このページでは吉川春子参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁再編関連十七法案について、総理に質問します。 本法案のもとになった行革会議の最終報告は、今回の改革は行政の改革であると同時に、この国を形づくっている国民自身のあり方にかかわるものであり、この国の形を再構築することこそ今回の行政改革の目的であるとしています。 二十一世紀に向けて、この国の形はいかにあるべきか。その姿は日本国憲法に示されているように、政府の行為によって再び戦争の惨禍をこうむることがないようにするための平和な国、健康で文化的な最低限度の生活を保障する国、そして何よりも国民が主人公の立場があらゆる分野で貫かれる国、これこそが国民の求……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁再編関連十七法案及び地方分権推進の関係法律の整備に関する法律案四百七十五本について、反対討論を行います。 これらの一括法の審議を本日終えるということは、法案の数の多さと国民への影響の重要性に照らして、審議時間が余りにも短く、到底認めることはできません。また、五百本近い法案を一つの特別委員会に付託し、同時に審議に付すなどということは先例のない異常な事態です。 法案提出後まだ三月しかたっていません。この法案の審議時間は衆議院が八十一時間、参議院が六十五時間弱です。当然、国民に十分周知されていない、またする時間的余裕もありません。来年から導入が予……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、円より子君外五名発議による法務委員長荒木清寛君の解任決議案に対する賛成討論を行います。 円より子さんの趣旨説明の最中、許しがたい不規則発言がありました。この発言は、離婚をし、困難な中でも一生懸命生きている女性たち、男性たちへの侮辱にとどまらず、男女平等を目指し、その第一歩として男女共同参画社会基本法を修正成立させた国会の意思にも反するのではないでしょうか。(拍手) 私自身、一九九五年、北京での世界女性会議に参加し、男女平等を求める世界の女性たちの熱い思いに接し、日本でも女性の地位向上に努力してきた一人として到底許すことはできません。大変重要な通信傍……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、いわゆる会社分割法案及び会社分割に伴う労働契約承継法案について質問をいたします。 初めに、小渕前総理の御逝去に対し、心から哀悼の意を表明し、御冥福をお祈りいたします。 政府が発表した三月度の完全失業率は四・九%、完全失業者数は三百四十九万人、また、今春卒の高卒者の一二%、三万二千人、大卒も九%、三万人が就職できないなど、雇用失業情勢は最悪です。経済企画庁は、九日、景気動向指数を発表し、景気は改善の方向にあるとしています。しかし、同じ日に発表された総務庁の家計調査では、四年連続して消費支出が減少し、ことし三月には前年同月比四・三%減と、大幅なマイナス……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりましたあっせん利得処罰法案について質問いたします。 まず、あっせん利得処罰法をなぜつくるのかという根本問題についてです。 今日、KSD疑惑など政治家の相次ぐ疑惑事件で、国民の政治に対する不信は頂点に達しています。国民の政治に対する信頼を回復するためには、これらの政治と金をめぐる事件にメスを入れ、国会議員等が他の公務員に口ききし、わいろを受け取る事件を腐敗事件として処罰する、実効ある法律の制定が国民の世論となっています。 総理は、衆議院本会議で、「政治家の廉潔性を疑わせる事件が後を絶たず、」「国民の政治不信が深まっている」、この法……
○吉川春子君 ただいま議題となりました法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、環境行政の一層の推進を図るため、環境省に地球環境審議官を設置するとともに、地方における環境省の所掌事務に関する調査等の事務をつかさどる職員を配置しようとするものであります。 委員会におきましては、地球環境審議官の役割と選任方法、地方環境対策調査官の役割と自治体環境行政との関係、土壌汚染防止法制化の必要性、環境情報の公開基準、飲料容器のリターナブル推進の必要性、廃家電のリサイクル費用負担のあり方等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。……
○吉川春子君 ただいま議題となりました法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質による大気汚染の現況にかんがみ、自動車から排出される粒子状物質による大気汚染の防止に関して、窒素酸化物と同様に、その総量の削減に関する基本方針及び計画を策定し、排出量に関する基準を定めるとともに、自動車を使用する事業者に対する措置を強化すること等により、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る大気環境基準の確保を図ろうとするものであります。 委員会におきましては、環境基準の達成のおくれと本改正による達成の可能性、自動車排出ガスと健康被害との因……
○吉川春子君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法案は、PCB廃棄物の確実かつ適正な処理の推進を図るため、その保管、処分等に関して、国における基本計画の策定、保管等の状況の届け出、一定期間内の処分等についての措置を講じようとするものであります。 次に、環境事業団法の一部を改正する法律案は、環境事業団の業務にPCB廃棄物の処理を行う業務等を追加するとともに、同事業団にポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基金を設ける等の措置を講じようとするものであります。 委員会にお……
