このページでは坂田道太衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(坂田道太君) 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊五百十七人、航空自衛隊三百三十六人、計八百五十三人増加するための改正でありまして、海上自衛官の増員は、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛官の増員は、航空機の就役等に伴うものであります。 次に、自衛隊法の一部改正について御説明いたします。 これは、航空自衛隊第三航空団の司令部の所在地を愛知県の小牧市から青森県の三沢市へ移転するものでありまして、当該部隊の任務遂行の円滑を図るため……
○国務大臣(坂田道太君) 大体、総理からすでにお答えになっておるものと思いますが、この際、ミグの問題につきまして、私の考え方を一言申し添えておきたいと思います。 日本の安全保障にとりまして潜在的脅威を構成するミグ25戦闘機が、今回、わが国の領空を侵犯いたしまして、強行着陸をいたしました。この軍用機の性能、機能を調査することは、日本国民の安全のために必要なことであり、防衛庁長官の責務であるというふうに考えております。(拍手)
○国務大臣(坂田道太君) お答えをいたします。 ミグ25の不法侵入についての取り扱いの問題についての御質問だったと思いますが、今回の事件は、ソ連軍人でありますベレンコ中尉が、軍用機であるミグ25型機を操縦いたしまして、わが国の領空を侵犯した上、わが国の領土に強行着陸を行ったものでございます。 本件に関しまして、同中尉について、捜査当局が、国内法令違反の容疑で任意に事情聴取を行い、その証拠物件であります機体の実況見分を行っておる間、防衛庁といたしましても、領空侵犯、強行着陸の背景状況に関して、捜査当局と並行して、本人から事情を聴取いたしたわけでございます。 ベレンコ中尉の亡命とは別に、領空……
○坂田国務大臣 今回、防衛庁長官を命ぜられました坂田道太でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の例に準じて、防衛庁職員の給与の改定を行なうものであります。
すなわち、参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当を一般職の職員の給与改定の例に準じて改定するとともに、営外手当についても従前の例にならい改定することとしております。……
○坂田国務大臣 私は承知いたしておりませんが、調査をいたしまして、御報告を申し上げたいと思います。
【次の発言】 その点につきましての引き継ぎはございません。
【次の発言】 わが国の防衛は、米国との安全保障体制を基調といたしまして、わが国みずからわが国の平和と独立を守り国の安全を保つために、必要最小限度の自衛力を保持しつつ侵略を未然に防止し、核の脅威に対しては米国の抑止力に依存することを基本といたしております。わが国が保持し得る防衛力について、憲法の解釈といたしましては、自衛の目的を達成する限度にとどまる純粋に防御的なものであれば、そのような核兵器を保有することは禁じられていないが、わが国は非……
○坂田国務大臣 これは、わが国は憲法のもとにおきましても非常な制約がございまして、専守防衛に徹するということが一つあります。それからもう一つは、非核政策をとっておるということもございます。こういう制約下において自衛隊が存在をし、そして日本の国防に任じておるわけでございます。したがいまして、いやしくも、そのシビリアンコントロールというものについて、いささかも揺るぎがあってはならないというふうに思っておりますし、ただいま自衛隊の陸海空におきましてそういうような装備は持っておりません。
【次の発言】 その点はそのとおりだと思います。
【次の発言】 アメリカとの安全保障体制を基調といたしまして、わが国……
○坂田国務大臣 従来この点は数百海里ということで申し上げておるわけですが、その趣旨は、あくまでも個別的な自衛権の発動に基づいてやるということと、それからやはりわが国の防衛、わが国を守るためにやるということでございまして、一応領海、領空ということだけれども、それには限定しませんよという意味の制約がかかっておるという意味において公海にも及ぶ、こういう意味に御了解を賜りたいと思います。
【次の発言】 数量で言えばやはり数百海里ということでありますが、それは、他国にはなはだしく脅威を与えるというような程度のものであってはいけないという、やはり制約はあろうかと思います。
○坂田国務大臣 昭和四十七年度における防衛庁関係歳出の決算について、その概要を御説明いたします。 まず(組織)防衛本庁の経費について御説明申し上げます。 当初の歳出予算額は七千三百六億四千万円余でありまして、これに昭和四十七年四月以降政府職員の給与を改善するための予算補正追加額二百二十八億四千一百万円余、高空における放射能塵の調査研究等のため、科学技術庁から移しかえを受けた額一千万円余、南極地域観測事業のため、文部省所管、文部本省から移しかえを受けた額五億五千六百万円余、科学的財務管理方法導入準備調査のため、大蔵省所管、大蔵本省から移しかえを受けた額八百万円余、前年度からの繰越額二十六億四……
○坂田国務大臣 わが自衛隊は、先生御案内のとおりに、憲法の制約のもとに、侵略があった場合において行動するわけでございまして、朝鮮半島で事件が発生いたしましても、直接侵略というようなことがなければ、われわれは何らこれに関与はいたしません。
【次の発言】 何らかの日本の安全を脅かすそういう武力攻撃がない限りは出動いたしません。
