このページでは谷垣禎一衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 原子力基本法及び動力炉・核燃料開発事業団法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 これまで、動力炉・核燃料開発事業団は、昭和四十二年に設立されて以来、原子力基本法に基づく原子力の開発機関として高速増殖炉及び新型転換炉に関する開発、核燃料物質の生産及び再処理、核原料物質の探鉱等を行うことにより、我が国の原子力の開発及び利用の促進に寄与するといった重要な役割を担ってきたところであります。 しかしながら、平成七年十二月に、高速増殖原型炉「もんじゅ」において、また、平成九年三月にアスファルト固化処理施設において事故を起こし、さらに、それらに関連して虚……
○国務大臣(谷垣禎一君) 北橋議員にお答えいたします。 まず、預金保険法改正案を見直すべきではないかというお尋ねがございましたが、この法案は、一つは、預金全額保護の特例措置終了後に恒久的な制度を整備する必要がある、そのあり方を示した昨年十二月の金融審議会答申、これを一つ踏まえております。 それからもう一つは、先ほど、総理、大蔵大臣もお触れになりましたけれども、一部の中小機関につきまして、経営の一層の実態把握を図って、その改善を確実なものとすることなどによって、より強固な金融システムの構築を図る必要がある、この観点からなされた与党三党の合意が昨年ございました。 この二つを踏まえまして大蔵省……
○谷垣前議院運営委員長 一言ごあいさつを申し上げます。 私は、昨年九月議院運営委員長に選任されましてから九月の解散までちょうど一年間、各党の皆様方に御理解と御協力をいただきまして、大過なくその職責を果たすことができました。この機会に心から感謝の意を表し、厚く御礼を申し上げます。 今後もなお皆様方のお世話になりますことが多々あるかと存じますが、一層の御指導と御鞭撻のほどをお願い申し上げ、御礼のごあいさつといたします。まことにありがとうございました。(拍手)
○谷垣国務大臣 このたび、第二次橋本改造内閣発足に伴い、科学技術庁長官を拝命いたしました谷垣禎一でございます。 委員長を初め委員各位におかれましては、日ごろより科学技術行政の推進に当たり格段の御理解、御支援を賜り、まことにありがとう存じます。 我が国が二十一世紀に向けて経済構造改革を実現し、豊かな社会を迎えるため、積極的に科学技術を振興することにより、科学技術創造立国を実現することが最重要政策課題となっております。このため、科学技術庁といたしましては、科学技術基本法及び科学技術基本計画を踏まえ、社会的、経済的ニーズに対応した未踏の科学技術分野へ挑戦していくなど、積極的な政策展開を図っている……
○谷垣国務大臣 今の小野先生の御質問にお答えいたします前に、小池百合子委員長が御就任になりましたことをまず心からお祝いを申し上げたいと存じます。そして、小池委員長のもとで、今科学技術政策、大変重要な時期でございますので、当委員会において、私もどういう政策を推し進めていくべきか、御一緒に委員の先生方と論戦をさせていただくのを楽しみにしているわけでございます。 そこで、今小野先生からの御質問でございます。白書を引用されて、今の社会に対する御認識をお述べになったわけでありますが、私も、大きく申しまして、明治以降といいますか、戦後の日本の社会、追いつき追い越せということで、キャッチアップを目標として……
○谷垣国務大臣 先ほど吉川先生から、技術開発自体の問題よりもマネジメントの問題だという御指摘がございました。 今さら申し上げるまでもなく、原子力エネルギーは供給の安定性が高いわけですし、発電の過程で二酸化炭素を出さない。既に我が国の電力の中で三割以上を原子力に頼っているという現実がございます。それから、有限なウラン資源というものを有効利用しなければなりませんし、放射性廃棄物による環境への負荷の低減ということも考えていかなければならない。こういう観点から申しますと、核燃料サイクルを確立していくというのは、私は、我が国に課せられた非常に大きな課題ではないかと思っているわけであります。 そのため……
○谷垣国務大臣 私、この科学技術庁に参りまして、大口先生御指摘になりましたように、まず最初に東海事業所へ行ったわけです。あの貯蔵施設を見ましたとき、最初の印象は、要するに、水などが出てまいりまして、中のドラム缶などが乱雑になっているわけですね。これがなぜ処理もされないままに、予算計上をされていながらそれが執行されないままに今日まで至っているのか、最初の第一印象は正直言って奇異な感じがしたというふうに、今まで委員会でも御報告申し上げているわけですが、そう思ってまいりました。 確かに、そこらの原因がはっきりされていかなければならないというのは、私は当然のことだろうと思っております。それで、私自身……
