穀田恵二 衆議院議員
40期国会発言一覧

穀田恵二[衆]在籍期 : |40期|-41期-42期-43期-44期-45期-46期-47期-48期-49期
穀田恵二[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは穀田恵二衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院40期)

穀田恵二[衆]本会議発言(全期間)
|40期|-41期-42期-43期-44期-45期-46期-47期-48期-49期
第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 衆議院本会議 第5号(1994/10/13、40期、日本共産党)

○穀田恵二君 私は、日本共産党を代表して、政府並びに提案者に質問します。  まず初めに、政治改革について伺います。  村山総理は、さきの所信表明演説で、小選挙区区割り法案の成立により一連の政治改革が初めて施行され、長年の懸案が実行に移されると述べました。  問題は、その中身です。与党と旧連立諸党が推し進めてきた小選挙区制は、民意をゆがめ、大政党に虚構の議席を与え、強力政治を行おうという最悪の選挙制度であります。金権腐敗政治の根絶に欠くことのできない、肝心かなめの企業・団体献金は温存し、その上に国民の税金から政党への助成を行うというものです。しかも、一たんは参議院で否決されたにもかかわらず、密室……

穀田恵二[衆]本会議発言(全期間)
|40期|-41期-42期-43期-44期-45期-46期-47期-48期-49期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院40期)

穀田恵二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|40期|-41期-42期-43期-44期-45期-46期-47期-48期-49期
第127回国会(1993/08/05〜1993/08/28)

第127回国会 災害対策特別委員会 第2号(1993/08/24、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。  今回の鹿児島地方を中心とする豪雨災害並びに北海道南西沖地震での災害、そして、先ほどお話があった雲仙・普賢岳の災害、これらに対して、亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げ、また、被災地の皆様にお見舞い申し上げる次第です。  私は、鹿児島の豪雨災害について、十七日と十八日、日本共産党独自で、そして十九日に院から派遣されて、それぞれの被害の実態を調査してまいりました。既に各委員の方からお話がありましたので、私は、まず最初に、被災者の要求に沿った救済の問題についてお伺いしたいと思います。  これは、まず第一に激甚災害の指定の問題ですが、私どももそれぞれ……


■ページ上部へ

第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 災害対策特別委員会 第2号(1993/09/28、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。  数々の災害で亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げますと同時に、私ども、仕事として、やはり救済の万全を期し、また復旧、復興に全力を尽くし、防災の強化のために当たりたいと思っています。  私は、端的に長官にお聞きします。ついせんだって、参議院での我が党の同僚議員の質問に対し長官が答弁なすったことと関連してお聞きします。  私どもは、自民党政権のもとで、防災対策が極めて不十分に行われてきたという認識のもとに、一連の改善を要求してまいりました。その一例として、地震予知の関係予算の伸びと防衛費の伸びを比較して前回指摘したところであります。ところが長官は、最近……

第128回国会 災害対策特別委員会 第3号(1993/10/29、40期、日本共産党)

○穀田委員 私、大臣がせっかくお越しですので、米の輸入自由化の問題について、たびたびのことですけれども、やはり農薬調査、災害調査に行きますと、もうこれでやめたいといったような声まで聞かれるほど大変な実態です。そのときに、例えば秘密交渉その他の問題がうわさをされると、また新聞で報道されると、もうこれ以上やっておられぬという話までなってきておると私は思うのです。  また、その点では、きょうの日本農業新聞にも書いていますが、サザーランド氏が来まして、相変わらず平行状況だというお話ですけれども、実際上、例えば首相はこの問題についての拒否について政治生命をかける、また大臣は情熱を傾ける、こういう話だけれ……

第128回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第6号(1993/10/21、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。  去る十三日の本会議において、私どもの党の東中議員が、小選挙区比例代表並立制について、第一党はその得票率を大きく上回る議席を占め、第二党以下の政党は得票率以下の議席しか得ることができない、第一党は、自民党であれ連立与党の連合であれ、三割ないし四割台の得票率で六割の議席を占めるという全く民意をゆがめる制度であると基本的指摘を行ったところです。  そこで、山花さんが社会新報紙上で、並立制の実質は小選挙区制であり、民主政治を根底から覆すものと発言した基本認識を変えたのかとただしました。それに対して山花大臣、あなたは答弁で、選挙制度一般論で考えれば小選挙区……

第128回国会 地方行政委員会 第1号(1993/12/07、40期、日本共産党)

○穀田委員 法案に入る前に、補正予算にかかわることで若干質問したいと思います。  一つは、消防防災整備費が削減されて、十一億ぐらい減っているわけですけれども、それはどんなところを削るのかということを消防庁にまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 要するに、これを見ますと、消防ポンプ自動車だとかはしごつき消防ポンプ自動車だとか消防団活性化総合整備事業なんかを削るということですね。これは私、消防力の基準に対する充足率の状況は、この間でいいますと若干低下している問題があると思うのですね。資料をいただきますと、消防ポンプ自動車、これは低下している。それから、はしごつき自動車についてはほんの一%しか……


■ページ上部へ

第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 災害対策特別委員会 第3号(1994/06/20、40期、日本共産党)

○穀田委員 私も、雲仙・普賢岳の問題に関連して少しお聞きしたいと思います。  今中心的な論議になりましたのは、やはり現行法の弾力的運用で可能かどうかというのが問題の争点だと思うのです。私は、やはりさまざまな点で現在の法律が雲仙・普賢岳を救う上では適合していないということを率直に言って思います。それは、今お聞きしていると、私は中心的には二つあると思うのです。  一つは、この間の雲仙・普賢岳の多くの方々の被害、被災者の方々の膨大な被害といいますか、そういう実態を見ないものじゃないか。つまりあれだけの被害、例えば、先ほど一番最初にもお話ありましたように、農家の方で養鶏を営む方々などがそういう被害を受……

第129回国会 地方行政委員会 第1号(1994/03/24、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、時間も余りありませんので、きょうは端的に大臣にお聞きしたいと思っています。中心は消防職員の団結権の問題です。このことについてお聞きしたいと思うのです。  ついせんだって、新聞を見ていますと、マイヤー国際労働機関、ILOの事務局次長が一月に来日していますね。そしてそのときの一連の記事を見ますと、消防職員で団結権がないのは日本とスーダンとガボンという、これはアフリカの地方ですかね、そういうことなんかが載っていまして、あわせて細川首相を訪問していろいろ懇談していることも書かれていました。  消防職員に団結権をということで改めて要請があったかと思うのですが、その辺は佐藤大臣はお会いに……

第129回国会 地方行政委員会 第2号(1994/03/25、40期、日本共産党)

○穀田委員 私、最初に固定資産税にかかわる問題について若干質問したいと思います。  地価公示価格の七割へと評価額が大幅引き上げされて、負担調整措置はとられるとしても、これを機会に地代、家賃の便乗値上げのおそれがあるいうことはよく御承知のとおりだと思うのです。私も、不当な便乗値上げを許さない立場に立って断固として指導が必要だと思うのです。従来、こういう問題に関して、そういうのはいけないということで次官通達なども出したと思うのですが、そういう対処を要望したいのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 事前にとおっしゃいますけれども、実は驚くべきことが起こっているということ、これは御承知おきいただき……

第129回国会 地方行政委員会 第4号(1994/06/03、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は組織改正の問題について質問をしたいと思います。  今度の組織改正案では、「生活安全局の所掌事務」の規定につきまして、「犯罪、事故その他の事案に係る市民生活の安全と平穏に関すること。」が新たに加わっています。この意味するところをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この法律でいいますと、例えば二十三条に従来あったわけですね。それを二十二条の生活安全局に保安部の内容を、わかりやすく言えば移動させた。ところが、その中には二、三、四、「地域警察」、「犯罪の予防」、「保安警察」に関しては、わざわざこれ全部あるわけなんですね。それをさらに新しい項目、第一項として今までなかった文言を入……

