このページでは広中和歌子参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○広中和歌子君 広中でございます。今国会から初めて運輸委員会に所属させていただきました。よろしくお願いいたします。
まず最初に簡単な質問と、そしてお願いを申し上げたいと思います。
中長距離列車におきますところの禁煙席と喫煙席の割合をお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 禁煙車と喫煙車の割合なんでございますけれども、もちろん乗る方の中で、乗客の中での割合なんでございますけれども、恐らく喫煙をしない方の割合というのはもっと多いんではないかなと思うんです。最近特にその傾向が強いようでございまして、予約などとりますときに禁煙車の方から満員になっていくという、そういう状況があるようでござい……
○広中和歌子君 考えてみますと、私どもはさまざまな交通機関にお世話になっているわけでございます。バス、電車、タクシー、汽車、飛行機、たまには船も利用します。そういう中に、しかしながらこうした交通行政をつかさどる運輸省の運輸行政については私は全くの素人でございます。したがいまして、一利用者の立場からもう本当に素朴な質問をさせていただきたいと思うわけでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 最初の質問は、旧国鉄の債務の現状とその返済スケジュールでございます。ここに御出席のベテラン運輸委員の方々にとっては復習になるかもしれませんけれども、どうぞお許し願いたいと思います。 一九八七年に生まれ……
○広中和歌子君 公明党・国民会議の広中和歌子でございます。よろしくお願いいたします。 前回、去る三月二十六日のこの運輸委員会におきまして、リニアモーターカーについてお伺いいたしました。現在建設中の山梨実験線については九七年まで実験を進めることになっておるけれども、その後の実用化については、実験の結果を踏まえ、技術面、コストなどに配慮して考えるということでございますが、この点を確認した上で以下質問させていただきます。 そこで、技術面ですけれども、風圧それから超低温を保つシステム、電力消費、トンネルの長さ、強力磁場、高圧送電線の住民への影響、自然破壊、こうした問題が指摘されているわけでございま……
○広中和歌子君 きょうは貴重なお時間を割いて、大変いいお話を伺いまして、ありがとうございました。
まず鈴木参考人にお伺いいたします。
まず、支援センターについてでございますけれども、新しい法人をわざわざつくる必要があるのかどうかということについて御意見を述べられましたが、現在の体制でやる場合ですけれども、どのような不都合があるのか。そして、許認可を緩めることで対応できるのではないかとおっしゃいましたけれども、もう少し具体的にこの点を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 違った予想が出てくる可能性があるということで予報士の制度をつくるということが今回の法案にあるわけでございますけれど……
○広中和歌子君 御質問させていただきます。
五月二十四日、成田空港問題シンポジウムの場で調整役の隅谷調査団長が所見を示し、関係者がこれを受け入れたわけでございます。この所見には、国側は土地収用申請を取り下げ、二期工事計画を白紙に戻す、地域全体で協議の場を設けるとあります。この所見の内容は国にとって極めて厳しい譲歩となっているわけですけれども、まず大臣から所見へのコメントと、そのような結論を提示した背景をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 隅谷調査団の所見の中で、多数者の利益のために少数者の存在が侵害されることがあってはならないと述べられております。これは人権という視点から一つの見識だとは……
○広中和歌子君 まず、環境憲法とも言われる環境基本法の制定につきましては、関係省庁との困難な調整を果たし、今国会に提出された環境庁並びに関係省庁の担当の方々の御努力に心から敬意を表します。 しかしながら、この基本法をじっくり読みますと、一気に読めない難解な文章である、表現にも非常にあいまいなところが多く、どう読み取ってよいのか理解に苦しむ箇所が少なくありません。したがいまして、これから条文を一つずつ細かく検討しつつ質問させていただきたいと思います。 まず、第一条でございますけれども、「環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与……
