このページでは秋山長造参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○秋山長造君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十五年度予算三案に対して、反対の討論をいたしたいと思うのでありますが、予算の討論に入る前に、私は予算委員の一人として、また、予算委員会の理事の一人として、ただいま行なわれました委員長の御報告の、ただいま問題になっております前段については、はなはだ了承に苦しむものであります。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)そもそも、委員会の委員長報告というものは、その委員長の所属党派がいずれにありましょうとも、そういうことにかかわりなしに、委員会の審議の経過及び結果をきわめて公平に客観的に報告さるべき性質のものでございます。にも……
○秋山長造君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になっております両法案に反対をいたすものであります。 本法案が参議院に参りましたのは、つい一週間前のことであります。このように問題の多い、いわくつきの重要法案の審議には、どんなに急ぎましても、少なくとも一カ月程度は絶対必要であることは、天下の常識だと思います。衆議院でまる二カ月ももみ抜いたものを、わずか一週間、しかも連休を間にはさんだ一週間で、われわれ野党四派の最小限度の修正要求にさえ耳をかすことなく、さっさと上げてしまおうとするのが、そもそも無理な話だと思うのであります。一体、二院制度における参議院の役割、その存在意義はどこにある……
○秋山長造君 議題に入る前に。今の委員長の発言ですが、そうすると、大蔵省は欠席のままで議題に入るのですか。
【次の発言】 今おっしゃったのは、きのうのことですか。
【次の発言】 ちょっと今の大臣の御答弁にお尋ねしたいのですが、大臣はそうすると、職員団体の団結権の内容というものは、どういうふうに考えておられるのですか、団結権と言ったらただ何々教員組合という看板をおろすだけの自由ですか、団結権というものの具体的な内容をどういうように考えておられるのか、説明していただきたい。
【次の発言】 職務だとか給与だとかいうような問題について交渉する権利とおっしゃる、それも団結権の内容の一部だろうと思う。しか……
○秋山長造君 今の秋山さんの御希望ですね、外務大臣なり農林大臣なり、これはけっこうですが、やはり沖縄だけでなくして、全国にある問題ですから、これはもう日本の国土の周辺の全部の漁場についての問題について、両大臣を呼んで少し委員会として時間をかけて真剣に討議をすべきじゃないかと私は思うのです。その点もあわせて一つ取り上げていただきたい。
○秋山長造君 議事進行について、ちょっと。せっかく小笠原さんの御質問の途中ですけれどもね、さっきの大臣が読み上げられた補足説明とおっしゃったもの、それは局長あたりがやられる単純な補足説明ではないと思うのですがね。これは相当やはり、私も一々は覚えておりませんがね。さっと読み上げられたから。このわれわれの聞いた提案理由の説明に対するある程度の変更を含んでおるんじゃないかと思う。まあいずれにしても、書いたものを読み上げられるくらいですから、大臣も相当重大な内容のものだと思っておられるに違いないと思うのですが、一応このままで進まないで、その今読み上げられた補足説明なるものを、印刷をしてわれわれに配って……
○秋山長造君 今の委員長の理事会の御報告の関連質問は努めて自粛するという言い方は、ちょっと私理事会での話し合いとは少しそれているのじゃないかと思う。努めて自粛するというのは、どういう意味でおっしゃったのか知りませんが、もし関連質問はできるだけしないようにするという意味でおっしゃったなら、これは理事会の申し合わせとは全然違うと思うのです、趣旨が。もう一度その点誤解のないように、正確な御報告を願っておかないと、やはり重要なことですから、困ると思うのです。
【次の発言】 それでけっこうです。だから結局関連質問の趣旨をはずさないように気をつけることだろうと思います。
○秋山長造君 議事進行。ただいまの亀田委員と外務大臣とのやりとりは、これはこの間のやりとりの速記録を十分に調べてそして正確な基礎の上に立ってやりとりをやらなければ、今の外務大臣のような……、この問、奥地まで行くということを確かに言われた、われわれもはっきり耳に残っている、それを、そんなことを言った覚えはないというようなあいまいなことから出発して幾ら問答を続けても無意味だと思う。事がきわめて重大ですからね。だから、この間の速記録を取って、つぶさに検討した上で、あらためてこの問題を究明していただきたい。委員長、一つそのように善処をお願いします。
○秋山長造君 関連。今の軽工業局長の十月に出張命令を切ったというお話ですが、これは何ですか。五月に大体保安検査を定期のをやって、さらに十月にまたもう一度やろうとされたわけですか。何か問題があったのですか、どうですか。新聞の報道するところによると、五月の二日に定期の保安検査をやられた直後、六月の十二日に小さい爆発事故があって、二人の死傷者を出したという事実を承知しておる。まあそういうことがあったりしたので、これは五月に一度定期の保安検査をやったが、もう一度見ておかなければちょっと不安だということで、出張命令を切られたのじゃないかと思うのですが、そこらのところもう一度御答弁を願います。
