多賀谷真稔 衆議院議員
26期国会発言一覧

多賀谷真稔[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-31期-33期-34期-35期-37期-38期
多賀谷真稔[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは多賀谷真稔衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

多賀谷真稔[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第11号(1953/06/23、26期、日本社会党(左))

○多賀谷真稔君 私は、ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表し、その提案理由及び改正せんとする主要な点について説明申し上げます。(拍手)  終戦後、わが国の公務員は、労働三法の適用を受けて、いわゆる現業公務員はすべて争議権を持つていたのであります。ところが、昭和二十三年七月二十二日、マツカーサー元帥の書簡を契機としてつくられた政令二百一号、国家公務員法、公共企業体等労働関係法により、公務員は憲法の保障する労働者の基本的権利の大半を喪失したのであります。これらは占領治下という特殊の事精のもとにおいてなされたものであり、講和発効後の第十三回国……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第47号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○多賀谷真稔君 ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案の労働委員会における審査の経過並びに結果を報告いたします。  本案は労働基準法第五十二条の改正に関する参議院提出案でありまして、もともと同法第五十二条の立法趣旨は労働者の健康保持をその目的とするものでありますが、現行法においては歯科医による健康診断は明定されていないのであります。しかるに、酸、燐、砒素その他の化学薬品または鉛、水銀その他の工業原料を常時多量に使用する作業に従事する労働者は、これらの有害化学薬品または工業原料を含む蒸気、ガス等によつて歯牙の損傷その他口腔内の疾病等を起しやすく、その早期発見、早期治療は労働者の……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 衆議院本会議 第3号(1954/12/02、26期、日本社会党(左))

○多賀谷真稔君 ただいま議題となりました労働組合法の一部を改正する法律案の、労働委員会における審査の経過並びに結果を報告いたします。  本案は各党共同の議員提出案でありまして、昭和二十九年十一月三十日本院に提出せられ、ただちに委員会における審査を行つたのでありますが、本案の目的は、現下の労働情勢を勘案して、労働委員会の機能を十分に発揮させるため、使用者委員、労働者委員及び公益委員の数を最小限度各五名とする必要を認め、所要の改正を行わんとするものでありまして、委員会は本案を全会一致をもつて可決すべきものと議決いたした次第であります。  右報告いたします。(拍手)

多賀谷真稔[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

多賀谷真稔[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 労働委員会 第7号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 緊急性がありますので、関連質問をさせていただきます。  今度の風水害で、失業者でなくて仕事がない人がおるわけです。すなわち、炭鉱は、六月二十九日現在でも、西日本で全坑埋没が四十坑と数えられております。その他坑内浸水は相当の数に上つておる。それから鉄道の輸送が全然ききませんので、送炭不能となつております。送炭不能というのは、ポケットその他の貯炭場がない場合には、出炭停止となるわけであります。こういう状態が現在続出しております。この問題に対して、大きな炭鉱でありますと休業補償もくれるでありましようけれども、現在の基準法では、必ずしも休業補償をやれということにはなつていないようでありま……

第16回国会 労働委員会 第10号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 立法の根本的な問題については、いずれ法務大臣が見えてから聞きたいと思います。そこでこまかい点から、まず条文の解釈についてお聞きいたしたい。  第三条の「鉱物資源の滅失若しくは重大な損壊」とありますが、この「滅失」と「損壊」とどう違うのか。この点をひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 この前の委員会でも、ちよつとお聞きいたしましたので、辞書まで引いてのお答えで恐れ入りますが「資源の滅失」という「資源」は、経済効用であると考えられるが、経済効用が滅失するわけであります。「損壊」というのは、施設の損壊というなら話もわかるわけでありますが、資源の損壊ということは、どうも日本語ではピンと……

第16回国会 労働委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 通産大臣に対して、二点お尋ねをいたします。昨年の電産の争議の際の停電ストが違法であるかどうかという問題に関連してお尋ねをいたしたいのですが、十一月八日の岩木哲夫氏の質問に対して――その質問は池田通産大臣に質問しております。その際に池田通産大臣は、正当な争議行為による場合は損害賠償の請求権はないのである、これは不可抗力であるから労使双方の責めでないという答弁をしておるのであります。そこで、その答弁から見れば、明らかに政府は、当時は停電ストというものは違法であると考えてはいなかつたと私は断定するのでありますが、それに対する答弁をお願いいたしたいのであります。  次いで、さらに現在の民……

第16回国会 労働委員会 第13号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 大野国務大臣並びに労働局長にまずお尋ねいたしたいと思います。  労働者に対する災害補償の面において、労働金庫から要請が出ておりますが、政府としては一体労働金庫に、いかなる方法でもけつこうですが、やる意思があるかどうかということ、さらに労政局長には、事務的にどういうように現在運んでおられるか、この点についてお尋ねいたしたい。
【次の発言】 大野国務大臣の御熱意に対して、非常に敬意を表する次第であります。どうぞ保守党の労働政策のお手並を拝見いたしたい、かように考えております。  ことに労政局長並びに大蔵省の方にお願いしたいのですが、事務的にできない、こういうことでこの大きな問題が不可……

第16回国会 労働委員会 第16号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 西日本水害後の労働事情について、再度質問したいと思います。ことに二十条の適用並びに二十六条の適用についてであります。私は一昨日帰つて来たわけでありますが、この問題について、次のような問題が起つております。すなわち水害によつて解雇する場合に、たとえば、ある炭鉱におきましては、百名の従業員中二十六名解雇する、こういう場合におきまして、二十条除外の申請手続が行われている。ところが申請は却下されている。そこで当然予告手当並びに予告期間を置かなければならないということになるわけでありますが、実際問題として、仕事がないのであります。そこで休業補償の対象にはならない。せつかく法で救つてもらつて……

第16回国会 労働委員会 第18号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 本請願の要旨を説明いたします。本請願の要旨は、失業問題はますます弱化しつつあるが、失業対策事業の予算は現在五十万人の完全失業者のうち、わずかその十六万人が収容されるのみで、単価も二百四十九円、資材費の単価は二十円しか計上されず、このような貧困な予算では本事業の経済効果と合理的運営をはかることは困難である。ついては、昭和二十八年度予算中失業対策事業費を二百億程度に増額されたいというのであります。
【次の発言】 本請願の要旨を御説明いたします。本請願の要旨は、港湾運送事業の円滑にして能率的な作業の遂行と労働秩序の確立は、貿易立国を念願とするわが国にとつて、不可欠の要請である。ついては……

