このページでは阿具根登参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○阿具根登君 私は、長い自民党政権の中で、幾たびか三木内閣を期待したことがございました。いま私はこの壇上で三木総理と対話する機会を与えられましたが、質問に入る前に、歴代自民党内閣が発足に当たって国民に与えたイメージを振り返ってみたいと思います。岸内閣では汚職・貧乏・暴力の三悪追放を叫びました。池田内閣では所得倍増、寛容と忍耐であり、佐藤内閣では国民調和、田中内閣は決断と実行で国民に期待を与えて発足いたしましたが、いずれも国民から惜しまれて退陣した人は一人もありません。それはなぜなのか。大企業と密着し、国民不在の自民党の体質によるものと思います。 その中にあって、三木さんは党内野党的立場にあり……
○阿具根登君 私は、本院議員を代表いたしまして、ただいま、永年在職のゆえをもちまして表彰せられました上原正吉君、岩間正男君並びに安井謙君に対しまして、一言お祝いの言葉を申し上げます。 上原正吉君は、昭和二十五年本院議員に当選されました。自来、今日まで、その円満なるお人柄とすぐれた御見識をもちまして、本院決算委員長等国会役員並びに自由民主党両院議員総会長等、党の要職を歴任せられました。また、昭和四十年には第一次佐藤内閣において科学技術庁長官に就任される等、憲政の発展に多くの足跡を残してこられたのであります。 岩間正男君は、昭和二十二年新憲法下初の参議院議員通常選挙に当選せられ、政治家としての……
○阿具根登君 私は、日本社会党、公明党、日本共産党及び第二院クラブ喜屋武眞榮君を代表いたしまして、ただいま議題となりました内閣総理大臣三木武夫君問責決議案の提案理由説明をいたします。(拍手) 最初に、問責決議案の主文を読み上げます。 内閣総理大臣三木武夫君問責決議案 本院は、内閣総理大臣三木武夫君を問責す る。 右決議する。 理 由 一、「対話と協調」の政治を公約した三木内閣総理大臣が、公共料金値上げ法案、公債発行の特例に関する法案などの審議に当って、強行採決につぐ強行採決で、総理自ら否定した「力の対決による政治」を行なっていることは、議会制民主主義を破壊するものであ……
○阿具根登君 私は、日本社会党を代表いたしまして、福田総理並びに関係閣僚に対しまして質疑を行い、政治、経済、外交の問題点を明らかにしてまいりたいと思います。 まず、今日の政治情勢に対する基本的認識について明らかにし、総理の政治姿勢について問いたいと思います。 昨年十二月五日に行われた総選挙の結果は、野党の全得票数五二・五%に対し、自民党は四一・八%、しかも、議席数においても過半数に七名足りない二百四十九議席にとどまるという、与野党逆転の結果に終わったのであります。これは、ロッキード事件に見られる自民党の金権腐敗の政治、長期にわたる不況とインフレによる国民生活の深刻な状態、不公平な税制や社会……
○阿具根登君 関連して。 ちょっといまの問題で私も御質問申し上げたいと思うのですが、私企業だから秘密を守らねばならぬ、それもわかる。しかし、公共性のあるものを、委員会が、国会が要求したのに、その資料を出せないということは一体何を意味しているか。企業だけを考えておられる。公共性がこれだけあって、公益性があって、物価問題が中心になって、そうして今日国民が非常な不安と不満を持っておる。そういうときに値上げ申請を出された、それを通産省の一部の人だけが見て、そうしてこれは上げるべきである、上げるべきじゃない――上げるべきじゃないということはほとんどなくて、出されたやつの幾ぶんかを削ったというだけがいま……
○阿具根登君 関連。 いまの質問、答弁を聞いておりますと、どうも私もふに落ちない。たとえば、公聴会を公示したから、物理的な何かなかったならばやめられないというような答弁が一つなされておる。それは一体何のことか、それを一つお伺いしたい。たとえばそれが反対であるし、実力行使であったならば、機動隊を出してこれをあくまでも排除すると、そういう精神なのか。たとえば公聴会を公示したによっても、そういう不測の事態が起こるかもしれない。しかも、そのためには議員が中に入ってでも、永久に延ばせというわけじゃないし、それを一日、二日延ばしてもらいたい、こういう状態も起こりますよと言っても強行するのがあなた方のやり……
