このページでは赤嶺政賢衆議院議員の46期(2012/12/16〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は46期国会活動統計で確認できます。
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、税・社会保障共通番号関連法案について質問をいたします。(拍手) 共通番号法案は、そもそも、マイナンバー法案として、民主党政権によって提案されたものであります。 民主党政権は、消費税増税に伴う弱者対策として給付つき税額控除の導入を掲げ、そのためには、マイナンバー、共通番号による所得の正確な把握が必要だと説明したのであります。 ところが、今回、法案を提出した自公政権からは、そうした説明さえありません。もとより、我々は、弱者対策を言うのなら消費税増税こそ中止すべきだと主張してきましたが、一体、何のための共通番号制度ですか。総理の明確な説明を求めます。 ……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、国家安全保障会議設置法案について質問をいたします。(拍手) 本法案は、現行の安全保障会議を国家安全保障会議に衣がえするものであります。 アメリカやイギリスに倣い、日本版の国家安全保障会議、NSCをつくるといいますが、なぜそのようなことが必要なのですか。世界各地の紛争に軍事介入を繰り返してきた米英のように日本もなろうというのですか。 官邸が外交・安全保障政策の司令塔になるといいますが、これは、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣が、国家のあらゆる情報を集約、統制し、外交・軍事政策をトップダウンで強力に推し進める、現代版の大本営、戦争司令部をつくろう……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、国家安全保障会議設置法案に反対の討論を行います。(拍手) 本法案は、単に、官邸の司令塔機能の強化にとどまるものではありません。第一次安倍内閣が掲げた戦後レジームからの脱却の一環として、総理のもとに国家のあらゆる情報と権限を集中させて、戦争の司令塔、すなわち、現代版の大本営をつくり、都合の悪い情報は国民に隠して世論を誘導し、日本を海外で戦争する国につくりかえる、重大な一歩を踏み出そうとするものにほかなりません。 そのために、本法案と一体で秘密保護法を制定し、集団的自衛権の行使をめぐる憲法上の制約を、法解釈の変更によって取り払おうとしているのであります。……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、秘密保護法案に反対の討論を行います。(拍手) 本日、安倍内閣と自民、公明、みんなの三党が、国家安全保障特別委員会において秘密保護法案を強行採決したことに、断固抗議するものです。 本法案は、国民の基本的人権を初め、憲法原理にかかわる重大な法案であるにもかかわらず、わずか二週間余りの審議で、中央公聴会も行わず、質疑を打ち切り、討論さえ認めませんでした。質疑権、発言権を踏みにじる、議会制民主主義じゅうりんの暴挙であり、我が国の議会政治に重大な汚点を残すものであります。 そもそも、法案の概要が国民に初めて示されたのは九月三日でありました。政府が十五日間に……
○赤嶺政賢君 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、日本共産党を代表して、政府提出、国家公務員法等改正案に反対の討論を行います。(拍手) 第一の理由は、官邸の恣意的な幹部人事を拡大する内閣一元的管理制度を導入するものだからです。 内閣一元的管理は、官僚主導の打破を口実とするものですが、現在、目の前で行われているのは、官僚主導どころか、官邸主導の暴走ではありませんか。 安倍総理は、みずからもくろむ集団的自衛権の行使を可能とするように憲法解釈を変更するため、自分の意を酌む人物を内閣法制局長官に任命しました。この間のNHK経営委員人事も同様であります。まさに、官邸による人事権の濫用であり、今、国……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、国家安全保障戦略、防衛大綱、中期防について質問します。(拍手) まず初めに、総理は、先日、憲法解釈の最高責任者は私だと述べました。選挙で審判を受ければ、憲法解釈の変更が許されるというのですか。立憲主義の否定そのものではありませんか。 今回、日本政府として初めて国家安全保障戦略を策定しました。外交・安保政策の基本方針を示す最高位の文書とされていますが、国の最高法規である日本国憲法への言及がないのはなぜですか。 いわゆる積極的平和主義を基本理念に掲げていますが、これは、従来の専守防衛の建前さえ投げ捨てて、集団的自衛権の行使を容認して、海外での武力行使……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず、国土交通省、いらっしゃいますか。国土交通省に、一般的に、公有水面埋め立ての手続について質問をいたします。
公有水面埋立法第二条では、埋め立てを行おうとする者は都道府県知事の免許を受けることとされています。また、埋め立てを行おうとする者が国である場合には、同法第四十二条で、都道府県知事の承認を受けることとされています。免許、承認の権限が都道府県知事に与えられているのは、どのような考え方に基づくものですか。
【次の発言】 今度は、都道府県知事が免許、承認を与えるかどうかを判断する場合なんですが、どのような基準に基づいて判断するのですか。また、免許の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、米軍犯罪について質問をいたします。
まず、法務省に伺いますが、二〇一一年十一月三十日の外務委員会で、米軍人による公務中犯罪に関して、米側による処分結果の状況を明らかにすることを求めました。その際、法務省は、調査の上、外務当局と協議の上で対応したい、このように答弁しております。調査結果を明らかにしていただけますか。
【次の発言】 事前に法務省に提出していただいた資料をお配りしております。
今の答弁は、この二枚の資料を合計しておっしゃったものでありますが、答弁にもありましたように、死亡事故を含む多数の事件、事故を引き起こしておきながら、ほとん……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
宮家参考人そして田中参考人、きょうは本当に御苦労さまでございます。
田中参考人の方から伺っていきたいんですが、先ほどの意見陳述の中で、在外邦人の輸送について考える場合に、主権国家が介在することを考える必要がある点について御発言がありました。
外国軍隊の受け入れに対して、ためらいや拒否的な考えがあるということですが、その点について、現状や背景について、もう少し詳しくお話ししていただければと思います。
【次の発言】 外国軍隊の受け入れに対して、消極的、否定的な考え方が存在することを考えた場合、やはり基本は、在留外国人の安全確保を含めて、国内の安定と治安……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢であります。
法案について質問をいたします。
本法案は、自衛隊が外国におけるさまざまな緊急事態に際して在外邦人などの輸送を行う手段として、従来の航空機、船舶に加え、車両による陸上輸送を可能とするものであります。
まず、防衛大臣に確認いたしますが、これまで政府は、緊急事態とは何かという点について、災害だけではなく内乱や紛争、これも排除されないことを説明してきました。その点は間違いありませんね。
【次の発言】 これまで政府は、在外邦人などの輸送を実施するに当たっては、派遣先国の同意を得ることが前提になると説明してきました。
