吉川春子 参議院議員
15期国会発言一覧

吉川春子[参]在籍期 : 13期-14期-|15期|-16期-17期-18期-19期-20期
吉川春子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉川春子参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院15期)

吉川春子[参]本会議発言(全期間)
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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 参議院本会議 第16号(1990/06/18、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、臨時行政改革推進審議会設置法案につきまして質問を行います。  臨時行政改革推進審議会、つまり第三次行革審が、第二次行革審の最終答申を受けて、その後継機関として設置される以上、これまでの臨調、行革審の役割、すなわち臨調行革が何をもたらしたかを振り返ってみなければなりません。  第二次行革審の最終答申は、臨調、行革審の九年間の成果を大いに誇っています。しかし、この九年間の実際は、国民が求めた民主的行政改革、すなわち行政の全分野からむだと浪費をなくし、汚職、腐敗を一掃することとは正反対のものでした。  第一に、この臨調、行革審は、最大の浪費である大軍拡を進め……


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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 参議院本会議 第5号(1991/12/04、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出二法案及び社会党案に対し質問をいたします。  まず、私は、衆議院における理不尽きわまりない強行採決に対し、厳重に抗議を表明します。我が国憲法の基本原則と我が国の将来の進路を危うくするこの重大法案を強行採決の暴挙で押し通そうとしたことは、断じて許すことはできません。これを強行した宮澤内閣、自民党並びにこれに同調した党の責任は重大であります。衆議院の論議では、憲法の平和原則の根本にかかわる問題をめぐって、国連文書と法案との食い違いが明らかとなり、政府は事実上答弁不能に陥り、国民の間にも大きな疑問と批判が広がりました。にもかかわらず、政府・自民党はあ……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 参議院本会議 第13号(1992/04/27、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、発議者提案の国際平和協力業務及び国際緊急援助業務の実施等に関する法律案に対し質問をいたします。  言うまでもなく、我が国に求められている国際貢献は、憲法の平和原則の立場を踏まえ、軍事的貢献ではなく、日本の経済力と科学技術力を、国内での民生対策を優先させつつ、医療、教育、災害救助や貧困問題、地球環境問題などの解決に役立てることです。にもかかわらず、宮澤内閣は、自衛隊の派遣のみが国際貢献だと言わんばかりに、いわゆるPKO協力法案と、今国会に新たに提出した邦人救出を名目に自衛隊機を海外に送る自衛隊法改正案を成立させようと執念を燃やしていますが、これは断じて容……

第123回国会 参議院本会議 第21号(1992/06/07、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、佐藤三吾君提出の国際平和協力等に関する特別委員長下条進一郎君を問責する決議案に賛成の討論を行います。  まず第一に、下条委員長は、去る五日、国際平和協力等に関する特別委員会においてPKO協力法案を初め六案件に関する審議打ち切りを強行し、PKO法案及び国際緊急援助隊法改正案が可決されたと強弁しておられます。  しかし、私は、PKO特別委員会理事として、質疑打ち切りと同時に委員長席に駆け寄り、審議継続の動議、PKO特別委員会委員長の不信任動議を提出いたしましたので委員長席のすぐそばにおりましたが、委員長の口からは何も聞き取れませんでした。テレビの中継コメン……

吉川春子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院15期)

吉川春子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第115回国会(1989/08/07〜1989/08/12)

第115回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1989/08/31、15期、日本共産党)

○吉川春子君 新しく就任されました森山官房長官にまずお伺いいたします。  最初に、先ほど消費税の問題について長官は、直間比率の見直しは与野党合意だとおっしゃいましたけれども、共産党は合意していませんので、一言指摘をしておきたいと思います。  まず、官房長官は同時に政府の婦人問題企画推進本部の副本部長でもありますので、女性の地位向上、社会的進出の取り組みの決意をお伺いいたします。  国際的に見て非常に日本の女性の地位向上がおくれているわけですけれども、具体的には育児休業の問題について伺います。  長官はこれらを手がけてこられたと思うんですけれども、現実は十四年たっても全体の十数%の実施率です。こ……


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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 科学技術特別委員会 第3号(1989/12/01、15期、日本共産党)

○吉川春子君 じゃ幾つか質問させていただきたいんですけれども、常温核融合ということが実際には可能かどうかということについてどうお考えになるのか。そして、二十年以内に常温核融合発電が可能だ、こういうふうにおっしゃる外国の科学者もいらっしゃるわけですけれども、そういうような問題についてそれぞれの参考人の皆さんはどうお考えになるかということと、もし可能とすれば、今それぞれ進めていらっしゃる装置とか研究とか、そういうものがどういう影響を受けるんでしょうか。  それから二番目は、全部まとめて伺います、予算の問題なんですけれども、これがそれぞれの方式で核融合、実験炉に取りかかるというお話もありましたけれど……

第116回国会 内閣委員会 第1号(1989/11/16、15期、日本共産党)

