土井たか子 衆議院議員
33期国会発言一覧

土井たか子[衆]在籍期 : 32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期-40期-41期-42期-43期
土井たか子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは土井たか子衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

土井たか子[衆]本会議発言(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 衆議院本会議 第46号(1973/06/26、33期、日本社会党)

○土井たか子君 私たちは、いま、心ある全世界の人たちの高度成長日本に対する驚異の眼が一変して、世界の環境破壊と人命の危機をもたらす、地球侵略の先兵日本という非難に変わりつつある事実を直視しなければなりません。(拍手)私たち全国民がいま、有機水銀とPCBなどの汚染にすっかり包囲されている今日の事態は、そのきびしい非難を裏書きしているのであります。  政府に対して、一刻も猶予を許さぬ、このわれわれの命運にかかわる当面の重大事について、私は、日本社会党を代表し、緊急質問をいたします。(拍手)  最近、東京都内において、魚を食べ続けた三歳以上のネコに足がふらつく奇病がふえ始めているといわれます。ある江……

土井たか子[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

土井たか子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 建設委員会 第20号(1973/06/15、33期、日本社会党)

○土井委員 公有水面埋立法は大正十年に制定されまして、その後改正を経てきたわけですけれども、埋め立て免許の手続法としての性格を相変わらず今日に至るまで踏襲してきているわけであります。  ところで、まず最初にお尋ねしたいのは、今回のこの改正によりまして、公有水面埋立法の基本的な性格でございますが、免許法というふうに理解してよろしいか、それとも事業法というふうに理解してよろしいか、その辺の大まかな説明からひとつ聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、端的にいって免許法なんですね。免許法の範疇に入れて考えなければならないということなんですね。どうですか。それをまず確認してください……

第71回国会 建設委員会 第23号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○土井委員 前回の質問に続きまして、順を追ってきょうもお尋ねをするわけでありますが、先ごろから特に汚染物質の中で、わけても水銀とPCBが問題にはされておりますけれども、それ以外の化学物質も含めまして、いま海洋汚染というものがたいへん深刻化しているということは事実であります。そういう点から、海洋汚染の特にはなはだしい地域、わけても最近はいろいろ魚介類に対しての水銀とPCBによってもたらされました問題が取り上げられまして、最近政府のほうでも九水域を指定をして、そしてその水域に対して調査を進める。そして、その調査の結果、基準値をこえるような魚介類がそこからとれているような事実が判明してくるということ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1973/02/23、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、この数日来たいへん注目を集めております石油たん白の問題について質問をさせていただきたいと思います。  いままで各省庁が石油たん白の安全性の確保、さらに石油たん白の企業化についてどういう姿勢をとってきたかという問題であります。実は石油たん白と申しましても、今回の場合は特にこれを飼料で使用するのについていかがかという問題が発端になったわけでありますから、その飼料の安全性ということについて探究を進めてまいりますと、行政的には、安全性を確認する調査から始まって、それを企業で製造する過程、さらに販売されるところまで一体どの程度のチェックがなされているか、たいへん問題だと私は実は思うので……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1973/04/11、33期、日本社会党)

○土井委員 関連質問で、ひとつチッソの島田社長さんにいまの問題についてお尋ねを続けたいと思うのですが、実は週刊現代の名前が出てまいりましたから、私、きょう手元にたまたま週刊現代のいまお話の部分が載っかっている三月二十九日号を持ってまいりました。その部分のところはひとつ間違いがないように、はっきりとまず読み上げてみたいと思うのです。ようございますか。問題の個所です。四十六ページ。「大森 四十三年に政府が水俣病に認定したころの前後に、ある高名な閣僚経験もある政治家が、チッソに対して、二億か三億円かの政治献金をしたら、公害病認定からはずしてやるというアプローチがありましたですか。島田 具体的には、そ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは私は、これから成田空港の航空燃料パイプライン、石油パイプラインについてお尋ねするわけでありますが、実はこの質問に先立って運輸政務次官の御出席を求めていたわけであります。ただいま、参議院の運輸委員会の御都合で御出席がかなわないということが知らされましたので、運輸政務次官抜きで実は質問を開始するということになりました。  なぜ運輸政務次官の御出席を私要求したかということを冒頭に申し上げてから、質問に入ります。  政務次官は、御就任になった当初から、この成田空港の整備については、ただならぬ決意を込めてやってみせるという御趣旨のごあいさつがあったわけであります。特にパイプラインの問……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1973/04/20、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、四月十七日の前回のこの特別委員会での質問に引き続きまして、環境保全、公害予防対策、安全対策という観点から、新東京国際空港整備関連事業、特に石油パイプライン事業について質問をさらに続行したいと思います。きょうは、前回御出席を要望いたしておりました佐藤運輸政務次官もこの席に御出席のようでありますから、運輸省の立場からもしかとしたお答えが聞けると思います。  そういう意味で、最初に基本的なことからお尋ねしたいと思いますが、予定どおり進められますと、石油パイプラインの本格ラインは四十四キロ、この本格ラインについてはパイプライン事業法の適用があるはずであります。ところで、いまいわゆる暫……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1973/04/25、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうはビフェニールによります食品汚染の問題について、公害対策の観点から質問をさせていただきたいと存じます。  まず最初に、現に熱媒体として使用されておりますビフェニール、これはビフェニールを含む熱媒体ということのほうが正確だと思うのですが、商品名はダウサムAということになっております。この物質に対して、これは当初、御承知のとおりに、例のカネミ・ライスオイル事件以後PCBについての使用禁止ということになった、この代替品として使われ始めたわけでありますね。  ところで、あのカネミのライスオイルのカネミ油症の原因究明に当たりました九大の油症治療研究班が、すでにもう三年も前に、このビフェ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1973/05/08、33期、日本社会党)

○土井委員 当委員会におきまして、すでに二回にわたり、私は、新東京国際空港のパイプライン並びにパイプライン事業の安全性という問題について、環境保全の立場から、さらに公害予防という立場から質問を続けてまいりましたが、今回も引き続きこの問題について、特に地盤の沈下、それからさらには水資源の確保、それから水質保全という問題から、さらに質問を続けたいと思います。  さて、その質問に入る前に、二つばかり実ははっきり確かめておきたい問題がございますので、これは前回の質問についてさらに続行する問題でありますから、まずお答えをいただきたいと思うのです。  永瀬消防庁予防課長さん、どうぞお願いしたいと思うのです……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1973/06/06、33期、日本社会党)

○土井委員 遠路はるばる、しかもたいへんお忙しい中を、武内先生をはじめ参考人の先生方、きょうはほんとうにありがとうございました。  時間が十分ということでございますから、武内先生に端的に四問続けてお尋ねをいたします。  一つは、今回の報告書によりますと、世上いわゆる第三水俣病の発見といわれておりますが、八人の水俣病と区別できない方というのがございます。少なくとも今日ただいまの段階で先生は、この八人の方々については、もうすでに水俣病としての認定を申請する段階であるとお考えであるかどうか。そのことが一つであります。  二問目は、世上いわゆる第三の水俣といわれておるわけでありますが、同じような現象、……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第33号(1973/06/28、33期、日本社会党)

○土井委員 先ほどから隔膜法への切りかえを五十年までに極力進めたいという御答弁が続いているわけでありますが、当初私たちが聞かされたところによりますと、五十年までには一応三割程度隔膜法に切りかえていくという方針であったらしいのが、五割、つまり五割五割の割合にしたいというふうに変わってきたわけであります。先ほどから極力極力とおっしゃいますけれども、その中身については、やはりいま考えられております五割五割の割合で隔膜法への切りかえを考えられていらっしゃるのか、それとも五割五割というあの中身に対しては再検討して、極力の中身は五割ではありません、できたら七割である八割である、あるいは先ほど島本委員の質問……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第37号(1973/07/12、33期、日本社会党)

○土井委員 まず長時間貴重なお時間をさいていろいろな御意見を賜わりました参考人の皆さんに御礼を申し上げて、さて、まず東京薬科大学の金谷助教授にお尋ねをしたいわけでございます。  特にPCBについて慢性毒性の問題などについての御説明を賜わったわけでございますが、私たち、PCBを現に使用しております工場について、数カ所問題になりまして以後も足を運んで実際の調査をいたしております。現にPCBについては使用を禁止いたしておりますといわれる工場に、それならばいまどうなすっていますかと聞きますと、すでに代替品を使っておりますということなんです。具体的に申しますと、山口県の東洋曹達では、KSKを当社では使っ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第41号(1973/07/19、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうはなるべく簡潔に御質問をさせていただくつもりでおりますが、中には重復する面もあるやもしれません。それはひとつお許しをいただいてできる限り簡潔に質問を始めたいと思います。  まず、地域指定の問題なんですが、これは現行法でございます公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法、あの法律が制定される以前に、すでに全国各地で地方自治体が独自の医療救済措置を施していたという場所がございます。たとえば高岡市、新南陽市などはこの問題になる地域だと存じますが、あの法律が制定されてから以後被害地域に政令指定が行なわれずに、相変わらず地方自治体が単独で医療給付を行なっていかなければならないという例……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第47号(1973/09/11、33期、日本社会党)

○土井委員 お三人の先生方からまた市長さんからお聞かせいただいた御意見は、それぞれ貴重な御意見として私たちこの法案の審議にあたりまして生かしていきたいということでありますが、特にお伺いしたい点をそれぞれ二、三点質問させていただきたいと思います。  先ほど林委員のほうからのここでの御意見の中でももう出たわけでありますが、きょう村上先生のほうからたいへんに貴重な意見が出されたわけです。それは昭和四十七年現在の汚濁負荷量の二分の一ということの中身がこのままでよいかどうかということについての再検討を迫られる中身であったわけですが、端的に申し上げまして、先生のお考えからしますと、四十七年九月現在というこ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第52号(1973/10/09、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは簡単に二問ほどお尋ねしたいと思います。  一つは、現にたいへん問題になっておりますPCBなんですが、これは水質汚濁防止法にいうところの施行令でまだ有害物質の中には入れられてないわけですけれども、一体いつPCBを水質汚濁防止法にいう有害物質というふうに認識されるかどうか、これをまずお尋ねしておきたいと思いますが、どうですか。
【次の発言】 最近、PCBにしろ水銀にしろ、世上たいへんこれが問題になって以後、やっぱり監督行政を先行させなければならないという姿勢が政府の中にも出てきたのは、たいへんな特徴であるわけですね。そういう点からいいますと、水質汚濁防止法というのは相も変わらず……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第53号(1973/11/13、33期、日本社会党)