今回の法改正によってもその点に変更……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず最初に、嘉手納以南の土地の返還について外務大臣に伺います。 日米間で合意したと言われる面積が千四十八ヘクタールプラスアルファ。ところが、ほとんどが移設条件つきであります。返還期限も、例えば北谷町のキャンプ桑江は、二〇二五年度またはその後となっているわけです。同じく、キャンプ瑞慶覧のインダストリアル・コリドーは、二〇二四年度またはその後となっております。 実は、外務大臣、コリドー地区は、最初の返還合意は、昭和五十一年、一九七六年七月八日の第十六回日米安全保障協議委員会です。その後、一九九〇年、平成二年にも返還が合意をされております。ところが、今回……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 両大臣におかれましては、昨日の安保委員会でも議論を交わしたところでありますが、きょうはテーマをかえまして、対テロ戦争の検証の問題、これらについて、両大臣にお聞きしていきたいと思います。 それで、先月の二十日、イラク戦争の開戦から十年がたちました。一昨日の新聞報道では、米軍による熾烈な軍事掃討作戦の場となった中部ファルージャで、非常に高い確率で子供の先天性異常が確認されていることが報じられていました。両手足の指が六本ずつある七歳の子供の写真が載っておりました。子供たちの毛髪からは、健常児に比べて数倍の鉛や水銀が確認されているとの調査結果も紹介をされてお……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私も海賊・テロ特別委員会に所属をしておりまして、この民間警備会社の導入の問題については、船主協会の参考人質疑等々からの経緯もありますので、きょうは国土交通委員会で質問に立たせていただくことになりました。心より感謝を申し上げます。 そこで、法案について質問をいたしますが、今回の法案は、ソマリアの海賊事件が多発する海域で、日本船舶への民間武装警備員の乗船を認めるものであります。 まず、法案提出に至った経緯について国土交通大臣に伺いますが、本会議の趣旨説明では、被害の発生件数が近年急激に増加し、発生海域もインド洋やアラビア海にまで拡大する傾向を見せている……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、日本共産党を代表して、国会議員選挙の執行経費法改正案に反対の討論を行います。 全国一律の国政選挙において、投票所の数や投票時間の保障は、投票機会の公平を確保する上で極めて重要です。 ところが、この間、投票所の数は著しく減っており、投票所が遠くなり不便になった有権者は少なくありません。しかも、投票時間を短縮する投票所がふえており、昨年の総選挙では、全国四万九千二百十四カ所の投票所の三分の一で閉鎖時間を繰り上げ、投票時間を削減しております。本法案による経費削減が、こうした投票所数や投票時間の削減に拍車をかけることは明白です。 また、開票所も市町……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、日本共産党を代表して、株式会社企業再生支援機構法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。 反対する理由の第一は、事業再生に係る金融機関や民間再生事業者の負うべき債権破綻リスクを国民の税金で肩がわりする制度を拡大、延長するものだからであります。 政府は、中小企業の倒産防止の上で大きな役割を果たしてきた金融円滑法を、昨年、本法律と一緒に、一年間延長する提案を行いましたが、今回は金融円滑化法の延長はありません。機構による中小企業支援の実績はこれまでわずか十一例しかなく、機構の企業再生支援は、税金による肩がわりという問題に加えて、厳しい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、政府が行っている秘密取扱者適格性確認制度について質問をいたします。
基本的な質問ですが、秘密取扱者適格性確認制度とは、どのようなものでしょうか。まず説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 そのカウンターインテリジェンス機能の強化に関する基本方針には、適格性の確認は、調査対象者が特別管理秘密を取り扱うに当たって、信用し、かつ信頼し得るか否かについての調査、クリアランス手続により行うこととする、このようにしております。
民主党政権下で有識者会議がまとめた「秘密保全のための法制の在り方について」の報告書、有識者会議の報告書では、あるべ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 この間の本会議でも質問をいたしました。それにかかわって幾つか聞いていきたいんですが、本会議の答弁の中で、甘利大臣は、アメリカにおきましては、社会保障番号が行政事務の広い範囲で利用されるほか、民間においても広く利用されており、成り済ましなどによる被害が生じていることから、利用範囲の限定、不必要な収集の禁止、罰則の新設などの動きがあると認識しております、このように答弁をされました。 政府は、アメリカでは成り済ましなどの被害の件数、そして被害額、先ほど荒井先生の方からは荒井先生の調査で出されましたけれども、政府自身がその実態と深刻さをどのように認識しておら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。 いろいろ、今後の審議の参考になるような御意見をたくさん賜りました。 その上で、実際、法案審議に入って十時間をちょっと超えたぐらいでありまして、中身を聞けば聞くほど、もっと慎重な審議の時間の確保が必要だなと思っておりますが、きょうは、法案審議の中で出されたいろいろな疑問や不安な点について伺っていきたいと思います。 まず、清水参考人にお伺いしたいと思います。 内閣委員会の中でも、番号制度を導入しているアメリカや韓国での深刻な成り済まし犯罪による被害などの指摘が多くの委員から行われました。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 委員会での質疑を通じまして、なかなか安心できない、あるいは、これはやはり問題だと思うのは、成り済まし犯罪や、あるいは個人情報の重大な漏えい問題であります。 今回の番号システムでセキュリティー上の欠陥が指摘されるのは、先ほども出ておりましたが、マイポータルの問題であります。 この点について、政権時代にみずから番号法案を提出した民主党の委員からも、この委員会の議論の中で指摘が出ておりました。向井参考人も、これまでの答弁の中では、システムそのものは基本的には専用回線を使おうと思っておりますが、マイポータルに関しては、インターネットとの接続口が必ずできてし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案に入る前に、安倍総理の国会発言について聞いておきたいと思います。 昨日、韓国の外務次官が別所駐韓大使を呼び、日本政府と政治家によるゆがんだ歴史認識と時代錯誤の言動に対し強く遺憾の意を表すると抗議するなど、外交上の問題になっています。 問題の発端である四月二十三日の参議院予算委員会で、安倍総理は、村山談話について、いろいろ曖昧な点があるとした上で、特に侵略という定義については、これは学界的にも定まっていないと言ってもいいんだろうと思うわけでございまして、それは国と国との関係において、どちら側から見るかということにおいて違うわけでございます、このよ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、日台漁業取り決めについて質問をいたします。 先月十日に日台間で署名された漁業取り決めが、本日から全面的に開始をされました。政府は、沖縄の側から強い反発の声が上がったのを受けて、取り決めに基づいて設置された日台漁業委員会で沖縄の声を反映する考えを示していました。しかし、今月七日、開かれた委員会では、何も決められないまま終わったとのことであります。平等互恵の原則に反して、一方的に台湾側に譲歩した取り決めが、漁業資源の維持や安全操業にかかわるルールさえ決められないままスタートしたわけであります。 まず、外務副大臣に伺いますが、七日に開かれた委員……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず最初に、PFIの独立採算型、これの実態について伺っていきたいと思います。
