桜内義雄 衆議院議員
30期国会発言一覧

桜内義雄[衆]在籍期 : 23期-25期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期-39期-40期-41期
桜内義雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは桜内義雄衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 衆議院本会議 第4号(1964/11/24、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 私に対する中小企業の金融の実態についてのお尋ねでございましたが、これは松平議員よく御承知のように、下請企業に対する支払い遅延防止法がございます。この法律に基づきまして実はどんどんその調査の結果を発表すればいいのでありますが、各企業の信用にもかかわりますので、それはなるべく控えておりますが、一・四半期ごとに大体二千工場当たりの立ち入り検査をしておりまして、そうして手形が長期になっておるとか、あるいは納品をいたしましても、その時期をずらしてさらに手形のサイドが長くなるとかいうような、もしそういう不当な行為をしておるものがございますれば、出先の通産局長から警告を与えまして、……

第47回国会 衆議院本会議 第5号(1964/11/25、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 関連倒産について、立法措置によって救済せよということでございました。このことにつきましては、すでに民社党のほうから資料とともにお話を聞いておりますので、ただいま中小企業庁のほうで慎重に検討さしていただいております。しかし、法律の有無にかかわらず、関連倒産の問題は非常に重大な問題でございまして、総理、また大蔵大臣からしばしば申し上げましたとおりに、政府の三金融機関の融資のワクの増大や買いオペレーション、あるいは信用保証制度の拡充、こういうような施策とともに、民間金融機関の協力を求めておるわけでございますが、しかし、この倒産につきましては、それぞれの地方の実情がございます……

第47回国会 衆議院本会議 第10号(1964/12/17、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) ただいま本院において議決せられました決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして、今後の施策の上に万全の措置を講ずる所存でございます。(拍手)


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 衆議院本会議 第6号(1965/01/28、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 貿易商社の合併をしたらどうかという御意見については同感の点がございます。輸出振興の上に過当競争は慎むべきでありまして、現在通産省といたしましては、輸出入取引法による特別の法人、貿易連合の設立を認めておりまして、これによって貿易の窓口の一本化をはかる行政上の優遇措置を与えておるというような次第でございます。  日中貿易につきましては、すでに総理からお答えがあったところでございまして、私としては、相互主義の原則に基づきまして、政経分離の立場で拡大をしていける、こう考えております。また、企業家におきましては、こういう与えられた条件の中で努力をすることによりまして、貿易の打開……

第48回国会 衆議院本会議 第9号(1965/02/19、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 産炭地域に対する新産業都市と同様な特別対策を立てまして別途御提案申し上げておりますその趣旨につきましては、先ほど佐藤総理からお答えを申し上げたとおりでございます。私といたしましては、責任者として産炭地の振興に万全を尽くすことは当然でございます。(拍手)

第48回国会 衆議院本会議 第10号(1965/02/23、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) このたび夕張炭鉱に起こった災害により、多数の犠牲者の発生を見たことは、はなはだ遺憾にたえないところでありまして、申し上げることばもない次第であります。  災害の概況について申し上げますと、昨二月二十二日午後六時三十分ごろ、北海道炭礦汽船株式会社経営の夕張炭鉱一鉱丁未坑において、ガス爆発によるものと思われる爆発事故が発生し、当日二番方として作業に従事していた鉱山労務者百七十二名中六十九名が坑内に閉じ込められたのであります。  災害発生と同時に救護隊を招集し、これら六十九名の救出作業につとめたところ、二十三日午前十時現在、死亡二十名、負傷者九名、計二十九名を収容し、残り四……

第48回国会 衆議院本会議 第11号(1965/02/26、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 石炭、肥料等に対する電気ガス税の減免措置は、国民経済上重要な基礎資材にとられておるのでございまして、企業の規模は考慮されてないと思います。この措置によって関連産業、一般消費者に利益を及ぼしておるので、現在取りやめる必要はないと存じます。  自動車税の引き上げについての、中小企業に対する影響等の答弁は、ただいま大蔵大臣のいたしたとおりでございます。(拍手)

第48回国会 衆議院本会議 第12号(1965/03/02、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) お答えに先立ちまして、今回の災害でおなくなりになられた方々の御冥福を心より祈念いたし、また、御負傷をなされた御療養中の皆さま方の一日もすみやかな御回復をお祈りいたします。  ただいま保安行政のあり方につきましてお尋ねでございました。人命尊重が優先することは申し上げるまでもないことであります。特に鉱山の場合におきましては、まず掘って、そうして保安が確保されて、そうしてその後に生産が行なわれるということは、これは申し上げるまでもないのであります。そのことを十分に頭に置きまして今後の経営に対処すべきであろうと思います。  ただいま保安行政についての御批判がございましたが、私……

第48回国会 衆議院本会議 第17号(1965/03/12、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 中小企業基本法に基づきまして先般政府が国会に提出いたしました、昭和三十九年度中小企業に関する年次報告及び昭和四十年度において講じようとする中小企業施策の概要を御説明いたします。  まず、中小企業の最近の動向を見ますと、その生産等の事業活動の面につきましては、大企業のそれとほぼ軌を一にして、昭和三十八年の景気回復期には順調な上昇を示し、景気調整下にありました昭和三十九年におきましても堅調に推移いたしました。しかしながら、この間中小企業の多くは財務内容が悪化を続け、収益性は低下の傾向を示し、これを反映して、特に昭和三十九年には、企業の倒産、手形の不渡り等が著しく増加いたし……

第48回国会 衆議院本会議 第23号(1965/03/26、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 公害の事前調査をいたしましたにもかかわらず、三島・沼津地区に企業の進出のできなかったことは、まことに残念でございます。今後地域住民の安心のできる公害防止技術の開発研究を一そう進めるべく、通産省における研究指導の施策を強化いたしたいと思います。次に、大気汚染、水質汚濁についての規制基準は、諸外国の基準を参酌し、関係各省協議の上、決定をしておりますので、特にゆるいとは考えておりません。  また、社会党の公害排除法についてのお話がございましたが、公害の無過失賠償制度は、実情に照らして困難と存じますが、その他の御意見は参考にいたしたいと思います。(拍手)

第48回国会 衆議院本会議 第26号(1965/04/01、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 私に対するお尋ねは四点でございました。  下請代金を共益債権にするようにという御意見でございましたが、これは関係各省で検討してまいりたいと思います。  次に、下請問題に関する統一的立法についてのお話でございましたが、現行関係三法で効果をあげ得ると思いますが、御意見については研究をしてみたいと思います。  次に、一般物品納入業者の扱いについての御意見がございましたが、これらの業者の扱う商品は下請とは違いまして、市場性があり、また、取引先の任意の選択がし得ると思いますので、本法の対象にする考えはございません。  次に、最低加工賃制度についての御意見でございましたが、現行法……

第48回国会 衆議院本会議 第28号(1965/04/06、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) お尋ねの、本事業団が一元的に乳製品の輸入を行なうのは、国内需給及び価格の安定の見地からであって、もし指定乳製品の需給や価格の安定に悪影響を及ぼさない場合に、政令によって例外的に事業団以外のものが輸入することを認めることは別に差しつかえないと思います。(拍手)

第48回国会 衆議院本会議 第31号(1965/04/13、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 伊王島炭鉱災害について御報告を申し上げます。  初めに、このたび長崎県伊王島炭鉱において発生した災害によって犠牲者となられた方々に対し、深く哀悼の意を表するとともに、負傷された方々の一日も早い御回復を心からお祈りいたします。  先般の夕張炭鉱の災害後間もない今回の伊王島災害で多数の犠牲者を生ずるような事態に至りましたことにつきましては、まことに遺憾のきわみと存じている次第でございます。私も、現地で事故の惨状をつぶさに拝見いたし、今後このような災害を繰り返さないため、考えられる限りのあらゆる手段を尽くして炭鉱災害を絶滅しなければならないとの決意を新たにしてまいったのであ……

