このページでは紙智子参議院議員の21期(2007/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は21期国会活動統計で確認できます。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず、民間空港への米軍機の発着の問題についてお聞きいたします。 米軍の小型ジェット機が、今月十一月の八日に北海道の釧路空港に着陸をしました。この件は、三日前の五日に米軍から国土交通省に、アラスカから米軍岩国基地に飛行する途中、給油のために中標津空港、それが無理であれば釧路空港に着陸したいという通告があったもので、これ緊急事態ではなかったわけです。釧路市長そして北海道知事は直ちに、米軍機の民間空港使用については道民の間に様々な危惧があって、今後とも緊急時の着陸などやむを得ない場合を除いて道内の民間空港に着陸することを受け入れることはできないという……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に大臣にお願いをしておきますけれども、私の持ち時間は十五分なので、答弁は極力簡潔に、結論の部分を中心にお願いをしたいと、中身は濃くということでよろしくお願いします。 それで、品目横断的経営安定対策の問題でお聞きします。 私、九月に群馬県の高崎市、それから北海道ということで、この制度が始まって実際どうなっているかということで調査をして歩きました。その中でやはり一番の問題になっているのは、生産者の多くが収入減になるということなんですね。品目横断的経営安定対策というのは、担い手を限定して、そこに政策を集中するということですよね。大規模の経営農家……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に、農業者戸別所得補償法案についてお聞きいたします。 農業政策は本当に総合的なものでありまして、この法案だけで全体をフォローするというものではないと。あくまでも所得補償ということで出されているというように思います。 そこに立ってなんですけれども、今の日本農業をここまで衰退をさせてきたその最大の原因が、やっぱり農産物の、農畜産物の輸入自由化にあるというのは周知の事実だというふうに思います。これ以上農産物の輸入自由化が進むことになりますと、これは国内の農産物は輸入農産物に価格の上でも太刀打ちできない事態になる、市場から退場することになるんじゃ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。前回に引き続きまして、また質問をさせていただきます。 それで、農産物の輸入自由化とこの民主党の戸別所得補償法案ですね、この関係についてもう少し検討させていただきたいと。 仮に、仮にWTO協定で完全自由化になったとした場合に、安い輸入農産品が入ってくると当然のことながら国産農産物の価格が大幅に下がると。国内の農業者の所得にストレートに影響を受けることになるわけですけれども、そのときに、この法案でその時点で発動できませんよね。というのは、販売価格という、さっきも話がありましたけれども、全国平均の販売価格を統計的に確定するということになるとやっぱり一年……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に、参考人の皆さん、今日はお忙しい中、時間をお取りいただきましてありがとうございます。 最初に西原参考人にお聞きいたします。 前回も参考人としてここにおいでくださっていろいろ御意見をいただきましたし、品目横断的経営安定対策のときにはそれを決める最終段階は北海道で地方公聴会ということでやりまして、その中でも農民、生産者の代表の皆さんなども含めて出ていただいて、最後のもうぎりぎりまでやっぱり非常に不安がたくさん出されていて、それで当時は中川農水大臣だったわけですけれども、採決の前に、この法案自身が、効果が未知の部分があるということではやっぱり……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 先日私は、北海道の標茶町という、釧路からもう少し山に入る方ですけれども、ここで開かれました酪農危機突破釧根集会というのに参加をしてきました。そこで出された声は非常に悲痛なもので、過去最悪の赤字だと、このままじゃみんな死んじゃうと、メーカーは最高の利益を上げた、もうこれは人災だという言い方をしていました。三十数年間酪農をやってきたけれども、今のえさの暴騰は我々の努力だけでは越えられないというんですね。朝から晩まで三百六十五日休まず働いても何で借金だけが増えるんだと、こういう声が出されていました。 それで、大臣はこの間中国に行かれて、日本のリンゴを……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 質問の時間をお与えくださいましてありがとうございます。早速、それでは提案者に質問をしたいと思います。 私ども日本共産党は、野生鳥獣による農作物などの大きな被害が出ている実態がある下で、その被害防止対策というのがこれ必要だと、当然だというふうに思います。そのための対策は、駆除一辺倒の対応ではなくて、野生鳥獣の生息地の管理や鳥獣の保護管理計画に基づいて駆除と保護管理が総合的に取り組まれなければならないというふうに考えているわけですが、この点についての提案者のお考えをお聞きしたいと思います。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私は、先ほどもやり取りがありましたけれども、BSEの問題でお聞きしたいと思います。 それで、更に確認をする意味でお聞きしたいんですけれども、十二月の六、七と行われました日米次官級の経済対話が行われて、そこでBSEの問題もその話題に上がったと。 それで、山下官房審議官にお聞きいたしますけれども、先ほどのやり取りの中ででも、結局米国側からも言われたことは、月齢の撤廃という要求も出されて、そこまでは無理だとしても、三十か月齢以下という緩和のことも含めてその問題も話し合われたということで、山下審議官は現場に参加しておられたわけですよね。ですから、そこ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。私は、生産者米価の暴落問題についてお聞きいたします。 二〇〇七年産のお米の十月十日の価格センターの落札価格は、平均で昨年の同月に比べますと七・九%下落と。これ、六十キロ当たりで一万四千四百三十四円で、昨年の同月と比べますと千二百三十一円下がっているわけです。お配りしております資料のように、毎年下がり続けていると。 政府の調査でも、昨年の米価による全国平均の家族労働報酬、これは一時間で二百五十六円と、そういう水準ですね。米生産者の九五%がこれ採算割れですよ。経営が成り立たないということで、先日、NHKのテレビでも「ライスショック」ということで報道番……
○紙智子君 日本共産党の紙智子です。 先月、沖縄県の北谷町で起きた米海兵隊による女子中学生暴行事件、これに本当に強い怒り、私も感じますし、ちょうど委員会、委員派遣で現地に二日目に行きましたけれども、そこでやっぱり肌でその怒りというものを感じました。その後、被害者がもうそっとしておいてほしいということで告訴を取り下げたと。私は、ここにどれほど深い傷をこの女子中学生が負わされたのかということを考えますと、本当に胸が痛みます。 こういう事件が起きるたびに、政府は、綱紀粛正、再発防止ということを言ってきたわけですけれども、その直後にも、今回も米兵による女性強姦致傷事件あるいは民家や事務所への侵入と……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 冒頭、委員長が異例とも言える質問をされました。それというのも、それぐらいやはり基地があることで住民の皆さんが受けている苦痛や恐怖感やあるいは不安が非常に大きくて、解決が本当に切実に求められているということからだと思います。私はそういうふうに受け止めているわけです。 