○吉川春子君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、温泉法の一部を改正する法律案は、温泉の保護及び適正な利用を推進するため、土地の掘削等の許可の失効手続の迅速化、温泉の成分等の掲示の届け出及び温泉成分の分析機関の登録制度の整備等を図ろうとするものであります。 委員会におきましては、温泉の掘削等の許可基準の設定のあり方、温泉源の汚染防止対策の必要性、温泉成分等の掲示内容の改善の必要性、医療分野における温泉治療の位置づけ等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終了し、採決の結果、本……
○吉川春子君 日本共産党の吉川です。
今回の給与法改正によって、昇給停止年齢を原則五十八歳から五十五歳に引き下げるとしていますが、この法改正によって減収はどれぐらいになるでしょうか。モデルケースで数値をお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 これは退職金にはどの程度はね返りますか。
【次の発言】 これで、両方合わせると大変な金額になるわけでございまして、しかもこの数値には十八カ月の延伸を含めておりません。このほかにも年金にはね返るわけでございますが、職員にこれだけの損失をもたらす昇給停止問題について、労働組合には人事院は五月の末に示した。そして、事実上七月末の決着をさせたわけですけれど……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。 昨年の通常国会で、労働基準法のいわゆる女性保護規定が廃止されました。その際、当委員会の審議で、ほとんどの委員が、法施行までに時間外・深夜業の男女共通規制を設けることを政府に求めました。これが実施されないなら女性保護規定の廃止に反対であることを多くの委員が表明したことは議事録によっても明らかです。同法の施行は一九九九年四月です。衆議院送付の法案がこれにこたえるものになっているのかどうか、以下、質問をいたします。 まず、電通社員の大嶋一郎さんが、入社一年五カ月で悲惨な自殺を遂げられた。これを過労自殺として労働省は認定しましたけれども、その理由を説明して……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、財政構造改革の推進に関する特別措置法の停止に関する法律案に対する修正案の内容及び提案理由を説明いたします。なお、修正案はお手元に配付してありますので、ごらんいただきたいと思います。 その内容は、第一に、財政構造改革の推進に関する特別措置法を停止ではなく廃止することとしています。 政府案は「別に法律で定める日までの間、その施行を停止する。」こととしていますが、もともと財革法は聖域なき歳出削減との名目で国民生活に犠牲を強いる一方、銀行、ゼネコン支援のための財政出動は補正予算などで事実上制限なしに推進できるものでした。実際、財革法施行後も銀行への公的資金……
○吉川春子君 本日の本会議における周辺事態法案などガイドライン関連法案の趣旨説明・質疑に関しまして、我が党の態度を表明いたします。 我が党は、このガイドライン法案は、日本がアメリカの軍事行動に自動的に参加する憲法違反の戦争法案であり、自治体だけでなく民間をも含め、国民全体の命運にかかわる今国会の最重要法案であると考えます。 この法案を首相の訪米の手土産にしようと審議を急ぐことなど論外でありますが、そのために強行された衆議院での修正なるものも、審議時間がたった三時間足らずであり、その内容は国民にも十分に明らかにされていない状態であります。 そのため、このような重要法案は、審議に入るまでに修……
○吉川春子君 私は、緊急上程に対して、日本共産党を代表して反対の意見を表明いたします。 日米新ガイドライン関連法案は、先ほど特別委員会で十分な審議を尽くさないまま議了しました。本日の本会議にこれらの法案の緊急上程をする何の合理的理由もなく、本会議の緊急上程には絶対に賛成できません。にもかかわらず、我が党の反対を押し切って、本院の民主的ルールである全会一致の原則を踏みにじって緊急上程することは、本院の民主的慣行に反するものです。 言うまでもなく、本法案は、武力による威嚇、武力の行使を禁じ、戦争を放棄した憲法に真っ向から対立するものです。自由党党首も戦争に参加する話と述べており、日本の将来を危……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、衆議院に憲法調査会を設置する国会法改正案について本会議において趣旨説明の聴取をすることなく委員会に付託することに反対の意見を表明します。 国の最高法規である憲法にかかわる調査機関設置の問題の是非を国民の前で徹底して審議するのは、参議院に課せられた当然の責務と言わなければなりません。衆議院の組織の問題にとどまらず、国会全体の問題です。 衆議院から送付されてきた国会法改正案は、「日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行うため、衆議院に憲法調査会を設ける。」というものです。しかし、憲法についての調査は、わざわざ憲法調査会をつくらなくとも、現在の常任委員……
○吉川春子君 衆議院送付の法律案は、「日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行うため、衆議院に憲法調査会を設ける。」としていますが、憲法についての調査は、わざわざ憲法調査会をつくらなくとも、現在の委員会で必要があればいつでもできますし、私たちはそうしております。 憲法調査会の推進派の言い分は、今の憲法は現状から乖離しているとして、その矛盾を調査するという趣旨で設置した調査会を憲法改悪への足がかりにするという危険が高いと思われます。 国会法の改正は全会一致の原則で行うべきでありますが、憲法にかかわる重要問題をなぜ衆議院では日本共産党と社民党が反対しているのにもかかわらず法改正したのでしょう……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子と申します。 四人の参考人の皆様には大変貴重な御意見を伺いまして、本当にありがとうございます。 まず、右崎参考人にお伺いいたします。 三権分立の原則は、基本的人権の保障のための制度で、近代憲法の大原則である、我が国の憲法も例外ではない、こういう御指摘がありまして、行政機能の強化は、法治主義の後退、あるいは相対的に国会の機能の低下につながる、こういうおそれがあるというふうに言われまして、私もその危惧を持っているわけでございます。 それで、経済財政諮問会議について言及されましたけれども、これは民間人四人を含む十人の少数者に、日本の経済財政計画、それから予算……