○広中和歌子君 前回、五月二十六日の環境特別委員会の審議に引き続きまして、環境基本法案各条文に沿いまして質問を続けさせていただきます。
政府は、環境の保全に関する施策の総合的、計画的推進を図るため、環境基本計画を立てなければならないとされておりますけれども、これは第十五条でございます。この基本計画と既に存在している開発計画あるいは経済政策、例えば土地利用計画、生活大国五カ年計画、四全総、リゾート法等々との調和、整合性はどう保っていかれますかお伺いいたします。
【次の発言】 では、今まで既に計画されているものがございますけれども、それについても大丈夫でしょうか。念を押しておきます。
○広中和歌子君 過去四回にわたりまして、この基本法の審議の中で、各条文について環境庁長官並びに政府委員に細かく質問させていただいたわけです。きょうは環境保全が経済に与えるインパクトにつきまして四点、経済の専門家としての総理にお伺いさせていただきます。 第一に、経済成長と環境保全とのかかわりについてでございます。 生活大国五カ年計画では、昨年六月、リオで開かれましたUNCEDにうたわれている持続的開発とか、あるいは環境基本計画、この基本計画でございますけれども、理念が取り込まれていると、そのように理解しておりますけれども、それは正しいでしょうか。 そこで、予算委員会での補正予算審議の際なん……
○広中和歌子君 総理、今、国民の政治不信は極限に達しております。日本への国際的評価、信用も急速に下降しているんではないかと心配しているところでございます。自民党前総裁宮澤内閣の生みの親と言われる金丸氏の所得税法違反の容疑に見る逮捕と起訴について、総理は遺憾とおっしゃる以外にいかなる形で内閣の責任をとられるおつもりか、お伺いいたします。
ちなみに遺憾の意味は、思いどおりでない、心残りで悔しいこと、残念であること等でございます。
【次の発言】 検察の取り調べにより莫大な額の蓄財の事実が次々に明らかになっております。
新聞報道によれば、甲州金脈と言われ、公共事業を通じ集金がなされたということです……
○広中和歌子君 公明党・国民会議の広中和歌子でございます。 山口参考人は、もう野党の置かれている立場、そして感じているフラストレーションをまことに見事に説明していただきまして、感謝していいのか、本当に情けなく思っているところでございます。 例えば野党の得る情報量のことでございますけれども、これはかつて野党だった方が与党になられましたときに、政府から得られる情報量が格段に違う、十倍も二十倍も違うのだということを得意げに話していらしたのを今思い出すわけでございますけれども、野党の得る情報量がいかに少ないかということ。それからまた、審議時間の短さというのもまさに御指摘のとおりでございまして、例え……
○広中和歌子君 経済の審議に移ります前に、時の話題を二点、短く質問させていただきます。 まず第一にPKOの活動における正当防衛についてなんでございますけれども、最近のアメリカでの日本人留学生射殺事件の裁判を見ますと、正当防衛の概念あるいは正当防衛が認められる状況というのは国によって違うのではないか、そのような気がいたします。 PKOにおきまして自己防衛あるいは正当防衛のための実力行使が許されるのはどんな状況なのかPKOにはそうしたマニュアルがあるのかどうか、そして民間人が非軍事部門で参加する場合その自衛はどのように担保されるのか、そしてまた他国の民間人は自衛のためにピストルを持っているのか……
○国務大臣(広中和歌子君) 去る八月九日、国務大臣環境庁長官及び地球環境問題担当を拝命いたしました広中和歌子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 今日環境問題は、私たちの暮らしにかかわる身近な問題から、温暖化等地球規模にまたがる問題まで広がり、また将来の世代に影響を及ぼす大きな課題となっております。こうした中で、社会経済システムのあり方や行動様式を見直し、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築を目指していくとともに、地球サミットにおける合意の実現に向けまして我が国の経験と能力を十分に生かしながら地球環境の保全に率先して積極的に取り組んでいくことが必要でございます。 こ……
