このページでは阿具根登参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○阿具根登君 私は、日本社会党を代表いたしまして、目下懸案中の日韓会談並びに本国会の中心課題であります石炭対策及び非鉄金属等々の問題について、順次政府の所見をたださんとするものであります。 まず最初は、日韓会談についてであります。 質問の第一点は、過去十年来、日本外交の大きな課題の一つとして、わが国内外にしばしば論議を巻き起こしてきた日韓会談は、昨年の六月、軍事クーデターによって成立した朴政権との間に、従来に見られぬほど具体性を帯びてその交渉が進められており、いわば最後の段階に立ち至ったものだといわれております。きのう韓国に行った大野副総裁と金韓国情報部長との間に、来春三月ソールで調印、夏……
○阿具根登君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました職業安定法及び緊急失業対策法の一部を改正する法律案について、総理大臣以下関係各大臣に対し若干質問をいたさんとするものであります。 質問の冒頭にあたりまして、特に池田総理大臣にお尋ねを申し上げます。 この二法案は衆議院を極度の混乱に陥れ、さらにまた参議院で三十数時間の混乱を起こしております。他院のことはいざ知らず、衆議院から参議院に送られまして、わずか五日間で、しかも、委員会で審議一つされず、本会議で中間報告を強行し、先ほど議員の声にもありましたように、各議員この二法案に対する資料一つ持たず、本会議で十五分間の質問を許さ……
○阿具根登君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま報告のありました三池炭鉱災害に対する質問を行ないます。 まず、四百五十八名のなくなられた方の御冥福と、二百八十四名に上る、自分の妻の顔もわからぬ患者の方々の回復を祈念しながら、質問に入りたいと思います。 まず、総理大臣にお尋ねいたしますが、質問に入る前に、きのうの総理の演説の中で非常に精神面を強調されておられた。さらに、選挙を通じて人つくりを強調されておられた。その意味において、西ドイツで起こった炭鉱災害と日本で起こった炭鉱災害についての、両国の総理大臣のとられた態度について、お考えを伺っておきます。 去年の二月十七日に、約三百人……
○阿具根登君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま報告のありました長崎県日鉄伊王島炭鉱のガス爆発事故に関して、総理、通産、労働の各関係大臣に質問を行ないます。 質問に先立ち、このたびの災害で殉職された三十名の方々の御冥福を祈るとともに、十五名の雷軽傷者の方々の一日も早き回復を祈念いたしたいと存じます。 まず、総理大臣にお尋ねいたします。一昨年十一月、三池炭鉱において発生した、戦後最大といわれる、一瞬にして四百五十八名の生命を奪った天惨事は、今日なお、そのつめあとを残し、病床呻吟ずる多数の一酸化炭素中毒患者がおりますことは、御承知のとおりであります。また、去る一月二十二日夕刻には、北……
○阿具根登君 委員長の互選につきましては、成規の手続を省略して、委員長に堀末治君を推選することの動議を提出いたします。
○阿具根登君 先ほどエネルギー供給の構成という問題について局長からお話になりましたが、日本と類似しておる西ドイツのエネルギーの構成、それについてひとつお知らせ願いたい。
【次の発言】 それではあとで、西ドイツだけではなくて、アメリカ、イギリス、フランス、西ドイツ、こういうところのエネルギーの供給の構成、見通し、それから単価、あるいは石炭対策、詳細の資料を出していただきます。
そこでご質問申し上げますが、先ほど御説明のように、三十六年は電力が二三%、石炭が三六・八%使っておりますが、石油はその際大体二六%、そうするとそれが四十五年になりますと、電力が一九・五%、石炭が二八・七%、石油は約五〇%……
○阿具根登君 きょうは大臣も時間がないようですから、簡単に質問いたしたいと思うのですが……。
【次の発言】 先ほどの大河原君の質問の続きになりますが、EECの問題は大臣詳しいようですから、御質問申し上げたいのですが、EECの中のフランス、西ドイツ、ベルギー、これだけとってみても、総エネルギーに対する固体燃料、いわゆる石炭の使用率は、フランスで六五・一%ですよ。西ドイツは八〇・七%使っております。ベルギーは七六・六%使っておるのですよ。日本は幾ら使っておるかというと、輸入炭を入れて三六%、こういう実態の中にあって、……五九年です。
【次の発言】 今の場合でも一割ないし多くても二割ですよ。今後の見……
○阿具根登君 私は、水俣問題について御質問申し上げたいと思いますが、その前に、現在約半年、労使の紛争が続いておりますが、現在どういう情勢になっておるか、御報告願いたいと思います。
【次の発言】 本委員会で数回質疑が行なわれておりますので、それにあまり重複しないように質問をいたしたいと思いますが、基本的な問題で御質問申し上げたいと思います。
会社側が出した要求書をながめてみますと、たとえば昭和三十七年度は同業会社六つあげてございますが、同業会社の平均賃金の妥結より五百円減じた額、昭和三十八年度はその妥結額に五百円を加算した額、あるいは四十年、四十一年は同じく千円を加算した額、こういうことは一体……
○阿具根登君 私、一つ二つ、関連して質問をいたしますが、私どもしろうとが考えても、飛行機を運転したことのない人がジェット機を運転して、それが成功できるというようなことは、私らしろうとでは当然考えられない。当委員会の中で専門家の方もおられますが、その点についてどういうようにお考えになっておるか。先ほども聞かれたということはお聞きしましたが、実際一回も、プロペラも運転したことのないそういう人が、ジェット機を運転するということは、これは自殺行為だと私は思うんです。そうすると、その二曹ですか、その人は自殺行為を考えておったのか、あるいは整備をそれだけやれば、自殺行為とまでいかなくてもたとえば、ハルピン……
