしい、そういう要請をしてきたことがあったのかどうか、これを最初に伺いたいと思います。

第153回国会 財務金融委員会 第6号(2001/11/06、42期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の租税特別措置法改正案並びに民主党提出の同修正案に対する反対討論を行います。  政府提出の改正法案に反対する第一の理由は、実体経済の回復や証券業界の信頼確保という本質的な問題の解決抜きに、キャピタルゲイン優遇税制によって一般国民を証券市場に参加させようとしていることです。  本法案は、小泉内閣の骨太の方針及び改革先行プログラムで掲げた証券市場の構造改革に基づき、国民の個人金融資産を株式市場へ誘導しようとするものです。しかし、たとえ収益性が低くても元本が保証され、安全性の高い預貯金を選択するか、それとも収益性は見込めるけれどもリスクは高い株式を選ぶ……

第153回国会 財務金融委員会 第7号(2001/11/07、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは私、最初に、旧長銀から現新生銀行に至るまでの間、投入した公的資金が一体幾らで、資本増強、特例資金援助、損失補てん、金銭贈与、瑕疵担保特約関係などありますが、それぞれ一体幾ら公的資金を使って、そのうち返ってくるのは幾らか。逆に言えば、返ってこないのは幾らかということになりますが、最初にこの問題から伺いたいと思います。
【次の発言】 それで、結局使い切りで八兆九千億ということで、さらに瑕疵担保関係で、この瑕疵担保特約を使って相手の方が引き取りを求めてきたときにさらに負担がふえるということで、これは本当に非常に大きな国民の負担というものが出て……

第153回国会 財務金融委員会 第11号(2001/11/28、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。本日は、四人の参考人の皆さん、大変お忙しいところ、どうもありがとうございます。  私、最初に富士銀行の方に、昨日お話をしておきました日新舗道建設にかかわって伺いたいと思うのですが、これは内容は、何を聞くかというお話もしてありますし、それから財務金融委員会の皆さんには以前質問等を通じて紹介しておりますので、要するに、RCCが企業再建をやるのか、銀行が企業再建を受けて努力をするのかという、そこにかかわって伺っておきたいと思うのです。  この日新舗道建設という、富士銀行がみずから役員を送り込んでいらっしゃった企業から債権回収がされたのですが、企業再建につ……

第153回国会 財務金融委員会 第12号(2001/11/30、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に、相沢提案者の方に伺っておきたいと思います。  九八年十月六日の参議院の特別委員会の質疑の中で、こういうやりとりがありました。日本共産党の笠井委員の方から、一般金融機関を不良債権買い取りの対象にするという規定は、与党原案にも三野党原案にもあったのかという質問に対して、枝野提案者の方から、原案にはありませんでしたと。  それで、要するにこの金融再生法五十三条を修正して、健全銀行からも不良債権の買い取りができる、そのことを入れるときにセットで五十六条を入れた、こういうことであったと思うのですが、まず相沢提案者の方から、この点を伺っておき……

第153回国会 財務金融委員会 第14号(2001/12/13、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初に、今ちょうど来てもらいましたが森金融庁長官の方に確認しておきたいと思います。  三日の予算委員会で佐々木憲昭議員の質問に、「銀行が、不祥事件だとか、あるいは、そこまでいかなくても社会的批判等を受けるようなことをやっているということが監督当局の耳に入れば、それは必ず事情を聴取しておるわけでございまして、それに基づいて適正な対応、非常に極端な場合は二十四条報告をかけるとか、そういうことも監督当局はやっております」という答弁でした。この立場で臨んでいかれる、こういうことで間違いありませんね。

第153回国会 予算委員会 第4号(2001/11/12、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。私は、きょうは雇用対策について質問したいと思います。  今、リストラにより働き盛りのお父さんが失業して、子供が学校の授業料を払うのも大変、進学を断念するなど、家族を含めた痛みというものが広がっています。完全失業率五・三%、内閣府の試算による、長期に就職活動をやったが、できないのであきらめた四百二十万人を含めて計算すると、約八百万人、失業率は一〇%を超えて、十人に一人以上が失業という本当に大変な事態になっております。  そこで、最初に総務省の資料からつくったパネルで少し見ていきたいと思いますが、ことしの二月、三月、完全失業率は、これは四・七%、そこか……

第153回国会 予算委員会 第5号(2001/11/13、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に、先日発生いたしました浜岡原発一号機の事故及びその後明らかになってまいりました機器の故障といいますか、これらの問題について伺っておきたいと思います。  それで、浜岡原発一号というのは、七六年三月十七日が運転開始ですから、もう二十五年たっている老朽原発でありますが、できたときから、七七年、七八年にかけて、制御棒駆動水圧系配管の水がしみ出したりとか、いろいろなトラブルも既にあったわけですが、今回、制御棒駆動機構ハウジング貫通部の溶接部の異常が発生して、それで炉心の内部から冷却水が漏れ出すという問題が出てまいりました。  この浜岡原発とい……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 財務金融委員会 第1号(2002/01/25、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  景気対策として二次補正を出してこられたわけですが、帝国データバンクのレポートでも、〇一年の倒産件数、戦後二番目の一万九千四百四十一件、負債総額も二番目の十六兆二千百二十九億円など、本当に深刻な実態だということは各種のデータで示されておりますが、中でも中小企業の方は、本当に緊急にいろいろな対策をとっていかないと、深刻な事態に置かれているというのは、これは大方の見ているところだろうと思うんです。  きょうは幾つかの角度から見ていきたいと思うんですが、この不況の中で、農水省の方が九六年のWHOの勧告を、専門家の意見無視で結局BSE問題を発生させたこと……

第154回国会 財務金融委員会 第2号(2002/01/28、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、きょうは法律案に即して順番に伺っていきたいと思いますが、まず、景気対策として二次補正予算を出してきて、小泉総理は従来型の補正はやらないということを言っておられました。  それでは、今回の二兆五千億円の財源、NTT株売却益で実施する事業の中で、Aタイプの関係で見ていきますと、例えば中部国際空港建設に使えるようにする改正があります。  新幹線ののぞみは東京、名古屋、京都、新大阪、岡山、広島、小倉、博多と八つありますが、たまに新横浜、新神戸にとまるのもありますから入れると十ということになりますが、現在、この間に空港は既に九つあるわけですね。それで……

第154回国会 財務金融委員会 第4号(2002/02/27、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、地域経済にとって大事な地域金融機関の問題について、きょうは質問したいと思います。  一月二十五日に、大阪の相互信金と千葉のふなしんが同日破綻しました。この信金、信組の破綻という問題、昨年の一月以来の一年間を見てみますと、小泉内閣が誕生するまでに破綻したのは五件ですね。小泉内閣が成立以降四十八件、合計五十三件破綻ということになっていると思うんですが、まず、この事実に間違いないか、ここのところから伺っておきたいと思います。
【次の発言】 ことしに入ってからの分を合わせますと五十三。しかし、例えば、地銀の一つなんかも、地域金融機関、実態とし……

