甘利明 衆議院議員
46期国会発言一覧

甘利明[衆]在籍期 : 37期-38期-39期-40期-41期-42期-43期-44期-45期-|46期|-47期-48期-49期
甘利明[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは甘利明衆議院議員の46期(2012/12/16〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は46期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院46期)

甘利明[衆]本会議発言(全期間)
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第183回国会(2013/01/28〜2013/06/26)

第183回国会 衆議院本会議 第8号(2013/02/28、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、その所信を申し述べます。  第二次安倍内閣は、まずは、強い経済を取り戻すことを最大の使命としてまいります。  日本経済は、長年にわたりデフレに苦しめられ、幾度もその克服に挑戦しては、はね返されてきました。そこで、安倍内閣では、従来の考え方にとらわれない大胆な手法であらゆる政策資源を投入し、現在、デフレ脱却への光明が見え始めております。  強い経済の再生なくして、財政の再建も、持続可能な社会保障制度の構築もありません。  長引くデフレから早期に脱却し、雇用と所得の増加を伴う景気回復を実現するとともに、イノベーションや新しい事……

第183回国会 衆議院本会議 第9号(2013/03/04、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) 日本経済の今後の見通しについてお尋ねがありました。  我が国経済は、世界経済の緩やかな回復が期待される中で、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢に一体的に取り組むことによりまして、着実な需要の発現と雇用創出が見込まれまして、平成二十五年度のGDPの実質成長率は二・五%程度、名目成長率は二・七%程度になると見込んでおります。  次に、消費税の転嫁対策についてお尋ねがありました。  消費税の円滑かつ適正な転嫁に支障が生ずることのないように、政府といたしましては、中小零細企業を含め、事業者の実態を十分に把握しつつ、与党における御議論を十分に踏……

第183回国会 衆議院本会議 第10号(2013/03/05、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) 電力自由化についてのお尋ねがありました。  先般開催をされました第二回産業競争力会議におきまして、電力システム改革を初めとするエネルギー制約の克服とコスト低減への取り組みについて議論をいたしましたところ、民間議員の方々からも、電力システム改革が大変重要であるとの御意見をいただきました。  御指摘の発送電分離や小売自由化につきましては、実質的に送配電部門の中立性や消費者の選択肢が確保されることが重要であります。  安定供給を大前提としつつ、これらの点に留意をいたしまして、電力分野の規制改革を着実に進めていくことが重要だと考えております。  次に、農業の改革についてのお尋ね……

第183回国会 衆議院本会議 第12号(2013/03/22、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) このたび政府から提出をした行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、行政機関等の行政事務を処理する者が、個人番号及び法人番号の有する特定の個人及び法人等を識別する機能を活用し、並びに当該機能によって異なる分野の情報を照合し、これらが同一の者に関するものであるかどうかを確認することができる情報システムを運用して、効率的な情報の管理及び利用並びに他の行政事務を処理する者との間における迅速な情報の授受を行うことができるようにするとともに、これにより、これらの者に対し申請等の手続を行い、また……

第183回国会 衆議院本会議 第21号(2013/05/10、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) お答えをさせていただきます。  歳入庁の設置についてのお尋ねであります。  歳入庁につきましては、昨年成立をしました税制抜本改革法におきまして、自民、公明、民主の三党合意に基づき、「年金保険料の徴収体制強化等について、歳入庁その他の方策の有効性、課題等を幅広い観点から検討し、実施すること」とされておりまして、政府といたしましては、内閣官房副長官を座長とする関係省庁政務官による検討チームにおきまして、税制抜本改革法の規定に基づきまして、幅広い観点から検討しているところであります。  なお、議員御指摘のとおり、歳入庁の設置につきましては、国税の徴収対象と年金保険料の徴収対象……

第183回国会 衆議院本会議 第28号(2013/05/28、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) まず、原発停止による燃料費増加についてのお尋ねであります。  原子力発電施設の稼働率低下に伴いまして、火力発電施設の稼働率が上昇し、鉱物性燃料の輸入金額の増加等をもたらしました。鉱物性燃料の輸入金額の増加は、その後も、為替レートの動向を反映した輸入価格上昇を通じまして、貿易収支の赤字の要因となっております。  エネルギーの低廉かつ安定的な供給の確保は、活発な産業活動や豊かな国民生活の生命線であり、危機感を持って取り組む必要があるものと認識をいたしております。  次に、エネルギー価格上昇に伴う日本経済への影響に対する対応についてのお尋ねであります。  最近の為替相場の動向……


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第185回国会(2013/10/15〜2013/12/08)

第185回国会 衆議院本会議 第5号(2013/10/29、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) 二点の質問がありました。  まず、今回の成長戦略と過去の成長戦略との違いについてのお尋ねであります。  今回の成長戦略の特徴は、いろいろな切り口があるとは思いますが、主に次の二点と考えております。  まず第一に、我が国の社会的な課題を逆手にとって成長戦略につなげているということであります。  安倍政権の成長戦略は、少子高齢化や社会インフラの老朽化などの重要な社会課題に対しまして解決策を見出し、それを新たなフロンティアとして経済の成長につなげていくというコンセプトで策定をいたしました。  第二に、今回の成長戦略は、策定してからがスタートであるということであります。  過去……

第185回国会 衆議院本会議 第6号(2013/11/01、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) 社会保障制度改革国民会議の報告書についてお尋ねがありました。  国民会議は、自民、公明、民主の三党合意に基づき取りまとめられた改革推進法に基づきまして設置をされました会議であり、その報告書は、少子高齢化が進展する中、世界に冠たる日本の社会保障制度を将来世代にしっかりと伝える観点から二十回にわたりまして行われた、有識者による専門的、実証的な議論の成果であると認識をいたしております。  政府といたしましては、国民会議の報告書に盛り込まれた改革の方向性やスケジュールを踏まえながら、持続可能な社会保障制度の構築に向けて、改革を着実に実現していくことが重要だと考えております。  ……


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第186回国会(2014/01/24〜2014/06/22)

第186回国会 衆議院本会議 第1号(2014/01/24、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、その所信を申し述べます。  長引くデフレからの早期脱却と経済再生を図るため、安倍内閣では、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢を一体として強力に推進してきました。  その効果もあって、実質GDPが四四半期連続でプラス成長となり、有効求人倍率が約六年ぶりに一倍を回復するなど、日本経済は力強さを取り戻しつつあります。政権発足時と比べると、中小企業を含めて業況は幅広く改善をし、全ての地域で景況が改善をしています。  物価動向は、もはやデフレ状況ではありません。デフレ脱却に向けて着実に前進をしてお……

第186回国会 衆議院本会議 第5号(2014/02/14、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) 越智議員からの御質問は、経済再生と財政健全化の両立に向けた取り組みについてでありました。  経済再生につきましては、今回の法案に盛り込まれております設備投資減税、研究開発税制などの思い切った税制措置を含めまして、三本の矢を一体的、強力に推進をし、デフレ脱却と経済成長を目指してまいります。  財政健全化につきましては、中期財政計画に基づきまして、二〇一五年度における基礎的財政収支赤字の対GDP比半減、二〇二〇年度における黒字化の達成を目指してまいります。  経済再生が財政健全化を促し、財政健全化の進展が経済再生の一層の進展に寄与するという好循環を目指しまして、経済再生と財……