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。 文書の保管は情報公開の前提であるわけです。これが欠けると情報公開は絵にかいたもちとなるわけで、大変重要な問題だと思います。 文明国の三点セットとよく言われるのですが、これは図書館、博物館、文書館が挙げられます。日本は三番目の文書館は大変おくれておりまして、その結果、歴史文書あるいは公文書の保管が非常に不十分です。情報公開法を契機にこれが大幅に改善されることが必要であろうと思います。 それで、まず警察庁にお伺いいたしますが、第二次世界大戦の敗戦の直後、一九四五年八月十八日付の米進駐軍のための性的慰安施設開設を全国の警察に指示した内務省警保局長通達につい……
○吉川春子君 ポジティブアクションとレディス・ハローワークの問題について質問をいたします。 私は、一月、女性のための職安、大阪のレディス・ハローワークを視察しました。場所は難波の御堂筋の中心街にあり、便利で、ピンクを基調にしたフロアはお役所のかた苦しい雰囲気も余りなくて、フロアは八十人以上の女性であふれていました。特徴的なのは、入り口に男子進入禁止の交通標識になぞらえた赤いマークがありまして、男性は利用できない。そして、あなたもヒロインとか、それからレディス・ハローワーク幸せ探しのパートナー、ちょっと結婚式場の案内かなとも思うような、これは実はここで出していまして、そして再就職支援の情報が満……
○吉川春子君 裁判を受ける権利について質問します。 「注解日本国憲法」によりますと、裁判を受ける権利は、刑事にあっては裁判所の裁判によるのでなければ刑罰を科せられない、また民事、行政裁判にあっては、裁判の拒絶の禁止と理解されているというふうにあります。 法案の第三条に、何人も行政機関の保有する行政文書の開示を請求することができることを定めています。 大臣、もしその文書が非公開とされ、行政訴訟を起こすときに、地方に住む人々にとってこの権利、提訴が事実上制約されることがないようにしなくてはならないのは当然ですけれども、東京や福岡に住む人に比べて宮崎や鹿児島に住む人が著しく不便であってはならな……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。
お三方には大変有意義な御意見を本当にありがとうございます。
まず、三宅参考人にお伺いいたします。
知る権利についてなんですけれども、これが明記されていないということによって具体的に、この情報公開法案の中で、法律が本来こういうふうにあるべきなのにゆがんでいるとか不十分になっているとか、そういう点がありましたら端的にお教えいただきたいと思います。
【次の発言】 宇賀参考人にお伺いします。
今裁判管轄の話が出たんですが、行政訴訟法の十二条一項、これの改正の必要はないというふうに考えが変わったかのようにちょっと先ほど伺ったんですが、きのう実は総務庁長官……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。 男女共同参画社会基本法について質問いたします。 憲法が施行されて五十四年、個人の尊厳、法のもとの平等と性による差別禁止、両性の合意のみに基づく婚姻などを国政上の原則とすることを憲法が求めています。また、国際婦人年から四半世紀、女性差別撤廃条約からも二十年たちました。国連の条約、諸規定は各国政府の女性政策に影響を与えてきました。 官房長官にまずお伺いいたします。 こうした中で、男女平等、女性の地位向上を求める国内外の声、運動が大きく盛り上がってきました。男女共同参画社会基本法はこうした流れの中で出されてきたということを私も否定はいたしません。男女……
○吉川春子君 定年退職後の再任用制について質問をいたします。
今回の国家公務員法改正で導入されました新たな再任用制は、これは定年退職により一たん退職した者を一年以内の期間を決めて改めて採用することができるという制度で、その勤務形態にはフルタイム勤務に加えて短時間勤務、十六時間から三十二時間までの範囲を設定しました。
この一年以内の任期を定めたということ、そしてまた短時間勤務を定めたということは、これは初めてのことではないですか。人事院に伺います。
【次の発言】 こういうことを導入したのは初めてのことではないですかと伺いましたが、それはどうですか。
○委員以外の議員(吉川春子君) 橋本議員にお答えいたします。 十二条の趣旨ですけれども、第一項でこの法律に規定する「罪に係る事件の捜査及び公判に職務上関係のある者は、」、特には警察官その他の警察職員、検察官、検察職員、裁判所、弁護士等だと思うんですが、「その職務を行うに当たり、児童の人権及び特性に配慮するとともに、その名誉及び尊厳を害しないよう注意しなければならない。」こととしております。第二項では、国及び地方公共団体に、これらの者に対し、児童の人権、特性に関する理解を深めるための訓練及び啓発を行うように努める義務を課した規定です。 事件の捜査及び公判に職務上関係のある者が捜査や公判におい……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。
雇用・失業問題は深刻な社会問題です。リストラによる解雇が官民ともに荒れ狂っている中、失業者が二百九十八万人と最悪、そして有効求人倍率は〇・四九%です。国民の不安は頂点に達しています。
こうした中、三月五日発表された政府の産業構造転換・雇用対策本部の取り組みによると雇用創出規模七十七万人とされていますが、官房長官、これは政府が責任を持って新たな雇用を生み出す数と理解してよろしいですか。
【次の発言】 運輸大臣にお伺いします。
観光分野で九万人の雇用創出が期待されるといいますが、どういう試算なんでしょう。根拠をお示しください。
○委員以外の議員(吉川春子君) 提案者を代表して、ただいま議題となりました労働者派遣事業法改正案並びに職業安定法改正案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 労働者派遣事業は、本来、職業安定法第四十四条によって禁止されている労働者供給事業です。これが十三年前、専門的かつ臨時的な業務に限り、労働大臣の許認可を経て、労働者派遣事業という名で解禁されました。 私たち日本共産党は、派遣事業が公認されるときから、これは、労働基準法が禁じる中間搾取を容認するものであり、労働者の団結権を奪い、正規雇用に取ってかわって、極めて不安定かつ無権利な労働者を大量に生み出さざるを得ないこと……
