このページでは赤嶺政賢衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇六年度政府予算三案に反対の討論を行います。(拍手) 第一の理由は、国民への負担をさらに引き上げ、社会保障改悪を次々進める予算だということです。 予算案は定率減税の全廃を盛り込んでいます。所得税と住民税合わせて三兆四千億円もの増税です。政府は景気回復を理由にしますが、史上最高の利益を上げ続けている大企業とは対照的に、国民の所得は減り続けており、理由になりません。定率減税は恒久的措置として実施されたものです。同じ法律で措置された法人税率の引き下げや所得税の最高税率引き下げには手をつけず、定率減税だけ廃止するのは全く道理に合いません。 政府は、本……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、2プラス2報告について質問します。(拍手) 政府は、米軍再編について、抑止力の維持と負担の軽減が基本方針だと説明してきました。しかし、今回の合意が沖縄県民の願う負担軽減になるのでしょうか。 県内たらい回しはやめよという県民の総意を裏切り、今回もまた、普天間基地の代替と称して名護市辺野古への新基地建設を盛り込んでいます。滑走路を二本持つ巨大な基地を、豊かな大浦湾を埋め立ててつくるというのであります。これは、沖縄県民が拒否し破綻したSACO合意を焼き直し、さらに巨大化し、しかも住宅地に接近させるという、一層危険な計画ではありませんか。このどこが負担の軽……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁設置法、自衛隊法改正案について質問します。(拍手) 本法案は、防衛庁・自衛隊の発足以来初めて、自衛隊の任務を変更し、防衛庁を省に昇格させるものであり、防衛二法の根幹中の根幹を変更する極めて重大な法案であります。 政府は、九〇年代以降、海外での軍事貢献を求めるアメリカの要求につき従い、憲法九条を真っ向から踏みにじり、PKO法、周辺事態法、テロ特措法、イラク特措法と次々と海外派兵立法を強行し、自衛隊の権限を拡大してきました。 こうして広げに広げた違憲の海外活動を、今度は自衛隊法三条の任務規定そのものに位置づけるというのであります。断じて許されま……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、防衛庁設置法・自衛隊法改正案に反対の討論を行います。(拍手) 戦争放棄、戦力不保持、交戦権否認を規定した憲法九条のもとで、歴代政府は専守防衛を建前とし、自衛隊の任務を日本防衛に限定してきました。それを根底から覆し、海外での活動を自衛隊の任務に位置づけるのが本法案の核心であります。日本の安全保障政策を大転換するものにほかなりません。にもかかわらず、そのことを正面から説明せず、国民的な議論を回避し、わずか十四時間二十分の審議で採決を強行しようとしている政府・与党に対し、断固抗議するものであります。 自衛のための必要最小限度の実力だから憲法に違反しないとい……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、米軍再編特措法について質問します。(拍手) そもそも、アメリカが進めている米軍再編は、先制攻撃戦略に同盟国を深く組み込み、地球規模で軍事態勢を再編成するものであり、在日米軍と自衛隊の再編もその一環にほかなりません。イラクやアフガニスタンの泥沼化によって、その戦略の破綻は明白です。にもかかわらず、政府は、沖縄の負担軽減のためと言って、再編計画を推進しています。 再編は、キャンプ座間、横田基地、原子力空母が配備される横須賀とあわせ、陸海空すべてで米軍と自衛隊の司令部を同じ場所に置き、一体化するものであります。岩国は、嘉手納に匹敵する極東最大級の巨大な基……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、米軍再編特措法案に反対の討論を行います。(拍手) 本法案は、米軍再編を促進するとして出されたものですが、いまだに、再編計画の全容、日本側の負担総額、グアム移転計画の全容、財政負担の具体的方法など、法案の骨格、基本にかかわる問題が何ら明らかにされていません。審議は全く不十分であります。地方公聴会も開かず、関係自治体の意見も聞かず、討論の機会さえ封じて、昨日委員会質疑を打ち切り、採決を強行した政府・与党に対し、断固抗議するものであります。 そもそも米軍再編は、アメリカの先制攻撃戦略につき従って、米軍と自衛隊が一体となって海外で戦争できる態勢づくりにほか……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、イラク特措法延長案について総理に質問します。(拍手) イラク特措法は、米英が始めた無法なイラク戦争とそれに続く軍事占領に自衛隊を派兵し、これに日本が参加、加担するという軍事占領支援法であります。武力による威嚇と武力の行使を禁止し、交戦権を否認した憲法九条を真っ向から踏みにじる明白な違憲立法にほかなりません。自衛隊は直ちに撤退すべきであり、その延長は断じて認められません。 まず、イラク戦争に関する総理の根本認識について聞きます。 米英による戦争開始から四年、イラクの現状は泥沼化そのものであります。無法な侵略戦争と占領支配、米軍がファルージャやバグダ……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、イラク特措法延長案に反対の討論を行います。(拍手) 第一に、イラク戦争がうそで始められた国連憲章違反の侵略戦争であることは、今や明白です。 戦争の最大の根拠とされた大量破壊兵器がイラクに存在しなかったことは、既に確定したのであります。だから、ブッシュ大統領自身が開戦判断の誤りを認め、イギリスのブレア首相も辞任に追い込まれたのであります。情報が誤りであって、判断は誤りでないなどという矛盾に満ちた総理の答弁は、断じて許されません。 第二に、自衛隊の活動は戦争終結後の人道復興支援という政府の説明も、全くの虚構であります。 政府は、私たちの追及に、航空……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、新テロ特措法案について質問します。(拍手) まず、海上自衛隊の給油活動をめぐる隠ぺい問題です。 私は、二〇〇三年五月、この問題を追及しました。イラク戦争から横須賀に戻ってきた米空母キティーホークの艦長が、海上自衛隊から八十万ガロンの給油を受けたと発言しました。これを受け、具体的な事実の確認を求めたのであります。 そのとき、福田総理、石破防衛大臣は、イラク作戦には使っていない、給油した二十万ガロンは一瞬にしてなくなったと説明したのであります。 ところが、政府は今になって事務的ミスだったと言い出し、さらに、四年前の当時から海幕の担当課長らが事実を知り……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、新テロ特措法案に反対の討論を行います。(拍手) 第一に、本法案は、憲法違反の報復戦争支援をこれまでどおり継続するものであり、断じて容認できません。 政府は、補給対象をテロ対策海上阻止活動を行う艦船に限定すると言ってきました。しかし、審議の中で、複数の任務につく米軍艦船への補給を除外しないと答弁したのであります。要するに、限定などできないということであります。 もともと米軍は、インド洋、ペルシャ湾の海域で、海上阻止活動だけでなく、対アフガン、対イラク作戦を一体で進めています。空母戦闘打撃群、強襲揚陸艦などを常時展開し、その時々の米軍の判断で必要とす……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、在日米軍駐留経費特別協定について質問します。(拍手) まず初めに、相次ぐ米軍犯罪についてであります。 先月十日、沖縄県北谷町で起こった米海兵隊員による女子中学生暴行事件に対し、深い悲しみと怒りの声が上がっています。言葉巧みに少女をだまし、暴行するという許しがたい米兵の蛮行に、満身の怒りを込めて抗議するものです。少女は告訴を取り下げ、米兵は釈放されました。少女の思いを受けとめ、今、政治が何をするかが問われています。 一九五五年、沖縄本島中部にある旧石川市で、米兵による少女暴行殺害事件が起きました。由美子ちゃん事件です。市内の幼稚園に通っていた当時六……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の新テロ特措法延長法案に反対、民主党の対案に反対の立場から討論を行います。(拍手) 政府は、二〇〇一年以降、九・一一テロに対してアメリカが始めた報復戦争を支援してきました。自衛隊をインド洋に派遣し、アフガニスタンへの空爆を行う米軍艦船などに給油支援を行ってきたのであります。このような活動が憲法九条に真っ向から反することは明白です。自衛隊は直ちに撤退すべきであり、法律の延長は断じて認められません。 現在の法律は、一年前、この国会で大問題になりました。昨年の参議院選挙の審判を受け、安倍内閣は政権を投げ出し、自衛隊はインド洋から撤退したのでありま……
○赤嶺政賢君 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、日本共産党を代表して、新テロ特措法延長法案の再議決を求める動議に反対の討論を行います。(拍手) 麻生内閣は、安倍総理、福田総理と二代続けての政権投げ出しを受けて発足しました。その麻生内閣が、国民の審判を受けることなく、政権投げ出しのきっかけともなったテロ法の延長法案を提出したこと自体が大問題です。ましてや、本年一月に続き、一年間に二度までも、参議院で否決された本法案を衆議院の三分の二という数の力で覆すなど、言語道断であります。 そもそも、自衛隊をインド洋に派遣し、アメリカの報復戦争を支援することが、憲法九条に真っ向から反することは明白です。……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、海賊対処法案について質問します。(拍手) 本法案は、海賊対処を口実にして、自衛隊の海外活動と武器使用権限を拡大し、憲法九条が禁ずる海外での武力行使に道を開くものであり、断じて容認できません。 まず指摘しなければならないことは、政府が、海賊対処の根拠法が必要だとして本法案を提出しながら、既に海上自衛隊の護衛艦二隻をソマリア沖に派遣していることです。 明確な法的根拠もなしに、どうして実力部隊を海外に派遣できるのですか。しかも、派遣前にはできないとしてきた外国船舶の護衛活動にまで踏み出しているのです。これほど露骨に国会と国民を愚弄し、憲法をじゅうりんす……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、海賊対処法案に反対の討論を行います。(拍手) 本法案は、国連海洋法条約に則して、海上保安庁が国籍を問わず海賊行為を処罰し対処することを前面に出していますが、その核心は、自衛隊に海賊対処行動という新たな海外任務を与えることにあります。 しかし、軍隊の派遣では、ソマリア沖の海賊問題は解決できません。 昨年から、各国がソマリア沖に軍隊を派遣し、政府も自衛隊を派遣しましたが、海賊事件は減るどころか、逆にふえています。海賊が広域化し、軍隊が活動していない海域に活動拠点を移しているからです。まさにイタチごっこになっているのです。軍隊の活動で問題が解決できない……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、海賊対処法案の再議決に反対の討論を行います。(拍手) まず、本日参議院で否決された海賊対処法案、租税特別措置法案、国民年金法案の三つの法案について、政府・与党が、参議院の意思を一顧だにせず、直ちに衆議院で再議決し成立させようとしていることに強く抗議するものであります。 参議院で与野党の議席が逆転して以降、福田内閣での新テロ法を初め、三分の二の多数による再議決が計六回行われましたが、今回は、たった一日で、内容の異なる重要法案を三本まとめて押し通そうとしています。前代未聞の暴挙であり、断じて容認できません。 本法案は、海賊対処を口実にして、自衛隊の海……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 外務大臣はこの間、沖縄を訪問されたわけですが、きょう、私は、その沖縄の基地問題を考える上での前提になる認識について聞いていきたいと思います。 外務大臣は、十一月の二十四日そして二十五日に沖縄を訪問されました。現地での記者会見で、普天間飛行場が市街地の真ん中に存在していることに関連して、こう述べておられるんです。周りにどんどん家がふえてきて、普天間飛行場のぐあいが悪くなる、基地としては難しくなる、このように述べておられるわけですが、普天間飛行場、どういう経過で現在のような状況がつくられたという認識ですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょう、私は、米軍再編協議で普天間飛行場が焦点になっておりますが、その普天間飛行場の現状がどうなっているかについて聞いていきたいと思います。 ヘリ墜落事故の一周年を前にして、地元那覇の防衛施設局の西施設局長が記者会見をしております。このインタビューの紙を全文いただきました。 この中で、施設局長はこう言っております。SACOの最終報告で普天間基地の危険性の指摘がありながら、移設までの間、危険性に対処する考えが盛られていなかった、その解決が重要なポイントだ、このように述べながら、移設の完了までの間の危険性をどう排除するか、この課題は残っている、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私たち日本共産党も、今回出されております万国郵便連合の二つの条約については賛成であります。 そこで、お伺いしたいんですが、今回、郵便連合の任務として、郵便境域における郵便物の自由な流れを保障すること、あるいは公平で共通の標準の採用及び技術の使用を奨励すること、利害関係者間の協力及び相互作用を確保すること、効果的な技術協力を促進すること、利用者の変化するニーズを確実に満たすことなどを具体的に明記しておられます。 ところで、各国の郵便業務を国際的に比較した場合、いわゆる先進諸国と発展途上国との間では格差があることも事実であります。今回、到着料に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