しかしながら、両大臣の先ほどの答弁聞きますと、結局、安保条約そして地位協定の下で日本が基地を米国に提供している以上、あくまで米軍の裁量に任せていることだから、日本としては本来は口出しできないんだと、そういう立場が前提になっているというふうに思うわけです。 レンジ4の移転についても、……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 夕張の財政再建計画について質問をいたします。 夕張が財政再建団体になって、十八年間で三百五十三億円を返済する計画を開始をしてから一年が経過しました。ちょうど一年目を迎えた三月の初旬には、市内に一か所だけ残した市民プールの屋根が豪雪の重みで崩れ落ちて、市民も衝撃を受けました。まるで夕張全体が再建計画の重みに押しつぶされたかのようだと言う人もおりました。私は昨年の予算委員会でもこの夕張問題を取り上げて、破綻寸前なのに巨額の資金を貸し続けた大手銀行の貸し手責任を問うこともなく、銀行には全額返済し、市民にだけ過酷な負担を強いる再建計画には重大な問題があ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず初めに、後期高齢者医療制度の問題について総理に伺いたいと思います。 先週の六日、後期高齢者医療制度の廃止法案が参議院で可決されました。ここには国民の皆さんの痛切な願いが反映されているものです。そして、先日、沖縄の県議会議員選挙が戦われましたけれども、ここでも最大の争点となったのがこの後期高齢者医療制度でした。そして、結果は、与党が惨敗をし、過半数を割るという事態になりました。 この敗因について、総理もまた官房長官もそのことが背景にあるということをお認めになっていると思います。そうであるならば、ここはきっぱり廃止をされたらいかがでしょうか、……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 国際的な穀物価格の高騰によって、全国の畜産・酪農農家が非常にその経営を維持できない大変な事態になるということで、私、昨年も大臣に質問させていただきました。 耐え切れずに、黙っていたらえさ代がもう高く付くので牛を売ってしまうと。そうすると、生産基盤そのものがなくなっていくということで、もう早くメッセージを出していく必要があるんだということでお話をさせていただきました。 今回、例年よりも早く乳価を決定するということで、こういうふうに早くやることになっているということ自体は良かったというふうに思いますけれども、問題はその中身だと思うんですね。それで……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 午後から様々な角度から議論がされてきたと思います。それらを踏まえて、幾つか私も質問をしたいと思うわけです。 今度の事故米の転用の問題ですね。ミニマムアクセス米として輸入されていた米のうち、事故米の扱いになっているものが、この三笠フーズ株式会社、浅井、太田産業、島田化学工業などに非食用として販売されていたにもかかわらず食用に転用されて売られていたと。もう国民は本当に大変な怒りと不信を募らせているわけですよね。特に、その米の中に最強の発がん物質と言われるアフラトキシンB1に汚染されたものもあったり、基準値の五倍以上のメタミドホスに汚染されていたりと……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
今、食料と農業をめぐって世界情勢が激変をしているということですけれども、そういう中でまさに日本農業の再生が求められています。
最初に外務省にお聞きしたいんですけれども、よろしいですか。二〇〇四年に国連人権委員会が採択をした食料への権利、この決議以来、毎年国連人権委員会、国連総会において上げているこの決議に日本政府は賛成をしておりますけれども、それについて、どのような考え方に立って賛成してきたのか、お話しいただきたいと思います。
【次の発言】 人道上もといいますか、各国の食料の権利を認めていくということだと思うんですね。つまり、国民の一人一人が例……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今回提案されております法案については、原料の高騰やあるいはこの原油高で厳しい経営を強いられている水産加工業者に対しての制度資金を拡充していくというもので、これ評価できるというふうに考えております。 その上で、今日は漁業経営安定対策について質問をさせていただきたいと思います。 二〇〇八年度から実施されます漁業経営安定対策ですけれども、私の地元の北海道でも漁業関係者が長年要望してきていて大変期待があるわけですよね。所得や年齢など制度の対象となる漁業者の要件が明らかになりまして、全国で説明会も開催され、制度のスタートに向けての準備がされているわけで……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 官製談合の摘発を受けて、緑資源機構の廃止の方向が出されました。我が党は、以前からやはりこの大規模林道、緑資源幹線林道の余りにもひどい自然破壊、生態系破壊、そして官製談合についても追及してきたので、これ廃止は当然だというふうに思っております。 しかし、廃止は決めたものの、大規模林道の事業は地方に移管する、特定中山間、農用地整備事業は官製談合はなかったとして着手済みのものは終了までやると。果たして談合を全面的に解明してこの見直しを図ったのかどうかというのは非常に疑問に思っております。 それで、まず農水大臣に伺いますけれども、官製談合が認定されたの……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
今回のこの生糸輸入調整法の廃止、これは生糸生産の国内事情に基づくものではなくて、昨年の十二月に閣議決定された独立行政法人整理合理化計画によって、農畜産業振興機構が現行の中期目標の期限の終了時にこの蚕糸関係の業務について廃止するとされたことによって持ち出されたものなんじゃないんでしょうか。
【次の発言】 昨年の三月に今後の蚕糸業のあり方に関する検討会最終報告書というのが取りまとめられていますよね。これ、ありますよね。それで、国産ブランドの確立を基本的な方向とする今後の蚕糸業振興の基本戦略をこの中で打ち出しているわけです。それで、打ち出したばかりとい……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 ちょっと質問時間が短いので、答弁も極力簡潔にお願いしたいと思います。 それで、最初に、食品安全部長に来ていただいています。米国産牛肉の危険部位の混入についてなんですけれども、昨年の四月、当時は安倍総理でしたけど、訪米前に、厚生労働、農水両省は、輸入検査の体制を大幅に緩和をして、米国産牛肉の全頭検査から抜取り検査にする日米合意を結んだわけです。結果、昨年八月の輸入時の検査で危険部位の混入が見逃されたということだと思うんです。 ということであれば、ほかにもそういう見逃しがないのかということももちろん問題になるわけですし、それから、日本向けじゃない……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私は、最初冒頭、これちょっと通告していなかったので要請ということにしたいと思いますけれども、今お米のお話が出ておりました。それで、MA米ですね、ミニマムアクセス米については我が党としてはこれずっと輸入やめるべきだと。義務だというふうに政府は説明していたけれども、輸入機会ということであって、これは是非、一方では国内で余ると言って、一方では受け入れるというのはやめるべきだということをずっと申し上げてまいりまして、今やっぱり国際的な情勢の中でもお米の不足と、それからもうお米が上がって手に入らないところが出てきているという中においては、いよいよもってこれ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、ミニマムアクセス米の問題についてお聞きします。 平成十九年度の第十回MA一般輸入米の入札で、入札予定数量六万二千五百二トンのうち、四万一千五百二トンについては入札がなくて不成立、二万一千トンについては価格が高騰しているために価格が折り合わず不落札になったわけです。要するに、これは日本に米を売る国がなく、また売りたい国も価格が高過ぎて日本も買えない実態のためにミニマムアクセス米の輸入ができなかったわけですけれども、その点、まず間違いがないかということと、この事態を政府としてはどのように見て受け止めているのか、見解についてお聞かせいただきた……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