○委員以外の議員(吉川春子君) 私どもの案はそういう問題は生じません。 まず、私たちの案では、継続して一年を超えた場合には派遣先との間で期間の定めのない契約が締結されたものとみなすことにしております。これは、継続して一年を超えて派遣することを禁じていること、したがって一年を超す派遣は既に違法状態にあること、違法に対して制裁措置として民事的責任を負わせることが営業の自由を侵すことにはならないと考えられること、さらに派遣先は違法状態を回避することはできたのであるということ、以上の点から法律上何ら問題はないと考えています。 そして、現段階で社会的コンセンサスが得られていないという政府のお考えです……
○吉川春子君 日本共産党の吉川でございます。 質問をいたします。 まず、現在、政府は公務員の定数の第九次削減を行っておりまして、平成九年以降五年間、二〇〇一年まででマイナス四・一一%の削減となります。政府の発表によりますと、これまでも一九六八年から九八年の三十年間に公務員の定員を五万人減らしてまいりました。 現在、日本は諸外国に比べて公務員の数は少なく、人口千人当たりの公務員数は三十九人、フランスが百三人で、五分の二、米国は八十人、ドイツは七十七人で、それぞれの半分程度です。したがって、日本のお医者さんも看護婦さんも、あるいは労働基準監督官も職安の職員も登記所の職員も慢性的に足りずに国民……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、約千三百本の関係法律の整備等を内容とする中央省庁等改革関係法施行法案及び国立公文書館法の一部を改正する法律案など五十九件の独立行政法人個別法案並びに独立行政法人の業務実施の円滑化等のための関係法律の整備等に関する法律案、すなわち省庁改革施行関連法案に対する反対討論を行います。 まず、名称を読み上げるだけでも六、七分もかかる法案の審議を、総括的審議は八時間、また五十九本の独立行政法人個別法はたったの七時間、一法案当たりにするとわずか七分程度しか審議を行っていないのにもかかわらず本日議了しました。国家機構の再編という日本の将来のあり方と、国民生活に重大な……
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。 ことしの八月十一日に人事院は今年度の公務員給与の勧告を行いました。我が党は人勧に対する閉会中審議を要求いたしましたが、委員会は開催されませんでした。人勧から三カ月を経て、参議院総務委員会は、一昨日、人事院総裁から報告を受けました。十一月八日、参議院に提出された給与法と一緒に、きょう初めて質問をすることになったわけですけれども、これは、国家公務員の給与、勤務条件などの決定に責任を負う国会の責務、また先例に照らしても大変遺憾なことであると指摘せざるを得ません。今後こういうことを繰り返さないように私は注意を喚起したいと思います。 それでは私は、九九年人勧と給……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、祝日法並びに公職選挙法二法案を本会議で趣旨説明することなく委員会に付託することに反対の意見を表明します。 まず、祝日法改正案についてです。 この法案は、これまで国民の祝日としてみどりの日としてきた四月二十九日を昭和の日と名前を変え、新たに五月四日をみどりの日とするものです。 この改正のねらいは、天皇を特別の存在として扱うという意図を持つもので、憲法の主権在民の原則に抵触するおそれもある重大な内容を含むものです。 改正案は三月三十日に参議院に提案されたばかりであり、その内容は、国民はおろか参議院議員にさえ広く知られていません。したがって、本会議で……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子でございます。 政治家、特に国会議員の不祥事が相次ぎ、国民の間に強い不満があるということは当然のことだと思います。私たちはこの法案の提案者ではありませんので、法案の内容について率直に伺っていきたいと思います。 憲法三十一条を引くまでもなく、刑法である以上、構成要件の厳密性というものが非常に要求されるということは当然のことであると思います。 まず濱田参考人にお伺いいたしますけれども、「特定の者」というのは刑法百九十七条の二とか二百四十七条の「第三者」と同義語だというふうにおっしゃって、政治活動の自由が制約されるおそれがあるというふうに指摘をされました。その……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。質問をいたします。 まず、官房長官、九五年九月に第四回世界女性会議が北京で行われて、行動綱領が採択されまして、その中で女性の地位向上の障害になっている問題として、女性と貧困、女性の教育訓練、女性と健康、女性と武力紛争など十二の重大問題領域を挙げて、女性と暴力もこの中にありまして対策を講じることを各国政府に義務づけています。 政府は、これに基づきまして昨年五月、男女共同参画審議会が「女性に対する暴力のない社会を目指して」の答申を行いました。「特に、女性に対する暴力は、女性に恐怖と不安を与え、女性の活動を束縛し、自信を失わせ、女性を男性に比べて更に従属的……
○吉川春子君 恩給法について伺います。
現在、恩給を受給している数、そのうち旧軍人の数は何人でしょうか。
【次の発言】 この恩給支給は兵籍簿によるということですが、厚生省お見えですか。兵籍簿とは何でしょうか。
【次の発言】 私、兵籍簿のモデルというか用紙をいただいておりまして、これにかなり詳しくいろんなことが全部書き込まれているわけですが、言ってみればすべての軍人軍属について、すべてというか兵籍簿のある人ですけれども、だれがどの部隊に所属して戦場に何年から何年までいてどんな任務についていたのかということが基本的には兵籍簿を見ればわかる、こういう資料ですか。
○委員以外の議員(吉川春子君) お答えいたします。 婚姻適齢の見直しは、やっぱり男女平等という理念に基づいて見直しをしたということが契機になっております。現行の十八歳、女性十六歳を、女性を二歳引き上げて十八歳にするものですけれども、これは法制審の法律案要綱と同趣旨のものです。すなわち、現行の婚姻適齢は主として男女の肉体的、精神的成熟度を考慮したものと考えられています。しかし、婚姻による成年擬制の制度により満二十歳に満たない者であっても婚姻後は完全な行為能力が付与されます。現在の複雑化、高度化した社会におきまして相応の成熟度を備えていなければ、完全な行為能力を有する者として社会生活を円滑に営む……
