このページでは上田耕一郎参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○上田耕一郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されました内閣総理大臣三木武夫君問責決議案に賛成の討論を行うものであります。(拍手) 昨年十二月、金権、金脈政治に対する国民的糾弾の中で退陣した田中内閣の後を引き継ぎ三木内閣が発足して一年が経過しました。この一年間を振り返ってみるとき、三木内閣が使命としたものが田中金脈のもみ消しであり、自民党の反動政治の立て直しにすぎなかったことはすでに明らかであります。一切の耳ざわりのよい公約は、ただ国民の不満と怒りをそらし、野党勢力の分断を図るためのものでしかありませんでした。そしていま三木内閣は、最近の事態が端的に示しているように、わが国を取り巻……
○上田耕一郎君 ただいまの加藤議員の八年前の質問を初めとして、その後松本善明議員の質問、小林政子議員の質問、渡辺武議員の質問など、共産党は田中首相の金権政治にからまる疑惑の問題を国会でも次々とこれまで追及してまいりました。いまこの問題が非常に日本の政治の大きな焦点となって、国民も大きな関心を持っております。田中首相の地位の利用、財産の隠匿と脱税、幽霊会社利用等々にからまるこの疑惑は、清潔な民主政治を目ざす上でこれを解明することはもう不可欠の問題だ、その点で国会もこの問題を解明する上で非常に大きな責任を持っていると思います。私は先ほど田代議員、それから同僚の加藤委員の取り上げました信濃川河川敷問……
○上田耕一郎君 私は、田中首相の金脈問題の一つとして国会でもたびたび取り上げられましたし、きのうの決算委員会でも志苫委員が取り上げた新潟市の南一キロメートルのところにある鳥屋野潟をめぐる問題、これについての田中首相の国会答弁をめぐる問題について質問したいと思います。
最初に大蔵大臣にお伺いしますけれども、国民の一人から国に対する土地その他の寄付申し出、寄付表明、こういうものがあった場合、大蔵省としてはどういう処理をしているのかということについてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 問題の鳥屋野潟の土地の問題について、昭和四十七年十一月七日、予算委員会で田中首相から寄付表明の答弁がありまし……
○上田耕一郎君 私は当委員会で十一月八日と十五日、十三人の証人要求をいたしました。そのうち佐藤昭、入内島金一、京坂元宇、庭山康徳、片岡甚松の五人については当委員会の理事会で全員一致で招致されることがきまっていたにもかかわらず、きょうそこまでいっておりません。きわめて残念なことであります。私はきょう直接この室町産業の関係者である佐藤昭、入内島金一、庭山、片岡、この四人の人に信濃川河川敷問題についての大きな疑惑をただすというつもりでした。また京坂氏についてもあの工事全体にわたる疑惑をただすつもりでした。きょうは、この参考人出席まで至りませんでしたので、この幽霊企業群の問題について質問したいと思いま……
○上田耕一郎君 関連して。 信濃川河川敷の問題は十一月八日の決算委員会でも取り上げましたし、それから建設委員会でもこの問題をこの前から取り上げてきたわけで、建設大臣はなったばかりで、いま検討中だと言われますけれども、河川局長、計画局長、ずっとこの問題、委員会の審議の経過も御存じです。それで私、これまでも明らかにしてまいりましたけれども、いまこの契約関係ですね、河川敷の間で売買関係があるということを言われました。この契約自体に非常に大きな疑惑があるということが当委員会でも問題になってきたわけです。 一つは、まず第一に、売った農民に対して重要な事実を教えないで行なっている、錯誤を利用した契約で……
○上田耕一郎君 私は、補正予算三案について、金脈と政治姿勢の問題、同和問題、それから経済問題、核持ち込み問題などについて質問したいと思います。
まず最初に、田中前首相の金脈問題についてですけれども、総理は田中本人が疑惑を解明するだろうと言われておりますけれども、一体、いつごろだと思いますか。この件について田中氏と話し合ったことがあるでしょうか。