○土井委員 まだ自民党席のほうにはどなたもお見えにならないようですが、道路公団の御出席の方がお急ぎのようでありますから、取り急いで質問を開始したいと思います。  さて、中国縦貫道建設工事現場の中で、兵庫県西宮市にございます青葉台地区の問題が、いまたいへんに注目を沿びているところでありますが、この問題について、まず道路公団側にお尋ねしたいのは、青葉台の現状で一体一番の問題点はどこにあるとお考えでいらっしゃるのか、その点をまずお尋ねいたしましょう。
【次の発言】 いまの御答弁を聞いておりますと、どうもこの問題、どこまで行ったって平行線しかないという感じがするわけであります。片や住民の方からいたしま……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 運輸委員会 第8号(1974/02/19、33期、日本社会党)

○土井委員 たいへん長時間お気疲れでいらっしゃると存じますが、いましばらくお許しをいただいて、時間を節約するという上から一括してまず御質問を申し上げますから、したがって順を追ってひとつ御返答をお聞かせいただければ幸いに存じます。  まず、伊東参考人にお尋ねをしたいのですが、受忍限度という問題があります。騒音について受忍限度というこの問題は、一般的に言い得ること  であるかどうかをひとつお答えいただきたいのです。  環境基準ということが先ほどからもたいへん問題になりまして、昨年の十二月に中公審から出された中身を、十年かかってやれと言われてもなかなかむずかしかろうというふうな御趣旨の御発言も秋山参……

第72回国会 運輸委員会 第11号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○土井委員 運輸大臣も十分に御承知のとおりで、二月二十七日に大阪地方裁判所で大阪国際空港のあの騒音の訴訟に対する判決が出されまして、それからあと引き起こった問題についてまずお尋ねをしたいわけでございます。  被害者、原告の方々が東京の日航、全日空の本社に来られまして、そしていろいろ社長と面談をされました結果、そこで具体的にきまったことが実はございます。これはもう御承知だと思いますが、大阪空港を発着する便のうち、あの裁判の過程でも原告が請求をいたしてまいりました夜九時から十時までの時間帯について、これを考慮して九時以降の発着便を取りやめるという日本航空の社長の発言でございます。中身は、飛行スケジ……

第72回国会 外務委員会 第13号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○土井委員 わが国の海外に向けての経済発展は、不可避的に海外における子弟の教育問題というものを非常に重視するという傾向になっていくわけでありますが、御承知のとおりに昨年八月二十九日に当外務委員会において、海外子女教育についての決議がなされております。この決議の中身からいたしまして、そこから発展させていって、二、三の問題をまずお伺いしてみたいと思います。  一つは、これは海外における子弟教育に、最近経済界が、海外子女教育振興財団を通じてたいへんに力を入れておられるわけですが、その海外子女教育振興財団から発行されております「海外子女教育」という月刊誌がございます。これは大臣も御承知だと思うのですが……

第72回国会 外務委員会 第23号(1974/05/08、33期、日本社会党)

○土井委員 先ほどから河上委員の御質問の中にも出てまいりましたが、太刀川さん、早川さんという二人の日本人学生が韓国において逮捕されたということは、韓国の大統領緊急措置が内外人の区別なく韓国においては適用されるということを実証しているということになると思うのであります。  ところが、いまおそらくこの二人の日本人学生に対して問題にされているとおぼしき大統領緊急措置第四号について外国人も例外ではないというふうな具体的な規定というのは、私は外務省に要求をして手にいたしました大統領緊急措置の中身を読んでも出てまいりません。それからもう一つ、ここではっきりさせられなければならないことは、そればかりではなく……

第72回国会 外務委員会 第24号(1974/05/10、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、わかりきったようなことであって、実はもう一つはっきりしないことからお尋ねしたいと思うのですが、今回のこの国際協力事業団法案の第一条を見ますと、「開発途上にある海外の地域(以下「開発途上地域」という。)」というふうに明記をしてあるわけでありますが、この地域に対しては、国民所得が幾らくらい以下であるとか具体的なある基準が設けられているのでありますか、どうですか。それから具体的に、この地域というのはこういう地域をさすというふうなことが何らかの裏づけとして外務省としては御用意なすっているのかどうか、お伺いしたいと思うのです。

第72回国会 外務委員会 第25号(1974/05/15、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、国際連合の特権及び免除に関する条約というのがございますね。これは昭和三十八年に採択されているわけでありますが、それと今回のやはり問題になっておりますウィーン条約等々において、外交官の特権及び免除に関しては具体的な明記の規定があるわけでありますが、これは国際条約上外交官に対して特権あるいは免除については具体的な規定を設けるということは、いわゆる慣習的な問題として確認されているというふうに考えてようございますか。
【次の発言】 ただ、いまおっしゃったことは経過としてはあったかと思いますが、ウィーン条約そのものは慣習法じゃないですね。明記の条約なんです。したがいまして、ウィーン条約……

第72回国会 外務委員会 第26号(1974/05/17、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、航空業務に関する日本国とギリシャ王国との間の協定についてお尋ねをいたしますが、外務省は現在ギリシャ王国という国が存在しているというふうに認識していらっしゃいますか。
【次の発言】 そうしますと、端的に申し上げて、存在していない国と日本政府は協定を結んだということになるわけでありますか。
【次の発言】 この問題は単にタイトルだけの問題じゃないと思うのです。王国であるか共和国であるか、これは国の政治政体そのものが基本的にかわることでありまして、表題が変わる、変わらないという問題じゃないと思うのですね。  そういう点からしますと、交換公文がございますが、この交換公文の中にも訳文で「……

第72回国会 外務委員会 第28号(1974/05/24、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、まず問題になっておりますインドの核実験について一つお尋ねをしたいわけでございます。  昨日、衆議院の本会議場でインドの核実験に対しまして抗議をいたします決議を全会一致で議決したのでありますが、ただいま全世界の各国ともインドの核実験に不満の意を続々と表明しているわけでございます。  そこでまず外務大臣、インドと申しますと御承知のとおり五億七千万人という人口のうちで大体概算二億数千万人がぼろをまとって、たいへんな貧困な最低生活をしておる。年間大体、これも概算ですが、三百六十万トンぐらいの食糧輸入や経済援助でやっと飢えをしのいでいるというのがかの国の実情であるはずであります。ネール……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1974/02/28、33期、日本社会党)

○土井委員 国を相手どって四年有半にわたります大阪国際空港夜間飛行禁止等請求事件についての第一審の判決が、昨日、大阪地方裁判所において下されました。この第一審の判決をめぐって、きょうは環境庁長官並びに運輸省、そうして郵政省のここに御出席の政府委員の方々にお尋ねをしたいと思います。  まず、お尋ねしたいのは、健康被害にかかる問題なんですが、昨日判決が出ましてあと、現地にテレビ、報道の方々がたずねられまして感想をいろいろ聞かれております。私も現地でそのありさまをまざまざと見たわけでありますが、それまでぐっとこらえておられた気持ちを質問を受けた瞬間に、これでよいのでしょうかと一言言われて、それからあ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいま移動発生源の問題を取り上げて、るる島本委員のほうから公害健康被害補償についての御質問が展開されているさなかでありますが、実はこれは釈迦に説法のたぐいになるかと思いますけれども、公害による健康被害というのは、まず被害が出てからの対策よりも予防が肝心だと思うわけであります。そういう点からしますと、これはまあ言い古されたことばでございますけれども、いまさらながらイギリスの先ごろの選挙で勝ちました労働党が、一ペンスの予防は一ポンドの治療にまさるということをいっていることばの中身というものは、たいへんに身にしみるわけであります。  そこで、先ほど航空機自身がまき散らす排ガスの問題、そ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1974/03/12、33期、日本社会党)

○土井委員 私は一つだけはっきりさせておきたいことがございます。  きょうここに参考人として御出席の東邦亜鉛の小西社長は、先ほど来カドミウム汚染についての試料の擬装をお認めになりました。そういう点からいたしますと、実はいままで東邦亜鉛の会社とされては、対州鉱山周辺においてイタイイタイ病が発生しているとは全然考えていらっしゃらないという態度で問題に臨まれ、そうして、厚生省がどういうふうに考えるかという結論待ちで、結論に従って会社としても何とか対処をしてよいのではないかというふうな御態度であったようにお見受けするわけですが、その辺について社長はいかがお考えでいらっしゃるかを、まず一言お伺いしたいと……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○土井委員 長官もお疲れでしょうが、大事なことをお伺いしますので、一問だけですからお答えをぜひお願いしたいと思います。  昨年、たいへん苦心の末、瀬戸内海環境保全臨時措置法が議員立法で成立をいたしまして、そして長官も御承知のとおり、十一月二日に全面施行されたわけです。ところで、十一月十三日になりまして、石油審議会が昭和四十八年度の石油特定設備の申請に対する許可を出しております。全体は十四社、十六製油所、百十三万三千バーレル。ところがこの中に、実はこの法律にばっちりとひっかかる場所につくられる施設が四カ所あることを御存じだろうと思うのです。瀬戸内海関係府県にそれは設置される。中身はもう言うまでも……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1974/03/28、33期、日本社会党)

