このページでは塩出啓典参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました原子力関係二法案につき、総理並びに関係大臣に質問いたします。 国連を初めとして、多くの機関、専門家によって石油の枯渇が叫ばれている現在、先進工業国であり、かつまた造船王国、海運王国であるわが国が原子力船の研究をおろそかにできないことは認めるものであります。十年前、夢の原子力船としてもてはやされてスタートした「むつ」建造計画が今日のような惨めな姿になってしまった責任は、残念ながら政府の原子力行政そのものにあったと言わなければなりません。すでに、いわゆる大山委員会の調査報告書がはっきりと明らかにしているとおり、「むつ」をめぐるトラブル……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、ただいま提案されました租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。 石油ショック以来すでに四年有余を経過しましたが、日本をめぐる経済情勢はますますその厳しさを増していることは御存じのとおりであります。このような事態をもたらした原因の第一は、政府の高度経済成長政策に誘導された過度の設備投資や土地買い占めが、逆に現在において低い稼働率となり、企業の経営を圧迫していることであります。しかし、事ここに至って緊急の課題は、景気の着実な回復であり、同時に、高度経済成長時代のひずみや不公平を正し、……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、ただいま提案されました昭和五十三年度における財政処理のための公債の発行及び専売納付金の納付の特例に関する法律案について、総理並びに大蔵大臣に質問をいたします。 本法案は、通称財政特例法と呼ばれているように、均衡財政を原則とするわが国の財政運営から見るならば、きわめて異例な内容であると言わなければなりません。しかも、この異例の措置とも言うべきいわゆる赤字国債の発行は、四年間連続して行われ、しかも年々増加の一途をたどり、今後の見通しもはっきりせず、国民はひとしく今後の行方に大きな危惧の念を抱いているのであります。 わが国の財政が今日このような事態になったこ……
○塩出啓典君 ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、科学技術振興対策特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、動力炉・核燃料開発事業団及び日本原子力研究所以外の者も、内閣総理大臣の指定を受けた場合には、再処理事業を行うことができることとすることにより、再処理事業を行うことができる者の範囲を拡大するとともに、再処理事業の規制に関し、その充実強化を図ろうとするものであります。 なお、本案については、衆議院において、原子力委員会及び原子力安全委員会の意見の尊重義務の規定について所要の修正が行われて……
○塩出啓典君 ただいま議題となりました原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、科学技術振興対策特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、これまで本法の対象から除かれていた原子力事業者の従業員の業務上受けた損害を本法による賠償の対象とし、労働者災害補償制度による給付との間で所要の調整を行うこととするとともに、現在の賠償措置額六十億円を百億円に引き上げる等の措置を講じようとするものであります。 委員会では、原子力損害の認定方法、原子力事業従業員の被曝対策等について質疑が行われましたが、詳細は会議録に譲ります。 質疑を終わり、討論なく、採決の……
○塩出啓典君 ただいま議題となりました二法案につきまして、科学技術振興対策特別委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 まず、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案は、廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約の実施に伴い、放射性廃棄物の海洋投棄の制限について所要の規定の整備を行うこととし、従来の法規制に加えて、原子力事業者が政府の確認を受けて海洋投棄をする場合等の一定の場合以外は、何びとによる放射性物質の海洋投棄もすべて禁止することにより、条約上の要請にこたえようとするものでありま……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、大平総理の帰国報告に対し若干の質問をいたすものであります。 緊張度を増す世界情勢の中で、大平総理が、アメリカ、メキシコ、カナダ三カ国を訪問し、さらに故チトー大統領の葬儀に参列し、各国首脳と会談したことは、世界に誇る平和憲法を持つわが国の姿勢を各国に伝え、国際平和社会実現へのわが国の役割りを果たすべき絶好のチャンスであったと思います。 特に、わが党は、そのような立場から、総理訪米に当たって、米国のイランにおける人質救出作戦は遺憾であること、あくまで平和的解決に努力すべきであることをカーター大統領にはっきりと述べ、また、安易な防衛力増強を約束すべきでないこ……
○理事(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。
午前に引き続き、科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 久保君の御発言については理事会で協議をさしていただきます。
○塩出啓典君 それではまず最初に国際核燃料サイクル評価会議の問題についてお尋ねいたしますが、先般ワシントンで開かれまして、共同コミュニケを発表してこの会議が終わったわけでありますが、わが国政府としてはこの会議の結果をどう評価しておるのか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 研究の結果が各国の独自の計画を拘束しない、こういうことが明確化されたと、こう判断をしておるわけでありますが、これはわが国の場合はどのように理解をすればよろしいでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、新聞等いろいろ拝見しますと、大体、フランスにしても英国にしても再処理工場の計画をこれはもう断じて予定どおりやると。しかもわ……
○塩出啓典君 それでは、きょうは原子力船事業団を主体にして二、三質問したいと思うわけでありますが、まず最初に伺っておきたいことは、「むつ」をめぐる一連の出来事、そういうものを振り返って、いわゆる大山委員会と申しますか、大山先生を中心とする委員会が、なぜこのような事件が起きたのか、そういうことについて報告書を発表しておるわけであります。この報告書についての感想と申しますか、率直に、簡単に言って、どう感じておるのか。この報告書全体を通してどういう感想を持たれておるのかということについて、科学技術庁長官、それから事業団理事長の御見解を承っておきたいと思います。
