このページでは原健三郎衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(原健三郎君) 農住組合法案について、その趣旨を御説明申し上げます。 最近における地価の動向を見ると、大都市地域の住宅地を中心に上昇傾向にありますが、これは、交通体系の整備、公共事業の進捗等による住宅地としての効用の増によるもののほか、さらに根強い住宅地の需要に対して供給が不足していることが主なる原因であると考えられます。 このような状況を踏まえた今後の土地政策の基本的な課題は、長期的には、大都市地域における人口と産業の集中を抑制し、他方、地方への分散を促進することにより、国土の均衡ある発展を図ることであります。さらに、当面の緊急な課題としては、大都市地域を中心として、引き続き投……
○国務大臣(原健三郎君) お答え申し上げます。 地価の安定策があるのかどうか、それについての御質問でございます。 最近における地価の動向を今年の地価公示によって見ますと、三大圏の住宅地における変動率が高いというこれまでのパターンとほぼ同じで、大した変化はございません。しかし、上昇率はやや鈍化する傾向にあることが特色であります。 最近の地価上昇は、住宅地が中心となっておりますが、これは効用増によるもののほか、根強い住宅地の需要に対して供給が不足しておることが主な原因であると考えられるところであります。しかし、過去におけるような投機的な土地取引は、すでに影をひそめておるものであります。 そ……
○原国務大臣 このたび、新内閣の発足に伴いまして、国土庁長官を拝命いたしました原健三郎でございます。よろしく御指導を願い上げます。 御承知のごとく、第三次全国総合開発計画の柱である定住構想の積極的推進、また総合的な土地対策の展開、水資源対策の促進、大都市地域の整備と地方の振興等々、国土行政の当面する課題はいずれもきわめて重要なものであります。 私は、これらの課題に積極的に取り組み、豊かで住みよい国づくり、地域づくりを進めてまいる所存でございます。 つきましては、委員長を初め委員各位の格別なる御指導、御協力を切にお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○原国務大臣 このたび、新内閣の発足に伴いまして、国土庁長官を拝命いたしました原健三郎でございます。 災害から国民の生命、身体、財産を守ることは国政の基本であり、私は、大規模地震を初め、台風、豪雨、火山噴火等、各般の災害に関する施策の推進に積極的に取り組んでまいる所存でございます。 つきましては、委員長を初め、委員各位の格別なる御指導、御協力を切にお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)
○原国務大臣 このたび、北海道開発庁長官に任命されました原健三郎でございます。 委員長並びに委員各位には、日ごろ北海道開発のために御尽瘁されまして、その必要性を私がるる申し上げる必要もございません。その御努力に対し深く敬意を表するところでございます。私も長官に任命されました以上、全力を傾けて北海道開発に尽くしたいと思っております。よろしく御指導、御鞭撻のほどを切にお願い申し上げまして、ごあいさつにかえます。ありがとうございました。(拍手)
○原国務大臣 国土行政を進めるに当たって、その基本的な考えを申し上げたいと存じます。 狭い国土、乏しい資源の中で、二十一世紀初頭には約一億三千万人を超えると見込まれる国民が健康で文化的な生活を享受していくためには、国土の均衡ある発展を図り、住みよい国づくり、地域づくりを進めていくことが不可欠でございます。このため国土行政の役割りはますます重要となってきております。国土庁はこの国土行政の総合調整官庁としての役割りを担っております。 私といたしましては、第一に、第三次全国総合開発計画の柱である定住構想の積極的推進を図ります。第二には、適正な土地利用を促進し、地価の安定を図るための総合的土地対策……
○原国務大臣 小野先生にお答え申し上げます。 最近の地価の動向は、これは見る人によっていろいろ見解もございますが、われわれの見るところでは、上昇率はやや鈍化の傾向にある。しかしながら、大都市圏の住宅地については上昇が目立っておって警戒も必要であると思っております。 地価上昇の原因といたしましては、これは、効用増によるものもあるが、根強い住宅地の需要に対して供給が不足しておる、需要が多くて供給が足らない、こういうのが根本の原因であります。しかし、昭和四十七年や四十八年には、いわゆるあの投機的なもので二割も三割も地価が上昇いたしましたが、現在はそういうのに比較するとやや安定しつつある、値上がり……