○土井委員 今回の公害健康被害補償法の一部改正の中身は二年の時限立法でありまして、暫定措置として、自動車の重量税の収入見込みの一部に相当する額を公害健康被害補償協会に交付するということになっているわけですが、まずお伺いしたいのは、公害健康被害補償協会なるものであります。これはいつごろ発足の予定であって、大体陣容については、どういうお考えが現に環境庁としておありになるか、そのあたりについて素案がございましたら、御提示いただきたいのです。
【次の発言】 いまの御答弁は、協会自身がどういう機能を持つかという権限内容の問題でありまして、陣容について何らかの構想をお持ちであるかどうか、その辺はいかがなん……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1974/04/02、33期、日本社会党)

○土井委員 この法案の審議に関係のあることでありますが、まず本題に入る前に、ひとつ確認をしたいことがございますので、それからお伺いすることにいたします。  それは憲法の第七十三条、内閣の職権について規定をしているわけでありますが、この七十三条の一項に「法律を誠實に執行し、」と、こうございます。この場合、法律という認識はどういうふうにすべきかという問題。この場合、法律というのは法案が作成された段階をさしていっているのか、法案が国会に提案された段階をさしているのか、その法案が審議される委員会で可決成立した段階をさしているのか、本会議で可決成立した段階をさしているのか、それともその法律が施行されると……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1974/04/04、33期、日本社会党)

○土井委員 環境庁が昨年の十二月の十日に、関係十一省庁連絡会議で環境影響評価報告書をお認めになって、そして運輸省に対して港湾計画決定の同意を、北海道の苫小牧東部開発計画に対してお出しになりました。  この苫小牧東部計画の環境影響の事前評価報告書をめぐって最大の問題点というのは、こういうところにあると思うのです。それは一つは環境影響評価の際に、勇払地区のSO2測定データが欠落していたこと、二つ目にその測定データが短期的評価で環境基準をこえているという事実があること、実はこの二つの問題点というのがたいへんに私は大きいというふうに思うのです。先ほど島本虎三議員のほうから御質問がございましたその御答弁……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1974/04/24、33期、日本社会党)

○土井委員 一問だけ、四分ということでありますから、山梨県知事さんにお尋ねしたい問題がございます。  実は、これは順を追って経過説明をするまでもない話でございまして、端的にそのものずばりをひとつお尋ねするわけでありますが、昨年の四月三日に本協定を締結されるにあたりまして、「北富士演習場の使用に関する覚書」と「富士地域環境保全整備特別措置法に関する覚書」という、この二つの覚書を二階堂官房長官との間に締結されているわけであります。それは確認させていただいてようございますね。――ところで、いま私は手元に写しを持っておりますが、四月の三日に結んでいらっしゃいますこの「富士地域環境保全整備特別措置法に関……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1974/05/21、33期、日本社会党)

○土井委員 今回の大気汚染防止法の一部改正案というのは、大気汚染物質の総量規制ということに足を踏み込みました法改正でございまして、従来、法規制の上から欠落をいたしておりました総量規制をようやく法制度化するということになるわけでありまして、これは考えてみますと、環境行政の一つの前進として評価を、まず、私はしたいと思うのです。  しかし問題は、――しかしから始まるのですが、しかし問題は、この大気汚染防止法の改正案、つまり総量規制案の内容にかかってくるのじゃないかと思われます。今回の総量規制の基準は、条文に即応して申しますと、第五条の二の4で申しておりますように、「すべてのばい煙発生施設において発生……

第72回国会 社会労働委員会 第29号(1974/05/23、33期、日本社会党)

○土井委員 人命の尊重、それから人口対策、そういうふうな観点から、今日の人口問題というのは一国規模でなく、地球的な規模において考えられなければならないというのがいわば常識化しております。これは常識だと思うのですね。世界の人口はいまや三十七億をこえて、やがて二十一世紀に入りますと、七十億をこえる時代を迎えることになるというふうにいわれております。はたしてその人口を養えるだけの食糧と資源は心配ないのかどうか、今後いろいろな会議で重要な課題となるに違いございません。  ここで、外務省、御出席をいただいていると思いますが、国連もことしを世界人口年というふうに定めまして、来たる八月に第三回世界人口会議が……

第72回国会 商工委員会 第8号(1973/12/17、33期、日本社会党)

○土井委員 運輸大臣と環境庁の政務次官の御都合によりまして、先にお二方に関係のある質問をさせていただいて、あと問題のほうに移っていきたいと存じます。  すでにこれは再三再四にわたって問題にされてきたところでありますが、十一月十三日に通産省の石油審議会が、いま石油危機のあらしが吹きまくるさなかに、昭和五十二年度完成予定の石油精製設備新増設計画、これはもう一つ完全を期していうと、昭和五十一年度、五十二年度完成予定というふうに申し上げなければいけませんが、御承知のとおり十四社、十六製油所、日産百十三万三千バーレルを許可したわけであります。その中に、見てまいりますと、実は瀬戸内海に関係が直接ある場所が……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 外務委員会 第2号(1974/08/02、33期、日本社会党)

○土井委員 新大臣御就任の初質問に、ひとつ端的にお伺いしたいことがございます。  それは、ただいまベネズエラの首都カラカスで開かれております国連第三次海洋法会議で問題になっております領海十二海里が設定されるということになりますならば、わが国の場合、国際海峡と称される海峡が領海内に一体幾つ、それはいずれの個所にあることになるのか、これは御確認なすっていると思いますが、ひとつそれからお答えいただきたいのです。
【次の発言】 いま日本においてもたいへんに指摘をされている個所が問題になりつつある国際海峡について、この自由航行というのが今回の海洋法会議の焦点の一つになっているようであります。先般来、外務……

第73回国会 外務委員会 第3号(1974/09/05、33期、日本社会党)

○土井委員 私はきょう、日韓問題に限って質問をさせていただきたいと存じます。  まず第一に、ただいま石野委員のほうからの最後のほうの御質問にもございましたが、先日、八月二十九日、参議院の外務委員会の席上、外務大臣は武力による北からの脅威は韓国においてないという御趣旨の御発言がございました。ただいまその中身について補足的な御説明がさらにあったわけでありますが、一つそれについてお伺いをしたいことがございます。  外務大臣は、国連軍が韓国にいることを理由に北からの軍事的な脅威はないということをお述べになっていらっしゃる。お尋ねしたいのは、国連憲章の中に侵略があるかもしれないということを予想した予防措……

第73回国会 外務委員会 第4号(1974/10/14、33期、日本社会党)

○土井委員 安保条約の問題や、事前協議に関する問題や、核に対して事前協議のあり方に対する問題、いままでの国会論議というものは膨大なものであります。その国会論議の中で詰められてきた事柄を、一々何月何日の答弁でどうのこうのということを取り上げて、ここで言ういとまがありません。むしろ、そういうことを踏まえながら、きょうはひとつ積極的に、基本問題もこの節はっきりさせながら、外務大臣としてはどういうふうにこういう問題をこれからもお考えになるかということを、しっかり責任ある答弁をお聞かせ願いたいのであります。  まず、問題となっておりますラロック証言の、ラロック氏がかつて艦長であったプロビデンス号、先ほど……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/08/21、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、まず新関西国際空港問題についてお尋ねをしたいと存じます。  去る十三日に審議会のほうから答申が出たわけでございますが、あの航空審議会に対して諮問をなすったのは昭和四十六年十月十三日付で、当時の運輸大臣は丹羽喬四郎大臣であります。ところが、今回答申されました中身は、当時のこの諮問書の諮問理由の一にございます「関西地区における航空輸送需要の増加に伴い、大阪国際空港における航空機の離着陸回数は年々増加し、就航機材の大型化等の対策を講じても、昭和五十年代初めには、その限界に達するもの」というふうな予想のもとに「現在の大阪国際空港は、その立地条件からみて拡張により能力を増加させることは……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/09/11、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは各社の皆さまから一斉に五十一年規制のNOxの目標値を達成することは、たいへんにむずかしいという趣旨の御発言ございましたが、御発言の中に、それならば五十年規制だいじょうぶ、責任をもって守りますという趣旨の御発言があまりなかったようでございます。  そこで、まずお伺いしたいのは、各社の方にひとつ、五十年規制はだいじょうぶなのかどうなのか、端的にそこのところをお答え願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁をいただきましたことは、逐一ひとつ銘記をしておきたいと思うわけであります。できますとおっしゃったところは、ひとつそのつもりでこちらも見ておりますし、あいまいなところは……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1974/10/23、33期、日本社会党)

○土井委員 運輸省の方は御出席いただいていますか。それから厚生省……。
【次の発言】 関西新空港の問題について、さる八月十三日に航空審議会から泉州沖という答申が出まして、以後当委員会におきましては八月二十一日にこの問題を私は取り上げて質問をさせていただいたわけであります。その後、先日当委員会から現地に視察もいたしまして、事情について少し、その後の進展とさらに今後の見通しについてお伺いをぜひしておかなければならない基本的な問題がございますので、きょうはそのことについて二、三お尋ねをしたいと思います。  八月十三日のあの答申のときに、この前の委員会でも私はお尋ねをしたわけでありますが、環境庁として……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 外務委員会 第2号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○土井委員 まず核兵器問題についてお尋ねをしたいと思います。  去る九月十日に、アメリカの上下両院の原子力合同委員会軍事利用小委員会におきまして、周知のとおりラロック氏の証言がございまして、これが日本国内においては十月七日に公表されて以来、いままで核問題につきましていろいろな角度から国民に疑惑を投げかけております。当委員会におきましても、幾たびかこの問題について質問を展開しているわけでございますが、これに対して政府はいまだ十分国民に対して答えていないというのが現状であります。それは核兵器があるかないかということ。核兵器の存否については肯定も否定もしないというアメリカの基本原則、つまり核の存否は……

第74回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/12/18、33期、日本社会党)

○土井委員 まず私は、八田参考人と伊東参考人、このお二人にお伺いをしたいと存じます。  これはもう周知のことでございますが、昨日中央公害対策審議会の総会がございまして、最終結論がそこで出て、おそらく答申も出されるであろうという予想が違ってきたわけであります。これには大きな理由として、大気部会ですでに出されている答申案は尊重はするけれども、しかし、総合部会では昨日の総会で出た意見を十分に盛り込んだ答申をつくるというふうに中公審の会長みずからが語られているとおり、昨日実は総会で出ました意見でおおよそ注目すべき中身にございますのは、もう御承知のとおりに、審議の過程においての公開性が十分に行なわれてい……