○塩出啓典君 それでは最初に、まず最近の原発における軽水炉の実績等から見て、原子力船「むつ」の原子炉についても陸上の炉と同じようにステンレスチューブの応力腐食割れが起きるのではないか、こういうような点について非常にわれわれも心配をしておるわけでありますが、そういうような点については、科学技術庁としてはどういう、その点は心配はないのか。あるいはそういう点についてはこれからさらにあらゆる面にわたって検討する方向であるのか、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 それから確かにこの「むつ」の総点検改修計画等を見ますと、そういう陸上の原発の炉で事故のあったようなところは、再度穴があいていないかどうか、……
○塩出啓典君 公明党の塩出啓典でございます。 諸先生方非常に御多忙の中、また遠路からお越しいただきまして、非常に貴重な示唆に富んだ御意見を賜り、まことにありがとうございました。私たちもこれを参考に進めてまいりたいと思います。 そこで、まず最初に安藤先生と服部先生にお尋ねしたいわけでありますが、原子力船の将来についてどうお考えになっていらっしゃるか。と申しますのは、一ころよりも非常に原子力船の実用化の時期が大分将来に延びたんではないか、こういうことを聞いておるわけであります。また一方、国内にあります陸上の軽水炉原発も非常に稼働率がよくない。四十五年以来どんどん下がって、五十年にはもう五割以下……
○塩出啓典君 それでは、現在核防条約の批准国は何ヵ国であるのか、また、核防条約第三条第一項及び第四項により、批准後十八ヵ月以内にIAEAとの保障措置協定を締結せねばならないとあるわけですが、批准国のうち十八ヵ月以内に協定を結んだのは大体何ヵ国ぐらいでございますか。
【次の発言】 そうすると、十八ヵ月たってもまだ協定が結ばれていない国は何ヵ国か、また、十八ヵ月過ぎてすでに締結している国は何ヵ国ですか。
【次の発言】 十八ヵ月たってもまだ協定を結んでいない国はありませんか。
【次の発言】 非常に多くの国が期限には間に合ってないわけでありますが、わずか十八ヵ国が期限内に核防条約の規定どおりやっておる……
○塩出啓典君 それでは、きょうは最初の大蔵委員会でございますので、いろいろ一般的な問題について二、三お尋ねしたいと思います。答弁は簡潔に、要点だけで結構でございますので。 まず最初に、経済企画庁にお尋ねいたしますが、いわゆる二兆円の事業費と言われる補正予算が成立をいたしまして、九月初めの政府の総合経済対策の一環として成立したわけでありますが、急激な円高によりましてこの補正予算の効果が非常に薄れたんじゃないかと、こういうような声もあるわけでありますが、政府としては今後の経済の見通しについてどのような考えを持っておるのか、お尋ねしたいと思います。
○塩出啓典君 それでは、ただいま議題になっております一般会計の歳出の財源に充てるための産業投資特別会計からする繰入金に関する法律案に関しまして、まず二、三質問したいと思います。
今回の法案そのものにつきましては、昭和五十年の予算委員会における審議で、共産党を除く野党修正案を提出をしたいきさつもあり、わが公明党としては賛成でありますが、五十年度においてはこのことが実現をされず、現在において野党の修正案における要望が実現をしたという、こういう理由はどこにあるのか、これを大蔵大臣からお伺いします。
【次の発言】 五十一年度の予算、あるいは五十二年度の予算、ともに三割近い国債を発行しなければならない……
○塩出啓典君 それでは、長官の所信表明についての質問をしたいと思います。ちょっとほかの委員会に出席しておりましたので、多少同僚委員の質問とダブる点もあるかもしれませんが、その点はお許しをいただきたいと思います。 まず最初に、日本原子力船事業団の問題でありますが、御存じのように、先国会におきまして、この原子力船事業団を研究開発機関に移行をすると、こういう条件のもとで期限をつけてこの原子力船事業団が成立をしたわけでありますが、長官も所信表明の中で、この研究開発機関への移行については国会の議決に従って努力をしているように書いておるわけでありますが、現在どのようなスケジュールで進まれておるのか、この……
○塩出啓典君 最初に「むつ」の問題についてお尋ねいたします。 「むつ」の修理を行うかどうかで問題になっております佐世保重工が非常に経営がピンチであると、こういうことが新聞に報道されて、私たちも非常に心配をしておるわけであります。ここは六千数百人の従業員を抱え、佐世保市の出荷額全体の半分以上を佐世保重工が占め、しかも固定資産税は年間六億円近くを佐世保市に納めておる、こういうことで、佐世保重工の問題は地域経済に及ぼす影響も非常に大なるものがあると思うのであります。 そこで、一部の報道によりますと、「むつ」の修理を受け入れる、こういう条件で政府が佐世保重工の救済に乗り出すと決定をしたというように……
○塩出啓典君 それでは、きょうは長期エネルギー見通しの問題についてお尋ねしたいと思いますが、昨年総合エネルギー調査会が昭和六十年あるいは昭和六十五年を目標とするエネルギーの見通しを発表しておりますが、政府としては、エネルギー調査会の見通しの中で、いわゆる対策促進ケース、これをやはり政府の正式な目標としておると、このように判断をしていいのかどうか。
【次の発言】 いま言われたことは閣議決定か何かされておるんでしょうか。
【次の発言】 総合エネルギー調査会というものがこういう見通しを立てたわけで、それは見通しは見通しであって、政府としてはこの方向で行くんだ、こういう点で私は閣議決定をしていかなけれ……
○塩出啓典君 それでは、省エネルギーの問題について二、三お尋ねしたいと思います。
先ほども望月委員の御質問にもありましたように、昭和六十年に一〇・八%の省エネルギー率を目標としておる、これが政府のエネルギー計画でありますが、政府の省エネルギーの基本的な政策というものはあるのかどうか。というのは、計画のような、閣議等で決定をしたそういう一つの具体的な方針のようなものは何があるのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 総理府に本部があることは知っておるんですが、本部があるだけでは省エネルギーは進まないわけで、どういうように省エネルギーを進めていくかという具体的な点についてお尋ねをしておるわけで、総……