○原国務大臣 三大都市圏といいましても、三大都市及びその周辺でございますので、かなり広範囲であるし、全体に網を張るよりも、一番問題になっておる点から解決していく方が効果的であろう、こういう考えでこういうふうにしたような次第でございます。
【次の発言】 お答えします。
それは、張って悪いというよりも、現時点においてはこういう一番宅地の不足しておるところにこういうふうに網を張って対策を考えていったら、その方がより効果的である、全国的にばっとやるよりもこの方か効果的であると考えております。
【次の発言】 あえて全国的にやっちゃいかぬという意味ではございません。それはやったっていいことですから、全国……
○原国務大臣 お答え申し上げます。
土地造成をしたところを早く住宅地になるように対策をやれということ、御趣旨は賛成でございます。これは管轄は建設大臣でございますので、御趣旨の点は建設大臣にもよく伝えて善処していただくことにいたします。
【次の発言】 先生の御趣旨には同感でございます。いろいろそれを研究しておるのですか、なかなか名案がないんで、過般も、もう一カ月ほど前ですが、経済企画庁長官と私の間で合意に達して、何とかこの地価に対する対策を研究するように、現行法を洗い直すのもいいし新たなる法律をつくるのもいいし、事務的にその他の役所を加えてもいいから、急いで答申を出してくれということを指示いた……
○原国務大臣 本委員会におかれましては、本法案につきまして熱心な御審議をいただき、ただいま議決されましたことを深く感謝申し上げる次第でございます。 審議中における委員各位の御高見につきましては、今後その趣旨を生かすよう努めるとともに、ただいま議決になりました附帯決議につきましても、その趣旨を十分体して努力いたしていく所存でございます。 ここに本法案の審議を終わるに際し、委員長を初め委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。 どうもありがとうございました。(拍手)
○原国務大臣 薮仲先生にお答え申し上げます。 水の重要なことはいまさら申し上げるまでもございません。それで、対策として、長期的な水の需給の見通しと、さしあたり今後の見通しと二つに分けて考えるのですが、最近予想以上に水の需要が増大いたしております。一般国民の生活が上がったとか、あるいは産業の発展が著しい、農業の近代化等によって予想以上に上回ってまいりました。それで、最前もお話がありましたが、昭和五十年に八百七十六億立方メートルが必要とされておったのが、昭和六十五年には約一千二百億立方メートル、この十五年間に需要増が約三百三十億立方メートルと予想される。でありますから、予想以上にふえてきて、十年……
○原国務大臣 天野先生の熱烈なる御要望、よく拝聴いたしまして、その御趣旨の点もよくわかりました。
それで、事業実施の仕組みなどについて工夫が必要であるとも思われますので、関係省に対してさらに御趣旨の点を踏まえて検討するよう要請いたして、相談いたしたいと存じております。
【次の発言】 御説の点はまことにそのとおりでございまして、私も賛成でございます。国土の保全はまことに防災の基本でありまして、それに向かって全力を挙げて御期待に沿いたいと思っております。
○原国務大臣 柿澤先生にお答えを申し上げます。 そういう悲劇が方々に起こっておることは私どもよく存じております。何とかしてこの、主として地価の暴騰を防ぎたいと思ってやっておりますが、最近の地価の動向から申しますと、それほど急騰というほどではございませんが、やはりじわじわ上がっております。鈍化はしておりますが上がっております。それから住宅地の需要が根強い三大圏を中心とする今後の地価動向は、なお警戒を要しております。地価がこれほど上昇する原因は効用増によるものがあるが、また宅地の需要供給の不均衡にあります。今後としてはどうしてもこの過密過疎を解消していくという大問題が解決しなければならぬと思って……