今日は食品安全部長さんにも来ていただいていますので、輸入食品の検査体制についてお聞きします。
この問題は、中国製ギョーザの薬物中毒事件を受けて、私ども日本共産党として、政府に対して輸入食品の検査体制の抜本的強化を申入れをいたしました。私も予算委員会で検査体制の抜本的強化を要求して、政府も検討を約束したわけです。その後、この輸入食品の検査率や人員体制など、どういう検討がされたのか、食品安全部長さんにお聞きしたいと思います。
【次の発言】 問題は、現在の輸入食品の検査率がわずか一〇・七%、九割の輸入食品が無検査で輸入されているという実態なわけですね……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
HACCP法による高度化計画の認定数ですけれども、これ十年でわずか二百五十件ということで、遅々として進んでいないという状況になっているわけですけれども、その原因について、何だとお考えでしょうか。まずお願いします。
【次の発言】 今年の「食品衛生研究」という雑誌の五月号に、HACCPシステムの導入現場における課題という論文があります。
そこで指摘されているのは、一つはHACCPシステムは複雑で難しいということが一つ。それから、導入には費用が掛かり大企業しか対応できないと。今、大臣言われたことでもあります。それから、我が国の社会システムになじまない……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 世界的な食料の逼迫問題は昨日、決算委員会で総理に質問いたしましたので、今日、これも本当に逼迫している問題ですけれども、畜産、酪農の追加対策について大臣にお伺いしたいと思います。五月の二十三日に大臣あてに申入れを行いました。その中身に沿って大臣に質問をしたいと思います。 まず、乳価の問題です。今年の二月に加工原料乳生産者補給金が一円、そして飲用乳価は三円引き上げられたんですけれども、その後も配合飼料の価格は引き続いて高騰いたしまして、さらに燃料価格の急騰とそれから生産資材の値上げということで、酪農、畜産の経営が困難な局面をずっと続けてきている。と……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
最初に、中国製ギョーザの中毒問題についてお聞きいたします。
現在、真相は究明中ということなわけですけれども、輸入食品の検査体制について、昨日この委員会で福田総理は、自民党の西島議員の質問に対して、水際でチェックする体制の必要性について答弁をされました。そのことの趣旨について改めて確認をしたいと思いますので、よろしくお願いします。
【次の発言】 二月一日の日に我が党議員団として福田総理あてに申入れをいたしました。そこで、輸入食品の検査率を、今一〇%なんですけれども、五〇%以上に引き上げるべきじゃないかと、伴って監視員の増員も必要なわけですけれども……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に、米海兵隊が陸上自衛隊矢臼別演習場で行う実弾射撃訓練を今年から公開しないと北海道や別海町などの周辺四町に通知してきた問題について、防衛省にお聞きしたいと思います。 訓練が始まる事前に北海道と厚岸、浜中、別海、標茶町の四町でつくっている矢臼別演習場関係機関連絡会議が北海道の防衛局に五項目要請をしています。一つは、訓練を固定化させず分散化実施する。二つ目は、夜間の実弾射撃訓練を行わず、日曜祭日の訓練は自粛。三つ目は、情報の事前通知。規模や時間など詳細な訓練情報を早期に通知する。四つ目は、安全管理、規律に万全の対応を期す。五つ目は騒音対策という……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 一昨日の大臣の発言を受けて、まず直面している問題から質問したいと思います。 最初に、麦の計画輸入制度の食品衛生法違反問題についてお聞きします。 農林水産省は十月三十一日に、輸入時に発生した食品衛生法違反の輸入小麦の調査結果についてというのを発表して、特に問題はなかったとされました。しかし、輸入小麦の事故処理報告書は十八件、総合食料局長に出されているにもかかわらず、食品衛生法違反としては四件しかないわけです。この差は何だろうかと調べてみましたところ、これらの輸入小麦はすべて厚生労働省に輸入届がされていないものでした。要するに、計画輸入制度に乗っ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 WTOのドーハ・ラウンドについてお聞きします。 閣僚会議そのものは何となく雲行きとしては少しずれ込みそうな雰囲気がありますけれども、十二月六日にファルコナー議長のテキストが示されて、重要品目の数や取扱いについて原則四%、上乗せしても六%とするなど、八%を主張してきた日本の主張とは懸け離れているわけです。それで、当然我が党としてもこれは反対なわけですけれども、仮にこのままもし受け入れるということになった場合に、日本農業に与える影響というのはもう計り知れないものがあるだろうというふうに思うわけですが、まず、このことについての大臣の御認識を伺いたいと……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 この二月に当委員会の派遣で根室に行きまして、現地の皆さんから様々な要求をお聞きしました。それで、まず、このときの北隣協の要望書から、北特法の七条関係と周辺海域漁業についてお聞きしたいと思います。 北特法、今もありましたけれども、北特法の七条のところに、隣接地域の市や町が国から補助金等を受けて行う事業のかさ上げの要件が規定をされているわけですけれども、これ、根室市それから別海町についてはこれまでかさ上げ対象とは一度もなっていないわけです。前の根室市長も、四年前でしたけれども、この委員会に参考人として来られて、この七条が市の実情に合っていないという……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
今日は、主に中曽根外務大臣を中心にお聞きしたいと思います。
まず、北方四島への出入国カードの問題についてですけれども、北方支援事業がロシア側の出入国カードの提示要求で中止をされて二か月以上たっています。地元では不安が募っていまして、例年五月からビザなしの渡航、自由訪問があるわけで、今年も確実に行われるように交渉を強めてほしいという訴えがされているわけです。どのような見通しなのか、まずお答え願います。
【次の発言】 墓参や防災やあるいは生態系の保護の問題など、本当に共同事業で多方面にわたる重要な課題もある中で、やっぱりこれをきちっと解決をして臨む……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、ブレナー先生、御出席本当にありがとうございます。ずっと一人に続けてお聞きしているのでお疲れかと思いますけれども、もう少しよろしくお願いしたいと思います。 それで、御承知かと思いますけれども、沖縄には我が国に駐留する在日米軍基地の七割が集中しております。そして、米兵の犯罪も多くて、沖縄は大きな基地の負担を負い、そして基地被害を受けています。沖縄振興は、こうした基地の現状をなかなか解決し得ないまま整備などにお金を投じているという点では根本的な問題があります。 そういう中でも、沖縄は依然として失業率が全国一で、県民の所得は最低水準になってお……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 主任研究員の確保の問題は今もお話がありまして、前回、ブレナー理事長が来られたときにも、ブレナーさんの任期は夏までということなんですけれども、それ以降も含めて開学までには五十人にはできるんだという話がありまして、本当に大丈夫なのかというのは同じ思いなんですけれども、今やり取りがありましたのでこれはちょっとおいて、その次から質問をしたいと思うんですけれども、奨学金や学費の減免などの問題です。 それで、主任研究員の確保ができるかどうかというのは非常に大事なわけですけれども、その次に、院生を集めることができるかどうかと、これが大きな課題だというように思……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