今回立ち上げる官民ファンドは、独立採算型等のPFI事業に対して金融支援等を実施することを目的としております。PFI事業には、サービス購入型と独立採算型、その複合型である混合型があるとされているわけです。
そこで、実績を聞きますが、これまでPFI事業は何件あり、そのうち独立採算型は何件か、答えていただけますか。
【次の発言】 全部で四百十八件、そして独立採算型は二十一件ということでありました。
資料を配付しておりますので、ごらんになっていただきたいと思います。
この独立……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
いわゆる河野談話の問題について、官房長官に伺っていきます。
安倍首相は、いわゆる慰安婦問題につきましては、筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛むわけでございまして、この点についての思いは、私も歴代の総理と変わりはないと答弁されてまいりました。
そこで、確認をいたしますけれども、安倍内閣は、いわゆる慰安婦問題について、これまで歴代政府が継承してきた慰安婦関係調査結果発表に関する内閣官房長官談話、いわゆる河野談話を継承しているんでしょうか。
【次の発言】 今、私は、河野談話を安倍内閣は継承しているのかと伺ったところでありま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは総合特区法案について質問をしたいと思います。
二〇一一年に総合特区制度はスタートしたわけですが、その総合特区制度と、沖縄振興法の中で沖縄特区がいろいろ設けられていると思います。その沖縄特区と総合特区法との関係、沖縄特区というのはどんな内容なのか、まず、その点から説明をしていただけますか。
【次の発言】 総合特区法まで内閣府、沖縄の方が説明するわけにはいかないだろうと思いますが、総合特区制度よりも沖縄特区は早くスタートをしたわけですね。
今お答えになったようなさまざまな制度がありますが、国際物流拠点の問題や金融特区の問題、さまざまな問題点や課……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 障害者差別解消法案について質問をいたします。 その中身に入る前に、手続について一言述べさせていただきたいと思います。 本法案は、障害者権利条約の批准に向けた国内法の整備の一環であります。その障害者権利条約の基本的な精神は、私たち抜きに私たちのことを決めないでということであります。その精神にのっとるのであれば、今回の法案の審議に際して、まず障害当事者の方の意見を聴取するのが委員会として当然の態度だと考えます。 今国会には、本法案と同じような障害者関連の法案として、障害者雇用促進法の改正案などが提出をされておりますが、現在、参議院厚生労働委員会でかか……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、武器輸出三原則について質問をいたします。 政府は、三月、F35戦闘機の共同生産への参加を武器輸出三原則の例外扱いとする官房長官談話を公表いたしました。アメリカを初めとする共同開発国九カ国と同機の生産、導入を予定するイスラエルに、日本企業が製造した部品や役務を提供することを可能にするものです。 武器輸出三原則は、一九八一年の国会決議で、日本国憲法の理念である平和国家としての立場を踏まえたものと宣言されております。憲法の平和主義に立脚する国是であり、内閣の一存で変更することは許されないものであります。 ところが、政府は、一九八三年に対米武器……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 この間、ストーカーやDVをめぐっては、重大な事件が相次いで発生をし、対策が急務となっておりました。とりわけ、被害の実態と法的な規制の乖離が指摘をされ、法的な手当ても急がれておりましたが、今回の改正案は、ストーカーメールの規制、申し立て本人のイニシアチブの強化、DV法の保護命令の対策拡大など、そうした手当てを行ったものであります。 DV法、ストーカー規制法、両法の改正案をまとめられた提案者の皆さん、また勇気を持って発言をされてきた被害者や関係者の皆さんに、改めて我が党として敬意を表したいと思います。 現場では、ストーカーやDVなどの被害から被害者を守……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、米軍の垂直離着陸機オスプレイについて質問をいたします。
今月の五日、普天間基地から離陸したオスプレイが兵員用の水筒を基地の外に落下させる事故を起こしました。
まず、事実関係について、防衛大臣に説明していただきたいと思います。
【次の発言】 人命にかかわる極めて重大な事故であることは間違いありません。
オスプレイはこれまでも落下事故を繰り返しているんですね。二〇一一年には、アフガニスタンで、離陸中の機体の後ろの方から乗組員が荷物とともに滑り落ちて死亡しております。先月には、カリフォルニア州南部のサンディエゴで、洗浄液十九リットルが入った容……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍普天間基地について、総理に質問をいたします。 総理は、二月の日米首脳会談で、普天間基地の移設を早期に進めていくことを確認いたしました。名護市辺野古沿岸部の埋め立てへの承認を求める申請書を、今月末にも沖縄県に提出する方針と伝えられております。 一月末には、沖縄の全四十一市町村、議会の代表らが上京いたしまして、オスプレイの撤回と普天間基地の閉鎖、撤去、県内移設断念を求める建白書を総理に手渡したばかりであります。県民の意思を一顧だにせず、基地を押しつける姿勢を明確にしたものであり、断じて容認できるものではありません。 総理に伺いますけれども、日米両……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、八重山採択地区における教科書採択の問題について、文科大臣に質問をいたします。 石垣市、竹富町、与那国町で構成される八重山採択地区で、中学校の公民教科書をめぐって、二〇一一年度以降、同一の教科書を採択できない事態が続いています。 当時の採択地区協議会では、各教育委員会の間で十分な議論と合意を経ることなく、採択のルールやメンバーが大幅に変更されました。そのもとで、教科書名、発言者名を伏せた協議が行われ、まともな議論もなく、調査員の報告で最もマイナス点の多かった育鵬社の公民教科書が無記名の多数決で選定をされました。 このため、その後の各教育委……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍再編問題について総理に質問をいたします。 総理は、二月の日米首脳会談で、普天間飛行場の移設と嘉手納飛行場以南の土地の返還を早期に進めていく方針を確認しました。その後、先月二十二日、沖縄県民の意思を一顧だにせず、名護市辺野古への新基地建設に向けた公有水面埋立承認申請書を沖縄県に提出しました。今月五日には、嘉手納以南の土地の返還計画を公表いたしました。土地の返還を進めることで、沖縄県民の理解を得ながら、あくまで辺野古への新基地建設を推し進めようとしております。 きょうは、政府が公表した土地の返還計画を示したパネルを用意してまいりました。 ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、私の他の委員会との都合上、質問の時間を繰り上げることに理事会の御理解をいただき、大変ありがとうございました。 まず最初に、防衛大臣に質問をいたします。 防衛省の統合幕僚監部は、十一月一日から十八日の日程で、沖縄と九州を中心に、自衛隊統合演習を実施することを公表いたしました。武力攻撃事態のもとでの島嶼部の防衛における一連の行動を演練するとして、沖縄本島を初め、沖大東島、久米島、宮古島に、本土から大規模な陸海空三自衛隊の部隊が展開する計画であります。石垣島について、きょうも市長との話し合いが続けられておるようですが、地元自治体との調整が進めら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。法案について質問をいたします。