二十四日から、在日米軍再編に関する外務・防衛審議官級協議が開かれています。けさの報道では、昨晩も遅くまで協議したがまとまらず、結論は二十六日に持ち越したとなっています。
先ほど、外務省の方からの連絡によりますと、北米局長もその任に当たっているようでありますが、今どんな協議を行っているんでしょうか。
【次の発言】 それで、その普天間の問題というのはどうなりましたか。
【次の発言】 けさの報道で、普天間について、また新しい問題が出てきております。
普天間飛行場の移設見直しについて、滑走路の長さを当初予定の千五百メートルから千八百メートルに延長するようア……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、テロ特措法について聞いていきます。
九・一一の同時多発テロ事件から四年がたち、そしてテロ特措法も既に一度延長し、今回もさらに延長するということになっているわけですが、延長する必要があると判断した理由は何ですか。
【次の発言】 テロが許されない行為であることは、これはもう明らかです。
テロとの闘いはまだ続いているということをおっしゃっていましたが、それでは、この四年間で、アフガニスタンにおけるアメリカなどのこのテロとの闘い、日本も参加してきた、これによって、アフガニスタンの情勢は安定しているんですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
二十四日から、在日米軍再編協議で審議官級協議が行われ、普天間飛行場の移設先見直しについて、名護市の辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸案、これで合意をいたしました。きょうは、その合意の中身について、報道や政府の発表でもはっきりしない点、私が疑問に思っている点について伺っていきたいと思います。
まず、沿岸につくるという代替施設の規模と内容について説明してくれますか。
【次の発言】 念のために、総面積というのは幾らになりますか。
【次の発言】 環境保護が一番求められている地域です。概略という感じで合意をしたということでありますが、今後大きな問題になっていくと思……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
最初に、官房長官に伺います。
ブッシュ大統領は十四日の演説で、イラクが大量破壊兵器を保有しているという情報の多くが結果的に間違っていたことは事実、開戦の責任は私にある、このように述べております。戦争を始めた張本人であるブッシュ大統領が誤りを認めたことについて、官房長官、どのように考えますか。
【次の発言】 私が聞いているのは、当時、戦争の最大の根拠にしていたこと、ブッシュ大統領が攻撃開始直前の最終通告で述べていたのは、間違いなくイラクは大量破壊兵器を隠している、世界の安全のためにはフセインを今すぐ武装解除しなければならないということでした。大……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
北京で開かれていた六カ国協議は、朝鮮半島非核化の基本方向を明記した共同声明を採択して閉幕をいたしました。
共同声明で、北朝鮮が核兵器と既存の核計画を放棄すること、アメリカが朝鮮半島に核兵器を有せず、北朝鮮への攻撃、侵略の意思のないことが確認されたことは、朝鮮半島の非核化を初めとする諸問題の平和的解決への重要な前進となったと考えます。私たちは、この共同声明を心から歓迎しています。
外務大臣は、今度の共同声明についてどのような評価をしておられますか。
【次の発言】 第四回六カ国協議共同声明という形で大きな目標を各国が合意できた、本当に大きな出来……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私たちは、北朝鮮問題は平和的な交渉で解決すべきということを繰り返し主張してまいりました。
今回、日朝の政府間協議が一年ぶりに再開をされたわけですが、この協議では拉致問題や過去の清算など双方で突っ込んだ意見交換が行われたと外務省は発表しているわけです。対話継続も合意されているわけですが、今後の進展を図る上で、まず外務大臣、今回の日朝の政府間協議をどのように評価しておりますか。
【次の発言】 国交正常化まではいろいろあると思うんですが、協議が継続されるきっかけになったと。
そこで、その拉致の問題についてもうちょっと伺いたいんですが、例えば、北朝鮮側の代……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私は、きょうは、米軍再編で焦点になっている普天間基地の問題について聞いていきたいと思います。
報道によりますと、先月の十九日にも大野長官はアメリカのローレス国防副次官と会談して、この問題について協議した、このように伝えられております。会談では何を話し合ったのですか。
【次の発言】 さまざまな議論ではわかりません。
この間の報道では、普天間基地の代替施設について、米軍のキャンプ・シュワブの陸上案ないしはキャンプ・シュワブの基地に近い浅瀬に移設する案、これが繰り返し取りざたされているわけです。ローレス国防副次官との会談では、日本側が提案したキャンプ・シ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 額賀長官に伺います。 今月の二十一日の記者会見で、岩国の住民投票に関して、地域の問題であるのか国家全体の問題であるのか、そういうことを地域住民の皆様方にはよく考えていただければありがたい、このように述べておられます。一方、岩国市の井原市長は、基地や米軍再編全体は国の問題かもしれませんが、岩国基地に関する部分は地元に理解を求められている問題である、市民の安全、安心にかかわる事項です、こう述べております。私は当然だと思います。 長官は、地元住民がみずからの安全の問題として意思表示をするのを否定するのですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
米軍再編問題について聞きますが、よく、米軍再編はパッケージだと言われております。十月の日米合意に盛り込まれた「統一的なパッケージ」という文言について、政府は、地元の自治体からの質問に対する回答の中で、「個々の案件が全体として抑止力の維持と地元負担の軽減の実現を図るという意味であり、すべての案件の実施が関連していることを意味するものではなく、それぞれの案件について実現を追求していくものである。」このように述べております。
これは間違いありませんね。
【次の発言】 具体的に聞きますが、そうなりますと、普天間飛行場の移設と海兵隊のグアム移転について……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 名護市と宜野座村それから政府が合意をして、額賀防衛庁長官に初めて質問する機会を得ました。本当に委員会での議論がないまま、マスコミ等でいろいろ報じられている。それから、きょうの与党議員の質問にもありましたように、米軍基地の運用に対する非常な不信感、そういうのが大きな問題になっていくだろうと思うんです。 それで、私、今回の合意の案について、合意したことについてちょっと聞いていきたいんですが、ここに防衛庁からいただいた図があります。V字形ですね。そして、ヘリが場周経路で飛ぶ場合には、このV字形の両方を飛ぶというような赤い線が引かれております。両方飛ぶんです……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 法案に入る前に、本土の五つの演習場で行われている米海兵隊の実弾砲撃演習について聞いていきます。 この演習は、九七年以来、沖縄の痛みを分かち合うとして、キャンプ・ハンセンで行われていた百五十五ミリりゅう弾砲の実弾砲撃演習を本土に分散移転したものであります。 ところが、ことし一月末から始まった日出生台の演習場での訓練で、突然米軍と日本政府から、小銃、機関銃の訓練もやらせてほしいとの要請があり、守屋事務次官が現地に入り、額賀長官自身が大分県知事に電話で受け入れを要求する、こういう極めて異例の対応がとられたわけです。 これに対して地元からは、当時……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案に入る前に、米軍再編の協議の現状について聞いていきます。
築城、新田原の基地については、昨年十月の日米合意で、嘉手納、三沢、岩国からの米軍戦闘機の移転訓練が盛り込まれただけでなく、普天間基地が持つ緊急事態の基地機能の移転も盛り込まれております。ここで言う緊急時とはどういう場合を指すのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、基本的にということですが、それ以外の場合もあるんでしょうか。
【次の発言】 緊急時という認定なんですが、それに当たるかどうか、これはだれが判断するんですか。日本ですか、アメリカですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
けさの閣議で、政府は、米軍と自衛隊の再編を実施するための政府方針について決定をいたしました。「普天間飛行場の移設については、平成十八年五月一日に日米安全保障協議委員会において承認された案を基本として、」「早急に代替施設の建設計画を策定する」ことを明記しております。
これまでのいろいろな協議の結果、書きぶりがこのようになったものだと思いますけれども、改めて確認いたしますが、沖縄県が求めているキャンプ・シュワブ沿岸地区への暫定ヘリパッドの建設、政府としては受け入れる考えはあるんですか。
【次の発言】 名護市長は、滑走路の長さについて、短くしてほしい、千五……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、ロードマップで言われました訓練移転、これについて聞いていきたいと思います。
訓練の移転先として、ロードマップでは六つの自衛隊基地を挙げております。それに加えて、「双方は、将来の共同訓練・演習のための自衛隊施設の使用拡大に向けて取り組む。」こう明記をしているわけですが、六つの基地以外に「自衛隊施設の使用拡大」、どういう基地を対象に拡大をしていくんですか。