第186回国会 衆議院本会議 第6号(2014/02/18、46期、自由民主党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】

○国務大臣(甘利明君) ことし四月の消費税率引き上げについてのお尋ねであります。  政府といたしましては、デフレ脱却と経済再生を最優先課題として、三本の矢を一体的かつ強力に推進をしてきました。こうした取り組みを進めながら、社会保障の安定財源確保と財政健全化を同時に達成していく観点から、四月から消費税率を八%に引き上げることといたしました。  消費税率引き上げの際には、駆け込み需要とその反動減が予想されることから、これを緩和するとともに、経済の成長力の底上げを図るために、五・五兆円規模の経済対策や一兆円規模の税制措置等を含む経済政策パッケージを決定いたしました。  こうした措置を実施することによ……

甘利明[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院46期)

甘利明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第183回国会(2013/01/28〜2013/06/26)

第183回国会 決算行政監視委員会 第4号(2013/06/03、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 バブルが崩壊をしまして、三つの過剰ということが言われておりました。債務の過剰、雇用の過剰、設備の過剰、これを何とかしなければならないと。企業は、財務体質を強化するために債務を減らしていった。その際には、賃金を犠牲にしながら体質を強化していったということなんだろうと思います、結果からいえば。  そこで、では企業が、本来だったら、財務体質が強化をされてくると次にどういう行動に出るかというと、打って出なければいけないわけですね、設備投資に打って出るということになります。  その際に、我々が今、当時を振り返ってアベノミクスで反省をしているのは、実は、デフレマインドが払拭をできないから、……

第183回国会 東日本大震災復興特別委員会 第3号(2013/03/25、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 政府統一試算で用いたモデルというのは、GTAPモデルというんですけれども、これは、経済連携による関税の撤廃がその国の経済全体にどういう影響を及ぼすかという試算でありまして、GDP押し上げ効果ということなのであります。  委員の御指摘は、農産物に関して農水省がはじいた全体での減額がどのくらいになるか、三兆円。これは、米が一兆百億とか、豚肉が四千六百億とか、牛肉が三千六百億とか、乳製品が二千九百億とか、その種の話。  これは、減額がどれくらいになるかということは農水省の試算が可能かもしれません、まだこれは聞いておりませんが。ただ、GDP効果ということに関して言いますと、GTAPモデ……

第183回国会 内閣委員会 第1号(2013/02/14、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 ただいま議題となりました株式会社企業再生支援機構法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  昨今の厳しい経済情勢のもと、疲弊している地域経済の現状に鑑みると、地域の再生現場の強化や地域経済の活性化に資する支援を推進していくことが喫緊の政策課題となっております。  このため、株式会社企業再生支援機構を改組し、事業再生の支援のための機能に加え、地域経済の活性化に資するための機能を備えた組織とする必要があることから、本法律案を提出した次第であります。  以下、この法律案の内容につきまして御説明を申し上げます。  第一に、株式会社企業再生支援機……

第183回国会 内閣委員会 第2号(2013/03/13、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経済再生担当大臣及び社会保障・税一体改革担当大臣、経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  日本経済再生及び経済財政政策について申し述べます。  我が国の景気は、一部に弱さが残るものの、下げどまっています。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっていることに注意が必要です。  政府は、日本経済再生に向けて、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢により、長引くデフレから早期に脱却し、雇用や所得の増加の好循環による自律的な経済成長を目指してまいります。  このための取り組みの第一弾と……

第183回国会 内閣委員会 第3号(2013/03/15、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 週末、選挙区に帰りまして自治会の会合に出席をしますと、自治会長がぼやかれるのが、加入率を上げるために、未加入者のところに行ったり、あるいは新しく来られた人のところに自治会に入ってくれとお願いすると、私は税金を払っているからいいんだと断られることがあると。  地域コミュニティーを運営するのに必要なパブリックを行政だけで支えていこうとすると、税金を相当上げなきゃならない。そこに、ある種ボランティア活動たる自治会とか消防団とか、あるいはNPOというものがしっかり絡んでくると、低コストでしっかりしたコミュニティーの維持ができると同時に、やはり共生の意識が涵養されるわけですよね。  自助……

第183回国会 内閣委員会 第4号(2013/03/27、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 このたび、政府から提出をした行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、行政機関等の行政事務を処理する者が、個人番号及び法人番号の有する特定の個人及び法人等を識別する機能を活用し、並びに当該機能によって異なる分野の情報を照合し、これらが同一の者に関するものであるかどうかを確認することができる情報システムを運用して、効率的な情報の管理及び利用並びに他の行政事務を処理する者との間における迅速な情報の授受を行うことができるようにするとともに、これにより、これらの者に対し申請等の手続……

第183回国会 内閣委員会 第5号(2013/04/03、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 岡田先生は、この間までここで答弁をされていた方でありますから、全部承知で質問をされているんだと思います。  私も当時の質疑のやりとりを見ておりましたけれども、なかなか数値化が難しいようでありました。一部には、二兆とか三兆を目指すとか、あるいは、たしか北川正恭さんの研究会では、彼は衆議院の当選は私と同期なんですけれども、一兆円ぐらいあるんじゃないかとか、いろいろな数字が出ております。  なかなか確定しづらいんだと思います。効果は定性的というのが政府答弁の模範回答なのでありますけれども、費用対効果であれば、かける費用、たしか民主党のときには五千億とか六千億というふうな答弁もあったよ……

第183回国会 内閣委員会 第7号(2013/04/11、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 委員御指摘の指標は、国連開発計画において、開発途上国の開発目標の進捗を確保する観点から重要性が指摘されているというふうに承知をいたしておりますが、こうした指標につきましては、途上国では、先進国に比べて、経済が悪化した場合に財政が悪化する度合いがかなり強いことであるとか、あるいは、財政が悪化した状況のもとで政府が借入をふやすことに困難が伴う可能性が高いことなどの点を踏まえて、その有用性が指摘されているものであるという点には留意が必要であると考えております。  その上で、我が国について御指摘のような指標を見ますと、潤沢な国内民間貯蓄等を背景として経常収支が黒字となっていることなどが……

第183回国会 内閣委員会 第8号(2013/04/24、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 まず、答弁の前に、先般、TPPの急な海外出張に際しまして、委員長、理事、委員の皆様には大変御迷惑をおかけいたしました。御高配をいただきまして、無事、仕事をし終わって帰ってくることができました。仕事をし終わらない方がよかったんじゃないかと考えていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、大臣としての仕事をすることができまして、感謝を申し上げます。  ただいまの利用範囲の拡大の件であります。結論は、三年間の間にいろいろと検証していただいて、ベターな方法をとっていただくということになるんだと思います。  ただ、一般論として申し上げますと、個人番号そのものの利用範囲を拡大するというこ……

