このページでは保岡興治衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。
○保岡興治君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表して、鹿野道彦議員に続き、政府から上程された政治改革関連法案に関して、政治腐敗防止の観点から質問をいたします。 今、国民は政治改革に何を期待しているか。テレビの世論調査を見ても、それは一致して政治の腐敗防止が依然としてトップであります。これは、二度と再びリクルート事件、共和事件、佐川事件、金丸事件、最近のゼネコン事件のようなことが起きないよう、政治とお金の関係を根底から変革してほしいとの国民の期待のあらわれだと思います。 いよいよ政治改革に最終決着をつける国会が開かれました。与野党ともに、小選挙区比例代表並立制を中心とした制度改革の導入によ……
○保岡興治君 我が党が提出をいたしました政治改革関連法案の中から、腐敗防止の部分をなぜ独立の法案として提出したかというお尋ねでございますが、これは、昨日私が本議場において質問の中で述べさせていただいたように、政治改革の中で国民が最も強く望んでいるのは政治腐敗防止であるということでございます。そういったことで、私たちが国会へ今度提出している関連法案の中で、政治腐敗防止の部分に、新しい連座の拡大や立候補資格剥奪など、制裁措置あるいは罰則の強化を盛り込んでおります。そういうことを国民にわかりやすく理解していただくような論議をするために、独立の法案とした次第でございます。(拍手)
○保岡興治君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表いたしまして、我が党が提案いたしました政治改革五法案に対して賛成の意を表し、内閣提案の関連四法案に対し反対の意見を述べるものであります。(拍手) 私は、今、万感胸に迫る思いを持ってこの議場演壇に立っております。 リクルートスキャンダルが発生して以来、我が党は、政治改革の実現に向けて、最大限を努力をしてまいりました。その間、党内外を問わず、真摯な努力を尽くされてきた方々に、心からの敬意を表するものであります。(拍手) 五年間という歳月の流れ、それは、我々政治改革を論議してきた政治家にとっては、あっという間の時間にも感じますが、一方、国民の目……
○保岡興治君 ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、提案の趣旨及び内容の概略を御説明申し上げます。 いよいよ今国会において、衆議院議員の選挙区の区割り法が成立し施行されれば、本年一月の国会で成立したいわゆる政治改革関連四法も全面的に施行され、六年以上にわたり七つの内閣が取り組んできた、時代の大転換期を乗り切る日本の新しい政治の創造が本格的に進む土台ができることになります。 ここで、我々は、何ゆえこの大きな政治改革が起こったか、もう一度その原点に立ち返るべきであります。それは、七年前、竹下内閣のもとで火のついたリクルート事件等による国民の政治に対する徹底した不……
○保岡興治君 ただいま議題となりました特定住宅金融専門会社が有する債権の時効の停止等に関する特別措置法案について、提出者を代表いたしまして、その趣旨を御説明いたします。 先般、特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法案が本院に提出されているところでありますが、同法律の施行に伴い、特定住宅金融専門会社の債権の回収を迅速かつ的確に行うためには、当該特定住宅金融専門会社が有する債権の時効を一定期間停止する等の措置をとることが強く求められております。 こうした事態にかんがみ、ここにこの法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案の主な内容について御説明申し上げます。 ……
○保岡委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、委員各位の御推挙によりまして、私が本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存ずる次第でございます。 御承知のとおり、我が国は、戦後著しい発展を遂げる一方で、東京への一極集中の結果、人口の過密、地価の高騰、生活環境の悪化等さまざまな問題を抱えております。このため、一極集中を排除し、来るべき二十一世紀にふさわしい政治・行政機能を確立することは、今日の最重要課題の一つとなっております。 昨年、国会等の移転に関する法律が制定され、政府において移転論議が進められておりますが、国会においても、真に豊かな国民生活を……
○保岡委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
国会等の移転に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。
まず、閉会中審査におきまして、参考人から意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