第129回国会 地方行政委員会 第5号(1994/06/07、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、まず法案の背景となります地方制度についての自治省の基本的な見解についてお伺いしたいと思います。  先ほどもるるお話がありましたように、また法案の提案理由にありますように、この法案は昨年四月の地方制度調査会の答申を受けて法案化されたものです。  そこで、その答申を見てみますと、「地方自治制度の根幹に関わる制度改革については、国・地方を通ずる行政構造の基本的なあり方、住民意識や行政需要の動向等幅広い観点からの具体的論議が行われることが必要である。」こういうふうに書いていまして、さらに「同時に、これまで答申において指摘した国と地方の事務の再配分、権限移譲、国の関与の整理合理化や現実……

第129回国会 地方行政委員会 第6号(1994/06/10、40期、日本共産党)

○穀田委員 きょう提出されている消防法の改正の問題については、社会状況の変化の中で当然の措置として私ども賛成するものです。  そこで同時に、今もお話がありましたけれども、消防職員に対する待遇改善については今後とも大いに図っていただきたいと思っています。  私は、京都府警の学校法人京都朝鮮学園に対する強制捜索の問題について質問をしようじゃないかという要求をした一人でもございますので、少しさせていただきたいと思います。  マスコミだとか識者も指摘するように、やはりこれは重大な人権じゅうりんということで厳しく糾弾されなければならないと私も思っています。そこで、中心ポイントは、先ほどありましたように、……

第129回国会 予算委員会 第3号(1994/02/22、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の平成五年度一般会計補正予算その他二件について、反対の討論を行います。  今求められている補正予算はどんなものでしょうか。それは、深刻化する不況の打開のために、真に有効なものでなければなりません。ところが、本補正予算は、戦後最悪の長引く不況を打開するかぎである増税なしの減税を直ちに実施し、国民の購買力を引き上げ、消費を回復、拡大させるものになっておりません。しかも、近い将来の大増税を前提とし、不況の一層の悪循環を引き起こしかねない内容を含んでおります。これが反対の第一の理由であります。  予算案の柱には公共投資が据えられていますが、公共事業を食い……

第129回国会 予算委員会 第4号(1994/03/30、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、平成六年度一般会計暫定予算外二件に対しての反対討論を行います。  まず、暫定予算編成の経過が重大であります。新年度に予算の空白を招かないため暫定予算を編成することは、一般的にはあり得ることであります。しかし、本予算の審議がおくれている問題について責任の究明が不可欠であります。  今回、本予算の審議がおくれているのは、憲法と議会制民主主義に反する小選挙区制の導入に狂奔し、予算は一月に提出することを「常例とする。」という財政法二十七条の規定を細川内閣が無視して、提出を三月におくらせたことが直接のきっかけであります。戦後の混乱期を別として、提出が三月にまでずれ……

第129回国会 予算委員会 第6号(1994/05/18、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党を代表して、平成六年度一般会計暫定補正予算外二件に反対の討論を行います。  暫定予算は、本来短期の期間を想定したものであり、合計で九十日間にもなる暫定予算は、一九五五年の鳩山内閣以来四十年ぶりの異常事態です。この責任は、連立与党が憲法と議会制民主主義に反する小選挙区制導入を最優先させたこと、細川前首相の金権疑惑問題で資料の提出や証人喚問を拒否したこと、細川氏の首相辞任後は権力抗争で時間を空費したことにあります。  これらに無反省なままで、ただ予算の成立だけは求めるというのでは、国民を納得させることはできません。しかも、金権疑惑の棚上げは、大手ゼネコンによる公共事業の浪費構……

第129回国会 予算委員会 第18号(1994/06/08、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党を代表し、平成六年度政府予算三案に対して反対、日本共産党提出の組み替え動議に賛成の討論を行います。  本会議や本委員会における審議を通じて、政府予算案の反国民的で危険な性格が明らかになりました。  まず、九四年度予算は軍縮を口にして編成されましたが、引き続き軍事費は増額され、今や日本の軍事費は世界第二位にまでなっていることであります。在日米軍への思いやり予算は二千五百三億円という巨額なものであり、到底容認することはできません。  羽田内閣が、北朝鮮の核疑惑問題を口実に、緊急な事態に備えると称して、憲法の平和的、民主的な原則を踏みにじって、有事すなわち戦時立法づくりを……


■ページ上部へ

第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 災害対策特別委員会 第2号(1994/10/27、40期、日本共産党)

○穀田委員 島原の市議会の要請がつい先般ございました。私も調査団の一員として雲仙・普賢岳へ参りましたけれども、そのときも、御要請の一つの焦点はやはり警戒区域設定に伴う損失補償制度の確立の問題でした。これは前回の議論でもあったわけですが、一度要請の項目から少し消えたじゃないかというようなお話もございましたが、引き続きこれが焦点であったことはその後の事態が見事に証明していたと思うわけです。私は、きょうはそのことについて長官に、全体の政治論といいますか、政治全体の立場からこの問題をどうとらえるかということについてお聞きしたいと思います。  私ども日本共産党は、御承知かと思うのですが、既に九一年に立法……

第131回国会 税制改革に関する特別委員会 第5号(1994/10/31、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、この委員会で問題になり、波紋を呼んでおります橋本通産大臣の発言についてお聞きしたいと思います。  大臣、あなたは二十七日の参議院商工委員会でも我が党の市川議員がこの問題を追及した際にも、わざわざあなたの二十四日の当委員会での発言の速記録を読んでこう答えました。  中国に対しては侵略行為はあったというその言葉を使いました、朝鮮半島に対しては植民地支配という言葉を使いました、と述べました。中国と朝鮮とはわざわざ区別をして、さらに次のように言っています。当時の日本としてその地域の方々を相手にして戦っているつもりはないままに太平洋の各地域を戦場とした事実がございますと、こう言っていま……

第131回国会 地方行政委員会 第2号(1994/10/25、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、まず最初に、共済制度の意義とその目的という肝心かなめの点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今ありましたように、生活の安定、福祉の向上と、先ほど大臣も全般的な福祉の向上がなかなかとらえられなくて残念だという話がありましたけれども、私は、一番最初の質問者にも大臣お答えしたように、最終的に年金の支給年齢が六十五歳に先送りされる、そして六十歳から六十五歳までの間は半額になる、そういう意味での、指摘がありましたように、組合員が非常に不安に感じている、この点は答弁でもお答えありました。ですから、そういう問題について、担当の大臣としてはその責任をどのようにお感じになっているか、お伺……

第131回国会 地方行政委員会 第3号(1994/10/27、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対の第一の理由は、退職者の生活を脅かすものだからです。そもそも共済制度の最大の目的は、組合員とその家族の現在及び将来の生活の安定を図ることです。そうした制度的な保障があるからこそ職員が安心して職務に専念することができ、それが結果として住民の負託にこたえることになるのです。ところが法案は、年金支給開始年齢を六十五歳に先送りして、六十歳支給という年金に対する組合員の期待を裏切り、その間支給される給料比例部分相当額は、現行年金額のほぼ半分程度という、額の上でも極めて不十分……