○阿具根登君 私の聞き漏らしだったら御訂正願いたいのですがね。今の問題、新聞等で拝見しておりますと、北海道の演習基地は、自衛隊の演習場に数年前から検討しておったのだ、それを駐留軍に使わせるということはこれは困ったもんだというようなことがあとで訂正されておったと私どもは記憶しておった。ただいま志賀長官の話を聞いておれば、北海道は北海道に駐留している自衛隊だけの演習場である、富士は富士として自衛隊で使いたい。そしてまあ駐留軍が使わしてくれといった場合には使わせるということを条件で譲ってもらいたい、こういう考えのようですが、それが事実であるのか。それとも富士のすそ野は自衛隊としても、あのくらいの広さ……
○阿具根登君 くどいようですがね、非常に長官が誠意をもってお答え下さっておるのはわかりますけれども、何かニュアンスが違うようなんですね。極端に申し上げますと、これがもとに復旧されればあるいは作業量が減ってくるかもわからない。そうすると整理されるのじゃないかと、それに対しては整理をしないのだ、整理しないかわりに今度はこれは配置転換をしなければならない、その配置転換の場合も無理をしてやるんじゃないのだ、こういうことだと思うのですが、それでいいのですか。
○阿具根登君 関連でちょっと質問いたしますが、あなたが新聞で害われたように、単独審議はやらない、いわゆる話し合いでやっていきたいというならば、今までの話を聞いておりますと、その長い間の交渉のやりとりはほとんど御存じない、そういうことで何らか断を下される。かりに断を下すとすれば、最後の場合には、双方の党首会談でもやって何とかまとめるように努力して、それができなかった場合ならばわかります。それも拒否した。ということは、円満に解決するということでなくて、あなたはもう単独審議を頭に入れてやられた。だから、石炭特別委員会では、わずか十五分の質問で打ち切り動議を出したじゃありませんか。どう考えますか。この……
○阿具根登君 議事進行について。今、総理は、私は出ておらないからその当人から聞いたらいいでしょうとおっしゃった。そうすると、ここに連れてくる以外にないじゃありませんか。先ほどの関連質問で出ておりました双方の当事者をここへ来てもらう。この二つを直ぐやってもらいたい。
○阿具根登君 厚生省から、ただいま資料をもらいましたけれども、まだ目を通しておりませんが、福岡県の三瀦郡の荒木駅のすぐ筋向かいにあります三光化学株式会社、この工場でPCPとBHCの農薬が製造されておりますが、それについて、人体に非常な影響があるという陳情を再三にわたって受けております。厚生省もこの陳情をお受けになったと思いますし、厚生省からは上田教授を派遣して調査をされたことがあるはずでございますが、その上田教授の調査の結果、あるいはその後の対策等について、厚生省から詳細報告を願います。
【次の発言】 その県からの措置をとったというのは、去年の十二月ですか、今の話ですと去年の十二月ですね。
○阿具根登君 内容に入る前に、内容としましては、五十五億が八十一億になる問題でございまして、その運営の仕方によっては、まことにけっこうだと思います。 その前に、大臣に御質問申し上げたいのは、私、長い間国会の議席を汚しておりますが、歴代の大臣が、いつの国会でも、医師法の問題につきましては、それぞれの態度が変わってきておる。特に私が覚えておりますのは、坂田道太君が大臣をやったとき、それ以降古井さん、灘尾さん、それぞれ医療報酬調査会の問題については、国会に出して、政府はかくあるべきだという信念を出しておられながら、次々の大臣が変えていく。一体どういうお気持なのか、池田内閣には一貫した筋の通った厚生……
○阿具根登君 大木課長のほうに質問いたしますが、ただいまの藤田君の質問で、銅はこの三月から自由化するが、関税は三万円かける、こういうことですが、その答弁の中で、外国から輸入される電気銅は二十三万五千円ぐらいで入ってくる、こうことであったと思うのです。日本の銅はおそらく二十八万円前後で私は生産されておると思うのです。そうしますと、三万円の関税をかけてもこれは追いつかない、こういうことになってくるわけですね。そうすると、これに対してどういう対策をおとりになっているか、その点ひとつ詳しく御説明願います。
【次の発言】 考え方はこうですね。需要を考えて国内産を優先するんだ、国内産では足らない、国内産は……
○阿具根登君 局長さんでけっこうですが、この第三十五条を見てみますと、カッコの中で「銅鉱、鉛鉱その他」云々とありまして、「附属する選鉱、製錬」と、こういうことになっておるわけなんです。そうすると、山によっては、その山に付属した製錬所がありますけれども、また、ある山においては製錬そのものが独立しているわけなんです。そうすると、そういう独立したところは一体どうなるか。たとえば三井ですと、日比とか三池とかございますね。三菱は直島、秋田、大阪。同和は岡山。古河は大阪、こういう独立した製錬所も同じ合理化の波を受けているわけなんです。あるいは自由化の波を受けているわけなんです。こういう独立した製錬所はこの……
○阿具根登君 一、二点ひとつ。この法律で対象になる方々は約四十四万人ということですが、対象にならない、いわゆる今日まで不幸にして死亡された方々、未亡人、その数はどのくらいありますか。
【次の発言】 私も数字をつかんでおらないから、これで論争はできないけれども、私はそういう人数ではないと思う。対象にならない者については非常に研究が不足しておる、こういうように私は考える。
それから、大臣にお尋ねいたしますが、これは未亡人に対する慰謝だ、慰謝料だ、その気持は私はわかります。それは階級のいかんにあろうと、一心同体である夫の死亡で妻に与えた打撃というものについては、私は甲乙をつけるべきじゃない、そのこ……
○阿具根登君 一点だけ質問をいたします。総務長官のお話を聞いておりますと、国有財産の払い下げ、あるいは企業に対する金融の融資、そういうのが非常にうまくいっておる、こういうことを言っておられますが、私が駐留軍関係の離職者を調べてみますと、そういう恩典に浴したというのは、政府の責任で仕事をされたというのは、当然そうなすべき条件が備わっておるわけです。いわゆる炭鉱や金属と違って、非常に技術屋が多い。そういう技術屋が、いわゆる自動車とか、あるいはその他の機械ですね、トラクターやその他の技術者が多い。そういう技術者が企業組合を作る、そういう場合に金を貸してくれとか、あるいは機械を払い下げてくれ、こういう……
