谷垣禎一 衆議院議員
44期国会発言一覧

谷垣禎一[衆]在籍期 : 36期-37期-38期-39期-40期-41期-42期-43期-|44期|-45期-46期-47期
谷垣禎一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは谷垣禎一衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院44期)

谷垣禎一[衆]本会議発言(全期間)
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第163回国会(2005/09/21〜2005/11/01)

第163回国会 衆議院本会議 第5号(2005/10/06、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(谷垣禎一君) 石破議員にお答えいたします。  郵政民営化と財政の関係についてのお尋ねでございますが、御指摘のとおり、郵政民営化は、小さな政府を実現し、子や孫の世代にツケを先送りしない、そういう体質をつくるという構造改革の本丸でございまして、財政健全化への道筋を開くために必要不可欠な改革であります。  直接的にも、民営化後の新会社が民間企業同様に税金を納める存在となり、また、政府保有株式の売却が国庫を潤すこととなります。  なお、議員御指摘の国債市場との関係につきましては、現在大量の国債を保有している郵政公社の民営化に伴いまして、国債市場に不測の事態が起こることのないよう、市場関係者……

第163回国会 衆議院本会議 第7号(2005/10/18、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(谷垣禎一君) 菊田議員にお答えいたします。  社会福祉や社会保障への予算配分についてのお尋ねでございますが、小泉内閣におきましては、発足以来、財政規律を堅持するという方針のもとで、重立った歳出項目について徹底した見直しを行いました。御指摘の公共事業費に関しては、約四割削減する等、既に十兆円に上る歳出改革を断行したところでございます。  その中で、社会保障関係費につきましては、高齢化の進展等に対応して毎年増額しておりまして、平成十七年度予算におきましては、一般歳出の四割を超えます二十兆三千八百八億円を計上する等、厳しい財政状況の中におきましても適切に対応しているところでございます。 ……


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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 衆議院本会議 第1号(2006/01/20、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十八年度予算及び平成十七年度補正予算の御審議に当たり、今後の財政政策等の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに、予算の大要を御説明いたします。  我が国経済は、これまで成長の制約となっていた三つの過剰、すなわち過剰雇用、過剰設備、過剰債務が解消し、企業部門の好調さが家計部門に波及する中、民間需要中心の回復軌道をたどっております。  こうした回復の動きを地域や中小企業にも広く浸透させ、持続可能なものとするため、構造改革をさらに一層推進してまいります。また、デフレは脱却に向けた進展が見られるものの依然継続しており、その脱却を確実なものとするため、日本銀行と一……

第164回国会 衆議院本会議 第3号(2006/01/24、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(谷垣禎一君) 重野議員にお答えいたします。  まず最初に、所得税の累進性強化についてのお尋ねがございました。  所得税の税率構造のフラット化による累進緩和は、勤労意欲や事業意欲などへの配慮から行われてきたものであります。  平成十八年度税制改正においては、所得税から個人住民税への税源移譲に伴い、個人住民税において税率を一〇%にフラット化する一方、所得税においては、所得再分配機能が適切に発揮されるよう、最低税率を五%に引き下げるとともに、最高税率を四〇%に引き上げることにより、より累進的な税率構造を構築することとしております。  また、今後、公正で活力ある社会にふさわしい税制の実現に……

第164回国会 衆議院本会議 第7号(2006/02/16、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十八年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する等の法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、平成十八年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案について御説明申し上げます。  平成十八年度予算においては、一般歳出の規模について、二年連続で前年度の水準以下に抑制するとともに、新規国債発行額についても三十兆円を下回る水準としたところであり、あらゆる分野にわたり歳出を厳しく見直した上で、めり張りのある予算の配分を実現いたしました。  しかしながら、我が国の財政収支は引き続き厳しい状……

第164回国会 衆議院本会議 第8号(2006/02/17、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(谷垣禎一君) 福田議員にお答えいたします。  まず、補助金の交付金化についての御議論でございますが、交付金化の改革は、地方の裁量度を高め、自主性を大幅に拡大する改革でございまして、税源移譲に結びつく改革、スリム化の改革と並んで、重要な補助金改革の一つとされているところです。  具体的には、通常の補助金とは異なり、事業間や年度間で流用が可能であること、個別事業の採択基準に合わない事業も交付対象としていることなど、地方の自由度、裁量度を拡大するものであり、地方分権に資するものと考えております。  また、十八年度予算におきましては、地方の意見、要望も踏まえまして、例えば、省庁の枠を超えた……

第164回国会 衆議院本会議 第20号(2006/04/06、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(谷垣禎一君) 阿部議員にお答えいたします。  救急、小児、産科などを提供する施設に対する財政支援や税制上の優遇措置についてお尋ねがございました。  救急、小児、産科等に対しては、今回の診療報酬改定において重点的に評価を行うなどの措置を講じているところでございます。  それから、寄附金優遇を含む税制上の優遇措置については、医療提供施設の開設主体には医療法人、地方公共団体、公益法人などさまざまな形態があり、その法的位置づけ等に沿った課税関係が構築されております。今般の医療制度改革や公益法人制度改革等を踏まえ、今後とも適切な検討を行ってまいりたいと考えております。(拍手)

第164回国会 衆議院本会議 第29号(2006/05/11、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(谷垣禎一君) 武正議員にお答えいたします。  まず、米軍基地のグアム移転費用の負担の枠組みについてのお尋ねでございます。  在日米軍の再編に関しましては、日米の防衛・外交当局の間で協議が進められ、先般、日米安全保障協議委員会における合意に至ったところでございますが、この再編に伴う米軍基地のグアム移転に関しましては、その具体的な内容が現在のところまだ未定でございます。お答えすることが困難でありますが、今後、その内容が明らかになった段階で、法制上の措置の要否を含め、検討してまいりたいと考えております。  次に、米軍再編と中期防衛力整備計画の関係についてでございますが、在日米軍の再編の所……


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第169回国会(2008/01/18〜2008/06/21)

