吉川春子 参議院議員
19期国会発言一覧

吉川春子[参]在籍期 : 13期-14期-15期-16期-17期-18期-|19期|-20期
吉川春子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉川春子参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院19期)

吉川春子[参]本会議発言(全期間)
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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 参議院本会議 第6号(2001/10/29、19期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、テロ対策特別措置法案及び自衛隊法改正案に反対の討論を行います。  まず、私は、憲法違反の自衛隊海外派兵を一気に実行に移すという戦後史を画する重大法案であるにもかかわらず、参議院でわずか四日間という短期間の審議で委員会採決を強行したことに強く抗議いたします。  ニューヨーク、ワシントンなどへの同時多発テロ事件は五千人以上のとうとい命を奪い、家族や友人等多くの人生を狂わせました。私は、このテロに対して心から怒りを禁じ得ません。テロ行為は、いかなる宗教的心情、政治的見解によっても絶対に正当化できない卑劣な犯罪行為であり、テロの根絶は、二十一世紀の人類の生存に……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 参議院本会議 第21号(2002/04/26、19期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、道路四公団民営化推進委員会設置法案に対して質問します。  初めに、小泉総理は、事もあろうに、宗教的色彩の極めて濃い春の例大祭に事寄せて、昨年八月に続いて靖国神社を参拝し、中国、韓国から厳しい抗議が起きている問題についてです。  総理、なぜあなたは軍国主義と侵略戦争推進のシンボルである靖国神社の参拝にこだわるのですか。また、小泉内閣は、戦前の国家総動員体制をほうふつさせる有事三法案を国会に提案し、アジア諸国の批判を浴びています。日本政府は、あの戦争に対していまだに真摯な反省をしていないではありませんか。従軍慰安婦問題もその一つです。総理、戦没者を真に追悼……

第154回国会 参議院本会議 第43号(2002/07/31、19期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、小泉内閣総理大臣に対する問責決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  小泉内閣が発足して一年三か月がたちました。この間、小泉内閣は、腐敗政治を野放しにし、経済破綻をもたらし、失業者と不安定雇用を激増させ、医療を受ける権利を奪うなど、国民の暮らしを土台から破壊し、将来の希望を奪いました。また、外交面では、戦争放棄の憲法を踏みにじって、日本も戦争をする国とのイメージをアジア諸国や世界に広げたことなど、国政全般にわたって国民の期待を裏切ってきました。  以下、具体的に問責理由を述べます。  問責決議案に賛成する第一の理由は、経済のかじ取り不能によって国民生活……


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第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 参議院本会議 第8号(2002/11/22、19期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、構造改革特別区域法案について、小泉総理に質問いたします。  政府は、構造改革特区を総合デフレ対策の柱として位置付け、これまでできなかった財界の要求する規制緩和を構造改革特区を設けて行い、更に全国に波及させようとしています。  小泉内閣は、不良債権処理の加速による大規模な企業倒産と失業者の発生、さらに、医療、介護、年金、雇用保険など、三兆円を超える新たな負担を国民に押し付けようとしています。これでは経済を疲弊させるばかりです。構造改革特区は、経済の活性化に役立つどころか、国民生活と地域経済に大きな打撃を与えるものであり、自民党政治によって作り出された地域……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 参議院本会議 第21号(2003/05/09、19期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、個人情報の保護に関する法律案及び関連四法案について質問いたします。  IT技術の発達で、民間企業から行政まで国民の情報が膨大に集められ、個人情報の大量流出、プライバシー侵害が起きています。自衛官適齢者リストづくりは、個人のプライバシーが丸ごとさらされる危険を示しました。  元々、個人情報保護法の制定は、住民基本台帳ネットワークを稼働させる前提条件でした。政府は広範な国民の反対を押し切ってスタートさせ、特に本院では、住基ネット法は中間報告を求めるとして審議途中に委員会から取り上げて、本会議で強行可決したものです。国民の間では、情報が漏れ、悪用されるのでは……

第156回国会 参議院本会議 第44号(2003/07/25、19期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました福田康夫内閣官房長官問責決議案に対する賛成討論を行います。  新聞の全国世論調査では、イラクへの自衛隊派遣に反対が五五%に上り、賛成の三三%を大きく上回っています。私の下へも、自衛隊イラク派遣に反対する、あるいは懸念する声のメール、ファクスが続々と寄せられています。国民の大多数が反対し、野党が強く反対しているのにもかかわらず、イラク特別措置法案を強引に成立させようとしている法案担当大臣福田内閣官房長官は断じて許すことができません。  元防衛庁教育訓練局長の小池清彦新潟県加茂市長は、イラク特別措置法案を廃案とすることを求める要望書……


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第159回国会(2004/01/19〜2004/06/16)

第159回国会 参議院本会議 第26号(2004/06/02、19期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました公益通報者保護法案について竹中大臣に質問いたします。  三菱自動車のリコール隠しや武富士の盗聴事件、雪印食品の牛肉偽装事件など、大企業による違法行為が相次ぎ、また、警察の裏金作りや保存期間前の会計書類破棄など、行政による不正事件も頻発しています。こうした企業や行政の違法、不正行為が明らかになったきっかけは内部告発によってです。このように、企業や行政の違法、不正行為を内部から告発することは、国民の安全や利益を守ることにつながり、また、違法、不正行為をただすことは、企業の信頼の失墜を避け、社会的責任を果たす上で当然のことです。  日……

吉川春子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院19期)

吉川春子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 内閣委員会 第4号(2001/10/30、19期、日本共産党)

○吉川春子君 昨日、テロ対策特別措置法、自衛隊法改正案、改正が成立いたしました。我が党は強く反対したわけですけれども、成立いたしました。それに基づいて、政府が作成する基本計画について質問いたします。  マスコミも、それから自衛隊の派兵に賛成する側の人からも、今回の立法は余りにも泥縄式だという批判が出ておりまして、基本計画については拙速は禁物だと、こういう指摘も強く出されています。日本の自衛隊員の命にかかわるということと、相手を殺傷する可能性もあると、これが現実の問題となるわけでして、この基本計画作成についてのまず基本的な姿勢について官房長官、お伺いいたします。

第153回国会 内閣委員会 第5号(2001/11/01、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。尾身科学技術担当大臣に質問をさせていただきます。  総合科学技術会議は第二期の科学技術基本計画をことし三月三十日に発表し、閣議決定しました。また、それに基づいて七月十一日には、平成十四年の科学技術に関する予算、人材等の配分の方針を決めました。重点分野として、ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料の四分野に絞り込みました。これに対して、国立遺伝学研究所や国際日本文化研究センターなど大学共同利用機関の所長ら十八氏が小泉首相に要望書を提出いたしました。その内容を大臣はどのように受けとめていますか。

第153回国会 内閣委員会 第6号(2001/11/06、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、児童ポルノ、少女買春処罰法の問題を質問いたします。  児童買春、児童ポルノ処罰法は、自民党から共産党までの超党派の議員が二年以上かかって学習をしましてまとめ上げた法律です。日本ではずっと買春行為を行った者については処罰の対象にしてきませんでしたけれども、本法律は十八歳未満の児童に対して買春行為を行った場合は罰することといたしました。子どもの権利条約とか九五年の北京での世界女性会議の行動綱領など、子供とか女性の人権擁護の国際的な潮流に沿ったものです。  新聞を見ていますと、この法律が施行されてまだ一年半なんですけれども、いろんな人が次々逮捕される……

第153回国会 内閣委員会 第7号(2001/11/20、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  竹中大臣にまずお伺いしたいと思うんですけれども、私はきょうは、失業率五・三%という深刻な雇用情勢のもと、内閣の発表した雇用創出の内容、そして不良債権処理に走る銀行の起こす倒産・失業問題ということでお伺いいたします。  十月二十六日に経済対策閣僚会議の改革先行プログラムの雇用対策において、新公共サービス雇用として、中高年齢層失業者や雇用保険給付の非受給者を中心に地方公共団体の地域ニーズを踏まえ臨時的雇用を行うとして、三千五百億規模の新たな緊急地域雇用創出特別交付金を創設して都道府県に資金を交付するとして、補正予算も成立したわけです。  この改革先行プロ……

第153回国会 内閣委員会 第8号(2001/12/04、19期、日本共産党)

