このページでは石野久男衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○石野久男君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になりました接収貴金属等の処理に関する法律案に断固として反対するものでございます。(拍手) 本法案は、第十九国会以来五カ年間、すでに四回にわたって審議未了となった、いわくつきの法案でありまして、わが党は、占領軍によって接収された貴金属は、戦時中の供出貴金属と同様に、国の所有に帰せしめて、戦争で肉親を失い、今日なお生活の苦悩にあえいでおる遺家族や、または戦争の犠牲者に対して、これを社会保障の立場からその経費に充てるべきであるという主張を持ってきました。この法案が通過、確立いたしますると、戦時中に強制供出をしいられた多くの人々に対しては、何一……
○石野委員 私は、経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案につきまして質問をいたします。 質問の順序として大蔵大臣にお尋ねをしたいのですが、大臣は非常に時間の都合が悪いそうですから、高碕通産相に関連のことについて聞きたいと思います。 本法律案は、立案の根拠になっているのが、昨年からの引き締めの政策をしなければならなかった日本の経済の実態に基いて、三十三年度予算の編成に当っては、三十一年度財政の中から出てきた剰余金の処分についての処置に当って、一部をたな上げしなければならないという、そういう構想に基いておるといわれております。その間、政府の説明によりますると、特に輸出の増強……
○石野委員 私は、昨日高碕通産大臣にお尋ねをいたしました際に、外務大臣との関連事項で問題が残されておりますので、本日は外務大臣にこれからお尋ねしますが、その前に、大蔵大臣に――大蔵大臣は、たびたび、たな上げ資金はなるべくこの際出して予算化すべきであるというわれわれの主張に対する御答弁の中で、積極的な方針をとると心理的影響をおそれるのだということを言われておるのですが、大蔵大臣の言われておるその心理的影響というものは、どういう形で出てくることをおそれているのか、その点をこの際一つ明確にお聞かせ願いたい。
【次の発言】 私の聞いておるのは、そういう抽象的なことじゃなしに、われわれとしては今日の経済……
○石野委員 私は、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表して反対の意見を申し述べんとするものであります。 本法案は、法案の中にも書かれてあるように、日本国がインドネシア共和国に対して有する一億七千六百九十一万三千九百五十八万アメリカ合衆国ドル四十一セントの巨額の請求権を放棄したことによって、外国為替資金に生じた損失についてこれを処理しようとする内容を持っておるのでございます。この法案に対してわれわれが考えなければならぬことは、まずここに損失といわれるものが、果して特別会計法の内容として考えられるものであるかどうかという点に問題があります。それと同時に、これ……
○石野委員 国税庁長官がお見えになっておりますので、お尋ねいたします。 今、茨城県の古河市に飯島製糸という製糸会社がありまするが、この会社は、最近の製糸業界の不況のあおりを食いまして、ついに破産、倒産という形になりました。ここで今会社が破産するに当っていろいろと処理しなければならない問題のうちに、労働者に対する賃金並びに給与関係、また退職金関係の問題の解決が非常に困難な事情にあります。今労働者は協約規定に基く退職金の問題で係争を行なっております。会社の事情は非常に苦しいようでございまして、退職の調達方が困難なような事情もあるようでございます。その間製糸会社の持っておりましたかまの権利金を調整……
○石野委員 関連で大臣にお尋ねいたします。
今、佐藤委員の質問に答えて、大蔵大臣は、輸出の増強については、賠償問題等もからみ合せて、非常に明るい見通しがあるような返事をしておりましたが、その賠償問題とからみ合せて、輸出にどういうような明るい見通しを持たれるのか、その点についてもう少し詳しく御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今の御答弁によりますと、延べ払い云々の問題があったり、ちょっとわかりにくい点がありましたのですが、それ自体からしますと、国際収支の上からいく外貨収入の問題については、必ずしもプラスになるいい面が出てこないというふうに見受けられるのです。それで、将来の輸出増強という面……