第169回国会 衆議院本会議 第35号(2008/06/03、44期、自由民主党)

○谷垣禎一君 ただいま、院議をもちまして横路孝弘副議長とともに本院永年勤続議員として表彰をいただきましたことは、議会人としてこの上ない栄誉でございます。  私は、前尾繁三郎先生と父谷垣専一の逝去に伴って施行されました昭和五十八年八月の補欠選挙で、今は引退されております野中広務先生ともども、初当選をさせていただきました。  以来、二十五年の長きにわたり、不肖の私が本院議員の重責を担うことができましたのは、国会の先輩または同僚の皆様の御指導はもとよりのこと、中選挙区時代の旧京都二区、並びに現京都五区の支持者の方々を初めとする多くの方々の変わらぬ御指導、御支援のおかげでございます。心から厚く御礼を申……

第169回国会 衆議院本会議 第39号(2008/06/12、44期、自由民主党)

○谷垣禎一君 私は、自由民主党及び公明党を代表して、ただいま議題となりました福田内閣信任決議案に対し、提案の趣旨を御説明し、御賛同を賜りたいと存じます。(拍手)  まず、決議案の案文を朗読いたします。   本院は、福田内閣を信任する。    右決議する。  福田内閣は、昨年九月に発足して以来、内外に重要課題が山積する中、国民生活の安定や国益の実現、国際社会に対する貢献のために全力を尽くしてまいりました。野党側の意見にも真摯に耳を傾けながら、真に国民の利益を願いつつ、責任ある政治の遂行にまさしく心血を注いできたのであります。  C型肝炎被害者の方々の救済に当たっては、福田総理の、あるいは自由民主……

谷垣禎一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院44期)

谷垣禎一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第163回国会(2005/09/21〜2005/11/01)

第163回国会 財務金融委員会 第1号(2005/10/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 このたび、引き続き財務大臣を拝命いたしました谷垣でございます。  本委員会における御審議の開始に当たり、一言ごあいさつ申し上げますとともに、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。  経済財政運営に関する基本的な考え方について申し述べます。  我が国経済は、政府、民間双方の構造改革の取り組みにより、財政出動に頼ることなく、国内民間需要を中心に回復を続けております。  政府としては、こうした回復の動きを持続可能なものとするため、構造改革をさらに一層推進してまいります。また、早期のデフレ克服に向け、引き続き、日本銀行と一体となって政策努力を強化してまいります。  財政構造改革……

第163回国会 財務金融委員会 第2号(2005/10/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 松本委員にとって初質問ということでございますが、きょうこうしてこの委員会に参りまして、松本さんを初め若々しいメンバー、たくさんお顔を拝見して、これから新鮮な議論をなさるんだろうと期待しております。御一緒に議論をさせていただくのを楽しみにしているわけであります。  それで、今、選挙戦で松本さんがお感じになったこと、単に郵政改革というだけではなくて、その背後に、日本の財政の状況をきちっと立て直していく必要があるだろう、多くの国民の期待があったということを所感としておっしゃいました。私も今度の選挙戦を通じて全く同様の認識をしているわけでございまして、それだけに、今財政の仕事をお預かり……

第163回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第3号(2005/10/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、滝委員御指摘のように、平成十三年度、預託義務が廃止されて以来、そういった返却資金の運用を、自主運用になりまして、大変国債の保有が大きくなっているということは事実でございます。数字を申しますと、平成十二年度末、預託金が百八十九・七兆でしたが、国債は二十五兆、それに対して十六年度末は、預託金は七十九・四兆ですが、国債は百十二・六兆でございます。  そこで、郵貯が保有している国債には、十九年度までの経過措置、さっきおっしゃった件ですが、引き受けている財投債も含まれておりますが、ただし、財投改革後の平成十三年度以降、経過措置として、郵貯が引き受けた財投債の額は、郵貯に対して払い戻し……

第163回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第4号(2005/10/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 まず、私から国債発行残高についてお答えいたします。  政府は資金繰り表というのをつくっておりまして、正式の名称は、国債整理基金の資金繰り状況等についての仮定計算。これは、国債整理基金の資金繰り状態をある程度考えるためにつくった表でございます。一定の前提のもとにいろいろ試算をしておりますが、それによりますと、平成十七年度末、五百三十八兆円が国債残高でございます。それから、最終的な民営化時点、平成二十九年度末は八百九十二兆円となっておりますが、この数字は、もちろん目標であるとかそういうものではありませんで、実際の公債発行額は毎年の予算編成の中で決められていくものでございます。

第163回国会 予算委員会 第2号(2005/09/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 私どもの目標は、二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復しよう、ツケを先送りにしないようにしようということでありますが、その中で、財政構造、歳出構造を変えていく場合に一番大きな支出項目が社会保障でございます。  特に医療給付費に関しましては非常に自然増が大きい、高齢化が進んでおりますので。国の経済の伸びをはるかに超える勢いで伸びておりますから、ほっておくと、ことしも今御指摘のように社会保障全体では八千億ほどの伸びが出てくるという状況でございますが、少なくとも二千二百億は削っていただかなければいけない。  さらに、いろいろな制度改革の努力をして、もう少し切り込んでいただかなけ……

第163回国会 予算委員会 第3号(2005/10/03、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 久しぶりに山本委員の議論を聞かせていただきまして、大変勉強させていただきました。  今、定率減税の問題ですが、平成十七年度半分廃止をいたしまして、その使途につきましては、基礎年金の国庫負担については、先般の年金制度改革において、平成十七年度及び平成十八年度において、我が国の経済社会の動向を踏まえながら、所要の税制上の措置を講じた上で、別に法律に定めるところにより、国庫負担の割合を適切な水準に引き上げるとされているのは御承知のとおりですが、平成十七年度税制改正分におきましては、初年度増収分は千八百五十億円ございますが、その一部千百一億円を基礎年金負担に入れよう、こういうことでこと……


