このページでは勝間田清一衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○勝間田清一君 私は、ここに上程されました昭和二十三年度一般会計予算補正第二号並びに特別会計特第二号に対しまして、日本社会党を代表いたしまして、本予算がいわゆる給與の予算であり、同時にこれが災害復旧の予算であるという意味において、きわめて重大でありかつ緊急を要するという見地から賛成の意を表するものであります。 しかしながら私は、この予算に対して重大な欠陥の多くを指摘せざるを得ないのでありまして、片山内閣成立以來、われわれは幾多の批判と困難の中に立たせられたけれども、現在におきましては、かつての批判者が今まさに批判される段階に立つておると考えるものであります。しかしながら、われわれは、いたずら……
○勝間田清一君 御案内の通り、日本の拓開地の中で非常に大きな問題になりますのは、私富士山麓一帯をどう總合開発をいたすかという問題だと考えます。その富士山麓の中で、北部の山梨縣側の方においては、地積が非常に稀薄であるにかかわらず、大體千メートル近くまで開墾開拓されておるのであります。この唯一の根拠は何と申しましても水利その他の便利な點であります。なお東部の方におきましては、演習地の關係上、相當開発が遅れておるのでありますが、火山灰が寛永年間に東北に降りましたために、地積が相當悪いのであります。また併せて水利の状態も非常に悪いのであります。また併せて水利の状態も非常に悪いのであります。この東方の開……
○勝間田委員 いろいろ個々の問題についての御質問を申し上げるよりも、私は農業政策に関する基本的な問題について御質問を申し上げたいと存じますので、農林大臣より御答弁をいいだきたいと考えておる次第であります。 日本の農業というものを、どういう形で復興さしていくかということは、私は非常に関心の高い問題だと実は思うのであります。特に今までの日本の農業というものは、敗戰國日本を混乱に陷れることなく、また非常な不安のうちに國民を陷れることなく、非常に重要な役割をしてきたものだと思うのであります。それは戰に戰後の問題だけでなしに、戰時中から引継いでの大きな役割だつたと思います。そういう日本の農業が、現在戰……
○勝間田委員 安本長官である大藏大臣に最初御質問いたしたいと思うのであります。安本長官は、この前の経済演説におきまして、物價が横ばいの状態であるのにかかわらず、賃金のみがひとり先走りをしておる。そうしてその結論としては、労働者の協力を得なければならないというように、協力という言葉で結んでおるように聞いたのであります。なおこの前本間委員に対して、賃金の統制は必要であるが、今研究中であるというようにお話を聞いたのでありまするけれども、安本長官といたしましては、賃金の統制について、どう考えておられるか、基本的な点をまず第一にお伺いいたします。
○勝間田委員 この予算をより完全なものにし、よりよいものにして行くことは、われわれの熱意であり、希望であるわけでありますし、また今までそのために努力をして來たことは言うまでもないのであります。ただ、いまさら申すまでもなく、議会政治の基本というものは、多数意見が取入れられて、そこに一定の結論が見出されるということが根本だと思うのでありまして、多数の意見を取入れて、しかもよりよき案にするために終始努力して参りましたが、特に私どもは、從來われわれと同じ志を持つておる委員あるいは党にそれぞれ諮りまして、そしてよりよき案をつくり、それが多数意見として採用せられることを希望して努力して参つたのであります。……
○勝間田委員 一つだけお尋ねをいたしたいのであります。高見さんのお話を聞いておりますると、官吏の行政整理をかなり御希望されておられるようであります。なお現在の給與の問題と結びつけて、現在の給與には能率給の面がはつきり取入れられておらない、その点をぜひやつてほしいというお話のように承つたのでありますが、現在の政府の出しておる給與案、人事院の出しておる給與案を見ますと、御存じの通りに、東京都の栄養量の調査からしまして、それを現在実際に購入する價格として二千四百七十円というものを出しておる。それを出すのに、いわゆる生活水準としてどうしてもこれだけはなければならないというものを若干それに加えております……
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