○吉川春子君 まず、法律の改正について伺いますが、年齢確認その他の必要な措置を講ずるものとするというのは、これは義務規定でしょうか。義務規定でしょうか、努力義務規定でしょうか。
【次の発言】 努力義務規定よりも少し強いけれども義務規定ではないというふうに受け取っていいのかなと、今の御答弁を聞いてですね。  それで、これは構成要件には影響を与えませんよね。つまり、罰金に直結するということはありませんよね。構成要件に結びつくということはありませんよね。
【次の発言】 先ほど年齢確認をできる自動販売機のお話がありましたが、酒、たばこ、それぞれ年齢確認ができる自動販売機の率というのはどの程度でしょうか……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 内閣委員会 第3号(2002/03/19、19期、日本共産党)

○吉川春子君 官房長官、お伺いします。  従軍慰安婦問題について政府は、道義的責任を果たすため、九五年、村山内閣時代にアジア女性基金を創設しました。そして、九六年八月十四日より、アジア女性基金による韓国、台湾、フィリピンの約三百人を対象に一時金支給を開始しました。  しかし、民間団体による民間資金での償い金支払で、国の法的責任を回避する政府のやり方に強い怒りを呼び、アジア女性基金の事業は挫折しました。  九八年五月、金大中政権が発足し、基金からの償い金受領者を除く元従軍慰安婦に韓国政府独自の支援金を支払い、日本の基金の償い事業を拒否する姿勢を強く打ち出しました。その結果、アジア女性基金も償い金……

第154回国会 内閣委員会 第4号(2002/03/20、19期、日本共産党)

○吉川春子君 まず、機密費の問題から先にお伺いいたします。  三月十二日に機密費の流用事件で詐欺に問われておりました元外務省要人外国訪問支援室長の松尾被告に対して、東京地裁は詐欺などで懲役七年六か月の判決を言い渡しました。しかし、この事件でも、松尾元室長個人の罪は一定明らかになったわけですけれども、事件の温床となった内閣官房機密費がどのように使われてきたのか、いわゆる外務省から官邸に上納があったのかどうか、こういう点の疑惑はまだ明らかにならないままです。  官房長官にまず伺いますが、松尾被告が流用したのは、官房機密費のうち官房長官自身に交付された機密費、報償費であったということでしょうか。確認……

第154回国会 内閣委員会 第5号(2002/03/26、19期、日本共産党)

○吉川春子君 石原規制改革担当大臣にお伺いいたします。  小泉内閣は二〇〇一年十二月二十五日、公務員制度改革大綱を閣議決定いたしました。人事管理者としての各大臣の主体的な責任と権限の強化とか、内閣の人事行政の企画立案機能、総合調整機能の強化など、これまで人事院が行ってきた国家公務員の制度になぜ使用者である内閣が改革案を出してきたのでしょうか。今後は人事院の関与をできるだけ排除していくということですか。
【次の発言】 公務員改革ということをおっしゃるならば、真っ先に私は労働基本権の付与を検討すべきだと思います。大綱は、労働基本権の制約については現行の制約を維持というふうにしています。ということは……

第154回国会 内閣委員会 第8号(2002/04/09、19期、日本共産党)

○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  まず、障害者欠格事由適正化一括法に入ります前に、一点だけ、従軍慰安婦問題について、緊急に見逃せない問題がありますので、官房長官に質問をいたします。  四月四日、韓国と台湾から従軍慰安婦被害者とサポートする方々が来日され、お目に掛かりました。現在、韓国へのアジア女性基金償い事業が五月一日に打ち切られる方向ですが、ある被害者のところに、日本人の男性から、基金の金を今受け取らないともうもらえないと、早めに受け取った方がいい、こういう電話がありました。これまでも韓国では、アジア女性基金の償い金受取をめぐって運動が分裂し、従軍慰安婦の皆さんも大変苦しんでまいりまし……

第154回国会 内閣委員会 第9号(2002/04/25、19期、日本共産党)

○吉川春子君 NPO問題についてお伺いいたします。まず、竹中経済財政担当大臣。  民間団体の皆さんと、熱意と運動、そして国会議員の共同作業でNPO法が成立し、九八年十二月に施行されました。法人格を取得したNPOが六千七百五十八団体になっています。法人格を持たないNPOも含めると約九万団体が活動していると言われています。  今年度はNPOに関して、経済産業省、厚生労働省、国土交通省など様々な施策を実施しています。最近、外務省のNGO排除問題において、NGOとのパートナーシップ、政府とNGOとの対等な関係構築の重要性が論議されました。これらの政府の施策においても、NPOからの意見の反映、対等な関係……

第154回国会 内閣委員会 第11号(2002/05/21、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  ちょっと風邪を引きましたので、お聞き苦しい点があるかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。  まず、大臣に伺います。  道路四公団民営化促進委員会設置法案、これは、特殊法人等整理合理化計画に基づいて、日本道路公団等四公団、道路四公団を廃止して民営化する、これに代わる新たな組織及びその採算性の確保について検討する第三者機関を設置するものとされています。  これまでの高速道路建設によって三十八兆円という膨大な借金を抱えることに至りました道路公団の改革を行う場合に、まず、なぜこういうふうになったのかということをきちっと分析する必要があると思います。……

第154回国会 内閣委員会 第12号(2002/05/23、19期、日本共産党)

○吉川春子君 前回、東京湾横断道路について質問いたしました。一、二問、その続きを質問いたします。  前回も指摘いたしましたが、東京湾横断道路が事前の交通量予測を大幅に下回りまして、現在通行料収入は管理費と借入金利子の合計の三分の一で、元本の支払いはとてもできない。返済必要額も三・五兆円に膨らんでいます。単独では借金返済のめどが立ちませんので、プール制という形で他の黒字路線に依存する形を取っております。  道路公団総裁にお見えいただいていると思いますが、当初、道路公団は東京湾横断道路の交通量について、一日三万三千台と過大な見積りを立てていました。交通量も虚構の数字であって、実は最初から、この事業……

第154回国会 内閣委員会 第13号(2002/06/04、19期、日本共産党)

○吉川春子君 三人の参考人の方からそれぞれ、身の引き締まるような御意見をいただきました。ありがとうございました。  まず、高木参考人にお伺いいたしますが、民営化の留意点として、所有権の論議を慎重にされるべきだというふうに言われました。事前のレジュメでもこの点について御指摘があったわけですけれども、詳しくというか、もう少しコメントいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、膨大な予算をつぎ込んで道路を建設したわけで、民営化に伴って高速道路、有料道路を民間に移転するということはもう社会正義に反すると、こういう考えを持っておりますので、お伺いをいたしました。  五十嵐参考人にお伺いいたします。  ……

第154回国会 内閣委員会 第14号(2002/06/06、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  法案の質問に入る前に、一言いたします。  福田官房長官の非核三原則見直し発言は、核兵器の速やかな廃絶を求める世界の流れに被爆国の日本政府の首脳が逆流を持ち込もうとするもので、許し難い暴言です。我が党を始め野党四党は福田官房長官の罷免を要求しています。  非核三原則は、一切の核兵器の禁止に対する国民の悲願を体し、単なる可能性を持つ政府の政策としての非核三原則を、国権の最高機関である国会において国民の総意として議決した国是です。歴代政府が、内閣が替わっても引き継がれるべきだと繰り返して答弁してきたものです。それを覆す福田官房長官の発言は、我が国の国際的威……

第154回国会 内閣委員会 第15号(2002/07/16、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  私は、靖国神社問題について伺います。  小泉総理は四月二十六日の本会議で、宗教的色彩の極めて濃い春の例大祭に事寄せて靖国神社を参拝した問題を質問した際に、私への答弁で、自分は靖国神社が軍国主義と侵略戦争のシンボルとは思っていない、靖国神社は、国のため尊い犠牲となった方々に対する追悼の対象として長きにわたって多くの国民の間で中心的な施設になっている靖国神社に参拝し、追悼の誠をささげることは、極めて自然なことであると述べました。  小泉総理は、内閣として、靖国神社が、軍国主義と侵略戦争推進のために利用したと、こういう事実も、小泉総理というか内閣は、利用し……

第154回国会 内閣委員会 第17号(2002/07/23、19期、日本共産党)

○吉川春子君 どの程度そういうことが行われたかという御質問に対して答えるとすれば、それは数限りなく、想像を絶する回数そういうことが行われたというふうに私は答弁します。
【次の発言】 まず、速やかという点で言えば、是非この国会でこの法案を成立させていただきたいということです。  それから、いかなる形で、どのような場でという点でございますが、名誉回復の措置として、政府が責任を認めて、心からなる謝罪を私たちは行うということをこの法案に決めておりますが、方法としては、政府による意思表明及び被害者への謝罪の手紙、国会決議などを行います。また、国費による補償、そのための予算措置を行います。従軍慰安婦被害者……

