坂田道太 衆議院議員
31期国会発言一覧

坂田道太[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期
坂田道太[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは坂田道太衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院31期)

坂田道太[衆]本会議発言(全期間)
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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 衆議院本会議 第9号(1967/08/07、31期、自由民主党)

○坂田道太君 私は、ただいま社会党より提出されました内閣不信任案に対し、自由民主党を代表して反対討論を行なわんとするものでございます。(拍手)  佐藤内閣は、本年一月の総選挙の結果、国民の、圧倒的多数の支持を得て成立を見たばかりでございます。(拍手)しかも、その後、世論に著しい変更をもたらすような重大な政治的与件は、何ら起こっておらないのでございます。(拍手)この時期にあたって、何らの理由もなく、あえて無理やりに不信任案を出しましたことは、党利党略以外の何ものでもございません。(拍手)国民は、むしろ、内閣不信任案提出を党利党略のためもてあそぶ社会党の政治的不見識こそ糾弾するでございましょう。(……


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第60回国会(1968/12/10〜1968/12/21)

第60回国会 衆議院本会議 第3号(1968/12/12、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) 同じ教育問題で長い間取り組んでまいりまして、立場は違いますけれども、非常に尊敬しております小林君の質問に対してお答えをいたしたいと思います。  第一には、大学紛争の背景となるものは何か、どう考えるかということだと思います。これにはいろいろあると思うのです。またいろいろのお考えもあると思います。私は三つ四つ、こういうふうに考えております。  第二次大戦後に科学技術が異常な発展をした。あるいはまた、それに伴いまして著しい経済成長がもたらされた。そして社会構造の変化があった。さらに都市集中化、過密化というものがあった。柳田さんもおっしゃいましたように、そこに今日、機械文明の……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 衆議院本会議 第4号(1969/01/30、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) 三木さんにお答えをいたしたいと思います。いろいろ多岐にわたっておりまして、非常にお答えにくいかと思いますが、まじめにお答えを申し上げたいと思います。  東大紛争の原因についていろいろお話がございました。筑波学園の問題あるいは医学部の研修医の問題まさに、やはりこういうところに医学部の問題があると思いまして、私就任いたしまして、今度の予算で、一万五千円のものを、三万円まではまいりませんでしたけれども二万七千五百円、それから無給医の問題につきましては、これは三万五千円にいたしたわけでございます。  それから筑波学園都市の移転問題です。これはいろいろございましょうけれども、し……

第61回国会 衆議院本会議 第14号(1969/03/14、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) お答えをいたしたいと思います。  まず第一に、科学技術基本法でございますが、この点につきましては、科学技術庁長官と御相談をし、検討いたしまして、提出いたすことにつきまして、いま相談をいたしておるところでございます。  それから科学技術教育につきまして、大学の比率が、理科系と文科系とでは、文科系が非常に多いんじゃないか、御指摘のとおりだと思います。これから漸次理科系を中心として充実していかなければならぬと考えております。国立大学におきましては、従来とも理科系を中心としてやってまいっておることは御承知のとおりでございます。今日、この大学がいろいろ紛争して問題を投げかけてお……

第61回国会 衆議院本会議 第15号(1969/03/18、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) 渡辺さんにお答えを申し上げたいと思います。  炭鉱の閉山の結果、児童生徒が激減をして、あるいは教員の定員や人事異動などによって四十四年度の教育計画がくずれてしまうのじゃないだろうかというお尋ねでございます。本年度の公立小中学校の教職員定数の改善をはかるために、実は、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部改正という案をもう御審議を願っておるわけでございます。この改正案の中に、この産炭地域の教員の定数のこともあわせ配慮しておるわけでございます。  その概要を申し上げますと、生徒児童が急減する都道府県につきましては、前年度の教職員定数において、つ……

第61回国会 衆議院本会議 第27号(1969/04/17、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣・科学技術庁長官事務代理】

○国務大臣(坂田道太君) まず、岡山大学におきまして、学生の暴力によりとうとい人命を失うという、まことに不幸な事態を惹起いたしましたことに対し、文部大臣として責任を痛感するとともに、故有本警部補並びに御遺族に対して、心からおわびとお悔やみを申し上げる次第でございます。  このような事態に至りました背景には種々複雑な問題があると思いますが、私は、今日、大学の自治のあり方を誤解し、あたかも大学が治外法権の場であるかのごとき錯覚を持って、みずからの主義、主張を暴力を用いてでも貫徹しようとする行動を一部の学生がとったにもかかわりませず、大学当局が有効適切な措置を講じ得なかった責任は、軽くないと思うので……

第61回国会 衆議院本会議 第41号(1969/05/30、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) 戦前の日本委任統治下時代の教育は、日本とほぼ同様の邦人のための教育と、就業年限三カ年の島民教育、つまり、公学校とがございました。現在は、アメリカの制度を取り入れまして、小学校八年、中学校四年でございます。これが成功しておるかどうかということは、他国の施政権下の問題でございますから、批評を差し控えたいと思います。(拍手)