○谷垣国務大臣 科学技術行政の重要性につきまして御指摘をいただきまして、まことにありがとう存じます。 今、原子力エネルギーの重要性について御指摘がございましたけれども、我が国は、エネルギーの八割以上を海外から輸入しているという国でございます。ですから、二十一世紀に向かって日本が安定して繁栄を続けていくためには、エネルギーの安定確保ということがどうしても必要でございます。 電気エネルギーのうち既に三割が原子力エネルギーを使っている、原子力エネルギーというのは大変重い位置づけを持っておりますが、その特色は申し上げるまでもなくて、供給の安定性がございますし、それから、電力を生産していく過程におい……
○谷垣国務大臣 今、穂積委員が御指摘のように、二十一世紀にも日本が元気であるためには、今、橋本内閣は六つの改革ということで、いろいろな動脈硬化を解かなければいけないということでやっておるわけですが、それを超えて科学技術がしっかりしているということが、二十一世紀の日本が元気であるための基礎条件であろうと思っております。 それで、この国会でも議員立法で科学技術基本法をおつくりいただきまして、それを受けて去年の七月二日に科学技術基本計画をつくりまして、閣議決定をいたしまして、科学技術創造立国を目指しているわけであります。それに沿いまして、経済フロンティアの拡大、あるいは高度な社会経済基盤の整備、そ……
○谷垣国務大臣 太田委員が、専門の御研究に基づきまして、ことしの六月二日にも今の問題に関する質問主意書を出していただきました。私も改めて読ませていただきましたけれども、地震対策を考えますときに大変参考になる分析がございまして、これからも参考にさせていただきたいと思っているわけであります。 今御指摘のように、阪神・淡路大震災の後、議員立法で地震防災対策特別措置法をつくっていただいた。その中で、今おっしゃった地震調査研究推進本部ができているわけであります。これは科学技術庁長官が本部長をやるということになっておりまして、今私が務めている。そのもとに地震調査委員会というのをつくりまして、今あちこちに……
○谷垣国務大臣 第百四十二回国会に当たり、私の所信を申し上げます。 私は、豊かで潤いのある経済社会の発展を築き、国民全体が誇りと自信を持って二十一世紀を迎えることができるよう努力していくことが、今日、私たちに課せられた使命であると考えます。とりわけ、産業の空洞化が懸念されるとともに、世界でも類を見ない急速な高齢化が見込まれる我が国の状況を考えるときに、この感を深くいたします。尽きることのない知的資産を形成する科学技術は、経済構造の改革を実現し、活力にあふれた経済社会を築いていく原動力であり、私たちに課せられた使命を果たすために不可欠のものであります。 また、昨年には地球温暖化防止京都会議が……
○谷垣国務大臣 原子力基本法及び動力炉・核燃料開発事業団法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。 これまで、動力炉・核燃料開発事業団は、昭和四十二年に設立されて以来、原子力基本法に基づく原子力の開発機関として、高速増殖炉及び新型転換炉に関する開発、核燃料物質の生産及び再処理、核原料物質の探鉱等を行うことにより、我が国の原子力の開発及び利用の促進に寄与するといった重要な役割を担ってきたところであります。 しかしながら、平成七年十二月に高速増殖原型炉「もんじゅ」において、また、平成九年三月にアスファルト固化処理施設において事故を起こし、さらに、それらに関連……
○谷垣国務大臣 きょうから動燃改革法、原子力基本法の御質疑に入っていただくことになりまして、私としても全力を尽くしてこの委員会で御議論をさせていただきたいと思っております。最初に、委員の皆様方によろしくお願いを申し上げたいと思っております。そして、きょうの質問のトップバッターとして、私と同じ京都御選出の奥山先生に質問をしていただく友情を大変うれしく思っておりますし、真剣に奥山委員と御議論をさせていただきたいと思っているわけであります。 それで、今御指摘になりましたように、最近の一連の動燃のいろいろな問題によりまして、日本の原子力政策というものが国民の中で、その信念が大変揺らいできたといいます……