第16回国会 労働委員会 第19号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 専売公社の関係にお尋ねいたしたいと思います。昭和二十七年十一月二十七日付の裁定のうち、第六項に掲げてあります業績賞与についてお尋ねしたいと思います。二十八年度の給与の支給に際して、二十七年度の決算における予定以上の利益を生じた場合の業績手当を幾ら考えておられ、どういう予算措置を講じておられるか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 公社にお尋ねいたしますが、大蔵省との折衝の段階において、公社としては幾らくらいの金額を折衝されておるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 大蔵省にお尋ねいたしたいと思いますが、この裁定の理由書の中には、四分の一までということが書いてあるわけであります……

第16回国会 労働委員会 第20号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 労働省に資料の提出をお願いいたします。駐留軍労働組合の争議中における米兵との衝突について、講和発効後いかなる事件が起つたか、労働省の関知する範囲においてお答えを願いたいと思います。さらにそれが刑事的な事件を伴う場合には国警の方から資料を協力して出していただきたい、かように考えるわけであります。  第二点は、日本国に駐留する合衆国軍隊の使用に対する日本人及び通常日本国に居住する他国人の労務提供に関する基本契約は、単なる一つの労働協約というのでなくて、むしろ私はこの場合の契約というのは、条約的な関係のものであろうと思います。そこで日本国と合衆国との間でこれを交渉することになつておるわ……

第16回国会 労働委員会 第21号(1953/09/02、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 中西労政局長にお伺いしますが、今度の問題は、資金上予算上不可能な問題ですか、ちよつとお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 これは予算の問題と関連はありますけれども、現在の予算は十二億という予備金が出ておる。ですから、大蔵大臣さえ認可すれば、予算上は可能な問題である。むしろこの問題は、協定ができていないというところに問題の根本がある。協定に至つていないのであります。ですから、予算上不可能であるかどうかじやなくて、協定ができていないというところに問題があるのであつて、むしろ内部的な問題である、私はこういうように判断をしておる。現在この協定そのものが成立しなくて、今協定ができよう……

第16回国会 労働委員会 第22号(1953/09/03、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 通産大臣にお尋ねいたします。  まず政府の石炭政策の根本的な対策についてお尋ねいたしたいと思います。石炭がちよつと余つて参りますと、国家管理制度というものを廃止いたし、さらに不足な告げると、舞台もひつくり返るような騒ぎを演ずる。ストをすれば、日本経済の運行がとまるというわけで緊急調整をやる。また少し貯炭ができると人員整理をして首を切る、こういつた政策がとられておる。これではまことに弾力性のない、見通しのきかない、計画性のない石炭以策といわざるを得ないのであります。一体政府は石炭産業に対してどういうお考えを持つておられるか、また二十八年度以降の需給関係並びにその計画はどういうふうで……

第16回国会 労働委員会 第23号(1953/09/04、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 関連して労働省と市警にお尋ねいたします。労働省に対しましては、今行われております日産のロック・アウト――八月五日から工場閉鎖が行われておると聞いたわけでございますが、かように一箇月以上にわたる長い工場閉鎖が実際許されるものであるかどうか。私は労働者のストライキ権と工場閉鎖とは、同じ基盤においで考えらるべきものではないと考えるわけであります。なるほど工場閉鎖は、現行の労調法に若干規定してございますけれども、これはやむを得ない経営者の最後の手段であるといわなければなりません。たとえば生産あるいは就労をするという申し出なくて、あるいは就労してもすぐストライキに入るだろう、こういうような……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 法務委員会 第5号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 国警にお尋ねいたしたいと思いますが、労働組合の大衆運動に対する認識をどういうふうにお持ちであるか、お尋ねいたしたいわけであります。具体的に申し上げますと、労働組合は、警察から呼出しを受ける、あるいは検察庁から呼出しを受ける場合には、組合としては常に黒板に書いて、何月何日には通知が来ておるからと言つて、責任を持つて今まで出しておるわけであります。すでに福岡でも昨年の炭労の争議で、ピケツト問題である事件を起している。また古河の目尾にも列車妨害事件等が起つておるわけでありますけれども、やはり組合としては責任を持つて常に出頭をしているわけであります。しかるに今度の岩屋の問題は、夜明けを利……

第17回国会 労働委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 職業安定局長にお尋ねいたしたいのですが、昨年昭和二十七年に職業安定法施行規則が改正されて、その第四条の第一項第四号の改正についてお尋ねいたしたいと思います。  基準法の第六条によりまして中間搾取を禁止する、日本の労働の封建制を一掃するために設けられた規定により、職業安定法あるいは施行規則の施行によりまして、漸次そういう封建的な労働関係が一掃されて来たことは、慶賀に値するものであると思うわけでありますが、そういう今まで中間搾取のもとに坤吟して来ました労働者が十七万五千人ほど近代的な労働関係に置かれつつあるわけであります。ところが、このたびこれが改正されまして、元の状態に返らんとして……

第17回国会 労働委員会 第6号(1953/11/09、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 大臣はからだが悪いそうでありますので、ごく簡単に質問いたしたいと思います。  先ほどの高橋委員の質疑に対しまして、政府は、何も国会に承認をしてくれとか、あるいは不承認であるとか、こういう意思表示はしていないのだ、ただ国会の審議を願つておるのだ、こういうことであります。裁定の問題については、裁定がいいとか悪いとかいうことは、われわれは言うべき筋合いではなくして、財政上の見地から考えているのだ。また今井仲裁委員長も、国会の審議は、裁定そのものの内容でなくて、財政上支出ができるかどうかという御検討を願いたいのだ、こういうことをおつしやつたと思うのであります。そこで問題は、やはり財政上支……

第17回国会 労働委員会 第7号(1953/11/10、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 簡単に質問をいたしたいと思います。造幣局と組合では、団体交渉でどういう協議がなされ、どういう経過になつておるか。団体交渉の面、要するに調停委員会にかける前の状態を、少しく報告していただきたいと思います。
【次の発言】 造幣局の団体交渉の場合の当事者、ことに仲裁裁定のあつた場合の拘束する当事者というのは、官側ではどういう関係になつておりますか。
【次の発言】 仲裁裁定を受ける場合に、官側では造幣局長ですか。私は大蔵省の場合は、当然大蔵大臣の拘束になると思うのですが、造幣局長であるという根拠をお示し願いたい。
【次の発言】 委任という場合は、やはり権限は大蔵大臣にあると思う。大蔵大臣……

第17回国会 労働委員会 第8号(1953/11/11、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 食糧庁にお尋ねいたしたいと思います。今問題になつております八幡市の旭硝子牧山工場におきまして、争議が起りました。そうして十月七日に第二組合の結成と同時に保安要員をほとんどカン詰にいたしまして、そのほかに日々請負が入つておりましたがその請負もともに食糧を会社から支給いたしまして、そして食管法違反の問題が起つたわけであります。このことについて、まずお尋ねいたしたいと思いますのは、八幡市から百九十七俵の米が食糧協同組合を通じて出されておりますけれども、一体かような応急米と称すべき米はどういう要件で従来出されておるか。聞くところよりますと、あの風水害におきましても、八幡市市民は四万の罹災……