第61回国会 衆議院本会議 第47号(1969/06/13、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) お答えをいたします。  文部省は何ら協力をしておらぬのじゃないかというお話でございますが、学校給食は、やはり米の需給関係のみで論ずべきものではないと考えます。学校給食は、発育期にある児童生徒の健康と体位の向上をはかるため、栄養を旨として、従来、パン、ミルク、おかずの食形態をその基本としてまいりました。しかし、農山漁村等でパンの入手困難な地域や、その他特別の事情にある地域におきましては、米を使用して差しつかえない旨の指導をしてまいりました。なお、なま牛乳も取り入れ、乳価の安定、酪農の振興に協力をしてまいりましたことも思い出していただきたいと思います。  学校給食に米飯を……

第61回国会 衆議院本会議 第51号(1969/06/24、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) 大学の運営に関する臨時措置法案について、その趣旨を御説明申し上げます。  社会の発展と文化の向上は、教育の普及と学問研究の進歩にまつところがきわめて大きいことは申すまでもないところであります。  大学は、最高の学府として、学問の教授及び研究を行なうことを使命とし、その使命を果たすには学問の自由が保障され、そのためにいわゆる大学の自治が認められているところであります。  しかるに、最近、大学を中心として学生運動が激化し、大学当局者をはじめ関係者の懸命の努力にもかかわらず、単なる大学改革の運動の域を越えて一切の体制を否定しようとする暴力的活動にまで拡大してきております。そ……

第61回国会 衆議院本会議 第69号(1969/07/29、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) 川崎君にお答えを申し上げたいと思います。  先ほど、公聴会につきまして総理からもお答えがございましたが、私も、公聴会は朝から夕方までずっと聞いておりました。大体、いろいろ参考になるところは多うございました。しかし、二、三の大学人のお話は、学問の自由の目的を達成するために大学の自治というものが必要であるということを、観念的に、理想的にはお述べになるのでございまするが、それならば、一体現在、学問の自由が大学において侵されておるのかどうかという現実の問題に対する認識を欠いておられるように思いました。(拍手)  教育基本法の十条には、「教育は、不当な支配に服することなく、国民……

坂田道太[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院31期)

第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 文教委員会 第2号(1968/03/06、31期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 関連して河野洋平君。

第58回国会 文教委員会 第3号(1968/03/13、31期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。   午後三時四十九分散会

第58回国会 文教委員会 第8号(1968/04/10、31期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 有島重武君。

第58回国会 文教委員会 第15号(1968/05/08、31期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 資料を提出させるようにいたします。
【次の発言】 この際、午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。    午後一時七分休憩


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第60回国会(1968/12/10〜1968/12/21)

第60回国会 文教委員会 第1号(1968/12/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私は、大学問題等重要な問題の解決を迫られているこの時期に、文部大臣の重責をになうこととなり、身の引き締まる思いがいたすのであります。この上は、文教委員の各位の御協力を得まして、今日までの実績の上に新たな発展をはかるよう最善の努力をいたす所存であります。  今後の学校教育の総合的な拡充整備のための基本的施策につきましては、現在、中央教育審議会で検討を願っており、また、社会教育審議会においても、急激な社会構造の変化に対応する社会教育のあり方について検討中であります。これらの課題は、長期的視野に立って慎重に研究を進めてまいらなければならないと考えております。このようなじみちな検討と努……

第60回国会 法務委員会 第2号(1968/12/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思います。先般の参議院予算委員会で、松下委員の質問に対して私が申し上げましたのは、速記録を読みますと、安田講堂は不法に占拠されていると見るのが常識だというふうに申し述べたのでございますが、その場合の不法な占拠と申し上げましたのは、一般社会における常識的な意味というふうな気持ちで申し上げたわけでございます。
【次の発言】 いま佐々木さんがお述べになりましたような意味合いにおきまして、ただいまのところは大学当局がせっかく努力をいたしております。しかし、その時間ももう二十日前後というぎりぎりの線にきております。いずれ大学当局から協議があるものと思います。その際に、……

第60回国会 予算委員会 第1号(1968/12/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 多賀谷さんにお答えをいたしたいと思います。  無給医局員の問題につきましては、全く多賀谷議員と同じような考え方を持っておりまして、ただいま四万円の謝金の要求をいたしております。また、今度の紛争の一番問題になりました無給医局員の問題と、それからまた臨床研修医の人たちに対しましても、やはり三万円の謝金の要求をいたしておるところでございます。  また、私学の問題についてお触れになりましたけれども、私も本会議でお答えを申し上げましたように、百五十万のうち七五%も私立大学の学生である。国立大学は三十万、その一人当たりの平均は七十六万円も国はお金を出しておる。税金を払っておるのに、百十万ぐ……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 決算委員会 第6号(1969/03/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまお尋ねの問題は、たびたびお答えをいたしておりますとおり、能力のある者で、自衛官といえども、職業のいかんにかかわらず教育をする、受ける、あるいは研究をする自由というものが保障されておることは申すまでもないことでございまして、大学当局が一方的に、たとえ入学試験が紛争の種になるとかなんとかということがありましても、これを拒否するということは断じて許すべからざることだと私は考えておる次第でございます。ことに、昨日も千葉大の工業短期大学部におきまして、自衛官が受験をいたしましたが、そのことをきっかけにいたしまして、予定どおりの、最初きめましたとおりの入学試験が行なわれなかったこと……