第154回国会 予算委員会 第13号(2002/03/15、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  厚生労働大臣、失業者は史上最悪の水準に達し、雇用創出は焦眉の課題です。サービス残業をなくせば、九十万人の新しい雇用を創出することができます。我が党は、サービス残業について、国会で百回を超える質問をしてきました。厚生労働省は、昨年四月六日に労働時間の適正な把握のための使用者の講ずるべき措置の基準の通達を発し、行政指導を行っていますが、その結果について御報告ください。
【次の発言】 休日労働、時間外労働の割増し賃金を払わなかった場合の刑事責任はどうなりますか。
【次の発言】 サービス残業は相変わらず後を絶ちません。厚生労働省は、昨年六月と七月に沖電気芝浦……


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第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 財政金融委員会 第5号(2002/11/19、19期、日本共産党)

○委員以外の議員(吉川春子君) お答えしたいと思います。  今もお話がありましたように、政府のNPO優遇税制ができて一年たったんですけれども、八千三百十五法人のNPOが誕生しているのに、優遇税制の適用が認定されたのは国境なき医師団などたった九法人で、〇・一%にしかすぎません。NPO団体の方も再三、この要件が余りにも厳し過ぎるので緩和すべきだということで、昨夜も星陵会館で会場を一杯にしてこの改正を求める決起集会が開かれたわけです。  御指摘の日本版パブリックサポートテスト、つまり総収入の金額に占める寄附金総額が三分の一以上、こういうことなんですけれども、シーズというNPOの団体を総括して中心的な……

第155回国会 内閣委員会 第2号(2002/11/05、19期、日本共産党)

○吉川春子君 まず最初に、戦後処理問題で、その対応について伺います。  昨年の八月三十一日に国連人権規約委員会は、日本が締約国として提出した報告書に対して六十三項目の最終所見を発表しました。  従軍慰安婦については、まず二十六パラグラフで、戦時中の従軍慰安婦に対して主に民間資金によるアジア女性基金が提供した補償を当該女性たちが納得できる措置として認めていないことを懸念する、五十三パラグラフでは、委員会は従軍慰安婦を代表する組織と協議して被害者の期待に沿うような方法による補償の適切な方法、手段を遅くなり過ぎる前に検討することを勧告するとしました。  国連の勧告から一年以上たっているわけですが、政……

第155回国会 内閣委員会 第3号(2002/11/12、19期、日本共産党)

○吉川春子君 前回の委員会で慰安婦問題を質問しましたけれども、官房長官は、この問題は極めて困難だと、アジア女性基金ですべて解決されたものでないこともよく分かっていると答弁されました。問題解決に向けてどうすればいいのか、何とか解決したいと私は熱望しておりますが、政府の考えを伺っていきたいと思います。  ILOの条約適用専門家委員会は、これまで五回日本へ意見を公表しています。二〇〇一年、二〇〇二年と続けて、時期を失する前に慰安婦と慰安婦を代表する団体と協議してアジア女性基金とは別の方向を見いだすことを希望すると、こういう趣旨の意見を公表しました。  私は、ILOの強制労働条約違反の問題について九八……

第155回国会 内閣委員会 第4号(2002/11/14、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  警備業法の改正について質問をいたします。  今も岡崎議員の方から質問がありましたけれども、障害者の欠格条項に関しては、全体として一律排除ではなくて個々の能力をよく判断して見ていくという説明がありました。それで伺いますけれども、今回の法改正で、障害者の社会参加という点でどういう改善がされたのか、メリットがあるのかという点です。
【次の発言】 余りちょっとはっきりしませんでした。  例えば、就労中に障害になった場合、精神的な病にかかった場合に、今までだとそれを理由にそこでもうシャットアウトされたわけですね。しかし今度は、ある程度であれば警備員の指導の現場……

第155回国会 内閣委員会 第5号(2002/11/19、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  古物営業法改正のまず目的を伺いますが、インターネット上で古物などの売買がかつてなく大量に行われるようになって、便利さもある反面、トラブルも多発しています。今回の改正案は、インターネットオークションでの盗品の売買防止のために、ネットオークションの場を提供している業者に対して一定の規制を行うというものですね。したがって、扱われた商品に不具合があるとか、見込み違いなどのトラブル予防、被害者から買手を保護することなどは直接的には目的とするものではないと、このように理解しております。  今回の法改正によって古物営業法の法益の変更はないと、こういうことでよろしい……

第155回国会 内閣委員会 第8号(2002/11/28、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  構造改革特区が地域経済の活性化の特効薬になるのか、私は非常に消極的な考えです。  今までずっと午前中から何人かの同僚議員が質問をしてまいりましたけれども、私は違う立場から、以下、大臣にいろいろ伺っていきたいと思います。  これまでの規制緩和は労働者を始め社会的な弱者にしわ寄せされて、この方々は大変苦しんでいます。例えば、タクシーの規制緩和によってタクシー労働者の賃金は減り続けて、昨年の平均は年収で二百九十九万円です。一般労働者との格差は二百三十八万円と広がっています。最低賃金や生活保護基準を下回る異常な低賃金が常態化しておりますし、過労死、自殺の激増……

第155回国会 内閣委員会 第9号(2002/12/03、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、研究交流促進法に関する質問をいたします。  産学共同研究について、我が党は、貴重な国民共有財産を特定企業の研究開発にのみ利用されることについては、公平、適切な条件の下に行うべきであると考えております。  今回、地域経済の活性化のために規制緩和を進めるという構造改革特区法案ですけれども、法案二十二条で、研究交流促進法を改正して、土地の廉価使用の要件を緩和する、研究成果をこれまで国に提供したことを報告だけにとどめるということにしています。  そこで伺いますが、これまで国の研究機関、設備の廉価使用、土地の廉価使用の実績はどうなっていますか。数字で結構……

第155回国会 内閣委員会 第10号(2002/12/05、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  三人の参考人の皆さん、本当に御苦労さまです。  私は、まず角瀬参考人にお伺いいたしますが、実は昨日、NHKの「クローズアップ現代」で長距離トラックの規制緩和の問題をやっておりました。これによりますと、トラックの台数が規制緩和で増えて、そして長時間労働になり、事故が多発している、そして過労死が増えているということがビデオの、NHK側の挿入を加えながら進んでいった番組なんですけれども。  さらに、これは私が聞いたことなんですが、このトラック業界では区域の規制も外してしまうということが今後行われるそうで、そうなると、一度、一たび自分の住んでいるところから荷……

第155回国会 内閣委員会 第11号(2002/12/10、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  社会保険労務士法の特例について、まずお伺いいたします。  構造改革特別区域法案では社会保険労務士に労働契約の締結、変更及び解除に係る求職者又は労働者の代理業務を認めるとしていますけれども、現在、弁護士にしか認められていない業務を社会保険労務士に認める理由は何でしょうか。
【次の発言】 この法律の改正につきまして日弁連等から反対意見が寄せられておりまして、中間搾取を禁じた労基法六条の例外を認めることへの疑問、果たして需要があるのかという反論。また、自由法曹団は、民法の禁じる双方代理になるおそれがあるのではないか、こういう意見を述べております。双方代理あ……

第155回国会 内閣委員会 第12号(2002/12/12、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  お二人の参考人に心から感謝いたします。  この慰安婦問題を何とか解決したいということで、参考人質問が今日実現いたしました。これは当委員会が真剣に取り組んだ結果であり、それにふさわしい今質疑が行われていると思います。  横田洋三先生にお伺いいたしますが、先生は、強制労働条約違反、人身売買禁止条約違反あるいは奴隷条約、慣習法違反が明確にあったということをおっしゃいました。これは国際法学者として当然とも言えるんですが、政府が、つい最近の質問でも、強制労働条約違反に当たるんじゃないかと私が繰り返し聞いても、言を左右にして認めないんですね。だから、当時こういう……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第4号(2003/05/14、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  防衛庁の自衛官適齢者名簿について質問します、まずですね。  防衛庁の自衛官適齢者名簿作りは、行政府による個人のプライバシーが丸ごとさらされ、侵害される危険性を改めて示しました。政府が国民の知らないところで個人情報を大量に収集し、勝手に使っています。公開されている四情報だけではなく、センシティブ情報も収集していました。これでは行政の個人情報取扱いについて国民の不信感は高まるばかりです。住基ネットが本格稼働をさせようとしている下で、不安が大きくなるのは当然です。今審議中の法案がこういうプライバシー侵害を防げるのかどうか、質問します。  まず、七尾市の中学……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第7号(2003/05/19、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  住基台帳四情報その他の情報の提供について伺います。  防衛庁は、四情報であれ親の職業であれ、今まで提供させてきたことは違法ではなかったと、こういう答弁に終始しまして、驚きました。そもそも、自衛隊が自衛官適齢者名簿として市町村から住基台帳の中学生の氏名、住所、生年月日、性別の四情報の提供を受けることができるという法的な根拠をまず確認します。何ですか。
【次の発言】 質問に入るについてちょっと確認しました。  それで、自衛隊九十七条の、都道府県知事及び市町村長は自衛官募集に関する事務の一部を行うということを受けて政令が制定されていて、今言われました百十九……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第8号(2003/05/20、19期、日本共産党)