○阿具根登君 じん肺、せき損につきまして御質問申し上げますが、きょうは少し細部に至って御質問申し上げますので、あまり細部の点は大臣は御承知でないと思いますから、専門の方にひとつ御答弁願って、そのあとで総括的な御答弁を大臣にお願いしたいと思います。
まず、第一番に、労災保険の収支の状況をお知らせ願いたいと思います。三十六年、七年、八年をお願いします。
【次の発言】 そうすると、総計でどのくらいになりますか。
【次の発言】 そうしますと、労災で現在までいわゆる黒字といいますか、残っている金が二百七十億から二百八十億ある、まあこういうことでございますが、さらにお尋ねいたしたいのは、ただいまもらった……
○阿具根登君 皆さんの意見を聞かしてくれという大臣の御意見ですから、私も少し申し上げたいと思うのです。 これだけ世論が高まって参りましたので、政府も非常な強腰で五十万円が五百万円というようなこと、一年に十年が、三年に無期だというようなことを出しておられますが、この法律のきまったのは十年前です。十年前だと土地だって今日は十倍になっております。何もこれは強いのでないのです。そして調べてもらうとわかるように、私今ちょっと調べてみたのですが、十万円の罰金を打たれた人は、この十年間一人もないのです。最高が八万円しか打たれてない。おそらく今のままでいったら、水ぎわでどんなに皆さんが苦労して押えられても、……
○阿具根登君 ただいま議題となりましたじん肺法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を説明申し上げます。 金属鉱山、炭鉱及び窯業等、粉じんを発散する事業所に働く労働者は、現在の医学をもってしても治癒の方法のないじん肺という職業病におかされることは御承知のとおりであります。このじん肺の大部分であるけい肺並びにこれと同じように治癒の方法のない業務上の外傷性脊髄障害については、第二十二回特別国会において特別保護法が制定され、次いで第二十八回国会において臨時措置法を制定してその保護期間が延長され、さらに、第三十四回国会においてこれらの法律を根本的に改正して、新たにじん肺法が制定され、保……
○阿具根登君 大臣が御存じないと思いますから、お待ちしておったのですが、医業類似行為に関する件につきまして、三年前にこの法律案が改正されたときに、すでにこの法律案は三十年に成立して、三年、三年と六年を経過しておる。この経過を見てみると、この法律の期限ぎりぎりになって政府は出しておって、漫然としてこの法律を延期させるだけである。これを三回も延期させるということになったらば、国会の権威はどこにあるか、こういうことはまかりならぬ。だから、このたびは早急にこれを改正すべきである、こういう点が審議され、衆参両議院の附帯決議にもその意味が盛られております。そのときに大臣からの答弁で、特に政務次官の答弁では……
○阿具根登君 私は一、二点の問題についてお尋ねいたします。ほとんど同僚議員から質問になっておりますから、もしも重複したら簡単にお答え願います。 今日、非常な世間の人を驚かしているこの種の麻薬の問題につきまして、それぞれの所管で非常に注意をしていただいていることはわかりますが、私ども過去を振り返って見る場合、戦時中、あるいは戦争前、陸海軍は緊密な連携のもとに云々ということをいつも言われたけれども、戦後になってみると、陸海軍が一番意思が疎通しておらなかった、いわゆる所管争いといいますか、これは大体日本の政治形態の中で、一番今も各省の所管争いというのが世上のうわさに上っているとおりでございます。そ……
○阿具根登君 大体において私は賛成ですが、一点だけ提案者に質問いたします。
戦傷病者のこの種待遇につきましては、当然のことだと思うのですけれども、今の説明の最後のほうに援護の種類の拡張あるいは援護水準の向上等についても今後検討を加えるといっておられますが、この範囲についでどう考えておられるか。たとえば原爆で今日なお立つことのできない方々、あるいは国内におって被爆してこの種災害を受けておる方々が同じ病室で、同じ病気で苦しんでおられる方々、こういう方々は一体どのように今後処置するつもりか、その点だけ一点お尋ねしておきます。
【次の発言】 厚生大臣に今の問題で質問いたしますが、今後どういうお考えを……
○阿具根登君 中野局長おわかりと思うのですが、前国会ですか、衆議院のほうでも出たのですが、石炭の関連産業の引き取り価格、これはできることと思うのです。それを出してもらいたいことと、油の引き取り価格、非常に現在油が高くなっておる、こういうこでとがいわれているのですが、基幹産業、電力等では幾らで引き取っているのか、一般C重油、B重油は幾らで引き取っているのか、そういう点をつけ加えていただきたいと思います。
○阿具根登君 関連して。柳岡君の質問は、それはわかっている。それはわかっているけれども、強化ということは多数決を先にうたっておられるということになれば、おそらく議事運営で議事は民主的にやるというけれども、おそらく最終の場合には力で押し切るような心配があるのじゃないか。だから、これを原則的には満場一致、運営の面においてやむを得ないときには多数決にするんだという、逆なようにすれば非常に強化できるじゃないか。数の問題を言っているわけじゃないんです。根本の問題を言っているわけです。その点を質問しているのだろうと私は思います。
【次の発言】 その考え方に一つだけ違うわけなんです。使用者側と被使用者側が同……
○阿具根登君 ちょっと関連して一つだけ聞いておきます。どうせまた二十二日にお聞きしますけれども、石炭の単価の問題で、これは石炭局長も認めておられるが、東京でトン当たり一万一千円以下の石炭はない、こういうことを言っておられた。そのとおりなんですね。ところが、政府の計画は、もともとこれを立てられたのは、重油八千四百円に対して石炭のコストが高いから、だから千二百円コストを下げるのだと、こういうことでやられたわけです。そうして私どもがもらっている資料では、電力会社等には二千五百五十六円で引き取ってもらっているわけですね。そうすると、二千五百五十六円で大会社は引き取ってくれるけれども、一般市中の石炭を必……
