上田耕一郎 参議院議員
14期国会発言一覧

上田耕一郎[参]在籍期 : 10期-11期-12期-13期-|14期|-15期-16期-17期
上田耕一郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは上田耕一郎参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院14期)

上田耕一郎[参]本会議発言(全期間)
10期-11期-12期-13期-|14期|-15期-16期-17期
第111回国会(1987/11/27〜1987/12/12)

第111回国会 参議院本会議 第3号(1987/12/02、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、総理の所信表明に対して、日本共産党を代表して質問いたします。  まず、南ア航空機のこのたびの事故に対し、犠牲者と御家族の皆様に深い同情の意を表するとともに、政府に対し、繰り返される悲惨な空の事故防止について、特に国際協力についてどのように対策を強化されるつもりか、お伺いしたいと思います。大韓航空機事件についても、その後判明した点があれば報告していただきたい。  初めに、中曽根前首相の指名による竹下新政権誕生という異例の経過についてであります。  あなたは、十月十五日、中曽根首相との四十分の会談で幾つかの密約を交わしたと観測されています。一体何を約束されたのか、国民の前に明……


■ページ上部へ

第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 参議院本会議 第10号(1988/11/21、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、日本共産党を代表して、議会制民主主義、リクルート問題、消費税問題について首相並びに関係大臣に質問します。  その前に、日本共産党本部に対する公安調査庁の盗み撮り事件を糾弾したい。  公安調査庁は、事実を認めながら、それを正当化する驚くべき態度をとっています。しかし、にせの会社名を使って秘密のアジトを設け、四六時中政党本部をビデオカメラで盗み撮りすることは政府のやるべきことですか。 これは公党の日常活動の権利を侵害し、政党と国民のプライバシー権を踏みにじり、結社の自由、政治活動の自由を侵す重大な違憲、違法行為であって、いかなる口実をもってしても合理化できるものではありません……

第113回国会 参議院本会議 第15号(1988/12/23、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、日本共産党を代表し、また広範な国民の強い憤りの声を代弁して、野田哲君外一名の発議に係る内閣総理大臣兼大蔵大臣竹下登君問責決議案に賛成の討論を行います。  そもそも議会制民主主義のよって立つところは、国民の政治に対する信頼であります。今、それが大音響を立てて揺らいでいます。原因の第一は、竹下総理などにかかわるリクルート疑獄であり、第二は、選挙での公約をかなぐり捨てて恥じない政府・自民党の姿勢であります。こうした状況を放置するなら、我が国の議会制民主主義は根底から崩壊することになりかねません。  リクルート疑獄の徹底解明、公約違反の消費税の廃案こそ国会と国政に課せられた最も緊……

上田耕一郎[参]本会議発言(全期間)
10期-11期-12期-13期-|14期|-15期-16期-17期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院14期)

上田耕一郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-12期-13期-|14期|-15期-16期-17期
第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 決算委員会 第3号(1986/11/26、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 SDI問題について質問したいんですが、けさの読売新聞の報道によると、きのうの参議院外務委員会で公明党の黒柳議員の質問に答えて、倉成外相はエックス線レーザーについて、「核兵器か否かは今後検討すべき問題だ」と、そう答弁したとあります。この十一日に予算委員会で社会党の野田議員の質問に対して、首相がSDIの問題で核爆発を直接の殺傷に使う兵器ならもちろん手を引くと、そう答えて注目されまし た。あの日予算委員会の休憩後、中曽根首相は記者団の質問に対して、「「SDIのX線レーザーが核爆発を利用するということは聞いているが、それが直接か間接か、人を直接殺傷するのか、これからの研究の進み方を見て……

第107回国会 建設委員会 第2号(1986/12/09、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は三十分の質問時間なんですが、大島問題一問と、あと圏央道の環境影響評価書案について質問したいと思います。  先ほども質問がありましたが、観測機器は十一億二千三百万のなかなかの予算で、かなり政府も手早く動いて、これはよかったと思っております。綿貫災害対策本部長も御苦労さまですが、より一層やっていただきたいんです。  私も共産党の国会議員団の大島噴火対策の本部の責任者をやっておりまして、ここで一つ問題はやっぱり予知の問題があると思うんです。で、気象庁でなくて、建設省に責任のある予知問題に関係のある観測が一つあるんです。国土地理院がやっております水準測量、これは繰り返し測量による地……

第107回国会 予算委員会 第1号(1986/10/06、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず首相の政治姿勢の問題について、午前中からありました靖国、教科書、藤尾罷免、それから人種差別発言など国際的批判の広がる異常な事件が続出しています。首相の戦後政治総決算路線に根源があるように思う。戦後政治を総決算してなくしてしまって戦前が出てきたというのではないかと思うんです。  藤尾発言を支持する緊急集会が九月十二日に開かれて、そこでの同志会の平沼さんの報告によると、首相はこの方々にあなた方と本質的な考えは同じだと述べたというんですが、事実ですか。
【次の発言】 九月十八日に吉岡議員の代表質問がありました。首相はそのときの答弁で去年の軽井沢セミナーの一節を読み上げられた。勝っ……