○石野委員 私は総裁にお尋ねいたしますが、この春、私たちはたばこ耕作組合法を国会を通じて制定したわけです。その際、いろいろ問題のありました中で、特に地区の設定について非常に大きないろいろな問題がありまして、法案の成立する際には附帯決議をそこにつけたわけでございます。第三条を「組合の地区は、地区たばこ耕作組合にあっては政令で定める区域」こういうふうにいたしておりまして、それに対して、附帯決議として、「政府はその政令制定に当っては必ずしも日本専売公社の支局等の管轄する区域に捉われることなく、各地の実情を充分に考慮し、且つ、組合の運営に支障のないように定めること。」という附帯決議をつけました。ことに……
○石野委員 大蔵大臣が今横山同僚委員からの質問に答えた線を、まだ私も納得しない点がありますので、そこから一つ質問していきたいと思う。 国会が始まってまだほとんどその運営に入っていないときに、大臣が会期の三分の一以上海外に出るのですが、われわれは、今度の臨時国会というものは、少くともやはり不況段階に対する対策を講ずるのが主たる目的だと思っておるので、そういう期間を三分の一、しかも最初の時期に出ていくということは、非常に無責任だと思います。で、それについては、大臣はやはり日本の経済に対する考え方の相当はっきりした線を閣内で固めておられて、それをお残しになるのだろうと思うのですが、今お聞きしており……
○石野委員 賠償等特殊債務処理特別会計法の一部を改正する法律案のこの改正された内容は、ラオスとの間に日本が結ぶ協定の問題についての処理の方法であります。この際大蔵大臣にお尋ねいたしますけれども、この種のラオスとの間の経済及び技術協力協定の出された内容の問題を、政府としては、大体賠償の延長行為だという見方で見ておるのであるかどうか。その考え方の問題を、まず最初に大臣から御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 賠償とは全然関係のないものだという見方であるということになりますると、賠償等特殊債務の処理というような範疇の中に入れないで、別途な扱い方があろうかと思うのですが、そういうことについての、……
○石野委員 大臣にお尋ねいたします。 賠償等特殊債務処理特別会計法の一部を改正する法律案が本委員会に上程になっておるのですが、この法律案は、日本国とラオスとの間の経済及び技術協力協定に対する関連性の問題として、処理法案として出てきておるわけでございます。昨日もアジア局長にお尋ねいたしましたのですが、まだ十分に理解できない点がありますので、大臣にお尋ねいたしたいと思います。 最初に、ラオスからは日本に対して賠償請求権を放棄するという申し出があって、その事実を考慮して、しかもまた、ラオスが希望しておるところの、日本からラオスヘの経済協力を与えるために、十億円の無償経済協力をするというのがこの……
○石野委員 私は、時間を非常に詰められておりますから、簡単に土屋参考人にお尋ねいたします。 土屋さんのお話によりますと、今度の外債発行に賛成される理由として、外貨の国際収支の健全性を将来にわたって確保するためにということと、それから国内資金の調達を兼ねるという二つの意味がある。今の時期になるべく早く国際市場との間にコネクションをつけて、一つパイプを通しておきたい、こういう御意見のようでございます。外債を発行するに当っては、外債そのものがどんなに小さいものであっても、佐藤参考人が言われるように、それは赤ん坊であっても、やがては怪物になるという危険をだれもが考えておることで、また土屋参考人自身も……
○石野委員 大臣の科学技術振興についての基本的なお考えを承わったわけですが、そのお考えの中には、いろいろ取り上げられているうちに、特に優秀な研究者を多数確保するということがうたわれておるわけであります。それと同時に、また第二の項でも「人員の整備充実に努力する」ということがいわれております。今日、科学技術振興のために優秀な技術者を確保することは非常に大事なことだと思います。そのために、符に大臣はどのような方策でこの技術者を多数確保しようというふうにお考えになっておるのか、それを、現実的には本年度の施策としてどういうふうに現わしていこうかということについて、御構想がありましたら一つ承わりたい。
○石野委員 関連で一つお聞きしますが、今お話を聞いておりますると、ほとんど整理の考え方で近代化の方向に進もうというふうにやられておるようでございます。私実はまだこまかいことはなにしておりませんが、公社の方では、そういう古い設備と申しまするか、現在塩業の中で生じておりますところのいろいろな欠損と申しますか、そういう塩業会計上出ておるものを収拾するために新しいものとの入れかえをしていこうという、そういう計画はいつごろに採算的になっていくのであるかということ、その塩業単価を正規の経済のコストに乗せるのには大体何年ぐらいかかるのかという計算は、大体立っているのでしょうか。そういう点ちょっと説明していた……