【次の発言】 私の朝鮮半島自体に対する判断は、先ほどから総理がお答えになっておりますように、南北間における小規模の武力衝突はございますけれども、大規模な戦争状態というものは、ソ、中、そしてアメリカも、しかも日本ももちろん望んでいない、こういう状況におきましては、抑制されるも……
○坂田国務大臣 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊五百十七人、航空自衛隊三百三十六人、計八百五十三人増加するための改正でありまして、海上自衛官の増員は、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛官の増員は、航空機の就役等に伴うものであります。 次に、自衛隊法の一部改正について御説明いたします。 これは、航空自衛隊第三航空団の司令部の所在地を愛知県の小牧市から青森県の三沢市へ移転するものでありまして、当該部隊の任務遂行の円滑を図る……
○坂田国務大臣 防衛庁といたしましては、日本をめぐっております周辺のいろいろの軍事情勢につきまして知っておくということ、そしてそのことをある程度国民にも知っていただくということは、非常に大切なことだと考えておるわけでございます。 最近におきまして目立ちましたものとしては、ソ連海軍が実施いたしております全世界的な規模の演習を挙げることができると思います。同演習は七〇年代のオケアン演習以来の大演習でございまして、ソ連海軍が海軍としての実力を蓄積してきたことを示すものであるというふうに考えております。参加いたしました詳しい隻数等につきまして、もしお尋ねがございますならば、防衛局長からお答えを申し上……
○坂田国務大臣 私はいま、国会でどのようにしていただくかということは言う立場にございませんけれども、私の方の希望といたしましては、吉永先生おっしゃるとおりに考えておるわけでございまして、ひとつ、できますならば、防衛委員会、あるいは特別委員会、あるいは小委員会等におきまして、国の安全保障全般を見ながら国の防衛というものを考えるということが非常に大事だし、また同時に、そのことが国民のコンセンサスを得る上においても非常に必要なことじゃないだろうかと思います。また、もう一つは、シビリアンコントロールというものの本質から考えて、そうあるべきではなかろうかという考えを私は持っております。
○坂田国務大臣 「防衛を考える会」は四回開きまして、たしか四回目に、朝鮮半島をめぐりましていろいろの情勢の話が出ましたことはございます。私どもといたしましては、朝鮮半島でいろいろの武力紛争があるということは、やはり日本の安全にとって無関心ではあり得ないのだ、こういう認識でございます。
【次の発言】 そこまでの話があったかどうか、余り記憶が定かでございません。
【次の発言】 日本記者クラブにおきまして私の考え方を申し上げたのは、そのとおりでございます。
【次の発言】 私が申し上げておりますのは、日本記者クラブでお話を申し上げましたのは、朝鮮半島をめぐるいろいろの情勢について、防衛庁長官としての一……
○坂田国務大臣 とにかく、日本の防衛力は国民の支持と協力、理解、そういうものがなければ本当の効果ある防衛力にならないという私は信念を持っておるわけでございまして、そのために、やはり国防というものの意義について、特に憲法の制約下にある日本の国防、しかもまた非核政策をとっておるわが国としての国防というような点から考えまして、国民に対するコンセンサスを求める意味におきましても、またそれは単にわが国の国民だけではなくて、平和に徹した日本が、世界の中でどういうような国防の考え方を持っておるんだということを、世界の多くの国々の方々にもわかってもらえる上におきまして、日本の政府の、あるいは防衛庁の考え方とい……
○坂田国務大臣 この航空の安全というのは、一番大事なことだと私は思っております。それから、日本の防衛力を整備する、あるいはそういう実力を持つと申しましても、私は、国民の理解と支持と協力がなければ防衛力にならないという考えを実は持っておるわけでございまして、常にそういう観点から物を処していきたいというわけでございまして、いま参事官から申し上げましたように、科学的に、そして技術的に、合理的に出ました安全度というふうなものをちゃんと踏まえまして、そして民間航空というものに対して、先生御指摘のようなことを尊重しながら対処してまいりたいというふうに考えております。
○坂田国務大臣 この問題は、ただいま防衛局長がお答えをいたしましたとおりに、違法ではないということだと承知をいたしております。しかし、まあいろいろ議論はあるところだと思うので、この前も実はそういうような御答弁を申し上げておるわけでございますが、研究をいたしてみたいというふうに思います。
【次の発言】 本当のことを申し上げておるわけでございますが、ただいま防衛局長がお答えを申し上げたのが本当のことでございます。
【次の発言】 これは先ほどから真実を語っているわけでございまして、防衛局長がいままでお答え申し上げましたことを真実だというふうに受け取っていただきたいと思います。
○坂田国務大臣 すでに十三年前に退職いたしました者とは申せ、今回の犯人が自衛隊に三年間在職したことがあると聞いて大変残念に思っておるわけでございます。 私は、防衛庁長官になりまして以来、自衛官に戒めておりますることは、精強なる自衛官であると同時に、健全なる常識を持った国民の一人であってほしい、それからまた狭い視野でなくて広い視野、特に国際的視野あるいは知識、そういうものを持った自衛官でありかつ国民の一人であってほしい、市民であってほしいということを申し続けてまいっております。 こういうわけでございまして、今回のこの事件は、私は、まことに遺憾千万だと思います。今後部隊の教育訓練、一人一人につ……
