小泉純一郎 衆議院議員
41期国会発言一覧

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このページでは小泉純一郎衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院41期)

小泉純一郎[衆]本会議発言(全期間)
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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 衆議院本会議 第3号(1996/12/03、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 厚生行政をめぐる疑惑についてのお尋ねでありますが、今回の不祥事に関与しているおそれがある職員から事情聴取等を行い、事実関係の確認をした上で厳正な処分を行うこととしております。また、職務関係者等との会食等の全面禁止など、厚生省を挙げて綱紀粛正の徹底に取り組んでおります。  さらに、社会福祉施設整備補助金や社会福祉法人制度が悪用されていることについては、施設整備など業務全般に関する再点検を行い、問題点を解明した上で、補助金選定手続の見直しなどを柱とした再発防止策を早急に取りまとめることとしております。  また、政治献金についてでありますが、政治資金規正法にのっとり適正に……

第139回国会 衆議院本会議 第6号(1996/12/13、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま議題となりました介護保険法案、介護保険法施行法案及び医療法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、介護保険法案について申し上げます。  我が国においては、急速な高齢化の進展に伴って、介護を必要とする者の数も急速に増加しております。また、介護期間の長期化や核家族化等に伴う家族機能の変化などと相まって、今日、介護問題は、国民一人一人にとって老後生活における最大の不安要因となっております。  介護が必要となった場合、利用者の心身の状況に応じた保健医療サービス及び福祉サービスが必要となりますが、現行制度においては、利用者の立場に立った……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 衆議院本会議 第7号(1997/02/14、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 山本議員にお答えいたします。  政管健保の国庫負担繰り延べと医療費の適正化についてでありますが、政管健保の国庫負担繰り延べについては、先ほど三塚大蔵大臣が答弁したとおりでありますが、厚生省としては今後とも残額の計画的な返済について強く財政当局に求めていきたいと思います。  また、医療保険制度の改革については、今後この制度を安定的に運営するために、ぜひとも総合的にかつ段階的に構造改革を進めていく必要があります。しかしながら、今回の改革はその第一段階としてぜひとも必要なことでありますので、御理解、御協力をお願いしたいと思います。  以上です。(拍手)

第140回国会 衆議院本会議 第13号(1997/02/28、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 樽床議員にお答えいたします。  郵便貯金制度についての意見を述べよということでございますが、私が主張しているのは郵便貯金制度だけではありません。郵便貯金も簡易保険も、郵便事業いわゆる郵政三事業民営化がなぜ必要かといいますと、それは郵政省だけの改革ではありません、この三事業民営化は、行政、財政、金融、さらには財政投融資制度、特殊法人の統廃合等、抜本的な改革につながると思うから主張しているわけであります。(拍手)  私は、郵便局の仕事は重要だと思っております。郵便局の仕事をなくせと言っているのじゃないのです。あの郵便局の仕事は役人でなくでもできると言っているのです。(拍……

第140回国会 衆議院本会議 第23号(1997/04/08、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  二十一世紀に向けて、社会経済の活力を損なわず、公平公正で効率的な社会保障制度を確立するためには、社会保障の構造改革を進めていくことが必要であります。社会保障制度の中核となる医療保険制度については、将来にわたり制度を安定的に維持していくための総合的な改革が急がれますが、一方、当面の財政危機を回避し、安定的運営を確保することは、今後どのような医療保険制度の構造改革を進めていくとしても、避けては通ることができない喫緊の課題であると考えております。  今回の改正は、引き続き医療保険制度の改革を……

第140回国会 衆議院本会議 第31号(1997/05/06、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 塩田議員にお答えいたします。  男女の労働者を支援する仕組みについてのお尋ねですが、働く両親が仕事と子育てを両立できるような環境を整備することや、また要介護者を抱える家族を支える社会的な仕組み、これを構築していくことは、これからも大変重要なことだと考えております。だからこそ、今国会において児童福祉法改正案やあるいは介護保険法案を提出して御審議をいただいているわけでありますので、この成立に全力を尽くして取り組んでいきたいと思いますので、どうかよろしく御支援と御理解をお願いしたいと思います。(拍手)
【次の発言】 松本議員にお答えいたします。  子育て支援策の拡充につい……

第140回国会 衆議院本会議 第34号(1997/05/13、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 児童福祉法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  児童福祉法は戦後間もない昭和二十二年に制定されましたが、近年、少子化の進行、夫婦共働き家庭の一般化、家庭や地域の子育て機能の低下、 児童虐待の増加など、児童や家庭を取り巻く環境は大きく変化しております。しかしながら、児童家庭福祉制度は、発足以来その基本的枠組みは変わっておらず、保育需要の多様化や児童をめぐる問題の複雑多様化に適切に対応することが困難になっているなど、今日、制度と実態のそごが顕著になってきております。  今回の改正は、こうした変化等を踏まえ、児童の福祉を増進するため、子育てし……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 衆議院本会議 第5号(1997/10/17、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 横光議員にお答えいたします。  介護と子育て支援についてのお尋ねですが、介護につきましては新高齢者保健福祉推進十か年戦略、いわゆる新ゴールドプラン、子育てにつきましては子育て支援のための施策、いわゆるエンゼルプラン、この着実な推進を、税制改革時の議論を踏まえながら進めていきたいと思っております。  また、今後財政構造改革を進めていく中におきましても、各地域における執行状況等を踏まえながら、いろいろな手法を活用してこれらの目的が達成できるよう努力していきたいと思っております。  社会保障制度改革における国民合意についてのお尋ねですが、これからいろいろな改革を進めていく……

第141回国会 衆議院本会議 第8号(1997/10/31、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 中川議員にお答えいたします。  有効期間のある許可等の更新手続を撤廃すべきとの御提案でございますが、医薬品販売や食品営業等の営業に当たっては、国民の健康を守る観点から、衛生等の面において一定の水準を常に保っため、許可の更新や立入検査等を行っているところであります。更新を行わないで、行政側からの立入検査や報告の聴取のみによってその実効を上げようとするならば、かえって行政の肥大化を招くのではないかと危惧します。そのため、定期的に許可の更新を行い、その際に必要な情報を営業者の側から提供をしていただくことは、衛生等の面における水準の確保を効率よく行うものとして必要なのではな……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 衆議院本会議 第15号(1998/03/10、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 若松議員にお答えいたします。  国際年金通算協定についてのお尋ねですが、ドイツとの間については、日独社会保障協定の締結に向け、来月にも署名が行えるよう、現在両国政府部内で最終調整を行っているところであります。協定の署名が行われ次第、協定案とともに、協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等を定めた国内法案を国会に提出したいと考えております。  この協定の締結は、我が国の年金制度の国際化への第一歩となるものでありまして、引き続き、我が国と人的交流の多いアメリカ及びイギリスについても、今後協定締結に向けた取り組みを鋭意進めてまいりたいと考えております。(拍手)

第142回国会 衆議院本会議 第24号(1998/03/31、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 国民健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  今回の改正は、近年の高齢化の進展等に伴い、市町村国民健康保険における退職者に係る老人医療費拠出金の増大、老人加入率が著しく高い市町村国民健康保険の保険者数の増加を踏まえ、医療保険制度等の抜本改革が行われるまでの間において、老人医療費拠出金について現行制度のもとにおける所要の見直しを行うとともに、医療保険制度への信頼の確保と医療費の適正化に資するため、診療報酬の不正請求の防止のための措置及び病床過剰地域等における保険医療機関の指定のあり方等に関し、必要な措置を講ずるものであります。 ……

第142回国会 衆議院本会議 第27号(1998/04/09、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 年金資金を使って特定目的会社が発行する証券を購入することに対するお尋ねだと思いますけれども、年金資金は公的な資金でありますので、これは確実、有利に運用しなければならない。年金福祉事業団やあるいは委託した民間金融機関がそういう面を考えて証券投資を行っているはずでありますので、厚生省が年金資金を使って株価操作をするというようなことは全く考えておりません。(拍手)

第142回国会 衆議院本会議 第31号(1998/04/21、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 保育環境や育児介護施設の充実についてのお尋ねでありますが、保育については緊急保育対策等五か年事業を推進してまいりましたが、昨年、児童福祉法を五十年ぶりに改正いたしました。平成十年度予算において、すべての保育所で乳児保育を行える体制の整備や延長保育の充実を図ったところであります。  また、介護については、在宅サービスと施設サービスとの均衡を図りながら、新高齢者保健福祉推進十か年戦略の目標達成に向けて取り組んでいるところであります。  今後とも、二十一世紀の少子・高齢社会に向けて、保育、介護両サービスの充実に取り組んでまいります。(拍手)

第142回国会 衆議院本会議 第37号(1998/05/12、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) 社会保障関係費の重点配分についての御質問ですが、社会保障関係費の上限枠が外れても、私は、無原則な、むちゃな要求をするつもりはありません。財政構造改革の趣旨にのっとって、重点化、効率化を図って、予算編成を行いたいと考えております。  財政構造改革の考え方について御質問がありました。  確かに、当初は、社会保障関係費の上限枠を外せという私の主張と食い違いがありましたが、最終的に、平成十一年度の社会保障関係費についての上限枠を外すということに対しての私の考え方について、大方の理解が得られたと思っております。そして、現在提案されております改正案が取りまとめられたと私は思って……

第142回国会 衆議院本会議 第41号(1998/05/21、41期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま議題となりました感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律案及び検疫法及び狂犬病予防法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律案について申し上げます。  明治三十年の伝染病予防法の制定以来百年が経過し、この間の医学・医療の進歩、衛生水準の向上及び国民の健康・衛生意識の向上に伴い、コレラによる死者が年間十万人を超えるといった事態を見ることはなくなりました。その一方で、国内においては、一昨年にいわゆるO157感染症の流行が社会問題となり、また、世界に目を向ければ、エ……

小泉純一郎[衆]本会議発言(全期間)
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第138回国会(1996/11/07〜1996/11/12)

第138回国会 厚生委員会 第1号(1996/11/12、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 先般、厚生大臣に就任いたしました小泉純一郎であります。  このたび、厚生行政という国民生活に直結した分野を担当することとなり、その責任の重さを痛感しております。  委員の皆様には、日ごろから厚生行政の推進に格段の御理解と御尽力をいただいており、この場をおかりしまして厚く御礼を申し上げます。  我が国は、少子・高齢化が急速に進んでおりますが、これに対応して、社会保障制度の構造的な改革が極めて重要な課題となっております。  私といたしましては、このような状況において、当面の最大の懸案事項である介護保険制度の創設、医療保険制度や老人保健制度の改革、廃棄物対策の総合的な見直し等、社会保……

第138回国会 厚生委員会 第2号(1996/11/27、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 厚生委員会の御審議に先立ち、一言ごあいさつを申し述べたいと思います。  今回の厚生省の不祥事については、事実関係の調査を急いでいるところでありますが、公務員の最高幹部として行政の先頭に立つべき者がこのような疑惑がかけられたこと自体、国民の厚生行政に対する信頼を失墜させており、極めて遺憾に思っております。厚生行政を預かる大臣として、国民の皆様に心からおわびを申し上げます。  とりわけ、行政改革が国政の最大の課題となっているこの時期にこのような事態が生じたことはゆゆしきことであり、先般も橋本総理大臣から私に対しまして、綱紀粛正に最大限の努力を行うよう厳しく指示があったところでありま……


