篠田弘作 衆議院議員
29期国会発言一覧

篠田弘作[衆]在籍期 : 24期-25期-26期-27期-28期-|29期|-30期-31期-32期-33期-34期
篠田弘作[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは篠田弘作衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

篠田弘作[衆]本会議発言(全期間)
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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 衆議院本会議 第17号(1962/03/01、29期、自由民主党)

○篠田弘作君 ただいま趣旨説明のありました公職選挙法等の一部を改正する法律案につき、池田内閣総理大臣並びに関係大臣の所信をただしたいと存じます。  今回の改正案は、ききに設置された選挙制度審議会の答申を基礎として提出されたものであり、同審議会が六カ月の長きにわたって、きわめて熱心かつ真剣に審議に当たられたことにつきましては、私も心から敬意と感謝の意を表するものであります。言うまでもなく、審議会設置法は、第三条において、政府は審議会の答申を尊重しなければならないと規定しておるのであります。との条項によって政府は、答申を尊重すべきであることは明らかであると同時に、審議会もまた、政府に義務を負わせる……


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 衆議院本会議 第4号(1962/08/11、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 高級公務員の立候補の制限を選挙制度審議会が答申されたことは、先ほどおっしゃった通りであります。しかしながら、これには憲法上の疑義もありまして、政府の修正案となり、また先回の改正になりました。その結果、今回も三百余件のいわゆる違反が出たのでありますけれども、これは従前も公務員の事前運動については取り締まりをしておったのであります。しかしながら、選挙運動に入ってからの取り締まりというものは今回が初めてです。そのために、新しい法律であるために、選挙をする者も、また選挙民の側からも、十分に理解されない点があったと私は考えます。そういう意味におきまして、今後はいわゆるいろいろな……


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第42回国会(1962/12/08〜1962/12/23)

第42回国会 衆議院本会議 第3号(1962/12/12、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 地方公務員の給与改定所要額の財源措置の内容はどうであるかという御質問でありますが、今回の地方公務員の給与改定に伴う一般財源の所要額は三百六十八億円であります。うち、地方交付税を受ける団体分は二百七十一億円の見込みであります。今回の補正予算によりまして増額されました地方交付税の額は百五十七億円でありますから、地方交付税のみでは、給与改定の財源に不足を来たすことになります。しかし、退職年金制度の実施時期のズレによる不用額もあります。一方、地方税収入の多少の伸びもある、そういう地方団体もあります。また、今後地方交付税の増額の計画もありますので、これらによりまして給与改定の所……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第9号(1963/02/22、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) お答えします。  現在審議されております日本鉄道建設公団法案におきましては、地方公共団体に出資または受益者負担を求めることができる旨の規定を設けないことにしております。また同時に、地方財政再建促進特別措置法の第二十四条第二項、寄付金、負担金等の支出禁止の規定に、新たに同公団を加えることとしております。従って、御質問のような地方団体が経費を負担するようなことはありません。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第17号(1963/03/26、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 政府といたしましては、ただいま本院において議決されました決議を尊重いたしまして、このたびの地方選挙が公明に行なわれるよう、一そうの努力をいたす所存でございます。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第21号(1963/05/09、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 最近、相次いで発生し、世間の注目を浴びております二つの事件につきまして、特に、この機会に事案の内容と捜査の概要について報告いたします。  まず第一は、都内台東区において発生いたしました幼児営利誘拐事件であります。これは、去る三月三十一日午後六時ごろ、台東区立入谷南公園内で遊んでおりました四歳になる村越吉展ちゃんが行くえ不明になった事件であります。  同日午後八時十分ごろ家人から下谷北警察署に対し、迷子としての届け出がありましたので、同署におきましては直ちに都内各警察署に手配し、同人の発見につとめましたが、発見することができなかったのであります。  翌四月一日に至りまし……

第43回国会 衆議院本会議 第22号(1963/05/14、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 第一は、責任の所在がどこにあるかという問題でありますが、地方自治団体の財源のめんどうをみるという立場におきまして、自治省にも責任は大いにあるわけであります。そこで、担当官庁である厚生省と十分相談をいたしまして善処したいと考えております。  その次は、請負をやめて直営とし、その手数料を廃止してはどうかというお考えであります。これは私は方向として賛成でございます。しかしながら、現在の実情は、先ほどから関係大臣からも述べられましたように、直ちにこれをやるということは、地方の実情から困難でございます。徐々にこれを解決して、最後にはやはり直営とし、手数料を取らないという方向に進……

第43回国会 衆議院本会議 第24号(1963/05/17、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 地方行政連絡会議法案につきまして、その趣旨及び要旨を御説明申し上げます。  今日、社会、経済の進展に伴う地域社会の広域化に相応し、地方行政の分野におきましても、都道府県の区域を越えて広域的に処理すべき問題が次第に増加し、その内容も複雑多様になってくるとともに、各種の行政が相互に密接に相関連してまいっておるのであります。とのような地方行政の動向に対処して、それぞれの地方において、広域にわたる行政が総合的に、かつ、円滑に実施されるように、地方公共団体が国の地方行政機関との連絡協調を保ちながらその相互の連絡協同をはかることを考えることが緊要と存ぜられるのでありまして、昨年十……

第43回国会 衆議院本会議 第27号(1963/05/28、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 今回の地方選挙につきまして、ただいま総理からも申しましたように、公明運動のために多額の国費を費やし、また、警察方面におきましても、厳重なる取り締まりをやったわけでありますが、それにもかかわらず、多くの選挙違反ができ、東京都におきましては、ただいま御質問のような、われわれの想像できない事件が起こったということは、まことに当局として遺憾でございます。これまで容疑者十七名を逮捕し、うち五名がすでに起訴されております。  現在まで判明いたしたところによりますと、松崎長作、三沢美照等が中心となりまして、東候補の選挙運動用ポスターに貼付するにせ証紙を一万六千枚偽造したことが判明い……

