このページでは石破茂衆議院議員の47期(2014/12/14〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は47期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(石破茂君) 後藤議員にお答えをいたします。 総合戦略に基づく今後の取り組みについてのお尋ねをいただきました。 昨年末、人口減少を克服し、地方が成長する活力を取り戻すための五カ年の政策をまとめた国の総合戦略を閣議決定いたしました。今後、これを勘案し、各地方公共団体においては、地域の特性を踏まえた地方版総合戦略を遅くとも二十七年度中に策定していただきたいと考えております。 国は、地方のこうした取り組みを支援する観点から、ビッグデータによる情報支援や自由度の高い交付金などによる財政支援を行うことといたしており、所要の予算を今般の補正予算に計上したところであります。 人口減少克服、……
○国務大臣(石破茂君) 鈴木克昌議員より、車体課税の抜本的見直しを行うべきではないかとのお尋ねをいただきました。
自動車が地方の生活や経済にとって重要な役割を果たしていることは、十分理解をしておるところであります。
他方で、地方公共団体が地域の課題に適切に対応していくためには、必要な財源を確保していくこともまた重要であります。
車体課税の見直しにつきましては、以上のような観点も含め、所管の総務省及び財務省において検討がなされるものと考えております。(拍手)
【次の発言】 逢坂先生から、五問御質問を頂戴いたしました。
まず、地方創生関連予算への地方の対応と、財源確保のあり方についてであり……
○国務大臣(石破茂君) 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案、地域再生法の一部を改正する法律案及び国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 地方分権改革は、地域がみずからの発想と創意工夫により課題解決を図るための基盤となるものであり、地方創生における極めて重要なテーマであります。 本法案は、平成二十六年から新たに導入いたしました地方分権改……
○国務大臣(石破茂君) 地域再生法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 我が国の地方創生をめぐる現状は、若者の雇用環境が改善する一方で、二〇〇六年から上昇傾向にあった合計特殊出生率が九年ぶりに低下に転じ、また、東京一極集中の傾向に歯どめがかからないなど、厳しい状況が続いております。 このような状況を踏まえ、国においては、まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げられた基本目標や重要業績評価指標、KPIの達成に向けた進捗状況を検証し、政策パッケージ、個別施策の拡充を盛り込んだ、まち・ひと・しごと創生総合戦略二〇一五改訂版を昨年末に閣議決定したところであります。 地方……
○国務大臣(石破茂君) 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 地方分権改革は、地域がみずからの発想と創意工夫により課題解決を図るための基盤となるものであり、地方創生における極めて重要なテーマであります。 本法案は、昨年十二月に閣議決定した平成二十七年の地方からの提案等に関する対応方針を踏まえ、地方公共団体への事務、権限の移譲、義務づけ、枠づけの見直し等を行うものであります。 次に、法律案の内容について、その概要を御説明申し上げます。 第一に、住民に身近な行政を地方公共団体が自主的かつ総合的に広……
○石破国務大臣 所掌外でまことに恐縮でございます。 これは、内閣の一員として、我が政府のとっております見解、すなわち憲法第十三条、第十八条のあの規定の趣旨から見て許容されるものではないということは堅持をいたしますし、私もその立場でございます。 そして、念のために申し上げておきますが、私は徴兵制が合憲だと申し上げたことは一度もございません。どうぞ全てお調べください。一度もそのようなことは言っておりません、そしてまた防衛庁長官当時も防衛大臣当時も。 これは委員もあるいは御案内かもしれませんが、今の陸海空というのは本当にコンピューター、ハイテクの塊のようなものでございます。徴兵制というものをし……
○石破国務大臣 御通告もございませんし、当委員会でそういうようなことについてお答えすることはいかがなものかというふうに考えております。
