このページでは土井たか子衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○土井たか子君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、橋本内閣総理大臣の施政方針演説に対して質問いたします。 質問を始めるのに先立って、ペルー・リマの日本大使公邸で反体制武装グループによって人質となられている同胞、ペルー、ボリビアの方々の一日も早い解放に向けて、日本政府が一層の努力を傾けることを望みたいと思います。 また、被害が広域化し、深刻化しているロシアタンカー・ナホトカ号からの日本海の重油流出事故についても、待ったなしです。潮の流れの速さとの競争です。これを災害ととらえ、災害救助法の発動も考え、有効な対策が迅速にとられることを望みます。橋本総理も率直にお認めになっているように、政府の……
○土井たか子君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、橋本内閣総理大臣の施政方針演説に対して質問いたします。 総理は、今回の演説で、政府施策の優先課題として、経済、教育、外交の三点をお挙げになりました。まことに政治はそれらの局面で重大な立場に置かれております。そうした課題意識そのものは、私たちも共有するものであり、素直に賛意を表したいと思います。(拍手) しかしながら、総理の演説を感慨深くお聞きしながらも、私が考えておりましたのは、こうした言葉の一つ一つが果たして人々の心にどれだけ届くであろうかということでありました。どれほど立派な言葉が並べられようと、国民はなかなかそれを信じられないほど……
○土井たか子君 社会民主党・市民連合を代表して、私は、小渕内閣総理大臣所信表明演説に対して質問いたします。 七月に行われました参議院選挙で、大きな変化を求める民意がはっきりと示された後の小渕新政権の誕生でありますから、私は、非常な期待を持って所信表明の演説を聞かせていただきました。そして、大変落胆をいたしました。この演説のどこに民意にこたえる反省があり、どんな新鮮味があったでしょうか。どこに日本再生の具体策が、迫力を持って描かれていたでしょうか。 参院選での民意とは、これまでの政治のあり方、行政のやり方ではだめだ、大きく変えなさい、そして未来に対する方向をしっかり示してほしい、こういうこと……
○土井たか子君 社会民主党・市民連合を代表して、小渕内閣総理大臣の施政方針演説に対して質問をいたします。 今、日本は深刻な危機の中にあります。そして、この第百四十五回国会は、その危機を克服し、国民の未来を決定づけるための重要な選択を行う国会であります。戦後史に画期をなすかもしれぬ重要な岐路を前にして、国会に身を置き、その決定に責任を負う政治家の一人として、私は身の引き締まる思いでここに立っております。将来において国民に禍根を残さぬような、誤りなき決断をこの国会が下すことができるかどうか。私たち社会民主党・市民連合は、相当の決意と覚悟を持ってこの国会に臨んでいることを、まずは申し上げさせていた……
○土井たか子君 社会民主党・市民連合を代表いたしまして、小渕内閣総理大臣の所信表明演説に対して質問いたします。 小渕総理大臣は、演説の中で、自民党、自由党、公明党・改革クラブの連立を、政局を安定させる現下の最善の道と自画自賛して、経済、安全、安心を今国会の課題として示されました。総理の、いつもながらの通り一遍の所信表明において、絞られたテーマが安全であり安心であるというのは、まことに皮肉なことであります。なぜなら、現在の日本で最も失われているのが安全であり安心だからです。 私は、ただいまこの壇上から与党席を見渡しまして、改めてその数の大きさにぞっとする思いを抱いております。私たち衆議院議員……
○土井たか子君 社会民主党・市民連合を代表いたしまして、私は、小渕内閣総理大臣の施政方針演説に対して質問をいたします。 まず初めに、本国会の冒頭から二週間に及んだ異常事態について、総理はどのようにお考えか、その御見解をしっかり伺いたいのでございます。 言うまでもなく、議院内閣制において、議会の多数派、つまり与党が首相を出し、内閣を形成することになっております。もし、この多数派が少数派、つまり野党の批判、主張に耳を傾けず、まともな議論もせず、数を頼んでごり押しで決めてしまうというならば、もはや議会の意味はございません。野党もまた国民の代表であります。自自公政権は、この国民の代表の声を全く無視……
○土井たか子君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、森内閣総理大臣の所信表明演説に対して質問をいたします。今回は、国民の負託にこたえなければならない国会を構成する議員の一人として、どうしてもはっきりさせておかなければならないことがございます。 森新総理の所信表明演説を聞きまして、私が共感を持ったのは、ただ一点でございます。それは、急病に倒れ、退陣を余儀なくされた小渕前総理大臣の一日も早い御回復を祈られたくだりであります。 もともと、政治家の仕事というものは、休むことを許されない激務であります。とりわけ、日本全体の責任を負う内閣総理大臣の日常は、想像を絶する過酷なものと言わねばなり……
○土井委員 まず最初に、総理に外交姿勢について承りたいのです。 二十一世紀における我が国の外交はどうあるべきか。新世紀の幕あけを間近に控えておりますが、我が国に問われている最重要な課題と私は思います。 第二次世界大戦後の我が国は、平和主義を掲げた日本国憲法のもとで、国連中心主義という外交方針を打ち出しました。そしてまた、専守防衛、非核三原則を基礎としながら、国際社会の安定確保と繁栄のため、武力ではなくて、対話による外交を推進してきたはずであります。 国家の外交政策と安全保障政策は不可分の関係にあると思います。それは、国家の安全保障政策を語る上で、総理は抑止と対話とおっしゃるのですが、逆で……
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