■ページ上部へ

第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 建設委員会 第2号(1987/03/26、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 議題となっております砂防法等の一部改正案と水源地域対策特別措置法の一部改正案、これは三年連続で公共事業関係の補助率のカットをさらに重くしようという内容で、我々はもちろん強く反対します。何よりも地方自治体に対して負担を押しつけることになります。地方自治体はこの補助金カットで補助金は削減されるし新規事業も押しつけられるという二重の影響を受けるわけで、結果的に、財政難の地方自治体の中には補助事業を返上せざるを得ないというところさえ生まれているわけで、地域経済にも皆さん方の説明と違って悪影響を与えることになると思います。  特に、午前中も問題になりましたけれども、六十一年予算編成時、三……

第108回国会 建設委員会 第3号(1987/05/14、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、きょう時間二十一分でございますし、いろいろ問題点ありますけれども、重複を避けて質問したいと思いますので、答弁もなるべく簡潔にお願いしたいと思います。  法案をいろいろ研究してみましたが、個々には肯定的、積極的な要点もあると思うんですけれども、まず第一に、列島改造論のリゾート版という基本性格を持たざるを得ないというふうに思うんです。  悪名高い新全総は、大規模な自然観光レクリエーション地区、大規模海洋レクリエーション基地の建設整備、これを打ち出したわけですね。しかし、これはほとんど手はつけられませんで、列島改造論が地価暴騰を引き起こして、その中で一定の反省が加えられ、それで……

第108回国会 建設委員会 第4号(1987/05/22、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 第六次の治水五カ年計画を見ますと、実績で六兆五千四百九十八億円で進捗率七九・四%となっています。  五カ年計画の推移を見ますと、一次が進捗率一一八%、二次が一〇五%、三次が九七%、四次が九五%、五次が一〇〇%なので、七九%というのは異例の低さなんですね。  六次計画が目標とした整備率、その整備率の達成実績、これはどのぐらいになりましたか。
【次の発言】 つまり、大河川については整備率が六二%にとどまり、中小河川については二四%にとどまっているということになるんですね。  六十一年度の防災白書に出ている整備率の数字を見ますと、最近増加しているいろんな災害に関連するんですけれども、……

第108回国会 建設委員会 第5号(1987/05/26、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 この建築基準法の一部改正は、性質の異なる二つの規制緩和、プラスとマイナスが抱き合わせになっていると思うんです。一つ、三階建てが可能になることなどの木造建築物の規制緩和は、国民がもっと広い住宅を欲しいという要求にもこたえますし、木材需要の拡大にもつながるので、私たちもプラスの規制緩和で賛成なんですが、もう一つの容積率の割り増し並びに規制緩和、これはやっぱり中曽根民活に直結するもので、非常に大きな問題をはらんでおると思うんです。  中曽根首相が都心の高度規制見直しを指示したのは、調べてみますと五十八年三月二十九日で、建設省の丸山次官が首相のところへ民間活力問題の検討状況の報告に行っ……

第108回国会 建設委員会 第6号(1987/05/27、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 今回の建設業法の一部改正は、昨年の二月に発表された「二十一世紀への建設産業ビジョン」、建設産業ビジョン研究会のこのビジョンが下敷きになっていると思うんです。このビジョンは中小建設業切り捨てを盛り込んでいるというので、中小建設業界は全国的に非常に大きな関心を持ち、反対の運動も起こりましたし、私も当委員会でこの問題を取り上げて、建設大臣から建設省としては中小建設業切り捨てなどの態度は考えていないという答弁をいただいたんですが、このビジョンの中に「許可基準の適正化」という項目があってそこに書いてあるわけです。「一定の国家資格のみに限定する方向も検討すべきである」、こうなっているんです……

第108回国会 予算委員会 第6号(1987/05/07、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 いろいろ事件が起きましたので、私ちょっときのうお話ししました質問の順序を変えさせていただいて、言論の自由の問題から入らせていただきたいと思います。  まず、朝日新聞の阪神支局に対する襲撃事件ですけれども、どうも右翼がやったのではないかと思われる節があるんですね。新聞などもそうですけれども、浅沼委員長の刺殺事件、中央公論の「風流夢 」事件、私どもの赤旗編集局や発送部にも右翼が乱入したことがございますけれども、警察としてはどうですか、これは右翼とのかかわりはあると思っておられますか。
【次の発言】 朝日新聞への脅迫状の中には国際勝共連合とかかわりの深い統一協会の名前なども出ていて、……

第108回国会 予算委員会 第12号(1987/05/15、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 今の事態が示していることは、この間の核密約のあの電報の中に書かれている日本政府が受け入れてきたあいまいさということがこういう事態をもたらしているんだということは非常にはっきりしてきたと思うんです。  私は、佐藤・ニクソン会談のときの沖縄への核再持ち込み問題で国会で密約を追及しました。七八年三月十四日の予算委員会です。このとき私、当時の真田法制局長官に密約問題について法理論をお聞きしました。例えば私は「閣議にさえ報告もされない、承認もされない、首相個人がひそかに結んだ、そういう場合、これは有効ですか、法理論上。」、こう聞きましたら、真田長官は、「一般論としては、」「一国の条約締結……