○阿具根登君 北海道瓦斯の熱量変更に伴う中毒事故に対する委員派遣について御報告申し上げます。 北海道瓦斯が熱最変更を開始した去る十月十六日以降、同月三十一日までに死亡七名、中毒九名、計八件のガス中毒事故がありましたが、その重大性にかんがみ、当委員会から須藤理事、福岡委員、竹田委員、桑名委員と私の五名が派遣されることになりました。なお、対馬委員が現地参加しております。 調査日程を申し上げますと、十一月一日、札幌に到着、まず、札幌通産局より事故の概況について説明を聞いた後、北海道瓦斯本社において事情を聴取いたしました。 翌二日は、北海道瓦斯が今回の熱量変更のために臨時に設けた南七条と伏見の両……
○阿具根登君 きのう行なわれました三井砂川炭鉱災害の委員派遣の概要を御報告申し上げます。 派遣委員は楠理事、須藤理事、対馬委員、相沢委員及び私の五名であります。 日程は、砂川鉱業所へ行く途中のバスの中にて、札幌通産局、札幌鉱山保安監督局、北海道労働基準局から災害の概況、被災者の医療対策、労災補償についてそれぞれ説明を聴取し、現地砂川炭鉱において、会社、労働組合及び職員組合から災害の実情等について説明を聴取いたしました。 まず、災害の概況についてでありますが、すでに通産省から本委員会に報告がありましたので省略させていただきますが、きのう、残りの四名の遺体が収容されております。ここに、とうと……
○阿具根登君 私は関連でございますが、時間がないので端的に質問申し上げますが、まず、飲食物及び嗜好物の発明、及び医薬の混合方法の発明、この点について御質問申し上げますが、医薬品について厚生省等はどういうふうな話し合いがされているのか。医薬品については、これは厚生大臣の許可がなければ使用することができないことになっている。医薬として許可されたものに対するトラブルは、すべて厚生大臣が全責任を負うことになっておる。こういうことになっておるわけです。だから、いままでは医薬品に限っては特許を与えることはできなかったわけなんです。今度それを、三十二条を撤廃する、直す。そして医薬品にも特許を与える、これを物……
○阿具根登君 ちょっと関連して質問します。 先ほどの防災装置の問題と保安統括者の問題についてお尋ねいたしますが、当然これは経営者側の方から統括者が出るのはあたりまえかもしれませんが、局長の話では、工場長が統括者になると、これは炭鉱なんかでも同じことですが、企業の責任者が保安と両方持つ場合に、企業を優先にするか、保安を優先にするか、いつの場合でも企業が保安の優先になっておるからいつも起こるわけなんです。そこに問題があるから、まあ対馬君の方から国家試験ということが出てきておると思うんです。これはお考えになればわかるように、企業を担当する人は企業が第一です。保安が第二になるんです。だから、企業の責……
○阿具根登君 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました、日本社会党、公明党、民社党及び第二院クラブが共同提案しております昭和五十年度一般会計予算、昭和五十年度特別会計予算及び昭和五十年度政府関係機関予算の共同修正案につきまして、その提案の趣旨及び概要について御説明申し上げます。 昭和五十年度予算政府三案につきましては、すでに衆議院の先議、議決を経て送付されてきたものでありますが、参議院予算委員会における審議の経過の中で具体的に多くの部分にわたる予算の不備が明らかにされてまいりました。それらの中には、国民生活にとって実施の猶予の許されない緊急な事項も多く含まれております。 こ……
○阿具根登君 北海道炭礦汽船幌内炭鉱災害に関する委員派遣の報告を申し上げます。 幌内炭鉱災害の委員派遣の概要を御報告申し上げます。 日程ば十二月五日、六日の二日間でありまして、現地では札幌鉱山保安監督局、北海道炭礦汽船株式会社、労働組合、職員組合、北海道、三笠市当局から、それぞれ災害の実情等について説明並びに要望などを聴取してきました。 派遣委員は、高橋委員、対馬委員、相沢委員、安武委員、三治委員及び私の六名でありましたが、小笠原委員が現地参加しました。 まず、災害の概況についてでありますが、すでに通産省から本委員会に報告がありましたので省略させていただきますが、罹災者三十一名のうち、……
○阿具根登君 昨日の資源エネルギー対策小委員会において、本委員会に対し各派の共同提案にかかる決議案を提案することに決定いたしましたので、この際御報告申し上げ、委員各位の御賛同をお願いいたします。 案文を朗読いたします。 石炭鉱山の保安確保に関する決議(案) 鉱山保安の確保は、今次石炭政策答申において最も重要な柱として位置づけられているにもかかわらず、最近における重大災害の発生、なかでも北炭夕張新鉱、三井砂川鉱、三菱高島鉱、北炭幌内鉱等々におけるガス爆発が相ついだことは、わが国石炭産業の前途にあらためて憂慮すべき問題を提起するに至つている。 特に、北炭幌内鉱の災害は今なお十三名の行方不明……
○委員長(阿具根登君) 一言ごあいさつ申し上げます。
