このページでは土井たか子衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○土井たか子君 私は、さきに内閣から提出され、ただいま自治大臣の御説明がございました昭和四十五年地方財政白書に対しまして、日本社会党を代表し、三つの基本的な問題にしぼってお尋ねをいたしたいと思います。(拍手) まず第一点は、いわゆる地方財政裕福論を背景として、地方自治が侵害されているのではないかという疑いがきわめて濃くなっているという問題でございます。 確かに、地方財政は、現象的には黒字を示しております。しかし、その実体は、よく知られておりますように、住民に対しては高い税金を押しつけ、住民の要求する仕事はたな上げをして、行政のつじつまを合わせてきた結果であります。 このことは、住民税の課……
○土井たか子君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提案の公害対策基本法の一部を改正する法律案に対して反対━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━の趣旨を述べたいと存じます。(拍手) 思えば昭和四十一年、社会党の提案が契機となって、政府は、翌昭和四十二年、第五十五国会に公害対策基本法を提案いたしたのであります。その政府案の論議の焦点は、政府が固執して譲らなかった「経済の健全な発展との調和」にあったことは、何人の記憶にも新しいところでございます。しかるに、その後の公害をめぐる急速な激化、変動は、社会党の提案の正しさが、国内的にも国際的にも明白に立証されたものといわなければなりません。(……
○土井たか子君 先ほど黒田寿男議員から提案のございました船田中議長不信任決議案に対しまして、私は、日本社会党を代表いたしまして、賛成の討論をいたします。(拍手) 第一の理由は、十一月十三日正午の名古屋発言についてであります。 この発言については、議長自身、さきの議院運営委員会において発言を取り消しておられるのでありますが、私が現地の会議に陪席をした人々から聞いたところによりますと、新聞に掲載された発言はまぎれも隠れもない事実そのものであります。私が絶対にがまんができない一つは、名古屋市の財界人との懇談会での演説であるという点でありまして、まさに船田議長のお考えになっております本音をここに披……
○土井たか子君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提案の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案について質問をいたします。 佐藤総理は、四十五年の九月、渡良瀬川のほとり、宇都宮市で開かれました一日内閣で、無過失賛任を早急に提案することを約束されました。しかし、同年末の、その名も公害国会と呼ばれた第六十四臨時国会では、無過失損害賠償責任法案をもって、臨んだ野党三党の強い主張にもかかわらず、この問題に関する法案は、ついに政府から提案されることがなかったのであります。それから今日まで一年九カ月に及ぶ慎重に検討される期間があったわけでありますが、今回、ただいま提案されました法案は……
○土井委員 先ほどからの質疑応答で、公害紛争処理法案をめぐる主要な問題点はほぼ明らかにされたわけでございますが、私は、国民の命と暮らしを守るために公害をいかに追放するかという問題が、いまや国民の重大関心事になっておりますおりから、国民の期待にこたえるだけの法案内容にこの公害紛争処理法案をしたいという意欲を持っているわけでございます。そういう点から、公害防止のための効果をも、この公害紛争処理法案を通じてあげることができるなら幸いでございますし、少なくとも、すでに引き起こされてしまっております公害の除去とその救済について十分効果を発揮するものでなければ意味がないと存じます。特に公害被害者を救済する……
○土井委員 特に大臣の御出席をお願いしてお尋ねしたい内容の質問がございますので、厚生大臣、通産大臣、御出席をお待ち申し上げたいと私自身は考えております。
【次の発言】 承知いたしました。そのつもりでそれでは質問をさせていただきます。
【次の発言】 私は、最近新聞紙上で毎日のごとくに騒がれております自動車の排気ガス中にございます例の鉛害の問題、四エチル鉛の問題について順を追ってお尋ねを申し上げたいと思います。
