このページでは小平久雄衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○小平久雄君 私は、今や眼前に迫りつつありまする冬季渇水期の電力危機に関しまして、特に重要と考えられる数点につき関係大臣の所見を承りたいと思うのであります。 すなわち、まず第一にお伺いいたしたい点は、今冬季における電力危機が産業界、特に中小工業並びに一般國民生活に及ぼす影響に対しまして、政府はいかなる見透しを有せらるるやという点であります。思うに、現在のわが國におきまして、國民生活を脅かしておりますものは多々あるのでありますが、特に日常生活において最もこれがはなはだしきものは、食糧の問題と電氣の問題であると思うのであります。特に冬季を控えて國民はひとしく電力飢饉の不安におののいておるのが現状……
○小平委員 私は電力事業の民主化という點で、當局の所信を伺いたいのであります。申すまでもなく、電力事業は非常に獨占的な色彩を帶びておるのでありますが、また一面非常に公共的であることも申すまでもありません。その電力事業のうち發電事業に關しましては、これは事の性質上、ある程度現實問題としてこれが遂行を民主的にやることもなかなかむずかしいかと思いますが、特に配電事業におきましては、その配電事業先が生産部門であろうと、あるいは消費部門であろうと、非常に關連するところが多く、一般國民に直接關係するものでありまするから、特にこれは民主的に行うべきであると思うのであります。この點につきまして、當局はどんなお……
○小平委員 鐵道の電化につきましてはその必要なること、またこれをできるだけ早くやつていただきたい、これは異論のないところであります。またそれの所要の電力につきましては、この説明によりましても、運輸省自體において電源を開發してやるというような御方針のようでございますが、現在のように非常に資材の逼迫しておる際におきまして、一般用の電力については商工省の主管のもとに發送電をして行わしめておる。特に運輸省關係の電化用電氣は運輸省自體でこれをやつておりますと、非常に少ない資材を分散して使うために、國全體として考えますと電源開發の工事等も、ややもすれば遅れるという結果になるのではないかと思われますが、その……
○小平委員 第一に私は安本の岡部君とそれから古池君にお伺いしたいと思うのであります。わが國の産業につきまして賠償撤去後の規模につきましては、あるいは賠償委員會等の決定も大體發表を見ておりまして、おおよその見當はつく段階になつておると思うのでありますが、この際におきまする動力源、もちろん、工業ばかりでなく、いわゆる農村の電化等も考え合わせまして、總合的な動力源に對する見透し、あるいは計畫というようなものは當局においておもちかどうか、そういう點がはつきりしておりましたならば、一つ安本當局から御説明を伺いたいと思うのであります。 それから第二には傳えられるところによりますと、内務省の解體に伴つて建……
○小平委員 ただいまの御説明は、大體作業衣と手袋の關係のように承つておりますが、ああいう工事關係ですと、特に地下たびというようなものがぜひとも必要ではないかと思います。そんなものはどんな關係になつておりますか、それをひとつ伺つておきます。 それからもう一つは、衆議院におきまして電力危機突破の決議をしましてから、すでにもう二箇月も終つておるように思うのですが、とにかくあの決議の中にも、勞務者用の必要品の確保ということは強くうたつてあつたのでありまして、それがようやく今日になつて著々行き始めたというようなことは、私ははなはだ心細く感ずるのであります。一體そういう大した量でもないものが、それほど長……
○小平委員 ただいま議題となつておりまする定時制の方の職員費の國庫補助法によりますと、経費の四割を國庫で補助する、こういうことになつておるようでありますが、その定時制の教育の特殊性にも鑑みまして、でき得ることならばもつと國庫補助を多くしてやつたらどうかという氣がするのであります。特に地方財政との関連から考えましても、その必要を痛感するのでありますが、これを四割と抑えた根拠はどの辺にあるのか、承りたいと思います。
【次の発言】 それと関連しまして、これは職員費等でありまするが、施設費の関係はどうなつておるのでありましようか。
【次の発言】 概括的なことについてちよつとお伺いいたしたい。國民所得と……
○小平委員 最初の復金の資本金及び拂込資本金のことについてお伺いいたしたいのであります。政府の提出されました二十三年度予算参考書によりますと、二十三年度末におきまする資本金の見込額が千六百億となつておりまますし、また拂込未済の資本金見込額が九百七十一億円、こういうふうになつておりまして、二十三年度末におきまする拂込済の見込額はこれから計算しますと六百二十九億となるようであります。一方二十三年度の通常予算に掲げております拂込額は百八十億でありまして、現在までの拂込額七十億に加えますと二百五十億ということになります。さきに申し上げました参考書から推定されるところの拂込済の見込額と、予算面から見た拂……
