このページでは阿部知子衆議院議員の45期(2009/08/30〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は45期国会活動統計で確認できます。
○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。 社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題になりました新型インフルエンザ予防接種による健康被害における救済の特別措置法について御質問をいたします。(拍手) 本年三月にメキシコで発生した豚由来の新型インフルエンザが世界じゅうで猛威を振るっています。しかし、当初、新型として発生が予想された高病原性の鳥インフルエンザとは異なり、今回の新型インフルエンザウイルスは、季節性並みの病原性であること、伝播力は高いものの、健康被害や社会的影響は甚大ではないという評価は、比較的早期に国際的にも共通の認識となりました。 このような状況の中、政府は、新型インフルエン……
○阿部知子君 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 社会民主党を代表して、平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律案について質問を行います。(拍手) ことしは、子どもの権利条約が国連で採択されてから二十一年目に当たります。日本政府は、一九九四年に同条約を批准していますが、国内法の整備や子供施策の見直しはまだまだです。 そんな中、長年子供の医療に携わってきた私として、今回、次世代の社会を担う子供の育ちを社会全体で支援することをうたった本法案が提出されたことを、心からうれしく思います。同時に、本会議場に自民党の皆さんがおられないことは、大変残念であります。 本法案は、憲法二十五条……
○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。 ただいま議題となりました政府提出の平成二十二年度補正予算に関しまして、社会民主党・市民連合を代表して質問をいたします。(拍手) 冒頭、去る十月二十日奄美を襲いました豪雨によってお亡くなりになられた三名の御高齢者の方々、また、被害に遭われた皆様に、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、迅速な救援に当たられ、復興支援のために御尽力いただきます皆様に、心より敬意を表します。 さらに、ほっとする間もなく奄美地方を台風十四号が襲いました。避難所等での生活でいかばかりの御不安があろうかと思うときに、この間の異常気象や多発する自然災害の背景にござい……
○阿部知子君 社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題となりました平成二十三年度における子ども手当の支給等に関する法律案について質問を行います。(拍手) 長い間、我が国の社会保障政策の中で重点が置かれることのなかった子供施策について、一昨年の政権交代によって、子供たち一人一人の育ちを社会全体で応援する子ども手当が誕生したことは、高く評価したいと思います。しかし、一年を経た今日、国会で繰り広げられる論戦のみならず、国民の中からも少なからぬ批判の声が寄せられている事態を果たして子供たちはどう見ているのか、大変懸念するものです。 そこで、冒頭、菅総理に、まず、この子供たちにどんなメッセージを……
○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。 私は、社会民主党・市民連合を代表して、二〇一一年度政府予算三案並びに自民党・無所属の会提出の編成替えを求める動議に反対の立場から討論を行います。(拍手) まず、熟議の国会、あるいは野党との協力と言いながら、政府・民主党は何らの譲歩も見せず、また、歳入を決める税法や公債特例法などの審議が全く進んでいない中、強引に予算案本体のみの採決を押し切ろうとすることに、強い憤りを覚えます。 今、政府に求められるものは何でしょうか。それは、経済活動を促し、庶民の懐を暖めることです。ちょっとした気遣いと優しく差し伸べる手が、疲弊した社会を救います。残念ながら、政府……
○阿部知子君 冒頭、このたびの東日本大震災によって被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 以下、社会民主党・市民連合を代表して、二〇一一年度補正予算三案に対し、賛成の立場から討論を行います。(拍手) 地震、津波、そして原発事故から一カ月半。被災が広範で、しかも津波災害で行方不明者が多く、加えて原発事故が重なるという極めて困難な状況にあるとはいえ、当座の生活資金給付、仮設住宅等の住まいの確保、瓦れきの撤去などの復旧がおくれ、そのことがまた、被災している人たちに対する不安要因、さらには二次被害の拡大となっております。 本来であれば、この未曾有と言われる大震災に、もっと早くに、思い切っ……
○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。 私は、社会民主党・市民連合を代表し、ただいま議題となりました電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法案並びに電気事業法及びガス事業法の一部を改正する法律案について質問をいたします。(拍手) まず、冒頭、菅総理御自身が大変思い入れが深く、また今後の日本のエネルギー政策の大きな方向性を見きわめる本法案の本会議質疑において総理の御見解を伺えないのは、極めて不自然であり、また、残念なことであります。 我が国の主権者たる国民が、みずからの生存や健康、生きとし生けるものをはぐくむ環境を守り、また経済活動の根幹であるエネルギー政策をどう選……
○阿部知子君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、平成二十三年度における子ども手当の支給等に関する特別措置法案について見解を申し述べます。(拍手) 現在の子ども手当制度は、本年九月で期限が切れ、旧来の児童手当に戻り、受給者、自治体へ大きな混乱を及ぼします。この混乱を避けるためには何らかの措置が早急に必要であり、その一点において本法案に賛成をいたします。 しかしながら、私は、本法案に本質的に賛成しているわけではありません。 当事者である子供・子育て世帯を置き去りにし、本来の子供支援のあり方を、国会というオープンな場で審議に付することもせず、ねじれ国会を理由に、民主、自民、公明の三党合意に……
○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。 私は、社会民主党・市民連合を代表して、東日本大震災からの復興のための財源の確保に関する特別措置法案外二法案について、野田総理に質問をいたします。(拍手) 質問に入る前に、環太平洋パートナーシップ協定交渉参加についてお尋ねいたします。 総理はAPEC首脳会議の場で交渉参加の意思を表明するやに言われています。しかし、言うまでもなく、TPP協定交渉に参加するか否かという意思決定は、国民の暮らしと国の将来を大きく左右する重大な判断です。この段階に至ってもなお、国会に対しても国民に対しても、総理みずからの言葉で語ったことは一度たりともありません。 そもそ……
○阿部知子君 東日本大震災からの復興のための財源の確保法案に対する修正案及び所得税法の一部改正法案に対する修正案につき、社会民主党・市民連合を代表して、反対の立場から討論を行います。(拍手) 冒頭、この間のTPP協定をめぐる野田総理を初めとする政府の対応は、著しく国益を損ねるものであり、厳しく糾弾したいと思います。 総理は、衆参両院での集中審議において最後までみずからの考えを表明されず、多くの自治体が反対決議を上げる中、APECへと旅立たれました。オバマ大統領との会談で表明したとされる見解は、米側からは、日本はすべてを交渉のテーブルにのせるものと受けとめられており、ホワイトハウスのホームペ……
○阿部知子君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、児童手当法の一部を改正する法律案に賛成の立場から討論を行います。(拍手) しかしながら、この賛成は、児童手当が平成二十一年度以前の水準、対象に逆戻りして、受給者、自治体へ大きな混乱を及ぼすことを避けるという一点のためであり、本質的な賛成ではありません。 我が国においては、古くから、子供は未来であり、宝であると言われてきました。しかし、この二年間の論議の過程では、子供たちの育ち行く権利、揺りかごとしての家庭の意味と役割、そしてそれらを迎え入れる地域や社会のあり方、必要とされる国の施策について、真剣に論じられたとは到底思えません。 目的、対……
○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。 私は、社会民主党・市民連合を代表して、年金機能強化法案並びに被用者年金一元化法案について質問をいたします。(拍手) 冒頭、野田総理に、原発再稼働に関してお尋ねしたいと思います。 三月十一日の東京電力福島第一原発事故以降、政府は脱原発依存を掲げてこられましたが、その具体策についてはほとんど手つかずの状態です。 五月五日夜半をもって、我が国で稼働する原子力発電所はゼロとなりましたが、なぜか政府は、福井県の関西電力大飯原発三、四号機の再稼働に著しく前のめりとなっています。しかし、福島の事故の検証も途上である上に、安全性についても多方面から疑義が上がり……
○阿部知子君 社会民主党・市民連合を代表して、野田内閣総理大臣所信表明演説に対し、質問をいたします。(拍手) まず、冒頭に指摘をいたしますが、十月二十九日の所信、さらに各党質疑への御答弁を拝聴しながら、現下の社会経済情勢に対する野田総理の危機感の乏しさ、加えて、政権交代後三年を経た初心の後退、さらには、進むべき方向性への具体策のなさ等を感じたのは、私のみではないと思います。二十回以上繰り返されたあすへの責任も、むなしく響きます。 昨年三月十一日の東日本大震災から数えて二度目の冬を迎えようとする今日、復興のためと称して打たれた数々の経済政策は早くもその効果が薄れ、月例経済報告もこの三カ月間連……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 社会民主党としては、江利川毅氏の人事官任命に賛成をいたします。 以上です。