第154回国会 財務金融委員会 第6号(2002/03/06、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  税制で、所得再分配機能というものと、それから財源調達機能という大事な役割を考えておりますが、今日重大な問題は、バブル後のこの十年間に政府が進めてきた、所得税の最高税率引き下げなど累進緩和を中心とした高額所得者減税の方と、もう一つは法人税の税率引き下げなどで大企業減税、つまり税負担のフラット化によって、一つは、公平公正であるべき税制の所得再分配機能が著しく弱まってきたという問題。もう一つは、税収の空洞化が進んで、経済がよくなっても税収増が期待できないという仕組み、つまり財源調達機能を著しく失ってきたということが、今抱えている問題の大事な点の一つだ……

第154回国会 財務金融委員会 第7号(2002/03/08、42期、日本共産党)

○吉井委員 私は、きょうは、関税の問題と、もう一つ、ちょうど申告の時期でもありますので、今もお話ありました、国税庁幹部OB税理士の問題について質問をしたいと思います。  それで、最初に国税庁のOB税理士の方から入りたいと思います。  今から二十四年前になるんですが、二十四年前の七月に問題になったのが、大阪国税局の退職幹部ら、天下り顧問税理士の押し売り問題というのが問題になりました。退職直後から百社以上と契約し、年収で、二十四年前の当時で一千万円以上。大阪国税局幹部の話として、一流クラスの幹部の方だと大体平均五十社、超一流になりますと百社、これだけの顧問契約を結んで高額所得者になっているというこ……

第154回国会 財務金融委員会 第8号(2002/04/02、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、きょうは、大阪証券取引所問題から幾つか質問をしておきたいと思います。  三月二十九日に、株式会社大阪証券取引所は、大蔵省OBの前の副理事長野口卓夫さんを背任及び特別背任で大阪地検に告訴、告発しました。どういうことであったのか、まずその概要を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今おっしゃった二年前の六月二十日の大証関連会社に関する調査委員会の報告書、この中では、関連会社の統括責任者や関連会社役員に背任、横領等を裏づける事実は見当たらなかった、こういう結論を出していたわけですね。ところが、結局、問題ありということで、告訴、告発というこ……

第154回国会 財務金融委員会 第9号(2002/04/03、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは最初に、たばこの健康被害の問題から伺っていきたいと思いますが、厚生省は、がん、心臓病などの病気を予防し、国民の健康の増進を図るため、健康日本21計画というのを、二年前の三月三十一日、事務次官通知でもってこれを策定して、キャンペーンを張ってきました。この計画は、十年後の到達すべき課題として七十項目にわたる健康管理、がんに関する数値目標を示しておりますが、当初厚生省は、二〇一〇年までに成人の喫煙率、たばこ消費量を半減し、未成年者の喫煙をゼロにするという目標を示しておりましたが、これが公表されるや、たばこ業界が反発し、自民党農林部会などの圧力……

第154回国会 財務金融委員会 第14号(2002/04/24、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初に、前田参考人にまず伺っておきたいのですが、学者、専門家はもとより、全国銀行協会とか日銀が銀行の決済機能というものをどのように位置づけて考えているかということを、改めて幾つか読みました。  日銀が銀行の機能と業務として挙げているのが、役割は二つあって、決済機能と金融仲介機能、全銀協が書いておられるものでも、支払い決済システムが経済活動に不可欠の存在、その安定性と信頼性の確保が重要な課題だということを書いておりますが、他の論文を見ておりましても、決済機能ということについては大体同趣旨のことを書いているわけです。  四月九日に前田参考人がこ……

第154回国会 財務金融委員会 第16号(2002/05/17、42期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました政府提出のいわゆる証券決済システム改革法案に反対の討論を行います。  本法案は、決済期間の短縮や決済リスクの低減を目的とした証券決済システム改革のために、統一的な証券決済法制の整備を図るものであります。  反対する理由の第一は、この決済システム改革は、国際競争力強化などを目指す大手金融機関によって一方的に進められようとしており、巨額のシステム開発費用等を捻出できない中小証券会社等が新しいシステムから取り残されるおそれがある点です。その結果、現在でも経営の厳しい地場の中小証券会社や地方銀行の廃業や大企業への吸収合併が加速されかねず、……

第154回国会 財務金融委員会 第18号(2002/05/22、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  昨年の企業組織再編税制に引き続いて、企業の組織再編成を促進させ、我が国企業の国際競争力の維持強化と経済構造改革に資するためとして、一体的経営がなされ、実質的に一つの法人と見ることができる企業グループを一つの納税単位として課税する連結納税制度を我が国に創設するというのが、今回の主な内容になっているかと思いますが、そこで、きょうは、法案提出に至る背景と経緯というところから伺っていきたいと思います。  経団連を中心とする財界は、この数年、経済のグローバル化のもとで、国際競争力の強化ということを理由にして、グループ経営重視の企業組織再編に沿った独禁法、……

第154回国会 財務金融委員会 第19号(2002/05/29、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  先日、質疑を行いましたときに、主税局長は私に対する答弁で次のようなことを述べられました。  この連結納税制度というのは、いわゆる大企業だけを対象としておりませんで、中小企業を親法人とする企業グループの連結納税制度を採用するというのも、実はかなり見られるのではないか。特に日本の場合には、オーナー型経営というのは、むしろ分社化でやっているケースがございますから、このあたり、我々の実態調査では十分把握できていないのですけれども、かなりそういう企業にも恩典のある制度ではないだろうかという答弁がありました。また、しかも、その場合には軽減税率が適用できると……

第154回国会 財務金融委員会 第21号(2002/06/12、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、寺西参考人にも来ていただいておりますので、柳澤大臣と寺西参考人に伺いたいというふうに思います。  五月二十二日の当委員会で、私は、個人信用情報が金融機関でどう扱われているかという問題を取り上げました。  住宅金融公庫から、全銀協傘下の銀行はもとより全国の七百二十社の金融機関に対して、九五年、九九年、〇〇年、〇二年とほぼ二年置きに、公庫のローンを受託している金融機関が公庫の業務上知り得た公庫債務者の情報を債務者の同意なく借りかえのシミュレーション等に利用してダイレクトメールを発送していることに、抗議の文書を発送しております。公庫からもらって、私……

第154回国会 財務金融委員会 第23号(2002/07/09、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、不況が非常に長引いている中で、また貸し渋りなどがある中で、随分今問題になってきている多重債務の問題、この問題について質問したいと思います。  最初に、簡単な話から確認しておきたいんですが、債権者が、債務者との契約上全く関係のない第三者に、あなたは支払い義務があると言って取り立てを行うということは法律上当然許されないと思いますが、まずこの点について最初に確認しておきたいと思います。
【次の発言】 実際にこういう事例が結構多いので、一つ見ていくと、ある二十五歳の青年が函館で働いていた九五年の六月、武富士函館支店から十万円借りた。年収は二百万から二……

