このページでは石破茂衆議院議員の45期(2009/08/30〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は45期国会活動統計で確認できます。
○石破茂君 自由民主党・改革クラブを代表して、平成二十二年度一般会計予算、平成二十二年度特別会計予算及び平成二十二年度政府関係機関予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議に関して提案理由を申し述べる。(拍手) その前に申し上げておく。 鳩山政権発足以来、政治資金に関する議論に多くの時間を費やさねばならなかったことは極めて残念であった。 我が党は、この問題について、集中審議や参考人招致、証人喚問、石川議員の辞職勧告決議案の上程、採決を求めた。これらは予算審議と並行して行うべきである、土日を返上し、早朝から深夜まで審議することも当然であると主張した。しかし、与党はこれらに一切応じなかったた……
○石破茂君 自由民主党・無所属の会を代表して、平成二十二年度一般会計補正予算(第1号)、平成二十二年度特別会計補正予算(特第1号)及び平成二十二年度政府関係機関補正予算(機第1号)につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議に関して提案理由を申し述べる。(拍手) 北海道五区の補欠選挙に続く、一昨日の福岡市長選挙における民主党候補の大敗は、一体何を意味するか。内閣支持率は、なぜこのように急低下し、危険水域とも言える二〇%台に突入したのか。それは、国民の間に横溢する民主党政権への不信と怒りの発露以外の何物でもない。 民主党が、政権交代以来、ただただ自民党政権との差異化を図るべく行ってきたさまざまな試……
○石破茂君 ただいま議題となりました東日本大震災復興再生基本法案について、提案者を代表して、その提案理由及びその概要を御説明申し上げます。 冒頭、今回の大震災、大津波によりお亡くなりになられた方々とその御遺族に対しまして深く哀悼の意を表しますとともに、被災地において今なお苦難の中におられる皆様方のお気持ちを思い、復旧復興の任に当たっておられるすべての方々に心より敬意を表します。 この議場にいる恐らくすべての議員が、被災地を訪れ、まさしくこの世の地獄ともいうべき光景を前に、言葉を失い、茫然自失の状態に陥ったはずです。被災者の方々の悲痛な訴えをお聞きし、ともに手をとり涙しなかった者も、恐らく一……
○石破茂君 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、政府の平成二十三年度における公債の発行の特例に関する法律案に対して、賛成の立場で討論を行うものである。(拍手) 予算は、政府の姿勢そのものであり、それを裏づける財源もまた同様である。しかるに、平成二十三年度においては、予算は成立しているにもかかわらず、その執行を可能とする三十七兆円の公債特例法案がいまだに成立していないという異常な事態が八月十一日の今日まで続いている。これは、菅内閣自体が極めて異様な政権であった、それを証明することにほかならない。 国民にとって誠実な政府とは何か。それは、選挙を常に強く意識し国家国民の利益よりも政党の利益を……
○石破委員 自由民主党の石破茂であります。 総理、初当選から二十三年過ぎました。お互いに同期当選、昭和六十一年、七夕選挙でした。総理は竹下派の一期生として、私は中曽根派の一期生として、ともに議席を得ました。同期当選が四十六人ありました。今でもこの衆議院に議席を持っておる者は、自民党で七名、民主党では総理お一人だけであります。随分と時間が過ぎました。 当時、ユートピア政治議員連盟というものをつくりましたね。お互いにそのメンバーとしていろいろな議論をいたしました。そのメンバーも今やほとんど残っておりませんし、若い方々は、そんなものあったのかねというようなことかもしれません。名前からして何なんだ……
○石破委員 自由民主党の石破であります。 まず最初に、私のスタンスを申し上げておきます。 昨年の総選挙で自由民主党は敗北をいたしました。厳粛な事実であり、政権交代が実現をいたしました。 これは、なぜそのようなことが起こったか。民主党の勝利であると同時に、自民党の敗北であったと私は思っております。 私たちは、相手を批判するばかりではだめだ、そのように思います。そして、今何が一番問題かといえば、内閣の支持率も下落をしている、そしてまた民主党の支持率も下落をしている、しかしながら自民党の支持率がそれにかわるものとして上がっていない、そこが極めて問題だ、私はそう思います。 参議院選挙で、三年……