○吉川春子君 質問いたします。  総務庁長官と官房長官が時間の都合がありますので、防衛問題を一番最後に持っていきたいと思います。  まず、公文書の保存、それからアーキビスト等専門官の養成について伺います。  公文書の保存、閲覧等につきましては欧米諸国初め世界各国で大変力を入れております。それに比べて我が国では法律の制定も一昨年ということで、国際的に見てかなりおくれていると言わなくてはなりません。私は公文書館法の制定の直後、昭和六十三年の三月にこの問題について一度質問しましたが、きょうはその後の進展状況等について伺います。  まず、国立公文書館というのがございますが、これは国の各行政機関から受け……

第116回国会 内閣委員会 第2号(1989/11/21、15期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川ですが、提案者並びに関係各省庁に質問をいたします。  本法律案は、政府の附属機関として臨時脳死及び臓器移植に関する調査会を設置するものでありますが、提案者は調査会の審議を通じて社会的合意の得られる一助ともしたいと述べておられます。そうだとすれば、審議が国民の目に見えるようにする必要があり、審議状況、議事録、資料などすべてにわたって公開されるべきだと私も考えます。この件について提案者は衆議院の審議で、それこそ調査会自体で決めることというふうに答弁しておられるわけですが、そこで伺いますが、調査会自身が公開と決めればそれに対しては干渉はしない、こういうことですね。

第116回国会 内閣委員会 第3号(1989/11/28、15期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川です。  参考人の皆様にはきょうは本当にありがとうございます。順次質問をいたします。  まず、お医者様である村瀬、垂井両参考人にお伺いしますが、脳死の患者の現場に立ち会ったことがおありでしょうか。もしあるんだったらば、心臓死と比べてどういうふうに違うのか、教えていただきたいと思います。
【次の発言】 体も温かい、呼吸もとまってない、そういうところから臓器をとり出すということについてなかなか国民的なコンセンサスが得られにくいんじゃないかという問題が一つはあると思うんですね。  それで、日本医師会でお出しになりましたこの最終報告を拝見いたしますと、社会的合意について、……

第116回国会 内閣委員会 第4号(1989/12/05、15期、日本共産党)

○吉川春子君 まず大蔵大臣にお伺いいたします。  大臣は参議院選挙後の八月、九月、十月に一般紙十数紙を、一回一億円とも言われていますが、お金で大きなスペースを買い取って政府広報で消費税の必要性を力説しておられます。その中で、現在は働き手五・九人で一人のお年寄りを支えているが、三十年後には二・三人で一人のお年寄りを支えなきゃならなくなるから消費税は必要である、こういうふうにおっしゃっておられるわけですね。この問題については、私どもの党は不破委員長、正森委員など何回も反論してまいりました。  私はここに十月十二日付の日経の切り抜きを持っているんですが、「高齢化社会に扶養地獄なし」と、こういう見出し……

第116回国会 内閣委員会 第5号(1989/12/07、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に賛成、特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案並びに防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  特別職給与法改正案のうち、秘書官の給与引き上げや単身赴任手当の新設などは、その給与水準から見て必要な改善措置も含まれておりますが、現状でも高額である大臣、政務次官、大使など一部特権官僚の給与の引き上げは、一般職のそれを下回ったとはいえ依然として一般職の給与や国民の平均的生活水準とは格差が大きく賛成できません。  防衛……

第116回国会 内閣委員会 第6号(1989/12/14、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私は日本共産党を代表して、政府提出の国家公務員等共済組合法等の一部改正案に反対の討論を行います。  第一に、財政再計算に基づく年金額引き上げ措置は、給付水準の実質的価値を維持する当然の措置であり、関係者から早期成立が切望されているものであります。また、自動物価スライド、支給回数の増加、短期給付の標準報酬の上限の健保並み化などは、組合員等関係者が長年要求していた制度改善であり、賛成いたします。  第二に、鉄道共済等への過酷な自助努力等の強制は、国の責任を全く回避したもので、この部分には強く反対です。  特に既裁定年金の削減は、我が国公的年金制度始まって以来の厳しい措置であり、国民の……


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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 科学技術特別委員会 第3号(1990/05/30、15期、日本共産党)

○吉川春子君 核燃サイクル施設について質問いたします。  まず、東海再処理工場についてですが、昭和四十九年フランスより技術が導入されて東海再処理工場が建設されました。で、能力は、一日当たり〇・七トン、年間二百十トンで、昭和五十二年より同工場の運転を開始しているわけですけれども、まずその処理総トン数は予定どおり処理されたのか伺います。この十四年間に処理した数字を示していただきたい。それから、年間稼働日数は何日でしたか。事故で停止した日数は何日でした
【次の発言】 二百二十二日は定期検査ですか。トラブルじゃなくて単純な定期検査でこの日数が停止した、こういうふうにおっしゃるんですか。

第118回国会 科学技術特別委員会 第4号(1990/05/31、15期、日本共産党)

○吉川春子君 原子力船の「むつ」についてお伺いいたします。  今月の二十八日に「むつ」はまたまた事故を起こして、原子炉出力を六%上げた段階で原子炉が緊急停止をしました。地元自治体は、「むつ」が万一事故を起こせば実験を中止させるというふうに説明しています。しかし、過日私がむつ市を訪れて原研にただしましたところ、十六年前の放射線漏れ事故でさえふぐあいなどと言いまして事故とは認めていないんです。政府が考えている実験を中止するような事故というのは一体どんなものを言うのか、お伺いします。
【次の発言】 きのうから局長はふぐあいと言い、大臣は事故と、こういうふうな言葉を言っておられますけれども、ないものと……