第154回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第7号(2002/06/06、42期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、野党四党共同提出の公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律の一部を改正する法律案に賛成、与党提出の同一部改正案に反対の討論を行います。  今国会最大の課題の一つは、鈴木宗男議員、加藤元自民党幹事長、井上前参議院議長らの、本人と秘書のかかわった不正腐敗に端を発した政治と金の問題に徹底したメスを入れ、その解決のために抜本的な対策を講じることでありました。その解決策の一つとして、昨年三月に施行されたあっせん利得処罰法の抜け穴をふさぐ野党改正案を提出したのであります。  野党案は現行のあっせん利得罪の抜け穴と言える請託や職務権限を犯罪構成要件か……

第154回国会 内閣委員会 第4号(2002/04/05、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私はきょうは、最初に特殊法人改革、そしてその中での原研と核燃サイクル機構の統合問題などについて質問したいと思います。  日本の原子力の中で特に原発など、今、国民の中で信頼されていないという状況にあります。これは、やはり大きな事故を繰り返し起こしてきたこととか、事故が起こったときに事故隠しをやってきたこととか、うその報告や発表がなされたこととか、原発や核燃サイクル開発機構は非常に信頼されていない、信頼が薄い。そのことは、原発には賛成だという方を含めて、総理府の世論調査などでも原発に不安を感じるという方が九割台になっていることなどを見ても示されてい……

第154回国会 内閣委員会 第5号(2002/04/10、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初に本四公団の総裁の方に、巨額の負債をもたらした原因は一体どこにあるのか、その責任はどこら辺にあるとお考えなのか、これを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 本四公団で、負債総額は今四兆六千九百八十四億円ぐらいですか。それで、〇一年度末決算で、管理費や金利負担千六百二十七億円に対して料金収入がわずか八百六十九億円ぐらいですから、経費の半分。ですから、累積赤字は大体今年度末には一兆円を超える見通しになるようにも伺っておりますが、この点は大体そういう見通しですか。
【次の発言】 それで、総裁からも今お話ありましたけれども、やはり出発点の過……

第154回国会 内閣委員会 第6号(2002/04/12、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初に石原大臣に伺っておきたいと思いますのは、四つの関連公団の改革に当たって何が必要か、何を最も重視して取り組むべきかという、この基本のところがやはり一番深めておかなきゃいけないところだと思うんです。  四つほどあるんじゃないかと思うんですが、その一つは、せんだっても取り上げましたが、巨額の負債をつくった原因と責任を明確にしておく。それから二つ目には、高速道路計画については全面的に凍結をしてきちんと見直しをして、そして縮減するものは縮減するという方向をきちっと出していく。そして三つ目には、赤字のツケ、これは国民負担を求めるというやり方はしな……

第154回国会 内閣委員会 第7号(2002/04/17、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょうは、これまでもいろいろな角度から皆さんから議論がありましたが、天下り、高額給与、退職金問題などについて最初に質問していきたいと思います。  道路四公団の改革で重要なのは、やはり利権によるひずみ、その背景にある政官業の癒着にどのようにメスを入れるか、こういう問題が一つあると思います。  公共事業に絡む政官業癒着に厳しい批判があることはだれもが知っているところだと思いますが、その一つが、企業・団体献金の名で企業から政党や政治家に金が渡されるということ、またもう一つが、高級官僚の企業への直接あるいは間接の天下り問題です。そして、企業が天下……

第154回国会 内閣委員会 第8号(2002/04/19、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、三人の参考人の先生方には、大変お忙しいところ、ありがとうございます。  順に伺っていきたいと思いますが、最初に岡野参考人の方に、巨額の負債を生み出した原因ですね。日本道路公団でいいますと、負債総額は二十五兆円を超えていて、料金収入に対して十一・六倍ぐらいになりますから、もちろん料金収入が全部負債の償還に回せるわけはないわけで、これは大変な事態ですし、首都高速でも四兆円を超えて十四・三倍とか、阪神高速では三兆円をはるかに超えていて四兆円近いもので、料金収入の十九・一倍とか、本四連絡橋で、四兆七千億ほどの負債に対して、これは料金収入の六十……

第154回国会 内閣委員会 第10号(2002/04/26、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  障害者等に係る欠格事由の適正化法案というのは、障害者施策推進本部の「障害者に係る欠格条項の見直しについて」に基づいて検討され、そして欠格条項が障害者の社会参加の阻害要因とならないように、現在の医学、技術水準などを考えてこの欠格条項を再検討し、必要の薄いものについては欠格条項を廃止し、真に必要と認められる場合は、対処の方向としてということで四つにまとめて進んできたわけですが、今回の法改正では、必要性の薄いものについて欠格条項を廃止するというこの大前提となる方針がありながら、具体化されたものが見当たらないわけですが、これはどういう理由からかというの……

第154回国会 内閣委員会 第13号(2002/05/29、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、順番を少し変えまして、今防衛庁リストのことが出ておりましたので、その問題から最初に質問したいというふうに思います。  情報公開法というのは、言うまでもなく、憲法の基本的人権に基づく国民の知る権利の保障として生まれました。国民がこの権利を行使したら、防衛庁の方は情報公開申請者の思想、信条、病歴の調査リストを作成していたということですから、これは危なくて情報公開の請求はできない、こういうことになってきます。  そこで、総理に、内閣として考えてみてもこれは極めて重大で深刻な問題だというふうに私は思うんですが、まずその点、最初に伺っておきたいと思……

第154回国会 内閣委員会 第15号(2002/06/26、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に片山総務大臣にまず伺っておきたいと思いますが、情報公開法第三条に定める開示請求権制度というのは、どんな人か、どういう人かにかかわらず、何ぴとに対しても等しく開示請求権を認めるものであり、開示請求者に対し、開示請求の理由や利用の目的等の個別的事情を問うものではなく、開示請求者がだれであるか、または開示請求者が開示請求に係る行政文書に記録されている情報について利害関係を有しているかどうかなどの個別的事由によって、当該行政文書の開示決定等の結論に影響を及ぼすものではない、これが従来より総務省として示してきた一般的な性格だと思うんですが、ま……

第154回国会 内閣委員会 第16号(2002/06/28、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、先日のこの委員会で、総務省の情報公開請求の問題について質問いたしました。  これは、ことしの四月から五月にかけて、徳島県の行政書士の石橋吉治さんと石川県の重森憲治さんが総務省に、オンライン一括法案作成過程を知るために関連する行政書士法改正案関係資料、すなわち立法過程を知ろうとして、情報公開法に基づいて開示請求をされたことについてです。  ところが、五月十九日に突然、日本行政書士会連合会長から二人は、オンライン化法に係る協議に招集を受けて、その五月十九日の協議の場で、総務省への情報開示請求を取り下げるように指示を受けた。  そもそも、情報公開という……

第154回国会 内閣委員会 第17号(2002/07/24、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  本日は、四人の参考人の皆さん、本当にお忙しいところ、どうもありがとうございます。  最初に、住基ネットの稼働問題から伺っていきたいと思うんですが、四人の参考人の皆さん、お一人お一人から伺いたいと思います。  実は前に座っておられる大畠委員長も私ももともと技術屋出身なものですから、技術屋的感覚からしますと、コンピューターシステムというもの、これは技術的に見て一定の保護を行っていくという可能性はあるということ、それはわかるわけです。しかし同時に、技術的に、情報には侵入し、収集し、そして漏えいするという、この可能性もあるという、二つの面をしっかり見て……