第183回国会 内閣委員会 第9号(2013/04/26、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 具体的な例は幾つもお示しをしているんです。先生の質問主意書は、事務にかかわるものをメリット云々含めて全部出せとおっしゃっていますから、それは、全部、現時点で全てを具体的に示すということは困難ですというお答えをしているわけであります。  この審議を通じましても、例えばどういう点で利便性向上があるか、事務の合理化があるか、あるいはどういう点で公平性が確保されるかということは、具体例は幾つもお示しをしているわけでありまして、一つ残らずと言われますと、今一つ残らずで、ああ、もう一つあったなんということが発生することはあるのでありますから、これは、制度が進行していくに従って、ああ、こうい……

第183回国会 内閣委員会 第11号(2013/05/10、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 きょうの本会議でも一部この話が出たことは承知いたしておりますが、これは委員よく御案内のとおり、昨年の六月の三党合意で、年金の問題については、「あらかじめその内容等について三党間で合意に向けて協議する。」というふうにされているわけでありまして、ダブルトラックではありますけれども、この三党協議の行方を有識者会議が見守りつつ、ではその間何もしないというわけじゃなくて、消費税の社会保障の強化部分、充実強化二・七兆円部分のうち、まだ具体的な内容が固まっていない医療と介護の分野についてまず優先的に議論すべきじゃないか、こういう意見が多かったので、そういうことでやらせていただいているわけであ……

第183回国会 内閣委員会 第12号(2013/05/17、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 まず、天下りは考えておりません。これがまずないということ。それから、そのトップ人事について明確に言えることは、プロジェクトファイナンスに係る投融資とかPFI事業の組成等の業務に関する専門的な知識、実務経験を有する民間出身の優秀な人ということであります。  それで、この出身はだめというような具体的な設定はしませんが、それは、案件を決めるときにはこの機構の中の支援委員会が決定をするわけであります。その支援委員会は、委員御指摘のいろいろな懸念がないようにしっかりと選定をしてくれるというふうに思っておりまして、冒頭申し上げましたようなプロジェクトファイナンスに関するいろいろな知見を持っ……

第183回国会 内閣委員会 第13号(2013/05/22、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 これから、六月の中旬、成長戦略の取りまとめをいたします。そして、大体同時期くらいに骨太方針ができ上がる。そして、その先には中長期試算ということになってくるわけであります。中長期試算のときには、当然、具体的な数字が入っていかないと見通しができないわけであります。ですから、そこに向けて、具体的な姿が明らかになってくると思います。  もちろん、与党自民党におきまして、物価安定目標が二%のもとで、あらゆる政策を総動員して達成すべき成長の姿として、名目三%以上の経済成長を目標として掲げております。  加えて、税制抜本改革法の附則の第十八条一項が、平成二十三年度から平成三十二年度まで、この……

第183回国会 内閣委員会 第16号(2013/05/31、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 四年前のことで、かなり忘れちゃったんですけれども、今の議論を聞きながら、少しずつ思い起こしました。  基本的には稲田大臣の所管で、私は現在所管外でありますから、お任せすることといたしまして、当時の私の答弁を思い起こしますと、別途そこの部分はまた結論を出してもらうと。ですから、そこの結論が出ないからどうこうじゃなくて、それ以前にやるべきことはやっておく、後でそこの結論が出たらそれはそれで当てはめる、たしかそういうことだったんじゃないかなと記憶を思い起こしております。
【次の発言】 経済成長をしますと当然資金ニーズが生じますから、金利は上昇傾向になるというのは経済原則であります。こ……

第183回国会 予算委員会 第2号(2013/02/07、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 それぞれの役目があることは事実だと思います。つまり、リアルタイム、体感温度でどう変化しているかということと、それから、政府として指標を出していく際には、それをもとに、財政にどう反映していくか、予算をどう組んでいくか等々のバックボーンになることが考えられます。  それぞれの出す指標の、何のためにこれを使うかということ等々の役割分担も考えながら、いろいろ誤解のないようにはしていきたいというふうに思っております。
【次の発言】 一九八七年から八八年の食料及びエネルギーを除く総合、いわゆるコアコアでありますが、これは、前年比一・五%それから一・一%で、プラスであります。  それから、一……

第183回国会 予算委員会 第3号(2013/02/08、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 TPP交渉が他の交渉と違いますのは、私が通商交渉に臨んだ経験からしますと、それぞれ譲れないものを多少多目に抱えて交渉に参加して、その中で、うちはこれを譲るからそっちもこれは取り下げてくれみたいなことで、だんだんだんだん例外区域を狭くしていって、この辺で、これ以上譲れないというところで妥結が成り立つんですね。TPPの場合は、最初からもう裸で上がってくれ、それから交渉でとっていくという、ちょうど逆な交渉のスタイルになっていると私は感じているんです。  表現の仕方にもよると思うんですけれども、各国とも、一〇〇%、例えばシンガポールのように、ほとんど国内産業がなくて全面自由化ということ……

第183回国会 予算委員会 第4号(2013/02/12、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 厚生年金であるとか健康保険の未徴収者が社会問題化しておりまして、この問題をどうやってより効率よく徴収率を上げるか、いろいろ議員から御指摘を今までもいただいてまいりました。  当面の知恵として、これも御指摘が今までもあったと思います、法務省の法人登記簿情報の活用ということで、これを使って徴収率を上げていこうということ、これも御指摘をいただいた知恵を使わせていただいているところでございます。  それからもっと進んで、歳入庁について、これは、税を徴収するシステムを使って徴収すればもう間違いなくというお話でございます。  もちろん各党内にいろいろ、賛否両論ございまして、こういう点がある……

第183回国会 予算委員会 第5号(2013/02/13、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 昨日は、経済三団体、経団連、同友会、それから日商の代表の方々においでをいただきました。  タイトルといいますか、お呼びかけした趣旨は、デフレ脱却に向けた経済界との意見交換会ということでございまして、まず、経済界の方から御要望がありまして、それは、例えば規制緩和とかあるいはTPPの問題等々、経済界側が要求している課題について精力的に取り組んでほしい、いわゆる六重苦ということをよく言われていますけれども、その解決にも取り組んでもらいたいという御要望がありました。  総理の方からは、政府として取り組むべき課題については鋭意取り組んでまいります、あわせて、業績が回復しているところは、で……

第183回国会 予算委員会 第7号(2013/02/28、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 政府と日銀との共同声明の中にも、イノベーション基盤の強化という文字が入っております。  補正でいえば、先生御指摘のように、具体的に、iPS細胞の研究を加速するとか、あるいは、公設試の設備がかなり古くなっております、これを入れかえる等々の予算措置はしてあります。  もっと広義に申し上げますと、例えば、先般も総理から御指示がありました、総合科学技術会議を予算的にもあるいは権能的にももっと強化をして、出口を見据えて、一気通貫で、上流から下流へと研究開発、それから市場を見据えた製品開発へとつながっていくような体制をとれという指示が出ております。  私が主宰をしております競争力会議におき……