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、いただきました二十分で三問御質問をいたしますので、大臣にはなるべく短目に御答弁をお願い申し上げます。 一点目は、保育の問題であります。 昨年十月の地方分権推進委員会の第三次勧告を受けまして、これは、主には保育の現状、非常に待機児童が多い中、保育にかかわりまして、地方分権の観点からより自治体の権能を強めていこうという趣旨でございますが、それに対して、十一月の四日、厚生労働大臣名で御発表されたのは、特に東京都など待機児童が多いところについては、待機児童解消までの一時的措置として、居住面積基準をある意味では標準として、スタンダードを決めるがあるとき……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、先週に引き続きまして、国民にとっても大変大きな関心事であります現下の新型インフルエンザにかかわりますさまざまな厚生労働行政に関しまして、補充的な質問の場、そして、それのみならず、先ほどの松浪委員のように御遺骨のことまで取り上げていただいて、幅広い厚生労働行政の抱える課題についての質疑の場が持たれたということを、まず冒頭、与野党の筆頭を初め委員長に厚くお礼を申し上げます。 そして、その中で、実は、本日は与党にいただきましたお時間三十分、そのすべてを民主党の皆さんの御配慮で私阿部知子がやらせていただくことになりまして、半分心苦しく、本来……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 去る八月三十日、有権者、国民の皆さんが政権交代を選択され、九月の十六日には三党連立のもとに新たな内閣が発足し、そして十月二十六日、鳩山総理が初めて本会議で、御自身の言葉で、そして御自身の思いを込めた所信表明をなさいました。 私は、国会に来て九年たちますが、やはりこの鳩山総理というものをいただいて新たな政権がスタートできたということは本当に心強くもあり、また、大きな変革の時期にあって、みずからの言葉で国民に語ろうとする姿勢を高く評価いたします。 きょうは、その総理のお考えの大もとを伺う質問を何点かさせていただきます。 まず、障害者の問題でございます……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほど来、新人の、本当に新鮮な議員の皆さんの御質疑を伺いながら、私はちょっと、ああ、もう古手になったのかなと思いながら、質問をさせていただきます。 子ども手当の問題は、本会議の代表質問でも申し上げましたが、初めて子供ということに焦点が当たった画期的な政策だと私は評価しております。日本の子供に関する施策の財政支出は、OECD加盟国三十カ国中二十六位と決して誇れたデータではありませんし、ある意味では、子ども・子育て支援の後進国という言い方がいいかどうかわかりませんが、立ちおくれているように思います。そして、今回の子ども手当の創設がいろいろな意味……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。初質問の後は、久しぶりのラストレディーになりました阿部知子です。 私は、この子ども手当の問題は、実は、政党同士の対立を超えて、本当の大事な点は国民の納得にあると日ごろ申しております。先ほどの自民党の加藤議員の御質疑の中で、後ほど理事会マターとなりました、そもそも何で二万六千円なんだというこの根拠をやはり明確にしていかないと、私は事が進まないと思います。そして、この審議に入ります一回目の私の質問はそれを取り上げさせていただきましたが、要点のみ繰り返させていただきます。 民主党では、従来、一万六千円の子ども手当をおっしゃっていたところ、この間、これを大幅に……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 初めてトップバッターをやらせていただきます。よろしくお願いいたします。 政権が発足してから六カ月、各メディアも含めて、この新政権の評価について多々論じられるところであります。 しかし、先ほど長妻厚生労働大臣もお話しになったように、この新政権は、とりわけ、雇用という働く者の安心、そして、この社会がそれによって安定していくということに向かって全力を挙げて努力してきたところと思います。九月の九日、三党の連立合意の時点に始まって、年末の三党の重点要望でも、常に、この雇用のセーフティーネットを広げ、またその網の目を細やかにして、働く者すべてが、失業等々何かの……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、参議院でも同じ時刻に質疑が行われておりますために御答弁者の予定が少し立ちませんでしたので、改めまして、通告いたしました質問の順番を少し変えさせていただきます。 冒頭、介護保険についてお伺いいたします。 長浜副大臣にお願いを……(発言する者あり)山井さんが残ってくださいました。では、山井さんで参ります。 いわゆる介護保険については、先週既に法案一部見直しは通っておりますが、もともとこれは大変に根本的な論議が必要なところと思います。特に、施設系の福祉と在宅、これはどっちがどっちというものではなくて、両方相伴わないと、とても高齢社会をハッピーに……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、三十分のお時間をちょうだいいたしまして、ありがとうございます。 冒頭、母子加算の廃止の問題で訴訟が起きておりまして、新政権にあって母子加算を復活いたしましたことを受けて、昨日、この訴訟についての取り下げと、原告の方と新政権の長妻大臣の調印というか、お互いの合意が取り交わされました。 その場に大臣もおられてお気づきであったと思いますが、こちら側に数名母子加算の復活のことをお喜びになるお子さんのおられるお母さんたちがいて、反対側の端の方に、老齢加算の廃止問題で同じように原告になっておられる、これが著しく老いの生活を厳しいものにしているというふう……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日、全会派で採択されるところになります年金に係る二法案については、基本的に、受給権の確立をさらに充実させるものであるということにおいて、賛成をいたします。 きょう私のいただきましたお時間は、先般、一般質疑の時間がございましたが、長妻大臣が参議院で同時刻に委員会を抱えておられまして、長妻大臣となかなか、一般質疑というふだんはできない分野での質疑をする時間がございませんでしたので、きょうは大臣を主にお願いいたしまして、質疑をさせていただきます。 先ほど内山委員のお話にもありましたが、政権交代後六カ月余を経て、今、私ども新たな政権が国民にあらゆる意味で……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、各参考人の皆様に多岐にわたる論点の御指摘をいただきまして、本当にありがとうございます。 ちょうどアメリカでは、オバマ大統領が国民皆保険に向けて、いろいろな困難がありながらも一歩でも二歩でもそれに道筋をつけよう、そうした段階でありますが、日本においては、昭和三十六年、よく言われるような国民皆保険という制度ができ上がり、きょう来ていただいているいずれの参考人も、それをどうやって守っていくかということに向けての、おのおのの抱えていらっしゃる背景あるいはお考えの開陳であったと思います。 さて、私ども社民党は、民主党の皆さん、国民新党の皆さんと連立政……
○阿部委員 政権交代を受けた激しい御論議の後でありました。しかし、国民から見れば、やはり後期高齢者医療制度の問題をとっても、御高齢期も含めて、どうやってきちんと、人間が尊厳を持って権利である医療を受け、その寿命を全うできるかという問題は、実は私は、今の厳しい経済状況の中で、与野党の別なく、本当に真剣に考え直してみないといけない時期だと思います。 失われた十年と言ってもいいような、医療政策の分野でもそうでした。医療費をどうやって抑制するか、そのためには御高齢期を、はっきり言って、なるべく治療も受けないで、亡くなってほしいとまでは言いませんが、受けないで、医療資源を使わないでほしいとするような医……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 ただいまの足立政務官の訂正の御発言は確かに伺いましたが、それを踏まえて再質問をさせていただきます。 去る四月の二十一日、私が先回この質問に関連して取り上げた多田富雄先生がお亡くなりになられました。七十六歳でありました。 ちょうど二〇〇六年の老人保健法の改正による、いわゆる疾患別の日数制限、リハビリの打ち切りに対して、心から怒りの念を持って、朝日の論壇等々に投稿され、当時野党であった私ども社民党も、また現政権の厚生労働を担当しておられる長妻大臣も、この件を繰り返し取り上げてまいりました。 果たして、政権がかわって、本当に多田先生が御指摘された点にど……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 ただいま室井委員は、これまで光の当たらなかった父子家庭の問題が、今日、児童扶養手当が父子家庭にも支給されるようになるという大変画期的なこの今回の法案について、評価の御発言をされて、本当によく資料も集められて、すばらしい御質問だったと思います。それをベースにいただいた上で、私が質問させていただきます。 では、その施策が母子家庭は果たして手厚かっただろうか、母子と父子の差もありますが、いわゆる一人親家庭というもの、従来は、母親の方が収入が少ないということで、その生活安定ということもあって母子施策の方が先んじたわけでありますが、そのこと自身が今、貧困化、格……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほど、皆様の全会一致で成立いたしました父子家庭への児童扶養手当の施策、並びに、地域での医療の拠点を何としてでも存続させてほしいと願う多くの住民あるいは自治体の首長の皆さんからの要請を受けての新たな地域医療機能推進機構法、本日審議ができ、また今週中にも成立の運びとなる方向にあることを大変にありがたく思います。 長妻厚生労働大臣からも本法案の趣旨の説明がございましたが、私は、今回つくられようとしている独立行政法人につきましては、いわば、日本の医療提供体制の大きな歴史的な経緯と、そして、これから何をなすべきかということにおいて、新政権が野党時代……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日議題となりましたこの障害者自立支援法、与党案では、二十五年の八月までの時限立法というものを提案しておりますが、それであっても、実はきょうは、大変に障害者団体からの異論、そして抗議の声が強い中で審議が行われます。傍聴申込者は二百名を超したというふうにも聞いております。それだけ障害当事者の皆さんが懸念され、事の成り行きを見ているきょうの審議だと思います。 冒頭、長妻大臣にお伺いいたします。 長妻大臣は、なぜ障害者自立支援法は廃止されねばならないとお考えになり、また、私どもが野党であったときに、その審議の中から学んだこと、最も大臣にとって大……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 昨年の九月十六日、新政権が発足して、そして本日が私、阿部知子にとって初めて迎えるこの通常国会の質問でございます。 私は、今の社会が経済的にも低迷し、また政治と金の問題等々、国民のいろいろな疑惑、不安が生じている中、本当にこの社会が次のステップに向けて一歩大きく歩み出せるように、社会の希望としての子供の問題をまずきょうはすべての時間を使って取り上げさせていただきます。 皆様のお手元に資料でお示ししました、またテレビ等々のためにはここにグラフでお示しいたしましたが、きょう私が伺いたいのは、保育と、そして、大変に待機児童がふえていて、そのことが、働きたく……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、三与党の皆さんのある中で私にお時間をいただきまして、大変にありがとうございます。 与党の皆さんが新政権をしっかりと担っていき、国民の思いにこたえたいという熱い思いをお持ちなことを十分反映できるような質問をいたしたいと思いますし、また、鳩山総理以下、閣僚の皆様の御答弁に心より期待を寄せるものであります。 冒頭まず、昨日行われました名護の市長選挙におきまして、名護に新基地建設は要らないということを掲げました稲嶺進候補が勝利をなさいました。獲得された一万七千九百五十票。また、もしかして反対の候補者に投票された方も、実は九八年以来四度目の……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 季節は立春を過ぎ、本当は来る春を喜びたい子供たちが、しかし喜べない状況があることについて御質問をいたします。 私は、新政権が取り組んだ最大の、本当にこの社会を希望のものに変えていこうとする施策は、子ども手当、そして高校の無償化と、大きなかじを切ったと思います。無償化はことし春、四月から始まりますが、現在この段階で、いわゆる授業料の未納、滞納などを抱えているために卒業がままならないという子供たちがおります。 皆さんのお手元、「増加する授業料滞納者」という一枚目のレジュメをごらんください。上段には私立高校、下段には県立高校のいわゆる滞納者の数が書いてご……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 去る八月三十日、有権者の貴重な一票をもって、私ども社民党、民主党、国民新党の新しい政権が誕生するところとなりました。