第131回国会 地方行政委員会 第4号(1994/11/29、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は警察の問題に限って質問したいと思います。  今各委員もお話ありましたように、一般市民まで標的にされるけん銃犯罪が相次いでいるということで、私、本当に深刻な事態だと思うのですね。これは先ほど基本的な認識はもう既に大臣からお答えになりましたので、けさの閣僚会議での決定の中で一番最初に言われたのは、暴力団の直撃ということを一番最初、きょうは大臣は朝の答弁でお答えになりました。そういった問題の内容について私はもう少し詳しくお聞きしたいと思うのです。  警察の捜査力の低下などがマスコミで指摘されているわけですから、そういう点からも、実は暴力団の直撃というのはどういったことを意味して、どの……

第131回国会 地方分権に関する特別委員会 第3号(1994/11/30、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。  先ほど来お話を聞きまして、本当にありがとうございます。  私は、今お二方、前者二人からお話あったように、地方分権という場合、どうしても地方自治の拡充という意味で使われるのが本筋だろうと思うのです。  そうした場合、先ほどもお話あったように、憲法による地方自治の本旨というのは、本来住民自治と団体自治の二つのものと通常解釈されています。したがって私は、先ほどの先生方のお話で興味深く思ったのは、住民の目には関係ないように映るという西尾参考人のお話もありました。それからまた、木佐参考人から草の根民主主義ということで、将来の課題とはちょっと遠いような問題にあったわけ……


■ページ上部へ

第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 災害対策特別委員会 第3号(1995/02/01、40期、日本共産党)

○穀田委員 最初に、大臣に二つばかりお尋ねします。  一つは、きょうのスポーツニッポンという新聞に出ているのですけれども、阪神大震災の救援物資を現地に送るために、緊急輸送用のステッカーの発行をボランティアが宮城県警に打診したところ、拒否されている。こんなことが起こっているんですね。また、そういうことに対しては、今でもこんな話が起こっているのは情けないと私は思うのですね。だから、質問の中にこんなこと入れていませんでしたけれども、こういう問題については最後まで目配り、気配りをしていただきたいと思うのが一つ。  もう一つ、いろいろな方が避難をしてきますと、それぞれ、神戸だとか兵庫だとか明石だとか、そ……

第132回国会 災害対策特別委員会 第4号(1995/02/07、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、まず仮設住宅の問題についてお聞きしたいと思います。  私は集中審議の際にも、希望者全員が入れるように、また規模としては十万戸近くが要るのではないだろうかということをお話ししたところです。この間、県も国も、そういう態度といいますか、基本方向については打ち出されておられます。しかし、現実はどうかといいますと、やはり見通しが非常に不明確で、不安を募らせている方がおられるというのが現実ではないだろうか。  数字を見ますと、応急仮設住宅の建設は、県全体で今二万一千七百九十戸が計画戸数としてすべて発注済みだと言われています。しかし、先ほど大臣は「全知全能」とこられた。そういう数字で見ます……

第132回国会 災害対策特別委員会 第5号(1995/02/17、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、二月の七日でしたか、前回の災害対策の特別委員会でいろいろ提案をさせていただきました。時間もありませんでしたから、はしょって言わせていただきましたけれども、小里大臣にはいろいろ御答弁いただきまして、例えば私が提案した暖房のための畳、カーペットの問題については、極めて適切だと。それから、食事改善のための学校給食施設の利用とか、栄養士の利用とか、お話ししましたよね。そうした際に、早急に検討するというお話がございました。ですから、私は、言葉ではなくて実際はどうかという問題をちょっときょうは聞きたいと思います。  まず第一に仮設住宅ですけれども、私何度もこれは繰り返して、一番最初に言っ……

第132回国会 災害対策特別委員会 第6号(1995/02/24、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。私は、最初に二つだけ言いたいと思います。  委員長にも一つ要望したいと思うのですが、私どもは二月の一日に、何度も言っているのですが、決議をしたのですね、委員会としてもう既にあれから三週間たっているわけであります。したがいまして、やはり特別委員会の開催の折には、少なくともその前日には、その十五項目の進行がどうなのかということについてまとめていただくということは当然の仕事じゃないだろうかと思います。それをお諮りいただきたい。  二つ目に、先ほど小里大臣は、避難所における人数が二十万人を切ったことに対してほっとしているとおっしゃいましたけれども、私はそんなことで本当……

第132回国会 災害対策特別委員会 第8号(1995/03/14、40期、日本共産党)

○穀田委員 去る一月十七日早朝に発生し、五千五百人もの人命が犠牲となった阪神・淡路大震災は、大都市地域における地震防災のあり方を根本から見直す必要を示しました。  一九七〇年に地震予知連絡会は、地震の危険の大きい地域として全国八カ所を特定観測地域として指定しましたが、阪神・淡路大震災の地域はこのときから危険地域の一つとされてきました。ところが歴代政府がとってきた対策は、東海地域についてのみ地震防災対策事業に対する国庫補助率を一部引き上げる以外、その他の地域については特別な対策をとらず、地震への備えを怠ってきたのです。その政治の責任を反省し、国民の命と財産を震災から守ることこそ最大の安全保障とい……

第132回国会 災害対策特別委員会 第9号(1995/03/17、40期、日本共産党)

○穀田委員 私も、同僚の委員からお話がありました六甲山ろくの被災地の大規模な水害を恐れる一人です。私は簡単に、ソフトの面を中心に若干だけ質問したいと思います。  研究者も六甲山の水害についての危険性を指摘しています。地形だとか土地利用の変遷を調査分析している立命館大学の高橋学氏は、六甲山はもろく弱いということで分析し、地震後極めて短期間に洪水が発生しやすいと警告を発しています。こういった点での、これらの土砂流出の危険性への認識と対策、あわせて地域住民への周知はどのように考えておられるか、このことについて私はまず質問したいと思います。
【次の発言】 地域住民への周知は。

第132回国会 災害対策特別委員会 第10号(1995/04/14、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、この前、委員長を団長とする衆議院の派遣に行ってまいりまして、その現状を見るにつけて、確かに復興への足取りの確かさを見ると同時に、引き続き道遠し、現場は、やはり復旧、そして避難所の方々を初めとする対策の強化、それらを求めているということを痛切に感じてまいりました。  したがいまして、そういうまだ取り残されている深刻な状況を踏まえて、引き続き対策を打ち、引き続き援助が必要だということを感じてきたところです。そういう点での、遣いまだしという点で引き続き援助が必要であるということの基本問題について、まず最初に大臣にお考えだけ簡潔にお願いしたいと思います。

第132回国会 災害対策特別委員会 第11号(1995/06/01、40期、日本共産党)

○穀田委員 小里大臣が出席されているということで、最初に端的に一つだけお聞きしたいと思います。  四月十五日、四月二十日、兵庫県からは要望書が参っております。いろいろな要望がございますが、私が見るところ、その中で、「今なお、五万人の人々が不自由な避難生活を余儀なくされている中にあって、一日も早く従前の生活を取り戻す復旧対策が急がれております」と書かれています。  私は、生活再建というものなしには復興はあり得ないということを、予算委員会でもまたこの席上でも何度も訴えてきたつもりです。ですから、この従前の生活を取り戻す復旧対策、復興だけじゃなくて復旧それ自身の対策はいまだ必要だ、そしてその道はいま……

第132回国会 災害対策特別委員会 第12号(1995/06/08、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、ただいま趣旨の説明がありました地震防災対策特別措置法案の起草に際し、日本共産党を代表し、意見を表明します。  去る三月十四日の地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部改正に当たって、私は、阪神・淡路大震災を踏まえ、全国的に地震災害に関する防災基本計画を抜本的に強化するとともに、これまでの国庫補助事業の拡大や補助率の引き上げを初め、国による財政援助措置を飛躍的に強化することが緊急に求められておりますと述べ、全般的対策の強化についても触れました。  一九七八年九月に発表した「震災予防対策強化のための日本共産党の提言」でも、震災予……