最高裁が求めていることというのは、限りなく一票の平等ということを求めねばならないということであります。それは当然のことだと私は考えております。しかし、そこに至るまでのやり方というものについて、どうやって広く理解を得るかというようなことについてはいろいろな議論がございます。
いずれにいたしましても、当委員会の所管されること以外かと思っておりますので、これ以上のお答えは差し控えます。
【次の発言】 お答え申し上げます。
このインフォメーションセンターというも……
○石破国務大臣 地方創生担当大臣、国家戦略特別区域を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。 昨年の臨時国会において、まち・ひと・しごと創生法案及び地域再生法の一部を改正する法律案を可決、成立していただきました。鳩山委員長を初め関係各位には、改めて心より感謝を申し上げる次第であります。 昨年末には、まち・ひと・しごと創生法に基づき、長期ビジョン及び総合戦略を閣議決定いたしました。 長期ビジョンにおきましては、移住や結婚、妊娠、出産、子育て等に関する国民の御希望をかなえることにより、人口減少に歯どめをかけるとともに、東京一極集中を是正し、二〇六〇年に一億人程度の人口を確……
○石破国務大臣 御指摘のように、所信の中で、世界に先駆け人口減少・超高齢社会に向けて回答を見出すということを申し上げました。 この少子化とか高齢化とか人口減少とかいうものは、先進国と言われるものに共通の課題であるわけで、日本がその課題に対して課題先進国として真っ先に回答を示すということは、重要なことではないかと思っております。 この時代に生きる我々というのは、それを世界に示す責任があるだろうし、次の時代に何とかこのいい日本を残す責任があるだろうし、この日本をつくってくださった、もう見ることがないいにしえの方々に対しても、それは我々が果たすべき責任だというふうに思っております。 全体の人口……
○石破国務大臣 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案、地域再生法の一部を改正する法律案及び国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 まず、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 地方分権改革は、地域がみずからの発想と創意工夫により課題解決を図るための基盤となるものであり、地方創生における極めて重要なテーマです。 本法案は、平成二十六年から新たに導入しまし……
○石破国務大臣 これは、地方に仕事がないというのが一番の理由だろうというふうに断ぜざるを得ないと思っております。 東京に住まれる五十代の方、別に五十代には限りませんが、五十代の男性の半分は、できれば地方に行きたいんだという御意向をお持ちです。また、これはやや意外なところですが、十代、二十代の男女とも四七%が、できれば地方に移住したいと考えている。だから、金輪際地方なんかへ行きたくないと思っているわけではない。 では、何でそれが地方に行かないのだろうかといえば、それは仕事がないのだ、あるいは、あってもそれが高い収入あるいは安定した雇用が得られないのだということだと私は思っております。 昭和……
○石破国務大臣 認識は委員と全く一緒でございます。 もちろん、それぞれの集落がかつてのにぎわいを取り戻せれば一番いいと思っておりますが、当面、人口は減るわけでございます。そうすると、小さな拠点にいろいろなものを集約して、高齢者の方であっても、小さな拠点で、歩いて全ての用が足せるということが望ましいのですが、その小さな拠点への連絡というものがきちんとなければ、幾ら小さな拠点を整備しても何にもならぬというお話でございます。 小さな拠点とともに、集落に住めるということも重視していかねばなりませんので、それをつなぐのは交通ネットワークである、かような認識でおるところでございます。
○石破国務大臣 これは、ぜひ当委員会でいろいろな御議論をいただきたいと思うのですが、それはコンパクトシティーについての考えだと思います。 つまり、人口はどんどん減っています。かつて人口がふえたときに、町は物すごく伸びました。田んぼを潰して住宅街になりました。下水道を引き、道路をつくりました。ところが、どんどん人口が減ってきました。同じようにそれを維持したとするならば、どれぐらいのお金がかかるだろうか。その市の財政でそれを続けることは、その市全体にとってどうだろうかということは、市長さんなりの判断の中に当然入ることでございます。人口が減ろうが何しようが、そういうところの道路も維持をせよ、公共下……
