甘利明 衆議院議員
44期国会発言一覧

甘利明[衆]在籍期 : 37期-38期-39期-40期-41期-42期-43期-|44期|-45期-46期-47期-48期-49期
甘利明[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは甘利明衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院44期)

甘利明[衆]本会議発言(全期間)
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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 衆議院本会議 第33号(2006/06/01、44期、自由民主党)

○甘利明君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました自由民主党、公明党共同提出の日本国憲法の改正手続に関する法律案及び民主党提出の日本国憲法の改正及び国政における重要な問題に係る案件の発議手続及び国民投票に関する法律案に関して質問をさせていただきます。(拍手)  思い返せば、昨年の四月二十六日、本院の憲法調査会の中山太郎会長が、この演壇から、同月十五日に河野議長に提出をされました衆議院憲法調査会の最終報告書について報告をされてから一年余りがたちました。  その御報告の冒頭で、中山会長は、「本報告書に記された内容を端的に申し上げますならば、現行日本国憲法については、その基本的……


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第165回国会(2006/09/26〜2006/12/19)

第165回国会 衆議院本会議 第9号(2006/10/24、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) 消費生活用製品安全法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  国民生活の安全、安心を確保することは、重要な国の責務であります。  他方、昨今、ガス瞬間湯沸かし器の事故などが明らかとなり、製品の安全性に関する国民の信頼が大きく揺らいでおります。  国民が日々の生活で用いる製品の安全性を確保するためには、事業者による安全な製品の製造、販売や消費者への情報提供、行政による安全性確保のための取り組み、消費者による製品の合理的な選択や使用など、事業者、行政、消費者それぞれが適切にその役割を果たすことが不可欠であります。  そのためには、危険性のある製品……

第165回国会 衆議院本会議 第10号(2006/10/26、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) 笠議員にお答えいたします。  EPAにおける模倣品対策及び知的財産の活用についてのお尋ねであります。  EPAにおける模倣品対策につきましては、日・フィリピンEPAにおきましても模倣品の販売禁止が規定されましたが、今後とも、WTOのTRIPs協定における義務以上の保護が達成されますように、制度整備等を促していく所存であります。  このように、EPA交渉を通じまして、各国が知的財産保護を強化し、投資環境を整備することによりまして、外国企業の投資や国内企業の健全な活動が促進され、アジア諸国全体の経済活動が活発化すると考えます。  経済産業省といたしましては、引き続き、模倣品……


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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 衆議院本会議 第7号(2007/02/20、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) エンジェル税制の拡充についてのお尋ねがありました。  先ほど財務大臣からも答弁がありましたが、平成十九年度税制改正において、ベンチャー企業の重要性にかんがみて、ベンチャー企業の要件の緩和、さらには、資金調達の円滑化の観点から、ベンチャー企業が投資を受ける前に要件を満たすかどうかを確認する制度の導入についての拡充を行い、加えて、株式譲渡益の二分の一圧縮特例の期限延長を行うということといたしておりまして、一層の活用を促進していく所存であります。  なお、実績は、八十三社と御指摘をいただきましたが、一月三十一日時点で八十九社であります。  ベンチャー企業は、イノベーションの担……

第166回国会 衆議院本会議 第12号(2007/03/08、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) 私には、雇用創出の施策と効果について質問がありました。  中小企業は、日本の全体の雇用の七割を支えているわけであります。同時に、中小企業は地域経済を支えているわけであります。今日まで、予算、税制そして金融を通じて、各般の中小企業政策そして雇用政策に取り組んでまいりました。  今国会には、あわせて、地域振興、中小企業関連法案を提出いたします。一つは、地域の資源を活用して企業化をしていく方途を法律にしたものでありますし、そしてもう一つは、企業立地の新しい仕組みであります。  これらを通じまして、地域の中小企業を振興し、あわせて雇用を創出する、地域に雇用と税収を生み出す仕組み……

第166回国会 衆議院本会議 第14号(2007/03/16、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) 初めに、産業活力再生特別措置法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国経済は、足元の景気は回復基調であるものの、人口減少社会の到来、国際競争の激化等、成長の制約要因を抱えております。こうした制約を克服するため、経済成長戦略大綱では、イノベーションによる生産性向上や地域経済の活性化等により、年率二・二%以上の実質経済成長を目指しております。  経済成長戦略大綱を実現し、我が国経済が持続的に発展していくためには、中長期的な生産性の向上を図ることが必要です。このため、産業活力の再生を図るとともに、産業技術力の強化のための措置を講ずる必要が……

第166回国会 衆議院本会議 第18号(2007/03/29、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) 中小零細企業への資金供給機能についてのお尋ねであります。  中小零細企業は、日本経済の発展を支えていく原動力であります。その資金調達の円滑化は極めて重要であると考えております。  このために、政策金融機関の再編におきましては、中小公庫や国民公庫が担ってきました中小零細企業への金融機能を、新たに設立される株式会社日本政策金融公庫にしっかりと承継することといたしております。  今回の再編後におきましても、中小零細企業の方々の資金繰りに支障を来すことがないように万全を期してまいります。(拍手)

第166回国会 衆議院本会議 第20号(2007/04/10、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) 株式会社商工組合中央金庫法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  日本の産業競争力の源泉は、大企業に部品や素材を供給する中小企業にあり、また、地域の経済を支えているのも、各地域で特色ある事業活動を行う中小企業であります。商工組合中央金庫は、こうした中小企業のよい点を見つけ、はぐくむノウハウを持っており、融資と経営指導を一体として実施し、中小企業を支えてきました。  こうした背景のもと、政策金融改革を着実に進めるとともに、商工組合中央金庫が有している中小企業に対する金融機能の根幹を維持するための措置を講ずることが、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進……


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第168回国会(2007/09/10〜2008/01/15)

第168回国会 衆議院本会議 第5号(2007/10/04、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) 太田議員から中小企業対策についてのお尋ねがありました。  景況感の回復におくれが見られる中小・小規模企業の活性化は、緊急に取り組むべき最も重要な政策課題の一つであると認識をいたしております。  厳しい状況の中にありながら頑張っておられる中小企業の方々の生の声に丁寧に耳を傾けながら、担保や個人保証に頼らない金融の一層の推進や、いざというときの資金需要への対応手段の整備などの資金調達の円滑化、資金供給機能の強化等による創業や再挑戦の支援、下請法による取り締まり強化や業種別ガイドラインの周知徹底など下請適正取引の推進、そして、予算、制度面を含め相続や後継者の問題等に対応した事……


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第169回国会(2008/01/18〜2008/06/21)

第169回国会 衆議院本会議 第20号(2008/04/10、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) 電気やガス料金の伝票に二酸化炭素排出量を記載すべきとの御指摘についてでありますが、毎月の検針票にはその月と前年同月の使用量を記載しておりまして、増減の傾向を把握できることから、各家庭での自主的な省エネに寄与するものとなっております。  二酸化炭素は、電気やガスだけではなく、灯油などの消費によっても発生をするために、電気やガスの検針票に記載するだけでは全体の排出量が計算できないわけであります。電力会社などはホームページで、各家庭みずからが二酸化炭素排出量を計算できる仕組みを提供しておりまして、各家庭の自主的な取り組みの促進に役立つものと考えております。経済産業省としては、……

第169回国会 衆議院本会議 第29号(2008/05/15、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(甘利明君) 特定商取引に関する法律及び割賦販売法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  近年、悪質な訪問販売等による消費者被害が増加しており、特に高齢者に執拗な勧誘を行い、到底必要とはされないほどの多量の商品を売りつける訪問販売や、こうした悪質な勧誘行為を助長するようなクレジット業者による不適正な与信が問題となっております。また、不当請求等のトラブルを引き起こしている一方的な電子メールによる広告や、クレジットカード情報の不正取得も問題となっており、さらに、商品やサービスが多様化する中で、まだ規制の対象となっていない商品やサービスといった規制の抜け穴をね……


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 衆議院本会議 第42号(2009/06/25、44期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(規制改革)・行政改革担当・公務員制度改革担当】

○国務大臣(甘利明君) このたび、政府から提出いたしました国家公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  昨年六月十三日に公布された国家公務員制度改革基本法に基づき、国家に奉職するという高いモラル、みずからの職務への高いモチベーション、高い能力を持つ国家公務員を育成、活用し、あわせて、時代の変化、世界の変化に行政と国家公務員が機動的に対応し、その時々の行政課題に迅速、果断に取り組むことができるような体制を内閣のもとに構築する等のための国家公務員制度改革を早急に実施する必要があります。  このような観点から、政府は、内閣による人事管理機能の強……

甘利明[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院44期)

甘利明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第163回国会(2005/09/21〜2005/11/01)

第163回国会 予算委員会 第1号(2005/09/28、44期、自由民主党)【議会役職】

○甘利委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、再度、私が予算委員長の重責を担うことになりました。  委員各位の御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営を図ってまいる所存でございます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。  理事の員数は、議院運営委員会の決定の基準に従いその数を九名とし、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  それでは、理事に       伊藤 公介君    金子 一義君       ……

第163回国会 予算委員会 第2号(2005/09/30、44期、自由民主党)【議会役職】

○甘利委員長 これより会議を開きます。  国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  予算の実施状況に関する事項について、議長に対し、国政調査の承認を求めることとし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 予算の実施状況に関する件について調査を進めます。  この際、お諮りいたします。  本件調査のため、本日、参考人として日本道路公団総裁近藤剛君の出席を求め、意見を聴取し、政府参考人として内閣府市場化テスト推進室長河幹夫君、内閣府政策統括官榊正剛君、防衛庁人事教……

第163回国会 予算委員会 第3号(2005/10/03、44期、自由民主党)【議会役職】

○甘利委員長 これより会議を開きます。  予算の実施状況に関する件について調査を進めます。  この際、お諮りいたします。  本件調査のため、本日、参考人として日本銀行総裁福井俊彦君の出席を求め、意見を聴取し、政府参考人として内閣府規制改革・民間開放推進室長田中孝文君、内閣府政策統括官東良信君、内閣府政策統括官林幹雄君、防衛庁防衛局長大古和雄君、外務省北米局長河相周夫君、社会保険庁長官村瀬清司君、国土交通省大臣官房総合観光政策審議官柴田耕介君、国土交通省鉄道局長梅田春実君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