第17回国会 労働委員会 第9号(1953/11/24、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 食糧庁需給課長から、この前お願いしておきました調査を御報告願いたい。
【次の発言】 では食糧庁にお尋ねいたしますが、九月十六日といいますと、まだ争議が始まつて一週間しかなりません。そこで、事実ストライキですから、休んでおるわけであります。まだピケも張つておりません状態でございまして、むしろピケが張られるようになりましたのは、第二組合ができてから後でございます。デモも行われませんでした。ただ工場は休まれておる、こういう状態の中にあつたのであります。そうしますと、一体警備員として、はたして不測な事態が起るとして警備員にそういう状態の中に応急米を出される、これが食糧庁として妥当であるか……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 議院運営委員会 第2号(1953/12/01、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 われわれは労働委員会を中心とする連合審査会で、ことに公聴会を開いてはつきりしましたことは、裁定の内容については審議できないということである。裁判所ではないから、裁定がいいとか悪いとか、あるいは民間企業に比べてどうだ、こうだというとこはできないのだ、ただ予算上可能であるかどうかを審議する権限しかないということを、各学者が口をそろえて申しておつたのであります。そこで、われわれが不思議に思いましたことは、予算上可能かどうかということを審議する権限しかない、そうするとこれは純然たる予算上の問題である、そこでこれがためには当然予算案がなければ審議ができないじやないか、労働委員会においては今……

第18回国会 労働委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 二、三点浜田参考人にお尋ねいたしたいと思いますが、一体労務者と英駐留軍との間に、労働協約を締結してあるかないか、給与の協定もあるのかないのか、その点を第一点としてお尋ねいたしたいと思います。  さらに第二点は、組合活動は、労組法が許容している範囲において行われておるかどうか、ことに不当労働行為は行われていはしないか、この点についてお尋ねいたしたい。  第三点は、基準監督署並びに労政事務所は、これらの問題に対してどういう処置をとつて来たか、この点についてお尋ねいたしたいのであります。
【次の発言】 きわめて大きな問題でありますけれども、たとえば交渉中に解雇用され、しかも監督署の認定……

第18回国会 労働委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 私たちがこの裁定に対する承認を求められてから、一箇月になるわけです。その間、労働委員会としてはいろいろ審議いたしましたが、結論的に申し上げますと、何を審議しているのかわからないといつた状態でございます。それはどういうことかといいますと、承認を求められた際に、政府は次のように言われました。それは、いわゆる不承認の承認とか承認の承認を求めているのじやない、国会は最高の議決機関であるので、お諮りして意見を求めておるのでございます、こういうことが提案の理由の説明でございました。そこで、この裁定が審議されておる間は、政府としては意思表示をする必要もないし、しないのだとわれわれは考えておつた……

第18回国会 労働委員会 第4号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 関連して質問いたしたいと思います。実は単に大蔵省が給与に対して規制をしている通牒を発しておるだろうというのではなくて、法的に権限があるわけであります。大蔵省は、日本銀行法によりまして、日本銀行の予算につきましては認可をする権限を持つておる。それで重大なる変更の場合も、やはり認可をしなければ予算が組めない。いわんや公社の関係でも、金が余りますと、あるいは積立金あるいは納付金にまわすようになつている。日本銀行も同じように、金が余つたら国庫に納付しなければならないことに法律でなつておるのであります。でありますから、当然公社と同じように日本銀行を扱つても、何ら法的には違法でないようになつ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 通商産業委員会 第66号(1954/09/10、26期、日本社会党(左))

○多賀谷真稔君 私が所属しております労働委員会におきましては休会中しばしば委員会を開きしまして、石炭鉱業に従事する労務者の生活の窮迫の打開につきまして審議したわけであります。ところが不幸にして大臣の出席を得ることができなかつたのでありまして、事務当局の局長の答弁しか得られなかつたのでございます。ところがこの問題は単に局長の行政の範囲内を越えた大きな政策の問題がありますので、私この席で大臣に対して二、三の質問を試みんとするものであります。具体的な個々の山の救済、なかんずく高倉鉱業とか日満鉱業の問題に対しまして本省の局長、課長並びに九州通産局の部長並びに各課長には非常に御努力をいただいて、これは非……

第19回国会 労働委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 仲裁裁定実施に伴う労使間の紛争を見たわけですが、ことに年末手当について、かなり終結を見ておるところも多いと思うのですが、一体その状況はどういうふうになつておるか各公社及び現業別に御回答を願いたいと思います。
【次の発言】 これだけ大きな紛争を見た争議の跡始末が、どうもしり切れとんぼで、わけがわからぬわけですが、ことに正確に知り得ないということは実にふしぎに思うのです。今お話になつたのとわれわれが聞いたのと、もう相当食い違いがあります。労働省の方ではどういう調査をされておるのか、労使双方で争議解決が団交になれば、お互いに隠しておるのかどうか。これだけ国会いろいろ紛議をかもしたものが……

第19回国会 労働委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 英連邦雇用になつておる労働者の労務管理について、お伺いいたしたいのですが、その前に、国連軍に日本の施設並びに労務の提供をする根拠をお尋ねいたしたい。
【次の発言】 国連軍関係については、協定がなかなかできないのでありますが、ことに労務管理の方式について、労働者の方では、当然アメリカ軍と同じような方式をとつてもらいたい、こういうことを盛んに要望しておる。これに関して、今まで折衝された経過についてお話願いたいと思います。
【次の発言】 数千万円という経費が、より以上かかるということですが、具体的には、現在英連邦が直接雇用して労務管理費としている費用、さらに間接雇用にすればどのくらいい……

第19回国会 労働委員会 第5号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 今回中央労働基準審議会に諮問になつております基準法施行規則改正の要綱について、逐条的に基準局長から御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ついでに施行規則だけやつてください。年少者の方はあとで聞きましよう。
【次の発言】 基準法の施行規則につきましては、いずれ議題になるそうでありますので、その際逐条質問をいたしたいと思いますが、労働大臣が本日見えておりますので、この基準法施行規則に対して、一般的な質問をしたいと思うわけであります。  この今度の施行規則の改正要綱を見ますと、実質上労働基準法を改悪されておる、こういうように感ずるわけであります。ことに行改整理その他がありまして、現……

