このページでは小坂善太郎衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。
○小坂善太郎君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっている政府提出予算両案に対しまして、委員長報告の通り賛成をいたすものであります。(拍手) 本予算案の内容とする三公社、一現業に対する公共企業体等労働委員会の裁定につきまして私は、その解釈をめぐって意見の対立したものについてその争点を明らかにし、かつ、われわれの主張を明確にいたしておきたいと思うのであります。 まず、この裁定の内容についてでありまするが、主文第一項におきまして昭和三十二年度基準内予算単価について千二百円を増額した金額の範囲内で基準内賃金を決定すべきことを指示しておるのであります。しかしながら、問題は、三公社……
○小坂善太郎君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま提案になりました最低賃金法案につきまして、内閣総理大臣、労働大臣及び通商産業大臣に対しまして若干の質疑を行いたいと思うものであります。(拍手) まず初めに、総理大臣に対しまして、最低賃金制の理念についてお伺いいたしたいと思います。最低賃金制は今日国際的にも確立されました労働基本法の一つであるといわれておりまするが、実は、各国の歴史や国情によりまして、その目的やあるいは根本的な考え方は必ずしも同一ではないようであります。こうした最低賃金制の理念または把握の仕方が相違しておりまするがゆえに、最低賃金制に関する議論も、ことごとく、その点か……
○小坂委員 議事進行。――昨日の理事会におきまして、この予算審議の方針を議しましたる際に、われわれといたしましては、四、五の暫定予算というものがこの際提案されているけれども、これはあくまで三十年度予算すべてのものの一環であって、われわれといたしましては暫定予算を審議するに当りまして、これと密接不可分の関係を持つ三十年度予算全体の構成を片鱗においても知ることがなければ、これは国会の予算審議の都合上、われわれ自身において権威を感ぜないという話をいたしたのであります。これに対しまして与党側といたしましては、政府と連絡をいたしましてこの予算に対する骨格を出してこよう、それも数字を入れたものを出そうとい……
○小坂委員 私は自由党を代表いたしまして、鳩山総理を中心として、関係閣僚に対し四、五同月暫定予算を中心として質疑を展開いたしたいと思うのでありますが、この予算委員会で相談をいたしまして、原則としてあなたの御答弁はお立ちになるということになっておりますが、おからだの御都合もありましょうから、御気分で、場合によってはすわったままで答弁されてもけっこうでございます。 鳩山内閣は、今回ここに暫定予算を提案されておりますが、またこれが事務的なものであるという理由でもって、非常に早急な審議を要望されております。私ども、もとより暫定予算は国民の希望もあり、できる限りこれを早く通過させたいと考えておるのであ……
○小坂委員 予算審議に必要な資料要求に関してでありますが、先般要求したものが逐次出てはおりますが、一番政府の看板としておりまする経済六ヵ年計画、またそれに関連しての防衛力増強に関する計画の資料が出てきておらないのであります。これらはわれわれ野党として、最も聞きたい中心をなすものでありますから、こういうものについては、至急誠意をもって提出せられるようにお願いしたいと思います。 それからなお追加的なものといたしまして、本年度予算の所管別、組織別、項別、事項別、目別の前年度予算額と標準予算額、さらに予算節減額、三十年度予算額これを御提出願いたいと思います。
○小坂委員 議事進行……。ただいまの周東君の発言について、政府から答弁があったわけでありますが、全然答えになっていないのです。周東君は、その責任をどう感ぜられるか、その心境はどうか、こういうことを聞いている。ところがこれについて、非常に答えにくいでありましょうけれども、われわれとしては全然誠意が感ぜられない。こういう重要な問題を党を代表して質問しているので、もう少しわれわれとしては誠意をもって答えていただきたいと思うから、政府の方において、この点について十分考えて答弁せられるために、暫時休憩を要求いたします。
○小坂委員 この際議事進行について、委員長に御注意を願いたいと思いますが、われわれは予算審議に協力いたしまする建前から、一般質問に入りまする第一陣に野田君に定刻より始めてもらっておるわけであります。しかるに政府側においてきわめて出席が悪い。野田君の質疑は各般にわたって通告がありますることは、すでに委員長御承知の通りであります。しかもこの委員におきましても、与党側もきわめて出席が悪い。これは委員長の責任において、われわれ野党側についても委員長が出席を促されることはけっこうでありますが、少くとも委員長の所属せられる与党側については、もう少し委員の出席を督励されて、この審議を意義あらしめられんことを……