第183回国会 予算委員会 第9号(2013/03/07、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 先生御指摘の点はもっともだと思います。  いたずらに過当競争をあおるだけの規制緩和ではなくて、そこから、その規制があるために伸びていく芽が伸びないというようなところ、技術はあるのに製品化できないというところ、あるいは製品化できたとしてもスピードがかかり過ぎるというようなところ、そういう点にしっかりとフォーカスを絞って、全ての国民のためになる規制緩和であり、それが成長戦略につながるようにしていきたいというふうに思っております。
【次の発言】 細野大臣が懸命に対応に取り組んでおられたのを、私は、あの痛々しいくらいの姿で、心から応援をしておりました。  私ども、過去の原子力政策を振り……

第183回国会 予算委員会 第10号(2013/03/08、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経済財政政策全般を担当いたしております。(発言する者あり)
【次の発言】 もちろん、補正は緊急性を要しますから、その年度内に適切な事業が見つかって、それが消化できればベストだと思います。  しかしながら、緊急経済対策とはいえ、当然、いろいろな緊要性を要するものを探していく中でも、期間が迫っておりますから、年度をまたぐという事情は出てくると思います。そして、効果的に、即効性と、それから、いい内容の案件ということになってきますと、どうしてもこの時点で年度をまたぐ必要性も出てくるということで、その知恵としてこういう手法を使わせていただいているというところでもあると思います。(発言する……

第183回国会 予算委員会 第11号(2013/03/11、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 貨幣現象という意味では、市場に流通する貨幣の量と市場に流通する物やサービスの量の関係で、売り手市場になったり買い手市場になったりします。つまり、マネーサプライの多寡によって、インフレ方向に行ったりデフレ方向に行ったりしますね。  要は、先生は、ベースマネーをふやした関係と、それから、CPIが上がる関係をおっしゃっているわけですよね。つまり、それは、ベースマネーをふやしても、マネーサプライがふえるかふえないか。マネーサプライが確実にふえていれば、それは市場における貨幣現象で、売り手市場が買い手市場になりますから。  要は、ベースマネーをふやしてもマネーサプライがふえなかったという……

第183回国会 予算委員会 第15号(2013/03/18、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 西川議員は、我が党を代表する農業分野の権威者であられます。その西川議員が、農業分野、農業者に思いをしっかりはせながら、何とかこのTPP交渉に向けて党内を取りまとめていこうという御尽力には心から敬意を表している次第であります。  私も、かつて経産大臣として約二年間務めまして、WTO交渉に加わりました。その中で、少数国会議、あのときは七カ国でありました。その大臣会合を十日間、時には夜中の二時まで大臣だけでやりました。でありますから、国際交渉のやりとりというのは、少なくとも、ある程度は承知をしているつもりであります。日本のプレゼンスもWTOの中で当時相当高かったというふうに承知をいた……

第183回国会 予算委員会 第16号(2013/03/28、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 確かに、過去にいいところまでは行ったんですよね。そこでリーマン・ショックに遭ってしまって、世界じゅうの経済が落ち込んで、また一から出直しというような状況になってしまったわけであります。  昨年も、七―九の数字では、速報値では年率マイナス三・五で、これは底割れするんじゃないかと。これは、政権がそのまま民主党政権であったとしても、補正予算は組まなきゃならない。そこでまた、財政状況がどうしても悪化する要因が財政出動で出てくるということになったわけであります。  結論から申し上げますと、どういう手法で財政再建をするかというのは、やはり合わせわざだと思います。極力効率がいい合わせわざでや……

第183回国会 予算委員会 第17号(2013/04/01、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御指摘のとおり、いい物価上昇とそれから余り好ましくない物価上昇、存在をいたします。  当面、円安の国内的にはありがたくない影響というのが物価にはね返ってまいります。小麦の政府売り渡し価格であるとか石油製品、あるいは石油や天然ガスを燃料としている電気代、これが上がってくる。これはいいか悪いかでいえば、好ましくない物価上昇になっていきます。  アベノミクスの三本目の矢、経済成長戦略がしっかり回っていって、民需主導の景気回復路線に入っていく過程で生産が上がり、賃金上昇にはね返ってくる、そして、それが物価の上昇を吸収できるだけの力になっていく、そういうことを期待しているわけであります。……

第183回国会 予算委員会 第18号(2013/04/02、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 今の話をテレビで見ておられる人が、何人がこの話がわかるのかよくわかりませんが、私も専門家ではありませんけれども、それは前提条件があった場合だと思いますね。日銀がベースマネーをふやさない、マネーサプライをふやさない、つまり、金融で縛っている中においてそういうことが起きるとそうであるというふうな前提が必要だと思います。  ただ、経済成長していく場合には、資金ニーズが必ず起きてきます。日銀としては、金融政策として当然、資金が潤沢に供給されるような対応をしなければいけないと思いますし、現実問題としてはそういう対応をしてくると思いますので、その限りにおいては、そういう事態は起こらない。 ……

第183回国会 予算委員会 第20号(2013/04/08、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 この御質問は、産業競争力会議のテーマ別会議において民間有識者から出されたペーパー、あるいはそのときの発言がいろいろ誤解を生んだものだと思います。  私は、この間の質問でも御答弁をさせていただきましたとおり、ここでのそうした議論が、解雇を自由にさせるというようなメッセージになってしまっては困ると。そうではなくて、今議論をしているのは、成熟産業からこれからを担う産業に雇用が移動できる、その際に失業という形態をとらないで移動ができるようにするにはどうしたらいいかという議論をすべきところだからということを、わざわざ私は最後に申し上げました。  金銭解決、一部誤解が出ましたのは、いろいろ……

第183回国会 予算委員会 第21号(2013/04/09、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 前政権下で、「新しい公共」推進会議というのが開催をされております。最後に開催をされたのが、平成二十四年の十月の十六日と承知をいたしております。
【次の発言】 委員から御指摘がありましたとおり、全てを公共が、つまり行政がやるとなると、これはもう大変なコストがかかる、税金がかかるわけでありますし、みんなで助け合うという共助の精神というのは、社会を支えていく上で、コスト面だけじゃなくて、その精神が極めて大事だと思っております。でありますので、安倍内閣といたしましても、この共助をしっかり高揚していくような、そういう仕組みはつくっていきたいと思っております。  ただ、新しい公共という名前……

第183回国会 予算委員会 第22号(2013/04/10、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 ミクロでは、この経過の中でいろいろなことは起きます。  ただ、基本的な認識を持っていただきたいのは、我々は何をやろうとしているかというと、それは、負のスパイラルからプラスのスパイラルに変えていきたいと思っているわけなんです。  デフレマインドが続きますと、お金は使わない方が得なんです、価値が上がるから。だから、消費はふえません。消費がふえないということは、生産はふえない、設備投資もふえないんです。生産がふえなければ、給料はやはり下がっていくんです。下がれば、さらに買わなくなる。この負のスパイラルをプラスのスパイラルに方向性を変えていく。これをやらないと、ミクロでいろいろなことを……