【次の発言】 しかし、疑惑が解明できないからこそ、田中氏は首相をやめて、三木さんは青天のへきれきだと言いながら新首相になったんじゃないのでしょうか。共産党が発表した田中首相に対する公開質問状には、何と百項目に及ぶ疑惑が述べられているのであります。一体……
○上田耕一郎君 一つ関連して質問したいと思いますけれども一、下水道の予算が非常に膨大にかかるという問題が出ましたし、それから三次処理その他技術問題、これもいろいろ出ました。三次処理が必要になってくるのは家庭用の排水よりもやっぱり大工場の工場排水、その中にいろんな問題があるわけで、先ほど古賀委員の質問の中にもいろいろそういう問題が出ましたけれども、大きな問題としては、下水道の処理にこれだけ大きな費用がかかるということの中には、春日委員が環境基準の問題も出しましたけれども、企業の問題と、それから環境基準で汚染を防止するという問題の根源には、家庭用排水の問題だけではなくて企業の工場用排水、その問題が……
○上田耕一郎君 宅開公団法の問題について、幾つかの問題点をお聞きしたいと思います。 私たち共産党は、住宅問題の解決のためにニュータウンをつくっていくということ自体には反対ではありません。しかし、大塩計画局長の衆議院段階での答弁を見ますと、大体モデルは千ヘクタールにしたい、千ヘクタールから二千ヘクタールぐらいのニュータウンを三大都市圏につくるという答弁ですね。私、説明を建設省の方に聞きましたら、大体陸の孤島ですね。この三大都市圏のヒトデのように都市化が広がっているけれども、この指と指の間、鉄道のないところ、つまり陸の孤島に大体つくりたいという話です。千ヘクタールから二千ヘクタールと言いますと、……
○上田耕一郎君 大都市地域における住宅地等の供給の促進に関する特別措置法案と都市再開発法の一部を改正する法律案の二つについて質問したいと思います。 前回この委員会を通過した宅開公団法案とともに、この二つの法律は三大都市圏の住、宅宅地政策、都市政策の根幹にかかわる重要法案だと思います。 この大都市法の方のスタートを切ったのは四十八年一月の地価対策閣僚協議会で決めた問題、それからその年の七月の都計審の答申、こういうものですけれども、そういうものを受けて四十八年の十一月一日に行政監理委員会の例の答申がありました。この答申には三つの法律案の骨格が述べられていると思います。その骨格を述べた三つの法案……
○上田耕一郎君 関連質問をしたいと思います。 いまの立木委員の質問で、沖繩の嘉手納基地に核兵器を輸送任務とする輸送中隊があるという事実が米軍の内部資料に基づいて出されましたけれども、政府はこれだけの資料では不明確だと、あいまいなことを言われておりますけれども、私はもう一つ、この嘉手納基地で核兵器に対するハイジャック対策まで米軍が検討している作戦計画があるという事実を追及したいと思います。 ここにも米軍の嘉手納基地、三一三空軍師団の嘉手納基地の「オペレーションプラン五八二号」という米軍の内部資料があります。限定出版百部であります。これは核兵器を積んでいく場合も含めて、ハイジャック対策の作戦計……
○上田耕一郎君 関連。
この問題に関連して運輸大臣に質問したいと思います。
その前に一言。七日の渡辺委員の質問の際、私この問題を質問しようといたしまして、委員長から許可されませんでした。非常に残念なことで、予算委員会で関連質問が制止されたのは私が初めてであります。委員長の理由は、他党とのバランスがとれない、また理事会で申し合わせてあるということですが、そういう事実はありません。
【次の発言】 ある党には四名、三名を許し、私たちには二名しか許さない、こういうことはまずいと思うので……
【次の発言】 委員長に対して公正、平等な運営を心から要望したいと思います。
本論に入ります。
先ほど運輸……
○上田耕一郎君 まず、公選法問題についてお伺いしたいと思います。
三木首相はこれまで、次の選挙までに結論を出したいと、参議院の地方区の定数是正について言われておりますが、われわれは、ぜひ今国会で参議院の地方区の定数是正を実現したいと、そう思いますが、全政党が一致すれば地方区の定数是正をおやりになりますか。
【次の発言】 一歩でも前進させたいと、参議院の場合にも一歩前進が必要だと。もし、じゃ全国区の場合について各党意見が一致しなくても、地方区の定数是正について各党の意見が一致すれば、これは一対五になっておるわけですから、これを直すのは一歩前進になると思いますけれども、その場合、全国区問題は差し……
