このページでは橋本龍太郎衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(橋本龍太郎君) 上田議員にお答えを申し上げます。 まず、日本のバブルの後遺症は解消されたのかという御質問をいただきました。 先ほど総理からも、また、宮澤財務大臣からも御説明がありましたように、よく言われます三つの過剰につきましても、総じて見るなら解消の方向に向かいつつあると考えておりますし、金融機関におきましても、不良債権に対する必要な手当てを行っており、金融機関の健全性につきましても、かつてのような問題があるわけではありません。 しかし、不良債権問題を抜本的に解決しなければならない、そして、その中において健全な中小企業などに対する金融の円滑化を図れるように一層の努力を必要と……
○国務大臣(橋本龍太郎君) 玄葉議員にお答えを申し上げます。 私には三点の御質問がありました。 まず第一に、地方分権推進委員会の第五次勧告についてのお尋ねがございました。 この勧告におきまして、直轄公共事業などの基準の明確化と範囲の見直しのほかに、公共事業の補助事業について国が箇所づけをしない、これを基本として、具体の事業箇所、内容について地方公共団体が主体的に定められるような仕組みとして、統合補助金を創設することなどが勧告されております。この勧告を最大限尊重した第二次地方分権推進計画に基づきまして、平成十二年度から統合補助金制度が初めて導入されるなど、地方分権推進委員会の第五次勧告は一……
○国務大臣(橋本龍太郎君) 瀬古議員にお答え申し上げます。 当時の国会答弁そのものにつきましての状況は、今、扇大臣からも答弁の中でお触れになりましたけれども、国鉄改革の中で大きな問題でありました雇用対策について、政府としても万全の措置を講ずる、その立場から御答弁を申し上げました。 そして、その立場から、実際に雇用対策として、いわゆる再就職促進法などに基づきまして、さまざまな職業訓練や、一人平均で延べ七十四回に及ぶ職業相談、延べ三十四回の職業あっせんを行い、地方自治体でありますとか民間企業への再就職対策を実施すると同時に、JR各社に対しても追加採用の実施を要請するなど、国鉄改革の前後を通じて……
○橋本国務大臣 中央省庁の再編に伴い、沖縄及び北方対策担当大臣を拝命し、あわせて北方対策本部長に就任いたしました橋本龍太郎でございます。新たな決意をもって沖縄をめぐる諸課題の解決及び北方領土問題の解決の促進に向けて努力してまいります。大木委員長を初め理事、委員各位の御指導、御鞭撻をお願い申し上げます。 まず、沖縄について所信の一端を申し述べます。 このたびの内閣府の発足に際しては、沖縄が抱える歴史的、地理的条件や米軍施設・区域の存在などの特殊事情にも留意しつつ、沖縄の新たな発展に向けての総合的な施策を推進することが国政上の重要課題であるとの認識のもと、沖縄対策の担当大臣が常設されるとともに……
○橋本国務大臣 今議員がお触れになりました県民大会のニュースを、私は、ちょうど四極通商代表会議、通産大臣としてロンドンで見ることになりました。 そして、前後の情報が全くないBBCの二番目のニュースとしてあの大会が報ぜられたとき、ちょうど休憩時間でありましたために、私以外の各国の代表もそのテレビを見ておりまして、会議を再開いたしました時点で、本当に反乱でも起こるんじゃないのかというぐらいの受け取りをされる、それほどショッキングな映像でございました。 そして、むしろあの画面を、あなた方は日本語がわからないからだけれども、反米とかそういう言葉は使われていなかった、非常に冷静な大会であったというこ……
○橋本国務大臣 ただいま議題となりました沖縄振興開発特別措置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 政府は、沖縄が本土に復帰して以来、沖縄振興開発特別措置法により、三次にわたり総合的な沖縄振興開発計画を策定し、及びこれに基づく事業を推進するなど特別の措置を講じ、もって、沖縄の振興開発を積極的に推進してきたところであります。 しかしながら、本土からの遠隔性、島嶼性等の不利性に加え、広大な米軍施設・区域の存在など本土とは異なる事情を抱え、沖縄の経済社会は依然として厳しい状況にあります。 このような中で、このたび、沖縄のリーディング産業である観光の振興に資……
○橋本国務大臣 このたび、行政改革担当大臣として、行政改革を推進するため行政各部の所管する事務の調整を担当することとなりました。内閣委員会の御審議に先立ち、所信の一端を申し上げます。 本年一月六日には、中央省庁の再編による新府省体制が発足いたしました。二十一世紀の我が国にふさわしい行政を構築する歴史的な改革でありますが、行政改革には、これで終わりということはありません。一府十二省体制の発足により、器の改革はできましたが、行政改革は始まりの終わりの段階を迎えたにすぎず、二十一世紀にふさわしいこの国の形を実現するためには、中央省庁等改革の趣旨を真に実効あるものとすること、言いかえれば、この新しい……