委員各位の御推挙によりまして、委員長の職務につくことになりました。各位の御協力をいただきまして任務を遂行してまいりたく存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
前委員長の藤田君から発言を求められております。お願いします。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午前十時三十六分散会
○委員長(阿具根登君) ごあいさつ申し上げます。
委員各位の御推挙によりまして、前国会に引き続きまして委員長の重責を担うことになりました。何とぞ従前同様に皆様方の御協力をお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 それでは、引き続いて理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に原文兵衛君、森下泰君、青木薪次君、小平芳平君を指名いたします。
速記をとめて。
○委員長(阿具根登君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る九月二十四日、森下泰君が委員を辞任され、その補欠として長田裕二君が選任されました。
また、九月二十五日、長田裕二君が委員を辞任され、その補欠として森下泰君が選任されました。
【次の発言】 委員の異動に伴い、理事に一名の欠員が生じております。この際、理事の補欠選任を行いたいと思います。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に宮田輝君を指名いた……
○委員長(阿具根登君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
この際、今泉環境政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。今泉次官。
【次の発言】 丸茂長官。
【次の発言】 非常に差し迫った現段階でもございますので、各党の御意見を集約いたしまして、私から厳重に御注意申し上げます。
十月二十九日、本四架橋の建設促進に関する岡山、香川両県の陳情団に対して、今泉環境政務次官は、交通量や大気汚染など、実際に環境庁が建設を認めるか否かを決定するアセスメントなどはまだ公団から出ていない段階でこのたびの次官の発言は、環境行政をあずかる政務次官として不穏当にして誤解を……
○阿具根登君 関連で一、二点だけ御質問申し上げます。 こういう大災害が起きたときには、格段の援助をされることはこれはあたりまえで、やってもらいたいと思うんです。それで、いま百二十億と言われたんですが、総額で二百四億かかる。そうすると六〇%になる、ところが要望は七〇%のはず。だからこれは百四十億と読みかえていいのかどうか。いままで二十億出ておるわけだから百四十億と読みかえていいか。その問題が一つ。 それから、大災害が今後もまた起こったら大変だし、こういう場合は非常に困るので、何か特別な措置を考えたいと、こうおっしゃることも当然であるし、われわれもいままで要望してまいりました。だからそれは当然……
○委員長(阿具根登君) ごあいさつ申し上げます。
委員各位の御推挙によりまして、前国会に引き続きまして委員長の重責を担うことになりました。何とぞ従前同様に皆様方の御協力をお願い申し上げます。
【次の発言】 それでは、引き続いて理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に原文兵衛君、宮田輝君、青木薪次君、小平芳平君を指名いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後三時三十一分散会
○委員長(阿具根登君) ごあいさつ申し上げます。
委員各位の御推挙によりまして、前国会に引き続きまして委員長の重責を担うことになりました。何とぞ従前同様に皆様方の御協力をお願い申し上げます。
【次の発言】 それでは、引き続いて理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認めます。
それでは、理事に原文兵衛君、宮田輝君、青木薪次君、小平芳平君を指名いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時二十分散会
○阿具根登君 私、このたび、本委員会の委員長を辞任いたすこととなりました。在任中、大過なくその職責を全うすることができましたことは、ひとえに皆様方の御協力のたまものと深く感謝いたす次第でございます。一言厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
