このページでは原健三郎衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○原国務大臣 このたび、再び労働省を担当することになりましたので、皆さん方によろしくお願い申し上げたいと存じます。 私の労働大臣としての所信は、この次にひとつさせていただきたいと思いますから、本日のところはお許しを願います。 労働問題がますます重要性を加えてきたことは、私の申すまでもございません。そこで、誠心誠意労働行政に取り組んでやっていきたいと思っております。 私は、就任以来、世界的視野に立って労働行政なり労働問題なりを再検討すべきときに来ておるということを考えております。それで、そういう視野に立って労働行政を再検討し、来年度予算編成、通常国会までに間に合わせたいと思っておるところで……
○原国務大臣 いま後藤先生から三点について要望なり御質問がございましたが、いずれもその御趣旨は賛成でございまして、その方向に向かって前向きに努力いたしたいと思います。いま局長からも話がありましたが、大蔵省とも至急折衝を重ねまして、御期待に沿うように善処する考えでございます。
【次の発言】 さいぜんから後藤先生と国鉄当局とのお話を聞かしていただきましたが、これはたびたび申されたように、ストライキがいままでになく大きかった、大きいから処分も大きくなった、こういう結論が出ておるわけでございますが、これは大きい小さいというよりも、こういう毎年春闘等を控えて労使関係が悪く、ストライキを繰り返してしまう、……
○原国務大臣 田畑さんにお答え申し上げます。 いま現在、国鉄において職員間に暴力事件が生じておるということを私は承知いたしております。それで、そのことははなはだ遺憾千万であると存じます。私としては、国鉄の職員諸君がもっと民主的に、かつ組合活動のあり方を十分認識して、そして国鉄の使命を自覚してやっていただきたい、そうしてそういう行動をとられることを非常に期待するものであります。組合には民主的組合活動を期待するし、国鉄当局に対しましては、こういう暴力行為が発生しないように今後十分配慮されることを期待し、できたら、お説にもありましたように助言もし、注意も喚起いたしたいと思っております。そうして再び……
○原国務大臣 有馬委員にお答え申し上げます。 このたび、私が国鉄労使関係に関連して仲介に乗り出しておる最中であります。なぜ仲介に乗り出したかと申しますと、一つは、国鉄当局と労働組合との間に非常な不信感が高まっておる。しかも、言うならば感情的に先鋭化しておる。労使の関係がこういう常軌を逸してしまうということは、国鉄再建のためにも憂うべきことでもあるし、いま有馬君が質問された中にも不測の事態が起こることも心配されるということもありましたが、そういうことも考えまして、私としては、これはもうすでに労使の、いわゆる労働問題に変わってきておる、であるから、労働大臣としてこれを放置することはできないし、労……
○原国務大臣 このたびはからずも労働省を担当することになりました。今後ともよろしく御指導をお願い申し上げたいと存じます。 石炭鉱業に関する当面の労働諸問題について一言所信を申し述べ 各位の御理解と御協力を得たいと存じます。 去る七月十七日発生しました住友石炭株式会社歌志内礦の災害につきましては、まことに遺憾であり、なくなられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げます。 労働省といたしましては、係官を現地に派遣して、緊急医療措置を講じてまいりましたが、さらに、労災補償の早期支給と遺家族の援護に万遺漏なきを期してまいります。また、今回の災害の原因の究明と相まって、かかる災害の防止に万全の対策を……
○原国務大臣 過般、歌志内礦におきまして不測の不幸が突発しましたことは、まことに私どもとしても遺憾千万に思っておるところであります。なくなった方々に対して深く弔意を表する次第でございます。遺家族に対しても御弔問申し上げたいと思います。 お説のように、毎回こういうことのなきよう通産省とも連絡して、労働省からもしばしば警告も発し――御承知でしょうが、これが監督は通産省がやっておりますので、私どものほうでは通産省に対して警告を発し、もう少し厳重に積極的に取り締まりをやり、対策を講ずべきであるということをたびたびやっておるところでございますが、今後とも通産省とも連絡して万遺漏なきを期してまいりたい、……
○原国務大臣 細谷委員にお答え申し上げます。 大体質問は二つございまして、第一は、今日の労働基準法によりましては安全は維持されないであろう、公害も起こるであろう、こういう御趣旨でございますが、今日公害が国の最大の問題となっておりますので、労働省といたしましても、昨年九月そういう総点検を行ないまして、不十分であるという結論が出ましたので、本年五月新たなる規定を制定いたしました。その規定は特定化学物質等障害予防規則というのを新たにつくりまして、五月から実施いたしております。八章四十二条にわたる膨大なもので、これを新たに制定いたしまして万全を期していきたい、まずこの規制によって監督指導を十分いたし……
○原国務大臣 ただいま総理大臣からお答えもありましたように、われわれとしては、沖繩振興開発法によって、できるだけ離職者が出ないように万般の手配をいま進めておるところであります。かし、基地の縮小その他法制上の変化等によりまして、若干の離職者がやむを得ず一時的に出るのではないかと思っております。それで、いろいろ見方もございますし、軍関係及びその他において離職者が何人出るかということをいま労働省で調べておりますが、なかなか的確に、どんぴしゃりの数字を出すところまでいっておりません。ただ、出ないようにやる、もし万一出たときには、職業紹介あるいは職業訓練その他において決して御迷惑を及ぼさないように万般の……