都市計画法改正問題について、特に都市農業にかかわる観点からお聞きしたいと思います。
現在、国土交通省として都市計画法の抜本的見直し作業が進められているというふうに聞いておりますけれども、最初に、その経緯と現状についてまず明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 要するに、現行の都市計画法が高度経済成長期に作られているもので、その前提が都市人口が急増すると、都市への機能の集中ということで、それにこたえるものだったわけですけれども、それがこれからでいうと都市の人口減少、それから高齢化が進むと、そういう現行の都市計画法が想定していなかった事……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 与野党そろって本当はやるべきものだと思っていたので非常に残念ですけれども、しかし質問させていただきます。 それで、この児童扶養手当法の一部改正について、当然、父子家庭も含めるべきだというふうに思っていますので、今回の出されている法案は我が党、賛成であります。 その上に立って、舛添大臣にお聞きをしたいと思うんですが、五月の予算委員会のときに我が党の山下議員が大臣に質問をいたしました。そのときに、父子家庭の場合、年収四百万円以上の世帯が四五%あるということを理由としておっしゃって、児童扶養手当、必要ないということを言われたわけです。 しかし、問……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 既に今いろいろ議論をされてきました。それで、その中で、国際的な穀物価格の高騰などの要因によって畜産、酪農が大きな打撃を受けているというのは共通のものとして示されてきましたし、この間の離農の数字なども含めて示されたわけです。そして、現在、飼料などの国際価格が下落傾向にあるとはいっても、しかし、この二、三年に受けた大きな打撃を取り返して持ち直すという状況になっているかというと、そこまでまだ至っていないというのも大体共通の皆さんの認識ではないかというふうに思います。今のまま放置すれば、やはり国民への安定的な酪農製品の供給そのものも危ういということもまた……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私は、農政改革について、一体これどういうことをやろうとしているのかということをお聞きしたくて、十日の予算委員会で大臣に質問をいたしました。時間もわずかということでもあって十分ではありませんでしたので、改めてもう少しお聞きしていきたいと思います。 財界のシンクタンクでありますこの日本国際フォーラム政策委員会のグローバル化の中での日本農業の総合戦略という政策提言の内容をその予算委員会の中ではお示しをして大臣に聞いたわけです。それでその中に、中長期的に、食料基地は百五十万ヘクタールを想定し、百ヘクタール規模の農業経営体一万程度を核とすると。それから、……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、事故米の問題についてお聞きいたします。 大臣は、去年の十月三十一日に事故米問題で大臣談話を発表しました。その中で、国の在庫保管中に問題が生じた場合はこれを廃棄処分すると明言をされました。また、米のトレーサビリティーを導入するために設置された米流通システム検討会でも、農林水産省食糧部枝元計画課長は、「倉庫の段階で仮にMA米なり国産米においてアフラトキシンが確認されたということについては、それについても要は政府が焼却をするということでございます。」と、アフラトキシンの汚染の米は、政府が倉庫段階の米についても焼却処分するということを明言しまし……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に、発議者である民主党の方にお聞きしたいと思います。 我が党としては、この農協などの協同組合については、そもそもやはり組合員の自発的な意思と相互扶助を原則とするものであって、ですから特定政党のために利用してはならないというのはこれ当然のことだというふうに思っています。 ところが、にもかかわらず、実際に組織ぐるみで、いろいろお話がありましたけれども、選挙をやったり、線引きできずに一体化してやるという状況もある、あるいは、構成員の政治信条や政治活動の自由を侵害する事態というのがあると。これを正すというのはやっぱり必要なことだというふうに思うわ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 特定農産加工法は、輸入自由化によって影響を受ける加工業者を支援をし、そのことで地域農業の発展にも寄与しようとするもので、五年間の延長ということでは賛成です。 しかしながら、農産加工品の輸入自由化は、加工業だけではなく、原料の農産物を生産する農家の経営にも大きな影響を及ぼしております。対象業種である非かんきつ果汁、リンゴの果汁、これは一九九〇年の輸入自由化以後、輸入量は増え続けて、一九八九年二万二千トンから二〇〇七年には十二万三千トンに、五倍以上に増えました。国産の果汁の六倍以上が輸入されていると。これに伴ってリンゴの価格は生食用も加工用も下落を……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 主要食糧法の、最初、一部改正の問題で質問をいたします。 この改正は、汚染米の不正規流通事件が大きな動機となって、その改善のための改正ということです。米穀の出荷又は販売の事業を行う者が遵守すべき事項の規定を整備するとともに、立入検査の忌避に対する罰則を強化するものなどというふうになっているわけです。 それで、これは午前中からの質問の中で、何人かの方も同じような質問をされておりました。要するに、その中で規定していることがあるけれども、実際上の中身が示されていないと。午前中のやり取りの中でも、政省令にこれは載せるということで、であれば、そういうもの……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 米穀の新用途への利用促進ということで、米粉、飼料米ということについて今日は聞きたいと思います。 それで、食料自給率を引き上げていくためにも、国産飼料の増産ということや輸入麦の依存度を下げていくということ、これ不可欠ですし、水田の全面利用を行うことで国産飼料の増産を図っていくと。輸入麦に代わり得る米粉の増産を行うというのは極めて重要だというふうに思うわけです。 私も、二〇〇六年のときに質問して、当時は大臣は松岡農水大臣だったんですけれども、このときに飼料米の問題を質問して、それ以来ずっと一貫して追及してまいりましたし、我が党の農業再生プランの中……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず、法案に入る前に、先日、委員長提案で当委員会に提出をされて、そして採決、成立をしました農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法案、JAS法の一部改正について質問をしておきたいと思います。 それで、法改正に至った背景に、この間食品の偽装表示が多発していたこと、その原因の一つに、これまでのJAS法の制度の下でいいますと、偽装表示をしても、まず農林水産省による表示是正の指示が出されて、それに従っておけば何ら罰則を受けずに済むと。ですから、偽装表示のやり得という問題があったわけです。