○阿具根登君 質問が少し飛び飛びになると思いますが、時間が限られておりますし、約束のものもございますので、答弁は十分親切にお答え願いたいと思います。 まず第一点は、先般、大矢委員から通産大臣に質問された中で、五千五百万トンは、これは努力目標である、こういうことを言われたのが会議録にはっきり残っているわけなんです。そうしますと、お互い公党が約束して、この国会が、しかも石炭問題が今日まで非常にスムーズに審議され、今日で終わらんとしておるのですが、五千五百万トンが努力目標だという通産大臣の見解であるならば、私どもは、今日までの約束はほごにされたものだ、こういうように考えざるを得ないわけです。あの約……
○阿具根登君 ちょっと質問しますが、従業員は何名でしたかね、先ほど聞き漏らしたですが。
【次の発言】 石炭局長にお尋ねいたしますが、九百四十名といえば、これは中小炭鉱ではそう小さいほうじゃないと私は思うのです。九百四十名のうちに二百六十何名の請負夫がおった。これが実態であるならば、こういうことが許されるかどうか。
それから、一九・五トンの個人能率だと、今日これほど合理化が進んで参りまして、四千六百カロリーの石炭を一九・五トン出して採算がとれるかどうか。とれるとするならば、この従業員の給与形態はどうなっているか、どのくらいの給与をもらっているか。この炭鉱は、合理化で買い上げる炭鉱の指定にはなっ……
○阿具根登君 二点だけ質問をいたします。一点は、あるいはそれは労働省だとおっしゃるかもしれませんが、三十六年から今日まで、ただいまのお話では五十三炭鉱、八十七万五千トンの山をつぶした。そうしますと、それによって出ました失業者はどのくらいであるか。また、失業者のその後の就業状態はどうなっておるか、その点をひとつ御説明していただきたい。
【次の発言】 そうしますと、合理化法で整理された方々に対しては、会社も相当責任を持って就職に当たっておる。保安法でつぶされた山は、もう経営者がおらぬわけです。しかも、これは一応先ほどの説明でもわかりますように、多いところで六万トンくらいのところだと、そうすれば中小……
○阿具根登君 なくなられました多数の方々の御冥福を祈りながら御質問申し上げます。 きょうは通産大臣が現地に行かれておられますので、本席においででございませんが、きのう十分質問もできずに現地に立たれましたので、それも含めて御質問申し上げたいと存じます。 まず第一に、今度の大災害の起こった、直接でなく、この要因は何であるかということと、直接の原因が、今日の新聞で見ますと、炭車暴走だということに断定されておるというような実情でございますが、それに対する考え方、あるいは、ただいま大臣から申されました遺家族の就職、住宅、生活の問題につきまして具体的なことを質問申し上げていきたい、かように思います。 ……
○阿具根登君 三池炭鉱災害に関する派遣委員の報告をいたします。 三池の災害がきわめて重大なる事件であることにかんがみ、前回の委員会におきまして、委員を現地に派遣することになり、その人選並びに日時については委員長に御一任になりましたが、委員長の命により、私が十一月十五日から四日間の日程で派遣されることになり、別に石炭対策特別委員会から派遣された岸田、剱木、前田、阿部、石田、田畑の諸君と一緒に現地へ参りましたが、そのほかに、現地で小柳、小宮両君が現地参加してくださいましたので、九名が行動をともにすることとなりました。 一行は、十五日に福岡に到着、福岡鉱山保安監督局長から災害状況を聴取、大牟田市……
○阿具根登君 私は汽車も飛行機もなかったので、いま来たのですから、だから通産大臣の説明も監督局長の説明も聞いておりません。しかし、私は、事故と同時に九州に飛んで三池におりましたから、現場に一番最初から一番長くおった者だと私は思う。しかも、私が長年つとめたところで、私の近親もなくなってしまった。それに、こういう大きな事故が起こるたびにこういう委員会が開かれて、そしてああでもない、そうでもない、責任は経営者にあるの、あるいは保安は生産を優先するのということを言っておられるのです。しかも、新聞で拝見いたしますと、通産大臣は、三池においては自衛隊の要請がおそかったからこれがおくれたんだ、こういうことを……
○阿具根登君 直接の原因はわかっておりませんようですから、全般的な問題を一、二質問して、時間がありますなら、直接の原因まで御質問申し上げたいと思います。
糒炭鉱も乙種炭鉱だと聞いておりますが、乙種炭鉱ですか。
【次の発言】 そうすると、先般の三池も乙種炭鉱。乙種炭鉱というのは比較的ガスがないのだ、ガスに対する設備が簡単でよろしい、保安上の資金が非常に要らない、そういうことで、業者はほとんど乙種炭鉱に申請するわけです。これを通産省で許可している。そうすると、現在までの炭鉱の爆発を見てみると、先般御質問申し上げましたように、乙種炭鉱がほとんど爆発している。これは通産省の責任ですよ。何でこんなもの……
○阿具根登君 私は関連ですから簡単に、時間がないですから……。 局長の話を聞いていると、水が足らぬのがあたりまえじゃから、しんぼうせいということを言っているわけなんですよ。雨が降らないのだ、計画どおりにいっていればそんなことはないのだ、需要が多くなったから足らないのだ、ちっとも東京都は悪いことはないということを言っておられるわけですよ。そうではないのですよ。これは水道局が計算されたように、何も住民がだれも水不足になっていなかったらこういう問題は出てこないわけだ。いかに計画されておっても、今日のこの事態を引き起こしてきておるというこの現実に立って、住民は非常な不安と不満を持っているわけです。あ……
○阿具根登君 労働大臣は、この前ジュネーブに行かれる前に、社労委員会でILO問題で私が御質問申し上げましたところが、国際会議に出る前でもあるので、国際的に非常に微妙な関係もあるし、党内の微妙な関係もあるので、臨時国会においてこれを解決するということだけで答弁はかんべんしてくれ、こういう話であった。だから、今度お帰りになりましたので、一体どういうお考えなのか。新聞等で見ますと、あるいは池田総理の病気のためにこれを臨時国会を一週間か二週間程度に開いて通常国会に回す、あるいは自民党内で批准と国内法は切り離すんだというような、前通常国会で非常な問題になりましたことがまた繰り返されておるようなことが新聞……