○石破国務大臣 この話は、私自身もよくわからぬなとずっと思っておるお話でございます。 累次の政府の閣議決定におきましては、ILO八十八号条約との整合性に留意する、こういう書き方がしてあって、では整合性とは一体何でしょうかというお話まで行かなければいけないし、何よりも、労働者あるいは仕事を求める方々にとって何が最も利便性があるものなのかという観点で議論されるべきものだと思っております。 そしてまた、ILO八十八号条約にございます、職業安定組織は国の機関の指揮監督のもとにある職業安定機関の全国体系で構成される、それは私は委員と同じような考え方を持っておって、本当に絶対だめなのかなといえば、そこ……
○石破国務大臣 福田委員からお声をかけていただきまして、上野村を拝見させていただきました。 今委員から御紹介がありましたとおり、発電所がございますので交付金を受けていないという、多分、群馬県でたった一つだと思います。それに甘んじることなく、どうやって自立した村をつくるか、言葉をかえれば、身の丈に合ったそういう事業をやっていくかということをやっておられるところであります。 また、委員から御紹介がありましたように、Iターン者が二百四十一人いる。何でもいいからいらっしゃいということではなくて、そこの村で何の仕事をするのかという存在感をきちんと持たれた方々で、そういう方々とお話をさせていただいたの……
○石破国務大臣 一言で申し上げれば、地方の人口減少に歯どめをかける、東京一極集中を是正するということになるわけですが、こういう議論が高まった直接のきっかけは、おととしの中央公論の十二月号、これは十一月に発売でした。ここにおいて、増田寛也さんが、壊死する地方都市、地方消滅という言葉を使われた。地方衰退とかそういう生易しい話じゃなくて、消滅とか壊死とか、かなりショッキングな言葉を使われました。私、年明けの衆議院の代表質問でこれを取り上げた覚えがあります。 要は、このまま、兵庫県であれ、鳥取県であれ、熊本県であれ、どこでもそうですが、二〇四〇年に二十代、三十代の女性の方が八割減る、七割減る、六割減……
○石破国務大臣 モデル例というのは、まだ、コンパクトシティーとか、コンパクトビレッジとか、そういうものの概念がいま一つよく伝わっていないところがあるというふうに私は承知をいたしておるところでございます。 これをどういうような形でやっていくか。そこにおいて必要なのは、特にコンパクトビレッジはそうだと思うんです、小さな拠点はそうだと思いますが、地域におけるきちんとしたお話し合い、ボトムアップの手法が必要だと思っておりまして、その際に、こういう例がある、こういう例があるというようなことはきちんと周知をさせていただいて、そういう御理解のもとにボトムアップをしていかないと、この小さな拠点というもの、ネ……
○石破国務大臣 委員御指摘のとおり、プラン、企画づくり、そして実行のD、ドゥーですね、そしてチェックのC、そしてそれを見てリニューアルをし改善するというアクションのA、このPDCAの中で皆で参画しなきゃいかぬ。そんなものは市役所がつくるんでしょう、町役場がつくるんでしょうじゃない。そこの地域の方々、多くの方々が参加してプランをつくり、そうであるからにはみんなで実行する。一番大事なのはCだと思うんです、チェック。それがどのような効果をもたらしたかということをそれぞれの自治体において、何を達成するんだということを自由につくっていただく。宿泊観光客なのか、農業の生産額なのか。それが達成できたかどうか……
○石破国務大臣 それは、対象とする人材、あるいはそういう人に来てほしいと思っている地方の企業、それが異なっております。対象とする人材も、またそういう方々を欲している企業も違いますので、それは事業としては異なるものだと理解をしていますが、それはこちらの理屈なのであって、実際に使う人にしてみれば、何を使ったらいいのかよくわからぬということは当然生じることでございます。 それが納税者あるいは国民に対して親切な行政だと私は全く思っておりませんので、ワンストップという形で、仕事を求めている人がいる、そういう人が、東京に一カ所つくります地方移住促進センターというところへ行く、あるいはアクセスすれば、一体……
○石破国務大臣 鳥取市の事例を御紹介いただきまして、まことにありがとうございました。 委員御指摘のとおり、公明党の地方議員の方からいろいろなありがたい提案をいただいて、それぞれの自治体ごとに工夫がなされております。 現金でやっちゃいますと、それは貯金したらおしまいなのでありまして、それは使っていただかなければどうにもならぬということでありますし、今回の場合には使っていただかないと助成はいたしませんので、そこが大きなポイントだと思っております。 しからば、どういう商品を設計していただくかということがまさしくポイントでありまして、先ほど御紹介いただきましたように鳥取市で一・九五倍、神戸市の場……