○吉川春子君 座ったまま失礼します。  日本共産党の吉川春子です。よろしくお願いします。  今日は、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、山参考人にお伺いいたします。  報道の定義について先ほど問題点を述べられました。雑誌は、客観的事実としてまだ国民に認識されていない事実を取材、報道することで客観的事実として世の中に知らしめるという大変な重要なことを行っておられるというふうに私は理解しているんですけれども、非常に残念ながら、私は怒りも持っていますけれども、この法律は成立する、採決もう直近という情勢に今の時点あります。  国会は、立法府であると同時に、行政に対しても監視機能を持っ……

第156回国会 内閣委員会 第3号(2003/03/25、19期、日本共産党)

○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  官房長官、まずアメリカのイラク攻撃について一問お伺いします。  バグダッドには五百万人の人々が生活しています。一般市民の犠牲の映像は余りテレビでは流されませんけれども、あれだけミサイルを撃ち込まれて、市民の恐怖はいかばかりかと思います。日本もアメリカによる空襲の中で逃げ惑った経験があります。一つの爆弾から二百個の爆弾が破裂するクラスター爆弾も使用されています。今朝の従軍記者の記事では、アメリカの従軍ルールに従って報道していますと、こういう断り書きもありました。残虐な事実の報道は余りありませんけれども、もう想像して余りあると思います。  アメリカは大量破壊……

第156回国会 内閣委員会 第4号(2003/03/26、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  昨日に続きまして、公務員制度改革について伺います。  石原大臣、昨日、人事院が公務員制度改革のプロセスに人事院の関与が必要だという答弁をいたしましたが、これに対して石原大臣は、人事院から十八人の職員を派遣していただいて一体として進めていると答弁されました。この派遣された職員というのは内閣の指揮命令の下で働いているのであって、人事院を代表しているものではないと思います。  それで伺いますが、人事院に対して正式な見解を求め、労使双方に中立公正な立場で主体的に意見を述べる、そういう場を人事院に保障されますか。

第156回国会 内閣委員会 第6号(2003/05/06、19期、日本共産党)

○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  まず最初に、飼料製造管理技術緊急調査報告書について、農水省にお伺いいたします。  BSE問題の対応の反省から食品安全委員会が設置されようとしているときに、農水省の対応によってまたまた国民の食の不信が高まるような事実が明らかになりました。昨日付けの信濃毎日新聞によりますと、一九九一年当時、ブロイラーについて抗生物質は成長促進に効果ないとの試験機関の実験結果報告が未公開のままで死蔵されていました。食肉を通して抗生物質が人体に蓄積する可能性も指摘されているときに、無用な抗生物質を十年以上も摂取させられていたということにもなりかねず、農水省は製薬会社の金もうけに……

第156回国会 内閣委員会 第7号(2003/05/08、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川です。四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず最初に、山内、藤原両参考人にお伺いいたします。  BSE問題に関する調査検討委員会の報告を読ませていただきました。そのU部に、農林水産省の政策決定に最も大きな影響を与えているのは国会議員であると、生産者優先の政策、影響を与えているのが、優先政策を求めてきたことは否めないとして大変厳しい御指摘がありまして、同感する部分が私もあります。国会議員も裁判で立法不作為の責任などを問われたりする場合もありますし、非常に貴重な御指摘だと思うんですけれども、食品安全行政について国会議員の役割、いろいろあると思うんです……

第156回国会 内閣委員会 第8号(2003/05/15、19期、日本共産党)

○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  初めに、食品安全基本法の第三条には、食品の安全の確保は国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下に行わなければならないとうたい、第六条では、第三条に定めたる食品安全の基本理念にのっとり施策を策定し実施する責務を規定しています。  今回の法律で、リスク分析の手法が導入され、リスク評価機関として安全委員会が、食品安全委員会が設置されます。  また、過日の当委員会の藤原参考人も、国民のできればゼロリスクでありたいという思い、これは自然の願いであろうと思う、これは大事にしないといけない、ゼロリスクはないということは冷たい科学的な一つの考え方であるが、安……

第156回国会 内閣委員会 第9号(2003/05/22、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、大臣にお伺いします。  民間法人化の理由についてなんですけれども、交通事故証明、運転免許経歴発行事務、これは業務の公共性、効率性、個人情報保全、手数料の低廉化などの観点からいって、警察が直接行うべきであると私は考えております。  一九七五年にこの法人が設立される以前は、事故証明や経歴証明などの発行は所管の警察署で行っておりました。今回はそれを更に民間法人化するというものです。法改正の目的は何でしょうか、お伺いします。
【次の発言】 交通事故の問題は後半でお伺いいたしますが、警察庁は、民営化について検討せよという行革推進本部の提起に対して、民営化……

第156回国会 内閣委員会 第10号(2003/05/27、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  特殊開錠用具所持の禁止等に関する法律について質問いたします。  まず、大臣にお伺いいたしますが、住宅等侵入罪の認知件数を報告していただきたいと思います。そのうち、ピッキングによる住居侵入窃盗は何%を占めるか。  住宅等侵入罪全体として見ると、ガラス破りなどピッキング以外の手口による住宅侵入犯罪が多くを占めています。ピッキングによる侵入窃盗が多発し、サムターン回しなど新しい開錠手法が確認されるなど深刻な状況にあります。ところが、検挙率が二九・一%に急減しています。その要因についてどのようにお考えでしょうか。

第156回国会 内閣委員会 第11号(2003/05/29、19期、日本共産党)

○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  この特区法の改正法案は、規制緩和について重要な問題がたくさん含まれています。今回の法案は、七つの法改正が一体になったものです。一括法として出されておりますので、審議が実際上はできない個別の法律もありまして、問題点が国民に明らかにならないまま、不十分な審議に終わってしまう、そういう懸念もあります。内閣委員会では門外漢の問題も多く含まれていまして、専門の各常任委員会で慎重審議できるように、私は個別法にして提案すべきだというふうに思います。  昨夜、質問通告を行った際に文部科学副大臣の出席を求めましたが、文部省には拒否されまして、今朝の理事会で決着しました。こ……

第156回国会 内閣委員会 第12号(2003/06/03、19期、日本共産党)

○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  朝から何回か出ておりますけれども、九六年八月にストックホルムで児童の商業的性的搾取に反対する世界会議が開かれました。  九〇年代半ばまで日本は、フィリピンやタイなどアジアの子供たちを買う日本男性が野放しにされるなど、国際的に恥ずかしい状態にありました。超党派議員による児童買春・ポルノ禁止法が九九年の五月に成立し、十一月に施行されました。これは児童の性的搾取、性的虐待が児童の権利を著しく侵害することの重大性にかんがみ、児童買春・ポルノ行為を犯罪として処罰するものであります。  二〇〇一年、横浜で第二回会議が開かれまして、あらゆる形態の性的搾取からの保護とい……

第156回国会 内閣委員会 第13号(2003/06/05、19期、日本共産党)

○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  子供たちの買春行為、この問題についてずっと議論しているわけですけれども、出合い系サイトの規制法案の基本法とも言える児童買春、児童ポルノ禁止法では児童を相手とする買春行為が刑罰とされまして、これは単純売春行為、買春行為を処罰する最初の法律であり、画期的なものだと思います。  明治四十年代制定の我が刑法、そして昭和三十年代初頭に制定された売春防止法も、売春、買春処罰の規定はないわけですが、まず法務省にお伺いしたいんですが、諸外国でこの買春、売春処罰はどうなっているでしょうか。簡単に御説明いただきたいと思います。

第156回国会 内閣委員会 第14号(2003/06/12、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、創氏改名と慰安婦問題から質問をいたします。  六月九日に盧武鉉大統領は日本の国会で、不幸だった過去の歴史を思い起こす動きが日本から出るたび、韓国を含むアジア諸国の国民は敏感な反応を見せてきたと、防衛安保法制と平和憲法改正の議論についても疑惑と不安の目で見守っていると演説されました。  麻生太郎自民党政調会長が、植民地支配下の創氏改名について、朝鮮人の人たちが名字をくれと言ったのがそもそもの始まりだったとか、ハングルは日本人が教えたなどと、相手の要求で行ったかのような発言を行いました。当然、韓国、朝鮮の方々から強い批判を浴びましたが、発言は撤回し……