○塩出啓典君 この原子力基本法等の一部を改正する法律案につきまして、いろいろお尋ねをしたいと思います。 「むつ」問題以来懸案でありました安全委員会の分離という本法案を参議院で審議を始めたちょうどその時を同じくして、四国電力の伊方にある原子力発電所に関する松山地方裁判所の判決がおりた。こういう意味で、まことに歴史的な一つの時ではなかったかと思うわけであります。よしんば法律ができたにしても、それを運用していく政府の姿勢というものがよくなければ前進はないわけでありますし、そういう点から伊方裁判を通して、私は国の姿勢というものについて最初にお尋ねをしたいと思うわけでありますが、新聞等では判決について……
○塩出啓典君 本日は参考人の皆さんから非常に有意義なお話をお聞かせいただきまして、心からうれしく思っております。 そこで、最初に有澤先生と藤本先生にお尋ねをしたいと思いますが、今回の原子力基本法等の一部の改正によりまして安全委員会ができる。その安全委員会が諮問委員会か行政委員会か、こういう点についてはここでは論議はしないと思いますが、有澤先生それから藤本先生お二人の意見をお聞きしまして、やはり大事なことは、安全であるという判断をする安全委員会というものが本当に国民から信頼されるような、そういうものであることがより大事ではないか。そういう点ではお二人の意見は一致をしていると思いますし、私もその……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に安全局長にお尋ねいたしますが、今回の原子力基本法の改正の主眼点がいろいろあるわけですけれども、主なる点は二つの点があると、このように衆議院でも答弁をなさっていると聞いておるわけですが、その二つの点とはどことどこであるのか、簡単で結構ですから。
【次の発言】 私はこういう今回の原子力基本法の改正などは、一つの手続論的な観点からの改正であると。しかしそういう手続的な問題と、それともう一つは、やはり原子力発電あるいは原子力の平和利用そのものの本質的な未解決の問題、こういう大きく分ければ二つの問題があるんじゃないかと思うわけであります。したがって、今回の改正はそういう……
○塩出啓典君 それでは、きょうは前回に引き続きまして質問をいたしたいと思います。
きょうはまず最初に、低線量の人体への影響、安全性と、こういう点についてお尋ねをしたいと思いますが、まず最初に、いわゆるこの最大許容量というものは一体どういうものであるのか。私たちも最大許容量というのは、これまでは絶対大丈夫だというものではないが、まあほとんど無視できる、心配のない点が最大許容量であると、このように理解をしておるわけでありますが、最大許容量の考え方を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 この科学技術庁からいただきました資料の中には、「ICRPはこの勧告を行なうに当たって、放射線の人体への影……
○塩出啓典君 それでは限られた時間でございますので二、三お尋ねをいたしますが、安全審査というものは慎重過ぎることはない、できるだけ慎重にやるべきである、私はそう思うのですが、科学技術庁の見解を承っておきます。
【次の発言】 そこまで聞いていない。
【次の発言】 そこで、ダブルチェック、ダブルチェックということをいまもお話がありましたし、科学技術庁からいただいた資料にもあるわけですが、ダブルチェックとはどういう意味なんですか。
【次の発言】 一次の審査は通産省あるいは運輸省あるいは科学技術庁、そうしてそれをさらに安全委員会あるいは安全委員会のもとにある炉安審、そういうものがダブルチェックをする、……
○塩出啓典君 運輸大臣にお尋ねいたしますが、将来原子力船が実用化した段階におきましては、運輸省が原子力船の建造の認可を与えるわけでありますが、そのときに原子力安全委員会のダブルチェックを受けるわけであります。運輸大臣はこの原子力安全委員会の結論を十分に尊重すると、こういうことでありますが、原子力安全委員会の結論に反したような判断は断じて下さない、意見が違う場合もあると思うのですが、そういうときはお互いに話し合いをして、安全に関する科学的な問題ですから、話し合いはつくと思いますし、したがって原子力安全委員会の結論に反したような処置は断じてやらないと、このことを明言してもらいたいと思います。
○塩出啓典君 まず最初に、公聴会の件について少しお尋ねをしたいと思います。 原子力基本法等の改正案につきましては、当委員会においてたび重なる質疑を続けてきたわけでございますが、きょうは、科学技術特別委員会としては最後の質問の機会になろうかと思いますので、総括的な意味において質問をさしていただくわけであります。 そこで、公聴会の問題が法制化されていない、こういう点につきましては、行政懇談会の意図を受けて、将来は法制化していくけれども、現段階においてはまず定着化を図るよう努力していくと、このような御趣旨と理解をしておるわけであります。しかし、私が心配をするのは、公聴会を実施するということは、反……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となっています原子力基本法等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。 本改正案は、従来の原子力委員会を、開発を担当する原子力委員会と安全を担当する原子力安全委員会に分離し、また規制行政を一貫化して責任体制の明確化を図った上、通産、運輸等の各省の行った審査を原子力安全委員会がダブルチェックを行うというような体制に改めようとするものであります。これらは、従来の安全規制行政に比し一歩前進と評価される点もありますが、なおかつ次のような問題が残されております。 第一は、原子力安全委員会が国家行政組織法の第三条機関でなく第……
○塩出啓典君 それでは、大蔵大臣の所信表明について二、三質問をいたしたいと思います。
まず最初に大蔵大臣にお尋ねしますが、大臣はこの所信表明の中で「臨時異例の財政運営を行う」、このように言っておるわけでありますが、「臨時異例」というのは何が臨時異例であると考えているのか、その点簡潔にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 五十年に赤字国債を出したときに、やはり大平大蔵大臣がその当時臨時異例ということを盛んに言っておるわけでありますが、あのときの臨時異例と今回とはどういうように違うんですか。
【次の発言】 大平大蔵大臣のときの臨時異例がもう以来今日までずっと続いて、そして今回の五十三年……
○塩出啓典君 まず最初に、東京ラウンド交渉の完結が非常に大幅におくれているわけであります。七五年の予定であったと聞いておるわけでありますが、これが大幅におくれた理由はどうなのか。それからまた、現在の見通しでは七月ごろまでには完結するように聞いておるわけですが、その見通しがどうであるのか、お伺いいたします。
【次の発言】 現在わが国もオファーを各国に先がけて提出をしたと、こういうように聞いておるわけでありますが、その他の国のオファーの状況等、大体作業は順調に進んでおるのかどうか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 先ほど関税局長の方から、これからの東京ラウンド交渉で問題になる点についてはいろ……
