このページでは河野洋平衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○河野洋平君 私たち新自由クラブは、昨年六月、かつてない政治不信の高まりの中で、新たな政治を創造する悲願を込めて、自由民主党を離脱し、選挙に臨みました。その後、総選挙を経て、われわれ新自由クラブは、国民の多くの共感と支持を得ることができたのであります。 私は、この確信の上に立って、新自由クラブを代表して、福田内閣総理大臣に対し、われわれの主張を交え、幾つかの質問を申し上げたいと思います。 われわれは、離党に際し、自由民主党がすでにその時代的役割りを終えたとの認識に立って、われわれの行動を決行をいたしました。(拍手、発言する者あり)この認識が誤りでなかったことは、昨年末の総選挙の結果、自由民……
○河野洋平君 私は、新自由クラブを代表し、福田総理に対し、国政の当面する諸問題について、その所信を問いたいと思います。 今日のわが国は、複雑かつ流動的な国際環境のもとで、いかに国際的政治責任を遂行していくかという問題と、経済を中心とする国内政治上の諸問題の解決という、二つの重要な課題に直面しております。私たちにいま必要なものは、国際社会の中における日本の位置を正しく把握し、その上に立って内政上の諸問題を解決していかなければならないという時代認識であると考えます。 あなたは、今国会に、これで勝負だと言われた補正予算を提出されました。しかし、思い出してみてください。あなたは八月の臨時国会で、各……
○河野洋平君 私は、新自由クラブを代表し、今日わが国は二十一世紀を生き抜くための重大な転機に立っているという認識に基づいて、福田総理に対し、国政の基本について質問をいたしたいと思います。 総理、戦後三十年、わが国は幾たびも大きな転機に直面してまいりました。しかし、そうした転機をわれわれは国民すべての英知と活力によって乗り越えてきたのであります。 わが国は、いま地球資源の有限性という世界共通の壁の前で、世界のすべての国々とともに生きるための役割り、さらには国民の価値観の多様化を背景とする内政上の諸問題を抱えております。 しかし、私たちは、国民が依然として転機を乗り切るための英知と活力を失っ……
○河野洋平君 私は、新自由クラブを代表し、今日の政府の施策全般について福田総理の所信を問うものであります。 まず、政策運営の基本についてお伺いをいたしたいと思います。 立党以来二年、私たち新自由クラブが全国で続けている遊説で、私たちは、賢明な国民の大多数は自由主義体制の維持発展をまじめに求めているということを感じました。次の世代のためによりよい自由社会をという合意は、確実に生まれつつあると感じました。そうした中で、国民の皆さんがまさに求めておられるものは、現在の安心とあすへの希望であります。私たちは、北海道から九州、沖繩に至る全国の町や村で、かぜを引くと薬づけにされるのに、命にかかわるよう……
○河野洋平君 私は、新自由クラブを代表し、大平総理に対し、施政方針演説と当面する諸問題について、若干の質問を行いたいと思います。 今日、国民は、急速に訪れつつある高齢化社会や、転換を迫られている経済など、不安と混迷の時代から一日も早く抜け出して、健康と公正が保証される社会の実現を望んでいます。いまこそ、政治は未来への明確な指針を示すべきときだと考えるのであります。 しかし、総理の就任以来の政治姿勢を点検してみると、私たちは、総理が硬直した発想を否定しながらも、実効の上がる政治を目指すという目標に向かって確実に前進しているとはどうしても思えないのであります。ある著名な学者は、あなたのきらびや……
○河野洋平君 私は、新自由クラブを代表して、大平総理に若干の質問をいたします。 けさの新聞を見ますと、七日解散、そしてあなたの私的諮問機関、航空機疑惑防止対策協は政治倫理の確立など十四項目の提言をした、そう大見出しが出ております。これらの提言のうちで、たとえば、すでに国会に出されて継続審議になっている賄賂罪の刑の加重などを含む刑法改正案の成立は、今国会行おうとすれば十分可能であります。あなたはなぜこれを急いで行おうとしないのでしょうか。今国会の会期は三十日間であります。もし総理が本当に真剣に政界の疑惑解明に取り組むおつもりであるならば、この改正案を成立させること、それをまずやるべきではないで……
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