○秋山長造君 議事進行。今、木村委員の質問はきわめて具体的な事実をあげて明確に質問しているわけですから、大臣の方はただ記憶ではっきり覚えていないということでなしに、議事録がきちっとあるでしょう。日米合同委員会なんか、いつ幾日どういう問題についてどういう話し合いをしたという記録が、きちっと残っているのだから、その記録に基づいて具体的にはっきりした答弁をしていただきたい。そうでなければ意味がない。はっきり覚えていないというような答弁は、これは答弁にならぬですよ。記録があるはずですから、記録を見てはっきり答弁して下さい。
○秋山長造君 時間がないようですから、私、一言だけちょっと労働大臣にお尋ねしておきたいのですが、この前の委員会のときに、労働大臣の新年度における労働政策の基本方針を承ったわけです。その中で問題のILO八十七号条約の批准の問題についての方針もあわせて承ったわけですが、その直後、十二日の閣議で、労働大臣の御主張で、この国会中に批准承認の手続をとるという方針をきめられたように承っているのですが、事実かどうか、それを伺いたい。
【次の発言】 実は今の大臣の御答弁聞いて、私もちょっとまた多少どうも早合点し過ぎたと思うのですが、ただしかし、この前――一週間前に大臣がここでしゃべられたこの文章を読み返してみ……
○秋山長造君 せっかくここへ貸付条件、償還期間、据置期間、利率、備考とそれぞれ該当した欄を作っておいて……。
○秋山長造君 今のいただいた最初の資料ですね。各国薬剤師数・薬局数比較表、これも参考になるのですが、これにさらに、お医者さんと、それから歯医者さんですね。これのやっぱり同じような各国の比較表がついていると、比較対照して非常に参考になるのですが、それはできませんか。
【次の発言】 できればそれもあわせていただきたいですね。
○秋山長造君 関連。今の無薬局地区についての対策ですが、実は私、せんだってから皆さんがこの問題についても触れられていろいろ質問されているのをじっと聞いておったのですが、それに対する厚生当局の確固たる計画というか、方針というか、そういうものはあるのですかないのですか。――厚生白書を最初の三十一年度からずっと私、読んでみたのですが、三十一年度の第一回の厚生白書には、その問題について相当字数を費やして、根本的な無薬局町村対策をやらなきゃならぬということを相当力を入れて書いておられる。それが年次を追うてだんだん字数が少なくなりまして、とうとう三十四年度の厚生白書の同じところを読んでみますと、三十一年度……
○秋山長造君 私は、ただいま議題になっております昭和三十四年度予算補正第三号及び特第二号に対し、日本社会党を代表して賛成の意を表するものであります。 今回の予算補正は、総額百三十九億二千九百万円であって、そのうち災害復旧関係六十六億五千五百万円のほか、失業保険費国庫負担金、地方交付税交付金、食管特別会計繰入金等、法令に基く義務的経費の追加を行なうものであります。 昨年中わが国土は、しばしば台風の来襲を受け、その都度各地に甚大な被害を出したのであります。特に七月の局地的豪雨に始まり、八月の山梨、長野地方の風水害に続いて、九月下旬、中部日本を襲ったいわゆる伊勢湾台風は、伊勢湾沿岸の高潮被害を中……
○秋山長造君 木村委員の質問の始まる前に、木村委員の質問の前提として一つ解決していただかなければならぬ問題がありますから、議事進行で私から申し上げたいと思います。それは木村委員の質問のためにも必要だが、同時にこの予算委員会の審議のためにどうしても必要だと考えて、私どもは幾つかの資料を今日まで政府に要求してきておるわけです。その幾つかの資料の中で一番問題にされておるのは日米合同委員会に基づく各省別の日米合意書の資料ということが一つと、それからもう一つは、安保条約の審議にからんで非常に問題になっております極東というものを地図の上で明示してもらいたい。新安保条約で言っておるところの極東というものを、……
○秋山長造君 議事進行について。この問題は、せんだって衆議院で問題になりました今度新安保条約における極東の範囲に金門、馬祖が入るとか入らんとかいう問題、これは最近与党の内部でも相当問題になっておるようですが、こういう問題よりも、もっともっと根本の大問題だと思う。これは大問題ですよ。ですから、今のようなあいまいなことでやり過ごすのでなしに、当時の外務大臣の発言その他は、速記録を取り寄せればすぐ間に合うわけですから。それからまた、イーデンの回顧録にしても、これは回顧録そのものはそれはまで届かんかもしらんけれども、二十八日のAP電報で相当詳しい内容が各新聞に報道されておるんですから、これは外務省にも……
○秋山長造君 議事進行について。小林委員の質問されていることはきわめて簡単明瞭なことなんです。アクトということについて、日米交渉の過程の中でどういう話し合いをし、また、双方でアクトということを具体的にどういうように解釈することにしたのか、こういうことを聞いているのですから、それについて御答弁を願ったら先へ進むのじゃないでしょうか。
【次の発言】 関連して。共同行動せずに同時に行動するということができるのかね、実際。
【次の発言】 関連して。その点は政府側の方がちょっと小林委員の質問を誤解されている点があるのじゃないかと思う。こういう質問が出るのはなぜかというと、小林委員は、こういうことを心配し……