○石破国務大臣 御指摘のように、七千二百二十五億というのは、総合戦略等を踏まえた個別施策であります。社会保障の充実に係るものが六千七百六十六億ということになっておるわけでありまして、総額は一・四兆円ということでございます。 これは、それぞれにおいて数値目標をきちんと設定する、そしてまた、プランを立て、実行をし、点検をし、そういうサイクルも入れておるものでございます。その二つの観点から、今までとは全く、取り組みであるということを申し上げております。
○石破国務大臣 それは極めて重要な視点であって、塩崎大臣ともこの件については何度かお話をさせていただいております。
保育士の資格をお持ちでありながら、実際に保育の現場に出ておられないという方が恐らく六十万人弱おられると思います。鳥取県の人口と同じぐらいの方が、保育士のライセンスを持ちながら出ていない。これはなぜだろうかということもよく見ていかなければなりません。
地方において女性の方々が安心して出産をしていただく、子育てをしていただく、そのために保育士の方々の処遇の改善は不可欠であるという認識は持っております。
【次の発言】 あの当時の農政改革というのは、やはり米というものをどうするかとい……
○石破国務大臣 何度か政府の役職につかせていただいて、そのたびにきちんきちんと、そういうことがないかどうかは点検はいたしております。 私どもが当選一回のときというから、もう今から二十何年も前のことですが、リクルート事件というのがあって、政治と金というのが物すごくクローズアップされて、政治改革ということが行われて、小選挙区制というのが導入をされてということでした。 あそこの政治改革というものの評価はともかくとして、実際、お金はかからなくなっているんです。国民の皆様方に政党助成金というのもいただいているんです。ですから、議論の本質というのは、あのときとは違う議論になっているのだろうという気が私……
○石破国務大臣 御指摘のとおり、これは非常に長い取り組みであります。平成五年、衆参両院の地方分権の推進に関する決議というのがございました。それから二十年ぐらいが経過をして、まず国と地方で、国が上で地方が下であるというようなことではないのだ、平成七年には、国と地方との関係を上下主従、すごいことを言うものですが、上下主従から対等、協力の関係に変えるというふうにいたしたものでございます。 平成十八年には、第二次地方分権改革というものがなされました。地方に対する権限移譲、義務づけ、枠づけの見直し等々を行ったわけでございます。 今回は、提案募集方式というのを採用いたしました。地方がどういうような御提……
○石破国務大臣 この問題は長く辻元議員と議論してまいりました、今は中谷大臣が責任を持ってお答えになっておられるわけですが。 サマワに出しましたときも、あるいはインド洋に出しましたときも、これは、いかにして自衛官の生命身体を守るかということについては、いろいろな議論をしながら極限までやったと思っております。さればこそ、インド洋においてもサマワにおいても、一発の銃弾を撃つこともなく、一人も傷つけることなく、一人も傷つくことなく。 やはり私どもは、そういうような貴重な経験というものをよく生かしながらやっていかねばならぬ。リスクが高まるとせば、どうやってそれを回避するかということは、政府において万……
○石破国務大臣 それはまさしく御指摘のとおりで、総合戦略も複数の自治体をまたいでつくっていただく方が効果的な場合もあろうかと思います。場合によっては県をまたいでいただいても結構だということで、何が一番その地域において仕事をつくり所得を上げということに寄与するかという点が大事でありまして、自治体ごとにというような狭い考えは全く持っておりません。
総合戦略においてもそうですし、いろいろな交付金の使い方もそうでございます。何が一番よいかということにおいて、広域連携は極めて重要なことだと考えております。
【次の発言】 本気です。
というのは、今、渡辺委員がおっしゃったようなことは、私どもの内部でさ……
○石破国務大臣 それは何を過度と言うかというお話ですが、やはり、政治改革の議論をしておったときに、今からもう三十年近く前のことです、それぐらい前の話ですよ、リクルート事件に端を発しておりますので。 あのときに、まず民主主義のコストって何なんだろうかという議論をいたしました。大切なものはただではないので、大切なものがただであるかのごとく言うのは、それは私は間違いだと思います。コストは一体何なんだと。遊興費とかそういうものではなくて、有権者のニーズをいかに正確に把握をするか、こちらの政策をいかにきちんと伝えるか、そういうものは私は民主主義のコストだと思っております。 そして、それを誰が負担する……