第48回国会 衆議院本会議 第39号(1965/04/27、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 大蔵大臣の御答弁と重複を避けまして、三点お答えを申し上げたいと思います。  北九州のごとき連鎖倒産にどう対処するか。これにつきましては、地方通産局を中心にいたしまして、民間金融機関、政府三機関あるいは地方自治体等を中心とする金融懇談会を通じまして、そり地方その地方の実情に即して、かりに倒産が一汗出たという場合に、その連鎖倒産を未然に防止いたしたい、また対処してまいりたい、かように思います。  それから、山陽特殊鋼の問題についてすでに大蔵大臣お答えでございますが、通産省としては、大阪地方通産局より姫路の商工会議所に職員を常駐せしめまして、本省と緊密な連絡の上に協議、指導……

第48回国会 衆議院本会議 第43号(1965/05/13、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) 外材輸入について御意見でございましたが、通産省としてその御趣旨は十分尊重したいと思いますが、南洋材、米材、ソ連材と、それぞれの使途に応じてコマーシャルベースで輸入をしておるのが現状でございまして、米材を南洋材に振りかえることは、材質上困難だと存じます。(拍手)

第48回国会 衆議院本会議 第46号(1965/05/18、30期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(櫻内義雄君) ただいま本院において決議せられました炭鉱災害防止に関する決議につきましては、政府といたしまして、その趣旨を尊重し、善処いたしたいと思います。(拍手)


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委員会発言一覧(衆議院30期)

第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 商工委員会 第63号(1964/07/31、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 去る十八日の内閣改造に際しまして通産相のほうに就任をいたした次第であります。まことに微力非才な者でございますが、皆さま方の御支援のもとに大過なく職責を遂行いたしたいと思います。私は国会の皆さま方の意を体しましてこれを行政面に強く反映させて通産省の仕事の上に寄与せしめたい、かように心がまえを持っておるようなわけでございますが、この上とも皆さま方の御支援、御鞭撻をひとえにお願いをいたしまして、まことに簡単で恐縮ではございますが、私の就任のごあいさつにいたしたいと思います。くれぐれもよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま板川委員の御意見はまことに尊重すべき御意見だ……

第46回国会 商工委員会 第65号(1964/10/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 お話のように、現実には第二種製造工場に対する立ち入り検査などが十分に行なわれてないわけでありまして、そういうことが災害の原因の一つであるといたしますればまことに遺憾に思うのでございます。もとより御指摘のように直接の取り締まりの責任は都道府県のほうにあるのでございますが、通産省における取り締まり機構の整備をするようにというお話でございまして、その御趣旨につきましては同感する点もございます。ただ私は、そういうような機構をつくるというよりも、むしろ現実にいかにして災害を少なくするか、また合理的に立ち入り検査などができるかというようなほうがまだ問題ではないかと思うのであります。また、単……

第46回国会 石炭対策特別委員会 第24号(1964/08/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 閣議のために時間がおくれまして、まことに申しわけありません。  先月十八日の改造に際しまして通産大臣を命ぜられたわけでございますが、御承知のように、従来商工委員会のほうに特に関係もしておりません。全く見識がないわけでございます。皆さんの御支援、御鞭撻によりまして職責を果たしていきたいと思っております。特に私は、国会の御意向はこれを尊重いたしまして行政の上に反映をさしていくべきである、こういう信念を持っておりますので、さような点でぜひお助けをいただきたいと思います。  本日の閣議におきまして、先般衆参両院の本会議で、石炭についての特別調査団を出すようにという御決議がございましたの……

第46回国会 予算委員会 第12号(1964/02/11、30期、自由民主党)

○櫻内委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十八年度補正予算第3号、特第3号及び機第3号の三案に対しまして賛成の意を表明するものであります。  右三案の内容につきましては、さきに大蔵大臣から御説明がありましたとおり、産業投資特別会計及び同特別会計資金への繰り入れ、義務教育国庫負担金等義務的経費の不足補てん、地方交付税交付金の増額等を内容とするもので、一般会計歳出追加額は八百二十六億円余と相なっており、本年度予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった諸経費が計上せられているのでございまして、何ら異存のないところでございます。  ただ、この際、産業投資特別……

第46回国会 予算委員会 第14号(1964/02/15、30期、自由民主党)【議会役職】

○櫻内委員長代理 これにて角屋堅次郎君の質疑は終了いたしました。  次に、東海林稔君。

第46回国会 予算委員会 第15号(1964/02/27、30期、自由民主党)【議会役職】

○櫻内委員長代理 阪上君に申し上げますが、申し合わせの時間がまいりましたので、お含みいただきたいと思います。

第46回国会 予算委員会 第17号(1964/02/29、30期、自由民主党)【議会役職】

○櫻内委員長代理 この際、広岡海外移住事業団理事長にお礼を申し上げます。  理事長には参考人として出席をいただき、長時間にわたり答弁をいただき、ありがとうございました。御礼を申し上げます。

第46回国会 予算委員会 第21号(1964/10/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 井手委員のお尋ねであります中小企業に対する革新的な施策は、どうか、実は正直なところを申し上げまして、即効的な革新的な施策というものはなかなか見当たらないと思うのであります。やはりこれはじみちに財政の上で、あるいは金融の上で、あるいは税制の上でと、あらゆる角度から中小企業に対するひずみに対処していかなければならないと思うのであります。大体中小企業の一番の問題は、一言で言うと、まことに常識的でございますが、近代化がおくれておると言わざるを得ません。技術の上において、あるいは機械設備の上において、また経営の状況におきまして、すべておくれておると思うのであります。でございますから、現在……

第46回国会 予算委員会 第22号(1964/10/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 御指摘のように、八月に三百七十二件、九月に三百七十九件というように、戦後件数としては最高の倒産を示しておるのであります。これは詳細に検討いたしてみますと、金融引き締めの状況が浸透してきておる。したがって、件数がふえて、そして倒産の額が小口化しております。また、京阪神とかあるいは名古屋の地区とか東京周辺とか、こういうような都市よりも、むしろ地方のほうへずっと浸透しておるのでございまして、これは結局金融引き締めの結果であると、原因はさように見ております。
【次の発言】 先ほど申し上げました原因は金融引き締めだと、これは当面の主たる原因を申しておるのでありまして、もちろんいろいろな原……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 外務委員会 第2号(1964/12/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 戸叶委員が御疑念を持っての御質問のようでございますが、先ほど申し上げましたように、条約の批准を得ておくことが将来予想される日本の国際博覧会開催に有利ではないかということから、通産省の立場としてはこの条約に加入をしてくれたらどうかということを外務省のほうにお願いをしたようなわけでございます。そこで、博覧会はやるのかやらぬのかということでございますが、現在国内に開催の希望地はございます。しかし、その希望地が意思統一ができるのか、どこにきめるべきなのかというような問題がすべてみなペンディングになっておりまして、したがって、いま七〇年にどこどこで博覧会を開催するためにこの条約の批准をお……