九月十六日、連立合意に基づいて発足したこの内閣にあって、私ども社民党は、とりわけ今般、鳩山総理という視野の広い、そして思いやりの深い総理をいただいてこの政権を運営していけるということに、本当に今時代に最も必要とされる見識をお持ちの方だと高く評価しております。 冒頭、先ほど下地委員が御質疑なさいました沖縄の普天間基地の移設問題で、実は、昨日と一昨日、私は政府の検討委員会の皆様とサイパン、そしてグアムへと出向いてまいりました。この……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私にいただきましたお時間も十分ですので、どうか御答弁等よろしく御協力をお願い申し上げます。 ことしは日米安保条約の改定から五十年という節目の年を迎えております。我が国を取り巻く環境も、またいろいろな意味で大きな変化がございます。そうした中で今後の我が国の防衛力ということを考えるに際して、実は、普天間の基地の問題も、大きな日米安保条約のあり方、あるいは日米の同盟のあり方ということがきちんと国民的に理解されて初めて方向が成り立つものかと思います。そうした国民に開かれた論議が残念ながら大変に少なく、そして基地をどこに置くかという現実の対応のみが迫られている……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。本日、私にいただきました十分で、児童虐待問題を取り上げさせていただきます。 我が国の経済は低迷し、そして、思いやりのない社会が最も弱い子供たちの命を奪っております。近年では年間にして百人以上の子供たちが、親御さんによる虐待、あるいは一緒に心中されるという形でその幼い命を終えております。 総理も多分、御記憶にございますでしょうが、去る一月の二十五日の新聞には、東京江戸川区で七歳の小学生の男の子が、なさぬ仲のお父さんにしつけといってびんたをされ、そして頭蓋内出血で亡くなっていかれたという事案がございます。海渡君とおっしゃいます。 この子の事案は……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私が今回の総括質疑にいただきました十分の中で、鳩山内閣の基本理念、特に鳩山総理にお伺いをいたします。 いわゆる高校の無償化問題にあって、先般、二月の二十六日、総理は記者会見の場で、いわゆる朝鮮学校に通う子供たちについての無償化問題にあって、国交のない国だからどういう教科書内容かも調べようがない、同じように扱うことが望ましいかどうかという議論はしなければならないというお話をされました。私は、日ごろ総理がおっしゃられる友愛ということ、あるいは日本が北東アジア並びに世界の中で本当の友愛を示していくということから見て、ちょっと総理の真意が十分伝わっていないの……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 きょうは、いわゆるRFO、この機構の二年延長の法案を審議するわけですが、本来であれば、さきの国会で地域医療機能推進機構法案ができて、そして、各関連する病院や働く皆さん、地域の皆さんが安心して自分たちの日々の診療に取り組める状態が来ることを何より願っておりました。 しかし、不幸なことに、そうしたことにならず、とりあえずの暫定的な受け皿ということで、私自身としてはこの二年延長の議員立法に賛同をいたしますけれども、それにしても、私はきょうの質疑を聞きながら、一体、政治の意思、特にこの内閣の意思はどこにあるんだろうということが改めて見えなくなっております。 ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私も今の高橋さんの御質問と同じ趣旨ですので、続けて御質問をさせていただきます。 今お尋ねのあった塩原の障害者のための視覚訓練センター並びに伊東の頸椎損傷、脊椎損傷のための訓練センターの廃止をめぐる問題は、厚生労働行政にとって、また障害者施策にとって、取り返しのつかない禍根を生むと思います。 私は、共産党の高橋さんもそうですが、私ども社民党も、かつて野党であった民主党の皆さんと、特に障害者施策については思いを一にしてずっと歩んできました。そして、今の山井さんの御答弁も、きょうは十五分です、もっと私に時間があれば丹念に反論したいと思います、考え直してい……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。
菅総理には、六月に御就任になって、きょうが初めての質問をさせていただく機会を得ました。
午前中から何人かの方がお取り上げでございますが、特に、菅総理は、就任に当たって、国民の生活が第一ということと、この日本を元気にしたいという二点をお述べになりました。
では、第一問でありますが、果たして、その国民の生活が第一とおっしゃるときに、今、菅総理は、国民の生活はどうなっているとお思いでしょうか。国民の生活の現状についての認識を冒頭お伺いいたします。
【次の発言】 国民の生活の現状についてよく御認識であると思います。一言で言えば、底が抜けてしまったような不安……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 新しく三役になられた皆さんには、国民の期待の高い分野ですので、ぜひよいお仕事をたくさんしていただきたいとまず冒頭お願いを申し上げます。 そして、質問にあらかじめ投げてございませんでしたけれども、先ほど公明党の古屋委員が御質疑をしてくださいましたので、今般の奄美における豪雨災害でございますが、もちろん厚生労働省も災害対策本部にお人を送っておられる。私がさっき確認いたしましたところ、災害救助・救援対策室の室長がきょうの夕方にも行われます会議に御参加であるということではありますが、先ほどの御質疑の中でも明らかになりましたように、犠牲になられた方がグループホ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 新政権が発足して一年余が過ぎまして、現政権は、菅総理のもと、この社会をつくり変えていくために、もっと住みやすい人間的な社会にするためにということで、雇用問題にはとりわけ力を入れたお取り組みのさなかであると思います。 そして、そうした政権の思いと、今回出されました、雇用・能力開発機構法の廃止をして、新たにつくりますところの高齢者・障害者・求職者雇用支援機構というのは、やはり思いとやっていることが真っ逆さになりかねない。さっきから抜本的に解体するんだと言うけれども、解体されるのは私どもの社会の働き方ではないかという懸念すら覚えるものであります。 冒頭、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 坂口先生の穏やかな質問のように、まねて頑張りたいと思いますが、どうなるやら、やってみたいと思います。 前半を年金関係の御質疑で、そして後半は、実はきょう午後にも自民、公明、民主の三党の皆さんが障害者自立支援法の一部改正を提案なさるということですが、これの質疑時間がございませんので、後半はそちらに使わせていただきたいと思います。 まず、年金についてお伺い申し上げます。 年金は人の人生そのものと思いますが、かつては、例えば、女性たちに多かったと思いますが、短期間ある会社で働いて厚生年金に加入はするんですけれども、その期間が短いこと、あるいは……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、天野参考人初め、お忙しい中、また急遽の中お越しいただきまして、さまざまな医学分野からのお話、あるいは裁判に上っております現状のこのB型肝炎の訴訟、そして和解に向けたお取り組みについてのお話を伺いました。 私は、きょう、こうやって参考人の皆さんに来ていただけたことはとてもうれしいと思いますが、と同時に、どなたもお触れになりました、木村参考人がおいでになれないこと、また天野参考人の連れ合いは既に他界されていることなどを考えますと、我が国にとっての肝炎対策問題は、本当に国を挙げての対策にならねばならないし、また、これまで薬害C型肝炎の問題でも、皆さ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日私にいただきましたお時間は、今の北澤防衛大臣の御答弁がございましたので、三十五分でやらせていただきます。 まず冒頭、けさは、この委員会の冒頭で、海上保安庁長官から、被疑者はどなたかわからないが守秘義務違反容疑で告発をなさるというお話がございました。 この問題は、そもそも、国民的に見ても、本来、一体この一連の出来事の責任をだれがとるべきなのか、本当に大きな疑問が生じていると思います。特に、現場で一生懸命、海難事故や、あるいはせんだっての奄美の大災害や、あるいは今般の中国漁船による領海侵犯などに命がけで闘って、そしてお仕事をしてくださっている海上保……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、私は、国とは何か、国益とはということでお伺いをいたします。 まず海上保安庁長官にお伺いをいたしますが、きょうもまた、神戸の管区の海上保安庁職員がみずから船長に申し出て、自分がこのビデオ流出にかかわったということを言われたというお話でありました。私は、これもまた胸がふさがるような思いがいたします。本当に、どんな思いで彼が自分の上司にそれを言ったか。恐らく、仲間たちが事情聴取などをされていて、これ以上そういう状況が広がることを、彼としてもやはり申しわけないと思われたのではないかなと思うわけです。 きょう、この段階で一つだけ確認をしておきたいので……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 いただきましたお時間は八分ですので、二問、問わせていただきたいと思います。 今回の北朝鮮による韓国への攻撃と申しますものは、朝鮮戦争が終わっていないという現実を私たちの前に明らかにしたと思います。思えば、私たちの暮らす東アジアというところには、中国も台湾問題を抱え、朝鮮半島も分断された国家という状況が続く中で、恐らく、新たに発足した民主党を中心とする政権では、鳩山さんもおっしゃったように、東アジアを平和に、共同の家としてあるいは共同体として発展させたいという強い願いがあってのことと思います。 しかしながら、そうした願いとは裏腹に、この間、……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、委員長初め、各委員の特別のお取り計らいによって、原子力委員会の皆さんに質疑できる場を国会で持てたことを私は大変重要な場だと心得ております。そして、国会の同意人事でも、さっき大庭さんもおっしゃいましたが、皆さんを私どもはこの国の原子力政策の推進役として認めたわけですから、本当に重要なきょうの場だと思います。 そうした前提の上で、しかし、私は、きょうの皆さんの御質疑全般を伺いまして、新たに大きな不安にとらわれました。と申しますのは、果たして、原子力委員会とは何だったのかと、もう本当にありていに申しますといろいろな問題があり過ぎて、ここにゆだねてい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、玄葉大臣にお越しいただきまして、所信表明を伺うということでございます。 私は、先ほど遠藤委員の御質疑の中にもありましたけれども、遠藤委員が議運においてこの委員会の立ち上げを御提唱され、また超党派、各党の賛同を得て今日この委員会が始まったということは、本当に議会の歴史上画期的であると思っております。 もちろん、これから政府は、科学技術の分野、イノベーションは大事な分野ですから、お進めになりますでしょうが、広くその科学技術が国民あるいは社会の意思をどう受けて進められるか、この双方がなければ、よく言うように、科学の進歩は光であり、影もも……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の参考人のお話、本当に役立ちました。 