【次の発言】 長官、六つの基地でさえ、三つの米軍基地から訓練移転がやってくるということで、今大変な不安や議論が起こっているわけです。皆さんロードマップに、その上にそれ以外の自衛隊基地……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 政府は、北朝鮮から七発の弾道ミサイルあるいは何らかの飛翔体が発射されたと昨日は表明しておりました。 我が党は、昨日、志位委員長が、これを受けまして、国際ルールと国際的取り決めを無視した北朝鮮によるミサイル発射に厳しく抗議するとともに、北朝鮮が無法な行為を直ちに中止して、国際ルールと日朝平壌宣言を遵守することを強く求める、こういう談話を発表しております。 そこで、事実関係について確認しておきたいんですけれども、きのうの安保委員会理事懇の席上での額賀長官の説明は、北朝鮮から弾道ミサイルまたは何らかの飛翔体各一発が発射されたものと考えられる、そういうこと……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、午前中も外務委員会で米軍再編について質問をさせていただきました。今与党の議員からも質問がありましたように、今度の米軍再編は、その一つ一つが全くあいまいで明らかにならない。沿岸地区に配備される戦闘機一つとってみても、オスプレーが配備されたらどうなるかと聞かれたら答えない。こういうことで安心して受け入れる人たちはいないと思うんです。七千人についても実態があいまい。しかも、七千人が出て行った施設がそのまま残ることになれば、海兵隊のことだから、グアムから展開してくるのはこれはもうたやすい話であります、今でもやっていることですから。実際に負担の軽減……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭、委員長の方からも、きょうの委員会への額賀防衛庁長官の出席の問題について発言がありました。先ほど、高木筆頭理事の方からもございました。2プラス2ロードマップができ上がってから、衆議院で防衛庁長官が出席してロードマップについて審議をしたのは一回です。たった一回であります。この沖北がたとえ所管大臣でなかったにしても、過去に事例があり、沖縄問題が重大になっているときに衆議院でまともに審議に応じていない、この態度は本当に私は許しがたいということをまず冒頭に指摘しておきたいと思います。 それで、最初にオスプレーの問題について聞きます。 ジョセフ・ウェーバ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私たち日本共産党としても、根室の問題それから与那国の問題、それぞれ対応してきているところでありますが、きょうまたその通告も行っておりますけれども、同時に、きょうは普天間基地の代替施設をめぐって政府と県との間で協議機関が立ち上がりました。これをめぐっていろいろな問題が横たわっておりますし、私たちにとって不透明なところもたくさんありますので、まずはその協議機関の問題から質問をさせていただきます。 今回の協議機関の立ち上げは、振興策と基地建設との関係をどう位置づけるか、これが最後まで焦点であったようです。また、沖縄北方特別委員会が北部の市町村長と話……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。前国会までは外務委員会に大変お世話になりました。きょうもよろしくお願いいたします。 それで、最初に、日本・マレーシアの連携協定について伺います。 今回の協定案の中には、マンゴーなどの熱帯果実、これは前回のメキシコとの協定においても関税撤廃品目でありましたが、今回もそのようになっております。 御承知のとおり、日本のマンゴーの生産地というのは沖縄県、宮崎県、鹿児島県になっているわけですが、国産マンゴーに与える影響、今後関税撤廃をしたことによってどのぐらいの輸入量がふえていくのか。 それをお伺いいたしますのは、熱帯果実というのは、沖縄では、花やパ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
政府は、普天間飛行場の移設問題で、名護市のキャンプ・シュワブの沿岸部に滑走路をV字形に二本つくる案をまとめ、名護市長、宜野座村長らと合意をしました。きょうは、その合意した新沿岸案、あるいは滑走路二本案ともいうべき問題について聞きます。
最初に、守屋事務次官はせんだっての記者会見で、この二つの滑走路の長さは最大千八百メートル、このように言っています。これに間違いありませんね。
【次の発言】 オーバーランを含んで千八百メートル。大体、オーバーランというようなのは三百メートルとかいろいろ言われているわけですけれども、そうすると、名護市は滑走路千三百メートル……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、米軍再編の中で訓練移転について聞いていきたいというぐあいに思います。
まず、訓練の内容について聞きますけれども、いわゆる最終報告では、一般に、共同訓練は、一回につき一から五機の航空機が一日から七日間参加するものから始め、いずれ、六機から十二機の航空機が八日から十四日間参加するものへと発展させる、このように述べております。訓練の機数は、十二機以内に限定されるのですか。
【次の発言】 ですから、タイプを調整したということなんですが、四月十九日付の、千歳市に対して皆さん回答を出しておりますが、お示しした移転訓練の規模については、あくまで典型的な移……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
先ほどから陸上自衛隊の撤退について議論をしておりますが、政府の説明というのは全く不可解であります。
そこで、もう一度質問をいたしますけれども、報道では、三月から五月、あるいは四月から六月にかけて撤退をするということが繰り返し伝えられております。防衛庁長官に聞きますけれども、具体的なタイミングは別として、今後数カ月のうちにサマワから撤退するという理解をしてよろしいですか。
【次の発言】 送り出した時点から撤収については考えてきたというお話なんですが、実は、今月四日に、柳澤官房副長官補が都内の講演で、イラクの出口がことし最大のテーマだ、もうことし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、航空自衛隊による輸送活動について聞きます。
政府は、今後の輸送活動について何ら決まっていないとしているわけですけれども、この間の理事懇のやりとりの中で、今後の活動にかかわってイラク国内の飛行場の調査を行っている、こういう説明がありました。
改めて聞きますが、いつから、だれが、そしてどの飛行場に対してどういう調査を行っているんですか。
【次の発言】 ということは、南部の空港に限らず調査していると。基本計画の中では、中北部のバグダッド飛行場、それからバラドの飛行場、モスルの飛行場、これらも挙げられているわけですが、現時点では、調査の結……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
私は、自衛隊の撤退について、これまでの質問いろいろありましたが、角度を変えて聞いていきたいというぐあいに思います。
額賀長官は、今月一日の2プラス2で、「条件が整えば、英豪軍と同じ時期に陸自の活動も終了したい」、このように述べたと報道されております。ところが、今に至るも政府の撤退の決定はないわけですが、なぜ撤退を決定できないのですか。
【次の発言】 新しい政府が発足をしスタートした。六月にはサマワで多国籍軍からイラクへの権限移譲を実現できるのではないかとマリキ首相がこのように述べている。首相自身がそのように発言しているわけですから、あとは調整……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 政府は、一昨日、サマワからの陸上自衛隊の撤退を正式に決定いたしました。イラク戦争が、大量破壊兵器の保有といううその情報に基づいた国連憲章違反の戦争であったということは、ブッシュ大統領の言明によっても明らかであります。 また、自衛隊のイラクへの派遣は、そもそもアメリカの戦争と軍事占領を支援するものであり、現に戦闘が行われている国への自衛隊の派遣は憲法違反である、速やかに撤退すべきというのが私たちの見地でありました。 ですから、イラクからの陸上自衛隊の撤退は、これは当然であります。むしろ、先ほどの委員の指摘もありましたが、遅きに失したということを厳しく……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 イラクに自衛隊を派遣して二年半、陸上自衛隊は撤収したわけですけれども、空自の活動は引き続き継続し拡大する。一体、当初アメリカが、戦後の混乱のイラクをおさめなければ混乱は回復しないというような議論もありましたが、今までかかっても治安はますます悪化し、内戦の危機ということまで言われるようになって、いつまでいたらイラクの治安は回復するのか、政治プロセスも終わったじゃないかと。そういう、本当に今アメリカの占領統治そのものにメスを入れて再検討しなければいけない、そういう中で日本の政府がどういう役割を果たさなければいけないのか、こういうことについて考えていかなけれ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、米軍再編について質問をいたします。
最初に、二月一日に参議院の予算委員会で我が党の井上哲士議員が、防衛施設庁が全国の防衛施設局にメールを送って米軍再編の反対決議を行わないように理解を求めて働きかけてほしいという問題があったわけですが、そのとき額賀長官は調べてみたいと答弁されております。調査の結果、どうでしたか。
【次の発言】 地方調整の中心が、米軍再編に反対の地方議会の決議を上げないように地方議員に理解を求めていきなさいと言うこと自身が驚くべきことであります。これは本当に圧力と言わざるを得ません。
そこで、米軍再編について聞いてい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
額賀長官に伺いますが、今回の談合事件の再発防止について、防衛施設庁を解体し本庁に統合すると繰り返し述べております。私には、なぜ施設庁の解体で問題が解決するのかわかりません。八年前にも、調達実施本部をめぐる水増し請求、背任事件がありました。そのときも、額賀長官は調本の解体といった、調本を解体して、水増し請求あるいは談合、これらはなくなったんですか。
【次の発言】 調本を解体し、水増し請求や談合はなくなったかということを聞いたわけですが、私は、きょう、防衛施設局がつくった資料を持ってまいりました。理事会の許可を得て配付させていただいております。
……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きのうもテロ特別委員会が開かれまして、外務大臣、防衛庁長官には北朝鮮問題を質問いたしましたが、きょうは、米軍再編にテーマを切りかえまして質問をしていきたいと思います。 米軍再編については、久間長官は就任以来、米軍再編問題が第一の優先課題、こうおっしゃってまいりました。しかし、この問題をめぐっては、今でも多くの自治体あるいは住民の反対が続き、沖縄県では知事選挙を目前にしておりますが、両陣営の候補者がV字形には反対だという公約も出しておられます。 そういう反対の声が非常に強い中で、長官は、この米軍再編、どのように進めていくおつもりですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、私も防衛施設庁の談合問題について聞きます。 防衛庁をめぐっては、装備品をめぐる背任事件、そして燃料談合、今回の基地建設工事をめぐる談合事件、水増しや談合事件が繰り返されてきました。防衛庁のあり方の根本が問われる問題です。今回の事件で、防衛庁のこれらの体質について抜本的な再発防止策はとられたのか、この点について聞いていきます。 具体的に聞きますが、今回の事件は、岩国飛行場の滑走路沖合移設工事、佐世保基地の岸壁工事などをめぐって官製談合が行われていたということが、七月末の東京地裁で判決が下されたわけです。 防衛庁が出された調査委員会の報告書……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、施設庁談合事件を受けた対策のうち、組織改編、この問題についてまず冒頭聞いていきます。
検討会の報告書では、防衛施設庁を解体し、防衛庁本庁に統合するとの方針を示しております。その際の柱の一つに、「防衛政策と施設行政が密接に連携した体制の確保」ということが据えられているわけです。具体的には、現在の防衛施設局を地方防衛局として、これまでの施設行政だけでなく、防衛政策などを地方自治体に周知する業務を一元化する、こうなっているわけですけれども、なぜこのような改編が必要なんですか。
【次の発言】 実施官庁としての役割、防衛政策を推進する役割、両方ともに……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、参考人の先生方、先ほど大変貴重なお話を伺うことができまして、ありがとうございました。 質問に入っていきますが、先ほどから今回の法案の核心について、前田先生の方から、やはり海外活動の本来任務化ということが挙げられておりました。 そこで、前田先生の方から最初にお尋ねしたいと思いますけれども、私は、今回の本来任務化が盛り込まれたその大もとは、新しい防衛大綱にあったと考えております。 その防衛大綱は、九・一一テロの後、アメリカの戦略が変わり、そして日本においては防衛力の在り方検討会議として検討されてきました。その中で、海外活動が本来任務……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
法案に関連をいたしまして、先週の安保委員会での久間長官の発言について、改めて質問していきたいと思います。