第156回国会 内閣委員会 第18号(2003/07/10、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今日は四人の参考人の皆さん、有意義な御意見を本当にありがとうございます。  まず、吉岡参考人にお伺いします。  私は、日弁連の意見書を拝見いたしまして、かなりの部分同感いたしております。それを前提として伺いますが、少子化が今の日本にもたらしている影響について、どのように認識されているでしょうか。
【次の発言】 私どもはこの少子化基本法に反対はしておりません。さっきちょっと参考人の方の中に誤解があったようですけれども、賛成をしております。それで、今の少子化の社会、このままでいいとは思っておりませんで、やっぱりもっといろいろな面で変えていかなくてはならな……

第156回国会 内閣委員会 第21号(2003/07/22、19期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、少子化社会基本法案に対し、修正の動議を提出いたします。修正案は、お手元に配付されている案文のとおりです。  これより、その趣旨を御説明いたします。  少子化の現状は、日本の、日本社会の未来にかかわる重要な課題です。長時間過密労働、派遣、パート、有期雇用の拡大、低賃金と雇用の流動化など、事態の進行は、子供を産み育てたいと考える人々にとって大きな障害になっています。少子化社会を克服していくためには、男女平等を進め、男女とも働きやすく、家族的責任を負い、子供を産み育てやすい社会にいくことが不可欠です。  その対策の上で、女子差別撤廃条約第十六条で規定され、カ……

第156回国会 予算委員会 第14号(2003/03/19、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  小泉総理は、今日の午前中の本会議質問で、我が党の大沢議員に対して、アメリカのイラク攻撃は国連憲章に合致していると答えています。  どこが合致しているんでしょうか。自衛のためではもちろんないし、武力行使を容認する国連決議もないではありませんか。
【次の発言】 アメリカも一四四一では足りないということで、いろいろその六か国、非常任理事国の六か国に働き掛けたりしてきたのではないですか。国連のアナン事務総長も、アメリカ等のイラク攻撃は国連決議、国連憲章の違反の疑いがあると言っているわけです。  今の川口外務大臣がおっしゃったのは、大方はアメリカの立場であって……


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第159回国会(2004/01/19〜2004/06/16)

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第15号(2004/06/03、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今なぜ国民保護法制が必要なのかということを御質問いたします。  政府は、何十万、何万か、その外国の部隊が日本に上陸してくる事態、日本が戦場になる事態を予想している旨の答弁を昨日同僚議員、山本議員に行いました。  改めて確認しますが、そのような事態が実際に日本に起こり得るのでしょうか。
【次の発言】 まあ占いの世界でもってこういう体制を大規模に作られてはたまったものではありません。  日本は大量破壊兵器を隠し持っているわけでもないし、石油が埋蔵されているわけでもないんですよ。憲法九条で戦争放棄の国です。  しかも、着上陸侵攻というのは、相手にとっても相……

第159回国会 国土交通委員会 第19号(2004/05/27、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  質問をいたします。京都、奈良、和歌山を南北に結ぶ高規格幹線道路、京奈和自動車道路について伺います。  京奈和道路のうち、奈良市を通過する大和北道路は世界遺産である平城宮・平城京跡を通過するもので、私は現地を視察し、関係者から実情を聴きましたけれども、この計画は無謀ではないかと思いました。  平城宮跡は、一九八八年、東大寺や春日山原始林などとともに、古都奈良の文化財の一つとして世界遺産に登録されました。埋蔵文化財では初めてです。発掘調査は、面積で平城宮跡が三四・六%、平城京跡が二・五%。土の中から木簡が平城宮で五万点、そのほかに平城京で約十二万、合わせ……

第159回国会 内閣委員会 第3号(2004/03/18、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、国立病院・療養所の職員、定員外職員、両方の問題について伺います。  政府は、国立病院を独立行政法人化に移行するに当たって、すべて賃金職員は雇い止めとし、賃金職員制度を廃止するといたしましたが、これは政府によるリストラだと思います。しかも、定員職員、定員外職員のほとんどが女性の職員です。二〇〇三年四月時点の国立病院・療養所の医療俸給表(三)、行政俸給表(二)の人員は何人でしょうか。定員及び定員外の職員の数を男女別に明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 官房長官にお伺いいたします。  男女別に統計を取るということが国連の要請でもあり、……

第159回国会 内閣委員会 第4号(2004/03/24、19期、日本共産党)

○吉川春子君 防災担当井上特命大臣へまず質問いたします。  昨年九月に小泉改造内閣の閣僚となられ、総選挙の後の第二次小泉内閣でも引き続き防災担当の内閣府特命大臣である井上大臣に、当内閣委員会に御出席していただくのは初めてです。参議院内閣委員会は、御承知のように、内閣官房及び内閣府を所管する委員会であり、内閣の重要政策及び警察等に関する調査を行っております。  私どもは、今国会の審議を開始するに当たりまして、防災担当の内閣府特命大臣である井上大臣からも御所信をいただくべきであると主張してまいりましたが、合意が得られませんでした。この点は引き続き理事会で協議を継続するということですので、委員長にも……

第159回国会 内閣委員会 第6号(2004/03/30、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  警察庁は、警察の不祥事が全国各地に発生したことから、二〇〇〇年に警察刷新会議を発足させ、警察刷新に関する緊急提言を行いました。しかし、その後も不祥事は絶えず、最近は北海道警の捜査報償費を使った裏金作りや静岡県警の空出張が明らかになり、昨日はNHKのクローズアップ現代でも特集が組まれました。  今回の警察権限の拡大の法改正ですが、まず警察の改革を進めることが必要だと思います。我が党は、テロ対策等の立場から本法案に賛成いたしました。しかし、改正案に問題がないのではありません。日弁からも意見、日弁連からも意見書が出ておりますので、以下問題点を質問します。 ……

第159回国会 内閣委員会 第11号(2004/04/20、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、暴対法改正問題について伺います。  今回の法改正は、暴力団相互間の抗争や内部抗争に巻き込まれて被害を受けた一般市民に対して、指定暴力団の代表者が損害賠償責任を負うということを明記するものですが、今後はこの被害についての立証が容易になるということでしょうか、お伺いします。
【次の発言】 容易になるのかということです。
【次の発言】 平成三年十月三十日、大阪高裁判決、二〇〇三年かな、これ。山口組組長と実行犯に対し八千万の損害賠償を命じた判決がありまして、これは高裁レベルでは初めてと聞いておりますが、この場合、被害者は警察官であったわけです。  私は……

第159回国会 内閣委員会 第14号(2004/05/20、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。各会派の御協力で、午前中に質問をさせていただきます。  まず、医療分野へ株式会社の参入する問題について伺います。  特区法案、特区の改正案では、医療法等の特例として医療分野への株式会社の参入を認める、厚生労働省は、認めます。厚生労働省は、これまで利潤追求を目的とする株式会社の医療への参入に反対してきました。経済的弱者は高度な医療が受けられないというおそれがあります。医療においてお金のあるなしで提供される医療内容が差別される、こういう懸念があったから、厚生省は今お座りになっているところで強く反対をしてきたのではないですか。その考えを改めたわけですか。

第159回国会 内閣委員会 第15号(2004/05/25、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  昨日、福岡高裁は、中国人の強制連行について判決を下しました。侵略戦争のときに中国人二万三千人を強制連行したという名簿も残っておりまして、今回の判決は、しかし、除斥期間で一審原告敗訴ということになりました。被害者の怒り、落胆は非常に大きいものがあります。  強制連行、強制労働の事実は裁判所は認定しておりますので、日本の政府がこの問題について放置しておいてはならないのではないかという立場から質問をさせていただきたいと思います。  判決は、田川鉱業、三池鉱業所で強制的労働に従事させられるに当たって、これを幇助したものと評価することができる、国はですね。民法……

第159回国会 内閣委員会 第18号(2004/06/10、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  公益通報者保護法案について質問をいたします。  企業、行政組織内部の重要情報を外に漏らすということについては許されないというシステムになっておりますし、そういう感情もまた強いと思います。情報を漏らした労働者は処分されるわけです。しかし、国民の利益のためになるのであれば、情報を漏らした労働者の不利益扱いを許さず、彼の労働者としての地位も守ろうという立法が幾つかの国で行われるようになり、日本もその仲間入りをしようということで今回の公益通報者保護法案が提案されたというふうに思います。  竹中大臣は、過日、提案理由説明で、事業者による法令遵守を確保して国民生……