第19回国会 労働委員会 第6号(1954/02/19、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 参考人にお尋ねいたします。参考人の組合の名称と、八幡製鉄労働組合というのとの関連についてお答え願いたい。
【次の発言】 職安法の施行によつて、従来労務供給で入れられておつたものが直傭の形、また常傭の形で組合をつくつておるという話ですが、そういつた組合が他の製鉱業あるいはほかのところにもあるかどうか、お尋ねいたしたい。
【次の発言】 そういつた組合の連合組織といいますか、中央の協議会といいますか、そういうものができておるのか、あるいはまたそういうものの結成の動きがあるのかどうか、お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 では具体的にお尋ねいたしますが、名護屋岬の鋼材貨車おろしの問……

第19回国会 労働委員会 第8号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 労働基準法施行規則の面につきましては、本日は基準局長も見えていないようでありますので、次会にいたしまして、現実の労働基準行政の実施の状態について質問いたしたいと思います。実はこれは日本紡績高田工場の問題ですけれども、これは組合内部の問題もありますので、なかなか質問も慎重を要すると思うのですが、一応私は使用者が介入をしている面、またそれによつて労働基準法が実施されていないのじやないかと危惧する面について、お尋ねいたしたいと思うのであります。  第一点は生理休暇の問題でありますが、生理休暇を願い出ても、ある人にはくれるけれども、ある人には認めない、こういうことを言つて来ております。あ……

第19回国会 労働委員会 第9号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 関連して。本件は初めて私は耳にしたわけですが、きわめて重大なる問題を含んでおると思うわけです。まず第一に、保養券を会議費に使つたというが、一体その保養券で役人が保養したのかどうか。あるいは保養券を他に売るといいますか、保養券を出したということで金を調達して、保養券それ自体を使用したのではなくて、金を調達する意味において使用して、その金で会議を行つたのかどうか、その点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 監督署及び基準局の交際費等は非常に少くて、むしろ私は本省の役人、極端な例をあげれば、監察官あたりがその会議に呼ばれておりはしないか。それは本人は気がつかなかつたでしようが、……

第19回国会 労働委員会 第10号(1954/03/05、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 今現業の労働組合の方から、意見を聞いたわけでございますが、当局側も見えておられますので、四現業の当局側からも一応御説明を願いまして、それから質疑に移りたいと思います。
【次の発言】 仲裁裁定を実施したところが、一般公務員と均衡を失する状態になつた、こういうお話であります。われわれ国会議員といたしましても、どうも不明な点を非常に残念に思うわけですが、一体どこからこういう問題が起つたのか、その原因についてお尋ねいたしたいと思います。今全印刷の組合の方から、その点について言及がありました。すなわち人事院の勧告は給与表の勧告であつてベースの勧告ではない。一方仲裁の方はベースの勧告である、……

第19回国会 労働委員会 第11号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 先日現業の理事者側の方にも来ていただきまして、本委員会と今度の紛争の問題点を把握せんといたしたのでありますが、先ほど井堀委員からも御指摘がありましたように、造幣において四百二十円、印刷において二百二十九円、アルコールにおいて二百十三円、林野において二百二十七円という数字、いな、それ以上の数字を、当局側も確認されておつたわけであります。この問題は、仲裁が出ました当時、また国会の審議の際におきまして、労使双方とも気がつかなつた状態でございました。あらかじめ造幣とか印刷は企業が困難であるから、これだけ低くするのだという話はなかつたのでありまして、当然一般公務員並には十分なつておるのだ、……

第19回国会 労働委員会 第12号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 この際動議を提出いたします。ただいま文部委員会において審査中の義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案及び教育公務員特例法の一部を改正する法律案、以上二法律案は、本委員会の所管事項ときわめて関連が深いと存じますので、連合審査会の開会を申し入れることを望みます。何とぞ委員各位の御費、同をお願いいたします、

第19回国会 労働委員会 第13号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 関連して――吾孫子さんにお聞きしたいのですが、先ほど組織の責任者云々と言われました。また十七条は、必ずしも組織だけのことを書いているのではなくて、職員それ自体の判断をやはり入れる要素があるのだ、こういうお話でしたが、この国鉄の労働組合というのは個人加入の組合であるかどうか、まずお聞きしたい。
【次の発言】 国鉄の組合は、いわゆる単一組合で、地方本部の集合体あるいは連合体でないと当局は考えられているかどうか、その点についてお答え願いたい。
【次の発言】 当局の認識はどうなんですか。
【次の発言】 俗に単一組合とは言つておりますけれども、事実は組合単位で加入しているのが、最近の民間の……

第19回国会 労働委員会 第14号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 事実問題について、組合側にお尋ねしたい。今井上説明員は、京都の駅では五十個積んだという話でありました。組合側の資料によりますと、京都では、車掌が満載の通告をしたので積込みを行わなかつたという資料が出ておりますが、どちらが事実であるか、お尋ねいたしたい。
【次の発言】 今当局側も組合側からの発言を聞かれたと思いますが、組合の方では、月光には京都では積まなかつた、こういう報告をしておりますが、あなたの方はどういう判断でございますか。
【次の発言】 これは事実の違いですから、再度調べてお答え願いたいと思います。  次にお尋ねいたしたいのは、何か今までのお話によりますと、この紛争は、佐藤……

第19回国会 労働委員会 第15号(1954/03/31、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 当局側にお尋ねいたしますが、新潟鉄道局管内が、他の責任を問われない管内に比して、特に責任を問われたというのは、どういう点において違いがあつたか、お尋ねいたしたい。
【次の発言】 今の件について、国鉄当局にもひとつお尋ねいたします。
【次の発言】 聞瀬説明員は、主観的にお話をなさつたわけです。管内だけを考えてみてこうだというお話をなさつたわけですが、吾孫子説明員は、同じであるということを言われました。私は国鉄全般の当局者としては、こことここは違うからという判定がなくては、ないところとあるところという判定はつかないと思うのですが、特に新潟の鉄道局管内について、責任者を出さなければなら……

第19回国会 労働委員会 第16号(1954/04/02、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 まず組合側の参考人にお尋ねしたいと思いますが、東京地方本部の戦術委員長並びに副闘争委員長並びに書記長は、その当時おられたのかどうか。あるいは外遊されたという新潟の例もありましたが、どういう事情にあつたかお尋ねしたい。
【次の発言】 戦術委員長は、闘争委員長とは別にあつたわけですか。
【次の発言】 まず本庁の吾孫子さんにお尋ねいたしたいと思いますが、責任をとつた支部もあり、とらない支部もあり、また天王寺は実行当事者でありますので別でありますが、大阪、新潟、広島では、組織の責任者を解雇されておる。そういたしますと、あるところでは委員長兼戦術委員長、あるところでは委員長と戦術委員長、あ……

