このページでは河野洋平衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○河野洋平君 ただいま議長から御報告がございましたとおり、本院議員山花貞夫君は、七月十四日、急性心不全のため、東京都三鷹市の病院で逝去されました。 山花君は、平成五年、三十八年間にわたった我が自由民主党の長期単独政権に一たん終止符を打つことになった細川政権の樹立に際し、当時の野党第一党、日本社会党委員長として決定的な役割を果たされましたが、曲折を経て、現在では民主党の選挙対策委員長として再び政権への挑戦に心血を注がれるさなか、現在の医学では治療困難と言われる難病を発病され、志半ばに倒れられたことは、まことに痛惜の念にたえません。 ここに、私は、御同意を得て、議員一同を代表し、謹んで哀悼の言……
○国務大臣(河野洋平君) 野党党首時代の私の言動につきまして、二点御質問がございました。 宗教団体と密接な関係を持つ政党の政権参加について、私が持っておりました問題意識について発言をした、そのことを今どう思うか、こういう質問でございました。 私は、今日の状況で、私が持っておりました危惧の念はほとんどなくなっておりますし、先ほど総理から御答弁がございましたように、憲法二十条との関係につきましては、国会におきまして累次、内閣として答弁があったということをもちまして、私は、今後は国務大臣として小渕内閣のもとで仕事をしてまいりたい、こう考えているところでございます。 もう一点、企業・団体献金の問……
○国務大臣(河野洋平君) 一九九七年のOECD原子力機関のレポートにおきまして、我が国の原子力規制当局の職員数は四百五十人とされていることは御指摘のとおりでございます。 改めてチェックをいたしました結果、我が国の原子力規制当局の職員数は、同レポートが作成された一九九六年現在ではおよそ二百九十人でありまして、これをOECD原子力機関に改めて伝達をいたしたいと考えております。(拍手)
○国務大臣(河野洋平君) 第百四十七回国会の開会に当たり、我が国外交の基本方針について所信を申し述べます。 新千年紀の幕をあけた世界は、政治、経済、社会のいずれの面でも多くの挑戦に直面をいたしております。冷戦の終えんによって世界的規模の戦争のおそれから解放された世界においても、民族紛争や地域紛争が頻発しております。今日、人類は、民族、宗教といったおのおのの帰属意識の相克を乗り越えて、対話と協調により問題を解決する国際社会を築かなければなりません。対立ではなく対話が求められているのであります。 また、経済のグローバル化の進展や情報通信分野の革新的変化は、国際社会に未曾有の繁栄をもたらしました……
○国務大臣(河野洋平君) 欧米における規定についてのお尋ねでございます。 フランスでは、消費法典第L百十一の一条におきまして、財の販売者またはサービスの提供者であるすべての職業人は、契約締結前に消費者に対して財またはサービスに関する基本的な特性について知らしめなければならないと規定をしております。 ドイツにおきましては、契約を締結する者に過失があれば賠償義務があるとされる法理に基づいて、判例上、重要事項の開示、説明などの付随義務が認められております。 イギリスにおきましては、一般的に消費者に対する情報提供義務を課す法律はありませんが、コモンローが認める最高信義の契約により、契約の重要事実……
○河野国務大臣 小渕第二次改造内閣の外務大臣に就任をいたしました。二見委員長を初め委員各位に、ここに謹んでごあいさつを申し上げたいと存じます。 私は、我が国の安全保障政策遂行の任に当たる者の一人として、その使命を全うすべく、全力を傾注する所存であります。 二十一世紀を間近に控えながら、国際社会には依然として未解決の問題や不安定な状況が存在しております。そのような中、我が国の安全を確保していくためには、日米安保体制を堅持し、適切な防衛力を整備するとともに、国際の平和と安定を確保するための外交努力を積極的に行っていくことが必要だと存じます。 日米安保体制に関して、さきの国会で日米防衛協力のた……
