このページでは塩出啓典参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました所得税法等の一部を改正する法律案外二法案に対し、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 中曽根総理が財政改革にさらに新たな一歩をしるし得たと自画自賛している来年度予算案も、その実態は、酒税、物品税等の増税、健康保険の本人負担の導入等の福祉の切り捨て、各種公共料金値上げなどの受益者負担の強化、一方で防衛費のみ前年度比六・五五%の突出で、まさに国民不在の予算でございます。 歴代の自民党内閣は、財政再建を内政の柱とし、特例公債依存体質の脱却を当面の目標としてきました。その脱却の目標年度も、昭和五十五年が五十七年に、さらには五……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました酒税法及び清酒製造業の安定に関する特別措置法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案並びに石油税法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 まず、反対理由の第一は、中曽根内閣の公約違反の増税であることでございます。 昨年三月の臨調最終答申は、増税なき財政再建について、「何よりもまず歳出の徹底的削減によってこれを行うべきであり、全体としての租税負担率の上昇をもたらすような税制上の新たな措置を基本的にはとらない、ということを意味している。」と定義づけております。この臨調答申の精神……
○塩出啓典君 国土審議会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○塩出啓典君 それでは最初に、今回の山陰集中豪雨で亡くなられた方々に心から御冥福をお祈りするとともに、あわせて日夜救援作業に働かれた関係者の御努力に深く敬意を表する次第でございます。政府におかれましても、国土庁長官を初めとして関係者も現地に赴きまして、いろいろ現地の人を激励をし、以後努力をされていることに深く感謝をする次第でございます。私も本院の災害対策の委員の一人として現地を視察をさしていただいたわけでありますが、午前中からいろいろ質問等もございまして、できるだけ重複を避けて質問をしたいと思うのでございますが、ちょうど一年前に長崎の豪雨がありまして、ちょうど一年前のきょう、同じように災害委員……
○理事(塩出啓典君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
委員長は、所用のため、本日委員会には出席できないとのことでございますので、委託を受けまして、私が委員長の職務を行います。
これより請願の審査を行います。
第五六二号バイオテクノロジー試験研究機関の設置に関する請願を議題といたします。
先刻、理事会におきまして協議の結果、保留とすることになりました。
理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する……
○塩出啓典君 公明党・国民会議を代表いたしまして質問いたしたいと思います。
まず最初に、政治倫理の問題について質問をいたします。
中曽根総理は、今日まで田中議員辞職勧告決議案には終始反対をしてこられたわけであります。また、その理由とするところもお聞きしたわけでございますが、いささか私は考えが違うことをこの際申し述べておきたいと思います。
そこで、中曽根総理は田中元総理がやめるべきであるとお考えか、あるいはやめるべきではないとお考えか、その点はどういうお考えをお持ちでしょうか。
【次の発言】 私は、中曽根総理としてどのようにお考えであるのか、そういう点をお聞きしたかったわけでございますが、……
○塩出啓典君 九月二十七日からワシントンで開かれましたIMF・世銀の年次総会に大蔵省から大場財務官、日銀総裁等が出席をされたわけでございます。これは大蔵省と日銀にお尋ねいたしますが、きょうは出席された御当人はお見えになっていないわけですが、一年前のトロントの総会のときには、メキシコの経済危機が非常に問題になって、今回はブラジルの債務問題が一つの焦点ともなったようでありますが、一年前に比べれば、世界経済は先進国等ではようやく不況を脱したという、こういう明るさもあったわけですけれども、しかしこういう開発途上国の債務問題はより深刻になってきたような気もいたします。こういう一連の国際会議を通して、一年……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和五十八年分の所得税の臨時特例等に関する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 最初に、本法律案が国民注視の問題でありながら衆議院で審議することなく送られてきたこと、にもかかわらず、参議院で十分な審議の時間がなかったことは、まことに遺憾であったことを申し上げたいと思います。 反対する理由の第一は、与野党合意を踏みにじった減税案ということであります。 与野党合意では、規模は景気浮揚に役立つもの、実施時期は五十八年の年内、方法は課税最低限の引き上げ方式、財源は新税によらないということを明確にしていた……
○塩出啓典君 それでは、昨年三月、総理大臣から科学技術会議に対して、長期的展望に立った科学技術振興の総合的基本方策についての諮問があつたわけでございますが、科学技術政策の最高審議機関である科学技術会議でのその後の検討状況ですね、大体いつごろまでにできるのか、余り時間もございませんので、要点だけで結構でございますが、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 五十七年の臨調中期答申では、科学技術会議の機能強化を求める意見が出ておるわけでありまして、この五十七年の科学技術白書にもそういうことに触れておるわけですね。私は、今回の「むつ」問題等もかなり政治的に振り回された感があると思うんですけれども、そう……