○塩出啓典君 それでは最初に、五十二年度の税収見積もりが当初の予算に比べて二度にわたって補正が行われ、所得税では八千六百十億円、法人税では三千二百七十億円、税収全体では実に一兆一千六十億円の減額修正が行われておるわけでありますが、このように大幅に租税収入が落ち込んだ原因はどういうところにあるのか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今年度の最終的な税収の見積もりは、いまの減額修正したのに比べて大体どの程度の状況であるのか。
【次の発言】 いま主税局長から、景気回復のおくれがこういう税収の落ち込みになったと、こういう点はわかるわけでありますが、昨年一年見ましても、かなり暦年で見ましても大幅……
○塩出啓典君 参考人の皆さん、きょうはいろいろ御苦労さんです。 時間もございませんので、御答弁も簡潔にお願いしたいと思うんです。 まず木下先生に、投資減税とそれから住宅新築の場合の控除の問題ですが、私たちは投資減税の場合は、投資できる企業よりもむしろ過剰設備を抱えている企業が非常に多い。そういう中で省エネルギー、公害に限ったにしてもかなり企業間の格差を増大させるのじゃないか。住宅の控除の場合も新築だけで中古の住宅は関係ない、あるいはさらに家賃を払って生活している人には何らの家賃控除もない。そういう意味で、本来からいえばこういうものは不公平を増大させるものだ。しかし、いまは景気回復あるいは新……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案について反対の態度を表明し、討論を行うものであります。 昭和五十三年度税制改正については、わが国の当面する厳しい経済、財政情勢から勘案して、景気の着実な回復を図ることを主目的としながら、一方では財政の健全化にも展望を開くことが課題とされていたのであります。 しかるに、来年度の税制改正は住宅ローン減税、円高で被害を受けた中小企業への繰り戻し還付の特例、法人関係の租税特別措置の整理合理化などの措置だけであって、これでは直面する経済、財政情勢や国民生活の実情……
○塩出啓典君 それでは、石油開発公団に関する問題を先に二、三質問をさしていただきたいと思います。 石油開発公団からの出資の問題で、公団の投融資比率が一歩前進したことは私評価するわけでありますが、前々から輸銀、開銀から借りるものについて公団に融資の保証をしてもらいたいと、こういう要望が前々からあるわけであります。特に輸銀については前に保証したことがあったわけなんですけど、こういうものを私は復活すべきではないか。というのは、ある一つの事業に対してこれは保証に値するかどうか、こういうような問題はやはり専門家の石油開発公団の方がはるかに事情に詳しいし、やはり石油開発公団の設立の趣旨から見ても、わが国……
○塩出啓典君 参考人の皆さん、きょうは本当に御苦労様でございました。 桃井さんにまずお尋ねしたいわけですけれども、表示問題でありますが、清酒業界は非常に業界が数が多いにもかかわらず真っ先に公正競争規約を実施したと。そういう点で私たちも非常に清瀬業界の誠意ある、また消費者本位の姿勢は高く評価をしておるわけでありますが、ところがウイスキー業界などは全くやっていないわけで、お話によりますと、公正取引委員会は清酒業界にその実施を迫ったときに、必ずほかの業界にもちゃんとやらせますと、こういうように公取は言ったんだと、政府は約束違反じゃないかということを、この前灘、伏見の業界の皆さんとの会合にそういう意……
○塩出啓典君 それでは、酒税法の問題について質問をいたします。 本日は、まず最初に表示の問題についてお尋ねしたいと思います。 先般、灘、伏見の酒造業界の人たちに会ったときも、また、先般の大蔵委員会に参考人として来ていただいた酒造業界の人たちも、また、私の地元である広島県の清酒業界の人たちに会うときにも、いつも表示の問題についていろいろ意見が出るわけであります。 それは御存じのように、酒は製造年月日等あるいは内容表示等もやっておるわけですけれども、一方ウイスキー類については年月日が記入されていない、内容表示もない、ビールについても旬のみが記入されておる、こういうことは非常に不公平ではないか……
○塩出啓典君 それでは、酒類販売業免許制度についてお尋ねいたします。
酒類販売業免許制度は昭和十三年に創設されたわけでありますが、同制度創設までのいきさつについて簡単に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 昭和五十年四月薬事法における薬局の適性配置、すなわち距離制限は憲法二十二条一項職業選択の自由に抵触すると、こういう最高裁判決が出されておりますが、酒類販売業免許制度も薬局の小売制限と同様の性格を持つものであり、違憲の疑いがきわめて高い、こういう意見もあるわけですけれども、どう考えておりますか。
【次の発言】 現在も清酒の製造業者、卸売、小売業者についてはそれぞれ免許を与えておるわ……
○塩出啓典君 特例法の問題についてお尋ねをいたしますが、今年度も十兆円余の国債を発行し、国債依存度は実質では三七%と言われておるわけであります。五十年、五十一年、五十二年、五十三年とだんだん国債依存度は増加をし、構造的な歳入不足と言えると思います。そこで、福田総理大臣も本会議等で、やはり国債管理政策というものは、まず第一に国債の発行額を減らすことであると、このようにおっしゃっておるわけで、私も全くそのとおりだと思うわけであります。 そういう点から、まず政府にお伺いしたいことは、率直に言って現在のような構造的な歳入不足の原因がどこにあるのか、一般的な話ではなしに、ことしも十兆九千八百五十億の国……
○塩出啓典君 それでは、財政特例法の審議に入ります前に、佐世保重工の問題について大蔵大臣に一言お尋ねをしておきたいと思います。
新聞の報道等では、福田総理からお話があり、大蔵大臣も佐世保重工の救済について、金融機関に対する要請等の動きがあるやに聞いておるわけでありますが、現状はどういう方針でやっていらっしゃるのか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 御存じのように、佐世保重工に対しましては原子力船「むつ」を当工場で修理をする問題につきまして、これを受け入れるか受け入れないか、あるいはその受け入れの場合はどういう条件かと、こういうことが問題になっているわけでありますが、いまの大蔵大……
○塩出啓典君 それでは最初に、世銀グループといういわゆる金融機関が三つあるわけでございますが、世界銀行が設立されてからもう、三十年以上たっておるわけでありますが、こういう世銀グループの果たしてきた役割りというものをどう評価するのか、また今後の問題点は何か、簡単に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 世銀の融資対象の分野がかなり当初の運輸、電力とかそういう産業基盤的なものより、最近においては農業、教育部門さらには人口、保健、環境問題、こういう社会的側面にも考慮が払われている、このように聞いておるわけでありますが、現状はどうであるのか、今後の方向はそういう方向に進むと考えられるのか、その……