○秋山長造君 議事進行について。今の問題は、加瀬君の質問は、具体的な数字まであげて、きわめて明確です。しかも、加瀬君の論点は、会計検査院の答弁でも裏づけられているのですから、文部大臣が先ほど来おっしゃるように、何とかであるならばというような仮定のもとに弁解されるような形では、私はまずいと思うのです。文部大臣は、その当時の事情を全然知らないし、また現に今も知らずに、ただ当面を糊塗するような角度から答弁をしておられるから、われわれにはピンときません。問題はきわめて重大な問題をはらんでいると思いますので、だから、事実を文部大臣自身も十分お調べになって、あらためて責任のある明確な答弁をしていただきたい……
○秋山長造君 議事進行。
先ほどの防衛庁長官の、島委員の戦時における中立の問題に対する答弁の補足説明ですが、これは、まあ名前は補足説明ですけれども、なかなか重大で、複雑な内容をもった御発言だと思います。ぜひ一つ、これを早急に資料にして、われわれにお配りを願いたい。ちょっと委員長の方でも、その辺をお取り計らい願いたい。(「異議なし」と呼ぶ者あり)よろしいか。
【次の発言】 基地についての見解を、きちっとしたものを刷りものにして出してほしいと言うんだから、そうしてもらったらどうですか。別に拒む理由はない。
【次の発言】 議事進行について。外務大臣にちょっと申し上げるのですが、去る四日に、予算審議……
○秋山長造君 関連して。今の点ですが、外務大臣は、先だってもしきりにアメリカとこの竹島の問題については話し合っておるとか、アメリカも了承しておるはずだとか、また日本としてはアメリカと十分協議をしていくのはあたりまえだとかいうようなことを、抽象的には繰り返しおっしゃっておるがただ問題は、今千田さんの提出しておる問題は、これは竹島というものが日米安全保障条約のこの条約区域にもなっておるが、同時に米韓相互防衛条約の条約区域にもなっておる。つまり両方の条約区域が重なったような恰好になっておるが、きわめて微妙ではあるが、具体的な現実の問題を提出されておるのですから、それに対して、ただアメリカと抽象的な、……
○秋山長造君 ちょっと。今の四月上旬を目途とされるという総理大臣の方針ですね。これはその後、今も鈴木君から質問がありましたように、われわれは直接間接、政府部内のこと、あるいは自民党の党内の意見、いろいろまちまちなうわさを聞くわけです。そのために、総理大臣がせっかくああいう積極的な言明をこの委員会でなさったにもかかわらず、われわれとしては相当不安を持っているわけです。疑問を持っておる。そこで、もう一度この機会に総理大臣から、四月上旬を目途としてぜひともこれを批准へこぎつけたいのだ、こういう総理大臣の確たる方針を、もう一度ここで再確認していただきたい、一つその点もう一度はっきり言明をお願いしたい。
○秋山長造君 ちょっと、公安委員長は何分したら来ますか。
【次の発言】 労働大臣へお尋ねいたしますが、この問題は、今目先に起こっておるトラブルだけを何とか解決しようという、小手先のことをやってもだめだと思う。やはり相当長期間、この問題は続いてきているわけですからね。だから、この際、やはり権威ある機関が何か大きく手を打って、局面をはやり転換しなけりゃだめだと思います。そういう意味で、先日来、中労委の藤林会長があっせんに乗り出したということは、やはりその一つのきっかけだと思うのです。だからそういう意味で、私は政府としてもこれは中労委というものがその中心になるのはもちろんですが、政府としても、やはり……
○秋山長造君 ちょっと関連して。
そういたしますと、生活保護費は今後長期計画で年々上がっていくわけですか、長期計画をもって。その初年度として二六%ということでおやりになっておるのですかどうですか。その点をはっきり。
【次の発言】 それはおかしいと思うのですがね。これは政府の所得倍増というのは、ただムードとして、気分的なことを言うておられるわけじゃないのでしょう。十年間で、年々経済成長率を何パーセントに見ていって、そして十年間でほぼ倍にする、こういう相当の具体的な、しかも根拠を持ったことを言っておられるのだと思うのですよ。そういうようにこの間の選挙中も池田総理以下が言うて回られたと思うのです。……
○秋山長造君 今の問題とは違うが、運転免許の試験ですね、あれは県によってずいぶん差があるんじゃないですか。たとえばこれは個人的なことを言って恐縮ですけれども、私の方の岡山県なんかというのはむずかしいということで定評があるのですね、運転免許の試験。ところが、たとえば兵庫県あたりは非常にやさしいというので、取りいいというわけですね。岡山で何回も受けてどうも合格できぬのが、神戸へ行って簡単に取ってくるというようなことが、あるいは海を渡って香川へ行って取ってくるとか、だから向こうをむずかしくせいというのじゃない。どっちがほんとうなのか、岡山の方がむずかし過ぎるのじゃないかと思うのですがね、神戸のような……
○秋山長造君 今の人件費の比率のことですが、市と町村は今おっしゃったのですが、県はどのくらいをお考えになっているのか聞いておきたい。それからもう一つは、そういう指導を大体自治省としてしておられるという話ですが、これをされるについては、ただ見当で市は四〇くらいだ、県は何%くらい、町村は何%くらいというような抽象的な見当で指導されておられるのじゃないと思う。それ相当のやはり根拠を示して指導されておられるのだと思います。たとえば、口頭で指導するというようなことでなしに、やはり何か相当な書いたものを示して指導しておられるに違いないと思うのですが、そういうものを一つ参考資料としてこの委員会に出していただ……