第19回国会 労働委員会 第18号(1954/04/15、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○多賀谷委員長代理 これより会議を開きます。  本日赤松委員長が事故がありますので、私が委員長の職務を行いますから、御了承願います。  それでは特需関係労務に関する件について調査を進めます。本件に関連いたしまして、日平産業株式会社の労使問題について調査を進めます。本問題につきましては、前回の委員会に御出席になりました参考人の高橋兵二君及び大吉光君の両君が本日も御出席になつておりますから、御了承願います。  まず両参考人より本問題につきまして、御意見を聴取いたします。高橋兵二君。
【次の発言】 大吉光君。
【次の発言】 では参考人並びに政府に対し質疑を許します。なお政府委員は労働省のほかに通産省……

第19回国会 労働委員会 第19号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 今の問題に関連して質問をいたしたいと思います。  今吾孫子説明員は、十七条の問題から十八条の解雇ということになると、これは団体交渉事項ではないと言われておりますけれども、それはどういうところから来ているか。すなわち「一切の権利を失い」こういうことを御解釈になつているのではないかと思うのですが、その点を明らかにいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは総括質問をいたします。まず第一に、次の点を労働省並びに組合並びに国鉄当局にお尋ねいたしますが、今度責任者を出されたのは国鉄のみであります。しかし年末闘争と称しまして、仲裁実施をめぐつての闘争は、他の二公社五現業にも行われたわけです……

第19回国会 労働委員会 第21号(1954/04/23、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 政務次官が見えておりますので、時間の都合もあるかと思いますので、ごく簡単に緊急に質問いたしたいと思います。それは昨日の午前一時から、福岡県の板付の飛行場で、駐留軍労務者が争議をしておるわけでありますが、これは次のような事情によるものであります。駐留軍労務者の給与は、福岡県におきましては、労働組合ができていなかつた関係もありましようが、とにかく他の県に比して非常に低いわけであります。そこで、この点につきまして、福岡県の総務部長を初め、特別調達庁の労務官が現地に参りまして、小倉のごときは、給与是正について現地の部隊と調印をいたしまして、一応認めたわけであります。ところがその後になりま……

第19回国会 労働委員会 第22号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 労働省にお尋ねいたします。今参議院の専門員の方から、詳細に説明がありましたが、ことに命令の改正ですが、労働安全衛生規則の四十八条の(ル)、(ヲ)というのを歯科医師の診断を要する、おそらくこういうようにされるであろうということでしたが、労働省としてはこの法案が可決されますと、そういうふうにお取扱いになるかどうか、お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 私はこの際動議を提出いたします。ただいま議題となつております労働基準法の一部を改正する法律案は、その必要性もきわめて明白であり、条文もきわめて簡単でありますので、この際質疑を打切り、討論を省略して、ただちに採決されんことを望みます……

第19回国会 労働委員会 第23号(1954/05/14、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 三者意見の一致いたしたものについて、質問いたしたいと思います。  まず第五条でありますが、第五条のうち、法第八十九条の第九号の問題であります。この第九号に規定してある中で「休職に関する定がある場合には、その事項」という休職というのはことに労働条件で漏れている中の大きなものだ、こういう意味であろうと思うのですが、そのほかに、労働条件であると、普通狭義に解しても、いわれる問題はないかどうか、まずお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 寄宿舎規則に定める事項の中で、文章をかえて「入退舎に関する事項」こういうことに、特にこれだけをきめた理由はどういう点にあつたか、お聞かせ願いたいと思……

第19回国会 労働委員会 第24号(1954/05/19、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 ただいま議題となりました最低賃金法案及び最低賃金保障金融公庫法案につきまして、その提案理由及び内容の概要について御説明を申し上げます。  最低賃金制は、前世紀の末ニユージーランドに実施されて以来、イギリス、フランス、オランダ、ベルギー、カナダ等々に行われ、第二次大戦後の今日においては、インド、ビルマ、フイリピンのアジアの後進国及び中南米諸国に至るまで、ほとんど法の制定を見ているのであります。ILO総会においても、一九二八年、すでに最低賃金制度に関する条約並びに勧告が採択され、わが国の労働基準法にも最低賃金に関する条項があるにもかかわらず、いまだ実施の運びに至つていないことは遺憾の……

第19回国会 労働委員会 第25号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 第十二条についてお尋ねいたします。十二条を削除するという諮問が出ておるわけですが、これは法第百六条の規定に何ら規定しているところがない、こういう理由のようであります。この審議会の答申によりますと、「準じて、」ということを削除して、「周知させなければならない。」を「周知させるものとする。」に改めること、こういうことが出ておりますが、この「準じて、」ということがあるのとないので、罰則が違いますかどうか、これをちよつとお尋ねいたしたい。
【次の発言】 罰則がなければ「周知させなければならない。」という原案でいいのじやないかと思うのです。ことに法第三十二条第二項または法第三十五条第二項と……

第19回国会 労働委員会 第26号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 議事進行について。どうも委員会に初めて見えて事情のわからない方が、いろいろおつしやつておるのですが、実はこの出張をお諮りなさつた日に、やはり委員会で決定しておるわけです。札幌市交通局の争議問題について、札幌市交通局長九里正蔵君、札幌市交通局労組書記長木村貞雄君、以上二名を参考人として出席をお願いし意見を聴取することといたしますと、同じ日に決定しているのです。理事会でもしております。ですから、これは抽象的な問題でなくて、やはり具体的な争議行為について参考人として呼び、また出張しておるわけですから、ひとつ議事進行をお願いしたい、かように思うわけです。

第19回国会 労働委員会 第27号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 失業問題はきわめて重要な問題であります。ところが大臣は、警察法の関係があるということで常にお見えにならない。それで本日のような非常に重要な問題にも、一時間ほどしか時間がないのであります。これは、ひとつ大臣にもゆつくり来てもらつて、徹底的な審議をしなければならない現下の急務であろうと思うのです。そこで委員長におかれては、なるべく労働委員会に出てもらうように要請していただきたい。
【次の発言】 この問題は、当然通産大臣並びに石炭局長に聞かなければなりませんが、本日欠席されております。そこでちよつと相手を失つておるわけですが、一応労働省に関する部分だけをお聞きいたしたいと思います。  ……

第19回国会 労働委員会 第28号(1954/05/28、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 今炭界が非常に不況と言われ、ことに労働関係の問題としても、きわめて重大な深刻な問題を含んでおるわけで、ことに炭鉱企業は多くの労務者をかかえておりますので、中小企業の崩壊を中心としまして、失業戦線に放り出されておる、こういう状況を呈しておるわけであります。そこでお尋ねいたしたいのは、二十九年度の出炭の見込みと、さらに需要の見込み、それがどういうような状態になつておるかをお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 昨年の消費実績は、どの程度になつておりますか。
【次の発言】 昨年の消費実績が四千三百五十万トンということになりますと、今の御説によりますと、重油を抑制しても、たかだか昨年……