核艦船の領海通過について、先週の安保委員会で長官は、緊急事態の場合にはやむを得ない、その後に事前協議できなかったという報告がある、このように答弁されております。
この問題について改めて聞きますが、緊急事態というのはどういう場合を指しているのですか。災害に限られているんですか。
【次の発言】 災害に限られているのかという質問だったわけですが、特定することは難しいというお話なんですけれども、そうしますと、周辺事態や武力攻撃予測事態や武力攻撃……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
歴代政府はこれまで、自衛隊は我が国を防衛するための必要最小限度の実力組織であるから憲法に違反しないと説明してきております。防衛庁長官に聞きますが、この憲法見解に今も変わりはありませんか。
【次の発言】 久間防衛庁長官は、二十八日の当委員会で、現行自衛隊法三条の規定が憲法九条との整合性をとるための任務設定だった、そういうことをお認めであります。ということは、我が国を防衛するための必要最小限度の実力組織であるから憲法に違反しないという憲法見解の一体のものとして、自衛隊の任務を日本防衛と定めてきたということですね。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、防衛庁職員給与法については、これは一般職と同様の改正を行うものであり、賛成であります。 そこで、きょうは、起こっている問題について幾つか取り上げたいと思いますが、最初に、「あさしお」の問題であります。 十一月二十一日、日南市沖で、海上自衛隊の練習潜水艦「あさしお」とパナマ船籍のタンカーが衝突事故を引き起こした件について、海上幕僚監部は中間報告を発表いたしました。 それによりますと、ソーナー員によるタンカー船の信号探知、さらに水中電話機によるスクリュー音の探知をそれぞれ艦長に報告したということになっています。これは、水中電話機によるス……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 高市大臣が就任されまして、委員会を長いこと待たされましたので、問題が山積ということでありますが、残念ながら私の質問時間が十五分しかありませんので、端的に聞いていきたいと思います。 高市大臣が十月二十一日に沖縄に行かれて記者会見をなさって、北部振興策と普天間飛行場の移設問題、全くリンクしないという表現は当てはまらない、移設問題というのは全く進まないけれども北部振興というものは国で受けますよという形には残念ながらならないと思っていると発言をされました。 この発言は撤回をされたんですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、久しぶりに外務委員会で質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
時間がありませんので、端的に聞いていきたいんですが、まず最初にNLPの問題であります。
報道によりますと、NLPの恒常的な訓練施設を岩国基地から約百八十キロ以内で選定するよう日本側に要求している、こういう報道がありました。ロードマップでは、二〇〇九年七月までに施設を特定することになっています。この二〇〇九年七月までに選定をする、こういうぐあいに決めた理由は何ですか。
【次の発言】 その報道では、岩国と築城あるいは大黒神島というぐあいに挙がっているわけですけれども、せ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 テロ特措法ということではありますけれども、ちょっと事前の通告は間に合いませんでしたが、昨日の国連安保理について最初に伺っていきたいと思います。 決議一七一八を全会一致で採択したわけですが、北朝鮮に対して、さらなる核実験と弾道ミサイル発射を行わず、すべての核兵器と核開発計画の放棄を要求し、北朝鮮が即時無条件で六者協議に復帰するよう求めているわけです。そのため、国連憲章第七章第四十一条に基づく非軍事的措置をとることを決定し、すべての関係国が外交努力を強化し、緊張を激化させる行動を避けるように求めている、こういうぐあいになっております。 今回のこの安保理……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。時間が十分しかありませんので端的に質問をしていきます。
今、米国はアフガニスタンで軍事掃討作戦を展開しております。米国のその作戦は国際法上どんな根拠に基づいているものですか。
【次の発言】 一三六八というのは、自衛権の行使だということで米側は始めたわけです。そうすると、今アフガニスタンで行っている軍事掃討作戦、これも自衛権の行使だということになるわけですか。
【次の発言】 ですから、その安保理決議というのは、いつ、どんな形で上がって、何が決められているんですか。
【次の発言】 一三六八というのは二〇〇一年九月十二日の決議なんですね。そして米側は、同時多発……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
イラク問題に移る前に、ちょうど一週間前に沖縄の読谷村で、米軍のトリイ通信施設の沖合約二百メートルの海上で、海兵隊のCH53E大型輸送ヘリが、つり下げていた輸送中の米軍車両を落下させ水没させた、こういう事件がありました。
それについて聞きますが、海兵隊の報道部は、ヘリが乱気流に遭い、乗員とヘリの安全確保のため荷物を投下しなければならなかったと発表しています。車両を落下させた海域はどういうところだ、その認識をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 水没した軍用車両は、米軍が投下させた直後から捜査をしたけれども見つからなかった、周辺海域が荒いため捜……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、先ほどの長島先生とは日米同盟に対する考え方は違いますけれども、その違う立場に立ってもなお、長島先生が取り上げたかった沖縄の問題というのが嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練だろう、このように話し合っておりましたが、その問題について伺っていきます。 在沖米軍は、一月二十六日に、九九年四月以来行われていなかった嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を強行いたしました。パラシュート降下訓練は、津堅島でも、そして辺野古のキャンプ・シュワブでも立て続けに行われております。私たちは、パラシュート降下訓練は、その訓練を行う場所がどこであれ反対であります。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょう、私は、沖縄県の北部訓練場の問題について質問をしていきたいと思います。 その前に、環境省をきょうはお呼びしておりますので、環境省に最初に伺いたいのですが、三月九日に、環境省が設置した国立・国定公園の指定及び管理運営に関する検討会があります、その検討会の中で、沖縄県の山原、沖縄本島北部地域、これについて国立公園指定を検討するよう提言を提出しております。環境省にまず聞きますけれども、今回の提言の内容と背景、この提言を受けて環境省としてはどのような取り組みを進めていかれるのか、お答え願えますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは法案について聞いていきますが、今回の法案は、グアム移転経費の負担の仕組みと、再編による基地強化を受け入れた地方自治体に対する交付金の制度をつくるのが主な内容になっています。
そこで、グアム移転経費をめぐっては、昨年四月の額賀防衛庁長官とラムズフェルド米国防長官との合意、それに続くロードマップで、沖縄の海兵隊司令部の八千人、その家族九千人をグアムに移転して、移転経費百二・七億ドルのうち六十・九億ドルを日本側が負担することで合意した、これに間違いないですね。
【次の発言】 それでは、そういう合意がありましたけれども、いろいろな疑問が生まれ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
北原防衛施設庁長官に、前回に引き続いて、普天間の問題について聞いていきます。
前回、環境現況調査について、アセスとは区別されるというぐあいに答えられました。現在着手しようとしている環境現況調査、これがアセス法に基づく調査とは別個に行うものというわけですが、今回の現況調査の内容はどういうものですか。これは、サンゴの調査に限定されるんですか。
【次の発言】 そうしますと、今後、環境アセスに基づいて手続に入ります。その場合に、今挙げた調査項目以外で別途実施することを想定しているものがありますか。
【次の発言】 ですから、今回調査したもの以外に、方法書の中で……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 途中、イラク特別委員会と時間が重なりまして退席したことを、大変失礼いたしました、おわび申し上げます。参考人の先生方、本当に御苦労さまです。 今のお話の流れがありますから、最初に新崎先生にお伺いしたいんです。 今回の法案では、米軍再編案を受け入れた自治体に対して、その進捗状況に応じて再編交付金を交付するとなっているわけです。これは、先ほど先生のお話で、沖縄の地域社会を疲弊させるもの、むしろ、あめとむち以上に麻薬とむちという表現をお使いになりました。SACO合意も県内の基地のたらい回しでした。それで失敗したと思います。 今回の法案は、お金の力……
○赤嶺委員 日本共産党衆議院議員の赤嶺政賢です。私の質問全体にもそういう拍手をしていただけたら非常にありがたいと思います。
そこで、前回に引き続いて、昨年四月の額賀防衛庁長官とラムズフェルド米国防長官の合意について聞きます。
合意の中には基地内インフラとありますけれども、これは具体的にどういう合意内容ですか。
【次の発言】 ですから、文字には電力、上下水道、廃棄物処理と書いてありますけれども、それが何を指すかということを聞いているわけです。つまり、基地内の配電設備、配水管、これらのことを指すのか、あるいは発電施設、浄水場、下水処理場、こういうことを新たに建設するということか、どちらですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは五月十五日、沖縄が本土に復帰して三十五周年記念であります。県民の復帰にかけた願いは、基地のない平和で豊かな沖縄ということです。県内の二つの新聞が、復帰三十五年県民世論調査を実施いたしました。その中で、基地問題について、沖縄タイムスでは、基地の縮小、撤去を望む県民が八五%、琉球新報では七六・四%。そして、琉球新報ではつけ加えまして普天間飛行場について聞いておりまして、県内移設、つまり辺野古への基地建設ですが、これに異議を唱えた人が七六%であります。 沖縄の基地問題の焦点は、現在、普天間飛行場の移設にあり、各種世論調査は明確にこれに反対をしている……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、参考人の皆さん、大変長い時間、本当に貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。 国の安全保障政策については、それぞれのお立場の違いはあろうかと思いますけれども、現実に基地を抱える自治体の市長さんとして、いろいろ御苦労も多いことだと思います。まず、その点に敬意を表したい、このように思います。 そこで、最初に、今回の米軍再編協議全体を通じた国と自治体の関係について、千歳市の山口市長にお伺いしたいんです。 今回の米軍再編というのは、一昨年十月にいわゆる中間報告というのが出たわけですが、日米間で合意した案が発表されて、それで、最終報……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今出されております防衛二法改正案は、防衛施設庁の解体、そして防衛省への統合、この中身を持っています。 ところで、その防衛施設庁と防衛省、二つの役所の関係がどういうものであるか、これを示す出来事がけさ起こっております。私、実態に即しまして、防衛施設庁と防衛省の関係などなどについて質問をしていきたいと思います。 きょう十八日の朝、キャンプ・シュワブ沿岸域で本格的な環境現況調査に防衛省は着手いたしました。県民の圧倒的な反対の声にもかかわらず調査を強行し、しかも、その調査に海上自衛隊の艦船を出すという極めて重大な事態であります。まず、こうした防衛省の姿勢に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について聞いていきますけれども、今回の防衛二法改正案、これは、三月末に発足した中央即応集団の司令部のもとに置かれる中央即応連隊の新編、そして、海上自衛隊の体制の見直し、陸海空三自衛隊の常設の共同部隊の設置、防衛施設庁の解体、防衛本省への統合、いずれも重大な内容を持つ法案であります。