第74回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○土井委員 小沢環境庁長官から環境行政についての異常な決意のほどを披瀝されて、環境保全、公害対策の鬼になるということでありますが、環境行政の生命というのは、小沢長官が鬼になってがんばっておられるかどうかということがガラス張りであって明らかにされないと、それはよくわからないことであります。したがいまして、環境基準を定めるについても、あるいはいまこれから環境庁として手がけられるたいへん大事な問題である環境影響評価についての中身をどのように考えられるかということについても、公開制を本則としてガラス張りで国民の目にあざやかに映るようにするのが私は当然だと考えるのです。いわば環境行政の公開の原則は生命線……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 外務委員会 第2号(1975/02/10、33期、日本社会党)

○土井委員 昨年の十二月十四日に韓国政府から強制退去命令を受けられましたジョージ・オーグル牧師について、私はけさほどから実はジョージ・オーグル牧師にいろいろと事情を承ったわけであります。きょうこの外務委員会があるということで、先ほどから傍聴席の方にもオーグル牧師がお見えになっているわけでありますが、大変貴重な時間を割いてこの席で聞かれているオーグル牧師の前で、まず私お尋ねしたいことは、一体どの関係省庁がお取り扱いになっていらっしゃるのかわかりませんが、ひとつ、大韓航空機が十四日夜羽田に寄港した際の事情について、またそのときの取り扱いについて、少し事情説明をまず求めたいと思います。

第75回国会 外務委員会 第8号(1975/03/07、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは、私は、小麦貿易規約及び食糧援助規約の有効期間の延長に関する議定書について主にお尋ねをするわけでありますが、日本国憲法の七十三条に言う「条約」の中に議定書は入りますかどうですか。
【次の発言】 おっしゃるとおり、これは法の体裁からいいますと、形式的な面と実質的な面と両面から考えなければならないということだろうと思うのですが、一応憲法で言うところの条約からすれば、形式的には典型的ないわゆる条約、それから協定、宣言、取り決め、議定書、決定書、覚書、交換通牒等々、全部を一応ひっくるめまして、形式的には条約と呼んでよろしいというのが、いわゆる通則であります。有力説というのはそういう……

第75回国会 外務委員会 第9号(1975/03/14、33期、日本社会党)

○土井委員 まずお尋ねをしたいのは、千九百七十一年の国際小麦協定の有効期間の延長に関する議定書の問題について、わが国は締約国とみなされていますかどうか。
【次の発言】 この議定書を国際会議の場で採択をされて、そして後に日本はどのような手続をいままでにとっていらっしゃいましたか。まず、ひとつ順を追って日時を明確にしながら経過説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 その暫定的適用宣言は、根拠をどこに置いてなすったわけでありますか。
【次の発言】 伊達参事官に申し上げたいと思います。要らない御発言は結構です。私がお伺いしていることに対して的確にお答えください。  この議定書の第八条の条文に根拠……

第75回国会 外務委員会 第10号(1975/03/19、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、これから外交上の問題というよりもむしろ人道問題にかかわることについてまずお尋ねをしたいと思うのです。  私たちは、昨夜は冷えましたねと何の気なしにお互い朝あいさつを、けさも取り交わすわけでありますが、そのゆうべ少し冷える数寄屋橋のところで、中学校一年生のお嬢さんを頭に、五人のかわいい子供たちとそのお母さんが、お父さんあるいは夫の無実をハンストで訴え続けておられるわけであります。  これは崔哲教さんの家族でありますが、崔哲教さんの家族と申しますともう新聞にも一部報道がされておりますので、外務大臣も恐らくは内容についてあらましはご存じでいらっしゃると思います。皆様にもかわいらしい……

第75回国会 外務委員会 第11号(1975/03/26、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、私は、質問に先立ちまして、サウジアラビア、ファイサル国王の御逝去を悼み、哀悼の意を表したいと存じます。  外務大臣、この国王の死は日本に対してどのような影響があるというふうにお考えでいらっしゃるかを、まずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 宮澤外務大臣はアメリカを訪問されるという御予定がおありになるわけでありますが、先ほどの御答弁の中にも、日本の安全保障について、訪米の上で何らかの話し合いがあるという御趣旨の御答弁がございました。話し合いをするだけでなしに、何らかの約束をその席でなさるという御予定がおありになるかどうか、つまり、わが国の安全保障について日米間である……

第75回国会 外務委員会 第16号(1975/05/07、33期、日本社会党)

○土井委員 簡明に御質問いたしますから、簡単に明確にお答えをいただきたいと思います。  まず、この十日に国際海洋法会議が終わるわけでありますが、今回のこの国際海洋法会議では何も決まらないで閉会するというふうに政府自身はごらんになっていらっしゃるのかどうか。また、何かの取り決めができるというふうにお考えになっていらっしゃるのかどうか。  実は、これは言うまでもございませんが、宮澤外務大臣、安倍農林大臣は、従来領海十二海里については決断せざるを得ないというふうに見ておられたことを私たちは承知いたしております。したがいまして、その問題は現在ではどうなさるおつもりでいらっしゃるかということもあわせてお……

第75回国会 外務委員会 第17号(1975/05/23、33期、日本社会党)

○土井委員 今回問題になっておりますプラスチック製のスキーぐつ、このプラスチック製のスキーぐつ以外にも、たとえば繊維関係の品目であるとか、それからグローブであるとかミットであるとか等々、多くの譲許税率の引き上げを要する品目がほかにもあろうと思うのでございますが、今回、特にこのプラスチック製のスキーぐつについてこれを選択された政策理由をまず御説明賜りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、特にスキーぐつに対して、わが国の国内で生産をいたしております企業を守るということ、とりわけ皮でつくられるスキーぐつの生産をいたしております国内の企業を守るというところに主眼があるというふうに考えてよう……

第75回国会 外務委員会 第19号(1975/06/04、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、ILO条約の内容それ自身、つまり本題に入ります前に少しただしておきたいことがございますので、この事柄から取り上げていきたいと存じます。ILO条約はILO憲章によりまして採択されて後、一年以内に国会に提出されるということになっております。ILOの百二号条約についても、わが国の場合は条約について日本語の訳文を作成をして、そうして国会に提出をされているわけでありますが、今回、このILO百二号条約の批准承認を求めるために、新たに国会へ提出されました条約の条文の日本語訳文と比較をいたしました場合に、二十三年間、いままでこの訳文に従って取り扱いを進めてこられましたその本来の訳文との間で差……

第75回国会 外務委員会 第20号(1975/06/06、33期、日本社会党)

○土井委員 いよいよ懸案のと申し上げてもよい核兵器の不拡散に関する条約についての質問を開始するわけでありますが、まずこの条約を政府が署名される際に出されております日本政府の声明がございますね。あの声明の内容と、それからそれとは別に、ことしの四月二十二日に自由民主党の方から政府に対する要望事項として「核防条約の批准に関する件」という、内容は六項目にわたる、本条約提出に先んじての要望事項がございますね。それらの内容はただいますべて現実的には満足されているというふうにお考えになっていらっしゃるのかどうかをまずお尋ねいたします。
【次の発言】 まずまずと、まずという表現をおとりになりましたが、それなら……

第75回国会 外務委員会 第21号(1975/06/11、33期、日本社会党)

○土井委員 まず参考人の諸先生方に、本日はお忙しい中を当委員会のために御出席をいただきましたことを、御礼申し上げたいと存じます。  さて、このILO百二号条約の中身は、社会保障ということを具体的に問題にしている条約なんですが、私たち日本では、御承知のとおりに日本国憲法の第二十五条という条文がございまして、すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活が保障されていなければならないわけでございます。きょうも参考人の先生からそういう趣旨の御発言がございましたが、すでにこのILO百二号条約が採択されて二十三年という長い月日がたってしまっている。その間、一体何をしていたのかという問題も一つございます。それか……

第75回国会 外務委員会 第22号(1975/06/13、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表して、ただいま議題となりました動議についてその趣旨の御説明をいたします。  案文の朗読をもって趣旨の説明にかえさせていただきます。  案文を朗読いたします。    婦人関係ILO条約の批准促進に関する件一、国際婦人年の意義に照らして、政府は、未枇准の婦人関係ILO条約をすみやかに批准するよう努力すべきである。一、政府は、一〇二号条約に関し今回受諾しない部門、特に、母性給付及び遺族給付について、本条約の趣旨をふまえてその改善をはかるとともに、すみやかに条約第四条1の規定に基づぐ義務受諾の通告を行うよう努力すべき……

第75回国会 外務委員会 第23号(1975/06/17、33期、日本社会党)

○土井委員 質問を申し上げるに先立ちまして、本日、大変お忙しい中を当委員会に御出席の諸先生にまず御礼を申し上げたいと存じます。  さて、きょう実は御発言を伺いました今井参考人はかつてジュリストに論文を掲載をなすっている。私それを拝読をいたしまして、種々その中からも問題点がございますが、まずきょうの御発言とも触れる部分で「核防の体制の中で米ソに対して核軍縮の実行を迫る主導権を取るほうがはるかに有利な外交方針であろう。」というふうに論文の中でも今井参考人はお述べになっていらっしゃるわけです。ただ、日本といたしましては、御承知のとおりに、アメリカと安保条約を締結をいたしまして、核のかさの下にある国で……

第75回国会 外務委員会 第25号(1975/06/25、33期、日本社会党)

○土井委員 今回、日ソ漁業協定が調印されたわけでありますが、この協定の第一条で規定をされておりますように、この協定の適用海域というのは「公海水域」ということになっているわけです。これはあくまで漁業操業に関しての取り決めでございまして、水産業の安定を図っていくという協定からすると、これは基本的には一番大事な点がどの程度これで解決をされていくかという面も含めまして、本来的に解決をされていない問題をはらみながら、漁民の願いからするとほど遠い課題を背負っての協定だということを言わざるを得ないわけです。記してありますとおり、単に日本の沿岸漁民が耐えられない急激な環境変化を避けようという応急対策ということ……