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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 厚生委員会 第1号(1996/12/17、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今般の社会福祉法人の施設整備費補助金等を悪用した事件について御報告申し上げます。  今回の不祥事につきましては、先般、厚生委員会で御報告いたしましたように、省内で事実関係の確認を急いでまいりましたが、そのような中で、十二月四日、岡光前事務次官が収賄容疑で逮捕されました。その容疑事実については、捜査当局の捜査の推移を見守るべきものでありますが、このような状況に至ったことは、大きな衝撃であり、極めて深刻に受けとめております。一連の事態により厚生行政に対する信頼を著しく失墜させていることに対し、厚生行政の責任者として、改めて国民の皆様に心よりおわび申し上げます。  とりわけ、本格的な……

第139回国会 行政改革に関する特別委員会 第2号(1996/12/13、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 お返しいたしました。
【次の発言】 調査によりますと、平成七年九月七日です。二十万円。
【次の発言】 調べましたところ、事務所と協会との間で何か誤解があったようで、協会の名簿による。と平成七年、八年に会長として名前が出ているが、協会事務局の誤りであったという報告が来ているそうであります。  しかし、厚生大臣の所管に属する公益法人の設立及び監督に関する規則による厚生大臣への届け出は理事となっており、会長は理事ではないので厚生省には届けられていない、厚生省監修の公益法人要覧にも掲載されていないということでありますが、いずれにしても、私は会長をやっていたときにも、議事を主宰するとか運……

第139回国会 税制問題等に関する特別委員会 第2号(1996/12/12、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 御指摘のとおり、医療サービスにしても福祉サービスにしても、どこかでだれかが負担しなければならない、受けるためには。そういう問題については、逃げないで、ある程度のサービス、給付を受けるためにはこの程度の負担が必要ですということははっきりと提示して議論をしていただかないと、なかなか国民の御理解は得られないのじゃないか、隠さないで数字を出して御議論をいただきたいと思っております。
【次の発言】 今の推計でいきますと、平成十二年度、二〇〇〇年、当初大体月二千五百円程度でできるような給付サービス、在宅、施設を考えていこうということを前提に今やっております。

第139回国会 予算委員会 第1号(1996/12/06、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 二十歳以上という議論も確かにありました。しかしながら、二十歳の方々が介護保険に加入したとしても、要介護を受ける数は私はわずかだと思います。そして医療保険、この制度の改革も、来年の通常国会に提出するよう準備を進めておりますが、どのような負担と給付の関係にするかというのはまだ決定しておりません。各方面からの御意見を聞いて、国民のあるべき給付と負担の姿はどういうものにして国民の御理解を得るかという点について今後十分議論を重ねて、しかるべき法案を用意してきて御議論をいただきたい、そう思っております。
【次の発言】 今回の厚生省職員の不祥事について、特に社会福祉法人に対する補助金制度を悪……

第139回国会 予算委員会 第2号(1996/12/09、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今お話しの点で、やはり公金を受けている団体や企業からは厳しい制限を設けてしかるべきだと私は思います。そして、私は厚生大臣在任中、厚生省関係の団体等からは政治献金を自粛しております。
【次の発言】 名誉会長はしておりましたけれども、実際の運営、業務、私はどういうものか定かには承知しておりません。
【次の発言】 私は、その協会なり政治連盟の会合で議事とかそういう問題には一切関与をしておりません。私は名誉的な会長を仰せつかったというふうに理解しております。
【次の発言】 省益より国益優先と言ったのは、私は郵政大臣就任時にその記者会見をしたんです。  厚生大臣になっても、就任翌日、特殊……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 決算委員会 第10号(1997/06/17、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ただいま御決議のありました保険料の徴収や補助金の交付等につきましては、適正及び効率性等の観点から、御決議の趣旨を踏まえ、一層努力してまいります。

第140回国会 厚生委員会 第1号(1997/02/14、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 第百四十回国会における厚生委員会の御審議に先立ち、所信の一端を述べさせていただきます。  まず初めに、厚生行政に取り組むに当たっての基本的考え方を申し上げます。  我が国は、急速な少子・高齢化が進展する一方、経済は依然として厳しい状況にあり、経済や行政、財政の構造的な改革が求められるなど、大きな転換点に立っております。  厚生行政においても、社会経済の活力を損なわず、将来を担う子供たちやお年寄りが安心して暮らせる社会を実現するという観点に立って、社会保障制度の構造改革を進めます。  この構造改革は、介護等必要な需要に積極的に対応するとともに、比重の大きい医療及び年金分野を中心と……

第140回国会 厚生委員会 第2号(1997/02/19、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 最初から大きな問題を取り上げられまして、もう手短にお話ししたいと思いますが、行政改革、これは、去年の総選挙におきましても、どの政党も公約に掲げた課題であります。一口に言えば、国民の税金を真に必要なところだけに使おうということだと思うのであります。  皆さん、役人が多過ぎる、役所がやらなくてもいいことをしているのではないかということは言うのです。それだったらば、まず役所の仕事を減らすべきだ。役人の仕事を減らさないで役人だけ減らしたら、これは残った役人が過重労働になってしまいます。やらなくてもいいところを役人がやっている、ここにむだな税金が使われていく。官業は民業の補完に徹すべしと……

第140回国会 厚生委員会 第3号(1997/02/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 この介護保険制度は平成十二年度導入を目的にしておりますので、平成十一年度までには新ゴールドプラン、老人保健福祉計画の整備が着実に進んでいなければいけない。そして、介護保険制度の導入時にあわせて、このゴールドプラン、新たに見直しが同時並行的に進められていくと思っております。そういう中で基盤整備が着実に進んでいくように努力をしていきたい。  日本人というのは、一つの目標ができますとそれに向けて精力的に英知を結集していくのが、私はうまい国民性があると思っております。今回も、ことし今御審議いただきますが、前もってその十二年度実施に向けて準備をしていくならば、今まで以上にいろいろな基盤整……

第140回国会 厚生委員会 第4号(1997/02/28、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 概要といいますか、この介護保険制度導入の趣旨というのは、今議員が御指摘のように、介護を要する方が既に二百万人を超え、毎年十万人ずつふえるという見込み、こういう状況において、もう家族だけで介護する、これにも限界があるのではないか。今後、だれでも介護を要する状態というのは想定される、それを家族だけのこととして一体いいのだろうか、やはり個人の努力というもの、家族の努力というのにも限界があるのではないか。お互い、社会全体で支えていくべきではないかという強い御意見を踏まえまして、今回、社会保険方式でこの家族介護保険制度を導入したいということで今御議論いただいているわけであります。  介護……

第140回国会 厚生委員会 第5号(1997/03/18、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  戦跡病者、戦没者遺族等に対しましては、その置かれた状況にかんがみ、年金の支給を初め各種の援護措置を講じ、福祉の増進に努めてきたところでありますが、平成九年度においても、年金等の支給額を引き上げることにより戦傷病者、戦没者遺族等に対する援護の一層の充実を図ろうとするものであります。  改正の内容は、戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正し、障害年金、遺族年金等の額を恩給の額の引き上げに準じて引き上げるものであります。  以上が、この法律案の提案理由……

第140回国会 厚生委員会 第6号(1997/03/19、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 戦争の傷跡が深いとつくづく思いますが、在日韓国人の方、お気の毒だと思う気持ちは同じだと思うのですが、いろいろ調べて見、国籍条項あるいは日韓の条約等を考えると、これはやむを得ないのかな、私の手に負えない、そう思っております。
【次の発言】 昨日の財政構造改革、総理が示された五つの原則、これはみんな閣僚懇談会でも賛成しましたけれども、容易ならぬ改革だなと。むしろ平時において革命的な改革と言ってもいい厳しい改革姿勢、原則を打ち出している。特に社会保障関係、これは総合的な見直しが必要だし、総論としては皆賛成するのですけれども、いざ各論でこの原則を推し進めていくと、これは理解を得るのによ……

第140回国会 厚生委員会 第7号(1997/03/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 けさも八時から閣議が行われまして、その後、閣僚懇談会で財政構造改革会議の、会議がつい今し方まで行われたわけであります。時間が足りなくなりまして、各委員会が控えていますからまた次回ということで途中で議論を中断したのですが、その中でも、この財政構造改革、橋本総理の打ち出した五原則、これは大変な内容を含んでいる、一切の聖域なしで十年度予算については前年度比マイナスで予算編成をしようということですので、当然、厚生省としてもこの会議の成り行きについては重大な関心を持って臨んでいるところであります。  黙っていても、年金、医療、介護は予算要求がふえてくる分野であります。しかしながら、将来、……

第140回国会 厚生委員会 第11号(1997/04/02、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今いろいろな御意見を伺いまして、二点が主な質問の趣旨だと思います。  一つは、なぜ社会保険方式を採用したのかというのと、社会保険方式でありながら公費を二分の一投入しているのはどういうことかということだと思うのですが、私は、介護を要する方というのは、まず限られたごく一部の人にはならないということ、むしろかなり多数の方が今後介護を受ける状況になるし、また、介護にかかわる方、家族も含めれば、これはかなりの人が介護問題に直面するであろうということを考えますと、自己責任を基本としつつ、相互扶助で支える社会保険方式で対応した方がいいのではないか。  それと、これは社会保障制度審議会の勧告で……

第140回国会 厚生委員会 第13号(1997/04/08、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  二十一世紀に向けて、社会経済の活力を損なわず、公平、公正で効率的な社会保障制度を確立するためには、社会保障の構造改革を進めていくことが必要であります。社会保障制度の中核となる医療保険制度については、将来にわたり制度を安定的に維持していくための総合的な改革が急がれますが、一方、当面の財政危機を回避し、安定的運営を確保することは、今後どのような医療保険制度の構造改革を進めていくとしても、避けては通ることができない喫緊の課題であると考えております。  今回の改……

第140回国会 厚生委員会 第14号(1997/04/09、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今回御審議いただきます医療保険制度改正法案、この中においての案というのは十分でないということから、与党の関係者の間でいろいろ基本的な改革問題が議論されたわけであります。そうした中で、今回、基本的な考え方として出された案というものを我々は尊重して、今後、総合的な改革に結びつけていきたいと思っております。  もちろん、今回の法改正案と与党の医療改革に対する基本的考えはどうかというお尋ねですが、私は、与党の改革案、いわゆる基本的な考え方、これに向けて、医療提供体制そして診療報酬、薬価基準、老人保健制度、すべて見直ししなきゃならない、そういう考えでおります。  そして、今回の案が出たか……

第140回国会 厚生委員会 第15号(1997/04/11、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ことしの国会では、予算委員会でも、また本委員会でも、薬価に対する問題指摘、御批判がかなり多く、私もこの問題を根本的に改めるべきだというふうに考えております。今国会におきまして法案が成立次第、できるだけ早い時期にこの薬価基準制度の見直しに本格的に取り組んでみたい。その際にも、今御指摘のように、市場取引の実勢に合ったようないい制度がないものか、また、今委員会でそれぞれ言われております批判にたえ得るような制度を構築できないか、真剣に検討してみたいと思います。
【次の発言】 今回、いろいろ御意見があると思いますが、目に見える患者負担増の今回の案が出てきたからこそ、それぞれ意見が出てきた……

