このページでは大島理森衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(大島理森君) ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 近年の生命に関する科学技術の著しい発展に伴い、生命科学をどこまで人間に適用することが許されるのかという新たな問題が生じています。平成九年二月、英国において、哺乳類で初めて羊の成体の体細胞の核移植により、クローン羊が誕生したとの発表がありました。これにより、人についても、成体の体細胞の核移植によるクローン個体を誕生させること、すなわち人に対するクローン技術の適用が現実の問題として懸念されることとなり、同年六月のデンバー・サミットにおきまして、これを禁止するとの首脳宣言が採択されました。 この……
○国務大臣(大島理森君) 第二十九回オリンピック競技大会を大阪市に招致し、我が国においてオリンピック競技大会が再び開催されますことは、国際親善とスポーツ振興にとってまことに有意義であり、喜ばしいことであると存じます。 政府といたしましても、ただいまの御決議の趣旨を十分尊重いたします。そして、平成十年十二月に閣議了解されました方針に従い、招致の実現並びに準備態勢の整備に最善の努力を払ってまいる所存でございます。(拍手)
○国務大臣(大島理森君) 今回の報道以降、政務秘書官としての仕事に支障を生ずる状況にあることから、交代させることとしたものであります。
【次の発言】 補足して答弁をさせていただきます。
大臣政務秘書官の職務は、大臣職と政務の調整で、秘書官として、政務調整であります。例えば、スケジュール調整等があると思います。
報道以来、その職務に彼が全力で集中して仕事ができる環境と状況でないと判断して、そのような対応をいたした次第でございます。
○国務大臣(大島理森君) 大谷議員の御質問にお答えをいたします。 前政務秘書官のことが報道されまして以来、できるだけの調査をし、お答えすることがみずからの務めと思ってまいりました。そして、既に国会等で答弁をし、御報告を申し上げてきたところですが、さらに御質問いただいていることがございます。それらについても説明していくことが私の責務であると考えております。 今後とも、身を律して職務に当たりたいと思っております。
○国務大臣(大島理森君) 農水産業協同組合貯金保険法及び農水産業協同組合の再生手続の特例等に関する法律の一部を改正する法律案の趣旨につきまして、御説明申し上げます。 農漁協系統の信用事業のセーフティーネットにつきましては、従来から、他の金融機関のセーフティーネットである預金保険制度と同様の農水産業協同組合貯金保険制度を設けているところであります。 今後とも、農漁協系統の信用事業が我が国金融システムの一員として適切な運営を行っていくためには、そのセーフティーネットについて、他の金融機関と同様の整備を図ることが必要であります。 このため、預金保険制度の見直しに合わせて、農水産業協同組合貯金保……
○国務大臣(大島理森君) 木下議員の御質問にお答えを申し上げます。 大きく二点ございました。まず第一点は、構造改革特区における民間企業の農業参入についてのお尋ねであります。 これにつきましては、地方公共団体等からの貸し付け方式や協定の締結など、地域との調和や農地の適正かつ効率的な利用を確保する仕組みの中で、現行の法人要件については適用しないという大幅な規制緩和を行っており、一般の株式会社の幅広い参入が可能となると考えております。 仕組みにつきましては、何点か御指摘がありましたが、まず貸し付け方式については、幾つかの地方要望の中でも提案されているものでございまして、投機目的での農地取得等に……
○国務大臣(大島理森君) 神崎議員の御質問にお答え申し上げます。 最近、米粉を利用したパン等の新製品が開発されまして、そして、御党主催で集会にもお招きをいただきました。評価が急速に高まっておりまして、米の消費拡大を図るためには、このような米粉を利用した製品の普及を推進することが非常に大事だ、こう思っております。 昨年の六月に、近畿農政局と大阪食糧事務所が中心となりまして、近畿米粉食品普及推進協議会を立ち上げたところでございますが、当面はこういうふうな形で官民挙げての取り組みを他のブロックでも推進して、行く行くは全国組織を立ち上げて普及に努めてまいりたい、このように思っておりますので、一層御……