第75回国会 外務委員会 第26号(1975/06/27、33期、日本社会党)

○土井委員 去る十人目に、ニューヨークの日米協会で、アメリカのキッシンジャー長官の演説があり、また次いで二十三日に、アトランタにおいてキッシンジャー長官が同盟国の防衛努力について演説をされているわけでありますが、これは外務大臣もよく御承知のところであります。この二つの演説に対してどのように現在評価をなすっていらっしゃるかをまずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いま概括的にお答えになったわけですが、十八日の日米協会の演説の中でキッシンジャー長官は、従来日本の外交筋との間で外相レベルの接触というのは何回か行われてきた。ところが、今回年二回定期協議というものをしてはどうかという提案がご……

第75回国会 外務委員会 第27号(1975/07/02、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいまより万国郵便条約についての質疑を開始するわけでありますが、まず、一般的に申しまして、日本と国交のある国との間での郵便物の交流については、これは常識的に判断いたしまして安心できるところなんですが、日本と国交のない国との間での郵便物の交換というのは一体どういうことになるか。たとえばアルバニアに対しての取り扱いについてお尋ねをしたいと思うのですが、アルバニアに郵便物を送る場合にはどのような取り扱いになっておりますか、まずその点をお尋ねいたします。
【次の発言】 年間どれぐらいの件数がそれについてございますか。
【次の発言】 それは年々増加していくという傾向にございますか。減ってい……

第75回国会 外務委員会 第29号(1975/07/31、33期、日本社会党)

○土井委員 実は、けさ日本社会党の金大中氏事件調査特別委員会の方から公表いたしました文書がございます。この文書は七月の中旬に入手いたしました資料でございまして、全文非常に短い文章ですが、ハングル文字で書かれております。発信者は韓国の野党の一議員でございます。ただ、この情報を海外に伝えたということが暴露されますと、御承知のとおり身辺が危険になるおそれもございますので、名前は一切私はここで申し上げるわけにはまいりません。ただし、金大中氏自身ではないということだけを一つ明らかにしておきたいと存じます。  この短文のハングル文字を日本語に訳しますと、表題は「金大中氏事件真相」と書かれてございまして、金……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1975/01/23、33期、日本社会党)

○土井委員 今回のC重油が海に流れ出た事件というのは天変地変じゃないので、やはり人のなしたわざであります。人のなしたわざであるけれども、廃棄物という概念には当てはまらない。事故ということでありましょうから、港則法の対象にはならない。海に流出をしている油については消防法や災害対策基本法が対象にはしていない。そこで、海に流れ出た重油に対しての防除ということに対しては、第一義的にだれがなすべきなんでしょう。海上保安庁長官お見えですが、企業なんですか、海上保安庁なんですか、消防署なんですか、自治体なんですか、いかがです。
【次の発言】 ちょっといまの御発言は現行法から推して怪しげな発言です。本当にそう……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1975/02/14、33期、日本社会党)

○土井委員 けさほどから、お三人の参考人の方々にいろいろ質問が展開されまして、その中で出た問題は、やはり先ほどの御質問、答弁の中にも出ましたけれども、審議会のあり方、中公審そのもののあり方という問題であります。いま長官が御答弁になったのは、これからの審議会について人選をどうするか、運営をどうするかという問題に中心が置かれた御答弁でありましたが、私これから承りたいことは、当面のこの自動車の排出ガス規制について、すでになされた答申に対する取り扱いの問題なんです。  この答申が出されるまでに、公開性が認められていなかったことのために、種々思わしくない問題が出てまいりました。これは単に誤解じゃない。先……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1975/02/18、33期、日本社会党)

○土井委員 関連して。  先ほど環境庁長官の御答弁を承っておりますと、どうも瀬戸内海環境保全臨時措置法に対しての御認識を十分にお持ちでないかのごとくに拝察をするわけであります。  それは、条文をただして申しますと、おっしゃっている条文の根拠は、恐らく、第四条の(排出水の排出の規制の強化)という項目がございまして、その中身でおっしゃっていると思うのでありますが、よくそこをごらんいただきますと、そこに規定をされております中身は、こうであります。「化学的酸素要求量で表示した汚濁負荷量を昭和四十七年当時の二分の一程度に減少させることを目途として、関係府県ごとの当該汚濁負荷量の限度を定めなければならない……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1975/03/04、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、本日大変お忙しい中を御出席いただきました参考人の皆様に御礼申し上げて、質問に移りたいと思います。  まず最初に、倉敷市の消防本部の岡野消防長さんにお尋ねしたいと思うのですが、例の昨年十二月十九日の水島に起こりました三菱石油の油流出事故について、公害対策でなしに、災害対策基本法というのが発動されたかどうか、それをひとつお聞かせくださいませんか。
【次の発言】 その発動がなかったということについては、消防長さんはどの辺に理由があるというふうにお考えですか。また、そういう発動は必要性なしというふうに御認識なすっているのですか。いかがでございますか。

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1975/05/16、33期、日本社会党)

○土井委員 本日、お忙しい中を、各参考人の皆様御出席をいただきまして、まず、質問に入る前に、御礼を心から申し上げたいと存じます。ありがとうございます。  楠本参考人にまずお尋ねをいたしたいのですが、この新幹線鉄道騒音に係る環境基準が、もし実施できないのならば、スピードダウンもやむを得ないであろうという御趣旨の御意見を、先ほど拝聴したわけですね。スピードダウンとおっしゃいますが、いまお考えの中に、どの程度のスピードダウンならば、何とか住民の方々の被害を最小限度に食いとめることができるのではあるまいかというお考えがおありになるならば、お聞かせいただきたいと思います。

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1975/06/03、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、本日はお忙しい中を、お三人の参考人の皆さんが、遠いところを本委員会に御出席いただきましたことに、御礼を申し上げたいと存じます。  さて、時間が限られておりまして、わずか三十分の間に二人質問をするわけですから、もう前置きも一切省きまして、率直にお尋ねをしたいと思うのです。  徳島の近藤さん、国と自治体を相手取っての訴訟に踏み切られたわけなのですね。先ほどの御発言の中には、NHKの朝のテレビドラマの「鳩子の海」に出てくる「日本よ日本」から始まる「ドドンガドン」に大変感激をして、提訴に踏み切ったといういきさつのお話がございましたが、それ以外、何かどうしても裁判に訴えて出なければなら……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1975/06/24、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいま江田三郎委員の方から、水島の三菱石油の流出事故についての御質問があり、そうして三菱石油が操業再開について非常に強い要望のもとに、ただいま各自治体についての説得なり申し入れなりを非常に強くされているという事情について、それを私も伺って知っているわけでありますが、先日、石油コンビナート等災害防止法案を連合審査で審議する席上、水島の三菱石油の油が流出したあの事件について考えていった場合に、水質汚濁防止法という法律から考えて、これは排出口から出ている油があるわけでありますから、これをどう取り扱われるかということについての質問を、私はしたわけでありますが、この質問の仕方がもう一つ不適……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1975/07/04、33期、日本社会党)

○土井委員 それでは、後もう一つの問題もございますが、先に大阪国際空港の航空機騒音問題の方から質問をさせていただくことにいたします。  先ほど来、エアバス乗り入れについての質疑が続いておりましたが、飛行場部長、お尋ねいたしますが、エアバスと申しますと、騒音がエアバス乗り入れによって低くなるので、騒音対策になるという点も、一つは運輸省としては問題にされておるやに私はお伺いしておりますが、エアバス、エアバスとよく言われますが、いまお考えになっていらっしゃる機種は、一体どういう機種をお考えになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 ロッキードL一〇一一というのはわかりますが、ジャンボという機種は聞い……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1975/08/08、33期、日本社会党)

○土井委員 きょう、私は自動車の公害問題について、特に具体的には国道四十三号線における自動車公害問題についてお尋ねをするわけですが、まず基本的なことで一つ確かめておきたいのは、ただいま自動車の騒音の許容限度というのが、どのように考えられているかということをあらまし御説明賜りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁で、ただいま、そのことに対して検討中というふうなことでございますが、橋本局長、現状は一体どういうふうに基準が決められているかということ、ひとつ御説明賜りたいのですが。
【次の発言】 許容限度について、いま御説明賜ったわけですが、いわゆる環境基準というのがございますね。自動車の騒……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1975/09/09、33期、日本社会党)

○土井委員 本日は、お忙しい中を参考人の皆様には大変、御苦労さまに存じます。  まず私は、日本化学工業株式会社の社長でいらっしゃる棚橋参考人にお伺いをしたいのですが、これは端的にお答え願いたいのです。社長は、当初、六価クロムを無害とおっしゃった。ところが、それが後になって、昭和四十六年以前は有害とは思っていなかったという趣旨の御発言に変わってきています。その理由はどの辺にございますか。
【次の発言】 先ほどの御発言からすると、またこれは変わってきたような調子です。先ほどは、工場内については職業病ということをお認めになりながら、地域については余り大きな問題ではないがごとき御発言があったのです。い……

第75回国会 社会労働委員会 第21号(1975/06/13、33期、日本社会党)

○土井委員 ことしは国際婦人年という言葉があらゆるところで聞こえるわけでありますが、本日のこの審議も、おそらく、ことしは国際婦人年ということで設定をされた委員会での審議の場所だと存じます。  ところで、私がお伺いしたいのは、一体何のためにことしは全世界を挙げて国際婦人年という運動に取り組むことになったのかという、政府がこの問題に対してどういう御認識を持っていらっしゃるかということであります。まずお伺いしたいのは、この国際婦人年ということについてどういうふうに御理解をなすっていらっしゃいますか、いかがです。政府はどなたでも結構ですから、お答えなさる方どなたでも結構でございますから……。

第75回国会 予算委員会 第17号(1975/02/20、33期、日本社会党)