第118回国会 科学技術特別委員会 第5号(1990/06/20、15期、日本共産党)

○吉川春子君 きょうはどうも貴重な研究成果を聞かせていただきましてありがとうございました。  私、一つは地球の温暖化を防ぐことは可能なのか、その方法はあるのかということを吉野参考人にお伺いしたいと思います。  それからまた、それぞれ、研究費が足りないと予算のことを言われましたので率直に伺いたいんですが、例えば小池参考人が観測船の問題ですとかあるいはモニタリングシステムの図を示されましたけれども、こういうものにどれぐらい具体的に費用がかかるのかお伺いします。  それから、これは私個人の考えですけれども、地球の環境破壊の最大のものは核戦争ではないかと考えているんですが、放射能とかあるいは核爆発、こ……

第118回国会 内閣委員会 第1号(1990/03/30、15期、日本共産党)

○吉川春子君 まず、公務員給与と期末手当の分割支給問題について伺います。  先ほども質問がありましたけれども、政府は公務員の三月給与、期末手当の分割支給を行いました。既に補正予算が成立して全額支給されているとはいえ、政府の責任は消えません。政府は十五日全額支給の努力を行わずに、現行の規則では分割支給が不可能のため、十四日夜になって急に人事院規則を変えました。そして分割支給を強行しました。給与の遅配はそもそも労働基準法二十四条違反ですが、労働基準監督官の中にはこのように言っている。今回の政府の行為を口実にして、金はあるが予算を組んでいないので給与は支払わないという会社があらわれる、こういう機運も……

第118回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1990/09/04、15期、日本共産党)

○吉川春子君 まず、中東情勢について伺います。  クウェートの併合はイラクによる言語道断な侵略行為です。加えて、民間人を人質にとるなどということは国際法上も人道上も許されません。  同時に、イラク問題を悪用して、憲法の平和主義の制約を取り払い、自衛隊の海外派兵に道を開こうとする一連の動きを我が党は厳しく批判をしております。  イラク問題について我が国の貢献策としては、集団安全保障の国際機構としての国連本来のイニシアチブの発揮を求める方向で国連中心の解決策をあくまで推進するとともに、我が国政府としては、憲法の平和原則に基づいて非軍事的手段によって国連に協力していくことこそが国際的に求められている……

第118回国会 内閣委員会 第2号(1990/04/26、15期、日本共産党)

○吉川春子君 四月二十二日にフェリス女学院大学学長銃撃事件が発生いたしました。キリスト教関係の四大学学長が大嘗祭に対する反対声明を出したことに反発する右翼関係者の犯行ではないか、このように言われております。去る一月十八日にも、天皇に戦争責任があると言明いたしました長崎市長が撃たれて重傷を負っておりますが、こういう事件がたびたび発生するわけですが、なぜこういうものを防げないんでしょうか。警察庁、お伺いします。
【次の発言】 正しいことを発言するのに命がけでやらなければならない、これはもう民主国家でも何でもないわけです。今の御答弁ですと、何か一々そういうものを全部つかむことは難しいみたいなことをお……

第118回国会 内閣委員会 第3号(1990/05/24、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私は日本共産党を代表して、皇室経済法施行法の一部改正案及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律案の両案に反対する討論を行います。  初めに、皇室経済法施行法についてです。本案は内廷費、皇族費の引き上げを図ろうとするものですが、現行でも高額に過ぎる内廷費及び皇族費は引き上げの必要は全くありません。例えば、非課税になっている内廷費の二億九千万円を給与所得とみなして推計すると、国税庁が行ったように、地方税を除き国税と社会保険料だけを考慮した試算でもその税込み総収入額は約五億四千万円となります。これは総理大臣の年俸の十五・四倍、国家公務員の平均年俸の何と百二倍以上に相当します。また……

第118回国会 内閣委員会 第4号(1990/05/29、15期、日本共産党)

○吉川春子君 いわゆる中国残留婦人の帰国、定着問題について質問いたします。  長野県の泰阜村は戦前満蒙開拓団を黒龍江省に送り込み、分村をつくりました。そのため大量の戦争犠牲者を出した悲劇の村です。埼玉県の荒川村を初め全国でこういう自治体が幾つかあるわけですけれども、きょうは残留婦人の問題に絞ってお伺いしたいと思います。  昨年の九月、NHKスペシャルで「忘れられた女たち」という番組が放映されました。そのときにも触れられていますように、一時あるいは永住帰国に当たって身元保証人が必要とされており、内親等にこれを頼めない場合は第三者、自治体などが身元引受人となるわけですけれども、その場合でも肉親の同……

第118回国会 内閣委員会 第5号(1990/06/01、15期、日本共産党)