第140回国会 厚生委員会 第17号(1997/04/16、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 そのような御批判、御指摘があるのは承知しております。  今後、アメリカのFDA等の組織機構、審査体制等を参考にしながら日本の体制も改革していかなければならぬ、これからの大きな課題だと受けとめております。
【次の発言】 基本的に、私は、日本の医療制度も、日本が見習ってきたイギリスやヨーロッパの社会保障制度に比べて遜色のない水準になってきたと思います。  人間社会の難しさは、一つの目標に達すると、当初予想しなかった弊害が出てくる。いい例が、人生五十年、長生きできる社会にしようといって、戦後、みんな努力してまいりました。おかげさまで、今や、御指摘のように、日本は世界一長生きできる国に……

第140回国会 厚生委員会 第18号(1997/04/18、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 長年この問題にかかわってきた方々が法案を提出され、審議を重ねて、ここまで多くの国民の関心を集め、いよいよそれぞれの議員も賛否の判断をしなきゃならない状況まで議論を進めてきた御苦労に対しましては、心から敬意を表したいと思います。  私は専門家ではありませんから、死とは何かという定義は専門家に任せるにしても、今の臓器の移植の医学の進歩、昔では考えられなかったことでございますけれども、現実に心臓移植、肝臓移植が行われておる、そして今の状況において、自分の臓器も移植して結構だ、また、受けたいという方がおられる中で、私は、そのような状況を政治が整えるということは大事なことであると思ってお……

第140回国会 厚生委員会 第20号(1997/04/23、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 薬価の算定基準について、現行制度ではもう限界があるのではないかと、この委員会におきましても各委員から御指摘もございました。今のお話を伺っておりましても、現行方式での価格設定については無理がきているなという感じを持っておりますので、この法案が成立次第できるだけ早く、本委員会等での御議論を踏まえて、根本的な薬価基準の見直し、いわゆる市場取引の実勢にゆだねるという原則に立って抜本的な薬価基準の見直しをするべきだなというふうに感じております。
【次の発言】 難しい問題だと思いますが、毒にも薬にもならない薬というのはやはりあるのじゃないですかね。精神的に安定する、これを飲んでいると何か効……

第140回国会 厚生委員会 第21号(1997/04/25、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今、昭和四十八年当時からの状況、お話ありましたけれども、当時の状況と現在の状況とはがらりと変わってまいりました。  昭和四十八年当時の高齢者の医療無料化というのは、財政的にも余裕があった、そして多くの高齢者も望んだ、政治的にもそれが可能だったということで実現できたと思います。しかしながら、高度成長も現在では望めなくなった。加えて、産業構造も大きく変化し、人口構成も、これからを展望するとますます高齢者がふえる。なおかつ、少子化の傾向が続いていくという状況になり、同時に、社会保障制度、医療だけでなくて、年金等そのほかの制度も整備されてきました。  こういう状況を考えますと、これから……

第140回国会 厚生委員会 第22号(1997/04/30、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今後、医薬分業を進めていくということを考えますと、医薬品の専門家である薬剤師の資質向上というのは不可欠だと私も考えております。この六年制の問題は、文部省とも協議しなければなりませんので、この点についてはよく協議して、今後検討を進めていきたいと思います。
【次の発言】 御指摘のとおり、被保険者も、そして保険者も、医療機関も、お互いの役割と責任というものを自覚しながら、これから医療保険制度の抜本的改革に取り組んでいかなきゃならないと思います。  被保険者は、お互い助け合うという観点から保険料を出して、保険料を負担していただく、また保険者は、この保険制度を安定的に運用するためにはどう……

第140回国会 厚生委員会 第23号(1997/05/06、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 シベリア抑留者の皆さんには、本当に同情すべき、また、お気の毒と思わざるを得ないような大変厳しい環境下に置かれていたと、私も幾つかシベリア抑留に関する本を読みまして、何と理不尽なことをされたのかと。  特に辺見じゅんさんの著作になります「収容所から来た遺書」というあの本を読みまして、大変感動しました。戦争が終わって何年もたっているのに抑留をされ、あの酷寒の地で酷使された。本人は、望郷の念やみがたく、国に帰りたい。友人たちが、その死んだ友人の遺書を持って帰ると没収されるから、その遺書をみんなが暗記してそれぞれ帰国したときに家族に伝えたという、大変感動的な書であります。私は、あの戦争……

第140回国会 厚生委員会 第24号(1997/05/07、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 健康保険法等の一部を改正する法律案に対する修正案については、政府としては、現下の財政事情等から見て問題があるものの、諸般の事情を勘案して、やむを得ないものと考えます。
【次の発言】 今回の修正案が成立し次第早急に、厚生省案としての総合的な改革案を取りまとめたいと思っております。これは当然、九月一日までに間に合わせなきゃなりません。できるだけ早くまとめて、この案を与党の協議会にもお示しする。同時に、審議会、そのときに審議会ができているかどうかまだわかりませんが、その案を審議会に諮って、審議会でも議論をしていただくという段階になると思います。

第140回国会 厚生委員会 第25号(1997/05/14、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 それは、負担はない方がいいに決まっているのですが、低所得者に対しては、それなりに低い保険料額を設定しておりますので、これが負担できないかどうかというのはその人によって違うと思いますが、私は、負担できない範囲ではない、負担し得る、そう思っております。
【次の発言】 私は、給付に見合ったそれほど無理のない、負担とは思っておりません。
【次の発言】 介護保険が導入されて、その分の負担が今の医療保険の負担とプラスになっていくということには直接にはならないと思います。  介護保険を導入することによって、今まで医療保険の方にかかっていた費用の中でも重複する場合がありますから、介護保険が導入……

第140回国会 厚生委員会 第26号(1997/05/16、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 各地方自治体の長の取り組み方、熱意、そして住民のこの介護保険制度に対する関心、これは大いに影響してくると思います。そのような期待なり関心を受けて、厚生省としても基盤整備拡充のために関係省庁と連絡をとって、保険あってサービスなしという状況にならないように整備を進めていきたいと思います。
【次の発言】 さまざまな介護サービスを提供するということの場合には、そのような参入がいわゆる消費者といいますか、介護を要する人のためになるかどうか個別に対応して、適切に対応していくのが筋ではないかと思います。個別に対応していきたい。
【次の発言】 この介護保険の導入の問題については、昨年から、早く……

第140回国会 厚生委員会 第27号(1997/05/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 介護保険法案及び介護保険法施行法案に対する日本共産党の御提案による修正案については、政府としては反対であります。
【次の発言】 税か保険かという議論は、いろいろ今までの御審議の中でもしておりますが、私は、税と保険の組み合わせを適切に考えていくのがいいのではないか、特に、現在におきましては、年金についても医療についても保険方式が定着しておりますので、介護についても税と保険との組み合わせ、その方が国民の理解を得やすいのではないかという観点から、今回、介護保険法案を御審議いただいているわけでありますので、今後とも、その組み合わせ、額についてはそのときの社会情勢によっていろいろ変わって……

第140回国会 厚生委員会 第28号(1997/05/23、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今回の法改正の趣旨、目的いかんというお尋ねですが、具体的に言いますと、主な点は三つあると思います。  まず第一には、就労形態の多様化等により、保育需要も多様化している状況に適切に対応し得るよう、保育所に関する情報に基づき保護者が希望する保育所を選択できる仕組みに改めること、これが第一点。二点目には、児童の虐待、いじめの増加等、児童をめぐる問題の多様化、複雑化に適切に対応し得るよう、児童福祉施設の名称、機能を見直すとともに、地域における相談指導体制の整備等を図ること、これが第二点。三点目には、母子家庭の自立の促進のため、母子寮の名称、機能を見直し、母子家庭の就労促進など施策の充実……

第140回国会 厚生委員会 第30号(1997/05/28、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 入所児童について学校教育が実施されるようにという改正がなされたわけでありますが、厚生省としては、できるだけ早くその学校教育が実施されるように、地方公共団体、文部省と連携をとって努力をしていきたいと思いますが、その実施方法については、地域によって実情があると思います。地元の小中学校へ通えるのか、あるいはその施設内に教室を持つのか、いろいろ形態が地域の実情によって違うと思いますので、その実情に合わせて、よく連携をとりながら、具体的な実施方法については検討していきたいと思います。
【次の発言】 いろいろたくさんの質問をお聞きしておりまして、もっともな御指摘が多いと感じました。  保育……

第140回国会 厚生委員会 第31号(1997/05/30、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 高齢化の一方で少子化の傾向が進み、この対策にどう取り組むかということは、厚生省だけの問題ではないと思っております。この少子傾向というのはどういう理由で起こってくるかというのは一様ではないと思いますし、先進国といいますか、生活水準が上がった国では共通して発展途上国よりも少子化傾向にある。特に、少子化の影響というのは、これから社会保障全体を考える場合においても大変深刻な影響を及ぼしてきますので、厚生省としてはできるだけ、お子さんを持ちたいという方のためにどういう対策をとればいいのか、また、既にお子さんを持っている家庭で、仕事と子育てを両立させたいという家庭に対してどういう支援体制を……

第140回国会 厚生委員会 第32号(1997/06/04、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ごみはどうしても生活していけば出るわけですから、地域住民に対する配慮がないとこの施設も設置されないということから、施設の設置許可に当たっては、生活環境影響調査を実施していく、さらには、地域住民に配慮するような意見の聴取の仕組みをきちんとつくること、何よりも地域住民に対する配慮が必要でありますので、そのような仕組みをつくって、お互い、産業廃棄物の適正処理に関心と責任を持ってもらうような仕組みを今回つくって、理解を得ながら、この施設の設置に取り組んでいきたいと思っております。
【次の発言】 御指摘のとおりだと思います。この不法投棄が後を絶たないということが、廃棄物処理に対して非常に……

第140回国会 厚生委員会 第33号(1997/06/06、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 豊島の問題は、私も何回か新聞やテレビでの報道、状況を見て、ああ、これはひどいものだな、不法投棄の中でも大規模なものであり、住民の方々の怒りも当然だなと感じております。  今までの経緯を見ていますと、行政面で立入検査したけれどもわからなかったという、県当局においても不十分な点もあったのではないか、また、反省すべき点があったのではないか、そう感じております。
【次の発言】 今、公害等調整委員会で話し合いが行われていると聞いております。しかし、結果として住民に不安と苦痛を与えたということは私も否定できないと思います。県当局がどう判断されているかということについてはつぶさには存じており……

第140回国会 厚生委員会 第34号(1997/06/13、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 政府案が一番よかったのじゃないかなと思っております。
【次の発言】 小児に対して今回は薬剤負担を取らないということに修正がされたわけですが、私は、財政が許せば、小児に対しても高齢者に対しても、ある一定の配慮があっても悪いとは思っておりません。今後、少子化対策等もあります。高齢者対策に比べると小児対策というのに対して配慮が足りないのではないかという意見もあります。そういう点も含めまして、私は、一つの対策といいますか配慮として、小児に対しては一般と違った対策があっても悪いとは思っておりません。
【次の発言】 その御意見も私なりに理解できると思うのでありますが、一律の配慮という面にお……