第159回国会 内閣委員会 第19号(2004/06/11、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  公益通報者保護法案について、まず内部告発を行って保護される通報対象事実とは何かについて伺います。  これは仮の例として聞きますが、公官庁へ運転手の派遣を業とするA社は政治家Bに運転手を派遣してやっていました。政治家Bは、運転手給与を支払ってもらっているにもかかわらず、政治資金規正法上の届けを出しておりません。A社の会計課の労働者Xがその事実をマスコミにリークいたしました。それを知ってA社の社長は激怒して、この労働者Xを解雇した。この場合、Xは今回の内部通報、公益通報者保護法案に、保護法によって保護されますか。

第159回国会 文教科学委員会 第18号(2004/05/20、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  文化財保護法改正案について質問をさせていただきます。今回の改正案は文化財の概念を広げ保護対象を拡大するものであり、私たちは賛成です。  文化的景観の保護の問題で伺います。  農水省と文化庁が行った農林水産業に関する文化的景観の保護に関する調査報告書では、千枚田、棚田の例も挙げられています。棚田の景観を保存するためには、そこで農業を営み生活し後継者を育てていくことが必要です。中山間地の農家に対して、その地域で暮らしていけるように国として支援策を充実していくべきだと思います。農山村農業の荒廃を防ぐための中山間地域等直接支払制度は農家を励ましております。文……

第159回国会 法務委員会 第23号(2004/06/10、19期、日本共産党)

○委員以外の議員(吉川春子君) 日本共産党の吉川春子です。  法務委員会の委員長、理事、委員の皆様のお許しをいただきまして、質問の機会を与えていただき、本当にありがとうございます。  児童買春・ポルノ処罰、児童保護法改正案について質問をいたします。  この法改正に取り組みました衆議院の皆様方に敬意を表したいと思います。そして、過日、参議院の方からもドメスティック・バイオレンスの改正案が送られて成立いたしましたが、子供や女性の人権について国会が審議するという、こういう傾向は大変歓迎したいと思います。  まず最初に、警察庁にお伺いいたしますけれども、平成十一年、議員立法により本法が成立いたしました……

第159回国会 予算委員会 第13号(2004/03/19、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  警察の裏金作りの問題について伺います。  旭川中央警察署捜査用報償費不正支出疑惑について、道警本部長の中間報告では、道警本部長は報償費からの裏金作りを認め、組織的であったことも認めています。また、静岡県警本部長も空出張による裏金作りを認めていますが、大臣も同じ認識でしょうか。
【次の発言】 不適正な予算の執行にとどまらない裏金作りは、これは犯罪に当たると思います。  法務省に伺いますが、警察署の会計課と職員がぐるになって架空の領収書を作り、公金をプールした場合、業務上横領罪に当たるのではありませんか。


吉川春子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
13期-14期-15期-16期-17期-18期-|19期|-20期

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各種会議発言一覧(参議院19期)

吉川春子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 共生社会に関する調査会 第1号(2001/11/05、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  この参議院に調査会が設けられた歴史が十七、八年あるわけなんですけれども、私は、まず国会の役割というのは、政府に対する監視と、それからもちろん立法府ですから法律をつくる、その二つだと思うんです。そしてまた、二院制のもとで、じゃ参議院はどういう役割を持つかというと、やっぱり任期が六年あってじっくりした検討ができる、解散がない、そういう中でいろんな政策提起をやっていくということが二院制のもとでの参議院の役割だと思いますし、その役割を果たすために三つの調査会ができて、そして先国会ではDV法がこの調査会で立法化されたと。その前には高齢社会対策基本法とか、それな……

第153回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2001/11/19、19期、日本共産党)

○吉川春子君 子どもの権利条約が日本で批准されて十年たちまして、子どもの権利条約は、子供たちに文化の面でも環境の面でもいろんな面で最良のものを与える、こういう内容になっているわけですけれども、子どもの権利条約の国連の委員会で日本に対して、子供たちが大変ストレスの多い教育制度のもとで教育を受けているという注意もあったわけですが、そういう中で、児童虐待ということは本当に痛ましい限りで、原因は複雑で多岐にわたっていると思いますけれども、何とかこういうものを防いでいくために国会としても方向性を生み出していけないかと、こういう問題意識を私たちは持ってこのテーマを選んだわけなんです。  大人にとっても大変……

第153回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2001/12/03、19期、日本共産党)

○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  続いて磯谷弁護士にお伺いいたします。  懲戒権の問題について詳しくお述べいただきまして、「親権を行う者は、子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う。」と、これの問題点について御指摘になったと思います。そして、懲戒権は必要ない、廃止すべきだという御提言でして、私もそこは非常に賛成でございます。そういう方向に行かないとやっぱり児童虐待というのはなくならないのではないか、思想的に、というふうに思いまして共感を覚えました。  そこで質問なんですが、参考人はほかのところで子供の人権を中心とする親子関係法をつくるべきだと、こういうふうにおっしゃっておりますけれど……

第153回国会 憲法調査会 第3号(2001/11/21、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、違憲立法審査権の限界という問題について伺いたいんですけれども、統治行為論で憲法判断を避ける事例があるわけなんですけれども、この統治行為論とは一体何なのかということです。  それで、この統治行為論の定義が非常にあいまいであれば、本来判断されなければならない憲法判断が避けられるわけですし、重大な憲法問題がすべて統治行為論で判断されないということにもなりかねないとすれば非常にゆゆしい問題であると思いますが、そういうことを防ぐためにも統治行為論というものをどのようにお考えですか。
【次の発言】 いや、それで、それを統治行為論ということで、すべて重大な憲……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2002/02/27、19期、日本共産党)

○吉川春子君 まず、内閣府にお伺いいたします。  ドメスティック・バイオレンスに対する対策は、都道府県の裁量の部分が大変多いと思いまして、県によって取組に差が出てくることも予想されます。それで伺いますが、男女共同参画社会基本法では、都道府県に対して男女共同参画基本計画の作成が義務付けられておりますが、DV防止についてはどの程度の県で行動計画に入れているでしょうか。  そして、じゃ、まずそこで。
【次の発言】 それで、今、行動計画よりも更に法的拘束力を盛り込むということで条例作成がほとんどの県で計画されていると思うんですけれども、先日、当調査会で行きました岡山でもこれが盛り込まれておりまして、大……

第154回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2002/04/03、19期、日本共産党)

○吉川春子君 徳永参考人と坪井参考人にお伺いします。  徳永参考人、マタニティーブルーと産後うつ病の早期発見が非常に重要だという御指摘があったんですけれども、早期発見も重要だと思うんですけれども、まず、そういうマタニティーブルーとか産後うつ病にならない予防という点で御提言があればお聞かせいただきたいと思います。  それから、坪井参考人には、大分いろいろ捜査上の問題も出たんですけれども、私も少女買春・ポルノ法の提案者でございまして、その立場からもちょっと伺っておきたいことが二、三あります。  それは一つは、例えば、去年でしたか、裁判官が少女買春をして国会の弾劾裁判所で罷免の判決を出しました。その……

第154回国会 共生社会に関する調査会 第5号(2002/05/08、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川です。私たちの見解を述べます。  今、社会的介入を必要とする児童虐待は年間三万件あると推計され、相談件数は一九八九年に比べると十六倍に増加しています。これは、国連子どもの権利条約の批准をきっかけに、子どもの人権思想がようやく我が国にも根付き始め、国民的関心が高まり、また児童虐待防止法成立によって行政も実態把握を始めたこと等によると思います。  児童虐待件数激増の背景には、今日の社会の病理が反映しています。すなわち、一、核家族化による家族の孤立、過密過疎の進行、経済の激動による地域社会の崩壊で社会の子育て機能の衰弱。二、伝統的性別役割分担意識が払拭し切れず、かつ父親……

第154回国会 憲法調査会 第4号(2002/04/10、19期、日本共産党)

○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、国民主権と統治機構について意見を述べます。  日本国、国民主権は、国家の権力は国民が持っており、政治は国民によって行われる原理であると長谷川三千子埼玉大学教授が述べましたが、私も同感です。  二十世紀は主権在君から主権在民へ、すなわち君主制から共和制への闘いの世紀であったと言えると思います。日本共産党は一九九二年創立のときから主権在民の主張を掲げました。当時、天皇は神聖にして侵すべからずとされ、一切の権力は天皇が握っており、我が党の主張は危険思想として弾圧されました。  一九四五年、我が国は第二次世界大戦に敗れ、ポツダム宣言を受け入れ、平和と基本的人権……