○吉川春子君 育児休業制度についてお伺いいたします。  まず官房長官、総理府の長として、また婦人問題企画推進副本部長として、女子の国家公務員がどういう実情にあるのかお聞きいただきたいと思います。  女性の社会進出は非常に目覚ましいものがありますけれども、働き続けるためには大変な困難があります。  公務員も例外ではありません。育児もその一つです。例えば、二歳半の娘のいるある女性は、生後二カ月より預けるところを探しましたけれども、公立保育所は一歳からしか預かってくれないし、ベビーホテル、保育ママをたらい回しして何とか切り抜けた。今二人目が欲しいと考えているけれども、あんな思いをするのではと二の足を……

第118回国会 内閣委員会 第7号(1990/06/12、15期、日本共産党)

○吉川春子君 防衛庁職員給与法の改正案についてまず質問いたします。  この問題について防衛庁から資料をいただいておりまして、その資料で防衛庁の方がモデルとして高卒二士入隊、最終准尉で定年退職を五十三歳 でした場合の俸給月額が三十九万九千二百円ということで資料が出てきていますので、私もそれに合わせて話を進めてまいりたいと思います。  防衛庁に伺いますが、この十月よりもしこの自衛官について給付制度が導入されますと、平成二年十月退職の自衛官に支払われる給付金は幾らになるんでしょうか。
【次の発言】 また、この自衛官が五十五歳の定年時より支給されます年金額は幾らになりますか。

第118回国会 内閣委員会 第8号(1990/06/14、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁職員給与法一部改正案に反対討論を行います。  反対の第一の理由は、本改正案によって創設される若年退職者給付金制度によって必要な財源は、一九九六年には六百億円を超えることになり、将来にわたって軍事費増大の一因となることは明らかであるからです。  世界は軍拡から軍縮の流れになっており、我が国政府が軍拡の口実としていたソ連脅威論が崩壊したにもかかわらず、政府は報道によれば二十三兆五千億もかけて相変わらず大軍拡すなわち次期防策定作業を推進しています。今回の措置によって自衛隊の強化を図るのは、まさに世界の流れに逆行するものと言わなければなりません。  反対……

第118回国会 内閣委員会 第9号(1990/06/19、15期、日本共産党)

○吉川春子君 まず最初に、海部総理の周辺の株取引疑惑に関してお伺いいたします。  海部首相の側近である公設第二秘書の株取引が問題になっておりますけれども、官房長官、昨日も通達を出されたと報道されていますが、この問題をどのように認識されておられるでしょうか。
【次の発言】 自民党の選挙制度調査会では、昨年の五月十九日に自民党政治改革大綱を発表しておられます。それによりますと、「株取引の規制」ということで「政治資金を株取引など投機的取引のために使用することは禁止」というふうにうたって、「インサイダー取引規制を厳守することは当然」というふうにも述べられています。また、リクルート疑惑があれだけ問題にな……

第118回国会 内閣委員会 第10号(1990/06/21、15期、日本共産党)

○吉川春子君 行革審はその最終答申の中で、かなりの成果を上げることができたとして国鉄や電電の民営化をみずからの成果として誇っておられます。「これら以上に重要な成果は、」「国民の意識の改革が進んだこと」というふうに言いまして、自分たちが国民の意識を変えたという態度をとっているんです。行政改革の成果というのはすなわち国民の意識を変えたことなんでしょうか、まずお伺いします。
【次の発言】 行政改革のこの九年間というのは、国鉄の分割・民営化を初め補助金のカット、さまざまな国民犠牲の上に括弧つきの行政改革を進めてきたということで、しかもその上国民の意識まで変えたなんと言うのはけしからぬことじゃないですか……

第118回国会 内閣委員会 第11号(1990/06/26、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、臨時行政改革推進審議会、第三次行革審設置法案に反対の討論を行います。  第三次行革審は、臨調及び二次にわたる行革審の答申を受けて行政改革推進のための調査審議を行うとしています。しかし、この九年間、行政の 全分野からむだと浪費をなくすという国民の期待とは正反対のことが行われてきました。  すなわち、財界主導の臨調行革によって社会保障関係費の伸びが八年間で一・三倍に抑えられるなど、医療や年金、福祉、教育、地方財政、中小企業、農業などあらゆる分野で国民に犠牲を強いる一方、軍事費と戦略援助中心のODAは突出し続けてきました。また、民活路線と規制緩和の推進によっ……

第118回国会 予算委員会 第9号(1990/05/18、15期、日本共産党)

○吉川春子君 四月十八日に明らかになりました東アジアの米国防総省報告によりますと、米国は、在日米軍に対する日本の分担は拡大し続けており、現在三、四〇%を負担しており、自国防衛のために配備された米軍の直接経費を既に払っているとも言える。とした上で、さらに、日本は米国の安全保障努力によって、地域でも、世界的にも大きな恩恵を受けており、米国が日本に一段の分担努力を求めるのは当然だなどと述べています。とんでもないことです。  そこで伺います。  九〇年度予算で日本は米軍駐留経費、いわゆる思いやり予算を初め、その他の省庁の計上する基地交付金など、また厚木海軍飛行場の分も合わせて総額で幾ら負担しようとして……


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第119回国会(1990/10/12〜1990/11/10)

第119回国会 科学技術特別委員会 第2号(1990/11/02、15期、日本共産党)