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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 教育基本法に関する特別委員会 第3号(2006/05/24、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 日本の国柄を考えました場合に、資源等々大変乏しい国で、日本が誇り得るものは人材の力である、そのために、教育をしっかりやっていこうということで教育基本法にも取り組んでいただいている、私は全くそれに共感するものでございます。そして、そうなりますと、それを支える財政はどうあるべきかという議論、よりよい予算は何だろうという議論、これは徹底的にやっていかなきゃならないだろうと私も思っております。  それで、今町村委員がおっしゃいました、確かに公財政支出対GDP比、私の手元にございますのは、英米仏独日、この五カ国で比較したものでございますが、今おっしゃいましたように、日本が一番低いのは事実……

第164回国会 決算行政監視委員会 第2号(2006/03/29、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました平成十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書外二件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、平成十六年度一般会計予備費予算額三千億円のうち、平成十六年四月二十日から平成十七年三月二十二日までの間において使用を決定しました金額は、千百七億円余であり、その内訳は、災害対策費として、河川等災害復旧事業等に必要な経費等の三件、その他の経費として、スマトラ沖大地震及びインド洋津波による被災国の救援等に必要な経費等の十二件であります。  次に、平成十六年度各特別会計予備費予算総額一兆七千三百六十二億円余のうち、平成十六……

第164回国会 決算行政監視委員会 第3号(2006/04/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、平田委員がおっしゃいましたように、今年度末、国、地方を合わせますと、長期公債残高がGDPの一五〇%を超える、これは主要先進国の中で、財務大臣としては余り言いたくないことでございますが、一番成績が悪いわけでございます。それから、国だけを見ましても、今年度末は五百四十二兆という借金が積み重なっているということになるはずでございまして、これも、GDP比で見ますと一〇〇%を国だけでも超えているという状況でございますから、とりもなおさず、これは子供たちや孫たちの世代にツケを先送りしながら財政運営を行っているということを意味するわけでございますので、何とか歯どめをかけなきゃいけない、こ……

第164回国会 決算行政監視委員会 第4号(2006/04/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 斉藤委員とは科学技術庁長官をしておりましたときも随分一緒に議論させていただきまして、科学技術政策の推進に大変御尽力をいただいていることに心から敬意を表したいと思っております。  当時は、斉藤委員から質問を受けますと、あのときは橋本内閣で、伊吹さんが労働大臣でして私の隣に座っていましたけれども、こんな斉藤さんみたいに科学技術に通じる人に質問を受けて、おまえ、大丈夫なのかと心配されたものでございます。  それで、今、科学技術基本計画についてのお話がございました。科学技術基本法ができ、第一期科学技術基本計画ができた、これは、随分現場の研究者に勇気といいますか、自分たちの時代が来た、頑……

第164回国会 決算行政監視委員会 第5号(2006/05/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 私どもは、これは今までもいろいろ御議論を賜ったことがございまして、今委員がおっしゃったような御意見もあったところでございます。  ただ、やはりこの医療費の増嵩を、どうやって持続可能なものに考えていくかということになりますと、やはりこのところも、何というんでしょうか、あらかじめ排除するということじゃなく、きちっと御議論をいただいて、今の段階で私、まだこれだけこうということは申し上げません。きちっと御議論をいただいて一定の結論を出していただきたい、こう思っているわけでございます。
【次の発言】 今おっしゃった特定財源ですね、これは、一般論としまして、厳しい財政事情のもとでありますか……

第164回国会 決算行政監視委員会 第6号(2006/06/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、土屋委員がお引きになった所得課税の現状は、おっしゃるとおりでございます。それで、今度の国会で、地方住民税の方はフラット化して一律一〇%、所得税の方は最高税率四〇%、だけれども、その両方を足したものは従来と同じだという形で通していただきました。  小渕内閣以来といいますか、それ以前から最高税率を下げてまいりましたのは、諸外国における、所得税をフラット化していこう、そういう中で、国民の事業意欲や勤労意欲というものにも配慮して最高税率を下げていこうという流れがございまして、こういう形になっているわけであります。  私は、そのほかに所得課税の担うべき考え方としては、今、不公平があっ……

第164回国会 決算行政監視委員会 第7号(2006/06/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 私、財務大臣になりましたとき、総理からいただいた指示、幾つかございましたけれども、その一つに、予算の質の向上を図ることというのがございました。それで、予算の質の向上を図っていくときに、今委員のおっしゃった決算というものによく学ぶということは、基本的に大事なことだと思います。  私どもも、財務省として予算執行調査というようなものも行っておりますし、それから会計検査院の検査報告であるとか、各省の行っております政策評価、こういうものを予算に反映していく。なかんずく、国会における決算審議というようなもの、どういうことを国会で御関心を持って議論していただいているか。私ども、これは大いに参……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第3号(2006/04/03、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今衛藤委員おっしゃいましたように、JBICというのは、日本のエネルギー開発とかあるいは国際金融危機が起きましたときにどう対応していくか、こういうような側面におきまして、その専門的知識を十分に生かしまして大きな役割を果たしてきたと私は思っております。  今回の政策金融機関の見直しの中でこのJBICは改組となりまして、その国際金融業務が新しい政策金融機関の中に統合されるわけでありますけれども、今まで果たしてきた役割、機能、これはやはり生かさなければならない。今までの政策金融改革の議論の中でもそういう御指摘があるわけでありまして、これから具体的な制度設計に入っていくわけでありますけれ……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(2006/04/04、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今小杉委員がおっしゃいましたように、アジア金融危機のとき、あの当時は、旧輸銀、旧基金が緊急融資を相当やりまして、アジア危機を早期に克服するために大いに力を発揮したと私は思っております。そういう危機が起こったときだけではなく、その未然防止という観点も大事な点でございまして、さっきおっしゃったIMFとかあるいはアジア開発銀行、こういうようなところと連携をして、金融危機が起こらないような未然の手を打っていく協調というのも私は重要な政策金融の分野ではないかと思っております。  今度のこの法律の中では、新しい政策金融機関に引き継ぐべき今のJBICの機能として国際金融の混乱の防止ということ……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第5号(2006/04/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 特別な立法なんかに頼らずに、ふだんから行政改革といいますか、行政の見直しをしていく仕組みを中にインプットしていくべきだという御主張、私もそうだと思います。  それで、サンセット条項についておっしゃったわけですが、政府も、今おっしゃったような観点から、平成九年の六月三日に「財政構造改革の推進について」というのをやっておりまして、補助金等については原則として五年以内の終期、見直し時期も含みまして五年以内ということを設けているところでございます。  それで、委員がおっしゃったように、十八年度予算につきましては、全補助金等の約八割について、もっと細かく言いますと七八・六%でございますが……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第6号(2006/04/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今回の法案の中にはいろいろな規定が組み込まれておりますけれども、例えば統合する場合でも、単に残すんじゃないぞ、効率化や何かのメリットをきちっと出していけという条文がありますけれども、これも葉梨委員が党等の議論で大変汗をかかれた、その汗が反映しているんだと思っております。  それから、特会を改革していくに当たって、そこに特典があるようではいけない、一般会計と違うところはできるだけ整理をしていくようにという規定もございますが、しかし、特会を残していくには、例えば受益と負担の関係がはっきりするように、あるいはそのことによって特会の財政規律がはっきりするように、そのあたり、しっかり議論……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第7号(2006/04/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 国税の職員も限界がありますので、できるものは外部委託化とかアルバイトを活用するとかいうことを今もやっておりますし、これからもやらなければいけないと思います。  委員のおっしゃったのは、要するに、徴収の手続そのものを丸ごと委託せよということをおっしゃっているわけではないんですか。これはイロハのイみたいなことから申し上げて恐縮ですが、国税の徴収に当たりましては、捜索をするとか差し押さえをするとか、強力な公権力というものが付与されておりますので、やはりその公権力の行使に当たる部分は、外部委託をするというのはなじまないんじゃないかと思っております。