第183回国会 予算委員会 第23号(2013/04/16、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 TPP担当大臣としてお答えをいたします。  日米首脳会談におきまして、それぞれ日本側、アメリカ側、一定のセンシティブな品目があるということの確認をいたしました。アメリカは工業製品の一部であり、日本は農業、農水産品の一部であるということであります。それは具体的項目の特定はいたしませんでしたけれども、それぞれの国にセンシティビティーはあるんだということを相互に理解し合ったと思います。  先週の金曜日に、日米両国で、事前協議の合意文書が発表されました。アメリカのセンシティブ品目について具体的な記述がありました。同時に、日本はTPPに入っていった中でいろいろと議論をしていくわけでありま……


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第185回国会(2013/10/15〜2013/12/08)

第185回国会 決算行政監視委員会 第2号(2013/11/20、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 冒頭、経済財政諮問会議においてそういう議論が出たということでありますので、担当大臣としてお答えをいたします。  自然増分についても、効率化、合理化できる部分は当然あろうかと思います。自然増が、中身の精査をしっかりされた後の増であるならば、それはきちっと対応すべきものだと思いますけれども、自然増の中身が、こういう方法をとればさらに合理化、効率化ができるという部分はあろうかと思います。  医者から出される薬を全部飲むと病気になるぞというようなブラックジョークもかつてあったわけでありますし、そこはいろいろと、情報化の進展に従って、より効率化できるところもあるでしょうし、いろいろな対応……

第185回国会 内閣委員会 第1号(2013/10/30、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経済再生担当大臣、社会保障・税一体改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣並びにTPP担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。  政府は、長引くデフレからの早期脱却と経済再生を最優先課題として、三本の矢を一体として強力に推進し、その効果もあって、景気は緩やかに回復しつつあります。物価の動向を総合してみると、デフレ状況ではなくなりつつありますが、デフレ脱却は道半ばです。  今般、政府は、来年四月の消費税率八%への引き上げと、これに伴う対応として経済政策パッケージを決定いたしました。このパッケージの実行により、反動減を緩和して景気の下振れリスクに対応するとともに、……

第185回国会 内閣委員会 第2号(2013/11/06、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 現在、私の所管ではありませんので、どうしても個人的な見解の域を出ないということを前提としてお聞きをいただきたいと思います。  東電問題は、基本的に、官房長官がお答えさせていただいた路線のとおりだと私も思っておりますし、党の方で、国と東電のある種すみ分けをして、提言があろうかと思います。それを受けて、政府としても与党と平仄を合わせながらこの問題の抜本解決に取り組んでいくということになろうかと思います。  やはり、民間企業にとって大事なことは、未来が見えるということだと思います。現場で働いている方々は、体力的にも精神的にも、恐らく折れる寸前になっていると思います。私が一番心配するの……

第185回国会 内閣委員会 第4号(2013/11/13、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 日本を代表する政治家に将来なるであろう大岡先生の御質問にお答えをさせていただきます。  日本再興戦略におきましては、各種政策を通じて、中長期、今後十年を見据えて、平均成長率が名目で三パー、実質で二パー以上というのを目指しているわけであります。  その中で、戦略特区というのは、成長戦略が掲げる大きなテーマ、大きなテーマは何かといいますと、日本が抱えている社会的課題を戦略目標にしていくわけですね。例えば、少子高齢化社会というのは、手をこまねいていけば経済社会も活力が低下をしていく、しかし、そういう中にあっても、活力ある社会、エネルギッシュな社会というのをどうやって築いていくかという……

第185回国会 予算委員会 第2号(2013/10/21、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 成長戦略を策定する中で総理が常におっしゃっておられるのは、日本を世界で一番、企業立地、つまり投資に対して魅力的な地であるようにしたいということであります。それには、企業自身が緊張感を持つことが大事でありますし、第三者の目で企業統治というものをしっかり見る必要があろうかと思います。  企業自身が新陳代謝をしやすいような環境整備は政府が整えていきます。投資に対する環境整備あるいは産業界の新陳代謝に対する環境整備、それから、企業自身がどうあるべきかということを第三者の目で見られるようなことにする。あわせて、投資家としてあらまほしき姿というものも描いていかなきゃならない、これが日本版ス……

第185回国会 予算委員会 第3号(2013/10/22、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 総理からも昨日も答弁がありましたとおり、もともと我々は、解雇特区なんということをつくるつもりはありません。  外国投資が日本に来る際には、予見性ということが大事です。雇用制度に対する予見性。これは、最終的に、いろいろなトラブルがあったときには裁判になるわけでありますから、裁判事例を精査して、ある種のガイドラインのようなものができれば、予見性はできるわけでありますし、それに大枠、沿っているかどうかのアドバイスはできるわけであります。そういう相談センターをつくるということは、投資にとっては将来が見通せるということになるわけであります。  あわせて、日本の現状の雇用制度ですと、法改正……


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第186回国会(2014/01/24〜2014/06/22)

第186回国会 決算行政監視委員会 第3号(2014/06/16、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 ただいま御決議のありました財政健全化につきましては、経済再生と財政健全化の両立を図りながら、中期財政計画に沿って、財政健全化目標の実現を目指して取り組んでおります。  二〇二〇年度の基礎的財政収支の黒字化に向けた具体的道筋については、二〇一五年度の目標達成に向けた取り組みを進めながら、検討を進めてまいります。今後とも、中長期の経済財政に関する試算などにより将来の展望を明らかにしつつ、歳出歳入両面の取り組みを強力に進めてまいります。  次に、デフレからの脱却に向けた取り組みにつきましては、三本の矢を一体として推進してきた結果、景気は着実に上向いております。また、物価動向は、デフレ……

第186回国会 内閣委員会 第1号(2014/02/19、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経済再生担当大臣、社会保障・税一体改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  デフレからの早期脱却と経済再生を図るため、三本の矢を一体として強力に推進した効果もあって、日本経済は力強さを取り戻しつつあり、物価動向はもはやデフレ状況ではありません。景気回復の動きを確実なものとし、経済の好循環を実現するのが安倍内閣二年目の課題であります。  四月からの消費税率引き上げに際しましては、好循環実現のための経済対策を実行に移す平成二十五年度補正予算の早期執行や実効性のある転嫁対策を含め、経済政策パッケージを着実に実行してまいります。  さ……

第186回国会 内閣委員会 第3号(2014/03/05、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 私がこういう立場になりまして、今先生の御苦労話を伺って、身につまされる思いがいたします。  少なからず通商交渉というのは秘密保持の部分がありますけれども、TPPというのはそれに相当な縛りがかかっているなと。日本がこの協定のメンバーに参加するときに、最後に行うことは、守秘義務にサインをして、そこで初めてテキスト情報にアクセスができるという、いわば鍵をもらえるということになります。最後の作業が、ちゃんと守秘義務を遵守せよということなのであります。  私は、大臣会合に行きまして、やはりこの問題は、各国大臣が、どうすり合わせをするのかね、あなたのところはどうやっているのというようなこと……

