上田耕一郎 参議院議員
16期国会発言一覧

上田耕一郎[参]在籍期 : 10期-11期-12期-13期-14期-15期-|16期|-17期
上田耕一郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは上田耕一郎参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院16期)

上田耕一郎[参]本会議発言(全期間)
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第127回国会(1993/08/05〜1993/08/28)

第127回国会 参議院本会議 第6号(1993/08/27、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、総理の所信表明に対し、日本共産党を代表して、細川総理に質問いたします。  総理は、外交、防衛、経済、エネルギー政策などの基本重要政策について、原則として今までの国の政策を継承すると述べました。それなら、細川内閣の非自民と三十八年間の自民党政治との違いは何で、何のための政権交代だったのか、国民にわかるように具体的に御説明いただきたい。  何のための政権交代かを最も端的に示しているのが、自民党政府でできなかった小選挙区制を細川内閣が導入しようとしていることです。  昨日、衆議院で日本共産党不破委員長が、なぜ小選挙区制導入を強行しようとしているのか、真の理由は何かを質問いたしま……


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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 参議院本会議 第7号(1993/11/26、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、日本共産党を代表して、政治改革関連四法案について、細川総理と関係大臣に質問いたします。  まず問いたいのは、総理が政治責任をとるとまで明言してその成立に連立内閣の命運をかけている小選挙区比例代表並立制が、七月の総選挙で現在の連立与党の公約にあったのかという議会制民主主義の根幹にかかわる大問題です。  総選挙の直前、六月二十七日の社会、公明、民社、社民連、新生の五党首合意には「抜本的政治改革を速やかに実現し」とあるだけでした。ところが、総選挙の結果、政権交代の可能性が見えた途端に、五党合意には参加せず、選挙公約には一票の格差や定数の是正を含めた選挙制度の見直しを掲げていた日……

上田耕一郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院16期)

上田耕一郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第125回国会(1992/10/30〜1992/12/10)

第125回国会 建設委員会 第1号(1992/12/07、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 法案の質問に入る前に、公団住宅の建てかえ問題についてちょっと述べたいんですが、公団自治協は九月に新しい提案を発表しました。一つは、永住希望が非常にふえているというので定住権を保障するような家賃制度をつくるべきだと。それからもう一つは、公団居住者のうち所得の第一分位、第二分位が何と五六%という数字になっておりますので、公営住宅入居資格者に対しては公営住宅家賃制度の準用をという提案なんですね。非常に時宜に適した提案で、もう既に三、四十の地方議会がその趣旨の意見書を採択しているという状況も生まれておりまして、五十万近い請願も集まっているというような状況でございますね。  それで、今度……

第125回国会 建設委員会 第2号(1992/12/08、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 この法案は経過から中身に至るまで徹頭徹尾財界主導で、大阪湾の環境破壊、さらに住民、自治体に非常に大きな損害を与えるものとして私どもは反対です。  もともとこの法案の出発点は八九年四月、関西経済連合会、関経連のグレーター・ベイエリア・ルネッサンスというもので、そこから出発しました。この関経連を中心にできた推進協議会からことしの三月、特別法制定の要望書が出ております。十一月十一日の産経新聞夕刊にはこの特別法案「臨時国会に上程」、「与野党協議で一致」ということになっています。自民、社会、公明、民社四党の与野党協議が十一日午前、東京都内のホテルで初めて開かれた。ここには関経連の宇野收会……

第125回国会 予算委員会 第4号(1992/12/07、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、政治献金についてお伺いします。  八五年の創政会結成、八七年の経世会設立の際、佐川急便から何らかの資金提供はありませんでしたか。
【次の発言】 恐らくというと、あり得る可能性もありますか。
【次の発言】 それ以外に、佐川急便からは政治献金全くありませんか。
【次の発言】 竹下さんは褒め殺し問題も全く影響なかったかのような冷静な証言をきょうされております。  しかし、金丸さんは衆議院で、何しろ子供が橋の上からおっこって川に流されてあっぷあっぷしながら、助けてくれた、後で聞けばそれが暴力団だと、そう言っているんですけれども、なぜ金丸さんはあなたをおぼれかけた子供に例えたんです……