是正の指示が出されてもそれに従わずに、次に是正命令を受けて、……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 農地法の改正案が衆議院で修正をされて本院に送られてきました。修正をしても、農地の利用権についての規制を取り払って農外企業の進出を自由にするというこの改正案の最大の眼目に変更はないと思います。いずれは所有権の自由化につながっていくことが想定されると。修正案は許容範囲内であったというふうに思われます。 この委員会の中でも議論になってきていますけれども、歴史的に見て、農地法は農政における基本的な法律の一つと。農業経営と農業生産の担い手の在り方を規定するということとともに、多くの小作農民を貧困にさらしてきた地主制度を取り除いて、戦後の農業農村の民主化と……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。 それで、私は最初に清水参考人にお聞きしたいと思います。 それで、今回の改正では、農地を所有とそれから利用とに分けて、貸借については、借りれば農外の企業でも自由に借りられることにしているわけです。それで、先ほど参考人のお話の中にもありましたけれども、農地法そのものはこれまでずっと何度も緩和をされてきていて、農業生産法人の制度の条件も緩和してきたし、農産加工等の関連事業も行えるようになったり、二〇〇二年のときには構造改革特区で、さっき特区の全然役に立たないという話がありましたけれども、農業生産法……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 この間、農地法等の改正をめぐって二回審議をし、参考人質疑を一回やってきているわけですけれども、今回のこの法改正が何のための改正なのかということをめぐっては疑問は依然として大きいし、懸念されている内容が審議で解決されていっているのかというと、そうではなくて、むしろ現実味を帯びてきているというふうに思うわけです。 そもそも、何のために一般の農外企業の参入ができるように法改正を行う必要があるのかということについて、先週の十一日ですか、舟山委員が質問したことに対して大臣はこういうふうに言っています。要は多様な担い手、多様な主体が入るべきだ、それしかない……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 以前、大臣と議論をした際に、ミニマムアクセス米について、入れなくて済むのであればそれにこしたことはないが、ではどうすればいいのかということで、セクター方式はいかがでしょうかということで、続きはまた次回ということになっていましたので、今日それを質問したいと思うんです。 それで、このセクター方式の導入について、ミニマムアクセス米問題についてなんですけれども、最初に官房総括審議官の方にまず確認をしたいと思うんです。 それで、EUは、WTO農業交渉でミニマムアクセスについて、対米交渉の最終段階で品目区分のアグリゲーション、すなわちセクター方式が認めら……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
今、食料と農業をめぐっては国際的にも国内的にも大変切実で、そして注目されている分野だと思います。そこで、今政府が進めようとしている農政改革とはどういうものなのか、最初にお答え願います。
【次の発言】 農政改革関係閣僚会議というのを設けて今議論を始めているわけですけれども、この趣旨はどういうことでしょうか。
【次の発言】 財界のシンクタンク、日本国際フォーラムが発表しましたグローバル化の中での日本農業の総合戦略、この政策提言というのを大臣は御存じでしょうか。
【次の発言】 この中では、中長期的に、食料基地は百五十万ヘクタールを想定、百ヘクタール規模……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
今回の雇用保険法の改正に関連して、季節労働者対策についてお聞きします。
派遣、期間工など非正規労働者の対策として、雇い止めの場合、過去六か月保険料を納めれば九十日分の失業給付を受けられるなどの改正案が衆議院を通りました。
非正規といえば、夏場、工事現場などで働き、冬場は仕事がないために雇い止めされる季節労働者も同じです。北海道、東北など全国にいる約二十万人の季節労働者についても、雇用保険の失業給付の改善など対策が必要ではないでしょうか。大臣、お願いします。
【次の発言】 通年雇用は長年季節労働者の皆さんにとっても願いだったんですね。しかし、実……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 政府の新型インフルエンザ対策の基本的対処方針が改定をされましたが、その中に経済的な損失への対策は触れられておりません。しかし、非常に深刻な事態がなっていて、支援が求められています。とりわけ関西中心に、修学旅行や一般旅行を含めて二府四県で三十六万人のキャンセルが相次いでいると、四十三億円の損失ということです。 それで、学校側のキャンセル料が発生した場合には国としてその負担をするということでの方向が報道されているわけですけれども、まずこれを与謝野財務大臣に確認をしたいと思います。お願いします。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 普天間基地の移転問題についてお聞きします。 岡田大臣は、先週、沖縄に入って、自治体首長さんらからも普天間基地の県内たらい回しはやめてほしいという声を聞かれたと思います。嘉手納町では宮城町長から、とてもじゃないけれども統合案はのめないと、逆に、これまでの負担軽減はどうなっているのかと、騒音規制措置も守られていない現状を訴えられたと思うんです。 十一月七日に行われた町民集会でこの嘉手納の高校の生徒会長さんが、静かな町で生活したい、これ以上僕たちを苦しめないでと発言をし、翌日、二万一千人集まった県民大会では小学校六年生の男の子が、約束は必ず守ってく……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 この間、世界の食料危機あるいは世界経済危機という下で、食料輸入に依存する、そういう国づくりというのは持続不可能だということを示したというふうに思うんです。それで、我が国の農林水産業と農山漁村の再生というのは待ったなしの国民的な課題になっていると思うわけです。それから、飢餓問題や地球温暖化、この二十一世紀の人類的課題というふうに言ってもいいと思うんですけれども、この達成という点からも急務になっていると思うわけです。 それで、食料自給率向上を中心に据えた我が国の農林水産業の再生というのは非常に切実だということで、赤松農水大臣に所信に対しての質問をさ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日、十五分の質問なので、是非、核心部分を短く返答をお願いしたいと思います。 今月十七日から十回目の交渉が行われています日豪のFTAについてお聞きします。 大臣は、基本的には自由貿易を目指すと、ただ、日本の国益ということがあるから守るべきは守るというふうに述べられているんですけれども、そもそも二〇〇六年当時にこの交渉に入るべきではないという強い反対の運動が起こっていたのは、これ豪州産の農産物の関税が撤廃された場合の影響について極めて大きな打撃を受けるということが明らかだったわけですよね。農水省の試算で、当時、日本の小麦の生産が九九%減少、砂糖……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 泡瀬干潟の埋立て問題についてお聞きします。 今も議論がありましたけれども、前原大臣は先日、就任後二度目の沖縄訪問をされ、次期沖縄振興計画の重要性について、コンクリートから人へと、いかにソフト面を定着をさせ、文化、伝統、自然を含めた観光を沖縄の地場産業として発展の核にするのか我々は考えなければならないというふうに発言をされたと報じられています。これは非常に重要な方向性を述べられたというふうに思うんです。 