第19回国会 労働委員会 第30号(1954/06/01、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 質問は審査の過程で行いたいと思いますが、委員長に要望しておきたいと思います。それは中労委がある条件を付して地労委に管轄指定をするということ、これは、何も地労委は中労委の下部組織ではないのでありまして、きわめて地労委の自主性を害するものであろうと思います。さらに奇怪なことには、今参考人からお話がありましたが、中労委にそれを問いただしたところ、そういう条件を付していないと言う、地労委はそういう条件があると言う。こういう労使関係は明白なもとで行われなければならないにもかかわらず、しかも独立なる行政機関がおのおの違つた意見を発表するということは、今後の労使問題の解決に重大な支障を来すと思……

第19回国会 労働委員会 第31号(1954/07/28、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 関連して。  この問題は労働法以前の問題を多分に含みますので、明日には法務省の人権擁護局長に出頭願いたいと思います。  それから今の問題に関連いたしまして、労政局長にお尋ねいたしたいと思います。私は争議以前の問題を主として明らかにしておきたいと思います。それで今労働者の意思があらゆる調査において反映しなかつた、あるいは供述がとり得なかつた、こういうことでありますが、こういう問題は従来は普通の組合でありますと、組合がやつておるので、そういう点にも非常に困難があつたと思うのです。そこで、元ありました組合、今第一組合といいますか、そういう旧組合がたしか結成をされておる。その旧組合には、……

第19回国会 労働委員会 第32号(1954/07/29、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 参考人の方に二、三お尋ねいたしたいと思うわけでありますが、私たちいろいろ判例を見ましたり、また労働委員会の不当労働行為の事件についていろいろ調査を進めておりましたところ、帝国酸素という会社が、あるいは申請人となり、あるいは被申請人になつた場合が非常に多い。私どもは、帝国酸素というのは、実は研究が不十分でございまして、相当大きな従業員を持たれていると、かように思いましたところが、あにはからんや、千名内外である。しかもこれほど多くの紛争が起きておつて、ほとんど解決されていない。先ほども申されましたが、すでに地労委あるいは中労委、あるいは裁判所に提訴あるいは係争中のものが五件もある、こ……

第19回国会 労働委員会 第33号(1954/07/30、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 今の問題に関連してお尋ねいたしたいと思いますが、金融に乗らないという問題であります。金融に乗らないということになりますと、要するに回収の見込みがなかなかつかない、危険度が非常に濃厚である、こういうことであろうと思うのであります。そこで私は労政課長と特殊金融課長にお尋ねいたしたいと思いますが――これは政治的な問題でありますので、実は課長では無理と思いますけれども、事務的にお尋ねいたしたい。労働金庫が貸すにいたしましても、遅欠配が多くなりますと、非常に危険度が増して来る。そうすると信用保険制度というものの確立、再保険の確立が必要である、こういうことになると思うのであります。そこで現在……

第19回国会 労働委員会 第34号(1954/07/31、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 議事進行について。この前、中原委員からも質疑が出ておりまして、本日参考人が見えておりますので、ことに池尾、石田両参考人から、監督署及び安定所の饗応の事実について述べていただきたいと思います。
【次の発言】 近江絹糸の問題を聞きますと、その深夜業、あるいは無制限労働、あるいは対抗競技による優勝旗制度、工場罰、あるいは寄宿舎制度の役割が演じました外出禁止による拘禁制度、さらに募集の状態、こういうものを見ますと、これは明治三十六年に農商務省の工務課で調査いたしました紡績の職工事情に大体同じような感じを私は持つのであります。いな職工事情を読んで研究をして、こういう工場をやつておるのではな……

第19回国会 労働委員会 第37号(1954/09/06、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○多賀谷委員長代理 これより会議を開きます。  本日は赤松委員長が事故がありますので、私が委員長の職務を行いますから御了承を願います。  まず理事の補欠選任についてお諮りいたします。去る八月十八日理事丹羽喬四郎君が委員を辞任されましたので、この際理事の補欠選任を行わなければなりませんが、前例によりまして委員長に補欠理事の指名を御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、それでは理事に大橋武夫君を指名いたします。
【次の発言】 次に近江絹糸紡績株式会社の争議問題について調査を進めます。  去る九月四日に本委員会で決定いたしました近江絹糸株式会社争議につ……

第19回国会 労働委員会 第39号(1954/10/05、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 全銀連の方から参考人としてお述べになりました点について、当の責任者である谷村銀行課長にお尋ねいたしたいと思います。昭和二十九年八月三十一日にあなたの方から各財務局長あてに出された私信によりますと、これは単に金融情勢の面だけでなくて、労働行政全般に及ぶ大きな問題を含んでおると思うのであります。ことに労使間において自主的に決定さるべき賃金の内容に関して、しかもこれが高度の立場からいろいろ制約されおるということは、われわれにとりまして、むしろ労働法関係の干渉ではないか、かように考える次第であります。いろいろその内容には書てありますけれども、なかんずく大きな問題といたしたいと思いますのは……

第19回国会 労働委員会 第40号(1954/10/06、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 調達庁にお尋ねいたしたいと思います。  まずこの問題は、かなり長い間紛争を見ておるのでありまして、非常に遺憾に考える次第でありますが、軍側から公務員との均衡において、LSOの方には解雇手当――これはもちろん予告手当ですが、さらに失業保険があるじやないか、こういう反言もしておるのであります。これに対して調達庁の方ではどういうお考えであるか、まずお聞かせ願いたい。
【次の発言】 軍の示した案に対して、調達庁の方では反論を出したということで、今私が指摘をいたしました二、三の点についても、調達庁としては承服できない、こういうふうに意思表示をされておると承つたのです。そういたしますと、先ほ……

第19回国会 労働委員会 第41号(1954/10/07、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 私は職安局長に、職業安定法施行規則第四条に関連した問題について、具体的にお尋ねいたしたいと思います。  今、問題といたしたいと思いますのは、日通立川支店におけるフインカム臨時要員の問題でございます。この要員は、大体二百名程度でございまして、作業の内容は梱包、箱詰め流れ作業と、それからランニング・マットの再製作業、さらに製函作業、この三つにわかれておるわけであります。資材、器具、設備全部駐留軍のものでありまして、これを借り受けて日通でやつておる、こういうことであります。さらに、最初申しました梱包、箱詰め流れ作業は、これはLSOの労働者と、今申しました臨時要員とが渾然としてその作業に……