六月四日の本委員会で、自衛隊による在外邦人等の輸送の要件である派遣先国の同意に関して、派遣先国が国際的な武力紛争下にある場合に、武力紛争の相手国の同意も得る必要があると考えているのか、あるいは派遣先国が内戦下にある場合には、紛争当事者である反政府勢力の同意も得るのか、政府の見解をただしました。
法律の要件に関する政府の見解を聞いたわけですが、そのときには具体的な答弁はいただけませんでした。
防衛大臣に改めて、政府の見解をお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 在外邦人の輸送活動を陸上にまで広げるわけですが、相手国……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、防衛識別圏の問題について質問をいたします。 まず最初に、外務大臣に伺いますが、中国の国防部は、十一月二十三日、東シナ海に防空識別圏を設定いたしました。公表された地図を見ますと、尖閣諸島の領空をあたかも中国の領空であるかのように表示をしております。識別圏内を飛行し、中国側が定める規則に従わない航空機に対しては、中国軍による防御的緊急措置をとるとしています。 領有権をめぐって対立と緊張が続いている尖閣諸島の上空で、日中間の軍事的な衝突を招きかねない極めて危険な措置であり、絶対に許されるものではありません。 力で日本の実効支配を弱めるような動……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、ちょうど萬屋参考人の陳述の最中に隣の委員会で質問せざるを得なくなり、途中、抜けてしまいました。それで、質問が少し重なったりする面があるかとも思いますが、三人の参考人の皆さん、よろしくお願いをいたします。 納沙布岬に立ちますと、そこには祈りの火が、北方領土の返還の日まで燃やし続けるということで、燃え続けております。あの祈りの火は、私のふるさとであります沖縄県の最南端の波照間島から採火されてきたということを聞くにつけ、北方のふるさとを追われた人たちの思いに自分の思いを重ねる努力が非常に大事だということ、領土の返還まで本当に頑張っていかなきゃいけ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案の内容に入る前に、官房長官に一点確認をしておきたいと思います。
先日、二十五日の本会議における答弁で、安倍首相は、通常、内閣総理大臣と答弁するところを、私という表現を使っておられました。官房長官もそうでした。なぜそのような表現を使われたのか、まず、その点をお伺いしたいと思います。(発言する者あり)
【次の発言】 官房長官もそう答えて、違和感がないとおっしゃるんですが、私は、これは、先ほどの議論にもありましたように、制度設計の話ですから、やはり、総理大臣の命を受けてとか官房長官の指揮のもととか、そういうぐあいに言うものじゃないかなと思って、議場で非……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。 本当はもっとゆとりを持って日程を決めれば一番いいんだがということを委員会運営でも考えているところですが、急な日程になりました。それでも、いろいろなことを学ばせていただいております。 それで、宮家参考人に最初にお伺いいたしますが、先ほどの陳述の中で、国家安全保障の問題として湾岸戦争や朝鮮半島有事への対応を挙げておられました。NSCを設置することによってこうした課題への対応が具体的にどのように変わるのか、先生の御意見をお願いいたします。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について質問をいたします。
官房長官に伺いますが、国家安全保障会議を設置することによって、政府内の審議と対応がこれまでと比べて具体的に何がどう変わるのか、その点についてまず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、ちょっと具体的に伺いますが、政府は、四大臣会合における具体的なテーマについて、TPPも審議を行うことはあり得ると答弁しております。
四大臣とは、総理、官房長官、外務大臣、防衛大臣であります。農林水産業や食の安全、医療を初め、国民生活に重大な影響を与えるTPPをめぐって、なぜ四大臣で協議する必要があるのですか。それはどう……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 アメリカの情報機関による盗聴問題について質問をいたします。 アメリカの国防総省のもとに置かれている情報機関の一つであるNSA、国家安全保障局による盗聴問題が国際社会で大問題になっています。ドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していたのを初め、世界各国の首脳ら三十五人の電話を盗聴し、世界八十カ所以上の在外公館などに通信傍受の拠点を設け、情報収集を行っていたことが報じられております。 日本政府も例外ではなく、六月には、ワシントンの日本大使館が通信傍受の対象とされていることが明らかになりました。また、NSAが海外の米軍基地や在外公館などを活動拠点として情……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 国家安全保障会議設置法案について、総理に質問をいたします。 法案は、アメリカやイギリスに倣って、日本版の国家安全保障会議、NSCをつくるものです。NSCでアメリカなどと機密情報を共有する、こう言っておられます。なぜアメリカと情報の共有なのか。 イラク戦争を思い出していただきたいと思います。当時、アメリカは、機密情報と称して、存在しない大量破壊兵器の脅威を言い募り、国際法違反のイラク戦争に踏み切りました。国際社会の圧倒的多数が反対する中で、日本政府は、アメリカの情報をうのみにして開戦を支持し、自衛隊を派遣したのであります。 総理は、当時の自民党政府……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 秘密保護法案の委員会審議、きょうが私は初めてであります。この法案は、国民の基本的人権の制限を初め、国民主権、平和主義という日本国憲法の基本原理にかかわる極めて重大な法案であります。先週の与党議員の質疑でも、国民の基本的人権の制限にかかわるさまざまな懸念が出されております。 国民がこの法案の内容を知ったのは、九月三日に法案の概要が発表されてからでありました。法案提出が十月の二十五日。この間、政府が十五日間と期限をつけたパブリックコメントには九万件の意見が寄せられ、その八割が反対意見でありました。日本弁護士連合会、日本新聞協会、日本ペンクラブを初め、各界……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
森大臣は、九月十七日の閣議で安倍総理から秘密保護法の担当大臣の指示を受けた、このようにされておりますが、具体的に何を指示されたんですか。
【次の発言】 大臣の権限として、内閣情報調査室を指揮監督する権限、これは持っておられるのですか。
【次の発言】 持っておられない。
私もちょっと疑問に感じまして、内閣法、官房組織図というのを見てまいりました。内閣情報調査室を指揮監督する権限は官房長官にあります。
森大臣の任務は、国会の内外で法案の説明をする、そういうことではありませんか。
【次の発言】 何であえてそういう質問をしているかといいますと、先ほどの井出……