第125回国会 予算委員会 第6号(1992/12/09、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 初めに、暴力団問題についてお伺いします。  総理は、きょうもこの問題について、九月二十二日の冒頭陳述が唯一のステートメントだと、そう言われました。事実上、証人喚問などで明らかになった事実もどうやら無視されておる。おとといも、竹下喚問、全然見ておられなかったという報道ですね。私はこれは非常に驚くべき消極的な態度だと思うんですね。  しかし、金丸証言のように、竹下氏が皇民党の褒め殺し問題で、おぼれかけて暴力団に助けられたと、その結果内閣誕生に至っだということは明白だと思うんですね。  衆議院での金丸証言、これは日本共産党の児玉議員の質問に対して、昭和六十三年十二月二十三日、料亭でお……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 建設委員会 第2号(1993/02/23、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 きょうは、住都公団の問題について質問させていただきます。建設大臣も住宅局長も住都公団の総裁も、皆さん新しくおなりになりましたが、お伺いしたいと思います。  まず、個別問題ですけれども、練馬区の光が丘団地のパチンコ問題、これは私も建設委員会で取り上げてまいりました。もと赤羽駅の西口の再開発に協力したということで、光が丘団地の中央一号棟、大きな住宅ですけれども、その地下にパチンコ店ということで始まったんですね。区議会で反対陳情が満場一致で採択されて、私も質問をしました。それで、九〇年三月に業務施設、オフィス、あるいはショールームということで譲渡契約が結ばれて、一応解決したんです。 ……

第126回国会 建設委員会 第3号(1993/03/26、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 各委員が取り上げてまいりましたけれども、金丸被告をめぐる問題、国民の怒りは非常に大きいと思うんですね。不正蓄財の額が七十億円とか百億円とか言われてきて、しかもその原資の主役が残念なことに山梨の建設業界やゼネコンと、建設業界だったという事態が報道されているんですね。この点、私は建設省の責任と同時に、国会の建設委員会の我々の責任も非常に大きくなっていると言わざるを得ない。  私ども、十一年前に三井建設の内部資料が手に入って、国会でこの問題取り上げてかなり追及したんです。そのときの国会の議事録や、それから三井建設の資料も全部入れて、こういうことが二度と起きないようにというので本も出し……

第126回国会 建設委員会 第4号(1993/03/29、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私どもは道路五カ年計画を策定して道路整備を促進することに反対というわけじゃありませんけれども、計画内容を吟味してまいりまして、これまでもこの五カ年計画については賛成できないという態度をとっております。前回の十次五計のときも、これは新列島改造計画とも言うべき四全総の具体的推進計画であること、公共投資のバランスの問題、道路特定財源制度の問題などを指摘しまして、反対をしました。今度の十一次五計もその基本的性格が踏襲されておりますので、賛成できません。  ただ、十次五計と比べますと、十次五計は基本方針、トップに交流ネットワークの強化、高規格幹線道路網、これがトップだったんですね。ところ……

第126回国会 建設委員会 第5号(1993/04/08、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 流通業務市街地整備法が初めにできたとき私ども反対していたんです。当時の反対理由は、公的資金で物流拠点のインフラ整備を行うことは大企業サービスの拡大になる危険があるということなどが主でした。  それから二十七年たちまして今回の法改正になって、案はこの流通業務地域の大都市限定を外して地方都市にまで展開する、それから既に相当数の流通業務施設が立地している地域だけでなく、高速道路のインター周辺など今後流通業務機能立地が予測される地域にも拡大しようという点などが改正なんです。私どもいろいろ二十七年間の事態の変化や物流システムをめぐる状況等々検討してみましたけれども、やはり問題点が非常に多……

第126回国会 建設委員会 第6号(1993/04/15、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 この法改正の眼目は、京都の五条通り以南に五本の都市高速道路網を建設するというものなんですね。  午前中の審議、それから今も住民の反対問題について質問がありました。都市局長は余りはっきり言われなかったけれども、市民団体それから沿線住民のこの道路問題への非常に根強い激しい反対運動が起きております。京都道路問題連絡協議会、こういう組織までできています。去年の十月には京都の高速道路を考える住民シンポジウムというのが開かれて約三百人集まったんですね。ここでは、あの有名な環境問題の研究者の大阪市立大学の宮本憲一教授、それから立命館大学の荒井教授、土井教授などがこの問題の問題点を非常に厳しく……

第126回国会 建設委員会 第7号(1993/04/22、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 八八年の土地区画整理法の改正について質問した際に、歴史的経過もかなり触れて述べたんですけれども、この事業は、この事業の結果地価が上がるということを理由にして、原則として補償なしの減歩というやり方で公共施設用地や保留地を生み出すということを本質とするもので、さまざまな問題をはらんでいます。五四年にこの法律が制定されて以降、四次にわたる改正が行われましたけれども、八十九条の照応の原則、これの例外を広げる、それから次に事業の施行を地権者から切り離していく、このやり方が拡大する、それが追求されてきまして、問題点はますます広がってきたと思うんですね。  今回の改正案は、住宅先行建設区の創……

