このページでは楯兼次郎衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○楯委員 時間もないので簡潔に自動車局長にお伺いしたいと思います。先日民間自動車の大会において、「国鉄バスの不当進出防止について」というプリントをいただいたのでありますが、現在国鉄と民間との一番問題になつている点についてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 この間説明があつたわけでありますが、国鉄自動車は、今おつしやつたように先行、代行、短絡、培養というふうな、きわめて公共性を帯びている。ところが会計面は独算制をやつて行けという。この表を見ますと、二十六年度は営業計数が一二〇%というところまで向上をして来ておりますが、二十七年度の前半においては九四%で、また営業計数が低くなつて来るおそれが……
○楯委員 重複いたしますが、気になることがございますので、ただいま松原委員から御質問されました点に、一つ追加いたしたいと思う次第であります。 私どもは総理大臣の施政演説並びに大蔵大臣の演説、それからこの運賃改正に伴う運輸大臣のお話を聞きまして、今度の内閣は運輸面に非常に力を入れたい、こういうようなことをたびたび聞いたわけであります。ところが予算面になりますると、一向に金が出て来ない、やむを得ないというようなことを先日来論議をしているわけでありますが、竜頭蛇尾という言葉がありますが、まことにその通りであると思います。私どもはこの経理面において困難であるという面は承知いたしております。しかし長期……
○楯委員 ただいま提案になりました日本国有鉄道法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 現在休職者は、日本国有鉄道法第三十条により、一、心身の故障のため長期の休養を必要とする場合、二、刑事事件に関し起訴された場合、一定期間を限り俸給、扶養手当及び勤務地手当のそれぞれ百分の六十ないし百分の八十を支給する定めとなつており、その他の給与についてはこれを支給しないことが明示されているのでありますが、休職者の実情について見ますならば、きわめて気の毒な状態であります。 すなわち休職者の大半は、結核性疾患であり、療養には環境の好状件と食餌について特別の配慮が必要でありながら……
○楯委員 当請願の要旨は、各都道府県の陸運事務所の事務量に適応する定員及び予算を増加するように請願いたすわけであります。理由の第一といたしましては、各都道府県陸運事務所は昭和二十二年十二月二十六日、道路運送法並びに臨時物資需給調整法の施行に関する事務をつかさどるため設置されたもので、当時の定員は三千四百三十名、これは陸運局を含んでおるのでりますが、たびたびの人員整理によりまして逐次定員の減少を見て、現在においては二千四百八十名というきわめて圧縮された人員となつたのであります。このような人員減にかかわらず、事務量は極度に膨張し、予算と定員を伴わない諸法律、諸制度――道路運送車両法であるとか、ある……
○楯委員 デイーゼル・カーの配置ですけれども、私は今ここで詳細に三百輛に対する配置計画をお示し願いたいということは申しませんが、国有鉄道として、大体総括的に一箇所を全部デイーゼル・カーに置きかえて、残りを各所に配置するという方針であるか、あるいはある輛数を戦前運転しておりました線区に総花的に配置する方針であるか、その基本的な方針を承つておきたい。
【次の発言】 今の御答弁では、まだ基本的な方針がきまつておらないと思うのであります。それはいろいろ根拠はございますけれども、私の考えでは総花的といいますか、ある一簡所に集中的に客車と交換しないように、地方の要請に応じて幾分かは地方へ分散して配置をする……
○楯委員 おとといもこの点について私御質問したのですが、どうもわからないのは、本年度一万二千名の要求をしておる、ところがオーバー・タイムとして八千名を認めておるのであるという御回答なのです。そうすると前年度はなかつたのだが、三百三十名プラスをすると、少いけれども相当大幅な定員というものが認められて来たのであるというふうに、われわれ委員としては受取れるわけです。だから前年度に対しては実際問題として三百三十名しか増加をしておらないと私は考えておるのですが、その点ひとつはつきりしていただきたいと思います。
【次の発言】 本会議が始まりましたので、簡単に要点だけお聞きしたいと思います。おととい私がいろ……
○楯委員 ちよつと関連して……。これは先ほどの竹谷委員の関連質問ですが、昨年の本委員会において抜本塞源的な日鉄法の改正ということになると思いますが、特に財務会計制度の改正をわれわれも要望し、かつ運輸当局も次の国会にはぜひ提案をいたしたい、こういう御答をいただいておるわけですが、いまだ一向にこの改正案の用意をしていないわけですが、どのくらい進捗をしているのか、あるいはいつ御提案になるのか、ひとつ承りたいのであります。
【次の発言】 遠からずというお答えを聞いて喜んでおるわけですが、そうするとこの特別国会には必ず提案をする見通しがある、こういうふうに受取つておいてもよろしいかどうか。それから今大体……
○楯委員 この法律が成立をした場合に、私たちが考えますと、地方税の問題、固定資産税の問題、それから利子の一部補給についてはあるいは可能性があると考えるのでありますが、国庫補助の問題については少し困難ではないかと考えます。もしできるとしたならば、その予算の提出の方法をもう一回御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると幾分望みがある、こういうことだと解釈をいたします。あとで一緒に御答弁願いたいと思いますが、どのくらいの見込みがあるか。それから、ずつと条文を読んでみますると、助成処置のわけ方でありますが、なるほど補助あるいは地方税の減免、利子の一部補給というふうに、三通りに載つておるわけで……
○楯委員 ただいま議題となりました日本国有鉄道法の一部を改正する法律案につきまして、提案者を代表いたしましてその理由を簡単に御説明申し上げます。 現行日本国有鉄道法におきましては、国有鉄道の職員は、地方公共団体の議会の議員(町村を除く)を兼ねることが禁止されているのでありますが、かかる措置は実情に沿い得ないものがあり、かつ、憲法によつて保障された公民権である被選挙権を不当に制限しているおそれがあると考えられるのであります。すなわち 一、国有鉄道職員の居住状況を見ますると、全国を一貫する厖大なる輸送業務に携わつている関係から、分岐駅、操車場、工場あるいは一定距離間に所在する組成駅等においては……
○楯委員 ただいま熊本さんからいろいろな質問が出まして、大体私の質問申し上げる回答も同じようなことであろうというふうに考えますが、二、三追加をいたしまして、御質問をいたしたいと思います。まず第一に、私たちはきのう提案理由の説明書をもらつたわけでありますが、ただいまの官房長官の答弁では、裁定通り実施をする。しかしながらいろいろ説明を聞いて参りますと、実施をしようとしておらない。しかもこの提案理由の説明書の内容は、私初めてでありましてわからないのでありますが、裁定を完全に実施しようとしているのか、あるいは一部実施をしようとしているのか、あるいは全然白紙で―この国会の御意見の表明を願いたいという言葉……
○楯委員 ただいま臼井委員からお話があつたように、あの考え方で行けば、裁定問題はただちに解決してしまうと思います。この間から本会議においても、労働大臣あるいは大蔵大臣は、炭労、電産のストに対しては、中労委の調停でしたい、こういうことを言つておるわけであります。ところが、おそらく国鉄が争議を始めたならば、それ以上の現実的な事態の動きを見るであろう、こう想像されます。国鉄は争議権がないかわりに、仲裁委員会がある。その一歩下つた国鉄の取扱いについては、裁定を少しも尊重しておらない。こういうような考え方では、私は政府の労働問題の解決にはならないと思います。きようは各大臣がおられませんのでまたの機会に譲……
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