○国務大臣(大島理森君) 菅野議員にお答えを申し上げます。 WTO農業交渉についてでございます。 議員がお話しされましたように、ハービンソン議長の提案は、一言で申し上げますと、一部の輸出国、大国の主張に偏重しバランスに欠けている、そういう観点から、全体として受け入れがたい、このようなことを申し上げて、今日まで参りました。 そして、WTOの非公式閣僚会議そのものは、そういう観点から見ますと、輸出国、つまりケアンズ、アメリカ側と、私ども、EU、日本あるいはまた韓国、そういう国々との厳しい隔たりがある。そういうふうな中にあって、この案は、触媒としての位置づけをされたところでございます。しかしな……
○大島国務大臣 このたび科学技術庁長官を拝命いたしました大島でございます。 委員長初め委員の皆様方におかれましては、日ごろより科学技術行政の推進に当たり格別の御理解、御支援を賜り、まことにありがとうございます。 二十一世紀を目前に控えた今、私どもは、グローバル化、少子高齢化、そして情報通信革命の大きなうねりの中にあります。このような中、潤いある豊かな国民生活と活力ある経済社会を実現するためには、これまでの経済社会のシステムを新しい時代にふさわしいものに変革していかなければなりません。 尽きることのない知的資源である科学技術は、経済構造の改革を実現し、活力と創造性にあふれた社会をつくってい……
○大島前議院運営委員長 一言ごあいさつを申し上げます。 私は、昨年の十月議運委員長に選任されましてから今日まで、議運委員長を務めさせていただきました。各党の皆様方の御協力と御理解をいただきまして、大過なくその職責を果たすことができました。この機会に心から感謝の意を表し、厚く御礼を申し上げたいと思います。 新議長、副議長のもと、藤井議運委員長のもとにおきまして、各党の理事の皆様方、オブザーバーの皆様方、また委員各位の皆様方、新たな国会改革の一層充実した姿での健全な、かつ立派な国会運営に当たられますことを心から御期待申し上げたいと思います。 今後も皆様方のお世話になりますことが多々あるかと存……
○大島国務大臣 このたび文部大臣を拝命いたしました大島でございます。 教育は、国家百年の大計でありますし、国、すべての社会システムの礎である、このように私は思っております。青少年の大変大きな犯罪等を考えますと、国民の皆様方の関心は、教育のあり方に非常に今大いなる関心が向いているこのときでもあろうし、政治もまたそのことにこたえなければならないときであろうと思います。 教育、学術、文化、スポーツの担当大臣として、教育改革の推進を初めとする諸課題に全力で取り組んでまいりたい、このような決意であります。 西委員長を初め委員各位の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げて、ごあいさつにか……
○大島国務大臣 第百四十九回国会に当たり、一言申し上げさせていただきます。 二十一世紀の幕あけを目前にした今、我が国は、グローバル化、少子高齢化、情報技術革命の大きなうねりの中にあります。このような中、国民の皆様方が安心して夢を持って暮らせる国家を実現するためには、これまでの我が国の経済社会のシステムを新時代、新世紀にふさわしいものに改革をしていかなければなりません。 さきの九州・沖縄サミットにおきまして、IT、ヒトゲノム等が取り上げられたように、今や我々の社会と生活は最先端の科学技術なくして語れなくなっております。 科学技術の振興は、新技術、新産業の創出等により経済構造の改革を実現する……
○大島国務大臣 第百四十九回国会におきまして文教各般の問題を御審議いただくに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 間近に迫った二十一世紀に我が国が心の豊かな美しい国家として発展していくためには、国民一人一人の生きがいにつながる教育、学術、文化、スポーツの振興が極めて重要であります。 とりわけ、教育は我が国の将来を担う子供たちに豊かな人間性と創造性をはぐくんでいく上で最も重要な基盤となるものであり、不断に見直していくことが必要であります。私は、中央教育審議会における教養教育のあり方についての検討や教育改革国民会議における議論も踏まえつつ、広く国民の皆様方の声を十分受けとめながら、二十一世紀……