○阿具根登君 まず、二十五名の方が亡くなられまして、御冥福を祈りながら質問を申し上げたいと思いますが、先ほど委員長の報告にもありましたように、すぐにでも調査団が出られる、こういう状態でもございますし、また通産省の方でも、まだ時間も余りだっておりませんので詳細なことはおわかりになっておらないと思いますので、簡単に御質問申し上げたいと思うんです。 第一は、今度の事故もマイナス六百メートルのレベル、しかも一昨年の十一月幌内では一千メートル、そしてその遺体がまだ十三体が上がっておらない。こういう事態に深部で再びこういう災害が起こったということについて、深部掘進の対策を相当、委員会でも他の委員諸君から……
○小委員長(阿具根登君) ただいまから資源エネルギー対策小委員会を開会いたします。
資源エネルギー対策に関する件を議題といたします。
増田資源エネルギー庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。増田長官。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 私に対します対馬君の要望につきましては、あとで各委員の御意見も承りますが、商工委員長と十分協議の上、実現するために努力いたしたいと思います。
【次の発言】 大永公益事業部長。
【次の発言】 須藤君から私に対します御要望は、御承知のように、先ほど対馬君からの意見がございました。みなさん……
○阿具根登君 時間が限られておりまして、一応私の質問要旨はお届けしてあると思いますので、なるべく簡単に質問いたします。
まず、雇用保険法についてお尋ねいたします。これについては附帯決議がついておりまして、中小企業の倒産による不払い賃金の救済制度の確立を早急に検討する、こういうことになっておったはずですが、その政策が具体的にどのように今日取り扱われておるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 雇用保険法審議の際には、今日のようなこの状態で一時帰休あるいはその他の失業に対してはこれで十分救えるんだというような御答弁があったと思っておりますが、現在、新聞の報ずるところでは、大体九十九万人の完全失業者……
○小委員長(阿具根登君) ただいまから資源エネルギー対策小委員会を開会いたします。
小委員の異動について御報告いたします。
本日、欠員中の小委員の補欠として、対馬孝且君、相沢武彦君及び藤井恒男君が選任されました。
また、須藤五郎君が小委員を辞任され、その補欠として小笠原貞子君が選任されました。
【次の発言】 北海道炭礦汽船株式会社幌内炭鉱における災害に関する件を議題といたします。
まず、本件に関し、政府側から報告を聴取いたします。宮本局長。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
【次の発言】 私に対する要望は了解いたしました。皆さんの質問が終わりました後に決議文をお願いしたいと思って……
○阿具根登君 ちょっと関連して御質問申し上げますが、萩原会長は八月の十三日の重役会に出ておられましたか、出ておられませんでしたか。私の知る範囲内では、あなたはその重役会に出ておられる。出ておって、この常盤坑の案に賛成されておる。それがその後に、二十日足らずの間に百八十度転回している。あなたも重役会に出ておられたはずです、八月の十三日。そうであったかどうであったか、あわせてお答え願います。
【次の発言】 そうでしょう。で、そのときは一つも全然発言されずに、あなたは、いま対馬君が言ったように、どちらが社長かわからぬぐらい実力のある方がそこでは全然発言されておらない。とするなら、あなたまで含めて重役……
○阿具根登君 まあ皆さんの意見聞いておりますと、わからぬでもないんです。しかし、経済はそういうものを待ってはおりません。一つの発電所をつくったならば、その火力に使う石炭はもう便々として、いまから天北を掘るの、調査をするのと言って待っておったら間に合わないんです。だから、もうすでに責任者は中国に行き、あるいは原料だったらオーストラリアに行き、それぞれ長期契約をどんどんどんどんしてくるんです。そうしなければ間に合わないんです。そうすると、やはり日本のこの狭いところで、さあ公害じゃ、資金だ、何だと言ってわあわあ言うよりも、少しでもそういう問題の煩わしさのないところから長期の契約をする、これが経済の私……
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