第163回国会 予算委員会 第4号(2005/10/31、44期、自由民主党)【議会役職】

○甘利委員長 これより会議を開きます。  閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  予算の実施状況に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になり、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、その手続等につきましては、あらかじめ委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午……


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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 予算委員会 第5号(2006/02/06、44期、自由民主党)

○甘利委員 自民党の甘利明でございます。  この間まではそこに座っておったんですが、随分久しぶりにこの席に立たせていただきました。  今国会は、小泉政権にとって事実上最後の国会になります。総理は、総裁任期の切れる九月で退陣を表明されていますから、ですよね、今国会は、言ってみれば小泉政治の集大成、小泉構造改革のいわば総決算とも言える国会になります。  そこで、小泉構造改革の成果、四年九カ月を少し振り返ってみたいと思います。先ほど政調会長は、成長率であるとか失業率とか有効求人倍率で若干振り返っておられましたので、私は、少し視点を変えて振り返ってみたいと思います。  構造改革特区、どぶろく特区とかい……


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第165回国会(2006/09/26〜2006/12/19)

第165回国会 経済産業委員会 第1号(2006/10/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 このたび、経済産業大臣を拝命いたしました甘利明でございます。上田委員長初め経済産業委員会理事、委員の皆様には、今後よろしく御指導と御鞭撻をお願いいたします。  さて、第百六十五回国会における経済産業委員会の御審議に先立ちまして、経済産業行政を取り巻く内外の諸課題の認識及び取り組みにつきまして申し述べさせていただきます。  現在、我が国は、民需主導の構造改革型の景気回復軌道にある一方で、人口減少、巨額の財政赤字、国際競争の激化に加えまして、昨今の原油高を初めとする厳しい環境・エネルギー制約など、構造的で早急な対応を迫られる課題を抱えています。  こうした課題に対応しつつ、財政再建……

第165回国会 経済産業委員会 第2号(2006/10/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 佐藤先生は産構審の委員もされていましたので、もう私が答弁をする内容は御承知だと思います。  サプライサイドの改革とディマンドサイドの問題、これは密接に絡んでおりまして、つまり、イノベーションが進んでいくと、そこに新しい消費が起きるということはあるわけでありますし、供給サイドが発展をしていくと、所得転嫁をされて消費力がふえるということにもつながるわけであります。携帯電話が発明される前はそういう市場はなかったわけでありますが、携帯電話が発明をされて新しい市場が広がった。もちろん、それによって余波を受けて縮小した部分もあるかとも思いますが、イノベーションが全体の消費力を、消費市場を拡……

第165回国会 経済産業委員会 第3号(2006/11/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御指摘のように、国民の安全、安心を守るということは、我が省の所管だけではなくて、すべての分野を通じて果たすべき最大の国の責務だというふうに思っております。  我が省に関しまして、御指摘をいただきました一連の製品事故でありますが、これらの事故を通じてとうとい国民の生命が多数失われました。そういう結果を生じたことは、まことに遺憾だと存じております。  経済産業省といたしましては、例えばパロマの事故に関しまして、事故情報の連絡・共有体制に不備があった、こういう御指摘を謙虚に受けとめなければならないというふうに思っております。そこで、事故情報の適切な分析、処理を行うための省内体制の整備……

第165回国会 経済産業委員会 第4号(2006/11/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 エレベーターが工業用製品であるかないかと問われれば、工業用製品であります。  今私どもが御審議をいただいているのは、従来ある消費生活用製品の安全法の改正案をお願いしているわけであります。消費生活用製品というのは、消費者が容易に売っているところに出向いてすぐ買える身近なものであります。イトーヨーカドーに行ってエレベーター一台下さいと言う人は余りいないと思うのでありますが、消費者が容易に手に入る、消費者の身の回りに、家庭にあるものについての安全性を確保する。  今エレベーターのお話が出ました。個別の法律があるものについては、その体系の方がより安全性の確保がしやすいという判断もあろう……

第165回国会 経済産業委員会 第6号(2006/12/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮からの貨物につき輸入承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  平成十八年十月九日、北朝鮮が核実験を実施した旨の発表を行いました。  このような北朝鮮の行動は、我が国の平和及び安全に対する重大な脅威をもたらすものであり、断じて容認できるものではありません。政府は、北朝鮮に対し厳重に抗議し、断固として非難するとともに、諸般の情勢を総合的に勘案し、北朝鮮に対し厳格な措置をとることを決定いたしました。  これを受け、平成十八年十月十三日の閣議において、外……

第165回国会 経済産業委員会 第7号(2006/12/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 土井先生御指摘のとおり、安倍内閣のスローガンは、成長なくして日本の未来なし、そして、その成長の具体的なキーワードとして、オープンとイノベーションであります。  オープンは、日本の経済国境を低くして、成長の中核たるアジアのエネルギー、成長を日本のものとするということでありますし、イノベーションは、技術革新でありますけれども、狭義でいえば技術革新、広義でいえば制度設計等の刷新、社会刷新というふうになるのでありましょうか。その狭義のイノベーションについて、研究開発投資が五カ年二十五兆円というプランができているわけであります。  先ほど小島局長から、どうも投下予算に見合った成果がいま一……

第165回国会 予算委員会 第2号(2006/10/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 エネルギー資源小国であります日本の中で、強みは省エネ技術であります。この省エネ技術を日本だけのものにするのではなくて、世界が共有できるものにしていく。これがエネルギー危機を克服していく一つでもあろうと思いますし、その点に関して、担当大臣として全力を投入していきたいと思っております。
【次の発言】 原油価格は、ピークでバレル七十七ドルあたりまで行きまして、今六十ドル前後で、当時から比べれば若干落ちついています。アメリカの需要が少し落ちついたということと、産油国の情勢、しばし安定というような見方を市場がしているということがあろうかと思います。  しかし、産油国の供給余力というのは、……


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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 経済産業委員会 第1号(2007/02/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 第百六十六回国会における経済産業委員会の御審議に先立ち、経済産業行政を行うに当たりましての私の所信の一端を申し上げます。  現在、我が国経済は、総じて見れば、堅調な景気回復を続けている一方で、消費に弱さが見られます。企業部門の好調さが家計部門に波及することにより、バランスのよい景気回復が実現されることが必要であります。また、我が国は、人口の減少、巨額の財政赤字、国際競争の激化など、構造的な対応が迫られる課題を数多く抱えております。私は、経済産業大臣として、これらの課題を克服するために、昨年七月に取りまとめられた経済成長戦略大綱の施策を一層充実強化し、新しい政策を実行してまいりま……

第166回国会 経済産業委員会 第2号(2007/02/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 平先生御指摘のとおり、リスクに応じてローからハイまで直接、間接の金融市場があるということが大事であります。  そもそも、不動産担保主義とか個人保証主義が横行して、その企業の技術力とか将来性とか人的な資源とか、従来の金融審査以外の部分の審査能力が育っていないということが問題だと思っております。リレーションシップバンキングの大切さということが言われますのは、地域に密着した金融機関が、その地域との長いつき合いの中でのよさ、信用力、将来性というものをちゃんと把握して、それに向けて融資ができるということを育てていかなきゃならないというふうに思っております。  公的な制度としても、個人保証……

第166回国会 経済産業委員会 第3号(2007/03/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 初めに、産業活力再生特別措置法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  近年の我が国経済は、足元の景気は回復基調であるものの、人口減少社会の到来、国際競争の激化等、成長の制約要因を抱えております。こうした制約を克服するため、昨年七月に取りまとめた経済成長戦略大綱では、イノベーションによる生産性向上や地域経済の活性化等により、年率二・二%以上の実質経済成長を目指しております。  今後、経済成長戦略大綱を実現し、我が国経済が持続的に発展していくためには、イノベーションの促進による中長期的な生産性の向上を図ることが必要であります。この観点から……

第166回国会 経済産業委員会 第4号(2007/03/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 回復基調にある日本経済の現状の問題点がいろいろと指摘をされています。大企業はかなりいいけれども中小企業はまだまだ大変だとか、あるいは、特に地域間の格差が拡大しているのではないかという御指摘をいろいろな場面で受けているわけであります。それは、御指摘のとおりの部分もあろうかと思います。  そこで、地域が自律した経済発展をしていく、地域振興を図っていくための自律施策というものを幾つかこの国会に提案をさせていただいているところでございます。その一つが、地域資源を活用して新たな商品であるとかサービスを市場に提供していくというこの一つのスキームであります。  その際に、我が省の所管でいえば……

第166回国会 経済産業委員会 第5号(2007/04/04、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 外国に出ている企業が撤退をするとか、あるいは再投資をためらう理由の中に、行政に対する不満というのがあります。それは、行政が不透明であるということと、結論がちっとも出ない、見通しが立たない。ですから、それを逆手にとって、今回の企業立地産業集積法では、できるだけワンストップサービスを進めていく、それから透明な手続にする、結論を早く出す。それを中央省庁でもやるし、中央の出先機関でもやるし、地方でもやってくださいということになっているんですね。  これによって行政に対する不満が相当解消されると思いますし、その窓口では、現場のニーズがどこにあるかということをしっかり把握できると思います。……

第166回国会 経済産業委員会 第7号(2007/04/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 実は、このファンドの組成は、私が本職に就任する以前、党の政策担当をしているころから、画期的な中小企業施策はないだろうかということで、事務方といろいろプランを練っていたものであります。というのも、中小企業予算が、もうそれこそ千数百億で限定をされておりますので、これをなかなか、今の財政状況、財政再建に取り組んでいくという状況の中で、飛躍的にふやせない。できれば一番いいと思っているし、十分な予算とまではなかなかいかないなという思いがありました。  そこで、かなり大胆なといいますか、骨太の、少なくとも中小企業者にとって勇気を与えるようなスケールの仕組みができないだろうかということを考え……