○橋本国務大臣 こちらこそ、どうぞお手やわらかによろしくお願いいたします。 今、この国の形というものをおまえはどう考えているのかというお尋ねをいただいたわけですが、まさに、その御質問に対して、総理のときに私はこのようにお答えをさせていただきました。 本当に、自立的な個人が自分の持つ夢というものに対して、それを実現させるために挑戦するチャンスがある、そしてそれが成功する機会がある。そうした創造性やチャレンジ精神をただ単に発揮するだけではなく、成功の可能性があるということが非常に大事なことだと考えております。そして、内外のさまざまな変動に機敏に柔軟に対応できるようにしなければいけない。同時に、……
○橋本国務大臣 昨日、今議員もお触れをいただきましたように、「公務員制度改革の大枠」を、私どもは、政府の新たな内閣府における調整システムを活用し、これを公表することにいたしました。 そして、その中におきまして、「中央人事行政機関等の役割の転換」という書き出しの部分に、組織や人事管理について各府省が主体的に責任を果たす体制をつくることなどに応じて、中央人事行政機関等の役割を、事前かつ個別詳細にチェックすることから、あらかじめ定めた明確な基準のもとでその遵守をチェックする、こういう方向に変わる。これに伴って、人事院については、人事管理に係る事前承認、協議制度を廃止することを基本とするとともに、組……
○橋本国務大臣 今公務員制度の全面的な見直しに取りかかっております立場から申しますと、私どもは、まず、いわゆる自分の出身省庁の権限とか予算を背負ったそうした天下りと言われるものは全面的に禁止をしたいと思っておりますし、これには刑罰規定もつけたいと思っておりますが、そのかわり、能力を活用されて民間から官に来られる方、この交流はできるだけむしろ緩やかにしていきたいと考えております。 しかし、今議員が御指摘になりましたような視点があることは私も否定をいたしません。そして、そういう意味ではむしろ公務員制度全体を考えていく中で対応を考えたい、そのように思いますが、逆に、実は今まで、私の経験にもあること……
○橋本国務大臣 私についてもお触れになりましたので、正確に申し上げておきたいと思いますが、私は三回、関連の会議に出ております。会議というより大会です。平成六年三月、当時、政調会長として中小企業総決起大会に私は出ております。通産大臣時代にKSD創立三十周年記念大会であいさつをしております。そして十年の二月、中小企業総決起大会で私はごあいさつをしております。 今、森総理の方からもお話がありましたけれども、私はもともと、職人国家、中小企業が技術を持ち、それによって日本は栄えてきた、そう言い続けてきました。そして、その技術の伝承が途絶えることを心配しておりました。ですから、そういった内容をその席でも……
○橋本国務大臣 大変広範囲な中から議論を組み立てられたわけでありますけれども、大変残念なことでありますが、国会議員がそのみずからの質問によって金品を得て処罰をされた、国会の歴史を振り返りますと、与野党ともにそうした事件に遭遇をしてまいりました。私は、本当にそういうことがあったことを残念だと思いますし、悲しく思いますけれども、これはまさに犯罪であり、それ以前に、政治家一人一人の心の持ち方の問題であろうと思います。たまたま議員は与党の質問権にこれを重ね合わせられましたが、過去、野党の質問の中でも同じようなことがありましたことは歴史上の事実であります。 その上で、私は、与党のメンバーであるかないか……
○橋本国務大臣 長い御答弁は避けたいと思いますけれども、実は、この問題は今までに何回か違った年代層で問題を起こしてまいりました。 当初、この二重国籍のお子さんたちに、我々が不用意に児童手当法、特別児童手当法に国籍要件を母親及び子供の双方に課しておりましたために、これが受給できないという失敗を犯したことが最初であります。その後、成人に達するにつれて、ベトナム戦争当時には徴兵の問題が再燃をいたしました。その当時とは、今問題の質は大きく変わっております。 そして、昨年の五月の十四日、森総理が沖縄を訪問されましたとき、政府の取り組みは御説明を申し上げたとおりでありました。そして、その中で触れました……