○原国務大臣 昭和五十二年度における北海道開発庁の決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 北海道開発庁は、北海道総合開発計画について調査、立案し、及びこれに基づく事業の実施に関する事務の調整、推進を主たる任務としております。当庁に計上されている経費は、北海道開発事業費、北海道開発計画費、一般行政費等でありますが、このうち開発事業費につきましては、総合開発の効果的な推進を期するため一括計上されているものでありまして、治山治水対策、道路整備、港湾漁港空港整備、農業基盤整備等の事業費であります。 これら開発事業の執行に当たりましては、関係各省所管の一般会計への移しかえまたは特別会計への……
○原国務大臣 お答え申し上げます。
こういう非常に大きなプロジェクトでございますから、当然周辺整備のことを積極的にやらなければならぬことを痛感いたしております。幸いに国土庁としてはいままで近畿圏整備を推進してきておりますので、さらにそれをもう少し積極的に空港に合わせて整備を進めていきたい、こう思っております。
【次の発言】 これは周辺整備のいろんなプラン等々を考慮しておりますが、まだ発表する域まで至っておりませんので、いわゆるこれは本省だけでやるべき問題でなく、地元の意見も聞く等々、それからさらに進んで国際新空港の進行状態にもあわせてやる考えで、現在のところまだ発表するまでに至っておりません……
○原国務大臣 国土行政の基本方針及び当面の諸施策について、私の所信を申し述べます。 わが国の経済、社会は、八〇年代においても解決すべき多くの課題を抱えており、また、国民一人一人の価値観や要求も多様化してきております。 このような状況のもとで、国民生活の安定を図り、豊かで潤いのある国づくり、地域づくりを進めていくことに対する国民の期待はとみに高まってきております。 国民のこの期待にこたえ、健康で文化的な生活環境を確保し、国土の均衡ある発展を図り、豊かで住みよい地域社会の形成に努めていくことが、国土行政に課せられた重要な責務であると考えております。 私は、このような見地から、以下に述べる施……
○原国務大臣 鴨田先生にお答えします。 御承知のように、地価の動向については、これはもう難事中の難事でございます。御承知のように、いわゆる土地の需要は限りなくあるし、経済が発展してくるし、だからいよいよ需要はふえるが、御承知のように土地はもうほとんど供給は不可能である。でありますから、その需要供給のバランスが破れていよいよ土地の値が高くなってくるという現象であります。だから難事中の難事であるのでございますが、ほっておくわけではございません。しかしながら、日本の現状を見ましたら、やや地価が上がりつつありますけれども、三大圏が一番よく上がりつつあるし、それでその傾向はどちらかというと狂乱物価のと……
○原国務大臣 それは景気の落ち込みは予想されるし、経済企画庁長官のおっしゃるように、上半期に公共事業を集中してやるという趣旨には賛成であります。ただし、七五%ができるかできぬか、そういう細かいところは私にはわかりかねますが、上半期に集中して公共事業をやることが景気回復の一助になると考えております。
【次の発言】 先生の非常な御指摘、大いにごもっともな点が多いので、今後大いに勉強さしてもらって善処いたしたいと思います。
【次の発言】 御承知のように、田園都市構想は大平内閣においてその哲学なり理念なりを打ち出されまして、具体的なことをお聞きする前に急逝されました。それで、われわれ国土庁としてもそれ……
○原国務大臣 ヘリコプターからも見せていただきましたし、豪雪のときには現地にも行って琵琶湖の方もよく見せていただきました。国土保全上琵琶湖のいろいろな、いまいわゆる大変な総合開発をやっておりますが、まだ必ずしも十分でないし、今後総合開発を十分進めていかねばならぬ、そういうことを痛感したような次第でございます。
【次の発言】 まだ、初め計画したほど琵琶湖の水質を保全し、十分目的を達していないような気がいたしました。
【次の発言】 お答え申し上げます。
結論的に先生がおっしゃったことは賛成でございまして、水質保全、水質の回復等を決して無視してやる考えはございません。十分考慮してやる考えてあります……
○原国務大臣 私も、現地を視察いたしまして、まことにいま渡辺委員からおっしゃったとおり、単なる豪雪というだけにとどまらず、実に驚くべき災害も発生しているし、多くの方々がそのために苦しんでおる事実も目の当たりに見てまいりまして、まことに御同情にたえないところでありまして、痛切にその災害の事実を視察してきたような次第でございます。
【次の発言】 いまの御質問、災害が非常に深刻であるし、手厚い対策をやる、総理大臣は、そういう除雪についても十分対策をやると言明されておりますので、私どももそういう考えでおります。