実は周知のとおり、東京新宿牛込の柳町交差点かいわいだけの問題ではなくて、これは全国、特に過密都市におそらくは続々と頻発するであろうという予期をしておいて私は過ぎたことではないと存じますけ……
○土井委員 私は、特にガソリンの鉛害の問題について、石油連盟の会長と、きょうここにお越しをいただきました自動車工業会の会長に御意見をお伺いいたしたいと思います。 これだけ世間で注目をされ、現に騒がれておりますいろいろな公害問題につきまして、特に私は今日における企業責任というのは非常に大きいというふうに考えているわけでございます。特に企業責任というのは、ほかから追及することより、より以上に企業自身の自主的な、公害はこれを許さないというふうな気持ちと同時に、それに対処するとき、どうしても人間としての自覚というものが私は最大限に要求されると思うわけでございますから、きょうここにお出ましいただきまし……
○土井委員 一昨日よりきょうまで三日間、当委員会で公害対策に対してるる質問と答弁が繰り返されて、そうしていままでのところ私は私なりに、お疲れでもございましょうけれども、せんじ詰めてこれだけはぜひとも確認しておきたいという事柄をいまから申し上げてお聞きいただきたいと思います。十五分ばかり時間をお許しいただきたいと思うのです。 まず一つは、一昨日私が伺いました限りでは、通産省の例のガソリンの無鉛化に対する五年以内で実現するという計画を昨日おそらく話し合われて、そうして討議された内容が青写真になっているはずでございますが、その内容について、大綱でけっこうですからひとつお聞かせをいただきたいと思うの……
○土井委員 きょう私の質問を申し上げたい問題は二つございます。 一つは、六月九日、十日、十一日のかの公害対策委員会におきまして、問題として取り上げました自動車ガソリンのもたらす鉛害、アンチノック剤として現在使用されております例の四アルキル鉛に関する問題でございます。 他の一つは、大気汚染、特にその大気汚染の中でも硫黄酸化物による汚染の問題が、実は緊急を要する問題だと考えておりますので、この二つの問題にしぼってきょうは質問をしたいと考えております。 いずれの問題点につきましても、実は通産大臣から御見解を承りたくて、先ほどからおいでを心待ちにいたしておりました。しかし、残念なことに通産大臣が……
○土井委員 御就任早々の長官に二、三にわたるお尋ねと、それからお願いを申し上げたいと思います。 いままで、とかく公害対策に対してはばらばら行政であるという批判を受けて、このたびばらばら行政を一本化するということで中央にも公害対策本部が設けられました。また、後手後手にいつも被害が起きてしまってからあとを追っかけるような始末だと非難をされておりました点にも、実情に即応してスピーディーに事に処するという、そういう機能的な意味における存在意味を発揮しようというので、たいへん今度副本部長をはじめとしてやる気十分で事が始まったやに私たちは考えておりますが、しかし、この中央公害対策本部というのは行政機構の……
○土井委員 それでは、私はきょうこれから、おもに昨今新聞紙上でも取りざたをされております自治体に対します公害対策における権限委譲の問題について、御質問をさせていただきたいと思います。 最近新聞では、世論調査などの結果がしきりと発表されておりますが、私は、世論に耳を傾けて、世論によってこの公害対策はどういうふうなぐあいに講じられていかなければならないかを忘れてはならないと思うのです。いまこの世論の内容で最も要求の多いのは、発生源の規制をきびしくするという問題と、やはり地方自治体に対して期待を大きくかけているということで、きびしい公害の条例をつくるということに対する要求が、非常に強く表面に出てき……
○土井委員 私の地元の一つに、亜硫酸ガスで大気が汚染されております、日本一といわれる尼崎市がございます。尼崎の状況は皆さんもよく御承知のとおりに、汚染度が厚生省の基準を大きく上回っておりまして、地域によりましては、慢性気管支炎あるいはぜんそくのような症状の多発地帯が現にもうございます。この尼崎の亜硫酸ガスによる大気汚染源を見てまいりますと、いろいろあると思いますが、わけても液体燃料使用量の多い関西電力がその発生源であるということは周知の事実でございますので、きょうはこれから、けさほど来いろいろと御努力や御決意のほどを承ってまいりましたけれども、切実なこの問題について、一つ二つお伺いをいたしたい……