○秋山長造君 二点お尋ねしたいのですが、今の消防協会の委託費の問題は、鈴木委員からだいぶ御質問があったんですが、私も全く同じ感じを持つ、まあ相当各事業項目の間で流用も行なわれているに違いないと思う。また、人件費等に相当出ているのじゃないかと思いますが、その中で事業費の最後の方の世論調査というのは、どういうことをやっているのですか。世論調査、百二十五万ですか。
【次の発言】 まあどう思っているかというようなばく然としたことを言われても、これははっっりしないのですが、毎年同じような経費をかけてやっておるのですが、どういうことをねらってやっているのですか。ただばく然と、国民が消防をどう思っているかと……
○秋山長造君 自治省と文部省と両方へお尋ねしたいのですがね、問題は、市町村の教育長の恩給通算の問題についてなんです。その法律関係は、ちょっと私も調べてみたんですけれども、なかなか法律がややこしくてわからぬのですがね、率直に言って。具体的な例を申し上げて、そしてお答えをいただきたいと思います。 三十四年の法律改正で、恩給権のついている公務員をやめて、市町村の教育長になった人が教育長をやめた場合、恩給が通算されるということになっておる。ところが、その結果、特に町村の教育長の場合ですが、町村の教育長の場合には俸給が非常に低いために、通算されるために、恩給の計算のときに不利な結果になってくるのですね……
○秋山長造君 関連して。その件で委員長に重ねてお尋ねしたいのですが、あの当日の鈴木理事さんの委員長に対する申し入れは、決して出席を社会党が拒否するとかなんとかいうような、そういう不穏当な内容を持ってはおらなかったと思うのです。その点は委員長も認めておられると思いますが、あの日は、前日来の内閣委員会における運営の仕方の適不適、特に委員長不信任案の取り扱い方というようなことで非常に問題になりまして、そしてその結果、その扱いをどうするかということで両党間の幹部の間で話し合いが行なわれ、さらに議長、副議長もこれは内閣委員会一個の問題でなしに、院全体の運営の問題だ、各委員会に通ずる院全体の運営の問題だか……
○秋山長造君 関連。政務次官にお尋ねしたいのですが、せんだって私は新聞で読んだと思うのですが、何か文教関係の問題についての関係政務次官会議というのがありますね。あの政務次官会議で、学校給食を全面的に実施するために、義務制にしようというふうな方針がきまったらしい。それは事実ですか。
【次の発言】 その方針が、私、新聞で見たか、人つてに聞いたか、ちょっとはっきり覚えがないのですが、現内閣の新政策として、特に文教関係の新政策の大きい柱としてやはり来年度から義務制にするというように固まりつつあるように聞いているのです。もしそういうことになりますと、今の占部君の御質問になった学校給食婦ですね、学校給食婦……
○秋山長造君 簡単に一、二点お尋ねしたいのですが、この九条の三の三項の規定ですが、三項の規定をざっと読むと、今までは市町村の申請がなければどうもできなかったのですね。今度はそれを知事のほうが主導権を持って乗り出して、そして関係市町村の同意を求めて、裁決する、こういうことに一歩前進した、こういう話なんですが、その三項の中に二つありますね、都道府県知事が職権によって自治紛争調停委員会ですかにかけて、それできまればよし、それでなお確定しない場合は、知事はこれを裁定することができる、その場合の「若しくはすべての関係市町村の裁定することについての同意」というのは、それは必要ないわけですか。
○秋山長造君 大臣、時間がちょっと半端になるかとも思うのですが、できるだけお答え願いたいと思うのですが、せんだって新聞で拝見したので、すけれども、自治省は来年度の重要施策ということで数項目大きな柱を立てて強力な予算折衝を展開されているようですが、その重要な項目として、地方財政を画期的に強化して、そして行政水準の飛躍的な向上をはかるということになっている。その問題を初めとして――全部がその問題に含まれるところなんですけれども、自治省としての来年度におけるもろもろの施策について、その具体的な方針のようなものを御開陳願えたらと思います。
【次の発言】 今おっしゃた中で、特に今非常に大きな問題になって……
○秋山長造君 ちょっと今の質問の関連ですが、県によって技葉のほうで多少違っているということ、私も今、成瀬委員が質問されたような感じを持つのですが、たとえば、さっき話が出ました愛知県の公安条例なんかを見ますと、同じ県内で名古屋市その他六つの市だけは五十人で線を引いて、その他は五百人で線を引くということは、人情、風俗というような問題とは違って、あまりにもこれはおかしいと思うのですが、これはどういうわけで名古屋市その他六市だけは五十人で線を引いて、その他は五百人で線をするというような、こういうことをやったのですか。
【次の発言】 それは通り一ぺんの御説明だと思うのですがね。愛知県には市はたくさんある……
○秋山長造君 私は、社会党を代表して、ただいま議題となっております昭和三十六年度分の地方交付税の単位費用の特例に関する法律案に反対をするものであります。 本法案は、本年八月行なわれた人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に見合う地方公務員の給与改定に必要な財源措置及び生活保護基準の引き上げに伴う地方負担分の財源措置として、二百十億円を地方団体に交付するための単位費用の改定であります。すでに先般、給与法案の本会議質問において、わが党代表が明らかにしたとおり、今回の人事院勧告は、本年四月現在の統計資料を基準にして、五月以降の物価、生計費の大幅値上がり、民間給与の大幅上昇を何ら考慮していないため、……