第140回国会 厚生委員会 第36号(1997/08/26、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 医療保険及び医療提供体制の抜本的改革につきましては、前国会における健康保険法等の一部改正法案の審議の過程におきましても、早急に全体像を示し改革に着手すべきであるとの強い要請がなされたところであります。厚生省としては、去る八月七日、抜本的改革の方向について厚生省案を取りまとめ、与党医療保険制度改革協議会に提示するとともに公表したところであります。お手元に厚生省案を配付しておりますので、その内容について御報告させていただきます。  我が国は、今日まで、国民すべてが医療保険制度に加入し、だれもが安心して医療を受けることができる、世界でも有数の医療制度を確立してまいりました。しかしなが……

第140回国会 予算委員会 第2号(1997/01/27、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ただいまの新井議員の御意見、筋論であり、傾聴すべき意見だと思います。今後の医療保険構造改革審議会、これは仮称でありますけれども、今の御意見を踏まえながら、今までの行き方について見直す必要があると私も思っております。大変いい意見をいただきまして、感謝しております。

第140回国会 予算委員会 第3号(1997/01/28、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 少子・高齢化の社会にどういう対応が必要か。特に少子化の問題は、今後年金を考えますと大変大きな影響を与える問題であります。そして、子育て支援だけでは解決できない問題ではないか。出産費用を与えるというお話もありましたけれども、今国立病院の分娩費、これを平均してみると大体二十九万三千円です、費用が。しかし、健康保険で出産の一時金として三十万円出ますね。だから、出産手当を与えれば子を産んでくれるのか。必ずしもそうではない。  これは非常に難しい問題ですから、人口問題審議会等あるいは各省庁いろいろな御意見を伺いながら議論を深めていって、どうやって社会全体の宝である子供を支援していくか、ま……

第140回国会 予算委員会 第4号(1997/01/29、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 この法律……
【次の発言】 今までのお話を伺っていまして、何とか支援の手を差し伸べたいという中川委員のお気持ち、本当に胸を打たれるものがあります。  また、今までの過去の経緯、いろいろ私も聞いてみました。法的な措置、各省庁のそれぞれの支援の方法、違うわけでありますが、生活支援をしよう、何とか援助の手を差し伸べようという気持ちは各省庁は持っておりますので、先ほど伊藤国土庁長官が答弁したこの趣旨というものをどうやって今後生かすか、私は、真剣に検討する余地があるのではないか、そう思っております。
【次の発言】 それは、今の災害救助法がいいのか新たな法律がいいのか、法的には私は詳しくは……

第140回国会 予算委員会 第5号(1997/02/03、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 この人口問題、特に出生率の低下というのは、今後の社会保障、財政構造全般に大きな影響を与えていくと思います。特に年金等を考えますと、これから高齢者はどんどんふえていきます。いわゆる給付を受ける方は多くなる。なおかつ、もらう期間も長くなる。一方、保険料を払う若い世代がどんどん少なくなっていくということは、社会保障構造のみならず、今の借金体質を持った財政構造全般に構造改革を促していると私は受けとめております。  だからこそあらゆる改革が必要であるということで、橋本内閣においては、行政改革のみならず、社会保障の構造改革等、積極的に取り組まなければいかぬということで大きな政策課題として掲……

第140回国会 予算委員会 第6号(1997/02/04、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 確かに、今中川議員御指摘のとおり、今回の改革案というのは、患者負担というのが主眼あるいは財政対策が主眼で、本格的な構造改革に踏み込まないではないかという議論が一方にあります。しかし、これからどのような構造改革案が出ても、これから提案する程度の負担は私は必要だと思っております。  なかなか一方の議論ではまとまらないのが医療改革法案であります。片っ方では、この患者負担は過重だという批判がある。一方の審議会の意見では、これでは生ぬる過ぎるという批判がある。しかしながら、具体的な案を出して初めて私は本格的な構造改革が始まるんじゃないか、それを期待しております。

第140回国会 予算委員会 第7号(1997/02/05、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 お話を聞いていて、ひどい話だと思います。
【次の発言】 適切な指導をしたいと思います。
【次の発言】 独占はいかぬということで、競争政策を導入することによって各社が奮起してこの状態を改善していくことが望ましいと思います。
【次の発言】 国民に適切な情報を提供するという観点、情報開示の観点から前向きに取り組んでいきたいと思います。
【次の発言】 委員の構成については、支払い側、診療側、公益の三者構成で、現在二十名で組織することとなっています。そして、公益委員については両院の同意が必要となっておりますので、現在この構成を変えようとは厚生省は思っておりません。  しかしながら、審議内……

第140回国会 予算委員会 第8号(1997/02/06、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 先ほど、甘い話には御用心という話がありました。甘い公約には御用心、そういう時代だと思うのであります。  公的年金では不備がある。これからの時代は、公的年金問題についても大事なんですが、よい給付を得るためには高い負担が必要だ、給付と負担は必ず裏表でついてくるんだ、いい話の裏には、だれかがどこかで必ず負担をしなければならない。この問題をしっかりと把握しない限り、どのような政策を進めていく上においても、これは現実性が伴わない。そういう意味において、私は、公的年金の今後のあり方も、今の公的年金制度はいいと思っています。これを維持するためには、給付と負担の均衡を確保していかなければならな……

第140回国会 予算委員会 第9号(1997/02/07、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 私は、抜本的な金融制度改革にするためには、特に今回、世界に通用する自由で活力ある金融制度改革を目指すならば、政府の大きな金融機関である郵貯、簡保、それと財政投融資制度、これに大胆なメスを入れるべきだと思います。そうすることによって、金融制度改革と財政構造改革と財政再建と行政改革が全部一体的に結びついていく大改革につながる。これに手をつけない限り、国鉄清算事業団のあの債務も増税で 賄うのか国債増発で賄うのか利用者負担で賄うのか、これがことしじゅうに最大の問題になる。  その前に、旧国鉄の債務も国民の財産なのです。であるならば、国家の財産である郵政三事業等、まずその方から財政再建に……

第140回国会 予算委員会 第10号(1997/02/10、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今回の医療保険制度の改革については、患者負担のあり方等についてこれから国会でも御審議いただくわけでありますが、今委員御指摘のとおり、診療報酬体系のあり方とかあるいは薬価基準の見直し、さらには医療提供体制等いろいろ検討しなければならない課題があると思います。  しかしながら、今回、この医療保険法案を御審議いただく中でいろいろな御意見が出てくると思いますので、その御意見というものを十分参考にしながら、今後あるべき抜本改革にも進んでいきたい。私は、今回の医療保険法案の提出というのがその構造改革を促す第一歩になると思いますので、今後、審議のあり方を見ながら十分検討させていただきたいと思……

第140回国会 予算委員会 第11号(1997/02/12、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 事務的なことでありますので、局長からの答弁で十分だと思います。
【次の発言】 具体的な数字の点についてのものですから、私は詳しいことは存じません。ただ、実勢価格と現実の価格とどう違っているのかというのを調査して、今でも補助単価が低過ぎるという御要望があるわけであります。両方の要望がありますから、よく調査して、このような事故が起こらないようなことを、今後改善措置を講じていきたい、それは去年から答弁しているとおりでございます。
【次の発言】 私の答弁と新聞記事の問題ですが、それは、昨年の十二月行政改革委員会より、「シルバーマーク制度に係る国の関与の撤廃によって、競争の促進を行う必要……

第140回国会 予算委員会 第12号(1997/02/13、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 最近の医療技術のみならず医療機器の進歩発展というのは目覚ましいものがありまして、私自身もその検査等経験がありますけれども、痛みもない、そして苦しみのない中で人体の構造がよくわかる。この医療機器の発展というのは、治療効果を高めると同時に、大変高額なものですから、医療費にも大きく影響してくると思います。今いろいろなお話を聞いておりまして、そのような医療機器の価格設定やら流通状況の実態を把握することによって、診療費全体にも影響してくる問題だと思います。  今後、医療機器についても、流通実態の把握に努めながら、そして価格設定の透明化に向けて積極的に取り組んでいきたいと思います。

第140回国会 予算委員会 第13号(1997/02/14、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 臓器移植は、今問題は、心臓移植、肝臓移植は脳死状態でないとできない、この脳死を死と認めるかどうかというところで、今、日本でも大変な議論が行われて、賛否両論あるんです。臓器移植は行われているんですが、移植しないともう助からないという患者さんは、確かに現在外国へ行って心臓移植やら肝臓移植をされて、日本は金でそういうのを買っていいのかという一部に批判が出ているのも事実であります。  この問題については、今国会においても、何とか心臓移植、肝臓移植も日本で行いたいという積極的な意見を持っている方々が今努力されておりますが、厚生省としても、国際的に相互的な関係を構築できるような環境を整えて……

第140回国会 予算委員会 第14号(1997/02/17、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 これからの社会を考えますと、資源は有限である、何でも使いましょう、捨てましようというそういう時代ではなくて、いかに有効に資源を利用していくか、そして大量に排出されるごみの減量化を図り、その再利用を図っていくかということが、多くの方々からその重要性が認識されております。  そういう中で、四月一日から、市町村、事業者、消費者、相協力してごみの減量化と有効な資源の利用を図るという意味からこのリサイクル法を施行されるわけでありまして、これの定着に向けて国民の御理解、御協力をぜひとも得たいと思っております。
【次の発言】 年金の未加入者の問題、さらには未納者の問題、これは大きな問題であり……

第140回国会 予算委員会 第15号(1997/02/18、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 高齢者と子供に対する配分の度合いという観点は、今まで、率直に言うと私はありませんでした。高齢者に対してはどういう施策が必要か、子供に対してどういう施策が必要かという点で予算を配分してきたと思うのであります。結果的に高齢者に比べれば子供に対する予算は少ない、事実であります。  しかし、今委員御指摘のとおり、これから少子化の傾向が続いていく、高齢者がふえる、社会の活力やら、あるいは子供は社会の宝だという観点からいけば、子供に関係する予算も、子育てに対する支援策等十分な配慮をしていくべきだ、そう私は思っております。
【次の発言】 私は、基本的に、今坂口委員言われたように、制度も簡素で……

第140回国会 予算委員会 第16号(1997/02/19、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 各地域の医療、福祉を充実させ、また整備していくということは、我々も重要だと認識しております。医療法では、各都道府県ごとに医療計画を定めて、少なくとも五年ごとには見直すことにしているということで地域の整備を進めているところでありますけれども、僻地保健医療対策として昭和三十一年度からこの計画を策定していますが、この平成八年度からは新たに五カ年にわたる第八次僻地保健医療計画を策定して、今後とも過疎地、僻地における医療計画を進めていきたい、そう考えております。  さらに、高齢者保健福祉サービスの整備においては、平成十一年度末までの整備目標を定めた新ゴールドプランを着実に推進することによ……

第140回国会 予算委員会 第17号(1997/02/24、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 自然を大事にしなければいけないという議員の認識は、皆が共有しているものだと思います。  我々は、自然の恩恵を受けて生かされているという視点を大事に、いろいろな行政に取り組んでいかなきゃいけないと思っております。
【次の発言】 産業廃棄物をめぐる不法投棄等の問題を解決するために今いろいろ苦心しているわけでありますが、今後廃棄物処理法の改正を含む総合的な対策は必要と考えております。  委員が御指摘のように、もう最終処分場の設置にも限度がある。これから廃棄物の減量化にも取り組まなきゃいけないし、循環型社会をどうやって国民的理解を得ながら構築していくか、そして施設の信頼性や安全性の向上……