○石破国務大臣 委員御指摘のとおり、地方によっては、かなりこの取り組み、難しいなと思っておられるところがあります。 これは、再三この委員会でも答弁申し上げましたが、国としてそういう地域に対して、情報面、財政面、そして人材の面、この三つで全面的に支援をいたしてまいります。霞が関全体を地方の相談役とするコンシェルジュ制度というのもスタートいたしました。あるいは、人口五万人以下の小さな自治体に対して人材の支援も行っております。情報も支援をいたしてまいります。 まさに委員御指摘のように、そういう厳しい地域こそ手厚い支援をしていかねばならない。しかし、それは、国が何かを差し上げるということではなくて……
○石破国務大臣 委員が御配付いただきました資料でございますが、「最高級レクサス(LS六〇〇h)」と書いておりますが、たしか四六〇ではなかったかなというふうに覚えております。最高級のものでもございませんし、最高級に乗ってくれというふうに言われたこともございません。今官房長官からの御答弁があったとおりです。
【次の発言】 具体的には、委員が今御指摘になりました長期ビジョンにおきまして、若い世代の方々のいろいろな御希望というものが実現した場合に改善が見込まれる出生率の水準として、一・八程度の水準をお示しいたしました。
各種の対策が出生率の向上に結びつき、成果が上がるまでに一定の時間はかかります。そ……
○石破国務大臣 ありがとうございます。 東京の富と人を地方にばらまこうなんぞというつまらぬことを考えているわけではございません。東京の過度の一極集中を是正し、地方の人口減少に歯どめをかけるということは、地方が持っている潜在力をいかに引き出すかということにかかっていると思います。第一次産業であり、観光であり、その他のサービス業であります。 先般、委員の御地元の仙北市へお邪魔をいたしました。そこでは、世界で一番いい生ハムをつくるんだということで、国有林野の規制を面積も参入できる人も緩和して、そしてそこにおいて新たな産業をつくろうとしております。 地方にはそういう伸び代がたくさんあるのであって……
○石破国務大臣 地方創生担当大臣、国家戦略特別区域を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。 日本列島改造、田園都市構想、ふるさと創生など、歴代内閣は地方の発展を大きな政策テーマとして掲げてまいりました。しかし、現内閣が重要政策の一つとして進めております地方創生は、従来の取り組みとは大きく異なるものであると私は認識をいたしております。 従来の政策はそれぞれ大きな意義のあるものでしたが、経済成長、人口増加、地価の上昇などをその背景といたしておりました。しかし、現在、かつてのような高度経済成長は望むべくもなく、人口急減と少子高齢化が同時進行し、地価の大きな上昇も想定できませ……
○石破国務大臣 それを救うためにこの地方創生という取り組みをやっているわけで、委員御指摘のように、人口五万人以下というものに着目をする必要があるのではないかと私は思っております。ですから、今まで国家公務員の派遣というのも人口五万人以下のところはほとんど行ってこなかったわけですが、そういうところにこそ手厚い支援が必要なのではないだろうか。 人的面、財政面そしてまた情報の面で、別に差をつけるというわけではありませんが、人口五万人以下のところに今まで行き届かなかった支援というものを行うことにより、こういうところへ光を当て、人口減少に歯どめをかけたいと思っております。 各論につきましては、またお答……
○石破国務大臣 このたび、政府から提出いたしました地域再生法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。
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以上が、この法律案の提案理由及びその要旨であります。
何とぞ、十分御審議の上、速やかに成立いたしますようお願いを申し上げます。(発言する者あり)
失礼しました、違うものでした。済みません。申しわけございません。
【次の発言】 大変失礼をいたしました。
地域再生法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。
我が国の地方創生をめぐる現状は、若者の雇用環境が改善する一方で、二〇〇六……
○石破国務大臣 昨日の地域再生法の一部を改正する法律案の提案理由説明につきましては、チェックミスがございました。結果として誤った原稿を読み上げたものであります。 全国民の代表者であります国会におきまして、山本委員長初め理事、委員の皆様、関係者の皆様方に大変御迷惑をおかけいたしました。深くおわびを申し上げる次第であります。 二度とこのようなことが起こりませんよう厳重に注意を行いますと同時に、再発防止のために、国会に用いる資料については、事務方幹部が確認を行い、複層的チェックをこれまで以上に徹底するということを指示いたしました。 ということでありますが、責任は全て大臣たる私が負うべきものであ……