○谷垣国務大臣 今木村先生おっしゃったように、核燃料サイクルというものは、我々は、日本にとって絶対に必要なものだろう、こういう観点から今までも取り組んできましたし、これからも取り組みたいと思っているわけでありますけれども、今御指摘になりましたように、一つは、エネルギー資源という観点からもう原子力発電というものが欠くことのできないものになっている。単に今三四%を占めているというだけではなくて、ウラン資源がどうなるかということをよく研究しなければならないわけでありますけれども、そのウラン資源の有効な利用という観点。 それからもう一つは、環境論から、原子力発電は二酸化炭素等を出さないという面があり……
○谷垣国務大臣 今辻先生から、長い御経験の中で、なかなか情報が出てこないぞという御指摘をいただいたわけであります。 私は昨年の九月に科学技術庁に参りまして、私も動燃の事故の一連の経過というものが頭にあったものですから、このあたりがどうなっているかというのが一番関心がございました。 それで、正直を申し上げると、今、事務方のつくったペーパーには、情報公開が原則であることを動燃の教訓を他山の石としと書いてある。これは動燃にとっては他山の石どころではないのだろうと思いますが、平たく申し上げると、やはり懲りたということではないかと私は思うのです。やはりこれは相当、情報を隠すというようなことによって熱……
○谷垣国務大臣 動燃改革の一環である人形峠事業所の整理縮小問題につきましては、地域社会の影響緩和を図るよう、上斎原村、岡山県、動燃及び科学技術庁の四者による枠組みを設けまして、上齋原村の意向を確認しつつ検討を進めております。 この第三回会合を今月二十日、岡山県庁にて行いまして、事業所の要員計画については、動燃が請負会社と調整しつつ対策を講じていくこと等として、今後、その具体的な検討を進めることとなりました。 この一環として、上齋原村に宇宙デブリ観測施設を、美星町に地球近傍小惑星観測施設を設置する構想について、計画の具体化のための作業を実施していくこととなり、これが広く報道されました。 動……
○谷垣国務大臣 今望月委員がおっしゃいましたように、科学技術創造立国を目指すという背景には、当委員会を初め、今までお取り組みいただきました科学技術基本法、それから科学技術基本計画、そういうものを踏まえて科学技術創造立国ということになっているわけでありますが、もっと大きく言いますと、日本のこれからの国家像というものをどう描くか、これはそれぞれのお立場によっていろいろな国家像の描き方があると私は思うのです。 しかし、恐らく、どのような国家像を描いたとしても、その中で、科学技術の振興というものを欠いた国家像の描き方というものはちょっとできないのではなかろうか。これだけ狭い国に人口が一億二千万人もお……
○谷垣国務大臣 宇宙開発事業団法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。 宇宙開発事業団は、昭和四十四年に設立されて以来、我が国の宇宙開発の中核的実施機関として、平和の目的に限り、人工衛星及び人工衛星打ち上げ用ロケットの開発、打ち上げ等を総合的、計画的かつ効率的に行うことにより、宇宙の開率及び利用の促進に重要な役割を果たしてきたところであります。 現在、宇宙開発事業団は、技術面、経済面双方において国際的な水準に達することを目指してHUAロケットの開発を進めておりますが、国際卓宙ステーション計画の本格化や、通信、地球観測等の多様な分野における衛星需要の拡大……
○谷垣国務大臣 今、小野委員御指摘のように、今度の法案の二十四条の二第二項で、主務大臣が定めるものとする、こういうふうに決められているわけであります。打ち上げのための第三者賠償責任保険契約、これは万一の場合に事業団として確実そして迅速に被害者に損害賠償をできるというために締結するものでありますから、この金額もその目的に対して適切な額を定める必要がある、これは当然のことでございます。 具体的には、保険者の引受能力とか、あるいは欧米における同種の保険の保険金額の例とか、あるいは実際の事故事例などを総合的に勘案して決めることとしておりますが、もう少し具体的に申し上げますと、具体的な金額自体は今後検……
○谷垣国務大臣 今、宇宙開発事業団の方からも御答弁がございましたけれども、残念ながらトラブルが幾つか続いているということでございます。 それで、申し上げれば、まず一つは、斉藤先生も御指摘になったように、研究開発というものの持っている性質というものもあるのだろうと思います。特に、今まではずっと追いつき追い越せということでやってきたわけですけれども、HUAも国際的なレベルに達しようとしている。あるいは、今もNASDAの理事長からもお話がありましたけれども、最近の衛星そのものも最先端のものになってきている。ですから、言うなれば先生のいない状況でもあるし、「みどり」の太陽電池パドルなども、最先端技術……