○原国務大臣 もしそういうことが行なわれておるとしますと、はなはだよろしくないことだと思っております。
【次の発言】 お答え申し上げます。
これは最高裁判所の判決が出れば、もうこれでずばりであります。しかし下級裁判所の判決が出た場合に、郵政省が不服であるという場合においては、労働省としては、それはおまえ不服を言うのではないぞというようなことはちょっと指示できませんので、残念に存じております。そういうところでございます。
【次の発言】 いま郵政大臣がおっしゃったように、こういう職場において、しかも郵政の職場において暴力行為がなお行なわれておるということを知りまして、まことに遺憾千万であると思い……
○原国務大臣 お尋ねのように、出かせぎ労働者の労働力は非常に貴重なものでございまして、本人もあえて出かせぎをことさらにしようというのでなくて、やはり経済的理由によって出かせぎに出られておるのであると思いますが、その労働力は非常に貴重なものであるし、労働省としても、出かせぎなるがゆえに劣悪な労働条件になったり劣悪な労働賃金にならないように、一般の労働者と同様なる労働条件で働かれるように希望し、そのために監督もするし、その他労災保険等々万般にわたって十分留意して、一般労働者との差のないようにいたしていきたい、こういう根本方針のもとに丁重に扱っている次第であります。
○原国務大臣 お説のとおり、私就任以来、国際的視野に立って労働問題を再検討すべきときに到達しておる、こういうことを申し上げました。で、国際的視野に立ってまず労働時間だけ見ましても、御承知のように、日本ではほとんど九割が週休一日であります。ヨーロッパ及びアメリカ、ソ連などでは週休二日であります。国際的視野に立って考えるときに、日本では働く時間が非常に長過ぎるということを痛感いたしております。 それで、どういうふうに進めておるかというと、私はそういう見解で、週休二日でよろしいと思っております、国際的視野に立っても、世界の大勢としても。しかし私一人で突っ走っても皆がついてこない場合は困りますので、……
○原国務大臣 通勤途上災害の調査会にそれを諮問いたしておりますので、その答申が近く出るであろうと思いますから、それが出ましたときには善処いたしたいと思っております。
○原国務大臣 いま政府委員からお答え申し上げましたように、実は簡素化をやるということは政府の非常な方針でもあるし、それに従って労働基準監督官分限審議会というのを廃止いたしたい。そうして、それを廃止いたしまして非常に支障を来たすというのであれば、これはどこがどう言おうとがんばるのでございますが、これにかわるべきものとして中央労働基準審議会というのがございまして、ほとんど委員も似たり寄ったり、機能も似たり寄ったりなものですから、この機会に分限審議会を廃止して中央労働基準審議会においてその仕事をやってもらう。それで決して不自由をしないし、決して、労働基準監督官をおろそかにしたり、労働基準監督をゆるが……
○原国務大臣 この労働基準監督官分限審議会、これを廃止しまして中央労働基準審議会で肩がわりをさす、こういうことで、いままで労働基準監督官分限審議会というのでやっておった仕事を今度は中央労働基準審議会でやってもらう、人員の構成その他やり方もほとんど同じものでございまして、決して、基準監督官の罷免等について支障を来たしたり、あるいは不公平になったり、身分を阻害したり、そういうことがないように十分気をつけてやる考えでいま進めておるわけでございます。
【次の発言】 御説ごもっともで、私どもとしては、労働基準監督官の強化、増員等々、私も前からこれを強く主張してまいって、現に、労働基準監督官をもっとふやす……
○原国務大臣 いまいろいろその経緯を知ることができました。それで、私といたしましても、この世の中の労使関係の進むにつれて、在籍専従を三年から五年に延ばした、筋論としてここまで到達してまことにけっこうなことであると思っております。しかも今度は、本年十月十一日に日本の公務員制度審議会が公労使三者一致の意見を述べられることになりました。そしてここに到達した。まことにけっこうなことだと存じております。
【次の発言】 この条約も勧告のほうも一通り見まして、いま御説明になりました点は非常に重要な点で、しかもこれはことしの七月に出たばかりで、非常に新しい条約であったり勧告であったりするので、大いに傾聴すべき……
○原国務大臣 谷口さんにお答え申し上げます。 現地の大阪及び名古屋から労働基準監督官をさっそく派遣しまして、運転士の労働時間、労働条件等々をいま調査をいたさせている最中でございます。
○原国務大臣 去る一月十五日、成人の日に淡路島の成人式で行ないました老人施設についての私の発言は、私の本意ではなく、全く失言でございます。それゆえ、全面的に取り消させていただきます。これは全く私の不徳のいたすところであり、まことに申しわけなく、心から陳謝申し上げます。 特に、老人施設の皆さまにたいへん失礼な言辞を述べ、御迷惑をおかけ申したことについては、まことに申しわけなく、私の発言を全面的に取り消すとともに、つつしんでおわび申し上げる次第でございます。 今後は、私自身自粛、自戒、心を新たにして、老人福祉や社会福祉につき、いままで以上に尽力し、全力を傾ける決意であります。何とぞよろしく御了……
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