第154回国会 予算委員会 第20号(2002/03/05、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  政府は、二月二十七日に、経済財政諮問会議でデフレ対応策を決定したわけですが、このデフレ対策として出したトップが「不良債権処理の促進」ということですが、しかし、この不良債権処理を進めればデフレを加速することになるということを政府はこれまで言ってきたのではありませんか。
【次の発言】 昨年六月二十一日の骨太方針でも、不良債権処理がデフレ圧力になると言っておりましたし、柳澤大臣、今もそうですが、せんだって、二十七日にも、不良債権最終処理をする場合、いわば全体としてデフレ的効果を持つ、時系列的には、即効的な効果としては、デフレの方が先に出てくるというの……

第154回国会 予算委員会 第29号(2002/07/22、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  政府は、景気は底を打ったと言っておりますが、国民はそんな実感を持っておりません。企業の経営者の皆さんも、大企業にしても中小企業にしても、依然として深刻な状況にあると思っております。そういう中での政府の増税計画について、危機感というものが広がっております。  そこで、まず、順番に伺っていきたいんですが、総理は六月七日に、総理官邸に政府税調の石会長を招いて、来年度税制改正の主な事項として、配偶者特別控除、特定扶養控除等の簡素集約化、それから、外形標準課税の導入による法人課税の実効税率の引き下げなどを指示したと言われております。これはまず事実なのかどうか、最……


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第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 経済産業委員会 第9号(2002/11/27、42期、日本共産党)

○吉井委員 定足数は足りていますか。正規に成立していないと、質問するとおかしくなるからね。私、前、アドリブで定足数が足りていないというふうに話したら、会議録からその部分を削除してくれと頼みにこられたから。ちょっと数えてみてください、成立していたら質問しますから。
【次の発言】 日本共産党の吉井英勝です。大臣もお忙しいことと思いますが、やはり委員会、成立していないとこれは正規なものになりませんから。  最初に、私、まず保安院長に聞きたいんですけれども、内部告発があって今回の東電不正事件というのは明らかになってきたわけですが、内部告発があったという、その告発者を含めて企業に内通した方の責任ですね、……

第155回国会 財務金融委員会 第1号(2002/10/29、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は最初に、いわゆる貸しはがしの問題から質問したいというふうに思います。資本注入を受けた大手銀行の中小企業向け貸し出し増加計画と増加実績というのを金融庁の方から資料もいただきまして、これを見ました。  ことし三月の増加計画に対する増加実績というので見ますと、みずほと住友信託以外は全部目標未達成、それどころか非常に大きなマイナスというところがあるということがわかりますが、つまり、貸しはがしを随分やってきたということですね。  実は、昨年九月の中間期の実績というのも持ってきてもらいました。大臣ももちろんそういう資料はもう目を通してこられたと思いますが、それ……

第155回国会 財務金融委員会 第3号(2002/11/06、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、今度の改革加速のための総合対応策に関連して質問したいと思いますが、これまで政府のデフレというものの定義は、ちょうど昨年四月の六日の参議院本会議で、当時の麻生経済企画庁長官答弁の中で、二年連続して消費者物価が前年度比を下回ること、持続的な物価下落というふうに、デフレについては大体そういう定義といいますか、言い方をしてこられました。要するに、物が売れない、物価が下がる、利益が出ない、企業活動が縮小する、リストラが進む、雇用者所得が落ちて消費購買力が落ち込んで消費が冷え込む、将来不安でマインドも冷え込む。要するに、この悪循環ですね。  ですから、そうす……

第155回国会 財務金融委員会 第8号(2002/11/19、42期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表し、預金保険法及び金融機関等更生手続特例法の一部改正案、同法案に対する民主党提出の修正案並びに地域金融機関組織再編特別措置法案の三案に対し、反対する討論を行います。  まず初めに、預金保険法等一部改正案に反対する理由を述べます。  深刻な不況と信用不安のもとで、現在、預金の全額保護措置を全面解除する条件にないことは明白です。しかし、今回の延期措置は、不良債権処理の加速化を図るものとして、その集中処理期間に対応して二年間に限定されています。預金全額保護の解除は、経済の立て直しによる景気の回復を大前提とするべきであり、不良債権処理による企業つぶし、金融機関の淘汰、……

第155回国会 財務金融委員会 第9号(2002/12/11、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私、きょうは最初に、銀行の本人確認がずさんなことによる被害の問題から少しお聞きしておきたいと思います。  最近、ピッキング犯罪の急増で、盗難通帳の預金が偽造印鑑、偽造免許証などで不正に引き出されるという被害が多発しております。警察庁の方からデータをもらっているんですが、例えば九七年ですと預金通帳、預金証書が盗難に遭った件数二万二千件だったのが、昨年、一昨年と大体二五%から三〇%増しというふうになってきているわけですね。ですから、盗難に遭って、さらにそれが偽造印鑑、偽造免許証等で引き出されて盗まれるということなんですが、郵便局の方は、偽造印鑑や偽造運転免……

第155回国会 内閣委員会 第2号(2002/10/30、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、きょうは核燃料に関する質問をしたいというふうに思います。  核燃料物質というのは、プルトニウム八キログラムで長崎型原爆の一発分、九〇%高濃縮ウランなら約二十キログラムで広島型原爆一発を製造することができることになります。ですから、それだけに、国際的に核燃料物質のバランスについては、条約上の義務もあり、国において厳しい管理を行っているところです。  したがって、政府は、各電力会社がどこの国のどこの鉱山から幾らの天然ウランを買い付けているか、輸入割り当ての段階から、輸入許可証、支払い許可証の発行、さらには支払いが終わった後、支払い完了後の電力からIL……

第155回国会 内閣委員会 第3号(2002/11/01、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  今回の欠格事由の見直し問題についてまず伺いますが、現行法は精神病者を一律に警備業から排除しているのを、改正案では、この欠格条項を、業務を適正に行うことができるかどうかを基準にするというもので、精神病者の社会参加の拡大に道を開くものであるというふうに考えております。  しかし、精神病患者や障害者団体の皆さんからの不安の声も聞かれます。それは、法案第三条で、「心身の障害により警備業務を適正に行うことができない者として国家公安委員会規則で定めるもの」と規定されているように、具体的には国家公安委員会の規則で定められるということになっておりますから、その規則に精……

第155回国会 内閣委員会 第4号(2002/11/06、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょう、私は原子力問題について質問したいと思いますが、最初に、東電の不正事件にかかわって質問いたします。  原発については世の中には賛成の方も反対の方もおられます。しかし、原発の危険から安全を守るという点では、ほとんど一〇〇%の人々の間で意見の違いはないわけです。そういう中で、今、電力会社、それから原子力保安院の方は、この面では余り信頼されていない、そういう時代になってきております。それは今回の不正事件等があったから特にそうなっておりますが、そういう中で、原子力安全委員会の方は、やはり安全行政の面で今信頼されるかどうかということが問われてくる非……