それで、泡瀬干潟の埋立て問題が重要な局面を迎えているんですが、この干潟は、約二百六十五ヘクタールの干潟と藻場が広がっている沖縄島では最大級の干……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、岡田外務大臣に普天間問題について質問いたします。 四月二十五日に沖縄県県民の大会が開かれて、ここには県下四十一自治体すべての市町村長さんが参加をすると。九万人の方々が参加をされて、そこで普天間基地の閉鎖、そして撤去、県内移設反対ということをはっきりと掲げて、言わば島ぐるみの意思を示したわけです。それからまた、鹿児島県の徳之島においては、あそこは人口が二万七千人というふうに聞いていますけれども、その島で六割、一万五千人もの人が結集をして反対集会が行われると。その後、本当に人口に匹敵するだけの二万五千八百人余の署名が総理大臣の下に届けられた……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 PCBの廃棄物処理事業についてお聞きします。 二〇〇一年にPCB廃棄物処理特別措置法を作って、二〇一六年までに処理を終わらせることになっているわけですけれども、今年二月時点の処理の進捗率が一二・六%ということです。 政府が全額出資した日本環境安全株式会社、JESCOの五つの事業所で処理を行っているわけですが、このままでは二〇一六年までに終わらせるというのはかなり困難な状況です。欧米では処理はほぼ終わっていて、期限までに終わらなければ、これ国際的に見ても恥ずかしい事態なわけですけれども、処理が長引けばそれだけ散逸する、行方が分からなくなるPCB……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 先日、十七日に我が党としても大臣のところに畜産・酪農経営を維持発展させるための申入れをさせていただきました。今日は、その内容に沿いながら質問させていただきます。 まず第一に、加工原料乳の生産者補給金についてですけれども、現在、デフレ経済の中で畜産・酪農製品の消費が低迷をし、牛乳について見ますと、成分無調整牛乳からより安い加工乳に需要が移っていると。そのために生乳が余剰になって、加工原料乳の仕向けが増えているわけです。酪農経営は飼料価格の高騰で打撃を受け、もう一息つく間もなく今のように大変なデフレ経済による需要減で打撃を受けているわけで、この事態……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
大臣の所信に対しての質問をいたします。
それで、二月の乳価に対する質問のときにも取り上げたんですけれども、日本のミニマムアクセスあるいはカレントアクセスなどのWTOの貿易ルールに関する問題についてお聞きします。
大臣はWTO協定を読まれていると思うんですけれども、ミニマムアクセスにしろカレントアクセスにしろ、このアクセス数量はあくまでも輸入機会の提供ということだと思うんです。アクセス数量が輸入義務数量であるというような規定がWTO協定上どこかにあるでしょうか。
【次の発言】 まずはWTO協定上は規定はないわけですよね。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日はチリ地震による津波被害の対策をめぐって、前回のこの委員会でも質問されていたんですけれども、私も、この被害状況については、実は三月の六日と七日に岩手県の三陸とそれから宮城県の塩竈の方に行ってきました。船に乗って海上まで出て、そのときの被害状況の説明を聞いたんですけれども。 陸前高田の方にも行って、そこでは、ホタテでいうと、二十一年産については水揚げをして出荷した後だったんですね。ところが、来年と再来年の分はまだあって、それがもうほとんど出てしまったと、流されてしまったということでしたし、それから塩竈の方は、私は再認識したんですけれども、ここ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 農業改良資金助成法等の一部改正ということでお聞きしますが、この農業改良資金の融資実績について件数で見ますと、二〇〇八年度で百五十七件と。ピーク時というのは七二年で六万五十三件だったわけですから、わずか〇・二%ですね。新規貸付額ということで見ますと、二〇〇八年度で八億円。これも、ピーク時が九一年だったわけですけれども、四百六十四件まで減っていますから、一・七%の水準なわけです。 その背景に、農業近代化資金や認定農業者を対象とするスーパーL資金などの制度資金が広がったという面もあると思うんですけれども、懸念すべきことは、農業改良資金と一体的に行われ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 基本計画について質問いたします。 今回、新たな基本計画として、食料自給率を今後十年間で五〇%に引き上げるということを明記したことは前進だというふうに思います。それを具体的に進める手だてについてお伺いいたします。 それで、耕地面積が四百六十一万ヘクタールということで、二〇〇九年の耕地面積と同じ耕地面積であることを前提にしているわけです。決定的な違いということでいうと、耕地利用率が現在の九二%から二〇二〇年には一〇八%に引き上げられるということですよね。基本計画では小麦の二毛作を飛躍的に拡大としているわけです。耕地利用率を引き上げて食料自給率を引……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私ども日本共産党も、四月二十七日に宮崎県に調査に入って、日帰りでしたけれども、二十八日に郡司副大臣に対して申入れをさせていただきました。あの時点でまだ五例目、六例目だったわけですね。 それで、現地に行きましたら、やっぱりここで何としても封じ込めたいと、もう祈るような気持ちで現場でお話を伺いました。その時点からもう二週間過ぎまして、事態は非常に深刻化していると。やはり、戦後最大の口蹄疫被害というふうにも言えると思うんですけれども、発生県の宮崎県は日本で第二位の畜産県だと。それだけに、日本の畜産業に対する脅威だというふうに思うわけです。これに対する……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 冒頭、やはり日々刻々と事態が進行しています口蹄疫の問題で、私も先日も質問させていただいたんですけれども、今の時点でも付け加えて要請しておきたいと思うんですけれども、とにかく、一つは、この今の範囲から広がらないように、蔓延防止ということでは政府が責任を持って、何としても広がらないようにやっていただきたい、全力でやっていただきたいと。そのためにも埋却ですね、しっかりやるということで、もうとにかく、テレビでも映し出されてきていますけれども、豚舎の中で片や死んでいる豚がいて、しかしどうしようもない状態で、ほかの豚もひしめき合っているという状況が映し出され……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 戸別所得補償制度のモデル事業をめぐって、今各地での説明が行われています。今、米農家にとって最大の経営上の問題は、〇九年産の米の米価が下落しているということです。ちょっと見ていただきたい。(資料提示)これ、去年の十一月で、このグラフでいいますと、六十キロ当たり一万四千八百七十六円と。十二月の時点で一万四千七百五十四円、そして今年一月で一万四千六百八十六円ということで、じりじりと下がっているわけです。 問題は、政府が計算している生産費ですね、米の生産費。六十キロ当たり〇八年で一万六千四百九十七円ですから、既にもうこの相対価格が二千円近く下がっている……
○紙智子君 初めに、三月末が期限となっています東富士使用協定についてお聞きします。
米軍普天間の訓練移転をめぐって、協議が中断した理由と再開に至った経過を防衛省にお聞きします。
【次の発言】 中断した理由と再開した経過。
【次の発言】 この問題で、御殿場市長に対して、地元選出の細野豪志議員と榛葉防衛副大臣が、東富士に今以上の負担はない、安心してほしいと電話で伝えたという報道がされていますけれども、御本人からその事実を確認したいと思います。
【次の発言】 報道されていることは事実なのかということなんです。
