このページでは河野洋平衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(河野洋平君) 昨日、閣議において決定をいたしました「モザンビーク国際平和協力業務実施計画」について御説明申し上げます。 モザンビーク共和国においては、国際連合モザンビーク活動、いわゆるONUMOZが、昨年十二月の国際連合安全保障理事会決議により設置され、現在活動をいたしております。 この国際連合モザンビーク活動については、国連などから我が国に対し非公式に参加の打診があり、政府は、三月のモザンビーク調査団の報告などをもとに慎重に検討を行ってまいりました。その結果、国連から最も期待されている輸送調整の分野において応分の貢献を行うための準備を三月二十六日より行ってまいりましたが、去る……
○国務大臣(河野洋平君) 先般発生した我が国文民警察要員死傷事件と要員の安全対策等について御説明申し上げます。 去る五月四日、カンボジアにおいて国際平和協力業務に従事していた我が国文民警察要員五名が、他国のUNTAC要員とともにパンテアイ・ミエンチャイ州のフォンクーからアンビルに向けて移動中、武装グループに襲撃され、高田晴行さんが殉職され、ともに行動していた他の四名の方々も負傷されるという痛ましい事件が発生いたしました。 高田さんの文民警察要員志望の動機は、国際平和協力隊員の一員として世界平和のために努力したいというものでありました。こうした高田さんの訃報に接し、深い悲しみと強い憤りを感じ……
○河野国務大臣 極めて常識的に申し上げますと、近年、海外に出かける邦人の数が飛躍的に多くなっております。先ほど政府委員からも申し上げましたように、外国におります邦人あるいは旅行者、いずれを見ましても、過去の数字から見ますと、大変大きな数字になっているわけでございます。一方、このお世話をいたすべき在外公館のスタッフは、その飛躍的に伸びている邦人の数とは比べものにならぬほどその伸び率は低いわけでございます。したがいまして、まず最初に、こうしたことについて外務省として深刻に考えなきゃならぬということはあると思います。 さらにまた国際情勢は、冷戦構造は終わりましたけれども、逆に個別的な紛争と申します……
○河野国務大臣 委員も十分御承知のとおり、今日のロシアの状況は、自由主義、民主主義をとる我々の極めて関心のあるところでございます。 かつて旧ソ連の時代に東西の冷戦という厳しい時代が長く続きましたけれども、その冷戦が終えんを迎えまして、今日ロシアは経済的にも社会的にも政治的にも、民主主義あるいは自由主義、市場経済の方向に改革をしようとして努力をしているということを、いわゆるG7、先進国が集まって、この努力を評価し、これを支援していくことが重要だ。それは、今回のこうした改革が失敗に終われば、再び帝国主義的な、共産主義的な大きな国家がそこに生ずる危険性も十分にあるわけでございまして、こうした改革へ……
○河野国務大臣 従軍慰安婦問題についての真相の解明につきましては、従来より誠実に調査に取り組んできたところでございますが、今後とも御決議の趣旨に沿って努力をしていく所存でございます。
○河野国務大臣 このたび内閣官房長官、あわせて婦人問題担当大臣を拝命をいたしまして、内閣官房及び総理府本府の事務を担当することになりました河野洋平でございます。 まことに微力ではございますが、誠心誠意職務の遂行に当たってまいりますので、委員長を初め皆様方の格別の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○河野国務大臣 先生の御指摘は、事業を進めるために周知徹底にもっと工夫を凝らせという点と、線をどこで引くかということについて、時代もだんだん変わってきているし、線の引き方についてもう一考あっていいのではないか、こういう二点が先生の御指摘だろうと思います。 確かに、事業を進めるために周知徹底の工夫については、先ほど事務当局からもお話を申し上げましたように、限られた財源、限られたさまざまな要件がございまして、なかなか周知徹底が進んでいるとも言えない部分もあるいはあろうかと思いますが、なお工夫をし、努力をして、この周知徹底を期さなければならないと思います。対象となるべき方々がだんだん御高齢ともなり……
○河野国務大臣 PKO五原則はそれが満たされていればすべてに出すというものではなくて、そのPKOの五原則が満たされていれば、そこから政治判断をその上で下すという筋のものだというふうに私は考えておりまして、調査団が参りまして、PKO五原則はおおむね満たされておるという報告書を提出をしてくれました。この報告書は、三浦委員もごらんのとおり公開されておりますので、どなたも見ていただいていると思います。そこで五原則が満たされたということになると、そこで初めて日本は政治的にどうするかという判断を次の場面で下すというのが順序だろうというふうに思っております。