○上田耕一郎君 関連。 三十日のこの予算委員会で宮之原委員の質問に対して、首相並びに建設相は、この信濃川河川敷問題は公共の用地として利用するようにしたい、で、室町産業が余りに暴利をむさぼらないように原価プラス金利、それから土地の造成費程度で公共用地として長岡市に使わせるような方向にしたい、これが国民に納得のいく措置であるという答弁をされました。これは一見、室町産業があの七十五万平方メートルの土地で百億とか二百億とか言われる暴利を多少あきらめる、公共用地の方がまだいいんじゃないかというように思われる点もあるかもしれないんですけれども、実はここに非常に大きな大問題があるわけです。 と言うのは、……
○上田耕一郎君 ロッキード隠しの策謀がこれまで何回も行われておりましたけれども、いま日米両国で重要なロッキード隠しの動きがあると思います。一つはアメリカの嘱託尋問の難航であります。この問題については、われわれは日本がロッキード問題の真相をどれだけ真剣に追及するかということが非常にかかわりがあると思います。御承知のように、アメリカでは国会の調査権が非常に強くて、ウォーターゲート事件にしろ、ロッキード問題にしろ、CIA問題にしろ、国会が徹底的に追及している。たとえばウォーターゲート事件の場合には決定的証拠となったニクソンの録音テープ、あれは国会の調査の中で証言が出て、録音テープの存在が明らかになっ……
○上田耕一郎君 下水道整備緊急措置法及び下水道法の一部を改正する法律案について、限られた時間ですけれども、若干の質問をしたいと思います。 きょうの朝からの審議にもあらわれておりますけれども、いま日本の下水道事情は非常に重要ないろんな新しい課題を抱えた重要な地点に立っていると思います。これまで汚水対策並びに屎尿対策が重点だった下水道が、水質保全という新しい課題を近年抱えてきて、その両方の課題を総合的に達成しなきゃならぬ、しかも財政的にはいまのような不況の中でそれを進めなきゃならぬ、国民の要望も非常に強いというところであるわけで、この委員会にも水質保全のための下水道法の改正案と第四次の下水道整備……
○上田耕一郎君 冒頭に私は、土曜日に自民党の藤井丙午委員が行ったわが党に関する非難発言に反論しておきたいと思います。 第一に、藤井委員は、共産党、社会党が国会空転させたかのように言いましたけれども、あの事態は、国権の最高機関である国会の決議をじゅうりんした政府・自民党並びに、後で触れますけれども、中曽根幹事長の行動に原因があったのであります。この点は議長裁定にも示されているところであります。 第二に、藤井委員は千島問題について、その国会決議に関連して、何か共産党がソ連政府に物が言えないかのような、そういう意味のことを言って中傷しましたが、しかし、政党で一番早く千島の問題をソ連政府に話し合い……
○上田耕一郎君 関連。
【次の発言】 捜査当局、安原刑事局長に質問いたします。
いま橋本委員が出した問題、非常に重大な問題であります。それはこの全日空がオプションしたかどうかは、衆議院の予算委員会でのあの証人喚問でいろいろ疑惑の焦点になった問題でありましたけれども、いまの質問で明らかになりましたように、全日空がオプションしただけでなくて、その前に日航がダグラスDC10をオプションしていたということを、全日空の前大庭社長がわが党の調査団に明確に述べていたということであります。そうしますと、問題は、全日空に対するコーチャンあるいは児玉、小佐野の働きかけだけでなくて、政府が半分出資している国策会社……
○上田耕一郎君 関連。 いまの答弁、非常に事実をあいまいにしたものだと思います。関連ですので、時間もそうありませんし、私は最小限の問題だけここでお伺いして、後で徹底的に追及したいと思います。 第一に、丸山防衛局長は別班の存在を認めませんでしたが、私の質問の翌日、四月二十八日に防衛局の調査一課長の石崎氏は、わが党の中路議員に対して事実をかなり明らかにしました。これによりますと、陸幕二部には情報一班というのがあって、そこには内勤のほかに外回りがある。これはいわゆる背広グループで俗称別班と呼ばれているという事実を明らかにしました。そして、これは対外情報活動を行っているということであります。 第……