○石破国務大臣 何度もお答えしていることと重なったら恐縮ですが、要は、東京の過度な一極集中を是正するということと、持続可能性を失いつつある地方に持続可能性を回復するということだと私は思っています。 東京の人と富を全国にばらまきましょうなぞという発想ではなくて、東京は基本的に消費都市でございます。食料がつくれるわけでもなく、再生可能エネルギーがそんなにつくれるわけでもない、そして出生率は全国最低であるということで、そこだけが栄える日本というのはあり得ないのだ。食料を生産し、再生可能エネルギーを生産し、出生率の高い地方が衰退して、東京だけが残る国家というのはあり得ないのだ。 委員と私と少し世代……
○石破国務大臣 三月十五日の本委員会における地域再生法の一部を改正する法律案の提案理由説明におきまして、誤った内容の原稿を読み上げてしまうという、あってはならない誤りを生じさせてしまいました。 このため、問題点を検証し、再発防止に必要な対策をとることが急務であると認識し、三月十六日、牧島大臣政務官を主査とする誤り事案再発防止チームを立ち上げました。 誤り事案再発防止チームでは、誤った手持ち読み上げ原稿が作成されたこと、委員会の場における対応が不十分であったことという問題点について原因を分析し、昨日、再発防止策を取りまとめ、私に報告がなされました。 この報告書を受け、私から、事務次官以下、……
○石破国務大臣 今回の地震に際しまして、政府といたしましてもその対応に万全を期してまいりたいと存じます。 今委員御指摘の国家戦略特区と地方創生特区の関係についてでありますが、確かに、どういうものなのかといえば、今山田委員御指摘のとおりのものでございます。 仙北市の例を本会議でも申し上げましたが、仙北市におきましては、市の面積の六割を占めております国有林野を活用し、ドローンに関する最先端の取り組みを行っておるということであります。仙台市では、津波の被災地域において、公道ではできない完全自動走行に向けた技術実証ということを行っているわけでありまして、地方において、国際的な競争力を高めるための、……
○石破国務大臣 数字は今委員からお話があったとおりで、昨年との比較で申し上げれば、実現するもの、一部実現するもの、一定の時期までに検討し結論を得るもの、現行規定で対応可能なもの、これが九・一ポイント割合が上昇して、七割以上のものについて、実現、対応しているものであります。 結局、事前に私どもと提案していただく自治体との間でよく調整をして、これはどうにもなりませんねというものは最初からここは御遠慮いただかないといかないものというのはあります、分権になじまないものというのが間違いなくありますものですから、そういうものは外して。 その上で、私は就任のときに申し上げたと思いますが、できません、なぜ……
○石破国務大臣 このハローワークはずっと議論をされてきたことで、その都度その都度、連合からは懸念が示されているぞ、経営者の側も特にこんなことは望んでいないぞというお話があり、また、そのILOの話が必ず出てきて、膠着状態とは言いませんが、議論がずっと続いていた。しかし、実際に利用者の方々、それは職を求める方もそうですし、人が欲しい側もそうですが、そういう方々が不便を感じているとすれば、どこかで決着をつけねばならないと思ってまいりました。したがって、委員から御紹介いただいたような発言をして、多くの方に御尽力いただき、今日に至っておるものでございます。 委員がおっしゃいますように、連合さんから、全……
○石破国務大臣 今農水政務官からお答えをしたとおりでございますが、企業が農地を保有したからといって、今回の仕組みも、もちろんそれが農地以外の用に供するということができないように、ありとあらゆる方策は講じているものでございます。 当然、委員御案内のように、所有権は絶対でございますので、利用形態としては一番広範なものを有しております。リースでだめなのかという御議論は前からあるものでございますが、やはりリースの場合に、その契約を延長するということにおいて一定の条件がかかっておりますので、所有権の方がより広範に、長い期間、いろいろなことが可能になる。 しかし、それは、農地を農地として使用するという……