○吉川春子君 放射性廃棄物問題について質問をいたします。  この七月に、民間団体の調査の結果、岡山で廃棄物処分場から高レベルの放射線が検出されまして大きな問題になりました。原因は、株式会社テイカ岡山工場が酸化チタンの原料として輸入しているマレーシア産のイルメナイト鉱石であるというふうにほぼなっています。酸化チタンというのは道路の白線とか車の車体の白い塗料になるものだそうですけれども、岡山以外でもこの酸化チタンをつくっている工場はたくさんあるわけで、科学技術庁は同種の工場について各地方公共団体でも放射線測定を行うように指導され、そして行ったわけですけれども、その結果、自然界よりも高いレベルの放射……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 科学技術特別委員会 第3号(1991/03/13、15期、日本共産党)

○吉川春子君 まず、山東長官にお伺いいたします。  今回、美浜の原子力発電所二号機において、いわゆる蒸気発生器細菅のギロチン破断による我が国初のECCSの実地作動という重大事態を招いたわけです。しかも、その後の発表によると、ECCSは実は途中で停止して、手動で加圧器内の圧力を操作した。加圧器逃がし弁が二個とも作動しない。その他トラブルが連続して、一歩間違えば米国のスリーマイルアイランドの原発事故と同等級の重大事故に発展したかもしれないと、こういうふうに言われているわけです。  長官は、御就任以来しばしば、原発は非常に安全であると強調されてこられました。新聞のインタビュー、テレビのインタビューあ……

第120回国会 科学技術特別委員会 第4号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○吉川春子君 質問いたします。  関西電力美浜原子力発電所二号機の蒸気発生器の細管のいわゆるギロチン破断という事故に続きまして、中部電力浜岡原発の三号機、四月四日、原子炉の水位が低下する、そして緊急自動停止事故が発生しました。浜岡原発では、去年の六月以来、一号機も核燃料棒剥離、放射能事故により運転を停止しているわけですが、こうした相次ぐ原子力発電の事故の続出は、政府が唱えてきた原子力発電所の安全宣伝が根拠がないものであるということを示しています。  我が党は、国会議員団の申し入れで、すべての原子力発電について国民が信頼できる厳しい基準に基づく総点検を要求しましたけれども、ぜひこれをやっていただ……

第120回国会 内閣委員会 第1号(1990/12/18、15期、日本共産党)

○吉川春子君 給与法改定についてお伺いいたします。  政府は、今回人勧に基づきまして期末・勤勉手当に役職段階別加算措置、すなわち差別支給制度を導入しました。  まず、公務員の期末・勤勉手当とは何でしょうか、伺います。一九八七年八月二十七日、当時の給与局長が、標準生計費に関する私の質問に答えて期末・勤勉手当も生活費の一部であると答弁されておりますが、生活費の一部というふうに理解してよろしいわけですか。
【次の発言】 そうしますと、他の要素というとどういうことが加味されますか。
【次の発言】 私がこれから伺おうとすることまで先にちょっと答弁含めておっしゃられましたけれども、公務員の一時金の性格につ……

第120回国会 内閣委員会 第3号(1991/03/26、15期、日本共産党)

○吉川春子君 恩給は、昭和四十八年から五十年までは、前年度における国家公務員給与の改善率による引き上げ方式によって改定されてきましたけれども、昭和六十二年からは前年における公務員給与の改定、さらに消費者物価の上昇その他諸事情を勘案した方式に改定されるようになって五年になりますが、この方式では恩給の引き上げの基準が不明瞭です。恩給は原則的には国家補償の性格を持ったものであり、改善率は公務員給与に準じて行うべきです。恩給引き上げの総合勘案方式が極めて政治的であり問題だということを私は指摘しておきたいと思います。  それで、戦後処理問題として私は二点についてお伺いいたしますが、まず中国残留孤児、残留……

第120回国会 内閣委員会 第4号(1991/04/02、15期、日本共産党)

○吉川春子君 運輸省は、今度の改正案で運輸審議官を設置することとあわせて、政令によって運輸省の機構をかなり大幅に再編成する計画です。そのことを伺いますが、八三年三月十四日の臨調最終答申を受けて、運輸省は八四年一月の「行政改革に関する当面の実施方針について」に基づき大幅な機構改革を行いました。そのときの組織改革は、交通機関別の縦割りの組織から政策中心の運輸機能別の横割りの組織への考えのもとに行ったわけですが、今計画されている改革は基本的には運輸機能別の横割り組織をまたもとの運送手段別の縦割り組織に戻すというわけですけれども、これはどういうことですか。

第120回国会 内閣委員会 第5号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○吉川春子君 まず最初に、公文書館の問題についてお伺いします。  一番最初に官房長官にお伺いいたしますが、図書館、博物館と並んで公文書館は歴史資料、文化遺産の保存の立場から先進国も途上国も文化の三点セットの一つとして多くの国で整備されています。公文書館の整備は、最も古いフランスでは一七八九年、イギリスでは一八三九年、アメリカが一九三四年、西ドイツは一九五二年です。我が国は公文書館あるいは文書館の歴史は各国に比べて大変大きなおくれをとっています。関係団体の努力で公文書館法が議員立法として成立したのが一九八七年の十二月ですが、まだ魂が入っていない状態です。  この公文書館には図書館における司書のよ……