第47回国会 災害対策特別委員会 第2号(1964/12/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま松井委員から新潟の地盤沈下の詳細についてお話がございました。私はたいへん恐縮ではございますが、ほんとうの荒筋だけの話を聞いておりまして、現に新潟市内でも七センチ、十センチの地盤沈下が続いておるのである、こういうお話につきましては、ただいまここで承ったようなわけでございます。なお、資源調査会の検討した模様につきましても、これもたいへん恐縮でございますが、詳細まだ承っておらないわけでございますが、ただいまの松井委員の御指摘のとおりの事実であるといたしますならば、これは新潟県民、または新潟市民に対する影響の大きい問題でございますので、通産省の所管事項につきましてはさらに一そう……

第47回国会 商工委員会 第2号(1964/12/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 御質問がたいへん範囲の大きい御質問でございまして、簡単に中小企業対策はどうか、なかなかどういうところに焦点を置いてお答えしてよろしいのか少しとまどうのでございますが、中小企業の数から申しますと、言うまでもないことでございますが、企業数でも九九%をこえております。それから雇用者は相当動きがありますが、大まかに申しまして大体五〇%見当は中小企業に従事しておるものと私は解釈をしておるわけであります。また、わが国の重要なる輸出産業にどの程度貢献しておるか、これが五〇%から六〇%の見当ではないかというふうに考えてまいりますときに、通産省の中小企業対策というのはある部分の対策ではない、通産……

第47回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1964/12/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 多賀谷委員の御指摘のように、災害があったが、幸いにして人的損害が軽微であったか、もしくはなかったかというような災害の事例が幾つかあることを承知しております。いわばそれは不幸中の幸いであったのでございまして、真剣に考えてみれば、これが大きな災害になっておったらどうであったかと考えますときに、背筋の寒い思いがするわけでございまして、こういう点につきましては、一そう保安の確保に努力をいたして、かりにもそういう不安、懸念の起きるような事態の起こらないようにつとめていきたいと思うのでございます。  それから、組夫の問題についての御質問でございました。これは炭鉱労働者の外に置いておる、実際……

第47回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1964/12/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 非常に広範囲な御質問でございまして、簡単に一言でお答え申し上げることに戸惑うわけでございますが、経済成長施策の遂行に伴う労働力の不足、あるいは社会経理の行き詰まりというようなことがおもなる原因になっておると思うのであります。答申の目標といたしました人員整理が逆に労務者不足の現象を呈したというのも、そのあらわれではないかと思います。また、千二百円の炭価の引き下げを目標にいたし、能率もあげてまいりましたが、会社の経営がうまくいかないというのもそのあらわれではないかと思うのでございます。もちろんそれだけが主たる原因だとは言い切れません。いろいろな諸事情が総合された結果が御指摘のような……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 決算委員会 第7号(1965/02/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 不正があったらばという仮定でございまして、私責任者として軽率なことをお答えすることはいかがかと思いますが、しかし国会のこういう正式の決算委員会あるいは会計検査院その他から、これは不正である、こういうふうに断定をされたときはおのずから私が監督の責任舎として当然判断すべきものが出ると思います。
【次の発言】 私は先般来お答えをしておるとおり、こういう出た数字でいろいろ御批判が出るということは、これはいろいろ新聞または委員会等で出ておるのでありますから、それは当然聞いております。しかし私としての考え方は、落札、入札の方法は一体妥当なのかどうか、それをまず秘密を厳守するためにとった措置……

第48回国会 決算委員会 第14号(1965/03/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 突然のお尋ねで私はっきり記憶しませんが、この指名をした後であったか前であったのか知りませんが、後任総裁もきまっておるので、これは入札はあとの総裁がやるのがいいんじゃないかというような報告を受けまして、私その報告を受けたときに、常識的にそれはそうだねと、こう言ったことはあります。
【次の発言】 そういうことはございません。

第48回国会 決算委員会 第19号(1965/04/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 一言申し上げます。  先般佐藤総理と一緒にこの席へ参りまして、総理から種々申し上げておるとおりでございまして、また、ただいま田中委員からのお話は、よく私も心得まして、今回の貴重な御審議の経緯を建設的に前向きに私としては考えてまいりたいと思います。
【次の発言】 この事件についての詳しい認識を持っておらないのにお答えをするのもいかがかと思いますが、ただいまの御質問に伴いまして、一、二私の考えを申し上げておきたいと思います。  その第一は、すでにこの問題が司法当局の手によって調査を受けておる、そしてお話しのような不起訴処分になっておる、こういう経緯でございまして、これらの関係につい……

第48回国会 決算委員会 第20号(1965/04/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 昭和三十八年度決算の概要につきましては、お手元に印刷物をお配りしてございますので、それによって御承知おきいただきたいと思います。何とぞ御審議のほどをお願い申し上げます。
【次の発言】 労働大臣がいまお話のごとく述べられたことは私承知しております。しかしながら、検討をされるというお立場でございまして、その場合における通産省の責任者としての私の意見は、これも委員会、本会議を通じて明らかにしておるのでありますが、たとえば最近の鉱山の災害状況を見まするに、保安と経営の面、こういうものは分離することができないという見地をとっておるわけでございます。すなわち、作業を進めていくにあたりまして……

第48回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1965/04/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま厚生大臣からお答えしたとおり、私の立場といたしましても、相互に適任と思われる人を出し合って、そこで協議をし、円満に人選をいたしたいと思います。
【次の発言】 厚生大臣のおっしゃるとおりでありまして、並行して行なっていきたいと思います。
【次の発言】 本委員会の設置のことは、ただいま厚生大臣のおっしゃるように、国会独自の問題であろうと思います。しかしながら、私どもの立場から申し上げまして、今後公害問題が非常に重要である、またおくれておるということからいたしまして、取り返していかなければならない面があろうかと思います。かような点からいたしますれば、ただいまおっしゃられたよう……

第48回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1965/04/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 公害問題の処刑についての基本的な考え方は、社会開発と経済開発の調和ということを総理からもお答えを本会議場で申し上げておると思うであります。そういう調和の見地からいたしますと、通産省、厚生省が共管で、役所がまず調和をしていくと非常によろしいのではないか。私どものほうの立場からする見解は見解としてございます。お話しのように工場に対して協力をもとめるとかいろいろございますが、今回この法案が共管として出ておるところに非常に妙味があるのではないかと思います。
【次の発言】 公害問題については、近年に取り上げられてきたのでありまして、そのために御承知のように、この公害を規制する法案にしまし……

第48回国会 産業公害対策特別委員会 第10号(1965/04/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 この公害問題が本日のように取り上げるようになるまでの過程が水質保全法、あるいはばい煙規制法、地盤沈下に対する工業用水法、こういうことで大体三十三年ごろから逐次問題に対処して、いま申し上げたような法案が出てきたと思うのです。私の観察では、この公害問題というものが、はっきり基本法をつくるまでの各種の要件というものが完全に備わってきておるかどうかという点については、私自身それほど自信がないのです。いま言うような、三十三年ごろから逐次問題になってきた、こういうようなことでありますので、現在公害対策進推連絡会議というようなものを総理府に置きまして、そして水質汚濁や大気汚染、あるいは地盤沈……

第48回国会 商工委員会 第1号(1965/02/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 今後の通商産業政策の方向と重点について御説明申し上げます。  昭和四十年度におきましては、多角的、流動的に変貌する国際経済環境への適応のもとに国民経済に生じたひずみの是正をはかりつつ、均衡のとれた成長を達成することを基本方針とし、特に施策の重点を輸出の振興と低開発国対策の拡充、中小企業施策の画期的拡充、国際競争力強化のための産業の質的充実、産業保安の確保と産業公害の防止等において、その積極的な展開をはかる所存であります。  通商産業省の一般会計予算につきましては、本年度の約五百十四億円に対し、昭和四十年度におきましては約二〇%増の約六百十六億円を計上するとともに、通商産業省関係……