■ページ上部へ

第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 建設委員会 第2号(1987/07/30、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 丸山総裁を初め御苦労さまです。  きょうは公団の建てかえ問題について最初の質問をさせていただきますが、去年、川崎の小杉御殿、それから大阪の臨港第二が着手されて、ことしは東京の蓮根、亀有など八団地でいよいよ建てかえ事業が本格化し始めました。私もいろいろ意見を聞いたり調べたりしたんですけれども、住民にとっては寝耳に水なんですね。耐用年数七十年あって、まだ半分もいっていないのに、これまで地域にコミュニティーをつくって住んできた方々には寝耳に水で、全部ぶち壊して新しい団地をつくるというわけでしょう。結局、お上の論理で押しつけてくると寝耳に水で、それに対して、ずっとそこにコミュニティーつ……

第109回国会 建設委員会 第3号(1987/08/25、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 本法案に盛られている一万四千キロの高規格幹線道路網整備計画は、四全総が三全総の定住構想を発展させるために打ち出した全国の交流ネットワーク構想、これと結びついておりますので、まず国土庁に四全総問題についてお伺いしたいんです。  私、おととしの十月の本委員会で四全総問題取り上げまして、中心は集中型の社会にするのか、それとも分散型の社会にするのかということだ、国土庁の中の首都改造計画を発表した大都市圏整備局とそれから計画・調整局との意見が大いに違うじゃないかというので、当時の河本国土庁長官、本部建設大臣にお伺いしたところ、お二人とも、定住圏構想でいくべきなんだ、基本は分散型の方向だと……

第109回国会 予算委員会 第3号(1987/07/21、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 極めて変なことが起きていると思うんです。首相ね、ソ連に対しては外為法まで改悪してココムに基づいて戦略物資は一切禁止を強化するというわけでしょう。ところが、アメリカに対しては武器輸出三原則という政府の方針並びに国会決議を無視して協定まで結んで軍事技術を供与し、いよいよSDIの研究の協定まで結ぼうというのでしょう。おかしくはありませんか。
【次の発言】 そうすると総理の立場は、アメリカの軍事力はソ連より強くなれば強くなるほどいい、ソ連の原子力潜水艦は音がうるさければうるさいほどいいということでしょう。  そうするとあなたは、均衡と抑止、均衡と抑止というのを口が酸っぱくなるほど言うけ……


■ページ上部へ

第111回国会(1987/11/27〜1987/12/12)

第111回国会 予算委員会 第1号(1987/12/11、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 今のは第一幕なんですね。四月二十八日に安保条約、行政協定が発効してから第二幕が始まるんです。よく御存じのはずですけれども、私、質問でも述べましたが、二年前の八五年五月二十二日にアメリカ国務省が外交文書を公表しているんですね。五二年−五四年、「中国・日本編」というものです。  そこに、安保条約発効後、アメリカ側は、この問題で協定を結ばなきゃならぬ。ナンバー五七三の文書。ヤング北東アジア局長から極東問題担当のアリソン国務次官補に向けての覚書が既に公表されています。アメリカ側がもう既に協定案も全部書いてありますよ。この中で、今が最もいい時期なので、これを最高機密にして口頭で日本政府と……


■ページ上部へ

第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 建設委員会 第3号(1988/03/22、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、公団家賃の値上げ問題について簡潔にお伺いしたいと思います。  住都公団は、三月十五日、公団基本問題懇談会に今後の家賃改定について御報告されました。従来五年ごとに二回やったんですが、今後三年ごとに定期的、自動的継続家賃の値上げ方式、平均四千七百円、最高一万五百円の第三次の一斉値上げを今月中に大臣件申請することを明らかにされました。公団自治協は三月十七日に、公団家賃の新たな値上げルールと六十三年度値上げ案件に反対し、審議打ち切りと強行実施の態度に抗議するという声明を出しておりました。大変大きな問題で、内容についではいずれ別の機会がつくられると思いますので、その際詳しく論議した……

第112回国会 建設委員会 第4号(1988/03/28、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 きょうは、マンション問題について質問したいと思います。  民間分譲マンションは今全国で百七十万戸を超えて、東京では五十五万戸という数字が出ています。今後も新規に毎年十数万戸ふえていくだろうという推定なんですが、東京の場合、都心部では港、新宿、中央、文京、渋谷、千代田、この六つの区では世帯数の三〇%以上がマンションという状況で、港、新宿なんというのは四二%マンション居住者ということになっているんです。それがかなり年数がたってきて、そろそろ大規模修繕という時期に入ってきておりますし、建えかえが必要なマンションが首都圏の場合今後十年間に十万戸という推定もあるわけです。そこへ東京の地価……

第112回国会 建設委員会 第5号(1988/03/30、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 道路整備緊急措置法等一部改正案について、幾つかの基本問題を取り上げて質問したいと思います。  第十次道路整備五カ年計画は、総額五十三兆円、前期計画と比べると一・三九倍という非常な急増計画になっています。建設省所管の道路関係以外の公共事業五カ年計画、住宅を除いて治水、海岸、下水道、都市公園、交通安全、急傾斜地、この六つを全部合わせても五カ年計画の総額が三十兆九千五百億円で、道路だけでこれら六つ全体の一・七倍という数字になります。 しかも、この一つ一つを見てみますと、その伸び率ですが、六十一年度に始まった第六次の下水道の五計では一〇三・四%。調整費、この調整費問題も何度もここで取り……