○土井委員 まず質問に先立ちまして、本日お忙しい中を御出席いただきました三参考人の皆様に御礼を申し上げてから質問に入りたいと思います。  私の質問を申し上げたいことは、自動車排ガスの五十一年度規制に関する問題でございまして、この五十一年度規制については、御承知のとおり、去る十二月二十七日に中央公害対策審議会の方から答申が出ております。ところが、それに先立ちまして十二月の十日の日に、これもまた御承知のとおり、自動車排ガスの五十一年度規制問題で、下部機関である自動車公害専門委員会の報告書をもとに大気部会が開かれまして、そうしてそこで出された報告書どおりの答申が当初は出されるやに世上は伝えられていた……

第75回国会 予算委員会 第24号(1975/06/10、33期、日本社会党)

○土井委員 二年前に、当時の環境庁長官でいらした三木総理も、そうして私も、瀬戸内海がもう汚れるだけ汚れてしまっている、これをこのまま放置すると取り返しがつかないことになるという危機感と、そうして私たちの責任でもって、御承知のとおり瀬戸内海環境保全臨時措置法を制定したわけです。これは議員立法でございますが、この法律を制定したに当たっては、本当にそれなりの苦労を当時の環境庁長官の三木総理もされたし、また、私たちも与野党こぞって、これについては大変な力を傾けてやったわけであります。これが四十八年の十一月の二日に施行されて一年たちますうちに、部分的ではございますけれども、海がきれいになってきたという声……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 外務委員会 第5号(1975/12/10、33期、日本社会党)

○土井委員 本日の当委員会におきまして、大臣は、領海を十二海里にするということについての立法化の用意がある旨を御答弁されました。そのいきさつについては、御答弁の中でおっしゃったとおり、全国の漁民の方々の切迫した要請にこたえるということを考えると、海洋法会議の結論を待つということはどうも時間がかかりそうだ、したがって、ということでございました。ところが、従来から安倍農林大臣は、十二海里の宣言が必要であるということをしばしば委員会の席でもお述べになっていらっしゃいますし、また五日の当委員会におきましては、外務大臣みずからがこの問題については宣言と法制化の二様があることも述べられております。本日はそ……

第76回国会 外務委員会 第6号(1975/12/12、33期、日本社会党)

○土井委員 私は社会保障の最低基準に関する条約、つまりILO百二号条約について、第七十五国会においてもこれについての審議がございましたが、その中身を引き続き確認をする部分、あるいは一部その中身について、そのうちどういうふうな対応が持たれてきたかということについてお尋ねをしておきたいと存じます。  七十五国会の節、このILO百二号条約の審議に当たりまして、時まさに国際婦人年ということであり、また中身からいたしますと母性給付であるとか家族給付、遺族給付等々につきましては特に全国の女性にかかわり合いの深い部門でもございますので、各党から婦人議員が出ましてこれに対しての質問を展開したわけであります。 ……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1975/11/11、33期、日本社会党)

○土井委員 まず私は、本題に入ります前に、大変、残念なことではありますが、環境庁長官にひとつ環境行政の姿勢についてお尋ねをしてから、本題に入りたいと思うわけです。  御承知のとおり、思わしくないことでありまして、大気保全局から、問題が地方自治体に波及し、東京都の公害局あるいは川崎市の公害局等々に、端的に申しますと汚職の問題が波及をしていっているわけでありますが、これから先、全国の地方自治体の中に、環境庁の大気保全局を中心に、こういう問題が続々出ないという保証はどこにもないのです。環境行政のあり方について、やはりこれは考えさせられるわけでありまして、こういうふうになった原因を、環境庁長官としては……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1975/11/18、33期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長代理 次に、木下元二君。

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1975/11/20、33期、日本社会党)

○土井委員 まず私は、大阪国際空港における航空機公害の問題について、お尋ねをしたいと思います。  まず運輸省から、きょうは梶原飛行場部長さんがお見えですから、お尋ねをしたいのは、よくエアバスと言われるわけですが、このエアバスと言われる飛行機の中には、どのような機種を、いま問題にされているか、それをひとつお答え願いたいのです。
【次の発言】 私の質問をよく聞いていただいて、御答弁いただきたいのですが、当面、導入したいなんというふうなことについて、私は問題にしていないのです。いわゆるエアバスと言われる機種は、どういうものを問題になさるか、どういうことが問題になるかということを私は聞いているのです。……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1975/12/05、33期、日本社会党)

○土井委員 去る十一月二十七日に大阪高等裁判所で出されました大阪国際空港騒音訴訟についての判決の中にも、これははっきり書いてあるところであります。「現在午後十時以後の飛行は事実上規制されているが、これに加えて原告らは当初午後八時以後の差し止めを求める動きもあったが、最終的には午後九時以後一時間の最小限の請求に止めたというのであって、本件における原告らのすべての訴訟活動を通じて、この一時間にかける願いは極めて切実なものがある。」というふうに述べられているわけております。実は午後九時から十時の、この一時間の間というのは、大阪空港の騒音直下に住んでいる住民の方々には、私たちがあの一時間どういうふうな……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1975/12/09、33期、日本社会党)

○土井委員 大阪国際空港の騒音訴訟について、国が去る十二月二日の日に上告に踏み切られたわけでありますが、その上告に当たっての運輸省見解というのが公にされております。その中に「国際線については、外交問題すら惹起しかねない惧れがある。」ということで、この国際線については、依然として九時以降の便について、これを禁止するわけにはいかないという趣旨のことをここに述べられ、そして、前回の当委員会において、私が運輸省航空局にこの点をただしたところ、御答弁には、やはり国際線については相手国並びに相手の民間航空会社に対して何ら折衝の用意がないという旨の御答弁があったわけであります。  きょうは、その問題について……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1975/12/12、33期、日本社会党)

○土井委員 昨夜テレビのニュースを見ておりましたら、大阪国際空港を東京に向けて出発する本当に最後の日航機が画面に映ったわけであります。現地の方々も、いよいよ本日の夜八時台をもって九時以降の飛行機は飛ばない、やっとのことで九時以後、静かな夜を私たちは迎えることができると胸ふくるる思いで言われた。私はそれを画面を通じて見ておりまして、胸が熱くなって涙がこぼれたわけでありますが、きょう一つだけ、私はここで確認をしておきたい問題がございます。それは、やはり八日の大阪高裁での決定を受けまして、地元の住民の方々からすれば、何としても目下、気にかかるのはエアバスの導入の問題だと私は思うのです。  そこで、お……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 外務委員会 第2号(1976/03/03、33期、日本社会党)

○土井委員 国税庁にまずお尋ねします。  わが国企業の海外進出に伴っていろいろな不正所得というのがあると思うのですが、四十五年あたりからこちらに、この不正所得の金額と、どれくらいの件数があるかというのを年次別にずっとおっしゃっていただき、その節、一番大口の金額はどれくらいかということもひとつはっきりここでお示しいただけませんか。
【次の発言】 社名まで言えとは言っていないのですが、一番大口の額は一体どれくらいかというのも守秘義務なんですか。それはおかしいと思うのです。それくらいは公表なすってもしかるべきだと思うのですが、一番大口の額だけを私はお尋ねしている。いかがですか。

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/04/23、33期、日本社会党)

○土井委員 申し上げるまでもなく、この核兵器の不拡散に関する条約を批准するかしないかという問題は、わが国の主権をいかように発動するかというふうな問題のみならず、わが国の憲法の中にございます第九条を中心とした平和条項を国際間において具体的に発揮していくというふうなことを考えてまいりますと、非常に大きな意味合いを持っているわけであります。これはもう言うまでもないところであります。  そこで、まず最初にお伺いをしたいのは、昨年の四月二十二日に自由民主党が政府に対して核防条約の批准に関しての要望事項を申し入れていられるわけでありますが、この自由民主党の核防条約の批准に関する政府に対する要望事項全六項目……

第77回国会 外務委員会 第7号(1976/05/12、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、米州開発銀行の協定について質問をいたしますが、先ほど与党の側からも、一つの不安を持ちながら、この協定自身に対して政治的に疑義なしとしないという質問を展開されたようであります。非常に問題の大きい協定内容だと私は思います。それは、大きい問題を政治的に抱えているということももちろんでありますけれども、協定の中で定めておりますそれぞれの規定の中での取り扱い、それは機構であるとか、委員会の構成であるとか、あるいは融資をどのように具体的に決定していくかというふうな問題について考えていっても、なかなかこれは疑義なしとしない大きな問題をはらんでいる協定だと思うわけですが、以下少し順を追って質……

第77回国会 外務委員会 第11号(1976/05/21、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいまより審議をされます三つの協定のうち、まず第五次国際すず協定について質問を始めたいと思います。  お尋ねをいたしますが、今回の第五次協定と前回の第四次協定との主な相違点についてまず御説明を賜りたいと思います。
【次の発言】 そのほか細かいことを言いますといろいろあると思いますが、いまおっしゃった点は第四次と第五次の協定の一番大きな相違点ということになりますね。そこで、条文でも二十二条あたりを確かめてまいりますといまおっしゃったとおりで、この規定によると消費国の供与は義務とはなっていないわけですが、やはり本来は供与しなきゃならないと私自身は考えるわけですが、消費国においてこれを……

第77回国会 外務委員会 第13号(1976/07/28、33期、日本社会党)

○土井委員 昭和四十七年ころの日米間は、黒字国家であるわが国の責任をアメリカ側から問われるような経済環境の中にあったわけですが、そうした環境の中で、わが国のとるべき対応策というのは、国際経済ルールを踏まえた対応策を考慮すべきである、そういうふうに考えられるのにもかかわらず、緊急輸入という人為的な措置でこれを解決しようとしたのが、いわゆる四十七年のハワイ会談、鶴見・インガソル会談であったというふうに認識ができるわけです。当時の新聞は、おみやげ十億ドルの緊急輸入は一体その性格も意義も不明確であるというふうに論じていたわけでありますが、いまにして思いますと、このハワイ会談も、鶴見・インガソル会談も、……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1976/03/02、33期、日本社会党)