第132回国会 地方行政委員会 第2号(1995/02/02、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、きょうは消防の問題に絞りましてお伺いしたいと思います。  つい先日の予算委員会でも問題にしましたが、今度の大震災の際の災害を大きくした問題は、水の十分な蓄えがなかったという問題が指摘されたことは、御存じのとおりです。大臣も、耐震性貯水糟が決して十分とはいえないというふうにおっしゃっていました。  私ども、今どうしてもこの耐震性貯水槽を抜本的に強化する、そして国の責任でどんどんこれを推し進めるということが必要かと思うのです。そういう意味で、大臣の御見解をお聞きしたい。
【次の発言】 今お話ありましたように一層の普及ということで、本当にこれは力を入れてほしいのですね。先ほど答弁の……

第132回国会 地方行政委員会 第3号(1995/02/07、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、法案の質疑の前に、今回の大震災に対する財政的な支援について大臣の基本的な考えをお聞きしたいと思うのです。  きょうの新聞でも報道されていましたが、被害を受けた自治体への特別交付税の繰り上げ配分が行われました。さらに特交の増額などが言われておりますし、私も本当にこれでやっていただきたいなというふうには思うのです。  ただ、それでは、そういうときのやり方として、どんなふうに最終の結末といいますか、借入金でやるのだろうか、そういう形が想定されるわけですが、その償還は結局のところ通常のやり方ではなくて、今回の場合はその償還自身を国の責任で行うようにしていただけないか。そうしないと、や……

第132回国会 地方行政委員会 第4号(1995/02/17、40期、日本共産党)

○穀田委員 私も、今回の地方税法の一部を改正する法律案に対しては賛成の立場でございます。同時に、きょう質問したいのは、最初に今度の大震災で被災された方々に対する救助救援、そして支援に関する問題についてお伺いしたいと思うんです。  この間、確かに救援は進んで、先ほど大臣もお話ありましたように、一定の進行はあります。しかし、私、現地の方々の声を聞きますと、まだまだまだまだ、こういうふうに言って、まだなんという生易しいものじゃないよということを、たびたび現地に入りますと声をお聞きしておる現状です。今懸命の救援、復旧、復興が行われて、ライフラインの回復や仮設住宅の建設など進みつつあります。そして全国の……

第132回国会 地方行政委員会 第6号(1995/02/24、40期、日本共産党)

○穀田委員 今回の補正予算の中には、交付税の三百億円の増額に加えまして、消防防災施設等災害復旧に必要な経費として十二億円が計上されています。  この前の話の続きなんですが、耐震性貯水槽の問題を私せんだって議論をさせていただきました。それで、今度の災害復旧費の中には耐震性貯水槽が含まれているというふうに聞き及びますけれども、耐震性貯水槽が含まれているということは、今回の阪神大震災の地震にも耐えられたということなのかということを端的にお聞きしたいと思いますし、そして何基、それぞれ含まれておるのかもお答えいただければと思っております。
【次の発言】 現在補助対象になっている耐震性貯水槽は大丈夫だった……

第132回国会 地方行政委員会 第8号(1995/03/10、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、まず消防力の強化について若干お聞きしたいと思います。  まず、阪神・淡路大震災の際に消防に従事する方々の努力は本当に御苦労さまと私は言いたいと思うのですね。そこで、ついせんだってですが、それらの人々の生の声がテレビ放映されていました。その方々が言っておられたのは、やはりもっと人が、人員がたくさんおればもっと助けられたのにということが悲痛な声として出されました。私は、そういうことが本当に今求められているということを痛切に感じるわけですが、消防力の基準の資料によりますと、現有車両に対する消防職員の充足率は、この間低下しているのじゃないか。そういう点についてはどうお考えなのかという……

第132回国会 地方行政委員会 第9号(1995/03/14、40期、日本共産党)

○穀田委員 地方公務員等共済組合法の一部を改正する法律案について若干質問したいと思います。  私は、まず第一に質問したいのは、育児休業手当金の制度創設が一つある。もう一方で、地方議員の年金制度について、二つ出す、こういう出し方なんですけれども、本来、改正内容も大きく違うし、別種類の問題、なぜこれを一緒に出すのですか。
【次の発言】 私は、やはりこういう問題というのは切り離して、議論すべきは議論して、きちっとやってどうするかということについてやるべき問題の筋合いだと思うのです。そのことをひとつ言っておきたいと思うのです。  二つ目に、先ほどもこの制度をつくるに当たって経緯の中で民間に見合ったとい……

第132回国会 地方行政委員会 第10号(1995/03/16、40期、日本共産党)

○穀田委員 この合併特例法の議論をお聞きしまして、私、大臣並びに行政局長は何度もお答えになったわけですが、市町村合併の有効性の問題で、いわゆる第二十四次地方制度調査会の議論を繰り返していましたね。「地域の一体的な整備」、それから「市町村の行財政基盤の強化」、それから「身近な行政サービスの充実」と、こうなんですが、これは本当にそうだろうかと私は思うのですね。つまり、合併は今お話があった目的を果たす上で本当に有効な手段だろうかということについて、ちょっとお話しいただけますか。
【次の発言】 それは、確かにそういう側面があるというものについてはわかるのです。  それでは、市町村の意見はどうか、そうい……

第132回国会 地方行政委員会 第11号(1995/03/24、40期、日本共産党)

○穀田委員 毒物使用による事件で亡くなられた方々に心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、三千人を超える被害者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  先ほども大臣からお話がありましたように、今回の事件は、まさしく無差別のものであり、人命尊重に対する挑戦であり、民主主義に対する許しがたい挑戦として、我が党としても断固糾弾したいと思っています。  きょう質問したいのは、第一に、国民の疑問は、警察は何をやっていたか、そして捜査の時日経過についてもっと明らかにすべきではないかということだと思うのです。その声にどうこたえるかについて質問したいと思います。  昨年六月二十七日、松本で有毒ガス事件があっ……

第132回国会 地方行政委員会 第13号(1995/04/13、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、今回の改正に当たって、第二十七条の三、いわゆる譲り受け、いわゆるおとり捜査と言われる捜査手法が今回導入されることになっていますが、条文では「けん銃等、けん銃部品又はけん銃実包に関する」云々となっています。条文どおり読みますと、けん銃等、これは先ほどありましたように、銃刀法ではけん銃、小銃、機関銃、泡となっているわけですけれども、そういう銃本体とけん銃の部品、けん銃の実包に関する捜査に限定されることになるわけですが、そういう理解でよろしいのかどうか、確認をしたいと思います。
【次の発言】 また、その後段に「都道府県公安委員会の許可を受けてことあります。ですから、これは第二十七条……

第132回国会 地方行政委員会 第14号(1995/04/19、40期、日本共産党)

○穀田委員 三月二十二日、上九一色村のオウム真理教施設の一斉捜索は逮捕監禁罪の容疑で入ったはずです。この程度の容疑なら二千五百人もの大々的な捜査陣は要らないし、また毒ガス対策などは要らなかった。ところが、前回報告がありましたように、物々しい態勢をとらざるを得なかった。この捜索現場は、毒物、なかんずくサリン生成の可能性があり、防毒マスクが必要なくらい危険な状況があると判断したから、そういう捜査方法をとったのだと思うのです。そういうふうな捜査方法をとらざるを得ないと判断したのは一体いつの時点か、そしてそう判断する根拠とは一体何だったのか、この辺をまず明らかにしていただきたいと思います。

第132回国会 地方行政委員会 第15号(1995/05/17、40期、日本共産党)