○石野委員 時間の関係がありますから、関連して一問だけ参考人の方にお聞きいたします。 公社の方は過剰生産がくるから整理をしようという考え方、その中で特にコストを一万円にまで下げようという一つのねらいがあるわけですが、そういう問題について特にきのうは総裁もそういう点を非常に力説されておりました。参考人の方々にお尋ねいたしますが、そのコストを下げるという問題について、皆さんの現在の設備の点からすると、公社の望んでおるような設備、そういうところでのコスト低下、トン当りコストを低下する可能性の問題はもうないのかどうか。整理をされなければもう仕方がないという企業ばかりなのかどうか。そういう点一つ皆さん……
○石野委員 この機会に政務次官に一つだけお尋ねいたしておきたいのですが、もう三十四年度の予算がきまるということも聞いておりますし、私どもとしてはその中にはいろいろ問題になる点も多うございますが、一つだけ、今度の予算の中に、国立療養所に関する特別会計制度ができるであろうというようなことを聞いておるのでございますが、これがそうであるかどうかという点を聞いておきたいのであります。 この点については、国立療養所の持つ意味合いからいいましても、さきに国立病院の特別会計制度というものができまして、あとの結果を見ますと、それは必ずしも国立病院の制度をよくしているというように思っていないのです。むしろ、そう……
○石野委員 非常に時間がないようですので、一つだけ国税徴収法の問題について政府にお尋ねいたします。 国税徴収法の改正は非常におそきに失した感がありますが、今度こういう改正が出たことは一応いいと思います。ただしかし、この中で特に問題になります三つの、いわゆる租税徴収の確保、私法秩序の尊重及び徴税制度の合理化のうちの、特に私法秩序の尊重というものに関連して、質権または抵当権、あるいは取得権、留置権等についての考慮は十分に払われておることもわかりますが、その際、たとえば労働者の賃金とか、あるいは下請業者の代金等、こういうものに対する権利をどういうふうにしてこの法案は尊重しようとしておるかということ……
○石野委員 専売公社の監理官おいでになっておりますか。私はタバコのことで公社に少しお尋ねしたいと思うのですが、本年度のタバコは全般的に平年作はとれておるようでございますが、地域によりましては非常に不作のところがあるわけです。ことに関東一円は黄色種関係が非常に不作になっておるわけでして、前年度と比較しまして――私は今茨城県の事情を特にここで申し述べたいのですが、反収で大体量目としまして約二十五キロから三十キロ近く減っておりまして、全体としまして金額にして約一万二、三千円の減収を来たしているというような実情であります。御承知のように、昨年は早害が非常に強かった上に病害も出ておるわけでございまして、……
○石野委員 打ち切られては困ります。留保いたします。 私は、非常に時間がないようでございまして、質問が中途半端になると思いますけれども、時間のあるだけ一つ大臣から簡潔な御答弁をいただきたいと思います。 先般の三月三日の本委員会において、わが党の平岡委員から西欧通貨の交換性の回復という問題に関連しての質問がありました。しかし、それに対する大臣の答弁が十分でなかったと思いますので、私はその点について特に掘り下げた質問をしたいと思います。 今回の西欧における通貨の交換性回復という問題については、大臣は、平岡委員に対して、欧州諸国の通貨の交換性は回復したが、各国の貿易の基本的な考え方は変化ないと……
○石野委員 ただいま奥村委員から質問がありました点で、奥村さんは、与党の関係上、もっと突っ込むべきところをよう突っ込めない事情があったと思う。特に錦海塩業組合の問題につきまして、その企業が今後どうあるかということについては、非常に重要な問題だと思う。今回の塩業整備の問題については、生産は非常に過剰になってきておるし、コストは低くないということから、この整備が出てきたものだと思います。従って、既存企業を整備するという問題について、専売公社が運営の上で非常にまずさがあったとしたとしても、見てやらなければならぬというような事情をるる述べられておるわけでありますが、私たちとしては既存の企業を整備すると……
○石野委員 大臣がお見えになるまでの間、少し為替の問題で局長にお尋ねしたいと思います。三十四年度の上期の外貨予算が二十三億九千八百万ドルということでございましたが、この前のときに私はちょっとその問題に触れてただしたかったのですけれども、ちょうど時間がございませんでした。今度の外貨予算というものは、西欧における通貨の交換性が回復してから初めてのわが国の外貨予算の決定でございまして、そういう意味で、貿易為替の面についての施策というものは非常に重要な転換期に立っていると思うのです。このたびの外貨予算で特に西欧の通貨が交換性を回復したということとの見合いで、わが国の貿易あるいはまた為替の面におけるとこ……