○秋山長造君 先ほど来の同僚議員の質問で漏れている問題で若干御質問したいと思うのですが、地方には中央防災会議に準じて府県の防災会議、市町村の防災会議ができるわけですが、府県の防災会議の構成を見ますと、議会関係は一切オミットしてあるわけですね。中央でも各大臣をもって構成されるわけですから、まあ議会関係はオミットされているわけですが、そのかわりに第九条でその防災に関する計画及び防災に関してとった措置の概況を政府は毎年国会に報告する義務を負っておる。地方の防災会議については、この構成メンバーに議会関係は一切オミットされておるだけでなしに、さらに中央においては国会に報告するというようなことがあるのです……
○秋山長造君 私は、日本社会党を代表いたしまして、災害対策基本法案に賛成をいたすものです。 賛成はいたしますが、先日来の本委員会の審議を通じましても、この災害対策基本法については、相当問題点があることは皆さん御承知のとおりであります。また、担当大臣であります安井自治大臣あるいはまた、先だっての本会議における池田総理大臣の御答弁等の端々にも、本災害対策基本法案は、必ずしも現在の時点において考えましても、これは完備したものではない、今後さらに十分整備していきたいというようなお言葉があったところからも、この問題点についてはうかがい知れる節があろうかと思うのであります。年々わが国に頻発する各種の非常……
○秋山長造君 先ほどの小笠原さんの御質問の、科学技術庁の所管事務のことについてちょっとお尋ねしたいのですが、気象庁ですね、気象庁は現在運輸省にあるわけです。われわれ考えて、どうも運輸省に気象庁がなければならぬという理由がのみ込めない。それからやっぱり今の日本の場合、それは原子力あるいは宇宙科学というようなものも、きわめてこれは重要な問題ですが、同時に現実の目先の問題として年々まあ二千億、三千億というような膨大な損害をもたらしている台風その他の災害ですが、こういうものに対処していくところの防災科学というものは、これはもうきわめて現実的な、しかも重要な問題だと思います。にもかかわらず、科学技術庁が……
○秋山長造君 ちょっと今の関連。今の過去五カ年間の警察官の定員の表というのは、それと、ついでに五カ年間よりも、もっとさかのぼって、今の警察法ができて以来のにしていただきたいと思います。そのほうがいい。
○秋山長造君 私、何点か具体的なことを政府にお尋ねしたいんですが、まず第一点として、交通の混雑の原因は、もちろん車の数が多過ぎるということでしょうけれども、多過ぎると同時に、車の型が全く大小、複雑、多種多様で、非常に交通の混雑の大きな原因になっていると思うんですが、一体日本では車の型について何か規制措置というものはないんですか、とられているんですか、どうですか。
【次の発言】 道路の関係の規制は、今お尋ねしているのとは別のことですけれども、私のお尋ねしているのは、車そのものが全く御承知のように多種多様なんですね。これはやはり、こういうものをあまり政府の手で幾種類かに規制してしまうということは、……
○秋山長造君 三十年度の公債費の比率は。
○秋山長造君 本筋の御質問は次回にしたいと思いますが、ちょっとこの説明書ですね、このあとについている資料の点について若干ただしておきたいと思うのですが、六十ページ、そこの拳銃のところですが、拳銃の検挙総数、三十四年四百七十件、三十五年五百二十八件ですか、こういうように出ているのですが、現在の法令では、拳銃については特別な人以外の一般的な所持は許されていないわけですね。そういうように銃砲の中でも特に拳銃の場合は、非常に限定されているにもかかわらず、拳銃の不法所持が非常に多いというのはどういうわけなんですか。
【次の発言】 法令で所持を許されておる拳銃の数は……。
○秋山長造君 市原先生にお伺いしますが、二十四条の二の御説明の中で、もしこういう場合に強制ならば、「本人の意に反しても」という文言を入れるのが通例だというお話があったのでございますが、そういう例がありましたらお教え願います。
【次の発言】 私、精神衛生法の内容をちょっと今わかりませんのですが、こういう今の銃砲刀剣類の取締法のような警察法規ですね、こういう警察法規について、何かそういう例がありますか。
【次の発言】 私も精神衛生法まだよく承知しないのですけれども、われわれがこの委員会あたりで警察法規を取り扱って参った経験からいいますと、通例の場合、こういう法規で、特に本人の意に反しても提示させる……
○秋山長造君 恐縮ですけれども、ちょっと希望を若干申し上げて御見解を承っておきたいと思います。 先ほど矢嶋委員からるる御質問が出たので、大体それで尽くされておると思うのですが、長官がお見えになっておるので、特に長官に私はお願いしておきたいと思うのです。先ほど質問がありましたように、率直に申しますけれども、率直に申しまして三十四年に企画庁に離島振興課ができて予算が一本化されたということは、確かに大きい前進だったことをわれわれは認めるのですけれども、ただしかし、その後の実際の実質的な離島振興対策というものを見ておりますと、やはり依然として離島振興対策審議会あたりにまかせっ切りにしたような格好らし……