○上田耕一郎君 中馬さんが建設大臣になられて一般質問の機会、最初ですので、まず建設大臣の政治姿勢の問題についてお伺いしたいと思います。 ロッキード疑獄、それから金権政治、田中前首相の逮捕、起訴などで建設行政にも世論の批判が向けられています。建設省は昭和四十六年七月以来五カ年にわたって、西村英一、木村武雄、金丸信、亀岡高夫、小沢辰男、仮谷忠男、竹下登と七代にわたって田中派に大臣が独占されてきている。官僚も田中派だというふうに言われて多くの疑惑が新聞、雑誌で指摘されております。自民党の大橋武夫代議士は、建設省の田中派の行政まる抱えについて、「上から政治献金を入れると、下から利権が出てくる自動販売……
○上田耕一郎君 時間がございませんから、簡単に願います。 一つだけお伺いしておきます。商業地域問題が参考人から発言されました。後藤参考人は、商業地域よりむしろ住居地域になりつつある、マンション等の問題。それから入沢参考人は、商業地域が除外されているのはむしろ逆で、地域指定を見直す必要があるのではないかということを言われました。大河原参考人は、商業地域に建つ建物の住居地域に及ぼす影は住居地域に建つものとしてなるので、今度の改正案で大丈夫です、結構だという発言をされた。それから梶原参考人は、商業地域についてはまず条例を地方自治体がつくれるかと、これは水質汚濁防止法の例からいっても認められるのでは……
○上田耕一郎君 建築基準法の一部改正法律案に関して質問したいと思います。 遡及適用問題、それから日照問題、それから電波障害、風害問題などについてお聞きしたいと思います。 まず、既存建築物の遡及適用の削除問題でありますが、この問題はやっぱりビル火災という都市災害から人命をどう守るかということが中心問題であって、この遡及適用については、政府の当初の原案では、人命の安全を目的として、施設についても特別避難階段、竪穴区画、非常用照明装置及び進入口の四種の施設に限定し、不可欠なものだけに限ると、そして猶予期間を三年から五年と設け、改修工事費に対する助成措置、これはもちろん十分とは言えませんけれども、……
○上田耕一郎君 この国会は、国民の期待はロッキード問題と国民生活の防衛にありますけれども、その期待に反して、自民党、公明党、民社党の三党によって四十年前の暗黒裁判の問題が取り上げられております。前国会でもこの問題は取り上げられましたが、たとえば民社党の春日委員長の質問に対して、朝日新聞の「声」欄では、七十三通のうちわずか四通しか支持がないと。非常にやはり国民はこの問題に対して批判的であります。たとえば、アメリカで戦後マッカーシー問題が起きまして、アカ狩りというのがアメリカの政治のファッショ化の中で進みましたけれども、いままたこういう事件が取り上げられていることは、あの侵略戦争、軍国主義の治安維……
○上田耕一郎君 昭和五十年度の道路整備財源の特例等に関する一部改正の法律案について、時間の許す範囲内で若干の質問をしたいと思います。 昭和二十九年の第一次道路整備五カ年計画が発足して以来、わが国の道路投資というのは非常に膨大なものになり、非常に急速に拡大してきたと思います。この莫大な投資、この二十年間を振り返ってみますと、資本主義国の中でも異常というぐらい大きなものだったと思います。たとえば、最近はちょっと減っておりますけれども、昭和四十七年二兆六千億円の道路投資で、これは西ドイツ、イギリス、イタリア三国の道路投資額に匹敵する、三国分を日本だけで投資しているということで、その結果、高速道路そ……
○上田耕一郎君 特殊土じよう地帯災害防除及び振興臨時措置法の改正について簡単に質問をさせていただきます。 この法律については、該当の各県からも非常に強い要望もありますし、私どもも法律の期限を延長することに賛成ですけれども、その立場から幾つかの問題を取り上げたいと思います。 先ほど局長から説明ありましたが、昭和四十七年から五十一年まで大体事業実績九六・一%と、約五千二百三十八億円の事業であったということ、それからきょう配付されました衆議院からの文書を見ますと、本案施行に要する経費としては平年度約千億円、五カ年間に要する経費としては五千億円の見込みというのがあります。関係十四県がつくっておりま……