○赤嶺委員 四人の先生方、きょうは、本当に参考になる御意見を聞かせていただきました。ありがとうございます。 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に長谷部先生にお伺いをしたいんですが、実は私、沖縄県の出身でありまして、日本の現実がどうなっているかということに常々直面をしているわけですが、我が国というのは、日米安保のもとでさまざまな秘密がつくられて、核兵器持ち込み密約、沖縄返還密約など、国民に隠されてきました。 米軍地位協定にかかわる取り決めというのは、いまだに全く明らかにされておりません。住民の生活や安全に密接にかかわる問題ですら、明らかにされていないわけであります。 私、実は、きのうの質疑……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 外務大臣は、当委員会に初めての御出席でありますので……(発言する者あり)私の質問に対してはですね。質問者は私ですから。 それで、この間、地位協定について大臣不在のときに質問をいたしまして、やはりこれは大臣がいらっしゃるときにもう一度確認した方がいいんじゃないのかと思って、改めて伺います。 外務省の「日米地位協定の考え方 増補版」、これであります。これを取り上げました。これを特定秘密に指定するかどうかをただしましたら、外務省の山田参事官は、精査して判断していきたい、現時点で答弁は難しいとの説明でありました。 特定秘密の指定というのは、この委員会で何……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
特定秘密の指定にかかわって、現行の防衛秘密がどのように指定されているかについて質問をいたします。
まず、防衛大臣に伺いますが、昨年末に大臣に就任されて以降、防衛秘密を指定したことはありますか。
【次の発言】 具体的にどのような内容を指定したんですか。
【次の発言】 防衛秘密の指定が妥当なものかどうか、これはどのように判断したんですか。
【次の発言】 上申を受けて、妥当だと思って判断したというだけでは、全く、その妥当性について大臣の側から説明があったとはとても思えません。
そこで、具体的に伺いますが、防衛省に提出していただいた防衛秘密の指定手続の資料……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうも官房長官の御出席を朝の理事会で求めておりました。特に、きょうは情報収集衛星と本法との関連で、この答弁を的確にできるのは官房長官であります。徹底した法案審議が求められている中で、所管大臣である官房長官が一度も姿をあらわさない、こういう委員会の審議の仕方はゆがんでいる、このように思います。強く官房長官の出席を求めていくものであります。 それで、その官房長官に答弁をいただきたかったわけですが、内閣官房の所管する情報収集衛星について質問をいたします。 政府は、現在、光学衛星二基、レーダー衛星二基、合計四基の情報収集衛星を運用していますが、その導入目……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きのう、適合事業者の問題について、時間が不足して十分に聞けませんでした。改めて、防衛大臣に伺いたいと思います。
きのうの委員会で、防衛秘密の取り扱いを含む契約を結んでいる契約企業は、どのような業種で、何社程度あるのかを質問いたしました。防衛大臣の答弁は、主として装備品の製造を行うメーカーが現時点で三十社ある、このような答弁でありました。三十社というのは、直接契約を結んでいる契約企業だけなのか、それとも下請企業を含むものなのか、どちらですか。
【次の発言】 資料を用意してまいりました。経団連の防衛生産委員会がまとめた防衛産業の現状という資料から抜き出し……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 秘密保護法案について、総理に質問をいたします。 総理は、外国と情報を共有するために秘密保護法が必要だ、このように言いますが、保護しなければならない秘密とは何なのか、これが問われなければなりません。 そこで、取り上げたいのは、昨年十月、普天間基地に配備された米軍の垂直離着陸機オスプレイの問題であります。 政府が沖縄の地元自治体に対しオスプレイの配備計画を初めて伝えたのは、二〇一一年六月のことです。それまで、政府は、米軍自身の計画や司令官の発言で何度配備計画が明らかになっても、何度国会で聞かれても、通報はない、このようにして一切認めてきませんでした。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず、秘密保護法の作成過程について聞いていきたいと思います。
この法案は、どのような検討を経て、こうした内容になったのか。作成過程について明らかにしてほしいと思います。
【次の発言】 答弁にありましたように、今回の法案の土台となっているのは、民主党政権下の二〇一一年八月に公表された有識者会議の報告書「秘密保全のための法制の在り方について」であります。
私の手元に、二〇一一年五月十九日との日付がある、「報告書案(反映)」とのタイトルがある第一次報告書案があります。これはどういう性格の文書ですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、お隣の沖縄北方特別委員会での質問と重なっておりまして、当内閣委員会でのタイムテーブルについても、各理事そして各党の皆さんの御配慮をいただきまして、早い時間で質問に立たせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 それで、これまでずっと我が党の塩川議員が質問をしてまいりました。きょうは、その塩川議員の質問の続きということで質問をしていきたいと思います。 今回の国家公務員改正案は、二〇〇九年の国家公務員法改正案をベースにしております。二〇〇九年の法案は、その後に、協約締結権を付与、拡大する法案を予定しておりました。自公政権の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、嘉手納以南の土地の返還について聞いていきたいと思います。
政府は、辺野古の新しい基地建設を進めるとともに、昨年四月に公表いたしました統合計画に基づいて、嘉手納飛行場以南の六つの米軍基地を返還する計画を進めております。しかし、この計画には代替施設への移設条件がついています。
そこで、この代替施設について聞きます。
まず、嘉手納弾薬庫の知花地区です。知花地区は牧港補給地区の移設先とされておりますが、どのような施設がどのくらい移設されるんですか。
【次の発言】 知花地区は、現在、黙認耕作地として多くの農家が農業をしております。先日、私も現地を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私も、防衛大綱、中期防に盛り込まれた水陸機動団について質問をいたします。
先ほどから、中丸先生そして三谷先生、大変興味深い質問をなさっておりましたが、私の方はまた違う立場からの質問になるだろう、こう思います。
武田副大臣は、三月二十四日、佐世保市を訪問して、水陸機動連隊を相浦駐屯地に、水陸両用車部隊を崎辺地区に配備する方針を伝えた、このように報じられておりますが、具体的にどのような説明を行ったのですか。
【次の発言】 防衛省が佐世保市に提示した資料も確認してみました。
今副大臣からの説明もありましたが、崎辺西地区施設整備構想案として、現在SSKが……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず、前回に引き続いて、水陸機動団について聞きます。
防衛省に確認しますが、在沖米軍基地の中で、日米地位協定二条四項(a)、いわゆる二4(a)に基づいて、自衛隊による共同使用が認められているのはどこか。施設・区域の名前と、使用目的、条件を明らかにしていただけますか。
【次の発言】 二〇〇六年の米軍再編のロードマップ合意で、陸上自衛隊の訓練のためのキャンプ・ハンセンの使用と、航空自衛隊と米軍の共同訓練のための嘉手納基地の使用が盛り込まれました。これらの実績も示していただけますか。
【次の発言】 嘉手納での共同訓練は、回数は出ないんですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について質問をいたします。
まず、防衛省に、今回の自衛官定数の変更がどのような部隊の変更に伴うものかという点について聞きます。
事前にいただいたペーパーでは、二〇一四年度の改編内容として、陸上自衛隊の水陸機動団の新編に向けた準備隊や、航空自衛隊の航空戦術教導団の新編などが挙げられておりますが、これに間違いないですか。