○小平委員 私はこの給與の件につきまして一点だけごく簡單なことを伺つておきたいと思います。先ほど倉石委員からの御質問のあつた地域給のことでありますが、これは現在われわれが承知しているところでは一定の率によつてその三割の範囲内において支給するということを聞いております。大体賃金ベースがだんだん上つてまいりますと、一定の率によつて地域差を設けるということは、結局実情的においては開きがだんだん廣くなるという結果を招くのではないか、しかも一方におきましても賃金ベースを上げるというのは全体としてレベルを上げるという目的から來ていると思うのでありまして、こういつたような率でやつてまいると、一部の者は非常に……
○小平委員 ただいまの請願に関連して当局の御意見をお伺いしたいのでありますが、昨年政府が割当制をやりましてから、そのいわば成績は実際問題としてどんなふうになつておりますか、前のときで申しますならば、大体割当を超過して使用して電力量はどれくらいになつているか、それらにつきまして、用途別あるいは地域別等についてひとつ承知いたしたいと思うのであります。 それからなお超過使用に関連しまして、その電力料金あるいは罰金等の金額、あるいはその徴收状況等もどうなつているか。さらにはまたただいまお話になりました送電の停止というようなことも、実際問題として全國的にどのくらいあつたのであるか、そういつた割当制に伴……
○小平委員 ただいま御説最によりまして、從來の経過の大体を承知することができたのでありますが、一点ここで伺いたいことは、先ほどの御説明によりますと、指定企業二百七十五社のうち、企業の分割などをしないで、株式の分割のみによるものが百七十五社、企業の分割再編成をするもの百社、一應そういう御報告であつたのであります。そのうち株式の分割をやるべき会社でありますが、この方の株式の分割の進行状況等は、一体どの程度に進んでおりますか、その点を一点伺いたいと思うのであります。 さらに、先ほどお話の新たに四原則の提示等もございまして、今後この法律の運用につきましては、相当緩和されるのではないかという期待を國民……
○小平委員 私は主として利根水系のことについてお伺いしたいと思います。特に当局でも御承知の赤麻の遊水池をめぐる問題であります。御承知のあの遊水池の周辺の堤防でございますが、あれは昨年の暴風雨の後補強かさ上げを行いましたが、これができるかできないかのうちに、本年のアイオン台風によつて相当痛めつけられておる。これが修復もいまだできておらぬというような状況で、周辺の村民は今から非常に恐怖を覚えておるという状態にあるわけでありますが、この周辺の堤防のかさ上げ工事というものは今後どんな予定で、またいつごろ竣工の予定で当局はおやりになつておるかということを、まず最初に承りたいと思います。 それからこの堤……
○小平久雄君 木俣川は栃木縣の那須郡高林村地内を流れる川でありまして、那珂川の支川をなしております。本川の源は那須連山にあるのでありますが、沿岸の岩質が非常に弱く、洪水のあるたびごとに惨害が多いのでありまして、ここに鑑みまして縣におきましても、昭和十六年以來調査を進めまして、これが砂防工事に着手の予定でございましたが、戰時下におきまして遂にこれを見送つておつたような次第でございます。この本川の流域はいわゆる那須の原の中にありまして最も耕作に適した土地でもございますし、また近來は引揚者あるいは戰災者等の入植も逐次行われておりますので、これらと相関するところも非常に多い関係もございまして、ぜひとも……
○小平久雄君 現下の食糧事情に鑑み、茨城縣下の利根川改良治水工事を國庫の補助をもつて急速に実施するとともに霞ヶ浦、北浦の洪水位を低下し、利根川流域の既耕地を水禍より守るため北利根川、常陸川筋の改良工事を國直轄として施行されたい。
【次の発言】 栃木縣芳賀郡小貝川上流及び五行川両河川は、昭和十三年の氾濫以來継続的の水害が起りまだその復旧もできないうちに、昨年の大洪水によつて未曽有の大被害を受けるに至つた。よつて該両川改修工事の予算を増額計上せられ、急速に完成を期せられたい。
【次の発言】 茨城縣眞壁郡小貝川水害防除の根本対策として昭和二十一年度よりその上流改修工事が四箇年継続事業で着工されていた……
○小平委員 私取引高税についてちよつとお伺いいたします。この税につきましては、先ほどあなたのお話のように、非常に脱税の危險が多い。一般にもそう申されているのでありますが、大藏大臣あたりの話によりますと、むしろこの税を創設することによつて、いわゆる流通秩序の確立に資したいというようなお氣持のようでありまして、その面にもむしろ非常に逆の期待をもつておられるようでありますが、その流通秩序の確立の面に作用する力と、それからむしろ逆に流通秩序を乱すという面に働く力と、この税を創設した場合にどちらに強く働くかそういう点についてあなたの專門的な見透しと申しますか、お伺いいたしたいと思います。
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