○塩出啓典君 最初にお尋ねをいたしますが、この提案理由に、本法律案を提案した理由として、「最近における高等学校、大学等への進学のために必要な資金の負担の実情にかんがみ、」とありますが、これはどういう意味でございますか、簡単で結構ですから……。
【次の発言】 そうすると、これは大学へ行けば行くときにもお金が要るし、また入ってからもお金が要るわけですが、入学のときの金の負担に対するものであると、このように理解いたします。
そこで今回の進学ローンは、いわゆる一般貸し付けとそれから進学積立郵便貯金預金者貸し付けと、こういう二つの制度があるわけでございますが、この二本立ての制度とした理由は何か、それぞ……
○塩出啓典君 それでは、今回の進学資金の貸し付けということが法律改正で行われるわけでありますが、きょうまでの当委員会の質疑を通して私が感ずることは、果たして国民金融公庫においてこの制度を円滑に実施する体制にないのではないか、そういう点が非常に心配をされるわけであります。現在でも非常に公庫の事務処理はおくれ、自宅に帰ってやらなければいけない、こういう点に追い込まれておるのに、この制度が加わりますとそれがさらに倍加されていくんではないか、こういう点が非常に心配されるわけであります。 そういう立場から二、三お尋ねをしたいと思いますが、まず最初に第四条の、「公庫は、大蔵大臣の認可を受けて、他の金融機……
○塩出啓典君 最初に、原子力船「むつ」の問題についてお尋ねいたします。
午前中、同僚議員からいろいろ質問もございましたので、できるだけ重複を避けましてお尋ねしたいと思いますが、原子力船開発事業団を原子力船研究所にしていくと、こういう方向にあるわけですが、この原子力船研究所法案の準備状況はいまどういう状況にあるのかお尋ねいたします。
【次の発言】 現在の見通しとして、次の通常国会には提案できることは間違いないのかどうか。
【次の発言】 原子力船研究所を原子力研究所の一部にするのか、あるいは全然別個のものにしていくのか、そのあたりの方向はどうなっておりますか。
○塩出啓典君 それでは最初に、先ほども質問のありました住友銀行の現金支払い機の時間延長の問題についてお尋ねをしたいと思います。 先ほど銀行局長から、十月七日に届け出があってそれを認可をしたと、こういう説明はいただいたわけでございますが、いろいろ今日までいろんな雑誌等にもそのいきさつがずっと書かれておるわけで、大蔵省もこういうような動きがいままでなかったということは言えないんじゃないかと思うんですが、そこで、正式な届け出はなかったにしても、住友銀行としてこの営業時間を三時間ほど延長したいと、こういう非公式な打診はあったと、このように理解をしていいわけですね。
○委員長(塩出啓典君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、本特別委員会の委員長に選任されました。微力ではございますが、皆様方の御指導、御協力を賜りまして重責を全うしてまいりたいと存じますので、どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
藤原房雄君から発言を求められております。藤原房雄君。
【次の発言】 ただいま私が委員長に選任されましたため、理事が一名欠員となりましたので、この際理事の補欠選任を行います。
理事の選任は、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、金子科学技術庁長官から科学技術振興のための基本施策について、その所信を聴取することといたします。金子科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、昭和五十四年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。半澤官房長。
【次の発言】 以上で所信及び予算の説明を終わりました。
本件に関する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四十五分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
この際、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、動力炉・核燃料開発事業団副理事長金岩芳郎君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめます。午後の委員会は本会議散会後直ちに再開することとし、休憩をいた……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。金子科学技術庁長官。
【次の発言】 以上で本案の趣旨説明は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ります。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時十九分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は去る十六日に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度とし、これにて散会をいたします。
午後四時四十五分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続き、これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩をいたします。
午後零時十一分休憩
【次の発言】 ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続きこれより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十五分まで休憩いたします。
午後零時四十四分休憩
【次の発言】 ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を課題とし、吉田君の質疑を続行いたします。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
本案審査のため、本日、動力炉・核燃料開発事業団副理事長金岩芳郎君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 それでは、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ただいま佐藤君の申し出のありました件については、理事会において協議……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