第126回国会 建設委員会 第8号(1993/05/11、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 今度の法案は、民間や住宅供給公社の住宅建設について、一定の要件を満たすと建設費や家賃減額の補助を行って、市場より安い家賃で中堅所得者向けの賃貸住宅の供給を促進しようとするもので、従来軽視されてきた民間賃貸住宅の分野に国の住宅政策が一歩踏み込んだという点で評価できる法案だと思うんですね。  まずお伺いしたいのは、主なねらいは生産緑地とならない特定市街化区域内農地だと言われているんだけれども、そういうことを念頭に置いているんですか。
【次の発言】 従来、政府の住宅政策が持ち家対策に傾斜していたということはたびたび指摘してきたんですけれども、遅まきながら民間賃貸住宅分野に政策が向いて……

第126回国会 建設委員会 第9号(1993/05/13、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 両参考人、貴重な御意見をありがとうございました。  まず、玉田参考人にお伺いしたいんですが、玉田さんは住宅宅地審議会の住宅部会長の代理もおやりになっていらっしゃいますので、今度の法案とも重要なかかわりを持った中間報告、これについてお伺いしたいと思います。  これまでの住宅政策は、所得分位に応じて公営、公団、公庫というふうに進められてきたんですけれども、今度の中間報告では、所得分位等だけでなく、結婚―出産―子供の成長―子供の独立―退職―高齢化といったライフステージ及び世帯構成に応じての住宅供給という、非常に重要な新しい観点が出されていると思うんですね。  この中で、結婚後子供が成……

第126回国会 建設委員会 第10号(1993/06/04、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 参考人の方々、貴重な御意見ありがとうございました。日本共産党の上田でございます。  まず、伊藤参考人にお伺いしたいんですが、先ほど企業行動特別委員会のお話がありました。五月末の日建連の総会も信頼回復が最重点テーマだと言って、総会後の記者会見で吉野会長らが、この特別委員会活動をおおむね年内に形をうけるぐらいの意気込みでやっていく、こう述べられた。  それで、業界として取り組むことを大いに期待したいんですけれども、取り組むための前提は今回のゼネコンを中心とするやみ献金の実態についての確認が必要だと思うんですね。報道されたところでは実に恐るべき規模になっているわけですね。例えばゼネコ……

第126回国会 予算委員会 第4号(1993/03/11、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、日本共産党を代表して、佐川急便問題、それから不況、国民生活、安保問題について質問させていただきます。  まず、法務大臣に。  昨日、仙台地裁で前の東北佐川の長江社長が証言に立ちまして、民社党、公明党、日本新党などと佐川との関係について出てまいりまして、日本共産党を除いて野党のほとんどに広がっているというそういう事態が明らかになっているんですね。ところが、贈収賄問題についてはどうも訴追すべき問題はなかったかのような、けりをつけてしまうかのようなふうに見えているんですけれども、そういう問題についても徹底的に捜査を要求したいと思いますが、いかがでしょうか。

第126回国会 予算委員会 第11号(1993/03/30、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 金丸被告の不正蓄財事件の原資、どうやら主役は建設業の模様なんですね。つまり山梨とゼネコンで。私はずっと建設委員をやっておりますので非常に関心いよいよ重くなっているんですけれども、報道によると、ともに公共事業の受注額の二%から三%が上納金と言われているんですね。公共事業の予定価格のうち適正利潤というのはほぼ三%と言われているので、そうすると会社のもうけ分を受注額の中から政治家が召し上げている。これはどういう仕組みでこういうことが可能になるんだろうというので、ちょっと想像を絶する額です。  報道では、山梨年額二十億から三十億円とか、これまでに百億円出たというような証言がある。ゼネコ……

第126回国会 予算委員会 第19号(1993/06/07、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、公共事業とゼネコンのやみ献金の問題を取り上げます。時間もございませんので端的にお伺いしますので、端的にお答え願いたいと思います。  このゼネコンの献金問題、報道で非常に驚くべきことが多いんですね。  まず第一に、その巨額さです。公共事業というのは国、公団、地方自治体合わせると三十兆円弱で、国と公団などの中小企業発注率平均三四%ですから、六、七割が大手だとすると約二十兆円でしょう。それに対して一%から三%献金したという証言があるんですね。全部でないにしても、相当な額になる。  二番目に、それが自民党を支える最大の財源になっている疑惑があります。こういう報道がある。ゼネコンの……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 建設委員会 第1号(1994/02/23、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、この法案の成立経過について質問します。  今伺いました提案理由説明によりますと、法案の目的は、「優良な民間都市開発事業の適地で事業化の見込みが高いものを先行的に確保する制度を創設し、良好な町づくりに向け民間都市開発事業の促進を図る」、こうあります。しかし、連立与党が検討していた公的資金による不良資産の買い取り構想がつぶれて、連立与党の土地・住宅プロジェクトチームから相談を持ちかけられて建設省がそれにかわる土地流動化促進策として持ち出した、それが経過ではございませんか。
【次の発言】 日経の二月二十日付に詳しい経過が述べられています。この記事を見ますと、五十嵐建設相は建設省……