第112回国会 建設委員会 第6号(1988/03/31、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 一括して提案されている法案の中で、農地所有者等賃貸住宅、いわゆる農住ですね、この建設融資利子補給臨時措置法についてですが、今日なお住宅不足が非常に深刻で、この制度の延長は妥当だと考えております。  もう一つの特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法について申しますと、これは宅地並み課税とセットされた法案でございまして、宅地並み課税については、いろいろその後変化がございますけれども、この法案の基本的性格は余り変化がございません。これは都市農業と農地の役割を無視して宅地化促進をねらったもので、この基本的性格については依然として幾つかの問題をはらんでいる……

第112回国会 建設委員会 第12号(1988/04/28、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 この法案は、三大都市圏の近郊整備地帯等における大規模宅地開発について建設大臣が優良宅地開発の認定制度をつくるというもので、赤桐委員、馬場委員の質問で幾つかの大きな問題点が浮かび上がったと思うんです。  午前中の赤桐さんの質問に答えて局長は、東京圏で大体四千五百ヘクタールが念頭にあると言われました。その内訳ですけれども、これは民間デベロッパーが持っている土地で五ヘクタールから二十へクタール未満、それから取得した時期は例の列島改造ブームのときのものが多いのではないかと思いますが、ひとつ内訳をまず聞かせてください。
【次の発言】 四千五百ヘクタール、ほぼ市街化調整区域にある土地なんで……

第112回国会 建設委員会 第13号(1988/05/12、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 再開発法は、五十年、五十五年と大幅な改正があって、なかなか複雑な手法がいろいろできているんですけれども、今度の法律は、趣旨説明を見ますと、先ほども大臣言われましたけれども、「特に、産業構造の転換、物流・交通体系の変化等に伴い、都市内においてまとまりのある空閑地等が大量に発生しており、」この区域において再開発を行うことが必要になっているというふうに書かれているんです。  この大量の空閑地というのが国鉄の跡地それから工場跡地だというお話なんですが、そうしますと、ここに書いてある産業構造の転換というのは、円高ドル安に伴って海外直接投資がアメリカあるいはNICS等々非常に国内でもふえて……

第112回国会 建設委員会 第14号(1988/05/17、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 今回の改正は、第三者施行制度と参加組合員制度の創設が中心ですが、いずれも地権者、一般組合員の権利保護が大きな問題になると思うんです。この第三者施行は個人施行ですから、事業計画を決めなきゃならぬ。それから共同の個人施行の場合は規約、それから一人施行の場合は規準を決めて知事に施行認可を申請することになります。  それで、組合施行の場合との違いがここから生まれてくるんですけれども、事業計画はともに地権者等の同意が必要になっていますが、規約、規準については地権者の同意、これを必要としないということになっています。組合の場合には定款を、地権者の三分の二以上の同意が必要になってくる。  そ……

第112回国会 予算委員会 第19号(1988/04/07、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、軍事費の問題についてお伺いしたいんですが、私昨年五月の予算委員会で、六十二年度の軍事費がマンスフィールド米大使などの指摘するNATO基準、この方式によれば日本は一・五倍ないし一・六倍になるということで独自の計算をいたしまして、既に昨年度で米ソに次ぐ第三位の軍事大国になったことを指摘しましたが、今国会でもいろいろ取り上げられました。  まず、二月二十五日のアミテージ米国防次官補がこの問題でどう述べたか、改めてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 おもしろいのは、アメリカは議会向けにいや日本の防衛費は大きいよ大きいよと言おうとしているんだが、日本ではいや小さいよ小さいよと言……