○石破国務大臣 挙がるようにしなきゃまずいんだろうと私は思っておって、あれをやりたい、これをやりたいというのは、つまり、特区をなぜやるかというと、時代が変わってきたのでそれに合わせる、しかし、いきなりやるわけにもいかぬのでというのは累次申し上げておるとおりであります。 そうすると、特区の手が挙がらないというのは今のままでいいという話ですから、本当にそれでいいと私は全然思っていないのですね。ですから、特区の基本方針において、「国家戦略特区の指定数については、「日本再興戦略」において定められた「特区の数は国家戦略として必要な範囲に限定する」という趣旨に従い、厳選する」としている。ということは、な……
○石破国務大臣 見識かどうかは別として、今のままの出生、死亡の状況がこのまま続くとどうなるかということを計算すると、全く恣意を排してやっているわけですが、西暦二一〇〇年に我が国の人口は五千二百万人になる、二百年後には千三百九十一万人になる、三百年後には四百二十三万人になる。ずっとこの計算をやると、西暦二九〇〇年には日本人は四千人になって、西暦三〇〇〇年になれば千人になって、こういうことになるわけで、千年も先でしょうと言うけれども、千年前といったらついこの間みたいな話ですよね、人類の長い歴史から見れば。そうすると、国そのものが溶解しつつあるというか、そういう認識を私自身持っておって、この少子化に……
○石破国務大臣 この構想の土台をおつくりいただいた新藤先生の御指摘のとおりであります。 ともすれば、今までは、なるべく国の補助金の中で金額の大きいもの、補助率の高いもの、自己負担の少ないもの、ところが、そこは、地域に合うかどうかというよりも、金が大きくて自己負担の少ないもの、そういうものをとるという嫌いがなかったわけではない。 しかし、今回は、国のいろいろな決まった補助金にはないけれども、おっしゃったように、シングルマザーの方、一人親の方、そういうものを支援するとか、まちづくりをやるとか、地域間連携をやるとか、DMOをつくるとか、そういう新しいものに取り組むというものに対して支援をしようと……
○石破国務大臣 会計検査院の指摘は、真摯に、謙虚に受けとめなければいけないと思っております。
地域再生計画というものの使い勝手がいいか、それぞれの自治体によく周知徹底しているかというと、まだまだ不十分なところがあろうというふうに私自身は認識をいたしております。
それぞれの自治体にとって使いやすいような、例えば、小さな拠点だとするならば、どのように地域再生計画が使われるかということを自治体の担当者にわかりやすく示していかなければなりません。
会計検査院の指摘を謙虚に受けとめて、これが実効を伴うようにさらに努力をいたします。
【次の発言】 これは、私どもの説明の仕方をもっと工夫しなければいけ……
○石破国務大臣 政府機関には、中央省庁の部分と研究、研修機関とございます。これはそれぞれ役割が違うものでございますが、最終的に、三月の末までに総理を長といたします地方創生本部で決めてまいりたい。 これは今までと違いまして、それぞれの地域から、道府県から御希望を出していただいております。それは、どういうところがなぜそこにふさわしいのか。国の機関でございますから、これは公平性、公正性というものが必要でございます。しかし、そこに移すことによって、その地域だけがよくなるのではなくて、行政のレベルがアップするということも必要でございます。高度な行政の実現、そして公平な行政の実現ということで、今年度末と……
○石破国務大臣 それは、物理的にそういう建物が移転するというのもあります。あるいは、機能の一部が移転をし、人が移転をするというのもございます。ですから、物理的に建物並びに人々が全部、よいしょと言ってどこかへ移るということだけが移転ではございません。
それから、例えば、それぞれの省の設置法に何々をどこどこに置くということが明示されているわけではございません。
ですから、移転にも、建物も人も移る、あるいは一部が移る、そういうような形でいろいろなタイプがございます。一概には申し上げることはできません。(発言する者あり)
【次の発言】 そういうことが全くないとは申しません。ですから、人が一人も移転……
○石破国務大臣 私も、人口五十八万人を切っている鳥取県が選挙区で、そこへ住まっておるわけでありますが、それは一概に言えないと思っています。 今委員が御指摘の、例えば、今、高校を出て大学に進学する方々が六割強とか七割弱とかいらっしゃるわけですが、それぞれの地域にそれを受け入れるだけの大学の数がない。定員割れしているという問題もございますが、そういうこともあります。そうすると、ひっきょう、そこから出ていかざるを得ないということもございますでしょう。あるいは、東京や大阪で学んでも、帰っても働くところがないということがあることは、それもまた事実だと思っております。 今、地方で起こっておりますのは、……