第129回国会 建設委員会 第3号(1994/03/29、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、小笠原諸島振興開発特別措置法について質問したいと思います。  提案理由の説明でも、人口の定着、産業の育成等が十分に達成されていないということが書かれています。東京都のこの小笠原の振興開発はなかなか難しい状況にあるということで、梶木又三会長のもとに小笠原諸島二十一世紀ビジョン懇談会、その報告が平成三年二月に出ています。現状から見て新しい展開が必要だということで、亜熱帯、海洋性の非常に豊かな自然環境に着目して長期ビジョンを立てることが重要だと。柱は二つで、一つは学術研究です。もう一つはエコ・ツーリズム・アンド・コンベンションと。片仮名が多いようですけれども、そういう方向を出し……

第129回国会 建設委員会 第5号(1994/06/03、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、公団家賃の値上げと公共料金の凍結問題について質問したいと思います。  三年ごとの今回の値上げは、三月三十日申請で十月一日実施ということだったんですね。バブル崩壊で地価は下がる、マンションの価格も下がる、民間家賃も下がっているときに、公団の家賃がかつてない値上げ申請というのはまことに筋が通らない。しかも、なぜこんなことになるかというと、今度の値上げは地価が高騰したとき大幅に上昇した固定資産税、その評価額、これを基礎にした値上げなので、地価が下がっているときに大幅値上げになるというものです。それで、詳しいことは言いませんけれども、最高限度額が七千円、八千円、九千円と、一居室二……

第129回国会 建設委員会 第7号(1994/06/20、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 農住組合法の一部改正につきましては、宅地並み課税の強行で農住組合に対する要望が強まっているわけです。そういう点で、面積要件の緩和など今度の改正の趣旨には賛成です。ただ、生産緑地を含むという改正によって、減歩などで生産緑地つぶしか起きないようにこれはひとつきっちりやっていただきたいと要望を申し上げたいと思います。  時間の関係がありますので、私は都市緑地保全法改正について質問させていただきます。  今度の改善は賛成なんですけれども、これまでは神社仏閣の境内、これが主だったんですね。東。京の場合は、上野の寛永寺、明治神宮の境内、この二つは大きいんですけれども、あとは調べてみますと、……

第129回国会 建設委員会 第8号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 きょうは、五月十日に施行されました改正道交法、それによるダンプカーの過積載に対する罰則の強化、それが労働者の生活それから公共事業に大変重大な影響を及ぼしておりまして、NHKも昨年来三回にわたって取り上げておりますけれども、その問題について建設省の適切な施策、対策を要望したくて質問させていただきます。  資料をつくりましたので、見てください。  これは、栃木が全国一の砕石の生産県ですが、栃木の全日自労建設一般関東ダンプ協議会の栃木分会が明らかにしてくださったデータで、労働者の生活がどうなっているかについてまとめたものです。  あそこでは、これまでは三十トンを十トン積みのダンプに積……

第129回国会 予算委員会 第4号(1994/04/01、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は暫定予算問題を含めて、今の政局の焦点となっております総理自身の政治倫理の問題、NTT株問題について質問します。  総理、連日針のむしろでお疲れでしょうけれども、みずからまいた種でございますし、短時間でございますので、政治倫理綱領に基づいて責任ある答弁をお願いしたいと思います。  第一の問題。  ここに藤木さんの有限会社ランダムウォークの契約書のコピーがありますが、藤木証言によれば、八六年九月上旬、知事室で総理の知人がこれを見せて三百株申し込まれたと証言になっているんですね。この問題について昨日総理は、記憶にございません、県の方にもそのときの面会の記録などないと聞いております……

第129回国会 予算委員会 第8号(1994/05/20、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、七八年の三月に、この委員会で沖縄返還に伴う核密約を質問しまして、佐藤首相が派遣してキッシンジャー大統領補佐官と交渉させた密使は京都産業大学教授の若衆敬氏だということを追及したことがありました。  十六年たちまして、御本人が「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」と遅疑逡巡の末に重い筆で書いた、署名捺印の「良心に従って真実を述べる。」という宣誓書までついています、こういう本が出ました。  柿澤外務大臣、北米局長、本を読まれたかどうか、感想はいかがか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 外務省にも知らせないから、密使なんでね。  ところが、この本の中には佐藤首相の信任状、それか……