○塩出啓典君 それでは宇宙開発の問題についてお尋ねをいたしますが、先般、宇宙開発委員会が新しい宇宙開発政策大綱を改定をいたしました。これは五十二年以来六年ぶりの改定だそうでありますが、この主な特徴は、六十六年度を目標に二トンの静止衛星を打ち上げる能力を持つロケットを開発する、それから二番目には、十五年間に五十個程度の衛星を打ち上げる、それから米国のいわゆる有人宇宙基地開発計画に積極的に参加する、こういう三つがかなめのように理解をしておるわけでございますが、今回のこの大綱の意義と目的について長官の御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 長官も恐らく同じ考えであろうと思いますので、また後で御答……
○塩出啓典君 ただいま議題となりました公明党・国民会議提出の海洋開発基本法案及び海洋開発委員会設置法案につきまして、その提案理由及びその内容を御説明申し上げます。 海洋は、全地表面積の七割を占めながら、いまだ十分に開発されておらず、人類に残された未開発の宝庫と言えます。 海洋には、生物資源、鉱物資源及び海水など多種多様な資源が豊富に包蔵されており、さらに海洋エネルギー並びにスペースの利用等、その開発は産業の振興、国民生活の向上、さらに人類社会の福祉に寄与すること大であります。 四面海をめぐらし、国土の七五%に当たる大陸棚を有し、しかも陸上資源の乏しい我が国としては、海洋の開発は極めて重要……
○塩出啓典君 この日本原子力研究所法案は私たちは賛成でございます。というのは、今までの日本原子力船事業団というものが研究所から一歩実用化に踏み出した、そういう立場にあったわけでありますが、世界の情勢から見て原子力船の実用化の時代もやや遠のいておる、そしてむしろ現段階においては長い将来に備えて基礎研究的なことをもっと積み上げていくべきではないか、そういう意味で日本原子力研究所の方に移してそしてやっていただきたい、こういう意味でこの統合には賛成でございます。 しかし、今ある原子力船「むつ」をどうするのか。今、小野委員の質問に対する答弁がございましたように、こういう財政窮迫の中で、六百億のお金を使……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、日本原子力研究所法の一部を改正する法律案について賛成の討論をいたします。 資源小国である我が国が今後も健全な発展を期するためには、科学技術立国を目指し、これによって資源利用の制約を克服し、社会経済発展の原動力であるエネルギーについては安定供給、多様化を図らなければなりません。 我が国は、世界有数の海洋国であり、また同時に海運・造船国であります。我が国は世界の造船量の五割を占め、世界の船舶量の一割を保有しており、さらに、我が国の海運は国内の石油消費量の一割を消費しております。したがって、造船の分野における技術水準の向上、海運の分野におけ……
○塩出啓典君 それでは国債の借りかえの問題について最初に大蔵省にお尋ねをいたします。 国債借換問題懇談会も報告書が出されたわけでありますが、いわゆる国債特別会計を創設して新規債と借換債の発行を一元化する、あるいは満期到来時に短期国債を発行して弾力的に運用する、非常に高金利のときにはむしろ短期、低金利のときに中長期、こういうような方向で検討する。これは今まで先国会においてもたびたび論議になったことでありますし、私たちも大量の国債ですからできるだけ金利負担も安くする、そういうような点から弾力的な方向というのは非常にいいんじゃないか、このように考えているわけでありますが、大蔵省としてはこういうのは……
○塩出啓典君 まず最初に大蔵省にお尋ねしますが、これはずっと議員立法で、政府は「あえて反対しない」という、こういう御意見のようでありますが、何となくあんまり大蔵省は乗り気でない、それを議員立法で横車を押しているような、こういう印象も持たれるわけでありますが、しかし本来の趣旨からいえば、そういう転作に国策に従って協力をした、そういう点に対して税金の面で配慮するということは、公共事業に土地を売る場合においてもそういうことはあるわけでございますし、私はまあ筋が通っていると思うんですね。そういう点でこれはちゃんと政府から出すべきじゃないか、ちゃんと租税特別措置の中に入れて。その方が非常に自然ではないか……
○塩出啓典君 参考人の皆さんには大変有益なお話をいただき本当にありがとうございました。限られた時間でございますが、二、三の点についてお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、木下参考人にお尋ねいたしますが、さきの税調中期答申におきまして、納税者の増加に税務執行体制が追いついていないことが税制に対する不公平の因であると、こういうようなことでございます。私たちもそういう点で執行面における税の公平を保つことは非常に大事じゃないかと思うんでありますが、そういう意味で大蔵当局も、機械化を進めるとか、人員も、わずかではありますが、ふやすとか、大変な苦労はしておるわけでございますが、率直に言って現状のような……
○塩出啓典君 それでは、法案の審議に入ります前に、先般の中期答申等を含めて、今回の法案改正に対する大蔵省の基本的な見解を二、三承っておきたいと思います。
税制調査会の中期答申には、負担の急激な増加やひずみをもたらさないよう、社会経済情勢の変化に対応して数年に一度は適宜その見直しを行う必要があると、こういうことでございますが、この点をどう受けとめておるのか、見直しの内容はどういうことか。いわゆる物価調整減税のようなものを定常的にやれという意見もあるわけですけれども、そういう点も考えておるのかどうか、今後の問題として承っておきます。
【次の発言】 本委員会の答弁におきましても、六年間の税制、所得……
○塩出啓典君 関税定率法の一部を改正する法律案についてお尋ねしたいと思います。 いろいろ御質問をしたいと思っておったわけでございますが、同僚議員の質問に対する答弁もありましたし、非常に時間も限られておりますので、二、三の点についてお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、税関の業務の問題ですね、業務体制の問題についてお尋ねをしたい。 税関の業務は、通関あるいは収税、監視取り締まり、それから犯則処分、こういう仕事を担当しておるわけでございますが、最近の国際化で非常に海外との交流も多い。また世界の国から批判を受けるぐらいに貿易もどんどん伸びておる。そういう状況にあるわけでありますが、この十年間……