■ページ上部へ

第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 建設委員会 第2号(1988/12/08、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 幾つかの問題について質問いたします。  まず、道路の環境影響評価を二つお聞きします。  最初は圏央道問題でございますが、大臣のところに十一月三十日にお伺いしまして、内藤議員、岩佐議員と一緒に上がりまして申し入れをいたしました。十一月一日に東京都の環境影響評価審議会の意見が答申されて、これは何と五十七項目で、これまでにない非常に多くの問題点が指摘されていて、評価書案のずさんさが明らかになったわけですが、再調査が必要な重要な問題が指摘されているにもかかわらず、わずかに記述の書き足しをするだけということで、今月の二十三日、東京都の都計審で決定しようとしている。  それで、もう既に関係……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第4号(1988/12/02、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 リクルート疑惑は非常に奇怪な、しかも巨大で複雑な前代未聞の疑獄の様相を示しています。江副前会長自身が、私がリクルートコスモスの株を渡した政官財の個人の人数は百四十名、そう述べたという報道もあります。それから五十九年十二月の百二十五万株七十六人、それから六十一年九月に七百一万株の中で七十六万株が還流してきて配られているんですけれども、ざっと計算しましてこれまで明らかになっただけでも七十億円に近い利益が配られたという様相を示しているんですね。まだまだふえる可能性もあるということで、先ほど捜査当局も、株の流れの全容解明は、今その段階で、まだまだ時間がかかると述べましたけれども、国会が……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第6号(1988/12/07、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 前回、議事録を見る必要があるということで保留した質問をきょう継続したいと思います。  宮澤大蔵大臣は、十二月一日に再々釈明をされました。ところが、私が十二月二日の質問で、六十一年九月三十日には、二十五日から十月二日まで大蔵大臣と服部秘書官がIMF・世界銀行総会出席のためにワシントンにいらしたという事実を示しましたので、再釈明の中で「六十一年九月三十日に」というところを三十日付でと訂正されました。そういうことでしたね。
【次の発言】 わずか二字に見えますけれども、この株式取得の経緯というところの核心にかかわる訂正だと思うんです。この経緯というところで、宮澤さんはリクルート社と服部……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第14号(1988/12/19、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、消費税の問題について二、三御質問したいと思います。  公約違反の消費税を合理化しようとして政府はさまざまな議論、あえて言えば欺瞞的宣伝を並べてこられました。例えばその中で、所得平準化の問題とか高齢化社会論など、衆議院でも参議院でも我々論破してまいりました。きょうはもう一つ、いわゆる国際化論をまず取り上げておきたいと思います。  要するに、今、日本の税制は非常に国際的に立ちおくれているというようなことを言い、ヨーロッパのEC型付加価値税のことばかり言う。これは、アメリカは州税は別として連邦税では付加価値税をやっておりません。レーガン税制でも否定したところです。いつもアメリカ……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第16号(1988/12/21、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、リクルート問題の中でNTTの問題を取り上げたいと思います。  真藤会長の辞任で、リクルート疑惑はNTT問題を焦点として重大になってきました。多くの新聞が、前首相周辺が焦点、つまり中曽根前首相・NTT・リクルートライン、ここが疑惑解明の焦点だと指摘しています。池田首相の元秘書官で、大平首相のブレーンで日本の権力のメカニズムや動きについて最もよく御存じで、また内閣の最高機密にかかわった経験もあると思われます政治評論家の伊藤昌哉氏、もちろん左翼ではございませんが、こうコメントされている。当時のレーガン大統領と中曽根首相の外交問題にまで発展せざるを得ないだろう、完全にロッキード第……

第113回国会 予算委員会 第4号(1988/08/24、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、まず潜水艦衝突事件から始めます。  きょう合同慰霊式が行われました。私は、三十人の犠牲者に心から哀悼の意を表し、御遺族の方方にお悔やみを申し上げます。  瓦防衛庁長官、きょう事故再発防止策を決めて、報道によりますと辞任されるとのことでございますが、今回の重大な事故を振り返って、改めて問題の所在、教訓、どうお考えになっておられますか。
【次の発言】 海上保安庁、ずっと調べておられるようですが、「なだしお」の責任はもちろん極めて大きいんだけれども、私は、単に艦長個人の判断、行動に大問題があっただけでなくて、自衛隊の本質、軍事優先、人命軽視という構造的問題がやっぱりあると思わざ……

第113回国会 予算委員会 第5号(1988/08/31、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 十一時五分になりまして、異例の深夜国会です。田委員から私までのNHKのビデオ放映は文字どおり真夜中になるわけで、国民の知る権利という点からいっても非常に問題だと思うんですね。理事会での協議が調わないまま、委員長の職権開会ということになったことを私は極めて遺憾に思います。  それで、こういうふうになってきたのは、リクルート疑惑にはふたをしよう、早く税制改革の審議に入りたいという、やっぱり議会制民主主義に背く、国民の要望にも背く政府・自民党の姿勢に原因があると思うんですね。竹下首相はまた自民党総裁として、国民は、リクルート問題をこのままにして政府・自民党は税制改革あるいは消費税を提……


■ページ上部へ

第114回国会(1988/12/30〜1989/06/22)

第114回国会 建設委員会 第2号(1989/03/28、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 五年前の改正のときに、私、小笠原諸島の振興問題で四つの問題を指摘しました。一つは一島一集落主義を改善すべきだと、二つは農業土地問題、三つ目は空港を早急にと、空港問題、四つ目はシーレーン問題ですね。今回の新しい振興開発計画で、父島の扇浦地域が加わるなど一の一島一集落の問題は改善されましたし、それから空港問題も東京都が兄島空港基本構想を決めましたので、この二つは前進したということで私も喜んでおります。  実は五年前の六月に、私が団長になりまして、池山、秋田の二人の都会議員などと調査団をつくりて小笠原、硫黄島調査というので私も父島に行ってまいりました。支庁長や村議の方々あるいは農業セ……

第114回国会 建設委員会 第3号(1989/06/16、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 参議院先議で今審議中のこの道路法改正案、これは日本の道路政策上重要な法案で、下手をすると危険な曲がり角にもなりかねないという感じがしています。  おととしの十二月号の「建設月報」に、建設省の道路局路政課の「立体道路整備制度について」という論文があります。これを拝見しますと、昭和二十七年に新道路法が制定されて以来、三十五年にわたる道路行政の歴史の中で、今は本質的な見直しが必要とされている時期だということから始まって、道路整備に対する国民のニーズはますます高くなる。ところが他方、都心の環境は土地利用の高度化、地価の高騰と、よりよい居住環境を求める国民意識の向上などで今までにない困難……