○河野国務大臣 ただいま議題となりました皇太子徳仁親王の結婚の儀の行われる日を休日とする法律案及び日本国憲法第八条の規定による議決案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 まず、皇太子徳仁親王の結婚の儀の行われる日を休日とする法律案についてでございます。 結婚の儀は、皇太子殿下及び皇太子妃殿下が結 婚の誓いをされる儀式であり、国事行為として、平成五年六月九日に行われます。 本法律案は皇太子殿下の御結婚に際しまして、国民こぞって祝意を表するため、結婚の儀の行われる日を休日とするものであります。 なお、附則において、この法律に規定する日は、他の法令の規定の適用については……
○河野国務大臣 我が国文民警察要員死傷事件及びカンボジア情勢等について申し上げます。 去る五月四日、カンボジアにおいて国際平和協力業務に従事されていた我が国文民警察要員五名が他国のUNTAC要員とともに武装グループに襲撃され、うち、高田晴行さんが殉職され、残る四名の方々も負傷されるという痛ましい事件がありました。 かかる事件の発生に対し、深い悲しみと強い憤りにたえません。高田さんの御冥福をお祈りし、御遺族に衷心よりお悔やみを申し上げるとともに、負傷された方々の一日も早い御回復を祈念するものであります。世界平和のために努力してきた前途有為な人材を失ったことはまことに断腸の思いであり、我が国に……
○河野国務大臣 保利先生御指摘のとおり、十五分野に及ぶ交渉が行われているわけでございます。したがいまして、内閣といたしましては、私にとりましては先輩官房長官、平成二年から今先生御指摘のとおり、十五分野関係の閣僚にお集まりをいただいて、調整のための、打ち合わせのための会合がそのときそのとき時期を選んで開かれております。これは関係省庁の局長クラスでも打合会がこれまでたびたび開かれておるところでございます。ガット・ウルグアイ・ラウンドの交渉が進展をする、そういう状況下で、この十五省庁にまたがるこれらの交渉の経過を見ながら、この懇談会はその都度開いていかなければならないものというふうに考えております。
○河野国務大臣 国会決議の有権的解釈は国会にあるというふうに私は考えております。したがって、国会決議をどういうふうに考えるかということは、これはもう国会でお決めになることであって、我々がこれはもう要らないとか、これはもう無視するとかと言う立場にはないというふうに思います。
○河野国務大臣 お尋ねの件、一遍調査してみます。
○河野国務大臣 ブトロス・ガリ国連事務総長が日本にお見えになっておられますが、事務総長に就任されて非常に意欲的に新しい国連といいますか、そういうものを目指してさまざまな提案をし、活動をするべく努力をしておられることには敬意を表したいと思います。 第二次世界大戦が終わりまして、国連が多くの国の合意を得てスタートをいたしましたが、その後、東西冷戦の中にあって国連は機能がなかなかできないという時代が昨今長く続いておりました。最近になりまして冷戦が終えんをする、さらに湾岸問題が起こる。大変不幸な事態ではありましたけれども、この湾岸の一連の問題で国連はもう一度機能をし直したといいますかし始めたというふ……
○河野国務大臣 国連局長がお答えしたとおりでございます。停戦の合意もできておりますし、当事者からの日本への要請についての同意もございます。つまり、五原則は満たしているというふうに見ております。五原則を満たしていると見ておりますが、五原則を満たしたということが自動的にそれに参加をするということではない。五原則を満たしておれば、それから政治的判断をして参加するかしないかを決める。現在は国連の状況、現地の動向等を慎重に調査をして、検討をしている段階でございます。
【次の発言】 調査団を出すのも一つの手順として必要ではないかというふうにも考えております。
それ以外に、国際貢献について我が国の世論が成……
○河野国務大臣 本来、総理がお答えをするべき大きな問題の提起だと心得ております。 先ほど来、委員がこの問題について大変幅広い御提起をなさいました。関係閣僚からそれぞれ御答弁申し上げたところでございます。私も伺っておりまして、環境問題を初めとして労働問題その他大変幅広く、考えてみますともうほとんど全省庁にかかわるような大きな問題というふうにも拝聴をいたしました。元来、この問題は、これまで農水委員会その他で与野党委員の熱心な御討議が積み重ねられてきたと承知をいたしております。しかし、まさに予算委員会で委員がこの問題を取り上げられたのも大変意味のあることだというふうに拝聴いたしました。 ただ、先……