○土井委員 続きまして、私は基本的な問題について少々お尋ねいたしたいと思います。いままでにもすでに触れられました問題につきましても、重複する向きがあるかと存じますが、その点は御了承をお願い申し上げたいと思うのです。 まず新東京国際空港周辺整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案、この法律案を見てまいりますと、附則の2に「この法律は、昭和五十四年三月三十一日限り、その効力を失う。」とございます。いわゆる時限法でございますね。この十年間という期限を限られました理由と申しますか、根拠と申しますか、それをまずお尋ね申し上げたいと思います。
○土井委員 いままでしばしば触れられました点もございますが、特にこの際なお確かめておきたいという意味も込めまして、私、ただいまより四点ばかりお尋ねをしたいと思います。 いま家庭の主婦が最も大きな悩みを持っておりますのは、御承知のとおりに物価の異常な値上がりなんでございますが、同時に、この物価の値上かりの中で少しくらいのベースアップじゃ家計はちっとも楽にならないのに、税金はウナギ登りにふくれ上がっていくことにたいへん悩みを持っております。四十五年度の予算編成にあたりまして、政府は所得税と住民税の減税を行なうということを三大政策の一つとなすっているわけでございますが、どうも考えてみますと、減税と……
○土井委員 私は、公営企業金融公庫法の改正案の中に盛られております均てん化の問額について、続きまして簡単に質問をしたいと思います。 私の住んでおりますのが兵庫県の西宮でございまして、西宮と申しますと、兵庫県下で三大ギャンブル都市として有名なところでございます。ほかに尼崎があり、伊丹があるわけでございますが、この西宮の競輪場開催地あたりに参りますと、主婦のギャンブル廃止の声は非常に強うございます。御承知のとおりに、周辺住民への公害といたしましては、自動車の排気ガス、騒音、いたずら、けんか、交通麻痺、たかり等々があるわけでございますが、特に主婦の方々が強くギャンブル廃止を訴えられます理由には、子……
○土井委員 きょう私は、これから三点ほどにわたって御質問をしたいと思います。 第一点は、先ごろ勧告されました公務員給与の改定に関する財源の問題でございます。もう周知のとおりに、八月十四日に公務員給与が史上空前の改定というふうな表書きで発表されましたけれども、新聞紙上で私たちこれを読みまして、まずとたんに考えましたことは、今年度の一般会計当初予算で五%引き上げの給与改定費しか組まれていなかったのに対しまして、国家公務員は言うに及ばず、地方公務員についてもはたしてこれだけの給与引き上げに対する財源確保ができるのかどうかという心配でございます。せっかく史上空前の引き上げであるというふうな表向きの内……
○土井委員 先ほどからるる法律論についてはお伺いをいたしました。ならば申し上げたいと思います。 実際問題、私の住んでおります近辺に引き起こっている事例なのでございますが、尼崎というところは、御承知のとおりに大気汚染で有名な場所にただいまなっております。この尼崎の大気汚染の中で、最も大気汚染の公害発生源と目される一企業、関西電力の問題に例をとってみたいと思うのです。関西電力では現在のこの大気汚染防止法のただいま問題になりました十七条に従いまして、兵庫県尼崎市と関西電力相互間に契約を結んで、年次計画を具体的に取りきめております。内容は使用する原油に対する硫黄の含有量が本年は一・五、来年は一・一、……
○土井委員 きょうは私は、数限りなくございます公害の中でも、もはや極限にまで達してあとに引けないような事例を一つ申し上げて、大気汚染防止法についての疑問をひとつお尋ねしたいと思います。 御承知のとおりに、兵庫県にございます尼崎と大阪の特に西部地区は、大気汚染で有名な場所になっております。大体、尼崎の例をとりますと、亜硫酸ガスによるところの汚染度は、厚生省の基準を大きく上回っておりまして、大体亜硫酸ガス平均濃度〇・〇八四PPM、南部の汚染された地域で〇・一二PPMという数値が出ているわけでございます。これは言うまでもなく、厚生省の基準を、限界をはるかに上回っているといわなければならないわけでご……
○土井委員 この道路交通法の一部を改正する法律案の提案理由説明の内容を見ますと、一にこの法案が提案されました目的は、「人の健康または生活環境に係る被害の実情にかんがみ」というところにあるようでございますから、したがって何といっても人の健康、生活環境の保全が優先的に考えられているということでなければ、この立法趣旨は生きてこないと思うわけでございます。 その辺に対して、先ほど山本委員からすでに御質問がございましたけれども、続けて私はまず厚生省のほうにお伺いをしてみたいと思うのですが、特に法案によって考えてまいりますと、第二条の部分に当たりますが、「交通公害」とは、「道路の交通に起因して生ずる大気……