第154回国会 憲法調査会 第9号(2002/07/17、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  お二人の参考人の方々に心からお礼を申し上げます。そして、私は、いろんな政府が出してくる法案の自分の賛否を決める基準としても日弁連の見解を大変参考にさせていただいておりまして、複雑ないろんな問題が多いわけですけれども、そういうときに日弁連の活動に本当にいろいろ教えていただいて、感謝をしているところです。  まず、村越参考人にお伺いをいたします。  私は、日本国憲法の下で人権の尊重を徹底させるためには、憲法に新しい条文を幾つか加えるべきだという意見があるんですけれども、そうではなくて、抽象的な憲法の条文を具体化する立法が決定的に欠けているのではないかと常……

第154回国会 憲法調査会公聴会 第2号(2002/05/15、19期、日本共産党)

○吉川春子君 四人の参考人の皆さん、本当に今日はありがとうございます。大変いろいろな点で勉強をさせていただいております。  まず、徐龍達先生にお伺いいたします。  私は、高校の親友が在日朝鮮人でしたので、在日朝鮮人の方が日本社会においてどういう目に遭ってきたかということを身近に聞かされてまいりまして、先生も大変御苦労されて今日に至っていると思います。  また、国籍条項、国籍の壁ということが午前中も話し合われましたけれども、正にEUの壮大な実験と比べて日本においては、アジアにおいてはと言うべきでしょうか、格段の差があるという思いを私はしております。  それで、地方参政権について、最高裁判決が九五……


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第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 共生社会に関する調査会 第1号(2002/11/11、19期、日本共産党)

○吉川春子君 関連して。関連というのは、DVがテーマなのでちょっと関連して。  皆さん本当に御苦労さまでした。調査の御報告も伺いまして、とても参考になったなと思います。  それで、会長報告の中に、ドメスティック・バイオレンスでアメリカでは四百万人の女性が犠牲になっておって、年間十九万七千のDV関係の禁止命令が出されるということが一つありますね。それから、その何行か下に、面談した裁判官が「年間四百件近い保護命令を出し、」というふうにあるんですけれども、この禁止命令、それから保護命令、この二つの関係といいますか、違いといいますか、この点がちょっと分からなかったので御説明いただければと思うんですが、……

第155回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2002/11/20、19期、日本共産党)

○吉川春子君 障害者の社会参加の推進についてお伺いいたします。  先ほど欠格条項の見直しということで幾つかおっしゃいましたけれども、時間の関係もあって割と端的に短くおっしゃったので、この欠格条項の見直しによってどういう分野に実効性のある欠格条項の見直しが行われたかということをもう少し詳しく御説明いただきたいと思います。  と申しますのは、私も内閣委員会に所属しておりまして、欠格条項の見直しの法案を幾つか議論してまいりましたけれども、表現を変えただけにとどまるものも少なからずありまして、それはそれで私たちは全部賛成していますのでいいんですけれども、具体的にこの欠格条項の見直しによってどの分野に障……

第155回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2002/11/27、19期、日本共産党)

○吉川春子君 今の質問に関連して、自己消滅系とは何だろうなと思っていまして、よく分かりました。  それで、その下にジェンダー運動と自立生活運動という項目があるんですけれども、やっぱり障害者運動の中にもジェンダーの視点というのが必要なんだろうと思うんですが、障害者問題とジェンダーの視点というのがちょっと私不勉強で結び付かないものですから、この点について中西参考人、そして女性の立場から石渡参考人にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 さっきちょっと申し遅れました。共産党の吉川春子と申します。今日はどうもありがとうございます。  障害者雇用率の問題でちょっとお伺いしたいんですけれども、私も労働委員……

第155回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2002/12/04、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川です。  三人の参考人の皆さん、本当に目が開かれるような思いでお話を伺わせていただきまして、ありがとうございます。  北野参考人のペーパーを見まして大変、分かっていたはずなんだけれども、びっくりすることがありまして、江戸時代末期の三千八百万人の人口に二十二世紀の日本は戻ると、このままの出生率でいけば戻るということで少子化問題にも警鐘を鳴らしておられて、今公共事業を一生懸命やっているけれども、果たしてこれを使う人たちが二十二世紀にいるのかと、こういうような御指摘は本当にぐさりときたわけですし、また二十一世紀半ばで障害者と高齢者は過半数を超えてマジョリティーになると、……

第155回国会 憲法調査会 第2号(2002/10/30、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党、吉川春子です。私は、四点について御報告いたします。  まず、参議院議員として興味深かったのは、二院制に対する評価と改革についてです。  両院が対等な権限を持つイタリーでは、現在、上院改革の憲法改正の審議が行われており、フランス、ベルギーでは上院の権限は我が国同様、下院が一定優位の規定が設けられています。同時に、上院は、お話にもありましたように、熟慮の院とか賢者の府とされ、生命倫理や非嫡出子など重要テーマについてじっくりと審議を行っています。  ベルギーの上院議長が、世界は上院が増えている、二院制は人権保障のとりでだ、一院制はポピュリズムの危険がある、上院の持つ重要性に……

第155回国会 憲法調査会 第3号(2002/11/13、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。今日はお二人の参考人の先生方、本当に貴重な御意見ありがとうございます。  まず、西谷先生にお伺いいたします。  憲法二十五条がすべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を保障した。この規定は、第九条の規定と相まって戦後の日本の発展を支え、いろんな積極的な役割を果たしてきたと私は思っているんですが、今もお話がありましたように、この二十五条は、いやプログラム規定だ、いや具体的な請求権は発しないんだ、そういうことを言われてきているんですけれども、この生存権を保障するために立法義務、立法作為義務が国会にあると思うんですけれども、それは政治的な意味と解してしまうと……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 外交防衛委員会公聴会 第1号(2003/07/18、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子でございます。  今日は、五人の公述人の皆さん、本当にありがとうございます。時間の範囲で順次質問をさせていただきたいと思います。  まず、栗田公述人にお伺いいたします。  現在イラクにいる米英軍は、占領軍として中東の人々、イラクの人々の反感を買っているということが伝えられておりますけれども、その背景について少しお話をしていただきたいと思います。
【次の発言】 今も大分お話が出たんですけれども、戦闘地域、非戦闘地域の区別について、栗田参考人はどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 栗田公述人に三つ目の質問なんですけれども、先ほど在日の中東諸国の大使館にアンケ……

第156回国会 共生社会に関する調査会 第1号(2003/02/05、19期、日本共産党)

○吉川春子君 厚生労働省が四つの障壁があるというふうに分類されましたので、私は制度的な障壁の問題について伺いたいと思います。  障害者の雇用の問題なんですけれども、いろいろな障害をお持ちの方がいると思いますが、それぞれの障害の分類によって、例えばこの十年間でどの程度雇用が促進したのか、数ですね、その数をお示しいただきたいと思います。  それから、もう一点は国土交通省に対して制度的な障壁の問題でお伺いしますが、今日はお触れになりませんでしたけれども、交通運賃というものが非常に障害者の行動の自由を奪っているわけですけれども、高速道路の料金について精神障害者に対してまだ認められていないというふうに私……

第156回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2003/04/02、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。三人の参考人の皆さんの言葉がもう本当に心に響きました。私たち国会も何かしなくてはということを一層感じたわけです。  それで、まず瀧澤参考人にお伺いしたいんですが、国家第一主義、生産第一主義の国家観に基づく障害者観があったということで、戦傷病者特別援護法についてお述べいただきまして、もう私、あっ、そうなのかということで、本当に啓発されました。この考え方は現在は払拭されているんでしょうか。それとも、現在の法律の中にまだ色濃く残っているものがあれば御指摘いただきたいと思います。  瀧澤参考人について二点目なんですけれども、加害者側に差別的取扱いをしていないとの……

第156回国会 憲法調査会 第3号(2003/02/26、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今日は、お二人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、三井参考人にお伺いいたします。  捜査の可視化という点についてですけれども、日経新聞のコラムでも扱っていましたが、二月二十日は、共産党員作家小林多喜二が東京築地署で逮捕され、その日のうちに虐殺されて七十年たちます。戦前の日本は、治安維持法の下、被疑者に対する扱いは今日から想像を絶する残虐なものでした。  日本国憲法三十一条以下の規定について「注釈日本国憲法」では、戦前の日本は、人身の実際上の侵害は顕著なものがあった。総司令部が司法上の人権について詳細な保障規定が絶対に必要と考えたの……