○河野国務大臣 大変多数のODAのプロジェクトを全世界に要請があって展開をしているわけで、冒頭松浦委員からもお話がございましたように、光の部分もあれば影の部分もある、委員は特にきょうは影の部分を取り上げるとおっしゃったわけで、具体的にお取り上げになった幾つかのプロジェクトについては確かに委員が御指摘になったような問題があることを、私もお話を伺っていて率直に感じました。 ただ、まことに代理がこんなことまで申し上げるのがいいかどうかと思いますけれども、要請主義というのは、やはり何といっても相手国の立場というものを考えないODAはないわけでございまして、相手国からの要請というものを受けるというのは……
○河野国務大臣 順位のつけ方がいろいろな角度からなされておりまして、残念ながら今先生御指摘の見方でいきますと極めてまだその率は低うございます。
ただしかし、一方で絶対額は大変大きな額を占めているわけでございますから、この大きな額のODA拠出をしている以上、一方では顔が見えない、考え方がはっきりしないという御指摘等もあることをも受けて、どういう考え方でやるかということも示しながら、今先生お尋ねのもっと頑張らなきゃいかぬという点も踏まえて、さらに検討を加えたい、こう考えているところでございます。
【次の発言】 先生御質問の冒頭におっしゃいましたように、先般この席で宮澤総理がお答えを申し上げた、大……
○河野国務大臣 総理御答弁の前に、私から状況だけ申し上げたいと思いますが、エリツィン氏を東京サミットにお招きするかどうかという問題については、現在まだ結論は出ておりません。これらは、委員御承知のとおり、G7のメンバーの合議、合意によって決定すべきものでございまして、またそうした合意を取りつけるという段階にまで至っておりません。余りおくれてもというお話がございましたけれども、まだまだおくれるという段階ではないというふうに思っております。 先ほど委員から御指摘がございました、通信社かどこかが報道した報道については、私も拝見をいたしましたけれども、事実関係、まだ正確にわかりません。呼ばれることにな……
○河野国務大臣 本部長は総理大臣でございますが、私が副本部長をいたしておりますので、私から御答弁をさせていただきたいと思います。 先ほどのお尋ねがございました、本部長を交えて会議をやっておるかというお尋ねが前段ございましたけれども、副本部長のところへPKO事務 局にしばしば報告に来てもらって、私のところで判断をできるものは判断をするという状況に今なっております。現時点では、本部長に上げて御判断を仰ぐような状況は今まで一度もなかったということで御了解をいただきたいと思います。 今お尋ねの二名の人身事故につきましては、国連局長も御答弁申し上げましたように、UNTACの隊員、UNTACの業務とし……
○河野国務大臣 鴻池議員もよく御承知のとおり、PKO活動というものは、いわば武器で相手を説得するのではなくて、権威とそして誠実さとそして将来に向けてのその国の国民との協力によって和平を実現をする、新しい国づくりをする、そういうところがPKOの最も大事なところでございます。 そういったところが認められてPKO活動というものはノーベル平和賞まで受けているわけでございまして、このPKO活動に、武器を持ってこの活動をやる、これはブトロス・ガリ事務総長は新しい考え方を持っておられるということを今言っておられますけれども、私どもはまずPKO活動というものはそういう、丸腰がいいかどうかという議論を今なさい……
○河野国務大臣 委員は、停戦の合意が守られていないではないか、こういう御指摘でございます。停戦の合意、すなわちパリの和平協定の大きな柱でございますが、先ほど外務大臣から御答弁ありましたように、パリの和平協定につきましては、再三、繰り返し各派ともにこれを遵守するということを述べておるわけでございます。選挙の投票がもう間近になって、北京におきますシアヌーク殿下呼びかけによります、非公式でございますが、SNC参加メンバーによります会合、これは残念ながらポル・ポト派は欠席をされましたけれども、ポル・ポト派を除く三派はシアヌーク殿下とともにその会議の後共同コミュニケを発出されまして、その共同コミュニケの……