第48回国会 商工委員会 第2号(1965/02/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま提出いたしました航空機工業振興法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  航空機工業振興法は、航空機工業の振興をはかる目的で、第一に航空機工業審議会の設置を規定し、第二に航空機の国産化を助成するための措置として、国有試験研究施設の使用料軽減措置及び設備資金の確保について規定するとともに、第三に輸送用航空機の国産化を促進するための措置として、日本航空機製造株式会社を設立し、輸送用航空機の設計、試作、製造等を行なわせることを内容とするものであります。  この法律に基づき、日本航空機製造株式会社が昭和三十四年六月に設立され、今日まで……

第48回国会 商工委員会 第3号(1965/02/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ニチボー・ビニロンプラントにつきましては、本年の四月末までに政府の輸出承認書が与えられますと、そこで効力が発生をする、こういうことになっております。そこでだんだん日も迫りましたので、一月になりましてから、これはひとつ承認すべきではないか、こういうふうに私は見解を持ちまして、これに対する承認書を与えることにしたのであります。これを与えるに際しまして、いまお話がありましたように、なかなか政治情勢もからんでおると思いましたので、これは全く事務的に処理をするのが一番適当だ、こういう私自身の配慮をいたしまして、これが承認については事務次官のところで承認書を渡すというような、その事務処理で……

第48回国会 商工委員会 第4号(1965/02/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 中小企業近代化資金助成法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及びその概要を御説明申し上げます。  政府におきましては、わが国経済において中小企業が占める地位の重要性にかんがみまして、従来より、その近代化の推進につとめてきたところであります。その施策の一環として三八年度より中小企業高度化資金貸し付け制度を設け、中小企業者が行なう工場、店舗の集団化、事業の共同化を強力に助成することとしてまいりました。しかしながら、工場または店舗の集団化等を行なうことは、中小企業者にとってきわめて大きな事業であり、その資金繰りはきわめて困難な状況にありますので、これを緩和し、工場、店舗の……

第48回国会 商工委員会 第5号(1965/02/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま桜井委員の御指摘のような悪条件もいろいろあろうと思います。ただ、本年度の国際収支の私どもの立てました見通しは、これは御承知だろうと思いますが、三億三千万ドルの黒字、こういう予想でまいっておるわけであります。それに対して、昨年の四月から十二月までの状況はどうか。これはいま御指摘のようないろいろな悪条件も入ってきておりますが、その結果が三億ドルちょっと上回った黒字、三億八百万ドルと思いますが、そういう黒字になっておるのでございます。それじゃく今後どうか。この今後につきましては、いまお話しのように、平衡税については、国債、政府保証債等について一億ドルは年間慰めよう、こういうこ……

第48回国会 商工委員会 第6号(1965/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 先ほどから山崎委員の御主張は、私も承って了解できるのであります。しかしながら、これは法律に基づいて処理をせられるべき性格のものだと思います。したがって、その順序といたしましては、安定審議会の議を経て、慎重に取り運ぶべきものであろうか、かように私はいまお話を聞いておって感ずるのでございますが、しかし法律に基づく問題でございますので、さらに局長のほうからお答えをさせます。
【次の発言】 山崎委員の御主張は明白でございました。私も、そのことはよく認識いたしまして、今後成規の手続き、そうしてそれに伴って私の正しい判断をいたすということを申し上げておきます。

第48回国会 商工委員会 第7号(1965/02/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま提案になりました中小企業信用保険法の一部を改正する法律案の提案理由及びその概要を御説明申し上げます。  中小企業者に対する金融の円滑化をはかるため、政府といたしましては、政府関係金融機関等を通じて中小企業者向けの資金量の確保につとめる一方、中小企業信用保険公庫が行なう保険業務及び全国各地の信用保証協会が行なう保証業務を通じて中小企業者の信用補完を促進してきている次第であります。  しかしながら、中小企業者の中でもとりわけ小企業者につきましては、物的担保も乏しく、保証人を得ることも容易でないため、信用保証協会の保証を受けることが困難な状況にあることにかんがみまして、これら……

第48回国会 商工委員会 第8号(1965/02/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 お話のごとくに戦後七年間の空白を経て、昭和二十七年から生産を開始いたしたのでございますから、西欧諸国の中で航空機製造業というものが製造を開始したばかりのような地位にあろうと思います。御存じであろうと思いますが、たしかアメリカ、イギリス、フランス、オランダそれに日本が旅客機の製造をしておる五番目にランクされていたと思うのでありますが、現状につきましては、他の先進諸国に比較いたしましてまだ競争の立場にはなかろうかと思います。しかしながら四十六年までのYS11の百五十機の製造というものが順調に進み、さらに現在三菱重工業が独自開発に成功いたしましたMU2の今後の販売いかんによっては相当……

第48回国会 商工委員会 第10号(1965/03/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま本委員会で行なわれました決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして、政府として善処をすることを申し上げておきます。

第48回国会 商工委員会 第14号(1965/03/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいまお尋ねの御趣旨は、私としても十分考えなければならないと思います。確かに保安施設につきましては、考えようによると採算的にどうかというようなことでちゅうちょする向きがあろうかと思いますが、そういうことでは今後の近代経営者としては私は資格がないと思います。一たび事故が起これば非常に大きな影響を受けるのでありますから、根本的に考え方を変えていかなければならないと思います。しこうして政府の施策でございますが、現在、近代化資金、高度化資金、こういうものを政府は出しまして、今度御審議を願っておる予算面では近代化資金では五十億円、また高度化資金では、概算でございますが六十七億円くらい、……

第48回国会 商工委員会 第16号(1965/03/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 茨木あるいは名古屋の事故にかんがみまして、通産省がこれをもとにしての行政指導をすべきである、こういうことにつきましては、私もつとめてさようにいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま建設的にいろいろ御意見がございました。保安協会が自主保安の中核体をなしておる、そこでこれに対する作業員の講習とか、あるいは技術指導とか、いろいろ委託で政府の見ておる面がございますが、その足らざるところは、お話しのように強化をしていきたいと思います。  なお、保安関係の人員の少ないことのお話がございましたが、明年度の予算におきましてはつとめてこれが増加をせしめ、また各地方自治体の手数料の収入も相当……

第48回国会 商工委員会 第18号(1965/03/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま提案になりました特許法等の一部を改正する法律案の提案の理由及びその概要につき御説明申しあげます。  この法律案は、先年、リスボンで改正されました工業所有権の保護に関するパリ条約及び原産地の虚偽表示の防止に関するマドリッド協定へ加入することに伴いまして、特許法、実用新案法、商標法及び不正競争防止法の一部改正を行なうのがおもな内容でございます。  なお、リスボン改正条約及び協定への加入につき御承認を得るため今国会で御審議をいただくこととなっております。  右の改正条約等への加入に際しましては、これを実施するための国内法制が整備されていることが必要となっておりますので、ここに……

第48回国会 商工委員会 第20号(1965/03/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ニチボーのビニロンプラントにつきましても、また日立造船の貨物船の問題にいたしましても、政府といたしましては、すでに前者は一月二十二日と記憶いたします、それから日立のほうは二月十日ごろであったかと思いますが、いずれも輸出の承認を与えております。これはいまさら御説明を申し上げるまでもなく、この種の取引、すなわち代金が六カ月以上にわたるものにつきましては標準外決済の必要がございます。このために輸出承認を求めてくるのでございます。さようなことから両件とも、ニチボーは一月二十二日、日立造船は二月十一日であったかと思いますが、承認書を与えた、こういうことであります。  ただいま板川委員のお……