第61回国会 内閣委員会 第12号(1969/04/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いま五百四十四名の過員があるわけで、それは法的根拠を失っているわけです。そういうわけでございますから、ひとつできるだけ皆さん方にお願いをいたしまして、一日も早くこの総定員法を通していただきますると、そういうような違法状況というものがなくなるということになるかと思うわけでございます。
【次の発言】 現にこれを出しておるわけです。総定員法を閣内といたしまして、政府といたしまして、これをもし皆さん方に御協力いただくならば、その違法状況というものはなくなる。ぞひともひとつ、一日も早くつくっていただきたい。そうしなければ、この五百四十四名の方々に対してまことに申しわけがない。したがいまし……

第61回国会 文教委員会 第2号(1969/02/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 第六十一回国会において、文教各般の問題を御審議いただくにあたり、所信の一端を申し述べたいと存じます。  わが国の文教は、明治五年に学制がしかれてから発展を続け、わが国が敗戦による廃墟の中から復興し、世界の驚異とざれるほどの経済的、社会的発展を遂げるに至ったのは、もとよりわが国民の勤勉と努力によるものでありますが、とりわけわが国民のすぐれた資質と、その教育の成果にまっところが多いと考えるのであります。  わが国が、今後さらに世界の中の日本として、経済的繁栄と精神文明の豊かな発展を続けるためには、年齢に応じ、能力に応じ、適性に応じた教育に重点を置いて、世界の人々から尊敬される国民の……

第61回国会 文教委員会 第4号(1969/02/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび、政府から提出いたしました昭和四十四年度における私立学校教職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  私立学校教職員共済組合は、御承知のように、昭和二十九年一月に、私立学校の教職員の福利厚生をはかる目的のもとに私立学校教職員共済組合法によって設立されたものでありますが、自来本組合が行なう給付については、国・公立学校の教職員に対する給付の水準と均衡を保つことをたてまえとし、逐次改善が進められ、現在に至っております。  しかしながら、既裁定の年金額及び昭和三十六年十二月三十一日以前のいわゆる旧法期……

第61回国会 文教委員会 第5号(1969/02/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 総理大臣が百年に一度のというか、そういう一つの転換期に来ておる、大学問題の原因の一端もそこにあるんだという、その把握はやはり正しいと思いますし、私自身もそういうふうな把握をいたしておるわけでございます。確かにいま暴力学生というものによって、大学の基本的な学問の自由とかあるいは大学の自治、真に学問をしようとする学生並びに教授、あるいは教育を受けようとする一般学生というものが、十分にその研究活動、教育活動ができないということに問題があるというわけでございまするが、しかし、そのよって来たるところ、原因というものを考えれば、私は、あらゆる機会に言っておりますが、単に学生だけを責めてもそ……

第61回国会 文教委員会 第7号(1969/03/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 先般の閣議におきまして、ちょうど各地の高等学校におきまして暴力学生によって卒業式が行なわれなくなったという事態があったことは皆さま方も御承知のとおりでございますが、その点について、高等学校を三年間勉強して、そしていよいよ卒業するというそういう非常に記念すべき日にそういう事態があちこちで起こる。しかもそれがちょうど大学等で行なわれておるような一部の暴力学生と申しますか、生徒によってそれが乱されるということは、大部分の生徒あるいはその式に来ておりまする父兄の方々も非常に迷惑であるということで、これは教育の行政面から考えましても、学校当局はもちろんでございますが、これを指導しておりま……

第61回国会 文教委員会 第9号(1969/04/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御承知のとおりに、教育を非常に効果を高めます上におきまして、いろいろの施設、設備の問題もございますが、同時に学級の数というもの、たとえば数年前に非常にすし詰め教室がございまして、六十人とかあるいは五十人をこえるとかというような学級編制では、子供一人一人の能力、あるいはその傾向に応じた適切な教育というものがなかなかできにくいということであったわけでございますが、これでは真のりっぱな教育ができないわけでございまして、何とかしてこの定数を一定の適切な指導ができるような形にしなければならないというふうにかねがね考えておったわけでございます。  御承知のとおりに、諸外国等においては、すで……