○委員以外の議員(吉川春子君) ただいま議題となりました企業組織の再編を行う事業主に雇用される労働者の保護に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 本法案は政府案と異なり、企業の合併・分割・営業譲渡・子会社化などあらゆる形態の企業組織再編に対応して、労働者の雇用と既得の権利を守ろうとするものであります。 現在の雇用情勢は、政府の経済失政による大不況と大企業を中心とするリストラの横行で、戦後最悪の状態が続いています。特に最近では、銀行にも見られるように合併による大規模人減らし、営業譲渡・分社化に伴うリストラの強行が横行し、小渕内閣以来、株式交換・移転制度を……
○委員以外の議員(吉川春子君) 私たちの法案は、企業分割、営業譲渡、移転によって労働者を異動させる場合には、本人同意を原則といたしまして、労働条件も従前どおり移転することとしております。その際、本人同意を担保するために、分割計画書の作成、組合、当該労働者との事前協議、通知を義務づけ、承継、残留いずれの場合にも労働者の異議申し立て権を保障しております。 根拠は、民法の六百二十五条、そして憲法の生存権規定です。 民法六百二十五条一項は、「使用者ハ労務者ノ承諾アルニ非サレハ其権利ヲ第三者ニ譲渡スコトヲ得ス」としています。日本評論社のコンメンタール、玉置先生、北村先生の執筆による部分によりますと、……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。 官房長官に質問いたします。 政府は、戦後補償問題は二十世紀中に処理の方針であるということを何度も表明してきました。 当委員会で昨年五月、アジア女性基金が元従軍慰安婦にも韓国政府からも受け取りを拒否されている問題について私が質問いたしましたときに、当時の野中官房長官は、一人の政治家としてこの世紀末を考えるときに、今なお我が国はアジア各国を初めとして、過去の戦争の傷跡を重く抱えていることを厳粛に踏まえて、我が国かくあるべしという区切りを世紀末につけなければ、後世に、歴史観を欠如させた世代にこのままこの傷を先送りしていくことに非常に問題点を強く認識して……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、選挙制度に関する特別委員会の設置に反対する意見を表明します。 この特別委員会設置のねらいが、第一に、来年夏の参議院選挙から現行の制度を根本的に変えて、非拘束名簿式比例代表制を導入する、第二は、参議院定数を十議席削減するため公職選挙法改悪案を審議するためのものだからです。 そもそも選挙制度は、政党会派の土俵づくりにかかわるもので、憲法に定める議会制民主主義と国民主権の原則にかかわる重要問題です。したがって、制度の改正に当たっては、各党間で十分な協議を重ね、全会派の合意と納得の上に行うべきであり、本院では昨年六月、各派代表者懇談会のもとに参議院選挙制度……
○吉川春子君 委員長、意見があります。
【次の発言】 いや、まさにその動議の問題です。動議が出て議場が混乱することがないように、この日程だけで進めるということで……
【次の発言】 私たちはそれを確認しますけれども、そういうことはぜひ委員長において適切にそういうものはないようにきちっとやっていただきたい。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法案及びマンションの管理の適正化の推進に関する法律案の両案について、本会議趣旨説明を省略し委員会に付託することに反対の意見を表明いたします。 反対の理由の第一は、両法案はいずれも会期末まであと三日という十一月二十八日に衆議院から送付されてきたもので、本日付託しても法案審議の時間がほとんど確保できないからです。 本来、重要法案は二十日間の審議期間を確保するというのが参議院での全会派の合意ではありませんか。「会期末まで残りわずかとなった時点で、短時間の委員会審議だけで駆け込み的に可決するというやり方にも、大……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。 発議者の皆さん、御苦労様です。質問をいたします。 与党の発議者は、私の本会議の質問に対する答弁でも、与党案は百点満点だとかあるいはベストというふうに答弁されました。自分のことについて満点などということは余り言わないのが普通ですけれども、私はこれはおごりではないかと思いますし、政権党というものはもう少し謙虚に振る舞うべきではないかというふうにも思います。 与党案が衆議院を通った翌日のマスコミを見ましても、百点満点などと評価する記事は見当たりませんでした。元最高検検事土本武司帝京大教授は、全体に法案は穴が多い、要件が多く犯罪の証明は難しいと述べていま……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。 官房長官、私も男女共同参画問題について質問をいたします。 ことしの六月に国連特別総会女性二〇〇〇年会議がニューヨークで開かれまして、その中で経済の地球規模化の問題が焦点となりました。採択されました「北京宣言及び行動綱領実施のための更なる行動とイニシアティブ(いわゆる「成果文書」)」のパラグラフ三十五では、グローバリゼーションは第四回世界女性会議の目標へのコミット、誓約の実施に新たな課題を突きつけた、グローバライゼーションは男女の不平等を拡大した、途上国において貧困の女性化が一層深刻化している、このように指摘しています。 九月に男女共同参画審議会の……