本案審査のため、本日の委員会に動力炉・核燃料開発事業団理事中村康治君を、また、来る十一日の委員会に電気事業連合会副会長正親見一君、原子力資料情報室高木仁三郎君、東京工業大学教授河村和孝君、動力炉・核燃料開発事業団理事長瀬川正男君、日本学術会議会員中島篤之助君及び日本原子力研究所高温工学室長青地哲男君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ご……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、後藤正夫君が委員を辞任され、その補欠として上條勝久君が選任されました。
【次の発言】 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続き、これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩をいたします。
午前十一時三十三分休憩
【次の発言】 ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、核原料……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十六日、上條勝久君が委員を辞任され、その補欠として後藤正夫君が選任されました。
また、本日、玉置和郎君及び中山太郎君が委員を辞任され、その補欠として上條勝久君及び北修二君が選任されました。
【次の発言】 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本日は内閣総理大臣に対する質疑を行います。
総理に対する質疑時間等につきましては、理事会におきまして協議し、各質疑者に御通知申し上げたとおりでございます。大変窮屈な時……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨三十一日、北修二君が委員を辞任され、その補欠として中山太郎君が選任されました。
【次の発言】 原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は去る四月二十七日聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度とし、これにて散会をいたします。
午後五時十九分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、熊谷弘君、山崎竜男君及び森下昭司君が委員を辞任され、その補欠として増岡康治君、岡田広君及び大森昭君が選任されました。
【次の発言】 原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続き、これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。
これより討論に入ります。――別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
原子力損害の賠償に……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五日、増岡康治君及び岡田広君が委員を辞任され、その補欠として熊谷弘君及び山崎竜男君が選任されました。
また、去る六日、大森昭君が委員を辞任され、その補欠として森下昭司君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第七六二号筑波地区に国際科学技術博覧会開催に関する請願を議題といたします。
先刻理事会におきまして協議の結果、本請願は、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付するを要するものと意見が一致しました。
理事会申し合わせのとお……
○塩出啓典君 それでは、最初に、南極のあざらしの保存に関する条約の締結について承認を求めるの件について二、三お尋ねをいたしたいと思います。
これは外務省からいただきました資料の中にも、十八世紀末から十九世紀前半においてアザラシが非常に乱獲をされた、こういうところから将来の乱獲を防止するためにこういう条約が締結されたとのことでございますが、十八世紀末から十九世紀前半と申しますともう百数十年も前の話でありまして、それが現代このような条約が必要なほど乱獲の危険性というものがあるのかどうか、この点御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 理論的にはそういう乱獲の危険性ということはあると思うんで……
○塩出啓典君 それでは、北西太平洋における千九百七十九年の日本国のさけ・ますの漁獲の手続及び条件に関する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして質問をいたします。
ことしは、戦後一貫して日ソ漁業交渉に当たったイシコフ漁業相が引退をし、ソ連側はカーメンツェフ新漁業相のもと、新しい陣容で交渉に臨んできたわけでございますが、そこでイシコフ漁業相引退の背景はどういう点にあったのか、これが一点。
それからもう一つは、新漁業相のもとでの今回の漁業交渉を通しての感想をお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 この議定書は、日ソ漁業協力協定第三条の規定に基づいて作成されたものであると理解をしておる……
○塩出啓典君 それでは、千九百七十四年の海上における人命の安全のための国際条約及び議定書につきまして質問をいたします。
最初に、一九七四年のいわゆるSOLAS条約と言われているそうですが、この条約が作成されて四年半以上たっているわけでありますが、各国の加盟状況、締約国は三月二十六日現在で二十二カ国である、現在まだ未発効である。この未発効の理由は何ですか。
【次の発言】 発効の見通しはどうなるんですか。
【次の発言】 わが国は四年半もたってまだ批准をしていない。海運国であり、IMCOの理事国であるわが国がこういう問題に率先をしてやるべきである、にもかかわらず、おくれた理由は何でしょうか。
○塩出啓典君 それでは二重課税回避の二国間協定について、わが国は三十カ国と締結をしていると聞いておるわけでありますが、間違いはないかどうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 二重課税回避の二国間協定が三十カ国と締結されておるわけでありますが、これらの協定の内容というものはどういう考え方に立って作成をされているのか。私の判断では、大体、皆同じような共通するパターンで締結されておるように聞いておるわけですが、その根本的な考え方は簡単に言ってどういう考えに立っておるのかお伺いいたします。