○河野国務大臣 上原議員御指摘のように、那覇港湾施設あるいは普天間についていろいろと新聞報道その他がなされていることは私も承知をいたしております。しかしながら、私どもが今直接連絡に接し、あるいはそれら今御指摘のような情報を整理してみますというと、こういうことになると思います。 那覇の港湾施設の移設、返還につきましては、本年三月、移設先となる浦添市長が、浦添商工会議所が提言する軍港機能の一部を移設して共同利用する方向で検討するという旨表明をされ、同月稲嶺知事に対しその旨をお伝えになったというふうに承知をいたしております。他方、稲嶺知事は、三月以降、この問題解決に向けて新たな組織体制を設置し、検……
○河野国務大臣 このたび外務大臣に就任をいたしました。佐々木委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 まず、沖縄に関する事項について申し述べます。 私は、新内閣の発足に伴い、十月二十二日、青木官房長官兼沖縄開発庁長官及び野中前官房長官兼沖縄開発庁長官とともに沖縄県に出張をいたしました。稲嶺知事を初めとする県内の方々との懇談では、米軍施設・区域に関する問題や、来年の九州・沖縄サミットに対する地元の方々のお考えを直接伺うことができました。 米軍施設・区域の問題に関しましては、我が国に存在する米軍施設・区域の多くが沖縄県に集中していることにより、沖縄県の方々が長年にわたり我が国の……
○河野国務大臣 上原先生御指摘の本事案につきましては、米軍嘉手納飛行クラブ所属のセスナ機ということでございまして、このセスナ機がエンジンの不調によって緊急着陸をした、こういうことでございます。
いずれにいたしましても、外務省といたしましては、米側からの通報がございましたが、その後直ちに、外務省から米側に対して、こういう事態は甚だ遺憾であるという旨を申し入れいたしたところでございます。そして、この件の原因の究明をできるだけ早くやるべしということを申し入れているところでございます。
【次の発言】 確かに、飛行機の事故というものはまことに大きな事故になるおそれなしとしないわけでございますから、こう……
○河野国務大臣 このたび外務大臣に就任をいたしました河野洋平でございます。井奥委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 私は、今日までの日本外交の成果を十分踏まえながら、その使命を全うすべく全力を尽くす決意でございます。 申し上げるまでもなく、日米関係は我が国の外交の基軸であります。これに加え、私は特に近隣諸国、すなわちロシア、中国、韓国、ASEAN諸国等との関係に心を砕いてまいります。また、アジア太平洋をめぐる地域協力や国連を初めとする取り組みへのより積極的な参画を通じ、我が国の安全と繁栄、ひいては国際社会全体の安定と発展の確保に向けて最大限努力をしてまいりたいと存じます。……
○河野国務大臣 どういう状況になっているかわかりませんが、少なくとも静かに暮らすことができるように願っております。
【次の発言】 下地議員が御指摘になったように、現在我が国を取り巻くアジアの情勢は、幾つかの問題点を抱えていると思います。そうした問題点をこれから我々は克服していかなければなりません。日ロ関係しかり、まあ言ってみれば日中関係も、もっと本当の日中関係というものを模索する必要もあると思います。さらに、一番大きな問題には朝鮮半島の問題があると思います。こうしたことを考えますと、我々は、この二十一世紀を見通しまして、一体どういう状況が出てくるかを相当真剣に考えなきゃならないと思います。
……
○河野国務大臣 ただいま議題となりました千九百九十九年の食糧援助規約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 この規約は、本年六月三十日に失効いたしました千九百九十五年の食糧援助規約にかわるものとして、本年四月にロンドンで開催された国際会議において作成されたものであります。 この規約は、世界の食糧安全保障に貢献すること及び開発途上国の食糧上の必要性に対応するための国際社会の能力を改善することを目的とするものであります。 我が国は、食糧援助規約を従来から締結してきており、我が国がこの規約を締結することは、開発途上国における食糧不足を緩和するための国際協力に貢……