○石破国務大臣 これは、明治以来こんなことをやったことがありません。そして、まさしく委員がおっしゃいますように、地方から、これをここへ持ってきてくれと。それは、地域の発展のみならず、中央政府の行政ですから、日本全体のためにもなるということを地方から言っていただくということが今回の地方移転の特色で、今までやったことがありません、明治以来。竹下内閣のときにやりましたが、あれは東京中枢部の地価の高騰の抑制というのが政策目的でしたから、今度は全く違います。 そうすると、日本全体のためになるのか、そして、行政の機能が最小限、幾ら何でも維持され、それよりも向上するのか、そして日本全体のためなのか、それが……
○石破国務大臣 古色蒼然かどうかは別として、竹中委員にお願いをしておりますところは、すぐれた見識を持たれた方ということで、任命をし御意見を承っているところでございます。 養父市の議論は今委員から御指摘があったとおりですが、竹中委員としては、経済社会の構造改革の推進の観点から述べているのであって、個別企業についての利益について言及をしてはいないというふうに承知をいたしておるところでございます。ですから、利益誘導ということに当たらないと私としては考えております。
○石破国務大臣 委員御指摘のように、今回の中央省庁の地方移転というのは、それぞれの地域からの御希望というものをまず最優先に考えております。 復興庁の場合に、福島から御要望がございませんでした。私どもにおきまして、岩手、宮城、福島、それぞれにワンストップで対応できる復興局というものをつくり、副大臣、政務官がその担当に当たっておるわけでございますが、仮に福島から、福島に移すべしという御提案があったとすれば、それは真摯に受けとめたと考えております。 実際に政府の中で復興庁というものを運営してみまして、特に国会との対応、きょうもそうでございますが、国会で被災地のいろいろな御意見がある、御要望がある……
○石破国務大臣 御指摘ありがとうございます。 文科省、経産省とも協力をいたしまして、先導的な技術開発プロジェクト、これを毎年二百程度、五年間で千事業やりたいというふうに思っております。 フラウンホーファーというのは、要は、一九四九年に設立されたもので、歴史と伝統が相当あるわけです。それをそのまままねるというわけではありませんし、あるいは、シリコンバレー・モデルをそのまままねるわけではありませんが、委員御指摘のように、産官学、これがうまく連携をし、それに金融機関が絡んでくるということだと思います。 ですから、そういうプロジェクトに対して、いろいろな支援はいたしてまいりますが、新型交付金とい……
○石破国務大臣 これはあちらこちらでお話をしていることで、委員とも議論させていただいていることですが、私が高校生のころ日本列島改造というのがあって、勤め人のころ田園都市構想というのがあって、当選一回のころ、ふるさと創生というのがあって、我が党であろうが、あるいは野党の方々であろうが、選挙のときに地域の活性化を訴えない人は誰一人いないということだと思います。連綿としてやってきた。 ただ、数字を見ると、地方の活性化とはほど遠い状況が今起こっているということは、これは何なんだろうか。人口減少も、別に天変地異のように今始まった話ではなくて、今までもずっとこういうことは指摘されていた。 ただ、増田論……
○石破国務大臣 それはもう東京の一極集中にはいろいろな要因があって、それ一つ一つに対応策を示していかねばならないものですが、民間企業に対して、本社機能を地方に移してくださいというお願いをしているわけで、コマツの例は再三再四申し上げておるところでありますが、民間にお願いしておいて、中央省庁が何もしないでは何の説得力もありません。 では、中央省庁は全て東京になければいけませんかということであります。そういうことを考えましたときに、そうでもなかろう。 それで、地域の特性に応じたものでなければならないと私は思っていまして、さすれば、ここにはいろいろな議論があるのですが、地方から手を挙げていただくと……
○石破国務大臣 今、私から、あるとかないとか、断定的に申し上げることはできません。 経緯は、今委員がおっしゃったとおりであります。相模原の皆様方からも反対の御要望も私は頂戴をいたしております。私は相模原も各務原もよく知っているつもりなのですが、経緯は、委員御案内のとおり、おっしゃったとおりです。 これはどのように整理をしておるかといいますと、移転に伴う研究能力等の確保、向上、移転、新設の場合の費用の捻出、移転等に伴う研究遅延の懸念があるが、各務原市の航空宇宙科学博物館におけるこれまでの実績を考慮し、航空宇宙分野における普及、理解増進活動の連携の具体化の可能性について検討ということになってお……
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