○坂田国務大臣 いま防衛局長からお答えいたしましたとおりでございますが、シュレジンジャー国防長官のことし出ました国防白書等を読んでみますと、シュレジンジャー長官の戦争をなくするという考え方、そしてそれの基礎となるものは、核あるいは通常兵力、それに抑止、そしてこの三つが一つであって一つも代替できないのだ、こういう基本的な考え方があると思うのです。それによって抑止力ができ上がるし、そしてそのことがまたデタント、平和共存という基礎になっていくのだ、だから平和共存、デタントというものは単なる平和じゃなくて、力の均衡あるいは力を追求する結果としてデタントというものが出てきたのだ、平和共存が出てきたのだ。……
○坂田国務大臣 兵学研究会は、昭和四十一年六月に始めた陸上自衛隊幹部学校所管の幹部職員の有志からなる私的な同好会でございますし、その目的は、会員の自発的な兵学研究を推進し、わが国の防衛目的達成のための兵学の発展に寄与することでございました。その主な行事は、会員の研究成果を発表するための会を年一回開催し、その研究成果の一部を「兵学研究会記事」としてまとめ、会員と自衛隊内の関係機関に配付しておりました。しかしながら、当該研究会の研究活動が会員にとって負担となりましたので、昭和四十六年五月、当該研究会は解散いたしました。こういうわけでございまして、これは、この前もお答え申し上げましたとおりに、自衛隊……
○坂田国務大臣 防衛局長からお答え申し上げます。
【次の発言】 防衛局長から答弁いたさせます。
【次の発言】 詳細に聞いてみないとはっきりは申し上げられませんが、多分本当であるだろうということでございます。
【次の発言】 それを詳しく読んでみないとわからないと思います。しかし、政治方針というふうに言葉でおっしゃられれば、そのとおりと思います。
【次の発言】 その実体が政治的なものが入っておるかどうかということは、私いまここで、見てないからわからないということを申し上げておるわけであります。
【次の発言】 だから、政治政策といいますか、方策といいますか、そういうことであるならばそのとおりだと…………
○坂田国務大臣 政府委員よりまず達成率のところだけをお答え申し上げまして、それから私がお答えいたします。
【次の発言】 私は、四次防計画というものは、わが国の現憲法下に許された、自衛のために必要な最小限度の防衛力を維持する上におきまして、ただいま考えられる最上のものだというふうな確信を持って四次防計画の達成に努力をしておるわけでございます。しかし、いま楢崎先生から御指摘のございましたとおりに、陸と空におきましてはほぼ達成の見通しがついておりますけれども、海につきましてはかなり困難が予想されると思います。大体、最初六万九千六百トンというものを決めましたわけでございますから、毎年一万トンくらいずつ……
○坂田国務大臣 防衛庁長官といたしまして、復帰後の沖繩の現状についてどのような認識を持っておるかという安里先生の御質問に対しまして、お答えを申し上げたいと思います。 沖繩におきます復帰時の米軍の基地は八十七施設、面積にいたしまして約二億八千七百万平方メートルでございまして、本土におきます米軍基地の数量に比べまして、相当に密度の高いものでございまして、政府はその後、沖繩県民の強い要望と、日米安保条約の目的を達成するために必要な施設の提供との間の調整を図り、米軍施設の整理統合につきまして米側と折衝を重ねてきたところでございます。復帰後現在までに、全部返還施設は二十五、一部返還施設は二十九、合計返……
○坂田国務大臣 いま検討をいたしておりまして、提出できるところは提出いたさせます。
○坂田国務大臣 核抑止力というのは、まさにそういうことだと私は理解をいたしております。
【次の発言】 やはり核抑止力というものにつきましては、アメリカがいろいろ起こり得る場合に対処しまして、核戦略を持っておるというふうに私は思います。
【次の発言】 アメリカの核戦略は、通常兵器あるいは戦術核あるいはまた大陸弾道弾みたいな核、この三つから成り立っておるというふうに私は承知をいたしております。
【次の発言】 防衛局長からお答えを申し上げます。
○坂田国務大臣 次期戦闘機はF104J機の用途廃止が昭和五十五年ごろから本格的に始まる見通しでありますので、逐次これを更新するために必要になるものでございます。防衛庁は六月一日に七月二十一日までの予定で欧米六カ国に海外資料収集班を派遣いたしました。次期戦闘機の機種決定は、五十年度にこれらの資料収集、各種の分析作業等を行いまして、数機の候補機種を選定し、さらに五十一年度には、これらの候補機種について調査団を派遣して、さらに詳細な資料収集、費用対効果分析等を実施いたしまして、公正な決定をいたしたいと考えております。
【次の発言】 この問題は、まだ防衛庁の段階でいろいろと調査をいたす段階でございます……
○坂田国務大臣 昭和四十八年度における防衛庁関係歳出の決算について、その概要を御説明いたします。 まず(組織)防衛本庁の経費について御説明申し上げます。 当初の歳出予算額は八千五百四十九億七百万円余でありまして、これに昭和四十八年四月以降政府職員の給与を改善するための予算補正追加額四百八十三億七千八百万円余、高空における放射能じんの調査研究等のため、科学技術庁から移しかえを受けた額一千三百万円余、南極地域観測事業のため、文部省所管、文部本省から移しかえを受けた額八億二千六百万円余、科学的財務管理方法導入準備調査のため、大蔵省所管、大蔵本省から移しかえを受けた額二百万円余、前年度からの繰越額……
○坂田国務大臣 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊五百十七人、航空自衛隊三百三十六人、計八百五十三人増加するための改正でありまして、海上自衛官の増員は、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛官の増員は、航空機の就役等に伴うものであります。 次に、自衛隊法の一部改正について御説明いたします。 これは、航空自衛隊第三航空団の司令部の所在地を愛知県の小牧市から青森県の三沢市へ移転するものでありまして、当該部隊の任務遂行の円滑を図る……