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第8号(2006/04/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 共済年金は民間と違うところが幾つかあるわけでございますが、職域部分というのがございます。これをつくられたのは、公務員にさまざまな身分上の制約が課せられている、それから民間企業についてもいわゆる企業年金が相当普及している、こういう点から昭和六十一年に設けられたわけでございますけれども、これは今検討の最中でございまして、三月二十九日に政府・与党協議会の中で被用者年金一元化の検討状況というのが出されまして、これを踏まえまして具体的な検討を進めていくということになっております。  この職域部分については、公的年金としての職域部分は廃止して、その後、企業に設けられている三階部分に相当する……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(2006/04/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、佐藤委員が指摘されましたように、我が国の財政は非常に厳しい状況にある、これが現実でございます。平成十八年度末で申しますと、国の長期債務残高、これは結局最後は税金で返さなければいけないという借金でございますが、五百四十二兆円、これは我が国の一年間のGDPの規模を超えているということでありますし、さらに、国と地方を合わせますとGDP比の一五〇%を超えている。これは、国際的に見ても先進国の中で成績は一番悪い。財務大臣として言うのは甚だ残念でありますが、そういう状況でございます。  しからば、そうなったのはなぜかということでありますが、今の佐藤委員のお話の中にもありましたけれども、……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第10号(2006/04/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 私は、谷委員の隣の選挙区でございますし、よく似た地域なんですけれども。  今の公営企業金融公庫は、今まで地方自治のために大きな役割を果たしてまいりましたけれども、今度の政策金融機関の改革で、平成二十年度で廃止して、資本市場を活用した仕組みに移行しようと。詳細な制度設計については、今、中馬大臣のもとでいろいろ検討が進められておりまして、私もそれには積極的に協力しなければいけないと考えているところでございます。  そこで、今、政府出資金、債券借換損失引当金等々、大体二兆八千億ほどあるわけでございますが、これをどうしていくのかというのは、具体的にはこれからどうしていくのかという制度設……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第12号(2006/04/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 私も委員と同じように、今議論をされている問題で税が果たす役割が大きいという認識は、委員と共通にしているわけでございます。  それで、今までもいろいろなこういう関係の税制は少しずつ整備をしてまいりまして、ことしの税制でもまた改正をお願いしている。それから、これも委員と議論をさせていただいたことでございますが、既に基本的考え方というのも発表させていただきまして、今回の公益法人制度の改革の方向に沿った税制改革もやっていくということも方向を示させていただいているわけであります。  したがいまして、重要性ということはよく認識しておりますし、制度設計、今後の法人制度の制度設計に合わせまして……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第13号(2006/04/19、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今の論点でございますが、世上、この点は、増原委員はもうそこをよく区別して議論しておられるわけですが、いろいろな誤解がありまして、私どもは、いろいろ国の債務・資産改革で十一・五兆程度、財政に貢献させていこう。一方、百兆を超える圧縮ができるじゃないかという議論があって、全然数字が違うじゃないかという議論があるわけですが、何を目指して議論しているのかということを、まず頭をよく整理する必要があると思います。  私どもが十一・五兆と申し上げているのは、国の債務、資産をよく点検して、そして、例えば、売却ができるというようなことによって国の財政再建に役立ち得る、国債を消却することに使える、そ……

第164回国会 財務金融委員会 第1号(2006/02/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今後の財政政策等については、先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において、重ねて所信の一端として、今後取り組むべき課題等について申し述べます。委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。  我が国財政の現状は極めて厳しく、財政構造改革は喫緊の課題であります。  そのため、政府としては、まずは、二〇一〇年代初頭における国、地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化を目指しております。  また、本年の年央を目途に、歳入歳出一体改革について、選択肢及び改革工程を明らかにし、平成十八年度内に結論を得ることとしております。税制の抜本的改革についても、その一環とし……