○小坂委員 私は、この際左の決議案を採択せられんことを動議として提案いたします。決議案の趣旨を朗読いたします。 当委員会は昭和二十九年産米に対する減収加算に付て政府が適正なる措置を決定し之を当委員会に報告せらるるまで食管特別会計等関係予算に付ての審議を中止する。 こういうのであります。(拍手) この趣旨を簡単に申し上げますが、御承知のように、昨年におきましても九一%の減収率を見ておるのであります。これは、一昨年度の減収率八四%の際に石当り五百五十七円の支出をいたしました趣旨にかんがみましても、百四十円は少くとも出されるべきであるというような論議が、国会内において行われておったことは委員長……
○小坂委員 一つお伺いいたします。われわれはこの四、五両月の暫定予算は通しておるのでありますが、この中で食糧買い入れ費というのは、五百四十六億七千数百万円ある。これは今までにどのくらい消費されましたか。
【次の発言】 わからないと言われると、これはどうにもならないのですが、全然見当もつきませんか。
【次の発言】 私の推定では、これは全然使われてしまうということはなかろうと思う。なおわれわれとしては、今本委員会にかかっておる六月分の暫定予算がある。これは今月中に通して上げることになると思うのですが、そうするとこれは二百九十億ある。そこでこれらの中から、きょうの閣議決定で本予算通過後に支払うという……
○小坂委員 私はこの機会に自由党を代表いたしまして、この予算案に関しまして締めくくり的な質問を行わんといたすものであります。 〔委員長退席、重政委員長代理着 席〕 すでにいわゆる一兆円予算の実体が何であるか、またこれについて私どもにすれば五つの点において矛盾を持っておるということについては、同僚の各位から指摘されたことでもありますし、また修正もなされておるのでありますから、これにはこの際は触れないことといたしまして、私は左の三点からこの問題に触れていきたいと思うのであります。 その第一は、基本国策としての対ソ外交方針について、また共産党及び共産主義についての考え方であります。 そ……
○小坂委員 この際委員長のお許しを得て関連質問を行いたいと思います。ただいまの質疑を伺っておりますと、総理大臣はネリと二回会った。しかし一度も賠償のことについて言及したことはないとおっしゃいました。しかしこの国会において、他の委員会で先方が八億ドルに自分が了承したような、同意を与えたような印象を持ったとすれば、そういうことは先方であるいは考えたかもしれぬというような微妙な発言をしておられる。賠償のことについて一度も話し合いをしたことがないとおっしゃりながら、何ゆえにそういうように先方がそうとるかもしれぬというようなことをこの国会で言われたのでありますか、この点総理大臣から伺いたいと思います。
○小坂委員 ちょっと関連して伺っておきますが、どうもこれは話が逆じゃないかというような印象を受ける。最初政府が金を出して、この運動は非常にいいから金を借りてでもやりたいという機運が民間に盛り上ってくれば、そこで貸付金というものもいいかもしれぬ。ところがどういう運動であるか、外国の工場を視察するというようなことはけっこうでしょうけれども、その実効が上ってこないうちに最初から貸付をやると言っても国民運動は盛り上ってこないと思う。ですからこれはおそらく一兆円予算とかそういうような関係でそうなったと思いますけれども、この際大蔵大臣はずばりと、この金は貸付金でなくて本来補助金だということを言っていただい……
○小坂委員 私はようやく質問の機会を与えられたのでありますが、時間が非常に制限されておりまして、三十分ということであります。しかし、すでに各委員からいろいろ質問があった後でありますから、ごく集約いたしまして、現在国民が心配をいたしております点を、だれにでもわかりやすい形で御質問を申し上げますから、どうか私のこの国会の質疑応答を通して、国民のできるだけ多くの人が、たとえばおばあさんや子供に至るまで、日ソ共同宣言の問題点はどういうところにあるのかということを理解してもらいたい、またこのことが私の国民代表としての義務である、こういう観点から御質問申し上げますから、それぞれお答えをいただきたいと思いま……