【次の発言】 次に、いわゆる策源地攻撃能力の保有の検討について、防衛大臣に確認をいたします。
防衛大綱、中期防は、「弾道ミサイル発射手段等に対する対応能力の在り方についても検討の上、必要な措置を講ずる。」ということを明記いたしま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 集団的自衛権について質問をいたします。 政府は、三日の与党協議において、従来の武力行使の一体化に関する判断基準を見直す考えを示しました。 従来の後方地域、非戦闘地域の考え方をやめ、一つは、現に戦闘を行っている他国部隊に対し、二つ目は、戦闘行為に直接用いられる物品役務を、三つ目は、他国部隊が現に戦闘を行っている現場において提供する、四つ目は、個々の戦闘行為と密接な関係があるという四つの条件全てに該当する場合に限って一体化とみなすというものです。 政府・与党は、九〇年代以降、自衛隊を海外に派遣する法律を次々と押し通してきました。武力行使の必要不可欠な……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案について質問をいたします。 まず、航空機燃料税の軽減措置について伺いますが、これまで、沖縄―本土間の航空路線を対象として、全国の二分の一に軽減する措置がとられてきました。今回、これを沖縄県内の路線にも広げるという改正が盛り込まれております。 離島路線の維持拡充は、離島住民の生活基盤そのものに直結する極めて重要な問題です。今回の措置が、地元住民の要望に沿った離島路線の維持拡充や航空運賃の軽減、県産品の出荷拡大などに具体的につながっていくことが期待されるわけですが、その点について政府としてどのような見通しを持っているのかについて、まずお伺いいたしま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 集団的自衛権の問題について質問をいたします。 事例集には、事例八として、総理が記者会見で示した邦人輸送中の米輸送艦の防護が挙げられています。我が国近隣で武力攻撃が発生し、我が国への武力攻撃がなされたとは認定されないもとで、在留邦人も輸送する米軍の輸送艦を自衛隊が防護するというものです。「我が国近隣で武力攻撃が発生し、」と述べていますが、なぜそのような事態が発生するのかについての説明はありません。 朝鮮半島で実際に軍事攻撃の危険が高まったのは、一九九三年から九四年にかけてのことでありました。九三年に北朝鮮がNPTからの脱退を表明し、九四年に、当時のク……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、特定秘密保護法について伺っていきたいと思いますが、その前に、官房長官に対して官房機密費、これから最初に伺っていきたいと思います。
いわゆる官房機密費でございますけれども、一昨年末に安倍内閣がスタートいたしました。安倍政権は、発足以来、官房長官が取扱責任者となっている官房機密費、これは一体幾ら使ってきたのですか。
【次の発言】 官邸分が十四億円ということでありますが、これは一体何に使ってきたのですか。
【次の発言】 何に使ってきたかということを具体的に伺ったつもりであります。
安倍総理が官房長官時代の官房機密費の使途について、情報公開裁判が……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
TPPの問題について質問をいたします。
安倍首相は、TPPについて、聖域なき関税撤廃ではないということを確認した上で交渉に参加したと繰り返してこられました。つまり、TPPには関税を撤廃しない聖域がある、そういう協定だということになるわけです。
自民党は、昨年の参議院選挙で、守るべきものは守る、このように主張されてきましたが、国民に約束した、守るべき、関税を撤廃しない聖域とは具体的にどういうことでしょうか。
【次の発言】 今までの議論の経過からして、関税を撤廃しない聖域、重要五項目と言われる米、小麦、牛肉、乳製品、そして甘味資源作物などだということで……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、労働基本権の回復の問題について質問をいたします。
この問題については、ILOからは、二〇〇二年の勧告を初め、八次の勧告がなされています。
稲田大臣は、昨年十一月二十九日の当委員会で、「平成十四年以降のILOから日本政府に対する勧告は、基本的に、公務員制度改革について、関係者と十分話し合うこと、また改革の進展について情報提供を続けることを要請しているというふうに認識をいたしております。」このように答弁をされております。
この答弁が稲田大臣のILO勧告に対する基本認識ですか。
【次の発言】 稲田大臣はそういう認識のもとに、ILO勧告について……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
前回に引き続きまして、まず、秘密保護法の問題について質問をいたします。ちょっと前回と角度を変えて聞いていきます。
現行の政府統一の秘密制度に特別管理秘密があります。この多くが特定秘密に指定されることが想定をされているわけです。
現在指定されている特別管理秘密の文書等の件数、これを省庁別に、また、前回発表した数字と、どのくらいふえているのか、減っているのか、説明をしていただけますか。
【次の発言】 ふえてきているわけですね。四十四万の特別管理秘密の中で、内閣官房が指定しているのが三十三万七千件ですから、圧倒的に内閣官房ということになるわけですね。これ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、内閣府設置法の一部改正案について質問をいたします。
二〇一四年度の内閣府予算には、科学技術イノベーション創造推進費五百億円が計上されております。この予算は内閣府のどの所掌事務に基づくものですか。
【次の発言】 五百億円の執行のための根拠条文を設置法に盛り込んだということですね。
そこで、確認をいたしますが、戦略的イノベーション創造プログラムとはどのようなものですか。これも説明してください。
【次の発言】 総合科学技術会議が五百億円、全体を俯瞰して配分をしていくということでありますが、この配分についてですが、五百億円、その原資はどこから持ってき……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、八重山地区における教科書採択問題について質問をいたします。 文部科学省は、三月十四日、竹富町教育委員会に対して地方自治法に基づく是正要求を出しました。 まず政務官に伺いますが、私は、昨年四月八日の予算委員会で八重山採択地区協議会の規約について取り上げました。 協議会の答申内容と各教育委員会の決定が異なった場合の対応について、規約案の段階では、再協議した結果を八重山採択地区の最終決定とする、このようにされていた規定が、役員会で再協議できるという規定に改められました。その経緯の確認を求めたところ、当時の布村局長は、この場ではきちんとお答えが……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょう、まず最初に、大隅先生にお伺いをいたします。 今回の新しい二つの法案、産業競争力会議を中心に議論をされて、去年の六月の日本再興戦略に位置づけられました。それで、法案となった経過があります。 大隅先生が理事長を務めておられる日本分子生物学会、これを含む多数の学会が去年の六月に、「「日本版NIH」構想と裾野の広い基礎研究の必要性」という副題を持つ「健康医療分野における研究助成のあり方について」という緊急声明を出されました。この間の委員会の審議でも、その中身をちょっと我が党の佐々木憲昭議員が紹介いたしましたけれども、その中で目を引きましたのが、多く……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、健康・医療戦略推進法案、独立行政法人日本医療研究開発機構法案に反対する討論を行います。 反対する理由は、予算配分の重点化により日本のボトムアップ型の基礎科学研究体制を弱めること、情報が国民に開示されないこと、国民全体が医療研究の成果を享受できないなどの重大な問題があるからです。 法案は、医療開発の計画から出口戦略までの全ての過程において、国民と国会による検証と関与を排除しております。 特に、研究成果の実用化の立場で検討する創薬支援ネットワーク協議会は、会議の内容が原則非公開となっています。しかも、その非公表措置が妥当か否かを点検する担保措置もありま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