○河野国務大臣 WTOに出席いたしましていろいろな感想がございますけれども、大事なことの一つは、市民社会がWTOに非常に関心を持って、積極的にこれに参加しようとされたということだと思うのです。これは突然のことではなくて、もう随分前から準備されて、したがって、シアトルには五万人以上のNGOが集まるだろうというようなことを予測されておりまして、現に恐らくそれに近い数の方々が集まられたと思います。 残念だったことは、非常に整然とアピールをなさったNGOもおりますけれども、一部少し暴力に走って秩序をめちゃめちゃにしてしまったという状況があったために、せっかくの市民社会のアピールというものが、当初予測……
○河野国務大臣 村山元総理を団長とする各党議員から成ります訪朝団がピョンヤンを訪れまして、先方と政党間の協議をされまして、出発前に村山団長は、この訪朝団の大事な仕事は政府間協議の環境をつくることだということを言っておられたことを考えれば、この訪朝団の先方との間に発出されました共同発表文は、まことに所期の目的を果たされたというふうに高く評価をいたしております。 私は、この共同発表の文章を受けまして、訪朝団の皆さんのお話も十分に伺いながら、我が国がこれからやらなければならない、あるいはやるべき作業に真剣に取り組みたい、こう考えております。
○河野国務大臣 先般、私はアメリカへ参りまして、アメリカの外務大臣に相当するオルブライト国務長官にお目にかかりました。今、日米外相会談を行えばこの問題に関心があるのは当然でございまして、二人でこの問題についても話をいたしました。 WTOの会議の前でございましたから、そう長時間というわけにはまいりませんが話をした際に、この問題については沖縄県知事から政府に対してお考えが提示されました、そして、その知事のお考えの中には、地元の、つまり県内移転という決断を知事はなさって、そして県内の候補地というものをお考えになっておられるので、今地元でさらに御相談、お打ち合わせがあるというのが現在の時点であります……
○河野国務大臣 しばしば申し上げておることでございますが、このたびの沖縄県知事によります県内移設についての御提言は、まさに、知事もおっしゃっておられますように、苦渋の決断でございましょう。我々は、そうした知事の苦渋の決断によって提言された幾つかの案、その中には普天間基地の移転候補地まで挙げておられるわけでありますが、それらにつきましても、まだ地元でのお話し合いが進んでいるわけでございますから、その地元でのさまざまなお話し合いもよくお伺いをする必要があるというふうに私は思います。 苦渋の決断に対して、アメリカが何年前にこう言っておるではないかというだけのことで、この苦渋の決断について我々が物を……
○河野国務大臣 安全保障委員会の開催に当たり、我が国の安全保障政策についての所信を申し述べさせていただきます。 現下の国際情勢は、複雑で多様な地域紛争の発生、大量破壊兵器などの拡散といった危険が存在するなど、依然として不透明、不確実な要素をはらんでおります。 このような状況のもと、日米安保体制は、我が国の安全保障にとって不可欠であるのみならず、アジア太平洋地域の平和と安定にとって必要なアメリカの存在と関与を確保する上で重要な役割を果たしてきており、その一層円滑で効果的な運用に努めていく必要があります。昨年、日米防衛協力のための指針関連法などが成立、承認されたことは極めて重要な成果でありまし……
○河野国務大臣 防衛庁長官と同じ意見でございます。
【次の発言】 国会のお許しを得まして十八日からワシントンへ参りまして、十八日にはホワイトハウスの大統領安全保障補佐官でございますバーガー氏、それから二十日にはオルブライト国務長官とそれぞれ会談をいたしてまいりました。もちろん、会談は、日米二国間関係だけにとどまらず、国際情勢かなり広範囲にわたるものでございましたけれども、とりわけ二国間関係におきましては、議員御指摘の問題についても取り上げた次第でございます。
私は、橋本・クリントン合意によりまして普天間飛行場の移転という問題が具体的な問題としてテーブルにのって、それ以来、政府としても鋭意努力……
○河野国務大臣 まず最初に申し上げておかなければいけないのは、都知事は都民の直接の選挙によって選ばれております。したがいまして、私がここで、都知事としてこういう発言をしたことがいいかどうかということについて言うことは、十分慎重でなければならないと思います。 ただしかし、その発言について外務大臣として申し上げれば、今議員からもお話がございましたように、この発言によって傷ついた方はおられると私は思います。そうした方々を含めて、近隣諸国からも非常に強い批判の声が上がり、今日の事態になっているわけでございまして、外務大臣としては極めて不適切な発言であり、極めて残念だと申し上げなければならないと思いま……