第166回国会 経済産業委員会 第8号(2007/04/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 現状、政府出資の四千億を加えて、自己資本比率はおっしゃるように八・〇一で、仮にこれがなかりせば三・五二、国内基準も満たさないということになります。でありますから、きちんと自己資本比率が満たされていて、今後ともそれが担保されるということが極めて大事であります。  政府出資の四千億をどう組み込んでいくか。一千億を政府出資として当面残し、残りの部分をティア1資本勘定に組み入れていく、この大前提が揺らぐようなことがあれば、直ちに格付は下がると思いますし、商工債も高い利率で発行しなければならない。それは貸出金利にはね返ってくる話でありますから、先生の御指摘は、まさに極めて重要な点だという……

第166回国会 経済産業委員会 第9号(2007/04/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 おっしゃるように、有識者から成る評価委員会を設置しまして、そこでいろいろ御議論をいただいて、その議論を、目安といいますか一つのメルクマールとして、最終的には私と財務大臣とで決定するということに手続上なっております。  でありますから、私が申し上げたのは、確かに決意であります。政府出資を一千億とし、特別準備金を三千億とするという振り分けが私は望ましいと思いますが、それはなぜかといいますと、現状、政府出資四千億を入れても自己資本比率というのは八・〇一ですね。国際業務の最低ラインであります。これを除きますと、たしか三・五%前後になると思います。そうすると国内基準も満たさないわけで、監……

第166回国会 経済産業委員会 第10号(2007/05/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 大変広範にわたる御質問であったので、足りないところがありましたらまた御指摘をいただきたいと思います。  まず、社員教育あるいはスキルアップについて、私の所管する分野についてお答えをさせていただきます。  企業の、国際競争力の中で、従業員の能力アップをどう図っていくか、雇用した後、スキルアップを図っていくかというのは極めて大事な課題であるんですが、かつて、外部労働市場からその能力を携えた人を選択して持ってくればいいという考え方がありまして、一時的に社内の人材の能力アップに対する投資がおくれた時期がありました。しかし、例えば外部労働市場が発達をしていると言われているアメリカですら、……

第166回国会 経済産業委員会 第11号(2007/05/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御案内のとおり、原子力発電というものは、一度燃料を装てんしますと、他の電源と違って頻繁に装てんし続ける必要がない、年単位でそのまま動くわけであります。ですから、極めて燃料供給遮断に対して強い電源であります。加えて、再処理をしますと、つまり、従来捨てていた部分をさらに燃料として再利用できる、高速増殖炉まで至ることができれば、従来の燃料を六十倍に使うということが可能になるわけでありまして、そういう点から準国産エネルギーというふうに呼ばれているわけであります。  加えて、近年は、原子力発電が、建設時はともかくとして、運転時にCO2がゼロであるということから、地球温暖化に対して極めて有……

第166回国会 経済産業委員会 第12号(2007/05/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 我が国の北朝鮮に対する対応は、いわゆる対話と圧力、硬軟合わせわざで対応しているわけであります。それは、北朝鮮が我が国及び国際社会に対してきちんと誠意ある対応を見せるかどうか、それにひとえにかかっているわけであります。我が国といたしましては、国際社会が要求している問題に加えて、拉致問題という大きな大課題があるわけであります。それらを合わせて、単に対話をするだけではなくて、時に圧力、時に対話と、合わせわざで取り組んでいるところでございます。  北朝鮮の対応を促進させるための国際協調手段とあわせて我が国独自の手段をとっている、それが輸入禁止措置でありまして、国際社会と協調してとってい……

第166回国会 経済産業委員会 第13号(2007/05/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 結論から申し上げますと、極めて立派にお務めをいただいております。  今は、オーストラリアで開催をされておりますAPECのエネルギー大臣会合、本来、私が出なければならないんですが、国会開会中でそう頻繁になかなか外に出られませんので、副大臣にお願いをしまして、私の代弁をしていただいているところであります。今までも国際会議や海外出張をたびたびしていただいておりまして、立派に務めを果たしていただいております。
【次の発言】 私が就任して八カ月でありますけれども、この経済産業政策の道をずっと歩んできたわけでありますから、当然そうであろうという予測をしていたことと、その予測以上だったことと……

第166回国会 経済産業委員会 第14号(2007/06/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 数年前には一バレル二十ドル前後であったものが、現在はバレル六十ドルを超えているわけであります。数倍の高騰になっているわけであります。  ただ、かつての石油ショックほど国民経済への影響がないということは、為替の関係も若干あると思いますけれども、省エネ体質にしてきた、それから油の依存度を下げてきた、つまり、エネルギー源の多様化と省エネルギーを徹底してきたという、過去のオイルショックに学んで、エネルギー一極依存にしない、あるいはエネルギー効率を飛躍的に改善するという努力が実っているために、マグニチュードは本当はかつてのオイルショックと同じくらいの衝撃波なんですけれども、実際に国民経済……

第166回国会 経済産業委員会 第15号(2007/06/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 三菱が開発をしている今回のいわゆるMRJでありますけれども、このクラスの航空機は、一つはエアラインの要望が相当強くなると思われるという点、それから、航空機産業自身が部材、素材等の高度化のまさに大競争の中にありますから、他産業への波及効果も極めて高いという点で、注目をすべき産業だと思っております。エアライン以外にもこのクラスはプライベートジェットの需要が随分あるんじゃないかと思うんですね。プライベートジェットは、該当する機種をエアラインに供給する中から引っぱがして持ってくるわけですから、四、五年待ちなんですね。ですから、相当な需要をカバーできるのではないかというふうに思っておりま……

第166回国会 経済産業委員会 第16号(2007/06/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 知財立国を進めていくためにマンパワーの充実をしていかなければならない。質を高めて、量をしっかり確保するということであります。  今回、弁理士になろうとする人に対して、約三カ月間程度の期間で六十時間から七十時間程度の実務実習を導入するということを考えているわけであります。弁理士に必要な技術的能力、それから実践的な業務遂行能力を修得させるということにしているわけであります。  ここで留意しなければならないのは、質を高めるということと、そのことが大きな参入障壁になってしまってはいけないということでありますから、マンパワーを確保していく、なおかつその質も高めていく、これが両立するように……

第166回国会 経済産業委員会 第17号(2007/06/15、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 まだ会期末まで一週間ありますが、今国会を振り返ってみますと、先生を初め与野党の委員の先生方の本当に熱心な御議論をいただきまして、提出案件、八法案ありましたが、おかげさまですべて成立をいたしました。  その八本の中には、経済成長戦略大綱関連の三法案、これは、日本の経済成長に資するあるいは地域の格差是正に資する大事な法案だと思っておりますが、この法案もありましたし、あるいは、中小企業にとって大事な金融政策をしっかりと充実させていくということに関連する中小企業金融二法案等がございました。これらはすべて、まさに成長なくして日本の未来なしとうたっています安倍内閣のスローガンを実現していく……

第166回国会 決算行政監視委員会 第3号(2007/05/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経産省や大企業に対しての未収金が多い、そうでないところは少ないというのは、もちろんいろいろな要素があるかもしれません。その中には、経営に影響を与えないということもあるのかもしれません。  それで、随意契約自身は、随意契約をする際にその理由を明示しなければならない。その理由を明示しなければならないことについては、全体としての運用基準についてはルールがあるわけですね。それらについては、第三者といいますか監事がチェックをし、そして評価委員会がチェックをするということになっているわけでありまして、それがどこまで機能しているのかという問題は別途問題意識をお持ちなのかもしれませんが、一応、……

第166回国会 予算委員会 第2号(2007/02/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 先生御指摘のとおり、大企業は相当元気、しかし中小企業はなかなかそのスピードについていけない。その中でも、製造業はそこそこになってきているけれども、それ以外は相当大変というところであります。また、地域によってもばらつきがありますし、そのばらつきが地域全体の好不況ということを左右しているわけであります。  金利と中小企業に対する影響でありますけれども、御案内のとおり、大企業は直接金融が中心でありますし、中小企業は間接金融。その割合でいいますと、一億円以上の大企業は借入比率というのは三〇パーを切っている、たしか二八・六だったと思いますが、一千万円以下でいうと、中小企業でいうと六〇%に……

第166回国会 予算委員会 第4号(2007/02/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経済財政諮問会議の議事録は公開されていますから、お読みになった上でのお話だと思います。  お読みになっていらっしゃらない方もいらっしゃると思いますが、これは、前段にキヤノンの御手洗さんからどういう問題提起があったかといいますと、派遣は、指揮監督権がこちらにあるから問題はないと。請負のことについておっしゃっていますね。請負は受け入れた先で指揮命令してはいけないとされている、これにより仕事を教えることも禁止されていると。例えば何か突発的な事故があったり難しいことがあったりすると、その現場で雇っている方が教えるというのは当たり前で自然の流れだけれども、今の勧告ではできないということを……

第166回国会 予算委員会 第6号(2007/02/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 アメリカのプロバスケットボールリーグに、コービー・ブライアントというスーパースターがいます。彼の父親がその昔日本に来まして、神戸牛を食べて、その余りのおいしさに感動して、やがて生まれてきた自分の子供にコーベという名前をつけました。英語読みをするとコービー。コービー・ブライアントであります。この話を私は何かの本で読みました。それが事実であるとするならば、日本の地域ブランドが世界の歴史を変えたわけであります。  また、山形というのは、伝統工芸品の産地、ハンドクラフトの鉄瓶をつくっているところであります。そのハンドクラフトの鉄瓶、最近は余り売れません。そこで、山形の工房が、山形出身の……

第166回国会 予算委員会 第9号(2007/02/15、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 先生の御指摘で大事なことは、経済成長と地球環境、これを両立させるという点なんですね。  日本は、過去の三十年間にGDPが二倍になりました。しかし、エネルギーの使用量は四割だけしかふえていないんです。一番いいことは、経済が二倍になってもエネルギー使用量がふえないということが最高ですよ、理想ですよね。発展途上国も、これから経済成長していく、発展していく権利があります。権利がありますが、そのときに、エネルギーの使用量を極力少なく発展してもらうということが一番大事なんです。これが、おっしゃるように、イノベーション、技術開発です。  日本は、省エネ法という世界に冠たる法律をつくりました。……