第186回国会 内閣委員会 第4号(2014/03/07、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 新聞報道によりますと、一部の新聞報道では、五月に貿易大臣会合が中国・青島で行われる、その機会を捉えるのではないかというような報道があります。中国で行われるということは絶対ありません。その際に、どこか場所を移してということが報道されていますけれども、結論から言うと、まだ全く決まっておりません。  今のお話ですけれども、実は、フロマン代表と立ち話でしたことは、どちらかというと、先に大臣会合ありきという考え方で今まで来たけれども、大臣間、十二カ国の大臣を四日も五日も、ということは往復を入れると一週間、何カ月に一遍ずつ拘束する、これは不可能だ、それぞれの国の事情もある。だから、全部が集……

第186回国会 内閣委員会 第6号(2014/03/19、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 まず、事実関係で申し上げますと、補正につきましては、当然、補正は消費税引き上げの落ち込みをカバーするということが第一目的でありますから、六月までに七割、九月までに九割という目標値はございます。  ただ、当初予算に関しましては、まだ具体的にそういう要請なり相談なりは私のところには現時点で来ておりません。これは、おっしゃるように、予算成立が先だと思いますから、予算が成立した後に経済全般を見回してどう対処するかという課題だというふうに思っております。  予算の成立後にどういう執行体制をとるかということは、経済のフラクチュエーションの先を見通しながら、順調に政府目標である、十年平均、名……

第186回国会 内閣委員会 第8号(2014/03/28、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 直接的な日本経済に与える影響として、全てが稼働していたであろうとすれば、三・六兆円分コストが省ける、掛ける今日までですから、もう三年ですか、十兆円前後になるんだと思いますが、委員の御指摘は、それ以外にいろいろ影響があるだろうということであります。  これは私の所管外であるわけでありますけれども、確かに、それによって電気料金が下げられるとすると、高いよりも低い方が企業活動にとってはプラスになってくる。それが及ぼす間接的な影響は、三年間、十兆円前後の外側にさらにあることでありますから、もっと大きくなってくると思いますが、その辺は、電気料金が高い場合と安い場合の産業活動に与える影響等……

第186回国会 内閣委員会 第12号(2014/04/11、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御指摘のように、IMFが、日本の二〇一四年、これは暦年でありますけれども、成長率、これを修正しておりますが、当初の一・七%から一・四%に下方修正をしております。そして、二〇一五年、これも暦年、この成長率は一・〇%に鈍化するという見通しを示した、これは事実でございます。  もちろん、IMFの見通しが、暦年、カレンダーイヤーであるのと、それから政府が発表する経済見通し、これは年度ベースですから、期間の違いがありますけれども、IMF自身が下方修正したのは事実でありまして、日本の経済見通しにつきまして、足元の統計等を踏まえてこういうふうに下方修正した、一・七から一・四にしたというふうに……

第186回国会 内閣委員会 第15号(2014/04/23、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 ただいま議題となりました株式会社地域経済活性化支援機構法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  日本経済はデフレ脱却に向けて着実に前進しており、今後は、景気回復の裾野をさらに広げていくことが重要な政策課題となっております。  地域経済も含めた成長力の底上げと好循環の実現を図るためには、それぞれの地域における中小企業、小規模事業者に対する支援の担い手である株式会社地域経済活性化支援機構の機能の拡充を図る必要があることから、本法律案を提出した次第であります。  以下、この法律案の内容につきまして御説明を申し上げます。  第一に、民間事業者……

第186回国会 内閣委員会 第16号(2014/04/25、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 冒頭、TPPの日米協議について言及がありました。かなり開いていた間合いが縮まってきたことは事実であります。前進があったことは事実でありますが、決着には至っていないというところであります。両首脳から交渉の加速を命じられまして、それに従って、その趣旨においては達成ができたのではないかというふうに思っております。  LP出資を加える必要性であります。先生が接触をされた民間の方からの必要性については、若干疑義があるかなというお話でありましたけれども、結論から言うと、民間からのそういうニーズがあるということになるんだと思います。  昨年の改正時には、機構が民間金融機関等と共同で、事業再生……

第186回国会 内閣委員会 第17号(2014/05/09、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 中長期的に言えば、人口減少問題は我が国の最大課題になると思います。このまま放置していけば、いずれのときか、全てのシステムが崩壊する危険性があると思います。ある時期から減り方が少しずつ減って、ある時期を過ぎると急激に落ちていくということを考えますと、今から対処していかなければならないわけでありまして、一億人というのは、今のあらゆる社会システムから経済システムを維持するのに必要な人数であるというふうに考えております。  本年一月に、諮問会議のもとに、「選択する未来」委員会を設置いたしました。日商の三村会頭が長になってやっていただいているのでありますけれども、人口減少、超高齢化という……

第186回国会 内閣委員会 第19号(2014/05/23、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 大筋合意には至っておりません。何人かの閣僚から、年内合意の可能性が語られています。これは不可能ではないと思います。  どういう道筋が必要かといいますと、要するに、今回の大臣会合で未決着の部分を事務折衝に委ねようと。もちろん全部解決するわけじゃないですけれども、そういう合意が二国間でみんな、ほぼとれました。大臣が来ているところについては、七、八カ国やりましたけれども、こういう問題が二国間で残っていますね、これはとにかく事務の責任者同士で議論させましょうと。どうしても政治的に残る部分については政治決着ということになるんでしょうけれども、そういう手順について、バイ会談をやったところで……

第186回国会 内閣委員会 第22号(2014/06/04、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 先ほど森大臣から答弁をさせていただきましたとおり、既婚者の希望、それから未婚者の結婚願望、それをかなえると、二・〇七、人口維持に必要な出生率近傍になってくるということであります。ですから、結婚から出産そして子育て、その間のワーク・ライフ・バランス、自己実現、それら環境を整備することによって、結果としてその数値になっていくということで、我々としては、環境整備に全力を挙げる、それを骨太に書いていくということであろうというふうに思います。  まだ中間整理の段階でありまして、最終答申は年末ということになります。中間整理段階で、最大の危機は人口減少である、五十年後には八千万人台になってし……

第186回国会 予算委員会 第2号(2014/01/31、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 外国人投資家が日本市場に投資をしているのは、結論から言えば、日本が買いだという判断だと思います。一方で、日本の投資家が、むしろ売り越しになっています。これは、株価が極めて低いときに保有していたものが、株価が上がってきて、利益を確定する行為だというふうに思っております。  これから日本経済が本格的に成長軌道に入っていけば、外資も内資も、それぞれ投資に向かっていくというふうに思っております。
【次の発言】 株価は、この一年でたしか五八%ぐらい上がっています。これは、アメリカの上がり方、ドイツの上がり方と比べても、はるかにこちらの方が高いわけでありまして、今まで低い価格で抑えられてい……

第186回国会 予算委員会 第3号(2014/02/03、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 日本経済を動かすのに、政府の予算規模だけで回っている経済ではなくて、五百兆のGDPそのものが大きく動いていくということが大事で、これは民間の貯蓄が投資に向かっていく、規模が違うわけであります、政府予算と民間貯蓄が投資に向かう規模は違いますから、その好循環をうまく回すようにするわけであります。  対策全体では、税制がありますし、予算もあります。税制で民間投資が進んでいくような環境整備をいたします。予算で、雪だるまに例えて私はよく言いますけれども、最初の一転がしを押すような予算をつける。  というのは、税制で対応できないような中小企業に対しては、設備投資を支援するような補助金を出す……