まず、中央即応連隊について聞きますけれども、これはどういう部隊なのか、そして、部隊の規模、編成、役割、これらについて説明していただけますか。
【次の発言】 そこで、ことしの一月十一日付の朝雲新聞を見ますと、「宇都宮駐屯地では昨年、中央即応集団の隷下部隊となる「中央即応……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。私も、きょうは沖縄振興の問題について聞いていきます。 祖国復帰以来、三期にわたって振興計画が進み、今、十年を単位として四期目、ちょうど折り返し点に立ちました。今回の振興計画は、二〇〇二年にスタートし、計画の最終年次は二〇一一年であります。国においても、その前期五年間を検証し、そして、後期において何をどう取り組むか、沖縄振興計画後期展望、これを決定し発表しておられます。 高市大臣に聞きますが、五年間の検証で問題点や成果は何だったのか、そして、後期五年間の目標は何か、大づかみで結構ですから、説明していただけますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 今の教科書問題について、私、感想を申し上げれば、既に大臣も、それから先ほどの審議官も、今回の検定結果、沖縄県民の感情を逆なでする結果になっているということをお認めですから、教科書の記述を八月までに改めるということをぜひとも私はやるべきだというのを冒頭に申し上げておきたいと思います。 きょうは、沖縄振興計画の中でも離島の問題について、まず最初に質問をいたします。 離島住民のお産、それから高校進学の問題、これは沖縄振興計画の、沖縄県が策定した後期展望の中でも位置づけられているわけですが、まず厚生労働省に伺います。 二〇〇六年度の補正予算で、離……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうも委員会の冒頭に原口先生の方からオスプレーについて質問がありました。私も、角度は違いますが、オスプレーについて聞いていきたいと思います。 それは、配備をめぐっての日米交渉の問題です。 四月五日付の沖縄の地元の各紙は、SACOの最終報告の草案をつくる段階で、アメリカの海兵隊の垂直離着陸機オスプレーの普天間代替施設への配備が明記されていたということを明らかにしております。九六年十二月に公表された最終報告では、「短距離で離発着できる航空機の運用をも支援する能力を有する。」このようになっておりますが、この部分が、先立つ十一月下旬の草案では、海……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
先ほどの運用企画局長の説明では、昨年九月以降の航空自衛隊の輸送実績は、月当たり十七回から二十回程度で、そのうち四回から五回が国連支援ということでありました。
局長に確認をいたしますけれども、国連支援以外の輸送は多国籍軍に対する支援、このように理解してよろしいですか。
【次の発言】 ですから、国連支援以外は多国籍軍で、国連支援と多国籍軍以外の支援はありますか。
【次の発言】 そういたしますと、航空自衛隊の活動の実に七五%が多国籍軍への支援ということになるわけです、この説明書でいけば。
この点、久間大臣もお認めですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、イラクの自衛隊の活動実態について聞いていきます。 先日の理事会に、政府の方から「対国連輸送支援の実績について」というペーパーが出されました。これによりますと、航空自衛隊が国連に対する輸送支援を開始した昨年の九月六日以降この三月末までの間に、計二十五回、延べ七百六名の人員及び約二・三トンの物資を輸送した、こうあるわけです。総理も二十四日の本会議でこの点について答弁をいたしました。 まず、確認をいたしますけれども、これについて、四半期ごとの輸送回数、そして人数、物資、その内訳を明らかにしてくれますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、テロ特措法の基本計画延長について聞いていきます。 二〇〇一年以降、政府はテロ特措法に基づいて、インド洋で多国籍軍の艦船に対する給油支援を行ってきました。今回で基本計画の延長は十一回目になります。こうした活動を継続してきた一方で、アフガニスタンの情勢は今極めて深刻になっています。昨年だけで百三十九件の自爆テロが発生し、これは一昨年の二十一件から急増しております。この春からタリバンが大攻勢をかける、このようにも言われているわけですが、まず外務大臣にお聞きいたしますけれども、現在のアフガニスタン情勢についてどういう認識を持っておられるのか、改……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
私は、法案について聞きますが、今中川委員からもありましたように、なぜ二年なのか、いろいろな関連で質問していきたいと思います。
まず官房長官に聞きますけれども、今回の法案はイラクにおける自衛隊の活動を二年間延長するもの、こうなっています。一方で、テロ特措法は、状況の推移を注視していく必要があるということで一年間の延長幅となっておりました。今回の法延長に当たり、延長幅を二年とした理由について説明していただけますか。
【次の発言】 官房長官、空自は今、国連の輸送活動、人員の輸送は多国籍軍が八割、物資は九割が多国籍軍というのが本委員会で明らかになった……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、自衛隊の活動の実態について聞きます。 先ほど池田先生の方からもありましたが、私の方も、四月二十六日の本委員会で、現在の自衛隊の活動が、回数でも重量でもほぼ九割が多国籍軍の支援になっていると指摘いたしました。 実態的には安全確保支援活動が中心になっているのではないかという質問をしたのでありますが、久間大臣は、それに対して、人道復興支援活動と安全確保支援活動と両方をパラレルにするためにつくった法律と述べた上で、今後の自衛隊の活動が人道復興支援活動中心になるのか安全確保支援活動中心になるのかについては、その時々でどちらにウエートがかかってくるかとい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、イラク特措法の延長について総理に聞きます。 私たちは一貫して、イラク特措法に反対し、自衛隊の即時撤退を求めてきました。まず、今イラクで自衛隊がどういう活動を行っているのかという問題について聞きますが、イラクでは今、航空自衛隊が、クウェートとイラク国内のバグダッド、北部エルビル、そして南部タリルとの間で多国籍軍や国連の人員、物資の輸送を行っています。 総理は、先月の二十四日の本会議で、航空自衛隊の輸送実績の一端をようやく明らかにいたしました。総理のこのときの答弁によりますと、昨年夏に陸上自衛隊が撤収して以降、航空自衛隊は、合計百五十回飛……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、文部科学委員会のお許しを得まして、当委員会で質問をさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 私は、最初に、文部科学大臣に、沖縄戦の認識について聞きたいと思います。 私は、戦後すぐの沖縄の生まれであります。沖縄戦の犠牲者を周囲にいながら育ちました。私が父親の畑仕事を手伝えるようになった時代でも、私のその畑仕事の役割というのは、畑に、石ころにまざって人間の骨が粉々になって散らばっている、それを石ころと一緒に拾い集めて畑の隅に積み上げる、こういうのが私の役割でありました。終戦直後の沖縄では、芋や根菜類が大変大きく……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 総理は、施政方針演説の中で「日米同盟を一層強化していく」、このように述べられました。昨年五月に日米が合意したロードマップに基づいて、米軍と自衛隊の司令部を一体化させる、あらゆるレベルで共同訓練を強化する、そして今後、日米があらゆる問題に一体となって対応できる体制をつくろうという米軍と自衛隊の再編計画が進められております。 そこで、今焦点になっています普天間飛行場の移設問題について、総理に伺っていきたいと思います。 我々は、この問題について、県内たらい回しではなく、即時閉鎖、撤去を求めてまいりました。しかし、政府は、SACO合意以来、県内移設……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、きょうは、米軍再編の問題について、昨日の大臣の所信にかかわって聞いていきたいと思います。 米軍再編のその問題の中核は沖縄の基地問題ですが、その沖縄では今、沖縄戦の歴史教科書の検定意見、沖縄戦の真相がゆがめられたといって県民の怒りが広がっております。この沖縄戦の問題というのは、実は米軍基地の問題にも深くかかわっている事柄であります。 それで、最初に、きょうは、高村外務大臣そして石破防衛大臣について、それぞれお二人に、沖縄戦についてどのように認識しておられるか、まず最初に伺いたいと思います。 高村外務大臣、お願いします。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、私はここに、普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価方法書、平成十九年八月、那覇防衛施設局、こういう冊子を持ってまいりました。全体が三百ページを超える大変分厚い内容であります。この中身についていろいろな疑問を持っているものですから、一つ一つ確認をしていきたいと思います。 方法書とはということで、昨年十二月の普天間移設協議会で当時の守屋事務次官が説明をしております。方法書とは、事業者の建設計画をもとに環境アセスの方法を住民に公開して意見を求めるため作成するもの、最も説明責任が求められる手続だと私は考えております。 きのうも沖縄北方特別……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、外務大臣そして沖縄北方担当大臣に沖縄問題についてそれぞれ質問をしていきたいと思います。
二〇〇四年八月、普天間飛行場所属の大型ヘリCH53Dが沖縄国際大学に墜落、炎上をしました。その後も米軍は住宅地上空で旋回飛行訓練を行い、住民は墜落の恐怖と隣り合わせで暮らしております。
外務大臣に伺いますが、三年前の沖縄国際大学へのヘリ墜落についてどのように認識しておられますか。
【次の発言】 当時、宜野湾市の中学生は、これを最後の警告にしてほしい、このように訴えておりました。ところが、在沖海兵隊は、十一月六日から八日にかけて墜落した事故機と同じ型のCH5……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
私は、最初に、海上自衛隊の給油の隠ぺい問題について伺います。
先ほどあなたは、米空母キティーホークの艦長が海上自衛隊から八十万ガロンの給油を受けたと発言した際、疑惑を及ぼすので、米公使にそうではないと言ってほしい、このようにお願いした、こう先ほど証言されました。あなたは、アメリカ側に八十万ガロン、二十万ガロンの事実関係を確認したのではなく、テロ特措法の趣旨を外れていないとアメリカ側に言ってほしい、こうお願いしたということですね。
【次の発言】 当時、防衛局が作成した答弁要領、あなた、先ほどお認めになりました。自衛隊の給油量が二十万ガロンである……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、海上自衛隊の補給艦から米補給艦への給油取り違え事案について中間報告も出ております。これらについて質問をしていきたいと思います。 給油取り違えと言いますが、実際、海自の活動はどのように調整をしていくのか。ここから伺いたいと思います。 アメリカの空母のキティーホークの給油問題がありました。政府はこれまで、海上自衛隊の給油活動は、その都度、テロ特措法の趣旨に沿った活動を行う艦船であることを確認して行っている、だから、目的外使用はない、このように述べてきましたが、それは間違いありませんね。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私も、前回の質問に続いて、海上自衛隊の活動がどのような調整を経て行われてきたか、これについて聞きます。