それで、今冬の異常豪雪にかんがみ、昭和五十一年度の豪雪の際の例もありますので、問題は市町……
○原国務大臣 昭和五十六年度における防災計画及び災害復旧計画等の概要について御説明申し上げます。 わが国は、その自然的条件から台風、豪雪、地震等による災害を受けやすく、また、社会経済の発展に伴いまして災害の態様も複雑、多様化してきており、これらの変化に即応して強力な施策を推進する必要があります。 政府といたしましては、防災基本計画に基づき、防災に関する科学技術の研究の推進、災害予防の強化、国土保全の推進、災害復旧の迅速適切化等に重点を置き、その推進を図っているところであります。特に大規模地震対策につきましては、昨年は地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別惜置……
○原国務大臣 本法律案の提出に際しまして、議員各位の御努力と御熱意に対しまして深く敬意を表するものでございます。 政府といたしましては、本法律案につきましては、やむを得ないものと考えております。御可決いただきました暁には、その御趣旨を体し、適切な運用に努め、災害対策の一層の推進を図ってまいる所存でございます。 以上であります。
○原国務大臣 御説明には全く同感でございまして、私も豪雪地帯を実地に視察させてもらいまして、その被害の甚大なるを感じております。 ただ、被害が起きたから毎年それの対策を講じるというのでは、はなはだ策のない話で、今後は、富山県の知事が提唱しておりますように、豪雪無被害都市の建設というんですか、そういうことを積極的に進めたいということを、これはもう私と何回も話し合いました。そうすれば、雪が降って直ちにその対策をやるよりも、ふだんからその準備をしておいたらいいというので、同感の意を表しました。 どんなことをやるかと言えば、金はかかりますが、対策としては融雪装置をやる、あるいはその他、雪排除等のい……
○原国務大臣 佐藤先生にお答え申し上げます。 後段の、そういう対策についてのいろいろの心構え、全く同感でございます。 それから前段の点、いろいろお話がございましたが、融雪災害に際し起こってくる生々しいいろいろな現象について、御高説十分に拝聴いたしました。それで、いわゆるこういうことについて、去る二月の四日に、出水期を迎えるに当たって人命の保護を第一義とし、河川のはんらん、山やがけ崩れ、地すべり等による災害を未然に防止するよう、豪雪対策本部長名で、関係県知事あてに通達は一応出したところであります。また、農林水産省及び運輸省、建設省からも同様の趣旨の通達を出されております。しかし、いま佐藤先生……
○原国務大臣 新聞やテレビで報道されて一応は承知いたしておりましたが、現地を視察して、その広大な地域にわたる非常に深刻な被害を目の当たりに見せてもらいました。また、私は自衛隊のヘリコプターをお借りして空から見せてもらいまして、ヘリコプターには好意的に現地の水の出ておるところを低空飛行していただいて、石狩川流域をずっと一面に見せていただきました。それで、要所要所において現地の市長等からいろいろ細かい事情もお聞きいたしました。 そして現地の方々に、非常に御心配もしておるし、大変な被害であるし、この機会をかりて慎んでお見舞いを申し上げる次第であります、なるべく一日も早くその復旧に努力いたしたい、そ……
○原国務大臣 大変北海道災害について御心配、御心痛、また多くの被災者に対して心からお見舞い申し上げます。
それで、これは国土庁を中心として政府の方でいろいろ調査を進めてまいりまして、大体北海道各地からの状況報告も集まってまいりました。近くこれを激甚災の指定にいたしたい、こう思っております。それは大体いつごろかと申しますと、二十日過ぎにやりたい、それは閣議を通して政令で公布いたしたい、こう思っております。
【次の発言】 有珠山に大変な被害がありますこと、よく存じております。すでに二百五十億ぐらいの国費を投じて対策をやってきました。対策をやったところがやはり、それは非常に減っておりますが、また大……
○原国務大臣 小宮山先生にお答え申し上げます。 最前いろいろ六点にわたって質疑がございましたが、政府としては一月の九日に私を本部長とする豪雪対策本部を設置し、各省庁の連絡をいたしております。三次にわたってわれわれは政府調査団を現地に派遣して、被害地の情勢をつかんでおります。その後、調査結果を踏まえて本部会議を開催し、いまおっしゃられましたような除雪の推進、道路、鉄道の確保その他等々をいたしております。これまで災害救助法の適用、孤立集落の解消等、生鮮食料品の流通確保、納税の猶予等税務執行上の措置等々をいたしてまいっておるところであります。 さらに、その他の対策につきましても、当面、明後四日、……