○石野委員 管財局長にお尋ねいたしますが、接収貴金属の問題は長いこと本国会では問題になっていることでございまして、この問題について私たちがいろいろ問題にする点は、何といってもこの接収貴金属というのは、戦争が終ったあとに貴金属を所有していた者に対して、占領軍がこれを接収したということから起きてきた問題でございます。私どもが問題にするのは、この接収された貴金属と、戦争中に国民が供出したいろいろな貴金属との関連性の問題が、まず第一番に非常に国民的な感情の問題からしても大きい問題を残しておる、こういうように考えております。そこで、接収貴金属の問題についてはいろいろな資料が出ておるのでございまするが、な……
○石野委員 専売事業に関する質問をする前に、最近茨城で非常に大きなひょう害がございまして、そのために約四億五千万くらいの農産物の被害が出ているので、その問題に対しての大蔵省の意見を聞きたいのですが、大蔵省の方からはだれも来ておりませんから、あとで伺うことにいたしますが、その四億五千万円くらいの災害のうち、最も大きいのが葉タバコでありまして、約三億円くらいになるという見通しでございます。従って、この葉タバコの被害に対して、専売当局の方でどういうような手当をするかということについて、一応所見を承わりたい。
【次の発言】 被害の対策につきましての一番重要な問題は、いろいろな措置をなさるということも大……
○石野委員 長いこと科学技術の問題については最も熱心だといわれておられた中曽根氏が、今度大臣の職につかれて、しかも、科学技術の専任の大臣になられたことは、これは非常にけっこうなことだと思って、心からお喜びいたします。その勢いで、一つせっかく抱負経綸を十二分に発揮していただいて、日本の科学技術の進展のために御努力いただきたいと思います。 そこで、ただいまはいろいろと抱負の一端をお伺いいたしました。三つの点について特に強調されたわけであります。しかも、その抱負、経綸を実施するに当っても、日本の持つ財政的能力、国家的、経済的の力の関係からする日本の事情についても勘案しつつ、ということでありました。……
○石野委員 先ほどからいろいろと災害に対する補償の問題で岡委員から質問いたしました。今災害に対する補償の問題が、安全委員会の方でいろいろと専門的に御研究なされているようでございまして、この補償の問題について、その補償を設置者に集中的に責任づけるかどうかというような点でも、まだいろいろと問題があるし、我妻先生などは、民法上それは可能ではあるというけれども、それがかりにできたとしても、今度は、災害がその補償の限界を越えた場合どうするかというような問題が出てくる。そういう問題でいろいろ悩みがあるという御答弁でごさいました。結論がどう出るかは別といたしまして、実は、こういうような災害の出るということが……
○石野委員 中曽根大臣にお尋ねいたしますが、先月の三十一日にコールダーホール改良型の発電炉の安全性に関する公聴会がありまして、それぞれの方々から賛否両論が出たことは、すでに私どもの承知しているところであります。新聞等によって報ぜられるところを聞きますと、大体がこの炉の受け入れについては慎重論が多かったように聞いております。論の内容については、私はまだ詳細を聞かしていただいておりませんので何とも言えませんが、大臣に一つ一その当時の公聴会の感想をお聞きしたいと思います。特に、ここで出ました意見のうち、慎重論、ないしは、まだ受け入れが早期であり、ことに現地の知事とか村長などが出しておりまする問題は、……
○石野委員 関連して委員長に一つお尋ねしたいと思います。 ファーマー氏の論文もいろいろあるし、先般原子力委員会が行いました公聴会、それから、その後学術会議で行いましたいろいろな討論、こういうような問題を含めまして、炉の輸入をするに当って認可の問題が今どうなっておるのか、それから、それに対する考え方が、原子力委員会なり、あるいは局の方でどういうふうに考えておるかということをお伺いいたしますとともに、東海村があたかもこの炉の設置の確定的な位置であるというふうにされているかのごとき論がしばしば行われるわけでございますが、事実、委員会では東海村のあの敷地を、今度来る十五万キロのコールダーホール改良型……
○石野委員 あとから参りまして、えらく時間をとらせますが、安川さんに一つお聞きしたいのです。 今コンテイナーの問題で、皆さんの方ではコンテイナーをつけると百害あっても一利もないというような結論が出ておるそうでありますが、「こまかい技術的なことは私はわからないから、あとで文書を見ろ」、こういうふうなお話であります。けれども、ここで言う議事録に残ることというのは、なかなか重要でございまして、それだけ一方的に言われたままで、こちらが「ああ、そうですが」というわけにちょっといかない。技術的なことのこまかいことはとにかくとして、コンテイナーをつけると百害あって一利ないということの意味は、おそらく何か事……