○土井委員 きょう私は、自動車公害に悩む道路周辺の住民の生活を保全するという立場で質問をしたいと存じますが、本日、配付されました環境庁長官の所信表明の中を拝見いたしましても「環境問題の推移に対応して、環境行政に対する要請も、単に汚染物質の排出規制の強化にとどまらず、環境破壊の未然防止の徹底、さらにはよりすぐれた人間環境の積極的な創出へと拡大してきております。」というふうな認識をお持ちになりながら、「騒音振動対策の拡充強化」という問題、自動車の特に「騒音について、その許容限度の長期的な低減方策や交通騒音防止のための総合的な対策の検討」に力を入れたいという趣旨のことがございます。  そこで私、きょ……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1976/03/05、33期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長代理 岡本富夫君。

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1976/05/07、33期、日本社会党)

○土井委員 本日お忙しいところを御出席の参考人の皆様に、まず御礼を申し上げて質問に入りたいと存じますが、まず亘理参考人にお聞かせをいただきたいのですが、専門委員の中には国鉄の方もいらっしゃるようであります。また、騒音振動部会にも国鉄の方がいらっしゃるようでございます。ところが、きょう西宮や尼崎の方から出されました意見の中には、新幹線について地元と国鉄側との間で回答書あるいは覚書というふうなものがあって、具体的にどうしたいという意思表示を、国鉄側は、その文書によってなされているという事実が、ここに述べられているわけでありますが、かつて審議の場所で、そういうふうな意見が国鉄側から述べられたことはご……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1976/05/12、33期、日本社会党)

○土井委員 振動規制法案について具体的な問題に入ります前に、一つ基本的なことで、まずお尋ねをしておきたいと思うのです。  この法案を、ずっと通して見てまいりますと基本的には、定義は「特定施設」とはどういうものを指して言うか、「著しい振動を発生する施設」である。しかしながら、その中身は政令でこれを定めるというふうに政令に委任されている政令委任事項となっております。つまり、定義については政令の定めるところによるというかっこうになっております。続いて、規制基準を具体的に問題にしていく地点ということになりますと、これはやはり地域の指定が都道府県知事に預けられるというかっこうになります。したがって今回の……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1976/05/18、33期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長代理 ちょっと待ってください。その前に、さっきの資料提出の件はいいですか。
【次の発言】 きょう私は、いわゆる本四架橋の中でも、この五月の十二日に環境庁長官が同意をされました大鳴門橋の建設問題を中心に、少しの時間、質問をしたいと思います。  この大鳴門橋の問題に入る前に、ひとつ長官に確認をさせていただきたいのですが、この大鳴門橋という橋自身は、単独橋として認識をされているのか、それとも一部橋として認識をされているのか、いかがでありますか。
【次の発言】 地域開発という意味においても、また一部の橋と考えていないとおっしゃる点においても、同じ意味を持っていたのが例の大三島橋であります。……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1976/07/16、33期、日本社会党)

○土井委員 現に川や海が汚されている、大気が汚染されている。その中で公害患者がふえていくという地域は典型的な地域でありますが、開発計画が進むというふうな地域においては、そういう前例を見ながら大変そこにお住まいの住民の方々が不安を持たれるというのは至極、私はこれは当然なことだろうと思うのです。  そこで起こってくるのは、いわゆる住民運動だということになるわけでありますが、最近、一般的に公害地帯というふうに呼んでいい臨海工業地帯なんかについて大変、見受けられる特徴が一つあるのです。それは何かというと、工場が密集している、そういう臨海工業地帯あたりでは、その地域の住民の方々に対して企業側が積極的にサ……

第77回国会 予算委員会 第24号(1976/03/05、33期、日本社会党)

○土井委員 本日、私は、ロッキード問題についてこれから質問をいたしますが、まず最初に、P3Cが必要であるかどうかということは、防衛庁からいたしますと日本の防衛にとって重大な問題であるはずであります。そこで、防衛庁長官にお伺いしたいのですが、日本海の制海権はソ連の手中にあるという意見が御承知のとおりにございますが、防衛庁はこの事柄が日本にとって脅威であるというふうにお考えになっておられるのかどうか。脅威であるということでございますならば、日米安全保障条約第四条が関係すると思うわけでありますが、いかがでございましょうか。
【次の発言】 それでは脅威であるというふうには考えていらっしゃらないというこ……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 外務委員会 第6号(1976/10/22、33期、日本社会党)

○土井委員 いわゆる日韓大陸棚協定についての審議に臨むに当たりまして、ひとつそれに先立って外務大臣に対してお伺いをしたいことがございます。  それは、もう申し上げるまでもなく南北朝鮮がいまのままであるということは、日本、ひいてはアジアにとってまことに不安定な状況をもたらしているわけでありますから、そのためにキッシンジャー長官の国連提案もございますし、わが国においてはさきの本会議における三木総理の演説で、南北同時加盟を所信表明として明らかにされたといういきさつもございます。  そこでまずお伺いしたいのは、三木内閣の外務大臣として、外務大臣御自身のこの問題に対する御所信はいかがであるかということを……

第78回国会 外務委員会 第7号(1976/10/27、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、ソビエトで二十五日開かれましたソ連共産党の中央委員会の総会で、ブレジネフ書記長の演説が行われたわけですが、その演説の中で対日関係を取り上げた部分がございます。そこの中に先ごろソ連機の日本着陸事件に当たって、日本当局のとった行動というのが問題にされておりまして、ソ連政府の声明や、小坂外務大臣とグロムイコ外相との会談で、この日本の行動に対して意見はすでに明確に表明してはいるんだけれども、しかし、このことに対して日本当局の振る舞いが日ソ関係の全般的な空気を著しく陰うつなものにしたということを強調しておきたいというくだりがあるわけです。このブレジネフ発言について、どのように外務大臣と……

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1976/10/12、33期、日本社会党)

○土井委員 本日は、まず冒頭に長官と政務次官、お二方から御就任のごあいさつを承ったわけですが、そのごあいさつの中には並々ならぬ意欲のほどを、私どもはまずお伺いをすることができたわけです。  そこで、その中に長官がお述べになった「環境行政は、国民の健康の保護と」というので始まる部分、これは長官御自身がお医者さんであるというお立場も、われわれはやはり期待をかける一つのよりどころになるわけでございますが、最近、公害健康被害補償不服審査会の委員の方の中に、任期が満了いたしまして、また新たに、これは補償法の規定に従いまして議院の同意事項になりますから、議院で、この新しい委員の方々に対しての同意が求められ……

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1976/10/19、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは私は、大きく分けまして二つのことについて質問を、ただいまからさせていただきます。  まず、あたりで開発事業が進んでまいります。そうしますと必ず環境保全の立場から住民運動が全国津々浦々で起こるのは、ただいま通常であります。かつて私は、このことについて七月十六日の当委員会においても質問をいたしましたが、ひっきょう住民運動というのは、ある一党一派に属しての運動ではなくて、純粋に自分たちの命や、いまの生活を守っていくという立場から、また環境保全という立場から展開される大衆運動だというふうに考えなければならない、そういうふうに思うわけですね。  ところが、きょう私ここに一つの文書を持……

第78回国会 文教委員会 第4号(1976/10/27、33期、日本社会党)

○土井委員 それでは、関連ということで質問をさせていただきますが、先ほど来木島委員がここで質問をされておりました主任制ということに対して、いまの文部省が考えておられる文部行政の姿勢そのものと基本的にはやはり同じ機軸から出ている問題でありますから、したがって、一見違うがごとくに見えて、これは関連質問という意味では意味をなすと私は十分に考えております。  このごろ、人口急増地域でしきりに問題になるのは、小学校、中学校の新設ももちろんでありますけれども、何といってもやはり高校の新設問題というのは非常に深刻になってきていることは、大臣も御承知のとおりでございます。中には人口が急増いたしまして、その地域……


土井たか子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院33期)

土井たか子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 運輸委員会地方行政委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/04/09、33期、日本社会党)

○土井委員 今回の港湾法等の一部を改正する法律案につきまして、いままでもうすでに御質問また御答弁があった問題は重複するかもしれませんが、ひとつ基本的なことをきょうは二、三お尋ねするつもりで質問をただいまから始めたいと思います。  現行の港湾法によりますと、重要港湾の港湾計画というのは、港湾管理者が発案いたしまして、国と調整するというたてまえになっておりますね。ところが、今回の改正案を見ますと、まず国のほうが基本方針を定める、そしてこの基本方針に適合した港湾計画、それが問題にされていっているようであります。一体現行法では、まず港湾管理者が港湾計画を発案するというふうなたてまえが、今回のように、国……

第71回国会 運輸委員会地方行政委員会大蔵委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/06/05、33期、日本社会党)

○土井委員 きょう私は、公害対策あるいは環境保全というふうな観点から御質問をさせていただくわけですが、何しろ時間が四十五分しかござやませんので、こまかい数字であるとかあるいは細部にわたる検討は、一切きょうは差し控えたいと思います。基本的なところでひとつ御質問をさせていただきますから、イエス、ノーをはっきりと、そして意のあるところをあまり時間をかけないで、端的にお答えをいただくことをあらかじめ要望しまして、質問に入りたいと思います。  運輸大臣、国鉄の再建計画も含めまして基本的に運輸省さらに国鉄としてあるべき姿、これはよく国民に対してのサービスを問題になさいますが、この中身は能率性――能率性と言……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会公聴会 第1号(1973/07/16、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは、わざわざ遠路はるばる公述のためにおいでをいただきました方も中にいらっしゃるわけでありますから、たいへんにふだんから健康を害していらっしゃる上に長時間の御労苦でおつかれのところと思います。端的に二問だけお尋ねをいたしたいと思います。  一つは、現行法にございます公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法、これは御承知のとおりに四十四年につくられたわけですが、四十四年につくられて以後、この法律それ自身に対していろいろな批判がある中で、特に一つは指定地域制に対する批判というものは現に被害者の方々の中から強く出ていることは御承知のところであります。  ところで、きょうおいでをいた……