○坂田国務大臣 そのとおりでございまして、私就任いたしまして、自衛官を募集いたしておりますときに、食事代がただだ、こういっておるわけでございますが、いまのような仕組みになっていたということがわかったわけでございます。そこでまた、それをただいま御説明を申し上げましたような状況にすることによって、はなはだしくほかの給与体系を乱すようなことがあってはいけないと思います。 それからもう一つは、とにかくこの自由社会におきまして二十四時間、法律でもって営内に居住をさせ、そして同一食事それから同時就寝、同時起床という規律ある生活を営み、かつ、有事の際においては命を顧みず挺身をしなければならないという、そう……
○坂田国務大臣 四次防につきましてはいま答弁を申し上げましたような状況でございまして、来年度の予算を一〇〇%いただきましてもなおかつ充足ができないということにつきましては、いろいろの事情はあったにいたしましてもまことに申しわけない事態であると考えております。 そうでございますが、しかし、これをどうするかということでございますが、結論を申しますと、もちろんこの四次防の積み残し分の大部分というのは、やはり次の新防衛構想の中に取り込んでいかなければならない、そしてそれを満たしていかなければならないというふうに思います。 しかしまた、今度新防衛構想を固めますにつきまして考えましたのは、果たして四次……
○坂田国務大臣 御案内のように、私昨年三木内閣の防衛庁長官に就任いたしましたけれども、私は文部大臣をやったり厚生大臣をやったりいたしまして、防衛庁は政務次官をやった経験もございません。防衛問題は初めてでございます。そういうわけで、白紙の立場で物を見てまいったわけでございます。 しかし、私就任いたしまして申し上げましたように、どんないい装備を持った自衛隊でございましても、あるいはどんな精強な自衛隊でございましても、自衛隊のみで国を守るということはできない。やはり自衛隊が国民の中に溶け込んで、国民の非常な信頼を保ち、かつ国民の理解と支持と協力がなければ、防衛の力にはなり得ないのだ、国を守る力には……
○坂田国務大臣 御質問の趣旨が実は私よくわからないわけでございますが、私自身が就任いたしまして今日一年になるわけでございますが、その間予算編成、そしてポスト四次防をどうするかということについて、四月の二日に第一次長官指示というのを出しました。それから十月の二十九日に第二次の長官指示を出したわけでございまして、私どもとしましては、その線に沿いまして、手続上その線をずっと走っているということでございます。 ただ、国際情勢の変化と申しますと、ちょうど一次の指示をいたしましたときの国際情勢の見通しの中で一つ誤っております。それは何かと申しますと、サイゴンがあんなに早く落ちるというふうには見ていなかっ……
○坂田国務大臣 実はシュレジンジャー長官とは八月の二十九日に会談をいたしましたが、その翌日、野鳥を見に行くということは聞いておりますし、またそのようなことはありますが、私は実は同道しておりませんし、その後どう、野鳥がおったのか、おらなかったのか実は知らないのです。ただ、野鳥の本を差し上げたことはございます。それだけでございます。
【次の発言】 行っていないわけでございます。
【次の発言】 出ておりません。
【次の発言】 結果とすると、そういうふうにだんだんしぼられてくると思いますけれども、やはり選定をする場合に広く見るというのも一つの調査の仕方という気はいたします。
○坂田国務大臣 私、就任いたしまして、日米安保条約がある、これは日本の独立と日本の安全のために不可欠なものである。ところが、この日米安保条約のわが国の義務としては基地の提供がある。基地の問題については、日米安保協議委員会というものがあって、そのもとでいろいろ協議もされておる。しかし、安保条約の大事な点であります有事の際における日米防衛協力の問題、作戦協力の問題、それにつきまして話し合う場がない。しかもまた、安保条約の相手国である責任者、国防長官と日本の防衛庁長官の間に、これについていろいろ話し合いをしたようなことはない、これでは果たして、日米安保条約というものはあるけれども、本当に有効に機能す……
○坂田国務大臣 昨日の岡田さんの御質問に関連しましての資料調査の結果を御報告を申し上げたいと思います。 統幕三登第三九甲二八号というのは、防衛庁の正式文書ではございません。かねて防衛庁が申し上げておりますとおり、日米制服間で行っておりました研究のメモでございます。したがいまして、文書として正規に登録されておりません。当該文書についての簿冊はございません。 統幕三登第三九甲二八号のメモは四十一年二月に焼却しており、岡田議員提出の文書が当該メモであるか否かについては、現時点において確認することはできません。 有事の際において、日米が共通の危険に対処するための総合的な研究は、四十年に、三矢研究……
○坂田国務大臣 シュレジンジャー長官とは、八月の二十九日二時間ばかりお会いしました。私、英語があまりできませんので、結局往復でございますから、内容は一時間でございます。 かねがね私が申しておりました日米防衛協力の問題、年一回原則として責任者同士が会うということは必要じゃないだろうかということで、これは合意をいたしました。それから、従来そういう問題について話し合う場がないというのもおかしいことであって、やはり日米安保条約が本当に有効に働くためには、防衛協力についていろいろ話し合う場がなければならない、そういう機関が新しく設けられてしかるべきじゃないだろうかという提案をいたしました。この点も了承……