第48回国会 商工委員会 第21号(1965/03/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 正直に申しまして私詳しくは存じませんが、同一に取り扱うということでございます。
【次の発言】 一まず長官からお答えさせまして、その後に私の見解を述べさせていただきます。
【次の発言】 商工会議所、商工会、それぞれ民間の団体だと思います。その職員に対して助成をしておるものと思います。
【次の発言】 先ほど長官から申しましたように、従来は自主的な活動が望ましいということでやってきたと思うのであります。しかしながら、ただいま御指摘のような実態につきましては、私としても十分調査をいたしまして、改善の要があると思います。
【次の発言】 ただいま本委員会で行なわれました附帯決議につきまして……

第48回国会 商工委員会 第22号(1965/03/31、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 三十分ぐらいあるだろうと思います。
【次の発言】 御議論の焦点は、いまのお話で私にもよく理解ができます。今回一応無担保、無保証の新しい制度をとる上におきまして、三十万の口がどの程度初年度でやれるかということでいきますと、これが大体五万件と申しましょうか、五万人見当ぐらいまでの無担保、無保証を全国でやろうというような一応の事業のめどを立てております。従来のその保証のやり方を否定をするのではないのでありまして、新たなるそういう特殊の保険をやろう、保証をしようというについての一つのめどがございます。そういうめどから考えていきます場合に、今回の省令で規定をしようとする条件が、御批判の点……

第48回国会 商工委員会 第23号(1965/04/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 現下の経済事情からいたしまして、御意見のような限度額の五十万円程度の引き上げというのも必要であろうかと思います。しかしながら、今回御審議を願っておるこの法案が三十万円ということにいたしておりますので、御意見を尊重しまして、次の機会には五十万円程度に引き上げるようにいたしたいと思います。
【次の発言】 前回の委員会におきましても御熱心に御主張があった点でございまして、その後鋭意検討いたしまして、ただいま重ねてお尋ねの所得税、事業税、法人の場合は法人税等につきまして、当初三年間納付しているということを要件にしよう、それに伴う省令を出す考えでおりましたが、これをお説のとおり、最近一カ……

第48回国会 商工委員会 第24号(1965/04/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 現行の中小企業の観念からいたしますと、ここになかなかデリケートな問題もあろうかと思います。私がどの範囲に許可をするかということにつきましては、一応二億円を限度とするめどを置いております。そういうことでございます。
【次の発言】 中野長官からお答えさせておりますように、当初から七千万、八千万というものを対象にしたという場合であれば、これは問題だと思うのであります。しかし、少なくとも最初の対象として扱った場合は、これはいまおっしゃるとおりの定義の中に入るわけです。したがって先ほども私申し上げたように、この投資育成会社の対象になるものの中小企業の解決にきわめてデリケートな面があるとい……

第48回国会 商工委員会 第25号(1965/04/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 私も昨日お答えをしておると思うのであります。この会社の対象は、当初はあくまでも中小企業である、しかし、育成をせられた結果が現在の中小企業の定義にもとる場合が起きてくる、これは会社が中小企業の投資育成をするという趣旨で育成された結果がそういうことに相なるので、そこでやむを得ないのだ、こういうふうに申し上げたつもりでございます。しこうして、そういう過程をとって株式が公開をされ、さらにその会社が育っていく、こういうことで事実上はあると思います。
【次の発言】 これは繰り返し御説明をしたところだと思いますが、全くの例外規定でございます。なぜ例外規定を置いたか、それは投資先企業が円滑に株……

第48回国会 商工委員会 第26号(1965/04/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 私の答弁がもし違っておれば訂正をいたしますが……。
【次の発言】 私の見解を述べます。私としては標準外決済の際に外為法というものを考えて、輸銀は使わせないというようなそういう決済はしておりません。
【次の発言】 これは相当長い時日の経過がございますので、ある段階において見通しとして輸銀が使えるのか使えないのかというような場合に、それに対する見通しを述べた場合があろうかと思います。しかしながらこれは委員会でしばしば申し上げるとおりに、通産省の標準外決済を認める段階において輸銀云々ということはないのであります。
【次の発言】 これは私としては記者会見等で観測などを聞かれたことがござ……

第48回国会 商工委員会 第27号(1965/04/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 桜井委員が御指摘したような、そういう現実に欠陥が出ておる。そして、それを政治の上では放置はできない、原則は原則でございますが、放置できない。そのために、政府としては諸施策を講ずるのだ、たとえば近代化資金、高度化資金を出すとか、あるいは今回の共済事業団のごときもその一例でございますが、ただ野放しにして、欠陥があらわれておくがままにほうっておく、こういうわけではないわけでございます。
【次の発言】 事実認識の点についてあるいは桜井委員のお考えと私の考え方の差があるかもしれぬと思います。これはそこまで掘り下げてみないとわかりません。しかし基本的……

第48回国会 商工委員会 第28号(1965/04/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 桜井委員の昨日の御質問については、ただいまお話しの大体のところは私も在席して承っておったつもりでございます。そして非常に掘り下げての御検討でございまして、私は心から敬意を表するものでございます。こういうふうに新発足する小規模企業共済事業団に対していろいろ御検討をいただいたことは、私としても非常にありがたいと思うのであります。  そこで申し上げたいことは、確かに不十分な点、また多くの欠陥のあることは私率直にこれを認めます。今回の共済法案を立案して、大蔵当局との折衝の過程におきましては、私の政治的判断は、従来小規模企業者に対するこれという目新しい施策もない。そこで無担保、無保証の三……

第48回国会 商工委員会 第29号(1965/04/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 御指摘のようなもの足りない点が相当あることは私も率直に認めます。今回新しい制度として発足をいたしますので、通産省としての希望が十分かなえられておったかどうか、あるいは私としての希望がかなえられておったかどうかというと、遺憾ながら十分でない点は認めるのでありまして、今後逐次改善をしていきたいと思うのであります。国の助成措置について、お話しのような範囲でございまして、この点につきましては明年度以降の予算措置の際に、出資金の増ワクなどにつきまして十分われわれの主張をいたし、大蔵省とも折衝いたしたい、かように考える次第でございます。

第48回国会 商工委員会 第30号(1965/04/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま当委員会で議決せられました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重いたしまして、すみやかに実現すべく善処することを申し上げたいと思います。

第48回国会 商工委員会 第36号(1965/05/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 石油政策の重要性はいまさら申し上げるまでもないと思うのであります。したがいまして、私といたしましては海外原油の開発、邦船タンカー船腹の増強、貯油の増強、国産原油及び天然ガスの開発など、各種の施策を総合いたしまして石油対策に万全を尽くすべきだ、こういう立場で行政を指導しておるわけでございます。
【次の発言】 ただいま石油政策に対する資金の配慮の不足を御指摘いただきましたが、私としては今後そのようなことのないように努力をしてまいりたいと思います。
【次の発言】 詳しくは公益事業局長から答えさせますが、お話しのように今後の原子力発電の重要性にかんがみまして、長期的に計画的に考えるべき……

第48回国会 商工委員会 第37号(1965/05/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 石油政策の重要性は、ただいま御指摘のあったとおりにますます増加しておると思います。私といたしましても、そういう点から、今回の石油資源会社の改正法の提案に応じておるようなわけでございますが、もとよりこの程度のことではまことに微々たる施策であって、これからもっと根本的に考えるべき要素が多分にあると思います。従来、御承知のように石油審議会のほうの答申もございまして現在三十七年より始まる五カ年計画の上に種々施策を講じておるわけでございますが、今後におきまして、ますますその必要性が高まっておりますので、財政上、金融上、さらに積極的な施策を講ずべきであるということは御指摘のとおりだと思いま……