第43回国会 衆議院本会議 第28号(1963/05/31、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 去る五月二十二日、群馬、埼玉、栃木三県に発生をいたしました突風及び降ひょうによる人家並びに農作物に対する被害に伴いまして、地方団体が行なう災害諸対策及び災害復旧費等につきまして、地方団体の財政需要の増高につきましては、国庫補助金のほか、適債事業につきましては、地方債の発行を認め、また、状況に応じましては、特別交付税の増額配分を考慮してまいりたいと思います。とりあえずの問題といたしまして、応急措置といたしまして、六月三日に、群馬県に対しまして、二十六億七千五百万円、埼玉県に対しまして、二十四億一千八百万円、栃木県に対しまして、二十四億五千四百万円の地方交付税の概算交付を……

第43回国会 衆議院本会議 第31号(1963/06/07、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 仮谷君にお答えします。  今回の西日本の長雨によって生じた農作物及び公共施設の被害等に対しまして、地方団体が行なう諸対策及び災害復旧に要する財政需要額の増高につきまして、ただいま大蔵大臣からも答弁がありましたが、国庫補助のほかに、適債事業につきましては地方債の発行を認め、また、被害状況によりましては、特別交付税の増配分を考慮してまいりたいと思います。あるいはまた、必要によりまして、地方交付税の概算払いもやってまいりたいと思います。  それから、水害、冷害、凍害の災害に伴う地方税の減免措置、今回の場合もこれを適用するわけでありますが、従来通達で指導しておりまして、各地方……

第43回国会 衆議院本会議 第37号(1963/06/22、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 自治省といたしましては、閣議決定の線に沿いまして、都道府県、大都市その他につきまして、極力雇用のあっせんを督励しております。順調に進んでおります。必ず目的は達成いたします。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第41号(1963/06/27、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 中小企業指導法案により、都道府県知事が行なう中小企業指導事業費に対して、国は補助金を支出しておるが、地方団体が必要とするこれらの事業経費に対する財源について自治省はどのように措置をしておるか、また今後財源確保についてどのような考えを持っておるかというお尋ねであります。  中小企業の経営診断、技術指導、その他指導関係経費につきましては、国庫補助に伴う地方負担額を地方財政計画に計上するとともに、地方交付税の算定におきまして基準財政需要額に算入することといたしております。今後とも所要財源の確保をはかってまいりたいと存じます。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第42号(1963/06/28、29期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(篠田弘作君) 法案の内容がだいぶ変わったというお尋ねでございますが、法案の内容は本質的に何ら変わったところはございません。  この法律の目的である地方公共団体が主体となって、国の出先機関と連絡協調しようとする趣旨を明らかにするための若干の事項を修正したこと、次に、連絡会議において協議のととのわない事項については、関係大臣への調整の要請に関する規定を削除したことでありますが、第一の点は、むしろこの法律の目的がより明確になったということであります。第二の点は、関係大臣への調整の要請に関する規定を削除いたしましても、事実上問題の解決には何らの支障がないと考えたからでございます。  また、……

篠田弘作[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院29期)

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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 地方行政委員会 第41号(1962/07/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 今回、内閣の改造によりまして自治大臣兼国家公安委員長に就任いたしました御承知の通りの野人でございます。また本委員会の問題につきましてはあまり経験もございません。知識もあまりありません。私は委員会全体の諸君を自分のブレーンとしてお教え願いたい、こう考えております。一生懸命勉強いたしますから、何とぞよろしく御指導、御鞭撻のほどをお願いいたします。(拍手)


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1962/08/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 従来公職選挙委員の一人といたしまして、皆様方と協力いたしまして、選挙法の改正問題をやってきたわけでございますが、今回内閣改造によりまして、自治大臣に就任してその選挙の問題を担当することになりました。そういう立場にはなりましたが、しかし私の考え方は委員であったときとちっとも違わないわけでございまして、いかにしていい選挙法をつくり、いかにして公明な選挙をやるかという問題に行きつくためのいろいろな法律の改正であり、研究でございますから、皆様方と全く同じ考え方で、お知恵を拝借しながら今後いろいろな問題を検討していきたいと思います。どうか一つよろしくお願いいたします。(拍手)

第41回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1962/08/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいまのお話は、さきの国会におきまして改正された点が必ずしも満足でなかった、あるいは骨抜きであるという点は、連座制並びに高級公務員の立候補に対する問題だと私は解釈しております。御承知の通り連座制につきましては、これは審議会の答申が、親子、配偶者、兄弟姉妹等が悪質な違反を犯して刑に処せられたとき、候補者は直ちに連座するという答申案であったわけです。しかしながら日本憲法におきましては、日本の国民はいかなる場合といえども裁判に付さるることなくして罰せられることなしという条文があるわけです。たまたま代議士失格ということが刑罰であるかどうかというようなむずかしい問題もありましたけれども……

第41回国会 地方行政委員会 第2号(1962/08/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいまの附帯決議の御趣旨は十分尊重いたしまして、それに沿うよう善処いたす考えであります。