○保岡委員 今回の鹿児島を中心に襲った八月豪雨災害あるいは一連の災害について、細川総理大臣あるいは上原国土庁長官初め政府関係者がいろいろ調査に当たっていただいていること、また対応に努力していただいていること、そしてまた池端委員長初め各党の代表の委員の方々に現地視察をいただいたりなどしたこと、改めて心から感謝と敬意を表さしていただきたいと思います。 そこで、まず大臣にちょっと確認をさしていただきたいことがございます。それは、今回の八月豪雨災害における要請ということで、我が自由民主党が平成五年八月十三日、今月十三日、平成五年八月豪雨非常災害対策本部本部長の森喜朗名で四項目にわたっていろいろ御要請……
○保岡委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き本特別委員会の委員長の重責を担わせていただくことになりました。
つきましては、委員各位の御協力をいただきまして、円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの小沢鋭仁君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、委員長は、理事に
谷 洋一君 東家 嘉幸君
西田 司君 村田敬……
○保岡委員長 これより会議を開きます。
国会等の移転に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人としてキヤノン株式会社代表取締役会長賀来龍三郎君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 この際、賀来参考人に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございます。何とぞ忌憚のない御意見をお述べいただきたいと存じます。
なお、議事の順序でございますが、最……
○保岡委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
国会等の移転に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
本日は、これにて散会いたします。
午前十一時一分散会
○保岡議員 いろいろこの政治改革について五年前から自由民主党も「政治改革大綱」を定めまして、ずっと長い道のりを歩んでまいりました。 この政治改革の一番の大きな大義は、もちろん政治とお金の問題ということで、一連の政治的腐敗がずっと続いているということに対して国民から政治家の倫理観を疑われる、そういうことでは政治の信頼が損なわれて、本当にいい政策をやろうと思っても国民から理解されない。これでは、本当に大きな時代の転換期に当たって国の未来というものの理念とか、そういったものに基づく国づくりというものを進める、これは国民も政治家も大きな痛みを伴う改革を進めていかなきゃならない、そういう政治を実行する……
○保岡議員 小川委員もユートピア議員連盟のメンバーとして一生懸命政治改革に取り組んでこられた、そういう経緯からも政治改革の必要性については十分御承知だろうと思います。そしてまた、小川委員と同じように私も前回の選挙で議席を失いまして、その間政治改革本部の特別顧問などをいたして努力は続けましたけれども、本当に苦しい、庶民との交わりという再選を期してのいろいろな活動の中から改めて政治改革の決意を誓って当選してきたお互いだと思います。そこで、小川委員の御指摘のように、今度の政治改革というのは、国民側から見てもきれいな政治を実現してほしい、これ以上政治家を信用できないような政治は、本当にこれ以上はもう我……
○保岡議員 前国会もそうでしょうし、今国会もそうでしょうが、やはり政党としてもまた議員個人としても、政治生命にかかわるような重大なことについて審議をしているわけですから、いろいろ考え方や、また思いも複雑だと思います。それが正直なところだと思うのです。
そういった意味で、いろいろ考え方はあるものの、温度差というものはあるかもしれませんが、しかしながら、我が党は、先ほど鹿野議員も答弁しましたとおり、本当に最高のベストの案をきちっと出してこの審議に臨んでおるということで御理解をいただきたいと思います。
【次の発言】 公選法に係る違反についての公民権停止は、選挙のルールを破ったということですので選挙……
○保岡議員 今度の政治改革の徹底を図って、求める政党本位、政策本位の政治を確立するということをきちっとやることが、国民が願う腐敗の根絶に裏腹でつながる。したがって、そういった意味では政党がしっかりして、政策をきちっと訴えて、そして政党のルールをきちっと守って、そうして選挙民が本当に政党本位、政策本位に選挙が意識的にできるようにきちっと努力をして、有権者もそういう意識でこの制度を受けとめるという、そういうことがまず基本だと思います。 そしてまた、今度の選挙制度によって政権交代の緊張が生まれるなど、政治に今までになかったある活力が期待できる、そういう中から自浄力を促す、そういった政治ができる。そ……