○谷垣国務大臣 今回のインドとパキスタンの核実験につきましては、私どもは二つの意味から大変遺憾なことだと思っております。 一つは、我が国は唯一の被爆国であるということがございまして、核兵器の究極的な廃絶ということを願っている国である、そういう国からして大変残念なことだというのが一つございます。 それと同時に、今度の核実験というものが、国際的な核不拡散体制というものに重大な挑戦と申しますか、問題を提起したという点においても私は大変遺憾なことであったと思っているわけでありまして、原子力委員会としても直ちにこれに対して委員長談話を出す。あるいは、今まで原子力委員会声明というのは出したことがなかっ……
○谷垣国務大臣 辻委員にお答えいたします。 科学技術の発展に伴いまして、我々の生活がいろいろ利便を得て大層進んできたということも事実でございますけれども、一方、また科学技術の発展、例えば最近ではクローンというようなものが話題になっているわけでありますけれども、けさの新聞にもイギリスのクローン羊が子供を産んだというような記事が出ておりました。さて、そのクローンを人間にどうするかというような議論になってまいりますと、単に技術の可能性を追求するというようなことだけではやっていけなくなっているのではないかと思います。もっと幅広い観点から、科学技術と人間社会のあり方というようなものを深く議論をし分析を……
○谷垣国務大臣 御指摘の件で御報告をいたさなければならないようなことは、一切ございません。
○谷垣国務大臣 今、斉藤委員が御指摘になりましたいわゆる動燃の一連の不祥事、これは事柄自体も大変大事でございますけれども、御指摘になりましたような、その後の虚偽報告などのいかにも対応のまずさ、こういうものが問題をさらに倍加させて社会的な問題に大きくなったというふうに思っております。それがやはり原因となりまして、地元の方々の不安感あるいは多くの国民の方々の不安感、ひいては日本の原子力行政に対する不信感というところまでいったのではないかと私は重く受けとめているわけであります。 そのために、やはり動燃を抜本的に改革しなければならない、こういうことでありますが、今までいろいろ議論もしてきたわけであり……
○谷垣国務大臣 今、近江先生おっしゃいましたように、科学技術基本法を議員立法で、しかも超党派でつくっていただいたということは、私は本当に意味のあることだと思っております。特に、今内閣におりますので言ってはいけませんが、要するに、政府の提案の法案が大部分で議員立法がない、こう言われている中でこのような法案をやっていただいたということは、私は本当にありがたいことだと思っておりまして、後から振り返ったとき、あのときが画期になったなというようなことをしていかなければいけないんじゃないか、こんなふうに思っております。 そのもとで科学技術基本計画をつくり、科学技術創造立国だと。やはり今いろいろな自信がな……
○谷垣国務大臣 今回の補正予算、総合経済対策の重点が、一つは科学技術の振興や情報通信の高度化にあるということはおっしゃるとおりです。 今、斉藤委員は、通常予算の単なる上乗せにとどまるのではないかという御指摘がございました。 もちろん、科学技術政策を振興していく立場からすれば、当初予算においても多ければ多いほどよい、多々ますます弁ずという気持ちであることは、間違いございません。しかし、全体の中で、これはもう委員よく御承知のとおり、科学技術の政策経費については、ほかのところは抑えていても五%ふやしていただいて、そうして全体の経済構造改革につなげていこうという大きな流れの中にこの補正予算があると……
○谷垣政府委員 今、西田自治大臣から御答弁がございましたが、私どもも共通、同様の認識を持っているわけでございます。御承知のように、今国も地方も大変税収も厳しくなっておりまして、何らかの形でその財源のロスと申しますか、それを補うために、借入と申しますか、そういうものに頼らざるを得ない状況でございます。 こういう財政事情の中で、公経済の車の両輪をなします地方と国というものが、両方でそこを担い合いながら進んでいかなければならないんだろう、こう思っております。今は国の財政事情も、国だけでその負担を負うというような事情ではございません。そこで、今西田自治大臣からお話がございましたように、今年度の制度改……
○谷垣政府委員 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。
○谷垣国務大臣 このたび、金融再生委員長を拝命いたしました谷垣禎一でございます。
金融行政大変重大な折、このような仕事を引き受けまして、大変重責を感じております。
どうぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 越智前委員長は、金融行政について大変明るい方で、私も、いろいろ越智前委員長から今まで教えていただいたことがあるわけでございますが、今の金融をめぐる情勢を十分御存じの方でございますから、私は、直接大蔵委員会等での越智委員長の答弁は伺っていないのでありますが、越智委員長の真意と違ったところで、今の金融行政に何か透明、公正に進めていくというのとはちょっと違うところがあるような……
○谷垣国務大臣 外形標準課税一般につきましては、これは御担当は大蔵大臣でございますので私から多くは申し上げませんが、政府税調の中で、昨年の十二月にも、景気の動向等を見きわめながらできるだけ早期に導入するように議論を詰めろ、こういうことになっておりますことは承知いたしておりまして、いろいろ議論を尽くしていかなきゃならないのだろうと私は思っております。 ただ、今回の東京都でお考えになっている外形標準課税につきましては、私どもこのように金融再生を担当しております立場からしますと、いろいろなことを考えて今金融秩序の立て直しに努めているわけでありますから、そのことと平仄が合うかと言われますと、いかにも……
○谷垣国務大臣 今、今までの過程の中で起こったいろいろな事件、上田委員はお触れになりました。 個別のことを今細かに申し上げる時間はありませんけれども、そのときそのときのやはりセーフティーネットのあり方で、当事者が全力を尽くして当たったものではないか、私はこう思っております。 それから、ごく最近のことにつきまして、国民銀行がなぜ八千代銀行に行くことになったのか、その辺の開示もないということでございましたけれども、こうして二年前に金融国会でおつくりいただいた枠組みの中で、金融再生委員会として責任を持って問題を解決せよ、こういうことになっているのだろうと思います。もちろん、私どもは国会に御報告す……
○谷垣国務大臣 きょう、この委員会でお答えをすることを考えておりました大体の内容は、今、石井委員からおっしゃっていただいたような気がいたします。 それで、一年間延期したことによって、金融システムを改革していく熱意が緩んでしまうのではないか、こういう御心配でございました。 石井委員が今、この数年間、この委員会でお取り組みいただいたいろいろなことを振り返ってお話しになりまして、私もずっとその当時のことを思い出していたのですが、確かに、二年前、三年前に比べますと、ああいう早期健全化法や金融再生法を御議論の中でつくっていただいて、ああいうものも使い、官民挙げて努力して、あのときから比べると、全体の……
○谷垣国務大臣 先ほど総括政務次官からお答えした以上のことについて、私、今御答弁する準備はございませんけれども、一つは、政務次官が御答弁しましたように、このような形態の保険に対するニーズというものは非常に強いということがやはりあるのだろうと思います。それで、一定額を保証すると商品設計上一定の利率というものを考えざるを得ない、ですからこういうものが出てきているのだろうと思うんです。 岡田委員の御質問に今正面から答えられるかどうかわかりませんけれども、平成八年度の保険業法の改正におきまして、どれだけ責任準備金を積み立てておくかという観点からは、標準責任準備金制度というものが導入されておりまして、……
○谷垣国務大臣 いろいろな状況がございますから、イフというのにはなかなかお答えがしがたいのですが、やはり早期発見早期是正という処置が十分に行われていたら、随分事情は変わっていたのではないか、こう思っております。
【次の発言】 今佐々木委員がおっしゃいましたように、主要十五行、平成十一年四月から本年の三月三十一日、すなわちきょうまでの一年間に三兆円を増加目標としているわけでありますが、九月の、上半期では約七千億円増加している、それは目標の二三%にとどまるという御指摘でございまして、それは佐々木委員のおっしゃるとおりでございます。
それで、特に九月期以降、各金融機関におきましても、例えば中小企業……
○谷垣国務大臣 信用組合などの単位協同組織金融機関は、早期健全化法のもとでも対象金融機関となっていることはなっているわけですが、現実には、この資本増強の仕組みを使おうとしても非常に使いづらかった。一つには、優先出資法上、現状では優先出資の発行が認められていないということもありますし、それから、早期健全化法上、その要件が必ずしも信用組合などの中小金融機関に合致していないというような問題点がございました。 それで、協同組織の金融機関は、中小企業向け融資がほとんどで、地域に密着した業務を行っているわけですけれども、金融システム改革が進行していく中で、今後、経営の効率化を図り、資本基盤を強化していく……