第114回国会 建設委員会 第4号(1989/06/20、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私ども共産党は、電電公社の民営化についても、それから政府持ち株の売却についても、結局国民の共有財産を財界に売り渡す結果になる、それから新しい利権構造をつくるものだと言って反対してきたんです。  先ほどから議論もずっとありますけれども、このNTT株の無利子貸し付けで公共事業を拡大する政策も、株価格の低迷という点でも、また株式全部を売却済みの後の事業費の確保の問題、それから特にB型資金の返済財源の見通しなども、これは将来の補助金によるんだということになっておりまして、なかなか大きな問題が一層はっきりしてきて、もう破綻しつつあるように思うんです。しかも、今提案されている法案についても……

第114回国会 建設委員会 第5号(1989/06/22、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 この法案が当面想定しております常磐新線の早期整備については、私どもの党も積極的に賛成であります。ただ、この法案の目指しているのも鉄道整備に民活方式の導入という基本性格を持っておりまして、私前にも指摘しましたが、六月十六日に本委員会で審議した立体道路制度、あれは高速道路の建設に民活導入という新方式でした。これはおととい指摘しましたけれども、NTTの無利子資金を使う河川における第三セクターによるリゾート設備その他の推進、これは河川行政にいわば民活方式を導入したものだということを指摘しましたが、きょうの法案は今度は鉄道整備なんですね。ですから、やはり建設行政の各分野に民活導入問題先ほ……

第114回国会 予算委員会 第9号(1989/05/15、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、まずアメリカの空母のタイコンデロが号の事故問題を取り上げたいんですけれども、今聞いたニュースで、アメリカ政府があの飛行機が積んでいた水爆ですね、これ放射能が漏れているという事実を発表したということを聞きましたが、外務省、つかんでおりますか。
【次の発言】 この問題一層重大になってくるので、放射能事故としてもさらに追及したいと思います。  今度の事故は、日本周辺を作戦行動中のアメリカの艦船に核兵器が積み込まれていたという事実が確認された最初のケースだと思いますけれども、外務省、いかがでしょう。
【次の発言】 つまり、核兵器の存在も非存在も明らかにしないという態度なんですから……

第114回国会 予算委員会 第12号(1989/06/13、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず、中国の重大事態について。  一九八九年の六月四日は、まことに胸の痛む、現代史における最悪の血の日曜日になりました。私ども共産党は、社会主義、民主主義を踏みにじった暴挙だとして糾弾しておりますが、政府は戒厳令までの学生運動をどういう性格のものと認識していましたか、まずお伺いします。
【次の発言】 市民、学生の死傷者の数はどう推定していますか。
【次の発言】 私は、ここに北京大学の大字報に張られていたある女子学生の「お母さん、ごめんなさい」という壁新聞の日本語訳を持っています。入学するときお母さんが泣きながら、子供はあなた一人。問題を起こさないでね。学校ではどんな政治運動にも……


上田耕一郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-12期-13期-|14期|-15期-16期-17期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院14期)

上田耕一郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-12期-13期-|14期|-15期-16期-17期
第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1986/11/21、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 三人の参考人の方々大変ありがとうございました。  最初に斎藤参考人にお伺いしたいのですが、アジア成長ベルトのお話、それからAタイプの選択のお話、興味深く聞きました。両体制共存とアジア市場志向という方向ですね。その点で私思い出したのは、NIRAが去年膨大な報告書をアジアの経済協力について発表してます。たしか十前後の調査団を各国に派遣して、いろいろ個別報告書もまとまっていて、それから総合的な分析もあるのですけれども、私はあれを読んで、最後の結論を見て、なんだ、こういう結論を引き出すのにこれだけ膨大な調査をしなきゃわからぬのかなと思ったのですけれども、結局、アジア諸国が、日本中心のア……


■ページ上部へ

第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1987/03/13、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 当面する国際情勢のうち、幾つかの重要な諸問題について見解を表明したいと思います。  一、国際政治について。  この数年間の国際情勢の展開の中から提起されている最も重要な国際的な課題は、第一に核戦争阻止、核兵器廃絶であり、第二に民族自決権の擁護であると考えています。  1、核戦争阻止、核兵器廃絶。  第二次世界大戦が終了して四十二年、広島、長崎に原爆が投下されて四十二年になるにもかかわらず、今日、米ソを中心として世界に蓄積されている核兵器は五万発を超え、その総破壊力は広島型原爆の百万倍となっています。米ソを含む科学者の研究が一致して明らかにした核の冬、核の夜の衝撃的な予測によって……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1987/04/14、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 お答えする前に、私の発言で、十一ページの二段目、左から五行目、「今日国連加盟国は百六十九カ国」と述べておりますが、これは百五十九カ国に訂正していただきたいと思います。  今の石井委員の御質問ですけれども、ここの「国民の世論に背き、」というのは、「日本をアメリカの第一線核基地とする政策、SDI研究に参加する政策」、この二つについて言っているわけです。日本は被爆国で、非核三原則は自民党政府も国是と言っているほどで、この点ではアメリカの第一線核基地にすることに賛成する世論はたとえあったとしても本当にごく一部で、圧倒的世論は第一線核基地にすることに反対していると思います。  この間の四……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会委員打合会 第1号(1987/02/18、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 三人の参考人の方々のお話をお伺いして、我々が宇宙船地球号の同じ乗組員だということを改めて感じたのですが、お一人に一問ずつ質問をさせていただきます。  まず朝倉先生にお伺いしたいのは、日本が何をなすべきかという問題なのですが、八二年の秋に「緑の地球防衛基金」のシンポジウムが横浜でありまして、国連の関係者や発展途上国の代表なんかも見えて、私も二日ばかり参加したのです。そのときやはり一番問題になったのは、日本の東南アジアからの、インドネシア、フィリピン、マレーシアなどからの木材輸入が非常に問題になりまして、世界最大の木材輸入国だし、割りばしの話まで出まして、これをどうするかということ……