○原国務大臣 ただいま不破委員から非常に切実なお話を拝聴いたしました。まことに切実に緊迫している事情がよくわかりまして、のんきなことをしておられないということを痛感いたしました。 第一に、地震について、東京のような直下型地震の来るところに対してこの予知体制が少ない。御意見のとおりであります。これは地下だから、案外東海の方が激しくて東京の方がその次だというような考えもあるのですが、これほどの大人口を擁しているところは、御説のとおりぜひこの体制、予知施設をつくりたい、こう考えております。 第二は、防災化、この防災都市化のためにもっと財政的資金を投じて積極的に対策をやるべし、これもわれわれも考え……
○原国務大臣 中馬先生にお答えします。 最初に、総理に御質問になりました中で、国土庁としては三全総の見直しをどう考えておるかということでございますが、これは常日ごろ、流動的な情勢の変化をわれわれも注意深く見守っておるところであります。そしてどうするかいろいろ考えまして、現時点においては三全総を変更する意思はございません。 それから第二に、地価安定については、いろいろ狂乱的に地価が上がっておるという説もありますが、われわれの調査によりますと、地価は上昇しつつありますが、その上昇率は鈍化の傾向を全国的に見せております。最近数年間、ことにその傾向がございます。ただし、三大圏域においては地価の動向……
○原国務大臣 いまのお尋ねでございますが、これは総理から私の方に指示がございまして、昨年の十二月に、関係省庁で構成する連絡会議を設置いたしました。その問題について前向きに取り組んで、いろいろ体制の整備を図っておるところであります。 それで、いまお尋ねの、当庁が所管する開発予算についてどういうことをやったかということですが、予算編成の段階においては、第一は、この地域の開発道路の新規採択をいたしております。たとえば落石−初田牛線の道路の新規採択をいたしております。第二は、中標津空港の整備が予算の中に入っております。第三は、この地域の漁業の振興対策などについて、今後予算の執行段階で十分配慮いたした……
○原国務大臣 小渕先生のいまの御質問ですが、われわれ国土庁で扱っておるのは災害対策基本法によるものであります。もちろん、いまおっしゃったように豪雪、豪雨、地震などのような自然現象が一つ。それからいまおっしゃいましたように、政令によって、大規模の火事、それから爆発、放射性物質の大量の放出等の人為的な大規模事故等を扱っておるものであります。 それで、いまお尋ねのありました放射性物質の大量の放出とは、事故または災害により被災した原子力施設等からの放射性物質の大量放出が考えられておりますが、戦争時における核攻撃に対処することは、この法律ではもちろん想定いたしておりません。平時のことでございます。それ……
○原国務大臣 土地の重大性につきましていまお話がございましたが、私もまことに同感でございます。きわめて重大であるが、また、きわめて難問題でもあることは御承知のとおりであります。ぜひひとつ、いろいろ英知をお聞きして善処いたしたい、これが私の前提でございます。 それで、土地に対しては、基本的理念は国土利用計画法の中に書いてありまして、それによりますと、国土が国民のための限られた資源であり、生活及び生産の基盤となるものであることから、その利用については公共の福祉を優先すべし、それから、健康で文化的な生活環境の確保に努むべし、こういうようなことになっており、私どももそういう理念でいまやっておるところ……
○原国務大臣 いま平石先生の御意見、ローカル線を廃止するという法律ができてきておるのですが、御案内のように政令はだんだん、十二月になり一月になり、いま二月に入り込んできております。現在、運輸省とわれわれの方とも折衝をいたしておる最中であります。 それで、それはたびたび、ことに高知県の皆さん方からはしばしば御陳情いただきました。私の関係で、地方から言いますと北海道と高知県が一番熱心で、何回となく、本当に何回来たか勘定してみないとわからぬほどで、その熱意、情熱には私ども大いに感動させられておるところでございます。でありますから、いろいろ国土庁としても地域の整備に合うように、地域の実情に応じて合理……