○大島国務大臣 大変おくれて参りまして申しわけございません、閣議等がございましたものですから。 今、岩永委員は、国民会議の議論を踏まえて基本法の問題をどう考えるかという御趣旨であったと思います。 私は、大臣に就任して次のようなことを言ってまいりました。教育問題というのは実は、だれでもが受けて、だれでもが家庭で悩み、そしてきている問題だ。したがって、そういう意味では、非常に国民の皆さんが教育問題についてはそれぞれが意見を持っている問題だと思います。そういう観点から見て、私は、今岩永委員がおっしゃったように、子供たちのいろいろな犯罪、あるいはいろいろな悲しい出来事ということを見ますと、昔から青……
○大島国務大臣 ただいま総理がお答えしたことに若干補足して、なおかつ、学級問題について触れたいと思います。 新指導要領、いろいろな御指摘がございます。先般も榊原さんからいろいろな御指摘をいただきました。 したがって、一番の心配点は、知的レベルが低くなるんじゃないかという御指摘でございますけれども、来年度、いわば一斉テストみたいなものをやってみまして、そういう中から、私どもは今の小中の知的レベルを再確認しながら、井上委員が御心配にならないように、新しい要領の中でしっかりやっていく。 それで、一番大事なことは生きる力ということを私どもも申し上げておりますので、井上委員おっしゃるような、いわば……
○大島国務大臣 学力低下という点については、実は、今の子供たちはそんなに低下いたしておりません。特に理科と数学においては、国際比較をしても決して劣ってはいないと思います。 ただ、新しい指導要領は、基本的に詰め込み過ぎだという非常に大きな批判と問題提起がなされまして、一つは、基礎はきちっとやりましょう、その後は、まさにその人の習熟度に合わせていろいろな対応をしていきましょう、それで最後には、高校を終える段階では今のレベルとは落としていませんという意味で、今各識者からの御指摘があることも踏まえまして、新しい学習指導要領を変えるという方針はとりませんけれども、斉藤委員の御心配の点も踏まえまして、実……
○大島国務大臣 ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 近年の生命に関する科学技術の著しい発展に伴い、生命科学をどこまで人間に適用することが許されるのかという新たな問題が生じております。平成九年二月、英国において、哺乳類で初めての羊の成体の体細胞の核移植により、クローン羊が誕生したとの発表がありました。これにより、人についても、成体の体細胞の核移植によるクローン個体を誕生させること、すなわち人に対するクローン技術の適用が現実の問題として懸念されることとなり、同年六月のデンバー・サミットにおいて、これを禁止するとの首脳宣言が採択さ……
○大島国務大臣 まず、今までの経過を知りたいという林先生の質問であったと思います。 この法案が前の国会に提出をされて、実は審議がされないままに衆議院選挙に相なりました。当時、私は議運委員長をやっておりまして、山口さんも一生懸命来て、早くやってください、こう言ったんですが、国会提出の時期そのものが実はちょっと遅かったんですね。先生御存じのように、衆議院は、選挙となると、もう政治の力が選挙にどんどん向き始めまして、具体的な法案の審議に入れぬままに終わりました。しかし一方、委員会の皆様方の御努力で、参考人だけお呼びになられて、各界の人の御意見を聞いた。 そういう状況の中で、一方において、先生お話……
○大島国務大臣 昨日の参考人の質疑も、全部ではございませんが、さまざまな先生方の御意見がこうであったということを拝見いたしましたし、また、先生方の意見をこの場で議論していただきながら考えますことは、法律というのは、不磨大典のものはないのが法律であろう、だから国会があるんだろうとは私は思います。 しかし、おっしゃるように、この世界はこれからどんどん、進化という言葉がいいのか変化というのがいいのか、未知なゆえに、いろいろな現実、事実を我々に突きつけてくるような気がいたしますし、また、そうであろうと思います。したがって、そういう思いを込めて、私どもは五年以内、こう申し上げました。 ただ、法律をつ……
○大島国務大臣 第百五十回国会におきまして文教各般の問題を御審議いただくに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 間もなく到来する二十一世紀は、科学技術や社会経済が地球的規模で急速に発展する、激動の時代となることが予想されます。その中で我が国が目指すべき方向は、主体性を持って国際社会に貢献し、世界から尊敬される、心の豊かな美しい国家の実現であると考えます。教育、学術、文化、スポーツの振興は、これを実現する上で最も重要な基盤であります。 教育は国家百年の計と申しますが、私は、世紀の変わり目に臨み、改めてこの言葉の重みを痛感いたしております。二十一世紀を担う子供たちに激動の中で生きる力を身につ……