第166回国会 予算委員会 第10号(2007/02/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 今、厚労省で事業者向けのガイドラインのパブコメ中であります。並行して私どもは事業団体とやっておりまして、恐らく三月一日の期限のパブコメを受けて、三月中には詳細が決まると思います。  我が方もそれに即して対応してまいりますし、特に、電力、社会インフラを担当しておりますところには、例えば交代要員をどう確保するかとか、あるいは電力の融通、既に融通体制というのはできておりますが、事態を想定してシミュレーションをしっかりするということの連絡をとりつつありますが、具体的には、ガイドラインができて、それに沿って早急にやりたいというふうに考えております。

第166回国会 予算委員会 第12号(2007/02/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 先生御指摘のとおり、商店街というのは、地域の例えばお祭りだとか自治会活動だとか、今お話しの防犯の意味も含めて、あるいは消防団の運営も含めて、地域社会を担っていく重要な部分を、単に物を売るとかいうこと以外に担っています。この地域の商店街がシャッター通りということで寂れていくということは、単に物を売る場所が少なくなる、買う場所が少なくなるということだけではなくて、地域コミュニティーの根幹部分を担っている部分が崩壊しかねないという危機感を持っております。  ですから、中心市街地活性化の仕組みというのは、単に商業的なにぎわいをもたらすということではなくて、地域コミュニティーをしっかりと……

第166回国会 予算委員会 第14号(2007/02/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経済成長戦略は経済のパイを大きくしていく、その過程で格差が固定したり拡大しないようにするために底上げ戦略がある。そして、その底上げをする際に、中小企業がどういう影響をこうむるかということをしっかり注視して対策を打つようにということを総理から指示をいただいているわけであります。  中小企業の利益が低い。生産性の問題も一つはありますから、構造要因として生産性を上げるためのITの導入等の指導助言等は構造的な問題としてやっていきますが、即効性の問題として、きちんと元請から適正な代金を払われているか、あるいは元請が優越的地位を濫用して無理強いをしていないか、これをすぐチェックしなければな……

第166回国会 予算委員会 第15号(2007/02/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 発電をする方としては、価格が高ければ高いほどしやすいのでありますけれども、買い取る方としては、その価格をどこかにツケを回さなきゃならないということになります。そうすると、電気料金に加算をしていくと、買い入れれば買い入れるほど電気料金が高くなるということになりますから、電気料金を抑えつつ、なおかつ新エネを拡充していくという、市場原理が働く買い取り制度ということで研究した結果、RPS法という新しい制度をつくったわけです。  今御質問は、太陽光発電の補助金制度を復活せよということなんですが、これは、イニシャルコストを軽減するために補助金を出して量産効果を図った、その結果、今はキロワッ……

第166回国会 予算委員会 第16号(2007/02/27、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 新聞報道は、まだ委員会として取りまとめた結論ではありません。どういう経緯でどういう掲載になったのかというのは、詳細は存じ上げておりませんが。  今、この北見の事故につきましては、もちろんこれからの現地調査も含めて、専門家の知見を結集してできるだけ正確な結論を出したいと思っておりまして、今、専門家から成る北海道北見市ガス漏れ事故原因技術調査委員会というのを設置しておりますが、中間的な取りまとめは三月末をめどにいたしておりまして、今まだ検討中でございます。二月の十七日に第一回会合が開催されたのでありますが、現時点では、新聞報道にありますような特定の原因に絞り込んで検討がなされている……

第166回国会 予算委員会 第17号(2007/03/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 雇用の七割を中小企業が支えています。  中小企業は、直近の業績で見ますと、売り上げが伸びて利益が減っているというところであります。中小企業の底上げを図ることはすなわち地域の底上げにつながる、そして、中小企業の底上げを図ることは、すなわち、その雇用の大宗を占めている中小企業が元気になるということですから、消費の拡大にもつながってくるわけであります。  そこで、この国会に地域振興の三法案を提案いたしました。そして、あわせて、この成長戦略の中で、格差が固定あるいは拡大していかないようにということで、底上げ戦略を提案しているわけであります。その成長力底上げ、つまり、成長戦略でパイを大き……


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第167回国会(2007/08/07〜2007/08/10)

第167回国会 経済産業委員会 第1号(2007/08/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 まず、改めて、新潟県中越沖地震でお亡くなりになった方々の御冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、おけがをされた方、避難所等で不自由な生活を送っておられる皆様、さらには、被災された事業者の皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。  最初に、地震による東京電力柏崎刈羽原子力発電所への影響等について御報告します。  同発電所は、地震発生とともに、運転中または起動中の四基の原子炉が設計どおり安全に自動停止しました。しかし、その直後に発生した変圧器の火災に対する自衛消防活動が迅速さを欠いたこと、放射性物質を含む水の漏えいに関する関係省庁等への報告がおくれたことなど、地震時の原子力発電所……


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第168回国会(2007/09/10〜2008/01/15)

第168回国会 経済産業委員会 第1号(2007/10/19、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 第百六十八回国会における経済産業委員会の御審議に先立ちまして、経済産業行政を取り巻く内外の諸課題の認識及び取り組みにつきまして申し述べさせていただきます。  現在、我が国経済は、民需主導の成長を続け、戦後最長の景気拡大を享受しておりますが、一方で、中小企業や一部の業種、地域については回復状況にばらつきが見られ、原油価格や原材料価格、海外経済の動向にも十分な注視が必要であります。また、中長期的には、人口減少や国際競争の激化、厳しいエネルギー・環境制約など、構造的で早急な対応を迫られる課題を抱えております。  このように地域や企業規模によって業況にばらつきが見られる中で、成長の果実……

第168回国会 経済産業委員会 第2号(2007/10/24、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御指摘のように、今回の景気回復は、長さでは最長でありますが厚みがないということと、それから、地域間、企業間の格差がかなりあるということであります。  地域間格差を有効求人倍率ではかってみますと、愛知県が一・九九に対して、沖縄は〇・四四、四、五倍の差があるということですね。それから、大企業と中小企業でも、業況判断DI、大企業・製造業はプラスの方の二三ですが、非製造業の中小企業はマイナスの一〇ということでありますから、かなりのばらつきがある。中小企業の活性化というのはそっくりそのまま地域の活性化につながっていきますから、中小企業が元気になるということが極めて大事なことでありますし、……

第168回国会 経済産業委員会 第3号(2007/10/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 まず、消費生活用製品安全法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  昨今、消費者が日常生活で用いる一部の製品について、長期間の使用に伴う経年劣化による重大な事故が発生しており、消費者の安全、安心を確保するためには、こうした事故を未然に防止するための措置を講ずることが喫緊の課題となっております。  しかし、技術的な知見を持たない消費者が、経年劣化による事故を防止するために製品の点検その他の保守をみずから行うことは非常に困難であります。  このため、長期間の使用に伴う経年劣化により重大な事故が発生する危険性が高い製品について、事業者が、点検そ……

第168回国会 経済産業委員会 第4号(2007/10/31、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 製品の経年劣化による事故をどう未然に防止していくかというのは、我々にとってのいわば長年の懸案事項でありました。今回、世界に先駆けて法改正をするわけであります。恐らく、私の知る限り、世界じゅうで経年劣化に対する法整備がきちんとできているという国はまだないんだというふうに思っております。そこで、安全、安心行政のしっかりした範たる国であることを世界に知らしめるためにも、今回の法案の提出をしたわけであります。  もちろん、これは輸入業者それから製造事業者だけできちっと回っていくわけではありませんから、これはもう事業者以外、国あるいは消費者が三位一体、四位一体となって取り組んでいくという……

第168回国会 経済産業委員会 第5号(2007/11/02、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 我が国といたしましては、これまでに、六者協議などの北朝鮮との対話の努力を続けるとともに、我が国独自の措置であります輸入禁止措置及び国際連携の取り組みである安保理決議に基づく奢侈品の輸出禁止措置などを実施してきております。  今般、北朝鮮は、寧辺の核施設の活動を停止する等、一定の措置を実施したものの、拉致問題に進展が見られないこと等、北朝鮮をめぐる諸般の事情を勘案しまして、輸入禁止措置の延長を政府として決定したものであります。  また、並行して、制裁措置の実施により影響を受ける国内中小企業者に対して、先ほどの答弁にもありましたが、きめ細かな措置を講じてきておりまして、最近ではその……

第168回国会 経済産業委員会 第6号(2007/12/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 一昨日の政府の経済見通しでは、来年度、実質二・〇、名目二・一と見通しているわけであります。  ただし、おっしゃいますように、不確定要素が三点あります。サブプライム、原油、建築基準法、この三つがあるわけですね。  サブプライムも、アメリカ政府が相当本腰を入れて取り組んでおりますが、すそ野がどこまで広がっているかが、全体像が把握できない、金融技術等もあって。  それから、原油については、引き続き高どまりあるいは百ドルに向かうのかという予測と、それから、ここまで高いのが固定すると、代替エネルギー開発について本腰を入れた取り組みが始まる。そうすると、原油高についても鎮静化要因が入るので……

第168回国会 決算行政監視委員会 第2号(2007/10/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 低迷している経済から成長経済に移行する際に、全体がきれいに底上げできれば一番いいんですが、伸びるところから先に伸ばしていくということがありますから、一時的にばねが伸びるように、利益を上げるところはいきなり上げていく、取り残されているところは取り残されていく、これが格差につながるわけでありますが、最終的には成長の成果が均てんされるように、各種施策を講じていかなければならないと思います。人件費でいいますと、まだ十分にそれが行われていないという御指摘があります。  一方で、団塊の世代が退職をしてくる、つまり、比較的高い給料をとっている層が退職してくる。それから、正規雇用が伸びますけれ……