○塩出啓典君 それでは、最初に税調の中期答申の十ページにあるわけでございますが、「サービスについては近年その消費が急増しているが、国税としてはほとんど課税対象になっていないという問題がある」、そういう観点から、課税ベースの広い間接税につき、避けて通ることのできない検討課題であると、こういうようなことがあるわけでございますが、このサービスというものは、消費が急増しているサービスというものはどういうものでございますか。
そのうち、特に国、地方を通じて現在課税の対象になっておるのにどういうものがあるのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 現在、そういうのは、例えば入場税の場合、通行税の場合、あるい……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました間接税関係三法案並びに岩崎君提案の修正案に対し反対の討論を行います。 反対理由の第一は、中曽根内閣の公約違反の増税であるという点であります。昨年三月の臨調最終答申は、増税なき財政再建について、「何よりもまず歳出の徹底的削減によってこれを行うべきであり、全体としての租税負担率の上昇をもたらすような税制上の新たな措置を基本的にはとらない、ということを意味している。」と定義づけております。この臨調答申の精神を尊重すると強調してきた中曽根内閣が今回の増税法案を提出したことは、重大な約束違反と言わなければなりません。 反対理由の……
○塩出啓典君 それでは二、三お尋ねをしたいと思いますが、先般の新聞報道では、福島交通グループで使途不明金百億円があると、こういう報道がなされておりました。今、使途不明金というのが年々増加しておる、このように聞いておるわけですが、大体どういう状況なのか、簡単に。
【次の発言】 これは一億円以上の会社についての調査結果であると、このようなお話でございますが、大体業種別に言うとどういうところが多いんでしょうか。それと、一億円以上の会社でも大企業とか、その中でも大中小あると思うんですがね、大体どういうところに多いんでしょうか。
【次の発言】 もう時間がございませんので、最後に大蔵大臣にお尋ねをして、残……
○塩出啓典君 それでは特許特別会計法案についてお尋ねをしたいと思いますが、第二次臨時行政調査会の答申では、特別会計制度について、「一般会計と比較して、特定の事業についての事業収支や受益と負担の関係等をより明確に示すことができ」、このように言っております。また大蔵大臣も、今までの国会の答弁で、ある特定の人の利益を守るために一般財源を使うよりも、特定の人から料金を徴収して特別会計をもって賄う方がより国民のために負担軽減になるという場合は特別会計に移行する、こういうように言っておるわけであります。 大蔵省にお尋ねいたしますが、要は、特別会計制度というのは受益者負担を原則とした制度である、こういうよ……
○塩出啓典君 それでは、まず最初にお尋ねをいたします。先ほどの御答弁で、いわゆる円・ドル委員会の作業部会等を終えて大体結論がほぼ出ると、こういうお話でございますが、今回のアメリカの対日要求というもののその真意というものはどこにあるのか。伝えられるところによりますと、日本の円が非常に過小評価されて、その結果非常にアメリカが貿易不均衡である。そういう意味で円の国際化を図り、そうして円とドルのバランスを直し、そして米国のそういう輸入の増加をストップさせる、そういうところにアメリカの真意があるんではないか。このように言われておるわけでございますが、そういう考えで正しいのかどうか。どのように考えておりま……
○塩出啓典君 それでは最初に、今回の法案の中にあります電電公社からの臨時国庫納付金の問題についてお尋ねをいたします。
たしか前回、昭和五十六年、四千八百億円の納付金を電電公社からいただくときには、時の大蔵大臣は、こういうことは二度とやらない、こういうように当委員会でも言明をしたと思うのでありますが、これを繰り返すということは約束違反ではないか。その点はどのようにお考えでございますか。
【次の発言】 今回も、特例公債の借りかえはやらないということも約束を破る。大体今まで公定歩合の変更とか、解散をやるとかやらないとか、そういう場合は、政治家あるいは日銀総裁等がうそをついてもいいということでござい……
○塩出啓典君 大蔵大臣にお伺いしますが、ことし発行する特例公債の返還は十年後でございますが、昨年まで特例公債は借りかえをしないということをことしは取りやめると。大蔵大臣は、今日までの答弁では、十年後に現金償還をすることは約束できない、だからこの借りかえ禁止規定を努力規定にするのだという御答弁だったんですがね。私たちも十年後の経済がどうなのかということはまことにわかりにくいわけでありますが、現金償還する可能性は全くないと考えているのか、そのあたりどうなんでしょうか、十年後の感じとしてですね。現金償還するということは約束できないかもしれませんが、しかしそういう可能性が全くないのかどうか、その点はど……
○塩出啓典君 それでは、今竹田委員からいろいろ質問のありましたいわゆるパート収入者と内職収入者との不公平是正の問題でありますが、現実問題として、第一線の税務署等においては、いわゆる内職者に対しても、形の上から言うと余りパートと変わらない、そういうことで現実的な対応の面ではややパート収入者と同じように処理しているところもかなりあるんではないかと、このように思うわけでありますが、そういう点どのようにやっておられるのか、これを伺っておきます。
【次の発言】 私は、税法というのは全国で取り扱いに差があってはいけないと思いますし、そういう意味で、内職収入者とパート収入者との非常な国民的感情から見ての不公……