第19回国会 労働委員会 第43号(1954/11/16、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 昨日の読売新聞にも「労働委員会に望む」という投書があつて、それは、このハウス・メイドの解雇の事件が取上げられたということは非常にうれしいことである。しかし、往々にしてこういう事件はうやむやに葬り去られるおそれがある、それで、ひとつ十分これに対して対処してもらいたい、こういう意味の投書でございます。そこで私は再度手続を慎重にしろという意見には、反対を申すわけではございませんが、このことによつて、この問題がはつきりしないで、十分な結論を出し得ない、こういうことのあるのをおそれるわけであります。そういうことのないことを希望いたしまして賛成いたします。

第19回国会 労働委員会 第44号(1954/11/17、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 参考人の意見から、二、三点事実についてお伺いいたします。  まず三越争議の場合に、あのピケは行き過ぎであつたというような東京地方裁判所の判決があつたやに聞くわけですが、そういうことは事実でごさいまましようか。私の知るところによりますと、あれは検察庁でも起訴猶予をしております。それで裁判所にそのこと自体はかかつていないと思いますが、その点についての見解をお述べ願います。  それからもう一つ、事実関係についてでありますが、結婚衣裳をとりに行つて拒否されて、もらえなかつた、こういうことを聞いたわけです。あるいは間違いかもしれませんが、私が聞いたところによりますと、その結婚衣裳等のものは……

第19回国会 労働委員会 第45号(1954/11/18、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 労政局長にお尋ねいたしたいと思いますが、今参考人の参考陳述をお聞き及びでありましようが、この件について質問をいたしたいと思います。  今参考人からも提示がありましたように、公企労法の関係では、当然施行令において仲裁期間が定めてあるにかかわらず、地方公営企業労働関係法におきましては定めてない。そこで、今日まで六箇月間も延びておる、こういうお話でありますが、この公企労並びに地公労に関係いたします従業員は、争議権を奪われておるわけであります。そこで、普通の労働組合ですと、仲裁とかあるいは調停に期間がございませんけれども、ここには期間がある。しかも調停が二箇月続いても成立しなかつた場合に……

第19回国会 労働委員会 第46号(1954/11/19、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 この前の委員会におきまして問題になつておりました作業所閉鎖が行われておるにかかわらず、さらにそれに対して仕事を始めるといつた人々を中に入れないということが、なぜ業務妨害になるか、こういう質問をし、それに若干の答弁があつたわけであります。この点について、さらに研究されたことであろうと思いますので、一応御回答をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 私も実は通告文の前文だけしか知らなかつたものですから、遠まわりな議論をしたと思うのですが、そういたしますと、作業所閉鎖ということはわかりましたが、私は同じ人間が業務妨害になり、また同じ人間が不退去罪になつている、これがどうも理解に苦し……

第19回国会 労働委員会 第47号(1954/11/26、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 まず組合の方にお尋ねいたしたいと思います。この前の参考の陳述をなされました際に、取引所のデモ行進を見て、デモがおもしろいからやつてみたいと言つただけで三名が解雇になつたというお話がありましたが、これはどういう証券会社であるのか、さらにその内容を詳細にお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 そのデモがおもしろいからやつてみたいといつて解雇されたのはどこですか、それから何名ですか。
【次の発言】 それから会員権譲渡のために、一応組合結成を交渉したところ、組合を解散すれば新しい店に継続して雇つてもらう、こう言つて都の中央労政事務所がタツチをして組合を解散させた、こういう事実がござい……

第19回国会 労働委員会 第48号(1954/11/27、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○多賀谷委員長代理 次に司じく国鉄労働組合横浜支部委員長阪間米造君。
【次の発言】     吉田内閣の労働行政に対する警告決議案   吉田内閣の労働行政は現下の社会情勢に鑑み適切でない。よつて本委員会はこれを確認し右宣言する。  趣旨弁明を申し上げます。  吉田内閣の労働行政は、憲法に規定する労働基本権を無視し、労働組合の育成強化、労働者の福祉向上を期すべきサービス行政たるの本質を忘れ、弾圧行政に終始するものであり、本委員会としては絶対に承服できない。よつてここに吉田内閣の労働行政に対する警告決議案を提出する次第である。
【次の発言】 まず問題が三点ほどございます。時間の関係もありますので、最……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 通商産業委員会 第4号(1954/12/06、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 今参考人からいろいろお話がありましたように、石炭鉱業は日本資本主義の発達の歴史にいまだかつて経験をしないような悲惨な状態に陥っておるようであります。今重油軽換が行われた理由に何か炭鉱ストライキが直接動機になったように話をされておりますけれども、これはやはりアメリカにおいても現在石炭危機がいわれておる。これはやはり安いところに需要がふえて行くという経済の必然性を物語るものでありまして、何か中小炭鉱が現在崩壊しつつあるのは炭労のストライキだ、こういうようですが、私は当時国会に来ておりました。そうしてその争議に労働関係から直接携わったものでありますが、むしろ当時は貯炭がふえる、工場貯炭……

第20回国会 労働委員会 第1号(1954/12/01、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 私はこの際動議を提出いたします。ただいま議題となつております労働組合法の一部を改正する法律案は、その必要性もきわめて明白であり、条文もきわめて簡単でありますので、この際質疑、討論を省略してただちに採決されんことを望みます。

第20回国会 労働委員会 第2号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 まず国鉄の労働融合の委員長にお尋ねいたしますが、公共企業体等中央調停委員会が国鉄一般単位関係職員の昭和三十九年度の賃金改定に関する斡旋案というものの前文の中に「国鉄職員の現行賃金は、」といろいろ条件をあげておりますが、とにかく「いずれより見ても国家公務員、そり他政府関係機関職員、並びに民間類似企業従事員の賃金に比較して実質的低位にあり、必ずしも妥当なものでないことは、否定し得ない事実であろう。」あるいはまた続いて「国鉄が公共企業体として発足以来、今日までその賃金の動向をみるに、発足当初は、一応他との均衡が保たれていたにもかかわらず、逐年その均衡度を失い、次第にその傾向を大にしつつ……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 労働委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 労働大臣のあいさつ並びに所信につきましては、ぜひ質問をしたい点もありますけれども、内閣の性格が選挙管理内閣であり、当然とうてい政策の実行のできない内閣である関係上、私は質問いたしません。ただ、今焦眉の急になつております先ほど山村委員から質問をされました公共企業体等の職員の年末手当について、質問をいたしたいと思うわけであります。これは十二月九日首班選挙に先立ちまして、赤松労働委員長が理事の懇談会におきまして、いずれの内閣ができるかわからないけれども、とにかくできた内閣は責任を持つて次のような決議を尊重してもらいたいという話合いのもとに、その懇談会の申合せがなされたわけであります。そ……

第21回国会 労働委員会 第3号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 この際委員会が続いて開かれないような状態でありますので、労働省のどなたでもけつこうですが、一言……。
【次の発言】 明日でもできますか。
【次の発言】 それでけつこうです。


多賀谷真稔[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-31期-33期-34期-35期-37期-38期