第41回国会 地方行政委員会 第3号(1962/08/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 今度の割合と申しますか、三十四年の伊勢湾台風を下回らないように、できるだけ、今おっしゃいました下の、財政的に低いといいますか、そういう団体に厚く、財政的に富裕な団体に対しては財政的に低い団体よりも薄くしていくという方向で割合をきめておるわけであります。こまかい問題につきましては一つ財政局長から御説明させたいと思います。
【次の発言】 従来たとえば公共土木であるとかあるいは公立学校であるとか公営住宅であるとか、いろいろな問題につきまして個々別々にあれしたわけでありますが、今度は総合的にそれを全部含めましてその損害を見て、そうして事業費の合計額を出しまして、それから通常国庫の負担額……

第41回国会 地方行政委員会 第8号(1962/09/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 まず先に児童の疎開問題からお話しいたしますと、今まで一度も島から子供を放したことがないそういう親ではありますけれども、一方におきまして、また昼夜の別なくゆれておる島に自分の子供を置いておくということの不安が非常に強かったために、私が行きましたときに、私はちょうど児童疎開のときに上陸用舟艇に子供が乗り終わるまで見送りまして、それから集団で疎開させられておる父兄のところへ参って話したのでありますが、父兄の大部分はこれで肩の荷物が一つおりたという気持をはっきり申しておりました。子供の中には、尋常一年ぐらいの子供で、親と別かれるのがいやで泣いておった子供もありますが、私直接子供に聞いて……

第41回国会 地方行政委員会 第10号(1962/11/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 新産業都市促進の指定に関しましては、合併は前提ではありません。ただし、合併をする方がその開発を促進する上に非常に有意義であると思った場合には、合併をするということもけっこうであります。しかし、合併が条件で産業都市の指定をするというようなことはありません。  それから新産業都市は、数個あるいは多数の市町村にまたがる場合もあるでありましょうが、しかし、事業といたしましては、地方開発事業団というようなものをつくりまして、そして共同方式による一つの開発も考えておるわけであります。
【次の発言】 この広域都市行政の一つの考え方は、最近の経済でありましても、あるいは産業でありましても、また……

第41回国会 農林水産委員会 第13号(1962/11/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 農業構造の改善事業は、今年度すなわち三十七年度から始まっているわけであります。そこで自治省といたしましては三十七年度に十億円交付税を増しまして、そういういろんな町村が事業をやるのに金が足らないとまずいということで十億円増したのですが、もちろんこれだけでは足りないわけであります。そこで今二百地区の中からまだこれを返上するものがあるのではないか、こういうお話がありましたが、それは私、実は専門家でありませんし、また農林省から特にそういう報告もきておらないので何とも申し上げることはできません。ただ融資が六分五厘では高いのではないかということにつきまして、利子はなるべく安い方がいいと私は……

第41回国会 予算委員会 第2号(1962/08/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいまのお尋ねの選挙違反の件でございますが、今回の参議院通常選挙におきましての違反数は、大体七〇%前回よりも増である。世論が公明選挙を主張いたしまして、公職選挙法も大幅に改正されたあとでありましたが、世論の期待を裏切って違反がふえたということに、まことに遺憾であると考えております。特にその中でふえましたのは地位利用でありますが、地位利用の点は、ただいま法務大臣からお答えした通りの件数でありますけれども、ただ、この地位利用というのは非常に新しい規定でありまして、今までは事前運動だけを取り締まっておりましたが、今回の改正によりまして、事後の運動をも、地位利用であるという場合には取……

第41回国会 予算委員会 第5号(1962/11/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 九号、十号台風、並びに長雨による災害等につきましての被害、あるいはそれに伴う市町村の税の減免、あるいは救済事業によるいろいろな支出、こういう問題につきましては、御承知の通り、私もあなたと同じように一番心配しておるのです。幸いに自治大臣の職にありますから、あなたが御心配されるようなことは一切しません。必ず前年度に増して心配のないようにやります。ただしかし、その数字につきましては、何ぼ出すかというようなこと、また何ぼ考えておるかというようなことにつきましては、昨年の数字は持っておりますけれども、ことしは、少なくも事務当局が出す案よりは、私の方がもっと考えておりますから、どうか一つ御……


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第42回国会(1962/12/08〜1962/12/23)

第42回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1962/12/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  御承知のように、都道府県及び市町村を通じて、全国大多数の地方公共団体におきましては、議会の議員または長の任期が明年三月、四月または五月に満了することとなるのでありまして、現行法によりますれば、その任期満了前三十日以内に多数の地方選挙が集中して行なわれることになるのであります。  政府といたしましては、前例にもかんがみ、これら多数の選挙の円滑な執行と選挙執行経費の節約を期するとともに、国民の地方選挙に対する関心を高める意味において、これらの選挙の……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 決算委員会 第19号(1963/05/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 それは当然です。
【次の発言】 法案の審議につきましてはもちろん国会が携わらなければならない。しかしながら、交通事故の激増に伴う交通警官の増員といったようなものは、世論としてすでに起きておる。交通警察官が非常に不足しておるということはもう世論であり、国民の声で、そういう場合になぜ国がもう少し交通警察官を充実して、そうしていたずらに失われていく人命であるとか、あるいはまた負傷者であるとか、そういうものについてどうしてもっと国が手厚い施策をしないのかというような問題が、世論としてすでに起きておるときに、その世論にこたえ、またこれを十分に事務的に検討し、そうして行政的な処置においてこ……

第43回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1963/02/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 五大市長のポスター並びに市長のポスターの問題につきましては、これは十分検討をし、またふやすように努力したいと思います。ただ、選挙局長から検討するということを申し上げたようでございますが、私の考え方では、裏表を使って二枚に使うということは、非常にまぎらわしいのではないか。この問ここの委員会にも持ってこられましたように、表にポスターを印刷して横印を受ける場合でも、この間持ってこられた、ああいうような常識を逸したようなポスターが、片っ方で自分の広告をして、片っ方で相手をけなすというような、そういうようなこともあり得るので、私自身は、ポスターを裏表に検印をして、一枚を二枚に使わせるとい……