第48回国会 商工委員会 第39号(1965/05/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 法文の解釈上はそういうことになりますが、現実にどうかということになりますと、現在さしあたっては指定する考えはございません。ただいま提案者のほうから御説明申し上げたように政府保証債でございますし、引き受けシンジケート団が組織されて別途十分消化されておるのでありますが、さしあたり指定する考えはありません。

第48回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1965/02/04、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 第四十八回通常国会におきまして、石炭対策特別委員会の御審議をいただくにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。  御承知のとおり、石炭鉱業は、いわゆるエネルギー革命の中にあって、きわめて困難な状況に置かれております。政府といたしましては、このような事態に対処するため、昭和三十七年秋の石炭鉱業調査団の答申及びこれに基づく石炭対策大綱に沿って、石炭対策を強力に推進してまいりました。  しかし、その後の事態の推移を見るに、従来の施策のみによっては、目標年次である四十二年度においてもなお自立と安定を達成することは困難であろうと見通される状況となるに至りました。このような情勢に際し、昨年六月……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1965/02/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 まず、臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  臨時石炭鉱害復旧法は、昭和二十七年に制定され、過去十二年間に同法により約百七十億円の鉱害復旧が行なわれてまいりました。  しかしながら、今日なお石炭及び亜炭鉱業による残存累積鉱害量は数百億円に達し、今後の採掘による将来発生鉱害量は毎年十数億円にのぼることが予想され、国土保全及び民生安定の見地から深刻な問題となっております。  このため、早急に全国鉱害の実態を調査し、実情に即応した鉱害復旧の促進対策を講ずる所存であります。しかし、最近の鉱害復旧事業における復旧費の値上がりは著……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1965/02/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 答申にもございますように、負担増対策としては原重油関税の特別還付制度を延長する、それによって実質的にはどの程度になるかということを大蔵省当局との間でずっと詰めてまいっておるのであります。ところが、通産省側の算定と大蔵省側の算定とがまだだいぶ食い違いがございまして、いまお話のあるように石炭対策の重要な柱でございますので、私どもとしてはできるだけ早く結論を得たいということで、数次にわたって折衝もいたし、またときに大臣レベルまで上げての話し合いもしてみましたが、何ぶんにもこれはこまかい算定方式の問題になりますので、政治的にあと五億出してくれるかとかどうとかいうことになってまいりません……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1965/02/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 このたび、夕張炭鉱に起こった災害により多数の犠牲者の発生を見たことは、はなはだ遺憾にたえないところでございまして、申し上げることばもない次第であります。  災害の概況について申し上げますと、二月二十二日午後六時三十分ごろ、北海道炭礦汽船株式会社経営の夕張炭鉱一鉱丁未坑において、ほぼガス爆発によるものと思われる爆発事故が発生し、当日二番方として作業に従事していた鉱山労務者百七十二名中、六十九名が坑内に閉じ込められたのであります。  災害発生と同時に救護隊を招集し、これら六十九名の救出作業を進めたところ、二十四日午前七時現在、行方不明者一名を残し、六十名の死亡者及び八名の負傷者を収……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第10号(1965/03/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 かねて中川委員が総合エネルギーに対する御見識を持ち、いろいろ御意見のあることを承知しております。また海外旅行された後にも非常な御熱意で私にお話をいただいたこともあるわけでございますが、御指摘のように、確かに通産省が有沢調査団の報告等を中心とするいわゆる審議会、調査団というものにたより過ぎておる面もあろうかと思います。しかし私は私なりの一応の考え方を持っておるのであります。  あえて申し上げさせていただきますと、何といっても電力とか、あるいは石炭とか、さらには天然ガスであるとか、また原子力の利用というような、いわば国内のエネルギーの資源というものを重要視していくべきではないか。か……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第11号(1965/03/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 通産省の立場から申しますと、すでに答申のとおりに、一般炭三百円の値上げということを四月一日実施ということにはっきりとしておるのであります。ただ御承知のように、なお今回御審議を願っておる共販会社との関係などかございまして、電力界として実施が事実上若干ずれるのでないかというような推定もして、炭価の引き上げの多少の延期を希望して、昨日あたり要望書がまいっております。われわれといたしましては、四月一日に炭価の引き上げをする、こういう方針で現在説得につとめておるわけでございます。でありますから、言いかえますならば、方針ははっきりしておると申し上げて言い過ぎではないと思います。

第48回国会 石炭対策特別委員会 第12号(1965/03/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 お尋ねの、今回の炭価値上げをしない場合、四十年度において石炭鉱業の大手十七社の経理はトン当たり四百三十二円、総額百五十七億円の赤字が見込まれます。炭価値上げを実施した場合に、トン当たり百八十四円、利子補給その他の助成策で、トン当たり六十円、計二百四十四円の収支の改善が見込まれると思います。炭価の値上げによる増収は合計で約百十億、電力が六十六億円、鉄鋼十七億円、ガス四億円を見込んでおります。  政府の予算は、通産省の関係では百四十七億円余でございます。労働省の関係が九十六億円余でございます。鉱害復旧事業費他省関係分で約二十億円、港湾整備で約七億円、経済企画庁所管分が三億円余でござ……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第14号(1965/03/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 多賀谷委員御承知のとおりに、円城寺調査団も参りまして慎重に検討しておるわけであります。さらに具体的な対策につきましては経営審査会にかかっておる際でございまして、だんだんに結論が近づいておることと思います。その結論を受けまして政府としてできるだけの措置を講ずる考えでございます。
【次の発言】 多賀谷委員の言われるとおりだと思います。私どもは答申を受けて諸施策を講じております。現に法案も出し、また予算の審議も参議院で最終段階を迎えておるわけでありますが、同時に、おっしゃるようにその前提がくずれてはいけないのでありますから、先ほど総理のお話もございましたが、三菱美唄の問題などが新聞に……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第16号(1965/04/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいまお話を聞いておりまして、離職をした場合に労働省のほうは離職者手帳の交付をする。そういう点から論拠が始まっておるように承りました。私も詳しい事情はわからないのでありますが、一身専属的に当該鉱山に従事をして、そして離職者手帳の交付を受けた、こういうような者については在籍労務者と同様の取り扱いを行なうように当然検討すべきじゃないか、こう私は思いますから、一ぺん研究させていただきます。
【次の発言】 ただいま多賀谷委員がお示しのような事例で考えていきますと、私もすんなりとその御意見は承らなきゃならぬと思います。  ところで、この新鉱開発に対して今後開発資金を出すという場合に、具……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第18号(1965/04/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 私のほうから先にお答えをさせていただきますが、今回の四十年度の予算の中に、全国鉱害についての調査を実施するようにいたしております。この調査に伴いまして当然長期の計画を立てる考えでございまして、この計画に伴い、関係各省ともよく連絡をとりまして、御指摘のとおりに、今後自治体に不当なしわ寄せのないように努力してまいりたいと思います。
【次の発言】 炭住の様相が一変するというお見通しについて、いろいろ御所見がございました。私もその見通しを否定するものではございません。こうして、新構想による住宅施策を御提唱になっておるのでございますが、ただいま自治大臣からもお答え申し上げましたとおりに、……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第20号(1965/04/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 去る二月の夕張炭鉱災害に続いて、このたびまた伊王島炭鉱で災害が発生しましたことは、まことに遺憾のきわみであり、その監督の衝にある私といたしまして、申しわけなく存ずる次第でございます。  現地でつぶさに事故の惨状を目のあたりにし、再びこのような災害を繰り返さないため、十分な対策を講ずることについて決意を新たにしてまいりました。  石炭鉱業の実施にあたって人命を第一とし、鉱山における災害を防止するととが何よりも重要であることは、私がいまさら申し上げるまでもありません。本日おいでの参考人各位におかれましては、保安が何ものにも優先することを十分銘記され、今後は石炭鉱山においてこのような……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第22号(1965/04/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律案中修正点の趣旨を御説明申し上げます。  産炭地域における公共事業の促進をはかるため、産炭地域の地方公共団体に対する国の財政上の特別措置をとることを内容とした産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律案につきましては、すでにこの国会に提出しておりますが、最近における疲弊した産炭地域市町村の財政の状況にかんがみ、できるだけ多くの産炭地域市町村がこの特別措置の適用を受けることができるようにするため、この特別措置の一部を改めることとし、産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律家に所要の修正を加えることにいたしました。  この修正点の内容は、……

