このページでは山口鶴男衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○山口鶴男君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員中島源太郎君は、去る二月七日、急性肝不全のため、慶応大学病院において逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 中島君とは、同じ群馬県選出の議員として、内外の政情あるいは郷土の将来についてともに議論し、ともに語り合ううち、私は、君の豊かな学識と清廉潔白でさわやかなお人柄に深く魅せられ、また、君の政治に対する真摯な姿勢に心から敬服いたしておったところであります。 今国会の召集日には、元気な姿をこの本会議場でお見かけしましたのに、前橋で君の突然の訃報に接し、ただただ驚愕するばかりでありました。翌八日、駒場の御自宅に駆けつけまし……
○山口鶴男君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員長谷川峻先生は、去る十月十九日、肝不全のため、順天堂大学附属病院において逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 先生は日ごろみずからの健康を誇り、その活動もまた壮者をしのぐものがありました。それゆえに、私どもは、先生が入院されたと伺ったときも、やがては病を克服して再び元気なお姿を見せてくださることとかたく信じてやまなかったのでありますが、今やその期待もむなしく、不帰の客となられました。先生の思いがけない急逝の悲報に接し、まことに痛恨きわまりないものがございます。 私は、ここに、諸君の御同意を得まして、議員一同を代表し、……
○山口(鶴)委員 まず、海部総理にお尋ねしたいと思うのですが、昨年七月のあの参議院選挙、主権者である国民の皆さん方はあのような厳粛な選択をされたと思います。現在、参議院におきましては、与党は少数、野党が多数という政治状況であります。今回の総選挙によりまして、自民党は衆議院におきましては安定多数を確保されました。しかし、この参議院における野党優位という状況は変わらないと思います。このような状況を称しまして、一部の人たちは衆参ねじれ現象であると、こう言っております。海部総理は、現在の政局をねじれ状況、このようにお考えになりますか、どうお考えですか、その点をまずお伺いをしたいと思います。
○山口(鶴)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、若干の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず、中東問題についてお尋ねをいたします。 今回のイラクのクウェート侵攻は、国連憲章さらには国際法違反のまさに許しがたい行為であると認識をいたしております。ただ我々は、この問題をいかにして平和的に解決をするか、このことに全力を挙げるべきだ、かように認識をいたしております。 我が国は、これら中東の地域に対して植民地化したこともございません。また、我が国は武器輸出三原則を堅持をして、そうしてイラク等これら中東の国々に対して一切武器を輸出をいたしておりません。そういう意味では、我が……
○山口(鶴)委員 磯村先生のお話は、私よくわかります。ただ、日本をアメリカやドイツのように連邦政府にするということは無理だと私は思います。お話のありましたように、日本の単一民族的な状況、また国土の狭さ等から考えましても、それは無理だと私は思います。ただ、先生の御指摘になったように中央政府の権限を思い切ってスリムにするということは、私は大賛成です。 例えば中央官庁の中に自治省というのがあります。人員は一番少ないです。しかし、交付税、交付金を持っていますから、予算の額は自治省が一番多いわけですね。問題は、基準財政需要額等で一般財源として自治体に財源を与えている、その配分だけをやっているから多くの……
○山口(鶴)委員 極めて簡単なことを聞きたいと思うのですが、地震対策についてお触れになりました。私どもも雲仙の災害等を見まして、私の近くに浅間山があるのですが、浅間の噴火から二百年、やはり自然災害は非常に恐ろしいということを感ずる昨今でございます。民間企業ではある程度地震対策は進んでいるけれども、官庁の対策は非常におくれているというようなお話でした。これは極めて大切なことだと思います。どういう点がおくれて、どういう点を即刻やらなければいかぬかというお考えがあったら、お聞かせをいただきたいと思います。