○吉川春子君 質問に入る前に一言申し上げます。 八月十五日に人事院は、国会と内閣に対して公務員制度について俸給制度の再構築、新しい任用制度導入などさまざまな問題を含む勧告、報告を行いました。これに対して十分審議を行うのは国会の当然の責務です。しかし、総務委員会では、昨年に続いて、日程上の都合があったとはいえ、人勧を受けての審議を行いませんでした。これは大変遺憾なことだと思います。今日の給与法の質疑のほかにも今後一般質疑でこれらを補うこと、そして来年はこの轍を踏まないように、私は委員長に要求いたしまして、政府への質問に入ります。 まず、人事院総裁、今年度の人事院勧告は官民較差がありながら基本……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 去る一月三十一日の本会議におきまして環境委員長に選任されました吉川春子でございます。 このたびの委員会再編により設置されました本委員会は、申すまでもなく環境及び公害問題、すなわち身近な生活環境から地球環境に至るまでの広範かつ重要な課題を所管する委員会であり、本委員会の使命はまことに重大なものがございます。 私は、この環境委員会の委員長といたしまして、公正かつ円満な委員会運営を行っていく所存でございますので、委員各位の御支援、御協力を賜りますようお願いいたします。 何とぞよろしくお願……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、加藤修一さん、成瀬守重さん、西田吉宏さん、橋本聖子さん及び真鍋賢二さんが委員を辞任され、その補欠として海野義孝さん、矢野哲朗さん、岩城光英さん、南野知惠子さん及び海老原義彦さんが選任されました。
【次の発言】 委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。
有明海におけるノリ不作等海洋環境に関する実情調査のため、来る二十六日、熊本県及び長崎県に委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
つきましては、派遣委員等の決定は、こ……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二月二十三日、海野義孝さん、矢野哲朗さん、岩城光英さん、南野知惠子さん及び海老原義彦さんが委員を辞任され、その補欠として加藤修一さん、成瀬守重さん、西田吉宏さん、橋本聖子さん及び真鍋賢二さんが選任されました。
【次の発言】 この際、川口環境大臣、沓掛環境副大臣及び熊谷環境大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。川口環境大臣。
【次の発言】 沓掛環境副大臣。
【次の発言】 熊谷環境大臣政務官。
【次の発言】 環境及び公害問題に関する調査を議題といたします。
ま……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十一日、藤井俊男さんが委員を辞任され、その補欠として櫻井充さんが選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に清水澄子さんを指名いたします。
【次の発言】 去る十九日、予算委員会から、本日一日間、平成十三……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十三日、松崎俊久さんが委員を辞任され、その補欠として藤井俊男さんが選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に清水澄子さんを指名いたします。
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る三月二十八日、北澤俊美さんが委員を辞任され、その補欠として藤井俊男さんが選任されました。
【次の発言】 環境省設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。川口環境大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時五分散会
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨四日、堀利和さんが委員を辞任され、その補欠として朝日俊弘さんが選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
環境省設置法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に総務省自治行政局選挙部長大竹邦実さん、経済産業省商務情報政策局長太田信一郎さん、特許庁総務部長藤田昌央さん、環境大臣官房長炭谷茂さん、環境大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長岡澤和好さん、環境省地球環境局長浜中裕徳さん及び環境省環境管理局水環境部長石原一郎さんを政府参考人とし……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五日、朝日俊弘さんが委員を辞任され、その補欠として堀利和さんが選任されました。
また、去る六日、佐藤昭郎さんが委員を辞任され、その補欠として片山虎之助さんが選任されました。
また、昨日、西田吉宏さんが委員を辞任され、その補欠として水島裕さんが選任されました。
また、本日、水島裕さんが委員を辞任され、その補欠として岸宏一さんが選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四月十一日、岸宏一さんが委員を辞任され、その補欠として水島裕さんが選任されました。
また、去る四月十二日、水島裕さんが委員を辞任され、その補欠として西田吉宏さんが選任されました。
また、昨十六日、西田吉宏さん及び橋本聖子さんが委員を辞任され、その補欠として中島啓雄さん及び脇雅史さんが選任されました。
また、本日、片山虎之助さんが委員を辞任され、その補欠として海老原義彦さんが選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十七日、中島啓雄さん及び脇雅史さんが委員を辞任され、その補欠として西田吉宏さん及び橋本聖子さんが選任されました。
また、去る十八日、海老原義彦さんが委員を辞任され、その補欠として片山虎之助さんが選任されました。
また、去る二十一日、堀利和さんが委員を辞任され、その補欠として朝日俊弘さんが選任されました。
【次の発言】 この際、風間環境副大臣から発言を求められておりますので、これを許します。風間環境副大臣。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十四日、朝日俊弘さんが委員を辞任され、その補欠として堀利和さんが選任されました。