二〇〇七年に、国家公務員法改定は、国家公務員が民間企業へ再就職することを原則禁止する規定を削除いたしました。そのかわりに、再就職のあっせん、いわゆる天下りのあっせんを禁止するなどの改正が行われております。この天下りのあっせんの禁止は効果を生んでいるのか、きょうはこの点を議論したいと思います。
内閣官房は、国家公務員法に基づいて国家公務員の再就職状況の公表を行っております。国公法の規定に基づく通知並びに届け出の二〇〇九年度から二〇一二年度まで、それぞれ何件かお答えください。
【次の発言】 この国公法に基づく報告は、一定の要件に係る国家公務員の再就職者数……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について聞きます。
今回の法案では、アメリカからオンラインで指紋の自動照会を受ける仕組みを導入するものですが、この照会は、特定の者を識別した照会と、特定の者を識別しない照会の二通りあります。
アメリカが照会をかける対象となるのは、それぞれの場合で何人分くらいになりますか。
【次の発言】 特定の者を識別した場合、アメリカが照会できる三百万人、この指紋情報について聞きますが、具体的に、どういう人たちの指紋情報ですか。
【次の発言】 つまり、アメリカが、特定の者を識別して照会した場合、照会の対象となる三百万人とはという場合には、有罪になった人や捜査中……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、三点にわたる質問となっております。端的に時間を使っていきたいと思います。 最初に、日本軍慰安婦問題について、オランダ人を慰安婦として強制連行した事件、いわゆるバタビア裁判について法務省と外務省に質問をいたします。 一九九三年八月四日の慰安婦関係調査結果発表に関する内閣官房長官談話、いわゆる河野談話が発表されたときに、当時の内閣官房内閣外政審議室は、調査の結果、発見された資料の一覧表を発表しております。この中には、軍関係者がオランダ人女性を強制連行して慰安婦として裁かれた、「バタビア臨時軍法会議の記録」という法務省関係の資料が含まれておりま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
時限を迎えていた企業再生支援機構を衣がえする法案が成立をいたしまして、昨年、地域経済活性化支援機構が発足をいたしました。企業再生支援機構の支援実績はわずか二十八件、目立ったのは、中小企業の再生ではなく、大企業の日航の再生で、その過程で、労働者の首切り、日航の管財人を務めた支援機構がさらには不当労働行為を行うという労働者への背信行為でありました。
内閣府に聞きますが、昨年から、その看板を地域経済活性化支援機構につけかえたわけでありますが、相談受け付け、支援実績はどうなっておりますか。
【次の発言】 中小企業の再生については、経産省のもとで中小企業再生支……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど、日本共産党には新日本婦人の会という婦人部があるという発言がありましたが、私たちの組織にはそういう組織は、婦人部は存在しておりません。 新日本婦人の会にとっても大変心外な話じゃないかと思いますが、いずれにせよ、事実に基づく議論というのが国会、委員会では大事であって、事実に基づかないところから出発していろいろな議論を発展させるというのは、委員会の議論のあり方としても生産的ではないと思います。 議事録をきちんと精査の上、理事会では提起すべき問題点はきちんと提起していって、民主主義的な言論戦の充実に私も貢献していきたいと思っていますから、委員長、よ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について質問をしていきます。
現在、本法案の対象となる独立行政法人は十二府省庁にまたがり、九十八法人が存在し、多様な業務を行っています。こうした多様性の中で、独立行政法人の共通の特徴について説明をしていただけますか。
【次の発言】 独立行政法人が行っている事務事業については、公共上の見地から確実に実施されることが必要なものであり、民間の主体に委ねた場合には必ずしも実施されないおそれがあるという、今の御説明のような共通の特徴を持っていると思います。
独立行政法人制度は、こうした公共的業務を行政が直接執行するのではなく、行政における企画立案部門そし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 前回に引き続いて、組織の改廃と労働者の雇用の問題について質問をいたします。 今回の通則法案は、組織の改廃と労働者の雇用の問題に関連いたしまして、第五十条の四の第二項において、密接関係法人等への中期目標管理法人の役職員のあっせん等の規制の例外を設けております。 第四号と第五号はいずれも、大臣の評価の結果生じる業務の縮小、内部組織の合理化や業務の廃止もしくは移管または組織の廃止に伴って中期目標管理法人の役職員が辞職を余儀なくされる場合について、あっせん等の禁止の例外を設け、密接関係法人等へのあっせんを可能としているわけです。 しかし、第四号と第五号の……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、原子力委員会設置法改正案に反対する討論を行います。 本法案は、原子力委員会の権限を削減し、その役割を再編するもので、新たな原子力推進体制の再構築の一環をなすものであります。 政府は、今回の法改正の背景として、東電福島第一原発事故等による原子力をめぐる環境変化等を踏まえ、原子力委員会の役割について抜本見直しが必要となったと説明しています。 しかし、ここには、一九五六年に原子力基本法、原子力委員会設置法が施行され、その後、原子力委員会が我が国の原子力政策の中核にあって、役割の変遷を経ながらも、原発推進の安全神話を振りまき、今回の重大な事故を招いたことへ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 秘密保護法、やはり各党の関心事は第三者機関に集中しておりますので、私も質問の順序を少し入れかえまして、第三者機関の問題から先に質問をしていきたいと思います。 秘密保護法附則第九条、ここには、「独立した公正な立場において検証し、及び監察することのできる新たな機関の設置」を規定しております。この新たな機関の所掌事務に関して、四党合意は、その一番最初に、「各行政機関による個別の特定秘密の指定及び解除の適否を検証及び監察し、不適切なものについては是正を求めること。」このように規定をしております。 この事務を遂行するためには、当然、特定秘密にアクセスできなけ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今回、委員会提出にしようと提出されている法案の草稿についてでありますが、我が国の安全保障にかかわる重要な内容を含んでいるものです。こうした重要な法案を国会の会期末に、しかも、わずか一時間四十分の審議でスピード成立を図る、これ自身はやはり言語道断だと我々は考えております。我が国の安全保障に責任を負う官房長官や外務大臣、防衛大臣に対する質疑もありません。 安全保障に関する法案の審議というのは、政府・与党とは反対の立場からではあれ、私も長くそういう審議にかかわってきました。そういう点では、これだけの重要な法案がこんな簡単に成立していいのかという点では、非常……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案の質問に入る前に、一言発言したいと思います。 理事会でも杉田議員の発言について取り消しを求めてまいりました。五月九日の内閣委員会で、日本共産党と新日本婦人の会の立場を不当にねじ曲げる発言を行いました。