○穀田委員 私も、最初に、オウムの件について若干だけ質問したいと思います。  野中大臣は、警視総監のああいう記者会見をごらんになりましたか。
【次の発言】 先ほどのお話でもありましたように、野中大臣は、井上警視総監の発言につきまして、生成されたサリンの大部分は処理されたとの供述等が得られたなど、捜査の過程でああいう認識になったということで予算委員会でお答えになりましたし、ここでもお答えになりました。そして、少量として残存する可能性は否定していないという旨を答弁されています。  しかし、二十年ぶりと言われる警視総監の会見では、国民はそういう認識、印象は受けていないのですね。大体、これは新聞ですけ……

第132回国会 地方行政委員会 第16号(1995/05/18、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法の一部を改正する法律案に関して、反対討論を行います。  今回の地方交付税の減収三百七十七億六千万円は、国の政策減税に伴うものであり、減税の内容いかんを問わず、その補てんは国の責任でなされなければなりません。  ところが、減収分は、国の一般会計からの特例措置で補てんされる形にはなっていますが、同額を九七年度から五年間、国の一般会計から特別交付税会計に繰り入れるべき額から減額精算することにしております。これでは、実質的には地方の財源で補てんするものであり、国が責任を果たしたとは言えません。  財源について言えば、九五年度本予算審議の際の組み替え的……

第132回国会 地方分権に関する特別委員会 第3号(1995/02/08、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。お三方には本当に貴重な御意見を伺いまして、ありがとうございます。  私は、一点だけ質問したいと思うのです。地方分権というのは、やはり地方で大きく物を言っていただくということが必要だと思うのです。災害のときなどは、兵庫県や神戸市の方々を見ましても、やはり遠慮するということも事実あるでしょうし、支援を受けている側からすれば、なかなか言いにくいということもありますから、そういう意味でいいますと、こういうときだからこそ、逆に、十分に物を言っていただくという必要が私はあろうかと思います。  そこで、先ほど吉岡市長から住宅再建、事実上の生活再建ということで、五百五十万でし……

第132回国会 地方分権に関する特別委員会 第5号(1995/03/16、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。  私は、総理の地方分権に関する基本的考えについて伺いたいと思います。  さきの本会議で総理は、国と地方の役割分担を本格的に見直した上で、国の役割としては、国の存立にかかわる事務や本来的に国が担うべき事務を重点的に行う、こういう旨答えられました。住民に身近な行政はできる限り身近な地方公共団体が担っていくとして、国から地方への権限移譲などについても触れました。  総理の言う地方分権というのは、結果としてどういう国や自治体の姿というのができ上がるのか、どういうイメージを想定しておられるのかということについて最初にお伺いしたいと思います。

第132回国会 地方分権に関する特別委員会 第6号(1995/03/24、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、さきの委員会で総理に、憲法で保障された地方自治を守り拡充することこそが地方分権の目的でなければならない、こういう立場から、憲法にある「地方自治の本旨」などの文言がなぜ盛り込まれなかったのかということをただしました。そのときに総理の答弁は、法律は憲法を前提としており、憲法が認めていることをわざわざ法文に書く必要はない、こういう趣旨のものでした。この点は法案の担当大臣として長官はどうお考えですか。
【次の発言】 きょうの質疑も含めてお聞きしていると、念頭に置いてというのがもう多過ぎて、大丈夫かなと思うくらい多いわけですけれども、踏まえても多いんですが、私がなぜそういうことを言って……

第132回国会 地方分権に関する特別委員会 第7号(1995/03/29、40期、日本共産党)

○穀田委員 それでは、提出者の皆さんに質問いたします。  私は、さきに内閣提出の際に総務長官に質問しましたように、地方分権というのは、憲法が定めている「地方自治の本旨」の充実の方向が目的でなければならないということをお話ししました。そして、憲法九十二条を受けて制定された法律は、憲法が直接保障している地方自治の根本原理を法律に明文化していることも明らかにしました。ですから、私は、基本理念、目的規定としてやはり憲法の述べている「地方自治の本旨に基いてこということを明文化する必要があると私は思っています。その点はいかがでしょうか。
【次の発言】 今お話ありました点でいいますと、最も重要な点だ、そして……

第132回国会 地方分権に関する特別委員会 第8号(1995/04/13、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田でございます。私も地方行政委員会と兼ねておりまして、失礼をいたしております。  参考人の皆さんには本当に御苦労さまでございました。ありがとうございます。  私は、今度、ちょうど今一斉地方選挙が後半戦を迎えようとしておりまして、住民に身近な行政である地方自治体が、住民の要求にこたえて、憲法や地方自治法に定められている住民福祉の増進という本来の自治体の役割、責務を果たすために何ができるのか、そしてそのために何が必要なのかということが問われていると感じています。そうした意味で、地方分権とは憲法や地方自治法で想定されたあるべき地方自治体を求める声であり、運動だと私は思ってい……

第132回国会 地方分権に関する特別委員会 第9号(1995/04/14、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方分権推進法案並びに四党中馬弘毅君外三名提出の修正案に対して賛成の討論を行います。  戦後、我が国の地方自治は、憲法に明記されることにより、戦後の民主主義を構成する重要な要素として発足しました。憲法で「地方自治の本旨」がうたわれ、理念としては地方自治体に広範な行財政権と自治立法権が保障され、住民生活に身近な事務を自主的に処理する権限が認められたのであります。  ところが、理念として認められた行財政権や自治立法権も、その後の歴史の中で厳しく制約され、三割自治という言葉に表現されるように、憲法が期待する地方自治とはほど遠い状況にあります。本来、国……

第132回国会 予算委員会 第2号(1995/01/26、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。  私は、今回の地震災害で犠牲となられた方々に深い哀悼の意を表するとともに、被災の中で必死に頑張っておられる皆さんに心からお見舞い申し上げたいと思います。  私は、地震当日も含めて三日間現地に入りまして、今度の震災を目の当たりにして、国民にとって政治とは一体何かということが鋭く問われているということを実感しました。自然現象である地震は、確かに避けられません。しかし、それを今回のような未曾有の災害とするかどうかは、まさに政治の責任だと私は考えています。政府は事あるごとに予想を超えるものなどと発言していますが、私は絶対に許されないと思っています。  一昨日、我……

第132回国会 予算委員会 第19号(1995/02/25、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。  私は、補正予算に関連いたしまして、避難されている方々の現実の生活をどう改善するかということと、それから仮設住宅の問題について何度もお聞きしたものですから、そのことを中心にきょうはお聞きしたいと思います。  きのうも、厚生大臣は本会議の答弁の中で、避難所における食事の改善問題について二月の十三日と二十一日に改善の指示を出したというふうに答えておられました。私は、問題は、本当にそのとおりに進むのかどうか、今度こそ実効あるものとしなければならないというふうに思っているんです。  私は、具体的にちょっと調べてみたんですね。二月の十三日に最初に指示を出した、その後ど……

第132回国会 予算委員会 第29号(1995/05/18、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。短時間ですので、震災対策の問題に限って質問いたします。  まず第一に、厚生大臣にお聞きしたいと思います。被災者の実情をどうとらえているのかということについてお聞きしたいと思うのです。  県の資料でも、家屋の全半壊並びに全半焼というのは四十二万世帯に上っていると言われています。テント暮らしを余儀なくされている方々、また、壊れている自宅に帰らざるを得ない方々もいらっしゃる。そういう避難所におられない方々も含めた被災者の実態をどのように掌握して、どのような対策を講じられているのか、これをまず最初にお聞きしたいと思います。