○河野国務大臣 御指摘がありましたように、タケオ州に配置されました四十一名の選挙監視要員の人たちを中心に、施設大隊の人たちが精神的な激励をする、バックアップをするという意味も含めて、できる限りの作業をいたしております。 例えばここに、毎日タケオの現地支援チームが選挙要員の人たち四十一人に向かって出す新聞といいますか、ミニコミでございますが、こういうものをつくって送っているわけです。ほほ笑ましいことですが、中にはお相撲の勝敗表とか野球の結果なんかも入れまして、そして届けているわけですが、その中には一人一人のやりとり、つまり今中野委員がおっしゃった、水がきちんと欲しいとか、あせもが非常に多くなっ……
○河野国務大臣 伊藤先生いろいろ御意見をお述べになりましたけれども、先ほど御指摘のベトナム人がいたかいないかというポル・ポト派の指摘に対する判断でございますが、私が聞いておりますところでは、当時ポル・ポト派は、ベトナム人がいるじゃないか、しかもそれは、いるじゃないかというのは二百万人ぐらいいるじゃないかというようなことを言っておったわけでございます。それはもうだれが見ても、その二百万人ベトナム兵もしくはベトナム人がいるじゃないかという指摘は、これは何といいますか正当な根拠がある指摘とは思えない。UNTACは御承知のとおり中立性を大事にしなければなりません。中立性が最も重要でございますから、これ……
○河野国務大臣 昨今の状態は、国民の皆様にも大変御心配をおかけをしておりまして、まことに残念な事態でございます。 しかし、今、宇都宮委員御指摘でございますが、現地で活躍をいたしておりますUNTAC要員の安全を守る義務といいますか仕事は、UNTACそれ自身に本来あるわけでございまして、今我々がやるべき仕事のまず最初は、UNTACに対してより安全を守れということを言うことがまず最初であろうと思います。行って危ないから、危険だからすぐ帰るということをするのではなくて、UNTACに対して安全を確保するべくもっと努力をしてくれ、こう言うことがまず最初に我々がやる仕事と心得ておりまして、そのことをずっと……
○河野国務大臣 平成五年度における内閣及び総理府所管の歳出予算要求額について、その概要を御説明いたします。 内閣所管の平成五年度における歳出予算要求額は百五十四億一千万円でありまして、これを前年度歳出予算額百四十三億九千百万円に比較いたしますと、十億一千九百万円の増額となっております。 次に、総理府所管の平成五年度における歳出予算要求額は八兆七千百二十八億五千二百万円でありまして、これを前年度歳出予算額八兆七千三百七十八億一千万円に比較いたしますと、二百四十九億五千八百万円の減額となっております。 このうち、経済企画庁、環境庁及び国土庁に関する歳出予算要求額については、他の分科会において……
○河野国務大臣 国会は国権の最高の機関でございます。国会におきましてさまざまな立法が行われ、その国会で御議論の末、成立をした法律に基づいて行政府は忠実にこれを執行するということであろうかと存じます。
【次の発言】 内閣は、内閣総理大臣のもとで、おのおのの閣僚が一つの意思、方向に基づいて行政を執行するということだと存じます。
【次の発言】 つかさ、つかさがございますから、それぞれの担当する部分については、その担当する部分の最高の責任者でございますが、内閣を構成するという意味からは、例えば予算委員会でも、全閣僚が出席をして予算の審議に総括質問等で応じるということもその一つのあらわれと存じます。
○河野国務大臣 平成五年度外務省所管一般会計予算案の概要について御説明申し上げます。 外務省予算の総額は、六千六百四十一億百万円であり、これを平成四年度予算と比較しますと、四百二十五億七千六百万円の増加であり六・九%の伸びとなっております。 国際社会は、古い秩序が急激に瓦解しましたが、これにかわる新たな秩序の構築が間に合わず、世界は、歴史の転換期に特有な不透明で流動的な時代を迎えております。さきの湾岸危機や、旧ユーゴスラビア、ソマリアに見られるように、これまで抑えられていた宗教、民族、領土問題等に根差す対立や紛争、抗争が、今後とも引き続き表面化してくる危険があります。ロシア等の旧ソ連諸国に……
○河野国務大臣 PKO法は、委員御承知のとおり大変長い国会での御議論がございまして、そうした御議論を踏まえて国会で成立をした我が国の法律でございます。その法律にのっとって、その法律の示すところに従ってカンボジアに自衛隊の施設部隊がPKO活動のために出ていっているわけでございまして、憲法違反という御指摘は全く当たらないと思います。 さらに、今日のカンボジアの状況につきましては、いろいろな角度から御注意をいただいたり御心配をいただいておりますことは大変ありがたく存じますけれども、今日のカンボジアの全体的な状況を俯瞰して見てみますと、委員御指摘のようなパリ和平協定に違反をしているような状況とは言え……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。