○国務大臣(広中和歌子君) 第百二十八回国会における参議院環境特別委員会の御審議に先立ち、環境行政に対する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。 細川内閣は、豊かさが実感できるよう、生活者の視点に立って質の高い実のある国づくりを目指すとともに、国際国家としての我が国の立場と責任を十分に自覚し、これからの世界的な課題の解決に積極的な役割を果たすこととしております。私は、内閣の一員として、この課題に環境の視点から挑戦してまいります。 今日の環境問題は、私たちの暮らしにかかわる身近な問題から地球的規模の問題にまで広がり、また、子供や孫など将来の世代にも影響を及ぼす……
○国務大臣(広中和歌子君) 大変複雑な気分でもあるわけでございますけれども、きのうは一日衆議院の環境委員会で環境基本法を審議させていただき、大変緊張いたしましたけれども、きょうは参議院環境特別委員会に戻りまして、何か里帰りをしたような、そのような気分で、多少リラックスしております。
どうぞ、きょう一日よろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 我が国を取り巻く環境の状況は、かつての激甚な公害は軽減されてきましたものの、大都市地域における窒素酸化物等による大気汚染や生活排水などによる水質汚濁など、都市・生活型公害に関しましては改善が余りはかばかしくございません。そしてまた、人類の生存基盤にかか……
○国務大臣(広中和歌子君) 私も、昨日、全国公害被害者総行動デーで患者の方あるいはその患者の家族の方々にお目にかかりまして、そして公害によって苦しまれたその苦しみを痛いほど感じたところでございます。 一日も早くこうした問題が解決することを心から望んでいるわけでございますし、また環境庁といたしましても特に今水俣病に関しましては重要課題の一つとして一生懸命取り組んでいるところでございます。 患者の救済に関しましてはさまざまなことをしているわけでございますけれども、公害健康被害の補償等に関する法律、いわゆる公健法によりましてこれまで二千九百四十六人の患者の方々を認定しておりますし、またこうした医……
○国務大臣(広中和歌子君) 私は、西田委員のこの環境基本法への思い、まさに同感でございます。そして、今国会にこの法案が提出されましたことを私は大変にありがたいことだ、ぜひきょうを最後にいたしましてこの法案が可決され、そして環境庁といたしまして新たな取り組みができることを願っているところでございます。 今日の環境問題は、人類が直面する最大の課題であるという認識を持っております。その解決の ためには国、地方公共団体、事業者、国民が一丸となって取り組むことが必要でございまして、積極的に対応してまいりたいと思っております。 環境基本法は、地球サミットの成果を踏まえ、環境の保全に関する新しい基本理念……
○国務大臣(広中和歌子君) オゾン層の破壊はほぼ全地球的に進行しておりまして、その対策は非常に緊急なものである、そのように認識しております。 このために、フロン生産を九五年までに全廃するため規制の円滑な実施を行うとともに、使用済みのフロンについては回収から最終的な破壊までの仕組みをつくることが重要であると考えております。 環境庁といたしましては、オゾン層保護対策地域実践モデル事業をスタートするなど、回収、再利用等のシステムを構築していくための条件や問題点を明らかにするとともに、関係省庁と連携いたしまして、破壊までの仕組みづくりを具体的にづくっていく、そのために努力したいと思っております。
○国務大臣(広中和歌子君) 正直な感想といたしましては、衆議院の選挙制度が大変参議院に近づいているな、そういうところでございまして、衆議院のこの法案を通していただきました後は参議院もそれなりの改革ということを考えなければいけない、そのように思います。
【次の発言】 そのような誤解をお与えして大変恐縮に思っております。