○阿具根登君 これはきのうの委員会でも言われたように、これだけでは全部に質問があります。だから、これの細部にわたってどうなるか、詳細に資料を出してもらわないと、これは一日かかっても二日かかっても、みんな質問がありますよ。この詳細な資料をつけてもらって、それから質問するようにしたいと思います。
【次の発言】 きょうは大臣を要請しておりましたが、何か緊急な用事でお見えにならないようですから、医療費問題について質問があまりできないわけなんですが、一点だけ質問しておきたいと思いますのは、現在、有沢さんのほうから答申が出ております。その答申に対して神田構想なるものが打ち出されておる、こういうことなんです……
○阿具根登君 医療費の問題につきまして、神田厚相になりましてから、神田厚生大臣の構想なるものが伝えられておりますが、その神田構想なるものを詳細に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、大臣のお話を聞いておりますと、厚生省と医師会側が非常な摩擦がある、こういう点が第一点に考えられておる。そうして、ただいまの発言を聞いておりますと、政治的にこれを解決しようとされていると思います。いま三点述べられましたけれども、入院料、あるいは初診、往診料等の医療費は上げなさいということが答申されているわけなんです。残るのは一カ月ごとの診察料ですね、そう見てみますと、これだけを神田厚生大臣は政治的に……
○阿具根登君 同じようなことだから伺いたくないのだけれども、政府にいま聞いていると、六千名という数字はもうつかんでいるわけですね。そうして配備計画は相談しておられる。その六千名はどこからはじいた数字ですか。それが最後はわからぬなんておっしゃっても、そんなことは通りませんよ。六千名はどこがどのくらい出るから大体六千名になるということになっているわけです。六月末に六千名の整理をするとおっしゃるのだから。そうすると、どの地方からどれだけの失業者が出るのだということが一応計算されておるはずです。新聞等にもちょいちょい出たこともございます。私のつかんでおる数字が誤りであるかどうかということで私は質問して……
○阿具根登君 一つだけ労働大臣に御質問いたしますが、この資料を見てみますと、平均年齢が男で五十一・五歳、女で四十六・三歳、年齢別構成を見てみますと、五十歳以上で五一・六%になります。全失業者の半数以上が五十一歳以上の人だと、こうなるわけです。そうしますと、その要因は何なのかということを考えねばならぬと思うのです。そうしますと、これは大正時代から民間は五十五歳の定年制というのがあるわけです。だから、この五十五歳以上という人が非常にふえている。そうしますと、その当時は年齢も、人生わずか五十年だったが、いますでにもう七十年になろうとしておる。それにもってきて依然として五十五歳だ、しかも、労働力が足ら……
○阿具根登君 先生方に御質問申し上げますが、たしか一昨々年であったと思います。非常に小児麻痺がはやりまして、日本の母親をはじめ、国民が非常な心配をいたしました。そのときにソ連あるいはカナダから生ワクチンを入れてもらって、特に総評等はソ連から十万人分の生ワクチンを入れたというときには、ほとんどの人が生ワクチンを早く飲ましてくれと、こういう意見だったと思うのです。ところが、その当時は厚生省がきわめて慎重であった。しかも、ソ連よりもカナダが安いからといって、カナダのワクチンが入ってきた。いま皆さんの御質問なり諸先生方の答弁を聞いておりますと、どうも私はふに落ちないことがございますが、これだけは皆さん……
○阿具根登君 関連して。その場合、生活保護を申請する場合は、日本のような民生委員の手を通じて生活保護を申請されておるのか。それとも、韓国人なら韓国人、あるいは北鮮系なら北鮮系の民団を通じて申請をされておるのか。
また、もう一つお伺いしたいのは、この予算は、これは日本人を対象にした予算であるはずであるから、そうすると、これは日本人としての取り扱いをきれておるとするのか。それとも、これは別ワクで考えられるのか、その点はっきりしないのですが、その二点をひとつ答えてください。
【次の発言】 もう数年前になりますので、私もはっきりした記憶じゃないのですけれども、その当時、同じこの社労委員会で質問申し上……
○阿具根登君 議事進行についてちょっとおはかりを願います。 いままでの質問、答弁を聞いておりますと、この法律について、厚生省も、これはあまり好きでないらしい、あまり急いで通してもらいたくないらしい。また、修正されておる衆議院のほうからも、これは自分の意に反した修正になっておるようでございます。質問されておる自民党の方の質問を聞いておっても、非常に不満があるようでございます。私どもは私どもでそれ以上の不満がありまして、相当時間もたっておりますし、午後は他の委員会もございますので、私は質問を保留いたしまして、次回に質問さしていただきたい。だから、どういうふうに理事会でおきめになっておるかわかりま……
○阿具根登君 ちょうどいい機会でございますので、労働省と事業団に一、二質問を申し上げたいと思います。 離職者の住宅が非常に急ピッチで進んでおりますのは、まことにけっこうなことでございますが、場所によっては、せっかくおつくり願った住宅に非常に入居者が少ない。こういうことを考えてみますと、あまりにも機械的に考え過ぎておられるのじゃないか。たとえば六畳、三畳というのは、これは絶対的な問題であって、これが日本国じゅうどこでも建っておる。そうしますと、これは家族の四人も五人もおる人はなかなか困難だ。また、一方、まあそういうことはしんぼうしてもらうにしても、数を多くしたほうがいいのだという理論も成り立ち……
○阿具根登君 ただいまの加藤君の御意見は御意見として聞きますが、提案者は相当な審議をいたし、この生活保護に対してきわめて熱心に審議をされ、あるいはきわめて深い関心を持っておられ、しかも、現実の生活保護者がいかに社会の片すみに追い込まれているかということに対する現行法の恨みを述べられているものと思います。それはお互いの論争の中で論ずることはけっこうでございますが、提案者の提案したものをこの場で削除するということについては、私は反対いたします。そういう問題については、十分理事会なりその他で論議すべきものでありまして、提案者のことばそのままをとって、直ちにここで動議提出の形にして削除するということは……