今回の福島の事故は、一九五三年以来のいわゆる原子力の平和利用ということが本当に可能なのかどうかという大きな問題を突きつけていると思います。もちろん、我が国は被爆国で、いわゆる核兵器等々の問題は廃絶を願うものですが、その一方で、平和利用ということは国民的合意も得てやってきたことだと思います。 しかし、一たん事故が起きると、一番伝えなきゃいけない情報が避難している人にも伝わらないという状況。それから、未来が見通せない、子供たちはどうなるのかという不安に今国民が立たされていると思います。 この委員会は……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日の参考人の皆様には、大変高度なというか専門的なお話も含めてお聞かせいただきました。 まず冒頭、相澤議員にお尋ねいたしますが、総合科学技術会議の歴史を見ておりますと、二〇〇八年にノーベル賞学者との懇談というか意見交換というのがございました。今般の原子炉の事故を含めて、日本の科学技術、科学技術界が世界からどのように見られておるか、あるいは国民からもどう見られておるかということで、近々、例えばシカゴにおられる根岸英一さんとかあるいは野依先生もいろいろお書きでありまして、日本の知の代表であるノーベル賞学者と今回の事象をめぐって、震災並びに原発事故、意見交……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日はありがとうございます。 ただいまは、吉井さんは核融合の方をお尋ねですが、私は、核分裂で、いわゆる原子炉の事故のことで先ほど小柴教授からお話をいただきましたが、アメリカは、核実験の経験、あるいは原爆投下からのさまざまな知見などを持っているから、そこに協力を仰ぐべきだと。私もそのように思います。やはり、実際に軍事としても活用してきたし、たび重なる核実験で知識は蓄積をしておられると思うんですね。 私も、実は、まだ現在も終わっておりませんけれども、三月十一日の事故の後、五月に、アメリカのNRC、原子力規制委員会にお話を伺いに行ってまいりました。そのと……
○阿部委員 大臣、そして委員長初め各委員の皆様も、長時間の御審議、大変お疲れさまです。あと私のみですので、よろしくお願いしたいと思います。 きょう各委員の御質疑を承りますと、次なる保安院あるいは安全規制のあり方などについての御質疑が多かったと思いますが、私は、やはり今回起きていることについて、もう少し国民に明らかにする必要がある、とりわけその全体像を明らかにすべきであるという観点で、冒頭、細野大臣にお伺いいたします。 実は私は同じ質問を三度しているのですが、今回の福島第一原発事故の大きさ、一体どれほどの放射性物質をどの範囲でまき散らしているのか、このことについてまだ明確な御答弁を一度もいた……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 そもそも、タイトルがとてもいいというか、「なぜ日本でイノベーションが起きないのか」という先生の最初の分析二つを、そういうことかと思って伺いました。 私は、後段の、現状掛けビジョン掛け移行プロセスというところで地球温暖化問題を伺いたいのです。 そもそも社民党は、政権交代の直後は民主党と連立をいたしておりまして、そのとき、一九九〇年比で二〇二〇年までに二五%の二酸化炭素削減というのを三党連立合意でつくりました。でも、今思えば、それはビジョンであって、移行プロセスをどうするかというところをもうちょっとしっかり詰めておかなかったということもあって……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、四十分のお時間をいただきまして、ありがとうございます。そして、去る二月の二十四日の予算委員会で鴨下衆議院議員から御提起のありました年金の運用三号問題について、少し時間をかけて聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 まず、一枚目、私のつくりました、時系列をもって、年金局と記録回復委員会と政務三役の動きを追ったものをお手元にお配りいたしました。これは、この間の審議を聞きながら私なりに整理したものですので、もしかして勘違いや思いの至らぬところもあるかと思いますが、これをもとにお話をさせていただきます。 きのうの参議院の予……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、さきの三月十一日の東北地方太平洋沖地震とそれに相次ぐ福島原発の事故等で我が国にとっても未曾有の事態、そして、御出席の各委員も、それから厚生労働省の担当の皆さんも、大変貴重なお時間をきょうはここの審議の時間にいただきましたので、私としても、骨格的なことをまずお尋ね申し上げたいと思います。 震災の方は、大変な、もう本当に経験したことのない状況でありますが、少しずついろいろな救援の手だても、遅々たるものではあれ進みつつあると思います。 一方、原発事故の方は、収束と言うにはちょっとまだというところで、なかなか明かりが見えてこない中で、必死の作業をさ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私も五分ですので、よろしくお願いいたします。 昨年、平成二十二年度の子ども手当法案が審議され、一年の、本当に時限の立法でしたが、誕生しましたときには、初めてこの政治の世界の中で子供自身が対象となる仕組みができたということで、私は大変うれしく思ったことを覚えております。しかしまた、平成二十三年度も単年度法で出されて、子供が一年で育つわけではないのにと不安な思いを抱いたら、今度は六カ月というつなぎで、どんどんどんどん子供の先行きがちょん切られていくという中での審議です。 しかしまた、政治の場は、同時に、あらゆる知恵を集めて、最も必要な子供支援をやる可能……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日の被災以来、既に一カ月以上が経過しておりますが、被災された皆様の生活支援並びにさまざまな生活関連インフラの復旧は大変おくれている中でございます。 その中にあって、とりわけそうした被災者の皆さんの生活再建に最もかかわりの深いこの厚生労働委員会にきょうお時間をいただきまして、また、質問の順番も変えていただきまして、ありがとうございます。 私は、冒頭、まず細川大臣にお伺いしたいと思いますが、被災から二週間ほどたちましたときに、被災者生活支援特別対策本部というものができておると思います。この対策本部には、厚生労働省としてはどんな陣容で臨……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私にいただきましたお時間、十分でございますので、本日議題の法案については、いろいろな点でさらに充実をするということの必要性を含んだ上で賛成といたしたいと思います。 そして私は、本日は、議題といたしましては、まだ、第二次大戦によってお亡くなりになった、あるいは行方不明になられて、御帰国、御帰還のかなわない御遺骨あるいは行方不明者のことについてお伺いをいたします。 ちょうどこの問題は、震災が、敗戦、第二次大戦にも匹敵するような悲惨な状況であると言われていることと私にとっては重なってまいります。 まず冒頭、菅政権にあっては、平成二十二年の八月でございま……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私も皆様と同じように、今回の震災による被災、そして、そこでまだ多くの方々が避難所にお暮らしですが、これから生活再建していくためにも仕事の問題が不可欠であるという観点からお伺いをいたします。 冒頭ちょっと、質問の予告にないことですが、先ほど高橋委員と小林政務官のやりとりを聞きまして、確認をさせていただきたいんです。 今、全国に避難所が二千四百八十四カ所あるかと思うのですが、そのうちいわゆる出張相談をなさっているところは三十七カ所というふうな御答弁でありましたが、圧倒的に少ないというか、二けた違うと言うとオーバーですが、一けたは違うと思うのです。 今……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。
次の柿澤さんが来られるまでの間、なるべくぴたりとはまるようにやらせていただきます。
私は、きょうは、まず冒頭、震災の問題でお尋ねをいたします。法案についてはその次に触れさせていただきます。
東日本大震災というのは雇用面でも大きな打撃を与えておるということは、各委員御指摘でありました。今、厚生労働省の方で、今回の東日本大震災が雇用に与えた影響というものをどのように集計しておられますでしょうか。一点目です。
【次の発言】 今の小宮山副大臣の御答弁は、その地域にあった事業所と就業者数を大体あらあら試算されたもので八十四・一万人ということであります。
そ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほど来、各委員がお触れになりましたように、本日で、震災、津波、そして原子力発電所の事故から二カ月がたちました。この大きな震災被害に対しまして、この間、被災された住民の皆さんの、非常に慎み深く、また人に温かく、そして今は一心に復興を御自身も歩んでおられる姿というのは、世界の中でも本当に高く評価されていると思います。 と同時に、私は一人の医療者として、この災害に当たって数多くの医療関係者が、それこそ不眠不休で、あるいはみずからも被災されて、なおかつその地域の皆さんを支えるべく努力されてこられたことにも、深い敬意と、そしてまた、同じ働く医療現場……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の参考人の皆様のお話、この法案の審議に当たっても大変参考とさせていただける部分が多いと思います。 まず冒頭、田原参考人がおっしゃったように、私も、今回の東日本大震災プラス原発事故ということの中で、今この枠組みを決めていくことが本当に妥当なのかどうかというのは、実に大きに疑問であります。 なぜならば、おとといですか、被災地に、また避難所に行ってまいりましたけれども、避難所を見ておりますと、御高齢者が今震災関連死とか言われる状況になる前段階で大変に弱っていっているのが日に日に、毎週毎週行くごとに目に見えるわけです。もちろん、介護認定は認定……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は介護保険法の改正案の審議でありますが、実は、この改正案が閣議決定されたのが三月の十一日で、提出されたのは四月五日となっております。三月十一といえば、あの震災の日でありました。同時に閣議決定されたのが、自然エネルギー促進法。そして、くしくも、あの震災、原発という事態が起こって、エネルギー政策も見直しが求められている。 実は、私は、高齢者施策、介護施策も、三・一一によって大きく見直しが迫られているんだと思います。いつもお話し申し上げますが、避難所を回れば、御高齢な方ほど生活不活発あるいは生活習慣病的なものを抱えていかざるを得ない。介護保険……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 介護保険が始まりましてから十年。今回の改正は、またさらに利用者にとってはわかりづらく、また利用制限も加わり、先ほどの赤嶺委員のおっしゃったような低所得者の問題も解決されず、加えて介護労働者にとっても明かりが見えない、非常に問題が多い改正だと思います。 具体的にお伺いをいたします。 まず、この前お伺いいたしました介護予防・日常生活支援総合事業についてです。 時間がございませんので、お手元の、お配りしました資料をごらんいただきたいと思います。今度設けられました介護予防・日常生活支援総合事業では、いわゆる要支援一、二の方が予防給付を受けておら……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は一般質疑ですので、私が、昨年の七月に新たに施行されることになりました改正臓器移植法も含めて、日ごろ大変心にかかっておりました臓器移植問題について、まとめて御質疑をさせていただきます。 