第120回国会 内閣委員会 第6号(1991/04/18、15期、日本共産党)

○吉川春子君 新中期防について防衛庁長官にお伺いいたします。  ソ連、東欧の情勢の激変とワルシャワ条約体制崩壊の中で、NATO諸国を中心に世界は軍縮の傾向を一層強める中で、日本政府は次期防所要経費を二十二兆七千五百億と決めて、今年度の軍事費は四兆三千八百七十億、前年度比五・五%増、こういう軍備拡大路線を突っ走っています。防衛計画大綱、そして別表作成当時はなかったF15は、P3C、イージス艦など高度の性能を備えた装備に変えながら、別表の数は減らしていません。したがって、能力も飛躍的に高まっています。一九八九年、九〇年のミリタリーバランスで、日本は先進工業国中第二番目に多い軍事費の支出国と指摘され……

第120回国会 内閣委員会 第7号(1991/04/23、15期、日本共産党)

○吉川春子君 今回の国家公務員退職手当法の改正は通勤による傷病に係る退職手当の取り扱いの改善等を内容とするものですので、関連して伺いますけれども、国家公務員の公務災害、通勤災害の過去十年の状況はどうなっておりますでしょうか。
【次の発言】 公務災害は八六年度にやや減少、その後再び増加傾向にある。通勤災害は八三年をピークにしてその後減少してきたけれども、九〇年は増加している。結局、今も御報告がありましたように、通勤災害、公務災害とも減ってはいないということなんです。  特に死亡者の実態について伺いますが、死亡率の高い省庁はおわかりですか。

第120回国会 内閣委員会 第8号(1991/04/25、15期、日本共産党)

○吉川春子君 ただいま審議されております法案に関しましてはこの後同僚の吉岡議員が質問しますので、私は一、二に絞って質問します。  まず、厚生省お見えでしょうか。今回の法案で保健所運営協議会の設置基準を緩和するということについてですが、厚生省は保健所機能を充実強化していく、その中で地域保健医療を具体化し、地域保健所の各種事業を推進していく、そういう方向で考えておられると思いますが、間違いありませんか。
【次の発言】 そういたしますと、今回の改正で地域住民の意見を保健所運営に反映する保健所の運営協議会を統合するということは、厚生省の保健所機能の強化という方針と矛盾しますし、「地方における公衆衛生の……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 科学技術特別委員会 第2号(1991/09/25、15期、日本共産党)

○吉川春子君 三人の先生方に貴重なお話を伺いまして、心からお礼申し上げます。  私は、特にどの先生というふうに限定しませんで、三人の参考人の先生にお答えいただける範囲でお答えいただきたいと思いまして質問申し上げます。  まず一つは、ヒトゲノムプロジェクトについてなんですけれども、日本学術会議の委員会の勧告も読ませていただきましたが、一つはこの研究成果が、そこでも指摘されていますが、一体どこに帰属するのかという大変難しい問題があると思いますが、資料を提供した個人なのか、研究者なのか、研究者が属している研究機関なり大学なのか、こういう問題についてお考えを聞かせていただきたいと思います。  それから……

第121回国会 内閣委員会 第2号(1991/09/05、15期、日本共産党)

○吉川春子君 総務庁長官、端的にお伺いいたしますが、人勧の年内実施ということを考えた場合に、今国会に給与法の改正案が提出されることが必要と思いますが、今国会に提出される可能性はいかがでしょうか。
【次の発言】 その答弁は何遍も聞きました。  それで、それを踏まえて伺っているんですが、今国会の法案の提出はできますかどうか。一言で結構です。
【次の発言】 昭和四十八年に、人事院勧告が八月九日に行われて、そして法案の閣議決定が九月の二十一日、国会提出が同日、そして改正法成立が九月の二十六日という例があります。これは五十六年三月の人事局報によりますと、こういうふうに行えたのは「政府が勧告の早期処理につ……


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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 科学技術特別委員会 第2号(1991/11/22、15期、日本共産党)

○吉川春子君 美浜原発の二号炉蒸気発生器細管のいわゆるギロチン破断の事故原因を伺います。  通産省資源エネルギー庁が六月六日に発表した関西電力美浜原発二号炉の「蒸気発生器伝熱管損傷事象の調査状況について」、いわゆる中間報告では「破断原因の推定」として、「異常は設計どおりに振止め金具に支持されていなかったもののみに認められた。」として、「以上のことから、破断管は、設計どおりに振止め金具に支持されていなかったことによる限界流遠の低下、振止め金具挿入深さが浅かったことによる局所流速の増加等により、流速が限界流速を超えたため流力弾性振動が発生し、第六管支持板部で疲労破断したものと推定される。」としてい……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号(1991/12/20、15期、日本共産党)

○吉川春子君 国連文書公開問題について、まずお伺いいたします。  政府は、本法案策定に当たって参考にしたと答弁しております国連文書、PKO訓練マニュアル、それからSOPガイドラインを国連の内部文書であるということを理由についに提出しませんでした。昨十九日、対象を限定して閲覧に供しましたけれども、その際、英文の分厚いSOPの表紙には日本語で「極秘」と書かれておりました。国連の内部文書にすぎず、政府答弁でも秘密文書とはおっしゃっていないものが、どこの指図で極秘になったんでしょうか、伺います。
【次の発言】 大臣がおっしゃいましたように、もう公然の秘密で、みんな持っていて秘密文書でもないものを、何で……