○山口(鶴)委員 いただきました資料、「21世紀の日本人の生活と文化」、そして「21世紀の国土像」、「一、二つの基礎的な元」、「二、日本をとりまく外的条件への姿勢」、「三、国土シス、テムの革新」、こう来て、「四、新首都「北上京」の建設」、こうなるのですが、何か一、二、三から急に四の結論、こう書いてあるわけでして、一体これはどういうことかなというふうに思いますので、その間、こういう理由で四が出るんですよという御説明をいただければありがたいなと思います。 それから同時に、四では、「東京に政治の中心があること自体が諸悪の根元である。」私も悪いとは思いますが、これ一言だけでずばっと言うのでは、何か一……
○山口(鶴)委員 お話を承りました。私どもは、首都を移転するという場合、国会だけ移転をして行政がそのままというわけにはいかないだろう。行政を移すということになりますと、現在の官僚機構、なかなか大変でして、これを移すのは難しいな。その場合、とすれば、今お話があったように、この中央官庁の持っております権限を思い切って地方に委譲して、そして官庁の権限をスリム化して移転しやすいようにするのがいいかな、こう思うわけなんですが、しかし今のお話を聞いたり、それからエコノミストの特集号で堺屋さんがお書きになっている文章も拝見しました。あれを見ると、むしろ中央官庁は業界団体をつくって、業界団体をつくればその業界……
○山口(鶴)委員 御苦労さまでした。 お話のなかった中で一つだけお聞きしたいと思うのですが、雲仙の災害があれほど長期に続くなんということは、私どもやはり想像しなかった。東京及びこの辺の、伊豆半島の地域というのはまさに地震の巣が集中している地域ですね。ですからそういうことを考えますと、大災害というものは、いつかはわからぬけれども、起こり得る可能性というのは、この東京周辺というのは十分あり得るわけでして、そこを考えましたときにこの国会の移転、そして行政の中枢の移転ということは、やはりその面からも緊急の課題として考える必要があるのではないかというふうに思っています。この特別委員会にもそういった専門……
○山口(鶴)委員 茂木先生にお尋ねいたしたいと思います。 今お話を聞きまして、マグニチュード八クラスの巨大地震といいますか、それはある程度、二百年といいますかそういう周期、しかし、マグニチュード七クラスの地震というのは、事前の予知も困難だし、いつ起きてもおかしくない、こうお話しになりました。そうしますと、マグニチュード七クラスの、いつ起きてもおかしくない地震が東京の都心の直下で起きたというふうに想定いたしますと、その被害はどの程度のことが予想されますか、お差し支えない範囲でお示しいただければありがたいと思います。 それからいま一つは、国会を移転する場合に、日本列島一様に危険であるわけではな……
○山口(鶴)委員 御意見を拝聴いたしました。私どもは、今参考人が提起されました自治体への権限移譲を徹底的にやるべきだ、私どももまさに賛成であります。 お話のあったように、パイロット自治体というような考え方、これ自体も大変不十分だったのが、しかもそれが各省の抵抗で後退したなどということは、まことに私ども遺憾なことであると思っております。ですから、地方自治法の末尾にありますこの別表、機関委任事務が都道府県、市町村にわたって膨大なものがあるなどということは、これはできる限り速やかに解消すべきである。 結局、官庁機構の中央集権化が、お話のあったような一極集中を加速しているという状況があるわけですか……
○山口(鶴)委員 まずお尋ねしたいと思うのですが、これは「中間とりまとめ」ということで、内容、お考えについて御説明を賜りました。 今後の課題として一番最後に幾つかの問題を挙げているのですが、これは他の機関でむしろ相談した方がいいのではないか、地方分権の問題とか規制緩和の問題とか、皇居をどうするかとか、あるいは移転場所をどうするとか、時期をどうするとか、それから土地対策、事業主体、財源の問題その他と触れておるわけですが、そうしますと、首都機能移転問題に関する懇談会としては、これは中間ですから、今後何を議論し、何をおまとめしていこうと考えておられるのか、まずそれをお伺いしたいと存じます。
○山口(鶴)委員 どうも御苦労さまです。 岩國さんは行革審の豊かなくらし部会の専門委員もしていただいておるわけですが、今お話を聞きまして、国会を移転する、行政組織も当然ついて移転をする、ただしその場合、現状の中央官庁が持っております職務権限、特に財源、それから許認可権限というものをそのままにして移転をするということであってはならない、国会が移転する場合に、行政組織の中枢的な部分の三分の一が一緒に行くことは当然ではないか、しかし少なくとも三分の一は地方に権限を移譲すべきではないか、こうおっしゃられたわけです。今豊かなくらし部会でその問題についても御議論されていると思うのですが、私ども、この専門……