○保岡議員 住委員が認識されているところは、全く私も同感でございます。 やはり刑罰をいかに厳格にして、きめ細かく厳しく選挙腐敗を浄化するためにそういう方向をとろうとしても、これはなかなか選挙浄化というものはできない、一定の限界があるということは事実です。やはりそれは、平成元年のダブル選挙でしたでしょうか、一万二千件が選挙違反で検挙されて、うち四千三百人余りが起訴されて、うち九五%が買収だと、こういうことが選挙ごとに繰り返されていて、さきの刑事局長の第四十回総選挙の違反事実についていろいろ報告がありましたが、そういうことはずっと続いているわけです。 これは私は、非常にゆゆしき問題であって、選……
○保岡議員 この間来、いろいろここで小選挙区の一つの特性として、非常に緊張が高まる、熾烈な厳しい選挙になるというのも一つは事実でございます。 そんなことから、イギリスのように六万、七万ぐらいの人口の地域の戸別訪問というのは、イギリスの伝統や風習、生活のいろいろな慣習というものも背景にあってうまく機能していると思いますけれども、四十万前後になる日本の小選挙区の場合は人海戦術というようなことで、戸別訪問を受ける方も本当に政策をそこできちっと説明してもらって、政党中心あるいは政策中心のコミュニケーションが委員が言われるようにそこでできるかどうか。 かえって平穏な生活を害するとかあるいは非常に政党……
○保岡議員 その点については、本会議の私の代表質問、ここでの答弁でも申し上げておりますけれども、小選挙区になれば私たちの政治がよくなるいろんないい面もたくさんありますが、今三野委員が指摘のような危険性もあるわけですから、その点については、今後、政党活動あるいはお互いの政治家としての倫理、こういったものをきちっとするということが制度を生かす前提だということだと思います。
○保岡委員 まず、冒頭にお伺いをしたい点がございます。 それは、今、細川総理もこの法案の成立に向けてのいろいろ決意を述べておられましたが、いよいよ審議も進んでまいりまして、お互い百年に一度とか言われる大変な革命を成就しなければならない大事なときを迎えている、そういうふうに思っております。そういった意味で、お互いこの法案を政府・与党それから自民党主党双方でそれぞれ出して審議をしているわけでございますが、大切なのは、やはりその内容で一致点をできるだけ見出して、そうして共同修正、こういったものを得て、そして与野党一致してこの革命をなしていくということが非常に大事なこの国会における姿だと思います。 ……
○保岡委員 自由民主党の保岡興治でございます。 きょうは、公述人の皆様方におかれましては、大変お忙しい中を貴重な時間を割いておいでをいただきまして、先ほど来非常に貴重な、かつ本当に真剣なお話を承りまして、心からまず御礼を申し上げたいと思います。 私どもも、いろいろ皆さんからもお話がありましたとおり、五年前のリクルート事件の発生以来、それまでもたびたび、十年あるいは五年に一度、政権を直撃するような不祥事が起こる、こういう不祥事を起こしてはならないというようなことで、これをきっかけに本当に日本の政治を再生、蘇生させていこうという意味で、政治を根本から改めなければいけない。そういう趣旨で、やはり……
○保岡委員 このたび、我がふるさとの奄美、それから小笠原の特別措置法の延長に関し、法案の審議に当たっていただきますこと、鳥居委員長初め委員各位、そして委員会関係の皆様に心からまずお礼を申し上げたいと思います。 そこで、今回の奄美振興開発特別措置法の延長及びその初年度の平成六年度奄美関係予算、この点については、上原国土庁長官を初め国土庁の皆様方のお取り組みに対し、まず心からお礼を申し上げたいと思います。そしてまた我が党も、長年与党として責任を持って奄美の関係予算については全力を尽くして努力をしてまいりましたが、来年度予算についても、ここにおられる藤井委員が党の部会長として、そしてまた委員会は、……
○保岡委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。
つきましては、委員各位の御協力を得まして、円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただしまの小沢鋭仁君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、委員長は、理事に
谷 洋一君 東家 嘉幸君
西田 司君 村田敬次郎君
……
○保岡委員長 これより会議を開きます。
理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
早川勝君の委員辞任に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、理事に小林守君を指名いたします。
【次の発言】 この際、国土庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。上原国土庁長官。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時四分散会
○保岡委員長 これより会議を開きます。
この際、去る四月二十七日の議院運営委員会における理事の各会派割当基準の変更等に伴い、理事の辞任及び補欠選任を行います。