第71回国会 商工委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/09/12、33期、日本社会党)

○土井委員 今回のいわゆる化学物質規制法案の中心になっている問題は、やはり安全性をはっきりさせようという問題だと思うのです。安全性の確認という点から申しますと、今回この法案の中心になっております新規化学物質も既存の化学物質も同様でありまして、既存の化学物質だから軽く考えてよい、新規の化学物質だからきびしく考えなければならないということはないと私は思うのです。そういう点からいたしまして、今回この法案を作成されるにあたって、既存の化学物質についてリストがあるかどうか、安全性の確認があるものとないものとについても区分けがまず第一に必要でありますし、それがどういう部分にどういう状態で使用されているかと……

第71回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○土井分科員 いまの井上議員の徳島貯金局におけるPCBの問題に続きまして、私もPCBに関係のある問題を質問したいと思います。  長野や徳島で母乳から高濃度のPCBが貯金局内部において検出されたというのを大臣は御存じでいらっしゃいますね。
【次の発言】 長野や徳島は言うに及ばず、地方貯金局について、その問題での健康管理あるいは追跡調査、それを国は独自の調査としてその後やっていらっしゃるかどうか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 問題は、一回、二回の検査でこと足れりというのは困るということがまず第一に問題になると思います。慢性毒性が実は問題なんですね。これはもうすでに例のカネミのライス……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○土井分科員 加藤労働大臣、先日、二月二十七日の社会労働委員会ですでに社会党の島本虎三委員から取り上げられた問題でありますから、頸肩腕症候群といえば先刻御承知でいらっしゃると存じますが、御承知でいらっしゃいますね。――これは私はこれからの課題だと見ております。これは単純作業の反復だとか機械労働による腕、手、指等の作業によって引き起こされる一連の職業病と申し上げなければならないと思います。すでにこの問題については、昭和三十九年の九月十六日に「キーパンチャー等の手指を中心とした疾病の業務上外の認定基準について」という通達があって、それを後に、四十四年の十月二十九日に基発第七二三号通達として、中身を……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1973/03/08、33期、日本社会党)

○土井分科員 私は、特に林野庁の長官に、兵庫県の芦屋市にあります元剣谷国有林、それから現にあります剣谷国有林問題について二、三お尋ねしたいと思います。すでに、この問題の趣旨は、昨年の十一月に社会党のほうから申し入れをし、そしてある程度の輪郭をお答えいただいているわけですが、きょうはもう昭和四十八年度の予算案の審議が続行のまっ最中で、しかも、この中身については具体的に少しお答えをしていただかなければならない時期だと思いますので、その点あらかじめ申し上げておいて質問を始めたいと思います。  現在、芦屋市が所有しております元剣谷国有林、このいきさつについてはもはや説明の必要がないかとも思いますが、昭……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1973/03/08、33期、日本社会党)

○土井分科員 私は、このところ特に急増地域におきます学校建設の問題というのは、日を追っていろいろ問題点をはらんでいるようでありますから、これにしぼりまして、御質問をしたいと思います。  まずお伺いをしたいと思いますが、四十八年度予算のうち、急増地域において特別の対策を何らか講じていらっしゃるかどうか、学校建設、特に校舎の建設関係をめぐって、それについて基本的なひとつ問題を答えていただきたいと思います。
【次の発言】 いまの負担率が少し改善されるとか、それから単価についても少し割り増しを考えていくとか、これは基本的に大事な問題なんですが、何といっても、急増地域というのは過密地帯なんです。いま問題……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 運輸委員会地方行政委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1974/02/22、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいまから私質問させていただくわけですが、与えられております時間がたいへんに短うございます。そこで質問のほうも思い切りはしょって質問をいたしますが、ひとつ端的な御答弁をあらかじめ要望いたしておいて質問に入ります。  まず、昨年の七月この航空機騒音防止法改正案を国会に提出されるにあたりまして、運輸省航空局長名で、伊丹、豊中など大阪空港周辺自治体の同意を取りつけるために出した文書がございます。その中身はもう周知の中身でありまして、四十八年の七月九日という日付が打ってございますが、その中に「現大阪国際空港の将来のあり方については、新関西国際空港との関連において十分検討を要するものである……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○土井分科員 きょうは、これから私、大きく分けまして二つの質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに航空輸送の大型化に伴う問題なのでございますが、これはもうたいへん運輸大臣も御心配、御苦慮なさっているところだと思います。現地時間の三月三日午後零時四十五分過ぎ、パリのオルリー空港離陸直後、トルコ航空のDC10が墜落をいたしまして、日本人の乗客四十八人、たいへんとうとい命でございますが、この犠牲を含めて三百四十五人の方が一挙になくなられた。この事件以後、どうも大型化という問題についてはいろいろな観点から問題が提起されているわけであります。  まずお伺いしたいのは、これは何といいましても現場……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○土井分科員 私がここに持ってまいりましたのはトイレットペーパーの包装袋でございます。ひとつ参考までに持ってきてみました。この包装袋にはJISマークがございます。通産大臣、ひとつごらんいただいてまずお聞きしたいことがあるのです。  この包装袋には百十四ミリ掛ける六十五メートル、四ロール、二枚重ね三二・五メートルとございますが、このトイレットペーパーはいま幾らで売られていることが通産大臣のお立場からするとよいとお考えでありますか。
【次の発言】 これは二百四十円です。やはり二百四十円で売っている店でこれは買い求めたわけでございます。  ところで通産大臣お伺いしたいのですが、これが百十四ミリじゃな……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○土井分科員 昨年の暮れに、私たちにとっては突然でございましたが、内閣総理大臣の、田中首相構想と申し上げてもいい、海外経済協力専門の担当大臣を新設するということが問題になりました。いまこの担当大臣の件は、大平外務大臣、どのようになっておりますか。
【次の発言】 どうなっておりますかと、質問をさせていただいたわけであります。いまのは、その担当大臣というものが一体どういうものであるかという、いわばコメントみたいなものでありますが、そんなことじゃないです。いまどうなっておりますかということに対して、ひとつお答えをいただきたいです。
【次の発言】 しかし、私たち聞くところによりますと、この担当内容とい……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○土井分科員 文部大臣、日本の教育の基本となるのは教育基本法という法律がはっきりとそこに定めておりますとおりで、まず前文の個所に「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。」こうございま……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○土井分科員 ただいまは医師、医学者についての教育のあり方、養成のあり方についての御質問が続行されてきたわけでありますが、それとも関連が少しはございますが、私、いまから教育職員の免許のあり方について、ちょっとお尋ねをしたいのです。  いま全国の都府県の教育委員会の窓口に、中学校の教諭、高等学校の教諭の一級、二級普通免許状についての授与願い、これを申請されている時期でありますが、聞いてみますと、大学から一括して申請するのではなくて、大学生卒業して、二、三年たって、一人一人、個々に授与願いを窓口に持ってこられる方々がございます。そういう方々の中には、先般、教育職員免許法が一部改正をされて、それに従……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、日本社会党)

○土井委員 私はポストベトナムという現実の問題に立脚をいたしまして、少し防衛庁長官にお尋ねをしたいと存じます。  ことしに入りまして、御承知のように連鎖反応のような状態で引き起こされてまいりましたインドシナ情勢の急変で、アメリカが撤退をいたしました。カンボジア、南ベトナムの両反共政権の相次ぐ敗北、そうして崩壊という結末を迎えました後、アジアでの次の舞台は恐らく朝鮮半島であろうというふうな声がただいま急速に高まってきておるわけですね。事実、金日成主席を団長とする朝鮮民主主義人民共和国の代表団の訪中がございまして、これに対して韓国の朴大統領は北の脅威というものを強調いたしております。五月の十日には……

第75回国会 地方行政委員会商工委員会災害対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/19、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいま審議をいたしておりますこの石油コンビナート等災害防止法案というのは、もう言うまでもなく、昨年十二月十八日から十九日にかけて起こりました岡山県の三菱石油の水島製油所でのC重油の流出事故に端を発する一般の認識ということがもとになって、やはり緊急を要する問題というところでこの法案が作成されたといういきさつを、私も承知をいたしております。そういうふうな点から、先ほど、まず、いろいろな関係省庁に、やはり縦割り行政でこの安全対策、保安対策、防災対策を講じようとすると、多岐にわたる問題がある。いま、現行法でこれを問題にしていっただけでも、これはいろいろ大変な行政サイドでのやりとりがあるわ……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○土井分科員 まず建設省の方に、建設大臣も御出席でいらっしゃるわけでございますが、きょうお伺いしたいのは、プレパブリケーションの家、いわゆるプレハブ住宅の問題でございます。  まずプレハブ住宅の利点というのは一体どの点にあるかというのを簡単で結構でございますから御指摘いただけませんか。
【次の発言】 いまお述べになった後の方のマスプロダクションによる値段の低下、これは安くてよいという利点もあるかもしれませんが、片やマスプロダグションによるいろいろな欠陥、消費者の方からすると欠陥が最近だんだん目立ってきておるようであります。  そこでお伺いしたいのですが、建設省とされては、このプレハブ問題につい……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○土井分科員 昨年の八月十三日に航空審議会の方から「関西国際空港の規模及び位置」という答申が出ておりますが、その中に、もうこれは世上広く知られておりますとおりに、「新しい空港は、大阪国際空港の廃止を前提として、同空港の機能を代わって受け持つ能力のあるものとしなければならないと認識した。」ということでこの答申は出発をいたしまして、そうしてこの四つの候補地の中から泉州沖を適当と考えるという答申が出されたわけでございます。  そこで、まずお尋ねしたいのは、あの答申の中身を見ますと、種々いろいろな裏づけをもって昭和六十年ということを一つの目途としながら新空港の建設ということをお考えになっている答申であ……



土井たか子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2023/02/05

土井たか子[衆]在籍期 : 32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期-40期-41期-42期-43期
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