第140回国会 予算委員会 第18号(1997/02/25、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 心の不安を抱えている人々は大変多いと思います。障害者と言うまでもなくその以前の方々がふえているということは、厚生省としてもこの問題に取り組む必要性を認識しているつもりであります。  現に、昭和六十年度より心の健康づくり推進事業を都道府県への補助事業として予算化しておりますし、地域住民を対象とした心の健康づくりに関する啓発普及を図っているところでもあります。また、平成二年度からは心の電話事業を新設し、相談体制の充実も図っているところでありまして、今後とも国民の心の健康づくり対策の充実に努めていきたいと思います。
【次の発言】 医療保険の改革を今国会で御審議いただく予定になっており……

第140回国会 予算委員会 第19号(1997/02/26、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 私がなぜ郵政三事業民営化の必要性を主張しているかというのは、説明が長くなりますからはしょりますが、いろいろな仕方はあると思います。  一つには、財政再建をしないと日本はもう立ち行かない、だれもが言うことであります。総論賛成、財政のために経済があるのではない、当然であります。しかし、財政が破綻して経済の発展はあり得ないというのも歴史の証明しているところであります。  今財政が危機的な状況にあって、それでは、増税は嫌だ、国債発行は削減していく、歳出カット、みんな賛成であります。しかし歳出を削減するといったって、一番税金はどこに使われているかというと国債の利払い、償還ですね。それを除……

第140回国会 予算委員会 第20号(1997/02/27、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 耐震の問題、特に災害が起こってしばらくたってから重要な点を御指摘いただいたのですが、率直に言って全部の病院について厚生省がこれの実態把握に努めろというのは無理な点もあると思うのですが、災害拠点病院の整備等の施策を推進するため、耐震強化が必要な病院についての実態把握については鋭意努めていかなきゃならぬなと思っております。
【次の発言】 釈然としないのは当然だと思います。審査体制にずさんな点があった、甘いことがあったということを反省して、今後の事業に生かしていかなきゃいかぬと思っております。
【次の発言】 出向問題について、特定のポストに固定して長年出向をし続けるというのは好ましく……

第140回国会 予算委員会 第22号(1997/03/05、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 橋本内閣において、予算委員会において、この郵政三事業の議論がこれだけ出てきたということ、いかに橋本内閣が改革に熱心であるか、一切の聖域なしで取り組むということは画期的なことだと思います。ようやく大事な問題に日の目が当てられる、日の目が出てきた、私はこれからだと思います。これから議論を重ねて、そして多くの方々がさまざまな意見を持っております。そして結論は落ちつくところに落ちつくでしょう。その結論には内閣の一員として従っていく。今までタブーであると言われた事柄がこれだけ議論されるということは、橋本内閣が一切の聖域なしで大改革に取り組むという決意のあらわれではないか、その気持ちを私は……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 決算委員会 第3号(1997/11/05、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今の御質問、もっともだと思うのです。私も、何でこんなことがわからなかったのか、何しているんだ、徹底的に調査するべきだと言って、結果的にこうなったのですよ。大阪府にしても大阪市にしても何やっていたんだという強い指示のもとに、結果的にこういう調査が入った。  具体的なことは事務当局に答弁させます。
【次の発言】 今お話しの点も含めて、各都道府県と連絡をとりながら、町の声あるいは病院等に関するうわさ等についても、鈍感ではなくて、常に注意しておくという、日ごろの気配りというんですか、監視というのが大事じゃないか。私は、これは制度を変えなくても、そういう気があったら防げたと思うんです。マ……

第141回国会 厚生委員会 第2号(1997/11/07、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 厚生大臣の小泉純一郎でございます。  委員の皆様には、日ごろから厚生行政の推進に格段の御理解と御尽力をいただいており、この場をおかりしまして厚く御礼申し上げます。  我が国は、少子・高齢化が急速に進む一方で、経済、財政が厳しい状況にあり、これらに対応した社会保障制度の構造的な改革が不可欠となっております。  このような状況において、介護保険制度の創設を初めといたしまして、医療保険制度の抜本的改革や平成十一年の次期財政再計算に向けた年金制度の見直し、少子化対策の推進等、社会保障制度におけるさまざまな課題に対し一生懸命取り組んでまいりたいと考えております。  委員の皆様におかれまし……

第141回国会 厚生委員会 第3号(1997/11/14、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ただいま議題となりました言語聴覚士法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  脳卒中等による言語機能障害や先天的難聴等の聴覚障害を有する者等に対するリハビリテーションにつきましては、近年の人口の高齢化、疾病構造の変化等に伴い、その必要性、重要性が高まってきております。  これらのリハビリテーションの推進を図るためには、その従事者の確保及び資質の向上が喫緊の課題となっており、こうした状況を踏まえ、音声機能、言語機能及び聴覚に関するリハビリテーションを行う専門職種として言語聴覚士の資格を定めることとし、この法律案を提出することとした次第であります。  以……

第141回国会 厚生委員会 第4号(1997/11/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 財政構造改革法案、さらに三千億円増という上限枠が設けられておりますので厳しい予算編成なんですが、九年度予算から十年度予算にかけては大方伸び率が低くなるのですが、障害者プランに関しては他の予算よりも伸び率を確保して必要な施策ができるように今後とも十分配慮していきたいと思っております。
【次の発言】 今お話しのように、環境整備というのは大変大事なんですが、精神障害者のうち三十三万人が精神病院に入院しておりますが、このうち約五〇%が五年以上の入院患者と、長期入院が問題になっておりまして、その社会復帰の促進が今後重要な課題だと思っております。  このため、社会復帰施設やグループホームの……

第141回国会 厚生委員会 第5号(1997/11/26、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 委員御指摘のように、文部省との連携協力は不可欠だと思いますので、どのような対応がいいか、それぞれ文部省と相談しながら厚生省としても適切な対応をしていきたい、そう思っております。
【次の発言】 基本的に、レセプトというのは保険者からの要求についてもあるいは患者本人からの要求についても開示すべきだと私は思うのです。  ただ、今保険局長から答弁ありましたように、これは医師と患者との信頼関係にもよるものでありますし、病気の種類によっていろいろ難しい問題もあると思います。というのは、家族がどうしても患者本人に知らせるなという場合がありますね。その場合どうするのか。患者本人にとっても、家族……

第141回国会 厚生委員会 第6号(1997/11/28、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 精神障害者施策については、現在、我が国の精神医療の水準の向上を図る中で充実に努めておりますが、特に昭和六十二年の法改正以降三回にわたる改正によって、人権に配慮した適正な精神医療の確保とともに、精神障害者の社会復帰の促進を図るための所要の措置を講じて、精神障害者の福祉施策の推進にも努めてきております。  しかし、反省点として、諸外国に比べて精神病院での長期入院が多く見られる、依然として精神病院における医療及び保護には問題点が少なくないと考えております。精神障害者の福祉施策の充実を図り社会復帰の促進を図るべく、今後障害者プランに基づく施策の充実を進めていきたいと考えております。

第141回国会 厚生委員会 第7号(1997/12/05、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 介護保険制度と医療保険制度、これの関連性についてはいろいろな議論がありました。この介護保険法案が成立しますと、本来、治療よりも、医療給付よりも介護の給付を受ける方が適切な方でさえも、病院に入院している人がかなり存在している、いわゆる社会的入院の解消の一助にもなるのではないか、いわゆる医療と介護の切り離し、こういう構造的な改革に一歩前進するのではないかという観点から、いろいろな議論がされてきたと思います。また、介護保険が導入されますと、利用者は一割負担する、これと、今度は医療保険制度の方におきましても、高齢者が定率の一割を負担するのかというような議論も当委員会でもなされました。 ……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第3号(1997/10/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 先ほど総理がお答えしましたように、このままの制度を維持していきますと税と保険料負担が七〇%を超えてしまう、現在の三〇%台を将来最も高齢者がふえた時点においても何とか五〇%以下に抑えたいという方向で、各種社会保障制度の構造改革に取り組んでいるところであります。  年金に関して言えば、自分たち若い世代、野田議員みたいに若々しい世代が六十五歳になって果たして年金がもらえるんだろうかという不安がよく流布されております。しかしながら、我々としては、この現在の年金制度の基本的な枠組みは維持して、若い世代も老後にきちんとした給付が受けられるような制度にしたいということで、ことしの暮れから、十……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第4号(1997/10/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 極めてはっきりしているんです。五千五百億円削減しなきゃならない、そのうちの約四千二百億円、医療関係費で削減する、その項目については年末までにあらゆる項目を見直して削減する。極めて明快であります。御理解いただきます。
【次の発言】 私も常々、予防は治療にまさるという観点から、日ごろから健康に心がける、当然病気になったときの治療も大事でありますが、多くの国民が今後いかにお医者さんにかからないで元気になるか、あるいは薬を飲まないで元気になるかということを考えて、元気で長生きしてもらいたいという施策を推進していこうということで、厚生省内でも検討しております。  そういう観点から、今御指……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第5号(1997/10/22、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 私は、財政構造改革五原則が出てきたとき、総理が、これをやり抜かなければあすの日本はない、非常な決意だなと思いました。容易ならざることであると。だからこそ、これが具体的になったときには大変だなと思いましたけれども、そこまで総理が決意を固めている、これは、これを支えていかなきゃならないと。  当然、今国民の税金がどの分野に一番使われているかといいますと、今までの借金の利払い、いわゆる国債費であります。このまま税金が利払いに回ってしまう。借金を払うために税金を投入する、これは大変なことだということから、財政構造改革、あらゆる聖域なしに踏み込んでいこうということになりますと、多くの政党……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第6号(1997/10/23、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 保険でやるべきか、税でやるべきかということなんですが、日本としては、今まで年金にしても医療にしても、保険、税、組み合わせてやってまいりました。ドイツにおいても介護は保険を導入しております。  そして、社会保障制度の根幹をなす年金にしても医療にしても保険であり、確かに、介護という問題を考えてみますと、医療に比べれば危険度というのは少ないと思いますが、今二百万人を超えて、介護を要する人は毎年十万人ずつふえるということが見込まれる。となりますと、だれもが要介護状態にはなり得る可能性を持っているということから、今回介護保険制度を導入することにして、今御審議いただいているわけです。  基……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第7号(1997/10/24、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 来年度予算の中で四千二百億円程度を医療費の中で削減するということは、今御指摘のように非常に苦しい作業であります。まず平時だったらこういうことは考えられないようなやり方だ、非常時だからこそやらなきゃならないということでやるわけでありますが、去る八月提出しました抜本改革の中でこの額を出せというのは、実際的な作業を考えると無理だと思います。時間がかかります。薬価にしても診療報酬にしても、これはことしの暮れまでに決まる問題ではない。となると、現行制度の中でこの四千二百億円を削減しなきゃならない。しかしながら、現行制度の中で削減するといっても、抜本改革案の方向に沿った形でしなくてはならな……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第8号(1997/10/27、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 実情を国民にわかってもらわなきゃいけないと。  今、十六兆円のお金が新規の政策事業に使われればどんなに楽だったかしれない。それを今、国民の税金の十六兆円が、ただ国債を買ってくれた、国にお金を貸してくれた人の懐に行ってしまう、来年はこれが十八兆にも及ぼうとしている、この現状をどう思うかと。現在の人だけが楽をして、若い世代にどんどんどんどんツケを回していいだろうか、限界だということで、あらゆる仕組みを変えていかなきゃならない。見直していかなきゃならない。よりよい給付を受けるためにはどうやって負担するかという給付と負担の問題、社会保障を充実させていくためにどうやって経済成長に図ってい……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第9号(1997/10/28、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 厚生省としては年金の自主運用を検討して大蔵省に要求しておりますが、これは、年金自主運用検討会あるいは年金審議会等で御審議いただくと思いますが、厚生省がじかに運用することは考えておりません。責任は持つとしても、これは民間に委託したい。どういういい方法があるかというのは、今後、識者の御意見、結論を待ちたい。しかしながら、厚生省独自に運用するということは私は考えておりません。  同時に、郵貯、簡保、預託を廃止するということになって、自主運用したいということを聞いております。その際に、これは今の仕組みと全く変わるわけですから、どうなるか、まだ私は詳しいことは聞いておりません。  また、……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第10号(1997/10/29、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今文部大臣が言われたようにいろいろあると思いますが、私は、一番大事なのは、幼児教育は、しっかり抱いて、そっとおろして歩かせるとある専門家が言っていました、そのとおりだと思います。  特に、三歳までの間、親というのは、早く子供を自立させたいと思って歩かせることばかりに気が行っちゃう。そうでなくて、歩かせるには、まずしっかり抱くということ、そしてそっとおろせば自然に歩いていくんだ。そのしっかり抱く部分とそっとおろす部分が手抜きになると、なかなかひとり歩きできない。しっかり抱くということは、肉体的だけでもなく、精神の面が強いと思います。  子供が、自分は家族に愛されているんだという気……