第168回国会 予算委員会 第2号(2007/10/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 余剰資金と投資先をつないでいくのがファンドの役割でありますが、願わくは、その投資先が投機ではなくて実体経済と結びついている投資であればベストである。しかも、ふだんなかなかその資金が回りづらいところに回してくれる役目をファンドがやってくれればいいと思います。例えば、ベンチャーの育成であるとか事業再生。しかし、それには、なかなか、金融工学とか高度な金融人材というのが必要で、そういう装備ができているファンドでないとそういうリスクはとれないわけであります。日本での和製ファンドも、数はふえていますけれども、まだまだそういう金融工学とか金融人材が充実していないと思います。  ですから、和製……

第168回国会 予算委員会 第3号(2007/10/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 とにかく、日本が約束をしたことを全力で実行するということであります。現状の目達計画を全力で仕上げたとしても、恐らく一・五パーから二・七パーぐらいまだ足りないと思います。それで、それを上積みして、死に物狂いで達成する。  環境税についてはいろいろな議論がありまして、検討対象のうちの一つということで、幾つかの中の検討対象の一つとしてこれから議論がされるであろうというふうに思っております。  この際に気をつけることは、内外無差別ということにならない、つまり、消費税と違ってですね。その点をどうとらえるかということであります。  それから、CDMのように、具体的に削減が約束をされると地球……


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第169回国会(2008/01/18〜2008/06/21)

第169回国会 経済産業委員会 第1号(2008/02/22、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 第百六十九回国会における経済産業委員会の御審議に先立ち、経済産業行政を行うに当たりましての私の所信の一端を申し上げます。  今、日本の経済は、戦後最長の景気回復を続けてはおりますが、一方で、中小企業や一部の業種、地域については回復状況におくれが見られ、また、株価や原油価格の変動、海外経済の動向が景気に与える影響について十分な注視が必要であります。また、人口減少、国際競争の激化、厳しいエネルギー・環境制約など、構造的で早急な対応を迫られる課題を抱えております。  こうした中、まず、福田内閣としての経済成長戦略の具体策づくりに取り組んでまいります。新たな成長を実現するためには、世界……

第169回国会 経済産業委員会 第2号(2008/03/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 自民党の元気のもとの吉田先生から前向きな御質問をいただいてありがとうございます。  福田内閣における経済成長戦略というのはかなり壮大な構想がありまして、一言で言いますと、アジアの成長に日本が貢献しつつ、アジアとともに成長していくということなんですね。  アジアで期待をされるのは、これから中産階級が勃興していく、今は中産階級は三千ドル以上の所得ということで切るわけでありますが、平均年収三千ドル以上ということなんですが、今四億人くらいですけれども、二〇三〇年にはこれが二十三億人になる。  日本が年収三千ドル以上になったときに何が起きたかというと、いわゆる三Cという、カー、クーラー、……

第169回国会 経済産業委員会 第3号(2008/04/02、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 特会というのは、なぜ設定するかといえば、それは受益と負担の関係を明確にするということであります。その意味では、登記特会も特許特会も同じ趣旨にのっとって設置をされた。問題は、その目的が達成されているか、その目的に沿って引き続き行われているかという違いだと思います。  登記特別会計は、コンピューター化を早急に進めていくという趣旨でもって、受益と負担の関係を明確にする特会として設けられているわけなんですが、平成二十二年度末をもって当初の目的を達成すると考えられることから、一般会計へ統合することになったというふうに聞いております。  一方で、特許特会の方は、技術革新に合わせて不断に特許……

第169回国会 経済産業委員会 第4号(2008/04/04、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 この中小企業の事業承継政策、円滑な事業承継ができるための施策というのは、中小企業政策に携わる者にとってのいわば悲願でありました。梶山先生御自身、与党の立場で大変なお骨折りをされたお一人であるわけでありますが、この問題は、与野党を問わず、中小企業に思いをはせる政治家にとってのまさに念願がようやく、この法案が成立をし、税制度ができ上がれば実現をするということであります。  上場企業と未上場の中小企業の大きな違いというのは、経営者の相続が企業の存続に深くかかわってしまうというところでありまして、株式公開企業であるならば、株主が交代し、事業はそのままスムーズに継続をされるということであ……

第169回国会 経済産業委員会 第5号(2008/04/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 この種の施策を構築するときに、施策を受ける方も、そしてそれをチェックする方も、余り複雑に使いづらいものにしてはいけないと思います。できることなら共通の物差しで、この適用を受けようとする経営者も、ならばこういう方法でやってみよう、今まで子供の給与から株式を保有させようと思ったけれども、こういう方法もあるなとか、いろいろ設計ができると思うんです。  もちろん、やってみて、本当に不都合な点が顕著であるという点が出れば、当然、法律を改正するなり、あるいは運用で済むところは改善するなりという措置はあると思うんですが、新しい制度を仕組んでいくときに、極力わかりやすく、それから、こっちを立て……

第169回国会 経済産業委員会 第6号(2008/04/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 既に昨年の国会で、地域資源法であるとか、あるいは企業立地促進法を成立いただきましたし、その対象案件が非常にたくさん出てきております。  ここで、あえて農商工連携という法案を出しましたのは、従来の法案でカバーできない部分があるということがもちろんございます。地域資源法では、農産物を加工して別な商品につくるというような部分がないといけないとか、あるいはそれが地域資源の対象になっていないといけない。農商工連携というのは、農産物そのものを新たな手法で市場にデビューさせる、そういうことまで含んで対応ができるようになっております。  私が思いを込めていますのは、それより何より、この仕組みを……

第169回国会 経済産業委員会 第7号(2008/04/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 我々政治家から見ると、何でこんなことで各省が意地を張っているんだろうと思うことが間々ありますよね、それは先生が一番よくお感じになっていらっしゃったのではないかと思うんです。  経産省と農水省は、そうした中においても、中小企業それから農林漁業といういわば地域経済の担い手を担当している、所管しているという関係から、必要に応じて連携はとりながら活性化に取り組んできたということは言えるんじゃないかと思います。  地域資源法では、農林水産品を活用した事業について両省共同で審査、事業認定を行っております。それから、中国に米を輸出する、これは当時の松岡農水大臣が一生懸命取り組んでいた課題であ……

第169回国会 経済産業委員会 第8号(2008/04/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 私、昔、ロンドン郊外に住んでおります友人を訪ねていったことがあります。そうしましたら、その近所でおじさんが塀にペンキを塗っているんですね。友人に、近所でペンキを塗っているおじさんがいたけれども、ああいう人を雇ってみんなやっているのかねと言ったら、いや、多分そこのうちの御主人だ、大体、日曜日には庭の手入れか家の手入れをほとんどしていると。  要は、まめに手入れをして、買ったときよりも売ったときの方が価格が高くなるようにするという話を聞きましてちょっと軽いカルチャーショックを受けまして、住んで使った後の方が価格が高くなるということはどういうことなんだろうかという思いをしたことがあり……

第169回国会 経済産業委員会 第9号(2008/04/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 国際交渉はすべからくそうなりやすいのでありますけれども、国益をかけた戦いでゼロサムゲームになりがちなんですね。つまり、こっちがうまくやった分だけどこかが割を食うということになりがちで、もちろん、国益をかけた交渉ですから、そういう視点は当然あると思います。  ただし、地球温暖化の問題というのは、自分が負担をそう強いられないでちゃんと枠組みはできた、よその負担が大きくなった、しかし、結局、空はつながっているわけでありますから、地球全体としては何の解決にもならないわけであります。  ですから、全員が覚悟をするということで臨む、殊に地球温暖化問題に関してはそういう姿勢が大事だと私は思う……

第169回国会 経済産業委員会 第10号(2008/04/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 家庭用の太陽光発電の設置の補助制度について、私、非常に鮮明に記憶をしておりますのはなぜかといいますと、これは平成六年からスタートしたんです。  平成五年のときに、当時、地球環境保全の世界的な活動をしていたGLOBEという組織があって、ゴア副大統領が旗振り役だったんですが、ゴアさんと一緒に活動していた日本の政治家が小杉隆衆議院議員だったんです。小杉さんから私に電話がありまして、太陽光発電を導入していくために補助制度について経済産業省で取り組んでくれという要請が私にありまして、この設置にかかわったのでよく覚えているんです。  では、それを進めていこうということで、当初二分の一補助で……

第169回国会 経済産業委員会 第11号(2008/05/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 初めに、中小企業信用保険法の一部を改正する法律案及び中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  近年、手形の利用が大幅に減少しており、手形による資金の融通の機会が減少していることから、中小企業は借り入れによる資金調達に頼らざるを得ず、資金繰り負担も増加をしております。  ここで、手形の割引と同様に売掛金債権を早期現金化することができれば、中小企業の資金調達が一層円滑化されるところですが、早期現金化の手段は限定されているのが現状であります。  このため、早期現金化の機会を拡充するための政策的支援措置を講ずる必要があることから……

第169回国会 経済産業委員会 第12号(2008/05/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 中小企業といいますと、事業所数でいえば日本の総事業所に占める割合は九九・七%、抱える従業員数でいいますと日本じゅうの全従業員数の七割を中小企業が抱えているわけでありますから、我が国経済の大宗を占めると言っても過言ではないと思います。その中小企業にとってまさに命綱と言えるものが、円滑な資金調達、金融関係であります。  このために、従来から、担保であるとか保証人に過度に依存しない融資というものを促進する、それを目的とした流動資産担保融資保証制度の導入等、資金調達手段の多様化に取り組んできたわけであります。加えて、創業であるとかあるいは再生の局面にあるために資金調達が特に困難である中……

第169回国会 経済産業委員会 第13号(2008/05/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 保証協会によります債権の譲り受けは、主たる業務であります債務の保証の遂行を妨げない限度でのみ行うことができるということをこの法案で規定しているわけであります。具体的には、各保証協会の内部留保の一定の範囲内でのみ実施を認める等の定量的な基準を定めることを考えておりまして、保証協会の財務への影響は限定的なものになると思っております。  また、保証協会による債権の譲り受けは、中小企業再生支援協議会等によって再生可能性があると認められた案件に限るとともに、譲り受ける価格につきましても、中小企業再生支援協議会等が策定をしました再生計画に基づいて決定をする等、保証協会が損失をこうむる可能性……