○大島国務大臣 先ほど局長からお話があった経過を踏まえた上で、いわゆる元外交官の方を価格決定の小委員会の方に異動させたということについての判断は、まさに公正に、そして客観的に議論をしていただくための措置であるわけです。そういうふうなことが一番大事なことだということで私どももこの問題に対処してきてまいったところでございますし、今後もそういうふうな対処を根底に置いてきちっとやってまいりたい、こう思っております。
【次の発言】 馳さんより私は国会運営の経験が長いものですから、そういう観点から、国会同意人事のあり方論というものは私なりの意見は持っておりますが、何でもかんでも国会同意人事にすることが公正……
○大島国務大臣 このたび政府から提出いたしました著作権等管理事業法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 近年の情報技術の発達に伴い、著作物や実演等の利用が広範かつ多様になってきており、このような変化に対応した円滑で信頼性の高い著作権及び著作隣接権の管理システムに対する社会的要請が高まっているところであります。 この法律案は、このような変化に対応して、著作権者等を保護するとともに、著作物等の利用を円滑にするため、昭和十四年に制定された著作権に関する仲介業務に関する法律を廃止し、著作権等の管理事業について登録制度を実施する等その業務の適正な運営を確保するための措置を講じ……
○大島国務大臣 森岡委員にお答えを申し上げます。一言で申し上げますと、今、著作権、著作物と言われるその範疇が、通信革命あるいはまた情報伝達革命において、一つは多様になっているということ、そしてまた、さまざまな文化活動もこれまた多様になっているということ。そのことに向けて、規制を強くするというよりは、むしろ規制を緩和して、そして、そういう多様な文化発展に対応していこうということがこの精神にあると私は思っております。 したがって、本法案の中身は、改めて申し上げますと、許可制を登録制に改めますことによって、非常に規制が緩和されるということ、そして、必要最小限度のものになるということ。第二点として、……
○大島国務大臣 金子委員お話がございましたように、高地トレーニングというのは大変今重要なポイントだと思っておりまして、高橋選手は確かにボルダーという三千五百メートルのところで訓練、トレーニングをされました。あるいは市橋さん、女子マラソンの十五位をとりましたが、サンモリッツでやられた、これは約三千メートル。今お話しされた水泳でございますが、アリゾナ、二千百メートル。そういう高地トレーニングについてのさまざまなトレーニングの成果があちこちに出ております。我が国としても、いわゆるナショナルトレーニングセンター、この整備について本格的に検討に入らなければならない、こう思っております。 したがいまして……
○大島国務大臣 ただいま御決議のありました公共事業の入札や随意契約等の執行の適正化につきましては、入札契約適正化法に基づき、入札及び契約に関する情報の公表等の措置の徹底を図るなど、一層の透明性、公正な競争の確保や不正行為の排除に努めてまいる所存でございます。 次に、食の安全の確保につきましては、食の安全を確保するための総合的かつ長期的な施策の確立のため、リスク管理部門を産業振興部門から分離、強化する等の行政機構の改革や、食品安全基本法(仮称)の制定を踏まえた関係法令の整備等を推進することにより、食品安全行政に対する国民の不安、不信感を払拭し、食の安全、安心を確保するよう全力で取り組んでまいる……
○大島国務大臣 前秘書官の問題が報道されて、あるいは御質問等、たびたびに受けました。そのたびごとに私は前秘書官に問いただし、そして、そういう事実があったのかなかったのかということに対して、今までもお答えを彼の報告として申し上げましたとおり、何かを頼まれ、そしてお金を受け取ったということはありません、こういう彼の報告でございました。
【次の発言】 筒井委員からの通告の案件は、その西部瀝青の案件でございました。この経過について少しお話を……(筒井委員「いや、今の質問に答えてください。振り込んだ事実を認めるかどうか」と呼ぶ)いやいや、西部瀝青に対して五百万円、あなたは貸したことがあるかというたしか通……