第141回国会 予算委員会 第2号(1997/10/07、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 九月一日から実施されました医療制度の改正案につきましては、まだ実施後一月ちょっとしかたっておりません。実態がどうあるか、今後、より詳しく調査したいと思いますけれども、私は、一月千二十円の高齢者に対する医療が一回五百円になった、四回まで二千円、それ以上は支払わなくて結構だ、また、健保の保険においては一割から二割負担になったということにおきまして、必要な医療が抑制されているとは思っておりません。
【次の発言】 日本の社会保障給付費が低いと言われておりますが、これからの高齢化率を考えると、私は、今やヨーロッパの福祉水準に遜色ないと思っております。  現に今年度予算においても、また来年……

第141回国会 予算委員会 第5号(1997/11/04、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 行財政改革といいますと、今まで特殊法人の整理統廃合が焦点になっておりました。私は、本格的な行財政改革を進めるためには、単に特殊法人の整理統廃合でとどまってはいけない。むしろ、財政投融資制度の改革、そして入り口であります郵政三事業、年金等のこの預託制度をどう見るか、これを一体的に見るべきだという考えを示してまいりました。  そういう意味において、今回、まだ具体的な姿が見えてきませんが、独立行政法人という形で郵政三事業を切り離して一体的に考える、そして資金運用部の預託を廃止して自主運用を促す、税金を投入しないという形で独立行政法人を考えるならば、これは財政投融資制度の改革に結びつく……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第3号(1998/05/14、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ことしは当然増が前年度に比べて大体八千億円程度、それで、いろいろな医療費等の見込みというのは暮れにならないとわからない面は若干ありますが、十一年度の当然増というのは、前年度に比べて、今のところ六千億程度じゃないかなと。これも、医療費の伸びを見なきゃわかりません。五千億になるのか四千億になるのか七千億になるのか、その辺は、医療費の趨勢もありますし、わからない点がある。さらに詳しいことなら、事務当局から答弁させます。(池田(元)委員「いや、あなたの方針、あなたの考えは」と呼ぶ)  だから、当然増は、そのときにならないとわからない。そのときに、極力抑制した方向で見ておるけれども、キャ……

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第4号(1998/05/18、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 この厚生共済会の問題につきましては、過日、委員会でも取り上げられまして、批判の点もよく考えながら厳正に指導するということで対処しております。  また、何日か前に新聞紙上でも取り上げられまして、その運営の実情に対して私も疑問に思う点があるということで、再度、この厚生共済会の存在の必要性があるのかどうかも含めて再検討するように指示しております。そして、批判に耐え得るような改善措置を講ずるように、厳正に指導、指示しているところであります。
【次の発言】 そういう点についても、生ぬるい点があったんじゃないかということで厳しく指導しております。

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第5号(1998/05/19、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 いろいろな要因はあると思いますが、今言ったような社会保障制度に対する不安が消費の低迷の原因だというように割り切れるのかどうか、私は疑問に感じています。  というのは、アメリカは、年金制度にしても医療保険制度にしても、日本の制度に比べれば国民はもっと不安を感じておると思います。日本の方が安定している、社会保障制度として。にもかかわらず、アメリカの消費は拡大しているということを考えますと、それだけでは割り切れないのではないか、いろいろな要因がかさんでいるのではないかというふうに考えております。
【次の発言】 一つの要因かもしれません。しかしながら、これはそれぞれの人の判断であります……

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第6号(1998/05/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 財政の規律からということをいえば、特例公債を発行すること自体、もう規律が緩んでいると言わざるを得ないんです。それがいつの間にか、かつては与党も野党も、特例公債を発行すること自体、財政法で禁じられているんですから。それを今度はみんな、野党までが特例公債を発行しろという要求になっているんですから、時代は随分変わったものだなと思っているんです。  そういう中で、社会保障関係の予算、これは、当初は、前年度に比べていわゆる来年度、九年度からいえば、九年度の予算に比べて十年度の予算は全部マイナスにしろという議論が出てきたわけです。総論ではみんな、そうだそうだと言ったわけです。ところが、私自……

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第7号(1998/05/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 総論賛成、各論反対という言葉があります。去年は、財政再建をしなければいけない、歳出を削減しなければならないという大合唱だったと思います、与党、野党を問わず。そういう中で行財政改革をしなければいかぬということで、一切の聖域なしでやろうということで、私どもとしては、来年度予算、いわゆる十年度予算というのは前年度予算に比べてマイナス予算を組むという方針を立てましたけれども、福祉関係、社会保障関係に限っては、私は前年度マイナスは無理だと主張いたしました。  そういうところから、福祉関係に限っては、各省庁マイナスだけれども、三千億円増を認めてもらった。しかしながら、三千億円増を認めてもら……

第142回国会 決算行政監視委員会 第9号(1998/05/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 国民年金が民間保険に比べて不利ではないかというのは、これは完全に誤解なんですね。その点からいうと、制度の仕組みとかわかりやすさ、利用のしやすさ、手続のより簡単にできる方法とかいうものに工夫を凝らさなければいけないと思っています。なぜ有利か。国民年金には税金も投入されている、物価スライドもある。民間保険にはないのです。だから、完全な錯覚というか、誤解ですね。国民年金よりも民間保険が有利などというのは、恐らくかなり誤った情報に踊らされている人が多いのではないか。もっと厚生省も政府も、民間保険よりも国民年金の方がはるかに、お互いの連帯感の精神からしても、また老後の自分のことを考えても……

第142回国会 厚生委員会 第2号(1998/03/10、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 第百四十二回国会における厚生委員会の御審議に先立ち、所信の一端を述べさせていただきます。  現在、我が国は、少子・高齢化が急速に進展する一方、経済は依然として厳しい状況にあり、経済や行財政の構造的な改革が求められるなど、大きな転換点に立っております。  厚生行政においても、社会経済の活力を損なわず、将来を担う子供たちやお年寄りが安心して暮らせる社会を実現する社会保障制度の構造改革が強く求められております。  このため、さきの臨時国会において介護保険法が成立したところでありますが、また、今後とも医療、年金、福祉全般にわたる制度の見直しを進め、効率的で安定した社会保障制度の構築に取……

第142回国会 厚生委員会 第3号(1998/03/11、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 年金の将来像についてなんですが、年金というのは、特に公的年金制度は、高齢者にとって、もう単なるお小遣いではなくて生活の主要な柱になっています。今後とも年金というのは生活の重要な柱として、役割を果たしていこうという意識を持っている方が圧倒的に私は多いと思います。  その中で、厚生省としては、昨年十二月、将来の年金制度を堅持していくという中で、五つの選択肢を提示しました。年金を受ける側に立って見れば、年金給付は多ければ多いほどいいという気持ちはだれでも持っているわけでありますが、同時に、その給付を支える現役世代、若い世代、いわゆる保険料を負担する側に立って見れば、保険料の負担は低け……

第142回国会 厚生委員会 第4号(1998/03/13、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 五十三年ぶりに対馬丸の沈没した地点がわかり、確認され一その地点で洋上慰霊を行いたいという遺族の強い御希望がありまして、できるだけ早期に洋上慰霊を行うということで準備を進めておりました。  三月七日、その慰霊が実現したわけですが、予想以上に御遺族の御参加希望が多くて、全員が乗船できませんでした。しかしながら、できるだけ御遺族の希望に沿いたいということを検討しておりまして、そのことは、やはり早い機会にもう一度洋上慰霊を行うのがいいのではないかということから、現在準備を進めております。  時期についてはまだ確定しておりませんが、海のことですから、天候の面も考慮しながら、しかるべき時期……

第142回国会 厚生委員会 第5号(1998/03/31、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ただいま議題となりました国民健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  今回の改正は、近年の高齢化の進展等に伴い、市町村国民健康保険における退職者に係る老人医療費拠出金の増大、老人加入率が著しく高い市町村国民健康保険の保険者数の増加を踏まえ、医療保険制度等の抜本改革が行われるまでの間において、老人医療費拠出金について現行制度のもとにおける所要の見直しを行うとともに、医療保険制度への信頼の確保と医療費の適正化に資するため、診療報酬の不正請求の防止のための措置及び病床過剰地域等における保険医療機関の指定のあり方等に関し必要な……

第142回国会 厚生委員会 第6号(1998/04/03、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 老人医療費拠出金の見直しと不正請求、一見すると関係ないのではないかと受け取られる向きも理解できますが、今回の法案につきましては、老人医療費拠出金の算定方法について、平成七年改正において平成十年三月をめどに検討せよという検討規定が入れられておりました。  そこで、近年、人口の高齢化が著しい、退職者に係る老人医療費拠出金が非常にふえてきている、また老人加入率が著しぐ高い保険者数も増加している。こういう高齢化に伴う医療費の増大をどう認識しこの対応を図るかというのが、大変重要な問題になってきていると思います。いわゆる医療費の適正化であります。  この適正化をどのように図っていくかという……

第142回国会 厚生委員会 第9号(1998/04/17、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 財政構造改革法というのは、これは将来の増税をできるだけ避けよう、また国債の増発も若い世代、将来への形を変えた増税なんだから、この国債増発も抑えていこうという中で、徹底的な行財政改革をしようということから生まれてきた法律だと私は理解しております。そういう中で財革法が成立し、その枠の中で十年度予算が編成されたということでありますので、私は、苦しくともこの財革法というものの中でいろいろな対策を打っていくべきではないかなと思いました。  しかしながら、最近の景気の低迷等もありまして、総理は財革法改正を決断されたようであります。そういう状況であるならば、私は、景気対策だからといって公共事……