ただ、今回の政治改革というのは両院におきまして考えられたことでございまして、少なくとも私どもの属しております公明党・国民会議におきましても参議院の改革につきましては独自にいろいろ勉強してきたところでございます。このたび衆議院におきましてこのような政治改革法案が通ったわけでござい……
○国務大臣(広中和歌子君) ちょっと私の立場を説明させていただきます。 私は、公明党・国民会議のメンバーでございまして、公明党の党員ではございません。しかし、公明党の会派に属し、そして公明党と御一緒に仕事をしている者でございます。参議院議員として七年間の経験を経た後、このたびの新内閣におきまして閣僚に選ばれましたことを大変に光栄だと思っておりますし、また私の同僚、すばらしい男性議員の方々を差しおいて、また女性議員もいらっしゃいますが、私が選ばれましたことに対してひどく恐縮した思いをしているところでございます。 参議院の制度でございますけれども、私はこの比例代表制度によりまして公明党はいわゆ……
○国務大臣(広中和歌子君) お答えいたします。 環境基本法案は、環境に負荷の少ない社会経済を構築し、また環境協力で世界に貢献するための基本的な枠組みを定めるものでございまして、さきの通常国会での審議のいきさつを十分に踏まえた法案を九月未に国会に提出したところでございます。 どうぞ、皆様方の御協力を得まして一日も早くこの法案が通りますことを祈っております。
○国務大臣(広中和歌子君) ガット・ウルグアイ・ラウンドの成功は我が国の国益にかなうことでございます。ですから、ぜひこれを成功させなければならないということで、私は政府が賢明な決断をすることを望んでおりますし、また議員各位におかれましてもその決断をサポートしていただくということを心からお願いしたい次第でございます。 しかし、農業の大切さという問題でございますけれども、環境庁長官という立場からいたしまして、農業と環境の関係というのは非常に大切なものでございます。そうした視点から、環境あるいは安全保障、食糧安保の視点から、これからガットの後のMTOでございますか、そういうような中におきましても自……
○国務大臣(広中和歌子君) お答えいたします。 旧ソ連、ロシアが多年にわたりまして我が国周辺に大量の放射性廃棄物を投棄していた問題に関しましては、近隣諸国への配慮を欠く行為だと非常に遺憾に思っているところでございます。 今回の投棄問題につきましては、私も地球環境問題を担当する大臣といたしまして直接あちら側の環境大臣ダニリアン氏に抗議の手紙を送るとともに、今後こうした問題が起こらないようにということをお願いしたわけでございます。 我が国といたしましては、この問題というのは科学技術庁が中心となりまして、そして放射能対策本部が中心となりまして、政府一体となって取り組んでいるところでございます。……
○国務大臣(広中和歌子君) ただいま議題となりました特定水道利水障害の防止のための水道水源水域の水質の保全に関する特別措置法案につきまして、提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。 河川や湖沼等の公共用水域は、農業用水、水産、工業用水等の多様な利水がなされているとともに、さまざまな経済社会活動による環境負荷が加えられている水域であります。このため政府としては、旧公害対策基本法及び環境基本法に基づき環境基準を定めるとともに、工場・事業場の排水規制の実施や、下水道、し尿処理施設の整備等の水質保全に資する事業の推進等のさまざまな対策を従来より講じてきたところであります。 水道もまた、公……
○国務大臣(広中和歌子君) 先ほどから御意見などを伺っておりまして、生活経験というんでしょうか、それが非常に先生の場合と私の場合と近いので、大変興味を持って伺っていたわけでございます。 井戸水などもあのおいしさがもう過去のものになっているという現実でございますが、環境教育についての御質問ですが、今御指摘のように、現在の環境問題というのはもう生活型と言われるように、私たちは被害者であると同時に加害者であるといったような認識を持つことが必要なんではないかと思います。本当に国民一人一人が人間と環境というんでしょうか、人間と自然とのかかわり、そういうものを十分に理解した上で具体的な行動に結びつけてい……