■ページ上部へ

第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 災害対策特別委員会 第3号(1995/10/24、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、今度の法改正に当たりまして、重大な被害を及ぼした一月十七日の兵庫県南部地震、そして大きな被害に及びました阪神大震災から我々として何を教訓として学ぶべきかということを明らかにしてこそこの災害対策基本法の改正に生きると思っているのです。したがいまして、私はまず大臣の方からそういう基本的な認識の問題についてお聞きしたいと思ってきょうはやってまいりました。  三つありまして、まず何よりも、本来この日本が災害列島ということでずっと来ているわけですから、政治の中心が国民の生命と財産を守ることということに据えられているかどうか、こういう点で、甚大な被害をもたらした政治の責任をどう考えている……

第134回国会 災害対策特別委員会 第4号(1995/10/31、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、まず新進党の方にお尋ねをしたいと思います。  この間、災害対策委員会でずっと議論になっていました警戒区域設定と損失補償についての見解について、大枠お聞きしたいと思います。
【次の発言】 私がお聞きしましたのは、損失補償についてどうするかということなのですね。私は、経費の問題は確かにあると思うのです。しかし、今お話がありましたように、生活や就労やその他の不安、またそれに伴う被害、そしてまた、設定権者の設定する場合に一番お困りの内容は、やはりそれらの内容を踏まえて、長期期間にわたった雲仙・普賢岳の例を見ても明らかなように、それらの損失をどのように補償するのかということがいつも問わ……

第134回国会 災害対策特別委員会 第5号(1995/11/07、40期、日本共産党)

○穀田委員 総理にお聞きします。  災害対策基本法の三条には「防災に関し万全の措置を講ずる責務を有する。」ということで国の責任を明記しています。その中で「国は、前項の責務を遂行するため、災害予防、災害応急対策及び災害復旧の基本となるべき計画を」ということで書かれています。  先ほど、あらゆる角度から阪神大震災の教訓を学んでと、こうありました。しかし、今度の災害対策基本法の改正の中で、ここにありますような基本とすべき――今お話のあった災害応急対策は確かに随分書かれています。しかし、災害予防という角度からの内容は極めて不足しているのではありませんか。その見解をお聞きしたいと思います。

第134回国会 地方行政委員会 第3号(1995/10/19、40期、日本共産党)

○穀田委員 今回の消防組織法の改正について、緊急時の応援の特例については、救援救助の初動態勢のおくれを是正する措置の一つとして賛成するものです。特に新聞でも、お話があったように、おくれて活動を開始しているわけですが、既に神戸市内は火の海と化しており、断水も重なって燃えるに任せる状態となったというふうに報道をしておるところでありますし、極めて大切なことだと思います。  同時に私は、先ほども大臣、お話ありましたが、現地での話を聞きまして、やはり応援を受ける現地の側がどれだけ強固かということが、これまた大切な問題なのです。したがって、私は、消防力基準の達成のために政府が全力を挙げて力を尽くしていただ……

第134回国会 地方行政委員会 第5号(1995/12/08、40期、日本共産党)

○穀田委員 今大臣から、銃器犯罪の温床となっている暴力団に対してきちんと押さえる必要がある、こういうことが御答弁でございました。私もそのとおりだと思っていますし、国民はそのことを特に今期待をしています。それは、先ほどの委員からもありましたように、世論調査の実態も出ているし、同時に、総理府の調査でも、政府に力を入れてほしい内容の一つとして新しくこれを加えまして、第七位になっているということからも証明されています。  ところが、今お話があった暴力団という問題との関係で、肝心かなめの押さえるべき暴力団と取引をしているという不祥事件が生じているのも御承知のとおりです。私は、ほんまにこれ、けしからぬと思……

第134回国会 地方分権に関する特別委員会 第2号(1995/11/01、40期、日本共産党)

○穀田委員 きょうは両参考人、御出席本当にありがとうございます。  私は、分権法審議の際の質疑で地方分権委員会の公開制を強く要望したものですから、委員会の動向に注目しておりました。残念ながら、原則として議事は非公開ということになりましたが、審議会のあり方そのものが問われている昨今であります。「審議概要」、「議事要録」、「分権委ニュース」などで内容が一定公表されていることは私評価いたしますが、先ほどありましたように、ニュアンスの違いが出ないように、そういう意味では議事をオープンにしていただければ、そういう努力もお願いしたいと思っています。そしてまた、こういう機会をたびたび持っていただければありが……

第134回国会 予算委員会 第4号(1995/10/13、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。私は、阪神大震災の復興対策についてお聞きしたいと思います。  阪神・淡路大地震からちょうどもう九カ月がたちます。そこで、被災者は依然として大変な困難な生活を強いられて、復旧、復興を初めとする、政治が本当に今こそ力を入れなくちゃならぬ、そういう課題であることは、総理も何度も御発言になったとおりです。  そこで、私は、神戸市内中心部で見ますと、大きな被害を受けた長田区、灘区、そして東灘、中央、兵庫、こういうところでいいますと住民がまだ帰ってこれていない。ですから、ビルは少しずつ建ち始めているのだが、やはりおうちがなかなか建ってないで人がいない、こういう空洞化の……


■ページ上部へ

第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 外務委員会 第10号(1996/05/30、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。  私は、造船業の発展のためという協定の趣旨には当然賛成です。同時に、造船業の発展を阻害する日米合意もこの際大胆に見直しを図ること、このことを提起したいと思っています。  それは、佐世保重工業のドル箱である第三ドックをわずか一週間前の通告によって米軍が無料で優先使用する問題です。  防衛施設庁、佐世保重工の第三ドックに関する日米合同委員会の合意及び佐世保ドライドック地区施設番号五〇三〇における在日米軍提供施設の日本政府との返還使用協定の概要を説明してください。
【次の発言】 要するに、今お話があったように、少なくとも七日の事前通知を条件として、さらに、その……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第8号(1996/06/04、40期、日本共産党)

○穀田委員 今の質疑の中で肝心な問題は、もらっていないが返したということが多くの方々が納得できない中心問題だと思うんです。  そこで、今回の処理をめぐって水町氏には二、三度会ったことはお認めになりました。そうすれば、私は、紘和会に金が入ったかどうかというのをなぜ確認しなかったのか、それはいかがですか。
【次の発言】 そこで、ではお聞きしますけれども、二番目に、ちょうど九二年上半期にお金を渡したと言われていますが、その当時、共和の森口副社長は保釈中です。ですから私は、森口氏にも尋ねたらよい、つまり、献金元がしたかどうかということを聞いたらいいんじゃないかということが一つ。  二つ目に、今お話があ……

第136回国会 災害対策特別委員会 第3号(1996/02/28、40期、日本共産党)

○穀田委員 私、共産党の穀田です。  今ちょうど本会議でもありましたように、北海道豊浜トンネルでの岩盤崩落事故で犠牲になられた方々、また御家族の皆さんに心からお悔やみを申し上げたいと思います。  そこで、今も議論がありましたように、北海道南西沖地震以後いろいろな点検をなすった。また建設省、北海道開発局、それぞれそういう問題点、点検なすっていますね。そういうものが、評価の違いその他があったりなどして、いわば結果としてそれらが十分に機能しなかった、対策がおくれたという結果になっていると思います。  しかも、この間見てみますと、液状化が起こりますと液状化対策ということで全国で進める、さらに地震が起こ……

第136回国会 災害対策特別委員会 第4号(1996/03/15、40期、日本共産党)

○穀田委員 先ほども中谷理事からお話がありましたように、神戸市の小川助役が自殺をなされた、心からお悔やみ申し上げたいと思います。  同時に、先ほど筆頭理事からルール破りの件がございましたので、私も一言申し上げたいと思うのです。  私は、きょうの委員会の開催につきましては反対をしました。その理由は、第一に、本委員会の開催をして、実は予算委員会の不正常な状態並びにその状況を全体として包囲する、こういうふうなことなどの発言がございましたし、私は道具に使うのは間違いじゃないかということをお話しさせていただきました。そして、九六年度予算の大もとを議論する予算委員会の再開にこそ全力を傾注すべきであるとお話……