○石野委員 横山委員との間の経済に対する大臣のいろいろな見解の相違などについて、まだ私も関連して質問はしたいのですが、しかし、きょうは時間がありませんので、私はきわめて局所的な問題として起きておりますひよう害の問題について、一応大臣の御意見を承わりたいのです。 わが党の代表も、本会議の席上でこの問題に触れて、政府の善処方を要望しておるのでございますが、ちょうど五月の末から六月にかけまして関東数県にわたりまして非常に大きなひょう害がございました。このひょう害に対する措置につきましては、農林省、大蔵省ともに、それぞれの関係部署において努力はして下さっていることはよくわかりますけれども、しかし、こ……
○石野委員 ただいまの同僚議員の質問で、大体、米価算定の基礎について、政府の考え方に非常に大きなぐらつきがあることがわかったわけですが、その問題についてやりますといろいろ時間をとりますので、私は、今回の米価算定案の中で問題になってきておりますもち米加算の減額の点について、これは非常に不合理だと思いますので、一つ考え直してもらいたいという観点から、農林大臣のお話を聞きたいと思うのです。 今回のもち米加算の問題については、従来の一俵当り四百五十円が三百七十円ということで八十円方下げたわけですが、これはトン当りにしますと大体千三百円余りになるわけであります。もち米の昨年度の全国的な数量を見ますると……
○石野委員 東海・近畿国政調査についての御報告をいたします。先般議長の承認を得て行いました当大蔵委員会の東海・近畿班の国政調査の概要を申し上げます。 なお、別に報告書は印刷して配付いたしますので、詳細な点につきましてはただいまは省略させていただき、簡単に問題となるべき点のみにとどめたいと存じます。 今回のおもな調査の対象は、各国税局、財務局、日本専売公社地方局等の所管事項であります。 まず、名古屋国税局管内の租税事情から申し上げます。 東海地方の産業界の景況は、各業界の好調に加え、繊維機械、鋳物業界等の立直りが目立ち、また低調であった秋冬物毛織の取引もようやく活発化しつつあるなど、総じ……
○石野委員 共済掛金の問題で今横山委員からいろ法律的な問題なんかで論議がありましたが、今奧村次官からの話によると、とにかく話はまとまろうがまとまるまいが、その建前でいくのだと、こういうお話です。これは納得しないので、実は審議会というものはなかなか開けないような実情があるのです。従って、ここでほんとうに円満に話を解決しようとするならば、その話し合いをできるような場を作らにゃいかぬと思うのです。私は、そういう話し合いの場を作るまでは、納得しない者から強引に政府が掛金を取り上げてしまうということをしないように、政府として努力すべきだと思う。もうすでに掛金は、あるところでは取っているし、それからまたす……
○石野委員 岩瀬参考人にお尋ねいたしますが、素粒子論者の出しましたコールダーホール改良型発電炉の安全性についてという資料の検討、懇談の機会を作ってくれという話が出たというようなことでございます。これは後ほど、また学術会議としては御検討をなさるようにしておられるのでございますか。
【次の発言】 今岩瀬参考人から、こうした安全性について原子力懇談会や素粒子論グループの諸君の言っておることをまじめに取り上げて聞くようにしていきたいというお話は、私どもとしましても非常にありがたいと思うのです。事実、ただいまのお話では、岩瀬さん個人としての御意見だというふうなことでございましたが、しかし、炉を今ここで認……
○石野委員 私は途中から参りまして、藤本先生、田島先生のお話をお伺いできなかったものですから、堀尾先生のお述べになられましたことについて、ちょっとお伺いしたいと思います。 先生は、今度炉を認可、許可するにあたっての原子力委員会の答申や何かについて、それにはいろいろな問題があるけれども、安全性の問題についてまだいろいろな問題があるからといって、許可基準が不適格だとは言えない、こういうお話でございました。許可するにあたってはいろいろと基準のとり方はあるのだがということをお話になって、それから先ほど西村委員からもお話になったように、施工について十分注意してほしい、こういうお話があったのでございます……
○石野委員 今、石川委員からいろいろと基礎科学の充実と発展のための大臣の構想を聞いたのですが、この際、私も関連してお聞きしておきたいのですけれども、日本の科学技術振興の一番問題になるのは、やはり基礎科学をいかに充実するかということだろうと思うのです。ところが、基礎科学の充実ということになりますと、施設の面と人材を得るという三つの面があります。もちろん、その中には、基礎的にはやはり資金の問題があると思いますが、今、石川委員からもお話しがありましたように、どうも国または官立機関というものにはなかなか人材が集まらない、特にその中で、基礎部門については集まりにくいというのが実情だと思います。ことしは予……