○原国務大臣 御趣旨の点はわかるのですが、十年前と現在とは非常に変わっておるという意向でございますが、緑の必要なことは十年前も必要だし、いまも必要でございます。宅地をもっと供給してもらいたいというのは十年前もそうであったが、現在においてもなお宅地は不足しておる。だからこの需要も非常に多いのでありまして、練馬区の世論調査におきますと、現在もう家を持っておるし土地を持っておる人なら、このまま要らぬ人が入ってこぬ方がいいというようなもので、そういう考えの世論調査になると思いますが、国の立場から言うと、税制その他も考えまして、非常に誤解を受けますのは、農業を現にやっておる人、将来も引き続きやろうという……
○原国務大臣 お答えします。 そういう学校等に避難場所を設定しておる市町村がたくさんございます。それは、そういう空間も多いし、避難場所としては適当な場所である、こう思っております。
○原国務大臣 お答え申し上げます。
国土利用計画法施行以来、土地取引の届け出制の趣旨の徹底に努めてきたところでありますが、いまお話のありました北九州市の取得した公用地に関して、お話のような無届の取引があったことは事実でございまして、まことに遺憾に存じております。
それからまた、先般これを知りましたので、国土庁では直ちに市当局に対し報告を求め、措置をさせたところでございます。またさらに、市の各部門においても連絡が非常に悪いので、市の各部の間の連絡も密にして、以後かかることの絶対にないように指導いたしたところでございます。
【次の発言】 過般の自民党の都市農政確立議員連盟のお尋ねでございますが……
○原国務大臣 いろいろ御説、拝聴いたしました。 さしあたり廃止するというのを、初めは千キロと言っておった。その中で、北海道で国鉄を廃止するのは六百二十二キロを廃止すると言っておりました、運輸省は。それをわれわれは、北海道の特殊事情を言い、ぜひそれを内地並みに同じようにぶった切ることは承知できないということで大いにがんばって、最終的には八線の本当に短い線、ひげ線と言っておりますが、ひげのような約二百十四キロに減らした。初めに言ったのに比べれば三分の一に減っております。そういうふうにして、われわれはやるだけのことはやるし、がんばるだけはがんばりまして、ようやくここに落ちつきました。 また一方か……
○原国務大臣 総理府所管のうち国土庁の昭和五十六年度一般会計歳出予算について、その概要を御説明申し上げます。 国土庁の一般会計歳出予算は、二千三百八十八億五百余万円を予定しておりまして、前年度予算に比べ二十六億二千百余万円の増加となっております。 その主要な内容は、第一に、第三次全国総合開発計画の定住構想の促進を図るための国土計画の推進。第二に、地価の安定、適正な土地利用の促進等の総合的土地対策の推進。第三に、水資源の開発、水源地域対策の充実、水資源有効利用の促進等の総合的な水資源対策の推進。第四に、良好、安全な都市環境の整備を図るための大都市圏整備の推進。第五に、人口の地方定住を促進し、……
○原国務大臣 お答え申し上げます。
いま自治大臣から答弁のあったのと同様でございまして、われわれ国土庁としては、そういう地域特例、そして国土全体のバランスをとって開発をいたしたい、こういう方針でありまして、離島その他、地方においてはいまだ十分バランスがとれておるとは思いません。だが、いま御承知のように臨調の答申もございまして等々、諸般の情勢も考慮して、なるべく将来とも地方振興に支障を来さないように万全の策を講じて、御期待に沿いたいと思っております。
【次の発言】 お答え申し上げます。
いまおっしゃいましたように、たとえば鹿児島なんかにおきましては特例の法律がいろいろ適用されることになります……
○原国務大臣 お答え申し上げます。 いまおっしゃいましたいわゆるモデル定住圏構想でございますが、これは御承知のように国土庁としても目玉商品のようなもので、非常に地方振興、いわゆる大都市と地方とのバランスをとって、均衡ある発展を図るという手段でございます。 これについては、いろいろありますが、三全総の中においてもこれを決して否定しておりませんし、現時点におきましても、そのいわゆるモデル定住圏計画が進捗いたしておるところであります。 それで、いろいろありますが、第一に申し上げたい点は、市町村がその対象から外れておること、また事業の執行に支障を生ずることのないよう財政、金融上の措置が考えられて……
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