いわゆる脳死下の臓器提供事例ということで、お手元にグラフがございます。臓器移植法案、当初、一九九七年に成立いたしまして、本人同意、ドナーカードなどによって、御本人の意思にのっとって提供されるということで進んでまいりましたが、昨年には、御家族の同意ということも可能になりました。ごらんいただくように、家族の承諾による同意は、昨年とことしで約四十四例となってお……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日、後ほど採択されます、いわゆるRFOの機構改正法案については、質問というよりもコメントをさせていただきたいと思います。 医療あるいは病院という組織は、人が人を支えるものであります。こうした病院の存続をめぐって、例えば採算がどうであるから売り払えとか、存続そのものが不透明になるような論議がずっと国会で続いてきたことは、私は大変に、地域にとっても、そこで働く皆さんにとっても、不幸なことであったと思います。逆に、政治が医療というものを翻弄してきたとすら思い、怒りすら覚えます。 この厚生年金病院にしろ、社会保険病院にしろ、地域医療をもちろん担っておりま……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、議題となっております予防接種法についてお尋ねをいたしますが、まず、どんな医療の中でも子供たちへの予防接種というのは、本人が同意等々、小さいお子さんですとすることができませんので、接種する側が万全の安全などの確認のもとに行わねばならないものと思います。 先ほど来、各委員がお取り上げですが、もともと、予防接種には個人防衛の視点と社会を防衛していく視点、あるいはメリットとデメリット、すなわち効果と副作用、絶えずてんびんの中で動いておると思います。 ちょうど本年の二月から開始されました子供のワクチンの同時接種、Hib、プレベナー、従来の三……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、本来の予防接種法の審議に入ります前に、今大変親御さんの間でも不安が強い、子供たちの放射線による外部被曝並びに内部被曝、とりわけ低線量の持続被曝の問題について取り上げさせていただきます。 まず、先ほどの宮崎委員と大塚副大臣のやりとりにもございましたけれども、実は、今回の福島の事故の汚染の広がりと申しますのは、よく私どもの目にいたします三十キロ圏、二十キロ圏のドーナツだけでなくて、例えば私は神奈川ですが、足柄地域でのお茶の葉の大変に高いと言われるセシウム濃度、この足柄は原発サイトから大体二百九十キロでございます。また、もっと越えて、最近……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの日本は、第二次大戦の敗北以来の大きな危機にある。震災、津波、そして原子力発電所の事故という中で、国会の役割の重要性、各委員からも多々御指摘いただきました。 きょう私は、皆さんのお話が大変充実したものであったゆえに、手短ですが、質問をさせていただきたいと思います。 まず、明石先生と今中先生に伺います。 明石先生は、今回の事故以降、非常に早期から、特に原子炉の事態収拾のために働く現場の皆さんの健康管理にも当たっておられる。私ども委員会で来週視察にも参りますが、今最も大切なことは何であるのか。 私は、実は先々週、Jヴィレッジにも行……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 八月一日のせっかくの福島への視察は、直前にみずから転倒いたしまして骨折をして、本当に盛りだくさんな、いろいろなところをお訪ねするこの厚生労働委員会の意味ある視察に参加できずに、委員長初め各委員の皆様には申しわけないと思います。まず冒頭、みずからの不足を恥じておわびを申し上げます。 引き続いて、質問に入らせていただきます。 きょうは、篠原農水副大臣にもお越しいただきまして、食の安全、とりわけ今牛肉のセシウム汚染の問題が著しい拡大を見せておりますので、その点について主に質疑させていただき、後半、子供たちの、特に食の安全をめぐる子供たちの問題と……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、民主党政権と連立をしておりましたころ、子ども手当という、子供自身を給付の対象とする手当をつくるということに積極的に賛成してきた立場ですので、きょうの審議をいろいろ承っても、民主党内、あるいは民主党と他党との関係で厳しいいろいろなことがおありであったことは理解しながらも、やはりこの法案の行く末を大変案ずる立場から質問をさせていただきます。 先ほど、高橋委員と小宮山副大臣のやりとりの中で言われたことですので、今度は細川大臣に確認をしたいと思いますが、今度の法案は、「恒久的な子どものための金銭の給付の制度に円滑に移行できるよう、」ということ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日の被災以来もう二カ月、やがて三カ月になろうとしております。被災地でもあるいは避難所でも、テレビ等々を通じてきょうはこの放送をごらんの方も多いかと思います。本日のこの委員会が、そうした方々に一つでも二つでも前向きに、実際に物事をもっと前に進めることができるように、私も質疑をやってまいりたいと思います。 時間の関係で、きょうは特に原子力の安全問題について集中して質疑を行わせていただきます。 菅総理はフランス・ドービルでのG8でいろいろなメッセージを出されました。特にこのサミットは、エネルギー関係、原子力発電関係のことが多く話題になり……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 新燃岳の引き続く噴火や火山灰、あるいは日本各地で報じられる豪雪、そして鳥インフルエンザの拡大など、さまざまに被害に遭われた皆さんには心からお見舞い申し上げますとともに、また政府にあっては、迅速でそして手厚い対策をぜひお願い申し上げるものです。 私の持ち時間が三十分ですので、単刀直入に、私の通告してございます質問に移らせていただきます。 菅総理は、所信表明演説でも盛んに平成の開国ということを述べられましたが、私は、実は、もし、この今という時代を考えるに当たって、最も何が私どもの国の発展やあるいは安定の制約要因であるかといえば、一言で少子高齢社会。高齢……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、きょう、医療保険、とりわけ国民健康保険についてお尋ねをいたしたいと思います。 実は、二月五日の日に社会保障改革に関する集中検討会議が行われまして、先ほど来、その話題も出ておると思います。この集中検討会議は、もちろん与謝野大臣が主宰というか中心になり、社会保障国民会議、福田内閣当時のメンバーや、あるいは安心社会実現会議、これは麻生内閣当時のメンバーの皆さんですが、プラス柳沢元厚生労働大臣までおられて、オールキャストというか、フルキャストというか、いつか見た顔というか、いろいろ言われておりますが、私は、ある意味では、それ以上に、現実に起きている矛盾……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、理事の皆様の御尽力、そして四名の皆様の貴重な御意見を承ることができて、本当に福井県に来てよかったなと思います。実は、恥ずかしながら私は、日本四十七都道府県あるうち唯一来たことがないのが福井県でありまして、さっきの、ああそうか、東京から県都までの距離の遠さと言われたことをずきんとして拝聴いたしました。 今、テレビではちょうど、お市の方と柴田城主、福井県のお城の城主のお話なども出てくるので、これからもっと観光の皆さんも来てくださるといいなと思いながら、そしてまた、雪にもめげず、皆さんがこの福井を本当に愛してもっと発展させようと思ってお……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、きょうの四人の参考人の皆さんの貴重な御意見、ありがとうございます。順次お一方ずつ、お伺いさせていただきたいと思います。 まず、倉田池田市長にお伺いいたします。 平成の二十二年並びに二十三年度の子ども手当をめぐって、国と地方のさまざまな協議の現状もお教えいただきました。そして、本来は国庫負担であるべき部分に相変わらず地方の負担が残っているというのも、これも私も同様に問題であると思います。 たしか去年の協議の場では、子ども手当のこれ以降の増額は現物給付ということに重きを置いて行っていくというお約束もあったかと思うんです。これも、実は今……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私も、今の吉井委員の御質疑に引き続いて、TPPから入りたいと思います。 実は、先週の土曜日になりますか、さいたま新都心で行われました政府主催の開国フォーラムなるものに行ってまいりました。 先ほどからお話を伺うと、開国とは一体何なんだろうと。日本は、もう十分いろいろなものの関税も低い、もちろんセンシティブ品目、米とかサトウキビとか幾つかはありますが、他の品目はおおむね低いわけです。ここで開国と言う菅総理は一体何を言いたいのかといろいろ考えました。 そこで、ウィキペディアという百科事典、調べてみました。 皆さんのお手元に「開国とは」という……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私にいただきましたお時間は二十分ですので、なるべく簡潔に御答弁をお願い申し上げます。 三月十一日の東日本大震災から一カ月半がたちました。私も社民党の代表として各党合同実務者会議に出ておりますが、その会議でも、どの委員もが口をそろえて懸念され、また指摘されておるのが瓦れきの処理の問題でございます。この瓦れきがいつまでもそこにあることによって、下水道等の復旧もおくれておりますし、まして復興ということが、幾ら会議で、復興会議等々行われましても、現実は瓦れきがそこにあるままに置かれているのが、私は今日の政府の姿ではないかと思います。 そこで、松本……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日に我が国を襲いました地震、津波、そして原子力発電所の事故によって、きょう現在、お亡くなりになった方が一万四千五百七十五人、また、まだ行方の知れない方が一万千三百二十四人と大変に深刻な状況が続いております。そして、きょうの御質疑でも各委員お取り上げでありますが、復旧がおくれており、いろいろな意味で厳しい状況に立たされた方がおられます。 そんな中でも、とりわけ、この事件というか事実を通じて世界が我が国を見たときに、我が国の国民の一人一人の我慢強さ、そして思いやりの深さ、あるいはあきらめない強さなどを改めて世界が評価しておられるというこ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。私にいただきましたお時間は十分ですので、駆け足で申し上げます。 この連休中にぜひ総理にやっていただきたいことがあります。先ほど来の御審議を承っておりまして、子供たちの学校における被曝の問題でございます。 私は、総理は今、人間としても問われているし、子供たちへの責任も問われております。一つは、総理みずからが任命された参与が辞意、辞任の意を表明されたとき、総理はどんなふうに、みずから会ってその御意見やお話を聞いたのかどうかであります。 もう一点は、先ほどの高木文部科学大臣の御答弁を聞いて、国民の、とりわけお子さんをお持ちのお母さん方はだれも納得……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 あの震災から二カ月以上が過ぎました。そして、皆さんお取り上げのように、なかなか復旧が進んでいない。避難所での厳しい生活、あるいは仕事はどうするんだろう、今このテレビをごらんになっている被災地の皆さんも、また、それを案ずる国民の多くも、一日も早くこのプロセスが前に進むことを願っていると思います。 