三十一日の本委員会で、高見澤運用企画局長は、個別具体的な洋上補給の調整、これについて、「バーレーンに派遣をされております海上自衛隊の連絡官が、米第五艦隊司令部から補給対象艦艇の運用計画を聞きまして、その後に、海上自衛隊の艦艇、それから補給対象艦艇の運用計画をもとに、相互の都合に合わせて調整を実施している」、このように答弁をいたしました。この運用計画というのはどういうものですか。
【次の発言】 運用計画、これを作成するのはだれですか。第五艦隊司令部、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
寺岡参考人が海幕防衛課長に着任したのは二〇〇二年十二月と聞いておりますが、間違いありませんか。
【次の発言】 かなり細かい質問項目を事前に出しておりますので、それにかかわっての、まあ恐らく着任の時期ぐらい覚えているんじゃないかと思いましたが。
ただ、当時は、イラク戦争を前にしてアメリカがペルシャ湾周辺に大量の米軍艦船を集結させようとしていたときであります。こうした米軍艦船への給油について、海上自衛隊が給油を行うことになった、そのときにどういう方針を持っていたんでしょうか。つまり、対アフガンの任務を持っていれば問題ない、ほかにいろいろ任務はあるかもしれ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、アフガニスタン情勢について質問をいたします。
今、アフガニスタンが直面する最大の問題の一つが治安の問題だと思います。この点で外務大臣が現状をどう把握し、どのような認識を持っているかについて聞きます。
まず、米国がアフガニスタンに対する攻撃を開始した二〇〇一年以降、アフガニスタンの民間人の犠牲者数、多国籍軍の犠牲者数がどのように推移してきたか、説明していただけますか。
【次の発言】 そもそも、アフガニスタンという国は、二〇〇一年以前、自爆攻撃はなかった。それが、近年、非常にふえているわけです。タリバン政権崩壊後もアフガンの情勢は非常に深刻な……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、まず、海上自衛隊の給油活動をめぐる隠ぺい問題について聞きます。 寺岡元海幕防衛課長は、七日の参考人質疑の中で、キティーホークへの給油問題が発覚したときに、みずからがブリーフィングすることになった経緯について説明をいたしました。 統幕議長が記者会見で海上自衛隊が給油したのは二十万ガロンである、こういうことを説明したときに、ざわざわと、今の数字は何なんだという疑問が起き、記者会見が紛糾して一時中断した。その後、防衛庁の主要幹部と話し合いをして、実際の情報をつかんでいる海幕の防衛課長がブリーフィングをしなさいということになったと説明した。この点で、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、沖縄戦に係る教科書検定問題、そして、時間が許せばテロ特措法の問題、質問をしていきたいと思います。 九月二十九日に、沖縄で教科書検定意見撤回の県民大会が開かれました。総理もごらんになっていると思いますが、十一万人余が集まった、この熱気が地元の報道でも伝えられております。一面トップどころか両面ぶち抜きで、十一万余、そして、会場に集まっただけでなく、会場の外には、会場行きのバスに乗れなくて行列をなして、町じゅう人があふれていた、そういう一日でありました。 参加者の中には、戦争で犠牲になった自分の身内にきょうは手を合わせてから来たよという人もおら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 二月十九日、海上自衛隊のイージス艦「あたご」がマグロはえ縄漁船清徳丸に衝突をいたしました。清徳丸は船体が二つに割れ、大破した状態です。乗り組んでいた吉清さん親子は、今も行方不明です。軍艦が漁船を沈没させるなどということは、絶対にあってはならないことであります。このような事件を引き起こした防衛省・自衛隊に対して、私はまず強く抗議したいと思います。そして、懸命に続けられている捜索救助に政府が全力を挙げることを強く求めます。 私たち日本共産党も、二月二十日、志位委員長を先頭に現場に行きまして、漁民の方々、漁協、そして関係者の方々からその聴取をしてまいりまし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、イージス艦の衝突事件について聞きます。
イージス艦「あたご」が清徳丸に衝突し沈没させた事件が発生してから、ちょうど一週間たちました。吉清さん親子は今も行方不明のままであります。
まず、海上保安庁に聞きますが、捜索救助活動の現状は今どうなっていますか。
【次の発言】 きのうのニュースを見ていましても、家族の申し出を受けて、地元の漁協は捜索を打ち切っております。そうした申し出をした家族の思いというものを考えますと、本当に胸が詰まります。
改めて、お二人の捜索に全力を挙げるよう政府に求めたい、このように思います。
きょうは防衛省改革に関する……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、まず法案について聞きます。
今回の自衛官の定数変更の大きな要因は、情報保全隊の改編であります。
まず、今回の改編で情報保全隊の何がどう変わるのか、そして部隊の規模、これはどうなるのか、説明していただけますか。
【次の発言】 情報保全隊は、二〇〇三年三月に、それまでの調査隊、これを再編強化して新編された部隊であります。
今回、さらに改編を行うことにしたきっかけ、要因、これは何ですか。
【次の発言】 そうしますと、今、米軍再編のもとで、日米間の情報の協力と共有が進められております。こうした動きと一体で秘密保護の体制強化も進められているわけで……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、きょうは、普天間飛行場代替施設の建設予定地での環境アセス方法書について聞いていきます。 建設予定地の辺野古は、海域には発達したサンゴ礁が広がり、そして、湾内では、世界でも有数のアオサンゴ群落が見られ、絶滅危惧種やあるいは準絶滅危惧種の海草藻場があり、絶滅危惧種のジュゴンの回遊が確認をされ、渡り鳥も繁殖地を求めて飛んでくる豊かな干潟、そして、静かな集落、畑と森が広がるところであります。 こういう場所に基地を建設しようとしているわけです。ところが、防衛省が示した環境影響評価方法書は、専門家からは日本における環境アセスメントの歴史において最悪なもの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、沖縄の開発と自然保護、特に泡瀬干潟の埋立事業について聞きます。 ことし七月開催されます洞爺湖サミットのキーワードは環境であります。地球温暖化とともに注目されているのが生物多様性の問題です。 一方で、ことしは、国際サンゴ礁年であり、そして三年に一回開かれるラムサール条約締約国会議開催年に当たります。環境を保全するための努力が強く求められているわけですが、沖縄の海、干潟とともに海草藻場、サンゴ礁など、さまざまな自然環境が形成され、極めて豊かで独特な生態系が発達しています。 環境省は、これまで湿地の保全のために日本の重要湿地五百を指定してきま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
在日米軍再編に伴う訓練移転について聞きます。
昨年三月、嘉手納飛行場のF15戦闘機が築城基地で初めての訓練を実施いたしました。それから一年になります。この一年間で何回の訓練を行ってきたのか、そのうち、嘉手納飛行場の戦闘機が参加して行われた訓練は、いつからいつまでどこで行われたのか、まず説明していただけますか。
【次の発言】 米軍再編に基づく訓練移転は、全体で九回、嘉手納からは四回ということでありますけれども、その訓練移転によって嘉手納の負担はどの程度軽減されたんですか。
【次の発言】 今、何か訓練移転の最中は軽減しているようなことをおっしゃっていたん……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
最初に、神奈川県の横須賀市で起こりましたタクシー運転手高橋正昭さんの刺殺事件で、米兵が米軍の捜査当局に対して、私がやりましたと犯行を全面的に認める供述をしたと報道されております。
警察庁に聞きますが、今捜査はどういう状況にあるのですか、説明してください。
【次の発言】 今取り調べ中ということでありましたけれども、当然、逮捕し、起訴前の身柄引き渡しを米側に求めていくという報道もありますが、要求するんですか。
【次の発言】 ぜひしっかりやっていただきたいと思います。
タクシー強盗事件というのは、殺人事件に至る前の事件が沖縄県下でもことしに入っても続発し……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
最初に、イラクの問題について聞きます。
きのう、名古屋高裁は、現在イラクで行われている航空自衛隊の空輸活動について、武力行使を禁止したイラク特措法二条二項、活動地域を非戦闘地域に限定した同条三項に違反し、かつ憲法九条一項に違反する活動を含んでいるとの判断を示しました。この高裁判決は確定します。政府はこの司法判断に従い自衛隊をイラクから撤退させるべきではないかと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 傍論だと言って片づけるわけにはいかない中身がたくさん盛り込まれているわけですね。国民的な関心事について高裁が司法判断を下した。
例えば、イラクの現状に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、四月十三日に起きまして、当委員会でも繰り返し問題になりました、沖縄県北谷町の衣料品店で発生した万引き事件について聞いていきます。
まず、警察庁に聞きますが、現場に駆けつけた憲兵隊員が米兵の息子二人を基地内に連行した問題をめぐって、沖縄県警と憲兵隊との間で、これまでにどういうやりとりがあったのか、説明していただけますか。
【次の発言】 外務大臣に伺いますが、大臣は、事件発生後の先月の十六日の本委員会で、アメリカ側の対応について大いに問題があり得る、このように答弁をいたしました。
その後の、今お聞きになりました現地レベルでのやりとりを通じても……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、地位協定に関連して、米軍の犯罪、そして沖縄の米軍基地運用、これらの問題について聞いていきます。 まず最初に、二〇〇二年に米空母キティーホークの乗組員に暴行されたオーストラリア出身ジェーンさんに対し、防衛省が見舞金三百万円を払うことが報じられております。これは米国政府が時効を理由に支払いを拒否したためでありますが、ジェーンさん本人は、六年間の闘いを振り返れば喜ばしいが、本来支払うべき加害者が何の罰も受けずに自由に暮らしているのはおかしい、本当に性犯罪をとめたいと思うなら米国はすべての被害者に謝罪すべきだ、加害者が見つかるまではあきらめない、こ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、昨年来の沖縄戦をめぐる教科書検定問題について聞きます。 この問題は、福田総理が歴史問題にどう向き合うのか、そして、沖縄が抱える問題にどう向き合うのか、その根本が問われている問題であります。 御承知のように、昨年九月、県民大会が開かれ、十一万六千人が参加をいたしました。集団自決に関する記述から軍の強制を削除した検定意見の撤回と記述の回復を県民の総意として求めました。 私は十月の本委員会でもこの問題を質問いたしましたが、そのとき総理は、県民の思いを重く受けとめる、このように述べられました。総理は、県民の思いを重く受けとめ、どのような手だてをとっ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、沖縄で起こった少女暴行事件についてお伺いしたいと思います。 二月十日の午後十時半過ぎ、沖縄本島中部において海兵隊員による少女暴行事件が、またもかという気持ちですが、発生いたしました。怒りを禁じ得ません。ところが、その後も、一週間もたたないうちに、事件現場になった沖縄市内で海兵隊員が酒酔い運転で逮捕される。けさは、名護市辺野古の女性宅に海兵隊員が侵入し、居間のソファーで寝ていたところを通報されて逮捕している。繰り返しこういうことが起きているわけです。 まず、官房長官に聞きますが、今度の少女暴行事件についてどのように認識しておりますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、イージス艦の衝突事件について聞きます。 軍艦が漁船に衝突し沈没させるなどということは、絶対にあってはならないことです。防衛省・自衛隊に対して強く抗議します。同時に、吉清さん親子は今も行方不明のままであります。お二人の捜索に政府が全力を挙げるよう、強く求めます。 