【次の発言】 ECDのモデル条約が一九六三年にでき、さらに一九七七年に新しいものができたと聞いておるわけでありま……
○塩出啓典君 それでは、人権規約の問題について質問をいたしたいと思います。質問の順序を多少変えまして、特に、本日は、具体的な問題をお尋ねしたいと思います。 まず、外務省にお尋ねいたしますが、A規約につきましては、この第二条で「漸進的に達成するため、」と、すぐ達成できなくても徐々に達成していけばいいという、この点がB規約とは本質的に違うように理解をしておるわけでありますが、この「漸進的」というのは具体的にはどういう内容のものなのか、たとえば十年ぐらいあるいは二十年単位の話なのか、あるいは一歩一歩前進しておればいいものなのか、これはどうなんですか。
○塩出啓典君 それでは人権規約について質問をいたします。
まず、最初に外務省にお尋ねいたしますか、この人権規約につきましては、六六年の採択のときに決議が付されており、その決議によりますと、政府はこの人権規約を国内にできる限り広範にPRをしなければならないという義務づけが行われております。政府は、人権規約に対する国民の関心を喚起するために、今日までどういう努力をしてきたのか、これを最初にお伺いしておきます。
【次の発言】 それでは、本日は、A規約の方の社会保障に関する第九条を中心に質問したいと思います。
第九条の意味は、社会保険その他の社会保障について外国人を差別してはならない、こういうよう……
○塩出啓典君 三人の参考人の方からは大変いろいろ有益なお話を、また御意見をお聞かせいただきまして本当にありがとうございました。 私、公明党の塩出啓典でございますが、限られた時間の中で二、三質問をさしていただきたいと思います。 永石参考人からいろいろ国籍法の問題、それから無国籍者の問題、こういう問題の提起がございまして、先ほど田中委員からもお話がありましたように、私たちもこういう問題の解決に党派を超えてお手伝いをさせていただきたい、このように考えております。 そこで、特に先生がおっしゃいました二番目の問題の一番最後に、日本女性が韓国人、台湾人と結婚した、そういう場合に昭和二十七年の民事局長……
○委員長(塩出啓典君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、再び本特別委員会の委員長に選任されました。
よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 それでは、ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に源田実君、長谷川信君、松前達郎君、藤原房雄君及び佐藤昭夫君を指名いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時六分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会の場合においてもなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成及び提出の時期につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたし……
○委員長(塩出啓典君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。委員各位の御協力を得てこの重責を全うしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 それでは、ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に源田実君、長谷川信君、松前達郎君、藤原房雄君及び佐藤昭夫君を指名いたします。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
今般、科学技術庁長官に就任されました長田裕二君及び科学技術政務次官に就任されました夏目忠雄君から発言を求められておりますので、この際、順次発言を許します。長田科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、夏目科学技術政務次官。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(塩出啓典君) ただいま皆様方の御推挙により引き続き委員長に選任されました。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 それでは、ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に熊谷弘君、源田実君、松前達郎君、藤原房雄君及び佐藤昭夫君を指名いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時十二分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、日本原子力研究所理事長村田浩君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午後零時十六分休憩
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時四十三分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいま皆様の御推挙によりまして引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 本特別委員会は、今日まで科学技術振興対策樹立に資するため、エネルギー問題に関する件、宇宙開発に関する件、海洋開発に関する件、防災科学技術に関する件等について熱心に調査を進めてまいりました。資源のないわが国にとりまして科学技術の振興は国民生活の向上のため不可欠であり、本特別委員会の責務はますます重要となっております。 本国会におきましても、引き続きこれらの諸問題について鋭意調査を進めてまいる所存でございます。委員各位の御協力を得て委員長の重責を全うし……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、長谷川信君が委員を辞任され、その補欠として林寛子君が選任されました。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、長田科学技術庁長官から科学技術振興のための基本施策について、その所信を聴取することといたします。長田科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、昭和五十五年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。下邨官房長。