第155回国会 内閣委員会 第5号(2002/11/08、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  さきに質問された方と若干の重複があるかもしれませんが、最初に、今回の法案で規制対象となっているインターネットオークション市場がネットの普及とともに今急成長をしているときですが、ネットオークションでさまざまなトラブルが現に起きています。  それで、ネットオークション関係の消費者トラブルの相談件数の推移、それからまた相談内容などをどのように把握しておられるか、これは消費者保護を中心にやっておられる内閣府の方から伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そういうトラブルが今非常にふえているときですから、アメリカなどでは、ネットオークションについて、民間の事業……

第155回国会 内閣委員会 第6号(2002/11/13、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  今度の構造改革特区法案というのは、何がこの法律の中心かというのは、なかなかすぱっと、一言で言えば何かというのは、わかるようでわからないようなややこしいものですが、ただ、はっきりしてきたのは、なかなか政府が思うように規制緩和が進まない、そこで、特区を設けて一点突破、全面展開、こういう方針で臨んでいこうとしておられる、これがこの法案の一番の中心だということは大体明らかになってきたというふうに思うんです。  そうなりますと、結局、これはそもそも規制緩和の問題と一体の法律ですが、規制というものについては、当然、もう古くなった、実態に合わないもので廃止すべきもの……

第155回国会 内閣委員会 第7号(2002/11/15、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  株式会社参入問題と構造改革特区の問題について最初に伺いたいと思います。  先日の終わりの方の続きから始まります。医療福祉の分野での株式会社参入についてですけれども、医療法七条五項で、医療法人に営利を目的とした法人の参入を禁止しておりますが、その理念はどういうところにあるのか、これは、最初に政府参考人の方からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それは、七月二十三日の総合規制改革会議の中間取りまとめを見ておりましても、厚生労働省の意見で、利益の最大化を目的として医療提供をゆがめやすい構造になるというのが株式会社参入についての見解であったというふうに思い……

第155回国会 内閣委員会 第8号(2002/11/19、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、参考人の皆さんには、大変お忙しいところをありがとうございます。  私は、先の質問者の方がいろいろな角度から質問をしておられますので、大型プロジェクトと特区とのかかわりとか、こういうふうな角度から少し、最初に末吉参考人の方に伺っていきたいと思います。  先ほどの意見陳述の中でも、「企業誘致から学んだこと」ということについての資料と陳述がありました。北九州市は、私もかつてFAZ法の関係で調査に寄せていただいたときなど、それぞれ区ごとに特性が違うということもありますし、それからまた、別な角度から見ますと、新日鉄の撤退など非常に大きな変化があ……

第155回国会 内閣委員会 第10号(2002/11/21、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初に、規制緩和についての総理のお考えを伺っておきたいと思うんです。  大型店規制の法律を緩和、廃止した結果、全国で中小小売店の倒産、廃業が相次ぎました。各地どこへ行っても商店街はシャッター通りになったというところが随分あることは、総理も御承知のところだと思います。フランス、イギリス、イタリア、ドイツなどヨーロッパの方では、どこでも大型店規制を、経済的規制とそれから社会的規制を組み合わせて実施して、商店街も町並みも文化や伝統も守っている、こういう実例を見ることができます。  それから、農業の分野では、牛肉、オレンジ、米輸入自由化に続いて、大商社な……

第155回国会 内閣委員会 第11号(2002/12/04、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  これまで内閣委員会それから財務金融委員会などの方でも、金融分野における個人情報が漏えいしている、悪用されているという問題など、具体的に取り上げてまいりました。やはり、各業態、業界分野ごとにきちんと高度情報化に伴って個人情報保護法制を充実していくということは、これは必要なことだと考えております。  しかし、今出ております政府案の最大の問題は、やはり表現、報道の自由を規制しているというところにあると思います。  その一つは基本原則ですが、基本原則で、利用目的の明確化、適法かつ適正な方法での取得、本人が適切に関与することなどが求められています。これは一見当た……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 経済産業委員会 第18号(2003/05/21、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、揮発油等の品質確保法案について、最初に政府各参考人の方に伺いたいと思います。  今回の改正でアルコールが含まれる燃料を規制の対象にしたことから、消費者の中には、政府は、新エネルギーとしてアルコール燃料の研究開発を進めておきながら、アルコール燃料の使用を禁止するのかというふうな受けとめ方もあります。  私は、改正案の趣旨というのは、最近、ガソリンにアルコールを五〇%以上混合させた、高濃度アルコール含有燃料の使用によって車両火災などの事故が発生しているので、アルコールの混合の許容値を定めて安全を確保するためのものだ、こういうふうに認識をし……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第3号(2003/04/15、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、表現、報道の自由に関して質問をしようと考えているんですが、立法上の問題はもちろん担当大臣に聞くということにしておりますが、ただ、この問題というのは基本にかかわる問題でもあり、既に昨年、総理、福田官房長官にも伺ったりしておりますので、それを踏まえての質問を予定しておりました。  ですから、福田官房長官の出席を求めたわけですが、これは昨年の内閣委員会ではずっと出席されたんですが、今度、何ですか、急にお出になってこられない。議運の仕切りでも出るということになっていたのに出てこないということはとんでもないことであり、これはまず最初に私は抗議をして……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第4号(2003/04/16、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、個人情報の保護というものを考える上で、政府の考え方と異なる考え方を持つ人々も含めて、思想、信条を初めとする基本的人権の尊重、これがそもそもこの個人情報保護を考える上での出発点になるものだ考えているものであります。  その点で、官房長官に質問する前に、まず少し見ておきたいんですが、実は、けさの参議院本会議で藤原議員の質問に対する細田大臣の答弁が問題になりました。  一部に、この原子力発電問題につきましてさまざまな、いわば汚らわしいという感覚で議論をされる方もたくさんおられますと。これは随分意見が出まして、汚らわしいということは世論の問題として申し上……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第6号(2003/04/18、42期、日本共産党)