第136回国会 災害対策特別委員会 第5号(1996/05/30、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。私は、今回の法律案の質疑に入る前に、先ほど理事会で申し入れを行いましたけれども、本委員会の視察と会議開催について一言委員長に要望します。  阪神大震災の被災地では、先ごろ行われた応急仮設住宅入居者調査で、家族全員の収入三百万円未満の世帯が七割、医療機関利用世帯は六割の事態に見られるように、本当に困難を抱えています。五十数項目の特例措置の打ち切りがさらに拍車をかけて生活再建のめどが立たないという実態があふれています。私は、被災者一人一人の生活と住宅を再建するため、ますます公的支援が求められていると思っています。ですから、当委員会としてもぜひ御尽力願いたいというこ……

第136回国会 地方行政委員会 第2号(1996/02/14、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。  地方交付税法等の一部を改正する法律案の質疑をする前に、若干お聞きしたいことがあります。  一つは、ことしの二月一日付の熊本日日新聞に熊本市のボランティア有給休暇の問題が書いてありまして、「職員のボランティア有給休暇制度導入を検討している熊本市に自治省が待ったをかけている」、こういうふうな報道があります。これは事実ですか。
【次の発言】 検討すべき内容があれこれあるということについては、それは国も地方自治体も同じだと思うのですね。問題は、今ありましたように、最後にお話があったように、国の動向を見きわめてからやってくれということを言っているのかということなんで……

第136回国会 地方行政委員会 第3号(1996/02/22、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、きょうは、消防職員委員会の問題についてまず質問をしたいと思います。  昨年の百三十四国会で消防組織法が改正されて、その中で、「消防職員委員会の組織及び運営に関し必要な事項は、消防庁の定める基準に従い、市町村の規則で定める。」となっています。昨年の消防組織法改正の議論の際には、この基準の問題で、特に地方分権との関係が質疑がされました。それは御承知のとおりだと思うのです。さらに、「消防職員委員会の組織及び運営に関する基準については、市町村消防の原則を踏まえつつ、」とわざわざ附帯決議が付されたところであります。そういう問題については検討中とお聞きしているわけですが、国会での議論との……

第136回国会 地方行政委員会 第4号(1996/03/14、40期、日本共産党)

○穀田委員 今まで各委員から今国会の運営に関して御意見がございましたから、私もまず最初に一言申し述べたいと思います。  私は、理事懇談会並びに理事会できょうの委員会の開催には反対であることを明らかにしてまいりました。それは、理由の一つは、予算委員会の不正常な状況を全体として包囲するためだなどという発言もございまして、私は、その道具に使うべきではないということを主張しましたし、九六年度予算の大もとを議論する予算委員会の再開にこそ努力を傾注すべきであるという見解を表明してまいったところです。  そして同時に、この審議の再開に向けて与党と日本共産党の幹事長・書記局長会談も開催され、採決を前提とした日……

第136回国会 地方行政委員会 第5号(1996/03/25、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。  今回の地方税法の改正の柱である、まず第一に、個人の住民税の特別減税、二つ目に、九六年中の宅地評価土地の不動産取得税の課税標準を価格の二分の一にする、三つ目に、負担調整率を引き下げる、こういったことであります。これは、今日の不況の名のもとで国民が要求する減税措置となるものですから、私どもも当然賛成するものです。  しかし、その一方、先ほども御議論ございましたが、個人の均等割の税率を、標準税率では今回の改正で道府県税そして市町村税合わせて年八百円の引き上げとなっています。均等割だけの納税者は、九四年度ですが、約二百六十三万人と言われています。均等割だけの納税者……

第136回国会 地方行政委員会 第7号(1996/05/14、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。  今度の警察法の改正は、当局の説明によりますと、改正の背景として、目黒公証役場事務長拉致事件や地下鉄サリン事件が発生する前に、警視庁が山梨県内のオウム真理教関連施設等に対し権限を及ぼすことができなかったのかとの指摘があったのでそれが理由だ、こう書いています。  私は、まずオウムの問題でいえば、国民の警察に対する批判は、都道府県の区域を超えて警視庁が動けなかったかどうかという問題とは違うと思います。新聞でも、坂本弁護士拉致事件の初動捜査のつまずき、松本サリン事件の第一通報者に対する見込み捜査、こういったものに対する批判が多いのは明らかで、つまり、犯罪の初期の段……

第136回国会 地方行政委員会 第8号(1996/05/23、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。  今回の補償法の改正は、御承知のとおり、昨年七月の労災に関する最高裁の判決を見ますと、保険給付に関する決定に不服のある者は、労働者災害補償保険審査官に対して審査請求をした日から三カ月を経過しても決定がないときは、請求の手続を経ないで処分の取り消しの訴えを提起することができる、この判決を受けて改正された労働者災害補償保険法と横並びの改正です。  先ほども議論になりましたように、本部審査会の委員を五人から六人に充実する、そして審査体制を二部制にするなど、本部の審査体制は確かに強化されました。しかし、皆さんの質疑の中でも明らかになったように、支部審査会の委員は、支……

第136回国会 地方行政委員会 第9号(1996/06/11、40期、日本共産党)

○穀田委員 消防基金の民間法人化に当たりまして、国庫補助が廃止になります。消防基金の創設に当たって、事務費に対して国庫補助の規定を設け、そして導入した趣旨は一体何だったのかということをまず最初にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ですから、発足当初というのは、そういう意味でいいますと自治体もばらばらで大変だったということから始まっているわけですよ。  同時に、そこで私は聞きたいのですけれども、今度の御説明の中に、「国の関与の縮小」という名目で実際上は補助金をなくすわけですけれども、それでは当初の目的というものは達成されたというふうにお考えですか。

第136回国会 地方分権に関する特別委員会 第4号(1996/02/28、40期、日本共産党)

○穀田委員 自治大臣は所信表明で、国民がゆとりと豊かさを実感できる社会を実現し、こういうことで書かれていまして、地方公共団体の自主性・自立性を強化していくことが必要だ、こうした見地から、地方分権を積極的に推進し地方自治の一層の充実発展を図ることは現下の重要な課題だということで、とりわけ地方公共団体の自主性・自立性、そしてそのことが地方自治の一層の充実発展になることは大事だというお話がありました。こうした地方自治についての考え方につきまして、きょうは具体的事例で質問をさせていただきたいと思います。  米軍用地の強制使用の代理署名をめぐる職務執行命令の訴訟が行われているわけですが、御承知のとおり、……

第136回国会 地方分権に関する特別委員会 第5号(1996/04/09、40期、日本共産党)

○穀田委員 今回は本当に御苦労さまです。私は、日本共産党の穀田です。  私は、前回おいでいただいたときにもお話ししましたけれども、地方分権というのは、地域住民の暮らしや福祉、安全を向上させるためにも、地方自治体の自主性を強化して住民参加を強め、さらに財源や権限を制度的に保障していくものだと考えています。その意味で、今回中間報告が国と地方の関係を、先ほどありましたように従来の上下・主従の関係から対等・協力の関係に改めるとして、機関委任事務制度の廃止だとか直接請求制度など住民参加の拡大の方向を打ち出したことについては、私は評価しております。  ところが、新聞でも、「中央省庁には「市町村の合併を進め……

第136回国会 地方分権に関する特別委員会 第6号(1996/05/30、40期、日本共産党)