○土井委員 きょう私がこれからお尋ねいたします質問は、世にいわゆる公害企業といわれる企業の中に働く人たちの人権にかかわる問題でございますから、公害行政を考えた場合、非常に大事な問題をここに提起していると思われますので、関係当局の皆さま方にあらかじめお願い申し上げたいことは、ひとつしっかりと御答弁をいただきたいということでございます。 まず初めに、私、大まかなところからお尋ねしたいと思いますが、厚生省、通産省、労働省、各省のきょうここにおいでをいただきました担当の方々からひとつお答えをいただきたいと思います。 公害問題を取り上げまして労働組合が活動いたします。さらに従業員が公害問題を取り上げ……
○土井委員 私は引き続きまして、臼杵市に誘致されます大阪セメントの公有水域埋め立て工事についての質問を続行したいと思います。
まず、お尋ねいたしたいのは、セメント製造という業務は、じん肺法の対象になると思うのですが、セメント製造の結果がもたらす環境汚染についてお尋ねしたいと思います。通産省の山下化学工業局長からお願いしましょうか。
【次の発言】 どうもいまのお答えは抽象論でございまして、私の申し上げているところにぴったりと当てはまる御答弁ではないようなんです。再度申し上げますが、セメント製造の結果がもたらす環境汚染について、具体的に、操業地点からどれくらいの距離のところにどういう具体的な環境……
○土井委員 本日は、参考人の皆さま方、それぞれお忙しい中をほんとうにありがとうございました。時間の制約がございますから、ごくはしょってひとつ質問をさせていただきたいと思います。
まず、田中セメント協会専務理事さんにお願いいたします。
いままで、環境保全であるとか、立地条件であるとか、その他の理由によりまして、工場建設が予定されているにもかかわらず、後にその事情が変わったということのために、工場の立地を取りやめるとか、あるいは工場をよそに移転さすというふうな事例が業界でございましたでしょうか、どうですか。
【次の発言】 大阪セメントが実は臼杵に建設予定される以前に、徳島県の小松島あたりで、ひ……
○土井委員 それではただいまから質問を開始したいと思います。 まず最初に、無過失損害賠償責任の、かの問題の法案についてお尋ねをいたしたいと存じます。 中央公害対策審議会に諮問をいたしまして答申を受けながら、無過失損害賠償責任の立法をこの国会でついに見送ることになってしまったということは、国民の立場から考えますとまことに承服できないことでございます。その不当性は、与党の議員の方々もひとしくお認めになるところであろうと私は確信をするのであります。 と申しますのは、いきさつから申し上げますと、昨年の九月に佐藤首相が宇都宮で開かれました一日内閣で、この無過失損害賠償責任の問題は早急に検討したいとい……
○土井委員 まず警察庁の片岡交通局長にお尋ねいたします。
交通事故の発生件数を年齢別に見ていった場合に、どの年齢に一番発生率が高いかということをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いまお答えになりましたような通行者について、特に発生率の高い年齢などを意識して、このたびの法改正の中ではどのような配慮がございましたでしょうか。ひとつその点からお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御趣旨はよくわかるのですが、ならば、その裏通りの通行については警察署長の許可がなければ通行できないと一応原則的には考えることができるわけでございますね。そうしますと、その場合の警察署長の権限、つま……
○土井委員 地方自治法の一部改正に関しまして、基本的な問題を一つお尋ねしたいと思うのです。 改正案における連合を見ますと、これはあくまで一部事務組合を手直ししたものであるというふうに考えられておりますし、それから一部事務組合の一種であるということが前提になっているということらしいのでございますが、どうも中身を見ますと、その点がはっきりしないのは、片や総合的な広域行政機構としての機能を強く持たせようということも打ち出していらっしゃるわけなんです。県と市町村との中間にこういう強力な連合がつくられるということでございますから、住民サイドから考えてまいりますと、この際行政の重複というものがあるのじゃ……