○吉井議員 私の承知いたしておりますところでは、細田大臣も通産OBで通産政務次官も務められておりますのでよく御存じの、旧通産省が九七年に出した、民間部門における電子計算機処理に係る個人情報の保護に関するガイドライン、九七年三月四日の通産告示第九十八号ですが、ここでは、「人種及び民族」「門地及び本籍地」「信教(宗教、思想及び信条)、政治的見解及び労働組合への加盟」「保健医療及び性生活」「の内容を含む個人情報については、これを収集し、利用し又は提供してはならない。」と第七条で明確にしています。  また、片山総務大臣もよく御存じのところなんですが、現在の総務省、旧郵政省におきましても、九八年に、電気……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第7号(2003/04/21、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  四人の参考人の皆さん方には大変きょうは御苦労様でございます。  私は最初に四人の参考人の皆さんから伺いたいと思っているんですが、それは、もともと昨年の十二月に旧法が廃案となりました、その大きな事情の一つはメディア規制の問題ですね、このことがありました。  それは御承知のとおりでありますが、先ほど田島参考人の方からお話ありましたように、報道の定義規定の問題とか、五十条三項、努力義務規定による官の介入の危険性の問題だとか、あるいは疑惑政治家の圧力がかかる問題があり得る問題とか、あるいは、そもそも報道の側が自主ルールをつくって取り組むにしても、国が法……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第10号(2003/04/24、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  先日の春名議員の質問にかかわって最初に伺っておきたいと思います。  春名議員の質問で、政府として、今度の個人情報保護法にかかわって個別法が必要と考えている分野があるということで、どういう分野かという質問に対して、現時点ではっきりと検討に着手しているものはとして、医療、金融、電気通信の三分野を挙げて、必要なものは個別法で対応すべきだと、これがこの間の細田大臣の答弁でした。  確認しておきたいんですが、この政府案六条三項について、この分野は必要な法制上の措置に当たるとして、個別法を政府としてこれから考えていく、こういうことであるというふうに理解しておいてい……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第11号(2003/04/25、42期、日本共産党)

○吉井議員 御指摘ありました自衛隊募集リスト問題のような事態というのは、要は、行政機関にも民間企業にも膨大な個人情報が集積されていること、そのデータがコンピューターで結合されると個人のプライバシーが丸裸になるという危険を示したという、この点が一番のポイントだと思うんです。  きょうの議論というのは、防衛庁問題じゃなくて、むしろそちらだと思っていますが、現行法では、思想、信条、病歴、社会的身分など、特に重要な個人情報の他者による収集や取り扱いが禁止されていないことが、問題を起こす大きな原因の一つです。政府案には、個人のこうしたいわゆるセンシティブな情報の収集を原則禁止する規定はありません。  野……

第156回国会 財務金融委員会 第4号(2003/02/14、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、今の佐藤委員の質問をお聞きしていまして、これは私も予定していなかったんですけれども、国会で審議するときの、これから法案をいろいろ審議していくときの前提になるのは、私は、やはり政府一体の原則というものはきちっと踏まえられないと、大臣の言っておることと副大臣の言っておることが、さっきの答弁を聞いていますと明白に違うんですね。  だから、本来、副大臣が大臣を越えてというわけにはいかないわけですから、確認だけ一言しておきたいのですが、谷口副大臣は塩川大臣答弁を否定するわけではないと思うんですが、その同じ立場ですね。そこだけ確認しておきます。

第156回国会 財務金融委員会 第6号(2003/02/25、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、タウンミーティングの話をよく大臣もされるので、タウンミーティングの問題から少し伺っておきたいと思うんです。  実は、一月二十八日の参議院の予算委員会で、塩川大臣は、「全国で十一か所、タウンミーティング、一般の方をお越しいただいて公聴会をやりました。一会場平均しまして五百五十人、」というふうな発言をしておられるわけです。しかし、主税局からそのころもらっていたんですが、私も見ておりまして、塩川大臣が出席された大津市で二百三十五人、長崎市で百九十二人、那覇市で百六人ですから、出席した三会場合わせても五百三十三人なんですね。大臣は一会場平均五百……

第156回国会 財務金融委員会 第7号(2003/02/26、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、昨日に続きまして、最初に、免税点の問題にかかわって質問したいと思います。  きょうは、まず農業の分野なんですが、米農家の例を少し見てみたいと思います。  記帳実務も大変な高齢者の農家が多いですし、農業経営が大変ですから後継者がなかなか生まれてきにくい、こういう実情にあることが日本農業の今日の現状だと思いますが、全国の農家は三百十二万戸で、販売農家は二百三十四万戸、このうち三千万円超の販売農家は二万六千戸。免税点が一千万円に引き下げられると、新たに消費税の課税対象者になる販売農家が十二万一千戸で、合計十四万七千戸が課税対象農家になるというふうに……

第156回国会 財務金融委員会 第8号(2003/03/03、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、日本共産党を代表して、政府提出の二〇〇三年度公債特例法案及び所得税法等一部改正案の両案に対し、反対の討論を行います。  まず、公債特例法案についてです。  来年度の赤字国債発行額は、当初予算としては過去最高の三十兆二百五十億円、国債依存度は戦後最悪の四四・六%となるなど、記録ずくめの異常な国債発行です。これは、小泉内閣が発足以来のこの二年間進めてきた構造改革によって、すべての経済指標が悪化し、税収不足、国債増発の悪循環に陥ったためです。本法案による巨額の赤字国債発行は、まさに小泉内閣の構造改革路線の破綻を象徴するものであります。  しかも、小泉内……

第156回国会 財務金融委員会 第9号(2003/03/18、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、三人の参考人の皆さんには大変ありがとうございます。  最初に、福井参考人にお伺いしたいと思います。  日本経済は、デフレスパイラルに落ち込んでいく深刻な不況の中にありますが、これまで、金融緩和とそれから構造改革をセットにした供給面での対策だけでやってきていますが、速水総裁は、資金はじゃぶじゃぶ回っているんだが、資金需要がないことが問題だということを言っておられました。  不況の長期化で個人消費が冷え込んでいるときに、幾ら日銀が銀行に日銀券を供給しても、借り手の側に需要が生まれてこないことにはだぶつくのは当たり前で、そういう点では景気対策になら……

第156回国会 財務金融委員会 第10号(2003/04/02、42期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の酒税法等一部改正案及び与党提出の酒類小売業者緊急措置法案並びに同修正案に賛成の討論を行います。  まず、政府提出の酒税法等一部改正案についてです。  本法案は、ことし九月からの人口基準廃止による販売規制全面撤廃、自由化は推進する一方、これまでの規制緩和万能路線の中で社会問題となった未成年者飲酒防止等に資する販売管理体制の整備など、最低限の社会的規制を講じようとする一定の改善策であり、それ自体は容認できるものであります。  第一に、未成年者飲酒防止法、暴力団、刑法犯などで罰金以上の刑に処せられた業者を、酒類販売業免許の付与を拒否できるようにする、……

第156回国会 財務金融委員会 第18号(2003/06/03、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは私、最初に、この法案によって生保会社が破綻前に予定利率等の契約条件を変更できるということにした場合に、引き下げ対象、九五年以前の契約者になりますが、要するに一体どれだけの人がまず影響を受けることになるのか、この辺のところから入り口として質問したいと思います。
【次の発言】 それは、けた数はそれで、けたが違うでしょう。
【次の発言】 何かやけに少ない話だなと思ったら、むちゃくちゃで、五千百四十四万件なんですよ。全体の四二%にかかわってくる。  それで、金融庁資料でも出ておりますが、責任準備金残高の中で予定利率三%以上の契約に対応する責任準備金残高……