○坂田国務大臣 三矢研究が出ましてから総合的な防衛協力全般につきましての研究はやっておりません。しかしながら、個々の技術的な研究というものは続けておるわけでございます。しかし、このことは、日米安保条約というものが日本の安全にとって不可欠なものであるという認識を持つとするならば、これはやはり、日米防衛協力の問題につきまして当事者同士が話し合うことは当然なことであるというふうに私は考えたのでございますし、また、そういうような研究はシビリアンコントロールのもとにおいて行われるべきものであるというふうに考えたのでございまして、その意味から、実はアメリカの国防長官シュレジンジャーさんと私とこの八月二十九……
○坂田国務大臣 私は承知いたしておりません。
【次の発言】 これは日米間の防衛協力の問題につきまして、やはりできないものはできないわけでございます。ただ、日本の安全を守るために、いろいろの情報を日米安保条約に基づきましてわれわれが入手するということは非常に必要なことだと考えるわけでございます。それを余りにも明らかにすること、それ自体はやはり日本の安全にとっていかがかと私は思うわけでございます。しかしながら、先ほど総理からお答えがございましたように、日韓の間において秘密協定があるとかなんとかいうことはございません。
【次の発言】 先般、募集業務に関する調査についてのお尋ねがございましたので、調査……
○坂田国務大臣 衆議院ロッキード問題に関する調査特別委員会に対しまして防衛庁長官といたしまして御報告を申し上げます。 防衛庁は、昭和四十三年ごろから対潜哨戒機能向上のための各種調査研究を進め、当時は米国からP3Cを導入できる見込みがなく、かつ、国内開発によれば所望の性能のものが得られるとともに、防衛基盤の培養にも資するという考えのもとに、昭和四十五年度概算要求におきましては次期対潜機として必要な基本的性能諸元の概略等を検討するための調査研究費を、昭和四十六、四十七年度概算要求においては基本設計費等を要求いたしました。 右各年度の予算編成に際しまして、次期対潜機の国産化を前提とする研究開発の……
○坂田国務大臣 PXLにつきましては疑惑は感じられないと私が申しましたのは、次期対潜機問題の経緯について、当の防衛庁のこれまでの調査結果から、防衛庁につきましては疑惑がないと判断し申したものであり、今日においても、いささかも変わっておりません。
【次の発言】 私の申し上げましたのは、そういう意味でございまして、田中前総理がいま逮捕されておられるわけで、これは、いま検察当局が調べておるわけでございます。しかし、いままで私どもが調べました限りにおいては、ないということを申し上げておるわけでございます。
【次の発言】 大体そのとおりでございます。
○坂田国務大臣 国防会議の問題につきましては、総理大臣あるいは国防会議事務局長からお話しいただくのが至当かとは思いますが、御指名でございますので申し上げますと、国防会議は内閣総理大臣の諮問を受けて国防に関する重要事項を審議する機関であり、発足以来、国防の基本方針と数次にわたる防衛力整備計画などを審議答申しております。文民統制についての役割りを果たしてきておりますが、そのあり方につきましては、運営方法の改善、組織の改編等、種々の論議がございます。これらにつきましては、事務局を中心として種々の検討が行われておるというふうに承知をいたしておりますが、当面、運営方法の改善を中心に私も努力をいたしたいと……
○坂田国務大臣 現在作業をいたしておりまして、国防会議にポスト四次防の整備計画、なかんずく基盤的防衛力大綱につきまして御審議を願っておるわけであります。したがいまして、概算要求までには間に合いませんので、いずれ十二月の段階に持ち越されると思います。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 これはかねがね私が申し上げておりますように、国民の中にP3Cに対しまして疑惑を持っておるわけでございまして、この点がある程度解消されない限り決定的な決め方をするわけにはまいらぬというふうに考えております。
【次の発言】 私どもの方といたしましては、P3Cの疑惑の解明は解明といたしまして、あらゆる……
○坂田国務大臣 PXLの問題は、私も非常に心配をし、鋭意この解明に当たっておるわけでございます。しかし、いままでのところ、私どもの方に、疑惑を解明する問題はなかなか出てまいりません。この問題は、やはり捜査当局の追及を待たなければ何とも言えない段階だというふうに思っております。 それから、それがあるのに、このソ連機の領空侵犯事件についてとやかく言っておるとおっしゃいますけれども、これは防衛庁の長官といたしましてやはり重大な関心を持っておるわけでございます。亡命であれ何であれ、もしこれがそうでないような形でこのような領空侵犯というものが行われる、警告を無視して入ってくるということは、日本国民の安……
○坂田国務大臣 今回の県道一〇四号線越え射撃演習の実施につきまして御報告を申し上げます。 県道一〇四号線越え射撃演習は、昭和四十八年三月から昭和四十九年十月までの間に九回実施され、その後、昭和五十年二月及び三月に演習を実施すべく計画されましたが、県道一〇四号線の交通規制に反対する人たちが着弾地帯に入り込んだため、演習は中止されました。 このような状況にかんがみまして、かねて金武村からも要望のございました砲座の背後を迂回する産業開発道路の建設を行い、交通規制が行われても一般の通行には支障のないよう措置することといたしまして、それまでの間は演習は見合わせるよう米側に申し入れ、米側もこれを了承し……