第43回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1963/03/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 まず通牒を出した動機から申し上げますと、地位利用という問題が非常に新しい法律でありましたために、参議院選挙におきましても、非常に多くの今まで例のない地位利用という特殊な犯罪が、選挙違反がそこに現われた。その後におきましても、地位利用というものの解釈が、府県知事あるいは代議士の中にもわからない。これは名前を言う必要ありませんが、ある府県知事のごときは、選挙におきまして、何々県知事何のたれがしと出すことは、これは地位利用になる、だから最後まで知事という名前を使わないで、個人の名前で応援演説をした、そういうような例もあります。ある代議士は私のところに見えまして、地位利用の問題でいろい……

第43回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1963/03/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 それは、われわれは国会議員でありますが、年じゅう国会議員として生活しているわけじゃありません。国会に出た場合あるいは選挙区に帰った場合、その他公式の席上においては国会議員であります。しかし、銀座でおでんを食ったり、すしを食ったりしているときは、国会議員ではありません。市町村長も、市町村長以外の私的生活において、年じゅう市町村長であるとは限らない。これはわれわれにおいても同じことが言えると思います。大臣をしているから年百年じゅう大臣として縛られたのではたまったものじゃありません。やはりわれわれは俗人でありますから、そういう市井の人と同じ生活をする場合が、一日のうちに何分の一かある……

第43回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1963/05/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 お尋ねのとおり、幾多のにせ証紙などという事件は、私寡聞にして今回初めて知ったわけでありますが、とうてい常人の知識をもってしては考えつかないようなそういう悪質な違反等によりまして、また買収、供応等の悪質違反が非常にふえたということによりまして、選挙界が非常に汚されておる、こういうことは事実でございます。しかしながら、選挙というものはだんだん民主的になりまして、官憲の弾圧であるとか、選挙干渉であるとか、あるいはまた金力による大幅ないわゆる汚辱であるとかいうものはだんだん少なくなりまして、犯罪の件数はふえておりますけれども、犯罪の内容は個人的なものとなりつつあるということにより、また……

第43回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1963/06/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 いわゆる泡沫候補問題を、だれかが何らかの目的を持ってやらしておるというふうに解釈すれば、ただいま堀さんがおっしゃったとおりのことであろうと思います。しかもそのうしろにおる者が非常に大きい者であるという場合には、いまおっしゃったことは成り立つと思います。私たちは――私たちと複数で申しましたが、実は私はそういうふうには考えておらないのです。ということは、私の選挙でもずいぶん泡沫候補が立つわけです。どのくらい一体この連中は票を取れるのかと思っておると、本人は真剣になってやっておる。それで、よく立ち会い演説の控え室なんかで、君たち一体幾ら取るつもりだということを私は聞きました。そうする……

第43回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1963/06/18、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 三党の間にほぼ意見がまとまりつつあるということは事実でございます。選挙制度審議会におきましてもまた審議中でございます。そういう意味におきまして、そういう三党でまとまった意見を取り入れ、また審議会の答申も非常に急いでいただいておりますから、私はもう来年の衆議院議員選挙に間に合うように法律の改正をやる、そのためにはやはり各党の意見も取り入れ、審議会の答申も取り入れまして改正案を出したい。いまこの国会におきまして改正案を出すというふうには考えておらない。通常国会において改正案を出せるようにひとつ審議会のほうも答申をお願いしたいということを申してありますから、そういう方針でいっているわ……

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第2号(1963/06/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました地方公務員法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び概要を御説明申し上げます。  この改正案は、今回結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)を批准することとするに際しまして、同条約の趣旨を実現するため、国家公務員の職員団体に関する規定の改正に準じて、地方公務員の職員団体に関する規定を改正するとともに、これに関連して所要の規定の整備を行なおうとするものであります。  第一は、職員団体とは、職員が、その勤務条件の維持改善をはかることを目的として組織する団体またはその連合体をいうものとし、その性格を明らかにいたしたのであります。また、……

第43回国会 災害対策特別委員会 第26号(1963/07/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 お等えする前に、今回の西日本の長雨による災害によって農民諸君が非常な困難をしておられるということに対して、深甚な御同情を申し上げ、また、その対策につきましては、前例もあることでございますから、誠心誠意、遺憾のないようやっていきたいと思います。  ただいまの御質問に対しましては、特別交付税は毎年二月に交付することになっておりまして、その間におきましては、つなぎ資金のあっせん、あるいは地方交付税の概算払い、あるいはまた農作物及び公共施設等に対して地方公共団体が行なう諸対策あるいは復旧事業その他の問題につきましては、国庫補助のほかに、適債事業につきましては地方債の発行を認める、そうい……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1963/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 御承知の通り、警察官は、高等学校卒業で、年令は二十五才まで、それが警察官の適格者であるかどうか試験を受けまして、それで採用することになっております。そこで今回私の方といたしましては、できるだけ炭鉱離職者を警察官に採用したいというので、二十五才を炭鉱離職者に限って三十才まで年限を上げまして、そして試験を受けさせる。そうしますと、今的確な数字はありませんけれども、炭鉱離職者のうちで、高等学校卒業生であって、満三十才以下という者は数が限られております。その中からまた警官に志望する者が何名あるか、大体の予想を立てているわけでありますが、そしてそのうちでまた合格する者が何人あるか、こうい……