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各種会議発言一覧(衆議院26期)

多賀谷真稔[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-31期-33期-34期-35期-37期-38期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 労働委員会公聴会 第1号(1953/07/05、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 政府が今度提案いたしました趣旨の中に、停電スト、電源スト、職場放棄等は、現行法でも違法であるけれども、それをさらに明確化するために出したのだ、こういうことを説明しておるわけです。それに関連いたしまして、三点ほどお尋ねいたしたいと思います。下級裁判所におきましても、さらに東京高裁においても、停電スト等は機宜に適した正当なる争議行為である、こういう判決が出ておるわけであります。これに対する先生の御所見を承りたいと思います。  それから、さらに普通の法律では、新しく立法をして、今まで合法であつたものを違法にする。こういう場合でございますと、それは列挙規定になりまして、たとえば停電ストと……

第16回国会 労働委員会公聴会 第2号(1953/07/06、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 労調法第八条との関係において、休電ストの場合についてお聞きいたしたいと思います。その前に、倉石委員から第十五国会における電気ガスの臨時措置法、公共事業令を適用する場合の委員会の模様のお話がございましたが、私がその議事録を昨日読みましたところによりますと、公共事業令について、当時の局長の石原政府委員は常に次のように答えております。それは当時与党の方から、むしろこれによつて停電ストを禁止したらどうか、この臨時措置法で禁止できるものかどうかというような質問、むしろ禁止できるということを期待した質問がありましたが、その際には、この問題は政府内部でも現在は意見が一致していないので、労働組合……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1953/11/25、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 問題を明確にするためにお尋ねいたしておきたいと思いますが、一月から一万五千四百八十円給与ベースで、しかも人事院勧告の線に沿うごとく努力する、こうおつしやつておられますが、そういう手品のようなことが一体できるかどうか、お尋ねしたいと思うのであります。今給与局長からの御説明によりますと、現在で大体一万四千二百円程度のべースだということである。そういたしますと千二百八十円程度しかアツプにならない。これを全然キヤンセルして、しかもこのことは当然人事院の勧告に前提として含んでおるものと考えるのであります。それは本年の三月現在においての給与べースが勧告されておるからであります。そういたします……

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/11/27、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 先生のお話の中で、特別な給与、すなわち労働者の努力、経費の節減によつて金が余つて来る、こういう場合には、特別な給与を支給することができる、こうあるけれども、その特別の給与というのは、何もベース・アツプであるから、あるいはその他の給与であるからという区別はなくて、特別の給与の中に入るじやないかというお話であつたと思います。そういたしますと、今度出ております裁定の中には、全印刷とかその他において当然労働者の努力によつて収入が増して来ておる、こういう分があるわけでございます。そういたしますと、何も国会にかけなくても、ベース・アツプであるけれども、特別給与として年度内において支出ができる……

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会公聴会 第2号(1953/11/28、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 先生の公述を整理する意味において、御質問いたしたいと思うわけであります。それは専売公社は、昨年も数十億の余剰金を出しておりますし、仲裁裁定でも昨年同様の余剰金のあることを書いております。また電電公社は三十億の増収が期待できるということを書いておるわけであります。また印刷にいたしましても、九月分でもう予算通りの印刷は終つて、十月以降の印刷は増収分になつておるということを言つております。そういたしますと、これらの公社並びに現業におきましては、当然先生の言われる職員の能率向上によつて増収ができておるのだから、特別の給与として支出しなければならないものである、かように考えるわけであります……

第17回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会農林委員会通商産業委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第2号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 予算の編成責任者であります大蔵大臣に対しまして、全般的な問題として仲裁裁定を政府はどういうように考えておるかということをお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 先ほど申された、事情と言われますのは、予算総則の給与総額を越える金額である、こういうだけの理由でありますか。しからば、政府はどうして予算案を提出されないのか、お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 今検討中だということでありますが、この公労法の十六条に「十日以内」という期限を切つてある。しかし閉会中であるから、国会召集から五日以内ということになつておるわけでありますけれども、一体この期限をいかに解釈しておるのか。裁……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 二、三点お尋ねいたしたいと思います。十六国会におきましてやはり国際労働条約の承認を求められた際に、わが党の島上委員が労働大臣に対して、今、井堀委員が言われたと同じような質問をしておるのです。その際に労働大臣は、なるべくすみやかに善処したいという答弁をしておるのであります。その中に、実は今までの訳は仮訳であつて公定的な訳はまだきまつてない、こういうことも一つの理由にあげておるわけですが、いまだに公定的な訳がなされておらないのかどうか、この点について第一の質問をいたします。その次は、国際労働憲章がその後かわりまして、現在批准並びに採択をしてない条約並びに勧告に対しても、やはりその国は……

第19回国会 厚生委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/04/17、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 時間がないそうでありますので、ごく簡単に質問いたしたいと思います。まず具体的な問題で疑問のある点から質問いたしますが、このたびの年齢の引上げによりまして、一番困りますのは坑内夫の場合であります。この前に本厚生委員会の公聴会で、和田氏から述べられておるようでありますけれども、これはむしろ実情を知らない人が述べておるようであります。問題は、最近の傾向では、十四年間坑内夫であつて、坑外に上つて来るという場合よりも、むしろ逆な場合が多い。従来は大体各会社とも五十歳が停年で、そして現在でもそれをほとんど断行しております。五十五歳というものは坑内夫にはありません。ほとんど五十歳が停年です。こ……

第19回国会 文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 私は労働委員といたしまして、現在かかつておりますこの両案について、主として団結権あるいは他の労働組合との関連において、さらに若干の法律論についてお尋ねいたしたいと思うのでございます。  まず第一に、われわれしろうとがこの法案を読みます場合に、何か学校の先生というものは、一足す二は三になり、まりはまるくて四角は四角だ、犬が西に向けばしつぽは東を向く、こういつたようなことしか教えられないのではないか、こういうような危惧を持つものであります。現在社会科学指導要領にいたしましても、現実直視の態度とかあるいは社会を進展させる態度というような要項がございます。従来の専制時代の場合と異なりまし……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○多賀谷委員 まず公安本部長にお尋ねいたしたいと思います。あなたのお話によると、ピケの際に――あなたは逆ピケとかいう言葉をお使いになりましたが、この逆ピケというのは営造物管理すなわち警備とか守衛とかそういうようないわば国鉄管理の面からこれを行ったのである、こういうふうにお話になったが、その通りに解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 それから犯罪の捜査の職務を付与するということは、具体的にはどういうようになされるのですか。
【次の発言】 それは一つの行為の間いつの時期に与えられるのですか。
【次の発言】 わかりました。要するに別に時間的にここからここまでがいわゆる総裁の業務内容による警備の任……



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