○土井委員 一問のみ関連質問させていただきたいと思います。
先ほど阿部委員のほうからの質問の中にもございましたが、水産庁のほうから許可がございまして、三カ月以内に着工しない場合は許可自身が取り消しになるということでございますね。もう一度、その辺から確認をさせていただきたいと思います。
【次の発言】 臼杵の一例のみにこれはこだわるわけではありません。全国にもこういう例はこれからあるということを想定いたしましてお伺いするわけでございますが、この臼杵の事件については、御承知のとおりに裁判所に訴えましたのには三つの訴因がありました。ただその中にも、とりわけこの節この原告側の勝訴になった主なる原因は、……
○土井委員 きょうはひとつ三つくらいの点について質問さしていただきたいと存じます。
最初に、まだ建設省のほうの道路局有料道路課長さんがお見えにならないようでございますから、先に航空機の、特に騒音問題についてお尋ねを申し上げたいと存じます。
環境庁長官、最近、暫定環境基準ということですが、中央公害対策審議会のほうに、航空機の騒音についての環境基準を設定するための諮問をなすっておると伺っておりますが、そのとおりでございますか。
【次の発言】 そうしていつごろまでにその答申を得るということを一つの目標になすっておりますでしょうか。
【次の発言】 そういう基準ということと同時に、中身についておおよ……
○土井委員 先日、三月十日の日の当委員会で、すでに兵庫県の朝来郡にございます生野町の三菱金属鉱業所など三鉱山の排水流域のカドミウム汚染の問題につきまして各党から御質問がございました。その席で大石環境庁長官は、――やがてお見えになるはずでございますが、長官が御答弁をなすったことを総括して申しますと、兵庫県側とそれから住民側が、それぞれ実際の検診調査をいたしました結果が食い違っております中身について、兵庫県側のイタイイタイ病とは認定できないという調査について、これを信用するという向きの御答弁があったわけでございます。ところがその後、明けて十一日の日になりまして、兵庫県側が第三次十三人検診結果の健康……
○土井委員 川崎の公害病友の会の会長の斉藤さんは、ぜんそくでお苦しいところをきょうはお運びいただきまして、たいへんに感謝いたしておりますが、一言でけっこうですからひとつ御返答を承りたいと思います。 実は、第六十四臨時国会がいわゆる公害国会だったわけですが、あの節、いま斉藤さんなんかもお考えになって、一番密接な法律、大気汚染防止法というこの法律が取り扱われまして、その節、この大気汚染防止法とともに、水質汚濁防止法につきましても私たちは審議していたわけですが、特にこの大気汚染防止法と水質汚濁防止法の中身が今度は一部改正という形で出ているわけなんですね。そこで大気汚染防止法を私たち問題にしたときに……
○土井委員 それでは、まず大石環境庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。
今回の改正法案も含めまして、長官御自身公害に臨む政治の態度と申しますか、姿勢といいますか、それは被害の救済そのものを考えておればよいとお考えになっていらっしゃるのか。それとも被害が発生することを予防していかなければならない、その被害の発生の予防にむしろ重点を置いて考えるべきだとお考えになっていらっしゃるのか。まあこんなことはもはや明々白々のことであるかもしれませんけれども、しかし、一応このことをまず前置きとして確認しておきたいのです。
【次の発言】 そういう基本姿勢で臨まれているわけですから、現にもう不幸にして引き起こ……
○土井委員 きょうわざわざ参考人として足をお運びいただいて貴重な御意見をそれぞれお聞かせいただいたのは、言うまでもございません、全国のカドミウム汚染によるところの人体の影響ということでありますが、特に今回は兵庫県の生野鉱山周辺のカドミウム汚染と人体との関係、ここはその問題を具体的に考える場所だと私は思って質問させていただくわけです。 さて、先ほどから医学者としての御見解をるる承ったわけでございますが、具体的に申しまして、この兵庫県の生野鉱山周辺のカドミウム汚染にタッチなすった、またその人体への影響あるいは検診に対して調査研究をなすったお二方の先生がここにいらっしゃるわけでございますから、特に……