○河野国務大臣 少なくとも現時点では、米軍のこうした廃棄物については米軍において処理をするという考え方を我々としてはとっていってほしい、支持したいと思っております。
今下地議員のお話しになりました考え方は確かに一つのアイデアだと思いますが、少なくとも現時点におきましては、この種のものは米軍において責任を持って処理するということでやってきているわけでございますし、今、私どもは直ちにその方針を変えるという気持ちはございません。
議員の御提案は御提案として、私承っておきたいと思います。
【次の発言】 御指摘のとおりでございます。
普天間基地の移設、移転につきましては、サミット以前から普天間基地……
○河野国務大臣 村山談話でございますが、一九九五年に村山内閣で出されたものでございます。御承知のとおり、我が国としてこの戦後五十年という節目の年に総理大臣談話としてまとまった文書を出すことが適当だということから、内閣が協議の結果、村山総理大臣談話というものを出したわけでございます。 これはただ単なる談話ではなくて、閣議にも諮って出されたものでございますし、当時与党であった政党の幹部の皆さんにも御理解をいただいてつくり上げられたものでございますから、当時として、この村山談話というものは、我が国の政府におけるといいますか、我が国の歴史認識というものがここに書かれている、そう申し上げてよかろうと思……
○河野国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、所信を申し述べたいと存じます。 まず、沖縄に関する事項について申し述べます。 私は、外務大臣就任以来、これまで二度にわたり沖縄県を訪れました。米軍施設・区域の集中により、沖縄県の方々が我が国の平和と安全のために背負ってこられた多大な御負担については、その重みを痛切に感じております。このような沖縄県の皆様の御負担を軽減するために、私は、SACO、沖縄に関する特別行動委員会最終報告の着実な実施を図ることが最も重要であると認識しており、引き続き努力をしてまいりたいと存じます。 このうち、普天間飛行場の移設、返還問題につきましては……
○河野国務大臣 議員御指摘のとおり、ロシアの大統領選挙は、その投票日を目前にしているわけでございます。私どもといたしましても、エリツィン大統領の突然の辞任ということを受けまして、新しい後継者がこの選挙で決まるわけでございますが、新たな後継者が一体どういう考え方を持って今後政権を担当するかということには重大な関心を持つのは当然だと思います。 私どもといたしましては、他国の選挙でございますから、選挙の中に立ち入って、だれが強そうだとか弱そうだとか、だれが勝ちそうだとかということをあれこれ申し上げる立場ではございません。しかし、今、議員がおっしゃいましたように、昨今のロシアの選挙は大変透明度が高く……
○河野国務大臣 どうも、議員の御質問は、仮定の質問ではないと言いながら、もし中国が云々と。もし中国が云々というのはまさに仮定の質問でありますし、もし中国が云々、そしてその場合にはアメリカはこうであろうということも、これまた仮定の上の仮定を重ねて質問をしておられるように思うんです。 しかし、それはそれとして、全く一般論として、軍縮というのが我々の主張でありますから、お互いにそれぞれの塀を高く高くし合うということは決して好ましいことではない。塀を高くというか、攻撃力を高いレベルに持ち合うということは決して望ましいことではない。望ましいことではないと言うだけでは問題は解決しないわけでございますから……
○河野国務大臣 私は、かねてから、国会議員経験者が大使になるということがあってもちっともおかしくないというふうに思っておりました。ただ、恐らく議員の頭の中には、アメリカでは随分そういうことがあるではないかと。日本でも、マンスフィールド大使がおられましたし、またモンデール大使もそうでございました。そういうことを考えれば、日本でもそういう人がいてもおかしくないではないかということが議員の頭の中にあるいはおありかと思います。 ただ、いわゆるポリティカルアポインティーの制度というものは、そう一般的な制度ではない。アメリカは非常にこれを積極的にやっておられますけれども、世界的に見ますと、こういうことを……