第108回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第1号(1987/05/18、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 上田です。  三人の参考人の方々、大変有益な御意見をありがとうございました。  私、星野参考人から順々に幾つかお伺いしたいんですが、星野参考人、最後に提案の第一として日本のODA援助、これはのどから手が出るほど欲しいんだけれども、農村やスラムでのボランティア活動の経験からいって、それが本当に現地で歓迎されるかどうかということが非常に問題だと。日本のODAの援助が来た場合に、あなた方の団体が参加できないというようなケースがあるぐらいの厳しさが必要だということをお述べになったんですけれども、あなた方のボランティア活動の体験の中で、日本のODA援助に具体的にぶつかって、これはちょっと……


■ページ上部へ

第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1987/07/31、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 お三人の参考人の方、どうも御苦労さまです。  九月十五日からシュルツ・シェワルナゼ会談がワシントンで開かれることになって、新聞によれば、うまくいけば十一、月に米ソ首脳会談もということも言われているように、INF交渉の合意についての期待が非常に高まっていると思うのです。この機会にお三人の方が御意見を述べてくださったことを大変積極的だったと思うのです。  私も時間が二十分でございますので、お三人の方に幾つか簡単に質問をさせていただきたいと思います。  西原参考人は、このINF合意を促進している米ソのさまざまな問題点、かなり軍事的な問題などにも触れて述べられましたけれども、最後に言わ……

第109回国会 外交・総合安全保障に関する調査会外交・軍縮小委員会 第1号(1987/09/04、14期、日本共産党)

○小委員外委員(上田耕一郎君) 東アジアの軍縮問題を考える場合に、谷野審議官が、アジアにおいてはヨーロッパと比べても軍備管理、軍縮が非常に未成熟だと言われたように、ヨーロッパとアジアとの非常な情勢の違い、そこを認識して考えることが前提になってくるだろうと思うのです。  まず、防衛庁の瀬木参事官にお伺いしたいのですけれども、ヨーロッパでは例えばNATOとワルシャワ条約機構があるバランスを持っている。そのバランスについては、核がいや西が強いとか、いや通常兵器は東が強いとかいろいろ評価や議論もありますけれども、あるバランスを持って、しかもレベルが高くなった悪循環で拡大してきたわけですね。そういう状況……

第109回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第1号(1987/08/21、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 三人の参考人の方々どうもありがとうございます。  初めに川村参考人にお伺いしたいんですが、この前中村理事がおいでくださってJICAのあの不祥事件ですね、そのことについて幾つかお伺いしたんですが、あのとき私は具体的に問題の起きることを二つ挙げたんですが、一つは向こう側からの要請主義でしょう、向こう側が援助を要請してくると。プロジェクトファインディングというのをやると。それで、一人事務所の話もありましたけれども、そうJICAも人がいるわけじゃないから、結局民間コンサルタントが行って、相手の国もそれほど知識、調査が行き届いているわけではないので、民間のコンサルタントが行って発掘してく……

第109回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第閉会後1号(1987/09/25、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 経済協力については、日本共産党として基本政策を既に発表しております。  きょうは、その基本政策に基づいて、ODAをめぐる政策の抜本的転換が今、国民的な課題の一つになっているということについて私どもの考えと提案を述べさせていただきます。政府開発援助の抜本的な転換のために――日本共産党の提案  フィリピンの軍事独裁政権が崩壊し、マルコス疑惑が大問題となり、国会でも追及が行われてから一年余が経過した。  中曽根内閣は、マルコス疑惑は第一義的にはフィリピンの問題であり、円借款関係の事業契約もフィリピン政府と私企業の契約であるから日本政府は第三者の立場にあるとして、資料公表を拒否するなど……


■ページ上部へ

第111回国会(1987/11/27〜1987/12/12)

第111回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第閉会後1号(1987/12/15、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 明石さんにお伺いしたいのですが、明石さん、この三月から国連の軍縮担当の次長になられたそうで、新聞を拝見すると、これまで中立国スウェーデンがこのポストをとっていた、スウェーデンでは、なぜこの重要ポストを日本に明け渡したのかと国会で問題になったということが書かれていて、ソ連などは、日本人だからアメリカの傘のもとに立つのではないかという危惧もあるということです。我が外務省と防衛庁は、きょうの発言を聞いていてもかなりコンサーバティブで、ときにアナクロニズムの臭いも発散しておりますので、私は、知識がないのですけれども、非常に重要なポストでお仕事される際、日本の政府との関係はどうなっている……