第61回国会 文教委員会 第11号(1969/04/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回政府から提出いたしました札幌オリンピック冬季大会の準備等のために必要な特別措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  昭和四十七年二月三日から十三日までの十一日間にわたって、札幌市を中心に開催されます第十一回オリンピック冬季大会は、御承知のようにアジアで初めて開催されるものでありますが、本大会においても、世界各国に深い感銘を与え、多大の成功をおさめたオリンピック東京大会と同様な成果をあげるため、競技施設、関連施設の整備等、各般の準備について万全を期する必要があると思います。  この準備対策の一環として、国際親善の……

第61回国会 文教委員会 第12号(1969/04/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 羽田先生のこの問題に対しましてお答えを申し上げたいと思います。  ただいま局長が申し上げましたとおりに、まだ最終的に東京農工大学の農学部に併合するというようなことはさまっておるわけではございません。また、その前提といたしまして、信州大学の中におきましても、全学的な意思決定というものが行なわれない状況でございます。三つの大学の間においていろいろ協議はございましょうけれども、しかし、やはりいま御指摘いただきましたように、今日大学というものが国民から問われております一つの問題点は、やはり大学の本質である学問研究というものの成果を地方に還元をするという役割りがあると思うのでございます。……

第61回国会 文教委員会 第13号(1969/04/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いま井上さんからるる大学における医局の実情についてお話を承ったわけでございます。私といたしましても、いろいろ就任以来この問題と取り組んでまいりましたけれども、なおいまお話を聞いておりますと、いろいろ複雑であって、もう少し検討をし、分析をしなければならないのじゃないか、実態が私どもが考えておるのと井上さんたちが考えておられるのとずいぶんまだ開きがあるようにも思います。あるいは問題のウエートの置き方等につきましても、あるいは私たちのほうが間違っておったのかもしれません。そういう面があるわけでございまして、十分今後大学全体を考えますことはもちろんでございますが、特に東大の紛争の発端と……

第61回国会 文教委員会 第14号(1969/04/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回政府から提出いたしました著作権法案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  この法案は、明治三十二年に制定された著作権法の全部を改正するものであります。現行法は、制定以来数回の改正を経て現在に至っておりますが、その基本的な体系は制定当時のままであり、今日の複写、録音等の複製手段並びに出版、放送等の伝達手段の目ざましい発達普及に照らし、著作者の権利の保護に欠け、あるいは著作権の制限規定が実情に適しないなど不備な点が種々指摘されるに至っております。  一方、著作権の国際的保護条約であるベルヌ条約は、第二次大戦後一九四八年にブラッセルで、また一昨年七月スト……

第61回国会 文教委員会 第15号(1969/05/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 四十分くらいで帰れると思います。
【次の発言】 先般受託研究の問題につきまして、お答えいたしましたとおりに、ただいま東大当局に対しまして調査を依頼しておるわけでございます。
【次の発言】 残念ながら実はまだ向こうから返事が参りません。なかなか大学というところは、御承知のとおりに、こういうような報告を求めましても、すぐそれに対応しまして役所みたいに実は出てこないわけでございます。まあ、こういうようなところにも問題があるかと思いますけれども、しかし、まあ一応事実は事実でございますので、もう少し督促はいたしてみたいと考えておるわけでございます。

第61回国会 文教委員会 第16号(1969/05/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 唐橋先生、ちょっともう一度。
【次の発言】 唐橋先生おっしゃる意味はよくわかったわけでございます。やはりこれは組合員のためにあるわけなんで、この組合員の負担、それから給付というものがやはり調和を保たなければいかぬし、均てんしなければいけないので、その辺のところをどうやって調和をさせるかというところにくふうがあると思います。一応はそういうつもりをもってやっておるわけでございましょうけれども、なかなかうまくいかないという点もあろうかと思いますが、十分そういう点を注意しながら今後改めるところは改めてまいりたい、かように考えておる次第であります。

第61回国会 文教委員会 第17号(1969/05/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 初中局長からちょっと発言を……。
【次の発言】 私、つまびらかにはいたしませんが、一般的に申しまして、各県におきましてやはり優秀な人材を中央から求めるということは現にやっておりますことでございます。おそらく高知県の教育委員会におかれましても、社会教育の担当の優秀な者を派遣してもらいたいという申し出があったから、こちらからいろいろ選考しまして差し向けたものであると私は思っております。  詳しいことは初中局長がおりますから、初中局長から正確なことを……。
【次の発言】 御承知のとおり、四月の三十日、中央教育審議会から「当面する大学教育の課題に対応するための方策について」という答申を……

第61回国会 文教委員会 第18号(1969/05/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回政府から提出いたしました学校教育法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  本法案は、小学校、中学校、高等学校等における教職員の組織及び職務を明確にすること及び各種学校制度の改善、整備をその内容といたしております。  小学校、中学校、高等学校、盲、ろう、養護学校及び幼稚園の教頭は、教諭をもって充てられる職として取り扱ってまいりましたが、各学校における実態は、校長に次ぐ重要な職となっておりますので、この際、その地位に応じて、教諭とは別の職としてその位置づけを明確にする必要があり、また、養護助教諭、講師、実習助手、寮母は、いずれも……