○大島国務大臣 都築委員が御指摘された問題意識というものは、大変大事な問題意識だと思うんです。 独立法人で行う事業においての存在はわかるけれども、国民の皆様方から見て天下り先の姿にならないように、しっかりとそこはチェックしながらやるべきだという御指摘については、私どもはそういうことがないように、第三者機関の評価委員会等々をそこに設けながらやって、また内閣で天下りに対するしっかりとしたルールをつくりながら、そういう公開性を大事にしながら、そういう御指摘に当たらないように努力して、事業の目的を果たすことが本当に大事なことだという認識だけは申し上げさせていただきます。
○大島国務大臣 農林水産大臣を拝命いたしました大島理森でございます。 委員長初め委員諸先生におかれましては、日ごろから農林水産行政の推進に格段の御理解と御支援をいただき、この機会に厚く御礼を申し上げます。北村、太田両副大臣、熊谷、渡辺両大臣政務官ともども、力を尽くして農林水産行政の推進に全力を挙げてまいる考えであります。委員長初め委員各位の先生方の御支援を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 当面の課題に対する私の考え方の一端を申し上げさせていただきます。 小泉内閣は、将来にわたり安心できる社会の構築に向けて、改革なくして成長なしとの路線を確固たる軌道に乗せるべく、その歩みを着実……
○大島国務大臣 松下委員から、十四年前に私がちょうど二期生のときだったと思います。毎年米価問題で、自由民主党のみならず、大変なエネルギーを使って、そのことが本当に日本の農業の将来につなげるだろうか、生意気にも非常に疑問を持って、あのエネルギーを日本の農業の構造改革に向けたらどうであろうかという思いを持って、有志の人たちと約一年半ぐらい勉強した、そのペーパーがそれでございました。 そのときには、当然にウルグアイ・ラウンドという波がひたひたと我が国にも来ておりまして、一方、農業、農村の姿を見ますと、一言で言いますと、農業政策を生産という視点だけで考えては、これはだめなんじゃないだろうか。もっと国……
○大島国務大臣 さまざまな思いを込めて質問されたと思いますが、まず第一点は、一次産業が今の日本の中において大きな、というかしっかりした存在になっていないのではないか、そういう視点から、有明の海というものを、この再生に向けてどういう思いがあるかということであろうかと思います。 今般、与党の皆様方が出された提案、民主党の皆様方が出された提案のその根本は、やはり有明の再生というものにおける気持ちは根底では一緒であるというふうに、法案を見て私はこのように感じました。 そして、一度申し上げたことがありますが、環境庁長官のときに水俣の問題に取り組みましたときに、自然というものが変化していく、壊れるとい……
○大島国務大臣 農薬取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 農薬につきまして、販売段階での登録を義務づけるとともに、表示のない農薬の販売を禁止すること等により、その品質の適正化と安全かつ適正な使用の確保を図っているところであります。 しかしながら、昨今、輸入代行業者を介した個人輸入の増大、輸入業者による違法な輸入等により、登録を受けていない農薬が流通し、使用されている実態が明らかとなり、国民の食に対する信頼を損なう大きな問題となっております。 こうした中で、国民の食に対する信頼を回復するため、水際の監視の徹底等農薬の流通、使用の各段階……
○大島国務大臣 木村委員から御指摘いただいた、なぜこう至ったのか。私も、この取締法の改正を勉強し、またその経過を伺いますと、さまざまなことがそこにあったと思います。一言で言えば、無登録農薬の問題に対する危機感とかあるいは問題意識が全体的に希薄であった。そのことに対して、もちろんこれは、私ども役所もそういう問題に対する、希薄であったという対象から外れるものではございません。そういうもろもろのものを考えて反省した上で、そしてそれを乗り越えるためにはどうしたらいいかというのが今の法案でございます。 経過、具体的な質問ではございませんでしたので、概念的な御質問でしたので、そのように答弁させていただき……
○大島国務大臣 鉢呂委員にお断りしますが、少し長くなってよろしいですか。(鉢呂委員「簡潔に」と呼ぶ)簡潔といっても……。 冒頭陳述を私は読みました。そして、それに基づいて、国の対応、そして評価みたいにして、きのうずっとやってみたのでございます。そういう状況の中で、平成二年以降、無登録農薬問題がこのような全国的な広がりを見せるに至った経緯、経過、そして農水省の対応について点検を行いました。 簡潔にということでございますので、これを一つ一つちょっと申し上げようかと思ったんですが……(鉢呂委員「遠藤副大臣の御答弁が、去年の八月の農水省への連絡を踏まえた答弁だったかどうか、それだけでいいです」と呼……