■ページ上部へ

第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1988/05/16、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私に与えられた時間は二十分なので、簡潔に答弁をお願いしたいと思います。  まず第一はODA問題で、今和田委員が質問されかけましたが、第十八回ハワイ事務レベル協議でアメリカ側はバードンシェアリング、責任分担論、これを主要議題として経済協力援助の質量両面の拡充を要望したと、そう報道されています。防衛庁の宍倉次官はホノルルの記者会見でそれに大体応じた趣旨のことを述べておりますが、これは戦略援助ですね、アメリカの。それに日本が応ずるということでしかないと思うんですね。今実績でGNP比〇・二九%のODAを、政府は中期目標の見直しを行っている、六十七年度にはGNP比〇・四%にまで上げようと……

第112回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第1号(1988/02/19、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 まず久保田審議官にお伺いしたいんですが、国会でもマルコス疑惑問題が非常な問題になりましたね。 この小委員会でもJICAの理事が来て参考人で述べたとき、あの反省でいろんな措置をとったということがあったんですけれども、政府としてはどうですか、今度の予算をつくるに当たってあのマルコス疑惑から教訓を引き出していろいろと検討をして、この予算を立てるに当たってもこういうふうにしたというようなことはありますか。
【次の発言】 今、出ている雑誌の「政界往来」に「ODAを食い物にする有力政治家の”隠し金脈”を斬る」という論文が出ていまして、この中に書かれていることを一々我々も裏づけとれないけれど……

第112回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第2号(1988/02/26、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 私は、我が国経済協力の歴史を大まかに振り返り、現在の特徴がどのように形成されてきたのか見た上で、先日示されました小委員長メモにできるだけ沿って、現状と問題点を述べ、前回委員会で行いました政府開発援助の抜本的転換提案についての補充意見といたしたいと思います。  周知のとおり、我が国の経済協力は、一九五〇年代の半ばから東南アジア諸国への賠償及び賠償支払い請求権を放棄した諸国への無償援助供与として開始され、日米安保条約第二条に規定された日米経済協力の具体化としての一九六一年の海外経済協力基金の設立、六五年以降の本格的な発展を迎えました。そして、我が国経済協力の基本的性格は、この出発点……


■ページ上部へ

第114回国会(1988/12/30〜1989/06/22)

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1989/03/22、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 本調査会の課題である日本の外交、安全保障、対外経済政策などについて、最近の内外情勢が提起している諸問題に触れつつ見解を述べたいと思います。  一、日本の国際的責任。  まず私は、日本の国際的責任が極めて大きくなったことを強調したい。日本の国民総生産、GNPは約三百六十兆円となりました。一ドル百三十円とすると、二兆八千億ドル近く、アメリカは八八年の数字で四兆八千六百十八億ドルであり、日本はアメリカに次いで世界第二位の経済大国ということになります。よく知られているように、アメリカは八五年に債務国に転落し、その対外債務高は八七年末には三千六百八十二億ドルに達し、逆に日本の対外純資産は……

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員会 第1号(1989/03/22、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 外交・安保調査会国際経済・社会小委員会では、二回にわたって各党の意見表明が行われました。これを踏まえて昨年五月、加藤調査会長は本会議で中間報告を行いました。その中で、各党が一致し確認しており、今国会で取り組まなければならない課題は、「本調査会は、引き続き「ODAの在り方」について国際経済・社会小委員会において調査を継続し、合意を得て、次期常会において本院の決議を行うこととし、立法化についても検討を進める。」という点であります。  これまでの討議で各党が一致した項目は、一経済協力の理念・目的・諸原則、二 ODAの質的、量的改善と国際目標の達成、三 援助行政及び実施体制の一元化、四……

第114回国会 外交・総合安全保障に関する調査会国際経済・社会小委員打合会 第1号(1989/03/08、14期、日本共産党)

○上田耕一郎君 ODAの予算が、去年のトロントのサミットで竹下首相が、今後五年間、その前の五年間の二倍以上の五百億ドルということを表明して、今年度の予算案では事業予算がドルベースにすると百十一億ドルを超えて、どうやら世界最大ということになったわけで、非常に重要な位置を占めてきたと思うんですね。ところが、この調査会、小委員でずっと問題にしてきたように、法律もない、担当省庁の一元化もされていない。それから国会の参加がほとんどないということで、この問題、いよいよ世論も目を向けてきていると思うんです。  私どもは、前からこの最大の問題の一つは、アメリカの要望にこたえた戦略援助、ここにあるということを指……



上田耕一郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-12期-13期-|14期|-15期-16期-17期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

上田耕一郎[参]在籍期 : 10期-11期-12期-13期-|14期|-15期-16期-17期
上田耕一郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 14期在籍の他の議員はこちら→14期参議院議員(五十音順) 14期参議院議員(選挙区順) 14期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。