【次の発言】 今以上の負担はない、安心してほしいと言ったかどうかということです。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 もうたくさんのことがあるんですけれども、母子家庭の支援の問題に絞って質問をしたいと思います。 それで、副大臣の先ほどの報告の中で、子育て支援、就業支援、それから養育費の確保、経済支援という四本柱という話がありました。実際のその施策の中では、給付依存型から自立支援、就労支援にということで重点を移動してきているわけです。ところが、それが実際、現実には母子家庭の生活苦や将来の不安を一層大きくしているという現実があるんじゃないかと。 それで、母子家庭などの就業・自立支援センターで見ると、制度が始まったのが二〇〇三年の四月からですけれども、就業でいいま……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 前回の調査会で岸厚生労働副大臣に質問をしてお答えをいただいたんですけれども、その中で、児童扶養手当の削減について、今ちょうど与党のプロジェクトチームで検討中だというふうにおっしゃられたんですよね。 それで、その後、十七日、新聞の各紙で報道されているのでは、児童扶養手当の削減、与党のPT完全凍結決定というようなことで新聞報道されているわけです。 ちょっとこれについて具体的にお聞きしたいんですけれども、一つは、凍結ということでいうと、凍結期間ですね、これはいつまでなのかということと、それからそこに至る議論というか理由ですね、それがどういうことなの……
○紙智子君 日本共産党の参議院議員紙智子でございます。 最初に、今日はいろいろ御配慮いただきまして、ほかの委員会と重なっているんですけれども、先に発言させていただくことを許していただきまして、ありがとうございます。 また、今日、三人の参考人の皆さん、大変貴重なお話をありがとうございました。 先日、この委員会として私も愛知県の豊橋市というところに行きまして、私の場合は一日だけだったんですけれども、初めてブラジル人の学校に訪問いたしました。そして、市立の岩田小学校ですか、これは日本の子供たちと外国人とが一緒に勉強されている現場を目の当たりにしまして、本当に大変な苦労があるということを実感をい……
○紙智子君 三人の参考人の方、どうもありがとうございます。私も、先週も参考人の質疑でもって外国人労働者の置かれている現実というか、厳しい現実があるということもお聞きもして、胸も痛みましたし、この調査会で愛知の豊橋、私一緒に行かせていただいて、現場で実際に外国人、ブラジル人の子供たちが学校で勉強するというところを目にしながら、やっぱり起こっている矛盾というか、現に実際に外国人労働者の方が来て、そしてそういう様々な問題があって、やっぱりこの問題を早く解決しなきゃならないという気持ちは非常にしたわけです。 そういう思いと同時に、やっぱり企業の側に立つと、今グローバル化という中で国際競争が本当に激し……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、参考人の皆さん、本当に貴重な御意見ありがとうございます。 それで、ずっとお話も聞いていて、やっぱり外国人の子供たちというのは親の労働環境といいますか、不安定な状況であればそれに左右される形で学ぶ機会そのものを奪われてしまったり、あるいは劣悪な状況の中で学ばなきゃいけないということに置かれているということを考えますと、やはりそういう外国人労働者の置かれている権利の問題やあるいは労働の環境といいますか、そういうところ自身もきちんとしていかなきゃいけないなということを思うわけですけれども、同時に、どの国の子供であれ、どこにいようと、どんな状況……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。
ちょっと今の質問の関連になる形なんですけど、最初に石河参考人にお聞きしたいんですけど、今の話の中で、要するにNPOから出発してということなんですけど、行政の位置付けというか、それがどういうふうになっているのか。
それで、身分保障ということでは、安定的な雇用に結び付いているとおっしゃったんですけど、その身分保障のところも含めて、どんなふうに行政とのかかわりというのはなっているんでしょうか、その辺お分かりでしょうか。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 はい、分かりました。
それじゃですね……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私は、最初に厚生労働副大臣にお伺いしますけれども、外国人の社会保障の問題の中でも特に医療問題というのはすごく深刻だと思います。急いで対応しなければならないというふうに思うわけですけれども、例えば雇用主である派遣元、業務請負業者が保険料負担をやはり避けるということで、健康保険に加入させないケースも現実にあると。先ほど、適正にされるように指導を強めていくし調査もしているという話もあったんですけれども、現場ではやっぱり加入を拒まれると。それから、オーバーステイの場合は健保、国保共に加入をできないで、緊急の場合でも生活保護の医療扶助は適用されないと。そう……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 この間の調査会の議論を通じまして、意見を表明させていただきたいと思います。 外国人労働者の受入れを拡大しようという議論が活発になっておりますが、今必要なことは、現在日本で暮らし働く外国人が地域の構成員として共に人間らしく生きていける条件を整備をし、管理強化のみに重きを置くのではなくて、いかに日本人との均等待遇につないでいくのかということ、基本的人権を確立していくという視点、それなくして真に共生というのは語れないのではないかと思います。 まず、労働現場の問題です。 外国人の単純労働は受け入れないという建前があるわけですが、その裏で日系人労働者……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 この調査会、超党派でこのDV法を作り上げて、そして二〇〇一年に成立をさせ、その後も関係者の皆さんの意見を聴きながら、二〇〇四年、昨年と改正を続けてこられたということには心から敬意を表したいと思います。それで、立法府と関係者がみんなで作って育ててきている法律なわけですけれども、改正の要求もまだまだあって、それにやっぱりこたえていかなきゃいけないというように思うんです。 それで、最初に内閣府にお聞きしたいんですが、私が質問しようと思っていたことを先に質問されているのもありまして、ちょっと確認もしたいんですけれども、市町村における配偶者暴力相談支援セ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に、ちょっとよんどころない事情で、今日、途中から参加をさせていただいたものですから、藻谷参考人のお話がちょっとほとんど聞けなくて申し訳ありません。 ちょうど話を、お二人の方のところ聞けて、最後の方の小川の庄の権田さんの方からお聞きしたいと思うんですけれども、ずっとお話伺っていて、本当に情景が目に浮かぶように感動して聞いておりました。おやきは私も実は大好きで、最初に食べたときに感動して、東京でどこか売っていないだろうかと思って探したぐらいおいしかったんですけれども、冷凍になっているのはちょっと余り、ちょっといまいちなんですけれども、やっぱり現……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。 最初に川上参考人にお聞きしたいと思います。 川上参考人がお出しになった資料の中で、高齢化率の高まりを問題視をして改革の必要が言われるんだけれども、そもそも高齢者が社会被扶養者であることは問題なんだろうかと。課題は高齢者を含み込んだ社会をいかに構築するかであろうというふうなことから、この就労の状況や所得の状況や家族扶養などの状況をお話しされているわけです。 私も、ここのところを見ながら、何か今、高齢化社会というだけで大変だ大変だというようなことが言われるんだけれど、高齢化社会、長寿、長生きしている……
