このページでは阿具根登参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。
○阿具根登君 ただいまは、院議をもちまして、永年在職のゆえをもって表彰を賜りました。さらに、院を代表して町村先生より御丁重なる祝辞を賜りまして心から感謝申し上げ、厚くお礼を申し上げる次第です。 きょうは、一緒に表彰をいただき、私とともに二十八年第三回参議院選挙に当選されて、今日まで御指導いただきました市川房枝先生がこの壇上から謝意を申されることのできないことをきわめて残念に思います。しかし、議会の良心と言われた市川さんの火は、消えることなく、私たちの胸の中で燃え続けていくと思います。いまは、ただただ冥福を祈るのみです。 私は、二十歳から十年軍隊生活を送り、終戦直後、市会議員、県会議員を通っ……
○阿具根登君 私は、日本社会党を代表して、軍拡元年とも言われる五十七年度政府予算案を中心に、いま全国民がひとしく注目している鈴木内閣の施政方針並びに財政方針に対し質問を行います。 冒頭私は、鈴木総理の政治姿勢についてたださねばなりません。 総理は、鈴木内閣の発足当時、「政治倫理の確立」を第一の課題として公約され、国民に期待と大きな関心を与えたのであります。しかし、きのうの衆議院におけるわが党委員長に対する答弁は、まことに申しわけにすぎないと言わざるを得ません。総理は施政方針で強調したとは言いながら、わずか一行に満たない字数での表現であり、さらに「倫理委員会の設置等は国会の問題である」とは、……
○阿具根登君 ちょっと関連して。いまの質問から答弁を聞いておって誤解があったらいけませんから、ちょっと関連で申し上げます。 それは、いまのやりとりを聞いておれば、今度の災害の責任を前社長はとったというように受け取れますが、この災害が起こったのはあなたが社長になってからですね、これは間違いない。そうして私が聞いておる範囲内では、すでにこの災害の前兆はあったと、火源はあったと聞いております。それをあの人事問題のごたごたで手入れが遅くなった、それで災害が大きくなったんだと。これは私もまた聞きだから、現場に行っておりませんから、それが正しいという主張じゃありません。しかし、そういうことが実際働いてお……
○阿具根登君 私、質問の冒頭に当たりまして、委員各位とともに現場を調査いたしました一人といたしまして、被災された方々の御冥福と御家族に対する心からなるお悔やみを申し上げて質問に入りたいと思います。 いま、同僚上田委員から御説明のありましたとおりですが、私どもが一番感じましたことは、これだけの大災害が起こって、その原因が究明されない、あるいは会社に対してその責任の所在が明らかにされなかったとするならば恐らく炭鉱の再開というものは不可能だと思うのです。どこかに大きなミスがあった、欠陥があった、手抜かりがあった、そのためにこういう災害が起きたのであるということになれば、その欠陥を補うためにどうする……
○阿具根登君 参考人の方御苦労さまでした。 いまアルミとパルプの御説明を伺いましたが、非常に深刻な状況であることはわかりましたが、非常に深刻であるとはいいながら、アルミの会社を考えてみますと、六社の会社で、しかもエネルギーが中心になって外国との問題で非常に苦しんでおられる。一方紙パルプの方を聞いてみますと、五百十社というたくさんの会社があって、しかもこれは、エネルギー問題も主にはなっておりますけれども国内需給が中心になっておって、国内需給の減退で大変なことだと。それで双方の話を聞いてみますと、深刻さはいずれも深刻であるけれども、よって来るところはずいぶん違うんじゃないか、こういうふうに考える……
○阿具根登君 一問だけ。
【次の発言】 簡単に質問申し上げますが、いま対馬君の質問の中で一つ答弁が漏れておりますので、私が調査した範囲内で申し上げます。三井観光の代表取締役はだれだれかというお話でありますが、これは返事がございませんから私から申し上げます。三人おられますね。萩原会長、山本社長、それからあなたの子供さんの萩原次郎副社長、この三人が代表取締役です。これは、何も法に触れるわけでもない。一人だったら問題じゃない。三人とも代表取締役。その代表取締役の社長が書類で協力できないということを大澤管財人に今月の十三日に持っていかれた。こういうことになって衆議院でも非常な問題を引き起こしたわけです……
○阿具根登君 お忙しいところ、お三方本当にありがとうございました。特に礒部先生は何か急ぎの御用があるそうでございますので、なるべく簡単に御質問申し上げたいと思います。 御三方の御意見を拝聴いたしましたが、御三方とも第七次答申を中心にした造詣深いお話をいただきまして本当にありがとうございました。 まず、礒部先生にお伺いいたしますが、今度の第七次答申の目玉であるというのは近隣鉱区の緩和であると、こう言われましたんですが、私は全くそれに賛成なんです。なぜかならば、朝日炭鉱というのがありましたが、これが閉山になります場合に、この鉱区が北炭の鉱区であったわけです。北炭の鉱区を譲ってさえもらうならば、……
○阿具根登君 鉱害二法案につきましては、すでに復旧法案の方は三十年、賠償法案の方は二十年、こういう経過をたどっておるんです。そして前のを調べてみますと、二十七年に復旧法が制定されたそのときの説明、十年たってまた十年延期の説明、さらにまた十年の延期の説明、これを聞いてみますと全部同じ説明である。質問もほとんど同じ質問が繰り返されておるわけです。そうしますと、いつの場合でもこの十年間で鉱害は全部終了いたしますと。これはもちろんそういう気持ちでやらねばならないことはわかっております。そしてそれなりに成果の上がっておることもわかります。しかし、たとえば十年前の質問の中でもとってみますと、この十年間に残……
○阿具根登君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○阿具根登君 私の時間はございませんが、関連して。 さっきから山中大臣が水俣病の問題を言っておられます。いままた対馬君から相当突っ込んだ質問がございました。何もこれが道庁で決まったわけでも何でもないからこの点にしぼるわけじゃありませんけれども、去年の五月十七日、ちょうど一年前になりますね、水俣病に対しまして環境庁長官が、地方債は二百十億を超えた、これじゃ県議会がまとまらない、どうするかということになりまして、そしてこれはもしもチッソに不測の事態が発生した場合は県としては大変なことになる、だから心配のないように国がめんどうを見ます、こういうことを環境庁長官がちょうど一年前言っておるわけです。と……
○阿具根登君 私は、日本社会党を代表いたしまして、特定不況産業安定臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、原案に反対、吉田君提出の修正案に賛成の討論を行うものであります。 以下、理由を申し上げます。 わが国の基礎素材産業は、産業構造を支える上で重要な産業であります。ところが、今日、二度にわたる石油危機の発生による原油の大幅値上げ等によって、重大な苦境に立ち至っており、今後これを放置するならば、国民経済に重大な打撃を与えることは明らかであります。したがって、基礎素材産業が陥っている構造不況の状態を打開し、再活性化することは、わが国経済及び産業構造上強く要請されるところであると考えます。……
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