第122回国会 内閣委員会 第2号(1991/12/17、15期、日本共産党)

○吉川春子君 初めに、給与法改正案と国家公務員育児休業法案は、本臨時国会会期切れ直前に提出されました。国民生活にとって大切な法案が、いわゆるPKO法案の人質にとられて政治取引の道具に利用されたことに私は抗議します。  その上、この重要法案の質疑時間は五法案で三時間しか確保されず、国会が国民に負っている法案の慎重審議の責任が果たせません。再びこういうことが繰り返されませんように、政府と自民党に厳重に要求したいと思います。  まず、育児休業法についてお伺いいたしますけれども、今回提出された国家公務員一般職の育児休業に関する法律については、最も重要な有給制が欠落しております。育児休業制度を利用したく……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 科学技術特別委員会 第3号(1992/03/06、15期、日本共産党)

○吉川春子君 まず、国際機関の勧告の受け入れについて質問します。  一九九〇年六月二十二日、ICRP、国際放射線防護委員会は、原子力発電所や医療施設で働く放射線作業従事者の年間被曝線量限度を現行の五十ミリシーベルトから二十ミリシーベルトに引き下げるようにIAEAとかあるいは日本など各国政府に勧告することを決めました。チェルノブイリの原発事故による地球規模の放射能汚染が世界じゅうの人々に放射線の危険について改めて考えさせたり、またイギリスのセラフィールドの核燃処理施設の周辺で子供の白血病がふえている問題とか、放射線被害が現実に引き起こされておりますけれども、同時に、そういうこととの絡みで原発に反……

第123回国会 科学技術特別委員会 第4号(1992/04/06、15期、日本共産党)

○吉川春子君 原子力施設事故防災対策について伺います。  政府は、原発事故などにより放射性物質の大量放出のような異常事態が発生した場合もその防災対策は自然災害によるものと同列に扱い、災害対策基本法の体系の中で位置づけています。自然災害と企業などの人災から起きる原子力施設の事故を同一に扱うことは、そのこと自体問題ですが、さらにその後発生したスリーマイル島原発の事故、旧ソ連チェルノブイリ原発の事故の教訓を十分に酌んだ原発事故対策になっているとは言いがたいと思います。万一事故が起きれば住民の健康、生命に重大な被害を起こすことになりかねません。私は、北海道、福井などを視察してみて、緊急時にこれで大丈夫……

第123回国会 科学技術特別委員会 第6号(1992/04/22、15期、日本共産党)

○吉川春子君 質問をします。  研究交流促進法の改正の前提として、日米欧の科学技術研究体制をめぐる現状をどう認識しているのかという問題があります。一口に産官学の現状とそのあり方といっても、各国によって大きく異なっています。また、国際共同研究の実情、特許権など知的財産に関する考え方や諸制度も非常に違います。我が法制度は産学官なら何でもいい、国際交流は促進あるのみ、全部よい成果をもたらすような前提に立っているように見えますけれども、問題は、だれのため何のためにどういう研究交流を促進するのかということだと思います。  それで、まず研究開発投資の国際比較について科技庁にお伺いいたしますが、日米欧の研究……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第8号(1992/05/13、15期、日本共産党)

○吉川春子君 質問します。  今政府は、カンボジア問題を利用してPKO法案の成立をもくろんでおりますけれども、そしてまた自衛隊海外派遣の突破口にしようとしておりますけれども、これは許されないことです。その最たるものがカンボジアの地雷除去、処理問題です。  本委員会でも議論されましたけれども、特定通常兵器条約の議定書Vの七条から九条には地雷は紛争当事者が除去することになっておりまして、午前中の外務省の答弁では、カンボジアは締約国でないからこの条約の義務はないなどとおかしな答弁もありましたけれども、それではUNTACはどうなっているか、地雷処理について伺いたいと思います。  一九九一年十月二十三日……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第14号(1992/06/01、15期、日本共産党)

○吉川春子君 憲法と指揮権の問題についてお伺いいたします。  フィンランドなど諸外国の立法を見ますと、国連のPKOに参加する場合に、個々人の懲戒権は本国に留保しながら、作戦面では国連の指揮下に入ることになっています。  我がPKO法案においては、この点について繰り返し政府は答弁をしておりますが、その都度はっきりしません。日本が諸外国のように国連の指揮権下に素直に入れないのは、日本国憲法と矛盾するからではないのでしょうか。  総理に伺いますが、総理は五月二十二日当委員会で、吉田委員の指図と指揮に関する質問に答えて、国連の平和維持活動に積極的に貢献したいとこの法案を提出しているが、我が国には我が国……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第15号(1992/06/02、15期、日本共産党)