○大島国務大臣 十三年度事業年度末でございますが、農漁協の貸出債権の総額は、農協は二十一兆五千億、漁協は約四千億となっております。
【次の発言】 そのうち、今、二十一兆五千億と四千億、こう申し上げましたが、農漁協を含む全金融機関において共通にディスクロージャーされているリスク管理債権ベースで、不良債権の額につきましては、農協が一兆三千四百億円、漁協が六百四十二億円となっております。
今山田委員が、その内訳も報告しろ、こういうことでございましたので、破綻先債権、農協が一千三百三億円、漁協が二百十二億円、延滞債権でございますが、農協が七千百三十五億円、漁協が百七十二億円、三カ月以上延滞債権でござ……
○大島国務大臣 十四年前の、若気の至りの部分もありましたが、私が仲間とまとめたものを取り上げて御質問いただいて、大変ありがたく思います。 基本的な認識として、農水大臣になってみて、そこのところの問題意識が、私はまだ自分自身の中で共通するところがかなりあるという認識を持っております。つまり、そういう意味では、農協というものの問題意識はそんなに解消されていないのかなという思いもございます。 今度の米の政策転換におきまして最大のポイント、最大のポイントというのは一つしかないのかもしれませんが、その重要なポイントが何点かございますけれども、その一つは、北村副大臣も二田先生にお答えなされたと思います……
○大島国務大臣 十月二十四日に週刊文春に報道されまして、今、私の監督責任としての義務は、その事実をしっかりと調査して、そして、本人からの報告を受けて、皆様方にそのことを説明することではなかろうか。私自身、きのうまで精いっぱいぎりぎりのことをやってまいりました。御質問があれば、その内容についてお答えを申し上げたい、このように思っております。
なお、政治家として、さまざまな事柄に対しては、一層身を律して事に当たることがまた私の行き方であろう、このように思っております。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、今私の責務というのは、本当にあの報道に対して真剣に私自身も対応して、皆様方からのさま……
○大島国務大臣 お答えを申し上げます。
少なくとも発注元である市そのものに紹介した記憶はないが、何月何日だれをだれにという、その紹介をした手帳とかそういうものをつけていない、具体的には、申しわけありませんが記憶にどうもありませんということで報告がありました。
【次の発言】 お答えを申し上げます。
先ほど私がお答えしたので、私が記憶が定かでないということではなくて、前秘書が何月何日だれだれにということを手帳につけているわけではない、そういうことで、記憶が定かでないということを申し上げたのであります。
さて、今の委員の御質問でございますが、その点を確認いたしました。
彼の自宅購入に当たり、……
○大島国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。 我が国農林水産業と農山漁村は、人の「いのち」を支える食料の供給という使命を担い、農地、森林、海を通じた資源の循環、環境との共生を実現する重要な役割を果たしております。私は、この「いのち・循環・共生」の基本的な枠組みづくりを国の責務として受けとめ、生産、加工、流通、消費を一体的にとらえた食料のあり方、環境の保全を初め多面的機能を十分に発揮できる農林水産業や農山漁村のあり方を常に意識するとともに、食の国際化の中での国民の食料確保に向けた中長期的戦略を持って事に当たってまいる決意であります。 このため、食料・農業……
○大島国務大臣 今の現状を正式に私は把握いたしておりません。 ただ、委員、これは予算委員会でも御質問をちょうだいしました。私は一人の議員として、委員もそうかもしれませんが、地元の町長さん、そしてまた県議会の皆さん、またそれを行いたいという人方が私のところにおいでになり、地元でも一回おいでになったことがあると思うんです。熱心に町長さんは、地元の活性化、そしてまた、やはり教育というものは町のこれからの活性化のための一つの柱になり得ます、私どもも、つまり町長さんいわくには、土地も提供いたします、そういうことを御熱心に説かれましたし、その発起人の方々も、ある意味では若い方々が中心でございました。経過……