問題は、なぜこのような衝突を引き起こしたか、その真相の究明でありますが、まず総理に確認しますけれども、海上保安庁は、刑事責任を追及するため、事実を究明し、徹底した捜査を行うべきであります。同時に、衝突を引き起こした防衛省・自衛隊には、みずから原因を究明し、国民の前に事実を明らかにする責……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、まず最初に、沖縄の鳥島の米軍の訓練水域問題について質問していきます。 先ほど、嘉数先生の方からも質問がありました。同じテーマの質問を嘉数先生と私が取り上げている、ここにこの問題の深刻さ、そして沖縄における世論の盛り上がりがあるわけですから、政府、外務大臣、そして防衛大臣については、しっかり受けとめていただきたいと思います。 この間の答弁でいきますと、県知事やあるいは久米島町長、そして県の漁業協同組合連合会長、久米島漁業組合長、米軍の訓練水域について、場所は、鳥島と久米島の両米軍射爆撃場、そして米軍のホテル・ホテル訓練区域でありますが、先ほ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については、昨年の守屋前防衛事務次官の収賄事件などを踏まえて、退職後に不祥事が発覚した国家公務員の退職手当について返納事由を拡大する国家公務員退職手当法と同様の改定を行うものであるということですから、私たちは賛成であります。 ただ、問題は、政府が不祥事そのものにどう対応するか、全容の徹底究明を行うかどうかがあることをつけ加えて指摘しておきたいと思います。 それでは、その法案に関連して、田母神問題に見られる自衛隊のあり方について聞いていきます。 前回の委員会で、空幕人事教育部長、教育課長名で出された懸賞論文の紹介の中で触れられている、歴史に重点……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、二十四分という限られた時間ではありますが、沖縄で起きました金武町伊芸区での流弾事故、そして名護市で起きましたセスナ機墜落事故、同時に、先週からの続きである田母神問題、こういう順序で質問をしていきたいと思います。 最初に、米軍の実弾射撃訓練場キャンプ・ハンセンに囲まれている金武町伊芸区で、自宅の駐車場にとめていた乗用車のナンバープレートにキャンプ・ハンセンからの銃弾と見られる流弾が貫通している事故がまた発生しました。一歩間違えば人命にかかわる重大な事故であります。警察の捜査はどうなっていますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは最初に、沖縄、鹿児島のサトウキビの問題について伺います。 政府の資料でも、サトウキビ農業は、台風、干ばつ等の自然災害の常襲地帯である沖縄県及び鹿児島県南西諸島における代替困難な基幹作物として地域の経済社会を支える重要な作物、このように位置づけられております。また、鹿児島県の南西諸島では農家の七七%、沖縄県では七四%の農家がサトウキビの栽培農家であります。 このサトウキビについて、二〇〇七年度、平成十九年度から、新たな経営安定対策が実施されております。制度改革の中心は、市場原理の一層の導入、関連産業も含めたコスト削減の推進に資する施策のあり方……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 政府は、二〇〇一年の九・一一テロに対してアメリカが始めたアフガン報復戦争を支援してまいりました。海上自衛隊をインド洋に派遣し、米軍など多国籍軍に対する給油活動を七年間行ってきたわけですが、さらにこの活動をあと一年延長しようとしております。 今の法律は、昨年、ちょうど一年前の国会で大問題になりました。昨年七月の参議院選挙の審判を受けて、安倍内閣は政権を投げ出し、テロ法は期限切れになり、インド洋から自衛隊は撤収いたしました。ところが、福田内閣は、あくまで自衛隊派遣に固執して、参議院で否決された法案を衆議院の三分の二の多数で再可決を行う、押し通したわけであ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょう午前中の質疑の中で、与党の側から、ペシャワール会の活動について殊さらに問題があったかのような発言がありました。 私は、ペシャワール会の活動については国の内外から大変高い評価を受けていると思っています。アフガニスタンの現地で伊藤さんの葬儀が行われました。村人がたくさんその葬儀に詰めかけた様子が報道もされておりましたが、その場で中村哲現地代表が弔辞を述べておられます。その弔辞を紹介したいと思います。 伊藤君の遺徳については、多くの方々がさまざまに生前のことを述べられたので、私がくどくどと申すことは無用かと存じます。ダラエヌールの小さな子供や御婦人……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 政府は本日、海賊対策の新法を閣議決定するとともに、浜田防衛大臣が海上警備行動を発令いたしました。海賊対策の根拠となる新法が必要だと言いながら、応急措置として明確な法的根拠なしに自衛隊を海外に出すという、憲法をじゅうりんする重大な行為と言わなければなりません。 そもそも、自衛隊法第八十二条の規定は、日本から遠く離れたソマリア沖での発動を想定したものではありません。自衛隊の海外派遣という憲法にかかわる重大問題であるにもかかわらず、国会への事前の説明は一切ない。本委員会での審議も発令後になっています。私は、まずこうしたやり方に強く抗議するものであります。 ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
先週に続いて、ソマリア沖の海賊問題について聞きます。
まず、前回の質問で、海賊発生の原因として、外国漁船による違法操業と有毒性廃棄物の不法投棄の問題を取り上げました。外務大臣は、調査して報告したいということでありました。副大臣、調査の結果について報告していただけますか。
【次の発言】 今御答弁いただいたんですが、今日、新しい海賊の集団になっているという、そこは共通なんですが、ただ、この二月に首相に指名されたシルマルケ氏、二月十六日のプレスリリースの中で、あらゆる政治勢力に対して政治プロセスへの参加を呼びかけ、国際社会に対しては、海賊問題の発端となった……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、昨年十二月の金武町伊芸区の流弾事件について、外務大臣には外務委員会においても質疑いたしましたが、その続きを行いたいと思います。
四月一日に米軍が最終報告書のプレスリリースを公表いたしました。その中では、「被害者と目撃者が石川署に示した事件の日時と、中部訓練所で実弾訓練が実施された日時とは、一致しないことが判明した。」として、米軍は、自分たちの訓練とは関係ない、こう述べております。
警察庁に聞きますが、米軍の言う事件と訓練の日時とは、それぞれいつのことですか。
【次の発言】 日本の警察は、当初の十二月十一日を訂正して、十二月十日に特定してい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案の防衛省改革の関連について聞きます。 そもそも防衛省改革が問題となったのは、一昨年の新テロ特措法の審議の際に防衛省をめぐる不祥事や事件が相次いだからであります。海上自衛隊によるインド洋での給油活動をめぐる給油量隠ぺい疑惑、さらには防衛官僚のトップである守屋前防衛事務次官の収賄疑惑などが次々と発覚し、大問題となりました。 政府は、こうした不祥事への対応として、防衛省改革会議を設置し、その報告書に基づいてさまざまな措置をとろうとしておりますが、その中心は組織改革になっています。いわゆる背広組と制服組の一体化を促進する組織改革を進めようとしております……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、まず最初に、改正建築基準法の問題について伺います。 改正建築基準法の施行後、沖縄県では、指定確認機関や設計者などの現場では確認申請の手続、審査をめぐって今なお混乱が続いております。これは、建築主などや消費者への周知徹底不足、施行に当たっての条件整備がなされないままに実施されたことが大きな要因であります。 その沖縄では、戸建て住宅を含めて鉄筋コンクリートづくりの建物が大半を占め、また、ピロティー形式、つまり一階が壁のない構造形式ですが、ピロティー形式の建物が多いために他の地域と比較して高度な構造計算が必要で、構造計算適合性判定、いわゆるピア……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 沖縄振興法に基づいて沖縄に自然科学系の大学院大学をつくるという本法案には賛成であります。ただ、議論を聞いておりますと、やはり沖縄振興について、この問題に取り組んできた立場から一言申し上げたい気持ちになりました。 長い沖縄の振興策の取り組みの中で、もう四十年近くなるわけですが、日本の自然科学研究の成果と沖縄の産業の発展がしっかり結びついた成功の事例があります。それはウリミバエの根絶です。 亜熱帯地域の農業というのは虫との闘いでありまして、ウリミバエが存在し、広がっていくために、沖縄のマンゴーも本土に持っていけない、沖縄のゴーヤーも本土に持っていけない……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず、自衛隊による護衛活動について聞きます。
海上自衛隊の護衛艦二隻が海上警備行動を根拠にソマリア沖に派遣されました。三月三十日から民間船舶の護衛活動を開始しております。
防衛省に聞きますが、この二週間余りで、何回、何隻の船舶を護衛したのですか。
【次の発言】 国土交通省に聞きますが、民間船舶が自衛隊の護衛を受けるためには、国土交通省に、対象船舶となり得る船舶の基礎情報を事前に登録し、その上で個々の護衛申請を行うことになっている、このように聞いているわけですが、これまでに何隻の事前登録があったのですか。
○赤嶺委員 おはようございます。日本共産党の赤嶺政賢です。 ソマリア沖の海賊問題に関する国連安保理決議について聞きます。 去年の六月以降、ソマリア沖の海賊問題にかかわって、一八一六、一八三八、一八四六、一八五一という安保理決議が採択をされています。いずれの決議においても、国連憲章第七章のもとで行動することに言及し、ソマリア沖の海賊問題が、国際の平和及び安全に対する脅威となっているソマリア情勢をさらに悪化させるものである、このように認定しているわけです。 外務大臣に伺いますが、政府の説明によれば犯罪行為にすぎない海賊問題が、国際の平和と安全に対する脅威となっているソマリア情勢をさらに悪化さ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。 まず、前川参考人にお伺いいたしますが、実は、私たちの立場は、今回のソマリア沖の海賊問題について、現地周辺国の海上警察力の強化やソマリアの内戦と貧困の解決に向けた支援を行うべきであって、自衛隊は出すべきではない、このように考えております。 実際に、先ほどもありましたように、危険な海域で船を運航されている方々の思いは大変切実だと思いますが、なぜソマリアで海賊が発生するに至ったのか、自衛隊の派遣が問題の解決につながるのか、そういったもろもろのことを現実的で冷静な議論が必要だ、このように考えております。 そ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、まずP3Cの派遣について聞きます。
防衛大臣は、先週の十七日、海上自衛隊の固定翼哨戒機P3Cの派遣に向けた準備命令を出しております。五月中にも、米軍やフランス軍が駐留するジブチ空港を活動拠点として、二機のP3Cを派遣するとのことであります。
防衛省に確認しますけれども、現在、ソマリア沖・アデン湾にP3Cを派遣している国はどこどこですか。それぞれ何機派遣していますか。
【次の発言】 報道ではアメリカが三機、ドイツも一機出している、そういうことでよろしいですか。
【次の発言】 報道によりますと、アメリカが三機、ドイツ、フランス、スペインが一機……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、ソマリア沖の海賊問題についての総理への質問であります。
ソマリア沖の海賊は、国際的な犯罪行為であり、現地周辺国の警察活動を基本に国際的な連携協力で対処すべき問題です。日本は、ソマリアと周辺国の海上警察力の強化や、ソマリアの内戦と貧困の解決に向けた支援を行うべきであって、自衛隊は派遣すべきではないというのが私たちの立場であります。
そこで、外務大臣に確認しますが、ことしに入って以降、ソマリア沖の海賊事件はふえているのか、あるいは減っているのか、端的にお答えいただけますか。