第61回国会 文教委員会 第19号(1969/05/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 その点はわれわれは両方だと考えておりまして、むしろその調整をどこに求めるかというところが苦心をいたしたところでございます。詳しいことにつきましては政府委員からお答えを申し上げたいと思います。
【次の発言】 ただいまの先生の御指摘はやはりそのとおりでございまして、まず第一義的には著作者の権利を保護するということを主眼とお考えいただきたいということでございます。

第61回国会 文教委員会 第20号(1969/06/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 唐橋先生の御指摘の点につきましては、十分考えられるべき御意見だとも考えるわけでございます。したがいまして、私どものほうでも十分慎重に考えたわけで、特に審議会におかれましても、この答申におきまして、「ベルヌ条約における留保を放棄して翻訳権をも一般の検能と同様に取り扱うこととすべき段階にきていると考える。ただし、従来のわが国の主張の経緯、出版界に対する影響等をも考慮し、その取扱いについては、十分慎重を期する要がある。」というような経緯もございまして、いろいろのことを勘案した結果、ただいま御提出申し上げておるようなことになったわけでございます。

第61回国会 文教委員会 第21号(1969/06/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 先ほどからお話を聞いているわけですが、先般も私小林さんにお答えしたのですが、文化的所産というもの、そしてそれをつくり出した、創造した人に対しての権利を守っていくことがこの著作権の法律を出しました趣旨で、それが第一義的にあるわけですが、同時に、それを利用する人との調和をどうするか、あるいはまた、その文化的所産というものが一般の国民に広く享受されるというところに、新たなる国民の創造につながっていくという意味において、この著作権というものが認められる。そこに存在の意義がある。かように考えなければいけないのではないか。ただし、その限界といいますか、あるいは範囲というものは、なかなかこれ……

第61回国会 文教委員会 第22号(1969/06/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今長官が何とおっしゃったか、実は私新聞も読んでおりませんし、つまびらかにいたしておりませんので、何とも申しようがないわけでございます。とにかく文化庁の長官でございますから、それにふさわしい言動があるということは望ましいことであるというふうに思うわけでございます。

第61回国会 文教委員会 第23号(1969/06/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えを申し上げたいと思います。  私も、ただいま村山局長からお答え申し上げましたとおり、大学当局自身からまだ事実の調査報告が参っておりません。したがいまして、けさの新聞あるいはただいまの警察庁の参事官のお話を聞いて、それについての私の感想と申しますか、考え方ということで御了承を賜わりたいと思うわけでございます。  今日各大学において紛争しておる、これを何とか解決をしたいというのが私就任以来の考え方でございます。ところが、また学生たちも、御案内のとおりに、良識と理性の府であって、すべての問題を暴力というような不法な状況において解決をするということは、大学の本来の使命から考えてあ……

第61回国会 文教委員会 第24号(1969/06/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 川村委員からいろいろ問題点を詳しく御指摘いただいて、私たちも、そのことにつきましては先生と同様に考えまして、長い間二十に伺かって実はやってきたわけでございます。遺憾ながらそれが実現を見ていないわけですが、それにつきましては、われわれも同様の考え方を持っておるわけでありますから、今後とも最大の努力を払いたい、かように考えております。
【次の発言】 川村先生から御指摘がございましたように、私立学校教職員が果たしております功績と申しますか、これは非常に大きいと思うのでございます。特に高等学校教育あるいはまた大学教育におきましては、特に大学でございますと、百五十万の学生のうち百万が私立……

第61回国会 文教委員会 第25号(1969/06/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し誠意をもって検討いたしたいと思います。

第61回国会 文教委員会 第26号(1969/06/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回政府から提出いたしました大学の運営に関する臨時措置法案につきまして、提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  社会の発展と文化の向上は、教育の普及と学問研究の進歩にまつところがきわめて大きいことは申すまでもないところであります。大学は、最高の学府として、学問の教授及び研究を行なうことを使命とし、その使命を果たすためには学問の自由が保障され、そのためにいわゆる大学の自治が認められているところであります。しかるに、最近、大学を中心として学生運動が激化し、大学当局者をはじめ関係者の懸命の努力にもかかわらず、単なる大学改革の運動の域を越えて一切の体制を否定しようとする暴力的……

第61回国会 文教委員会 第27号(1969/06/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今日起こっておりまする大学紛争に対する政府の責任についての御質問でございます。私どもといたしまして、最終的な責任を負っておりまする文部大臣、文部省といたしまして、その責任を痛感いたしております。ことに昨年の十二月から東京大学、教育大学の紛争が激化をし、十二月の時点で教育大学はことしの入学中止をせざるを得なくなりましたし、また、東京大学におきましても、一月の二十日東大と私どもとの協議の結果、事実上の入学中止ということに相なったわけでございまして、この点、東大を目さしあるいは教育大学を目ざして勉強し続けてきました志願者に対して、非常に責任を痛感しておるわけでございます。また、同様に……