第164回国会 財務金融委員会 第2号(2006/02/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、越智委員がおっしゃった最近のいろいろな経済の分析、私も基本的にそういう考え方に立っております。企業業績等は前々から比較的よかったんですが、それがなかなか個人消費に結びついていかないというのが長い間の悩みでしたけれども、ようやく雇用とか、あるいは失業率も減ってまいりまして、その企業業績の好調さが個人消費、家計に流れていく、回っていく、そういう循環ができてきたんだろうと思います。  それで、ここから先はどうだということでございますが、御承知のように、今まで三つの過剰と言われておりました過剰債務であるとか過剰設備、そういったようなものを企業が頑張って解消いたしましたので、全体、堅……

第164回国会 財務金融委員会 第3号(2006/02/24、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 きょうは、井澤委員の満を持した初登板に答弁をさせていただけて大変うれしく思っております。  それで、今のお尋ねは、小泉改革、その中で構造改革ですね、なぜそういうことをしなきゃならないのか、意義は何なのかというお問いかけでございました。今我が国社会が直面していて、それに対応しなければいけない、解決をしなければならない課題というのは、大きく言えば二つなのではないかと私は思っております。  一つは、冷戦が終わりまして旧社会主義国が市場経済に参入してきた、さらに加えまして、インドとか、中国、これは社会主義国でもございますが、いわゆるBRICs諸国というようなところが市場経済に大変な成長……

第164回国会 財務金融委員会 第4号(2006/02/27、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 吉田委員がおっしゃるとおり、平成十一年、小渕内閣のときでございましたけれども、負担軽減法で税制改正をお願いしたわけですね。それで、定率減税と、それから法人税、所得税の最高税率を引き下げるという三つがセットになっていたということはおっしゃるとおりでございます。  ただ、それぞれねらったところは若干違いがあると私は思っておりまして、定率減税については、当時の、日本経済の底が抜けてしまうんじゃないかというようなことを、何とか下支えしたいということで思い切った減税をしたというのが定率減税でございましたから、経済の状況がよくなってきたときにはやがて見直すべきものである、こういう考え方であ……

第164回国会 財務金融委員会 第5号(2006/03/02、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 ただいまの平成十八年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案に対する修正案については、政府としては反対でございます。
【次の発言】 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、最近における内外の経済情勢の変化に対応する等の見地から、関税率等について所要の措置を講ずるほか、税関における水際取り締まりの強化等を図ることとし、本法律案を提出した次第であります……

第164回国会 財務金融委員会 第6号(2006/03/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、木原委員がおっしゃいましたように、世界的にEPAをもっと推し進めようという動きが強まってまいりまして、我が国も官邸を中心に内閣を挙げて取り組んでいるんですが、もたもたしているとよその国に取り残されてしまう、そういうことがあってはならない、こういうことでございまして、きのうの朝、このEPAに関連する主要閣僚が官房長官のもとに集まりまして、もう少しプッシュをする体制をつくろうじゃないかということで意見交換をいたしました。  例えば、今までは、どこそこの国と経済連携協定をつくるということになりますと、一から議論をしていたんですよ、おたくとは何から始めるかというようなことで。しかし……

第164回国会 財務金融委員会 第7号(2006/03/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました独立行政法人酒類総合研究所法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、独立行政法人酒類総合研究所がその業務を一層効率的かつ効果的に行うことができるよう、民間及び大学等との人事交流等の連携を促進するため、本法律案を提出した次第であります。  本法律案の内容は、独立行政法人酒類総合研究所を特定独立行政法人以外の独立行政法人、いわゆる非公務員型の独立行政法人とするとともに、同法人の役職員の秘密保持義務等について所要の措置を講ずるものであります。  以上が、この法律案の提案の理由及びその内容であります。  何とぞ……

第164回国会 財務金融委員会 第8号(2006/03/15、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 私も、昔、我が党の税調の中で、酒税に関するいろいろな議論の中で、どうも国税庁は税を取るということを考えていて、業界といいますか、酒類業の健全な発展ということには少し関心が乏しいんじゃないかというような議論をした記憶が自分でもあるわけでございます。  先ほど国税庁の次長も答弁いたしましたように、酒類業も高齢化とか、あるいは生活様式の変化、嗜好の多様化、それから流通の変化というような中で、相当いろいろ苦労をしながらこのごろやってこられた。私たちもやはり酒類業の健全な発展というのには腰を入れて取り組まなければいけないと思っております。  我が役所でやっておりますその考え方の基本は、量……

第164回国会 財務金融委員会 第9号(2006/04/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました国有財産の効率的な活用を推進するための国有財産法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  本法律案は、最近における国有財産行政をめぐる状況の変化に対応する等の見地から、国有財産の一層の効率的な活用を推進するため、民間利用の促進等のための行政財産の貸付対象の拡大、国有地の売却を容易にするための交換制度の拡充、庁舎等の使用についての必要な調整及び実地監査等の規定の整備、地震防災機能を発揮するために必要な庁舎等の整備のための新たな仕組みの導入等の措置を講ずるものであります。  以下、この法律案の内容につきまして御説明……

第164回国会 財務金融委員会 第10号(2006/04/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 まず、現状を申し上げますと、財務諸表の公表時期は、省庁別の財務書類は、歳入歳出決算の計数が確定しました後に、省庁ごとに一般会計それから特別会計の財務書類を作成して、それを合算あるいは相殺消去して関係法人を連結するといった作業が必要でございます。そこで、今は、その完成、公表時期が、決算の計数確定の翌年春ごろというふうになっているわけです。  それから、国の財務書類の方は、一般会計と特別会計を合算したもののほか、一般会計のみのもの、それから一般会計と特別会計に独立行政法人などを連結したもの、三つ財務書類をつくっているわけでございますが、省庁や独立行政法人等の間に膨大な数の取引を相殺……

第164回国会 財務金融委員会 第13号(2006/04/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 税の関係ですけれども、今度の金融商品取引法ですか、横断的な観点から投資者保護というものをやっていこうということで、そういう中で利用者保護ルールの徹底、こういうものをやっていこうということだろうと思いますが、税制につきましては、今まで、金融商品間のばらばらな取り扱いというようなものをできるだけ是正していこう、それから、金融商品間の中立性をつくっていこうということで、この数年間いろいろなことを取り組んできたわけでございます。  こういう法律が今御議論されているのを受けまして、さらにその方向を進めていかなきゃならないんじゃないかと考えております。今申しました、金融商品間の課税の中立性……