五月二十三日に、新日本婦人の会は共産党の女性組織という発言はみずから訂正をされ、謝罪もされました。ところが、その場で「共産党を支援する女性組織」という発言を繰り返しておられます。 日本共産党は、さまざまな団体と一致する課題で協同を広げるために努力しておりますが、新日本婦人の会を含む各団体に対して、日本共産党の支持を押しつけるような方針は全くとってお……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍普天間基地問題について総理に質問をいたします。 一月十九日、名護市長選挙が行われ、現職の稲嶺進市長が当選をいたしました。今回の選挙は、従来とは異なり、基地受け入れの是非が明確な争点となりました。名護市辺野古への新基地建設をめぐって、相手候補の末松文信氏が受け入れの立場を明確にしたことに対して、辺野古の海にも陸にも基地をつくらせないとする稲嶺市長が、四年前を大きく上回る、四千百五十五票差で圧勝いたしました。 総理に伺いますが、今回の選挙結果は、基地建設に反対する名護市民の意思を明確に示したものだと思いますが、総理はどのように認識しておら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍普天間基地問題について総理に質問をいたします。 今月四日の当委員会でも、名護市長選挙で示された民意の問題を取り上げました。政府は、名護市民の意思と全く関係なく、辺野古への新基地建設を推し進めようとしております。 きょうは、今政府が進めようとしている計画がどういうものなのか、まず、自然環境の面から取り上げてみたいと思います。 改めて確認をしたいと思いますが、建設予定地である辺野古とその東側に広がる大浦湾は、国際的にも非常に貴重な自然環境が残されているところであります。 まず、委員の皆さんには資料を配ってありますが、パネルをごらんにな……
○赤嶺委員 いつも私の質問に、自民党席からこのぐらいの拍手があれば大変いいんですけれども。 先ほどの理事会で、委員会の再開が決まりました。中丸委員の方から順番を入れかえてほしいという要望もあり、私の方が先になりましたけれども、ただ、大臣に対する所信質疑がこんな形で行われることは大変遺憾であります。 特に、きょうこの委員会室に残っておられるのは与党の皆さんですから申し上げたいんですが、いろいろ、与党、野党の間で意見の違い、立場の違い、そういうのはあろうかと思います。自分たちの立場だけを主張していくと、例えば午前中のように、野党が出ていったら速記をとめないで続けていく、空回しをやるというやり方……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、環境補足協定に関して質問をいたします。 日米両政府は、十月二十日、日米共同報道発表を出しました。今回公表するのは環境補足協定に関する合意内容だと思っておりました。ところが、実際に公表された文書を見ますと、補足協定の内容に続いて、いろいろなことが書かれております。そちらの方が分量としても多くなっています。 そこでは、まず、今回の成果が米軍再編と完全に整合するもので、再編の不可欠の要素として、辺野古への代替施設の建設が普天間飛行場の継続的な使用を回避する唯一の解決策であることを再確認する、こう述べているわけです。 外務大臣に伺いますが、環境……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案の問題点については討論の中で触れたいと思います。 前回に引き続いて、十月二十日に公表された日米共同報道発表について質問をします。 発表文書によりますと、普天間飛行場の返還条件について、「FRFの建設及び二〇一三年四月の統合計画に示す返還のための条件を満たすことは、統合計画に基づく普天間飛行場の返還のための手順の不可欠の要素である。」このように述べております。 防衛大臣に伺いますが、これまで政府は、普天間飛行場五年以内の運用停止について日米協議の場で取り上げていることを強調してきました。しかし、五年以内、つまり二〇一九年二月までの運用停止を実現……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず初めに、台風十八号、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。また、御嶽山の噴火に巻き込まれ亡くなられた方々と御遺族に哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。 火山活動の観測監視と避難の体制について総点検し、抜本的な見直しと強化を進めることを求めていきたいと思います。 また、ことしの夏、広島市を初め集中豪雨や台風による被害が相次ぎ、多くのとうとい命が失われました。犠牲になられた方々を哀悼し、被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。 台風や大雨を前に今後も安心して住み続けられるのか、政府は、切実な不安に正面から向……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、林農水大臣に質問をさせていただきます。 まず最初に、諫早湾干拓の問題です。 来る四月十四日は、潮受け堤防が閉じられて十六年目の日を迎えることになります。かつては宝の海と呼ばれ豊かだった有明海は、潮受け堤防の締め切りの結果、死の海と呼ばれるようになり、漁民を苦しめております。 長崎県の瑞穂漁協、雲仙市にあります。そこの石田組合長が長崎の県議会で、呼ばれて意見を陳述しておりますが、石田さんはこのように語っております。 一番水揚げが多かったタイラギ漁は一九九三年から操業停止となり、いわばことしで二十年間の連続休業だ。私たち瑞穂漁協は、一九……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 集団的自衛権の問題について質問をいたします。 安倍首相は、二十八日の予算委員会で、我が党の志位委員長に対して、湾岸戦争やイラク戦争などの国連の集団安全保障措置に加えて、アフガン戦争などの集団的自衛権のケースにおいても、武力行使を目的として戦闘行為に参加することは検討しないことを明言いたしました。 ところが、先週公表されました事例集を見ますと、事例十四として、国際的な機雷掃海活動への参加が挙げられています。ホルムズ海峡など我が国の船舶が多数航行する重要な海峡に武力攻撃の一環として機雷が敷設された場合に、我が国の存立を全うするために国際的な機雷掃海活動……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
最初に総務大臣から伺っていきたいと思います。
今回、総務省に置かれる評価機関、この組織の改廃、勧告に関する権限が強化されているわけですが、現行制度もあります。総務省に置かれた審議会、独立行政法人評価委員会は、第三十五条第三項に基づいて、独立行政法人の主要な事務及び事業の改廃に関し、主務大臣に勧告することができるとあります。これまで何回勧告を出してきましたか。
【次の発言】 勧告を行った実績はない。ないけれども、今回また大変重い権限と総務大臣はおっしゃいましたけれども、今回までに勧告が行われなかったという、その理由は、大臣、何ですか。
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 諫早湾干拓事業について質問します。 報道でも、赤潮発生で有明海の養殖ノリに色落ち被害が広がり、佐賀県有明海漁協は二十一日、県内の漁業者に対して段階的なノリ網撤去を促すことを決めた、福岡、熊本との三県漁協・漁連ノリ養殖協議会でも確認、こういう報道がなされております。 私も、去る二十二日、佐賀県西部の太良町のノリ漁場の実態を調査してまいりました。現場では、中学生の子供と夫婦、三人でノリ網の撤去作業をしているところでありました。平年なら四月まで頑張ってきたのに、これ以上残していても採算はとれない、もっといいノリがとれるときに見に来てほしかった、こんな惨……
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