○石野委員 瀬藤参考人にお尋ねいたします。参考人は、原子力研究所のことにつきましては、産業界の出資した分くらいのものは自由に使えるようにという御希望を述べられたようでありますが、その産業界が出資した分くらいは自由に使えるようにということの意味は、なかなかわかりにくいのですけれども、どういうようなことを意味しておるのでございますか、ちょっと……。
【次の発言】 重ねてお尋ねいたしますが、そのことの意味は、たとえば、理事者が年度内におけるところの研究項目はこれこれこういうふうにやるという一つの案を立てて、それが予算化されますね、その場合に、今、参考人がおっしゃられる、民間が出したものくらいは自由に……
○石野委員 二つ、三つお尋ねいたします。先ほどお述べになられました中で、わが国の長期計画にとって、諸外国の長期計画の中では、ユーラトム計画の縮小過程というものを特に研究することが大事であろうというお話でございました。時間もございませんでしたので、向坊さんはあまりその点を詳しく述べておられませんけれども、その中で、どういうような点を特にわれわれが参考にしなければならないだろうかという点の骨子だけでもよいですから、一つお述べいただければと思うわけであります。
【次の発言】 わが国の長期計画をどういうふうに考えるかという場合に、日本の原子力開発というのは、外国から見ればどうしてもずいぶんおくれておる……
○石野委員 関連して一点だけお尋ねしたいのです。診療エックス線技術者の実態調査の結果は、先ほど岡委員からのお話があったような状態が出ておりまして、国際防御委員会のものよりもはるかに上回ったような悪い状態が出ております。今、岡委員からも言われたように、いろいろな施設が原子力平和利用の形で各所にできて参ります。そういたしました場合に、特に工業用の場合もさることながら、農業などにコバルト60などが利用されます場合には、ある一つの施設をいたしますと、案外にこの放射線障害について関心と理解の足りない方々が、農業技術の上昇という側面から非常に大きな興味を持つことになって参ります。そういたしますと、そういう……
○石野委員 この際、中曽根長官にお尋ねをいたしますが、去る十一日の午後二時ごろ、茨城県の東海村原子力研究所あるいは原子力発電所の上空に怪しい双発のジェット機が飛来したということが伝えられております。 〔委員長退席、前田(正)委員長代理 着席〕 また、十二日も同じような時刻にそういうようなことがあったというので、地元は非常な大騒ぎになっておるのでございます。そのことにつきまして、原研とか、あるいは関係筋から、政府または中曽根長官のところに何か報告でもあったでございましょうか。そしてまた、そのことに関連をして、今までどういうふうな御調査が行なわれ、また処置がなされておるか。この際、一つ……
○石野委員 昨日お尋ねしましたが、ちょうど防衛庁関係の方、調達庁の方がおいでになりませんでしたので、きょう、引き続いてお尋ねいたします。委員長、まだ防衛庁関係の方が来ておられませんけれども、一つ、ぜひ出席してもらうように連絡をとっていただきたい。
【次の発言】 調達庁の方からおいでになっておられまするが、これは非常に失礼でございますけれども、沼尻さんは、大体どの程度のところまで責任を持って御答弁いただけるのでございましょうか。
【次の発言】 沼尻さんにお尋ねいたしまするけれども、五月九日、十日、十一日、十二日と、ある人はこの四日間、茨城県東海村の原子力研究所の上空を双発のジェット機が低空飛行を……
○石野委員 ちょっと関連して。 ただいまの査察に行きます場合に、マイクを持っていくということは何で悪いのだという政務次官のものの考え方について、これは基本的に人権の問題にも関係してくると思うのです。もしそのマイクが携帯用のマイクであっても、何でもいいのです。その前へすっと置いて、そしてこれでとりますよと言ってとる場合ならば、それを承知でものを言うのだから何をか言わん。しかし、万年筆の中に隠しているとかなんとかいうのは、実を言うとこれは盗聴なんですよ。そういう考え方自体が人権を無視しているということなんです。なぜ、やるならでっかいものを持っていくとか、前にちゃんと置いて、これでやるからあなたは……
○石野委員 私はこの機会に一つ参考資料をお願いしたいと思います。それは、先ほど横山委員からお話のありました保険会社の課税の問題に関して、保険会社が運用益を相当大きく得ている。この運用益がどういうように出ているかということ、及び、その運用益の発生している投資の状態がどうなっているかということを、資料として出していただきたい。お願いいたします。
○石野委員 先般経済及び技術協力のため必要な物品の外国政府等に対する譲与等に関する法律案の提案をなさいましたときに、「この法律案は、政府が、経済及び技術協力の効果的実施の一方策として行なう海外技術センターの設置等に必要な物品を、外国政府または国際連合等に対して譲与し、または時価よりも低い対価で譲渡することができることとしょう」こういうふうに説明されました。提案の理由を聞きますと、きわめて小範囲な特定目的のためのように感ずるのでございますが、法律案を見ますると「条約その他の国際約束に基づく経済及び技術協力のため必要な物品」と、こういうふうになっておりまするので、必ずしも説明されたときの「技術セン……