○大島国務大臣 内閣のお話でございますから、委員にお答えいたします。 WTOの交渉は、この農水委員会で私はお答えも申し上げてきましたが、明確な原則を持って対応いたしております。それは委員も御承知だと思います。 したがって、本日、アメリカがどういうイラク対応をされるか、非常に緊迫した状況でありますが、WTO農業交渉におきましては、少なくとも私どもは、既に提示し、会見で申し上げておりますように、明確な原則に立って交渉しているということを申し上げたいと思いますし、それが小泉内閣の基本方針でもあるということを申し上げさせていただきたいと思います。 また、でき得れば、民主党の皆様方にもこのWTOに……
○大島国務大臣 人事異動の円滑化という視点からはこの制度は必要だと思いますが、まさに、悪用をしては絶対ならないことであるし、さまざまな問題点について人事院でしっかり勉強しながら、そういうものを踏まえて、改正しなければならないところは改正すべきだと思っております。
【次の発言】 横光委員の御質問にお答えを申し上げます。
大変大事なポイントでございますので、御承知のように、京都議定書の温室効果ガス削減目標六%、これはもう国が約束したことでございます。したがって、その中において、森林による二酸化炭素吸収量三・九%を確保することが本当に大事な不可欠なことでございます。私ども、そういう観点から、今次の……
○大島国務大臣 細野委員が、新聞の、信頼度ということを、調査の結果を見て今お話しされました。その調査の結果は重く受けとめて、それぞれが政治の場で努力しなきゃならぬことだと思います。 もう一つは、そういう中で、今委員が、あなたがそこに座っていることがそういう原因の一つだと言われたこと、これはどういう意味を指しているかわかりませんが、昨年、臨時国会でさまざまに質問を受けました。そして、そのことの結果として、みずから身を律して、今の職に専念し、食の安全とか安心とかWTOとか、そういうものに全力を尽くしていくことが自分の今の役割だろう、こう思って頑張らさせていただいているところでございます。
○大島国務大臣 委員御指摘の航空事業で農薬をまくという姿でございますが、有人とラジコンでまく、この二つの形態がございます。 それで、物すごくふえているというよりは、私どものデータではむしろ減ってきておるのが現状です。特に、それは先ほど委員が御指摘いただいたような健康に対する影響とかそういうものもございますし、私どもも数々の指導、規制を加えております。さらに、例えばでございますが、現在十三年度で大体三百六十二万ヘクタール、実施面積がございます。そして、ラジコンでやるのは約三十万ヘクタールぐらい、私どもはこう考えております。 いずれにしても、これは委員が御指摘いただいたように、空中からまくわけ……
○大島国務大臣 今の委員の御質問にお答えをいたしますが、その前にちょっとだけ。 中止を決定した干拓事業を生き返らせたという御発言がございましたが、これは、前の二回の計画は確かにそういう方向になりましたが、いわゆる今進めている干拓事業は地域の要望に従って進めているということだけは、ちょっと、誤解を多くの方々がされてはいけませんので、申し上げたいと思います。 さて、有明海における今期のノリの生産状況については、委員の御指摘された部分におきまして、長崎県を除いて、確かに色落ちが発生して出荷されるノリの枚数が減少している状況にあります。 二月八日現在の共販枚数は前年同期を約六%下回っておりまして……
○大島国務大臣 吉田委員にお答えしますが、平成十五年度の場合は、農道整備、約八百十億入っております。 吉田委員の議論を伺っておりまして、公共事業がどうあるべきかという中で、効率ということをよく言われます。効率ということを言う場合には、目的をやはり今改めて問い直す時期に来ているんだろうと思います。私は、農林水産省全体に対して、農林水産省が行うその目的というのは何かといった場合に、命、循環、共生、こういう視点に立った、国民の理解を得た事業を行うべきだ、そういう視点から、いわゆる土地改良事業というものも、本当に有効性のあるもの、効率性のあるもの、こういう視点に立って選択をしていくべきだ、こういう思……
○大島国務大臣 今委員から展望をという御質問でございましたので、その展望をお話をするに当たって、恐縮でございますが、せっかくの機会でございますから、簡明に今回の私どものスタンスを申し上げた上で、展望を申し上げたいと思います。 先ほど川口大臣からもお話しされましたように、非公式閣僚会議の一つの大きな問題は農業でございました。既に私どもは、一言で言いますと、各国の農業が農政改革を進めながらもぎりぎりに存在をする、そういう中にあってルールをつくっていくという基本に立った、いわばバランスのとれた内容にすべきだということを主張してまいりました。その結果として、今の非公式閣僚会議の前にハービンソン議長が……