○穀田委員 この委員会は地方分権の推進をバックアップするためのものです。今までの各省庁の御意見をお聞きいたしまして、最後にまた富山の一件がございました。  私が驚いたのは、多くの委員の皆さんもお笑いになっているように、およそ信じがたい、つまり、ただ会っただけだとかお会いしたのは事実だとか着任のあいさつだとかいろいろ言っています。例えば、各省庁が分権委員会に対してヒアリングで意見を述べる、それは当たり前でしょう。しかし、事はそうではなくて、公述人にお会いをするという事態なわけですから、私は全く情けないと言わざるを得ないと思います。  ですから、地方分権を推進しようとする政府の足元からそれに逆行す……

第136回国会 内閣委員会 第7号(1996/05/16、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。  情報公開法制定は、御存じのように、一九七〇年代のアメリカのベトナム秘密文書報道事件、そして堀部先生もお書きになっていますように、沖縄密約漏えい事件、その後ロッキード、グラマン疑獄などから、行政の不正行為を監視するためにその必要が叫ばれて、国民の世論となってまいりました。  国民の強い要求にもかかわらず、この間政府は消極的態度をとり続けて延ばし延ばしに今日に至っています。私は、先ほどもお話がございましたように、当時国民の世論にこたえて制定しておればその後の薬害エイズは防げたかもしれない、そういう意味で政府の責任は重大であるということを考えています。……

第136回国会 内閣委員会 第9号(1996/06/13、40期、日本共産党)

○穀田委員 新進党法案の質問の前に一言言わせていただきます。  私ども日本共産党も、一昨日、非営利法人法案要綱を発表しました。そのポイントは、第一に準則主義による法人の設立、二つ目に行政の介入を排除して、情報公開に基づく不正の防止、三つ目に非営利法人委員会による自主管理、この三点を私どもは中心ポイントに置いています。しかも、これによって広範な非営利団体が法人格を取得できるようにし、なおかつ税制上の優遇措置も適切に受けられるようにするものです。私どもも幅広い議論を呼びかけておりますので、最初に改めて紹介をしておきたいと思います。  さて、新進党の法案について、第三条の定義では、市民公益活動を行う……


穀田恵二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|40期|-41期-42期-43期-44期-45期-46期-47期-48期-49期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院40期)

穀田恵二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|40期|-41期-42期-43期-44期-45期-46期-47期-48期-49期
第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 政治改革に関する調査特別委員会公聴会 第1号(1993/11/08、40期、日本共産党)

○穀田委員 三人の公述人の方、本当に貴重な御意見ありがとうございました。私は、日本共産党の穀田恵二です。  まず最初に、長洲知事と成毛村長にお伺いしたいのですけれども、お二人とも、今度の政治改革の中心は何といってもきれいな政治であってほしいということが根本だと質疑の中でもお話ありました。私は、そのことが根本だと思うのです。  そこで、この間の報道なんか見ていましても、ついせんだってのテレビでありましたけれども、政治腐敗の防止ということがやはり八二%ぐらいを占めている。しかも、それと関連して私は大事だと思うのは、特についせんだっての新聞でも、政治腐敗の土壌をつくってきたゼネコン汚職の本質を考える……

第128回国会 政治改革に関する調査特別委員会公聴会 第2号(1993/11/09、40期、日本共産党)

○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。  ついせんだって、こういうふうな記事がございまして、自治日報という新聞ですけれども、「国民が政治や行政に参加することに伴う費用であると理解すれば、」民主主義コストというのは、「その負担は個々の国民が自発的に負うべきものであって、強制的な税金によって賄われるべきものではないであろう。」こういう意見がございました。  そこで、山岸公述人にお伺いしたいわけですけれども、先ほども確かに、企業献金はスキャンダルの大きな原因となっている、したがって速やかに廃止されることが望ましいと言っておられました。私もそのとおりだと思うのです。ところが、きのうもあったのです……


■ページ上部へ

第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 決算委員会第一分科会 第1号(1994/05/26、40期、日本共産党)

○穀田分科員 私は、京都御苑に迎賓館施設という問題と関連して、環境庁に若干お聞きしたいと思います。  先ほど環境庁長官からもお話しありましたけれども、世界的にも、自然保護だとか自然の保全というのは大事な問題となっていることは御承知のとおりです。それで、国民公園たる京都御苑の位置づけについて、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 御承知のとおり、国民公園は三つありますよね。三つしかない。そこで、今お話しありましたように、広く国民にということと保全という二つのことが言われました。現代的に言うならば、自然を守るということと広く国民が利用して親しむことだ、こういう二つのことだと理解していいですね……

第129回国会 予算委員会公聴会 第1号(1994/06/03、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。  お三方の公述人、御苦労さまです。もう私で最後でございますから、よろしくお願いします。  まず最初に紺谷さんにお聞きしたいのですが、景気対策の重要性をるるお話ありました。また、生活実感ということでございましたけれども、私は京都に住まいしている者なんですが、例えば、京都の丹後地方などでは、やはり今の繊維不況だとか全体の不況の中でたくさんの自殺者が出る、かつてない、三十数人も出るというようなことで、いわば極めて重大な不況に見舞われて、にっちもさっちもいかないという実態がございます。そういう点でも、生活実態からも、私は多くの方々のところで、ある意味じゃ今までにない……

第129回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1994/06/07、40期、日本共産党)

○穀田分科員 私は、絹織物の関係の産業についてお聞きしたいと思います。  午前中、大臣は、日本の中小企業は大黒柱だということをおっしゃいましたし、その大黒柱がいろいろ腐っているようでは困るわけですよね。ですから、それに対してしっかり保護をしていくというか大事にするということが今求められていると思うのです。そこで私は、とりわけ伝統産業、地場産業である丹後ちりめんや西陣織に対しての大臣の根本的な認識といいますか、そこをまずお聞きしたいと思うのです。  御承知かと思いますが、たまたまおとといでしたか、日経新聞にも載りましたけれども、丹後ちりめんでいいますと、総生産量は一九七三年、昭和でいいますと四十……


■ページ上部へ

第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 税制改革に関する特別委員会公聴会 第1号(1994/11/07、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田です。  栗田公述人にお聞きしたいと思います。  地方消費税の導入に関連してお聞きしたいのですが、法案によれば、今回新たに地方消費税を府県税として創設するということになっています。その課税標準は消費税額であり、その徴収も当分の間国が徴収するという形になっています。ですから、さまざまな御意見があると先ほどお話ございましたけれども、こういう形になったことについてどのような感想を持っておられるか、これをまず第一にお聞きしたい。  二つ目に、課税標準が消費税額となったことで、府県税として導入されるわけですが、その税率の引き上げ等については消費税率の引き上げの際にしか検討の対……


■ページ上部へ

第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 予算委員会公聴会 第1号(1995/02/08、40期、日本共産党)

○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。三人の公述人の皆さんには本当に御苦労さまです。私が最後でございますので。  私は、最初に浅沼公述人に御意見をお伺いしたいと思います。  先ほどの御発言でも、数字は別として、二十兆円ぐらいは公共事業の中で災害に投入できぬかということでお話ありました。そしてその後続きまして、幹線や道路は後回しにしてでも優先をというふうなお話もございました。私はそれを見まして、それ自身は同感だと思ったのです。  ついせんだっての新聞は、特に予算委員会は予算を議論する場でもございますし、その中でいいますと、予算の修正が大事じゃないかという御意見が一つの新聞の論調で出ています。です……



穀田恵二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|40期|-41期-42期-43期-44期-45期-46期-47期-48期-49期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

穀田恵二[衆]在籍期 : |40期|-41期-42期-43期-44期-45期-46期-47期-48期-49期
穀田恵二[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 40期在籍の他の議員はこちら→40期衆議院議員(五十音順) 40期衆議院議員(選挙区順) 40期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。