第61回国会 文教委員会 第28号(1969/07/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 大学のあるべき姿というものにつきまして、文部省といたしましては、明治以来今日までの学校教育制度全般につきまして二年間検討を重ね、その中間報告がこの六月の三十日に発表になったわけでございます。その中におきまして、さらに大学のあるべき姿を中教審はこれから精力的に審議をしていただく、そしてできるだけすみやかな時間においてこの大学問題の検討を終わっていただきたいとわれわれは念願をいたしておるわけでございます。もちろん、私といたしましては、社会の変化に対応する新しい大学像というものは具体的にそういう形で生まれてまいると思いますけれども、しかし、その六月の三十日の中間報告にも示されておりま……

第61回国会 文教委員会 第29号(1969/07/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今日の大学の紛争というものの原因は、これはいろいろあるかと思うわけでございまして、一つには、一つの政治的主張を貫くために暴力をもってこれを行なう、ことに大学自治という美名のもとに大学をその拠点とする傾向が見られるというようなことも非常に大きい原因だと私は思います。同時に、大学当局みずからがこういうような暴力の横行に対してき然たる態度をとり得なかったというところにも原因があるかと思います。また第三には、大学それ自体が、社会の変化、世界の異常な変化に対して対応できていないというところにあるかと思います。あるいは大学自治と称しながら、実は国民の声あるいは国民の意思を踏まえた大学自治と……

第61回国会 文教委員会 第32号(1969/07/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 学術会議が反対、撤回の表明をされた、そのことは新聞で承知をいたしております。まだ原文の中身を読んでおりません。しかし、この新聞に出ました限りにおいては、いつもながらの単に大学に介入するのだ、それがいけないのだ、大学の自治を侵すのだ、学問の自由を侵すのだということでございますが、むしろこの法案は学問の自由を守り、大学の自治を立て直すためのくふうをこらした法案であるというふうに私どもは信じております。
【次の発言】 学術会議が日本の学術の振興のためにいろいろ検討をされ、あるいは意見を発表されるということにつきましては私もある程度尊敬をいたしております。しかしながら、学術会議が必ずし……

第61回国会 文教委員会 第33号(1969/07/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 できるだけただいまわれわれのところでわかり得る範囲のものにつきましては至急取りまとめまして御提出を申し上げたいと思います。
【次の発言】 もちろんこれを尊重しなければならぬと思っております。
【次の発言】 憲法あるいは法律というものを守らなければならぬことは、私は当然だと思いますし、また、人事院の勧告ということも尊重しなければならないというふうに考えております。政府といたしましても、そのような考え方をもちまして人事院の勧告というものを尊重する方向でおることは、しばしば申し上げておるとおりでございます。
【次の発言】 われわれとしては、できるだけこの勧告に従うべきものであるという……

第61回国会 文教委員会 第34号(1969/07/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 「大学の使命及び社会的責務」とございますのは、「使命」と「社会的責務」と区別して読まるべきものではなくて、「使命及び社会的責務」とまとめて読まるべきものであると私はしたのでございます。それは単に「大学の使命」としましても、また単に大学の「社会的責務」としましても、その意味、内容には変わりがないものでございます。まあ使命といいますと、本来的に申しますと、天とかあるいは神とかいうようなものによって課せられた任務ないし役割りということを意味します。これを現行法制に即して見ますと、大学の使命とは、国民によって大学に課せられた任務ないしは役割りということでございましょう。大学の使命は研究……

第61回国会 文教委員会 第35号(1969/07/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 新憲法のもとにおきまして、国民一人一人がこの憲法を順守すべきことは申すまでもないことであります。また、公務員としてこれを守らなければならないということも、当然なことだと思うのでございます。また、学校教育等におきまして、子供たちに憲法の精神というものを教えるということは当然なことだと考えておるわけでごございます。
【次の発言】 私はやはり、この憲法に基づきまして、教育基本法あるいは学校教育法あるいは社会教育法、いろいろの法律が出ておって、それを基準として今日の学校教育というものが行なわれておる、こういうふうに確信をいたしておる次第でございまして、憲法の精神を曲げておるとか、あるい……

第61回国会 文教委員会 第36号(1969/08/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 二百二十二日にわたります長期の国会におきまして、ほんとうに委員の皆さまにお世話になりましたことに対しまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

第61回国会 文教委員会 第37号(1969/10/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 こちら側の病院の医師並びに看護婦のあやまちによりまして、とうとい生命をなくされた御遺族に対しまして、まことに申しわけなく思いますと同時に、命にはかえられないわけでございますけれども、御遺族側に対しまして誠心誠意のわれわれとしての責任を果たさなければならぬ問題だと私も心得ておるわけでございまして、また、そういうようないま御指摘になりましたような心持ちをもって遺族の方々と折衝をすべきものであると思うわけでございますけれども、やはりいま御遺族側の立場に立たれれば、一人の子供をなくしたという非常に強いショックもありましょうし、私たちのほうでも誠心誠意やっているつもりではありましょうけれ……