○土井委員 時間のかげんがございますから、東京都の公害局長さんと衛生局予防部長さんに端的にお尋ねをすることにいたします。 一つは、先日石神井南中学校のほうのあの被害状況を視察に参りまして、そして現地でお伺いをして帰った結果、どうも被害が起こりましたのは午前十時三十分から十一時にかけてということでありました。いままでの例に従ってなすったことだと思いますが、体育責任者の方は朝のうちに体操するようにという指導をなすっていたようです。これはやはり緊急事態というふうなことでもあり、予報がなかったからということでもあるかもしれませんけれども、この辺は、教育指導ということと公害局との関係を、あの事例を通じ……
○土井委員 古館参事官、先ほどからるる判例の中で因果関係が推定された事例についての御説明を承ったわけです。それはそれとしてやはり事実としてあるわけなんです。
そこでお伺いしますが、公訴事実に対して法律と判例とでは拘束性がどのように違いますか。
【次の発言】 いま聞いていらっしゃいましたか。これは大学の一年生にでも聞くような質問なんですが、まことに失礼ですけれども、もう一度申しましょう。
公訴事実に対して法律が持っている拘束性と判例が持っている拘束性が違うのですが、どういうふうに違うとお考えかというところをひとつお伺いしたいわけです。法律と判例の持つ拘束性ということでお聞きしております。
○土井委員 豊田参事官もお見えになっていらっしゃいますか。―公正取引委員会のほうは。 最近、夏の季節というと、蚊やハエや、さらにはイエダニなどが出回る虫の季節として、私たちは大いにその駆除に悩まされる季節でもありますが、新聞紙上に連続して出ましたのは、ニュータウンにダニの大量発生がある、これの駆除をどうするかというふうな問題であります。このことについてはずいぶん悩みの種になるのが、実は薬剤散布というのが必ずしもそれだけでよいということじゃない。幼児に害があるというふうな学者の警告があるところから見ても、安易にいろいろな虫を駆除する薬を使って、それで虫の駆除についての方法はこと足りるといえない……
○土井委員 まず塚原労働大臣にお尋ねしますけれども、国民生活、特に勤労者を含めて、政治の場において国民生活を考えます場合の基本法は何であるとお考えでいらっしゃいますか。
【次の発言】 ならば、きょうこれから私が質問をさせていただきますこの勤労婦人福祉法案の中身を吟味いたします場合にも、ひとつ憲法を基本に置いてお尋ねするということについて、基盤は大臣と同じであるということをただいま確認させていただいたわけです。
そこで、まずお尋ねしたいのは、この憲法の中にあります勤労者の問題と、いまこの勤労婦人福祉法で問題にしております勤労婦人の問題、さらには勤労権ということを具体的にきめております法律の基本……
○土井委員 それでは、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案、これにつきまして少々お尋ねしたいことがございますので、順を追いまして御質問させていただくことにいたします。
検察審査会法という法律の立法趣旨について、まず検察審査会そのものの性格をからみ合わせてひとつお聞かせいただきたいと思うのです。
【次の発言】 いまのは非常に形式論でございましたが、おっしゃるとおりその中身で考えていくと、やはり民意を反映するという点が非常に重要な問題ではなかろうかと私は思うのです。特に、憲法で保障されております裁判を受ける権利が国民にある。裁判の適正、迅速というふうな問題を考えていきます場合にも、やはり検察審……
○土井委員 それでは、罰金等臨時措置法の一部を改正する法律案について質問を始めたいと思います。
まず、今回のこの改正によりまして、刑法の各条にございます罰金刑の額の中身が変わるということになるわけですが、そこで、まずお尋ねしたいのは、刑法改正それ自身の問題をどういうふうにお考えになっていらっしゃるか。現に、刑法の改正草案についてはいろいろな作業が進みつつあるわけでありますから、その間の経過も含めてひとつお聞かせをいただきたいと思うのです。
【次の発言】 その法制審議会の作業の中で、罰金に関係のある部分が、いままでのところどういうふうに取り扱われて、改正の必要があるかなしかというふうなことにつ……
○土井委員 ただいま赤潮対策の問題が取り上げられて、質疑応答がございましたが、御承知のとおりに、ここ二、三日新聞紙上をにぎわしております問題に瀬戸内海の赤潮の猛威によりまして空前の被害が出ているという事実がございます。これは姫路、高松、洲本、鳴門、この瀬戸内海一円に起こっている事件でございますが、特に養殖ハマチによって生計を立てていらっしゃる家島かいわいにつきましては、この全滅によってこれからの生活自身が漁民の方々は非常に危ぶまれるというようなたいへん悲惨な状況を迎えているわけであります。そこで関連質問といたしましては、早急にこういう被害に対する対策をどのようにおとりになるおつもりであるかとい……