第48回国会 石炭対策特別委員会 第25号(1965/06/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 財政要求の前に鉱務監督官の件についてのお尋ねがございましたので、あわせてお答えをしておきたいと思います。  保安確保行政の一そうの拡充強化をはかるために、鉱務監督官を中心とする所要の監督要員の確保につきましては、通産省なりの一応の方針を立てまして、現在人員増につきましてもせっかく大蔵当局と折衝中でございまして、通産省側の要望に近い線に大蔵側も考慮をしてもらえるものと、かように存じておるのでございます。お話しのように、予算要求の点につきましては、人命に関することでございますので、当然次年度予算を待たず、何らかの措置を講じなければならないと思うのであります。緊急を要する点につきまし……

第48回国会 内閣委員会 第2号(1965/02/04、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 通商産業省設置法の一部を改正する法律案について、その趣旨及び提案の理由を御説明申し上げます。  改正の第一点は、通商産業省の本省に貿易振興局を設置することであります。  当省は、激しく変動する国際経済情勢に即応した通商政策を適時適切に展開すべく、現在、通商局において、各般にわたる輸出振興関係の事務、低開発国に対する経済協力関係の事務、近来とみに交渉の深まったガット、OECD等国際機関関係の事務、各種通商協定、貿易取りきめ等二国間交渉関係の事務、輸入自由化関係の事務などきわめて広範囲にわたる事務を鋭意遂行しつつありますが、近時その事務量の著しい増大を見るに至っております。のみなら……

第48回国会 内閣委員会 第10号(1965/02/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 まず、産業公害のほうでございますが、予算折衝の際に、通産省が産業公害防止技術研究所の設置を強く要望したことは、事実でございます。また、自民党の御関係の皆さま方からも、この際これを実現すべきである、こういうように指摘をせられました。私ども当然その意を受けて措置すべきであったと思いますが、遺憾ながら公害防止事業団の設置との関係によりまして、この際はあまり新しい機構ができるのはどうか、現在の通産省の機構の中で、ひとつ予算的には十分見るからやるように、まあこういうようなことがございましたので、いま御審議をいただいておる通産省設置法の中に新たにこの研究所の設置を入れて御審議を願うという段……

第48回国会 内閣委員会 第12号(1965/03/04、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま、稻村委員が日ソ貿易協定のおりにソ連にいられて、その実情に沿ってのお尋ねがございました。御趣旨の点はよくわかるわけでございます。幸い昨年度、大体の推計が往復二億一千万ドルぐらいの貿易量になっておると思います。非常な伸びでございました。今後におきましても安定した貿易相手国ではないか、かように私も思います。  そこで、いまの延べ払いのお話でございますが、昨年十月に尿素プラントの八年の延べ払いに踏み切っておるのでございます。おそらくこの内容についての御批判があってのお尋ねであろうと思いますが、当時の情勢からいたしまして、政府は、西欧並みでいこう、そういう基本原則を立てておりま……

第48回国会 内閣委員会 第13号(1965/03/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 まず、経済外交の改革に関する臨調の意見についてでございます。その中の経済担当官の充実、また経済省庁と在外公館との一定範囲の直接連絡等について、運営面の強化が答申されておりますが、この点は、検討の結果、通産省としておおむね賛成でございます。そしてその早急な実現を期したいと思います。しかし、この提案のみでは不充分でございますし、権限、組織の改変にまで及んだ抜本的な改革を行なう必要があろうかと考えております。  それから経済協力行政の改革に関する点でございますが、特に問題となりますのは、経済協力行政の事務レベルでの総合調整を外務省でやるべきじゃないかという答申でございます。われわれと……

第48回国会 内閣委員会 第17号(1965/03/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいま長官からもお話を申し上げましたように、工業所有権制度改正審議会の答申が近くある見通しに立っております。私としては、人員を増加いたしまして滞貨処理を進めていきたい考えは十分ございますが、また、他面におきまして、手続の簡素化あるいは出願の早期公開等の従来のやり方を変えていくということも考えなければ、抜本的改革にはならない、こういうふうに思っておりまして、今回人員増加について、大蔵省との間には、われわれはもっと増員を要望したのでありますが、全体の予算のにらみ合わせ、いろいろなことから、ただいま御指摘のような程度で終わっておるのでありますが、むしろ私としては抜本的な改革を進める……

第48回国会 内閣委員会 第18号(1965/03/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 現在、御承知だと思いますが、日本原子力発電株式会社で十六万六千キロワットの原子力発電の建設中でございます。次いで三十万キロワットの計画がございまして、さらに東京、中部、関西の三電力会社が、昭和四十五年ごろまでにそれぞれ約三十万キロワットの原子力発電所を建設する計画でございます。少し遠い将来を申し上げて恐縮でございますが、昭和五十五年度までには七百万ないし九百五十万キロワットの原子力発電所を持つ、こういうような見通しになっております。私といたしましては、御指摘のように、原子力発電が世界の各国に比較いたしまして多少おくれておるということを遺憾に思っておりますが、いま申し上げたように……

第48回国会 内閣委員会 第19号(1965/03/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 昭和二十四年の行政機構改革の際に、この名称が取り上げられました。当時、国民の一般的印象は、物資統制を商工省がやりまして、相当その御批判があったような面が、商工省にあったと思うのであります。そういうようなことで、機構改革の際に通商産業省という名称が付せられたと私は思うのでありますが、お話しのとおりに、各省の中で当省だけが非常に長い名称であり、通称通産省とも言っておるのでございますから、受田委員の御意見については、今後十分検討さしていただきたいと思います。
【次の発言】 現在国交がまだ回復しておりませんので、私どもが貿易推進の上にお話のような政府レベルの人物を送るということについて……

第48回国会 予算委員会 第4号(1965/02/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 お答え申し上げます。  電源開発の入札につきましては、通産省のほうに監督の責任があることは加藤委員もよく御承知であろうと思います。この問題につきましては、お話しのように、高いところに落札されておるということは事実でございます。そこで、私も、これはどういうことでさようなことになったのかということを調べましたところが、入札の方法にあるということでございました。そり入札の方法は、電源開発会社において、工事費の目途額をきめまして、それに対して甲乙丙丁というような一応のパーセンテージをつくりまして、その中のいずれに当たるかわからない一つをもって見積もり制限額としまして、そのワクのうちには……

第48回国会 予算委員会 第5号(1965/02/04、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 永井委員の御指摘のとおりに、現在は興信所が調査したものを基礎にいたしております。しかしながら、通産省としては、言うまでもなく東京とか名古屋とか大阪とか、あるいは福岡とか札幌とかいう地方通産局がございます。その通産局におきましては、その地域の中小企業の実情についてはでき得る限り把握するようにつとめておるのでございます。ただ、興信所の数字を基礎にしておるということは、この興信所が多年にわたって調査をしておりまして、いま急に通産省自体がいろいろ調査しようといたしますよりも、現在におきましてはこれをまず基礎にいたしまして、そしてそれに対して各地方通産局内の実情を総合して判断していく、こ……