第61回国会 予算委員会 第1号(1969/02/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 内田さんにお答えを申し上げたいと思います。  ただいま総理大臣がお答えになったとおりでございますが、今日東大当局みずからも、単にこれは学内問題でなくて、特定の政治目的を持った者が暴力をもってその政治主張を貫こうとしておる、しかもそのために東大が利用されておる、こういう認識を申しておるわけでございます。この背景となりまする原因は、いろいろこれはあるかと思いますが、第一にはやはり量的な学生数が戦前と戦後では著しく拡大をされてきた。一面においては、これは世界の進歩に対応するものでございまして、高等教育機関に学ぶ者が二〇%をこえておるということは、これは一応評価しなければならないのでご……

第61回国会 予算委員会 第3号(1969/02/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 春日さんにお答えをいたします。  今日、一部の学生による違法な暴力的行動につきましては、一般人と同様に法に照らしまして処理すべきことは当然でございます。しかしながら、学生は本来教育を受ける立場にございますし、大学はこれに対し教育、指導を行なうことをその本来の責務としておりまする以上、まず第一に大学自体がその責務を自覚し、これを果たすために積極的、具体的な努力を重ねることが必要であると思います。現に、各大学におきましても、事態を放置して何らのけじめをつけないということではなく、真剣にこの問題と取り組んでいるところでございます。  大学の施設内の秩序維持につきましては、大学自治の一……

第61回国会 予算委員会 第4号(1969/02/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 入試を実施するか中止するかという課題は、東大当局と文部当局と協議の上できめるということを確認し合いまして、そうして十二月の時点におきましては、中止と決定いたした次第でございます。しかるところ、東大当局としては、もしストライキが解除され、封鎖が解除され、そして教育の正常化が行なわれた暁に、入試実施ができるような事態が出るとするならば、そのときはひとつ考えてほしい、その時期は一月十五日ごろだと考えておるということでございまして、そのことについては、一月十五日ごろの時点で考えようということでまいりました。十七日に再協議をいたしまして、三日ばかり延ばそうじゃないかということは、双方から……

第61回国会 予算委員会 第6号(1969/02/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私、二十日の朝、東大を総理とともに視察をいたしまして、あの荒廃したところに立ちましていろいろ考えたわけでございますが、物理的な荒廃もさることながら、一体なぜ学生たちはこのように憎しみ合わなければならないのか、そしてまた、教官に対してなぜこのように不信の気持ちを持っておるのかということを感じたわけでございます。また一体、この状況において八千名の警官が、それこそ命がけで、二日間かかって、そうして安田講堂の暴力排除をやった。その後においてなおかつ、もし警察官が去った場合において、はたして教育の正常化というものがあり得るだろうか。共闘会議の人たちがまた襲いかかってくる可能性もある。現に……

第61回国会 予算委員会 第8号(1969/02/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 十五日の事態は、林さんがおっしゃったところも、一部においては真実でございますが、一部はちょっと間違っておると思います。というのは、警察当局に対して要請をされたことは事実なんです。しかしながら、大学当局といたしましては、学外者を含めまして二千数百名の共闘会議、そしてまた武装いたしました民青、これが数千名、これがあそこで武闘を行なうならば――その共闘会議のほうには、御承知のように火炎びん、あるいはそのときにニトログリセリン等もあるといううわさもありまして、もしあそこで武闘が行なわれたならば、これはたいへんなことになる、死傷者も出かねない、こういう危険を感じたわけでございます。したが……

第61回国会 予算委員会 第9号(1969/02/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 川崎さんにお答えをいたしたいと思います。  今日、私立大学、また国立大学を問わず、相当の大学におきまして紛争が生じておりますことは、まことに遺憾なことだと考えておるわけでございますが、それにはいろいろ根の深い問題がありますし、いま川崎さんが御指摘になりましたように、国際的な学生問題、つまりスチューデントパワーの問題、これは人間疎外の問題とも相通ずるかと思いますが、しさいに検討いたしますると、フランスはフランス、イギリスはイギリス、ドイツはドイツ、またアメリカ等におきましては、たとえばベトナム問題あるいはそれが徴兵につながる問題、あるいはもっと根の深い黒人の問題等が、いわば政治問……

第61回国会 予算委員会 第11号(1969/02/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思います。  石川さんのお説は、私も同感でございます。特にこのOECDなんかの報告によりますと、民間人を含めました技術者というものは、大体世界主要十カ国の中で第三位というようなふうに聞いておるわけですが、しかし、そのまた一人当たりの研究費となりますと、その十カ国の中で一番最低である。こういうようなことをやはり御指摘になっておるのじゃなかろうかと思うわけでございまして、これはただいま科学技術庁長官からお答えになりましたとおり、私の文部省関係といたしましても、その基礎研究ということに対する研究体制を一日も早く確立をいたさなければならない。そうして、御指摘のような……