まず、理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事井上喜一君より、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任に伴いまして、現在理事が二名欠員となっておりますので、補欠選任を行います。これは、先例により、委員長において指名することに御異議ありませんか。
○保岡委員長 これより会議を開きます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
国会等の移転に関する件について、本日、参考人として国会等移転調査会長宇野收君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 国会等の移転に関する件について調査を進めます。
本日は、去る十四日に国会に報告されました国会等移転調査会の中間報告「首都機能移転 その意義と効果」につきまして、参考人から意見を聴取いたしたいと存じます。
この際、参考人に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、大……
○保岡委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
国会等の移転に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。
まず、閉会中審査におきまして、参考人から意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
○保岡議員 ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 いよいよ今国会において衆議院議員の選挙区の区割り法が成立し施行されれば、本年一月の国会で成立したいわゆる政治改革関連四法も全面的に施行され、六年以上にわたり七つの内閣が取り組んできた、時代の大転換期を乗り切る日本の新しい政治の創造が本格的に進む土台ができることになります。 ここで、我々は、何ゆえこの大きな政治改革が起こったか、もう一度その原点に立ち返るべきであります。それは、七年前、竹下内閣のもとで火のついたリクルート事件等による国民の政治に対する徹底した不信感……
○保岡議員 自見庄三郎委員の今までの政治改革に対して寄せられた情熱、政党政治家としての使命感に心から敬意を表させていただきたいと思います。 今お尋ねのように、今般、区画画定法が成立、施行されますと、本年の一月に成立いたしました衆議院の選挙制度改革を柱とする抜本制度改正というものが完結するという運びになります。これは、明治以来の政治史を見ても、また戦後の政治の歴史を見ても画期的なことでありまして、二十一世紀に向かう我が国の国民生活あるいは世界の中の日本の姿、こういうものを想定したときに、これからは政治が強いリーダーシップ、本当に創意工夫をして創造力をしっかり手にして、そうして政治こそがこの新し……
○保岡議員 熊代委員の、法定選挙費用を守ることも大いに選挙浄化のために大事なことじゃないだろうか、こういう趣旨の御質問だと思いますけれども、現状の法定選挙費用というものはなかなか守られていない実態にあるのじゃないかという懸念があるわけで、その点、アメリカ型の法定額を決めないで支出を明確にして、それについて国民や政治家同士の戒めというのですか、あるいは弾劾の機会を保障するという制度がいいのか、イギリス型のようにきちっと法定選挙費用を守らせる、連座と結びつける厳しい措置をもって選挙浄化を図っていくのがいいのか。これは、日本はどちらかというとイギリス型の方でいったらいいのじゃないかと思うのですが、今……
○保岡議員 ただいま議題となりました特定住宅金融専門会社が有する債権の時効の停止等に関する特別措置法案について、提出者を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。 先般、特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法案が本院に提出されているところでありますが、同法律の施行に伴い、特定住宅金融専門会社の債権の回収を迅速かつ的確に行うためには、当該特定住宅金融専門会社が有する債権の時効を一定期間停止する等の措置をとることが強く求められております。 こうした事態にかんがみ、ここにこの法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案の主な内容について御説明申し上げます。 ……
○保岡議員 住専処理機構が成立しまして、そして、住専から譲り受けた債権の回収を迅速かつ的確に行うためには、住専に所属する債権が二十万件余りありまして、そういう大量な債権を一時に移さなければならないという大変な事務量がありますし、その間、譲渡を受ける最中あるいはその事務を完了する直後に時効が完成するというようなものについては的確に時効の中断の措置をとらなければいけない、それをきちっと行わなければ債権の回収に全きを得ませんので、住専の債権回収に万全を期する意味で、民法の消滅時効の一時停止の趣旨を考えまして、本法を成立させてそういう債権回収に支障がないようにする措置をとったものでございます。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。