○坂田国務大臣 私は、国民にやはり納得のいく形で機種の選定は行わなければならないというふうに思います。一点の疑惑を招くようなことがあってはならないというふうに思っております。それから現在、国産にするのかあるいはP3Cにするのかということは実はまだ決まったわけではございません。それからこれは当然なことでございますけれども、ポスト四次防をいま作業いたしておるわけでございまして、その作業の結果が大体三月末から四月にかけまして陸海空それぞれから私のところに報告があろうかと思います。それを見まして私いろいろ検討をいたします。装備につきましてもあるいは編成等につきましても、昨年度行いました長官指示に基づい……
○坂田国務大臣 先般丸山局長が答弁いたしましたとおりに私は考えておるわけでございまして、大きな影響はないというふうに考えるわけであります。と申しますのは、アメリカの日本防衛についての影響は大した影響はないというふうな判断からであります。
【次の発言】 それは恐らく条件ということではないと思います。
【次の発言】 日本の安全と独立を守るために、やはり日米安保条約というものは必要不可欠なものであるというふうに考えます。しかも日米安保条約はやはり抑止力を持っておるわけでございまして、それによって日本の安全が保たれておるというふうに考えるわけでございますが、一方われわれは非核政策をとっておりますし、そ……
○坂田国務大臣 今度のロッキード問題に関連いたしまして、わが防衛庁で三つの機種選定につきましての山があるという御指摘でございますが、そのとおりであろうかと思います。この点につきましては、詳しくはいま防衛局長からお答え申し上げたいと思いますが、まず第一番目のロッキード・グラマンという問題につきましては、御承知のとおりに赤城防衛庁長官、そして源田……(藤尾委員「赤城官房長官です。その当時の防衛庁長官は左藤義詮さんと伊能さんでございます。」と呼ぶ)いや、私が申し上げましたのは、その後になりまして104を決定されたことを実は申し上げておるわけでございまして、ロッキード・グラマンのことにつきましては防衛……
○坂田国務大臣 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊八百十一人、航空自衛隊六百七十七人、計千四百八十八人増加するための改正でありまして、海上自衛官の増員は、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛官の増員は、航空機の就役等に伴うものであります。 次に、自衛隊法の一部改正について御説明いたします。 これは、航空自衛隊第三航空団の司令部の所在地を愛知県の小牧市から青森県の三沢市へ移転するものでありまして、当該部隊の任務遂行の円滑を図……
○坂田国務大臣 この事件の報告を受けたわけでございますが、いずれにいたしましても、まことに自衛隊の威信を失墜することになると思うわけでございまして、もう少しこの点、よく事件の真相を明らかにしなければいけないというふうに思っております。やはり、そういうようなことが二度と再び起こってはならないというふうに考えておるわけでございます。
【次の発言】 事件の概要はわかりましたけれども、まだ詳細については承知をいたしておりません。
しかし、いままでのわれわれの調査しました結果からいたしましても、三月の段階でなぜ徹底的に調べなかったのかということです。それから、いま警務隊の調べ方、これは私は聞いておりま……
○坂田国務大臣 そもそもこれを考えましたのは、安保条約がある、しかも五条におきましては、有事の際における対処行動について述べられておるわけでございますが、それにつきまして一部のユニホーム間におきましては研究がなされておるということ、しかし、こういう大事な問題については、シビリアンコントロールの上から言っても、シビリアンあるいは政治家の間においてオーソライズされた中においてやるべきではないかというふうに私は考えたわけでございます。また、日米安保条約というものが、わが国の安全と独立にとって非常に大事であるというふうに考えました場合に、安保条約の抑止効果というものを高める上からもそういうことはちゃん……
○坂田国務大臣 陸海空の自衛隊職務に影響があってはならないと思っておりますので、十分気をつけてまいりたいと思います。
【次の発言】 後で伊藤局長から御報告を申し上げたいと思いますが、この事件が起こりました原因はいろいろあろうかと思いますけれども、まず危険が今後拡大するかどうかというようなこと、この点につきましては私どもは拡大しないだろうという判断をいたしておるわけでございます。
確かに北と南と強力な軍事力を対峙させておりますし、今度ばかりではなくて、越境事件あるいはゲリラあるいは海での衝突等もございました。しかし、基本的にはやはりアメリカが韓国に駐留をいたしておりますためにその抑止力が効いて……
○坂田国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 これは、丸山局長から御答弁申し上げましたように、それからまた、この前もお答えを申し上げましたように、入ってきます飛行機を識別する方法といたしまして米軍が好意で提供してくれたものでございます。したがいまして、これにつきまして日米間にどうだこうだ、韓国とどうだというような取り決めはございません。それだけのことでございます。まことに技術的な問題であります。
【次の発言】 これは日米間で、あるいは日韓間で取り決めしたようなものではございません。全く技術的な問題でございます。それから、こういうような技術的な識別の方法、これだけでスクランブルをかける……
○坂田国務大臣 ソ連太平洋艦隊は、司令部をウラジオストクに置きまして、ウラジオストク、ペトロパウロフスク、ソビエツカヤ・ガワ二等の基地に、潜水艦、巡洋艦、駆逐艦等の艦艇約七百五十隻、約百二十万トンを保有しておるというふうに言われております。 次に、ソ連艦隊は、相手艦隊の打破、海上交通路の破壊、地上目標の破壊、輸送の実施等を目的とすると言われております。一方、日本周辺におきます活動状況などから、太平洋艦隊は次のような役割りを持っておると思われます。すなわち、海上における戦略攻撃力の保持、相手海上兵力特に空母部隊、潜水艦の撃滅、相手海上交通路の破壊及び撹乱、水陸両用作戦を含む味方地上軍への協力、……