○塩出啓典君 それでは最初に、今回の外国たばこの輸入の自由化というものは臨調答申にも沿ったものとして評価ができると思いますが、今回の処置により、たばこ問題についての市場の開放要請というものは完全に鎮静化すると考えでいいのかどうか、今後の見通しはどうでしょうか。
【次の発言】 この処置によりまして、先般来の委員会の答弁では、現在一・八%の外国のたばこのシェアが五%ぐらいまでいくんではないかという、そういうようなお話でございましたが、大体アメリカは日本のたばこの販売高のシェアをどの程度目指しているのか、どの程度までいけば満足するのか。あるいは余りはかばかしくないと、例えば関税率二〇%をさらに下げろ……
○塩出啓典君 公明党の塩出でございます。 参考人の皆さんには、本日は大変有益なお話を承りまして、心から御礼申し上げます。 最初に岩村参考人にお尋ねをいたします。 元臨調の立場から率直な御意見を聞かしていただきまして、私たちも非常にもっともであると思う点が非常に多いわけでありますが、ただ、我々は政治家という立場でいろいろな点も配慮していかなければならない、そういう立場もあるわけであります。しかし、厳しい競争原理に立たないと結局たばこ産業そのものがだめになる。そういう意味で、かわいい子には旅をさすというか、そういうような御趣旨であろうと承っております。 そこで、まず、輸入たばこのシェアがど……
○塩出啓典君 それでは総理にお尋ねをいたします。
中曽根総理は臨調スタートのときにはたしか行政管理庁長官として、以来行政改革には一番関係もあり、大変力を入れてこられたと私は理解しておるわけでありますが、そういう点で今回の法案が臨調答申の内容とは変わってきておる、何点があるわけでありますが、そういう点について総理はどのように今度の法案を評価しておるのか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 私もそういう点では総理のお考えを理解いたしまして、今回の法案に私たち公明党も賛成をするわけでありますが、ただ、先ほどお話がありましたように、今後の自由化に伴って外国たばこ産業がどういう状況で日本に来るか、……
○塩出啓典君 それでは、最初にお尋ねいたしますが、この法案で問題になりました代替ガソリンと通常のガソリンとコストがどれぐらい違うのか。それから現在の販売価格はどれくらい違うのか。それと、今代替ガソリンは、ベンゼン、トルエン、キシレン等と何か灯油をまぜるようでありますが、この製法、またその原料は主に輸入のようでございますが、輸入と理解していいのか。これは政府にお尋ねいたします。
【次の発言】 今回のこの法律によりまして、ガソリンと同じように税金をかけた場合には、いわゆるフエルガソリンというもののコストはどうなるのか。そういうものが今出回っているということは、非常に利益があるから出回っておるわけで……
○塩出啓典君 いわゆるグリーンカード制に関しまして、五十九年度の税制改正に当たりまして、政府税調と自民党税制調査会に対しまして大蔵省は利子配当課税の回復について幾つかの案を示したようであります。三五%の税率を上げろとかあるいは全廃論とか、あるいはまた対象者に所得制限を設けろとかいろいろな案があったようでありますが、どういう案を示したのか、その後の経過はどうなっているのか、お伺いをいたします。
【次の発言】 本来のこの非課税貯蓄制度というものが最近非常に悪用されておる、こういうことがいろいろ指摘をされてきておるわけであります。また、ただいまの鈴木委員の質問にもありましたように、やはり資本蓄積を促……
○塩出啓典君 まず、総理にお尋ねいたしますが、平和国家である日本において、先般の宮澤さんの事件とか、今回のように有名人に対する誘拐事件が非常に相次いでおるわけでありますが、総理の御感想をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 国家公安委員長にお尋ねいたしますが、今回の江崎グリコ社長誘拐事件等は、けた外れの身の代金を要求するなど、欧州を舞台に続発する富豪誘拐事件に似ているように思うわけでありますが、今後再発防止にどう取り組んでいくのか、お伺いをいたします。
【次の発言】 私の調査では、誘拐事件の検挙率は九七%で、全刑法犯の検挙率六〇・三%に比べればはるかに高いわけであります。これは警察当局の御努……
○塩出啓典君 外務大臣、外務省にお尋ねいたしますが、宇宙を舞台にした軍拡競争について質問したいと思います。 我が国も、国連におきましてこういう問題に取り組んではきておるわけでありますが、現実にはますますエスカレートしておる、こういう点を非常に憂慮をいたしております。報道によりますと、米国のレーガン大統領は宇宙軍縮交渉をソ連とやることを拒否をし、その理由として、衛星攻撃兵器の検証が困難である、それと、このままソ連の方がはるかに優位を固定する、ソ連の方がはるかに進んでおる、そういうような理由から軍縮交渉をやめてソ連に負けない宇宙兵器開発を強力に推進をしておる。こういう報道でございますが、これにつ……
○理事(塩出啓典君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
高木委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
委員の異動について御報告いたします。
去る四日、松前達郎君が、また昨二十日、伏見康治君が委員を辞任され、その補欠として稲村稔夫君及び馬場富君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 委員長の辞任の件についてお諮りいたします。
高木委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任いたしたい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしま……
○塩出啓典君 ことしの予算は非常に各省の一般会計の予算が減る中でプラスである、しかも本年は科学技術博への予算が非常に減っている中で実質的にはこの数年プラスを続けてきておる、そういう点関係者の御努力には敬意を表するわけでありますが、この研究費の中での政府の負担の割合が、昭和四十一年に三二%だったのが昭和五十七年二三・六%となっております。我が国の場合は政府の負担割合が、米国、西ドイツ、フランス、英国、こういうような国々に比べてかなり低い。そしてしかもそれが低下をしているわけでありますが、しかし政府の負担割合は、私調べましたところ、英国以外は米国も西ドイツもフランスもずっと下がっているわけですね。……