【次の発言】 昨年から、各国がソマリア沖に軍隊を派遣し、そして政府も……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今回の法案は、自衛隊と憲法にかかわる重大な内容を持つものです。これを会期末のどたばたで提出して十分な議論もないまま強行しようというやり方は、到底容認できるものではありません。しかも、けさの理事会では、質疑も始まっていない段階で、十四日には締め総、採決をしてくれという、そんな提案が与党から出される。何の問題も明らかになっていない段階でこういうむちゃくちゃなやり方を強行する。どたばたですから、今、委員会も定足数ぎりぎりなんですよ。やろう、やろうという割には全く意欲が感じられないような、慌てて呼んだというのもいらっしゃるようでありますけれども、そういうやり方……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
先週に引き続きまして、きょうはこの法案が想定する公海上の船舶検査とはどういう活動なのかという点について、一つ一つ順を追って聞いていきたい、このように思います。
法案では、北朝鮮特定貨物を積載していると認めるに足りる相当な理由があるとき、船舶検査を実施できるようになっております。
まず、そういう疑いのある船舶に関する情報、これはどこから入ってくるんですか。そして、だれが、どのようにして入手するんですか。
【次の発言】 もうちょっと具体的にお聞きいたしますけれども、今回のカンナム号のケースを見てもそうですが、実際には、アメリカが禁止物品を積載した疑いの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、外務委員会で質問させていただきました。よろしくお願いします。 きょうは、米国艦船の石垣港への入港の問題、そして伊芸区の流弾事故、辺野古の問題などについて政府の見解を聞いていきます。 米軍の佐世保基地所属の掃海艇パトリオットとガーディアンの二隻の石垣港への入港問題が持ち上がっております。昨日、石垣の大浜市長は、この問題で、米軍艦船の寄港に同意できない、このような記者会見を行いました。その会見文書によりますと、石垣の港は国内外の客船や貨物船に加え、圏域離島を結ぶ定期船、漁船、ダイビング船などが出入りしており、国内でもまれな、また県内一の過密状態の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の先生方、参考人として御出席いただいて、大変感謝を申し上げたいと思います。 まず最初に、伊波市長の方から伺っていきたいんです。 沖縄の広大な米軍基地は、去った戦争で沖縄に上陸した米軍が住民を捕虜収容所に収容し、そして、その住民がいない間に、軍用地、民用地を問わず基地建設に着手して形成されたものであります。住民が収容所から帰ってきて、鉄条網が張られ、自分たちの土地が基地に変えられていた。これが、伊波市長がいつも語る普天間基地の形成の歴史だと私たちも伺ってまいりました。 その後、一九五一年のサンフランシスコ講和条約の後の銃剣とブルドーザ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 在沖米海兵隊のグアム移転協定について総理に質問をいたします。 政府は今回の協定について、抑止力を維持しながら沖縄の負担を軽減するものだと説明してまいりました。ところが、多くの県民がこの協定に反対しております。沖縄県議会は三月、協定の批准に反対の意見書を可決いたしました。今週、県議会の代表団が上京し、政府と各党に対し要請を行ったばかりであります。本日、審議を打ち切り、採決することに対し、強く抗議をいたします。私は審議継続を強く要求するものです。 その上で総理に伺いますが、政府が沖縄の負担を軽減するというグアム協定に多くの県民が反対しているのはなぜだと……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 条約については、いずれも賛成であります。きょうはクラスター弾条約について聞いていきます。 クラスター弾は、一つの親爆弾から広範囲に数百個もの子爆弾をまき散らし、無差別に人を殺傷する非人道兵器であります。使用後は大量の子爆弾が不発弾となり、人々の生活を脅かし続ける。しかも、子爆弾は子供の興味を引く形にしたものがあり、多くの子供たちが犠牲になってまいりました。 中曽根外務大臣は、昨年十二月、ノルウェーのオスロでクラスター弾条約に署名をしたわけですが、問題は、日本政府が今後どういう対応を行っていくかということであります。御承知のように、クラスター弾を大量……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 昨年十二月の金武町伊芸区の流弾事故について、三月二十五日の当外務委員会、そして四月九日の安保委員会でそれぞれ外務大臣に質問をしてきました。 米軍は、「被害者と目撃者が石川署に示した事件の日時と、中部訓練所で実弾訓練が実施された日時とは、一致しないことが判明した。」という最終報告を出して、流弾事件と米軍の実弾射撃訓練との関係を強く否定してまいりました。 四月九日の質問のときに、日本の警察は、事件の発生日時の認識が違っておりますので、沖縄県警において、事件の発生日時に関する米軍側の認識を改めさせるよう努めてまいりたいとしていたわけですが、米軍はその認識……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に、国際通貨基金協定及び国際復興開発銀行協定の改正の関連について質問をいたします。 今回のIMF協定、国際通貨基金協定の改正は、基金の投資権限を拡大するとともに、これまで課題だった新興市場国や途上国の発言権をわずかに高めることになりますが、アメリカを中心とする先進国主導の意思決定や人事運営を変えるものでなく、途上国に対し、融資と引きかえに、米英流の市場経済化、規制緩和、社会保障予算の削減を押しつけるIMFのこれまでのあり方を改めるものではありません。 また、IBRD協定改正も、途上国の発言権をわずかに高めるものになっておりますが、IMF協定同様……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍再編問題について聞きます。 二〇〇一年以降、アメリカのブッシュ政権が進めてきたアフガニスタンへの報復戦争、そしてイラク戦争は大きな行き詰まりに直面しています。そうした中で、昨年十一月の大統領選挙で当選したオバマ氏がこれまでの内外政策をどうするのか、大変注目をされております。ブッシュ戦略に基づいて、米軍と自衛隊の一体化と基地の再編強化を進めるというのが米軍再編であります。 中曽根外務大臣に聞きますが、外交演説の中で、我が国から率直かつ具体的な提案を行うことにより、日米同盟を一層強化すると述べておられますが、今月の十六日からクリントン米国……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の先生方の意見陳述、中小零細業者の問題でも地方政治の問題でも、それから農業の問題、雇用の問題、いずれも本当に大事な課題としてこれからの予算審議に生かしていかなければいけないなということを痛感したわけです。 きょうは、実は、公聴会の前に大分キヤノンに行ってまいりました。大分キヤノンの動向というのは国政でも大変注目をされておりまして、これからの日本の雇用、労働のルールのあり方、大事な問題が提起されているんじゃないか、このように感じています。 本社の労務担当の諸江専務が出ていらして、短い時間の説明があったんですが、年末から年始にかけての、大……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 麻生首相は、オバマ大統領との日米首脳会談で、日米同盟を一層強化し、米軍再編を着実に実施していく、こう確認をされました。米軍再編の焦点になっているのは普天間飛行場の問題であります。 一九九五年の少女暴行事件、これに抗議して開かれた沖縄県民大会を受け、九六年の四月、日米両政府は普天間飛行場の返還に合意をいたしました。あれから十三年になろうとしております。いまだに返還は実現しておりません。 この間、日米両政府は、普天間飛行場にかわる新たな基地を名護市辺野古につくろうとしてきました。最初が海上ヘリポート案であります。二度目が沖合軍民共用空港案であります。三……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、私は、長崎県で実施されているいわゆる被爆体験者医療給付事業、これについて質問をしたいと思います。 もともと、被爆者援護法の適用地域は旧長崎市の行政区に限られておりました。このいびつな指定に対して、適用地域外の住民を初め長崎県・市は、長年にわたって対象地域の拡大を求めてきた経過があります。こうした事態の反映として二〇〇二年四月から実施されたのが、この被爆体験者医療給付事業であります。これは、爆心地から十二キロ以内を健康診断特例地域として追加指定し、被爆体験による精神的な疾病などに対して、被爆者援護法に準じた医療費の支給を行うというも……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、公述人の皆様方、大変御苦労さまです。 私は、最初に逢見公述人にお伺いしたいのですが、先ほどから議論されております貧困と格差の拡大、そして二〇〇七年度の政府予算の問題、そのかかわりでありますけれども、ワーキングプアが少なくとも四百万世帯になっていると言われています。ところが、今回の予算というのは、定率減税の廃止、そして雇用対策費の半減、国民の暮らしを圧迫する、格差と貧困を一層拡大する予算になっているのではないかと思います。 私たちは、その貧困と格差の広がりの背景に、財界、大企業の雇用破壊、規制緩和、構造改革の名で推進してきた政治、そして……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
防衛施設庁は、二十六日に、米軍再編のロードマップに基づいて、最初の移転訓練を三月五日から八日まで福岡県の築城基地で実施すると発表いたしました。地元の強い反対にもかかわらず、訓練を強行しようとしていることに対し、私たちは強く抗議するものです。
そこで、今回の訓練の内容について、防衛施設庁の発表したペーパーに基づいて質問していきます。
訓練の期日は三月五日から八日としているわけですが、築城基地への米軍の展開はこの期日に限られているんですか。
【次の発言】 C130が三日に到着すると。部隊全体として、事前の展開、事後の撤収、それはそれぞれどれだ……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、鳥インフルの問題について質問をしたいと思います。 私たちは、鳥インフルが発生した直後に、日本共産党国会議員団として対策チームを立ち上げ、そして私も二月の四日、五日、宮崎県に行ってまいりました。二回にわたる現地調査というのも党として行ったわけですが、やはり鳥インフルが発生すると、農家の方々はこんな思いなのかという場面に何度もぶつかりました。 日向に訪ねたんですが、農家の皆さんと懇談をしたときに主婦の方が話しておられたんですけれども、朝、鶏舎に入るのが怖いというんですね。もちろんこれは発生農家ではなかった、十キロ圏より外の農家だったんですが……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。
今、赤松委員からもお話がありましたが、米軍犯罪の問題について聞きます。
女子中学生暴行事件が発生してから二十日になろうとしております。まず警察庁に確認をいたしますけれども、捜査状況は今どうなっているんですか。
【次の発言】 前回、私は十八日の予算委員会でこの問題を質問いたしました。それ以降も、フィリピン女性の暴行事件が発覚しています。事件が繰り返され、本当に県民ははらわたが煮えくり返る思いでありますが、警察庁、このフィリピン女性に対する暴行事件について、その内容を説明していただけますか。
【次の発言】 親告も受け、被害者の事情聴取もしていると。
……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私も被爆者問題、中でも、被爆体験者という括弧つきですが、この問題について最初に伺っていきたいと思います。 長崎県の被爆地域拡大連絡会は、長崎県、長崎市とともに、数次にわたり被爆体験者支援事業の抜本的な改善を厚生労働省に要請をしてきました。被爆体験者は、この事業が創設された二〇〇二年の制度に戻してほしいというのが当面の切実な要求であります。 二〇〇六年の改定によって、被爆体験の記憶がない者は対象としないと、約三千人が医療受給者証を取り上げられてしまいました。 厚生労働省は、二〇〇九年度から、被爆体験者精神影響等調査研究事業について、先ほど大臣の答……
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