○坂田国務大臣 駐留軍の従業員の給与改定は、全従業員にかかわるきわめて重大な問題であるというふうに私承知をいたしておりますので、関係者一同一丸となりまして折衝に当たっております。昨年の十二月の三十一日もやりました。自来、今日までやっておるわけでございますが、土曜まで三日間、それこそ不眠不休で、向こうもそうでございますが、こちら側もそういう体制で、実は最後の詰めの段階に入っておるというところでございます。 それで、御指摘になりましたように、昭和四十九年度給与改定の際に、日米間で約束をいたしました検討事項が解決するまではこの交渉に入らない、という態度を実は変えておらないために折衝が難航しておりま……
○坂田国務大臣 昨年の八月二十九日にシュレジンジャー国防長官と私といろいろお話をいたしました。しかしアメリカ側として、日本に対してこれ以上に強力な防衛力を増さなければならぬという意味のことはございませんでした。私からむしろ、わが国は特別の憲法がある、あなたも御承知のとおりだと思う、専守防衛である、その自衛を高める努力をしておるのだ、そのことはよくわかる、こういうことでございます。特にわが国は四面海に囲まれておるし、しかもまた、資源を多くの国々から受けてそして立っておる国である、したがいまして対潜能力というものは日本の国を守るために当然考えなければならないことである、それもよくわかる、こういう意……
○坂田国務大臣 御承知のように、ソ連の海軍力というのが最近目覚ましい増強をしておるということは、アメリカ側の証言によっても明らかなとおりでございます。たとえばソ連の太平洋艦隊につきましては、ウラジオストクに司令部を置きまして、現在、艦艇約七百五十五隻、約百二十万トンから成っております。艦艇は、潜水艦約百二十五隻、巡洋艦約十隻、駆逐艦級約八十隻から成っております。ウラジオストク、ペトロパウロフスク、ソビエッカヤ・ガワニ等をこれら艦艇の基地としております。 こういうわけでございますが、最近、全世界の大洋を対象にいたしまして昨年春、七五年オケアン演習というものをやったことも御案内のとおりでございま……
○坂田国務大臣 大体、楢崎委員からことしの米国国防長官ラムズフェルド及びブラウン統合参謀本部議長の御説明、そのとおりだと思いますが、ただちょっと違いますのは――昨年とことしと基調ではそう変わっておりません。それから、去年のたしかブラウン報告におきましても対潜能力という云々もございますし、今日もそれは変わっておりません。
【次の発言】 冒頭に、われわれの自衛努力ということに対して、シュレジンジャーがそれを評価し、そして日本の憲法というものを私は説明いたしまして、できることとできないことがある、しかしながら自衛のために必要な防衛努力を、民生を著しく圧迫せず、また同時に他国に脅威を与えない程度に努力……
○坂田国務大臣 先般、次期対潜哨戒機の問題で久保次官が発言いたしまして、そのことにつきましていろいろ第三者に御迷惑をかけた。いろいろございます。また、自分自身でも事実誤認があったということを、その夜の新聞記者に対しまして誤りを訂正いたしました。また、その翌日の本委員会におきましてもその事実誤認を訂正いたしました。そのことにつきましていろいろ検討いたしました結果、訓戒処分をいたした次第でございます。
【次の発言】 私はいろいろ調べました結果、事実誤認ということがあったというふうに思います。事柄の重大性につきまして、一たん記者クラブに発表したものを後で取り消しをしなければならない、あるいはまた、そ……
○坂田国務大臣 今度開きますところの日米防衛協力の対象にはなりますけれども、いまは考えておりません。
【次の発言】 先ほどから防衛局長がるる御説明を申し上げているとおりなのでございまして、わが国の、安全を守るために、領空侵犯、そういう事態に対してこのレーダーサイトを使っておるわけでございます。それは松前・バーンズ協定によって使っておる、こういうことでございます。また、有事の際は日本に侵入いたします敵機を要撃する、それに対していろいろわれわれがまた利用をする、こういうことでございまして、別に御疑問になるのが私にはよくわからないわけでございます。
○坂田国務大臣 国民の中に、PXLの機種選定について何らかの疑惑があるのではないかというようなことが論じられておるわけでございますが、私どもといたしましては、いやしくも日本の国を守る国防の重要な装備であります次期対潜哨戒機ということが、そういうような忌まわしい形で決定されたというようなことであるとするならば、それはゆゆしきことであると思います。したがいまして、この問題が起きましてから直ちにこのPXLの機種決定のいきさつ等につきましていろいろ調べてまいったわけでございます。事実調査も重ねてまいったわけでございますけれども、ただいままでのところ、そういうようなことはないという確信を持っておる次第で……
○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思いますが、日本海におきますソ連海軍の軍事力は最近目覚ましい増強を示しておりますし、先般のアメリカ軍事委員会における海軍長官の御報告にもありますような状況でございます。しかし、日本にそれが脅威であるかどうかということでございますけれども、そういう軍事力といいますか、潜在的な軍事力があること、存在しておること、それは私たち承知をいたしております。しかしながら、それが顕在化して直接日本の脅威になっておるというふうには考えておりません。
【次の発言】 潜在的には脅威が存在をしておる、この事実はございます。