第169回国会 経済産業委員会 第14号(2008/05/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法律案の実施に努めてまいりたいと考えております。
【次の発言】 特定商取引に関する法律及び割賦販売法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  近年、悪質な訪問販売等による消費者被害が増加しており、特に高齢者に執拗な勧誘を行い、到底必要とはされないほどの多量の商品を売りつける訪問販売や、こうした悪質な勧誘行為を助長するようなクレジット業者による不適正な与信が問題となっております。また、不当請求等のトラブルを引き起こしている一方的な電子メールによる広告や、クレジットカード情……

第169回国会 経済産業委員会 第15号(2008/05/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 国民の安全、安心を確保するということは、内閣全体の重要な政策課題であるということを認識いたしております。  経済産業省といたしましては、さきの臨時国会で消費生活用製品安全法それから電気用品安全法、この二法の改正を行いました。そして、今国会に現在、特定商取引法そして割賦販売法の改正案を御審議いただいているところであります。国民の安全、安心を確保するという観点から、施策の立案、実施などに最大限努めてきたところであります。  お尋ねの、消費者行政の一元化についてでありますが、現在政府部内で、どういう形が一番消費者利便に資するか、安全行政に資するかということで議論をしているところであり……

第169回国会 経済産業委員会 第16号(2008/05/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御指摘のとおり、生物多様性は、食料、健康、それから文化、産業など人間の生活基盤にとって重要なものと認識をしておりまして、生物多様性の保全と持続可能な利用を図ることは人類の責務と考えております。したがいまして、産業活動に当たりましても、生物多様性に十分配慮することが必要だと考えております。  経済産業省といたしましても、その重要性を踏まえた産業政策を実施するとともに、産業界に対しましても、産業活動に際して生物多様性に配慮することの重要性を周知するなど、関係省庁とともに生物多様性の保全と持続可能な利用に向けて取り組んでおります。  発電所など、生物の多様性に影響を及ぼすと言われる事……

第169回国会 経済産業委員会 第17号(2008/05/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 訪問販売などの場合におきまして、強引、執拗な勧誘など問題のある勧誘行為が行われないのであれば、消費者のニーズを掘り起こすべくさまざまな提案を行うことまで規制をすることは適当ではないと考えますが、一方で、現行の特定商取引法におきましては、消費者が本来必要としていない商品であるとかサービスについて訪問販売業者が虚偽をもって勧誘をする、勧誘をして消費者が誤認をした場合には、契約の取り消しを求めることが可能となっているわけであります。  例えば、委員御指摘の事例でありますが、すなわち、視力が悪くなっていないのに、実は、検査をした瞬間悪くなっていますよと言って眼鏡を販売するようなことが訪……

第169回国会 経済産業委員会 第18号(2008/05/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 現在の油価の水準は明らかに異常であります。そして、この異常は、先進国のみならず、とりわけ途上国にとっては食料問題とともに耐えられない負担となっていまして、既に世界経済全体にゆがみをもたらしていると言って過言ではないと思います。  産油国にとっても、ただ高ければ高いほど実入りがふえていいというものじゃないんですね。世界経済が堅調に発展、拡大をしていくという中で産油国の繁栄もあるということを徹底的に認識してもらわなきゃならないと思います。  しかも、原油の高騰が、他の資源についても実は同じように資源は有限ではないかという思いをもたらして、他の資源、鉱物資源まで引き上げる結果になって……

第169回国会 決算行政監視委員会 第4号(2008/05/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 総額二十七億でございますが、この御指摘の技術革新促進・環境整備費につきましては、今般の予算書の見直しによりまして、四点、つまり、一として、イノベーションを支える基盤の強化拡充、二といたしまして、環境重視、人間重視の技術革新、社会革新の実現、三といたしまして、研究開発成果が社会に還元され、イノベーションの創造に寄与する技術開発が展開されるための環境整備、四として、イノベーションを担う技術人材、研究人材の育成を達成するために必要な事業として整理をし、予算を計上しているわけであります。  委員御指摘のとおり、予算が計上されている、これは何のために使う予算かがわかること、それから、予算……

第169回国会 予算委員会 第2号(2008/01/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 国会のお許しをいただいて、私、早目に出席をしまして、エネルギーサミットの二つのセッション、そして、私自身が開催をしました主要消費国会議に出席をいたしました。それ以外に、WTOの非公式閣僚会議にも出席をしたのでありますが。  エネルギーの会議では、イギリスのブレア前首相に続いて私もキーノートスピーチを行ったわけでありますが、原油の高騰と気候変動、それから産業の将来像についていろいろ意見交換をしたわけであります。  原油価格の高騰が各国経済に与える影響が次第に深刻になってくる、これが引き金で世界経済が停滞するということの懸念を共有しなければならないということで、それに対して我々は、……

第169回国会 予算委員会 第3号(2008/01/29、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御指摘のとおり、製紙業界というのはリサイクル社会を先導する優等生と思われておりました。これがその信頼を裏切ったということは、極めて遺憾なことであります。関係当事者を呼びまして、信頼回復それから再発防止に努めるように指導しているところであります。  現在、製紙連合会から業界全体の実態調査の報告をされております。これを今精査しておりまして、必要に応じて、さらなる実態調査を指示する、コンプライアンスの強化、再生紙の定義、表示の問題等について指導する等、適切に対処してまいります。  確かに品質の問題もありますが、それは技術開発を通じて解決してもらいたいと思いますし、何よりも、契約は資本……

第169回国会 予算委員会 第4号(2008/02/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 地方を活性化し、自立を助けていくというためには、一つは、今のお話の中にありました、企業立地をしっかり進めていくということであります。地方に企業、産業を立地させて雇用を生み出す、所得を生み出す、地方の税収を生み出す、あるいは消費を生み出す、そのための新しい仕組みを六省庁体制で、さきの国会で成立をいただいたわけであります。  単に企業が立地することに有利な条件をそろえるだけではなくて、企業が必要とするスキルを持った雇用をどう確保するか、あるいはインフラを同時進行でどう進めていくか、あるいは地方が誘導策をとったときの減収補てんをどうしていくか、財政力格差を地方の企業立地格差につなげて……

第169回国会 予算委員会 第5号(2008/02/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御指摘のように、ドイツに抜かれました。抜かれるだけの理由があります、お話ちょっとありましたけれども。  要するに、電力会社が高く買い取る仕組みですね。どのくらい高いかというと、キロワットアワー当たり七十五円です。発電事業者から七十五円で引き取ってくれるんです。恐らくペイラインは四十五円ですから、二十年ずっと保証されていますから、もうかりますから、雨後のタケノコのごとくどんどんIPPという卸電力事業者がいっぱい生まれたんです。では、電気事業者、電力会社は困るかというと、全く困らないんです。そっくりそのまま消費者に乗っけて、電気料金に乗っけて引き取らせていますから。  そうすると、……

第169回国会 予算委員会 第6号(2008/02/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経済界の自主行動計画、自分で目標を掲げて、言われるまでもなく努力をしていきますというのは、よその国でもやっているのか、できるのかといいますと、よその国ではできないんですね。これは、アメリカでもEUでも、要するに、産業界がみずから進んでということが一番望ましいのですが、それができないのであります。  日本はそれをできるのでありまして、これは、産業界の自助努力というのはかなり評価していいんだというふうに思っております。目標を達成して、なおかつ積み増しを要請しているわけであります。目標を達成していないところは必ず目標を達成せよ、達成できたところは、それに一割二割乗っけて、目標を引き上……

第169回国会 予算委員会 第7号(2008/02/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 見ました。
【次の発言】 石炭火力発電所から排出される二酸化炭素の量、これを九〇年と二〇〇五年で比べますと、九〇年が六千五百万トン、〇五年が二億トンでありますから、九〇年比でいうと約三倍になります。  石油危機以降、すぐ、脱石油ということに電力関係は一斉に投資が行われまして、原子力発電、それからLNG、そして石炭、この三本柱でやってきた。リードタイムが十年ぐらいかかりますから、それが立ち上がって、現在その比率になっているということであります。
【次の発言】 自主行動計画の話は私が担当でございます。  これは厳然たる数字として、製造業を中心とする産業部門、三四%の部門は、九〇年比……

第169回国会 予算委員会 第8号(2008/02/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 全従業員の七割は中小企業でありますから、日本の経済を地に足のついたものにするためには、消費を拡大することが課題。ということは、中小企業を元気にしないと、従業員の七割は中小企業ですから、消費が拡大しないということになります。大企業はいいけれども中小企業は大変、これは、大企業の成長の果実を中小企業にどう均てんさせていくかということが課題になるわけであります。  そこで、私は去年の三月に、経団連と日商の大きな会合に出席をして、下請適正取引の推進ということを直接要請してきました。その際に、業種ごとにガイドラインをつくって、ベストプラクティスを共有するようにしてほしいと。それを具体的に今……

第169回国会 予算委員会 第9号(2008/02/15、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御指摘の火災事故の発生を受けまして、原子力安全・保安院は、この三菱化学に対しまして事故原因の報告を指示しまして、十二月二十七日及び本年一月九日、同社から報告を受けました。  この報告では、御指摘のとおり、冷却用の油、クエンチオイルの配管の工事中にこれが発生しておりまして、その直接原因は、仕切り板の入れかえ工事中に、バルブの起動スイッチが入って、バルブが開いて油が流出した、これはかなり高温の油でありますから、それが火災原因。  それから、間接原因は、工事安全指示書等によりまして、バルブ作動防止のための施錠をする、かぎをかけるということになっておるわけですが、その確認をなすべきであ……

第169回国会 予算委員会 第10号(2008/02/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 構想断念というのは、これは誤報でございます。  お話しのとおり、今、このE3ガソリン、これを製造から供給までの実証を行うバイオエタノール・アイランド構想が進んでいるわけであります。恐らく、断念と書いたのは、当初十九カ所のガソリンスタンドで実証を開始する予定であったのが、スタート時点は四カ所になったということをもってそういう報道をしたのかなと思います。  これは次第にふやしていきます。というのは何かといいますと、エタノールは、混入する際に水が入ってしまうと事実上別物質になってしまって機能が発揮できないし、問題がいろいろ起きます。ですから、使用に近い……(発言する者あり)ちょっと黙……