第164回国会 財務金融委員会 第18号(2006/06/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 御承知のように、五月八日に最近の高値をつけましてから下落傾向となっているわけですね。これは、日本の株価というだけではなくて、世界的にも株安の傾向がある、そこらをどう見るかということがあるんだろうと思います。株価はいろいろなことで決まりますので、今財務大臣をしております私が余り株の相場にコメントすることは差し控えなければいけないんですが、株価は重要な経済指標でございますから、私どもも関心を持って見ているわけであります。  実は、先週末にサンクトペテルブルクでサミットの財務大臣会合がございまして、ひょっとしたらそのとき議論になるかなと思っておりましたけれども、余り議論になりませんで……

第164回国会 財務金融委員会 第20号(2006/06/22、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 まず、閣議請議権は私だけにあるとおっしゃいましたけれども、それはちょっと違いますので、まずそれを申し上げます。  内閣法で、「各大臣は、案件の如何を問わず、内閣総理大臣に提出して、閣議を求めることができる。」こういうふうになっております。それで、主務大臣、主任の行政事務というのは、内閣総理大臣及び財務大臣、これは金融庁を担当している意味での内閣総理大臣と私と、こういうことでございます。  それで、今の、改正の必要性ありや否やということでございますが、私は、現在のところ、そのような必要があるとは考えておりません。

第164回国会 予算委員会 第1号(2006/01/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 平成十八年度予算及び平成十七年度補正予算(第1号、特第1号及び機第1号)の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  最初に、平成十八年度予算について申し上げます。  平成十八年度予算編成に当たっては、新規国債発行額について三十兆円にできるだけ近づけるとともに、一般歳出の水準について前年度よりも減額するとの方針のもと取り組み、医療制度改革、国と地方の三位一体の改革、公務員総人件費改革など、内閣として取り組んできたさまざまな改革の成果を反映いたしました。また、歳出全般を厳しく見直し……

第164回国会 予算委員会 第2号(2006/01/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、上田委員がいろいろ資料もお示しになって御議論のとおり、確かにこの数年、財政健全化のための努力をいろいろ進めてまいりましたけれども、依然として、平成十八年度予算の公債依存率は三七・六%でございますし、それから、国、地方合わせますと公債発行残高もGDP比一五〇%を超えるという状況でございますから、財政を健全にしていくという努力は手を緩めるわけにはいかない、こういうことであろうと思います。  そこで、政府では、歳出歳入一体改革、これは与謝野大臣のお仕事ということにまずなるわけでありますが、ことしの半ばまでに選択肢と工程表を示して国民的な議論をしていくということになっているわけであ……

第164回国会 予算委員会 第3号(2006/01/27、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 私どもも、公的年金を統一していく、これは国民の公的年金に対する信頼を維持していく上で極めて大事だと思っておりますので、先ほどから御議論がありますように、四月末に閣議決定できるように財務省としても全力を挙げて取り組みたいと思っております。  今おっしゃった点について、今議論の最中ですので、まだ十分明確なことを私も申し上げにくいんですが、保険料率については、やはり一、二階部分を統一していく必要がある、これは昨年の論点整理で決められております。それから、加入者や事業主の負担増を考慮して段階的に保険料率を統一していくといった論点が指摘されておりますので、それに即してやっていきたいと考え……

第164回国会 予算委員会 第4号(2006/01/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 思いという言葉でおっしゃいましたけれども、今度の補正予算の編成は、このところ、昨年、一昨年ずっとそうでしたが、三年連続で、経済対策は盛り込まないようにしよう、そして真に必要なものに限定して補正予算を組もうということで、これを一番基本方針としたわけであります。  その結果、災害対策費五千七百三十三億、それから義務的経費の追加三千七百七十四億、これに加えて、先ほど来御議論のございますアスベスト対策が千八百五億、それから新型インフルエンザ三百七十二億、構造計算書偽装問題への対応八十億、こういうのはやはりどうしてもやむを得ない追加財政需要だと思いますので、これらは入れようということで編……

第164回国会 予算委員会 第5号(2006/02/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 NHKのテレビでの発言を今、政調会長、おっしゃっていたかと思うんですが、あそこで私申し上げましたことは、税はそれぞれ特質がございますから、一般論として申し上げますと、消費課税だけではなくて、所得課税あるいは法人課税、資産課税、そういうものの全体のバランスの中で考えなければいけないということを申し上げたつもりでございます。  それで、所得課税につきましては、ことしから定率減税をもとに戻していただく法案を出させていただいているわけでございますが、どちらかというと、やや基幹税としての機能が弱くなっている面がございます。  したがいまして、所得課税をどういうふうに持っていくか。それにも……

第164回国会 予算委員会 第6号(2006/02/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 杉浦法務大臣の答弁と同じでございます。
【次の発言】 大体、今官房長官がお答えになったことと同じなんですが、財政再建のやり方としては、さっき特別会計のことをおっしゃいましたけれども、特別会計、もちろんです、聖域なく歳出を見直して削減していくという努力がまずなきゃいけません。それと同時に、経済が成長してパイを大きくしていくという努力もあわせて必要だろうと思います。  ただ、その上で、国、地方合わせてGDPの一五〇%の公債残高がありますから、日本の財政体質全体に対する信認をどう確保していくのか。それから、社会保障につきましても、もう高齢化が進んでおりますから、毎年約一兆円ぐらいの自……

第164回国会 予算委員会 第7号(2006/02/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今坂口先生がおっしゃった人材投資促進税制、これは、いわゆる骨太の二〇〇四で人間力ということが大きなテーマになりまして、そのための総合的な施策の一環として取り入れたものでございます。今坂口先生がおっしゃいますように、過去二年間、ふえた教育訓練費の二五%を税額控除しようというものでございます。  それで、実は平成十七年度から入れまして、まだ一年間年度がたっておりませんので、私どもも、どういう効果が出てきたのかということをよく見たいと思っておりますが、率直に申しますと、二五%の税額控除というのはかなり頑張ったものだというふうに私は思っておりまして、これを十分利用していただきたいと思っ……