○山口(鶴)委員 御苦労さまです。私の方から二、三お尋ねをいたしたいと思いますが、ただいまお話を伺いました、有識者会議の座長としての御意見、さらには経団連の御意見、両方お述べいただいたわけです。 そこで、まずお聞きしたいのは、東京にこのような過度の一極集中が実現した、それはやはり政治の責任もあると私は思います。しかし同時に、東京にこれほど一極集中をいたした理由は、経団連傘下の会員である企業が本社の多くを東京に集中をしたというところにやはり大きな原因があったということは否定することができないんじゃないかと思います。この特別委員会は、数多くの有識者の方々の御意見を伺ったのでありますが、その方々の……
○山口(鶴)委員 昭和四十年代、塩川さんと一緒に地方行政委員会の委員をやったり理事をやったりいたしました。あれからもう二十年たつんじゃないかと思いますが、久しぶりに地方行政委員会に来まして、しかも同僚だった塩川さんとこうして議論ができることを大変うれしく思います。 そこでまずお尋ねしたいんですが、最近の新聞あるいは文芸春秋等に細川新党のことが出ております。熊本県知事であった細川さんが新党の提唱をしておられる。私、文芸春秋を見たんですが、要するに、一九五五年体制、そして政権を担ってきた自民党政権では、政界、官界、財界のいわば集権的な国家システムができた、そうしてこの中央行政組織が持つ巨大な権限……
○山口(鶴)議員 ただいま議題となりました国会等の移転に関する法律案につきまして、提出者を代表いたしまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 我が国は、国民のたゆみない努力により今次の大戦による荒廃の中から立ち上がり、かつてない経済的繁栄を遂げてまいりました。 しかしながら、我が国の現状を見ると、政治、経済、文化等の中枢機能が東京圏に過度に集中したことにより、人口の過密、地価の高騰、生活環境の悪化、大規模災害時における危険の増大等の問題が深刻化する一方で、地方における過疎、経済的停滞、文化の画一化等の問題が生ずるに至っております。 本法律案は、このような状況にかんがみ、一極集中……
○山口委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび商工委員長に選任され、光栄に存じますとともに、その職責の重大なることを痛感する次第であります。
もとより微力ではございますが、委員各位の御指導と御協力を賜りまして、委員会の公正かつ円満なる運営を期してまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 この際、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました請願は四件であります。本請願の取り扱いにつきましては、先ほどの理事会において協議をいたしましたが、委員会での採否の決定は保留することとなりましたので、御了承願います。……
○山口(鶴)委員 どうも御苦労さまです。 今、各面からのお話を承りました。賛成です。私ども、そういう今お話のあったような点、特にこの首都機能の移転という場合は、今の霞が関をそのまま持っていくということであってはならない。この際、思い切って地方分権を徹底的にやる。規制緩和も行う。霞が関をスリム化して、そういう中で国会と行政機関、この移転を実現することがいいのではないかという議論も随分いたしまして、御存じだと思いますが、臨時国会で成立をいたしました国会等の移転に関する法律では、この地方分権と的確に関連づけて首都機能の移転を行うべきであるということも法律の中に明確に書いた次第であります。したがって……
○山口(鶴)委員 御案内のように、国会が審議をしますためには定足数があります。本会議は三分の一、委員会の定足数は二分の一であります。 私は農林水産委員会にお邪魔いたしましてから委員会の様子を拝見しているわけでございますが、きょうは自民党さんの席も半数以上おられるようでありまして、かすかすおられるようでございますが、今まで見ていますと、どうも自民党さんの方の席は大変少数、これに対して野党側の皆さん方は、熱心にほとんど出席しておられる。それから、傍聴席には主権者である国民の皆さん方が熱心に傍聴しておいでになる。与党席の方が寂しいというのではやはりまずいのではないかと私は思います。きょうはやや合格……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。