第129回国会 予算委員会 第10号(1994/06/03、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 参考人、どうも御苦労さまです。  公正取引委員会は、埼玉土曜会事件について平成三年の五月に立入調査をし、その際留置した文書に基づいて、その年の十二月から翌年一月にかけて、あなたを初め大林組、大成建設、熊谷組の幹部の供述調書をとっています。埼玉では住民裁判が起きまして、この供述調書の開示を要求し、昨年秋、浦和地裁で開示されました。私ここに全文を持ってきています。私はもう一月にこれを読んで、ノートもとりました。  そこで、あなたにお伺いしたい。  十二月五日のあなたの供述調書の最後にこう言われている。「複数の社が受注を希望する場合は、受注希望社が一社となるようにした上、その一社とな……

第129回国会 予算委員会 第13号(1994/06/13、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 日本共産党の上田でございます。  侵略戦争の問題、北朝鮮問題、消費税と高齢化社会問題について質問させていただきます。  首相、来年は終戦五十周年ですが、八月十五日を国民の祝日とされるというんですけれども、いかがお考えなんですか。
【次の発言】 今度辞任されるドイツのワイツゼッカー大統領は、ドイツ降伏四十周年の日に、過去に目を閉ざす者は現在が見えなくなると、ナチスの犯罪を深刻に反省して全世界に深く静かな感動をもたらしたんです。  日本の敗戦五十周年に、日本の首相の歴史認識が問われていると思うんです。そこで、じゃヒトラーの戦争は侵略戦争だったのか。どうお考えですか。


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 建設委員会 第2号(1994/11/08、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、公団家賃の値上げ問題を取り上げたいんですが、野坂さんが大臣就任直後の七月二十二日に中島さんと一緒に大臣室にお伺いして、大変重く受けとめると言っていただきました。  これまで四回の値上げについては、衆参両院で集中審議があり、各党全会一致で委員長要望をずっとやってきたんですが、今回は日本共産党の私どもだけ集中審議の主張で、各党残念ながら御賛成いただけなかった。それで質問ということになっているんですけれども、そうなりますと建設省と建設大臣の責任は一層重くなると思うんです。  きょう、与党の経済対策プロジェクトチームが会議を開いて、「凍結公共料金 年内値上げ認可」、見出しにも出て……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 建設委員会 第2号(1995/02/09、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 亡くなられた方々、被災者の方々に弔意とお見舞いを申し上げて、私、住宅問題と耐震基準の問題について質問させていただきます。時間もありませんので簡潔にお答えいただきたいと思います。  きのうの集中審議で、松谷委員、林委員の質問に対して、政府は仮設住宅については三万戸を超えて必要なものは建てる、そういう答弁をされた。これは大変いいことだと思います。次は、やはり十五万棟と言われる今度被害を受けた住宅の再建の展望を示すことが非常に重要になっております。その展望があれば、兵庫県以外の遠い仮設住宅あるいは公営住宅にも皆安心して行くと思うんです。その展望がはっきりしないとなかなか兵庫県から離れ……

第132回国会 建設委員会 第3号(1995/02/22、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 上田でございます。まず、被災市街地復興特別措置法案について質問させていただきます。  私、現地に二回参りまして、特にこの十九、二十日は東灘区へ行ってまいりました。避難所を五カ所回ったり、それから避難所に入っておられない高齢者のお宅にもお伺いして、翌日、芦尾県副知事にもお目にかかって帰ってきたんですが、東灘区は家屋の被害は長田区、灘区に次いで三番目で、全壊、半壊、全焼、半焼一万四千六百六十二戸、しかし亡くなられた方の数は一番多いところなんですね。  それで、現地へ行ってみて改めていまだにすごいと思ったのは、幹線道路は確かに自動車が通れるんだけれども、幹線道路でも歩道はそのままで、……

第132回国会 建設委員会 第5号(1995/03/10、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、都市緑地保全法改正案についてお伺いします。  民有地の緑を市民緑地として生かそうという趣旨には賛成です。ただ、実際にいいことをやろうと思うと、二つ問題を挙げたいんですが、一つは、最大の隘路は相続税だろうと思うんです。せっかく市民緑地として契約ができて実際に使われていても、もし所有者が亡くなって、さあ相続ということになると売られてしまうというケースがかなり多くなるだろう。先ほど都市局長は相続税問題については努力したいと言われましたけれども、このせっかくつくろうとする制度に魂を入れるためには、相手は大蔵省でなかなかこれ強硬だろうと思いますので、ぜひ相続税対策は大いに力を入れて……

第132回国会 建設委員会 第6号(1995/03/16、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、電線共同溝整備法案ですが、趣旨には賛成です。ヨーロッパから見てもやっぱりおくれておりますし、それから自動車が電柱にぶつかって事故を起こしたり、歩行者が電柱があるので特に高齢者、子供などが妨害されたり、それから消防活動の障害になったり、それから都市の景観という点からも時代の要請だと思うんです。  ただちょっと、建設省のお考えをよく聞きたいのは、先ほど平成七年に四百キロと言われたんだけれども、どういう順序で、どこにまずつくっていくかという問題なんです。  一点は、法律を見ますと、特に必要であると認められる道路というんだけれども、第三条で、道路管理者は、あらかじめ都道府県公安委……