○秋山長造君 この法案の内容にも関係するのですが、交通問題が非常に重要になってきておるときですから、この交通局の新設ということは時宜に合った措置だとは思うのですが、ただ、実はせんだって都内の交通視察にあたって、あちこちの警察署あたりに立ち寄って、実情を聞いたのですが、たとえば大森の警察署の署長の話を聞きますと、あの警察署のところの京浜国道を一日通る自動車の数は十六万何千台というような、これは膨大な交通量なんです。ところが、大森の警察署の交通係の警察官はわずかに十人で、その中で、街頭へ出て実際に交通警察官として動けるのは六人だという話を聞いたのですがね。警視庁全体としても何万という警察官がいるわ……
○秋山長造君 川島長官にお伺いします。この前のこの委員会に御出席を願って、交通問題についてお尋ねしたときに、今問題になっておる大型乗用車の問題ですが、大型乗用車の問題について、政府は、一方では官庁の大型乗用車を規制するということを手始めに、今度の陸運局から出ている車種別の規制の問題にしても、大型乗用車というものを相当重く見ておるようですが、そういうことを一方でやりながら、一方、税金の面では、逆に、大型乗用市の税金を五〇%から四〇%に税率を引き下げて、そして大型乗用噂に非常に便宜をはかるようなことをやった。こういう矛盾したことを、まずやめてもらわなければ困るという御質問をしたのです。それに対して……
○秋山長造君 私は、社会党を代表いたしまして、本案に反対の討論をいたしたいと思います。 近年、暴力犯罪、特に銃砲刀剣類等を用いての悪質犯罪がますますふえつつある現状にかんがみますとき、今回の改正が、飛び出しナイフその他危険な刃物の規制を一そう強化し、銃砲刀剣類の所持許可年令を引き上げるとともに、その譲渡に制限を設けようとしていることは、十分首肯し得るところであります。また、来たるべき東京オリンピック大会に備えて、射撃競技用拳銃の所持許可や射撃場の指定に関する規定の整備をはかっていることも、時宜を得た措置と考えるのであります。しかしながら、今回の改正案が、第五条第三項において、銃砲刀剣類の所持……
○秋山長造君 十七条の第二項の改正について、流質期限を一カ月に短縮しても、別に質置主の保護に欠けるおそれがないという御説明があったのですが、さらに一カ月に短縮したほうがかえって質置主の利便をはかることになるという説明まで追加されておったのですけれども、かえってそのほうが質置主の利便になるという理由、それを、この前説明があったかもしれませんけれども、もう一度ひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 事実営業者でそういう電気器具だとか、みそしょうゆのようなものまで入質する例がふえているのですか。
【次の発言】 それはいつごろからの傾向ですか。
○秋山長造君 きょうせっかくあの地図を作って持ってこられたわけですから、あの説明をまず聞いた上で質疑をしたいと思うが……。
【次の発言】 本案の質問に入る前にお尋ねしておきたいのですが、この審議会の名簿を今ちょっと見たのですけれども、これはこういう顔ぶれで、この街区町名地番の制度の改革というようなことにこれはふさわしい顔ぶれですか。一々いいとか、悪いとかというつもりはないのですが、ちょっと見た感じですけれども、これはそれぞれやっぱりこの問題についての権威者というか、学識経験者なんですか、この顔ぶれは。
【次の発言】 これだけの人が大体精勤に出席されてこれをやられたのですか。
○秋山長造君 戸塚さんにちょっとお伺いしますが、住居表示は、つまり市街地の従来非常にややこしい所だけを当面の目標にしているのです。そのほかに、そういう所でなくても地名の非常にむずかしい、かながつけてなければこれは相当の人間でも読めぬような地名がずいぶん多いのですね。それと、それから非常に長たらしい町名がございますね。たとえば自治省からもらった資料の中にも例示してあるのですが、台東底浅草上平右衛門町、浅草新吉原揚屋町、港区赤坂青山権田原町、それから港区芝西久保明舟町というようなのは非常に長いですね。こういう非常にむずかしい長たらしい地名、ちょっと一挙に言おうとすれば舌がもつれるような地名が非常に……
○秋山長造君 遠藤さんに御意見を聞かしていただきたいのですが、われわれ地方税の問題と取り組む場合に、いつもこれは大きな矛盾に突き当たるのですがね。一方では非常に税金が重いということは、税制調査会の答申でも、再三強調されていることなんで、したがいまして、減税ということは、内容によっては多少の問題はありましても、一般論として、これはもう至上命令だと思うのですね。ところが、国税については、減税をしても、だれも困る者もないし、怒る者もないのですけれども、地方税については、もう減税を喜ぶ者と困る者と、二通りできるのですね。いつもそのために、特に県知事だとか市町村長だとかいうような、地方行政の責任者の立場……
○秋山長造君 大蔵大臣、端的にお尋ねいたしますが、今度の税法改正――国税、地方税を通じてですが、税法改正は、税制調査会の第二次答申の線で行なわれたということを聞いておるわけですが、まず、素朴な質問になりますけれども、今の税負担が国際水準なり、あるいは戦前の状態と比べて重いとお考えになっているのですか、それとも軽いとお考えになっておるのですか。
【次の発言】 税制調査会の答申を見ましても、やはり今、大蔵大臣がおっしゃったと同じような意味でわが国の税負担は今なお非常に重い、したがって、これを軽減していく必要があるということを繰り返し述べられておるので、大蔵大臣もほぼそれと同じ認識を持っておられる。……