第156回国会 憲法調査会 第4号(2003/03/12、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  四人の参考人の皆さん、大変ありがとうございます。  まず、中嶋参考人にお伺いしたいのですが、参考人は、男女平等を目指す取組の中で日本国憲法は大きなよりどころであったと述べられました。芝信用金庫の女性賃金差別事件とか、住友ミセスの差別裁判に勝利する上で憲法がどのように力になったとお考えでしょうか。
【次の発言】 中嶋参考人に続いて伺いますけれども、憲法の理念を生かすためには、それを具体化する法律が必要だとおっしゃったわけですけれども、私も同感しています。男女平等をうたった憲法が施行されて五十年余経過したわけですけれども、今なお差別が残っているどころか、……

第156回国会 憲法調査会 第5号(2003/04/16、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川です。  日本国憲法は、古典的な自由権と、資本主義の弊害から人々を守るために積極的に国家の行為を請求する権利である社会権が規定されている優れた特徴があります。環境権、プライバシー権など新しい権利も幸福追求権や生存規定に包含されており、また報道の自由は知る権利に包含されていると考えます。新しい基本的人権規定を憲法に追加する必要が、その結果ないと考えております。  憲法が保障する人権が守られていない現実をどうすればいいでしょうか。常本参考人は、国会の立法活動による人権保護の必要性、杉井靜子参考人は、憲法を具現化する立法を怠ってきた責任が国会にあると指摘しました。私は、……

第156回国会 憲法調査会 第9号(2003/07/16、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  三人の参考人の方々に感謝申し上げます。  まず、三人の参考人の皆さんに共通した質問ですけれども、国連憲章、日本国憲法は戦争、すなわち武力行使は禁止しています。世界は、国連が本来の機能を果たし、日本国憲法が目指す方向に進んでいるのではないかと私は考えております。我が党は、憲法上緊急事態対処があることは認めておりますけれども、福田元総理も戦争は万々々が一と限りなく起きないという表現を使っております。また、緊急事態は突然起こるというものでもないと思います。なぜ、予想外の危機に備えなければならないのでしょうか。危機回避の平和外交こそ必要ではないかと思うのです……

第156回国会 憲法調査会公聴会 第1号(2003/06/04、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  四人の公述人の皆さん、本当に御苦労さまです。  まず、尾形公述人にお伺いいたします。  戦争体験者としての痛切なる御意見、本当に心に響きました。私はこの二月に韓国の西大門刑務所を視察いたしまして、植民地時代に日本がどういうことを朝鮮半島の方々に行ってきたかということをつぶさに見まして、非常に韓国やら朝鮮半島の方々が日本に持っている意識というもの、強い批判持っているわけですけれども、当然であろうなというふうに思いました。  それで、私たちは、野党は、従軍慰安婦に対して補償と謝罪をする法律案を参議院に今出しておりまして継続中でございますが、先生が先ほどこ……

第156回国会 内閣委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号(2003/07/08、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。質問をいたします。  多くの国民が少子化問題がこのままでは大変だと、こういうふうに考えていらっしゃると思います。私は、次世代育成支援対策、そして少子化問題を考えるときには、第一に、子供が欲しいけれども教育費、養育費が掛かり過ぎる、若者は安定した就職先がなく結婚もできない、出産によって女性は職場の地位を悪くする、職を失う。子供を欲しいけれども産めない原因を除去して、安心して産み育てられる環境を作っていくことが必要だと思います。  もう一つは、個人の価値観に国が踏み込まないこと。以前は、社会に女性は結婚して子供を産んで一人前という風潮が強くありました。今もな……


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第158回国会(2003/11/19〜2003/11/27)

第158回国会 憲法調査会 第閉会後1号(2003/12/03、19期、日本共産党)

○吉川春子君 はい、済みません。じゃ、短く伺います。  団長報告の十五ページにカナダの二院制について報告がありますが、上院が、二院制であるということについて国民の意思を正確に反映するための仕組みがあるのか、それが機能しているのかという点を第一点。第二点は、任命制にしたのは議院内閣制を弱めかねないという思想によると書かれていますが、これは、議院内閣制を弱めるというのはどういうことなんでしょうか。日本は大変省庁再編で内閣が強固になってきておりますが、昨今ですね、カナダは内閣が非常に強力に、国会より強力になっているという、そういう傾向はあるのかどうか、その二点お願いします。


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第159回国会(2004/01/19〜2004/06/16)

第159回国会 憲法調査会 第2号(2004/02/25、19期、日本共産党)

○吉川春子君 先ほど豊下参考人が集団的自衛権を論じる前提を欠くのではないかと、こういうふうに言われました。自民党憲法調査会会長の保岡氏が、昨年末、新聞のインタビューで自衛隊や集団的自衛権の行使を憲法上明記すべきだと述べていますが、改憲論者の最大のねらいはここにあるのではないかと私は思っております。  自衛権とは、田畑先生の定義によると、外国からの違法な侵略に対して自国を防衛するため緊急の必要がある場合、それを反撃するために武力を行使し得る権利とされています。これに対して集団的自衛権は、自己に対して加えられた武力攻撃ではなく、他国に対して加えられた武力攻撃なのではあるが、それを自国に対する武力攻……

第159回国会 憲法調査会 第3号(2004/03/03、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、功刀参考人にお伺いいたします。  参考人は、平和的生存権について言及されて、積極的平和主義を取る日本国憲法を改正する必要はないと言われまして、私も同感です。しかし同時に、強制行動、武力行使を伴う国連のPKFへの参加は合憲と言われましたけれども、私はここは矛盾するのかなという思いがするんです。  そこで伺いますが、かつてPKO法審議のときに内閣法制局と防衛庁は、軍事力による自衛隊による国際貢献は憲法制定当時想定されていなかった、こういう国会答弁をしていますけれども、この見解についてどうお考えでしょう……

第159回国会 憲法調査会 第6号(2004/04/21、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  私は、憲法前文を大変感動を持って若いころから何遍も繰り返し読んできました。また、戦争体験を実際にされた方々からは、強い感動を持ってこの前文を読んだ、憲法を読んだという話ももうたくさん聞いてまいりました。多くの国民の心に、前文がうたっている平和主義、民主主義、基本的人権のメッセージはしっかりと刻み込まれていると思います。そして、この前文は、当然のことながら百三条の規定に具体化されておりまして、前文と百三条の規定は一体のものであるわけです。  私は、日本国憲法前文を論議するには、まずこの前文に込められた思いを深く読み取らなくてはならないと考えております。……

第159回国会 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第1号(2004/03/12、19期、日本共産党)

○吉川春子君 共産党の吉川春子です。今日はありがとうございます。大変参考になりました。  私も参議院議員を二十年以上やっておりまして、日本の二院制というものがなかなか制度として考え抜かれていて、また運用も、実際自分がその中に入ってやっている感じでは、いろいろな問題点はあるにしても、民主政治を支えるという制度として機能しているんじゃないかということを日々考えているわけです。  それで、憲法改正のとき、終戦後の憲法改正のときの松本意見というのに私は大変驚きまして、議会政治というのは、ややもすれば多数党の専制を生じ、多数党の政策は、時には一党の利益に専する弊害あるけれども、二院制の採用によってそれを……

第159回国会 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第2号(2004/04/14、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。大変興味深いお話を伺わせていただきまして、ありがとうございました。  私は憲法改正の必要はないと、特に国会、内閣の部分については特にそう思うんですけれども、岩井参考人が国会改革について両院が密接に協議すべきだという点は賛成いたします。  それで、三人の方に一言ずつ伺いたいんですが、衆議院の運営とか選挙制度のしわ寄せが参議院に来まして、議会の批判、上下両院の批判を参議院が一身に受けているような思いをすることがあるんですけれども、そういう面はないんでしょうか。衆議院の在り方も問題があるんじゃないかと思いますが、その点、御意見があれば一言ずつ伺いたいと思います……

第159回国会 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第3号(2004/05/19、19期、日本共産党)

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今日は、三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  まず最初に、三人の方に同じ質問をさせていただきたいと思います。それは、参議院の選挙制度についてなんです。  一月の十四日に最高裁が判決を下しまして、そして一票の格差が五倍以上に、選挙区の方ですけれども、五倍以上に広がるのは好ましくない、そしてこのまま六月の参議院選挙を迎えるようなことがあればそれは違憲になるという御意見も五人ぐらいの裁判官からありまして、参議院としてはぎりぎり改善を迫られているというところに立たされております。しかし、これは恐らく、私もメンバーですけれども、六月の選挙を前に改善す……



吉川春子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
13期-14期-15期-16期-17期-18期-|19期|-20期

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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

吉川春子[参]在籍期 : 13期-14期-15期-16期-17期-18期-|19期|-20期
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