また、去る二十五日、本田良一さんが委員を辞任され、その補欠として岡崎トミ子さんが選任されました。
また、昨二十八日、岩佐恵美さん及び岡崎トミ子さんが委員を辞任され、その補欠として山下芳生さん及び本岡昭次さんが選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法の一部を改正する法律案……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十九日、本岡昭次さんが委員を辞任され、その補欠として岡崎トミ子さんが選任されました。
【次の発言】 自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、参考人から意見を聴取いたします。
本日は、本案の審査のため、参考人として株式会社環境総合研究所代表取締役所長青山貞一さん、神奈川大学名誉教授猿田勝美さん、弁護士西村隆雄さん及びNO2・酸性雨・SPM全国一斉測定実行委員会代表藤田敏夫さんの四名に御出席をい……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る一日、千葉景子さん、森本晃司さん、森田次夫さん及び久野恒一さんが委員を辞任され、その補欠として岡崎トミ子さん、加藤修一さん、片山虎之助さん及び真鍋賢二さんが選任されました。
また、昨日、橋本聖子さん及び真鍋賢二さんが委員を辞任され、その補欠として世耕弘成さん及び阿南一成さんが選任されました。
【次の発言】 理事の辞任についてお諮りいたします。
福山哲郎さんから、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五日、阿南一成さんが委員を辞任され、その補欠として真鍋賢二さんが選任されました。
【次の発言】 理事の辞任についてお諮りいたします。
福山哲郎さんから、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十三日、加藤修一さん、清水澄子さん、片山虎之助さん、西田吉宏さん及び橋本聖子さんが委員を辞任され、その補欠として、荒木清寛さん、福島瑞穂さん、佐藤昭郎さん、亀井郁夫さん及び有馬朗人さんが選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十八日、橋本聖子さん、岡崎トミ子さん、加藤修一さん及び福本潤一さんが委員を辞任され、その補欠として須藤良太郎さん、千葉景子さん、木庭健太郎さん及び益田洋介さんが選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
温泉法の一部を改正する法律案及び浄化槽法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に国土交通省都市・地域整備局下水道部長曽小川久貴さん、環境大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長岡澤和好さん及び環境省自然環境局長西尾哲茂さんを政府参考人……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十日、世耕弘成さん及び岡崎トミ子さんが委員を辞任され、その補欠として片山虎之助さん及び直嶋正行さんが選任されました。
また、本日、西田吉宏さんが委員を辞任され、その補欠として佐藤昭郎さんが選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
環境及び公害問題に関する調査のため、本日の委員会に農林水産省生産局畜産部長永村武美さん、農林水産省農村振興局次長佐藤準さん、国土交通省河川局長竹村公太郎さん、環境省地球環境局長浜中裕徳さん、環境省環境管理局……
○委員長(吉川春子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 一〇七七号デポジット制度の法制化に関する請願外二十八件を議題といたします。 本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。 これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、一一八七号自然環境権の確立に関する請願外二十二件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、一〇七七号デポジット制度の法制化に関する請願外五件は保留とすることに意見が一致いたしました。 以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。 KSD事件の再発防止と公益法人制度の改革について質問いたします。 まず、厚生労働大臣、主務官庁は公益法人に対して大変大きな権限を持っています。公益法人KSDの主務官庁である労働省は、監督上必要な命令を発することができるし、またいつでも職権で法人の業務及び財産の状況を検査することが民法六十七条によってできるわけです。この権限を行使して公益法人制度を適切に運用してきたかどうかという点について伺いますが、監督に当たる主務官庁の厚生労働省のOBが所管する公益法人に多数天下っているということであれば、検査が適切に行われているか疑問が生ずるわけです。 厚生労……
○吉川春子君 私は共産党の吉川春子です。 パート労働者の賃金問題について質問をいたします。 春闘の最中ですが、賃上げ率は大変低い水準にあります。日本の賃金水準を低くしている一因は、急増する不安定雇用労働者の低賃金にあります。中でも、女性労働者の四割以上がパート、派遣等、不安定雇用労働者で占められています。賃金が大変安い現状では女性の経済的自立もままなりません。 きょうはパート労働者の問題について聞きますが、厚生労働大臣、ちょっとこの表を見ていただきたいと思います。(図表掲示)これは、男性を一〇〇にした場合、女性の一般労働者、そして女性のパート労働者の賃金ですけれども、この一〇〇に対する三……