○河野国務大臣 ただいま議題となりました国際原子力機関憲章第六条の改正の受諾について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 この改正は、平成十一年十月に、ウィーンで開催された国際原子力機関の総会において採択されたものであります。 この改正は、国際原子力機関の理事会において加盟国が公平に代表されることを確保するために理事国の数を増加するとともに、その地理的配分を変更することを目的とするものであります。 我が国がこの改正を受諾してその早期発効に寄与することは、同機関の運営の円滑化に貢献するとの見地から有意義であると認められます。 よって、ここに、この改正の受諾について御……
○河野国務大臣 今回の改正につきましては、今議員お話しのように、IOMの機構の簡素化と申しますか、速やかな意思決定が行えるようにするということが一つございます。さらには、分担金滞納国に対します措置、こういった点が今回の機構改革の中に盛り込まれているわけでございます。 御案内のとおり、今議員もお触れになりましたけれども、世界の難民の数が急増いたしておりまして、こうした難民の輸送のためのサービス、そういったものを一層効果的に提供することができるということが何より重要であろうと思っております。こうしたことを考えましてIOMは機構改革に着手をするわけでございまして、こうした機構改革は、私どもとしてぜ……
○河野国務大臣 小渕総理の突然の御病気ということで森新総理が誕生いたしました。森新総理もまた、小渕総理の気持ちを体して、その考え方を継承して、ひたむきに我が国が国際社会の中で信頼される国になるための努力を続けていかれる、こういうお気持ちでございます。 さらに、ことしは、九州・沖縄サミット、日本が、国際社会にしっかりとした我が国の姿勢を、また国際社会に貢献する姿を示す絶好の機会でもございます。時あたかもミレニアム、新しい千年紀が始まるこの年に当たって森総理を支えて日本外交を進める、この仕事はまことに責任の重いことでございます。微力でございますけれども、全力を挙げて総理を支え、日本外交を進めてま……
○河野国務大臣 私は、食べ物で何が好きかと言われれば、すしといつも答えておりますが、そのすしの中でもとろが好物でございます。
【次の発言】 今、議員が御指摘になりましたホンジュラスあるいはパナマ、こういったところが非常に問題のあるところでございますが、今日までのところ、パナマ、ホンジュラスが近くこの協定を締結するという情報には、残念ながら接しておりません。
【次の発言】 先ほどから議員お話しのように、水産資源と申しますか、とりわけマグロが注目を浴びているところでございますが、こうした水産資源をいかにして守るかということは、その水産資源に頼っている国あるいはその水産資源の大きな消費国、それからま……
○河野国務大臣 松本議員はILOの問題は御専門でございますし、かねてからこの問題に大変な深い御関心をお持ちでございます。 先ほどお話がございましたように、分科会でも御質問をいただいたことを私も記憶をいたしておりますが、ただいまの御質問は大変多岐にわたっておりまして、答弁漏れがあろうかと思いますが、その際はまたひとつ質問を改めてお願いをしたいということを前もって申し上げた上で、基本的な問題について幾つかまず申し上げたいと思います。 確かに議員が御指摘のとおり、現在、ILO条約百八十二本のうち、我が国がこれまで批准しているものは四十三本でございます。さらばあとのものはどうなっておるのかというこ……
○河野国務大臣 日米安保条約が効果的に運用されるためには、日本にある米軍の基地あるいはそれに付随するいろいろな施設、そういうものの利用もまたしっかりとできるようになっている必要があると思うのです。 しかし一方で、もう一つ考えなければならないことは、そうした米軍の人たちと日本人とがよき隣人としておつき合いができるということもまた重要だと思います。よき隣人政策なんということを我々考えて、米軍に対しても、周辺の住民との間の関係をできるだけよく保ってほしい、保つべきであるということを私どもは強く期待をし、そうしたことを時に申し上げているわけでありますが、これは同じように周辺の方々にも、米軍の人たちと……