第43回国会 地方行政委員会 第1号(1963/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました警察法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  この法律案は、全国的な幹線道路における交通の規制に関する事務を管区警察局に分掌させること、警察庁の職員の定員を改めること及び交通警察に関する警察官の職権行使に関する規定を整備すること等をその内容としております。  まず、全国的な幹線道路における交通の規制に関する事務を管区警察局に分掌させることについて御説明いたします。  国家公安委員会及び警察庁は、その所掌事務の一部として、全国的な幹線道路における交通の規制に関することをつかさどることとされているのでありますが、……

第43回国会 地方行政委員会 第6号(1963/02/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 今阪上さんのおっしゃることまことにもっともだと思います。で、今年五千名、明年度五千名、数年来の懸案を今回解決したわけでございます。従いまして、あなたのおっしゃるように急増はできないかもしれませんが、毎年できる限り漸増いたしまして、そういう問題を解決していきたい、こういうように考えます。
【次の発言】 ただいま議題となりました奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要を御説明申し上げます。  奄美群島の復興事業は、奄美群島復興計画に基づき、その推進をはかって参り、その復興は逐年進捗を見ているのでありますが、奄美群島復興の重要な要素をな……

第43回国会 地方行政委員会 第7号(1963/02/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました昭和三十七年度分として交付すべき地方交付税の総額の特例に関する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  今回の第二次補正予算によって増額された地方交付税の額は、二百三十七億円でありますが、このうち、本年度分の普通交付税及びこれに対応する特別交付税に充てられるべき額は、百十五億円となる見込みであります。  地方財政の現況は、低位にある行政水準引き上げ等のため、さらに多くの財源を必要としているのでありますが、本年度もすでに余すところ幾ばくもありませんので、この際補正予算によって増額計上された地方交付税の額のうち、百十五億円をこえる額百二十二億円につ……

第43回国会 地方行政委員会 第8号(1963/02/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  明年度は、道路整備事業、農業基盤整備事業等を初めとする各種公共事業や社会保障制度の拡充に伴う地方団体の所要経費をまかなうための財源並びに地方公務員の給与改定及び退職年金制度の平年度化等により増加する給与関係経費に対応する財源を関係地方団体に付与する必要があります。  また、明年度は国税三税の増加によって地方交付税の総額も増加しますので、この際、関係基準財政需要額を増額して地方行政水準の一そうの向上をはかることが適当と考えられるのであります。  このはか、高等学校生徒の急増に……

第43回国会 地方行政委員会 第9号(1963/02/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由と要旨を御説明申し上げます。  地方税につきましては、従来、累次にわたる改正により、住民負担の軽減合理化をはかって参ったのでありますが、引き続きできる限り、住民負担の軽減合理化に努める必要があると存じます。ただ、地方財政の現状は逐次好転して参っておりますものの、地方行政の水準はなお低く、その向上をはかることは国家的見地からも緊要とされておるのでありますが、明年度の税収入には大幅な伸びを期待することが困難な状況にあります。従いまして、明年度の地方税制の改正につきましては、このような地方財政の実情を考……

第43回国会 地方行政委員会 第11号(1963/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 御決議の趣旨を体しまして、慎重に検討いたしたいと存じます。
【次の発言】 まず、一番最初におっしゃいました、知事の三選以上はおもしろくないということを私が言ったということは、違っております。それは、この委員会におきまして、社会党の阪上安太郎君から、知事で四選も五選もする者がある、これは何らかの弊害はないだろうか、あるいは行政に非常に水がたまるとかあるいはボウフラがわく、そういったことはないかという御質問がありました。それに対しまして私答えたのは、三選までは常識上わかる、これはいいじゃないか、しかし四選、五選ということになってくると、やはりあなたのおっしゃるような何らかの弊害とい……

第43回国会 地方行政委員会 第14号(1963/03/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました道路交通法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明いたします。  この法律案は、高速自動車国道の供用の開始に伴い、高速自動車国道における自動車の交通方法等の特例について定めること、最近の道路交通事情の変化にかんがみ、歩行者の保護の徹底をはかるための規定を整備すること、並びに、消防用車両の優先通行、装置不良車問の運転の禁止等に関する規定を整備すること等をその内容としております。  まず、高速自動車国道における自動車の交通方法等の特例を定めることについて御説明いたします。  高速自動車国道法に基づく高速自動車国道として、いわゆ……

第43回国会 地方行政委員会 第15号(1963/03/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 一国の通貨を、行使の目的を持って偽造しても三年以上の懲役です。大体少し軽過ぎるじゃないか。その他の選挙法等につきましても、先般の改正で罰則を相当重くしている。大体日本の刑法を見ますと、いろいろな意味で罰則が軽いという感じを私は受けております。しかし法務省としての見解があろうと思いますから、一つ法務省にお答えさせたいと思います。
【次の発言】 先ほど、私法律の専門家でございませんから、軽いのじゃないかと言ったのは、実は無期の方に気がつかなくて、三年以上の懲役ということだけしか気がつかなかったものですから申し上げたのですが、無期ということがあれば決して軽いとは思わない。逆に重過ぎる……

第43回国会 地方行政委員会 第16号(1963/03/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました地方公営企業法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  地方公共団体が経営する企業は、最近著しく増加し、現在その総数は、五千余に達している状況であります。このうち、地方公営企業法の規定の全部または財務に関する規定が適用されている事業は、昭和三十六年度末で六百四十二となっております。しかしながら、地方住民の福祉を増進するために、今後ますます各種の地方公営企業の健全な発展を期する必要があるのであります。これがためには、企業の経営成績及び財政状態を明確にし、もって企業の能率的な運営を確保することが肝要でありまして……