第186回国会 予算委員会 第4号(2014/02/04、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 民主党では慎重なケースでも達成という話がありましたけれども、その後、経済が急激に落ちたというのはカウントされていなかったと思います。それを織り込んでいくとどうなのかなということが一つあります。  それから、私どもは、まず、十五年続いたデフレを脱却させる、ずっと名目成長率が落ちてきて、ついに五百兆を割ってきたということを逆に取り戻していかなければならないということで、三本の矢によるアベノミクスを掲げたわけであります。  時の政権は、自分の政策を掲げて、それに基づいて各種プランをし、指標をつくり、予測をしていかないとしたら、仮に、ではそれがうまくいかないという前提にプライマリーバラ……

第186回国会 予算委員会 第5号(2014/02/10、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 消費税は、適正に転嫁がなされて初めてその期待される機能が適切に発揮されるわけでありますから、どこか中小企業事業者が泣きを見るというような形で執行されるものではないということは、御指摘のとおりでございます。  一月の二十八日に関係閣僚会議を開きまして、転嫁対策推進本部を開催いたしました。万全の転嫁対策を講じていくということを確認したわけでありますが、具体的には、昨年は十一月に中小企業者十五万社に書面調査をしまして、取引先、元請等々で無理難題を強いられていないかということを調査いたしました。その結果、疑義があるものについて立入検査をしまして、指導したわけであります。  本年、二十六……

第186回国会 予算委員会 第6号(2014/02/12、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 プライマリーバランス、つまり国債費を除いたその年の政策経費をその年の税収で賄う、これに向けて財政構造を改善していくことが重要であります。  二〇一五年までにこのプライマリーバランスの赤を半分にする、これは大変厳しい目標でありますけれども、比較的順調な歩みを来年度に向けて進めたと思います。一般会計の国費ベースで四兆、四兆改善するのを、五兆二千億改善するという新年度予算になっております。  二〇一五年度以降二〇二〇年まで、これがなかなか厳しいのが正直なところであります。中期財政計画では、一五年から先はいわば自然体で構えておりまして、そこでまだ達成できないということになっております。……

第186回国会 予算委員会 第7号(2014/02/13、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 今月の二十二日から二十五日まで四日間、シンガポールで閣僚会合が開催されるということが決まりました。国会の御了解がいただければ、ぜひ出席をしたいと考えております。  前回のシンガポール会合で、アメリカのUSTRのフロマン代表がぶら下がり会見で、残されている重要な課題は、知財、環境、労働、国有企業、そして日本の農産物という発言がありました。それ以外にも、地方政府の取り扱いや一時的入国も関心が高いところだと思いますが、いずれにいたしましても、私どもは、衆参農水委員会で決議をいただいているわけでありますし、党としての掲げている公約もあります。それをしっかり受けとめながら、どう整合性をと……

第186回国会 予算委員会 第9号(2014/02/17、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 いわゆる三本の矢と称しておりますのは、一の矢が大胆な金融政策、二の矢が機動的な財政政策、三の矢が成長戦略であります。  今御指摘の政府・日銀の共同声明には、それぞれがやることが書いてあります。日銀は、できるだけ早期に二%の物価安定目標に向けて金融緩和を行う。政府は、日本経済の成長力、競争力をつける、そして財政再建に責任を持っていく。そして、諮問会議は、それらを検証していくということになっております。  諮問会議におきまして、金融緩和の政策について、日銀を交えて何カ月に一度、二、三カ月に一度だったと思いますけれども、検証をいたしております。  そして、政府としては、二〇一五年まで……

第186回国会 予算委員会 第10号(2014/02/18、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 税金が安い方が企業にとって立地しやすいか、高い方が立地しやすいかという単純な話でいえば、それは賦課が低い方が企業にとっては立地しやすいのは事実であります。  ただ、私は経済財政全体のマクロを見る担当でもありますので、アベノミクスのやっていることは、経済を活性化させると同時に財政を再建する、そして社会保障の安定化を図る、そのためには安定財源を確保するということになります。先ほど来、ブレーキとアクセルの話がありましたけれども、これはうまいハンドリングをして、使い分けをしながら車をうまく動かしていくということになろうかと思います。  法人税を下げた場合に税収にどうはね返るのか、あるい……

第186回国会 予算委員会 第11号(2014/02/19、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 御指摘のように、TPP加盟国十二カ国中、WTOの政府調達協定に加盟している国は四カ国、つまり、日本、米国、カナダ、シンガポールだけであります。残りの八カ国は、そういう意味では政府調達市場が開放されていないということであります。でありますから、そこは、開放のルールをつくって、外資が参加をする道を開く。  ただ、定量的にここは幾ら、ここは幾らという計算値は、まだしておりません。結局、ルールの方がどういうふうに決まるかによって対象が変わってくるということもあるでしょうし、そこの中で内外無差別ということに基本的にはしていかなきゃならないわけでありますが、中小企業に対する対策等々もいろい……

第186回国会 予算委員会 第14号(2014/02/27、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 二月の二十二日から二十五日までの四日間にわたりまして、シンガポールでTPPの閣僚会合が行われたわけであります。その間、赤澤委員を初め四名の先生方にも現地にお入りをいただき、いろいろとサポートいただきましたことに、改めて感謝を申し上げます。  大筋合意に至らなかったという報道があります。何をもって大筋合意かという定義がないのでありますけれども、確かに、もちろん妥結には至りませんでしたけれども、次につながる前進があったということは確かだと思いますし、次への見通し、妥結への見通しも、相当明確になってきたと思います。  最後、会見の席上で、どの辺までTPP交渉は進んだと評価するのかとい……

第186回国会 予算委員会 第15号(2014/02/28、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 基本的に、経済のバックグラウンドが変わります。デフレ下でどういうポートフォリオを構成するかということと、デフレから脱却をして軽度のインフレに移っていったときに、構成するポートフォリオはおのずと変わってくると思います。  安全、有利と言われますけれども、安全と有利というのは相反する方向性であります。その最大公約数をとっていくというのが求められるところだと思います。極力安全で、しかしそこそこ有利にということで、そういう方向性の中で、経済のバックグラウンドが変わってくる、あるいは変えていく中でのポートフォリオ、適切なポートフォリオ構成に、どういう配置をしていくか、そのときの責任体制は……


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第187回国会(2014/09/29〜2014/11/21)

第187回国会 地方創生に関する特別委員会 第5号(2014/10/29、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 いわゆるPFI推進機構というのは、御指摘のとおり、民間資金が向かう事業に対して呼び水的に設定されている。民間がなかなか最初から踏み込んでいけないところの道だけを開くということでありますから、御説明のとおりであります。
【次の発言】 現時点では一件でありまして、女川町の水産加工団地の排水処理施設整備事業への出資であります。金額は百万円であります。
【次の発言】 国と民間で半々ずつの出資、国は半分以上ですから百億、民間から百億でありまして、そのうちの今申し上げた一部だけ、事業案件は決定しているわけであります。それ以外の事業案件については、今、これから採択されるであろう予定案件がかな……