○河野国務大臣 特許権の問題はかねてから指摘をされる方が大変多くて、この問題については、弁理士を初めとして多くの団体がこの特許権の整理と申しましょうか確立と申しますか、そういう点を指摘される方が非常に多うございました。 今議員がお話しのように、知的財産権あるいは知的所有権、この問題もまた同じでございまして、こうした知的所有権がきちんと確立をされる、あるいはこれを非常に重要な問題というふうに認識をするということは、今御指摘のとおり、例えば国際競争力という問題にも関連して非常に重要な問題だというふうに私は考えております。 ただ、議員が、この知的所有権についての我が国の取り組みがおくれているでは……
○河野国務大臣 ODA、すなわち政府開発援助についてのお尋ねでございますが、この政府開発援助は国際社会が非常に注目しているものでございます。これは先進国もそうでございますし、開発途上国あるいは最貧国の人たちも、政府開発援助が一体どういうふうに振り分けられるか、あるいはどのぐらいの額が予算化されているかということを、これはもう大変な関心を持って見ておられる。先進国は先進国で、日本が国際社会の中でどういう貢献をするだろうかという意味で、これまた注目をしておられると思います。 今議員お話しのように、政府開発援助をどういうふうに、例えばどこの国にどういう形で提供するかということについてでございますが……
○河野国務大臣 今、総理御答弁になりましたように、国際情勢というものを我々はどう見るかという点では、大変厳しいものがございます。そういう状況を踏まえて、これからいろいろ考えていかなければならない、そういうふうに私どもは思っているわけでございます。 今、議員お話しのように、私は先般、フォーリー在京アメリカ大使とお話を申し上げましたが、その際にもこの問題を取り上げたわけでございますし、日米間には御指摘のようにさまざまなレベルでさまざまなパイプがございまして、そのパイプを通して日本の状況等についてはしかるべく説明をし、日米間の意思の疎通というものを図っているところでございます。
○河野国務大臣 先般来お申し出がございまして、日米合同委員会におきましてそういう提言を私どもから正式にいたしました。その後、小委員会におきましても、本年一月、先月のことでございますけれども、再びこうした問題提起をいたしておりまして、米側と話し合いをいたしておるところでございます。 先方の考え方もございますし、我が方としては、かねてからお話しのように、今当分の間と言われていたものがこれだけ長期になってしまったわけでございますから、ここでもう話をきちっと進めたいと考えておるわけでございます。先方との話し合いがどういうふうに進みますか、ここでまだ申し上げられる段階ではございませんけれども、申し上げ……
○河野国務大臣 アメリカがヨーロッパに対して酒類販売の規制緩和を申し入れたという事実は、承知しておりません。
一方、ヨーロッパがいかなる規制をやっていたか。これは、ヨーロッパは必ずしも一つではないというふうにも思います。
【次の発言】 規制緩和とか構造改善というのは、一つの時代の要求というものがあるというふうに私どもも承知をしております。しかし、すべての規制緩和がそのまま一〇〇%、社会を支え、日本のよき伝統をそのまま支えることがいいかどうかという問題提起があれば、それは見直すべきところは見直すということも、また時に必要であろうというふうに私は考えております。
今議員がお話しになりました、規……
○河野国務大臣 政府といたしまして、九七年一月にナホトカ号油流出事故が起きました直後から、これはロンドンにございますが、国際油濁補償基金に対しまして、円滑かつ速やかな補償の実現を働きかけてまいりました。 こうした働きかけの結果、被害者からの請求額のうち、基金が最終的に応じることとなる額全体がいまだ未確定ではありますが、しかしながら、今までに確定した額のうち六〇%が既に暫定的に支払われております。被害者からの補償請求件数が、今先生おっしゃいましたように、大変多数に上っておるということもございまして、それらに対する個々の審査に時間を要している模様でありますが、被害者や関係自治体の要望にもおこたえ……