○上田耕一郎君 最初に、建設行政の政治姿勢についてお伺いしたいと思います。 昨年十月十九日の当委員会で当時の中馬建設大臣に質問をいたしまして、そのとき大臣が調査することを約束された問題があります。まずその問題をお聞きしたいと思います。 私が取り上げましたのは、朝日新聞、五十一年九月七日付で、「灰色の土壌」という連載の四十三回に建設省の河川局長の問題が報道されております。これは、新潟のある町で、河川改修の問題が起きて建設省に陳情となった。「越山会系の町長が「目白」に頼むと、」――目白というのは田中角榮のお屋敷のことであることはもう周知のことですけれども、「建設省の幹部が料亭で会う、という。指……
○上田耕一郎君 治山治水緊急措置法の一部を改正する法律案について質問いたします。私は治水問題にしぼってお聞きしたいと思います。
この第四次治水五カ年計画の実績として九四・五%の達成率と書かれておりますけれども、これは事業費の金額による名目であって、実質はかなり少ないように思いますけれども、何割ぐらいになっておりますか。
【次の発言】 午前中の河川局長の答弁で、今度の五カ年計画の整備目標、大河川六〇%以上、中小河川二〇%、土砂害対策一五%以上と、そう言われました。今度の五カ年計画では治水投資が七兆六千三百億円、その内訳が治水事業五兆八千百億円、災害関連、地方単独、これが一兆二千四百億円、予備費……
○上田耕一郎君 私は、既存建築物の避難施設の整備に関する特別措置法問題、それから住宅問題について質問したいと思います。
まず、消防庁の方にスプリンクラーの設置状況、そのうち遡及適用の達成状況、それから未達成に対してどういうふうに対処しようとしているか、この点についてお伺いします。
【次の発言】 十大都市では七七・六%という数字をいま言われましたけれども、東京の場合、これは新聞記事によると、改修完了、工事中合わせて対象建築物三百二十七件のうち三四・六%というおくれている数字が出ていますけれども、東京の場合、特におくれているんですか。
【次の発言】 新聞記事によりますと、この改修完了と工事中合わ……
○上田耕一郎君 委員長、関連。
【次の発言】 関連で二問だけ質問したいと思います。
まず三井警備局長にお伺いします。二月十六日の各紙報道によりますと、金炯旭というKCIAの部長が自分で書いた金大中事件の犯行図が載っております。これによりますと、トップはクェスチョンでだれだかわからぬ。しかし、これはだれだかわかるだろうと文明子女史に語ったそうですけれども、実行した責任者は、いま橋本委員が言った金在権で、工作者がここに五名書かれております。このうち金東雲駐日一等書記官については日本側の捜査で指紋がはっきり出てきたということはもうすでに公表されているところです。
そこでお伺いしますが、この五名の……
○上田耕一郎君 まず、日ソ漁業交渉問題についてお伺いしたいと思います。
関係漁民も、それから動物たん白質の過半を水産物に依存しておる全国民も非常に関心が大きいと思いますけれども、いままでの状況の中で、ソ連並びに日本がどういう提案と主張をやっているのか、どうして難関に乗り上げているのか、農林大臣にお伺いいたします、東京並びにモスクワで。
【次の発言】 日本共産党は、この問題についての見解と提案を発表いたしまして、きょうの赤旗に全文載っておりますが、その中でも書きましたけれども、いま大臣が言われたように、二百海里設定という国内措置を日ソ漁業条約に優先させるというソ連の態度は承服しがたいものだと思……
○上田耕一郎君 初めに、日ソ漁業交渉問題についてお伺いします。
今回の中断はきわめて遺憾でありますけれども、最大の問題はソ連の国際通念に反した非常に強硬な態度にあると考えます。同時に、政府のいわば逃げ腰外交、後手後手対策にも責任があると思います。七日の園田・コスイギン会談の後、政府首脳、自民党首脳が、領土とは無関係な魚に限って線引きとして認める立場に踏み切った、そう語ったと新聞で報道されておりますが、事実でしょうか。外務大臣にお伺いします。
【次の発言】 しかし、実際その後の経過を見ますと、やはり譲歩に踏み切ったということが事実でないかと考えられます。たとえば、デッドロックとなった対象水域に……
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