第156回国会 財務金融委員会 第19号(2003/06/04、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。四人の参考人の皆さんには、お忙しいところ、本当にありがとうございます。  最初に、私は横山参考人にまず伺いたいと思うんです。  今、多くの契約者の方から、予定利率が引き下げられたら大変だということで、窓口にいろいろ問い合わせ等が既に始まっているということで、各社の方でも口頭あるいは文書でマニュアルを示して、こういうふうにお答えしなさいということをやっておられるということを現場の方で伺っております。  横山会長さんのところも、予定利率引き下げに関する応答話法というものの中で、引き下げは断固しない決意です、その意味で当社と無縁な法律ですと答えなさいと社内で指示……

第156回国会 財務金融委員会 第21号(2003/06/10、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  四人の参考人の皆さんには、きょうは大変お忙しいところ、ありがとうございます。  順番に伺っていきたいと思いますが、最初に高橋参考人に。  ことし五月十二日の金融審の会議録で私は見せていただいておりまして、契約者集会について、「これは絶対入れないとこの手続自体を私的自治にゆだねることはできない」と、ワーキンググループのことが紹介されたような話もお引きになって結論を紹介しておられますが、高橋参考人のお考えと、当時、審議会でこうした結論を出した理由、それを伺っておきたいと思うんです。
【次の発言】 それから、高橋参考人、引き続いて、解約制限の問題につ……

第156回国会 財務金融委員会 第25号(2003/07/04、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょう、私、銀行株式取得機構の運営について最初に伺いたいと思います。  この機構設立のときの法案審議の際に、政府はこういうふうに説明していました。「機構に公的支援を行う場合であっても、最終的には国民負担に極力つながらないようにすることが重要である」と。それで具体的方策を盛り込んだんだということでありました。当時の柳澤大臣は、買い取りの開始には運営委員会の決議を要すること、銀行等からあらかじめ株式の売却額の八%に相当する売却時拠出金を拠出させることなどしていることなどを挙げて、「諸方策を講じているところ」だという答弁でありました。本当にこの答弁ど……

第156回国会 財務金融委員会 第26号(2003/07/16、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、最初に、やみ金対策について伺いたいと思います。  大阪の八尾市、もともと中選挙区制時代の私の地元になるんですが、ここでの三人の方の心中という非常に痛ましい出来事が、やみ金対策法の成立を促すということになりました。遺書では、苦しみ抜いたあげく死を選びましたと書き残し、悪徳業者のために死ぬのは悔しいと訴えが残されました。  八尾警察署の方で、五月の十日、十二日、二十日の三回相談を受けておられて、大阪府警本部では、六月五日、六日、九日、十一日の四回、大体朝から夕刻まで事情聴取もしてこられた。警察の方へは、地元八尾警察と大阪府警、合わせて七回相談し、……

第156回国会 内閣委員会 第2号(2003/02/26、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、きょうは、公務員制度の問題について質問したいと思います。  まず最初に石原大臣に伺いますが、ILOの報告は、公務員制度改革の労働組合との協議について、委員会は、多数の会合が持たれ、国及び地方レベルの職員団体の代表の見解が聴取されたかもしれないが、それに基づいた措置まではとられなかったと結論づけています。言うなれば、政府が言うように七十七回、六十六時間交渉したと言っても、単に組合の意向を聞きおくにとどめ、これではだめですよということを言っているんですね。ILOがこれまでの協議をこのように判断していることについて、まず大臣としてはどう考えておられるか……

第156回国会 内閣委員会 第4号(2003/04/02、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私、食品の安全についての国の責務と消費者の権利という問題について質問したいと思います。  この法案は、国の責務について、「基本理念にのっとり、食品の安全性の確保に関する施策を総合的に策定し、及び実施する責務を有する」と、要するに、一般的に規定しているだけなんですね。本会議でも、谷垣大臣は一般論に終始していたと思います。  国の責務は、要するに、具体的にどのようなものを考えているのか、このことを最初に大臣に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 六条で国の責務、九条で消費者の役割とあるわけですが、九条の方では、「消費者は、食品の安全性の確保に関する知識……

第156回国会 内閣委員会 第6号(2003/04/18、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私、二週間前に質問いたしましたときに、消費者の役割ではなく権利というものを考えることの大事なこと、それから予防原則の問題、また輸入食品の残留農薬の検査体制や安全を脅かすおそれのある食品の輸入禁止措置など、やはり食品の安全を保障する政府の義務、責務、役割というもの、それを議論いたしました。  きょうは、それに引き続いて、最初にまず第十二条にかかわっていきたいと思うんですが、施策の策定に当たっては、その他の事情を考慮すると規定しているわけですね。このその他の事情について谷垣大臣は、「社会的・経済的事情や国際貿易ルールとの整合性といったさまざまな事情が対象と……

第156回国会 内閣委員会 第7号(2003/04/25、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  それでは、昨日あらかじめ質問の通告もいたしておりますが、せっかく谷垣大臣に来てもらっていますので、まず、私は、暴力団対策の問題について伺いたいと思うんです。  実は、中沢委員らと御一緒に、一九九一年に暴対法を衆議院の地方行政委員会で議論をして、我々は、立法府の意思として暴対法を通しました。  そのときの議論の中で、当時の國松さんですね、あのオウムの被害者になられた國松さんが刑事局長で、私どもの暴力団取り締まりの究極の目的は、暴力団そのものをこの社会に存在を認めない、それを壊滅していくということでございます、こういう答弁でありました。  まず、政府参考人……

第156回国会 内閣委員会 第9号(2003/05/09、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に政府参考人の方に、レクにも来ていただきましていろいろ伺っておりますが、少し確認的に伺っておきたいことがあります。  それは、侵入窃盗とそれから侵入強盗の犯人が、日本人が犯人の場合、外国人が犯人の場合、その比率というのは大体何%ずつぐらいになっているのかということを、最初にまず伺いたいと思います。
【次の発言】 いずれにしても、比率でも数でも、侵入窃盗にしても強盗にしても、やはり日本人の犯罪なんですね、圧倒的に多いのは。ピッキングについては、かなり外国人犯罪が最近非常に特徴的だということは伺いました。  侵入犯罪の状況を九〇年代以降を見てみ……

第156回国会 内閣委員会 第10号(2003/05/14、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私、最初に、地方公務員の臨時的任用の延長問題について質問したいと思います。  最初に、政府参考人の方に伺います。  現行の地方公務員の臨時的任用の任期というのは最長一年となっているわけですが、これを特区では最長三年まで延長できるようにしようというものですね。初めに、この非常勤、臨時的任用職員の全国の実態がどうなのかということですが、今、臨時職員は全国でどれぐらいおられますか、それから平均的な勤務年数はどれぐらいと把握しておられるか、お答えいただきます。
【次の発言】 要するに、一年以上の臨時職員はいる、そういうふうに答えられたと理解していいですね。

第156回国会 内閣委員会 第11号(2003/05/16、42期、日本共産党)