第142回国会 厚生委員会 第10号(1998/04/24、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 けさほど、閣議で、財政構造改革法を改正する、その際に社会保障関係費のキャップ制といいますか上限枠、十一年度は停止する。ということは、要するに、来年度予算編成にかけて一つの強い拘束が外れたわけでありますけれども、かといって、これが野方図な増額要求につながるものではない。むしろ、本格的な社会保障構造改革を進める上において大事なのは、いかに国民の理解を求めるかということであると思います。  その際には、給付と負担の均衡をどうやってこれから図っていくか、給付を受ける側、負担を負う側、それぞれが理解と納得の上で協力している形をとるのが望ましいということで、私は、このキャップ制を外すという……

第142回国会 厚生委員会 第11号(1998/04/28、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 これは、今のやりとりを伺っていまして、不備な点もあるなと率直に感じましたね。  保険料を納めていない人は、きちんと納めている人に対して、甘えているというか依存している。自分は納めなくても給付は受けられるだろうという人がふえたら、この保険制度は成り立たないんですね。しかしながら、そういう人は少数だからいいと、甘いというか、優しいというか、いいかげんというか、あいまいというか、いろいろな言い方があると思いますけれども、本来、保険料を納めなければ給付は受けないとなると、これはまた医療の場合は人道的な問題が出てくる。そこが日本らしい独特のあいまいさだと思うのです。これは常に難しい問題だ……

第142回国会 厚生委員会 第12号(1998/05/15、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ただいま議題となりました社会保障に関する日本国とドイツ連邦共和国との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、我が国として社会保障の分野における初めての協定である社会保障に関する日本国とドイツ連邦共和国との間の協定を実施するため、厚生年金保険法を初めとする公的年金各法について、被保険者の資格、給付の支給要件及び給付の額の計算に関する特例等を設けるものであります。  以下、この法律案の概要について御説明申し上げます。  第一は、被保険者の資格等に関する特例であります。  ドイツから我が国に……

第142回国会 厚生委員会 第13号(1998/05/22、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ただいま議題となりました二法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  まず、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律案について申し上げます。  明治三十年の伝染病予防法の制定以来百年が経過し、この間の医学医療の進歩、衛生水準の向上及び国民の健康・衛生意識の向上に伴い、コレラによる死者が年間十万人を超えるといった事態を見ることはなくなりました。その一方で、国内においては、一昨年にいわゆるO157感染症の流行が社会問題となり、また、世界に目を向ければ、エボラ出血熱等これまで知られなかったいわゆる新興感染症が出現し、国際交流の活発化に伴い国内に……

第142回国会 厚生委員会 第14号(1998/05/27、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 前に、感染症だけでなくて、ペットショップに関しては猛獣なんかの問題でも問題があったことがありますね。ライオンとかトラとか、これは管理の仕方によっては人に対して多大な迷惑をかけるという、管理体制、監視体制。  感染症を考えますと、確かに現在、トカゲとか蛇とかワニとかをペットにしている方もおられるわけですから、今御指摘のように、我々が思っている以上にたくさんあるのかもしれません。こういう問題についても、現状を把握できるような体制、そして適切な指導ができるような体制を、関係者と提携しながら厚生省もとっていく必要があると思います。十分検討させていただきたいと思います。

第142回国会 厚生委員会 第15号(1998/05/29、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今、委員の御質問、御指摘の中に私の答弁もほとんど含まれているのじゃないかと思うのであります。何か、私の言うべきことを全部言ってくれたような気がするのですが、百年前に比べれば、隔世の感という言葉も何か古びたぐらい、この百年の変化というのは激しいものがあると思うのであります。よくもまあ百年間変えなかったなと不思議に思うぐらい、これまでの法律でやってきたなと。  ですから、旧法と今提案しております新法を比べれば、これからの新しい対策、当然、旧法に比べて進んでおりますし、旧法の持っているところのいろいろな問題点を反省して、今回新法をつくったわけであります。患者の人権への配慮、感染症予防……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第3号(1998/04/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 私は郵政三事業民営化論者ですから、それに比べれば、現実に郵政民営化成らなかったわけですから、その方向に行っていないじゃないかという批判は当たるかもしれませんが、現状から比べれば、郵貯の資金運用部への預託も廃止された、企業会計原則にのっとって自主運用する、なおかつ、封書、はがきの郵便事業、これは民間参入を認めた、大きく前進した。そして、将来、どの政党も官から民へと言っているわけです。民間でできることは民間に任せようじゃないか。すべて民間ができるようになるということを見れば、なぜ役所がやらなければならないという理由を見つけるのが将来難しくなるんじゃないかということで、私は、民営化に……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(1998/04/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 昨年の統計で、六十五歳以上の人口が初めて十四歳以下の人口を上回ったという、これは、日本において高齢・少子社会を典型的にあらわす一つの統計数字だと思っております。  そういう中で、高齢者tそして若い世代がどのように支え合ってこれからの日本を築いていくかということを考えますと、少子化の影響はいろいろな政策全般に及んでくるのではないか。年金にとってもそうであります。また、医療についてもそうであります。介護の問題につきましても、むしろ、自分たちは介護なんか世話にならないという若い世代においても、今から介護問題を真剣に考えてもらわなければならない時代に来ていると思います。  そして、今ま……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第5号(1998/04/22、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 私は、今回の財投改革、郵貯、簡保の預託廃止というのは、財投制度、特殊法人の改革に大きくつながっていくと思います。  今御指摘の、地域に郵貯資金、簡保資金を使ったらどうかという話なんですが、自主運用なんです。郵貯とか簡保のお金は、国民から預かった大事なお金ですから、確実に、有利に運用しなければならないのです。地域開発、民間の手の出さないところに 利益の出ないところに果たして活用できるのか、私は疑問に思いますね。  だから、これはじわじわと大きな改革に結びついていく、そう思います。

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第6号(1998/04/23、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 変わりません。  私は、厚生、労働、両省のみならず、すべての省庁、できたら二文字がいいんじゃないかと思っているのです。今、通商産業省にしても通産省、科学技術庁にしても科技庁と呼ばれる。自由民主党だって自民党。大体日本人というのは二文字が好きですね。国語というのは、意味をあらわす表意文字なんです。そういうことを考えますと、当初、大蔵とか厚生なんというのはわからなかったと思いますね。しかし、定着して、大蔵にしても厚生にしても、なるほど、厚生なんというのは古典から引用してきたかと。戦前、厚生省ができるときにも、社会保健省だの保健福祉省だのいろいろな案が出てきた。ところが、四文字では長……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第11号(1998/05/07、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 現在の厚生省におきましても、医師の資格を有する技官、それぞれの重要な役割を担っているわけであります。労働省と厚生省が一緒になったとしても、その役割の重要性は変わらない、引き続き大事な役割を担っていただく、適切な配置をするという前提で取り組んでおります。

第142回国会 予算委員会 第7号(1998/01/26、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 私は、表彰を辞退いたしましたけれども、実は、これは私だけの考えではないと思います。  自由民主党が野に下ったときに、当選一、二回等若手の議員が、もう議員の永年表彰制度は要らないのではないかという意見を述べる若手議員がかなり多かった。私も、その若手の議員に賛成いたしました。しかしながら、その後、その運動がうやむやになってしまいましたが、私はたまたま、二年前の自由民主党総裁選挙において総裁候補に推されまして、現橋本総理との党所属議員の前での立会演説会がございました。  これから行財政改革に取り組むということは、既得権益を放棄しなきゃならない問題だ、議員にとって一番身近な既得権益は何……

第142回国会 予算委員会 第12号(1998/02/24、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 ありません。
【次の発言】 新しい省の名称ですが、私は、常々、その省の仕事をよくあらわす簡明な二文字がいいと言っていたんです。  今回、私の労働福祉省ばかり取り上げていますけれども、実はそうじゃない。もちろん、厚生省と労働省が一緒になるからどういう名前か、これも二文字でいいと思っているんです。本心は、厚生というのはいい名前だと思っています。しかし、それにはこだわらない。まして、法務とか外務とか大蔵とか文部とか厚生、いい名前があるんです。  文部省が今度は教育科学技術省になるとかいう。教育科学技術省、六文字ですよ。戦前も、厚生省とつける前に、一時、保健社会省がいいんじゃないかと閣……

第142回国会 予算委員会 第13号(1998/02/25、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 委員よく御存じのことで、御指摘のとおりだと思います。  鶏から人に感染したわけですが、現在のところ、新型インフルエンザというのは人から人への感染は確認されておりません。しかし、鶏から人に感染するのですから、人から人へ感染する可能性は十分考えておかなければいけない。こういうことで、国立感染症研究所において、ワクチンを生産していく必要が生ずるため、その研究体制を今とっているところであります。  今のところ、新型インフルエンザワクチンの生産能力は約四百万人分と見込まれておりますが、今後の状況に応じて、製造業者との連携を密にして、ワクチンの確保等必要な体制整備に努めていきたいと思ってお……

第142回国会 予算委員会 第14号(1998/02/26、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 子供に対する虐待というのが現実にかなりあるということは、大変残念なことであります。この子供の問題というのは、実は私は親の問題だと思っています。大人の問題だと。本来、一番愛されなきゃならない人に虐待を受ける、こんな悲惨なことはないと思っております。  そういう意味において、昨年児童福祉法を五十年ぶりに改正いたしましたが、この問題につきましても、今までの教護院、これが児童自立支援施設という形で名前を変えましたけれども、親元から離れて施設が預かる場合に、実に難しい問題があるのです。  というのは、肉親の間ですから、家庭の問題、親子の間にどの程度まで行政が介入していいのか。親に、これは……

第142回国会 予算委員会 第15号(1998/02/27、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 限られた予算の中で新ゴールドプランの計画を達成すべく今鋭意努力しておりますし、この財政構造改革の中におきましても、各省庁一律削減ということでなくて、厚生省関係予算については二%程度の増額を認めていただき、そしてその中で、新ゴールドプラン、介護保険法成立までに基盤整備につきましては予算もつけておりますので、私は、この既存の計画を達成できるようにこれからも全力を尽くしていきたいと思っております。
【次の発言】 議員の御指摘は、今検討しております感染症予防法案においては、むしろ予防とか防疫が弱いのではないかという御懸念だと思うのです。しかし、この法案につきましては、感染症発生動向調査……

第142回国会 予算委員会 第16号(1998/03/02、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 私は、かねてから郵政三事業は民営化すべしという議論を持っておりましたけれども、今総理が答弁されましたように、現状と最終的に決断された結果を見ますと、結論からいえば、はるかに前進していると考えております。  中間報告ではむしろ、簡保が民営化され、郵貯の民営化の整備、しかし封書、はがきの郵便事業の民間参入が認められていなかった。しかし、最終結論では郵貯の自主運用、いわゆる大蔵省への預託制度が廃止された。これは財政投融資制度改革に大きくつながっていくと思います。それで、郵政三事業が独立採算制をとる。なおかつ、封書、はがきの民間参入を規制していたのが、これを民間参入を認めるとなっており……