第132回国会 建設委員会 第7号(1995/03/17、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、建設省の定員削減、行政改革の問題を取り上げたいと思うんですが、総定員法が施行されて公務員の定員削減が始まったのが一九六八年で、ことしで二十七年目になります。さまざまな問題を生んでいるんですけれども、国の公共事業の七割を担って直轄事業をやっている建設省は最も矛盾が集中しているところだと思うんです。  たしか数回、この建設委員会で建設省の定員増の請願を満場一致で採択したことがあるんですが、あれ前は野党の我々が一生懸命だったんだけれども、あのときは参議院の建設委員会には、元建設省次官とかあるいは局長とか自民党の議員の方がいらっしゃいまして、その方々がむしろ熱心に取りまとめをおや……

第132回国会 建設委員会 第8号(1995/03/28、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 河川法改正についての趣旨には賛成です。新しい土地取得が困難な都市部で洪水対策が進みますよう心から期待したいと思います。  先ほどの局長答弁で、これまで地下河川の上は建物が少なくて道路がほとんど多いと言われましたが、そうすると、これまでの河川区域、河川保全区域、河川予定地だった区域で今度の新しい立体区域に切りかえるというようなところがあるんですか。あればどのぐらいあるでしょうか。
【次の発言】 先ほど区分地上権の話がありましたけれども、何割がと言われたですね。これまでは区分地上権を設定すると規制がうんとかかるのでかなり高かったろうと思うんですが、今後はかけるにしても安くなります。……

第132回国会 建設委員会 第9号(1995/04/25、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 日本共産党の上田でございます。  三人の参考人の方々、大変参考になるお話をありがとうございます。お一人一問ずつ質問させていただきます。  高山参考人には、復興計画の中で住民参加の町づくり協議会の問題や、それから住環境、緑の町づくりを支援する、住民参加の制度的な保障についてお話をお伺いしたいと思います。  今回も、被災市街地復興特別措置法案がかかりまして、私どもは住民参加がないというので反対したんですけれども、あれは建築制限を二年に延ばしていますね。ところが、現地ではそれも使わないで、非常に急いで都市計画が決まりまして、いろいろ反対運動が起きて、芦屋なんかは予算の否決という状況に……

第132回国会 建設委員会 第10号(1995/06/08、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、公共事業の問題点、特に長良川河口堰と東京の小田急の高架化問題をお伺いしたいと思います。  まず大臣、五月三十一日の青島都知事の世界都市博中止の決断についてどう受けとめておられますか。
【次の発言】 青島都知事は既に決定していた公共工事について決断をされた。朝日の調査では七三%支持というんですね。ところが野坂大臣は、その前の二十二日、長良川河口堰について運用開始、とんでもない決断をされたんです。  それで建設省に、一体大臣はどういう記者会見をやったのかというので要望したら、新聞の切り抜きのコピーをくれました。それに大臣はこう言っている、国家が国民の血税を使って行う公共事業に……

第132回国会 災害対策特別委員会 第3号(1995/02/02、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 上田でございます。  五千人を超える亡くなられた方、恐らく五十万を超える被災者の方々に心から弔意とお見舞いを申し上げたいと思います。  二十六、二十七日両日、当委員会として現地を見てまいりました。聞きしにまさる深刻な事態だったんですが、私、建設委員でもありますので、特に阪神高速道路、驚いたのは十八本倒れたあの地域と別に長田区の近くのところ、ほぼ二キロにわたって五十本近く橋脚が鉄筋むき出しになっている。帰って見てみますと、建設省の報告書にもそのことは書いてない、それから毎日出ている被害状況とその対応も、県、市町村管理については道路四千六百二カ所なんて書いてあるんですが、国と公団に……

第132回国会 予算委員会 第6号(1995/03/02、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 共産党の上田でございます。  戦争が終わって五十周年の問題、阪神大震災の問題、それから東京共同銀行の問題など質問させていただきます。  ことしは太平洋戦争が終わって五十周年で、与党二党は村山内閣の発足時に不戦決議について合意をされました。ところが、今いろいろ見解の相違、自民党内の動き、新進党などの動きもございますので、三人の党首の方々に現在の見解、お気持ちをまずそれぞれお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ところが、自民党内に終戦五十周年国会議員連盟というのが生まれたんですね。ここに活動方針がありますが、「国会の反省・謝罪や不戦の決議は、」「わが国の前途に禍根をもたらすものと……