○阿具根登君 一点だけ質問というか、意見というか、申し上げておきますが、まあ要は厚生省なり通産省なりの良心的な心がまえだと思うのです。こういう法律案が通らなければ取り締まりはできぬ、こういうようなことをいっておられますけれども、一昨年、御承知のように、福岡県のある化学工場でPCPの問題で非常にくしゃみが出る、涙が出るという住民の訴えがあった。ところが、この法律案で見れば、これがなかったからできなかったのだというような解釈になるわけです。ところが、当時通産省は非常によくこれに対処しまして、現在行ってみれば、全然そういうことがないように・住民の方に聞いてみても、現在は全然そういうことがありません、……
○阿具根登君 ちょっと関連質問しますが、母子相談員は、社会的に信望があり、職務を行なうに云々と書いてあるんだが、母子相談員にそういう該当する家庭の人を持ってくるという意思があるか、どうか。母子相談員となるならば、母子の方が一番その環境なんかわかっておるはずなんです。よそから持ってこないで、そういう方を相談員にするのが、まず母子家庭が救われるでしょう。そういうことをどう考えておられるか、その点。
【次の発言】 そういう専門家の方も必要ですが、たとえば炭鉱離職者が何十万と今度出た、その協力員は離職者でなければならないということがはっきり書いてあるわけです。その離職者がはっきり調査員となって、相談員……
○阿具根登君 大臣が御用がございますそうですから、一、二点質問いたします。 この労働災害の防止に関する法律案、これを見てみましても、何か災害のあとを追っかけておるというような感じがするわけなんです。それから、もう一つは、もちろん企業をやる人、まあその人の責任ではあるが、政府が責任を非常にのがれて、そして関係する人に対する責任を非常に押しつけておるというような感じが一つするのです。それから、一つは、こういう災害資料を見てみましても、減ったとはいえ、七十四万五千人からの人がけがをしておる、六千四、五百人の人が死んでおるということになるならば、一日約二十人近くの人が死んでおる、そして、また、二千数……
○阿具根登君 岡委員の質問と、ちょっと一緒の問題ですが、いま答弁されておりました問題について一、二質問したいと思います。
プロピレン・オキサイドというのは、これは高圧法に入りますか、高圧ガス取締法の定義の中に入っているか、入っておらぬか。
【次の発言】 私は専門家でないからわからないのですが、圧力云々の中のこれはどのくらいになりますか。
【次の発言】 そうしますと、新聞等でこの原因が大体三つぐらいあげられておるわけです。正常な状態ならタンク内の圧力が非常に増大しても、安全弁があるから云々。しかし疑問とするところは、タンク内で圧力が非常に大きくなって爆発したのじゃないかという疑問が一つなんです……
○阿具根登君 私も大臣の所信表明について、一、二点御質問申し上げます。
まず第一に、「総合エネルギー政策の基本的方向を検討し」云々ということが主張されておりますが、一体総合エネルギー政策の考え方、基本的方向、四十七年までの対策というものがあったら、詳細に承りたいと思います。
【次の発言】 いや、それじゃなくて、総合エネルギー対策としての御質問を申し上げたわけなんです。たとえば総合エネルギー対策があっておりながら、油の問題では出光興産が出るの出ぬのと、通産省が盛んに仲に入って規制をしておるようです。ところがその規制に応じない、一方ではどんどん新規事業を申請されておる、油業界は非常な混乱を起こし……
○阿具根登君 大臣は御承知でしょうけれども、局長にお尋ねしますが、いまのいわゆる有沢調査団の答申による古河好間はビルド炭鉱ですか維持炭鉱ですか、それともこれは閉山予定炭鉱ですか。
【次の発言】 通産大臣にお尋ねいたします。有沢調査団が出して、そうして維持群だといってきて補助までしておる炭鉱が、何でいまじぶんにつぶれるのですか、これはつぶすのを許可するのですか。調査団の答申は間違っておったと、そうなら労働者は安心して働ける。維持炭鉱だからこそ、いままで営々と働いてきておったはずです。それがいまさらになって閉山というのは、これは聞こえませんね、何としても。そういうものを受け付けますか、どうです。
○阿具根登君 原因は調査中でまだわからぬということですから、一、二質問したいと思うのですけれども、新聞で拝見した限りでは、罹災者は組夫だということになっておったと思うのですが、そうですが。
【次の発言】 そこで、お尋ねしますが、採炭に組夫が従事してよろしいのですか。これは撤収作業だからということで言われておるけれども、組夫を採炭に使っていいのですか。
【次の発言】 撤収作業にしても、これは撤収作業の場合、あるいはワクを撤収するとか、あるいはレールを撤収するとか、機械を撤収するというのならわかりますよ。しかし、撤収の場合でも、採炭をするというのは生産なんですよ。炭鉱のこれは商品なんです。あれだけ……
○阿具根登君 この前、質問をいたして中断しておりましたので、そのあと少し質問してみますが、この前の質問で明らかになりましたのは、政府出資が三億円と供託金移管分が四億八千万円、積み立て金が三億八千万円を財源として、まあ十億三千万円の貸し付けを行なうという予定で三十八年度が発足した、こうなっておりますが、当初の計画のとおりに資金が三十八年度は集まったかどうか。また、現段階において貸し付け額が大体六億円程度ということであったと思うのですが、計画との差がずいぶんあるようですが、どういう理由によるのか、基金の業務の現状とあわせてひとつ答弁を願います。この前質問いたしましたのと少し重複しておりますが。
○阿具根登君 参考人の方、御苦労さまでございます。 一、二点質問申し上げたいと思いますが、まず、橘内市長さんに御質問申し上げますが、私、産炭地問題で九州方面を回っておりましたところが、非常に失対事業が少なくて、そうして生活保護者が多い、こういうことに気づいたわけなんです。私らの考えでは、失対事業が非常に多くなってくるのじゃないかと、こういうように思っておりましたが、失対事業者は案外少なくて、生活保護のほうが非常にふえてきておる。こういうことを見てみますと、国の補助率が違うので、各市町村はなるべく安易な道をとっておられるのじゃないか、いわゆる失対事業で働かせるよりも、生活保護に回したほうが国の……