○広中和歌子君 広中和歌子でございます。 最近この建設委員会に所属させていただき、きょうが第一回目の質問でございます。建設行政につきまして十分な知識を持ち合わせておりませんために、私のこれから行う質問が多少はみ出たり見当違いであったりすることがあるかもしれません。お許し願いたいと思います。 私は、主に住環境あるいは生活環境といったらいいんでしょうか、そういった視点から建設行政につきましてあるいは建設予算につきまして御質問させていただきたいと思います。 多くの国民が豊かさの実感がない、そのような言い方をしております。GNPは世界第二位になっている。国民一人当たりの所得も非常に高い。それなの……
○国務大臣(広中和歌子君) 私も、今、久保田大臣がお答えなさいましたように、衆議院の政治改革法案成立後に当然参議院の方でも、今までのそれぞれ各党各会派の参議院の政治改革、選挙制度の討議を踏まえた上で新たな考え方が出てくるのではないかと思います。 私の立場といたしましては、特に申し上げることはございません。
○広中和歌子君 公共投資基本計画についてお伺いいたします。 これは平成六年十月七日、閣議了解されたと報道されております。この基本計画は平成七年度から十六年度までの十年間に実施される計画であり、高齢化を迎える中、豊かな生活環境を創出するために社会資本整備を実施していく必要が指摘され、そして生まれたものでございます。 その内容といたしましては、午前中の御答弁の中に出てまいりましたけれども、下水道を二十一世紀初頭までに我が国人口の九割までが何らかの公共主体による衛生処理施設を持つということ、それから都市公園の充実、リサイクル型のごみ対策、住宅も大都市圏で百六十万戸新たに供給しようというもの、その……
○広中和歌子君 阪神大震災により亡くなられた方々、御遺族に対して哀悼の意を表し、負傷された方々や、今なお避難生活を余儀なくされている方々に心からお見舞いを申し上げます。 大震災から既に三週間を経過し、その被害の甚大さというのは想像をはるかに超えております。十兆円を超える被害額とも言われており、復旧、復興には国の全面的な支援策なくしては阪神地域の立ち上がりはあり得ません。 そこで、この緊急な課題と今後の対策についてお伺いいたします。 災害というものは時と場所を選ばず、いつも新しい顔をして襲ってくるものでございます。ですから、今回の災害でもまさに予想を超えたものだと思われます。私も震災後五日……
○広中和歌子君 大臣にお伺いいたします。 建設省は、道路、橋、河川といった土木事業のみならず、都市の設計、計画についても責任を負っている省でございます。日本は地震国で火災も多いということは周知のことでございますが、当然その対策は今まで建設省で講じられてきたと思うわけでございます。しかしながら、今回の阪神・淡路大震災におきましてはあのようなありさまでございます。未曾有の災害であり、予想を超えるものであった、そういうことはだれもが申しますし、私もそう思います。しかしながら、現在出された都市再開発法案とか被災市街地復興法案ですか、こうした法案を見ましてもわかりますように、もっと前から建設省としては……
○広中和歌子君 先週末、私は長野県松本市に参りました。列車の中から外を見ますと、新宿を出発して中野区、そして杉並区、その辺の住環境の貧しさを非常に痛感いたしまして、そして次第に列車がいわゆる田舎、田園の中に入ってまいりますと、そこに建っている住宅の立派なことに本当に感心すると同時に、うらやましく思ったわけでございます。 これから都市の住民のためにいろいろな政策をやっていただかなければならない。そういう中で、この都市緑地保全法は大変結構な法律だと思いますし、大臣のおっしゃる緑サンサン計画、ぜひ私どもも応援したいと思います。この法案につきまして若干お伺いしたいと思います。 緑地管理機構、これは……
○広中和歌子君 阪神大震災の後、私は東京を見回しましたときに、まさに高山参考人がおっしゃいましたように、かつて良好な住宅地だと思われていたような世田谷区とか中野区、杉並区、それがもし震災が起こった場合には第二の長田区になるんじゃないかなと、私は裸然としたことを今思い出しているわけでございますが、先生のおっしゃる住環境への投資をどういうふうに誘導するかということでございます。 行政がもちろんやらなければならないこと、議員も一緒になって考えなきゃならないことがいろいろあるわけでございますが、先生としては特にこれは絶対に必要だと思われることがあればおっしゃっていただきたいと思います。 例えば、私……