○石破委員 さきの参議院の選挙において示された民意とは何であったか。 一つは、民主党の暴走をとめなければならない、おどかしであり、ばらまきであり、ほおかむりであり、先送りであり、そういうような民主党政治の暴走をとめたい、そういうような国民の意思があった。 もう一つは、我が自民党が勝利したというよりも、我々自民党は、国民から最後の機会をいただいたのだというふうに私は思っております。 我々自民党は、いたずらに政府を攻撃するだけではなくて、責任野党として、野党の立場ではあるけれども、議員立法、法案修正あるいは予算修正、そういうような手段によって公約の実現を図る、そして政策を錬磨する、そういうの……
○石破委員 総理、代表選挙を野党の立場から見ておりました。幾つかのことを感じました。一つは、これは本当に一つの政党なんだろうかということを感じたんですね。 私も、議員になって二十四年余り、自民党の総裁選挙を何度も経験してきました。自分が出たこともあります。自民党の総裁選挙というのは、政策のアクセントの置き方、優先順位のつけ方、あるいは政治手法について、そういう相違はありました。しかしながら、政策が全然違うというようなことはやったことがない。 つまり、今回、菅候補と申し上げることをお許しいただきたいのですが、菅候補がおっしゃったのは、一つは、マニフェストは見直す、消費税、これも含む社会保障と……
○石破委員 私は、本来、このような形で質疑をするのは極めて不本意であります。我々として質疑ができる環境を整えていただきたいということを再三申し上げてきました。ビデオを国民に対して全面的に公開するべきであるということ、そして、小沢氏、鳩山氏、なかんずく小沢氏の国会における説明、これを求めてきました。どちらも実質上ゼロ回答ということであります。 我々は、審議に応じないとか、補正予算を人質にとっていたずらにおくらせるとか、そのようなことは全く考えておりません。それは我々として、では、民主党政府の予算に対して我々はこのように考える、民主党の予算というのは規模にして小さい、財源がいいかげんだ、地方に対……
○石破議員 ただいま議題となりました東日本大震災復興再生基本法案につきまして、提出者を代表して、その趣旨及び内容について御説明申し上げます。 まず、本法律案の趣旨について申し上げます。 今回の大震災に対応するに当たっては、単なる復旧や復興にとどまるべきではなく、今後の我が国のあるべき姿を先取りする形で、地域の再生、ひいては日本の再生を図っていくことが不可欠であり、そういう意味から、私たちは復興再生を目指すべきであると考えます。 このような意味での復興再生を円滑かつ迅速に推進していくためには、その基本理念を明確に定めること、復興再生に関する計画の策定その他の基本となる事項を定める必要があり……
○石破議員 お答えを申し上げます。 私どもの考え方は、政府と比べて三点違っております。 一つは、復興再生院というものを設置する、それは企画立案から実施まで行うというものでございます。政府案を拝見しておりますと、どうも阪神・淡路大震災のスキームをそのまま踏襲しておられるように感じますが、阪神・淡路も大変悲惨な激甚な災害でございましたが、今度は、北海道から関東まで非常に広い範囲に及んでいる、財政力は脆弱である、農林水産業を持っている、少子高齢化である、そして自治体そのものがなくなっちゃっているところもある。津波はすべてを流しましたから、次の生活の糧を得る職場もないということであります。かてて加……
○石破委員 日本各地で多くの災害に見舞われた方々の御労苦に心から思いをいたし、政府におかれては、迅速、適切な対応をお願いしたい。私どもも全力を挙げてこれに当たってまいりたいと思っております。 まず、石原幹事長から申しましたが、小沢さんの問題。 総理、この話にそろそろ切りをつけませんか。総理は在職三十年、私も二十五年になります。その多くを、小沢さんなのか小沢さんではないのかということに費やしてきた。 きのう、小沢さんが強制起訴を受けてのコメントは、国民の皆様、同志の皆様に御心配をかけていることをおわびする。おわびをするのは御心配をかけていることじゃないでしょう。 ずっと、この長い間、本来……
○石破委員 総理、この予算委員会の審議の間、内閣支持率は下がり続けている。民主党の支持率も下がり続けている。世論がどうあろうが、これがすべて正しいという考え方を私はとるべきだとは思っておりません。 そして、最新の世論調査では、菅総理は、いいですか菅総理ですよ、予算の修正について野党の意見を受け入れるべきである、そう回答した人が八割に上っている。これをどのようにお考えになりますか。なぜこの予算委員会の審議の間に、総理は誠心誠意お答えになったのでしょう、閣僚もそうでしょう、しかし国民はそうは思っていないんだ。だから内閣支持率は下がり続ける。この週末に行われた世論調査、とうとう内閣支持率はほとんど……