第132回国会 予算委員会 第14号(1995/03/15、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、特殊法人の民営化問題を取り上げたいんですが、わずか十分でございますので、閣僚の方々、ぜひ簡潔、ずばりとお答えいただきたいと思います。  山口長官、ちょっと簡潔に答えてください、冒頭。  政府は、二月二十四日に特殊法人の整理合理化について閣議決定されました。総務庁の説明文書によりますと、「全ての特殊法人について、業務の縮減を含む事業の合理化、効率化を推進」と書いてあって、私はこれ一面的だと思うんですね。特殊法人の多くはやっぱり国民生活と非常に重要なかかわりがありますし、例えば住都公団を初め阪神大震災の復興にかかわる部門では、縮減どころか人員をふやしたり業務の拡充が必要になっ……


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各種会議発言一覧(参議院16期)

上田耕一郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第125回国会(1992/10/30〜1992/12/10)

第125回国会 国際問題に関する調査会 第閉会後1号(1992/12/17、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 須之部参考人、西廣参考人、ありがとうございます。  二つお伺いしたいと思うんです、多少私の意見も交えながら。  第一は、二人ともお触れになった冷戦構造の崩壊に関してなんですけれども、私も、四十年近く続いた米ソ中心の核戦争の危険を含んだ核軍拡競争の時代、これが破綻して新しい時代に入りつつあると思うんです。確かに構造は崩壊したけれども、どうも冷戦政策をアメリカがとっているということが、これは終わってないんじゃないか、そう思うんですね。  二、三年前のアメリカの国家安全保障戦略で、アメリカの軍事力行使の対象は今後ソ連ではなくて第三世界だというのを非常にはっきり書いてあるんですね。それ……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1993/02/26、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 共産党の上田でございますが、渡辺参考人の大変ユニークな、しかも広い視野の問題提起を聞かせていただきました。  幾つか質問をしたいんですが、政府なき統治、ガバナンス・ウィズアウト・ガバメント、これが第一の問題なんですけれども、今の変革期を冷戦の戦後としてとらえる点はこれは大きなとらえ方として適切だと思うんです。じゃ、冷戦というのは何だったかと思うと、やっぱり米ソの二つの超大国の核戦争の危険を生み出した核軍拡競争、それが四十年続いてきたという大変な時代だったと思うんです。それがほぼ終わりつつある時期だとしますと、その冷戦を、核軍拡競争を支えたものとしてやっぱり米ソの軍事ブロックがあ……

第126回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1993/04/12、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 共産党の上田です。  両先生に大変ユニークな含蓄あるお話を伺わせていただきましてありがとうございました。一言ずつ川田先生と飯田先生にお伺いしたいんですが、川田先生には南北問題についてお伺いしたいんです。  今の世界が抱えている最大の問題の一つは南北問題だと思うんですが、きょうお話しいただいた理論的枠組みも多くは北の先進国の学者が考えたカテゴリーなんですね。ただ、二番目の「発展(開発)についての考え方」の中でフランクの従属論をお挙げになっていて、私思い出したんですが、左派のサミール・アミンの従属理論なんというのはかなり日本でも翻訳されて、一部に大きな影響を与えたんですけれども、そ……


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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1993/11/10、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、柳井局長に二つ質問したいんですけれども、一つはアメリカのクリントン政権の世界戦略について、それからもう一つは非同盟諸国首脳会議の動向の評価、この二つは先ほどのお話の中で触れられていないので、両方とも今の国際情勢を考える上で非常に重要な柱だと思うので、若干意見を含めて質問したいんです。  クリントン政権、先ほどのお話では経済問題の努力について北米地域で触れられたんだけれども、確かにしばらくの間なかなか外交戦略を発表しなかった。御存じのように、九月になってからかなり明確に新しい拡張戦略、今までのは封じ込め戦略だと、今度は拡張戦略だというのを公表したんです。  まず、九月一日に……

第128回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1993/12/10、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 廣野参考人、中江参考人、大変ありがとうございました。お二人の参考人に二問ずつお伺いさせていただきたいんです。  廣野参考人のお話で、特に日本はGNPの一%が軍事費で、その余裕をODAに回すべきだ、量的にも質的にも拡大すべきだというお話、それから世界で唯一の被爆国として世界の非核化を目指すべきだというお話には大変共感をいたしました。  二点のうちの第一は、お話の中の国連の安全保障機能の強化ということにかかわるんですけれども、この国連の安全保障機能の強化ということになると、これ日本でもPKOの拡大とか、さらにはPKFにまで協力すべきだとか、さまざまな問題点が出ておりまして、自衛隊に……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1994/02/09、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 話がだんだん佳境に入ってきたような気がします。  両参考人ありがとうございます。  時間も余りありませんが、多少意見も交えさせていただいて質問させていただきたいんです。  平野参考人は国際交流、文化交流が最も望ましい日本の国際貢献だとおっしゃって、これは軍事的貢献が一番いい国際貢献という説もありますので、大変積極的な御意見と思って聞かせていただきました。  それで、平面的な構造の国家中心の国際社会から重層的構造の個人中心の国際社会へと、そういう問題提起を話されたんです。確かに自由な個人の交流というのは非常に大事になっているというように思うんですけれども、今もずっとお話が出ており……