○秋山長造君 大臣にちょっとお尋ねをしておきますが、今度の交付税の改正の中に、税外負担の解消に百億円交付税で見られております。この百億円は市町村の税外負担の解消にねらいが置かれておると思うのですが、国から府県に対してやはり同じような税外負担が非常にかかっている面が多々あると思う。で、一番端的な例は、今度国立の工業高等専門学校が全部で十二校新設されることになっているわけですが、この国立工業高等専門学校の設置に伴って実に膨大な地元負担がかけられておる事実を御承知でしょうか。
【次の発言】 実は地方団体においては、新年度当初予算がもう交付の団体はすでに決定しておるわけです。そのすでに決定を見た地方団……
○秋山長造君 現業、非現業両方で……。
【次の発言】 とりあえず資料を要求したいのですが、自治省のほうへお願いしたいのは、昭和二十八年十一月に人事院から出された退職年金制度に関する勧告、それから三十年十一月に公務員制度調査会から出た答申。それから本年の三月一日に社会保障制度審議会から出た答申。それからさっきの資料の中の九ページの組織図がありますね、今度の共済組合に移行するあの数字が、対象人員の数字がずっと書いてあるのですが、その数字の内容についてもう少し小分けをした資料がほしいのです。たとえば職員が幾ら、雇用人が幾ら、これを。
それから文部省にお願いしたいのですが、公立学校共済組合の対象人員……
○秋山長造君 自治省にお尋ねしますが、第三条の三項ですね、「都道府県知事は、第一項の規定により市町村が自治大臣に提出する総合整備計画に関し、当該都道府県が当該市町村に協力して講じようとする措置の計画を定め、これを自治大臣に提出するものとする。」、これは、手続としては、市町村から総合整備計画を作って自治大臣に直接出すわけですか。その前に都道府県知事と協議しなければならないということにはなっているのですが、手続としては、協議はした上でということになりますが、提出するのは直接提出する、こういうことになるのですか。といいまするのは、三項に今読み上げたように書いてあるので、「都道府県知事が当該市町村に協……
○秋山長造君 ちょっと今のに関連するのですが、文部大臣、衆議院の本会議の御答弁の速記録を私は拝見したんですがね。この問題についての衆議院の本会議の御答弁では、男だろうと女だろうとりっぱな先生なら五十五才まで勤まるはずだという、まことに私の口をもって言えば乱暴きわまる御答弁で突っぱねられておるのですね。まさか文部大臣がほんとうにそういうようにお考えになっておるとは思いませんけれども、現実の問題としては、やはり各教育委員会で、先だっても一斉に人事異動が行なわれたわけですが、女教員というのは四十五才が限度になっている。それぞれの教育委員会は退職基準を作って、その退職基準には女の先生は四十五才、もう限……
○秋山長造君 瀧木さん見えておる機会だからちょっとお尋ねしますが、この二十八年に出されました国家公務員退職年金制度に関する人事院勧告、これ以後、この退職年令の問題について、人事院は何か勧告されるとか、あるいは見解を発表されるとかいうようなことは、今日までありましたか。
【次の発言】 そういたしますと、国家公務員共済組合法ができるときに、強く政府に申し入れ等をされたというのですが、その内容は、三十八年の勧告に沿うた内容ですか。
【次の発言】 それでよくわかりましたが、そういたしますと、人事院としてのこの問題についての見解というものは、まあ長い将来のことはいざ知らず、今までのところは、やっぱりこの……
○秋山長造君 今の点ですがね、今度の改正で、「人格が高潔で、政治及び選挙に関し公正な識見を有するもの」ということが入るわけですが、特にこういうことを今あらためて入れなければならぬという何か事情があるのですか。
【次の発言】 別に入れて悪いことではない、まあ当然のことなんですけれども、特に「公正な識見」という点ですが、この「公正な」ということは、抽象的には言えるけれども、なかなか実際にはむずかしいと思うのですね。何を公正というか、これは一党一派に片寄るというようなこととは同じなんですか、別な概念なんですか、公正というのは。
【次の発言】 私は、選挙管理委員の場合は、選挙管理委員個人々々についての……
○秋山長造君 私は、社会党を代表いたしまして、この改正案に賛成するものであります。 この改正案は、選挙管理委員会の組織、地方公共団体が出資、債務保証、損失保償等をしている法人、いわゆる公社、公団等に対する地方公共団体の関与の方法、それから地方公共団体の職員の退職手当の通算、指定都市の指定に伴う経過措置等について規定を整備する必要から行なわれるものでありまして、いずれも妥当な改正と認め賛成をするものであります。 ただしかし、これらの点についても、いまだ不十分のそしりを免れない点が幾つかあるのでありまして、まず第一に、選挙管理委員の兼職禁止の点についてでありますが、今回の改正で、地方公共団体の……
○秋山長造君 私は社会党を代表して、本法律案に賛成するものであります。本法律案は、さしあたっては北九州五市合併に適用されるものでありますが、私どもはこの際、同合併問題が幾多の紆余曲折を経ながら今日の段階に到達した経緯を顧み、関係各方面の方々の御労苦に敬意を表するとともに、今後関係者が本法律案の趣旨並びに本委員会における審議の内容に十分留意されて、関係地域住民の声に謙虚に耳を傾けつつ、地域経済の発展と住民福祉の向上のため、円満かつ民主的に合併計画を進められるよう一そう努力されることを願ってやまないものであります。 なお、本法律案は、今後の地方自治の動向に種々重大な影響を及ぼすことが予想されます……