○石破委員 昨日は、発災以来四十九日でございました。この震災、津波によって亡くなられた方々のみたま安かれと心から祈り、そして、今なお現地で苦難の中におられる方々の御労苦に思いをはせ、そして、対応に当たっておられるすべての方々に心から感謝をいたさなければなりません。 あわせて、きょうは昭和の日であります。あの敗戦、焦土と化した国土から立ち上がった、その昭和を思う日であります。そして、焦土と化した国土をすべてお回りになり、国民を温かく励まされ奮い立たせた先帝陛下、昭和天皇のお働きにもう一度我々は思いをはせ、そして、今被災地をお回りになっておられる今上陛下、本当にありがたいことだと思わねばなりませ……
○石破委員 総理、総理と質疑をやるのはこれで七回目になります。いつも申し上げますが、この時間は、私の時間ではない。あなたの時間でもない。この一時間は、主権者である国民のものです。ぜひ逃げないで答弁してもらいたい。論点をはぐらかさないでもらいたい。どうでもいいことを延々と言わないでもらいたい。それは、この時間は主権者たる国民の時間だからです。そのことをまず申し上げておきます。 人事について、今、石原幹事長から話がありました。何でこんなことが起こるのかといえば、人事をすべて政権の維持目的に使っているからこんなことになるんですよ。 先ほどおっしゃいましたね、閣僚の増員、これに応じなかったからだ、……
○石破委員 総理、連日、本当に御苦労さまであります。 立場は違いますが、総理という仕事がいかに重圧に耐えねばならないものか、本当に命を削るような仕事であることは、私も何度か閣内にいて総理を近くで見て、よくわかっておるつもりであります。 しかし、総理が任命される、陛下の認証を仰ぐ閣僚と違って、総理は、みずから日本国総理大臣になりたいということで代表選に立候補され、勝利をされ、今日の地位を得られた方であります。泣き言は言ってはなりません。そして、逃げてもなりません。 総理と私は同じ昭和三十二年生まれであります。私が二月、総理が五月、同じ時代を生きてきました。ケネディの暗殺も初めての衛星中継で……
○石破委員 一般質疑に入りたいと存じます。 先ほどまでの質疑、なかんずく我が党の質疑者の質疑の中で何点か確認をしたい点がございます。 大臣、お忙しい中、御苦労さまです。もう退室していただいてよろしいですよと申し上げたら、どうぞ御退室をいただきたいと存じます。 まず、山岡大臣にお尋ねをいたします。 きのう、平沢委員の質問に対しまして、このようなやりとりがございました。山岡議員が事務所の秘書の方に対しまして、事務所の財政が厳しいので、経費が厳しいのでマルチで稼いでくれと言ったといったことに対して、断じてそのようなことはないというふうにおっしゃいました。事務所の方はそのことについて証人喚問に……
○石破委員 五大臣に対する質疑ということであります。主に防衛大臣、そして総理大臣に質問をいたしたいと存じます。 いろいろな理由があって内閣改造が行われました。五大臣が新任をされました。これは、人事は総理の専権事項であります。総理がおっしゃったのは、最強の布陣であるということをおっしゃいました。全ての大臣がその分野で、民主党に大勢人材がおられる、国民新党にもおられるのでしょう、最もその分野に通暁し、最もふさわしい人ということで任命をされたというふうに承知をいたしております。 私も長く議員をやってきて、安全保障の仕事も随分とやってまいりました。外交とか安全保障に余り与党と野党で差があっていいと……
○石破委員 私は、政権交代というのはあるべきだと思います。それが可能な制度として新しい選挙制度を入れました。 野にあるときというのは、単に相手の悪口を言って、敵失を待って、いつか向こうは倒れるだろうというようなことを思ってはいかぬのであって、理由があって政権を我々は失ったわけですから、政策の何が間違っておったのか、どのように改めるのか、党のあり方の何が間違っておったのか、どう改めるのか、それをきちんと決めて有権者の御判断を仰ぐ、私はそういうものだと思っております。 あの三・一一大震災、大津波、原発事故というのをずっと見ていて、私も何度も現地に行きました。国家非常事態というのがとうとう宣言を……