第48回国会 予算委員会 第8号(1965/02/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 現実の取り運びをまず申し上げたいと思うのであります。  ニチボーのプラントにつきましては、四月末までに正式の契約をしなければいけない、こういう事実がございまして、そこで、この正月になりましてから、これを決裁しなければならないということで、現在ニチボーから輸出承認の申請の手続がとられております。御承知であろうと思いますが、代金決済が六カ月以上に及ぶ場合におきましては、標準外決済として、延べ払いは全般的にこの制度が適用されておりますので、時日も迫っておりますから、これは承認してよろしい、こういう取り扱いをいたしました。それで、これがなかなか話題を呼んでいる問題でございますので、私は……

第48回国会 予算委員会 第9号(1965/02/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 通産省におきましては、先ほどちょっとお話が出ましたように、貿易商社平岡に関連する業務上の横領の事件があった次第でございますが、この事件が判明いたしました直後に事務次官を招致いたしまして、まずその事実を聞き取り、しこうして、全役所の諸君にこういう事態が再び繰り返されないように厳重に警告を発するように申し渡したような次第でございますが、何と申しましても、綱紀粛正の問題は、それぞれの心がまえが必要であろうと思います。また、上に立つ者の心がまえが、引き締める上においてさらに必要であろうと思いますので、私みずからがよくそのことを心に戒めまして全役人を引き締めてまいりたい、かように思う次第……

第48回国会 予算委員会 第12号(1965/02/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 アジアにおける共産圏との経済外交ということになりますと、ソ連が、シベリアの関係もございますから入るでありましょう。また北朝鮮、それから中共、おもだったところはそういうところになるのではないかと思います。これを大まかに分けますと、国交のある国と国交のない国ということになります。ソ連との間には貿易協定を結んで、そのワクの中でやっておる。また、問題になります延べ払いなどにつきましては、これは西欧並みでいこうというように方針が明らかになっております。国交のない中共との関係におきましては、これは繰り返し申し上げるように、政経分離、民間ベースでやっていこう。しかし、これは主として貿易の関係……

第48回国会 予算委員会 第14号(1965/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 正示委員もいろいろおっしゃりたいところがあろうかと思います。私はそのおっしゃる気持ちは十分わかります。しかし、現状におきまして、そういう行政機構の改革を考えておりますと、これがまた障害になりますので、御承知のように、中小企業行政は産業全般の中に含まれておる、また貿易行政もそうだと思いますので、現状におきましては、私が全責任を負いまして通商産業省で大いにやりたいと、かように存じます。

第48回国会 予算委員会 第17号(1965/03/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 お答え申し上げます。  指定業種の近代化基本計画の概要は、二十五種類できております。大体五十億円の見当でございます。
【次の発言】 お答え申し上げます。いまお尋ねのとおりでございまして、三月一日から三十九年度の十億円が使える、こういうことに決定したことは事実でございます。
【次の発言】 ただいま長官からお答え申し上げましたとおりに、指定の業種に対するものでございます。政府といたしましては、竹本議員がよく御承知のように、高度化資金、近代化資金というものを用意しておりまして、これを無利息で府県に出し、近代化の促進につとめておるわけでございます。たとえば三十九年におきましては、これが……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/08/02、30期、自由民主党)

○櫻内委員 関連して簡単にお尋ねいたしますが、天災融資法の適用を受けた場合に、この利率が三分と六分五厘、こういうように二様あるということですが、どっちの利率を適用するかということで非常に手間どってしまう、そのため時間をかけてしまう、こういうようなことでなかなか効果が上がらぬ、こういうことでございますが、これをぜひ三分なら三分に統一をしていただきたい、この点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 調査の結果を聞いているのじゃないのです。三分と六分五厘の二様があって、そういうような調査に手間どって非常にぐあいが悪いから、この際三分に統一をしてくれ、これについてはどうか、こういうお尋ねです。


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 災害対策特別委員会 第6号(1966/09/26、30期、自由民主党)

○櫻内委員 私はたまたま一昨日から昨日にかけまして静岡県下の吉原市、富士市方面におりましたので、その実情につき、また関係者からの種々強い要望もございましたので、この際、今度本部長になられました森総務長官、また橋本建設大臣にお尋ねをいたしたいと思うのであります。  その第一は、ジェット台風といわれただけに、今回の台風に際して、静岡県下、少なくとも私がおりました吉原市、富士市についての警戒体制というものは十分でなかったと思うのであります。その原因は、気象庁の警報は出ておったのかもしれませんが、それが徹底をしておらなかったうらみがございます。  実情を申し上げますと、吉原市で午後十時十五分ごろまで私……

第52回国会 商工委員会 第4号(1966/10/18、30期、自由民主党)【議会役職】

○櫻内委員長代理 山口シヅエ君。



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各種会議発言一覧(衆議院30期)

第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 予算委員会公聴会 第1号(1964/02/12、30期、自由民主党)【議会役職】

○櫻内委員長代理 次に、国井公述人の御意見を承ることにいたします。

第46回国会 予算委員会公聴会 第2号(1964/02/13、30期、自由民主党)【議会役職】

○櫻内委員長代理 次に、一楽公述人の御意見を承ることにいたします。
【次の発言】 次に、和田公述人の御意見を承ることにいたします。


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 外務委員会商工委員会連合審査会 第1号(1964/12/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 国際博覧会をいたしますれば、国際経済における協調機運を高揚することができますし、また、当然輸出の振興とかあるいは国内産業に対する刺激になると思うのであります。あるいは、相当長期間の博覧会のことでもございますので、これに伴いまして外国から見える方々の国際親善あるいは観光の上に寄与する面も多々あろうと思います。こういうふうに具体的に相当な効果があるものと思いますが、さらには、こういうような大きな博覧会をやるということが、国民の意気を高揚する面も認められる。いろいろな角度からこの博覧会の効果があるものと思います。
【次の発言】 わが国国内におきましても、この万国博をやりたいという希望……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1965/02/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 ただいまから通商産業省予算案について御説明を申し上げます。  まず、昭和四十年度通商産業省所管一般会計の予定経費要求額は、六百十六億円余でございまして、これを三十九年度当初予算額と比較いたしますと、百二億円余の増加で、約二〇%の伸びとなっております。  まず第一に、輸出振興及び経済協力費につきましては五十九億四千万円を計上いたしておりますが、このうち、輸出振興につきましては、日本貿易振興会の事業費補助として三十二億四千万円を計上し、海外市場の調査、海外施設の運営等総合的な輸出振興事業を一そう強力に行なうこととしておりますほか、雑貨、プラント類、工作機械、生糸及び絹織物の輸出振興……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1965/02/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○櫻内国務大臣 私、詳しいことはわからないのでありますが、私の聞いておるところでは、ブリキの生産について外国からの高度の技術の導入をしておる。そして、その技術料あるいはコストの計算の上におきまして、なかなか機密に属する点もあって、調査することは困難な点がある。こういうようなことを聞いておるわけでございます。しかし、現実における価格の状況というものは、横路委員の御指摘のとおりでございまして、現在通産省の企業調査課におきましても、硬直的価格品目一覧表の中の十分な検討をする必要があると思われる品目二十八の中にブリキを入っておるわけでございまして、通産省としても常時注目しておるような次第でございます。




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データ更新日:2023/02/05

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