○広中和歌子君 三つのテーマについて御質問させていただきます。 最初に防災対策についてお伺いいたします。 このたびの阪神大震災は、犠牲者五千五百余名、焼失家屋七千四百余戸、倒壊家屋十七万千四百余戸、避難住民は三十万人以上という想像を超える大災害となったわけであります。日本列島は活断層の上にあると言われておりまして、今後このような起こり得る地震に対しまして災害を最小限度にするために防災対策の充実というのが急務だろうと思います。 まず、地震予知についてでございますけれども、国の地震予知推進本部は科学技術庁にあり、観測は文部省、そして建設省などがそれぞれ予知に携わっておりますけれども、予知はど……
○広中和歌子君 細川内閣は、緊急経済対策の中で、規制緩和を推進するため経済的規制は原則自由、社会的規制は必要最小限にするという基本的考え方を打ち出しました。
こうした方針は村山内閣でも引き継がれると発表され、総理御自身も繰り返し答弁されておりますが、改めて総務庁長官にその御決意をお伺いいたします。
【次の発言】 しかしながら、規制を緩和するということは、これまで規制で守られていた業界、利益を得ていた人たちは損をする。ですから当然反対いたしますし、他方、規制を受けていた業界や、また消費者の多くは自由化で利益を得ます。経済的規制を撤廃する中で利害調整は決して楽ではないわけでございます。
そこで……
○広中和歌子君 同僚議員のすばらしい質問を伺っておりましたんですが、私も、少し重なるところがありますが、それを避けながら御質問させていただきたいと思います。 二十一世紀に向けた我が国の経済の活性化、国民生活の質の向上、対外摩擦の原因になっている内外不均衡の是正、特に、急速な円高の中で、我が国の巨額な貿易黒字を削減するためにも大胆かつ実効性、即効性のある規制緩和が今求められているわけで、三月三十一日に規制緩和推進計画が発表されたわけです。それについては一応評価申し上げますけれども、たった十四日で当初五年であった計画を三年に前倒しされたわけですね。こうした十四日間での変更というのはどういう理由で……
○委員以外の議員(広中和歌子君) ただいま議題となりましたボランティア基本法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 去る一月の阪神・淡路大震災に際し、ボランティアの救援活動が非常に注目を浴びたところですが、ボランティア活動は、個人が社会の構成員としての責任を自覚し、自助の精神に基づいて、人のため社会のために行う活動ということができます。さらに、この活動は、公共の利益のために自分の時間と技能や労力を提供することにより、一方では公的なサービスでは対応しがたい多様なサービスを供給することを可能とし、他方では自己実現と社会参加の手段ともなるものと言えます。このような活動が国……
○広中和歌子君 有害廃棄物の越境移動を禁ずる国際法、バーゼル条約は地球環境保全の視点から、また自国のみでなく他国の国民の健康への配慮の視点から、そしてまた貧しい国が富める国のごみ処理場にならないためにも実に画期的な法律だろうと思っております。 これは一九八九年三月にスイスのバーゼルで採択されたわけでございますけれども、しかし我が国がこの締約国になるのに実に多くの時間がかかっている。そのことにつきましてまず環境庁長官に、このバーゼル条約そして本法律案の意味、そしてまたなぜ新しい国内法ができるのにこのように時間がかかったのか、その辺のいきさつについてお話を伺いたいと思います。
○広中和歌子君 公明党・国民会議の広中和歌子でございます。 まず、佐々波先生にお伺いいたします。 日本は外国に対しまして千百十七億ドルという膨大な黒字を抱えている、御指摘のあったとおりでございます。これは対米を初めといたしまして、EC、アジア、世界じゅうに黒字をつくっているわけでございますけれども、言ってみればあちらの国の側から見ますと日本によって赤字を抱え込む、そういう状況があるわけでございます。いわば日本は勝ち過ぎているんじゃないかという批判があるわけで、そういう中で、先生も御指摘になりましたように、日本は国際貢献でバランスをとるということをおっしゃっているわけでございますけれども、そ……