○石破委員 農水大臣にお尋ねをいたします。 私はずっと思っているのですが、私も農水政務次官、総括政務次官、大臣とやってきました、自給率という概念は一体何なんだろうかということをずっと考えています。自給率そのものが自己目的化して、政策目標となっていいのかということでございます。 私は、森内閣で総括政務次官をしておったときにセネガルへ参りました。セネガルの農業大臣と議論をしておって、自給率が低い同士、お互いWTOで協力しようという話をしました。そのときにセネガルの大臣から、日本と一緒にやることはできないとはっきり言われました。 それは、自給率が低い理由が全く異なるのだと。セネガルは、国家財政……
○石破委員 十四年ぶりの暫定予算です。民主党政権においても、我々の政権においても、暫定予算なんて初めてやるという方がこの場にも多いんだと思いますね。 何でこんなことになったのか。私どもは、総理御案内のとおり、それは与党の政府の不手際で審議がとまったことはありましたが、私どもで審議拒否をしたことなんか一回もない。きちんと審議が進むようにやってきたし、委員長やあるいは鉢呂筆頭や多くの委員のお力によって、随分と集中審議もやり、中身のある議論ができた、私はそのように野党筆頭として自負はいたしております。 にもかかわらず、何でこんなことになったんだということです。どうも聞いていると、政府として、暫定……
○石破委員 冒頭、去る六日に薨去されました寛仁親王殿下に対して、心から哀悼の誠をささげるものであります。 つらい人、苦しい人の立場に立たれて、いろいろな現場に出向かれて、去る震災、大津波、原発事故の際も現場にお出かけになり、自衛官にもありがたいお言葉をおかけいただきました。 国民の自衛官という催しがあって、自衛官で本当に国民のために働いている人たち、もちろんみんな働いているんですが、その中でも顕著な働きがあった人を表彰する某新聞社の行事があります。そこにも必ずお出かけをいただきました。本当にありがたい殿下であったというふうに思います。 重ねて、御薨去に対し、哀悼の誠を冒頭ささげたいと存じ……
○石破委員 総理が命を削る仕事であるということはよく承知をいたしております。立場は違いますが、総理の連日の御精励には心から敬意を表する次第であります。 きょうが二十三日、韓国の大統領が不法上陸をしたのが十日、香港の活動家が不法上陸をしたのが十五日。我々として、韓国の大統領が上陸をしたときからこの委員会の開催を求めてまいりました。 先ほど来、この外交、安全保障に与党も野党もない、そのとおりです。野党の意見をきちんと述べるのはこの場であり、総理、外務大臣、そういう方々の御見解を承るのもこの場であります。国民の皆様方に見える形できちんと議論をすることが必要であるということを韓国大統領の不法入国か……
○石破委員 民主党政権ができて三年三カ月、この予算委員会で私が質問に立つのは、これで十八回目ということになります。 鳩山内閣、菅内閣、そして野田内閣、いろいろなことをただしてきました。毎回申し上げることですが、私は、総理という職が命を削る激職であるということはよく知っております。そして、ほかの二人は知らず、野田総理は総理になることを自己目的としてやってきた人ではない、そのように信じたいと思っております。 きょうは新聞休刊日というか、発行がありませんが、ネットの記事で見たのですけれども、朝日新聞の最新の世論調査で、野田内閣の支持率は一八%まで下がった、菅内閣末期とほとんど同じ水準になりました……
○石破委員 自由民主党の石破茂であります。 私は幾つか問題意識を持っているのですが、主権は国民に存するという国民主権の原理は、確かに小学校から教わってきました。これに何ら異論はありません。主権者とはいかなるものかということについては、また何かの機会に議論をさせていただきたいと思います。 ただ、この国の憲法に国家主権という概念がどこにあるのかということだと私は思っております。 非常事態条項にしても、国民の権利や自由を守ってくれる主体はあくまで国家なのであって、その国家そのものが存亡の危機に瀕したときに、国家存立のために、かなり厳格な条件を付した上で国民に義務を求め権利を制限するということは……
○石破委員 自由民主党の石破です。 先ほど、我が党の中谷幹事の方から注意深く御発言がありました。 私どもは、集団的自衛権の行使を可能とすべし、こういう立場におります。しかしながら、その道筋はかなり異なっておりまして、憲法を改正しなければ集団的自衛権の行使はできないのだとする、中谷幹事もそうだと思いますが、そういうお立場、憲法を改正せずとも、安全保障基本法というものをつくり、集団的自衛権行使に関して、例えば国会の事前承認あるいは被攻撃国の要請、あるいは国連憲章にあるように、安保理が適切な措置をとるまでの間に限り、そしてその行使を安保理に報告しという、そのような文民統制並びに国際法との整合をと……
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