第169回国会 予算委員会 第12号(2008/02/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 税制の改正法案につきましては、与野党間で年度内に一定の結論を得るという旨の合意が衆参両院議長のもとでなされたわけであります。政府といたしましては、それがしっかり履行されるということを見守るというのが原則でございまして、仮定の話に答えるというのは適当ではないと思っておりますが、御質問でありますが、一般論としてお答えをしますと、例えば、御指摘のとおり、ガソリンスタンドでは在庫を抱えなければならない。二十日分のうちスタンド在庫は半分の十日くらいだと思いますが、それは、例えば三月には暫定税率が入っている価格で購入しているわけであります。それがなくなったときに、いや、実はこれは税金が入っ……

第169回国会 予算委員会 第13号(2008/02/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 一言で申し上げますれば、中小企業の景況感は悪化をしております。これはかなり長いトレンドで続いております。
【次の発言】 これは道路に限らず、すべての歳出予算について無駄を省くということは、常に我々が心がけなければならないことだと思っておりますし、そのことを通じて実行予算の額を確保するということは、地域の振興にも当然資することだと思っております。
【次の発言】 まず、GDP比当たりのCO2に関しては、GDPは国内通貨で計算をしてそれを為替ベースでドル換算する、それに購買力平価という数値を持ってくると、すべての数値が、GDPの実力とは何かということをかえなきゃならないわけであります……

第169回国会 予算委員会 第16号(2008/02/29、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 東シナ海における資源開発問題は、この東シナ海を平和友好協力の海にしていかなければ根本的な解決にはつながらないわけであります。  そこで、昨年末の福田総理訪中時には、まず、これまでの協議を通じて相互理解が一層深まったということ、それから、一刻も早く解決するとの断固たる決意を共有して協議を継続していくこと等が両首脳間で確認をされたわけであります。現在は、この両首脳間の新たな確認のもとに、日中両国が懸命な歩み寄りの努力をしている最中であります。  経済産業省といたしまして今お答えできるのは、対話を通じた解決を図るということが大事で、両国で今、両首脳間の新たな確認に基づいて歩み寄りの作……


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第170回国会(2008/09/24〜2008/12/25)

第170回国会 内閣委員会 第1号(2008/11/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 規制改革を担当する内閣府特命担当大臣、行政改革、公務員制度改革担当大臣として、一言ごあいさつを申し上げます。  規制改革は、経済社会の活性化に有効な手段であります。日本を取り巻く状況が変化する中で、閉塞感を打破して新たな需要と雇用を創造し、暮らしの豊かさや利便性の向上を実現していくためには、日本の底力を解き放つ、すなわち、ライフサイエンス分野を初めとして、新たな産業や技術を生み出していく必要があります。それを阻む規制があるならば、廃すべきは廃し、改めるべきものは改めなければなりません。その際は、国民の安全、安心が確保されることが不可欠であります。  こうした考えのもと、総合的な……

第170回国会 内閣委員会 第2号(2008/11/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 税金を払いさえすればすべて官がやってくれるとすると、全部やってもらうためには相当べらぼうな税金を払わなきゃならない、大きな政府ができるわけですね。  私は規制改革担当大臣、規制改革というのは、緩和もあれば、もちろん場合によっては安全、安心で強化もある、両方を使い分けるということなんですが、官がすべて担おうとするとべらぼうなコストがかかります。官の高効率化、少ない予算で多くの政策が実行できるというのは、不断の見直しをしてやらなければならないのですが、官が担う部分を官以外も担ってくれる仕組みをつくるということは、極めて、効率的な政府、つまりコストを少なく質を落とさないということに資……

第170回国会 内閣委員会 第5号(2008/12/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 現時点で私、事務方に確認しましたが、把握はしておりません。
【次の発言】 まず、私が本職につきましたときに、まだ具体的な作業ができておりませんでした。その一方で、法律には、この内閣人事局の設置に関する法的措置ということを六月までに行う、つまり来年度通常国会に出すと。  そうしますと、予算措置を考えると、もう一カ月しか時間がなかったわけですね。最初から予算措置をあきらめますというわけにもいきませんので、日曜返上でやってもらいました。ワーキンググループが日曜返上でやるという例もほとんどなかったと思いますが、これは私からもどうしても、拙速でもなし、先送りでもないということからすると、……

第170回国会 予算委員会 第3号(2008/10/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 ただいま御指摘の公益法人、これは、国と独法からなされている支出が十八年度ベースでいいますと九千六百四十一億円あります。これを極力削減していこうということでございます。  行政支出総点検会議、いわゆるムダ・ゼロ会議という、これは官房長官が所管されているところでありますが、ここにおきまして、それらに向けての支出の三割削減などについて検討を行っているというところでございます。
【次の発言】 日本のあらゆる人材は日本にとっての経営資源ですから、優秀な人材を適宜適切に使っていくということは大事です。それに中立的な立場で関与するということで、官民人材交流センターというものが省庁から離れてで……

第170回国会 予算委員会 第4号(2008/10/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 昨日のやりとりが一部誤解されて報道されている点がありますので、再度御答弁をいたしますが、中立的な官民人材交流センター、これがことしじゅうにでき上がります。これができ上がりますと、わたりはなくなります。最初の、公務員をやめるときの就職支援しかやりませんから、わたりはなくなります。  ただし、これが本格起動するまでの間、暫定的な期間が残ります。その間は省庁の再就職支援は残るわけです。  ただし、今までと違ってチェックが入ります。再就職に関する監視委員会というものがチェックをするわけであります。ただし、それは国会同意人事でありますから、国会に出しましたけれども、民主党さんの御賛同をい……


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 内閣委員会 第2号(2009/03/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 規制改革を担当する内閣府特命担当大臣、行政改革、公務員制度改革担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  規制改革は、経済、社会の活性化に有効な手段です。中長期的な経済成長を実現するためには、日本の底力を発揮して、ライフサイエンス分野を初めとして新しい技術や産業を生み出していく必要があります。そのためには、これを妨げる規制を廃し、適切なものに改めなければなりません。国民の安全、安心を損ねないよう、規制改革の悪い面を抑え込みながらよい面を伸ばすことで、活力ある経済、社会づくりに貢献してまいります。  このため、昨年末に規制改革会議で取りまとめられました規制改革推進のための第三次……

第171回国会 内閣委員会 第3号(2009/03/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 よく引き合いに出される例ですけれども、携帯電話をNTTが独占していたら、今ほど料金は安くならなかったし、いろいろなサービスは生まれなかったし、そして関連する雇用は生まれなかったと言われるわけであります。  規制緩和というのは、いわば魔法のツールで、財政出動をしなくても経済が元気になる、世の中が元気になる、ただし副作用には気をつけなきゃならないわけであります。国民の安全、安心が損なわれることがあっては効果も相殺をされてしまう。ですから、まずシミュレーションをして、マイナスを最初から除去する、それからマイナスが出てきたら直ちに対処するということが大事であります。  総合的と私が申し……

第171回国会 内閣委員会 第4号(2009/03/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 方向性は間違いではないと思いますが、有事の際にどうするかを平時の際に設計をしてあります。これが、民営化したときに本当に完全に機能するか。まだ民営化されていませんから。民営化されたときに、有事はこういう設計だ、民間機関に対してこういう要請をする、それがきちんと機能するかどうかはしっかり検証しておくべきだと思います。  というのは、私は、当時、党の方で政調会長代理をやっておりました。民営化に際して、相当短時間に行うという提案が当初出まして、これは私は、十分にシミュレーションすべきだということを強く主張した一人であります。有事のときの設計を平時に行うわけでありますから、相当綿密な設計……

第171回国会 内閣委員会 第5号(2009/03/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 時代や社会の変化によりまして、各ポストの重要性、そして格付というのは変化をしていくわけであります。重要性の低下したそういうポストを旧態依然のまま存続させていく、これは民間企業では倒産してしまうことになるわけでありまして、変化に機動的に対応しまして各ポストに適切な人材を充てていくことができるようにするためには、内閣官房が級別定数管理機能を担って、ポストの格付を弾力的かつ府省横断的に見直していくということが不可欠であると思いますし、これが基本法の目的の趣旨だと思っております。  このような事項は、企業においていいますとまさに経営者の判断事項でありまして、級別定数は組織管理と密接に関……

第171回国会 内閣委員会 第7号(2009/04/03、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 基本法が二段階法になっているということは御案内のとおりであります。  それは、基本法をそのまま読みますと、法的整備というのを三年以内に行うとなっています。しかし、その中で、内閣人事局の設置だけは一年以内に、それとは切り離して行えと書いてあるんですね。内閣人事局のやる仕事の中に、総務省から機構、定員管理機能、それから人事院から級別定数機能を移管するということが総合的に読み取れるわけであります。  ということは、一年以内に行わない、つまり三年以内に行うというその他の法的な作業、それは、基本権制約の問題を十一条でしたかで議論することも一年以内ではないことでありますから、つまり、基本権……

第171回国会 内閣委員会 第17号(2009/07/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 このたび政府から提出をいたしました国家公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  昨年六月十三日に公布をされた国家公務員制度改革基本法に基づき、国家に奉職するという高いモラル、みずからの職務への高いモチベーション、高い能力を持つ国家公務員を育成、活用し、あわせて、時代の変化、世界の変化に行政と国家公務員が機動的に対応し、その時々の行政課題に迅速、果断に取り組むことができるような体制を内閣のもとに構築する等のための国家公務員制度改革を早急に実施する必要があります。  このような観点から、政府は、内閣による人事管理機能の強化等を……

第171回国会 予算委員会 第7号(2009/02/03、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 時系列的に申し上げますと、平成十九年に、公務員制度改革のいわば基本方針というものが閣議決定をされました。それに基づいて、時代の変化、世界の変化に対応した、新しい、あらまほしき国家公務員制度をつくっていくということで、昨年の通常国会に国家公務員制度改革基本法というものが提出をされました。これは、たしか自民、公明、民主、社民も賛成をされたと記憶をいたしております。ほとんど与野党の賛同を得て成立されたわけであります。  そこで示している基本方針を果たすための目的というのが七項目あります。それを具体的な条文として五条から十一条までに書いてあるわけであります。十二条は、労働基本権の問題に……