【次の発言】 以上で所信の表明及び予算の説明を終わりました。
本件に関する質疑は後日に譲ることといたします。……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二月二十一日、林寛子君が委員を辞任され、その補欠として長谷川信君が選任されました。
また、本日、望月邦夫君が委員を辞任され、その補欠として衛藤征士郎君が選任されました。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査中、科学技術振興のための基本施策及び昭和五十五年度科学技術庁関係予算に関する件を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
午後一時十……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、下条進一郎君、後藤正夫君、山崎竜男君及び長谷川信君が委員を辞任され、その補欠として成相善十君、北修二君、山本富雄君及び中村啓一君が選任されました。
また、本日、玉置和郎君及び永野嚴雄君が委員を辞任され、その補欠として増岡康治君及び高平公友君が選任されました。
【次の発言】 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、永野嚴雄君、長谷川信君及び後藤正夫君が委員を辞任され、その補欠として遠藤政夫君、山本富雄君及び上條勝久君が選任されました。
【次の発言】 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案、以上両案を一括して議題とし、前回に引き続き、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る四月二十四日、下田京子君、高杉廸忠君、広田幸一君及び内田善利君が委員を辞任され、その補欠として佐藤昭夫君、森下昭司君、福間知之君及び渋谷邦彦君が選任されました。 また、四月二十五日、遠藤政夫君、山本富雄君、上條勝久君、増岡康治君、伊江朝雄君及び降矢敬義君が委員を辞任され、その補欠として永野嚴雄君、長谷川信君、後藤正夫君、玉置和郎君、中山太郎君及び源田実君が選任されました。 また、本日、望月邦夫君、長谷川信君、中山太郎君が委員を辞任され、その補欠として衛藤征士郎君、……
○塩出啓典君 KDD汚職事件で、十八日に郵政省の元電監室幹部二名が逮捕されたわけであります。郵政省は、事件の最大の原因はKDDの経営姿勢にあると言っているが、われわれはそうとは思わない。郵政省の内部調査でも明らかにされなかった今回の件について、郵政大臣としてどう責任をとる決意か、伺いたい。また、省内の綱紀粛正をどう図っていくか、伺いたいと思います。
【次の発言】 三月十三日、KDDの増田社長は、経営刷新方針を発表している中で、不正の温床を断つために郵政省からの天下りを拒否すると言っております。昭和二十八年KDDが発足して二十七年たち、KDD自体で人材は育っているわけであります。今回、KDDへの……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員打合会を開会いたします。 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本案について参考人の方々から御意見を聴取することにいたします。 午前中は電気事業連合会副会長正親見一参考人、原子力資料情報室高木仁三郎参考人及び東京工業大学教授河村和孝参考人の御出席を願っております。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 参考人の方々には、御多忙中のところ貴重な時間をお割きくださり、当委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。本日は、ただいま議題といたしました……
○塩出啓典君 それでは、きょうは戦後強制抑留者の補償に関する問題について、外務省のお考えあるいはその他をお尋ねしたいと思います。 私、先日、この関係者の会合に出席をいたしまして、ソ連抑留の実態等のお話をいろいろお聞きしたわけであります。三百グラムの黒パンと岩塩の入ったスープで、長い人は十年以上も抑留をされ、その当時の厳しい実態については関係者の間で抑留記をつくっているようであります。私たちは、ただ一つの会合でそういう話を聞いただけでそのすべてを知るわけではありませんけれども、強い印象を受けたことは事実であります。そして団体ができておるわけでありますが、全国戦後強制抑留補償要求推進協議会、これ……
○塩出啓典君 通産省にお尋ねします。
スリーマイル島で原子力発電所の事故がございましてちょうど一年を経過したわけでありますが、その間政府としても、原子力発電所の安全性の確保、事故をなくするためにいろいろな努力をされてきたと思うのでありますが、特に一年を振り返ってどういう前進があったのか、非常に大きな問題でございますけれども、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 スリーマイルの事故のときには、こういう事故は日本では起こらない、そのように非常に初歩的な運転ミスと申しますか、そういうことであったわけでありますが、しかし、実際にはその後、高浜、大飯でステンレスとほかの材質を間違えてみたり、……
○塩出啓典君 きょうは、シベリア戦後抑留者の問題につきまして質問をしたいと思います。 いままで衆議院、参議院等でもわが党の瀬野委員あるいは和泉委員等が質問をしておるわけでありますが、そういう点を踏まえて二、三疑問に思う点もありますので、きょうはその点についてお尋ねしたいと思うんであります。 まず最初に、戦後シベリアに抑留された人たちを、政府は、国内的にはこれは捕虜ではないと、しかし国際的には捕虜であるという、こういう見解をたしか述べていると思うんですが、国内的には捕虜ではないということはまあ大陸令第千三百八十五号第三項によって当時わが国政府がそういう見解をとったからこれは捕虜ではないと、そ……
○塩出啓典君 まず最初に、電気自動車の問題でお尋ねしたいと思います。 これは、私が昨年の十二月十一日に電気自動車についての質問主意書を政府に出し、十二月二十一日に答弁をいただいております。さらに、今年三月二十一日の予算委員会におきましても、余り時間はございませんでしたけれども、電気自動車の問題にも触れたわけでありますが、そういう点を踏まえて質問したいと思いますが、やはりエネルギー危機というときに備えて、電気自動車は省エネルギーにもなると。またエネルギーの多様化、普通のガソリン車だとガソリンしか使えないわけですが、電気自動車の場合は水力発電あるいは原子力発電、そういうものが使える。また石油で発……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。