第142回国会 予算委員会 第18号(1998/03/04、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 厚生年金基金、これは確実に有利に運用しなくてはいけない。そして今、一つの案として自民党が考えている不動産を証券化する商品についての購入はどうかという質問なんですが、政府がこの商品を買えとか買うなとかいう問題ではないと思います。また、それは政府はできない、民間に運用は委託しておりますから。その商品が有利であれば買えばいいし、不利であれば買う必要はない。厚生年金基金というのは、安全で確実に有利に運用するのが筋であります。
【次の発言】 政府は強制できませんし、また不利な商品を買えなんと言うはずはありませんし、むしろ不利な商品を買うなと言っても、買えということは言えません。

第142回国会 予算委員会 第24号(1998/03/13、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 国民負担とか公的負担の定義の問題については、今委員の言っていることも私はよくわかります。名前としても、私個人としては、公的負担の方が適切ではないかと個人的には思っております。  この財政構造改革の中で、全省庁予算がマイナスだ、公共事業もマイナス七%なんだ、その中で、社会保障関係と科学技術予算だけはプラスにする。プラスといっても、社会保障関係は三千億円増を認めたけれども、ほっておくと八千五百億円の増になるけれども、現実的には五千五百億円程度削減しなければならなかった。あらゆる制度を見直す中で、この厳しい予算を組んだのです。それは、御承知のように、この財政状況であります。しかしなが……

第142回国会 予算委員会 第25号(1998/03/16、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 政府が株価操作の疑いを持たれるようなことは、やめた方がいいと思います。
【次の発言】 当時、廃棄物が非常に乱雑に処理されているということが指摘されておりまして、その主要な地域である埼玉県の所沢市、住民の方々が大きな不安を感じている。厚生省としても実際現地を見て、どのような状況か確認しておいた方がいいということで、私は視察に伺いました。  実際に、かなり一地域に廃棄物処理場が集中しておりまして、住民が不安に感ずるのも当然だな、この不安を何とか解消するよう努力しなきゃいけないということを痛感いたしまして、去年の八月末には廃棄物処理法に基づく政省令を改正いたしまして、ダイオキシンに関……

第142回国会 予算委員会 第26号(1998/03/17、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 基本的に、国の権限を地方なり民間なりに移譲していこうという考え方に私は賛成であります。権限、財源、人間を地方に移譲していこう。そういう中にあって、厚生省、労働省の統合ですが、もともと労働省は厚生省だったのです。戦後、労働省は厚生省から分かれていった。  私は、市にしても県にしても、市長、県知事は全省庁と一緒に仕事をしているんですね、非常に効率的だ。現実のことを考えますと、大臣が大きいとどうしても縄張り争いが出てきます、自分の省庁のことを主張するという点からも、私は、一府十二省庁は大き過ぎると言いますけれども、やりようによってはもっと少なくできるのじゃないかと考えています。  厚……

第142回国会 予算委員会 第27号(1998/03/18、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今回の予算編成の段階で、最終段階には、ほかの閣僚を長時間お待たせして、深夜に及ぶ異例の難航状況のもとで決められた。一番もめたところはこの厚生省関係予算だったわけです。ほかの大臣にもお待ちいただきまして、大変御迷惑をかけただろう。それは、いかに厚生省予算を削るのが難しいかということを端的にあらわしていると思うのです。  そういう中で、財政構造を改革しなければいけない、もうこれ以上増税できない、国債増発もできないという中で、全省庁マイナス予算を組む、だから厚生省も五千五百億円程度削減してくれと。それでも厚生省予算は三千億円プラスなんですよ、ほかの省庁は全部マイナスなんだ、それほどの……

第142回国会 予算委員会 第28号(1998/03/19、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 いろいろな警告を受けているということに対して、厚生省としても適切に対処をするよう強く指導しているところであります。  昨年十二月の厚生省の有料老人ホーム設置運営指導指針の改正の結果も踏まえたものとするために、その結論は、ことし五月ごろとなると承知しております。公正取引委員会から協会に求められたいろいろな事項等、適正な対処をするよう、できるだけ早急に改善策を講ずるよう強く厚生省も指導しているところでありますが、結論としては、ことし五月ごろとなると思います取りまとめ、これがまとまり次第、厚生省としても文書で報告を受けまして、適切な表示なり消費者に誤解のないような表示をするように、そ……

第142回国会 予算委員会 第29号(1998/03/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 パラリンピック大会が成功裏に終わりまして、多くの障害者にも希望と勇気を与えたと思います。  そこで、パラリンピック大会を契機に、障害者スポーツのあり方についていろいろな議論が出てきております。厚生省としては、来月にも障害者スポーツのあり方について懇談会を開いて、そこで主な検討課題として四つほど考えております。  一つは障害者の競技スポーツ普及について、二つ目には選手強化について、三つ目にはオリンピックとの連携について、四つ目には報奨金について、これらを主な検討課題として、四月に、障害者スポーツ関係者、経済界、学識経験者によりまして検討会を設置しまして、夏ごろまでにはその結論をま……

第142回国会 予算委員会 第30号(1998/03/30、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 まだ補正予算の話は聞いておりませんが、今後仮に公共事業等の話が出てきた場合、今までの省庁の枠に上積みを乗せるということでは構造改革にならない、やるべきところはほかにたくさんありますから。全省庁マイナスという前提で厚生省の関係予算は組んでおります。ほかの予算がこの前提が崩れるというのだったらば話が違いますから、そのときには、またそれなりの話をさせていただくということであります。

第142回国会 予算委員会 第31号(1998/04/13、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 なぜ財政構造改革、行政改革が必要か、財政再建が必要か。それは、税の大きな財源というと、所得税、法人税、消費税だと思います。所得税、法人税に至っては、減税の声があっても増税の声はない。消費税一つとっても、三%から五%へ引き上げる、しかも三年間先行して所得税、住民税を減税して、なおかつ三%から五%に上げますよと、所得税、住民税減税の財源確保のためのあの引き上げでも実に強い抵抗があった。どこを見ても、増税しようという声は一つもない。  国債、既に十七兆円の利払いで苦しんでいる。十五兆円、国債を発行しても、ただただ、何の新規の政策事業に回せないで、今までの利払いに払ってなお税金を投入し……

第142回国会 予算委員会 第34号(1998/06/11、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 赤字公債による減税、これはきょうの減税、あすの増税であります。若い人がさらに現在の減税の分をかぶらなければならない。年金においても、年金を受け取る方は、受取額が多ければ多いほどいい。その保険料を負担しているのは若い世代であります。ということは、給付をもっと多くしろということは、保険料を上げなければならない。いずれにしても、若い人の負担によって成り立つような議論をしていると大変なことになる。  政治というのは、現在をよくするのも大事だけれども、もっと大事なことは、あすの時代は今よりもっとよくしようとする姿勢だと思います。そういう点で、余りにも現在だけをよくしてあすのことを考えない……

第142回国会 予算委員会 第36号(1998/06/15、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 当初予算においても、十億円じゃなくて、ダイオキシン対策措置経費として六百二十六億円を計上しております。  本来、当初予算で措置するべきだというお考えだと思いますが、私もそれには賛成であります。お金の問題であります。補正予算で使っていいという額があれば、より有効な使い方を考えるということであります。  私は、ダイオキシン対策のみならず、本来、ほとんどは本年度当初予算で計上した方が望ましいといえば望ましいと。
【次の発言】 WHOの専門家会合において、耐容一日摂取量として、コプラナPCBを含め、体重一キログラム当たり一日一ピコグラムから四ピコグラムの範囲とされましたけれども、これは……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 決算委員会第二分科会 第1号(1997/05/26、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 今後の方策ということですが、これは、私が昨年大臣に就任早々、年金福祉事業団の事業活動、これが年金積立金の有利かつ確実な運用につながっているのか、いわゆる年金積み立てをしている方々の有利になるように運営されているのかということに疑問を持ったものですから、これについては廃止を含めて検討せよということを事務当局に指示いたしまして、それが今自民党の中でも検討されているというふうに聞いております。  現状については、局長に答弁させたいと思います。
【次の発言】 年金積立金の資金の運用ですけれども、直接自主運用すべきだと考えております。

第140回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1997/03/03、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 平成九年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算の概要について御説明申し上げます。  平成九年度厚生省所管一般会計予算の総額は十四兆七千百六十七億円であり、平成八年度当初予算額と比較いたしますと、三千三百九十億円、二・四%の増加となっております。これは国の一般歳出の約三分の一を占めております。  厚生省予算につきましては、極めて厳しい財政状況のもとにおいても、年金、医療、福祉といった国民生活の基盤の確保を図るとともに、当面する種々の課題に的確に対処するため、必要な予算の確保を図っております。  以下、その主要施策について御説明申し上げます。  第一に、医療保険制度及び老人保健制度の……

第140回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1997/03/04、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 もともとこの介護保険法案の作成する過程でさまざまな議論がありました。そういう点も踏まえて、今回の法案の附則に、被保険者の範囲、保険給付の対象者、負担のあり方等について、法施行後、制度全般について検討を加える旨の規定を設けております。ですから、この法案が施行後の状況等を勘案しながら、制度の全般にわたって必要な検討を加えていきたいと思っております。
【次の発言】 私の発言に対して閣内不統一であるという議論は、総理大臣からも閣僚からも全然出ておりません。
【次の発言】 行財政改革のために必要だということで今まで言ってきたことでありますが、今後ともその必要性を国民に理解してもらうように……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1998/03/19、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 平成十年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算の概要について御説明申し上げます。  平成十年度厚生省所管一般会計予算の総額は十四兆九千九百九十億円であり、平成九年度当初予算額と比較いたしますと、二千八百二十三億円、一・九%の増加となっております。これは国の一般歳出の約三分の一を占めております。  また、社会保障関係費については、財政構造改革の推進に関する特別措置法により量的縮減目標が定められ、対前年度三千億円を下回る額とされたところでありますが、厚生省関係の社会保障関係費については、十四兆四千二百八十億円であり、対前年度三千四十九億円の増、二・二%の伸びを確保したところであります……

第142回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1998/03/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○小泉国務大臣 私は今議員宿舎に住んでおりますので、議員宿舎もマンションといえばマンションかと思います。住んでおります。
【次の発言】 当然、多くの方がマンションに住んでいるわけでありますので、マンションの果たしてきた役割というのは大きいものと思っております。
【次の発言】 受水槽の設置者に対しては、安全な水の供給とか管理等に対して指導する、また、直結給水の普及にいろいろな対応が必要だということはわかります。  しかし、どのマンションに住むか、どこに居住するかというのは、最終的には個人の選択の問題だから、個人に公費助成、そこまては必要ないのじゃないかと私は思います。


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 憲法調査会 第9号(2000/05/11、41期、自由民主党)

○小泉委員 自由民主党の小泉純一郎です。  私は、憲法というのはできるだけわかりやすい表現にするべきだと思っています。できれば、中学生や高校生が読んでみても素直に理解できる、そういう憲法が望ましいと思っております。  ということを考えますと、現憲法第九条、これは、ちょっと前まで、日本の政界の半分近い人たちは自衛隊は違憲だと言っていました。最高裁判所の判決が出るまで自衛隊が合憲か違憲であるかわからない。こういうことは私は好ましいとは思っておりません。自衛力は国に与えられた固有の基本的な権利だから明記する必要はないと思っていますが、この当たり前のことですら、いけないという議論がかなり多数あったとい……



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データ更新日:2023/02/05

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