○石野委員 政務次官にお尋ねしますが、港湾施設工事の問題に関係して大蔵省が起債の認可をいたしたようなものが、その後自治庁または農林省関係でその起債の許可を渋って地方自治体では認可が出ているからというので工事の段取りをし、予算をちゃんと組んでやっているものが、事実上は仕事ができなくなってしまっているという事実がございます。これはほかにもあると思いますが、私のなにでは、茨城の那珂湊の港でございます。こういうことがございますと、ただ単に工事ができないということだけじゃなしに――工事をやろうとするときに、その工事をやらないと、ただ港湾の発展ということだけではなく、特に漁船とかあるいは人命上にいろいろな……
○石野委員 ちょっと関連して。 堀委員から今厚生保険の問題について一つ財政的な大臣の所見を聞きたいという話があって、どうも勘どころにはさわらないようなお話です。私、この機会に、大臣に一つ財政的な見地から医療の問題についての考え方をちょっとお聞きしておきたいのですが、最近自民党の岩本さんが朝鮮へ行ってこられた。朝鮮ではとにかく医者はただだ、薬もたただ、入院もただだ、こういうことを見てこられたのです。これは社会制度もいろいろ違いますから、一がいには言えませんけれども、しかし、朝鮮は長いこと日本の属国的な立場におって、建国してからほんのわずかの時間しかたってない。そういう時期にこういう問題ができて……
○石野委員 私は今の法律案で相当の質問があるのですが、大臣は十二時までだそうですから、きょうだけではちょっと質問が終わらないので、あと保留しますから、一つお願いします。
この国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律というので、今度第二世銀が出ておるわけですが、この第二世銀というのは、第一世銀とその設立の趣旨、目的等で特にどういう点が違うかという点について、一つ大臣からお聞かせ願いたい。
【次の発言】 第二世銀が第一世銀と違う点は、今大臣が言われたように、融資条件等が非常に違うというのですが、しかもまた、それを第一部と第二部というふうに分けておる。この融資条件がそれではどういうふうに違って、……
○石野委員 先般の委員会で質問が中断しておりましたので、引き続いて大臣にお尋ねいたしたいと思います。 今度の第二世銀、国際開発協会への参加について、それの日本の国に及ぼす影響の問題で、先ほどからいろいろと尋ねておったのでありますが、大臣の方の言い分もいろいろあるようでありますし、われわれもまだ意見があるわけですが、もう前の委員会で論じたことは繰り返さないといたしまして、それでもまだ解明していない点を引き続いて質問いたします。 大臣は、この世銀に出資するということが結局は日本にも利益するということを、いろいろな点でおっしゃられたわけですが、この際、もしこの世銀に参加しなかった場合に、日本の経……
○石野委員 経済基盤強化の特別法人の基金について、特に今度の改正をしようとする農林漁業金融公庫の問題でございますが、農林漁業金融公庫の貸付のうちで、牧野の改良、造成にかかる事業に、今までどういうような貸付をしておったか、この際一つその実績を知らしてもらいたい。
【次の発言】 今の貸付は、これは牧野の分だけでございますか。全体ですか。
【次の発言】 それは農林漁業金融公庫の全体の貸付の中では大体どのくらいのパーセンテージを占めておるのですか。そしてまた、件数の点からいいますると大体どういうふうになっておりますか。
【次の発言】 件数はどのくらいですか。
○石野委員 今委員長から話されました三つの法律案のうち、経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律の件について大臣にお尋ねいたしたい。 先般の委員会のときに、この法律改正の問題に関連して、経済基盤強化の資金及び基金の問題の所在点についてのいろいろなお話を承りましたが、その節大体はっきりして参りましたことは、今度一部改正に該当する農林漁業金融公庫に出されておりまする基金六十五億円というものは、今のような農林漁業金融公庫における資金需要の状況から見て、利子補給というような形をやっていきますると、大体昭和四十一年くらいになると今の基金で利子補給は頭打ちをするだろう、それ以上の新しい需……