○阿具根登君 大臣がお見えになっておりますので、ひとつお尋ねしたいと思います。 最近の新聞で、五千五百万トンの出炭が非常に可能性が薄らいできた、五千三百万トンもいかがか、そのために新鉱開発も考えねばならぬ、こういうのが出ておりました。もちろんそうだと思うが、その第一の原因は、今日、鉱山保安法の改正案の趣旨説明にもありますように、三池の大爆発があってから、特に人員の減少が目立ってきたというのですね。そして、もう実際三十九歳ぐらいの平均年齢に炭鉱労務者はなっておらないだろうか。特に北海道の一部では、ビルド鉱でありながら、労務者不足のために閉山しなければならぬようになってきた、こういう実態になって……
○阿具根登君 一、二点だけ質問します。 先般六月九日の委員会で、私、通産大臣に、この保安法に関連して、有沢調査団長の出された答申から今日までの経過を見て、すでに再調査をしなければならない時期に立ち至っているではないか、こういう御質問をしたわけです。ところが、大臣に、いまの場合そういう考えは持っておらないし、もうしばらく経過を見てみたい、こういう御返事があったはずであります。ところが、その翌日の新聞では、こういう調査団の名前まで書いて調査をするのだということがでかでかと新聞に出たわけなんですが、一体これはどういうことなのか。ここで私が公式な場所で、こういう事態に立ち至った――いま牛田君から質問……
○阿具根登君 まず最初に、有沢調査団の答申後の問題について御質問申し上げます。 答申は、一昨年の十月十三日になされたはずでございますが、答申によりますと、四十二年度までに千二百円の炭価の切り下げ、人員が十二万人、個人能率が大体四十二年に三十八トンということであったと思います。現在、個人能率はすでに三十四、五トンになっておると思います。人員は十二万七千名程度と思っております。そうしますと、合理化のみが先に立って、そうして残された労働者が、当時の有沢団長の考え方と全く反した姿になっている。こういう状態に対して、総理大臣はどういうお考えなのか。 もう少し進めて申し上げますと、いまのままでまいりま……
○阿具根登君 まず最初に、政治姿勢の問題について総理のお考えをただしたいと思います。 時間が限られておりますので、簡単に質問していきますが、池田内閣で寛容と忍耐ということを言われたわけです。佐藤内閣になってから忍耐は寛容の中に入っているのだと、だからうたう必要はないのだということを言われておる。まあことばじりをとるわけじゃございませんが、それならば、なぜ池田内閣は忍耐ということを強く打ち出しておったかという問題が一点。あなたはそのかわりに調和ということを言っておられる。そうずると、そういう解釈でいくならば、調和ということも寛容の中に入ってくるものである。なぜ忍耐というものを調和に変えなければ……
○阿具根登君 去る二月二十二日発生した、北海道炭礦汽船株式会社夕張鉱業所における爆発災害を調査するため、社会労働委員会から私が派遣されることとなり、石炭対策特別委員会から派遣された小柳委員長、阿部、堀、浅井、田畑の各委員とともに、二月二十四、二十五の両日現地の実情を視察してまいりましたので、その結果を報告いたします。 初めに視察日程を簡単に申し上げますと、二十四日夜札幌に到着、直ちに通産省札幌通産局並びに札幌鉱山保安監督局及び労働省北海道労働基準局から説明を聴取しました。翌二十五日朝、夕張におもむき、災害発生坑口で花環をささげて犠牲者の冥福を祈り、次いで夕張炭礦病院を訪れ、有賀院長から負傷者……
○阿具根登君 だめだ。そんな一年生に言う答弁じゃだめですよ。直営でないものは何なんです。市が責任を持てないで委託する場合がありますか、ないでしょう。
【次の発言】 それはわかる。委託と直営の別です。それは市の責任ではなくてそういう業者のやる場合もあるだろう。
○阿具根登君 日鉄鉱業株式会社伊王島炭鉱の災害に対する委員派遣につき報告申し上げます。 去る四月九日六時ごろ発生した日鉄伊王島炭鉱の爆発災害を調査するため、石炭対策特別委員会より小柳委員長、阿部、鬼木の両理事、二木、田上の両委員及び社会労働委員会より私が派遣され、災害発生の当日である四月九日出発、現地の実情を調査して昨十二日帰京、本日取り急ぎ報告いたします。 初めに、視察日程を簡単に申し上げますと、四月九日羽田より空路福岡到着、直ちに福岡通産局並びに福岡鉱山保安監督局より資料の提出を求め、翌十日朝福岡出発、長崎の伊王島に急行いたしました。現地において宇野日鉄伊王島鉱業所長、川原通産省鉱山保……
○阿具根登君 ただいま議題となりました一酸化炭素中毒症に関する特別措置法案の提案理由と、その内容について御説明いたします。 昭和三十八年十一月九日、三池炭鉱における炭じん爆発は近代的な産業災害としては稀有のものであり、炭鉱合理化政策の強行中に発生した労働災害としては、あまりにも悲惨な事件であります。日本一の優良鉱といわれた三池三川坑の人気口より、わずか千メートルの地点で大爆発を起こし、大量の一酸化炭素ガスを発生し、これが三川坑の全坑内、各切り羽に侵入、充満し、坑内の労働者は一瞬にして倒れ、四百五十八名のとうとい人命を奪い去り、八百名にのぼる一酸化炭素中毒患者を出すという大災害に発展したのであ……
○阿具根登君 大臣が四時から出て行かれるそうですから、大臣にちょっとお聞きしたいのですが、端的に質問を申し上げますが、この改正案によって遺族補償年金の場合、妻が百分の二十五と、こう規定されているわけです。一体妻というものをどうお考えになっておられるか。諸外国で主人が不幸労災で死んだ場合にどういう処遇をされておるのか、さらに、妻以外ですか、遺族一人当たりについて百分の五ということを書いておられて、これが大体百分の五十と、こういうことを考えておられると思うんです。一体それはどういうことなのか、その説明をひとつお聞きしておきます。
【次の発言】 その考え方――金額はわかるから、妻に対する考え方、率直……