○紙智子君 紙智子でございます。 今日は四人の参考人の皆さんのお話、それからその後のやり取りを聞きながら、非常に地域をどう再生する、つくっていくのかということでの本当に熱い思いが伝わってきましたし、それを聞いてこちらの方も熱くなってくるという感じで、今ずっとお聞きして思ってきたわけですけれども。 最初に、結城参考人にお聞きしたいんです。 それで、鳴子のお米のプロジェクトというのでは、去年かな、テレビで「お米のなみだ」というのを放送されて、これ実は私もう泣きながら見たんですよね。そこに表れている農村の実態というか、本当に大変な状況の中で、やっぱりまさにそういうばらばらになって非常に深刻な状……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 地域コミュニティーの再生をテーマに滋賀県の調査や参考人からの意見を聴取してきましたが、長野県の小川の庄の取組や栄村の取組、宮城県の鳴子の米プロジェクト、由布院観光協会などを始め、それぞれの地域にある資源を生かし地域を元気にする取組を行うなど、厳しい条件に立ち向かって地域の暮らしを守るために自治体や住民自身がネットワークをつくって様々に努力をされてきた実践を聞いて、とても感銘を受け、学ばされました。 同時に感じたことは、なぜ地域コミュニティーの再生が課題となる状況が生み出されたのかということです。 地域で共同する力、その機能を維持するには、前提……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 法務副大臣と、それから厚労の副大臣にお聞きしたいと思います。 それで、外国人の研修、そして技能実習生の制度についてお聞きします。 それで、これは元々途上国への技術移転ということが目的なんですけれども、実際にはそれを隠れみのにして低賃金の単純労働力ということで利用してきていると。パスポートを取り上げたり、あるいは強制の貯蓄をやったり、長時間残業を強いながら残業代も払わないとか、こういう人権を無視した形での問題が大きな問題になったわけですけれども、それが昨年の秋以降、原則三年間の期間途中で解雇、帰国させられる例が急増していると。 それで、法務省……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に、総務省が政策評価ということで出されたこともありまして、今回こういう形で調査会としてDV防止法の議論をできるというのは本当に良かったなと、いいことだなというふうに思っております。 それで、最初に総務省の政策評価に関してなんですけど、神本先生が先ほど被害者や子供の情報管理の問題について御質問をされたのでちょっと重なりますので、私は被害者の住む場所の問題で、公営住宅の優先入居という問題です。 それで、五十四の事業主体のうち、この評価によりますと、全く措置を講じていないというのが二事業主体で、一部しか実施していないというのが三十七事業主体と。……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今、子供の貧困という問題が非常に大きい社会問題になってきていると思うんですね。それで、今日の文部科学省の説明の中に、昨今の経済状況の下で子供が経済的理由で十分に教育が受けられなくなる懸念がされていると、それから教育費の負担が少子化の大きな要因になっているということでの報告がありました。 そこで、この問題について少しお聞きしたいと思います。 最初に厚生労働省にお聞きするんですけれども、国民生活基礎調査というのがありますよね。それで、十八歳未満の子供の世帯の平均年収が一九九六年で七百八十二万円だったのが二〇〇七年の年には六百九十一万円ということで……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、三人の皆さん、ありがとうございます。 それで、私は、この会自身が少子高齢化と、非常にこれが、これからの行く先としては、統計上とか数字の上では確かにそういう見通しになるよということなんですけど、やっぱり大変な事態であり、これをどうやって打開するかというところを本当に考えてやらなきゃいけない、そのための調査会だというふうに思っているわけですよね。 それで、最初に汐見先生からお聞きしたいんですけれども、子育てということで、例えば安心して子育てできる社会といった場合に総合的な対策が必要だと。だから、仕事と子育ての両立という問題ですとか、それか……
○紙智子君 今日は、四人の参考人の皆さん、ありがとうございます。日本共産党の紙智子でございます。 私は、平成の大合併を地域コミュニティーという角度からお伺いしたいと思うんですね。 それで、全国町村会が「平成の合併をめぐる実態と評価」というのをまとめているわけですけれども、この中で、合併のプラス効果ということで財政支出の削減などを挙げていますし、マイナス効果としては行政と住民相互の連帯の弱まりということを書いていて、周辺部の衰退なども挙げています。それから、合併を選択しなかった町村の可能性というところで、地域に対する愛着と責任感の共有などを挙げています。 市町村関係者から話を聞きましても、……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。 それで、私は三人の方にお聞きしたいのは、ちょっと答えの中でもうダブっちゃっているところもあるかもしれないんですけれども、NPOの活動というのは社会や地域の課題を解決する、そういうための活動であったり、あるいは政府をある意味で監視するという活動であったり、さらには政府や行政が把握できない情報に基づいて政策提言をするとか、非常に大事な役割を果たしているというふうに思うんですね。 ところが、現実には、行政事務の言わば委託先としてだけ見る傾向や、あるいは自治体の財政状況が良くないということで、行政……
○紙智子君 今日、三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。 それで、私は、非常に気になることでもあり、早く何とかしなければならないと思っていることの一つで今日はちょっと考えたいと思うんですけれども、介護施設の火災事故が続いているわけですけれども、昨年の三月は群馬県の有料老人ホームたまゆらで、これは十人の方が犠牲者になる、そういう火災事故がありましたし、今年の三月は、私の出身地でもあるんですけれども、札幌のグループホームみらいとんでんで火災事故があって、七人の方が犠牲者になってしまったということで、本当にお悔やみを申し上げたいわけですけれども。 それで、消防法の設置基準、それから費用につ……
○紙智子君 日本共産党の紙智子です。御苦労さまです。 私は、今日、少子化の問題と、あとDV法の改正問題でお聞きしたいと思います。 少子化の方なんですけれども、内閣府は少子化社会対策大綱で国の取組への評価というのをまとめているわけですけれど、その特徴についての大臣の認識についてお聞きしたいのと、もう一つ、貧困の問題なんですね。 去年の十一月にこの委員会で質問をしたときに、親の貧困と格差が子供にもそのままつながってしまっているということで、その貧困をもたらす働かせ方の問題とか、あるいは、地方自治体の財政難が教育にも影響を与えていることを取り上げたんですけど。 その際に、厚生労働省が行った国……
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 本調査会のテーマは「コミュニティの再生」ですけれども、貧困と格差あるいはドメスティック・バイオレンスの議論もいたしましたので、それらについても意見を述べたいと思います。 「コミュニティの再生」のうち、少子高齢社会への対応、また育児・介護社会化によるコミュニティーの維持、子供と高齢者の安心、安全な町づくり、貧困と格差などについて、参考人からの意見聴取や議論が行われました。それらを踏まえまして、地域社会みんなが支え合っていかなければならない現実があると、そのために自主的に協力し合っていくコミュニティーというのは非常に大切だというふうに思います。 ……
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