○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、構造改革特別区域法の一部改正案に対して反対の討論を行います。  我が党は、官庁の利権を図るための規制や実情に合わない古い規制などを緩和し廃止することは当然と考えるものでありますが、国民の暮らしや福祉、安全、環境などを守る規制は、しっかり守り充実させることが必要だと考えています。  本案は、七本の法律を一括して規制を緩和し、特区内でその特例を認めようとするものですが、農家の民宿などによるどぶろくの製造を認めた酒税法の特例以外の法案には多くの問題があります。  教育への株式会社の参入を認めた学校教育法の特例は、教育に営利を求め、教育費の高額化など、教育の機会……

第156回国会 内閣委員会 第18号(2003/07/16、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  祝祭日というもの、江戸時代には五節句あったんですね。これが明治維新後、明治六年三月に、民間での伝統を切り捨てて天皇中心の神道的な祝祭日の体系に変わっていった。ですから、紀元節とか、天皇誕生日を天長節とか、そういうふうにしていったわけですが、戦後、最初に国民の祝日を決めた一九四八年当時、当時の参議院文化委員会では、国民の祝日の選定基準を決めている中で、一つ、新憲法の精神にのっとること、二つ、国民全体につながりのあるものを選び、部分的なものは除くこと、三つ、世論を尊重すること、四つ、国際関係を慎重に考慮することなど、十項目の選定基準を立てました。私もここへ……

第156回国会 予算委員会 第5号(2003/01/27、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、私、中小企業の金融の問題を中心に質問したいと思います。  中小企業の置かれている不況の非常に深刻な状況とか、その中での金融の厳しい状況については、大臣も直接調査をされたり御存じと思いますが、例えば、全国中小企業団体中央会、ここが、半期に一度の調査に基づいて、下請中小企業の最近の動向というのを発表しておりますが、最近のもので見ましても、金融機関の融資の姿勢についてというコメントで、短期金利の引き上げ要請、これはダイカストの分野です。内容の悪い企業に金利引き上げ要請、産業用機械、電気部品で見られます。それから、リスクに応じた金利要請を行い、銀行の……


吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
39期-40期-41期-|42期|-43期-44期-45期

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各種会議発言一覧(衆議院42期)

吉井英勝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
39期-40期-41期-|42期|-43期-44期-45期
第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 内閣委員会商工委員会逓信委員会連合審査会 第1号(2000/11/06、42期、日本共産党)

○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  日本共産党はITというものについてどういうふうに考えているのか。この基本的な考え方、理念については、前回、十一月二日の内閣委員会での質疑のときに我が党の矢島議員の方から発言がありましたので、きょうはその上に立って質問をしていきたいと思います。  最初に、やはりIT基本法案が国民の期待にこたえるものになっているのかどうか、こういうところからまず質問したいと思うんです。  IT戦略本部・戦略会議の第三回合同会議、九月二十日で、委員より、この法律の原案で示されている基本方針、重点計画は、この合同会議でこれから議論しようとしている事項と全く同じものだと……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 予算委員会第四分科会 第1号(2001/03/01、42期、日本共産党)

○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝です。私は、きょうは、ITERの日本誘致と言われている問題がいろいろなところで今話題となってきておりますので、その問題について伺いたいというふうに思います。  まず最初に、トカマクタイプのITERなどについては、エネルギーレベルの高い高速中性子によって格子欠陥が生じたり、材料の脆性劣化などをもたらすという大きな問題が一つあります。  ITERの炉壁、ブランケットは、かつて科学技術庁の方から伺ったところでは、二十年間の実験期間中に交換は必要ないように設計されている、そういう説明でした。そのような材料の開発はもう済んでいて、五年なり十年なり実際にこれを使用して高速……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第1号(2002/04/08、42期、日本共産党)

○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょう、私は、浜岡原発事故や原発の老朽化と地震問題を中心に質問したいと思いますが、最初に政府参考人の皆さんに幾つか伺ってから、大臣にも質問するようにしたいと思います。  九五年に阪神大震災がありましたけれども、あのときの神戸六甲台の、非常にかたい岩盤である、ここでの地震動の記録というのは、最も大きな地震動に耐えられるとしてきた浜岡原発の三、四、五号機の応答スペクトルを超えているものがあったということは、これは原子力施設耐震検討会の報告書でも述べられていたと思うんですが、まずこのことを最初に確認しておきたいと思います。

第154回国会 決算行政監視委員会第二分科会 第4号(2002/07/23、42期、日本共産党)

○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょう、私は、ITERの問題について質問をしていきたいと思います。  これまで、国会で本格的にITERについて議論されたということは余りありませんでした。私は、昨年三月一日の予算委員会で、ITER問題では、プラズマ主半径の短縮によってコストを低減しても、それで意味のある研究になるのかという問題とか、基礎研究や炉材料の研究開発など、今取り組むべき課題は何かということ、それから、コスト削減と公共事業の発想で、苫小牧か六ケ所か那珂か、そういうふうな誘致合戦がなされているという問題などについて、核物理の専門家などの御意見も伺いながら取り上げました。そ……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第2号(2003/05/20、42期、日本共産党)

○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝でございます。  ちょうどこの決算の対象時期に、東京電力のいわゆる不正事件、内部告発があり、この内部告発が経産省の方から東電に通報されたり、データの改ざん問題などがありました。ですから、きょうは、その前後する問題について質問をしたいというふうに思います。  まず、政府参考人の方に伺いますが、あの発覚以降、何度も検査が行われ、記者会見等で公表がされてきました。検査のたびに、傷の発見した数や、それから、測定すれば傷の深さがだんだん変わっていく。これは、炉心シュラウドについてもそうですし、それから再循環系配管についてもそうですし、また制御棒駆動水圧系配管についてもそ……

第156回国会 予算委員会第四分科会 第2号(2003/02/28、42期、日本共産党)

○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝です。  かつて科学技術委員会というのがあったときには、高速増殖炉の問題など、かなりまとまった形で国会で議論することができたんですが、残念ながら、文部科学委員会という妙な形になってしまったために、その機会が少なくなってしまっているんですが、きょうは久しぶりに「もんじゅ」の問題を、九五年のころは前後して随分やったんですが、久しぶりに少しナトリウム関係の論文なんかを読みまして、質問をしたいというふうに思っております。  まず最初に、蒸気発生器の伝熱管が破損して、ナトリウムと水が反応すればどういう事態が起こるのかということが一つ。世界で過去に、ナトリウム・水反応によ……

第156回国会 予算委員会第七分科会 第1号(2003/02/27、42期、日本共産党)

○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、昨年来大臣とも経済産業委員会で質疑をやりましたが、東電等不正事件にかかわって、検査の問題などに触れて質問したいと思います。  この東電不正事件が明らかになって以来、昨年の十一月の六日の内閣委員会と十一月二十七日の経済産業委員会で、私は、検査結果のデータ改ざんとか隠ぺいをした不正事件とあわせて、炉心シュラウドの傷などの発見自体が非常に難しいという問題、それから、検査機器の開発や検査の手法の開発が今必要な段階だという問題を指摘しました。  これに対して、松浦原子力安全委員長は、あの装置は非常に検査がしにくい構造になっています、「今後ますますその……



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データ更新日:2023/02/05

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