私は、きょうはその中で、特に、原発震災と言われる原発事故のことを取り上げさせていただきます。 限られた時間、二十五分ですので、御答弁はなるべく簡潔にお願い申し上げます。 先ほど来の笠井委員あるいは他の委員もお取り上げですが、今回、この原発事故、発……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日の発災以降本日まで、約四カ月近くが経過いたしました。おくれている復旧や復興に対して、やっと復興担当大臣が任命されて、わずか八日間で辞任されるという事態を前に、もちろん総理の任命責任も重大でしょうし、また国会に身を置く私ども一人一人、議員にも、国民に対して真摯に向き合って一日も早い復旧復興を達成せねばならない、大きな義務が私はあると思います。そうした観点から御質問を申し上げます。 一点目は、瓦れきの処理の問題であります。 このたび、松本環境大臣であられたものが復興担当大臣になられたということで、環境担当は江田法務大臣が兼任をされる……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 昨日、三月十一日に生じました福島の第一原発の事故に対しての工程表で、一応ステップ1が終了して次のステップに臨むのだというふうな御発表がありました。一方、その同じ時刻に福島県の牛は全頭出荷停止、非常に明暗を分けた昨日の発表でありました。確かに原子炉が冷却機能を取り戻すというのは大変重要なことですし、皆さんの御尽力も、ここまでやっていただいたと思います。 しかし、一方で起こっている牛の汚染の問題、あるいは多くのお子さんを抱えたお母さんたちの不安な日々というものは、実はこの放射能汚染がどこまでどんな広がりを持って、未来にどんな影響を与えるかがわか……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日の東日本大震災によって本日までお亡くなりになられた数一万五千八百十一人、まだ行方不明の方四千三十五人、そして、せんだっての台風十二号では、紀伊半島における被害が、お亡くなりの方六十八人、行方不明二十五人と、大変に大きな被害を生んでおります。このほかにも、最近、集中豪雨、あるいは、せんだっての台風も都市部を襲って、大変に多くの帰宅困難者を出しました。明らかに地球環境が変わってきていると国民は感じていると思います。そうした中で、相次ぐ自然災害でございます。 これは予告をしてございませんが、冒頭、前田国土交通大臣にお願いをいたします。 ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。本日は、お二方の大臣に御質疑をさせていただきます。 まず最初に、古川国家戦略担当大臣、御就任、大変おめでとうございます。そして、期待もしております。 私の質問の第一点目は、再生可能エネルギーの促進は、国家の重要なエネルギー政策、すなわち国家戦略であるか否かでございます。 先ほど来の御質疑でエネルギー基本計画をどうつくるか等々のお話もありましたけれども、実は、原子力の取り扱いをどうするかとは別途、私はもちろん脱原発の立場ですが、そうでない立場でも、再生可能エネルギー戦略というのは国家戦略であるべきだと考える立場であります。果たして、このたび国……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日はわざわざ、お忙しいところ、またフランスからお越しいただきまして、遠藤理事初め各理事の御尽力でお話を伺うことができて、ありがとうございます。でも、正直言ってとても難しいので、頭が追いついていくかどうかちょっとわかりませんけれども、直截なところで伺わせていただきます。 きょう本島参考人もお触れになりましたが、三月十一日の東京電力の福島第一原発事故と申しますものは、それまで、ほぼそうした事故は起こり得ない、多重電源喪失なども起こり得ないと想定外にも近い言い方をされていたけれども、現実には起こり、多大な被害をいまだに及ぼしているところにあるわけです。 ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、理事各位の御好意で四十分のお時間をいただきまして、ありがとうございます。小宮山大臣の初めての所信への質疑でございますので、しっかりと質疑をさせていただきたいと思います。 冒頭、まず、小宮山大臣は、この厚生労働省というくくりになってから初めての女性大臣でありますし、これから、子育て、健康、介護、あるいは働く分野も、女性という視点抜きに国は成り立たない時代でありますから、しっかりと頑張っていただきたい。まず冒頭はエールを送らせていただきます。 そうした上で、一点、これは質疑というよりも、ちょっと大臣にもお知らせをしておきたいと思うこと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 午前中に引き続き、今回議題となっております年金法の改正について御質疑をさせていただきます。 午前中、短い時間でしたけれども、委員と大臣、副大臣のやりとりを聞いておりまして、幾つか確認をしたい点がございます。 まず、坂口委員がお尋ねのことと関係いたしてでございますが、たしか二十日の「日曜討論」で、御党の前原政調会長は、二〇一三年に年金の法案を提出なさるというふうにおっしゃっておられました。まず、このことは、政府と党は違いますが、小宮山大臣としては、深く所掌の行政にかかわることですし、どのように受けとめておられるのか。また、そのことは、民主党……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。私にいただきました二十分の中で、適宜御質問をさせていただきます。 冒頭ですが、きょうの肝炎の訴訟団の団長の谷口さんのお話を聞いて、改めて、除斥期間というものの問題を強く私どもに提起されたように思います。たまたま三十九歳で発症されて、十九年目であったと。あと一年遅かったら、この法律から漏れる、ないし差別的な扱いを受けることになったということで、この点については、まだまだ今回の立法では、むしろこたえられていないものなんだと思います。 冒頭、小宮山大臣に二つお伺いをいたしますが、七月二十九日に閣議決定がなされましたときには、この除斥期間ということに……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の議題に入ります前に、小宮山厚生労働大臣に緊急のお願いがございますので、通告外ですが、よろしくお願いをいたします。 実は、昨日の報道にもございましたように、赤ちゃんが飲む粉ミルクの中に、セシウムの濃度が三十・何ベクレルという単位で報道されておりまして、これに対して、今大変お母さんたちに不安が広まっております。 もともと、実は私は、八月の三日に、子供たちが飲む乳製品などについて、やはり厚生労働省としてきちんとはかって、表示をして、お母さんがわかるようにすべきだということをお願いしましたが、四カ月たってもまだそのようには実施されておらない……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、きょうは特に食の安全問題について取り上げたいと思います。 皆さんも御承知のように、三月十一日の福島の原発事故の後、今、我が国の食卓は不安に揺らいでおります。人間が生きていく上にとって最も大切な食、一日三回、お小さいお子さんから御高齢者まで、皆さん食べて命をあすにつないでおられますが、この食の安全が揺らぐということは国が揺らぐということでもありますので、あわせて、その食の安全にも深くかかわりますTPP問題についても総理にお尋ねをいたしたいと思います。 冒頭、ちょうど十年前ですね、二〇〇一年の九月十日、九・一一があのアメリカのツインタワ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、まだまだ総理に質疑したいことがたくさんございます。特に、総理の生の言葉というか、国民に向かい合う言葉が余りにも少のうございますので、その観点から、きょういただいたお時間、十五分ですけれども、主に総理にお尋ねをいたします。 十一月七日の本会議質問で、私が御質問したことについて二点、総理の御答弁で納得がいかないというか、官僚のお書きになった答弁の過ちがあると思いますので、まず総理にお考えいただきたいです。 総理は、もともと所信表明で、日本が分厚い中間層に支えられる国ということをおっしゃいました。 私は、あの日の本会議質問で、年収四百万……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、総理はきょうの朝日新聞をごらんになったでしょうか。被災地での漁業の水揚げが六割減という報道でございました。石巻は九割減り、気仙沼はカツオなどで第一位であったものが六割、女川もサンマが三分の一に減り、大船渡、釜石、宮古、どこをとっても大変減少しておると。 私は、せんだっての予算委員会で、東北地方の特に牛肉の問題、あるいは新米の季節なのに米の先行きが不透明である問題などを取り上げましたが、やはり被災地にとっても、もっと言えば我が国の経済全体にとっても、今、先行き不透明感というか、なかなか足元がしっかりしないという状態が広がっていると思いま……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、政治と金という議題で審議が進んでおりますが、最も大切なのは、立法府に身を置く者あるいは政党などなどが国民からどんな信頼を得ているか。政治は信なくば立たずでありますが、特に私ども議員、国民から直接選ばれて立法府に来ております。そういう意味で、政治の信頼の根幹ということにかかわりまして、同意人事を冒頭取り上げさせていただきます。 思い起こせば、同意人事というのは、二〇〇七年の十一月、与野党が逆転をするかどうかというあたりから、極めて、政争の具というと変ですが、対立の火種になってまいりました。しかし、それでは本当に国民の声を聞くことができ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、主に、低炭素社会の実現ということで、古川国家戦略担当並びに科学技術・イノベーション担当の大臣に伺います。 低炭素社会の実現というのは、実は、昔の三党合意、政権交代当時に、御党と社民党と国民新党でつくった合意文書の中で、冒頭に出てくるワーズでございました。これからの社会にとって極めて重要な、国民を本当にそういうふうに向けていくということが重要だと思いますので、その観点から古川大臣に御答弁いただきたいと思います。 まず、そのことと関係もいたしますけれども、去る八月の六日、野田総理大臣が、この間さまざまに行われています二〇三〇年のエネルギーの比率……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、大臣の所信への質疑でございますので、なるべく小宮山大臣にお願いをしたいと思います。 冒頭、通告をしておりません事案ですが、この間、民主党の政権、国民新党と連立の、皆さんで進めておられる政策運営の現状を見ると、非常に、消費増税がひとり歩きしていると言っては失礼な言い方かもしれませんが、本来は、税と社会保障の一体改革といったときも、社会保障がどのように充実するか、国民の多くがそこを望んでおり、恐らく政府としてはそのために消費税の引き上げもお願いしたいと思っていらっしゃるんだとは思いますが、一方の、社会保障の、国民から求めるいろいろな声と……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 この児童手当の改正に始まりまして、今回出されました法律改正まで、二年半余りの間、五回の、一つの法律のあり方についての審議が行われました。 私自身は、小児科医を長くやっておりますから、子供の問題は、それを児童と言いかえてもいいと思いますが、よく、子供は炭坑の中のカナリアに例えられます。