第187回国会 内閣委員会 第1号(2014/10/10、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 経済再生担当大臣、社会保障・税一体改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。  安倍内閣で一体的に取り組んできた三本の矢の効果もあって、我が国の景気は、緩やかな回復基調が続いています。ただし、このところ一部に弱さも見られており、先行きについても景気を下押しするリスクに留意が必要であります。また、円安やエネルギーコストの上昇が中小企業や地域経済に与える影響も注視をしてまいります。  政府といたしましては、引き続き経済対策の早期実施に取り組むとともに、必要と判断をされる場合には機動的な対応を行うなど、経済運営に万全を期してまいります。……

第187回国会 内閣委員会 第2号(2014/10/15、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 いわゆるJカーブ効果、これは、為替が円安に振れると、一時的に輸入物価が高くなって、一時的に貿易赤字になるけれども、やがて輸出先の価格を下げることによって市場拡大をして輸出量がふえていくという効果でありますけれども、これが当初想定したほどに出ていないというのは事実であります。  ただし、別な形で円安のプラスが日本に返ってきている点もあると思います。  つまり、Jカーブ効果が出ていないのは、超円高のときに生産拠点が海外に移って、生産能力が国内に輸出ドライブをかけるほどそろっていないという点が一つあります。  それから、普通は市場の先の価格を下げられるわけですね。円ベースでいえば、百……

第187回国会 内閣委員会 第9号(2014/11/07、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 オカルト映画も、ヒット作品は経済効果があるんですが。  今回の日銀の対応は、私はオカルトだとは思いませんが、よく言われるように、マネタリストとケインジアンを乱暴に分けますと、マネタリストは、供給をふやせば需要がついてくる、ケインジアンは、需要の拡大が経済を拡大して引っ張るという、乱暴に言うとそういう分け方だと思うんですけれども、あくまでも日銀が異次元と言っているのは、世界に例がない、十五年以上続いているデフレが異常なことでして、異常な事態には相当衝撃的な対応をしないと脱却できない、デフレから脱却をしないと経済効果を発することができない、そういう脈絡だと思うんですね。  デフレを……

第187回国会 予算委員会 第2号(2014/10/03、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 バンカーでどの番手を使うかは別の話として、確かに、公共事業のクラウディングアウトという指摘はあります。ですから、仮に何らかの対策を打つときには、そういう指摘もしっかり踏まえて財務大臣はやられると思います。  それから、実質賃金の話をされました。しかし、実質賃金は、名目賃金が物価上昇をオーバーライドしたときに初めて実質がプラスになるんです。  実質にこだわったというのは、我々の反省でもあるんですけれども、実は、名目が上がらなくても物価が下がっているから実質賃金は確保されているんだ、経済成長も、名目は伸びなくても物価で引けば実質はそこそこなんだと。でも、こういう反省を込めてやってい……

第187回国会 予算委員会 第3号(2014/10/06、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 一本目の矢は、デフレの環境を弱インフレに持っていくために金融緩和をして、それは御評価をいただいているんだと思います。  二本目の、これは財政出動ですね。デフレギャップというか、それを解消するためには、需要をつくらなければならない。まず公需で需要をつくっていくという、その意味もあると思います。  それで、消費税引き上げ前にはほぼ需給ギャップがなくなってきています。需給ギャップがなくなったときにサプライサイドの改革をするというのはとても大事で、つまり、なぜデフレが起きるかというと、一つには、供給力があって需要がないから、この差がダンピング要因になるわけですね。これがなくなったところ……

第187回国会 予算委員会 第4号(2014/10/30、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 おっしゃるとおり、日本の経済構造のかなりの部分、七割と言われますけれども、それがサービス産業で、この労働生産性が低いところに問題があると。  先般、産業競争力会議におきまして、事務方に私から、業種ごとの、サービス産業について、所管官庁に、生産性向上に向けての検討をするように指示をいたしました。そして、産業競争力会議の分科会の中でそれを取りまとめて、十一月中旬くらいを目途にしたいと思っておるんですが、でき上がってきた成果を、石破大臣のまち・ひと・しごと創生本部の方の政策にインプットしていきたいというふうに思っております。  業種ごとに取り組むこと、例えば、よく言われることは、IT……


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第183回国会(2013/01/28〜2013/06/26)

第183回国会 経済産業委員会内閣委員会財務金融委員会消費者問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(2013/05/16、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 消費税の引き上げに関しましては、各省ごとに相談窓口は設けております。内閣府には、総合相談窓口というようなものを設けます。そこで共通の電話やメールで相談を受けます。転嫁等、それ以外の相談もあるかもしれません。指導や是正が必要な場合は、所管官庁の方にすぐ内容を連絡して、個別具体的な対応に当たらせることにいたしております。  免税事業者とそうでない事業者の件であります。一千万以下の事業者に関してです。  ただ、免税事業者に関しましても、仕入れに係るところは消費税がかかってくるわけであります。つまり、要は、自分の利益に係るところまで一緒に乗っけて請求すると益税という問題になりますから、……

第183回国会 決算行政監視委員会第一分科会 第1号(2013/06/21、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 ただいま会計検査院から大型電子計算機システムの賃貸借等に関しまして御指摘のありました事項につきましては、まことに遺憾に存じております。  御指摘を受けた事項につきましては、既に再発防止の取り組みを進めており、今後も再発防止に万全を期してまいる所存であります。

第183回国会 内閣委員会総務委員会財務金融委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号(2013/04/11、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 過去、この種の話が持ち上がっては消えてきた歴史は、御指摘のようにございます。  まず、一九七〇年に、コンピューター処理に関するさまざまな標準化の一環として、事務処理用の統一個人コードの検討がなされました。しかし、このときには、国民総背番号制として管理社会につながるというような危惧が出されまして、構想は頓挫をしたわけであります。  それから、税の分野におきましては、一九八〇年にグリーンカード法案が、これは可決をされましたけれども、プライバシー保護などの反対運動がかなり広範に起きまして、これも廃止をされた経緯がございます。  社会保障分野では、一九六一年に年金や健康保険の分野で制度……

第183回国会 予算委員会第一分科会 第2号(2013/04/15、46期、自由民主党)【政府役職】

○甘利国務大臣 ここでは、解雇ルールをどうするかという検討チームではなくて、産業競争力会議の本会では委員の数も多いこともあって、いろいろな競争力を強化するテーマについて十分な議論ができないという委員からの要望に従って、幾つかの、ある種、テーマ別会合というのをやりました。競争力を強化する中で、民間の委員は何を言ってももちろんこれは制約をされていないわけでありますけれども、個々の民間の委員の方が、いろいろな勉強をされた案件について、自分なりの問題提起をされていくわけであります。  ここでは、解雇のルールを決めましょうというテーマ別会合ではありません。産業の競争力を強化していくためにどんな議論が必要……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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