第171回国会 予算委員会 第9号(2009/02/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 辞退をいたしますが、家族にはポケットマネーで定額給付いたします。

第171回国会 予算委員会 第10号(2009/02/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 根本先生には、今日まで国家公務員制度改革に関しまして多大なる御尽力をいただいてきましたことに、まずもって感謝を申し上げます。  ただいまの御指摘の級別定数機能でありますが、これは組織管理と密接に関連をした人事管理に関する事項でありますが、勤務条件に関連する側面を有するものであると考えております。  全農林警職法事件判決、これは昭和四十八年の四月二十五日にあったものでありますが、これでは、国家公務員の「労働基本権を制限するにあたつては、これに代わる相応の措置が講じられなければならない。」とされています。  もっとも、この判決は、労働基本権制約の代償措置について、必ずしも現行の措置……

第171回国会 予算委員会 第14号(2009/02/17、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 石原委員もかつて私のポストにあって大変御苦労された、そのことはよく承知をいたしておりまして、大変敬意を払っているところであります。  人事院につきましては、麻生総理から、第三回の国家公務員制度改革推進本部、全閣僚が出席するわけでありますが、ここにおきまして、工程表に沿って公務員制度改革を進め公務員制度改革に積極的に取り組んでいきたい、人事院については残る論点について調整を進めなさい、こういう旨の指示があったところであります。  これを受けまして、私といたしましては、工程表に沿って人事院の機能移管を行った場合に具体的にどのような問題があるのかを人事院に確認しているところでありまし……

第171回国会 予算委員会 第18号(2009/02/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 基本法におきましては、幹部職員は「事務次官、局長、部長その他の幹部職員(地方支分部局等の職員を除く。)」とされているところでありまして、工程表におきましても、この基本法で規定をする幹部職員と同じ趣旨で用いているところであります。
【次の発言】 指定職というくくりは、これは給与法上の処遇上のくくりでございます。でありますが、指定職と完全に一致するものとは限らないと思いますけれども、大体そういうところですかね。  いずれにいたしましても、今後、基本法の趣旨に沿って、法律さらには政令で明確に定義をすることとしたいと考えています。

第171回国会 予算委員会 第20号(2009/02/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 総理からの指示は全くありません。  あれは、会見をしまして、記者から聞かれました、内閣改造についていろいろと取りざたされているけれども、どう思うかと聞かれました。  私は、そのときに、これは総理の専権事項ですから、一閣僚が申し上げることではありませんと。その前提の上で、一与党議員としてどういう思いを持っているかと問われるのであるならば、現状では総理のメッセージがそのまま国民に届く状況になかなかなっていない、総理はいいところがたくさんあるし、それを伝えたいけれども、視野が曇ってなかなか視界が不良だ、これを何かクリーンにさせる方法はないかという点で、そういう選択肢はあるということを……

第171回国会 予算委員会 第21号(2009/02/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 主に、総務省からは人事・恩給局の、恩給はありませんけれども、それから行管局の仕事。それから人事院からは、級別定数、給与局給与二課の仕事。それから財務省でいいますと、総人件費の基本方針とか人件費予算の配賦方針の企画立案、総合調整機能というところでございます。もちろん、それ以外に内閣府の中にあるもの等々、それをまとめるということであります。
【次の発言】 財務省について言いますと、事実上そうであった機能だというふうに理解をしております。(馬淵委員「総務省もそれでよろしいですか」と呼ぶ)  総務省は機構・定員管理機能であります。それが行管局ですね。それから、行管局に関しましては、行革……

第171回国会 予算委員会 第27号(2009/05/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 厚木高校は、普通の高校というか、県下の名門校だと思っております。  田舎でぼうっと育った人、余りぼうっとした人が入ってもらっても困るのでありますが、公務員制度改革は、いろいろな才能の人を見出して公務員に採用し育てていこうという改革ですから、いわゆる1種、2種、3種をやめて、総合職、一般職、専門職、それも1種、2種、3種の看板のかけかえじゃないかとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、能力の特性を示して、それでいろいろな学校の人に応募してもらう。それから、幹部候補育成課程というのがありますから、そこに、我こそはと思う人は手を挙げて、そしてその上司がそういう能力を育てるにふさ……


甘利明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
37期-38期-39期-40期-41期-42期-43期-|44期|-45期-46期-47期-48期-49期

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各種会議発言一覧(衆議院44期)

甘利明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第2号(2007/04/24、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 平成十七年度経済産業省所管の決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入歳出決算につきまして、御説明いたします。  経済産業省主管の歳入でありますが、歳入予算額百九十五億円余に対し、収納済み歳入額は三百三十億円余であり、差し引き百三十四億円余の増加となっております。  次に、経済産業省所管の歳出でありますが、歳出予算現額八千四百十六億円余に対し、支出済み歳出額は八千百七十五億円余でありまして、その差額二百四十一億円余のうち、翌年度への繰越額は七十八億円余、不用額は百六十三億円余であります。  次に、特別会計について申し上げます。  まず、石油及びエネル……

第166回国会 内閣委員会経済産業委員会連合審査会 第1号(2007/04/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 行革推進法で定められている対GDP比半減というのは、これは確実に達成するということが求められるわけであります。  あわせて、なぜ政府系金融機関の改革をやるかというその原点、原理原則でいいますと、基本的に、政府の金融機関というのは民業補完ということがその使命である。つまり、民間金融機関がちゃんとやってくれるところに出張っていって、それをうちがやるからと政府が乗り出していくことはない。  ということは、逆に言いますと、民間がやってくれないところで政策運営上必要なところは、カバーしなきゃならないわけであります。でありますから、行革推進法上進められる政府系金融機関の改革がなされたその後……

第166回国会 予算委員会第七分科会 第1号(2007/02/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 平成十九年度の経済産業省関係予算等について御説明申し上げます。  我が国経済は、総じて見れば、堅調な景気回復を続けている一方、消費に弱さが見られます。企業部門の好調さが家計部門に波及することにより、バランスのよい景気回復が実現されることが必要です。また、我が国は、人口の減少、巨額の財政赤字、国際競争の激化など、構造的な対応が迫られる課題を数多く抱えております。  こうした状況の中、昨年七月に取りまとめた経済成長戦略大綱の施策を一層充実強化し、その実行と新しい政策の実現に向けて全力で取り組むべく、以下の六つの柱を中心にめり張りのある予算編成を行っております。  第一の柱は、新たな……

第166回国会 予算委員会第七分科会 第2号(2007/03/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 私が経済産業大臣に就任をしまして直ちに指示をしたことが幾つかございます。その指示の中の一つに、国際標準に関して積極的に作成にかんでいけということを指示いたしました。今までの日本の感覚というのは、そういうグローバルスタンダードというのはだれかがつくって、それに後で参加するという感覚でありましたけれども、言ってみれば、試合をするときのルールであり、競技場をつくるということですから、ピッチがアウエーかホームかで試合の行方というのは随分違うよ、常にホームで試合ができるような感覚を持っていかなきゃいけない。どうも、国際標準というのは神様がつくって、それを押しいただくみたいな感覚を持ってい……


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第169回国会(2008/01/18〜2008/06/21)

第169回国会 予算委員会第七分科会 第1号(2008/02/27、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 平成二十年度の経済産業省関係予算等について御説明を申し上げます。  今、日本の経済は、戦後最長の景気回復を続けておりますが、一方で、中小企業や一部の業種、地域については回復状況におくれが見られ、また、株価や原油価格の変動、海外経済の動向が景気に与える影響について十分な注視が必要です。また、人口減少、国際競争の激化、厳しいエネルギー・環境制約など、構造的で早急な対応を迫られる課題を抱えております。  こうした課題に対応するため、平成二十年度予算は、厳しい財政制約のもと、以下の柱を中心に、めり張りのある予算編成を行っております。これらには、福田内閣としての新たな経済成長戦略の芽とな……

第169回国会 予算委員会第七分科会 第2号(2008/02/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経済成長戦略大綱は、イノベーションの加速、そして生産性の向上を通じまして、持続的で安定的な経済成長を実現すること、これを目指しているわけであります。  これまでの間の経済成長戦略大綱に基づく具体的な成果として申し上げますれば、例えば、減価償却制度というのを抜本的に改正いたしました。四十年ぶりの改正と言われておりますが、これによりまして、明白に企業の設備投資が促進をされたわけであります。今の景気は設備投資と輸出が担っている、その一翼を担っているんだと思います。  それから、国際的な企業間競争の進展に対応をした企業結合ガイドライン、この見直しが行われたということであります。国際競争……


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 決算行政監視委員会第一分科会 第1号(2009/04/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 事務の官房副長官として国会に答弁者として出てくる際の仕分けはあろうかと思いますが、人事局長の立場としては、人事局長として国会の要請に従って答弁をするということには、これからの議論でありますけれども、その限りにおいてはそうなっていくのではないかと思っております。
【次の発言】 かねてから指摘をされておりますのは、省益あって国益なしとか、もっと言えば局益あって省益なしとか、セクト主義といいますか、どうしてもタコつぼ型に役所の対応がなりがちであるという指摘をされてきました。  全体の奉仕者たる公務員が全体の奉仕者たる認識を持つためには、採用された省から重要なポストにつくに従ってオール……

第171回国会 予算委員会第一分科会 第2号(2009/02/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 先生、市長職時代、二十年以上やっていらっしゃったと記憶をしておりますが、いろいろな御苦労をされてきて、公務員制度改革についても実体験に基づいて、こういう点が心配だとか、ああいう点は不備がないかというお話をしていただいていまして、非常に説得力のあるお話といつも伺っているわけであります。  今のお話にもありましたように、公務員には争議権、ストライキ権というのは認められておらない。ですから、今いただいた写真は明確に違法行為であると思っております。  団結権、団体交渉権はあっても、協約締結権とストライキ権はないわけでありまして、法律で禁じられているものについてそういう行為を行った場合に……



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データ更新日:2023/02/05

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