第43回国会 地方行政委員会 第18号(1963/03/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 今回提案いたしました消防組織法及び消防団員等公務災害補償責任共済基金法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。  まず、消防組織法関係につきましては、この法律は、国及び地方公共団体の消防に関する組織、機能についての基本を定めたものでありますが、最近の消防行政の推移と防災における消防の地位の重要性にかくがみ、その一そうの進展を期するため、消防の任務をさらに明確化し、消防庁の所掌事務について補足を行ない、市町村の消防体制の充実強化をはかることとするとともに、都道府県の消防に関する連絡機能を明らかにし、あわせてその他所要の規定の整備を行な……

第43回国会 地方行政委員会 第19号(1963/03/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいまの警官に対する運転の問題につきまして、学校にいる者については、これは先ほど長官から申し上げましたように、一般教養の費用から出しておるわけです。そのほか最近モーターバイクその他の機動性を持たせるために非常にこの数をふやしまして、警察の機動化ということをやっておるわけでございます。しかしながら、時代の進展に即応するためには、まだまだ予算が少ないわけであります。犯罪も複雑化してきておるわけでありますので、今後の問題につきましては、私は一生懸命努力いたしまして、今門司さんのおっしゃるような方向に一日も早く完全に持っていくようにしたい、こう考えております。

第43回国会 地方行政委員会 第20号(1963/05/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました地方公務員共済組合法の長期給付に関する施行法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。  すでに御承知のとおり、政府は、恩給制度について、旧外国特殊法人職員期間の通算増加恩給の子女加給額の引き上げ等の措置を講ずるため、恩給法等の一部を改正する法律案を今国会に提出し、御審議を願っておりますが、これに伴い、地方公務員の退職年金制度においても同様の措置を講ずる必要があります。これがこの法律案を提出した理由であります。  次に、この法律案の概要を御説明申し上げます。  第一に、旧南満洲鉄道株式会社等の外国特殊法人職員期間につ……

第43回国会 地方行政委員会 第25号(1963/05/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました地方行政連絡会議法案につきまして、その提案理由と要旨を御説明申し上げます。  今日、社会経済の進展に伴う地域社会の広域化に相応し、地方行政の分野におきましても、都道府県の区域を越えて広域的に処理すべき問題が次第に増加し、その内容も複雑多様になってくるとともに、各種の行政が相互に密接に相関連してまいっておるのであります。このような地方行政の動向に対処して、それぞれの地方において、広域にわたる行政が総合的にかつ、円滑に実施されるように、地方公共団体が国の地方行政機関との連絡協調を保ちながらその相互の連絡協同をはかることを考えることが緊要と存ぜられるのでありま……

第43回国会 地方行政委員会 第26号(1963/05/23、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました地方自治法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、地方公共団体の組織及び運営の合理化及び能率化に資する見地から、地方財務制度の改正と地方開発事業団の創設を行なうことを中心として、地方自治法の一部を改正しようとするものであります。  地方自治法は、昭和二十二年に制定され、その後しばしば改正されているのでありますが、地方財務制度に関する基本規定は、府県制、市制、町村制当時のものを踏襲しておりますので、今日の実情に照らし、改善を要する点が少なくないのであります。政府は、その改正について地方財務会計……

第43回国会 地方行政委員会 第27号(1963/05/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 政令で定めます事業は相当の規模を持ったものであり、経理事務の円滑な執行に差しつかえない程度のものにする予定でありまして、今後ともこの方針に変りはないのでございまして、無制限に将来その範囲を拡大するというようなことはございません。
【次の発言】 結論から言えば、不当な合理化を押しつけるというようなことはございません。したがいまして御心配は御無用であると思うのでありますが、財務会計制度を適用することは、あなたのいまおっしゃいました、真の意味の合理化かつ適正な経営をしていけるようにしようとするものでありまして、いたずらに住民へのサービスの低下や労働条件の強化あるいは引き下げ等を行なう……

第43回国会 地方行政委員会 第29号(1963/05/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 私は、つくって悪いということはないと思いますが、しかし効力の問題と考えます。問題によりましては理事長で裁定できる問題がある。しかし、各地方自治団体から派遣されている職員が、かりに手当等について、たとえば自分の所属した従来の地方団体と現在の事業団とは非常に仕事の量が違う、だから手当等を増額しろというような問題なら理事長との話し合いでもってできる。しかし本俸を増額しろということが今度は問題になってたとえ理事長が、それを承諾しても、村に帰ってその村の長が承諾しなければ実際の効力というものはないから、あらゆる問題について折衝をするといういわゆる労働組合的なものはつくっても、問題別に処理……

第43回国会 地方行政委員会 第30号(1963/06/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいま議題となりました地方自治法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  東京府市を合体して東京都制が制定されて以来、都は、府県の事務のほか、特別区の存する区域においては、原則として、市の事務をもあわせ行なうものとされておりますので、東京への人口及び産業の過度集中が進むにつれて、都行政は質量ともにいよいよ複雑かつ膨大となり、一つの経営体としての円滑かつ能率的な運営が期せられなくなり、首都としてまた大都市としてその機能を十分に果たすことができない状態になっているのであります。この法律案は、このような都行政の現状を改善するため、昨年……