○塩出啓典君 きょうは産学官連携の問題をまず最初にお尋ねしたいと思います。
先ほど伏見先生の質問にもありましたこの十一号答申においても、そういう研究開発組織を越えた連携協力の促進が非常に大事である、このように書かれておるわけであります。私も余り直接タッチしたわけではありませんが、いろいろな友人とか接する人のお話からして、かなり産学官の連携というものは、日本とアメリカというのは非常に違う。これはどのように違うのか科学技術庁としてはどのように認識をされておるのか、これをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今日本の製品がどんどんアメリカへ行って非常に貿易がアンバランスである、そのような点だけを……
○塩出啓典君 私は、本日は、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案、これを中心に質問をいたしたいと思います。 御存じのように、本年は被爆四十周年を迎えるわけであります。そういうときに、厚生大臣がくしくも広島県出身の厚生大臣であるということで、長年のいろいろな懸案事項が解決されることを心から望むものでありますが、まず最初に、いわゆる被爆者の実態調査の問題でございます。 先般、厚生省の原爆被爆者実態調査委員会が本年十月に実施する全国実態調査の内容を決めたようでありますが、今回はどういう調査をされるのか。それと、昭和四十年、昭和五十年にも調査をしておるわけでありますが、……
○塩出啓典君 きょうは大臣の所信表明に対する質問でございますが、藤原委員等からも農政全般についての質問もありまして、私は特にことしが「国際森林年」であるという、そういう点に関連をしてお尋ねをしたいと思います。 総理も施政方針演説で「国際森林年」のことにも触れられ、また農林水産大臣もこのようにおっしゃっております。「本年は「国際森林年」とされていることから、これを契機として我が国のみならず世界の森林資源の保全・涵養に積極的に取り組んでまいる所存であります。」と、このようにおっしゃっておるわけでありますが、先般のNHKの「21世紀は警告する」というような報道番組とか、またアメリカ政府の「西暦二〇……
○塩出啓典君 それでは、六十年度の畜産物価格決定を前にいたしまして農協からいろいろ要求が出されておるわけでありますが、この数年、要求額も大変控え目でございますが、特に加工原料乳保証価格あるいは限度数量等、農協要求の実現については情勢はどういう情勢であるのか、これを率直な御意見をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 大変農協の要求に対しては厳しいような御答弁と受け取ったわけでございます。
今回、骨なし肉の関税の問題とか、あるいは乳製品、豚肉、液卵の輸入の問題、あるいは牛肉、オレンジの輸入枠の問題、こういうような点が要求が出されておるわけであります。これは大臣にお尋ねをしたいんでありますが、私……
○塩出啓典君 本日は、参考人の皆さんには遠路お越しいただきまして大変有益なお話をありがとうございました。私も生まれが愛媛県で現在は広島に住んでおりまして、そういう意味で、特に温州ミカンにつきましてはいろいろなことを聞かしていただいておるわけでありますが、きょうは公明党を代表いたしまして、二、三参考人の方にお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、中村参考人にお尋ねをいたしますが、きょうおしなべて皆様の今回の法案に対する御要望というものは、最近のいわゆる自由化対策という、そういう点に大きなねらいがある、このようにお聞きしたわけでありますが、しかし法律の内容は、実は輸入対策ではなしにいわゆる需給対……
○塩出啓典君 それでは、果樹農業振興特別措置法の改正について質問をいたしたいと思います。 まず最初に、この法案提出に至ったその背景についてお尋ねをしたいと思いますが、政府の提案理由の説明等を読みますと、やはりミカンを中心とする果樹の消費の減退に加えて、あるいは生産の過剰、それから一つは最近の自由化の要請、そういうようなものがバックにあるようでありますが、私は提出がやや遅きに失したのではないか。果樹の過剰基調というものはもう十数年前からあったわけでありまして、この拡大を基調とした果樹農業振興特別措置法を今回方向転換するというのは、余りにも時期が遅きに失したのではないか、こういうような感じがする……
○塩出啓典君 それでは、今年度の予算についてお尋ねをいたしますが、ことしの予算は昨年度の当初予算に比べれば九五・四%。ここ数年、大変厳しい中での編成であったと思うのでありますが、ことしの予算の重点施策については、先ほど大臣から九項目のお話がございましたが、率直に言って、今年度予算の特色というか、そういうものはどういう点にあったんでしょうか。簡単で結構ですけれども伺いたい。
【次の発言】 そこで、予算の項目は大変数が多うございますので大ざっぱな質問になるかもしれませんが、この第一の、構造政策の推進の点におきまして、地域農業整備促進事業、こういうものを全国三千六十の全市町村でやる、しかも一市町村当……
○塩出啓典君 参考人の皆さんには、いろいろ大変有益なお話を承りまして、心から御礼申し上げます。 非常に養蚕業も厳しい環境に置かれておるわけでありますが、そういう中で主産地の形成あるいは中核的農家の養成あるいは国際競争力をつける、こういうようなお話が各参考人からあったわけでありますが、そこで、実際に養蚕農家であられ、またいろいろ努力をされておる宮田参考人にお尋ねしたいわけでありますが、今、日本は、いろいろ競争しようとしている国々に比べれば非常に賃金も高いわけでありまして、そういう差はどうしようもない。しかし、いろいろ技術力とか、あるいはもちろんこれは製品になる場合はファッション性、そういう問題……