○吉川春子君 私どもは、この修正案とそれから参議院決議、昭和二十九年の参議院決議の問題、非常に重要な問題と思いますが、これは理事会預かりになっていますので後回しにしたいと思います。また平和維持隊参加五原則というような全く新しい用語が修正案に出てきた問題についても、理事会預かりの結論を待ってから質問したいと思います。  それで、きょうはいわゆるPKF本体凍結の問題を中心にお伺いいたしますが、まず岡野先生、お伺いいたします。  政府・自民党は一昨年、自衛隊が平和維持軍的なものに参加するのは困難とされていました。その後、平和維持軍が武力行使を伴うものであっても、武力行使はしない、武力行使と一体化しな……

第123回国会 内閣委員会 第2号(1992/03/12、15期、日本共産党)

○吉川春子君 従軍慰安婦の問題について質問いたします。  官房長官、政府は今まで従軍慰安婦の問題を、民間業者が軍とともに連れ歩いていたなどとして関与を否定しておりましたが、五十年近い歳月を経て、ことしになってようやく旧日本軍の関与、すなわち政府自身の関与を認める発言を行いました。一月十七日に宮澤総理の大韓民国訪問における政策演説の日韓関係で、我が国と貴国との関係で忘れてはならないことは、我が国が加害者で貴国がその被害者であったという事実であります。私は、この間、朝鮮半島の方々が我が国の行為によって耐えがたい苦しみと悲しみを体験されたことについて、心からの反省の意とおわびの気持ちを表明いたします……

第123回国会 内閣委員会 第3号(1992/03/27、15期、日本共産党)

○吉川春子君 まず、地対財特法について質問をいたします。  現行法は五年前に、過去十八年間にわたる特別法に基づく対策の成果と反省を踏まえ、かつ国民的合意に立脚しつつ実施することとし、同和問題の真の解決に資するものとするために適正化措置を講じ、現行特別対策の一般対策への移行を円滑に進めるため、最終の特別法として五年の時限立法として制定されました。したがって、本法律は本来今年度をもって失効させるべきものであります。しかし、一部に事業の取り組みがなおおくれている地域が見られるなどとして、現行法の有効期間を五年間延長するため地対財特法の改正が行われるものです。  そこで伺いますが、昭和六十二年、地対財……

第123回国会 内閣委員会 第4号(1992/04/07、15期、日本共産党)

○吉川春子君 RF4Eファントム墜落事故について伺います。  去る三月二日、福島県平田村の水田に航空自衛隊百里基地に配備されている偵察航空隊所属のRF4E偵察機が墜落して乗員二名が死亡しました。亡くなられた二人の乗員におかれましては大変気の毒なことです。事故現場には民家も点在しており、さらに大きな惨事につながりかねない事故でありました。水田は、破片を回収しても土を入れかえないと稲も育たないなど農作業にも影響が出ています。  まず伺いますが、墜落したRF4Eの飛行コースは、百里基地から太平洋上に進出した後に左旋回し、日立または小名浜から陸地に進入したと思われますけれども、どういう飛行コースをとら……

第123回国会 内閣委員会 第5号(1992/05/14、15期、日本共産党)

○吉川春子君 現在ほかの委員会で審議中ですけれども、国連平和維持活動の軍事活動に日本が協力する、それに自衛隊を参加させることについて日本国憲法第九条は明確に否定しています。その矛盾の一つが指揮権問題であると思います。  それで、外務省にお伺いいたしますけれども、指揮権については、法案の体系上はもちろん、政府も、日本政府に指揮権があり、国連の事務総長の指揮下には入らないとこれまで繰り返し答弁してきました。しかし、国連文書では、各派遣国は国連の指揮のみを受け本国の指揮を受けてはならないと明記されております。  PKOに軍隊を派遣してきた諸国の立法は、指揮権をどうとらえているかについてまず伺いたいと……

第123回国会 予算委員会 第11号(1992/04/01、15期、日本共産党)

○吉川春子君 まず、官房長官、外務大臣にお伺いいたします。  従軍慰安婦問題について、宮澤総理も、当時、日本政府が従軍慰安婦の募集並びに慰安所の設置、経営に関与していたとの認識を示しておられます。私はここに、昭和十二年から二年半、中隊の非公式の写真班として従軍した村瀬氏の御遺族の了解を得て、「軍直営の売春宿」の中から二枚の写真を拡大して持っています。  委員長、これを大臣にお示ししたいんですけれども、よろしいでしょうか。
【次の発言】 それの一枚は、「皇軍萬歳」と書かれた下に「第六慰安所 櫻樓」、「登樓者心得」、そして従軍慰安婦の名札が十数枚読めます。もう一枚は、トラックの後ろに乗せられた慰安……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会公聴会 第1号(1992/05/26、15期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子でございます。  三人の公述人の皆さん、本当にきょうは貴重な御意見を伺わせていただきましてありがとうございます。  まず、伊藤公述人にお伺いいたしますが、先ほど最初の公述の中で、PKFへ参加しないことはPKOへの非協力であると言われました。今PKF切り離しの修正が行われるという方向で水面下で動いているようですけれども、私どもはPKOとPKFの切り離しといっても、法案にその言葉自体がありませんし、技術的にも非常に難しいと思いますが、何よりもこれは憲法をクリアするため、国民の非難があるのでそういうものを抑えるためにしばらく凍結しておくんだということで提起されたと私……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

吉川春子[参]在籍期 : 13期-14期-|15期|-16期-17期-18期-19期-20期
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