第61回国会 予算委員会 第12号(1969/02/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いまお尋ねの問題にお答えいたします前に、先ほどから先生のお話を伺っておりまして、私どものところにも非常に関係が深い、確かにこれから先、間もなく大学卒業者の数に中学卒業という者がほぼ匹敵するという世の中になってきた。これはもうやはり日本人の、あるいは世界的に申しましても高等教育に学ぼうという情熱が非常に強うございますし、意欲がございますし、現にそうなってきて、もう大学には当該年齢人口二〇%、高等学校でも七〇%以上こえておる、こういう状況でございます。これを押えるということはなかなかむずかしいのではないか。しかもこのことが一面には、実をいうと、ヨーロッパ諸国のように当該年齢人口一〇……

第61回国会 予算委員会 第13号(1969/02/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思います。  御案内のとおりに、この加藤提案なるものが出ましたのが十二月二日、しかもその加藤提案につきまして基本見解というのが出ましたのが十二月二十六日、そしてこの七学部代表団との「確認書について」、しかもそれは未定稿という形で一月二十八日に出ておるわけでございます。先生が御指摘になりましたように、これはやはり紛争処理の一つの手段としてとらえたわけで、非常に流動的である。また同時にいろいろにも解釈ができる。学生側の主張として、こういうふうに解釈するならばこういうふうになる。それからまた一方大学側のほうでも、各学部教授団におきましてもいろいろの考えの相違がある……

第61回国会 予算委員会 第15号(1969/02/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今度の大学紛争にはいろいろの原因があると思いますが、その中の一つに、ただいま総理からお話しになりましたように、大学自体の管理、運営の能力の欠除ということも御指摘のとおりであると思います。また一方学生自体、学生の意識と申しますか、終戦後の六・三・三・四、あるいは入学試験制度、そういうような問題にもかかわる問題でございますけれども、とにかく自律的人間形成ができない、アンバランスな人間ができてきたということはいなめないのじゃないかというふうに思いますし、また、これは先進国における共通の問題といたしましては、機械文明におけるところのいわば人間疎外の問題がある。これにもまたいろいろ原因が……

第61回国会 予算委員会 第18号(1969/03/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 吉田さんの御意見まことに私も同感なんでございますが、とにかく私は、市民社会における法の規制ということ以上に、良識と良心の府である最高学府の大学当局が、暴力に対してまず第一義的にき然たる態度を持つべきである。いかなる暴力も許さぬという意識を全国の国公立大学の学長が持ってほしいということを考えるわけでございます。しかしながら、この二十年間を振り返ってみますると、大学自治の美名のもとに一切の国民的批判というものを許さないような、いわば風潮というものがあったことも先生御存じだろうと思うわけでございまして、たとえば、私に与えられておりまする指導助言ということをやるにいたしましても、大学自……


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第62回国会(1969/11/29〜1969/12/02)

第62回国会 文教委員会 第1号(1969/12/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 著作権法の一部を改正する法律案提案理由を申し述べたいと思います。  今回政府から提出いたしました著作権法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現行著作権法につきましては、文部省に設置されました著作権制度審議会において昭和三十七年以来審議を続けるなど慎重な改正作業をいたす一方、改正作業中に保護期間が満了する著作権者を救済するため、三回にわたり保護期間の暫定延長が行なわれ、現在原則的な保護期間は、著作者の生存間及びその死後三十七年間とされていることは、御承知のとおりであります。  政府は、著作権制度審議会の答申を基礎に各方面の意見を……



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各種会議発言一覧(衆議院31期)

第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1969/02/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和四十四年度文部省所管の予算案につきましてその概要を御説明申し上げます。  まず、文部省所管の一般会計予算額は七千四百二十二億二千八百十万一千円、国立学校特別会計の予算額は二千七百六十三億七千二百二十五万三千円でありまして、その純計は七千八百八十八億六千七百四十三万一千円となっております。この純計額を前年度予算と比較いたしますと、およそ九百五億円の増額となり、その増加率は二二%となっております。  以下、昭和四十四年度の予算案におきまして特に重点として取り上げました施策について御説明申し上げます。  まず第一は、初等中等教育の充実であります。  このことにつきましては、かねて……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1969/02/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 管理局長から御答弁申し上げます。
【次の発言】 あとで数字を管理局長から説明いたさせますが、ことし、過密対策といたしまして、社会増地域における学校用地対策の一つといたしまして、昭和四十四年度予算で新たに社会増地域における小中学校新設校の整地費として三億円を計上いたしております。これは全く新たな予算措置だと心得ております。
【次の発言】 起債の問題、確かにこの社会増地域、過密都市におきまする社会増、そのことにつきまして、私、文部省といたしましても、重点施策の一つとして考えてまいっておるわけでございますが、起債のワクにつきましても、全体のワクにつきましては、昭和四十二年度から始めて……




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データ更新日:2023/02/05

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