○塩出啓典君 それでは、農水大臣も連日いろいろ対外摩擦対策等お疲れのところでございますので、できるだけ答弁も簡単に要点だけで結構でございます。
今回は、目的の中に生糸の需要の増進が入ったわけですが、具体的にはどういうことを考えているのか、ことしは需要増進のための予算があるのか、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 先般の参考人の御意見では、機を織る工賃は非常に安い、一反千円とかその程度で、しかし製品は非常に高いという印象が多いわけで、今まで余りにも着物も高いところばかりをねらっていたんじゃないか。これは、もちろん一つの芸術品として、そういう付加価値の高いものが生まれることはいいわけでありま……
○塩出啓典君 時間も大分遅くなりましたので、答弁もひとつ簡潔に願いたいと思います。 それで、まず最初に、この法案が提出されました背景ですね。これは五十六年三月に第二次臨調が設置され、その第五次答申、これが利子補給金抑制の見地から融資の重点化あるいは貸付条件の見直しを行う、これは農林漁業金融公庫についてそのように言っておるわけであります。さらに、行革大綱が五十八年の五月二十四日に閣議決定されまして、貸出利率の引き上げと財政負担を軽減する方向で見直しをやれと、さらに五十九年の一月二十五日の行政改革に関する当面の施政方針においては、農林漁業金融公庫については「融資の重点化による貸付計画枠の圧縮、滞……
○塩出啓典君 それでは質問をいたしたいと思います。 今回の金融関係三法案を審議しておるわけでありますが、この法案が成立をいたしましても、いずれにしてもこの法案の実行の上において農協、漁協の果たす役割は私は非常に重大じゃないか、やはり農家の方々、あるいは漁家、林業経営者の方々、そういう人たちに対して経営指導とかいろいろな助言をしていくのは農協、漁協じゃないかと思うんですね。その農協、漁協がもう自分のところが危ない、そういうようなことでは、やっぱり農民や漁民の経営相談にも身が入らないのじゃないかと思うんですね。 そういう意味で、私はやはり農協、漁協というものがもっと経営的にも安定をし、またいろ……
○塩出啓典君 本日は大変お忙しいところありがとうございました。 まず須藤参考人にお尋ねをいたしますが、この共済のいわゆる加入率ですね、引き受けの加入率が特に種類によっては低いところもあるわけであります。遠藤参考人よりその理由についてもお話がございましたが、私はやっぱり引受率が低いということは非常に残念である。魅力がないからだという意見ももちろんあるでしょうが、これもやはり切りのない話でございまして、今後努力するといたしまして、加入率が低いというそういう問題について協会としてはどのようにお考えであるのか。 それともう一点は、きょうのお話の中で、今後の共済組合がどんどん意欲的にやっていくために……
○塩出啓典君 まず最初に、農業者年金制度は昭和四十六年に創設をされまして、今日まで七回にわたる制度改正が行われ今日に至っておるわけでありますが、この年金は、農業経営者の農業経営の細分化防止とか中核農家の規模拡大あるいは経営主の若返り、こういうような政策目的をもってスタートしたと承っておりますが、十四年を経過いたしまして、その政策的な効果をどのように評価しているのか。
また、十四年前とかなり情勢は変わってきているわけですが、この目的は変更ないのかどうか、検討する必要はないのかどうか、その点を簡単で結構ですから答弁してください。
【次の発言】 この経営移譲というものが、一つは、所有権の移転ではな……
○塩出啓典君 市場開放のためのアクション・プログラムにつきましては、七月末をめどに鋭意努力をされているように承っておりますが、順調にいっているのかどうか。
それから、特に骨なし鶏肉あるいはバナナ、パーム油、この三つにつきまして、新聞の報道では一律に二〇%ぐらい下げる、こういうお話でございますが、この三品目については今どういう方向に論議が進んでおるのか、あるいは問題点はどういう点があるか。もちろん日本の国内の生産者との話し合い、そういうものもあると思いますが、このあたりについてお伺いいたします。簡潔で結構ですから。
【次の発言】 私たちも世界のそういう一つの大きな流れというものはある程度やむを……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に農水大臣と林野庁長官にお尋ねをしたいわけですが、実はことしは国際森林年でございまして、そういう意味から我が党もジャパングリーン会議というのをつくりまして、それで国内の森林の衰退をストップする、あるいは都市緑化の推進、さらには砂漠化する世界の森林への防止、そういうような国民運動を今展開してきておるわけでありますが、そういう中で、最近特に我が国における自然保護、原生林の保護というものは非常に盛んになってきているわけですね。 例えば、世界最大の規模と言われる青森、秋田県境にある白神山地の原生林とか、それからさらには宮崎県綾町を中心とするいわゆる照葉樹林、あるいはま……
○塩出啓典君 それでは最初に、今回の農林漁業団体職員共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、社会保障制度審議会がいろいろほかの改正も含めて意見を述べておるわけですが、今、山田委員からいろいろ質問もありましたように、今回は掛金は上がる、給付は下がると、そういう意味で既得権、期待権というものは裏切られる。民間の保険会社等の例で考えれば、一種の詐欺ではないかという、そういう感じもするわけであります。 その論議は別としまして、そういうことで、この社会保障制度審議会の答申の中で、「公的年金制度の一元化を進めみ道筋に沿う限りにおいて一つの選択であろう。」、「既裁定年金のスライドを停止する等年金制度……
○塩出啓典君 いろいろ同僚の議員の皆さんから質問もございまして、多少ダブる点もあるわけでございますが、二、三お尋ねしたいと思います。 御存じのように、今まで我が国の研究予算は非常に民間依存が多い、アメリカとかヨーロッパに比べて。そういう意味でどうしても民間依存は基礎研究が軽視されるんじゃないか。日本はそういう基礎研究の面において力を入れないで成果だけをとるという、こういう国際的批判もあったわけですが、しかし、先ほど質問がありましたように、現実には非常に民間の研究投資の方がますます比重を増しておる。昨年十二月発表の科学技術白書では昭和五十八年度の研究投資の七七・七%が民間である。かつては七、三……