○阿具根登君 ちょっと関連して。政務次官の答弁に私はどうしても聞き捨てならぬ答弁があるから、関連して質問いたしますが、あなたは保安のことは詳しいかわかりませんけれども、現在のこういうガスのある炭鉱で、マッチを持っていったり、たばこを持っていったりするというような感覚をお持ちであったらたいへんなんです。そういうことは全然あり得ない。それをあなたが常識的に昔のこととか、あるいは新聞の一部の問題を取り上げて、あるいはマッチを持っていったかもしれぬ、たばこを持っていったかもしれぬというような感覚でいまの炭鉱を見ておられたら、それは認識不足もはなはだしい。これは取り消しておいてもらわないと、何かこういう……
○阿具根登君 一、二点質問したいのですが、大臣がおられれば当然大臣に御質問せねばいかぬのですが、最近、新聞で御承知のように、この問題に触れて、北海道は五十円上げろ、九州は百円上げろ、その他云々ということが出されて、非常な批判といいますか、問題が出ておる。どうも大臣が思いつきで言ったのじゃないと思うのです。そうすると、そういう考え方が石炭局の中にあるのかどうか、プールすれば一体どうなるのか。それから、事務局のほうに一ぺんに質問しておきますけれども、プールの問題について、もう少し詳細に話してくれませんか、プールをやるそのお考えについて。関税について、いままで関税がどういうふうな形で還元されておった……
○阿具根登君 大臣が見えてから私質問したいのが一点ございますので、それまできのうの質問を続けて、資料を要求しておきましたが、出ておったらひとつ見せていただきたいと思いますが、現在重油はどのぐらい輸入されているか、関税の対象になっておる重油は一体どのぐらいですか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 その関税の六%の対象になる数量はどのぐらいですか。
【次の発言】 そうすると、今日まで二十七億近くの関税が取られておった、その配分はどうなっておるのですか。
【次の発言】 そうすると、その残金はどうなっておるのですか、国に返るのですか。
○阿具根登君 同僚大矢委員の質問に対する答弁の中で、非常に重要な問題をお聞きしたと私は思うのです。それは、私どもも調査団に加わりまして、実際爆発の現場はD九号の掘進の個所だというようなことも聞いてまいりましたが、そのあと調査された範囲内で、同じ状態を再現したところが、許容範囲外のガスがたまる、こういうことを言われたわけです。確かにそれは、私たちは推定として、そのガスがなかったら爆発しないのだから、あっただろう。それはおそらく五馬力の局部扇風機というものがほんとに役目を果たしておったのか、あるいは仕事後にどういうふうに移動したのかという問題があると思ったのですけれども、それを実際にやってみて、現……
○阿具根登君 関連。総理の答弁の中で、たびたび政府が責任を持てないということを言っておられるわけです。いまの答弁でも千四百十九ページに及ぶものを一々見ておらないけれども、これはまあ必要なところを全部見たけれども、政府は責任を持てないものだということがわかったと言われる。政府が責任を持てないものを、政府の管轄内でやっておる場合に、どういう処分をされるのか、政府が責任を持てないということを、あなたの指揮下にある自衛隊が研究をやっておるということに対しては、あなたは最高責任者としてどういう考えをお持ちになっておるのか、この点をお聞きしたい。
○阿具根登君 まず農林大臣にお伺いいたします。時間がありませんので、質問は簡単に申し上げますが、現在、農相の交渉段階の過程でございますので、詳しく御説明願いたいと思います。六日の農相会談において、漁獲量の問題が相当問題になっております。どういう状態であるのか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 その隻数は双方どういう主張をされておりますか。
【次の発言】 隔たりがあることは新聞で知っておりますが、日本はどのくらい考えておられるのか、それによって漁獲量ということも考えておられると思うのです。相手はまたどのくらいの隻数を考えておるのか、その隻数によって漁種の問題も違ってくると思うのです。どう……
○阿具根登君 まず最初に、有澤団長さんに尋おねいたしますが、私ども、前国会でこの石炭の問題を審議いたします場合に、エネルギーの革命ということが各方面でいわれておるし、世界的な風潮だということであるならばあるだけに、総合エネルギーの立場から、総合エネルギー対策としてこれは考えるべきである、こう主張して参ったわけでございます。今日までの状態を私ども考えてみますと、この石炭合理化というのが出された三十四年の十二月には、やはり石炭は五千五百万トン、そうして能率は二十六・二トン、人員は十七万五千名、さらにそれから三年たちまして、三十六年の九月にこの計画を変更された。その場合も、石炭は依然として五千五百万……
○阿具根登君 時間が非常に限られておりまして、質問事項が非常に多いので、簡潔にお答え願いたいと思います。さらに大蔵大臣の時間が非常に少ないようですから、大蔵大臣にまず御質問申し上げます。
今次三池の災害において、事業団を通じて十億の金を出していただいたのですが、これは退職金や保険金の問題でありまして、その後の特別融資あるいは大牟田、荒尾に対し、あるいはその他の生産に対して、どういうお考えがあるのか、まずこれをお伺いします。
【次の発言】 今後の融資について、数字が考えられておるものと思っておりましたが、一応、腹案等もあるように聞いております。それを明らかにしてもらいたい。
それから融資を炭……
○阿具根登君 いま局長その他を派遣されて原因を究明中だと言われておりますので、その原因そのものは今後明らかにされると思います。われわれも、許されれば直ちに現地に参りたいと、かように思っておりますが、その直接の原因ということよりも、今日炭鉱がこういう状態に立ち至っておる、しかも、一昨年三池で四百五十八人も死んだ場合の政府の考え方はどうであるかということをただしておったはずなんです。そして、その当時池田総理は、生産と保安は車の両輪でありません、保安が優先しますということを言っておったわけなんです。しかし、今日のこの災害を見る場合に、保安が優先しておったのかどうかということに対して非常な私どもは疑問……
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