この社会に起こるもろもろの問題を真っ先に身に受けて、例えば、今、日本でふえておる児童虐待や、あるいは、子供たち自身が生きづらいと感じているような時代状況の中で、政治がこぞって、子供たちのために何かできることはないか、お子さんをお育ての御家庭のためにできることはな……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 民主党の皆さんには、この数日、大変に長時間の消費税の御論議でお疲れでもあり、また、私から見れば、国民の側から見れば、社会保障がどうなるんだろう、年金もそうです、AIJの問題で大変に深刻、そして、ある意味では最も深刻なのは医療の問題で、それも医療提供体制についてあるようにも思います。 この世界的に見て第二位の経済大国であるはずの我が国で、例えば、出産の場所を確保できないとか、それから、後ほど取り上げますが、今、我が国の死亡の大半、三人にお一人ががんで亡くなりますが、そのターミナルケアのための病床がもしかして潰されてしまうかもしれない事案、これなども御紹……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の早朝、北朝鮮によるミサイルの発射、直後に分解、落下したようでありますが、我が国政府においては、この情報収集が極めて不備であり、また対応の問題も、今回はこのような形であったとしても、今後も緊急対策、対応ということで、危機管理対応が問われるところと思います。 危機管理ということを言えば、日ごろから危機に備える体制ということが一番大事だと思います。例えばミサイル発射も、起こり得ないことではなくてあり得ること、なくしていくべきですが。そして同様に、またそれが、日本の場合、たくさんの使用済み核燃料をためたプールを持っておりますので、こういうとこ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 岡田副総理にあっては、ようこそ厚生労働委員会にお越しいただきました。そして、きょうは三十分お時間をいただきましたので、少し応答の形式になれるかと思いますが、これまでの各委員と岡田副総理とのやりとりを聞いておりまして、まず、疑問に思った点からお尋ね申し上げます。 先ほど岡田副総理は、御自身、新進党におられて、当時、消費税が三から五%に引き上げられた後、山一証券の問題を初めとして、経済を揺るがすような状況があり、結局、税収も下がっていったわけですね。消費税を上げても税収が上がらない構造をとってしまったわけです。そのときにいろいろ御質問をされたと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの高橋さんの最後の表明、きょうは、実は私の事務所からも、六十九人の障害のある当事者の方も含めた傍聴の要請を受け、お取り次ぎをいたしました。各委員会がある中でこれだけたくさんの方が傍聴を希望される、それも障害の当事者が希望される、固唾をのんでこの審議を見守っている。 私は、この障害者自立支援法が、そもそも私どもも加わっていた三党連立政権の生みの親であったと思います。障害者自立支援法が成立せんとするときに、当事者団体の方々が、自分たちの声抜きに、自分たちが長年無視されてきた、その長い長い歴史をここで変えたいという強い思いで、私ども当時の……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私も、今の高橋委員の御指摘と同じで、今回の労働契約法の改正が、大変インスタントに、わずか二時間半そこそこで、審議も不十分なまま行われようとしていること、まず冒頭、とても残念に思います。労働者派遣法の折もそうでしたが、逆にそのときは、有期労働こそ本丸である、これを何とかしていくことが今の働き方全体を何とか改善するんだというふうに言われながら、しかし、また今回もこういう審議のあり方で決められていくということに強く抗議をしたいと思います。 その上で、まず冒頭、御質問をしたいのは、三宅委員もお取り上げになりました、いわゆる東京電力福島第一原発事故で……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。よろしくお願いします。 今回の高齢者の雇用安定法改正案は、そもそもの政府原案は基本的に評価をしておりました。すなわち、就労人口が減少して、また高齢者の雇用促進は経済の活力の維持向上のためにも必要であるという観点と、一方で、厚生年金の支給開始年齢の引き上げのすき間を埋めるためには、六十五歳まで安心して働くことができるという趣旨の法改正であったと思います。 ところが、急遽出された民主党、自民党、公明党の三党による修正案には、大きな懸念どころか、ちょっとこれはいかがかと思うことがございますので、冒頭、修正案の提案者にお尋ねをいたします。 三党の修正案では、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、皆様、大変遅い時間までお疲れさまです。私で最後になりますので、よろしくお願いしたいと思います。 冒頭、予告、通告外のことですが、小宮山大臣にお伺いしたいことがございます。 実は、昨日、千鳥ケ淵で拝礼式がございました。 この間、菅前総理も、硫黄島の御遺骨の御帰還がかなうようにいろいろなお取り組みをなさっていて、私は、それは大変前向きなこと、いいことというか、今現在、私たちがこの国で、あの敗戦、大きな敗戦、あるいは大戦を経験した後、この国が復興していくその礎を築いていただいたお亡くなりになった皆さんですから、私たちは全力を挙げて感謝……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、社会保障と税の一体改革と言われながら、医療関係の法案もない、介護関係の法案もない、年金もない、ないない尽くしで、あるのは消費増税だけではないかと皆さんに指摘されております。私も本当にそう思います。 そして、昨日お尋ねしたように、急に降って湧いたような六千円をお渡しすることが、逆に今ある保険制度を危うくするとなれば、これは百害あって一利なしの提案なのではないかとすら思ってしまいます。 もう一つ、岡田副総理にお伺いしたいんですけれども、先ほど来これも何人か御指摘ですが、消費税を社会保障の目的税化するというお話ですけれども、年金、医療、介……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。
本日は、冒頭、通告外ですが、野田総理にお伺いいたします。
総理が、六月の八日の日に、大飯原発の再稼働を発表なさいました。それ以降、実は、総理官邸に毎週金曜日夜、国民の不安や怒りの声を集めたように、自然発生的だと思いますけれども、人がたくさん集まっておられます。六月二十二日には、その数が四万人を超えたのではないかというふうに言われております。
まず冒頭、総理には、国民に語ったと。しかし、国民の中には不安やあるいは怒りが渦巻いている、このことについてどうお思いでしょうか。
【次の発言】 総理の対話が足りないということなんだと思います。
日曜日でしたか……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 昨年の東日本大震災の中で生じた東京電力の福島第一原発事故から、もう一年以上が過ぎました。そして、今回、参議院の皆様の御尽力で、不安を抱える子供を初めとする被災者の皆さんへこうした支援のための立法がつくられたことを、私も心から感謝するものであります。 そして同時に、実は、一年以上たちましたと申し上げたことの中で、未曽有の東京電力の事故がもたらした放射能の飛散というもの、飛び散った放射能というのは、私たちがこれまでの中で想像だにし得なかった広がりを持っていると思います。 一点目、お伺いいたしますが、支援対象区域については、いろいろな委員からの……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
野田総理にお伺いいたします。
今、赤嶺議員の御質疑の件ですが、事の重大性に鑑みて、即刻お出しいただきたいが、いかがでしょうか。こんなことはあってはならない。特に、公務員に対して職権を利用して行うことなどあり得てならないです。
総理としての危機感を伺います。今の御答弁では確認ということですが、即刻やっていただきたいが、いかがでしょう。
【次の発言】 はい、もちろんそうであります。しかし、こういうことが行われること自身、もう本当に政治の信頼の根幹ですから、中井委員長がおっしゃったように、では、明日、きちんとした形でやっていただきたい。危機感は……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、今回の予算が、冒頭、仙谷委員がお尋ねになったように、安心と安全の確保を主眼とするという観点から、果たして今我が国の国民の食の安全はどのような状態にあるのかということで、特にセシウム汚染との関連でお伺いをいたします。 一枚目のパネル、総理もごらんいただきたいと思いますが、これは実は、昨年の七月の八日に、稲わらのセシウム汚染、その汚染した稲わらを食べた牛が汚染牛として発覚して以来、今日まで判明した四千六百二十六頭、どの牛が食べたか、その全体が四千六百二十六頭なわけですが、トレーサビリティーといって、牛はみんなイヤリングをしていますから、こ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。私の質疑時間は九分ですので、御答弁はなるべく簡略にお願いいたします。 まず、二月の十日に発足することになる復興庁についてですが、阪神・淡路の大震災でもそうでしたが、震災に伴って、高齢者や女性、子供、あるいは障害者など、いわゆる弱者の皆さんの、被災も大きければ復興からも困難を抱えるという状況が指摘されているのは、もう御承知のとおりであります。 平野復興担当大臣には、いわゆる男女共同参画という視点について、昨日、石井議員の御質疑でも、今後、復興防災会議等に女性の登用を前向きに行うことの御答弁はありましたが、今回発足します復興庁の中で、この男女共同……
○阿部委員 私は、二〇一一年度一般会計補正予算及び特別会計補正予算につきまして、社会民主党・市民連合を代表して、賛成の立場で討論を行います。 冒頭、情報管理と公開をめぐるこの間の政府の対応について一言申し上げます。 原子力災害対策本部などの議事録の不在、沖縄防衛局長の講話問題に関連する個人情報保護のあり方、専ら水面下で進められ国民に十分な説明がなく、自国への影響分析も怠ったままのTPP協定交渉参加問題など、現政権の情報管理、公開体制は極めて問題が多く、とても国民の信頼を得られる状態ではありません。 民主党は情報公開を標榜してきたはずであり、その原点に立ち返って政府の体制を総点検し、抜本的……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、予告をしておりませんが、委員長にお願い兼、小宮山厚生労働大臣に伺います。 午前中の最後の鴨下委員との質疑を聞いておりまして、今、基礎的な暮らしにも事欠くようないわゆる低年金の皆さんに、何とか暮らしが成り立つように政府としても方策を考えたい、ただ、その場合に、少しゆとりのある方の既存の年金から、何か、足りない方々に移転するやの検討を今しているような御発言でありました。 私は、それをテレビで聞いておられると、やはり年金制度というのは、国民が納得して、今までの制度から次に変わるときもそうですけれども、今あるものを動かすときというのは、極め……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。いただきましたお時間、十三分ですので、答弁を簡潔に、よろしくお願いいたします。 きょう私が取り上げますのは、原子力行政等における利益相反の疑いという問題であります。 お手元一枚目の資料を見ていただきたいですが、昨年末からことしにかけて、新聞紙上等々を中心に取り上げられた事案、特に、例えば原子力委員会関係の専門委員が二〇一〇年までの五年間にさまざまな企業、原子力関連企業から千八百三十九万円の寄附を授受であるとか、あるいは、原子力安全委員会の委員の委員長を含む三割の方、二十四人が、やはり同様に八千五百万円の寄附を授受、あるいは、原子力安全・保安院、今ストレ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 野田政権、とりわけ野田総理は、この税と社会保障の一体改革に政治生命をかけるとおっしゃいました。