○秋山長造君 ちょっと、今の十一ページじゃないですか。局長のほうから言っておるページ数とわれわれのと違うじゃないか。
【次の発言】 今、大臣の御答弁ですが、その程度の理由で簡単に修正に賛成したような御意見を吐かれることは、私は了承できぬ。その程度のことなら、これは法案を作り上げるまでに当然議論にもなり、また、自治省としても、そのくらいのことは気づかれなければならぬことなんで、そういう議論もあり、そういう点もあるが、しかし、この答申案の精神からいっても、政府自身がお考えになっても、これは当然この程度の――事前運動を無制限に許すというのじゃないのですから、この程度のものはやはり許すべきだ、こういう……
○秋山長造君 三人の参考人の方に端的に御意見をお伺いしたいのですが、まず第一に、阿部さんにお尋ねしたいのですけれども、先ほどの御公述で政府原案は十分ではないけれども、とにもかくにも一歩か半歩か前進だからというお話のように承ったわけですが、その政府原案はともかくとして、衆議院で最終段階に四点にわたって悪評さくさくたる修正がなされたわけですが、あの衆議院修正に対する忌憚のない御意見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私はちょっとおくれてきたものですから、もう一度……。
【次の発言】 現行法より悪くなってないとおっしゃるのですが、たとえば選挙運動員に対する報酬ですね、こういう点はどうですか。今……
○秋山長造君 総理、無理ですよ。今になってこんな重要なものを持ち込んで、やれやれと言ったって、それは物理的に不可能をしいるものですよ。
○秋山長造君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になっております両法案に反対をいたすものであります。 第一に問題にしなければならないのは、本選挙法の改正経過についてであります。そもそも民主政治の根本が選挙にあり、しかもきれいな選挙にあることは申すまでもありません。年来公明選挙が叫ばれて久しいのでありますが、選挙の実態は回を重ねるごとにますます悪質になり、いわゆる物量選挙の色が濃くなってきているのであります。特に一昨秋の総選挙は、わが国選挙制度が始まりまして以来の空前の腐敗選挙だと言われておるのであります。だからこそ、その選挙後、ごうごうたる選挙粛正要求の世論が盛り上がりまして、……
○秋山長造君 ちょっと今のに関連して二、三お伺いいたしますが、こういうことは一体だれの意思できまるのですか。宮内庁長官の意思ですか。本人の意思はどの程度入るのですか。
【次の発言】 おいでになることについて、私は別にとやかくくちばしをいれるつもりも何もないのですが、ただ、今加瀬君へ答えられたように、たくさんの国を訪問されるという点は、まあ幾ら皇太子が若いといっても、そう精力的に回るというわけにもいかぬだろうと思うのですが、皇太子でなくても、たとえば義宮さんですか、ああいう人もいるのだし、高松、三笠というような、みな皇太子と別にそう格の隔たりのない人もおられるわけですが、そういう人で手分けをして……
○秋山長造君 下山事件はあなたの方でやっておられるんですね。ちょっと下山事件のことについてお尋ねしたいんです。 あの当時、下山総裁が鉄道で死んだという事件がどれだけ満天下を驚かしたかということは、お互い、いまだにありありと覚えている。で、当時ずいぶんあの死因についていろいろな説が紛々としてあって、われわれは全く何が何やらわからないような気持で今日まできた。で、文芸春秋の新年号でしたか、松本清張氏の下山事件というのが発表されて、そして当時のこの事件を、推理作家特有な勘を働かせ、また、たんねんに現地につき事実について調べて、まあ相当詳しい、しかも相当信憑性のあるように思われる記録としてわれわれ読……
○秋山長造君 鈴木さんおられますか。あの、この間の新聞に大きく出た事件ですが、山形県の鶴岡のホテルで高松宮さんが見えるといって、ホテルの従業員を四つんばいにして直接検便をやったということが非常に問題になっておりますが、これに対して新聞を見ますと、それぞれの関係者皆さん、どうもとんでもない非常識なことというような発言をしておられるのですけれども、ただ、こういう問題がたまたま新聞あたりで取り上げられれば、皆さんはそれぞれにとんでもないということで発言をされるのですが、やはり依然としてこういう問題が跡を断たないで、あちこちでうやむやのうちに済まされている場合も相当あるのじゃないかと思うし、また今後同……
○秋山長造君 建設大臣にお尋ねいたします。水資源の問題は、先ほど来各委員から質問がありましたとおり、その影響するところ、また関係の部面が非常に大きくて、複雑だということは申すまでもないわけであります。きょうの連合審査にしても、これだけ大規模な連合審査が持たれなければならぬということも、その一つの現われだと思います。法律の関係にしましても、従来これに類似した法律がずいぶんすでに出ているわけですね。国土総合開発だとか、あるいは電源開発促進法だとかいうようなものから、さらに議員立法で続々やりましたが、全国各地方に全部それぞれの開発促進法というものができて、すでにそれぞれの開発計画というものを立てて実……
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