○橋本国務大臣 私は、議員が御指摘になられたその問題点を否定するものではありません。その上で、これは大変微妙な問題を含むのではないかと思います。そして、今議員が言われましたような基金というものが、例えば公益法人が行う一定の事業、これに着目して、その補助金などを原資として特別の基金を設ける、それによって事業の効率的な、あるいは安定的かつ円滑な運営に資する場合があることも間違いありません。 その上で、これはメリット、デメリットがあると思います。というのは、基金造成に対する補助を廃止して、議員が言われるような形で費用を補てんするという形になりました場合に、確かに、毎年の予算編成を通じて必要なお金を……
○橋本国務大臣 明日、私は久しぶりに北方領土の見える場所まで行こうと考えております。そして、北方対策担当大臣としての立場でこれを見るのは初めてでありますが、過去に何回か現地も踏んでまいりました。その上で、今だんだん関係者が寂しい思いをしておられるものをどうすれば熱意を持ち続けていただき、また一般の国民にも関心を持っていただけるのか、苦慮いたしております。 しかし、四島返還を求めるという日本政府の姿勢には、先ほど外務大臣から御答弁がありましたとおり、何ら揺らぎはございません。そして、もし現地でそうした点に御不安が出ておるようであれば、改めて私からもそうしたことを申し上げたいと思いますし、関係者……
○橋本国務大臣 海上保安庁の協力を得まして、領空すれすれまで進出をしながら、北方四島の現状を改めて自分の目で見直してみて、幾つかの点に対して今非常に強烈な思いを持っております。 そのまず第一は、このところしばらく続きましたメディアの報道によって、日本政府の外交方針が変わり、四島一括返還という方針がいつの間にか変えられてしまったのではないか、二島返還、あるいは二島返還先行ということに日本政府の態度が変化したのではないかという疑問を一様に関係者がお持ちであったことであります。 そして私は、これは明確に、我々はその姿勢を変えていない、四島一括返還という方針以外の方針を日本国政府が相手側に伝えたこ……
○橋本国務大臣 今議員から、アメリカの秘書制度についても言及をされながら、特に秘書会会長として御苦労になった当時を振り返られての話がございました。当時、超党派の秘書協議会の皆さんと政策担当秘書をつくるつくらないで議論をさせていただいたことを思い起こしております。 そして、これは本来、何といいましても国会でお決めになるべきことでありますし、また、秘書の給与に係る不正な取り扱いというものは、これは我々議員が毅然として対処する以外にないことでありますから、私がお答えをするのが適切かどうかわかりません。同時に、それぞれの国において、私はその制度というのはやはり異なるものがあると思います。 そして、……
○橋本国務大臣 冒頭私は、議員の障害者対策に対する非常に強い、御自身の障害を乗り越えて払ってこられた御努力に対して、敬意を表したいと思います。 日本の障害者対策、さまざまな分野がありましたけれども、それを束ねた形で初めての基本法が生まれましたのが昭和四十五年のことでありました。そして、心身障害児(者)対策基本法でありましたけれども、その心身という二文字についても、関係者の中で非常に争いが起きるぐらい、自分の障害が一番大変なんだというアピールの競争をしなければなかなか障害者対策に目が向かないという時期でありました。 その基本法を、自由民主党が野党のときに議員はこつこつと、当時の政権党の中をも……
○橋本国務大臣 よく、行革で一体どれぐらいのコストの削減が出るという御質問が出ます。そして、それを実際に定量的にお答えしようとすると、そのときの純減する職員の数ぐらいしか出てこないのが通例でありまして、むしろ、例えば独立行政法人等をとりましても、これがスタートをして中期計画の終わりの時点で、結果としてこれだけ達成したねということは言えましても、定量的に把握できる部分が非常に少ないというのが、行政改革がなかなか世間から御理解をいただけない一つの原因だと思います。 そうした中で、今回の場合、財政投融資の制度の改革により資金運用部への預託を廃止することから、資金運用部からの財政投融資に頼っていた機……
○橋本国務大臣 先般発表いたしましたのは、公務員制度改革の検討の参考にするために、一月の下旬から二月の中旬にかけまして、行政改革推進事務局が、各府省に勤務します若手の職員、あるいは一部民間の方々、さらに一部若くして公務員から去っていった職員、こうした方々を対象に、日ごろ感じている問題意識、あるいは公務員制度改革に期待することを忌憚なく述べてほしいということで行ったヒアリングでございます。 一部、私も一緒に同席して聞かせていただいた部分がありますが、細かい報告が必要ですか。(原口委員「概略でいいです」と呼ぶ)はい、わかりました。 一つは、ヒアリングをしてみますと、幾つかの共通点の中で、慢性的……
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