第129回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1994/03/23、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 日本共産党の上田でございます。きょうはありがとうございました。  五十嵐先生は日米基軸方針の相対化という言葉で、また吉田先生はパクス・アメリカーナにどっぷりつかった状態から脱却という言葉で、日本に本当の意味での自主性を求められていて、私もまさにこれは核心だと思うんですね。  その問題に関連して三つ両先生にお伺いしたいんですが、第一は非核、非同盟の問題です。  吉田先生は、戦後の米ソ対決の大きな原因に核兵器を挙げられて、核兵器を持つ大国と核兵器を持たない国が軍事同盟を結ぶ傾向について触れられました。ソ連がなくなって、核軍縮、軍縮が大きな問題になっているんですけれども、今度の北鮮問……

第129回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1994/05/25、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 日本共産党の上田です。  会長の提案に基本的に賛成しながら、以下三点について意見を述べさせていただきます。  一、アジア・太平洋地域における平和と安定について。  本調査会は、これまでに外務省、防衛庁、学者、研究者の方々に参考人として出席していただき、意見を聴取してきました。その際はとんと共通して述べられた、冷戦が終わったという現在の国際情勢認識は必ずしも正確ではありません。というのは、戦後のアメリカの冷戦戦略には二重性があったからです。  その一つは、米ソ冷戦、ソ連封じ込め戦略で、これは確かにソ連の崩壊で終わりました。もう一つは、アメリカの制度が生き長らえて繁栄するための国際……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1994/11/02、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 共産党の上田でございます。  平山先生が広島の被爆者としても、また芸術家としても、憲法上、日本は武力での国際貢献は非常に難しいので、文化を守るという点で文化財の赤十字構想を十年来提唱されていらっしゃると、大変感銘深く聞かせていただきました。  二つ質問させていただきたいんですけれども、世界でそういう文化財の保存修復、これを進めようとすると、ちょっと不勉強なので、ユネスコその他、条約上どうなっているかは知らないんですが、自然環境については条約がございまして、世界各国で選んで、それを世界じゅうできちんと登録して共同して守るということになっていて、日本も参加しているんですが、自然環境……

第131回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1994/11/09、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 共産党の上田でございます。  松井先生は日本のODA、大体七十点から八十点とおつけになって、鷲見先生は点は言われなかったけれども、やめた方がいいとおっしゃると零点に近いようなんですが、まあ私の方はどちらかといえば鷲見先生の方に近いんですけれども、松井先生が参議院のこのODAについての取り組みを評価してくださって、当時は小委員長がお隣にいらっしゃる志苫さんで、自民党の理事の下稲葉さんも大変苦労をなさったんです。当時、ODAについての決議は衆議院の外務委員会で軍事問題、非軍事問題についての決議が二本あっただけで、法律もないし、参議院で取り組もうというので二、三年かかって決議を一つつ……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1995/02/08、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 日本共産党の上田でございます。  下村、杉下両参考人、貴重な御意見をありがとうございました。杉下参考人に二問、それから下村参考人に一問質問させていただきます。  第一は、ODAの基本理念に関するものですけれども、杉下さんはいろんな見方がある、それによって評価が違う、人道支援を重視する人と経済発展を重視する人とでまたいろいろ違うと、そう言われたんですけれども、いろいろな側面ももちろんありますけれども、ODAの一番大事な理念としては発展途上国に対する人道的な立場での協力にあるんだと思うんです。私どものこの調査会でつくった各党合意も、「国際開発協力は、人道的立場に立って、開発途上国の……

第132回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1995/02/15、16期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、本調査会の主題である「アジア太平洋地域の平和と繁栄に向けて」について、日本共産党として意見を申し述べさせていただきます。  一、信頼醸成構築について。  アジア・太平洋地域の平和と繁栄について考える際に、アメリカの世界戦略とその一翼を担っている日本の今日の役割の検討が重要な前提となってくると思います。  クリントン政権がソ連崩壊後、それまでのソ連封じ込め戦略から拡張戦略に変わり、アジア・太平洋地域においては日米軍事同盟を米軍の前方展開戦略のかなめ石としていることについては、本調査会の昨年五月の私の発言で指摘したところです。  その後の事態もそのことを立証しています。例えば……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

上田耕一郎[参]在籍期 : 10期-11期-12期-13期-14期-15期-|16期|-17期
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