○谷垣国務大臣 私個人の考え方というのはなかなか申し上げにくいのですけれども、私個人としては、今岡田委員がおっしゃいましたように、事業会社が銀行業に参入してくるということは、今までの他業種におけるノウハウと金融業というものを結びつけて、一種のシナジー効果というか、そういうものが期待できるし、またそのことが今までの金融業界に刺激も与えるのではなかろうか。そういうことによって、新しい金融商品が開発されたり、あるいは利用者の利便にも供するということがあるのではないか、そういう関心を、金融再生委員会委員長に就任する前から私個人としては持っておりました。 ただ、そういうふうに個人として関心を持っている……
○谷垣国務大臣 長銀で適と判定いたしましたものの中で、引当金を積んだのが約九千億でございます。今二〇%以上とおっしゃいましたが、その細部については発表いたしておりません。
【次の発言】 先ほど約九千億と申しましたが、その内訳につきましては、現在民間銀行となっております長銀の経営の中身に関してまいりますので、御答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
後段の引き当て、今おっしゃったのは……(仙谷委員「引き当て率の高いものは何か、何%だったか」と呼ぶ)高いものは何かということでございますね。これは、正常先、要注意先及び要管理先につきましては、過去の貸し倒れ実績率等に基づいて算出された引き当て……
○谷垣国務大臣 今、村井総括政務次官から御答弁申し上げたこととそれほど違うことを申し上げるわけじゃないのですが、金融機関の数が多過ぎるという議論は、まさに石原委員がおっしゃったように、地域によってもかなり違いがございますので、多過ぎるという議論は確かに存在するのですが、地域によって見なきゃいけない。やはりそれぞれの地域金融機関が、では自分たちの地域ではどうしていくのかということをお考えいただいて、例えば今の村井政務次官のシステム投資をどうするかとか、いろいろな問題があろうかと思いますが、まず自主的に御判断をいただくべきことであろうと思います。 ですから、日本全体を見て多いとか少ないとかいうの……
○谷垣国務大臣 今上田委員がおっしゃった、一兆円の金を、いわゆるアサギンと申しますか、朝銀に資金援助するといいますか、そういうことは、最近も私はある週刊誌でそのような記事を拝見して、そういう報道があることは承知しているわけでございますけれども、今委員がおっしゃったような事実は一切承知しておりません。
○谷垣国務大臣 町村さんの今の御意見は、金融機関の合理化やリストラの努力がまだ足らないんじゃないか、こういう御趣旨だと思うのです。 一般論として言えば、金融機関の効率化、合理化というのは、それぞれの金融機関がまず判断してやらなきゃいかぬ、これが一番基本だと思うのですが、現在のように大きく金融秩序も変化していって、その中で、競争力を高めたりあるいは健全性をもっと高めて国民の不安を取り除かなきゃいかぬという流れがございます。そういう中で、特に公的資金を入れて健全化を図ろうというような仕組みができ上がっていることを考えますと、単に金融機関のそれぞれの自主的な御判断だとは言い切れないものがある。 ……
○谷垣国務大臣 先日も、与党三党でいろいろ金融機関と御議論をしていただいたわけでございますが、検査のあり方、特に金融検査マニュアルというのをつくりましたけれども、その検査のあり方がみんな一律であっていいのかどうかという亀井先生の問題意識でございます。 私は、大きな意味では、金融機関が健全であるべき基準というのは大きくても小さくても同じだと思いますが、あの金融検査マニュアルの中にも、ちょっと今正確な用語は忘れましたけれども、検査に当たって一律に硬直的であるべきではないということが書いてございます。その硬直的ではないということがどういうことかということについては、これはよくまた議論をしておかなけ……
○谷垣国務大臣 今、佐々木先生からお尋ねのございました幌延町につきましては、昭和五十九年に貯蔵工学センターを幌延町につくりたいという計画を発表したわけでございますが、それからもう十数年経過しておりまして、今、佐々木先生がお触れになりましたように、ぜひっくりたいというお声もあったわけでありますけれども、いや、これには問題があるというお声もあり、さまざまな経過があったと承知しております。 今お触れになりましたように、我が方の対応としても至らぬ点もあったのではないか、こんなふうにも思っております。いずれにいたしましても、計画は発表いたしましたけれども、はかばかしく進捗しない、道民の大方の御理解を得……
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