○小坂委員 藤林先生には非常にお忙しいところを恐縮に存じますが、あなたは公企体の労働委員長とされまして、今回の裁定には非常に御苦心になりまして、この点われわれも敬意を表するにやぶさかでございません。ただ今日おいでを願いましたのは、実はあなたのお出しになりました裁定の内容につきまして、あるいはその解釈につきまして、若干本院で疑義が生じておるというものもあるし、またわれわれは明確であると考えておるのでありますが、その間に統一されたものがいまだに見出せないものでありますから、一つ直接お願いできればと思うのであります。 まず第一に、裁定というものは、これはその性格上、政府においては誠意を持ってこれの……
○小坂委員 きょう参考人として両先生においで願ったのは、ここに書いてありますように、人工衛星に関する問題についてであります。ただいままで科学技術諸般の政策にわたる非常に広範な問題が展開されまして、あるいは御答弁がしにくかった点があるかと思います。私ども御答弁を通じて符ましたことは、非常に優秀な科学技術庁の長官候補者がおられるということを認識した意味で、意義があったと思うのであります。 私は簡単に技術的なことをお教え願いたいと思うのでありますが、私ども人工衛星が上りましてから、これがICBMとの関係で、非常にICBMの着弾点が正確になるというような話を聞かされておる。どういう点でそういう議論が……
○小坂委員 岸内閣成立最初の国会におきまして、私は自由民主党を代表して岸内閣総理大臣初め各大臣に対して若干の質疑を行い、その所信を伺いたいと思います。 岸総理にはみずから言われる若さと健康にものを言わせて、東南アジア諸国を訪れ、またアメリカに飛んでアイゼンハワー大統領とひざつき合せて会談し、その後もネール・インド首相の来訪を迎えて懇談するなど、国際社会にわが国を大きく浮び上らせる努力を続けておられることは、まずもって敬意を表する次第であります。五月二十四日のクリスチャン・サイエンス・モニターの紙上にも、日本の岸信介はついに遍歴の特級政治家になったということが書いてあるのであります。すなわち、……
○小坂委員 私は郷司さんに、別に特にお伺いしたり議論をしようという意味ではないのでありますが、あなたがさつきお話になった、自由党が一兆円のワクをくずしてもいい、むしろくずしたい、こういう方向で進んでいるのじゃないかということは、いささか誤解がありますから、その点をちょっと申し上げておきたいと思います。私どもが、あるいは同僚がいろいろの機会で申しますることは、民主党が選挙の機会に、一兆円予算のワク内で、過去において、二十九年度において自由党がやったことは非政であると攻撃して、選挙の際に完全雇用を掲げながら、拡大均衡をうたっておった。ところが政府をとると、今度は一兆円予算ということを言っておる。こ……
○小坂委員 私はおくれて参りましたので、あるいは前に質問がありましたことを伺うかもしれません。そういう場合は御遠慮なくお答え願わないでけっこうです。
最初に、濃縮ウラニウムというのは二〇%くらいから上を言うというふうに伺っておりますが、ウラニウムの提供を受けまして、これを日本でさらに濃縮するということは許されるのでしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、貸与ですから原状に復旧して返すというような義務を負わないのですか。たとえば濃縮ウラニウムをいろいろの実験に供しまして、ある程度の消耗があった、その消耗の部分については金か何かで返すのでありますか。何かの形で返す方法が考えられますか。
○小坂委員 もうお疲れでしょうから一点だけお伺いいたします。今度の問題として指摘されたインフレ問題の中の消費インフレは起きないだろうというお話がありまして、これは私も非常に同感なんでありますけれども、一つお教えいただきたいのは、今度の給与関係で恩給増、社会保障増を見ますと三百三十三億増加しているわけです。そのほかに減税の千億というものがありますが、これで今の預金利子課税を免除する、生命保険は控除を三万円にするという対策だけを前提として、どのくらいが消費に向けられるかということ。もう一つ、現在の減税で法人税というものをもう少し考えたらいいじゃないかというお話がさっきあったわけですが、もう少し減税……
○小坂分科員 簡単に伺っておきます。今年度から積寒地帯に対しての道路の整備について特別の御考慮を願ったのでありますが、これは本院の超党派の要望でありまして、これに基いての積寒地帯に対する道路保全に関する法律というものが制定されまして、その初年度の予算の裏づけとしましては若干僅少であるような感じがいたすのであります。これまた初年度のことでありますから、多分に調査、研究の意味を含めてのことだと思います。そこで、一言伺っておきたいのは、これの対象として重点をどこへ置いてこの予算を施行せられようと考えておられるかという点について、御説明を願っておきたいと思います。
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