○塩出啓典君 それではこの法案の問題についてお尋ねをしたいと思いますが、今回の研究交流促進法案の目的の一つは、いわゆる民間との共同研究を推進する、今まで民間出向の際のいろいろ身分上の不利益を改善する、こういう点が今回の法案の目的の一つでございますが、国の研究機関の研究者が民間とこの法律の対象となるような共同研究をしている実態はどうなっているのか、また、どういう目的でそういう共同研究、いわゆる出向までして行う共同研究があるのか、簡単でいいと思うのですが、大体の方向を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 私が一番心配するのは、やはり大学も最近民間とのいろんな共同研究が進んでおる。これは、も……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました研究交流促進法案について賛成の立場から討論を行います。 賛成理由の第一は、国の試験研究機関等の研究に従事する研究公務員に外国人を任用できる道を開くことは、時代の要請であり、世界の中の日本として国際協調のためにも、また我が国の研究推進のためにも必要であると考えるからであります。 賛成理由の第二は、研究公務員の学会出席の道を開くため職務専念義務の免除の措置を講じたことは、研究活動の活性化のために必要であると考えるからであります。むしろ遅きに失した感があり、さらに今後学会出席のための予算措置等も必要に応じて考慮されるよう、こ……
○塩出啓典君 それでは、原子炉等規制法の改正について質問をいたしますが、その前に、先般のソ連の原発事故について、特に科学技術庁に要望したいことは、やはりこういう原因の究明というものを明らかにして、そうして国民の皆さんによく理解を求める必要があるのではないか。やはり原子力発電の推進には、まあある先生は、科学的な安全性と社会的な安全性が必要だ、社会的安全性というのはある種の国民の合意というものがなければ、科学者が安全だと言うだけではなかなか前には進まない。そういう点から、私はこういうソ連の原発事故のような問題の処理を誤ると、今後の平和利用の推進にも大きな障害になってくるのではないか。そういう意味で……
○塩出啓典君 それでは、谷川先生にお尋ねをいたします。 先生はいろいろ責任の問題について言われたわけでございますが、特に原子力委員会が、やっぱり廃棄物の処理に関して廃棄事業者の事業の継続性の確保ということを言われておりますし、それと特に発生者が事業者に対して適切な支援を与えていかなければいけない、こういうことが書いてあるわけで、私たちもそのとおりだと思うんですが、ただ、法律の上にはそういう点が何ら明記はされていない。そういう点で、これはもちろん法律的責任はなくても、道義的責任とかいろいろな責任があるから心配ないのかどうか、この点の御意見を承りたいと思います。
○塩出啓典君 両参考人の方には、大変遠路、いろいろありがとうございました。
山内参考人にお尋ねしますが、下北半島に原子力関係の三つの施設が設置されると非常に集中し過ぎるのではないかという、こういう意見があります。確かにそう言われてみると大変な施設が集中するという、しかし一方では、やはり一つの技術的な安全性の管理という点から見れば、余りあちこち散らばってもやりにくい点があるのじゃないかという両方あるわけですけれども、集中という点についての青森県民の皆さんの受けとめ方はどうなんでしょうか。
【次の発言】 この法案につきましてはそう急ぐ必要はないじゃないか、そういう意見がありますし、廃棄物の処理は……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に賛成討論を行います。 賛成理由の第一は、放射性廃棄物の埋設及び管理をそれぞれ一元的に行う体制をつくることは必要な措置と考えるからであります。エネルギー資源に乏しい我が国にとって石油にかわるエネルギー源として原子力の平和利用は必要なことであり、そのためには原子力利用によって生ずる放射性廃棄物の処理処分が適切かつ確実に行われ、二十一世紀以後の後代に至る安全性が保障されなければなりません。現在のように、発生者がそれぞれ処理処分をするには限界があり、総理大……
○塩出啓典君 それでは最初に畜産の問題についてお尋ねをしたいと思います。
最近の畜産局長の報告によりますと、酪農経営等では、酪農を経営している戸数は減っているが頭数は横ばいだ、そういう意味では規模は着実に拡大しておると、こういうようなお話でございますが、ずっと今日まで大きな問題であったのは負債の問題ですね。特に酪農家の話でよく出るのは、政府の方針に従って協力した人ほど借金が多い、こういう声が多いわけでありますが、最近の酪農経営の方々の負債額の状況、これは好転しておるのか、横ばいであるのか、そのあたりの状況をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今、国会でも問題になっていますように、非滝に急……
○塩出啓典君 土地基盤整備事業につきまして、今まで第一次、第二次、そして第三次土地改良長期計画が五十八年度に始まったようにお聞きをしておるわけでありますが、先ほどからの御質問等でかなり完了年度が遅延しておるということ、私のいただいた資料では二一・九%。本来ならば、単純でいくと今、四割ぐらいいかなければならないのが二一・九%ということですからおくれておるわけです。これは分母と分子は事業量で、金額で見ているのか、その点どうなんですか。
【次の発言】 そうすると、先ほど非常におくれているのは物価の上昇のためにおくれているというのは、それは今度は事業量の方が物価が上昇するとおくれちゃうわけですね。事業……
○塩出啓典君 それでは、きょうは林業の問題についてまず最初にお尋ねしたいと思います。