第164回国会 予算委員会 第8号(2006/02/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 先ほどから土屋先生のお話を聞いておりまして、私、大変共感をしながら伺っておりました。  一つは、やはり今大切なことは、貧しさに対応する、どうして貧しさに耐えて対応していこうかというのは、今までも随分私たちも教育を受けてきた、豊かな社会でその豊かさの中にどう対応していくかというのは、まだ人類が十分経験したことのない世界に我々は入っているわけでございますので、そこでの教育はどうなのかという問いかけは極めて大事だと思います。  バブルのころはそういう議論もありまして、その後しばらくそういった議論が忘れられたところがございますので、もう一回私たちはそういうことを考える必要がある。これは……

第164回国会 予算委員会 第9号(2006/02/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 当分の間という用語を使った法令、かなりあるわけですが、一般的に当分の間というのは、法令上、不確定な期限をあらわす、そういう場合に使われるというふうに承知しております。  それで、当分の間と規定した場合は、ある程度年限が経過すると自然に効力がなくなるということじゃなくて、当該措置が臨時的、暫定的な措置であるということを示すだけで、具体的な期間を定めたものではないというふうに通常理解されているわけでございます。
【次の発言】 今おっしゃった予算決算、長い名前ですが、長過ぎますから予決令と縮めさせていただきますが、一度予決令で随意契約だということで契約をいたしますと、後は借地借家法の……

第164回国会 予算委員会 第10号(2006/02/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 公的な住宅供給に対してこういう問題が起こって、信頼を大きく損なったということは、私、大変残念だと思います。  今、いろいろな形で努力をされているんだと思いますけれども、やはり居住者等々に不便をかけないように、きちっとそれは対応してもらわなきゃなりませんし、もちろん回収すべきものは回収してもらう必要があると思いますが、経営努力によって乗り切ってもらいたいと思っております。

第164回国会 予算委員会 第11号(2006/02/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 岡田委員は大変論理的にお詰めになりますが、私は当委員会で責任を持って論理的に詰めてお答えする部署にいるわけではございません。今、両大臣からお答えのあったとおりだというふうに思っております。  責任の所在を政府が明らかにせよ、こういうことでありますが、私は、それこそ学問と健全な国民の判断にまつべきことだと思っております。
【次の発言】 今、国税当局からも御答弁申し上げましたけれども、国税当局は、内資系法人であろうと外資系であろうと、あらゆる機会にきちっと情報を集めて、それから、当事者から出てくる申告書等の内容もよく検討して、課税上問題がある場合には税務調査をする等々の手段で適切な……

第164回国会 予算委員会 第13号(2006/02/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 高木委員からごらんになりますと、私、都市農業とは関係ないような顔をしているようにお見えかもしれませんが、中選挙区時代は、私の選挙区は大変都市農業が盛んな地域でございまして、現在も関心を持っております。  そこで、今おっしゃった納税猶予制度でございますけれども、これは、先ほどからも御議論がありますように、農地はその耕作者みずからが所有することが最も適当であるという農地法の考え方、あるいは、農地等の転用とかあるいは譲渡、利用、こういうものが法令上厳しく制限されているということもございまして、みずから農業経営を継続する相続人等を対象に設けられた制度でありますが、現行の土地税制全体の中……

第164回国会 予算委員会 第14号(2006/02/17、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 やはり、こういう議論はどうあるべきか、それから主張、立証はどうあるべきか、長い間の人類の経験は、私は訴訟法の中に典型的に表現されていると思います。  その場合、立証の材料は、書証である場合、あるいは証人である場合もありますが、まず、文書だったりなんかする場合は、だれが作成をしたのかということが必ず問題になります。そうでなければ、出所不明の文書だということになるわけですね。  したがって、メールであろうと何であろうと、作成名義人が作成したのかどうかというのは、その資料を提供する方、出す方に立証責任があるのは当然のことだろうと私は思っております。そういうことができない場合は、単なる……

第164回国会 予算委員会 第15号(2006/02/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、奥野委員が国の財務諸表等を示していただいて御議論いただいた。これは、この十年ぐらいになると思いますが、財務省としても発生ベースに立った財務諸表みたいなものをつくらなきゃいけないということで、いろいろな努力を相当力を割いてやってまいりましたけれども、つくったものを見た上で日本の財政をどうしていくかという議論は、まだ緒についたばかりでございまして、十分私は活用していただいて、この国会でも御議論を賜りたいと思っているわけであります。その意味で、きょう奥野委員にしていただいた議論は、まことに予算委員会らしい御議論で大変ありがたかった、このように思っているところでございます。  それ……

第164回国会 予算委員会 第16号(2006/02/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、臼井委員は私の心中を的確に表現してくださいまして、フグは食いたし、こういうことでございます。ただ、今のような財政の中では、やはり費用対効果ということもよく考えなければならないということだろうと思います。  ただ、そういうことを言いながらも、今の日本の当面する問題は、やはり人口減少、そして、おっしゃったようなインドや中国が非常な姿で発展している中で、どうやったら魅力的な日本をつくれるかということになりますと、子供に対する投資、少子化対策というのは私は極めて重要だと考えておりまして、今、教育負担について御議論がございましたけれども、各家庭の教育費負担についても、いろいろ支援策を……

第164回国会 予算委員会 第17号(2006/02/22、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 伝統的に、予算委員会というのは、もちろん予算を本体として議論するわけでございますけれども、そのときそのときの問題点がいろいろ、スキャンダルであるとか犯罪にやはりあらわれてくるんだろうと思います。そのこと自体が予算と余り関係ない場合も、それは今までなかったわけじゃありませんけれども、予算に関係ないとは私は思いません。予算の質を向上する上では意味のあることだと思いますが、やや、全体を見渡した議論ももう少ししていただきたいなというのが、大変答弁する者として傲慢かもしれませんが、率直な感想でございます。
【次の発言】 おっしゃるように、私は、いろいろなきずなというものが社会を支える非常……