○吉川春子君 議長及び副議長の選任は、選挙管理者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子でございます。 公述人の皆様には大変貴重な御意見を伺わせていただきまして、ありがとうございます。 まず、榊原公述人にお伺いをしたいと思います。 独立行政法人の職員の身分についてでございますけれども、公述人は、独立行政法人創設の最大の理由は、行政の効率化ではなく、公務員定員削減という意味での減量化のための受け皿をつくることにあると今言われました。将来これが民営化されていくということになりますと、すべて公務員の身分を失うおそれがあるのではないかと思われます。その点について御意見をお聞かせいただきたい。 また、イギリスの例を幾つか引かれましたけれども、現在イ……
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子でございます。 橋本議員が冒頭発言しましたように、私は憲法と現実政治との矛盾について、それがなぜどのようにして生まれてきたか、これを広範かつ総合的な調査をすることが必要だと考えております。 諸外国の憲法に比較してこの憲法の先駆性をあらわす憲法二十五条、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」、すなわち生存権を保障しております。財産権を保障しつつも、十八、九世紀の自由権中心の憲法と違って生存権保障のため国のとるべき措置と責務を明らかにしています。これに基づいて生活保護法などが制定されていますけれども、昭和三十年代、結核患者が六百円の生活費で生……
○吉川春子君 会長、どうもありがとうございます。 私、今、議運に行って中座しておりまして、入ってきましたらその御発言がありまして、ちょっと正確に、吉岡さんの発言も聞いていませんし、中島先生の発言も、ちょっと途中で来ましたので。そういう立場ですが、今の会長の御指示に従って反論をさせていただきたいと思います。 日本国政府が当時GHQの要求を受けてつくった憲法試案というのは、御存じのとおり旧帝国憲法の枠を一歩も出ないものであり、ポツダム宣言を受諾した、そして新しい国家体制を目指す日本にとっては全く不適切な内容であったということは、皆さん御承知のとおりです。 そして、そういう時期に私たち日本共産……
○吉川春子君 どうも、お二人の参考人の皆さん、ありがとうございます。日本共産党の吉川です。 西尾幹二参考人にお伺いいたしますが、参考人は、日本は中国からもいろんな影響を受けずに独自の文明を築いてきたと、このように言われました。二十一世紀に向かって、例えば国連憲章の平和理念とか国際人権規約とか、そういう普遍的な原理、これは文明圏の違いを超えて今日形成されてきたものじゃないでしょうか。 日本国憲法の平和原則もそういうことで日本国憲法に取り入れられたのではないかと思いますけれども、歴史的文化論の立場から日本国憲法をどうお考えになるか、その点についてお伺いいたします。 一人一問ですね。
○吉川春子君 私は、日本共産党の吉川春子でございます。 お二人の参考人の皆様に心から感謝申し上げます。大変感動的な、そして興味深いお話をお聞きいたしまして、ありがとうございました。 まず、リチャード・プールさんに質問いたします。 日本国憲法の制定はポツダム宣言の受諾によるものですが、その内容は、第一次世界大戦後の歴史の流れ、とりわけルーズベルト大統領の四つの自由、それを受けての大西洋憲章や連合国共同宣言、国連憲章、ポツダム宣言と、このように発展する連合国文書に示される反ファシズム、反軍国主義、民主主義と人権という基調に立ったものであると思います。 そして今、その日本国憲法、とりわけ九条……
○吉川春子君 まず、暉峻参考人にお伺いいたします。
二点お伺いしたいと思うんですけれども、まず……
【次の発言】 日本共産党の吉川です。
今もお話がありましたけれども、改憲論の一つの根拠として、現実との乖離ということが言われているわけですけれども、例えば憲法二十五条の生存権、以下二十八条までの生存権を保障する規定が一方にある。しかし、もう一方には、三百四十九万人の失業者とかあるいは大学や高校をことし卒業した人が六万数千人も就職できないでいるとか、二十七条の労働権というものが非常に脅かされているという現実がありまして、憲法の条文との乖離といえばこれほどの乖離はないと思います。
先生はかつて……
○吉川春子君 参考人の皆さん、どうもありがとうございます。共産党の吉川春子です。 まず、小林参考人にお伺いいたします。 参考人は「憲法調査会への期待」という論文の中で、国民主権、日本における主権者、民衆の責任の自覚を促すためにも、「政府の行為によつて」という前文のこの文言は削除すべきとされています。 しかし、この前文のこの部分は、「註解日本国憲法」などによっても、「過去において日本を戦争に導いた禍根を絶たなければならない。その禍根は、天皇が主権者として統治権を総攬し、軍閥及び官僚が、天皇の名において、統治権を恣にしたことにあるのであるから、この禍根を取除くためには、軍国主義と官僚主義を排……
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。 お二人の参考人の先生、ありがとうございます。 まず、小澤参考人にお伺いいたしますけれども、参考人は、議院内閣制の健全な運営のためには両院による内閣の行政運営に対する適切なコントロールが必要不可欠というふうにおっしゃっておられますが、具体的には適切なコントロールとはどういうことなんでしょうか。 議院内閣制は、衆議院と内閣の間を主として律しているようにも考えられますけれども、同時に内閣は連帯して国会に責任を負うとしています。二院制、特に参議院と内閣の関係について、憲法は何を期待あるいは予定しているのか、現実の国会と内閣との関係についてどう評価されているの……
○吉川春子君 幾つかお伺いしますので、端的にお答えいただければと思います。 まず、日本国憲法は、国家権力を近代憲法の原則に沿った三権分立制を採用して、また国会との関係では議院内閣制を採用しています。 国会は国権の最高機関とされているわけですけれども、法制局提出の資料によると、中曽根元総理は、三権が調和をとりつつ行われている、国会は国民が選んだ議員から構成されている、そういう意味において、主権在民の国家においては民意を代表する直接機関である意味において、政治的に非常に重要な地位にある云々と。最高機関という言葉は使われているが、実定法上の権限の分配という面を見ると、バランスがとれている形で行わ……
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