○広中和歌子君 議長及び副議長の選任は、選挙管理者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○広中和歌子君 本間先生に今のところで早速お伺いしたいんでございますけれども、今、個人が寄附をした場合にはほとんど優遇措置はないというふうにおっしゃいましたけれども、表3によりますと、「個人が特定寄付金を支出した場合には、次の額を限度として課税所得から控除する」というふうになっておりますよね。だから、特定寄附金の対象となる財団は少ないかもしれませんけれども、例えば私個人が赤十字に寄附をするとかあるいはだれかが政治献金をするとか、そういうような場合には一万円を除いて全収入の二五%までは控除になるというふうに理解しているんですけれども。
○広中和歌子君 質問する時間が大変限られておりますので、御答弁の方もよろしく御協力をお願いいたします。
現在、我々のエネルギー多消費型の生活、ライフスタイルを維持するためには原子力発電を抜きにしては考えられない、しかも環境面あるいは資源の枯渇の点で原子力発電への依存度はますます高まるであろう、そういう前提に立ったといたしまして、今後原子力発電所の新規の設置、まずその予定と、そしてそういうことが可能であるのだろうか、住民の理解が得られるんだろうかということについての見通しについてお伺いいたします。
【次の発言】 次に、核燃料リサイクルヘの取り組みについてなんでございますけれども、日本が核兵器製……
○広中和歌子君 まとまったお話ができるかわからないのでございますけれども、今、皆様方御指摘になりましたように、現在日本の経済は構造転換の時期にあるわけでございまして、新しい分野をぜひ開拓していかなくちゃならないという時期です。しかしながら、現実には経済は低成長であり、空洞化の心配もある。そういう中で、雇用はどういうふうに変わっていくんだろうかということが非常に大きな関心事になっていると思います。 申し上げるまでもなく日本の雇用は終身雇用を前提としているわけでございますけれども、これが崩れるかもしれない、しかし守らなければならない。守るためには、先ほど牛嶋先生などもおっしゃいましたように時間短……
○広中和歌子君 先ほどの星野委員の御発言を受けて、さらに議論を膨らませていただきたいなと思ってちょっと二点ばかり発言をしたいわけです。 一つは、つまりこれからは企業の海外移転ということも大いにあり得るし、そういう中で日本の雇用をどうするかという問題、そして最先端の分野で新たな産業を創出していくということ、これはもう本当に喫緊の課題だろうと思います。日本がどうやったらベンチャーキャピタルというんでしょうか、そういうものを起こしていけるかということの問題点としてこういうことが言われているわけです。 例えば、ある小さな一人あるいは数人が新しいアイデアをやったといたします。そうすると、今の日本の現……
○広中和歌子君 それであるんだったら、やはりこれからの新産業分野として情報そして環境産業、もう既に十何兆という予測がされているぐらいですから、情報、環境そして高齢者福祉産業をこれできっちり書いた方がいいんじゃないかと思うんです。
そして、「疑問であるとの指摘がなされた。」というところでございますけれども、もし立木委員がよろしければ、情報産業というのは非常に大切な分野であるだけに一日も早い省庁間の意思統一が必要であると、そういうふうにおさめていただければいかがでございましょうか。
【次の発言】 その関連で申し上げます。
たまたま先週でしたか、ニューズウイークに出ていたあるインタビューを読んだ……
○広中和歌子君 先ほど通産省の方が、今、新エネルギーは一人前になっていない、育てるために施策を講じている段階だというふうにおっしゃいましたけれども、価格競争力をつけるためにも、また質を向上さすためにも、産業振興のための強力な行政指導というものが必要なんじゃないかと思います。 それで、先ほどちょっと予算の点で伺ったわけですけれども、まだまだ本格的に育てるお気持ちがないんじゃないかなというような気がして仕方がないわけで、ぜひこの産業を育てるために今まで通産省がやっていらしたような強力な行政指導をしていただきたい。そして、補助金、税制上の対策など、いろいろな形でこの産業を育てていただきたいと思うわ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。