○河野国務大臣 この二種類のパンフレットは、それぞれ任意団体がおつくりになって、一方は外国向け、一方は国内向けということでつくられたと思います。本来からいえば、双方同じものがつくられるというのが常識的であろうと思いますけれども、しかし、それぞれPRの方法等を考えて、どこを強調するかということなどをお考えになってつくられたものだろうと思います。 これが公式の報告書その他であれば、これはもう大変な問題だと思いますけれども、任意団体が広告のためにつくられたということであるとすれば、これはどこまでが許されるものであるか私にもまだ詳細はよくわかりませんけれども、本来からいえば、同じものがつくられていれ……
○河野国務大臣 十八日に、私、アメリカへ参りましてバーガー大統領補佐官等と会談をいたしました際に、今お尋ねの件について、私の方から、沖縄の県民が負担してきた大変な御苦労、御苦心というものを考えれば、沖縄県知事あるいは名護の市長の今回の御決断というものを我々は重く受けとめる必要がありますと。そして、そういったことを閣議で、これを重く受けとめてアメリカとの話し合いの中で取り上げますということを私どもは相談をしていたわけです。 しかしいずれにせよ、日米間の話し合いの中では国際情勢その他を勘案して議論をしなければならないので、これは大変厳しい状況ではあるが、この問題については取り上げましょうというこ……
○河野国務大臣 菅議員からいろいろ中国、台湾について御発言がございましたが、我が国政府は日中共同声明の精神というものを踏まえてこの問題には対処しているわけでございまして、このことは我が国の政府が一貫してとっている態度でございますから、これについてあれこれおっしゃられても、それは従来どおりということで何の変更もないというふうに申し上げることが、外務省としては当然のことだというふうに考えております。 また、周辺事態法の問題は、周辺事態というのはあくまでもその事態に着目するのであって、その地域に着目をしているのではないということは、これまで法案審議で再三議論があったところでございまして、こうした問……
○河野国務大臣 外務省所管平成八年度決算につきまして御説明を申し上げます。 平成八年度外務省所管一般会計歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 歳出予算現額は八千八百六十二億四千九百七万円余でありまして、支出済み歳出額は七千五百五十九億五千八百五十二万円余、翌年度繰越額は一千二百五十二億六千六百八十一万円余、不用額は五十億二千三百七十二万円余でございます。 歳出予算現額の内訳は、歳出予算額七千七百十三億七千二百十八万円余、前年度繰越額一千百二十八億二百五十二万円余、予備費使用額二十億七千四百三十六万円余であります。 以上、平成八年度の外務省所管一般会計の決算につきまして、……
○河野国務大臣 平成十二年度外務省所管一般会計予算の概要について御説明申し上げます。 外務省予算の総額は七千七百三十七億千六百万円であり、これを平成十一年度予算と比較しますと百四十一億九千五百万円の増加であり、一・九%の伸びとなっております。 新千年紀の幕をあけた現在、民族、宗教といった帰属意識の相克を乗り越え、対話と協調により問題を解決していく国際社会の構築に向け、たゆみない努力が続けられなければなりません。また、国際社会の持続的な安定と繁栄のため、社会的公正の確保や、環境、貧困、社会的弱者への対応といった問題に対し、引き続き国際社会が一致協力して対応することが必要であります。こうした課……
○河野国務大臣 川内議員がかねてからこのドミニカの問題に大変誠意を持って取り組んでこられたということを私も伺っておりまして、心から敬意を表したいと思います。 世界各地にさまざまな問題がございます中で、そうした問題一つ一つを私どもも丁寧に検証しながら、確認しながら外交政策を展開する、あるいは外地で御苦労されておられる方々の問題解決のために努力をしていくということが重要でございますだけに、こうした問題に議員として取り組んでいてくださいますことを、お礼を申し上げたいと存じます。 私ども外務省担当者も、この問題にはかねてから当然のことながらフォローをいたしておりますし、それから、今回、私、外務大臣……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。