○大島国務大臣 お答えを申し上げます。 時効であるかどうか、そのことは私は定かにわかりませんが、いずれにしても、先生から言われて、それ以前からも、税金問題については、時効であったとしても支払うというすべがあるんだそうでございます。そういうことも含めて、とにもかくにも、御指摘をいただいた分について、昨年来から、しっかり対応するように本当に厳しく言っておきました。 なお、その件について宮内に問い合わせいたしておりまして、全額支払うべく、本当に税理士と、今税務署と相談をして、協議を続けているということでございます。 したがって、彼自身は今無職であることも事実でございますが、その一部は支払いまし……
○大島国務大臣 平成七年の水俣病問題解決のときに、与党三党と協議して、ああいう形で確かに決着をさせていただきました。その経過は、このカネミの問題と同様に、どういう経過があれ、被害に遭われた方の気持ちというものはもう筆舌に尽くしがたいものがあるということは、私も非常に感じております。 水俣病問題のときとカネミのときと基本的に違うことは、いわば裁判という中で、いまだ決着せざる問題であったか、決着した問題であったかということが一つ違うとは思います。 しかしながら、いずれにしても、先ほど来先生がるるお話しされましたように、そういう中にあって私どもができることは一体何であろうかということにおきまして……
○大島国務大臣 最初に申し上げておきますが、私は、議員として、答弁をつくってほしいという、法制局に依頼したことはございません。 ただ、議員として、元秘書が起こしたさまざまな事柄、それらについて、私自身、私のスタッフと、今委員がお話しされたように、もう既に文春からもさまざま質問が来ておりまして、そういうことも踏まえて、そしてそこの論点、私なりにも整理をし、そして、例えばその中に政治資金規正法、公職選挙法、あるいはその他の論点とそれに対する自分の考え方を伝えて、国会議員として法律上の論点について誤りのない認識を持つために法制局に問いかけをし、そしてその御返事をいただいたのは事実でございます。
○大島国務大臣 私が議員としてその論点整理をしたことにかかわって、法制局の今答弁があったわけですが、これは、その日の事実をちょっと筒井委員に経過としてお話をしたいと思うんです。 そこで、その認識をやはりお願いした上で法制局の答弁を聞いていただきたいと思うのでございますが、私は、二月十六日から既に我がスタッフは論点整理しておりました。当日……(筒井委員「委員長、ちょっとひど過ぎるよ」と呼ぶ)ちょっとお待ちくださいませ。当日、法制局に問い合わせたのは四時前後でございます。そしてそれは、それまでに論点整理をしたことを私が電話で申し上げ、確かにそれそのものかどうかわかりませんが、そういうものをファク……
○大島国務大臣 平成十五年度農林水産予算の説明を申し上げます。 平成十五年度農林水産予算の概要でございますが、初めに、予算の基礎となっている農林水産施策の基本方針について御説明申し上げます。 我が国農林水産業と農山漁村は、人の命を支える食料の供給という使命を担い、農地、森林、海を通じた資源の循環、環境との共生を実現する重要な役割を果たしております。私は、この「いのち・循環・共生」の基本的な枠組みづくりを国の責務として受けとめ、生産、加工、流通、消費を一体的にとらえた食料のあり方、環境の保全を初め多面的機能を十分に発揮できる農林水産業や農山漁村のあり方を常に意識するとともに、食の国際化の中で……
○大島国務大臣 赤羽委員が消費者という視点から自給率を考えていくということの観点に立って、農水省はどう考えているんだということだと思います。 そういう視点に立ちますと、まず、これはもう御承知のことでございますが、私ども、自給率を、現在の四〇%から、四五%に目標設定をしております、平成二十二年。この自給率という問題は、実は、生産者がどんどんつくるということだけでは済みません。国民の皆さんが、消費者の皆さんがやはり国内のものをできるだけ買ってやろう、使ってやろう、あるいは使うんだ、こういうふうなお気持ちを持てるような構造政策だとか、食品の安全、安心政策だとか、さらに食品産業の皆さんの努力だとか、……
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