第43回国会 地方行政委員会 第31号(1963/06/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 広域行政の必要は、ただいま宇野議員もおっしゃったとおり、だれしも今日感じていることであります。この場合におきまして、広域行政につきましても、市町村を越えての広域行政もあるし、府県を越えての広域行政もある。あなたの話は、府県を越えての広域行政というものについての将来の見通しということであります。現在は、府県制というものがあるわけでありまして、自治省の根本的な考え方としては、やはり地方の自治を守りながら、より大きな地域の共同の利益あるいは国民的な利益のために、どこで調和するかということがやはり一番根本だろうと思う。ただ、国の、あるいはより大きな地域のための利益ということだけでいまの……

第43回国会 地方行政委員会 第35号(1963/06/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 現在の段階で、一がいにそういうものは必要ないじゃないかというお話も――これは全部が全部必要であるかということになれば、おのずからそうでない場合もないわけじゃない。しかし、東北の例をとられましたが、たとえば東北の場合におきましては、只見川の発電というものが福島と新潟の間で非常に問題になっておる。あるいはまた東北総合開発というものがありまして、法律上、東北を一体として総合開発しようじゃないかというような問題もあります。そこでおくれた地方にはそういう必要はないじゃないかというふうに考えられやすいのでありますが、逆に言うと、おくれている地方ほどそういう総合的な連絡をして、将来の――この……

第43回国会 地方行政委員会 第37号(1963/07/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 政府提案をしないというのも言い過ぎであろうと私は考えますが、そのときの状況によって、準備ができればしたらいいじゃないか。ただ私が確約できることは、先ほど、大臣がかわったりあるいは政務次官がかわったことによって方針が変わらないかという御質問に対しては、それは変わらないということだけはお答えいたします。

第43回国会 内閣委員会 第6号(1963/03/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 一監視所当たり二名というのは間違っておると思うのです。全国密航監視所は二百四十でございまして、人員は今政府委員が申しましたように千九十人でございますから、大体四人強ということになると思います。それから非常勤職員でございますから、おもに沿岸の漁師とか、そういう人たちに嘱託と申しますか、お願いしているわけでありまして、勤務状況も、今石橋さんがおっしゃったように二十四時間ぴったりやるんじゃなくて、ある者は二時間くらいの場合もあるし、あるいはまた八時間くらいやる人もあるしということで、そういう強制的に二十四時間交代ということでやっておるわけじゃありません。

第43回国会 予算委員会 第4号(1963/01/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 農業構造の改善事業が、大体においてうまくいっているのです。ところが、うまくいっていない面もあるわけです。そこで自治省としましては、政府の分担すべきところと地方自治体の分担とをはっきりしまして、政府は主として計画その他をやり、実施機関として自治体がやる。従来農林省から、パイロット・ファームを、農業改善事業をやるという場合には五割の補助が出ておる。しかしそれをやるためには、大きなトラクターを入れなくてはならない。農道等におきましても必要以上に広げるというような場合で、地方の負担が非常に多くかかってきた。そこで自治省としましては、いろいろの関係者と相談した結果、むしろ府県の方に交付税……

第43回国会 予算委員会 第6号(1963/02/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 その問題は、従来から二重取りではないかという意見もありますし、住民税は住民税として別に使っておるのであるから、屎尿処理に関しては特殊なものであるから手数料をとってもいいのじゃないかというような、いろいろな意見があります。まだどちらとも結論は出ておりません。ほんとうに住民税というものを住民の生活のすべてをまかない得るだけとっておれば、屎尿処理の手数料はとらなくてもいいのじゃないか、また本来からいえば、屎尿処理の手数料というものはとらなくても、これは公共の仕事であるから、当然各自治体においてそれをやるべきではないか、こういう意見が最近強くなってきております。私もまだ結論は出しており……

第43回国会 予算委員会 第7号(1963/02/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 自治省といたしましても、また国家公安委員長といたしましても、消防並びに警官隊を動員いたしまして、治安の維持あるいは災害の防止等に先頭を切りまして対策をやっておるほかに、自治省から、ただいま河野本部長が言われましたように、地方で災害にあって、どういうものが補助金の対象になるものであるか、どういうものがどういう形で助成されるのだろうかということを各府県とも非常に心配しております。出費が非常にかさみまして、その出費について、あとどういう処置がとられるかということを心配しておりますので、自治省から官房長並びに財政担当の課長を現地に派遣いたしまして、現地と相談しながら、どういうものについ……

第43回国会 予算委員会 第9号(1963/02/08、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 お答えいたします。  地方財政の今後の見通しいかんという問題でありますが、昭和三十八年度の地方財政計画は今作成中でございまして、来週の月曜日までにこれをつくり上げるということで、今一生懸命やっておりますから、一つ御了承願いたいと思います。  明年度の地方財政の見通しにおきましては、給与関係の経費が約千三百八十億円増加いたします。そのほか、義務的な経費の増高が相当多額に上りますほかに、公共投資の増大、社会保障の拡充等による地方負担の増加約一千四百二十億円が見込まれ、歳出全体といたしましては約三千四百八十億円の増加となるわけでございます。  一方、歳入の面におきまして、地方税、地方……

第43回国会 予算委員会 第10号(1963/02/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 実は地方公務員のベース・アップは、国家公務員に準じてやるということになっております。言いかえれば、国家公務員が元であって、地方公務員はそれに準ずるわけでありますから、国家公務員に対するベース・アップの法案が国会において流れた以上、元が流れたのに、準ずべきものだけにベース・アップをするということは、これはまことに理屈に合わないことになります。どうせこれは通るんである、今は流れてもやがて通るんだから、一つ便宜的に渡しておいた方がいいじゃないか、暮れだからというような人情論もわいてきたわけでありまして、私たちもいろいろ意見の交換をいたしました。しかし、最後に、私は、閣議においてこの問……