これは林野庁の資料で、いわゆる林地の荒廃の発生状況につきまして、昭和六十年は七千六百九十四カ所で約九百二億八千八百万円の被害額であると示しております。この十年間で一番多いのが五十七年の二千四百八十九億、一番少ないのが五十九年の五百三十七億。しかし方向としては急速に林地荒廃による被害額が増加の傾向にあるように思うわけでありますが、この発生状況とその原因についてはどのようにお考えがお伺いいたします。
【次の発言】 私は、最近非常に大きな問題となっております山村の労働力の流出とか、いわゆる間伐等の適正な管理が行わ……
○塩出啓典君 それでは主要農作物種子法及び種苗法の一部改正について質問をいたします。
まず最初に、この指定種子生産圃場制度というものが昭和二十七年以来あるわけでございますが、こういう制度の意図はどこにあるのか。また諸外国でこういうような制度をとっている国はあるのか。これは我が国独自のシステムであるのか。それだけお尋ねします、簡単で結構です。
【次の発言】 そこで、我が国は、こういう種子の生産に対して助成をしてきておるわけであります。六十一年度予算では二十八億四千三百二十三万五千円。アメリカの場合は百二十億で、これは大分古い資料かもしれませんが、いずれにしても我が国に比べれば四倍、五倍の予算で……
○塩出啓典君 きょうは農業改良資金助成法による貸付金等の財源云々の法案について質問をいたしますが、その前に、先般の日ソ漁業交渉の点について一言お尋ねをしたいと思います。 去る十一日にモスクワにおいて二百海里内の漁獲量をめぐっての交渉が妥結したわけであります。その内容は新聞等で拝見したわけですが、日本国内においてはどの程度の影響が出るものなのか。新聞等では百五十隻ぐらい減船をしなければならないとか、こういうような報道もされておるわけでありますが、どの程度の影響が出るのか、それに対する対策はどうなのか、この二点についてお尋ねをいたします。
○塩出啓典君 本日はお忙しい中を御出席をいただきまして心から御礼申し上げます。 最初に茅野参考人にお尋ねいたします。農業もかなり変わってくる、例えば万博でトマトもありましたように、余り農地がなくても農産物ができる、さらにはいろんな手法を使って人間に必要な作物を工場でつくる、こういうようになってきた場合、農業者の方に対するいろんな影響があると思うんですし、場合によっては農民が果たしてきた役割を産業が奪うということもあり得ると思うのでありますが、そういう点については農協中央会としてはどのようにお考えか、そういう点の危機感をお持ちなのかどうか。さらに、そういう状態にあるならば、例えば分野調整法とか……
○塩出啓典君 それではまず最初に、この法案は、今日までのお話では、おくれております民間の研究を活性化させる、そういうことが今回の生物系特定産業技術研究推進機構を設立する一つの理由であると、このようにお聞きしておるわけでありますが、そのように理解していいのか。それともう一つは、六機構の設立によりましてバイオテクノロジー等の技術開発への民間の参加がどの程度促進されると考えるのか。これは非常に漠然とした質問のようでありますが、要は、促進されることは間違いないけれどもどの程度促進されるのか。そのあたりの見通しを持ってこういう制度がスタートするのか。その点をお尋ねしたいと思います。
○塩出啓典君 それではまず最初に、農林中央金庫法の一部を改正する法律案に関連してお尋ねをしたいと思いますが、まずいわゆる金融の自由化が農協、漁協の経営にどのような影響を及ぼしているのか、こういう点についてお尋ねをいたします。 特に金融の自由化は、一つには金利の自由化、そういうことで、午前中からもいろいろ御答弁ございましたように、大口預金から徐々に金利の自由化がなされてきておる、そういう点から言いますと、都市銀行に比べれば農協、漁協等は比較的小口預金が多い。そういう比較論から考えますと、影響の度合いというものは都市銀行に比べれば少ないんじゃないかなという、そういう感じもするわけであります。例え……
○塩出啓典君 公明党・国民会議を代表しまして、本会議開会は反対の立場から意見を申し述べます。 今回、同日選挙を前提として臨時国会が召集されたわけでございますが、反対理由の第一は、同日選挙は憲法の精神に反するからであります。衆議院、参議院は、それぞれ任期が四年、六年と異なり、また、憲法第五十四条には緊急集会が規定をされており、このことは、憲法の精神は、衆議院、参議院別々に選挙を行い、きめ細かく国民の民意を反映することを前提としているわけであります。そういう意味におきまして、本日、同日選挙を行わなければならない大義名分がないにもか かわらず、これを強行しようとすることは憲法違反であるからでありま……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に大蔵省にお尋ねをいたしますが、これは先般七月十二日の新聞の報道で、「所得ごまかし五二九〇億円」、そういう中で、「上位に“常連”開業医」と、こういう記事が載っておりますが、さらに昨年の八月でございますが、国税庁が医療費の不正請求についていろいろ調査をして、そうして二十六億円の不正請求があったという記事があるわけでありますが、こういう記事から見ると、お医者さんというのは非常に悪い人ばかりではないか、こういうような印象も受けるわけですが、この状況について、簡単で結構でございますが、概要を御報告をいただきたいと思います。
○塩出啓典君 それでは、政府が保有する株式の売却収入の使途の問題、あるいは放出方法等につきましては午前中いろいろ質疑もございましたので、できるだけ重複を避けて質問をしたいと思います。時間も三十分でございますので、ひとつ御答弁も簡潔にイエスかノーでも結構でございますので・・・・・・。 そこで、使途の問題につきましては大蔵大臣、郵政大臣あるいはまた電電公社総裁等の御意見も承りました。大蔵、郵政の考えは必ずしも一致をしていないようでありますが、ぜひ七月十九日の政府の統一見解に従って慎重にそして電電公社を民営化するという、こういう方向を踏まえ、また利権等に結びつくような疑惑のないように、また行政改革……
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