○坂田国務大臣 まずこの扱いにつきまして、私としては三つのことを考えたのでございまして、一つは、このミグ25戦闘機のわが国に対する領空侵犯及び強行着陸の背景状況を解明するために必要な調査を行うということが一つであります。それから二つ目には、調査に当たりましては、―本隊の能力が不足する場合、それを補う必要最小限度の範囲内において、自衛隊の主体性のもとに、米軍から技術要員及び機器を調達するということでございます。三つ目には、調査に当たりましては対外的影響等に配慮し、外務省とも密接な調整をとりつつ、慎重かつ迅速に実施する、こういうことでございまして、われわれの方ではあくまでも日本政府の主体性のもとに……
○坂田国務大臣 いま災害に対しまして、あるいは地震に対しまして、自衛隊はどうしておるかということかと思いますが、私は単なる外国から侵略を受けるために自衛隊が存在するばかりでなくて、やはり国民の生活を脅かす、あるいは生命、財産を脅かすこの天災、地変に対しまして、これを守る、国民の安全を守るという任務も、わが自衛隊にあるという考え方を実は持っておるわけであります。 したがいまして、毎年この東京付近におきましても、災害が起きた場合はどうするかという訓練を実はやっておるわけでございます。関西で、ことし初めて実はやりまして、関係の府県、町村あるいは消防団、警察その他と合同でやりました。ところが、私が就……
○坂田国務大臣 今回の三木内閣の改造によりまして、また防衛庁長官を留任いたしましたので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 去る九月六日、午後一時十一分、航空自衛隊のレーダーサイトは、北海道西方約百マイルのところを東進中の識別不明機を発見しました。
これに対して一時二十分千歳基地からF4EJ二機を緊急発進させるとともに、奥尻、大湊、当別及び加茂の各レーダーサイトをこの目標の監視に当たらせました。識別不明機は、高度を下げつつ東進を続け、奥尻レーダーサイトが国際周波数を用いて行った警告にもかかわらず、一時二十二分三十秒、北海道茂津田岬の沖合い上空、東経百三十九度四十五分、北緯……
○坂田国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の例に準じて、防衛庁職員の給与の改定を行うものであります。 すなわち、参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当を一般職の職員の給与改定の例に準じて改定するとともに、営外手当についても従前の例にならい改定することとしております。 なお、事務官等の俸給のほか、扶養手当、住居手当、通勤手当、宿日直手当、期末勤勉手当及び医師等に対する初任給調整……
○坂田国務大臣 まず、本件の調査は、ミグ25型機のわが国に対する領空侵犯及び強行着陸の背景、状況を解明するために、自衛隊が独自の立場から行うものでございます。 この調査の進行状況につきましては、防衛局長からお答えを申し上げたいと思います。
○坂田国務大臣 私といたしましては、塚本委員のおっしゃいましたとおりに実は考えておりまして、まず第一には、ミグ25戦闘機が領空を侵犯いたしまして強行着陸をいたしましたことを許しましたことに対しまして、私はまことに責任を感じておるものでございます。したがいまして、今後低空からこういうスピードで入ってくるものをどういうふうに防ぐかということについて、いま防空の検討を命じておるというところでございます。しかしながら、それをやるにつきましても、その機体の調査をやらなければ防空を全うすることができないというふうに私は思いますので、徹底的に調査をいたしたいと実は考えて、ただいまそれをやっておるわけでござい……
○坂田国務大臣 私、就任いたしましてから、やはり日米安保条約というものがある以上は、その締約国であります日本、そしてアメリカの防衛の責任者同士が、常時話し合うという機会を持つということは非常に大切であるというふうに私は考えておる次第でございます。したがいまして、シュレジンジャーさんをお招きいたしまして、そういうようなことについてお話し合いをしてみたいというふうに思っております。
【次の発言】 私は、日本の安全を確保することに対しまして、やはり日米共同して対処するというこの安保条約の趣旨からいたしまして、先生の御指摘のとおりに、やはり責任者同士が話し合うという機会を持つことが非常に大切であるし、……
○坂田国務大臣 昭和五十年度防衛庁予算案について、その概要を御説明いたします。 まず防衛本庁について申し上げます。 昭和五十年度の防衛本庁の歳出予算額は、一兆 一千九百七十四億三千八百万円で、前年度の当初予算額に比べますと二千百二十億七千七百万円の増加となっております。 次に、新規の継続費は、昭和五十年度甲III型警備艦建造費等で六百三十二億七千万円、国庫債務負担行為は、武器購入、航空機購入、艦船建造、装備品等整備等で二千六百八十五億七千八百万円を要求しております。 また、昭和五十年度の自衛官の定数は二十六万六千八百九十九人で、前年度の定数に比べますと八百五十三人の増員となっておりま……
○坂田国務大臣 ポスト四次防の問題につきましては、昨年の四月一日第一次長官指示を出し、また十月二十九日に第二次の長官指示を出しまして、陸海空三幕に対しまして作業を命じておるわけでございます。一応の三幕からの報告が近々行われまして、それをもとといたしまして鋭意検討をいたし、三幕を含めましてまだ協議を続けておるということでございます。いずれこれは八月の概算要求時期までにはその考え方をまとめていきたいというふうに思います。手続といたしましては、もちろん国防会議等にもおかけしなければなりませんし、最終的には十二月の予算のときということになろうかと思います。
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