第164回国会 予算委員会 第18号(2006/02/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 まず、金利の動向ですが、今のところ長期金利は安定していると存じます。  ただ、金利の動向は市場その他で決まっていくものでございますので、私の方から余り予断を示すようなことは申し上げるのは差し控えさせていただきたいと思いますが、一番肝心な点は、やはり国債に対する信認を確保していくということが一番大事なことではないかと考えておりまして、そのためには、財政構造改革に対して政府が確固たる信念を持って進んでいるんだということを示していくことではないかと思っております。  そのために、これはるる申し上げていることでございますが、本年、年の半ばまでに、これからの歳出歳入一体改革の道筋を、選択……

第164回国会 予算委員会 第19号(2006/02/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、町村委員がおっしゃいましたように、小泉内閣のもとにおいては、財政がどういう役割を果たすべきか、今までと相当思い切った考え方の変化を行っていろいろな問題を解決してきたことは事実でございますが、残された問題が、今、国、地方合わせて長期国債の残高がGDPの一五〇%を超えるといったように、このままほっておくと後の世代にツケを先送りにしていくわけですから、それをどう克服していくかということが、残された大きな課題であるというふうに私は思っております。  それを解決する道筋をつくっていくために、今、与謝野大臣のもとで経済財政諮問会議で歳出歳入一体改革、その道筋をつけていこうと議論が始まっ……

第164回国会 予算委員会 第20号(2006/03/02、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 今、与謝野大臣からも御答弁があったところですが、今までは国、地方を合わせてやるという目標を立てて三位一体改革というようなこともやってまいりましたが、三位一体改革の議論の中でも、一緒に二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復するにはどうしたらいいかというような観点からも随分議論をいたしました。しかし、特殊、国だけに限定して何年度に脱却するという目標は公的にはできておりません。  ただ、今、与謝野大臣から御答弁がございましたように、国、地方、それぞれ今抱えている状況は違っておりますので、どういうことをこれからやっていかなければならないかということをもう少し議論を詰めていくことは……


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第168回国会(2007/09/10〜2008/01/15)

第168回国会 予算委員会 第2号(2007/10/09、44期、自由民主党)

○谷垣委員 おはようございます。自由民主党の谷垣禎一です。  きょうから予算委員会の論戦が始まるわけですが、まず冒頭に、私はおわびしたいと思っております。  国会が召集されましてから一月ほどたつわけでございまして、内外、非常にいろいろなことがこの間にもございました。安倍総理の突然の辞任ということがございまして、その後のきちっとした政権の体制をつくっていくためにやむを得ざることとはいえ、この間、国会での議論ができませんでした。このことは深く国民におわびをしなければならないと思っております。  そして、御就任されました福田総理に、御就任のお祝いを心から申し上げたいと思っております。  私、この夏に……


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第169回国会(2008/01/18〜2008/06/21)

第169回国会 予算委員会 第4号(2008/02/07、44期、自由民主党)

○谷垣委員 自民党の谷垣禎一でございます。よろしくお願いいたします。  きのう、原油高対策等を含みました補正予算が国会で成立いたしました。ねじれ国会でございますから、衆議院では可決されましたけれども、参議院では否決、しかし、憲法六十条の規定によって、両院協議会を開いた上で衆議院の議決が国会の議決となるということになって、この補正予算がうまくきいてくることを我々期待しているわけですが、きょうからは平成二十年度予算の審議に入るということで、私も張り切って、きょうは総理初め関係閣僚に質問させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  まず、福田総理が御就任になったのは昨年の九月……


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 予算委員会 第17号(2009/02/20、44期、自由民主党)

○谷垣委員 予算委員会の審議も大分進んでまいりまして、きょうは社会保障に関する集中審議ということでございます。  そこで、社会保障に入る前に、今の状況を踏まえまして、基本的な心構えにつきまして総理に伺いたいと思います。  百年に一度、こう言われておりますが、アメリカから端を発しました今回の経済、景気の状況というのは、金融から実体経済にも影響を及ぼしまして、非常に深刻な状況になっております。特に、先日GDP統計が発表されまして、あれは昨年の十―十二月期ですが、年率に換算するとマイナス一二・七%、目を覆わんばかりの数字ということではないかと思います。それから、昨日でしたか、月例経済報告もありました……


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各種会議発言一覧(衆議院44期)

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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 決算行政監視委員会第二分科会 第1号(2006/06/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 平成十六年度財務省主管一般会計歳入決算並びに財務省所管の一般会計歳出決算、各特別会計歳入歳出決算及び各政府関係機関決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入決算について申し上げます。  収納済み歳入額は八十八兆五百六十八億円余となっております。  このうち、租税等は四十五兆五千八百九十億円余となっております。  次に、一般会計歳出決算について申し上げます。  歳出予算現額は十九兆九千二百六十七億円余でありまして、支出済み歳出額は十八兆九千五百五十五億円余、翌年度繰越額は四十四億円余でありまして、差し引き、不用額は九千六百六十八億円余となっております。……

第164回国会 予算委員会第三分科会 第1号(2006/02/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○谷垣国務大臣 平成十八年度一般会計歳入予算並びに財務省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入予算額は七十九兆六千八百六十億円余となっております。  この内訳について申し上げますと、租税及び印紙収入は四十五兆八千七百八十億円、その他収入は三兆八千三百五十億円余、公債金は二十九兆九千七百三十億円となっております。  次に、当省所管一般会計歳出予算額は二十兆四千二百二十一億円余となっております。  このうち主な事項について申し上げますと、国債費は十八兆七千六百十五億円余、政府出資は二千二十三億円余、予備費は三千……



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データ更新日:2023/02/05

谷垣禎一[衆]在籍期 : 36期-37期-38期-39期-40期-41期-42期-43期-|44期|-45期-46期-47期
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