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/02/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 農業構造改善事業の農林省の補助が、従来御承知の通り五割であります。これでは少ないというので、地方交付税等において見たわけでありますが、それが必ずしも農業構造改善事業に使われない。そこで、府県に対して二割のかさ上げをして、それを農業構造改善事業をやっておる町村に府県からやるという、そういう方式にしたわけでありますが、今のところ、その二割以上のものをさらにかさ上げするという考えはありません。しかし、財政的にそれではできないというところに対しましては、この単独事業に対して起債を認める、こういう考え方でございます。

第43回国会 予算委員会 第15号(1963/02/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 農地の問題でありますが、幾ら固定資産税の評価が高くなりましても、ただいまおっしゃったように、収穫がふえるわけではありません。従いまして、その営農しておる者から見れば、固定資産税がかりに反一万円であろうと十五万円であろうと、受ける利益は同じであります。これを売買することによって高く売れたということであれば、その場合は違ってきますが、その上に生産を行なっておる以上は同じであります。これは住宅の場合も同じでありまして、一万円で買った土地が二十万円の名目の騰貴をいたしましても、売れば別でありますが、住んでおる者から言えば同じであります。従いまして、そういう意味におきましては、御説の通り……

第43回国会 予算委員会 第18号(1963/03/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 選挙の事前運動に対しましては、私たちといたしましても常に関心を払ってきているところであります。来たるべき統一選挙の問題につきましては、昨年の十月十五日に開催しました全国警察本部長会議におきまして、国の選挙と同様に、厳正公平な取り締まりをやるべきである、また悪質なる事前運動等に対しては適正なる取り締まりをやって、そうして厳正公平にその取り締まりをやってもらいたい、また本年の一月十八日の管区警察局長会議におきましても、去る二月十三日の全国選挙違反取り締まり主管課長会議におきましても同様なる態度を訓示いたしまして、その徹底を期しておる次第であります。

第43回国会 予算委員会 第19号(1963/06/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 私がちょうどいまから四代前の党の広報委員長をやりましたときに、その三沢という人が広報委員会に出入りをしておりまして、知り合いになりました。その後私の会館で実は人手が非常に不足しておりましたので、特に女の子が幾ら探してもありませんでしたので、広報委員会でだれか手伝いにくる女の子はないだろうかと言いましたところが、ちょうどその三沢君の妹さんが遊んでおりましたので、実は私の会館で秘書の手伝いをさせておりました。ところがこの人が病気でやめましてくにに帰りまして、その後――私うかつでありますが、三沢君という人がそういう選挙違反の常習者であるということは知らなかった。そこで手も足りないもの……

第43回国会 予算委員会 第20号(1963/06/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 これは五月二十日現在でございますが、買収ゼロ、しかし、その後においてあるいは出ておるかもしれませんが、二十日現在では買収がゼロ、自由妨害が件数二十件、人員二十五人、戸別訪問件数十二件、人員二十人、文書違反四十五件、六十五人、その他十四件三十七人、合計九十一件の百四十七人、こういうふうになっております。
【次の発言】 私は、先般の本会議で社会党の猪俣議員もおっしゃいましたように、直接逮捕をするとかさせるとか、その理由をただすとか、そういう立場に私はおりません。私は国家公安委員会の委員長として会議を主宰するといいますか、そういう立場におるのでありまして、一々そういう報告は受けており……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会連合審査会 第3号(1963/06/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 建設省に設けられます審議会は、関係者のほかに学識経験者等を加えまして、広い立場から審議するわけでありますが、それが一地方の利害と衝突する、あるいは意見の一致を見ないという場合におきましては、これは数府県にまたがるもの、少なくも複数以上の府県にまたがるものにつきましては、やはり先ほど提案いたしました連絡会議の議題になるというふうに考えております。
【次の発言】 いろいろ民主的に地方において議論をされることは、非常にけっこうなことであると思います。それが審議会であろうと連絡会議であろうと、それは十分に審議を尽くし、民意を尊重するというたてまえにおいて議論をされるということを、むしろ……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1963/02/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 昭和三十八年度自治省関係予算の概略を御説明申し上げます。  自治省関係の昭和三十八年歳入歳出予算につきましては、一般会計歳入二千四百余万円、歳出五千四百七十億三千六百余万円であります。  歳出予算では、前年度の当初予算額四千五百六十七億二千七百余万円に対し、九百三億八百余万円の増額となっており、前年度の第一次補正後の予算額四千七百二十三億八千三百余万円に対し七百四十六億五千三百余万円の増額になっております。  自治省所管歳出予算に計上いたしましたものは、自治本省及び消防庁の所管事務の執行に必要な経費でありますが、以下そのおもなものにつきまして、大要を御説明申し上げます。  まず……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第7号(1963/02/23、29期、自由民主党)【政府役職】

○篠田国務大臣 ただいまのは、高等学校の教員の定数増加に対する財政措置でございますか。
【次の発言】 それでしたら、参事官からお答えいたさせます。
【次の発言】 私が就任いたしましてから、省内におきましても、閣議におきましても、一番重きを置いて主張しておる問題は、消防の問題と交通事故の減少、この問題であります。そこで、交通事故の問題につきましては、御承知の通り一万人の交通警官を増員してやりました。消防の問題につきましても、特に予算の要求をいたしまして、そして化学消防あるいは事前の予防、あるいはまた震災等の場合におけるヘリコプターによる空中からの消火というようなもの、あるいは水道がとまった場合の……



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データ更新日:2023/02/05

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