○石野委員 荒木長官に、この際CP5の二号炉の問題についてお尋ねしたいと思います。 長官は、先般東海村に参りまして、このCP5二号炉の問題をずっと見ておいでになったと思います。昨年の九月に炉ができてから、いまだに火が入らない。燃料の問題で行き詰まっておるのだということも事実でありますし、また、当初に計画されたように、それは出力においても予定通りのものが出ないということも事実になっております。長官は、今度初めて長官としての仕事におつきになられて、わが国の原子力開発の中できわめて重要な炉の設置とか、開発の問題についてのこういうあり方をどういうふうにごらんになってこられたか、また、こういう問題につ……
○石野委員 昨日の委員会でCP5の問題につきまして質問いたしましたが、きょう政府の側から原研等といろいろと契約事項等について話し合いをして、その後の結果を、どういうふうになっておるかということを御答弁いただくことになっておりますので、ぜひ一つその件について御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 保証期間の延長の問題について、原研の方からAMF社に対する交渉が行なわれていて、その瑕疵担保問題については五十七カ月、十メガワットの保証については五十一カ月間を延長するという交渉がされているそうでありますが、それは具体的には期限はいつまでということになりますか。
○石野委員 関連しまして通産大臣に一つ聞きたいのですが、通産大臣も、ただいま申されましたように、今までの政府の貿易外交、経済外交はアメリカに片寄り過ぎておって――今度は所得倍増もしなければならぬから、各国との間にまんべんなくやろうという御趣旨はけっこうで、またそうしてもらいたいと思います。通産大臣は、今、東南アジアもさることながら、欧州との関係をもう少し深くしていきたい、こういうお話でございました。それもけっこうです。しかし、遠い親類より近い他人と言いますか、そういうこともございます。私どもは、欧州も非常にけっこうでございますが、東南アジア、それからアジアの大陸、こういうような地域と緊密に貿易……
○石野委員 漁業協同組合、水産業協同組合法の第十八条に、組合は漁民をもって構成することになっておりますが、船主に雇われている、いわゆる漁船に乗り組んでいる漁業労働者の組合加入状況は今どんなふうになっているか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 その三分の一というのは、いわゆる船主でなくて、船に乗っている者で、今の十八条の条件を満たす者という意味ですね。
【次の発言】 水産業協同組合法の第一条の目的には、「漁民及び水産加工業者の協同組織の発達を促進し、もってその経済的社会的地位の向上と水産業の生産力の増進とを図り、国民経済の発展を期することを目的とする。」こういうふうにあるのですが、実際には一部の……
○石野小委員 私は、同僚委員の質問がございますので、きわめて簡単に一、二の点を副総裁にお尋ねしたいと思います。 先ほども陳情がありましたように、今耕作組合の結成に当りまして各地にいろいろな問題が起っております。午前中の委員会でもこの点について質疑が行われておりましたが、各地におけるところの耕作組合結成に当って起きておる問題について、特に公社がどういう態度でこの問題に当るかという点をはっきりとしておくことが非常に大事だ、私はこう思っております。法によりますと、全県一組合というような非常にべらぼうもないような形が出て参りまして、そのことのためにその地域におけるところの実態とは非常に食い違いが出て……
○石野小委員 私は、大臣だけに、簡単に二、三の問題でまだわからない点がありますから、お聞きしたいと思います。 今度塩業整備に関しまして政府当局並びに専売当局がとりました事情については、先ほどからいろいろと事情のお話がありましたが、しかし、結果的に見ますと、この整備を受けるのは、大体従来長いことやってきました業者の中でも、やはり設備などにおいて劣っておると思われる、いわゆる小資本の方々がその対象になっているという結果が出ているわけであります。大臣はしばしば公社と業者との一体化というのは非常に緊密だと言われておりまして、その中には、やはり専売事業の中で特に塩業が、公益専売としての性格上、長いこと……
○石野委員 ただいま提案になりました海外経済協力基金法案につきまして質問をいたします前に、先般アメリカで行なわれた低開発援助会議はどういうふうな話になっておるか、その事情を一つ、外務大臣がおれば外務大臣ですが、関係の方から一つ……。
【次の発言】 会議は最初に顔合せで、第一次的には大したこともない、運営の問題について経験を交流し合って協議し、いかにして調整するかという問題を簡単に触れただけだ、こういうお話でございます。しかしこの低開発援助会議は、簡単にグループだと言っているのだと軽く扱っておりますけれども、とにかく政府が出て行ってそれに加わったわけでございますから、そう簡単なものではないと思う……
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