○土井委員 先日の委員派遣のいろいろな調査の中に、長官も御承知のとおりに瀬戸内海の汚染についての調査がございました。その中で特に、先ほど林委員のほうからも御質問の中に出てまいりましたが、家島周辺のごく最近起こりました赤潮被害についての調査というのがあったわけであります。 私たち派遣されました委員は、家島の役場の二階でこのたびの被害を受けられた漁業者の方々から切実な御意見なりそれから被害の実情を聞かされまして、みんなひとしくこのことに対しては沈痛な気持ちになったわけであります。 長官も御承知のとおりに、あの瀬戸内海という内海は海洋資源にたいへんに恵まれておりまして、本来あの瀬戸内海近辺で沿岸……
○土井委員 まず荘村参考人にお尋ねをいたしたいと思います。 ただいま北海道の伊達町のいわゆる環境権訴訟というのがもうすでに提起されているわけでございますが、私はこれを非常に重視いたしております。と申しますのは、従来のいわゆる公害訴訟というのは事後差しとめ請求であるとか、事後に対する救済措置という意味での訴訟でございました。しかし、今回提起されております訴訟は、事前の予防をねらうというところに非常に重要な意味があると私は注目をしているわけでございます。 そういう点からお尋ねをするわけでございますが、電気事業、電気事業開発というものは需要に従って考えられるというのが一般でありまして、需要が伸び……
○土井委員 まず、福田大蔵大臣にお尋ねをいたします。
公害発生源企業の公害防止に必要な費用は一体だれが負担すべきでございますか。
【次の発言】 原則からいたしますと、公害発生源の企業が一〇〇%負担すべきだというお考えでございますか。
【次の発言】 一〇〇%の、費用に対してはやはり負担をしなければならないという内容でございましょうか。
【次の発言】 同様の質問を通産大臣にひとつお願いいたします。
【次の発言】 そこで、その問題の公害防止事業費事業者負担の内容なのでございますが、この中で私は、問題になる幾つかの点がございますけれども、やはり最も問題点はこの負担総額の点にあると見るわけでございます……
○土井分科員 経済企画庁長官にお尋ねをいたします。
現在、公共用水域の水質の保全に関する法律に基づきまして水質審議会がございますが、この水質審議会議事運営規則というのは一体どなたがお定めになるのですか。その制定権はいずれにあるかという問題です。
【次の発言】 それではこの運営規則制定権は会長にあるということでございますね。会長によって規則が現に定められて、水質審議会議事運営規則というのがあるわけでございますが、この審議会で審議された内容を記録した議事録は公開できることになっておりますか、いかがでございますか。
【次の発言】 私お尋ねしているのは、あくまで議事録ということをまず御念頭におとどめ……
○土井委員 沖繩の復帰に伴う問題はいろいろ山積みでございますが、きょう私はこれから水道問題だけに限ってひとつ質問させていただきたいと思います。私たちは、一日として水なくして生きることができません。沖繩も同様であります。この夏、実は沖繩に現地調査に参りましたとき、水飢鐘にあえいでいる状況というのをまのあたりにいたしまして、これはもう一日もなおざりにすることができない問題だということを再確認してまいりました。特に、御承知のとおりに、沖繩は全島統合上水道、これは米陸軍水道局がそれについての管理権を一手に掌握しているわけですが、そのもとにある水道公社、さらにそのもとにある市町村の水道局、そういう一連の……
○土井分科員 きょう私がお尋ねしたい問題は、小中学生向けの学習雑誌についての問題であります。 いま小中学生向けの学習雑誌の出版社の中で、最大の規模を誇っております学習研究社という出版社があることを御存じだと思います。この出版社が出しております月刊学習雑誌、これは小学校で言いますと「1年の学習」とか「2年の学習」とかいうふうな雑誌と、もう一つ「1年のかがく」、「2年のかがく」というふうな雑誌と二手を、およそいま月刊学習雑誌として出しているようでございますが、この学習雑誌の取り扱いにつきまして、従来いろいろと問題点が提起されてきております。御承知のとおりだと思いますが、いまその点について詳しく述……
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