大変に強い意気込みがあるものと受けとめていますが、しかし、一体、今の社会保障の何が問題で、どこをどう変えようとするのかということにおいて、私は、もう少し深い論議が必要だと思います。 冒頭、総理にお伺いをいたしますが、社会保障は当然、高齢社会ですので、その給付も含めて規模は拡大してまいります。これを支える国民の側は税か社会保険料で負担をしておるわけですが、一体、今の構造、我が国の社会保障の構造の中で、国民の負担という点では何が一番問題があるんだろうと……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 昨日の社会保障と税の一体改革の審議に続いて、きょうは経済政策、特に円高、デフレ、あるいは第一次産業等がテーマですが、実はきのう扱われたテーマは、ほとんど消費税、消費税、消費税と言われて、国民にとっても暗くなっていくようなメッセージだったと思います。せめてきょうは、我が国にどんな可能性があって、本当は、誰もが望む経済の再生や活性化をどうやってこの国会がみんなで力を、知恵を合わせて論議しているのかということが有権者、国民の皆さんに伝わるような場であってほしいと思って質問をいたします。 冒頭、総理、きょう朝日新聞に、御党の川内議員がいろいろ各省に資料請求さ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 きょうは、それぞれに本当に貴重な御意見をありがとうございます。私ごとになりますが、私は、議員になりまして十二年になりますが、直前は、この千葉で、松戸や船橋で小児科医をしておりましたので、きょうは懐かしく、この千葉に来させていただきました。 そして、お二人の首長さん、市長さんたちは、今回の三・一一で私はいろいろなところの首長にお出会いすることになりましたが、その多くの皆さんと本当に御一緒で、責任感と、市民の命や財産を守ろうという気概に満ち満ちていて、気迫が伝わってくるようで、私ども国会議員もおちおちしていてはだめだといつも思うものであります。 また、……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、本日二十分お時間を頂戴いたしましたので、よろしくお願い申し上げます。 三月十一日の震災、津波並びに東京電力福島第一原発事故から、やがて一年がたとうとしておりますが、とりわけ被災地の復旧復興は、きょうも皆さんがお取り上げでありますが、なかなか進んでおらない状況があると思います。 わけても、福島県においては、やはり原発事故による被害というものが加わっておりまして、ある予測によれば、人口が近年のうちに半減をしてしまうのではないかというようにも言われております。若いお子さん連れのお母さんたちが帰らない、帰りたくても帰れないという状況があるという中で、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 九分ですので、端的にお願いいたします。 復興交付金についてお伺いいたします。 地方自治体の使い勝手のいい、そして復興に資するための交付金として出されたこのスキームですが、実はいろいろな問題がございます。地方自治体側からも、宮城県の知事などにもいろいろお声が上がっているところでありますが、私がきょう取り上げたいのは、一体、この復興交付金においては原発による災害はきちんと対象に含まれるのか否かでございます。 お手元にございます資料を見ていただきますとわかりますように、例えば二本松市は、実は百億余りを申請いたしましたが、結果は三千万円で終わっ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 けさの消費税の増税法案の閣議決定、並びに、本日こういう形で暫定予算を組まねばならなかった事態は、ひとえに民主党の政権運営の優先順位のあり方が問題なのだと思います。 三月十一日、我が国が経験した地震、津波、そして原子力発電所の事故を通じて、私どもの国は、最も大事な命ということを守りながら、おのおの災害に強く、そして地方が豊かで、さらに真に美しい日本というものを求めて新たなスタートを切るべきであります。その場合にまずなさねばならないことは、地方分権の大きな柱にもなります再生可能エネルギーのもっと大胆な普及や、あるいは働き方、この間格差を深めております雇用……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日、二十五分ですので、原発の再稼働と我が国の原子力政策についてお尋ねを申し上げます。 六月の八日、総理が国民の皆様にということで表明された、再稼働が必要と思われる旨の会見は、正直言って、落胆もいたしましたし、大きな勘違いがおありなんじゃないかなと思いました。 三つございます。順次お尋ねいたします。 まず、先ほど来、笠井議員とのやりとりの中で、安全神話ということがございました。総理は、いろいろ、炉心損傷に至らないための、地震や津波が来てもそうならないための措置をしたから、これでとりあえずというか当面よしとしようというお話でした。 ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、私は、きょう何人かの委員が御質疑になりました、あす金曜日、また恐らくたくさんの、再稼働をめぐって不安を訴える国民の皆さんが官邸にお集まりになると思います。恐らく、一九六〇年の安保改定のときを上回る方が官邸に来られておると思います。 そこで、野田総理に御質問いたします。 先ほど来総理は国民との対話、非常に今私どもの国は、どう何を決めていくのかということで困難な、消費税にしろ、TPPにしろ、原発再稼働、そしてオスプレー問題もそうです、本当に国民が一緒に考え、一緒に選んでいかなきゃならない時代が来ていると思います。 そこで、今週末、先ほ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、前回、三井大臣の所信に対する表明を、私が党務で来られませんで、照屋寛徳先生にお願いいたしました関係で、三井大臣の御就任に際して基本的なお考えをさらに伺うということで、御答弁は、申しわけありませんが、三井大臣にお願いを申し上げます。勝手で申しわけありません。 そもそもきょうは、年金法の改正、それも、国民にとって最も基本となる基礎年金、国民年金部分の改正でありますので、その理念に関する部分を大臣と質疑していきたいと思います。 現行の国民年金法、一九八六年、昭和六十一年にもとを置いておりますが、このときに、老齢基礎年金の水準を決定するに当たって、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、早朝から大変内容のある陳述をいただきまして、勉強になりました。私にいただきましたお時間が十分ですので、恐縮ですが、お三方にそれぞれちょっと違う質問を投げ、そしてお答えをお聞かせいただきたいと思います。 まず冒頭、逢見公述人にお願いをいたします。 いただきましたレジュメを見ましても、また私どもの社民党としての考えでも、やはり最低賃金の引き上げというのはやっていかなければいけない、いわゆる可処分所得をふやすためにもと思いますが、それが一方で、事業主の皆さん、特に中小企業の皆さんにはなかなか全体に負担になる。 先ほど、いろいろな施策で……
○阿部分科員 社会民主党の阿部知子です。 ただいま岡田外務大臣から、我が国が直面する外交上の課題についてるる御説明がございました。 ことしは日米安保改定からちょうど五十年、また、沖縄の普天間の基地問題を初めとして、日米の信頼関係をどう築いていくかということが本当に極めて大切な課題になっておると思います。そんな中で、岡田外務大臣は、世で言う密約なるものの存在についても調査をお進めになり、近く有識者会議の御回答もあるやに伺っておりますが、大きくひっくるめて、そうした日米の関係の相互理解という点できょうは私は質問をさせていただきます。 まず一点目は、私は神奈川県の選出でございますが、横須賀に、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の四人の公述人の皆様のお話、大変参考になり、勉強もさせていただきました。順次お伺いいたします。 まず、犬飼公述人にお願い申し上げます。 きょうのお話の中で、現政権の新成長戦略の中での金融政策ということを大変評価されてのお話でありました。と同時に、前政権の時代も、アジアにおける金融というのは、日本にとって大変重要なものである、持続するテーマであるという御指摘もございました。 思えば、宮沢大蔵大臣の時代にアジアの金融危機がございまして、当時の総理も、何とかアジアの金融市場を、それこそ欧米を介さないで自分たちの本当の発展のために潤滑油効果……
○阿部議員 社会民主党の阿部知子です。 いただきましたお時間は十五分でありますので、御答弁も端的にお願い申し上げます。 原子力の規制にかかわります委員会は、自公民の三党の皆さんで大分修正協議が進まれて、恐らく三条委員会という形で、独立性が高いものとして発足するやに聞いております。そして、その委員長並びに委員の人事は、今御答弁にもあった同意人事ということになろうかと思いますが、閣法においても衆法においても、この人選にかかわります欠格事由というか、こういう方は委員長や委員にはなってはいけないというものの明示がございます。私は、これは今までの同意人事の中では一定の進歩と思います。と同時に、今、柿……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 冒頭、今、自公民の三党で消費税の引き上げ率だけ先に決めるようなお話もありますが、やはりそれは、国民の信頼を失うやり方だと私は思います。今の上念さんのお話でもそうですが、消費税を上げて本当に税収が上がるかどうかの見通しもありません。社会保障に至っては、全く中身が見えません。また、今ちょうどお手洗いですが、地方の疲弊は小売商店の減少に反映されております。 この国は、三月十一日の震災以降、大きな転換点に立っていると私は思うので、本当に奥深い、例えば社会のあり方と税のあり方ということで考えて、皆さんの御意見を伺いたいと思います。 冒頭、高橋進委員にお願いい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私の持ち時間は十分でございますので、よろしくお願いいたします。 少子高齢化、そして経済のグローバル化、さらにはいわゆる環境問題や災害問題も含めて、持続可能性が問われる時代であります。この時代をどう新しい目でつくり変えていくかということで、きょう、冒頭、仲川公述人にお伺いいたしますが、大変に若い三十代の市長として、また、大変しっかりもしておられる御意見を伺って、心強く思うものであります。 市長の所信表明を拝見する中で、特に子育てと教育と医療というところに重点を置かれていて、本当にこれからの世代にとって最も重要な部分と思いますが、中でも教育と……
○阿部分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 平野大臣には、長時間多様なテーマでお疲れさまですが、よろしくお願い申し上げます。 私は、文部科学省並びにその担当大臣というのは、最も大事な、日本における未来の人材をお育てになるという分野でのお仕事でございますので、多くの期待が寄せられていると思います。ぜひ頑張ってお取り組みもいただきたいのですが、まず、大臣のお手元に示させていただいた、きょう私が冒頭取り上げますのは、小学生や中学生並びに高校生等、最も未来を期待される子供たちの自殺の多さでございます。 上の段に、警察庁が集計しております自殺の数でございますが、高校生までを入れますと、平成……
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